JP2016091074A - 画像処理システム、画像処理装置及びプログラム - Google Patents

画像処理システム、画像処理装置及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】画像処理装置やブラウザ、ネットワークなどにかかる負荷を低減することができるようにする。【解決手段】端末装置において起動されるブラウザと通信を行うWebサーバー機能を有する画像処理装置2は、ブラウザによって表示させるコンテンツ14と、ブラウザに文書データ記憶機能を有する情報処理装置との通信を行わせる第1のプログラム15と、ブラウザに第1のプログラムを要求させる第2のプログラム16とを記憶するコンテンツ記憶部13と、ブラウザからのアクセスを検知することに伴い、コンテンツ14と第2のプログラム16とを相互に関連付けてブラウザに送信するコンテンツ送信部25と、ブラウザから第1のプログラム15の送信要求を受信した場合に、第1のプログラム15をブラウザに送信して情報処理装置との通信を開始させるプログラム送信部26と、を備える。【選択図】図2

Description

本発明は、画像処理システム、画像処理装置及びプログラムに関する。
MFP(Multifunction Peripherals)などのプリント機能を有する画像処理装置は、Webサーバー機能を備えており、ネットワークを介して接続された端末装置において起動されるWebブラウザ(以下、単に「ブラウザ」という。)からのアクセスを検知すると、そのブラウザに対してWebコンテンツ(以下、単に「コンテンツ」という。)を提供する。このようなコンテンツは、ユーザーがネットワークを介して画像処理装置を遠隔操作する際のユーザーインタフェースとして利用される。例えば画像処理装置に印刷対象となる文書データが記憶されている場合、ユーザーは、画像処理装置のWebサーバー機能によって提供されるコンテンツ閲覧画面に対する操作を行うことにより、文書データを指定して印刷出力を指示することができる。
一方、従来において、ネットワークを介した端末装置からの要求に応じて、Webサーバーにおいて管理される文書を端末装置で起動されるブラウザに表示させるようにした文書表示システムが知られている(例えば特許文献1)。この従来の文書表示システムでは、Webサーバーにおいて管理される複数の文書が指定されると、1つのブラウザの表示領域を分割して表示対象文書を分割表示させるように構成される。そのため、この従来の技術を画像処理装置のWebサーバー機能に搭載すれば、ユーザーは画像処理装置に記憶された複数の文書の中から所望の文書を選択するとき、1つのブラウザにおいて効率的に複数の文書を確認することができるようになる。
特開2004−3432057号公報
ところで、近年では、ブラウザに表示させるコンテンツ閲覧画面を記述するためのHTML(HyperText Markup Language)のバージョンとして、HTML5が普及している。これに伴い、画像処理装置のWebサーバー機能が提供するコンテンツもHTML5に対応したものに変わりつつある。すなわち、HTML5のWebプラットフォーム技術により、HTML5ではJavaScript(登録商標)などで記述したアプリケーションプログラムをコンテンツと共に提供することができるため、従来ではFlash機能を用いてブラウザ上で実現していた動作を、HTML5ではブラウザにアプリケーションプログラムを実行させることにより実現することが可能である。このようなアプリケーションプログラムはブラウザ上のネイティブアプリの如く動作するため、ブラウザがアプリケーションプログラムを実行しているときには必ずしも画像処理装置のWebサーバー機能と通信することを要しない。それ故、画像処理装置の負荷を軽減することができるという利点がある。
また近年では、インターネットを介して提供されるクラウドサービスの利用増加に伴い、ユーザーが印刷したい文書データなどをクラウド上の情報処理装置に保存しておく機会が増えている。そのため、画像処理装置のWebサーバー機能がブラウザからのアクセスを検知してコンテンツを送信する際、ブラウザにクラウド上の情報処理装置へアクセスさせ、情報処理装置に保存されている文書データのリストを自動取得させてブラウザ上に表示させるようにしたアプリケーションプログラムを同時に送信するように構成される。このような構成によれば、ブラウザが画像処理装置のWebサーバー機能によって提供されたコンテンツ閲覧画面を表示しているとき、ユーザーによって情報処理装置へのアクセスボタンが操作されると、ブラウザは、画像処理装置から予め取得しておいたアプリケーションプログラムを実行することにより、画像処理装置との通信を発生させることなく、情報処理装置にアクセスし、文書データのリストなどを取得して表示することができる。つまり、画像処理装置のWebサーバー機能がHTML5に対応する方式で情報処理装置にアクセスするアプリケーションプログラムを表示用のコンテンツと共にブラウザへ送信することにより、1つのブラウザ上で画像処理装置と情報処理装置とを連携させることができるため、利便性が高い。
しかしながら、画像処理装置のユーザーが利用するクラウドサービスは1つとは限らず、複数のクラウドサービスを利用していることもある。そのような場合、画像処理装置には、複数のクラウドサービスのそれぞれに対応する情報処理装置ごとに、ブラウザを動作させるためのアプリケーションプログラムを予め登録しておくことが必要である。つまり、ユーザーが複数のクラウドサービスを利用している場合、画像処理装置は、それら複数のクラウドサービスのそれぞれに対応する複数のアプリケーションプログラムを予め保持している。それ故、画像処理装置のWebサーバー機能がブラウザからのアクセスを検知したとき、それら複数のアプリケーションプログラムの全てを同時にブラウザへ送信するように構成すると、画像処理装置に対して一時的に過大な負荷が発生するという問題がある。
特に、ブラウザにクラウド上の情報処理装置と通信を行わせるアプリケーションプログラムには、情報処理装置によって提供されるクラウドサービスを利用するための認証処理を行わせるプログラムや、情報処理装置から文書リストなどの文書データに関する情報を取得するプログラム、ユーザーが印刷対象となる文書データを指定した後に情報処理装置から文書データを取得するプログラムなどが含まれており、他のアプリケーションプログラムと比較するとデータ量が大きい。そのため、ブラウザからのアクセスを検知したときにデータ量の大きな複数のアプリケーションプログラムの全てを同時にブラウザへ出力すると、画像処理装置にかかる負荷が著しく大きくなる。
また画像処理装置がデータ量の大きな複数のアプリケーションプログラムの全てをブラウザに対して一括送信すると、画像処理装置だけでなく、ブラウザやネットワークにかかる負荷も増大するという問題がある。
さらに端末装置でブラウザを起動したユーザーは、必ずしもクラウド上の情報処理装置に保存されている文書データにアクセスするとは限らない。そのため、画像処理装置からブラウザに送信されるアプリケーションプログラムがブラウザ上で実行されないケースも生じ得る。
そこで本発明は、上記従来の問題点を解決するため、画像処理装置やブラウザ、ネットワークにかかる負荷を低減することができるようにした画像処理システム、画像処理装置及びプログラムを提供することを目的とするものである。
上記目的を達成するため、請求項1に係る発明は、Webサーバー機能を有する画像処理装置と、Webサーバー機能及び文書データ保持機能を有する情報処理装置と、ブラウザを起動することにより前記画像処理装置と前記情報処理装置のそれぞれにアクセス可能な端末装置とを備える画像処理システムであって、前記画像処理装置は、前記ブラウザによって表示させるコンテンツと、前記ブラウザにおいて実行可能なプログラムであって、前記ブラウザに前記情報処理装置との通信を行わせる第1のプログラムと、前記ブラウザに前記第1のプログラムを要求させる第2のプログラムとを記憶するコンテンツ記憶手段と、前記ブラウザからのアクセスを検知することに伴い、前記コンテンツと前記第2のプログラムとを相互に関連付けて前記ブラウザに送信すると共に、前記コンテンツと前記第2のプログラムとを前記ブラウザに送信した後、前記ブラウザから前記第1のプログラムの送信要求を受信することに伴い、前記第1のプログラムを前記ブラウザに送信する送信手段と、を備え、前記端末装置は、前記ブラウザを起動して前記画像処理装置にアクセスし、前記画像処理装置から前記コンテンツを取得して表示する表示制御手段と、前記表示制御手段により前記コンテンツが表示されている状態で前記情報処理装置に保持されている文書データに関する情報の表示操作を検知する操作検知手段と、前記操作検知手段により前記表示操作が検知されることに伴い、前記第2のプログラムを実行して前記画像処理装置に前記第1のプログラムを要求するプログラム要求手段と、前記プログラム要求手段が前記第1のプログラムを要求した後、前記画像処理装置から送信される前記第1のプログラムを取得して実行することにより、前記情報処理装置との通信を開始して文書データに関する情報を取得するプログラム実行手段と、を備え、前記表示制御手段は、前記プログラム実行手段によって取得される文書データに関する情報に基づいて前記コンテンツを表示する表示画面を更新することを特徴とする構成である。
請求項2に係る発明は、請求項1に記載の画像処理システムにおいて、前記第1のプログラムは、前記情報処理装置にアクセスして前記情報処理装置による認証処理を受けるために実行される認証プログラムと、前記認証プログラムが実行されることにより前記認証処理が行われた後に、前記情報処理装置から文書データに関する情報を取得するために実行される情報取得プログラムと、を含むことを特徴とする構成である。
請求項3に係る発明は、請求項1又は2に記載の画像処理システムにおいて、前記プログラム実行手段は、前記第1のプログラムを実行することにより、前記情報処理装置において予め定められた手順及びデータ形式で前記情報処理装置との通信を行うことを特徴とする構成である。
請求項4に係る発明は、請求項1乃至3のいずれかに記載の画像処理システムにおいて、前記端末装置は、前記ブラウザを起動することにより複数種類の情報処理装置にアクセス可能であり、前記第1のプログラムには、前記複数種類の情報処理装置のそれぞれに対応する複数のプログラムが含まれており、前記送信手段は、前記コンテンツと前記第2のプログラムとを前記ブラウザに送信した後、前記ブラウザから前記第1のプログラムの送信要求を受信した場合、当該送信要求に基づいて前記複数種類の情報処理装置のうちから一の情報処理装置を特定し、前記第1のプログラムに含まれる複数のプログラムのうちから前記一の情報処理装置に対応するプログラムを選択して前記ブラウザに送信することを特徴とする構成である。
請求項5に係る発明は、請求項1乃至4のいずれかに記載の画像処理システムにおいて、前記プログラム実行手段は、前記画像処理装置から送信される前記第1のプログラムを取得することに伴い、前記第1のプログラムを所定の記憶手段に保存し、前記プログラム要求手段は、前記操作検知手段により前記表示操作が検知されたとき、前記プログラム実行手段によって前記記憶手段に前記第1のプログラムが保存されている場合、前記第2のプログラムを実行することなく、前記プログラム実行手段に対し、前記記憶手段に保存されている前記第1のプログラムの実行を指示することを特徴とする構成である。
請求項6に係る発明は、請求項1乃至5のいずれかに記載の画像処理システムにおいて、前記画像処理装置は、文書データを記憶する文書データ記憶手段を更に備え、前記表示制御手段は、前記プログラム実行手段によって取得される文書データに関する情報と、前記文書データ記憶手段に記憶されている文書データに関する情報とを同時に表示可能であることを特徴とする構成である。
請求項7に係る発明は、請求項6に記載の画像処理システムにおいて、前記表示制御手段は、前記プログラム実行手段によって取得される文書データに関する情報と、前記文書データ記憶手段に記憶されている文書データに関する情報とを1つの表示領域に表示することを特徴とする構成である。
請求項8に係る発明は、請求項6に記載の画像処理システムにおいて、前記表示制御手段は、前記プログラム実行手段によって取得される文書データに関する情報と、前記文書データ記憶手段に記憶されている文書データに関する情報とを区別してそれぞれ異なる表示領域に表示することを特徴とする構成である。
請求項9に係る発明は、請求項1乃至8のいずれかに記載の画像処理システムにおいて、前記第1のプログラムには、前記情報処理装置に保持されている文書データを前記ブラウザに取得させる文書データ取得プログラムが含まれており、前記プログラム要求手段は、前記プログラム実行手段によって取得された文書データに関する情報が表示されているとき、前記操作検知手段によって文書データの指定操作が検知されることに伴い、前記第2のプログラムを実行して前記画像処理装置に前記文書データ取得プログラムを要求し、前記プログラム実行手段は、前記画像処理装置から送信される前記文書データ取得プログラムを取得して実行することにより、前記情報処理装置に保持されている文書データを取得することを特徴とする構成である。
請求項10に係る発明は、端末装置において起動されるブラウザと通信を行うWebサーバー機能を有する画像処理装置であって、前記ブラウザによって表示させるコンテンツと、前記ブラウザにおいて実行可能なプログラムであって、前記ブラウザに文書データ記憶機能を有する情報処理装置との通信を行わせる第1のプログラムと、前記ブラウザに前記第1のプログラムを要求させる第2のプログラムとを記憶するコンテンツ記憶手段と、前記ブラウザからのアクセスを検知することに伴い、前記コンテンツと前記第2のプログラムとを相互に関連付けて前記ブラウザに送信するコンテンツ送信手段と、前記コンテンツ送信手段によって前記コンテンツと前記第2のプログラムとが前記ブラウザに送信された後、前記ブラウザにおいて前記第2のプログラムが実行されることに伴い、前記ブラウザから前記第1のプログラムの送信要求を受信した場合に、前記第1のプログラムを前記ブラウザに送信し、前記ブラウザに前記情報処理装置との通信を開始させるプログラム送信手段と、を備えることを特徴とする構成である。
請求項11に係る発明は、請求項10に記載の画像処理装置において、前記第1のプログラムは、前記情報処理装置にアクセスして前記情報処理装置による認証処理を受けるために実行される認証プログラムと、前記認証プログラムが実行されることにより前記認証処理が行われた後に、前記情報処理装置から文書データに関する情報を取得するために実行される情報取得プログラムと、を含むことを特徴とする構成である。
請求項12に係る発明は、請求項10又は11に記載の画像処理装置において、前記第1のプログラムは、前記ブラウザに、前記情報処理装置において予め定められた手順及びデータ形式で前記情報処理装置との通信を行わせることを特徴とする構成である。
請求項13に係る発明は、請求項10乃至12のいずれかに記載の画像処理装置において、前記第1のプログラムには、複数種類の情報処理装置のそれぞれに対応する複数のプログラムが含まれており、前記プログラム送信手段は、前記ブラウザから前記第1のプログラムの送信要求を受信した場合、当該送信要求に基づいて前記複数種類の情報処理装置のうちから一の情報処理装置を特定し、前記第1のプログラムに含まれる複数のプログラムのうちから前記一の情報処理装置に対応するプログラムを選択して前記ブラウザに送信することを特徴とする構成である。
請求項14に係る発明は、請求項10乃至13のいずれかに記載の画像処理装置において、前記第1のプログラムには、前記情報処理装置に保持されている文書データを前記ブラウザに取得させる文書データ取得プログラムが含まれており、前記プログラム送信手段は、前記ブラウザから前記第1のプログラムに含まれる前記文書データ取得プログラムの送信要求を受信した場合に、前記文書データ取得プログラムを前記ブラウザに送信し、前記ブラウザに前記情報処理装置から文書データを取得させることを特徴とする構成である。
請求項15に係る発明は、画像処理装置を、端末装置において起動されるブラウザとの通信を行わせるWebサーバーとして機能させるプログラムであって、前記画像処理装置は、前記ブラウザによって表示させるコンテンツと、前記ブラウザにおいて実行可能なプログラムであって、前記ブラウザに文書データ記憶機能を有する情報処理装置との通信を行わせる第1のプログラムと、前記ブラウザに前記第1のプログラムを要求させる第2のプログラムとを記憶するコンテンツ記憶手段、を備えており、前記プログラムは、前記画像処理装置を、前記ブラウザからのアクセスを検知することに伴い、前記コンテンツと前記第2のプログラムとを相互に関連付けて前記ブラウザに送信するコンテンツ送信手段、及び、前記コンテンツ送信手段によって前記コンテンツと前記第2のプログラムとが前記ブラウザに送信された後、前記ブラウザにおいて前記第2のプログラムが実行されることに伴い、前記ブラウザから前記第1のプログラムの送信要求を受信した場合に、前記第1のプログラムを前記ブラウザに送信し、前記ブラウザに前記情報処理装置との通信を開始させるプログラム送信手段、として機能させることを特徴とする構成である。
本発明によれば、画像処理装置は、ブラウザからのアクセスを検知することに伴い、コンテンツと第2のプログラムとを相互に関連付けてブラウザに送信し、第1のプログラムをブラウザに送信しないため、画像処理装置やブラウザ、ネットワークにかかる負荷を低減することができるようになる。
画像処理システムの構成概念を示す図である。 画像処理装置のハードウェア構成及び機能構成の一例を示すブロック図である。 コンテンツ作成部によって作成されるコンテンツ閲覧画面の一例を示す図である。 第1のプログラムに含まれる複数のプログラムの一例を示す図である。 情報処理装置のハードウェア構成及び機能構成の一例を示す図である。 端末装置のハードウェア構成及び機能構成の一例を示す図である。 画像処理システムの動作プロセスの一例を示す図である。 情報処理装置との通信開始が指定された場合のコンテンツ閲覧画面の一例を示す図である。 情報処理装置から取得した情報に基づくコンテンツ閲覧画面の更新例を示す図である。 図9とは異なるコンテンツ閲覧画面の更新例を示す図である。 情報処理装置に保存されている文書データが印刷対象として指定された場合の画像処理システムにおける動作プロセスの一例を示す図である。 画像処理装置において行われる処理手順の一例を示すフローチャートである。 端末装置で起動されるブラウザによって行われる処理手順の一例を示すフローチャートである。
以下、本発明に関する好ましい実施形態について図面を参照しつつ詳細に説明する。尚、以下に説明する実施形態において互いに共通する部材には同一符号を付しており、それらについての重複する説明は省略する。
図1は、本発明の一実施形態である画像処理システム1の構成概念を示す図である。画像処理システム1は、MFPなどで構成される画像処理装置2と、パーソナルコンピュータ(PC)やタブレット端末、スマートフォンなどで構成される端末装置4と、インターネット上のクラウド8に設置される情報処理装置5とを備える。画像処理装置2及び端末装置4は、LAN(Local Area Network)などのローカルネットワーク7に接続されている。ローカルネットワーク7は、図示を省略するルーターなどを介してインターネットに接続され、クラウド8に設けられた情報処理装置5に接続することが可能である。したがって、画像処理装置2、端末装置4及び情報処理装置5のそれぞれは、ローカルネットワーク7やインターネットを含むネットワークを介して相互にデータ通信を行うことが可能である。
画像処理装置2は、プリント機能やスキャン機能、FAX機能、BOX機能などを有し、ユーザーによって選択された機能を動作させる。ここで、BOX機能は、文書データを記憶しておく機能である。画像処理装置2は、ハードディスクドライブ(HDD)などで構成される記憶装置3を備えており、その記憶装置3に文書データを記憶しておくことができる。そして画像処理装置2は、記憶装置3に記憶されている文書データを読み出して印刷出力を行うことができる。また画像処理装置2は、ローカルネットワーク7を介して受信する文書データに基づいて印刷出力を行うこともできる。
さらに画像処理装置2は、Webサーバー機能を有している。そのため、画像処理装置2は、ローカルネットワーク7を介して接続された端末装置4において起動されるブラウザからのアクセスを検知すると、そのブラウザに対してコンテンツを送信し、端末装置4においてコンテンツ閲覧画面を表示させる。このようなコンテンツ閲覧画面は、ユーザーがローカルネットワーク7を介して画像処理装置2を遠隔操作する際のユーザーインタフェースとして機能する。
情報処理装置5は、例えばストレージサービスをクラウドサービスとして提供するクラウドサーバーであり、文書データ保持機能を有している。この情報処理装置5は、ハードディスクドライブ(HDD)などで構成される記憶装置6を備えており、その記憶装置6に文書データを記憶しておくことができる。また情報処理装置5はWebサーバー機能を備えており、ローカルネットワーク7の端末装置4において起動されるブラウザからの要求に基づき、記憶装置6に保存している文書データに関する情報など、様々な情報を端末装置4へ提供することができる。そして情報処理装置5は、そのWebサーバー機能により、端末装置4からアップロードされる文書データを記憶装置6へ保存したり、或いは、記憶装置6に保存されている文書データを端末装置4へダウンロード送信したりする。尚、情報処理装置5は、インターネット上のクラウド8に設けられるため、ローカルネットワーク7に限らず、様々なネットワークからアクセス可能である。尚、図1には1つの情報処理装置5だけを示しているが、インターネット上のクラウド8には画像処理装置2のユーザーが利用する複数の情報処理装置5が設けられていても良い。
端末装置4は、ユーザーが使用する装置であり、ローカルネットワーク7に対して有線又は無線で繋がれている。この端末装置4には、後述するようにブラウザプログラムが予めインストールされている。端末装置4は、ブラウザプログラムを実行することによってブラウザを起動すると、画像処理装置2や情報処理装置5にアクセスすることができるようになる。
図2は、画像処理装置2のハードウェア構成及び機能構成の一例を示すブロック図である。画像処理装置2は、記憶装置3の他に、制御部20と、操作パネル31と、通信インタフェース32と、スキャナ部33と、プリンタ部34と、FAX部35とを備えている。
記憶装置3は、文書データ12を記憶するためのBOXと呼ばれる文書データ記憶部11と、コンテンツ14などを記憶するコンテンツ記憶部13とを有する。また記憶装置3には、Webサーバープログラム10が予めインストールされている。尚、記憶装置3には、Webサーバープログラム10の他にも、図示しないオペレーティングシステムなどがインストールされている。
制御部20は、図示を省略するCPUとメモリとによって構成され、各部の動作を制御するものである。CPUは、画像処理装置2への電源投入に伴って記憶装置3に記憶されているオペレーティングシステム及びWebサーバープログラム10を読み出して実行する。これにより、制御部20は、Webサーバー21及びジョブ制御部29として機能する。尚、Webサーバー21は、CPUがWebサーバープログラム10を実行することによって機能するものであり、ジョブ制御部29は、CPUがオペレーティングシステムを実行することによって機能するものである。そしてWebサーバー21及びジョブ制御部29は、画像処理装置2に電源が投入されている間、制御部20に常駐する。
操作パネル31は、ユーザーが画像処理装置2を使用する際のユーザーインタフェースとなるものである。この操作パネル31は、各種情報を表示する表示部と、ユーザーによる操作を受け付ける操作部とを有する。そして操作パネル31は、表示部にユーザーが操作可能な操作画面を表示すると共に、操作部によってユーザーによる操作が検知されると、その操作に基づく操作情報を制御部20へ出力する。操作情報が制御部20へ出力されると、制御部20においてジョブ制御部29が動作し、ユーザーの指示操作に基づく処理が行われる。
通信インタフェース32は、画像処理装置2をローカルネットワーク7に接続するためのものである。制御部20は、この通信インタフェース32を介して、端末装置4や情報処理装置5など、ローカルネットワーク7に接続された機器との通信を行うことができる。
スキャナ部33は、ユーザーによってセットされた原稿を読み取って文書データを生成する。またプリンタ部34は、入力する文書データに基づいて印刷出力を行うものである。FAX部35は、図示を省略する電話回線を介してFAXデータの送受信を行う。
ジョブ制御部29は、スキャナ部33、プリンタ部34及びFAX部35のそれぞれの動作を制御することにより、ユーザーによって指定されたジョブの実行を制御する。例えばスキャンジョブの場合、ジョブ制御部29は、スキャナ部33によって原稿を読み取らせ、スキャナ部33で生成される文書データを取得する。そしてジョブ制御部29は、スキャナ部33から文書データを取得すると、文書データ記憶部11に保存したり、或いは、プリンタ部34やFAX部35へ出力したりする。またプリントジョブの場合、ジョブ制御部29は、通信インタフェース32を介して受信する印刷対象の文書データをプリンタ部34へ出力したり、或いは、文書データ記憶部11からユーザーによって指定された文書データを読み出してプリンタ部34へ出力したりする。
Webサーバー21は、ローカルネットワーク7を介して接続された端末装置4において起動されるブラウザからのアクセスを検知することによって動作し、コンテンツ記憶部13に記憶されているコンテンツ14を読み出してブラウザに送信することにより、端末装置4においてコンテンツ閲覧画面を表示させる。
ここで、コンテンツ記憶部13には、コンテンツ14と、第1のプログラム15と、第2のプログラム16とが予め記憶されている。コンテンツ14は、端末装置4において起動されるブラウザによって表示させるための表示用コンテンツである。第1及び第2のプログラム15,16はいずれも、例えばHTML5に準拠したJavaScript(登録商標)などで記述されたアプリケーションプログラムであり、ブラウザに所定の処理を行わせるプログラムである。具体的に説明すると、第1のプログラム15は、ブラウザに情報処理装置5との通信を行わせるプログラムである。また第2のプログラム16は、ブラウザに第1のプログラムを要求させるプログラムである。尚、クラウド8にユーザーが利用する情報処理装置5が複数存在する場合、コンテンツ記憶部13には、それら複数の情報処理装置5のそれぞれに対応する第1プログラム15及び第2のプログラム16が予め複数記憶される。
そしてWebサーバー21は、コンテンツ14だけでなく、第1のプログラム15又は第2のプログラム16をコンテンツ記憶部13から読み出してブラウザに送信するように構成される。このようなWebサーバー21は、データ受信部22と、コンテンツ作成部23と、データ送信部24とを備えている。
データ受信部22は、通信インタフェース32を介してHTTP(Hypertext Transfer Protocol)によるデータを受信する処理部である。このデータ受信部22は、端末装置4において起動されるブラウザからのアクセスを検知したり、ブラウザから送信される各種要求やデータなどを受信する。
コンテンツ作成部23は、データ受信部22によってブラウザからのアクセスが検知されると、ブラウザに表示させるためのコンテンツ14をコンテンツ記憶部13から読み出す。またコンテンツ作成部23は、文書データ記憶部11に記憶されている文書データ12に関する情報をコンテンツとして作成することができる。例えば、文書データ12のファイル名や、文書データ記憶部11に記憶されている文書データ12のリストなどをコンテンツとして作成することができる。そしてコンテンツ作成部23は、コンテンツ記憶部13から読み出したコンテンツ14と、文書データ記憶部11に記憶されている文書データ12に基づいて作成したコンテンツとを組み合わせてコンテンツ閲覧画面を作成する。
図3は、コンテンツ作成部23によって作成されるコンテンツ閲覧画面40の一例を示す図である。コンテンツ閲覧画面40は、複数のタブ41のうちから一のタブを選択することによって表示内容を切り替えることが可能な画面構成である。図3では、BOX表示のタブ41が選択された状態を示しており、BOX表示の画面内には、文書データ記憶部11に記憶されている文書データ12のファイル名をリスト表示するコンテンツ42と、クラウド8に設けられている情報処理装置5との通信開始を指示するための操作ボタンを表示するコンテンツ43,44,45とが含まれる。尚、図3では、クラウド8にユーザーが利用する3つの情報処理装置5が存在する場合を例示しており、3つのコンテンツ43,44,45がそれら3つの情報処理装置5のそれぞれに対応し、各情報処理装置5との通信開始を指示するための操作ボタンとして表示されている。
コンテンツ作成部23は、上記のようなコンテンツ閲覧画面40を、例えばHTML5に準拠したコンテンツとして作成する。またコンテンツ作成部23は、コンテンツ閲覧画面40に含まれる複数のコンテンツ43,44,45のそれぞれに第2のプログラム16を関連付ける。複数のコンテンツ43,44,45のそれぞれに関連付けられる第2のプログラム16はそれぞれ異なるプログラムである。つまり、コンテンツ43,44,45には、3つの情報処理装置5のうちのそれぞれ異なる情報処理装置5に対応する第1のプログラム15を画像処理装置2へ要求するための第2のプログラムが関連付けられる。またコンテンツ作成部23は、第1のプログラム15の関連付けは行わない。そしてコンテンツ作成部23は、第2のプログラム16を関連付けたコンテンツをデータ送信部24へ出力する。
データ送信部24は、Webサーバー21にアクセスしてきたブラウザに対してデータを送信する処理部である。このデータ送信部24は、コンテンツ送信部25と、プログラム送信部26とを備えている。コンテンツ送信部25は、コンテンツ作成部23によってコンテンツ14と第2のプログラム16とが相互に関連付けられた状態のコンテンツ閲覧画面40をブラウザへ出力する。これに対し、プログラム送信部26は、コンテンツ送信部25によってコンテンツ閲覧画面40がブラウザへ送信された後、データ受信部22がブラウザから第1のプログラム15の送信要求を受信した場合に機能し、送信要求によって指定されている第1のプログラム15をコンテンツ記憶部13から読み出し、その第1のプログラム15をブラウザへ送信する。
ここで、コンテンツ記憶部13には、複数の情報処理装置5に対応する複数の第1のプログラム15が記憶されていることがある。そのため、プログラム送信部26は、ブラウザから受信した送信要求に基づき、ユーザーによって指定された一の情報処理装置5を特定し、その一の情報処理装置5に対応する第1のプログラム15を読み出して送信する。
また第1のプログラム15には、ブラウザにそれぞれ異なる処理を行わせるための複数のプログラムが含まれる。図4は、第1のプログラム15に含まれる複数のプログラムの一例を示す図である。図4に示す例では、第1のプログラム15に、認証プログラム15aと、情報取得プログラム15bと、文書データ取得プログラム15cとが含まれている。認証プログラム15aは、ブラウザに情報処理装置5へとアクセスさせ、情報処理装置5によって提供されるクラウドサービスを利用するために情報処理装置5の認証処理を受けるためのプログラムである。情報取得プログラム15bは、認証プログラム15aがブラウザによって実行されることにより情報処理装置5の認証を受けた後に、実行されるプログラムであり、情報処理装置5から文書データのファイル名やファイルリストなどの文書データに関する情報を取得するためのプログラムである。さらに文書データ取得プログラム15cは、情報処理装置5に保存されている文書データをブラウザに取得させるプログラムである。このように第1のプログラム15には複数のプログラムが含まれており、そのデータ量は第2のプログラム16と比較して大きい。そのため、第1のプログラム15は、ブラウザからの要求に応じて第1のプログラム15を送信するとき、第1のプログラム15に含まれる全てのプログラムを一括送信するようにしても良いが、第1のプログラム15に含まれるプログラムを分割送信することがより好ましい。分割送信の場合、プログラム送信部26は、ブラウザから要求されたプログラムを第1のプログラム15に含まれる複数のプログラムの中から抽出し、その抽出したプログラムをブラウザへ送信する。
このように画像処理装置2のWebサーバー21は、ブラウザからのアクセスを検知したとき、ブラウザによって表示させるコンテンツとデータ量の少ない第2のプログラム16とを相互に関連付けてブラウザへ送信する。このとき、Webサーバー21は、データ量の大きな第1のプログラム15をコンテンツと共に一括送信しない。そしてその後、ブラウザから第1のプログラム15の送信要求を受信すると、Webサーバー21は、ブラウザから要求された第1のプログラム15だけを選択してブラウザへ送信するように構成される。
次に図5は、情報処理装置5のハードウェア構成及び機能構成の一例を示す図である。情報処理装置5は、記憶装置6と、制御部50と、通信インタフェース51とを備える。記憶装置6は、文書データ記憶部52を有しており、その文書データ記憶部52に文書データ53を記憶することができる。制御部50は、図示を省略するCPUとメモリとによって構成され、CPUが所定のプログラムを実行することによりWebサーバー54として機能する。通信インタフェース51は、情報処理装置5をインターネットなどのネットワークに接続するためのものである。
Webサーバー54は、端末装置4において起動されるブラウザからのアクセスを検知すると、ブラウザから送信されるIDやパスワードなどの識別情報に基づいて認証処理を行い、正規ユーザーであることを認証できれば、ログイン状態へ移行させてユーザーによるクラウドサービスの利用を許可する。その後、Webサーバー54は、ブラウザからの要求に基づき、文書データ記憶部52に記憶されている多数の文書データ53の中から、ユーザーが利用可能な文書データ53を抽出し、その抽出した文書データ53のファイル名やファイルリストなどの文書データ53に関する情報を表示用のコンテンツとしてブラウザへ送信する。またWebサーバー54は、ブラウザから文書データ53のダウンロード要求を受信した場合、文書データ記憶部52からその文書データ53を読み出し、通信インタフェース51を介してブラウザに文書データ53を送信する。さらにWebサーバー54は、ブラウザから新たな文書データ53のアップロード要求を受信した場合、ブラウザから送信される文書データ53を受信し、その文書データ53を文書データ記憶部52に保存する。そしてWebサーバー54は、ファイルリストなどのユーザーが利用可能な文書データ53に関する情報をブラウザへ送信する。このように情報処理装置5は、Webサーバー54が端末装置4で起動されるブラウザと通信を行うことによってクラウドサービスを提供する。
次に図6は、端末装置4のハードウェア構成及び機能構成の一例を示す図である。端末装置4は、表示部60と、操作部61と、CPU62と、メモリ63と、通信インタフェース64と、記憶装置65とを備えて構成される。表示部60は、例えばカラー液晶ディスプレイなどで構成され、各種情報を表示する。操作部61は、キーボードやマウス、タッチパネルセンサーなどで構成され、ユーザーが操作入力を行うためのものである。CPU62は、各種のプログラムを実行し、プログラムに定められた演算処理を行うものである。メモリ63は、CPU62の演算処理によって発生する一時的なデータなどを記憶するものである。通信インタフェース64は、端末装置4をローカルネットワーク7に接続し、画像処理装置2や情報処理装置5との通信を行うものである。記憶装置65は、例えばハードディスクドライブ(HDD)やソリッドステートドライブ(SSD)などによって構成され、各種のプログラムやデータなどを記憶するものである。図6に示すように記憶装置65には、ブラウザプログラム66が予めインストールされている。また記憶装置65には、ブラウザ70によって管理されるデータやプログラムなどを記憶するためのブラウザ管理領域67が設けられる。
CPU62は、ユーザーによる指示操作に基づいて記憶装置65からブラウザプログラム66を読み出して実行する。これにより、CPU62は、ブラウザ70として機能する。このブラウザ70は、画像処理装置2や情報処理装置5にアクセスして表示用のコンテンツを取得して表示部60に表示する。ブラウザ70は、図6に示すように、表示制御部71と、操作検知部72と、プログラム要求部73と、プログラム実行部74とを備えている。
表示制御部71は、画像処理装置2のWebサーバー21や情報処理装置5のWebサーバー54から送信される表示用のコンテンツを表示部60に表示する処理部である。例えば、CPU62においてブラウザ70が起動すると、表示制御部71は、通信インタフェース64を介してユーザーによって指定されたURL(Uniform Resource Locator)にアクセスし、そのURLからコンテンツを取得して表示部60に表示する。ユーザーによって画像処理装置2のWebサーバー21がアクセス先のURLとして指定されると、表示制御部71は、ローカルネットワーク7を介して画像処理装置2のWebサーバー21にアクセスし、Webサーバー21から送信されるコンテンツ閲覧画面40を表示部60に表示する。
操作検知部72は、表示制御部71によって表示用のコンテンツが表示部60に表示されているとき、操作部61に対して行われるユーザーの操作を検知し、ユーザーの操作に応じた処理を行うものである。例えば画像処理装置2のWebサーバー21から提供されたコンテンツ閲覧画面40が表示部60に表示されているときに、そのコンテンツ閲覧画面40に対するユーザーの操作を検知すると、操作検知部72は、その操作位置に表示されているコンテンツ14を特定し、その特定したコンテンツ14に第2のプログラム16が関連付けられているか否かを判断する。その結果、ユーザーによって操作されたコンテンツ14に第2のプログラム16が関連付けられている場合、操作検知部72は、画像処理装置2のWebサーバー21から受信したデータの中からコンテンツ14に関連付けられている第2のプログラム16を読み出す。操作検知部72によって第2のプログラム16が読み出されると、ブラウザ70は、プログラム要求部73を機能させる。
プログラム要求部73は、操作検知部72によって読み出された第2のプログラム16をブラウザ70において実行することにより、画像処理装置2のWebサーバー21に対して第1のプログラム15を要求する。プログラム要求部73によって第1のプログラム15が要求されると、次にプログラム実行部74が機能する。
プログラム実行部74は、プログラム要求部73によって第1のプログラム15が要求された後、画像処理装置2のWebサーバー21から送信される第1のプログラム15を取得してブラウザ70において実行することにより、情報処理装置5との通信を開始する処理部である。プログラム実行部74は、第1のプログラム15を実行することにより、情報処理装置5にアクセスして情報処理装置5による認証処理を受け、正規ユーザーであると認証されれば、情報処理装置5において保存されている文書データ53に関する情報を取得する。そしてプログラム実行部74は、表示制御部71と連携して情報処理装置5から取得した情報を表示部60に表示する。
またプログラム実行部74は、プログラム要求部73によって要求された第1のプログラム15を取得すると、その第1のプログラム15をブラウザ管理領域67に格納して保存する。つまり、ブラウザ70は画像処理装置2のWebサーバー21から第1のプログラム15を取得すると、それを保持しておくことができる。したがって、それ以降、操作検知部72によって同じコンテンツ閲覧画面40内の同一のコンテンツ14に対する操作が検知されたときには、プログラム要求部73は、第2のプログラム16を実行することなく、直ぐにプログラム実行部74を機能させ、既にブラウザ管理領域67に記憶されている第1のプログラム15を読み出して実行させることができる。
次に上記のように構成される画像処理システム1における動作プロセスについて説明する。図7は、画像処理システム1の動作プロセスの一例を示す図である。まず端末装置4においてブラウザ70が起動する(プロセスP1)。そしてユーザーによって画像処理装置2のWebサーバー21がアクセス先として指定されると、ブラウザ70は、画像処理装置2へアクセスする(プロセスP2)。画像処理装置2は、ブラウザ70からのアクセスを検知すると、端末装置4において表示させるためのコンテンツ14と第2のプログラム16とを相互に関連付けて端末装置4へ送信する(プロセスP3)。このとき、画像処理装置2は、データ量の大きな第1のプログラム15を端末装置4へ送信しない。
端末装置4のブラウザ70は、コンテンツ14と第2のプログラム16とが相互に関連付けられたデータを受信すると、上述したコンテンツ閲覧画面40を表示部60に表示する(プロセスP4)。そしてユーザーがBOX表示のタブ41を選択すると、表示制御部71は、表示部60に表示している画面を、図3に示したように画像処理装置2に記憶されている文書データ12のファイル名をリスト表示する画面に切り替える。このとき、表示制御部71は、画像処理装置2のWebサーバー21に対して画像処理装置2に記憶されている文書データ12に関する情報を要求し、Webサーバー21から送信される情報に基づいて図3に示すような画面に更新するようにしても良い。
そしてユーザーが、図8に示すようにマウスポインタMPをコンテンツ43上に移動させた状態でクリック操作を行うことにより、情報処理装置5を指定して通信の開始を指定した場合、操作検知部72によってその操作が検知される。操作検知部72は、情報処理装置5との通信開始を指示するコンテンツ43がユーザーによって操作されたことを検知すると(プロセスP5)、そのコンテンツ43に関連付けられている第2のプログラム16を読み出し、プログラム要求部73を機能させて第2のプログラム16を実行させる。その結果、端末装置4から画像処理装置2に対し、ユーザーによって指定された情報処理装置5との通信を行うための第1のプログラム15の送信要求D1が送信される(プロセスP6)。
画像処理装置2は、ブラウザ70から送信される第1のプログラム15の送信要求D1を受信すると、その送信要求D1に含まれる情報に基づき、ユーザーによって指定された情報処理装置5を特定し、その情報処理装置5に対応する第1のプログラム15をコンテンツ記憶部13から読み出す。そして画像処理装置2は、ブラウザ70から要求された第1のプログラム15を端末装置4へ送信する(プロセスP7)。すなわち、画像処理装置2は、ブラウザ70からの要求があった場合にデータ量の大きな第1のプログラム15をブラウザ70へ送信する。
このとき、画像処理装置2は、第1のプログラム15に含まれる認証プログラム15a、情報取得プログラム15b及び文書データ取得プログラム15cの全てのプログラムを端末装置4へ送信しても良い。ただし、第1のプログラム15に含まれる全てのプログラムを端末装置4へ一括送信すると、画像処理装置2にかかる負荷が一時的に大きくなる。また端末装置4においては、第1のプログラム15に含まれる全てのプログラムが必ずしも実行されるとは限らない。そのため、画像処理装置2が端末装置4に第1のプログラム15を送信するときには、第1のプログラム15に含まれるプログラムの中から端末装置4において必要となっているプログラムだけを抽出して送信することが好ましい。例えば、図7のプロセスP7において、画像処理装置2は、第1のプログラム15に含まれる認証プログラム15aと情報取得プログラム15bとを抽出して端末装置4に送信することが好ましい。
端末装置4のブラウザ70は、画像処理装置2から送信される第1のプログラム15を受信すると、プログラム実行部74を機能させ、第1のプログラム15を実行させる。その結果、ブラウザ70が情報処理装置5との通信を開始する。プログラム実行部74は、第1のプログラム15の実行開始に伴い、まず第1のプログラム15に含まれる認証プログラム15aを実行する。認証プログラム15aは、情報処理装置5によって提供されるAPI(Application Programming Interface)を利用し、情報処理装置5において予め定められた手順及びデータ形式で情報処理装置5による認証を受けるための処理を行うプログラムである。そのため、プログラム実行部74は、情報処理装置5によって提供されるクラウドサービスを利用するためのIDやパスワードなどの識別情報を、情報処理装置5において予め定められた手順及びデータ形式で情報処理装置5へ送信する(プロセスP9)。情報処理装置5は、ブラウザ70から送信される識別情報を受信すると、その識別情報に基づき正規ユーザーであるか否かの認証処理を行う(プロセスP10)。そして情報処理装置5は、認証結果をブラウザ70へ送信する(プロセスP11)。
端末装置4のブラウザ70が認証処理に成功したことを示す認証結果を受信すると、次にプログラム実行部74が第1のプログラム15に含まれる情報取得プログラム15bを実行する。情報取得プログラム15bもまた、情報処理装置5によって提供されるAPIを利用し、情報処理装置5において予め定められた手順及びデータ形式で情報処理装置5から文書データ53に関する情報を取得するための処理を行うプログラムである。そのため、プログラム実行部74は、情報処理装置5において予め定められた手順及びデータ形式で、情報処理装置5に保存されている文書データ53のファイル名やファイルリストなどの文書データに関する情報の送信を要求する(プロセスP12)。この要求を受信すると、情報処理装置5は、ユーザーが利用可能な文書データ53の文書リストなどを作成する処理を行い(プロセスP13)、文書データ53に関する情報をブラウザ70へ送信する(プロセスP14)。そしてブラウザ70は、情報処理装置5から送信される情報を受信すると、その受信した情報に基づいて表示部60に表示しているコンテンツ閲覧画面40を更新する(プロセスP15)。
図9は、コンテンツ閲覧画面40の更新例を示す図である。ブラウザ70は、情報処理装置5から文書データ53に関する情報を受信すると、その受信情報をHTMLなどで表現した表示用のデータに変換し、図9に示すように、画像処理装置2で保持されている文書データ12と情報処理装置5で保持されている文書データ53との双方の文書リストを表示する。図9に示す例では、BOX表示の画面内に、画像処理装置2で保持されている文書データ12のファイル名をリスト表示するコンテンツ42aと、情報処理装置5で保持されている文書データ53のファイル名をリスト表示するコンテンツ42bとの2つのコンテンツが表示されている。すなわち、ブラウザ70は、プログラム実行部74によって取得される文書データ53に関する情報と、画像処理装置2で保持されている文書データ12に関する情報とを同時にコンテンツ閲覧画面40で表示することが可能である。そしてブラウザ70は、図9に示すように情報処理装置5の文書データ53に関する情報と、画像処理装置2の文書データ12に関する情報とを区別してそれぞれ異なる表示領域に表示することが可能である。
また図9に示すコンテンツ閲覧画面40においてリスト表示を行う2つのコンテンツ42a,42bの上部には、ユーザーが択一的に選択操作可能なセパレートボタンとフュージョンボタンとの2つのボタンを表すコンテンツ46,47が表示される。図9の例では、セパレートボタンに対応するコンテンツ46が選択された状態を示している。この状態でユーザーがフュージョンボタンに対応するコンテンツ47の選択操作を行うと、ブラウザ70は、表示部60に表示しているコンテンツ閲覧画面40においてBOX表示の画面状態を切り替える。
図10は、BOX表示の画面状態を切り替えたコンテンツ閲覧画面40を示す図である。ユーザーがフュージョンボタンに対応するコンテンツ47の選択操作を行うと、表示制御部71は、図9に示す表示画面を図10に示すように切り替える。このようにブラウザ70は、情報処理装置5に保存されている文書データ53に関する情報と、画像処理装置2に保存されている文書データ12に関する情報とを混合させて1つの表示領域に表示することが可能である。
このようにユーザーは、端末装置4において、図9に示す表示態様と、図10に示す表示態様とを自由に切り替えて表示させることができるため、利便性が高い。そしてユーザーは、図9又は図10に示すコンテンツ閲覧画面40が表示されている状態で所望のファイルを選択して印刷指示を行うことができる。このとき、ユーザーが情報処理装置5に保存されている文書データ53を指定して印刷指示を行うと、端末装置4は、情報処理装置5から文書データ53を取得し、更にその取得した文書データ53を画像処理装置2へ送信するように構成される。
図11は、情報処理装置5に保存されている文書データ53が印刷対象として指定された場合の画像処理システム1における動作プロセスの一例を示す図である。まず端末装置4は、ユーザーによる印刷指示を検知すると(プロセスP20)、ユーザーによって印刷対象として指定された文書データ53が情報処理装置5に保存されているデータであるか否かを判断する。その結果、情報処理装置5に保存されている文書データ53が印刷対象として指示された場合、端末装置4は、ブラウザ70のプログラム要求部73を機能させ、情報処理装置5から文書データ53をダウンロードして取得するための文書データ取得プログラム15cの送信要求D2を送信する(プロセスP21)。
画像処理装置2は、ブラウザ70から送信される送信要求D2を受信すると、その送信要求D2に含まれる情報に基づき、ユーザーによって指定された情報処理装置5を特定し、その情報処理装置5に対応する第1のプログラム15をコンテンツ記憶部13から読み出す。そして画像処理装置2は、その第1のプログラム15に含まれる文書データ取得プログラム15cを端末装置4へ送信する(プロセスP22)。
端末装置4のブラウザ70は、画像処理装置2から送信される文書データ取得プログラム15cを受信すると、プログラム実行部74を機能させ、文書データ取得プログラム15cを実行させる(プロセスP23)。文書データ取得プログラム15cもまた、情報処理装置5によって提供されるAPIを利用するプログラムであり、情報処理装置5において予め定められた手順及びデータ形式で情報処理装置5と通信を行うことにより、情報処理装置5に保存されている文書データ53を取得するプログラムである。そのため、プログラム実行部74は、文書データ取得プログラム15cを実行することにより、情報処理装置5において予め定められた手順及びデータ形式で、情報処理装置5に対してユーザーによって指定された文書データ53を要求する(プロセスP24)。
情報処理装置5は、端末装置4からの文書データ53の要求を受信すると、ユーザーによって指定された文書データ53を読み出し(プロセスP25)、その文書データ53を端末装置4へ送信する(プロセスP26)。そして端末装置4のブラウザ70は、情報処理装置5から文書データ53を取得すると、その文書データ53を印刷対象に指定して画像処理装置2へ送信する(プロセスP27)。これにより、画像処理装置2は、端末装置4を介して情報処理装置5に保存されている文書データ53を取得することができ、その文書データ53に基づいて印刷出力を行う(プロセスP28)。
このように本実施形態では、画像処理装置2が端末装置4で起動されるブラウザ70からのアクセスを検知してブラウザ70に表示用のコンテンツ14を送信するとき、ブラウザ70に第1のプログラム15を要求させる第2のプログラム16を表示用のコンテンツ14に関連付けて送信する。すなわち、画像処理装置2が端末装置4で起動されるブラウザ70からのアクセスを検知した時点では、端末装置4のユーザーが情報処理装置5に保存されている文書データ53を参照するか否かが不明であり、ブラウザ70において第1のプログラム15が実行されるか否かがわからない。そのため、画像処理装置2は、端末装置4で起動されるブラウザ70からのアクセスを検知した時点では、ブラウザ70に情報処理装置5との連携動作を行わせるための第1のプログラム15を送信しない。そして端末装置4において起動されるブラウザ70から第1のプログラム15の送信要求を受信することに伴い、画像処理装置2は、ブラウザ70から要求された第1のプログラム15だけを端末装置4へ送信する。つまり、本実施形態の画像処理装置2は、データ量の大きな第1のプログラム15を端末装置4に対して一括送信するのではなく、端末装置4において起動されるブラウザ70によって第1のプログラム15が実行されるタイミングとなったときに、必要なプログラムだけを抽出して端末装置4に送信することにより、第1のプログラム15を送信するために必要となる負荷を低減しているのである。
図12は、上記のような画像処理装置2において行われる処理手順の一例を示すフローチャートである。この処理手順は、画像処理装置2のWebサーバー21によって行われるものである。画像処理装置2は、この処理を開始すると、まず端末装置4で起動されるブラウザ70からのアクセスを検知するまで待機する(ステップS10)。そしてブラウザ70からのアクセスを検知すると(ステップS10でYES)、画像処理装置2は、ブラウザ70へ送信するためのコンテンツ14を読み出し(ステップS11)、更にそのコンテンツ14に関連付ける第2のプログラム16とを読み出す(ステップS12)。そして画像処理装置2は、ブラウザ70によって表示させるための表示用のコンテンツ14と、第2のプログラム16とを相互に関連付けてブラウザ70へ送信する(ステップS13)。これにより、端末装置4においてコンテンツ閲覧画面40が表示されるようになる。
続いて画像処理装置2は、ブラウザ70から第1のプログラム15の送信要求を受信したか否かを判断する(ステップS14)。第1のプログラム15の送信要求を受信した場合(ステップS14でYES)、画像処理装置2は、その送信要求に基づいて、端末装置4のユーザーが指定した一の情報処理装置5を特定し(ステップS15)、コンテンツ記憶部13からその特定した情報処理装置5に対応する第1のプログラム15を読み出す(ステップS16)。このとき、画像処理装置2は、第1のプログラム15に含まれる複数のプログラム15a,15b,15cの中から送信要求で指定されたプログラムだけを読み出すようにしても良い。そして画像処理装置2は、コンテンツ記憶部13から読み出した第1のプログラム15を端末装置4へ送信する(ステップS17)。尚、ブラウザ70から第1のプログラム15の送信要求を受信していない場合(ステップS14でNO)、ステップS15〜S17の処理はスキップする。
続いて画像処理装置2は、端末装置4から印刷対象となる文書データ53を受信したか否かを判断し(ステップS18)、文書データ53を受信していれば(ステップS18でYES)、その文書データ53をジョブ制御部29へ出力して印刷出力を開始させる(ステップS19)。尚、文書データ53を受信していない場合(ステップS18でNO)、ステップS19の処理はスキップする。
そして画像処理装置2は、ブラウザ70との接続状態が切断したか否かを判断する(ステップS20)。その結果、ブラウザ70との接続状態が切断している場合(ステップS20でYES)、処理を終了する。これに対し、ブラウザ70との接続状態が継続している場合(ステップS20でNO)、画像処理装置2は、端末装置4のブラウザ70によって表示されているコンテンツ閲覧画面40を別のコンテンツ14に更新するか否かを判断する(ステップS21)。例えば、端末装置4のユーザーが画面更新操作を行うことによってブラウザ70が表示用のコンテンツ14の更新を要求した場合、画像処理装置2は、コンテンツ閲覧画面40を別のコンテンツ14に更新することが必要であると判断する。その場合(ステップS21でYES)、画像処理装置2による処理はステップS11へと戻り、上述したステップS11以降の処理を繰り返す。一方、コンテンツ閲覧画面40を更新する必要がないとき(ステップS21でNO)、画像処理装置2による処理はステップS14へと戻り、上述したステップS14以降の処理を繰り返す。
次に図13は、端末装置4で起動されるブラウザ70によって行われる処理手順の一例を示すフローチャートである。ブラウザ70は、端末装置4において起動すると、ユーザーによるアクセス先の指定操作に基づき、画像処理装置2のWebサーバー21へアクセスする(ステップS30)。そしてブラウザ70は、画像処理装置2からコンテンツ14を受信すると(ステップS31でYES)、そのコンテンツ14に基づき表示部60にコンテンツ閲覧画面40を表示する(ステップS32)。続いてブラウザ70は、ユーザーによる操作を検知したか否かを判断する(ステップS33)。ブラウザ70がユーザーによる操作を検知し、その操作が第2のプログラム16の関連付けられたコンテンツ14に対する操作である場合、ブラウザ70は、そのコンテンツ14に対応する第1のプログラム15を既に取得済みであるか否かを判断する(ステップS34)。そして第1のプログラム15を未だ取得していない場合(ステップS34でNO)、ブラウザ70は、ユーザーによって操作されたコンテンツ14に関連付けられている第2のプログラム16を実行し(ステップS35)、画像処理装置2に対して第1のプログラム15を要求する(ステップS36)。このとき、ブラウザ70は、第1のプログラム15に含まれる全てのプログラムを要求しても良いし、また第1のプログラム15に含まれる複数のプログラム15a,15b,15cのうちの必要なプログラムだけを要求するようにしても良い。そしてブラウザ70は、画像処理装置2から第1のプログラム15を取得する(ステップS37)。第1のプログラム15を取得すると、ブラウザ70は、その第1のプログラム15をブラウザ管理領域67に保存して管理する(ステップS38)。したがって、これ以降、ブラウザ70は、同じ第1のプログラム15を画像処理装置2に要求する必要がなくなる。
一方、ステップS34において第1のプログラム15を既に取得済みであると判断した場合(ステップS34でYES)、ブラウザ70は、画像処理装置2に対して第1のプログラム15を要求することなく、ブラウザ管理領域67に保存している第1のプログラム15を読み出す(ステップS39)。
そしてブラウザ70は、第1のプログラム15を実行する(ステップS40)。これにより、ブラウザ70は、ユーザーによって指定された情報処理装置5において予め定められた手順及びデータ形式で情報処理装置5との通信を開始する。例えば認証プログラム15aを実行した場合、ブラウザ70は、認証処理のための識別情報を情報処理装置5へ送信する。また情報取得プログラム15bの場合、ブラウザ70は、情報処理装置5に対し、情報処理装置5が保持している文書データ53に関する情報の送信を要求する。さらに文書データ取得プログラム15cの場合、ブラウザ70は、情報処理装置5に対し、ユーザーによって指定された文書データ53の送信を要求する。
そしてブラウザ70は、その起動状態を終了させるか否かを判断する(ステップS41)。そして起動状態を終了させない場合には(ステップS41でNO)、ステップS31に戻って上述した処理を繰り返す。一方、起動状態を終了させる場合(ステップS41でYES)、ブラウザ70は、全ての処理を終了させ、起動状態を終了させる。
以上のように、本実施形態の画像処理装置2は、ブラウザ70によって表示させるコンテンツ14と、ブラウザ70において実行可能なプログラムであってブラウザ70に情報処理装置5との通信を行わせる第1のプログラム15と、ブラウザ70に第1のプログラム15を要求させる第2のプログラム16とを記憶している。そしてブラウザ70からのアクセスを検知すると、画像処理装置2は、コンテンツ14と第2のプログラム16とを相互に関連付けてブラウザ70に送信すると共に、コンテンツ14と第2のプログラム16とをブラウザ70に送信した後、そのブラウザ70から第1のプログラム15の送信要求を受信した場合に第1のプログラム15をブラウザ70に送信する構成である。
このような構成によれば、ブラウザ70からのアクセスを検知したとき、画像処理装置2は、ブラウザ70に情報処理装置5との通信を行わせるための第1のプログラム15を、ブラウザ70に対して一括送信しないため、処理負担を軽減することができる。特に、クラウド8にユーザーが利用する複数の情報処理装置5が存在する場合、画像処理装置2にはそれら複数の情報処理装置5のそれぞれと通信を行うための複数の第1のプログラム15が記憶される。そのため、そのような状況下においても、画像処理装置2は、ブラウザ70からのアクセスを検知したときに、それら複数の第1のプログラム15の全てをブラウザ70へ送信する必要がないため、効率的な処理が可能となる。更に、上記のような構成は、画像処理装置2の処理負担を軽減するだけでなく、端末装置4において起動されるブラウザ70にかかる負荷や、ローカルネットワーク7にかかる負荷も低減することができるという利点がある。
また本実施形態の端末装置4は、ブラウザ70を起動して画像処理装置2にアクセスし、画像処理装置2からコンテンツ14を取得して表示する表示制御部71と、表示制御部71によりコンテンツ14が表示されている状態で情報処理装置5に保持されている文書データ53に関する情報の表示操作を検知する操作検知部72と、操作検知部72により文書データ53に関する情報の表示操作が検知されることに伴い、第2のプログラム16を実行して画像処理装置2に第1のプログラム15を要求するプログラム要求部73と、プログラム要求部73が第1のプログラム15を要求した後、画像処理装置2から送信される第1のプログラム15を取得して実行することにより、情報処理装置5との通信を開始して文書データ53に関する情報を情報処理装置5から取得するプログラム実行部74とを有している。そして表示制御部71は、プログラム実行部74によって取得される文書データ53に関する情報に基づいて表示部60に表示しているコンテンツ閲覧画面40を更新することができる構成である。
上記構成によれば、端末装置4は、ユーザーによって情報処理装置5との通信を行うことが指定されたタイミングで画像処理装置2から必要な第1のプログラム15を取得して実行することができる。そのため、端末装置4は、ブラウザ70を起動して画像処理装置2にアクセスしたタイミングで画像処理装置2から第1のプログラム15を受信していなくても、ユーザーによる指示操作に基づいて第1のプログラム15を取得して実行することにより、クラウド8に設けられた情報処理装置5へアクセスすることができ、ブラウザ70上で画像処理装置2と情報処理装置5とを連携動作させることが可能である。
また本実施形態の端末装置4は、画像処理装置2から第1のプログラム15を取得した場合、その第1のプログラム15を記憶装置65に保存しておき、ユーザーによって情報処理装置5との通信を行うことが指定されたとき、既に記憶装置65に第1のプログラム15が保存されていれば、画像処理装置2に第1のプログラム15の送信要求を行うことなく、記憶装置65に記憶されている第1のプログラム15を読み出して実行する。そのため、画像処理装置2の処理負担をより低減することができるという利点がある。
また本実施形態の画像処理装置2は、第1のプログラム15に複数のプログラムが含まれている場合、ブラウザ70からの要求に応じて第1のプログラム15に含まれる複数のプログラムの中から、1又は複数の必要なプログラムを抽出してブラウザ70へ送信する。そのため、第1のプログラム15に含まれる複数のプログラムの全てを一括送信する場合と比較すると、処理負担を軽減することができるという利点がある。
以上、本発明に関する幾つかの実施形態について説明したが、本発明は、上記各実施形態において説明した内容のものに限られるものではなく、種々の変形例が適用可能である。
例えば上記実施形態では、情報処理装置5がインターネット上のクラウド8に設けられる場合を例示した。しかし、それに限られるものではなく、情報処理装置5はローカルネットワーク7に対して直接接続される構成であっても構わない。
また上記実施形態では、画像処理装置2のWebサーバー21にアクセスするブラウザ70が画像処理装置2とは異なる端末装置4において起動される場合を例示した。しかし、これに限られるものではなく、上述したブラウザ70の機能が画像処理装置2に搭載されるものであっても構わない。この場合、ブラウザ70は、操作パネル31の表示部にWebサーバー21から出力されるコンテンツを表示するように構成される。
1 画像処理システム
2 画像処理装置
4 端末装置
5 情報処理装置
11 文書データ記憶部(文書データ記憶手段)
13 コンテンツ記憶部(コンテンツ記憶手段)
14 コンテンツ
15 第1のプログラム
16 第2のプログラム
24 データ送信部(送信手段)
67 ブラウザ管理領域(記憶手段)
70 ブラウザ
71 表示制御部(表示制御手段)
72 操作検知部(操作検知手段)
73 プログラム要求部(プログラム要求手段)
74 プログラム実行部(プログラム実行手段)

Claims (15)

  1. Webサーバー機能を有する画像処理装置と、Webサーバー機能及び文書データ保持機能を有する情報処理装置と、ブラウザを起動することにより前記画像処理装置と前記情報処理装置のそれぞれにアクセス可能な端末装置とを備える画像処理システムであって、
    前記画像処理装置は、
    前記ブラウザによって表示させるコンテンツと、前記ブラウザにおいて実行可能なプログラムであって、前記ブラウザに前記情報処理装置との通信を行わせる第1のプログラムと、前記ブラウザに前記第1のプログラムを要求させる第2のプログラムとを記憶するコンテンツ記憶手段と、
    前記ブラウザからのアクセスを検知することに伴い、前記コンテンツと前記第2のプログラムとを相互に関連付けて前記ブラウザに送信すると共に、前記コンテンツと前記第2のプログラムとを前記ブラウザに送信した後、前記ブラウザから前記第1のプログラムの送信要求を受信することに伴い、前記第1のプログラムを前記ブラウザに送信する送信手段と、
    を備え、
    前記端末装置は、
    前記ブラウザを起動して前記画像処理装置にアクセスし、前記画像処理装置から前記コンテンツを取得して表示する表示制御手段と、
    前記表示制御手段により前記コンテンツが表示されている状態で前記情報処理装置に保持されている文書データに関する情報の表示操作を検知する操作検知手段と、
    前記操作検知手段により前記表示操作が検知されることに伴い、前記第2のプログラムを実行して前記画像処理装置に前記第1のプログラムを要求するプログラム要求手段と、
    前記プログラム要求手段が前記第1のプログラムを要求した後、前記画像処理装置から送信される前記第1のプログラムを取得して実行することにより、前記情報処理装置との通信を開始して文書データに関する情報を取得するプログラム実行手段と、
    を備え、
    前記表示制御手段は、前記プログラム実行手段によって取得される文書データに関する情報に基づいて前記コンテンツを表示する表示画面を更新することを特徴とする画像処理システム。
  2. 前記第1のプログラムは、
    前記情報処理装置にアクセスして前記情報処理装置による認証処理を受けるために実行される認証プログラムと、
    前記認証プログラムが実行されることにより前記認証処理が行われた後に、前記情報処理装置から文書データに関する情報を取得するために実行される情報取得プログラムと、
    を含むことを特徴とする請求項1に記載の画像処理システム。
  3. 前記プログラム実行手段は、前記第1のプログラムを実行することにより、前記情報処理装置において予め定められた手順及びデータ形式で前記情報処理装置との通信を行うことを特徴とする請求項1又は2に記載の画像処理システム。
  4. 前記端末装置は、前記ブラウザを起動することにより複数種類の情報処理装置にアクセス可能であり、
    前記第1のプログラムには、前記複数種類の情報処理装置のそれぞれに対応する複数のプログラムが含まれており、
    前記送信手段は、前記コンテンツと前記第2のプログラムとを前記ブラウザに送信した後、前記ブラウザから前記第1のプログラムの送信要求を受信した場合、当該送信要求に基づいて前記複数種類の情報処理装置のうちから一の情報処理装置を特定し、前記第1のプログラムに含まれる複数のプログラムのうちから前記一の情報処理装置に対応するプログラムを選択して前記ブラウザに送信することを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の画像処理システム。
  5. 前記プログラム実行手段は、前記画像処理装置から送信される前記第1のプログラムを取得することに伴い、前記第1のプログラムを所定の記憶手段に保存し、
    前記プログラム要求手段は、前記操作検知手段により前記表示操作が検知されたとき、前記プログラム実行手段によって前記記憶手段に前記第1のプログラムが保存されている場合、前記第2のプログラムを実行することなく、前記プログラム実行手段に対し、前記記憶手段に保存されている前記第1のプログラムの実行を指示することを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の画像処理システム。
  6. 前記画像処理装置は、文書データを記憶する文書データ記憶手段を更に備え、
    前記表示制御手段は、前記プログラム実行手段によって取得される文書データに関する情報と、前記文書データ記憶手段に記憶されている文書データに関する情報とを同時に表示可能であることを特徴とする請求項1乃至5に記載の画像処理システム。
  7. 前記表示制御手段は、前記プログラム実行手段によって取得される文書データに関する情報と、前記文書データ記憶手段に記憶されている文書データに関する情報とを1つの表示領域に表示することを特徴とする請求項6に記載の画像処理システム。
  8. 前記表示制御手段は、前記プログラム実行手段によって取得される文書データに関する情報と、前記文書データ記憶手段に記憶されている文書データに関する情報とを区別してそれぞれ異なる表示領域に表示することを特徴とする請求項6に記載の画像処理システム。
  9. 前記第1のプログラムには、前記情報処理装置に保持されている文書データを前記ブラウザに取得させる文書データ取得プログラムが含まれており、
    前記プログラム要求手段は、前記プログラム実行手段によって取得された文書データに関する情報が表示されているとき、前記操作検知手段によって文書データの指定操作が検知されることに伴い、前記第2のプログラムを実行して前記画像処理装置に前記文書データ取得プログラムを要求し、
    前記プログラム実行手段は、前記画像処理装置から送信される前記文書データ取得プログラムを取得して実行することにより、前記情報処理装置に保持されている文書データを取得することを特徴とする請求項1乃至8のいずれかに記載の画像処理システム。
  10. 端末装置において起動されるブラウザと通信を行うWebサーバー機能を有する画像処理装置であって、
    前記ブラウザによって表示させるコンテンツと、前記ブラウザにおいて実行可能なプログラムであって、前記ブラウザに文書データ記憶機能を有する情報処理装置との通信を行わせる第1のプログラムと、前記ブラウザに前記第1のプログラムを要求させる第2のプログラムとを記憶するコンテンツ記憶手段と、
    前記ブラウザからのアクセスを検知することに伴い、前記コンテンツと前記第2のプログラムとを相互に関連付けて前記ブラウザに送信するコンテンツ送信手段と、
    前記コンテンツ送信手段によって前記コンテンツと前記第2のプログラムとが前記ブラウザに送信された後、前記ブラウザにおいて前記第2のプログラムが実行されることに伴い、前記ブラウザから前記第1のプログラムの送信要求を受信した場合に、前記第1のプログラムを前記ブラウザに送信し、前記ブラウザに前記情報処理装置との通信を開始させるプログラム送信手段と、
    を備えることを特徴とする画像処理装置。
  11. 前記第1のプログラムは、
    前記情報処理装置にアクセスして前記情報処理装置による認証処理を受けるために実行される認証プログラムと、
    前記認証プログラムが実行されることにより前記認証処理が行われた後に、前記情報処理装置から文書データに関する情報を取得するために実行される情報取得プログラムと、
    を含むことを特徴とする請求項10に記載の画像処理装置。
  12. 前記第1のプログラムは、前記ブラウザに、前記情報処理装置において予め定められた手順及びデータ形式で前記情報処理装置との通信を行わせることを特徴とする請求項10又は11に記載の画像処理装置。
  13. 前記第1のプログラムには、複数種類の情報処理装置のそれぞれに対応する複数のプログラムが含まれており、
    前記プログラム送信手段は、前記ブラウザから前記第1のプログラムの送信要求を受信した場合、当該送信要求に基づいて前記複数種類の情報処理装置のうちから一の情報処理装置を特定し、前記第1のプログラムに含まれる複数のプログラムのうちから前記一の情報処理装置に対応するプログラムを選択して前記ブラウザに送信することを特徴とする請求項10乃至12のいずれかに記載の画像処理装置。
  14. 前記第1のプログラムには、前記情報処理装置に保持されている文書データを前記ブラウザに取得させる文書データ取得プログラムが含まれており、
    前記プログラム送信手段は、前記ブラウザから前記第1のプログラムに含まれる前記文書データ取得プログラムの送信要求を受信した場合に、前記文書データ取得プログラムを前記ブラウザに送信し、前記ブラウザに前記情報処理装置から文書データを取得させることを特徴とする請求項10乃至13のいずれかに記載の画像処理装置。
  15. 画像処理装置を、端末装置において起動されるブラウザとの通信を行わせるWebサーバーとして機能させるプログラムであって、
    前記画像処理装置は、
    前記ブラウザによって表示させるコンテンツと、前記ブラウザにおいて実行可能なプログラムであって、前記ブラウザに文書データ記憶機能を有する情報処理装置との通信を行わせる第1のプログラムと、前記ブラウザに前記第1のプログラムを要求させる第2のプログラムとを記憶するコンテンツ記憶手段、
    を備えており、
    前記プログラムは、前記画像処理装置を、
    前記ブラウザからのアクセスを検知することに伴い、前記コンテンツと前記第2のプログラムとを相互に関連付けて前記ブラウザに送信するコンテンツ送信手段、及び、
    前記コンテンツ送信手段によって前記コンテンツと前記第2のプログラムとが前記ブラウザに送信された後、前記ブラウザにおいて前記第2のプログラムが実行されることに伴い、前記ブラウザから前記第1のプログラムの送信要求を受信した場合に、前記第1のプログラムを前記ブラウザに送信し、前記ブラウザに前記情報処理装置との通信を開始させるプログラム送信手段、
    として機能させることを特徴とするプログラム。
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