JP2016091396A - 自動両替装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】1台の装置本体で外貨と内貨との双方向の両替を可能にする。
【解決手段】装置本体1内に複数種の通貨のそれぞれに対応する紙幣組22が収容されている外貨パック21及び内貨の貨幣が収容されており、タッチパネル5には各種情報が表示されている。タッチパネル5を操作して内貨を外貨に両替する内外両替を選択した場合、対応する通貨の外貨バック21を、投入した内貨の購入金額に応じて払い出す。又タッチパネル5を操作して外貨を内貨に両替する外内両替を選択した場合、投入された外貨紙幣に対応する内貨の払出しを行う。
【選択図】図1

Description

本発明は、内貨から複数種の外貨のうち選択された外貨へ両替する内外両替と、複数種の通貨から1つの通貨を選択して内貨へ両替する外内両替とが可能な自動両替装置に関する。
従来、日本円を外貨に両替する内外両替、或いは外貨を日本円に両替する外内両替の業務は銀行等の金融機関の外国為替窓口において行われ、その際、購入者の求めに応じ、例えば日本円を米ドル等の外貨紙幣と両替し、或いは米ドル等の外貨を日本円に両替する取引が行われる。この場合、予め複数種類の紙幣($1,$10,$50等)を所定の組み合わせで複数枚ずつ束ねた紙幣組を外貨パックとして用意しておき、窓口に訪れた利用者に対して為替レートに基づいて計算された金額に所定の手数料を加えた額で取引を行う場合もある。
一方、最近では、例えば特許文献1(特開2006−244257号公報)に開示されているような、利用者が自ら操作して日本円等を外貨に両替することのできる外貨両替装置を、空港やホテル等のロビーに設置する金融機関も多くなって来ている。この文献に開示されている外貨両替機は、モニタに表示された複数の通貨毎の外貨パック選択画面から所望の外貨パックとその数量を選択すると、モニター上に購入金額が表示される。そして、利用者が確認ボタンをタッチすると、個人情報の入力画面が表示され、個人情報を所定に入力して、確認ボタンをタッチすると、計算書が所定に印字された帳票が排出された後、紙幣投入案内が表示され、表示内容に従って紙幣を投入すると、入金金額と為替レートに従って計算された外貨パックの合計円貨額、及びその差額が表示され、利用者がこれを、確認ボタンをタッチして確認すると、パック取り出し口に外貨パックが払出され、又、紙幣出入口、貨幣取出口に釣銭が払出される。
特開2006−244257号公報
ところで、利用者は日本円を外貨に両替する者ばかりでなく、帰国した日本人が外貨を日本円に両替する場合もある。そのため、空港やホテル等のロビーには、日本円を外貨に両替する外貨両替装置に加え、外貨を日本円に両替する両替装置を併設している場合が多い。
しかし、金融機関が空港やホテル等に、外貨を日本円に両替する外貨両替機と外貨を日本円に両替する両替機とを個別に設置することは、設備費が嵩み、コスト高となるばかりでなく、空港やホテルのロビーに設置スペースを確保することが困難となる場合もある。
従って、本発明の目的は、設備費が安価で、コスト低減を図ることができると共に、1台の設置スペースで、外貨と内貨との双方向の両替が可能で、設置場所の省スペース化を実現することのできる自動両替装置を提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明の第1は、内貨から複数種の外貨のうち選択された外貨へ両替する内外両替と、複数種の通貨から1つの通貨を選択して内貨へ両替する外内両替とが可能な自動両替装置において、装置本体内に、前記複数種の通貨のそれぞれに対応する外貨紙幣を所定枚数ずつ有してなる紙幣組と該紙幣組の明細が記載されている明細票とが収容されている外貨パック及び前記内貨の貨幣が収容されており、各種選択画面、換金レート、外貨パックの内容、必要な入金額を含む各種情報を表示すると共に操作者が入力する入力部を有する表示入力手段と、前記入力手段を介して通貨の両替が内外両替か外内両替かを前記操作部からの入力により選択させる両替方向選択手段と、前記両替方向選択手段で内外両替を選択したと判定した場合、両替可能な通貨を収容する複数種類の外貨パックのうち、どの通貨に両替するかを選択させる外貨パック選択手段と、投入された通貨の種類及び金額を判別する判別手段と、前記両替方向選択手段で前記内外両替を選択したと判定した場合、選択された外貨に対応する前記外貨パックを投入された前記通貨に対応して払出す外貨パック払出し手段と、前記両替方向選択手段で前記外内両替を選択したと判定した場合、投入された前記外貨に対応する内貨の払出しを行う内貨払出し手段とを備え、前記両替方向選択手段において前記内外両替が選択され、前記外貨パック選択手段により対応する外貨を収容する外貨パックが選択された際、投入された金額を前記判別手段によって判別し、選択された外貨パックの料金を満たしたときに、前記外貨パック払出し手段により対応する外貨パックを払出し、前記両替方向選択手段において前記外内両替が選択され、前記入金手段によって外貨が入金され、前記判別手段によって投入金額が判別された場合、前記内貨払出し手段によって、前記外貨の投入金額に相当する内貨を払出すように構成されていることを特徴とする。
上記発明では、1台の自動両替装置に複数種の通貨のそれぞれに対応する外貨紙幣を所定枚数ずつ有してなる紙幣組が収容されている外貨パックと内貨の貨幣とを収容し、操作者の操作により内貨から複数種の外貨のうち選択された外貨へ両替する内外両替と、複数種の通貨から1つの通貨を選択して内貨へ両替する外内両替との双方を選択できるようにしたので、設備費が安価となりコスト低減を図ることができると共に、設置場所の省スペース化を実現することができる。
本発明の第2は、前記外貨パックの前記明細票には、金種毎の紙幣の枚数と、合計金額と、各紙幣に記載された記番号の画像及び/又は該画像から読み取った記番号情報と、端末機で撮影することにより、ネットワークを介して販売元のウェブサイトにアクセス可能なURL情報を含む二次元コードとが記載されていることを特徴とする。
上記発明では、外貨パックに収容されている明細票に、外貨パックに収容されている紙幣組に関する各種情報、及び販売元のウェブサイトにアクセス可能な二次元コードが記載されているので、購入者は、購入した紙幣組の内訳及び内容を、明細票と販売元のウェブサイトとの双方から確認することができる。
本発明の第3は、前記各紙幣の記番号は、前記販売元のサーバに備えられているデータベースに記憶されており、前記端末機から前記販売元のウェブサイトにアクセスして前記記番号を入力することにより、前記端末機に備えられている表示部に、前記紙幣パックの作成日及び該記番号を有する紙幣が真券であることを示す証明書が表示可能であることを特徴とする。
上記発明では、貨幣パックの購入者が端末機から販売元のウエブサイトにアクセスして、当該紙幣の記番号を照会することで、購入した紙幣組が真正であることの証明を容易且つ迅速に取得することができる。例えば、スマートホンなどの無線端末に鑑定書(Certificate)をダウンロードして表示し、必要があれば、赤外線送信で受信装置を備えたプリンターにデータ送信して印刷することができる。
本発明の第4は、前記外貨パックは、縦、横及び厚さが一定の箱型ケースに所定の通貨の紙幣組が収容されたものからなり、前記外貨パック払出し手段は、装置前面に向けて、下端を前方へ、上端を後方へ斜めに傾斜させた状態で前記外貨パックを積層載置するパック収容部と、該パック収容部の前端部に設けられ、所定の操作によって、先頭の外貨パックを1個ずつ払出し口に供給する切り出し装置と、前記パック収容部に積層載置された外貨パックの最後尾のものを押圧して、前記外貨パックを前記切り出し装置に供給する押圧装置と、前記先頭の外貨パックの位置を検出して、前記押圧装置の押圧力を制御する制御手段とを有することを特徴とする。
上記発明は、所定サイズの箱型ケースに所定の通貨の紙幣組を収容する外貨パックを、パック収容部に対し、装置前面に向けて、下端を前方へ、上端を後方へ斜めに傾斜させた状態で積層載置し、パック収容部の前端部に設けた切り出し装置によって先頭の外貨パックを1個ずつ払出し口に供給する。そして、押圧装置により積層載置されている外貨パックの最後尾を押圧して、各外貨パックを切り出された分だけ順送りさせ、その際、制御手段により先頭の外貨パックの位置を検出して押圧装置の押圧力を制御する。その結果、外貨パックを1個ずつ確実に払出すことができる。
本発明の第5は、前記パック収容部は、両替する通貨に対応する分だけ備えられて、上下に複数段で配置され、前記各パック収容部に異なる通貨の外貨パックが収容されており、上方のパック収容部に収容された外貨パックが前記切り出し装置によって切り出されると、下方のパック収容部に衝突しないように、払出し口に向けて落下するように構成されていることを特徴とする。
上記発明では、上下に複数段配置されている、異なる通貨の外貨パックを収容するパック収容部は、上方のパック収容部に収容された外貨パックが切り出し装置によって切り出されると、下方のパック収容部に衝突しないように、払出し口に向けて落下するように構成されているので、異なる通貨の貨幣パックを個別に確実に切り出すことができる。
本発明によれば、1台の自動両替装置で、外貨と日本円との双方向の両替が可能であるため、設備費が安価となり、コスト低減を図ることができると共に設置場所の省スペース化を実現することができる。
自動両替装置の斜視図である。 外貨パックの斜視図である。 紙幣組に関する情報が印刷されている明細票の部分正面図である。 自動両替装置の内部構造を示す断面側面図である。 (a)は先頭の外貨パックを保持している状態の切り出し装置の側面図、(b)は1個の外貨パックを切り出した状態の切り出し装置の側面図、(c)は外貨パックを順送りする状態の切り出し装置の側面図である。 外貨パック払出し装置の斜視図である。 自動両替装置の制御系の機能ブロック図である。 両替処理ルーチンを示すフローチャートである(その1)。 両替処理ルーチンを示すフローチャートである(その2)。 両替処理ルーチンを示すフローチャートである(その3)。 両替処理ルーチンを示すフローチャートである(その4)。 紙幣管理システムの概略構成図である。
以下、図面に基づいて本発明の一実施形態を説明する。図1に示す自動両替装置は、内貨(日本円)から複数種の外貨のうち選択された外貨へ両替する内外両替と、複数種の通貨から1つの通貨を選択して内貨へ両替する外内両替とが可能な双方向両替機能を備えている。
自動両替装置の装置本体1内には、前面上部に操作/紙幣挿入部1aが設けられ、その下方に内貨である日本円の払出し部1bが設けられ、更に、その下方に前方へテーブル状に突出する電子決済部1cが設けられている。
操作/紙幣挿入部1aには、向かって右側上部に操作者の顔面を撮影するカメラ2が設けられ、その下方にレシート排出口3が設けられ、その下方に紙幣挿入口4が設けられている。又、向かって左側に表示入力手段としてのタッチパネル5が設けられている。
レシート排出口3には、入金額、為替レート、両替金、釣銭、及び取扱日時等の取引情報が記載された領収書を印字するプリンタが内蔵されている。又、紙幣挿入口4は日本円を外貨に両替する際の日本円紙幣、或いは外貨を日本円に両替する際に外貨紙幣を挿入する部位である。
又、タッチパネル5には、表示する言語を選択する画面、日本円を外貨に両替するか、或いは外貨を日本円に両替するかを操作者の入力により選択させる両替方向選択手段としての両替方向選択画面を含む各種選択画面が表示されると共に、日本円と外貨との換金レート、後述する外貨パック21に納められている外貨紙幣の内容(内訳)、必要な入金額を含む各種情報画面等が、後述するフローチャートの処理順に従って階層式に表示される。
又、日本円払出し部1bには紙幣払出し部6と硬貨払出し部7とが設けられている。両払出し部6,7は、日本円を外貨に両替した際の釣銭を払出す部位であり、紙幣払出し部6は、操作者が両替をキャンセルした際の紙幣払い戻し口も兼用している。
更に、電子決済部1cには、ICカードリーダ8、磁気カードリーダ9、及びテンキータッチパネル10が配設されている。電子決済部1cは非現金により決済する場合に使用する部位であり、ICカードリーダ8はデビットカードや電子マネー等のICチップに書込まれている情報を読込むものであり、磁気カードリーダ9はクレジットカードの磁気情報を読み取るものである。更に、テンキータッチパネル10はカード決済する際の暗証番号を入力するものである。
装置本体1の前面下部1cに外貨パック払出し口11が設けられている。この外貨パック払出し口11は、日本円を外貨に両替した際の外貨パック21(図3参照)が払出される部位である。
図2に示すように、外貨パック(紙幣パック)21は、1つの紙幣組22と、明細票23と、この紙幣組22及び明細票23とを収容する箱型ケース24とを有している。箱型ケース24は縦、横及び厚さが一定であり、その前面に表示窓24aが開口され、この表示窓24aから明細票23に印字されている鑑定書23b(後述する)等が露呈される。又、紙幣組22は同一通貨毎に複数金種の紙幣を1組として束ねられている。
一方、図3に示すように、明細票23には紙幣組22の明細が記載されている。すなわち、この明細票23には、記番号レシート23aと、紙幣組22が全て真券である旨を保証する鑑定書23bと、計算書23cと、二次元コード23dとが記載されている。更に、この記番号レシート23aには紙幣組22を構成する各紙幣に関する情報、すなわち、通貨の種別(図においてはUSドル)、金種(図においては$1,$10,$20,$50、但し、$1の記載は省略されている)、及び個々の紙幣の記番号(IL27******等)が記載されている。
又、計算書23cには、外貨パック21の作成の日時、通貨の種別、金種別の枚数と合計金額、及び、紙幣の総枚数と総計金額等か記載されている。更に、二次元コード23dには販売元のウェブサイトにアクセス可能なURL(Uniform Resource Locator)情報が記憶されている。従って、この計算書23cによれば、紙幣組22は、$1が10枚、$10,$20が各々3枚、$50が4枚の合計$300で構成されていることになる。
外貨パック21は装置本体1内に設けた外貨パック払出し手段としての外貨パック払出し部31に設けたパック収容部32にストックされている。図4に示すように、外貨パック払出し部31には、パック収容部32が、上下方向に複数段(図においては4段)、及び左右方向に複数列(例えば2列)、すなわち、装置本体1が両替する通貨に対応する分だけ備えられている。従って、各パック収容部32には、異なる通貨(USドル、ユーロ、元、ウォン、ポンド等)の外貨紙幣が収納された外貨パック21がセットされている。
各パック収容部32には、所定間隔を開けて対設する左右一対の搬送ベルト33に前後方向へ積層する複数の外貨パック21で構成されたパック列21Aが載置されている。各外貨パック21は、一対の搬送ベルト33上に横長に仰臥された状態で載置されており、最後尾の外貨パック21の背面が、押圧装置としての押圧プレート34に当接されている。この押圧プレート34は、後述する切り出し装置35に設けられている切り出し/保持ベルト36と同一の角度、すなわち、一対の搬送ベルト33に固設されている下端が前方へ上端が後方へ斜めに傾斜されている。
又、このパック列21Aの先頭の外貨パック21が、押圧プレート34と同一の角度で傾斜する、切り出し装置35に設けられている左右一対の切り出し/保持ベルト36に当接されている。従って、図4、図5に示すように、押圧プレート34と切り出し/保持ベルト36とで挟持されているパック列21Aは、各外貨パック21が後方へ倒れた状態で挟持されている。パック列21Aを構成する各外貨パック21を横長に仰臥させると共に後方へ傾斜させることで、上下方向の高さが低くなり、その分、より多くの段数のパック収容部32を上下方向に配設することができる。換言すれば、同じ段数のパック収容部32が上下方向に配列されている場合、装置本体1の高さを低くして、コンパクト化を実現することができる。
又、図6に示すように、切り出し装置35は左右一対の切り出し/保持ベルト36の両外側に、センサ保持プレート37が、およそ切り出し/保持ベルト36の外貨パック21に当接する面とほぼ同一面に臨まされており、この各センサ保持プレート37の上下部に、感圧センサ38が配設されている。この各感圧センサ38は、先頭の外貨パック21が切り出された後、一対の搬送ベルト33を駆動させて、パック列21A前進させる際に、先頭の外貨パック21の四隅にかかる圧力を検知する。尚、後述する払出し駆動処理部62は、感圧センサ38で検出した圧力に基づき、先頭の外貨パック21が切り出し/保持ベルト36に対し、等しい圧力で面当接するように、一対の搬送ベルト33の送り量を制御して、押圧プレート34による押圧力を調整する制御手段としてのフィードパック制御を実行する。
一対の搬送ベルト33の後部を支持するローラ33aは1本の駆動軸33bで連設されており、この駆動軸33bにステッピングモータ等の駆動モータ33cが連設されている。搬送ベルト33の送り量は駆動モータ33cの回転角で設定されている。一回の送り量は外貨パック21の厚み分に設定されているが、外貨パック21は厚み方向に膨出し易いため、駆動モータ33cが予め設定されている厚み分だけパック列21Aを送り出す際に、4つの感圧センサ38が外貨パック21から受ける圧力が平均的な圧力となり、且つ、各圧力が予め設定されているしきい値を超えた場合、駆動モータ33cによる送りを停止させる。これにより、外貨パック21の厚み方向のバラツキに対する送り量の調整を行い、先頭の外貨パック21が切り出し/保持ベルト36に対して常に一定圧で当接するように制御する。又、このパック列21Aの左右は、一対の搬送ベルト33の外側に配設されているガイドプレート39によって位置ずれが規制されている。更に、一対の搬送ベルト33の先端側と左右一対の切り出し/保持ベルト36と間は、側面視で先頭の外貨パック21の厚みのみが通過できる間隔Sに設定されている。
又、左右一対の切り出し/保持ベルト36に突部40が等間隔の位置に固設されている。図5に示すように、この突部40の突出量は外貨パック21の厚みと同じか、それよりも若干短く設定されおり、又、間隔Lは外貨パック21の幅Wよりも長く、先頭の外貨パック21の下端を一方の突部40で支持している状態では、先頭の外貨パック21が搬送ベルト33との間隔Sから自重により一段落下した位置で下側の突部40に、その下端が支持されている(図6(a)参照)。
そして、この切り出し/保持ベルト36が、図5の時計回り方向に回転すると、外貨パック21の下端を支持している突部40が外れると共に、上方の突部40が外貨パック21の状態に掛止され、先頭の外貨パック21が切り出される。従って、この両突部40間の間隔は、図5(a)の状態から外貨パック21の下端を支持する突部40が外れた際に、他方の突部40が外貨パック21の上端に当接する値に設定されている。この切り出し/保持ベルト36はステップモータ等の駆動モータ36aに連設されており、先頭の外貨パック21を切り出す都度にベルト長の1/2(半周)だけ回転する。尚、搬送ベルト33、及び切り出し/保持ベルト36は、後述する払出し駆動処理62からの駆動信号によって動作される。
又、図4、図5に示すように装置本体1内における各パック収容部32から切り出された外貨パック21の落下方向には、パックガイドプレート41が固設されている。更に、このパックガイドプレート41の下部と、装置本体1の前面内壁との間に、パックシュートガイド42が形成されており、このパックシュートガイドの下端が、装置本体1の前面下部1dの外貨パック払出し口11に設けたV字ポケット43上に臨まされている。このV字ポケット43の回動軸43aにモータ、ソレノイド等のアクチュエータが連設されており、V字ポケット43に外貨パック21が収納されたことを検出すると、図4に一点鎖線で示すように、アクチュエータがV字ポケット43を前方へ回動させる。
又、パックガイドプレート41の下端は、下方に設置されている他のパック収容部32の前方に配置されている切り出し/保持ベルト36の前方で切れているため、下方のパック収容部32から切り出される外貨パック21の落下を阻害することはない。
又、図7に示すように、装置本体1内には、装置全体の制御及び両替に必要な演算を行う演算処理部51が設けられている。この演算処理部51は、CPU,ROM,RAM等からなる周知のマイクロコンピュータを主体に構成されており、入力側に、画像処理部52、タッチパネル入力情報処理部53、IC情報読取部54、クレジットカード情報読取部55、紙幣情報読取部56、テンキータッチパネル入力処理部57が接続されている。又、出力側に、レシート発行部58、日本円紙幣処理部59、日本円貨幣処理部60、外貨パック処理部61が接続されている。更に、この外貨パック処理部61が払出し駆動処理部62に接続されている。尚、この払出し駆動処理部62は、パック収容部32毎に備えられている。
画像処理部52は、カメラ2で撮影した操作者の顔面像を画像処理する。タッチパネル入力情報処理部53は、操作者がタッチパネル5を操作して入力した各種情報を入力情報に変換する。IC情報読取部54はICカードリーダ8で読込んだデビットカードや電子マネー等のICチップに書込まれている情報を取得し、又、クレジットカード情報読取部55は磁気カードリーダ9で読込んだクレジットカードに書込まれている情報を取得する。
又、紙幣情報読取部56は紙幣挿入口4から挿入された紙幣の特徴量を検出する、イメージセンサ、赤外線センサ、紫外線センサ、磁気センサ、及び、紙幣カウンタ等を備えており、各センサで検出した特徴量を求める。更に、テンキータッチパネル入力処理部57は、テンキータッチパネル10を操作して入力した暗証番号を読込む。そして、これら各処理部52,53,57及び、読取部54〜56で取得したデータが演算処理部51へ出力される。
一方、レシート発行部58は、レシート排出口3に設けられているプリンタに対し、演算処理部51で求めた入金額等の取引情報を出力し、所定の領収書を発行させる。又、日本円紙幣処理部59、及び日本円貨幣処理部60は、演算処理部51で求めた、日本円を外貨に両替した際の釣銭を紙幣払出し部6、及び硬貨払出し部7から払出させる。更に、操作者が両替が日本円の外貨への両替をキャンセルした場合は、演算処理部51は挿入された紙幣を紙幣払出し部6から払い戻しさせる。
又、外貨パック処理部61は、演算処理部51からの指令に従い、操作者が選択した外貨が収容されているパック収容部32を選択し、対応する払出し駆動処理部62に対して払出し信号を出力する。すると、払出し駆動処理部62は外貨パック処理部61から指示された外貨パック21の払出し個数に従い、切り出し/保持ベルト36を1/2の長さ分だけ間欠回転させて、外貨パック21を所定に払出し、それに同期させて搬送ベルト33を駆動させてパック列21Aを一つの外貨パック21の厚み分だけ移動させる。尚、上述したように、搬送ベルト33の移動量はフィードパック制御される。
次に、貨幣の両替を希望する操作者が、装置本体1を使用して取引を行う手順について説明する。操作者が装置本体1のタッチパネル5をタッチすると、演算処理部51は、予め記憶されている制御プログラムに従い、図8〜図11に示す両替処理ルーチンを起動させる。
すると、タッチパネル5上に使用言語(日本語、English等)を選択する画面が表示され、プログラムは、ステップS1で使用言語の入力待機状態となる。そして、操作者がタッチパネル5を操作して使用言語を特定すると、ステップS2へ進み、操作者か選択した言語でタッチパネル3上に、外貨から内貨(日本円)へ両替する外内両替の画面と、内貨(日本円)から外貨へ両替を行う内外両替の画面とが表示され。更に、外内両替では投入する通貨(USドル、ユーロ、元、ウォン、ポンド等)の選択画面が表示され、一方、内外両替では両替する通貨(USドル、ユーロ、元、ウォン、ポンド等)の選択画面が表示される。
その後、ステップS3へ進み、操作者が両替対象通貨(特定した外貨→日本円、日本円→特定した外貨)を特定するまで待機する。そして、操作者がタッチパネル3を操作して両替通貨を特定した場合、ステップS4へ進み、両替が外内両替か否かを調べ、外内両替(特定した外貨→日本円)の場合は、ステップS5へ進み、内外両替(日本円→特定した外貨)の場合はステップS6へ分岐する。
先ず、外内両替の処理手順について説明し、続いて、内外両替の処理手順について説明する。操作者は外内両替を選択したと判定して、ステップS4へ進むと、タッチパネル3上に、特定した外貨の両替レートを表示すると共に同意確認画面を表示させ、ステップS8へ進み、同意、不同意の入力があるまで待機する。尚、同意確認画面には、一度外貨に両替した日本円は返金できない旨等の確認事項が表示される。
そして、操作者がタッチパネル3に表示されている同意ボタンをタッチした場合、ステップS8からステップS9へ進み、一方、不同意ボタンをタッチした場合、プログラムは終了し、タッチパネル3には初期画面が表示される。
ステップS9へ進むと、操作者が紙幣挿入口3に紙幣を挿入するまで待機し、挿入された場合、ステップS10へ進み、投入した紙幣を内部に取り込む過程で、イメージセンサ、赤外線センサ、紫外線センサ、磁気センサ等の各種センサ類を通過させて、紙幣の特徴量を検出する。そして、この特徴量と予め設定されている操作者の特定した紙幣の基準となる特徴量とを比較して、投入された紙幣の特徴量が一致しているか否かの紙幣鑑定を行う。そして、ステップS11へ進み、特徴量が検出されているか否に基づいて投入紙幣は識別可能か否かを調べ、特徴量が検出されていない場合は、識別不能と判定し、ステップS13へジャンプする。
一方、投入紙幣から特徴量が検出されている場合は、紙幣別機能と判定してステップS12へ進む。ステップS12へ進むと、検出した投入紙幣の特徴量と、操作者が特定した通貨に対応する紙幣の予め記憶されている基準となる特徴量とを比較し、投入紙幣が操作者の特定した通貨の紙幣か否かを調べる。そして、特徴量の一致度が低い場合、特定通貨の紙幣ではないと判定し、ステップS13へ分岐する。
ステップS11,S12からステップS13へ進むと、タッチパネル3上に、紙幣が識別できない、又は、紙幣が異なっている旨をリジェクト表示し、投入紙幣を紙幣払い出し部6から返却させて、ステップS9へ戻り、再度、外貨紙幣が投入されるまで待機する。尚、設定時間経過しても紙幣の投入がない場合、取引は自動的にキャセルされ、プログラムは終了する。
又、投入通貨の特徴量と基準となる紙幣の特徴量との一致度が高い場合、ステップS15へ進み、金種を識別し、ステップS16でタッチパネル3に投入金額を表示し、ステップS17へ進み、紙幣が連続投入されているか否か調べ、連続投入されている場合は、ステップS10へ戻り、新たに投入された紙幣の鑑定を行う。一方、紙幣の投入がない場合、すなわち、操作者がタッチパネル3に表示されている投入金額を確認して、確定ボタンをタッチした場合、ステップS18へ進んで、投入された紙幣を取り込んだ後、ステップS19へ進み、両替を確定する。
そして、ステップS20へ進み、カメラ2を駆動させて、操作者の顔面像のポートレート撮影を行い、ステップS21へ進み、装置本体1に予めストックされている両替金額である日本円を、紙幣払出し部6と硬貨払出し部7とから出金し、ステップS22で取引内容が印字されたレシートを発行し、レシート排出口3から排出してルーチンを終了する。
一方、前述したステップS4で、内外両替と判定されてステップS6へ進むと、タッチパネル3上に、特定した外貨の日本円への両替レートを表示すると共に、ステップS23へ進み、同意確認画面を表示し、ステップS24へ進み、同意、不同意の入力があるまで待機する。尚、同意確認画面には、一度両替した場合は取引をキャンセルできない旨、外貨はパックで払い出される旨、外貨パックを払い出した後は返金に応じられない旨等の確認事項が表示される。
そして、操作者がタッチパネル3に表示されている同意ボタンをタッチした場合、ステップS25へ進み、一方、不同意ボタンをタッチした場合、プログラムは終了し、タッチパネル3には初期画面が表示される。
ステップS25へ進むと、タッチパネル3上に、操作者が特定した通貨に対応する外貨パック21の購入個数を選択する画面が表示される。そして、操作者が購入個数を入力すると、ステップS26で、外貨パック21の購入個数に対応する購入金額が表示され、ステップS27へ進み、日本円が紙幣挿入口4から挿入されるまで待機する。
そして、紙幣挿入口3に日本円の紙幣が挿入された場合、ステップS28へ進み、投入した日本円紙幣を取り込む過程で、上述した各種センサ類を通過させて、紙幣の特徴量を検出すると共に、金種別の紙幣枚数をカウントする。そして、この特徴量と予め設定されている日本円紙幣の基準となる特徴量とを比較して、投入された紙幣の特徴量が一致しているか否かの紙幣鑑定を行う。そして、ステップS29へ進み、特徴量が検出されているか否に基づいて投入した紙幣は識別可能か否かを調べ、特徴量が検出されていない場合は、識別不能と判定し、ステップS31へジャンプする。
一方、投入紙幣から特徴量が検出されている場合は、紙幣別機能と判定してステップS30へ進む。ステップS30へ進むと、検出した投入紙幣の特徴量と、予め記憶されている基準となる日本円紙幣の特徴量とを比較し、投入紙幣が日本円紙幣か否かを調べる。そして、特徴量の一致度が低い場合、日本円紙幣ではないと判定し、ステップS31へ分岐する。
ステップS29,S30からステップS31へ進むと、タッチパネル3上に、紙幣が識別できない、又は、紙幣が異なっている旨をリジェクト表示し、投入紙幣を紙幣払い出し部6から返却させて、ステップS27へ戻り、再度、日本紙幣が投入されるまで待機する。尚、設定時間経過しても紙幣の投入がない場合、取引は自動的にキャセルされ、プログラムは終了する。
一方、投入通貨の特徴量と基準となる日本円紙幣の特徴量との一致度が高い場合、ステップS33へ進み、金種を識別し、ステップS34でタッチパネル3上に投入金額を表示し、ステップS35へ進み、投入金額が充足している否かを調べ、充足している場合、ステップS36へ進み、不足している場合、ステップS37へ分岐する。
そして、購入金額が充足していると判定してステップS36へ進むと、投入された日本円紙幣を取り込んだ後、ステップS38へ進み、カメラ2を駆動させて、操作者の顔面像のポートレート撮影を行い、ステップS39へ進み、操作者が特定した通貨の外貨パック21を、求めた個数だけ払い出すと共に、釣銭を紙幣払出し部6と硬貨払出し部7とから払い出し、ステップS40へ進み、取引内容が印字されたレシートを発行し、レシート排出口3から排出してルーチンを終了する。
一方、ステップS35で購入金額が不足していると判定されてステップS37へ分岐すると、タッチパネル3上に不足金額を表示し、ステップS41へ進み、タッチパネル3に表示されているキャンセルボタンがタッチされたか否かを調べ、タッチされていない場合は、取引継続の意志があると判定し、ステップS27へ戻り、不足金額が投入されるまで待機する。尚、設定時間経過しても紙幣の投入がない場合、取引は自動的にキャセルされ、ステップS42へ進む。
一方、ステップS41でキャンセルボタンがタッチされたと判定してステップS42へ進むと、カメラ2を駆動させて、操作者の顔面像のポートレート撮影を行い、ステップS43で、投入された日本円紙幣を紙幣払出し部6から返却して、プログラムを終了し、タッチパネル3上に初期画面を表示させる。
そして、外貨パック処理部61は、演算処理部51から上述したステップS39において、外貨パック21の払出指令が出力された場合、操作者が特定した紙幣に対応する払出し駆動処理部62を特定し、当該払出し駆動処理部62は、外貨パック処理部61から指示された外貨パック21の払出し個数に従い、切り出し/保持ベルト36を1/2の長さ(半周)分だけ間欠回転させる。
図5(a)に示すような、切り出し/保持ベルト36に設けられている突部40が先頭の外貨パック21の下端を支持している状態から、切り出し/保持ベルト36を1/2の長さ分だけ、図の時計回り方向へ回転させると、下側の突部40が外貨パック21の下端から外れる。次いで、同図(b)に示すように、上側の突部40が貨幣パック21の上端に当接し、先頭の外貨パック21のみを下方へ切り出す。そして、同図(c)に示すように、突部40が先頭の外貨パック21を切り出している間、この突部40の先端面が次の外貨パック21の前面を押さえているため、次の外貨パック21が先頭の外貨バック21と共に切り出されてしまうことはない。
そして、切り出し/保持ベルト36が半周して、図5(a)の位置に達すると、駆動モータ36aは回転を停止させる。その間、搬送ベルト33が駆動モータ33cの回転駆動により、搬送ベルト33を外貨パック21の厚み分だけ移動させて、押圧プレート34で最後尾の外貨パック21を押圧し、これによりパック列21A全体を切り出し/保持ベルト36へ移動させ、先頭の外貨パック21の下端を切り出し/保持ベルト36の下側に設けられている突部40で支持する。これを繰り返すことで、外貨バック21を1つずつ確実に切り出すことかできる。尚、外貨バック21の厚みにはバラツキがあり、搬送ベルト33の移動量を、予め設定されている外貨パック21の厚みに対応し一義的に設定すると、押圧プレート34がパック列21Aを切り出し/保持ベルト36側へ押しつけ過ぎてしまうため、切り出し/保持ベルト36に対する押しつけ力を4個の感圧センサ38で検出し、所定圧力以上の押しつけ力を検出した場合、搬送ベルト33の移動を停止し、或いはやや後退させて、先頭の外貨パック34の切り出し/保持ベルト36に対する押しつけ力が一定になるようにフィードバック制御する。
このように、本実施形態では、1台の自動両替装置で、内外両替と外内両替との双方が行えるようにしたので、内外両替と外内両替とを別個の自動両替装置で行っていた場合に比し、目設備費が安価となり、維持費が安く、コストの低減を図ることができる。更に、1台の設置スペースで、双方向の両替を可能にしたので、設置場所の省スペース化を実現することができる。
ところで、外貨パック21に外貨組22と共に収納されている明細票23に記載されている二次元コードを、図12に記載されている携帯電話、スマートフォン等の携帯端末から読込むことで、ネットワーク71上に開設しているWEBサーバ81にアクセすることができる。WEBサーバ81には、ネットワーク71上にWEBページを開設する演算処理部82、この演算処理部82での処理を実行させるプログラム等が格納されている記憶部83、及び、データベース84を有しており、このデータベース84に、購入した外貨パック21に収納されている紙幣組22が真券であることを証明する証明書が保存される。外貨パック21の購入者が携帯端末61からWEBサイトにアクセスして、データベース84に記憶されている、購入者の購入した外貨パック21に関する情報を入手すると、携帯端末に備えられている表示部に、外貨パック21の作成日及び記番号を有する紙幣が真券であることを示す証明書が表示される。
1…装置本体、
1a…操作/紙幣挿入部、
1b…日本円払出し部、
1c…電子決済部、
1d…前面下部、
2…カメラ、
3…レシート排出口、
4…紙幣挿入口、
5…タッチパネル、
6…紙幣払出し部、
7…硬貨払出し部、
8…ICカードリーダ、
9…磁気カードリーダ、
10…テンキータッチパネル、
21…外貨パック、
21A…パック列、
22…紙幣組、
23…明細票、
23a…記番号レシート、
23b…鑑定書、
23c…計算書、
23d…二次元コード、
24…箱型ケース、
24a…表示窓、
31…外貨パック払出し部、
32…パック収容部、
33…搬送ベルト、
33a…ローラ、
33b…駆動軸、
33c,36a…駆動モータ、
34…押圧プレート、
35…切り出し装置、
36…切り出し/保持ベルト、
37…センサ保持プレート、
38…感圧センサ、
39…ガイドプレート、
40…突部、
41…パックガイドプレート、
42…パックシュートガイド、
43…V字ポケット、
43a…回動軸、
51…演算処理部、
52…画像処理部、
53…タッチパネル入力情報処理部、
54…IC情報読取部、
55…クレジットカード情報読取部、
56…紙幣情報読取部、
57…テンキータッチパネル入力処理部、
58…レシート発行部、
59…日本円紙幣処理部、
60…日本円貨幣処理部、
61…外貨パック処理部、
62…払出し駆動処理、
L…間隔
S…間隙
W…(外貨パックの)幅

Claims (5)

  1. 内貨から複数種の外貨のうち選択された外貨へ両替する内外両替と、複数種の通貨から1つの通貨を選択して内貨へ両替する外内両替とが可能な自動両替装置において、
    装置本体内に、前記複数種の通貨のそれぞれに対応する外貨紙幣を所定枚数ずつ有してなる紙幣組と該紙幣組の明細が記載されている明細票とが収容されている外貨パック及び前記内貨の貨幣が収容されており、
    各種選択画面、換金レート、外貨パックの内容、必要な入金額を含む各種情報を表示すると共に操作者が入力する入力部を有する表示入力手段と、
    前記表示入力手段を介して通貨の両替が内外両替か外内両替かを前記入力部からの入力により選択させる両替方向選択手段と、
    前記両替方向選択手段で内外両替を選択したと判定した場合、両替可能な通貨を収容する複数種類の外貨パックのうち、どの通貨に両替するかを選択させる外貨パック選択手段と、
    投入された通貨の種類及び金額を判別する判別手段と、
    前記両替方向選択手段で前記内外両替を選択したと判定した場合、選択された外貨に対応する前記外貨パックを投入された前記通貨に対応して払出す外貨パック払出し手段と、
    前記両替方向選択手段で前記外内両替を選択したと判定した場合、投入された前記外貨に対応する内貨の払出しを行う内貨払出し手段とを備え、
    前記両替方向選択手段において前記内外両替が選択され、前記外貨パック選択手段により対応する外貨を収容する外貨パックが選択された際、投入された金額を前記判別手段によって判別し、選択された外貨パックの料金を満たしたときに、前記外貨パック払出し手段により対応する外貨パックを払出し、
    前記両替方向選択手段において前記外内両替が選択され、前記入金手段によって外貨が入金され、前記判別手段によって投入金額が判別された場合、前記内貨払出し手段によって、前記外貨の投入金額に相当する内貨を払出すように構成されていることを特徴とする自動両替装置。
  2. 前記外貨パックの前記明細票には、金種毎の紙幣の枚数と、合計金額と、各紙幣に記載された記番号の画像及び/又は該画像から読み取った記番号情報と、端末機で撮影することにより、ネットワークを介して販売元のウェブサイトにアクセス可能なURL情報を含む二次元コードとが記載されていることを特徴とする請求項1記載の自動両替装置。
  3. 前記各紙幣の記番号は、前記販売元のサーバに備えられているデータベースに記憶されており、前記端末機から前記販売元のウェブサイトにアクセスして前記記番号を入力することにより、前記端末機に備えられている表示部に、前記紙幣パックの作成日及び該記番号を有する紙幣が真券であることを示す証明書が表示可能であることを特徴とする請求項2記載の自動両替装置。
  4. 前記外貨パックは、縦、横及び厚さが一定の箱型ケースに所定の通貨の紙幣組が収容されたものからなり、
    前記外貨パック払出し手段は、
    装置前面に向けて、下端を前方へ上端を後方へ斜めに傾斜させた状態で前記外貨パックを積層載置するパック収容部と、該パック収容部の前端部に設けられ、所定の操作によって、先頭の外貨パックを1個ずつ払出し口に供給する切り出し装置と、
    前記パック収容部に積層載置された外貨パックの最後尾のものを押圧して、前記外貨パックを前記切り出し装置に供給する押圧装置と、
    前記先頭の外貨パックの位置を検出して、前記押圧装置の押圧力を制御する制御手段とを有することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1つに記載の自動両替装置。
  5. 前記パック収容部は、両替する通貨に対応する分だけ備えられて、上下に複数段で配置され、前記各パック収容部に異なる通貨の外貨パックが収容されており、上方のパック収容部に収容された外貨パックが前記切り出し装置によって切り出されると、下方のパック収容部に衝突しないように、払出し口に向けて落下するように構成されていることを特徴とする請求項4記載の自動両替装置。
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