JP2016091770A - 車両用スイッチ装置 - Google Patents

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Hideo Takayanagi
英雄 高柳
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Abstract

【課題】小型化を図りつつ意図しない接点間の短絡を防止することができる車両用スイッチ装置を提供する。【解決手段】固定接点が形成された固定端子を有するケース1と、操作可能とされた操作部2と、操作部2に対する操作と連動可能な連動部3と、連動部3の移動に伴って固定接点と接触又は離間して任意に所定の電気回路を形成し得る可動接点が形成されたPO可動端子7、ON可動端子8とを具備し、操作部2の操作によって所定の電装部品を作動させ得る車両用スイッチ装置において、PO可動端子7及びON可動端子8は、連動部3の表面α側に形成された表面側可動接点(7a、8a)と、連動部3の裏面β側に形成された裏面側可動接点(7b、8b)と、これら表面側可動接点(7a、8a)及び裏面側可動接点(7b、8b)を電気的に接続可能な接続部(7c、8c)とを有するものである。【選択図】図2

Description

本発明は、車両に配設された所定の電装部品を任意に作動させ得る車両用スイッチ装置に関するものである。
二輪車等の車両には、通常、複数の電装部品が配設されるとともに、それら電装部品を任意に作動させるための車両用スイッチ装置が取り付けられている。従来の車両用スイッチ装置として、固定接点が形成されたケースと、該ケースに取り付けられ、操作可能とされた操作部と、ケース内に取り付けられ、操作部に対する操作と連動可能な連動部と、該連動部に形成されるとともに、当該連動部の移動に伴って固定接点と接触又は離間して任意に所定の電気回路を形成し得る可動接点が形成された可動端子とを具備し、操作部を操作することにより車両に配設された前照灯及びポジションランプを作動(点灯)させ得るものが挙げられる。なお、かかる先行技術は、文献公知発明に係るものでないため、記載すべき先行技術文献情報はない。
しかしながら、上記従来の車両用スイッチ装置においては、以下の如き問題があった。
近時においては、車両用スイッチ装置の小型化を図ることにより意匠性及び製造コストの向上を図ることが行われているが、小型化によって接点間の離間寸法を小さく設定せざるを得ず、雨水や可動接点の摺動粉が当該離間部に入り込んで意図せず短絡してしまう虞があった。特に、省電力化を図るべく前照灯やポジションランプをLEDとした場合、接点間に微小な電流が流れても当該LEDを点灯させ得ることから、意図せず点灯してしまう可能性が高くなってしまう。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、小型化を図りつつ意図しない接点間の短絡を防止することができる車両用スイッチ装置を提供することにある。
請求項1記載の発明は、固定接点が形成された固定端子を有するケースと、該ケースに取り付けられ、操作可能とされた操作部と、前記ケース内に取り付けられ、前記操作部に対する操作と連動可能な連動部と、該連動部に形成されるとともに、当該連動部の移動に伴って前記固定接点と接触又は離間して任意に所定の電気回路を形成し得る可動接点が形成された可動端子とを具備し、前記操作部を操作することにより車両に配設された所定の電装部品を作動させ得る車両用スイッチ装置において、前記可動端子は、前記連動部の表面側に形成された表面側可動接点と、当該連動部の裏面側に形成された裏面側可動接点と、これら表面側可動接点及び裏面側可動接点を電気的に接続可能な接続部とを有することを特徴とする。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の車両用スイッチ装置において、前記固定接点は、電源に接続された電源側固定接点と、複数の前記電装部品にそれぞれ接続された複数の負荷側固定接点とを有し、当該電源側固定接点が前記表面側可動接点と接触又は離間可能な位置に形成されるとともに、当該負荷側固定接点が前記裏面側可動接点と接触又は離間可能な位置に形成されたことを特徴とする。
請求項3記載の発明は、請求項1又は請求項2記載の車両用スイッチ装置において、前記操作部の操作により作動可能な電装部品を複数具備するとともに、前記可動端子は、当該電装部品に応じて複数形成されたことを特徴とする。
請求項4記載の発明は、請求項2又は請求項3記載の車両用スイッチ装置において、所定部位に電源側固定接点が形成された電源端子と、所定部位に負荷側固定接点が形成された負荷端子とを有するとともに、当該電源端子及び負荷端子を車体側から延設された配線に接続可能なカプラ部が形成され、当該カプラ部は、前記電源端子と負荷端子とを画成する画成部が形成されたことを特徴とする。
請求項5記載の発明は、請求項1〜4の何れか1つに記載の車両用スイッチ装置において、前記接続部は、一端が前記表面側可動接点、他端が裏面側可動接点にそれぞれ連結された導電性の弾性部材から成ることを特徴とする。
請求項6記載の発明は、請求項1〜5の何れか1つに記載の車両用スイッチ装置において、前記電装部品は、車両に配設されたLEDから成ることを特徴とする。
請求項1の発明によれば、可動端子は、連動部の表面側に形成された表面側可動接点と、当該連動部の裏面側に形成された裏面側可動接点と、これら表面側可動接点及び裏面側可動接点を電気的に接続可能な接続部とを有するので、小型化を図りつつ意図しない接点間の短絡を防止することができる。
請求項2の発明によれば、固定接点は、電源に接続された電源側固定接点と、複数の前記電装部品にそれぞれ接続された複数の負荷側固定接点とを有し、当該電源側固定接点が表面側可動接点と接触又は離間可能な位置に形成されるとともに、当該負荷側固定接点が裏面側可動接点と接触又は離間可能な位置に形成されたので、電源側固定接点と負荷側固定接点とをそれぞれ別の面に形成させることができ、意図しない接点間の短絡をより確実に防止することができる。
請求項3の発明によれば、操作部の操作により作動可能な電装部品を複数具備するとともに、可動端子は、当該電装部品に応じて複数形成されたので、意図しない接点間の短絡を防止しつつ複数の電装部品を同時又は選択的に作動させることができる。
請求項4の発明によれば、所定部位に電源側固定接点が形成された電源端子と、所定部位に負荷側固定接点が形成された負荷端子とを有するとともに、当該電源端子及び負荷端子を車体側から延設された配線に接続可能なカプラ部が形成され、当該カプラ部は、電源端子と負荷端子とを画成する画成部が形成されたので、意図しない接点間の短絡に加え、カプラ部における意図しない電源端子と負荷端子との短絡を防止することができる。
請求項5の発明によれば、接続部は、一端が表面側可動接点、他端が裏面側可動接点にそれぞれ連結された導電性の弾性部材から成るので、表面側可動接点と裏面側可動接点との電気的接続を良好に行わせつつ当該表面側可動接点及び裏面側可動接点の固定接点に対する接触圧を確保することができる。
請求項6の発明によれば、電装部品は、車両に配設されたLEDから成るので、接点間に微小な電流が流れても点灯するLEDに適用しても、小型化を図りつつ意図しない接点間の短絡を防止することができる。
本発明の実施形態に係る車両用スイッチ装置(操作部がオフ位置)の外観を示す3面図 図1におけるII−II線断面図 図1におけるIII−III線断面図 図1におけるIV−IV線断面図 図1におけるV−V線断面図 図1におけるVI方向矢視図 同車両用スイッチ装置(操作部がオフ位置)における連動部とPO負荷端子及びON負荷端子との位置関係を示す正面図及び側面図 同車両用スイッチ装置(操作部がオフ位置)における可動端子と固定端子との位置関係を示す図であって(a)正面図(b)側面図 本発明の実施形態に係る車両用スイッチ装置(操作部がPO位置)の外観を示す正面図 図9におけるX−X線断面図 図9におけるXI−XI線断面図 図9におけるXII−XII線断面図 同車両用スイッチ装置(操作部がPO位置)における連動部とPO負荷端子及びON負荷端子との位置関係を示す正面図及び側面図 同車両用スイッチ装置(操作部がPO位置)における可動端子と固定端子との位置関係を示す図であって(a)正面図(b)側面図 本発明の実施形態に係る車両用スイッチ装置(操作部がON位置)の外観を示す正面図 図15におけるXVI−XVI線断面図 図15におけるXVII−XVII線断面図 図15におけるXVIII−XVIII線断面図 同車両用スイッチ装置(操作部がON位置)における連動部とPO負荷端子及びON負荷端子との位置関係を示す正面図及び側面図 同車両用スイッチ装置(操作部がON位置)における可動端子と固定端子との位置関係を示す図であって(a)正面図(b)側面図
以下、本発明の実施形態について図面を参照しながら具体的に説明する。
本実施形態に係る車両用スイッチ装置は、二輪車等の車両に配設された所定の電装部品を任意に作動させ得るもので、図1〜8に示すように、ケース1と、操作部2と、連動部3と、固定端子(電源端子4、PO負荷端子5及びON負荷端子6)と、可動端子(PO可動端子7及びON可動端子8)とを有して構成されている。また、本実施形態に係る車両用スイッチ装置は、車両に配設された前照灯及びポジションランプから成る複数の電装部品を任選択的に作動させて点灯させ得るものとされており、これら前照灯及びポジションランプは、LED(発光ダイオード)にて構成されている。
ケース1は、固定接点が形成された固定端子(電源端子4、PO負荷端子5及びON負荷端子6)を有するもので、樹脂製部材から成る。電源端子4は、所定部位に電源側固定接点(4a、4b)が形成された導電性材料から成り、車両に搭載されたバッテリ等の電源に電気的に接続される。PO負荷端子5は、所定位置にPO負荷側固定接点5aが形成された導電性材料から成り、車両に搭載されたポジション(電装部品)に電気的に接続される。ON負荷端子6は、所定位置にON負荷側固定接点6aが形成された導電性材料から成り、車両に搭載された前照灯(電装部品)に電気的に接続される。
ケース1の所定部位には、電源端子4及び2つの負荷端子(PO負荷端子5及びON負荷端子6)を車体側から延設された配線に接続可能なカプラ部1aが形成されており、当該カプラ部1aは、図5、6に示すように、電源端子4と2つの負荷端子(PO負荷端子5及びON負荷端子6)とを画成(区分け)する画成部1aaが形成されている。この画成部1aaは、カプラ部1aに一体形成された壁部から成り、電源端子4と2つの負荷端子(PO負荷端子5及びON負荷端子6)との間に位置することで、互いに電気的な接続が遮蔽されている。
操作部2は、ケース1に取り付けられ、運転者が指で摘まんで揺動操作可能とされたもので、オフ位置、PO位置及びON位置の間を移動可能とされたものである。すなわち、操作部2がオフ位置にあるとき、ポジションランプ及び前照灯がオフ状態とされるとともに、PO位置にあるとき、ポジションランプのみを作動させて点灯させ、ON位置にあるとき、ポジションランプ及び前照灯の両方を作動させて点灯させ得るよう構成されている。なお、図中符号9は、ケース1上に取り付けられたカバー部を示しており、当該カバー部9に形成された挿通孔9aから操作部2が突出形成されている。
連動部3は、ケース1内に回動可能に取り付けられるとともに、操作部2に対する揺動操作と連動可能な樹脂製部材から成る。なお、本実施形態においては、連動部3と操作部2とが一体形成されているが、別部品を組み付けたものとしてもよい。かかる連動部3の所定部位には、表面αから裏面βまで貫通した取付孔(3a、3b)がそれぞれ形成されている。
PO可動端子7は、連動部3の取付孔3a内に形成されるとともに、当該連動部3の移動に伴って固定接点(電源側固定接点4a及びPO負荷側固定接点5a)と接触又は離間して任意に所定の電気回路を形成し得る可動接点(7a、7b)を有したものである。かかるPO可動端子7は、図2、4に示すように、連動部3の表面α側に形成された表面側可動接点7aと、当該連動部3の裏面β側に形成された裏面側可動接点7bと、これら表面側可動接点7a及び裏面側可動接点7bを電気的に接続可能な接続部7cとを有するとともに、取付孔3aに挿通して組み付けられている。
接続部7cは、一端が表面側可動接点7a、他端が裏面側可動接点7bにそれぞれ連結された導電性の弾性部材から成り、本実施形態においては導電性材料から成るコイルスプリングとされている。これにより、表面側可動接点7a及び裏面側可動接点7bは、互いに電気的に接続されるとともに、接続部7cの弾力によってそれぞれ取付孔3aに出没自在とされている。なお、接続部7cは、導電性の弾性部材から成るものであれば、他の弾性部材(例えば板バネ等)であってもよい。
ON可動端子8は、連動部3の取付孔3b内に形成されるとともに、当該連動部3の移動に伴って固定接点(電源側固定接点4b及びON負荷側固定接点6a)と接触又は離間して任意に所定の電気回路を形成し得る可動接点(8a、8b)を有したものである。かかるON可動端子8は、図2、3に示すように、連動部3の表面α側に形成された表面側可動接点8aと、当該連動部3の裏面β側に形成された裏面側可動接点8bと、これら表面側可動接点8a及び裏面側可動接点8bを電気的に接続可能な接続部8cとを有するとともに、取付孔3bに挿通して組み付けられている。
接続部8cは、一端が表面側可動接点8a、他端が裏面側可動接点8bにそれぞれ連結された導電性の弾性部材から成り、本実施形態においては導電性材料から成るコイルスプリングとされている。これにより、表面側可動接点8a及び裏面側可動接点8bは、互いに電気的に接続されるとともに、接続部8cの弾力によってそれぞれ取付孔3bに出没自在とされている。なお、接続部8cは、導電性の弾性部材から成るものであれば、他の弾性部材(例えば板バネ等)であってもよい。
さらに、本実施形態に係る車両用スイッチ装置は、電源側固定接点(4a、4b)が表面側可動接点(7a、8a)と接触又は離間可能な位置(すなわち、ケース1における連動部3の表面αと対峙する部位)に形成されるとともに、PO負荷側固定接点5a及びON負荷側固定接点6aが裏面側可動接点(7b、8b)と接触又は離間可能な位置(すなわち、ケース1における連動部3の裏面βと対峙する部位)に形成されている。
ここで、本実施形態に係る車両用スイッチ装置は、可動接点(表面側可動接点(7a、8a)及び裏面側可動接点(7b、8b))が固定接点(電源側固定接点(4a、4b)、PO負荷側固定接点5a及びON負荷側固定接点6a)と離間する位置にあるとき、その可動接点を取付孔(3a、3b)内に没入させつつ当該取付孔(3a、3b)の開口を閉塞し得る閉塞部10を有している。
閉塞部10は、図2〜4に示すように、ケース1に一体形成された複数の凸部から成り、可動接点(表面側可動接点(7a、8a)及び裏面側可動接点(7b、8b))が閉塞部10の形成位置に至ると、その閉塞部10で押圧され、接続部(7c、8c)の付勢力に抗して取付孔(3a、3b)内に没入し得るとともに、取付孔(3a、3b)は、可動接点(表面側可動接点(7a、8a)及び裏面側可動接点(7b、8b))が没入された状態において、閉塞部10にて開口が閉塞されるようになっている。
また、本実施形態に係る連動部3は、図7に示すように、取付孔(3a、3b)の開口を含みつつ所定範囲に亘って弧状の溝形状(3c、3d)がそれぞれ形成されるとともに、操作部2の操作により連動部3が移動する際、閉塞部10(凸部)を当該溝形状(3c、3d)内で摺動させ、取付孔(3a、3b)の位置にて当該取付孔(3a、3b)の開口を閉塞し得るよう構成されている。なお、図7においては、連動部3の裏面β側を図示しているが、当該連動部3の表面α側にも、同様の溝形状(3c、3d)を形成してもよい。
しかして、操作部2がオフ位置にあるとき、図8に示すように、表面側可動接点8a及び裏面側可動接点(7b、8b)は、電源側固定接点(4a、4b)、PO負荷側固定接点5a及びON負荷側固定接点6aと離間した位置(接触しない位置)にあり、閉塞部10によって取付孔(3a、3b)内にそれぞれ没入した状態とされている。なお、本実施形態においては、レイアウトの都合上、操作部2がオフ位置にあるとき、表面側可動接点7aを取付孔3a内に没入させるための閉塞部10が形成されていないが、かかる表面側可動接点7aを取付孔3a内に没入させて当該取付孔3aの開口を塞ぐための閉塞部を形成するのが好ましい。
そして、操作部2をオフ位置(図1参照)からPO位置(図9参照)まで揺動操作すると、連動部3が連動し、図13、14に示すように、PO可動端子7が電源側固定接点4aとPO負荷側固定接点5aの間を電気的に接続するとともに、ON可動端子8は、電源側固定接点4a及びON負荷側固定接点6aとの離間状態が保持される。すなわち、操作部2がPO位置まで揺動操作されると、図10、12に示すように、PO可動端子7における表面側可動接点7a及び裏面側可動接点7bがそれぞれ電源側固定接点4a及びPO負荷側固定接点5aと接触することとなり、車両に搭載されたポジションランプを点灯させるのである。
一方、操作部2がPO位置にあるとき、図10、11に示すように、ON可動端子8の表面側可動端子8a及び裏面側可動接点8bは、電源側固定接点4a及びON負荷側固定接点6aと離間した位置(接触しない位置)とされるとともに、閉塞部10にてそれぞれ押圧され、取付孔3b内に没入状態とされている。このとき、ON可動端子8の表面側可動端子8a及び裏面側可動接点8bを没入状態とした閉塞部10は、取付孔3bの開口を閉塞することとなる。
さらに、操作部2をPO位置(図2参照)からON位置(図15参照)まで揺動操作すると、連動部3が連動し、図19、20に示すように、PO可動端子7が電源側固定接点4aとPO負荷側固定接点5aの間を電気的に接続するとともに、ON可動端子8が電源側固定接点4bとON負荷側固定接点6aの間を電気的に接続する。すなわち、操作部2がON位置まで揺動操作されると、図16、18に示すように、PO可動端子7における表面側可動接点7a及び裏面側可動接点7bがそれぞれ電源側固定接点4a及びPO負荷側固定接点5aと接触することとなり、車両に搭載されたポジションランプを点灯させるのである。
一方、操作部2がON位置にあるとき、図16、17に示すように、ON可動端子8の表面側可動端子8a及び裏面側可動接点8bは、電源側固定接点4a及びON負荷側固定接点6aとそれぞれ接触し、車両に搭載された前照灯を点灯させる。したがって、操作部2をON位置まで揺動操作することにより、車両に搭載されたポジションランプ及び前照灯の両方を点灯させることとなる。
上記実施形態によれば、可動端子(PO可動端子7及びON可動端子8)は、連動部3の表面α側に形成された表面側可動接点(7a、8a)と、当該連動部3の裏面β側に形成された裏面側可動接点(7b、8b)と、これら表面側可動接点(7a、8a)及び裏面側可動接点(7b、8b)を電気的に接続可能な接続部(7c、8c)とを有するので、表面側可動接点(7a、8a)と表面側可動接点(7a、8a)との間の離間寸法を連動部3の厚さ寸法(表面αと裏面βとの間の寸法)に設定することができ、小型化を図りつつ意図しない接点間の短絡を防止することができる。
また、本実施形態に係る固定接点は、電源に接続された電源側固定接点(4a、4b)と、複数の電装部品(本実施形態においては前照灯及びポジションランプ)にそれぞれ接続された複数の負荷側固定接点(PO負荷側固定接点5a及びON負荷側固定接点6a)とを有し、当該電源側固定接点(4a、4b)が表面側可動接点(7a、8a)と接触又は離間可能な位置に形成されるとともに、当該PO負荷側固定接点5a及びON負荷側固定接点6aが裏面側可動接点(7b、8b)と接触又は離間可能な位置に形成されたので、電源側固定接点(4a、4b)とO負荷側固定接点5a及びON負荷側固定接点6aとをそれぞれ別の面に形成させることができ、意図しない接点間の短絡をより確実に防止することができる。
さらに、本実施形態によれば、操作部2の操作により作動可能な電装部品を複数(前照灯及びポジションランプ)具備するとともに、可動端子は、当該電装部品に応じて複数形成(PO可動端子7及びON可動端子8)されたので、意図しない接点間の短絡を防止しつつ複数の電装部品を同時又は選択的に作動させることができる。なお、本実施形態においては、操作部2の操作により作動可能な電装部品として、前照灯及びポジションランプとされているが、これに代えて或いは加えて、車両に配設された他の電装部品としてもよい。
またさらに、本実施形態によれば、所定部位に電源側固定接点(4a、4b)が形成された電源端子4と、所定部位に負荷側固定接点(PO負荷側固定接点5a及びON負荷側固定接点6a)が形成された負荷端子(PO負荷端子5及びON負荷端子6)とを有するとともに、当該電源端子4及び負荷端子(PO負荷端子5及びON負荷端子6)を車体側から延設された配線に接続可能なカプラ部1aが形成され、当該カプラ部1aは、電源端子4と負荷端子(PO負荷端子5及びON負荷端子6)とを画成する画成部1aaが形成されたので、意図しない接点間の短絡に加え、カプラ部1aにおける意図しない電源端子4と負荷端子(PO負荷端子5及びON負荷端子6)との短絡を防止することができる。
また、本実施形態に係るPO可動端子7及びON可動端子8における接続部(7c、8c)は、一端が表面側可動接点(7a、8a)、他端が裏面側可動接点(7b、8b)にそれぞれ連結された導電性の弾性部材から成るので、表面側可動接点(7a、8a)と裏面側可動接点(7b、8b)との電気的接続を良好に行わせつつ当該表面側可動接点(7a、8a)及び裏面側可動接点(7b、8b)の固定接点に対する接触圧を確保することができる。また、接続部(7c、8c)の弾力によって、可動端子(PO可動端子7及びON可動端子8)を円滑に移動させて表面側可動接点(7a、8a)及び裏面側可動接点(7b、8b)を固定接点に対して円滑に接触又は離間させることができる。さらに、本実施形態に適用される電装部品は、車両に配設されたLEDから成るので、接点間に微小な電流が流れても点灯するLEDに適用しても、小型化を図りつつ意図しない接点間の短絡を防止することができる。
加えて、本実施形態によれば、PO可動端子7及びON可動端子8の可動接点(表面側可動接点(7a、8a)及び裏面側可動接点(7b、8b))は、連動部3に形成された取付孔(3a、3b)に出没自在に取り付けられるとともに、これらPO可動端子7及びON可動端子8が固定接点(電源側固定接点(4a、4b)、PO負荷側固定接点5a及びON負荷側固定接点5b)と離間する位置にあるとき、その可動接点を取付孔(3a、3b)内に没入させつつ当該取付孔(3a、3b)の開口を閉塞し得る閉塞部10を有するので、小型化を図りつつ意図しない接点間の短絡を防止することができる。
また、本実施形態に係る閉塞部10は、ケース1に形成された凸部から成るので、可動接点(表面側可動接点(7a、8a)及び裏面側可動接点(7b、8b))が固定接点(電源側固定接点(4a、4b)、PO負荷側固定接点5a及びON負荷側固定接点5b)と離間する位置にあるとき、その可動接点を取付孔(3a、3b)内に確実に没入させることができ、当該取付孔(3a、3b)の開口を確実に閉塞することができる。
さらに、本実施形態に係る連動部3は、取付孔(3a、3b)の開口を含みつつ所定範囲に亘って溝形状(3c、3d)が形成されるとともに、操作部2の操作により連動部3が移動する際、閉塞部10(凸部)を当該溝形状(3c、3d)内で摺動させ、取付孔(3a、3b)の位置にて当該取付孔(3a、3b)の開口を閉塞し得るので、操作部2の操作に伴って閉塞部10としての凸部を溝形状(3c、3d)にて案内させることができ、可動接点を取付孔(3a、3b)内により確実に没入させることができ、当該取付孔(3a、3b)の開口をより確実に閉塞することができる。
以上、本実施形態について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば可動端子が1つ或いは3つ以上形成されたものであってもよく、この場合、操作部2の操作によって作動可能な電装部品が1つ或いは3つ以上であってもよい。また、本実施形態においては、LED(発光ダイオード)から成る前照灯及びポジションランプを作動(点灯)可能とされているが、LEDとは異なる発光手段を作動(点灯)させるものであってもよく、フラッシャ等、前照灯やポジションランプとは異なる発光手段を作動(点灯)させるものであってもよい。なお、本実施形態においては、二輪車に適用されているが、他の車両に適用してもよい。
連動部の表面側に形成された表面側可動接点と、当該連動部の裏面側に形成された裏面側可動接点と、これら表面側可動接点及び裏面側可動接点を電気的に接続可能な接続部とを有する可動端子を具備した車両用スイッチ装置であれば、外観形状が異なるもの或いは他の機能が付加されたもの等にも適用することができる。
1 ケース
1a カプラ部
1aa 画成部
2 操作部
3 連動部
3a、3b 取付孔
3c、3d 溝形状
4 電源端子
4a、4b 電源側固定接点
5 PO負荷端子
5a PO負荷側固定接点
6 ON負荷端子
6a ON負荷側固定接点
7 PO可動端子
7a 表面側可動接点
7b 裏面側可動接点
8 ON可動端子
8a 表面側可動接点
8b 裏面側可動接点
9 カバー部
10 閉塞部(凸部)

Claims (6)

  1. 固定接点が形成された固定端子を有するケースと、
    該ケースに取り付けられ、操作可能とされた操作部と、
    前記ケース内に取り付けられ、前記操作部に対する操作と連動可能な連動部と、
    該連動部に形成されるとともに、当該連動部の移動に伴って前記固定接点と接触又は離間して任意に所定の電気回路を形成し得る可動接点が形成された可動端子と、
    を具備し、前記操作部を操作することにより車両に配設された所定の電装部品を作動させ得る車両用スイッチ装置において、
    前記可動端子は、前記連動部の表面側に形成された表面側可動接点と、当該連動部の裏面側に形成された裏面側可動接点と、これら表面側可動接点及び裏面側可動接点を電気的に接続可能な接続部とを有することを特徴とする車両用スイッチ装置。
  2. 前記固定接点は、電源に接続された電源側固定接点と、複数の前記電装部品にそれぞれ接続された複数の負荷側固定接点とを有し、当該電源側固定接点が前記表面側可動接点と接触又は離間可能な位置に形成されるとともに、当該負荷側固定接点が前記裏面側可動接点と接触又は離間可能な位置に形成されたことを特徴とする請求項1記載の車両用スイッチ装置。
  3. 前記操作部の操作により作動可能な電装部品を複数具備するとともに、前記可動端子は、当該電装部品に応じて複数形成されたことを特徴とする請求項1又は請求項2記載の車両用スイッチ装置。
  4. 所定部位に電源側固定接点が形成された電源端子と、所定部位に負荷側固定接点が形成された負荷端子とを有するとともに、当該電源端子及び負荷端子を車体側から延設された配線に接続可能なカプラ部が形成され、当該カプラ部は、前記電源端子と負荷端子とを画成する画成部が形成されたことを特徴とする請求項2又は請求項3記載の車両用スイッチ装置。
  5. 前記接続部は、一端が前記表面側可動接点、他端が裏面側可動接点にそれぞれ連結された導電性の弾性部材から成ることを特徴とする請求項1〜4の何れか1つに記載の車両用スイッチ装置。
  6. 前記電装部品は、車両に配設されたLEDから成ることを特徴とする請求項1〜5の何れか1つに記載の車両用スイッチ装置。
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