JP2016090346A - 電池診断装置および電池診断方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】リチウムイオン電池等の劣化判定を高速に行える電池診断装置及び電池診断方法を提案する。
【解決手段】交流インピーダンス法による電池の劣化診断方法であって、計測されたインピーダンスと電池の劣化特性との対応関係について、機械学習の手法として最小二乗法を基本としたパターン分類アルゴリズムを用いて劣化パターンを確率的出力に基づいて分類するパターン分類手法を用いて、あるいは、例えば、最小二乗確率的分類器(LSPC)に学習させ測定したインピーダンス値からその学習結果を用いて、劣化判定を行う。より具体的には、計測されたインピーダンスの値及び劣化度の値から、カーネル関数の線形結合の線形係数について機械学習をおこなって、計測されたインピーダンスから上記線形係数を用いて劣化度合いの判定値を求める。
【選択図】図1

Description

本発明は、リチウムイオン二次電池等の劣化判定を高速にすることができる、交流インピーダンス法による電池診断装置及び電池診断方法に関する。
リチウムイオン二次電池は(LIB)は過去20年間に携帯用電子機器の電源として、最近では電気自動車の動力源や住宅、工場にも利用する動きも急速に高まってきた。このため、LIBの使用では、これまで以上に、高い安全性の確保、及び長期間での使用が求められている。該電池では、発火等の事故回避や特性の劣化度合いの把握が必要であるが、その評価・診断方法は十分ではない。
従来、電池状態の劣化状態や充電状態判断のマーカーとして、内部抵抗、開回路電圧及び動作時の出力電圧の変化などが用いられてきた。電池の劣化度合い(劣化状態)を表す尺度として、単位電気量放電あたりの開回路電圧の変化量、満充電状態での開回路電圧値変化がしばしば用いられる。また、満充電容量の初期満充電容量に対する比が電池の健全度または劣化度(SOH:State of Health)と呼ばれるパラメータとして、劣化状態を表す指標と考えられてきた。
LIBの特性は、一般に充放電曲線で表現され、電池内部の欠陥や材料の経時変化により、満充電容量が徐々に減少する場合と、その劣化がある時に突然大きく変化し、動作不能な寿命となる場合がある。また、非常に希ではあるが、急な発熱や発火を引き起こすことがある。この発火につながる主な原因の一つとしてリチウムのデンドライト生成及びそれに起因する正・負極間でのショートがあげられる。この劣化の様子は電池の外部から判定することは難しく、分解して内部を調べる以外、現在は有効な手段はない。この劣化をin situ(その場)で評価する手法、特にデンドライト生成を判定、及びその量を定量的に評価するための診断方法及び該当する判定器は必要であったが、その適切な評価法とその装置はこれまでなかった。
一般に、実験レベルでのLIBの特性評価方法には、電気化学パルス法(電圧、電流,あるいは電荷容量をパルス的に印加する方法)以外に、交流インピーダンス法(ACISと呼び、一つの周波数ごとに測定、演算を行う方法)が使用されている。この中で、ACISは、LIBから得られるインピーダンス特性の結果を、(1)ボード線図表示(Bode plot)と(2)複素平面表示(ナイキストプロット(Nyquist plot))により図示される(非特許文献1から3)。
ここで、ボード線図とは測定インピーダンス(Z)の絶対値の対数log|Z|と位相角(φ)を周波数(f)あるいは角周波数(ω)の対数に対してプロットする方法である。また、複素平面表示法は、インピーダンスの実数成分Z’をx軸として虚数成分Z”をy軸として描いた図であり、電池のインピーダンス特性では理想的には連結した半円孤の形状となり、主に負極由来の半円孤と正由来の半円孤の合成形状となる。一般的に電池の解析に用いられる擬似等価回路モデルは、電池の構成要素である電解液、セパレータを含む正極、及び負極要素であるため、それぞれ抵抗R0にRC並列回路ブロックを2個連結したモデル(RC2段モデル)が用いられている。半円孤のマイナスZ”が極大となる周波数は、該抵抗値と該キャパシタンス値との積の逆数値(時定数)となることから負極と正極由来の異なる時定数を持つ二つの半円状の重なりの応答特性を持つことが期待される。
こうして表示されたインピーダンス特性の周波数分散図を、理論的に誘導した擬似的等価回路の該分散図と比較してフィッティング誤差を小さくなるように解析をおこなうことが一般的である。このフィッティングのプロセスにより用いた回路の各要素のパラメータの値が決定できるので、電池内部で誘起される物理的/化学的現象の変化や劣化度と関連させて定量的に扱うことが可能となる。
しかしながら、実際の電池で観察されるナイキストプロット線図で表示されたインピーダンス特性は負極と正極由来の二つのきれいな半円状の重なりの形状とはならず、つぶれた円弧状や複数な形状となることが多いために、フィッティング誤差を小さくすることができなくなる。このため、このフィッティングを良くするため、(1)RC並列回路ブロックを増やす、あるいは(2)抵抗RとCPE(Constant Phase Element)とが並列接続された回路ブロックを有するモデルを用いる(非特許文献1〜3及び特許文献1)という二つの方法が用いられている。
LIB特性の劣化度判定に交流インピーダンス測定データを用いて解析のフィッティングを行なう時、上記の(1)の解析法を選ぶと、その誤差を小さくするために、RC並列回路ブロックの数を2個以上に増やすとフィッティング誤差を小さくすることができるが、フィッティングして求められる回路定数が多くなり、劣化度の判定との相関性を見出すためには、必ずしも有効ではなくなる。また、上記の(2)の解析法を選ぶと、並列回路ブロックの数を増やさずに、インピーダンス特性に対してフィッティング誤差を小さくできることがわかっているが、解析に用いたパラメータ値の物理化学的な意味づけが困難である。
特開2013−26114号公報
M.E.Orazem 他、J.Electrochemical Soc,153(2006)B126-B136. 電子情報通信学会技術研究報告 109(375), 127-132 FFT:逢坂、小山、大坂:電気化学法・基礎測定マニュアル(1986)169−173、講談社サイエンティフィク、東京.
上述した様に、電池の劣化度を判定する方法として交流インピーダンス法により得られた測定データと等価回路モデルとから抵抗値やキャパシタンス値等を求めて劣化度を判定する方法は知られている(特許文献1、非特許文献1)。これまで用いられた方法では、劣化度と等価回路の各々のパラメータとの関係を調べて、各パラメータの劣化度に対する応答の関数形及び係数を求めることにより校正曲線を作成し、さらに、その校正曲線から電池の劣化度を算出していた。この様な方法では、複雑な相関関係を解析する必要があり、煩雑で手間と時間がかかる問題があった(図6)。このため、より簡便に診断する方法が望まれた。しかし、電池の劣化度を判定する電池診断において、学習速度が高速かつ高精度に劣化カテゴリーに分類し診断できる方法はこれまでに無かった。また、最小二乗確率的分類器(LSPC:Least-Squares Probabilistic Classifier)を用いて属性値を離散量としてする方法は開示されているが(非特許文献2)、この最小二乗確率的分類器を電池の劣化の判定に用いることは、これまでになされていなかった。
第1の発明は、交流インピーダンス法による電池の劣化診断方法であって、
計測されたインピーダンスと電池の劣化特性との対応関係について、機械学習の手法として最小二乗法を基本としたパターン分類アルゴリズムを用いて劣化パターンを確率的出力に基づいて分類するパターン分類手法を用いて、計測されたインピーダンスから劣化判定を行うことを特徴とする電池診断方法である。
ここでいう劣化特性とは、先の劣化度、寿命、出力電圧の変化、最大許容電流の変化等をいう。
第2の発明は、第1の発明の電池診断方法において、計測されたインピーダンスから最小二乗確率的分類器により劣化特性を複数の属性値に分類して、該分類を基に電池の劣化判定を行うことを特徴とする電池診断方法である。
最小二乗確率的分類器(LSPC)は、線形方程式を解くだけで解析計算ができることから、非常に計算効率が良く、計算機実験により最小二乗確率的分類器は、カーネルロジスティック回帰(KLR)と同程度の認識精度を維持したまま、計算時間が百倍程度早いことが知られている(非特許文献2)。従って、最小二乗確率的分類器は、速い計算速度を必要とする電池の診断に用いるパターン分類に向いている。
第3の発明は、第2の発明の電池診断方法における電池は、リチウムイオン二次電池であることを特徴とする、第2の発明の電池診断方法である。
鉛蓄電池やニッケル水素二次電池では、電池の劣化で出力電圧値が低下するが、3元系遷移金属酸化物などの正極材料を用いたリチウムイオン二次電池では、その種類によって充放電中に正極が溶解することや、負極にデンドライトが生成することよってその出力電位が高低に変化する場合があるので、リチウムイオン二次電池の劣化の判断を出力電圧値の変化のみから行うことに問題がある。しかしながら、交流インピーダンス法により測定されるインピーダンスから劣化判定を行う本発明によれば、この様な現象に影響されることなく、精度よく劣化判定を行うことができる。
第4の発明は、交流インピーダンス法による電池の劣化診断装置であって、機械学習の手法で最小二乗法を基本としたパターン分類アルゴリズムを用いるものであり、
複数の周波数で電池の交流インピーダンスを測定するインピーダンス測定部と、ソフトウエアまたはハードウエアによって構成した機械学習の手法で最小二乗法を基本としたパターン分類アルゴリズムを用いる最小二乗確率的分類器と、上記インピーダンスの測定値を最小二乗確率的分類器に入力する入力部と、上記最小二乗確率的分類器の結果を出力する表示部と、最小二乗確率的分類器の訓練を制御する制御部とを備え、計測されたインピーダンスから最小二乗確率的分類器により劣化特性を複数の属性値に分類して、該分類を基に電池の劣化判定を行うことを特徴とする電池診断装置である。
第5の発明は、第4の発明に記載の電池診断装置において、上記劣化特性の指標として、満充電容量の初期満充電容量に対する比である劣化度を用い、劣化判定出力結果として劣化度値を表示することを特徴とする、第4の発明の電池診断装置である。
第6の発明は、第4及び5の発明の電池診断装置における電池は、リチウムイオン二次電池であることを特徴とする、第4あるいは5の発明の電池診断装置である。
第7の発明は、交流インピーダンス法による電池の劣化診断方法であって、機械学習の手法で最小二乗法を基本としたアルゴリズムを用いるものであり、
計測されたインピーダンス及び劣化度の値から、カーネル関数の線形結合の線形係数について機械学習をおこなって、計測されたインピーダンスから該線形係数を用いて劣化度合いの判定値を求めることを特徴とする電池診断方法である。
第8の発明は、第7の発明の電池診断方法における電池は、リチウムイオン二次電池であることを特徴とする、第7の発明の電池診断方法である。
第9の発明は、交流インピーダンス法による電池の診断装置であって機械学習の手法で最小二乗法を基本としたアルゴリズムを用いるものであり、
複数の周波数で電池の交流インピーダンスを測定するインピーダンスを測定部と、ソフトウエアまたはハードウエアによって構成した機械学習の手法で最小二乗法を基本としたアルゴリズムを用いる劣化度値計算部と、上記インピーダンスの測定値を劣化度値計算部に入力する入力部と、上記劣化度値計算部の結果を出力する表示部と、上記劣化度値計算部の訓練を制御する制御部とを備え、計測されたインピーダンスの値及び劣化度の値から、カーネル関数の線形結合に係る線形係数の機械学習をおこなって、計測されたインピーダンスから該線形係数を用いて劣化度合いの値を求めることを特徴とする電池診断装置である。
第10の発明は、第9の発明の電池診断装置における電池は、リチウムイオン二次電池であることを特徴とする、第9の発明の電池診断装置である。
第11の発明は、計測されたインピーダンスの実数成分Z’値及び虚数成分Z”値の温度依存性について、電池に装着した温度センサで計測した温度を用いて、計測された上記インピーダンスの温度補正を行うことを特徴とする、第1、2、3、7又は8の発明の電池診断方法である。
第12の発明は、計測されたインピーダンスの実数成分Z’値及び虚数成分Z”値の温度依存性について、電池に装着した温度センサを具備し、該温度センサで計測した温度を用いて、計測された上記インピーダンスの温度補正を行う補正手段を備えることを特徴とする、第4、5、6、9又は10のいずれか1つの発明の電池診断装置である。
本発明の電池診断装置または電池診断方法によれば、交流インピーダンス法を用いる電池の劣化判定等の診断において、高精度な診断を高速で行うことができる。
図1は、本発明の最小二乗確率的分類器(LSPC)を用いて電池の劣化度を判定する電池診断装置である。 図2は、従来用いられている電池の劣化度を判定する電池診断装置である。 図3は、電池のインピーダンスの実数成分Z’をx軸として虚数成分Z”をy軸として描いたナイキストプロットの実例である。 図4は、最小二乗法を基本とした学習アルゴリズムのフローチャートである。 図5は、学習アルゴリズムにより得られた係数に基づいて、事後確率を計算するパターン分類アルゴリズムのフローチャートである。 図6は、ナイキスト線図から求めた等価回路パラメータを用いる、従来の劣化度判定方法である。
第1の発明は、交流インピーダンス法による電池の劣化診断方法であって、
計測されたインピーダンスと電池の劣化特性との対応関係について、機械学習の手法として最小二乗法を基本としたパターン分類アルゴリズムを用いて劣化パターンを確率的出力に基づいて分類するパターン分類手法を用いて、計測されたインピーダンスから劣化判定を行うことを特徴とする電池診断方法である。
ここでいう劣化特性とは、劣化度、寿命、出力電圧の変化、最大許容電流の変化等をいう。
第2の発明は、交流インピーダンス法による電池の劣化診断方法であって、機械学習によるパターン分類手法として最小二乗確率的分類器(LSPC)を用いるものであり、計測されたインピーダンスから最小二乗確率的分類器により劣化特性を複数の属性値に分類して、該分類を基に高速に電池の劣化判定を可能とすることを特徴とする、第1の発明の電池診断方法である。
第3の発明は、第2の発明の電池診断方法における電池は、リチウムイオン二次電池であることを特徴とする、第2の発明の電池診断方法である。
第4の発明は、交流インピーダンス法による電池の劣化診断装置であって、機械学習の手法で最小二乗法を基本としたパターン分類アルゴリズムを用いるものであり、複数の周波数で電池の交流インピーダンスを測定するインピーダンス測定部と、ソフトウエアまたはハードウエアによって構成した最小二乗確率的分類器と、上記インピーダンスの測定値を最小二乗確率的分類器に入力する入力部と、上記最小二乗確率的分類器の結果を出力する表示部と、上記最小二乗確率的分類器の訓練を制御する制御部とを備え、計測されたインピーダンスから最小二乗確率的分類器により劣化特性を複数の属性値に分類して、該分類を基に高速に電池の劣化判定を可能とすることを特徴とする電池診断装置である。
第5の発明は、第4の発明に記載の電池診断装置において、上記劣化特性の指標として、満充電容量の初期満充電容量に対する比である劣化度を用い、劣化判定出力結果として劣化度値を表示することを特徴とする、第4の発明の電池診断装置である。
第6の発明は、第4及び5の発明の電池診断装置における電池は、リチウムイオン二次電池であることを特徴とする、第4又は5の発明の電池診断装置である。
第7の発明は、交流インピーダンス法による電池の劣化診断方法であって、機械学習の手法で最小二乗法を基本としたアルゴリズムを用いるものであり、計測されたインピーダンスの値及び劣化度の値から、カーネル関数の線形結合の線形係数について機械学習をおこなって、計測されたインピーダンスから該線形係数を用いて劣化度合いの判定値を求めることを特徴とする電池診断方法である。
第8の発明は、第7の発明の電池診断方法における電池は、リチウムイオン二次電池であることを特徴とする、第7の発明の電池診断方法である。
第9の発明は、交流インピーダンス法による電池の診断装置であって、機械学習の手法で最小二乗法を基本としたアルゴリズムを用いるものであり、複数の周波数で電池の交流インピーダンスを測定するインピーダンス測定部と、ソフトウエアまたはハードウエアによって構成した劣化度値計算部と、上記インピーダンスの測定値を劣化度値計算部に入力する入力部と、上記劣化度値計算部の結果を出力する表示部と、上記劣化度値計算部の訓練を制御する制御部とを備え、計測されたインピーダンスの値及び劣化度値から、カーネル関数の線形結合に係る線形係数の機械学習をおこなって、計測されたインピーダンスから該線形係数を用いて劣化度合いの値を求めることを特徴とする電池診断装置である。
第10の発明は、第9の発明の電池診断装置における電池は、リチウムイオン二次電池であることを特徴とする、第9の発明の電池診断装置である。
第11の発明は、計測されたインピーダンスの実数成分Z’値及び虚数成分Z”値の温度依存性について、電池に装着した温度センサで計測した温度を用いて、計測された上記インピーダンスの温度補正を行うことを特徴とする、第1、2、3、7又は8の発明の電池診断方法である。
第12の発明は、計測されたインピーダンスの実数成分Z’値及び虚数成分Z”値の温度依存性について、電池に装着した温度センサを具備し、該温度センサで計測した温度を用いて、計測された上記インピーダンスの温度補正を行う補正手段を備えることを特徴とする、第4、5、6、9又は10の発明の電池診断装置である。
図1は、本発明の最小二乗確率的分類器(LSPC)を用いて電池の劣化度値を判定する電池診断装置である。測定対象の電池3に接続された、複数の周波数で電池の交流インピーダンスを測定するインピーダンス測定部4と、ソフトウエアまたはハードウエアによって構成した最小二乗確率的分類器6と、上記インピーダンスの測定値を当該最小二乗確率的分類器に入力するデータ入力部5と、当該最小二乗確率的分類器6の結果を出力する表示部8と、最小二乗確率的分類器6の訓練を制御する制御部7とを備え、後述する推定値α(y)及び,σy及びSOH値の相関データベース7aが接続されている。
図2は、従来用いられている電池の劣化度値を判定する電池診断装置である。この電池診断装置(図2)は、単数又は直列接続した複数の二次電池11全体に交流電流を流すことのできる電流源9及び電流測定器10とAD変換器が接続されている。各電池は、電圧測定のために独立にAD変換器に並列接続され、さらに交流インピーダンスアナライザーを用いたインピーダンス測定部12に接続されている。インピーダンス測定部12ではAD変換された電圧値と電流値と交流周波数から各電池のインピーダンス成分(Z’、Z”)が算出される。インピーダンス測定部12はデータ入力部13に接続されており、ここで計測されたインピーダンス成分(Z’、Z”)を用いてボード線図やナイキストプロットし、フィッティングにより回路定数(抵抗、キャパシタンス等)を計算する(例を図3に示す)。計測インピーダンス成分(Z’、Z”)及び回路定数(R,C,L等)などのデータベース14に蓄積される数値と劣化に対して相関関係がある要素定数との差分や比率を比較することにより、その劣化の有無や程度が表示部15に表示される。
つまり、本発明に係る電池診断装置(図1)は、従来用いられている電池診断装置(図2)の構成に加え、機械学習の手法として最小二乗法を基本としたパターン分類アルゴリズムを備える最小二乗確率的分類器6を診断に用いる。この最小二乗確率的分類器6は、図4(a)から(e)に示す処理で、まず学習アルゴリズムにより劣化度値が既知の計測インピーダンスデータから、幾つかの分類カテゴリーに対するガウスカーネル係数の推定値α(y)を計算して学習する。次に、図5(a)から(e)に示す処理で、この様にして求めたガウスカーネル係数の推定値α(y)を実装した分類アルゴリズムを構築する。このアルゴリズムを用いて劣化度値が未知の電池の計測インピーダンスが各分類カテゴリーに属する事後確率p(y|x)を計算でき、分類カテゴリーyを推定することができる。この方法により、計測インピーダンスから電池の劣化判定ができる。
図4及び図5で、最小二乗確率的分類器を用いて計測インピーダンスxと分類カテゴリーyの事後確率p(y|x)を計算する方法を具体的に説明する。ここでyは分類カテゴリーであり、劣化ステージのSOH(満充電容量/初期満充電容量)の範囲を表している。
まず初めに、最小二乗確率的分類器の学習アルゴリズムについて説明する。(図4)交流インピーダンス法により、劣化度値が異なるc個の電池に対して測定された、所定のny個の周波数座標点での電池のインピーダンスの実部Z’及び虚部Z”の測定値からサポートベクターx(y)を求める。ここでサポートベクターx(y)は、各分類カテゴリーyに割り当てられた劣化ステージ両端のインピーダンスを利用する。インピーダンスを集合の平均値と便宜上みなし、集合の標本が特定の標準偏差の正規分布に従うと仮定して、擬似的にデータを生成する。ここで、分散σyは各分類カテゴリーyに割り当てられた劣化ステージの両端のインピーダンスのユークリッド距離の1/3を用いる。従って、各分類カテゴリーyに対応したSOHのばらつきが3σyになるx(y)及び分散σyを用いてガウスカーネル係数の推定値α(y)を学習する。(図4(d))具体的には、数1〜数6により、二乗誤差が最小になるようにガウスカーネル係数の推定値α(y)を学習して、最適係数を求めることができる(非特許文献2参照)。
(以下の記載で、^は、推定した量であることを意味する。)
次に、最小二乗確率的分類器のパターン分類アルゴリズムについて説明する。(図5)交流インピーダンス法により、劣化度値が未知の電池のインピーダンスの実部Z’及び虚部Z”を測定しベクトルxを求める。この計測値xと前記の学習アルゴリズムで得られたガウスカーネル係数の推定値α(y)等を用いて、数7によりxと分類カテゴリーyの事後確率p(y|x)を計算する。この事後確率に基づき、劣化度値が未知の電池の劣化判定を行うことができる。
表1及び表2に、劣化ステージが既知のリチウムイオン二次電池(LIB)を最小二乗確率的分類器により劣化判定した結果を示す。ここでいう「低温履歴を有する」とは、低温(一般的には温度5℃以下)で所定の時間保持等されたことをいう。また、「高温履歴を有する」とは、高温(一般的には温度45℃以上)で所定の時間保持等されたことをいう。
表1は、低温履歴を有するLIBの劣化ステージ(L0〜L6)の計測値について、表2は高温履歴を有するLIBの劣化ステージ(H0〜H6)の計測値について、最小二乗確率的分類器を用いて4つの分類カテゴリー(y1〜y4またはy1’〜y4’)に属する事後確率を計算した結果である。太枠は、各計測値の最も高い確率であり、点線枠は隣り合う分類カテゴリーで次に高い確率又は同程度の確率を示す。
本発明の電池診断方法によれば、低温履歴のLIB(表1)または高温履歴LIB(表2)いずれの場合も計測値の劣化ステージと最小二乗確率的分類器による分類カテゴリーは良い相関を示した。すなわち、未知の電池の計測インピーダンスに対して、事後確率p(y|x)から分類カテゴリーyが推定でき、電池の劣化ステージが判定できる。
低温履歴を有するLIBの劣化は、主に負極で発生するデンドライトに起因する負極の有効反応面積の減少、正極と負極間のショート及び電解液中のリチウム塩の減少などによって生じることが知られている。一方、高温履歴を有するLIBの劣化は、主に正極自体の劣化や減少、活物質の溶解や分解などによって生じることが知られている。本発明の電池診断方法によれば、両者の劣化ステージは大きく異なる結果が得られた。すなわち、低温履歴と高温履歴とでは劣化モードが異なるということである。従って、本発明の電池診断方法によれば、熱履歴が低温又は高温のいずれかであると判明している場合には、劣化したLIBの熱履歴判定をすることも可能である。
以上から、本発明の電池診断方法及び電池診断装置は、低温履歴や高温履歴などの異なる劣化モードを有するリチウムイオン二次電池(LIB)の劣化診断を同一の装置及び方法で診断できる点において、特に優れている。また、リチウムイオン二次電池以外の電池(鉛蓄電池、ニッケル水素蓄電池、ニッケルカドミウム蓄電池など)の劣化診断に用いることも可能である。
さらに、本発明の電池診断装置及び電池診断方法は、劣化度(SOH)の分類カテゴリーに変えて電池の寿命(SOL:State of Life)や電池の残存容量(SOC:State of Charge)などの分類カテゴリーを用いれば、電池の寿命診断や残存容量診断に用いることも可能である。
次に、第9の発明に係る電池診断装置について説明する。当該装置は、図1の最小二乗確率的分類器を用いて電池の劣化度値を判定する電池診断装置において、最小二乗確率的分類器を劣化度値計算部に置き換えるだけで、他は同様な構成を有する。つまり、当該電池診断装置は、計測されたインピーダンス及び劣化度値からカーネル関数の線形結合に係る線形係数の機械学習をおこなって、劣化度合いの判定値を求めるものである。当該装置は、測定対象の電池に接続された、複数の周波数で電池の交流インピーダンスを測定するインピーダンス測定部と、ソフトウエアまたはハードウエアによって構成した劣化度値計算部と、上記インピーダンスの測定値を劣化度値計算部に入力するデータ入力部と、上記劣化度値計算部の結果を出力する表示部と、劣化度値計算部の訓練を制御する制御部とを備え、ガウスカーネル係数の推定値α(y)及び劣化度値の相関データベースが接続されている。
次に、第7の発明に係る電池診断方法について説明する。当該方法は、第2の発明である電池診断方法において、最小二乗確率的分類器が学習する代わりに劣化度値計算部が最小二乗法により劣化度値の線形係数を学習し、劣化度値を直接計算して推定する。まず図4に示す学習アルゴリズムによりSOH値(劣化度値)が既知の計測インピーダンスから、SOH値に対するカーネル係数の推定値αを計算して学習する。次に、この様にして求めたカーネル係数の推定値αを実装したSOH推定アルゴリズムを構築する。このアルゴリズムを用いてSOH値が未知の電池の計測インピーダンスに対するSOH値を計算する。この方法により、計測インピーダンスから直接的に電池の劣化判定ができる。
次に、第7の発明に係る電池診断方法である、カーネルモデルを用いて計測インピーダンスxから劣化度値yを判定する方法を具体的に説明する。
yは次の一次元カーネル関数K(x,xi)の線形結合で近似することができる(数8及び9)。この係数αは最小二乗法で決定できる。
(ここで、Σ−1は共分散行列の逆行列)
ベクトル表現にすると、以下のように表される。
数13から数15により、二乗誤差が最小になるように係数の推定値αを学習する。
(ここで、λは正則化パラメータ)
学習された係数の推定値αを用いて、数12から推定値yk(SOH)を推定できる。
低温履歴を有するLIBのデータを用いてカーネルモデルの学習および評価を行った。評価データの計測条件は表3の通りである。学習データには、SOC値が10点、環境温度が5点、SOH値が7点の合計350個のインピーダンスデータを用いた。
評価データには、予め低温で劣化させた、劣化度の異なるLIBのインピーダンスを用い、それぞれのSOH値を正しく推定できるかを調べた。
評価用に用いた劣化電池の放電容量は別途25℃で測定してあり、真のSOH値も未劣化状態の容量との比率として算出済みである。
表4に、SOC=30(%)の各計測温度における計測されたSOH値(真値)、及び第7の発明に係る機械学習SOH(推定値)の一例を示す。
合計350個のデータに基づく推定結果の概要を表5に示す。
二乗平均平方根誤差が0.057であることより、平均的に5.7%の推定誤差が生じている。実際に推定誤差が5%以内の範囲に収まる割合は82.1%であり、推定誤差が10%以内の範囲に収まる割合は91.4%である。
1 電流源(交流発生器)
2 電流測定器
3 電池
4 インピーダンス測定部
5 データ入力部
6 最小二乗確率的分類器
7 制御部
7a 推定値α、σy及びSOH値の相関データベース)
8 表示部
9 電流源(交流発生器)
10 電流測定器
11 電池
12 インピーダンス測定部
13 データ入力部
14 Z’、Z”、R値、C値及びSOH値の相関データベース
15 表示部
一般に、実験レベルでのLIBの特性評価方法には、電気化学パルス法(電圧、電流,あるいは電荷容量をパルス的に印加する方法)以外に、交流インピーダンス法(ACISと呼び、一つの周波数ごとに測定、演算を行う方法)が使用されている。この中で、ACISは、LIBから得られるインピーダンス特性の結果を、(1)ボード線図表示(Bode plot)と(2)複素平面表示(ナイキストプロット(Nyquist plot))により図示される(非特許文献13)。
しかしながら、実際の電池で観察されるナイキストプロット線図で表示されたインピーダンス特性は負極と正極由来の二つのきれいな半円状の重なりの形状とはならず、つぶれた円弧状や複数な形状となることが多いために、フィッティング誤差を小さくすることができなくなる。このため、このフィッティングを良くするため、(1)RC並列回路ブロックを増やす、あるいは(2)抵抗RとCPE(Constant Phase Element)とが並列接続された回路ブロックを有するモデルを用いる(非特許文献13及び特許文献1)という二つの方法が用いられている。
最小二乗確率的分類器(LSPC)は、線形方程式を解くだけで解析計算ができることから、非常に計算効率が良く、計算機実験により最小二乗確率的分類器は、カーネルロジスティック回帰(KLR)と同程度の認識精度を維持したまま、計算時間が百倍程度いことが知られている(非特許文献2)。従って、最小二乗確率的分類器は、速い計算速度を必要とする電池の診断に用いるパターン分類に向いている。
図1は、本発明の最小二乗確率的分類器(LSPC)を用いて電池の劣化度値を判定する電池診断装置である。測定対象の電池3に接続された、複数の周波数で電池の交流インピーダンスを測定するインピーダンス測定部4と、ソフトウエアまたはハードウエアによって構成した最小二乗確率的分類器6と、上記インピーダンスの測定値を当該最小二乗確率的分類器に入力するデータ入力部5と、当該最小二乗確率的分類器6の結果を出力する表示部8と、最小二乗確率的分類器6の訓練を制御する制御部7とを備え、後述する推定値α (y) 及び,σ y 及びSOH値の相関データベース7aが接続されている。
つまり、本発明に係る電池診断装置(図1)は、従来用いられている電池診断装置(図2)の構成に加え、機械学習の手法として最小二乗法を基本としたパターン分類アルゴリズムを備える最小二乗確率的分類器6を診断に用いる。この最小二乗確率的分類器6は、図4(a)から(e)に示す処理で、まず学習アルゴリズムにより劣化度値が既知の計測インピーダンスデータから、幾つかの分類カテゴリーに対するガウスカーネル係数の推定値α (y) を計算して学習する。次に、図5(a)から(e)に示す処理で、この様にして求めたガウスカーネル係数の推定値α (y) を実装した分類アルゴリズムを構築する。このアルゴリズムを用いて劣化度値が未知の電池の計測インピーダンスが各分類カテゴリーに属する事後確率p(y|x)を計算でき、分類カテゴリーyを推定することができる
。この方法により、計測インピーダンスから電池の劣化判定ができる。
まず初めに、最小二乗確率的分類器の学習アルゴリズムについて説明する(図4)。交流インピーダンス法により、劣化度値が異なるc個の電池に対して測定された、周波数座標点での電池のインピーダンスの実部Z’及び虚部Z”の測定値から所定のn y 個のサポートベクター (y) を求める。ここでサポートベクター (y) は、各分類カテゴリーyに割り当てられた劣化ステージ両端のインピーダンスを利用する。インピーダンスを集合の平均値と便宜上みなし、集合の標本が特定の標準偏差の正規分布に従うと仮定して、擬似的にデータを生成する。ここで、分散σ y は各分類カテゴリーyに割り当てられた劣化ステージの両端のインピーダンスのユークリッド距離の1/3を用いる。従って、各分類カテゴリーyに対応したSOHのばらつきが3σ y になる (y) 及び分散σ y を用いてガウスカーネル係数の推定値α (y) を学習する。(図4(d))具体的には、数1〜数6により、二乗誤差が最小になるようにガウスカーネル係数の推定値α (y) を学習して、最適係数を求めることができる(非特許文献2参照)。
(以下の記載で、^は、推定した量であることを意味する。)
次に、最小二乗確率的分類器のパターン分類アルゴリズムについて説明する。(図5)交流インピーダンス法により、劣化度値が未知の電池のインピーダンスの実部Z’及び虚部Z”を測定しベクトルxを求める。この計測値xと前記の学習アルゴリズムで得られたガウスカーネル係数の推定値α (y) 等を用いて、数7によりxと分類カテゴリーyの事後確率p(y|x)を計算する。この事後確率に基づき、劣化度値が未知の電池の劣化判定を行うことができる。
表1は、低温履歴を有するLIBの劣化ステージ(L0〜L6)の計測値について、表2は高温履歴を有するLIBの劣化ステージ(H0〜H)の計測値について、最小二乗確率的分類器を用いて4つの分類カテゴリー(y1〜y4またはy1’〜y4’)に属する事後確率を計算した結果である。太枠は、各計測値の最も高い確率であり、点線枠は隣り合う分類カテゴリーで次に高い確率又は同程度の確率を示す。
次に、第9の発明に係る電池診断装置について説明する。当該装置は、図1の最小二乗確率的分類器を用いて電池の劣化度値を判定する電池診断装置において、最小二乗確率的分類器を劣化度値計算部に置き換えるだけで、他は同様な構成を有する。つまり、当該電池診断装置は、計測されたインピーダンス及び劣化度値からカーネル関数の線形結合に係る線形係数の機械学習をおこなって、劣化度合いの判定値を求めるものである。当該装置は、測定対象の電池に接続された、複数の周波数で電池の交流インピーダンスを測定するインピーダンス測定部と、ソフトウエアまたはハードウエアによって構成した劣化度値計算部と、上記インピーダンスの測定値を劣化度値計算部に入力するデータ入力部と、上記劣化度値計算部の結果を出力する表示部と、劣化度値計算部の訓練を制御する制御部とを備え、ガウスカーネル係数の推定値α及び劣化度値の相関データベースが接続されている。
(ここで、Σ -1 は共分散行列の逆行列)
ベクトル表現にすると、以下のように表される。
学習された係数の推定値αを用いて、数12から推定値 k (SOH)を推定できる。
1 電流源(交流発生器)
2 電流測定器
3 電池
4 インピーダンス測定部
5 データ入力部
6 最小二乗確率的分類器
7 制御部
7a 推定値α (y) 、σ y 及びSOH値の相関データベー
8 表示部
9 電流源(交流発生器)
10 電流測定器
11 電池
12 インピーダンス測定部
13 データ入力部
14 Z’、Z”、R値、C値及びSOH値の相関データベース
15 表示部

Claims (12)

  1. 交流インピーダンス法による電池の劣化診断方法であって、
    計測されたインピーダンスと電池の劣化特性との対応関係について、機械学習の手法として最小二乗法を基本としたパターン分類アルゴリズムを用いて劣化パターンを確率的出力に基づいて分類するパターン分類手法を用いて、計測されたインピーダンスから劣化判定を行うことを特徴とする電池診断方法。
  2. 請求項1記載の電池診断方法において、計測されたインピーダンスから最小二乗確率的分類器により劣化特性を複数の属性値に分類して、該分類を基に電池の劣化判定を行うことを特徴とする電池診断方法。
  3. 請求項2記載の電池診断方法における電池は、リチウムイオン二次電池であることを特徴とする請求項2記載の電池診断方法。
  4. 交流インピーダンス法による電池の劣化診断装置であって、機械学習の手法で最小二乗法を基本としたパターン分類アルゴリズムを用いるものであり、
    複数の周波数で電池の交流インピーダンスを測定するインピーダンス測定部と、ソフトウエアまたはハードウエアによって構成した機械学習の手法で最小二乗法を基本としたパターン分類アルゴリズムを用いる最小二乗確率的分類器と、上記インピーダンスの測定値を最小二乗確率的分類器に入力する入力部と、上記最小二乗確率的分類器の結果を出力する表示部と、最小二乗確率的分類器の訓練を制御する制御部とを備え、計測されたインピーダンスから最小二乗確率的分類器により劣化特性を複数の属性値に分類して、該分類を基に電池の劣化判定を行うことを特徴とする電池診断装置。
  5. 請求項4記載の電池診断装置において、上記劣化特性の指標として、満充電容量の初期満充電容量に対する比である劣化度を用い、劣化判定出力結果として劣化度値を表示することを特徴とする請求項4記載の電池診断装置。
  6. 請求項4及び5記載の電池診断装置における電池は、リチウムイオン二次電池であることを特徴とする請求項4又は5記載の電池診断装置。
  7. 交流インピーダンス法による電池の劣化診断方法であって、機械学習の手法で最小二乗法を基本としたアルゴリズムを用いるものであり、
    計測されたインピーダンス及び劣化度の値から、カーネル関数の線形結合の線形係数について機械学習をおこなって、計測されたインピーダンスから該線形係数を用いて劣化度合いの判定値を求めることを特徴とする電池診断方法。
  8. 請求項7記載の電池診断方法における電池は、リチウムイオン二次電池であることを特徴とする請求項7記載の電池診断方法。
  9. 交流インピーダンス法による電池の診断装置であって機械学習の手法で最小二乗法を基本としたアルゴリズムを用いるものであり、
    複数の周波数で電池の交流インピーダンスを測定するインピーダンス測定部と、ソフトウエアまたはハードウエアによって構成した機械学習の手法で最小二乗法を基本としたアルゴリズムを用いる劣化度値計算部と、上記インピーダンスの測定値を劣化度値計算部に入力する入力部と、上記劣化度値計算部の結果を出力する表示部と、上記劣化度値計算部の訓練を制御する制御部とを備え、計測されたインピーダンスの値及び劣化度の値から、カーネル関数の線形結合に係る線形係数の機械学習をおこなって、計測されたインピーダンスから該線形係数を用いて劣化度合いの値を求めることを特徴とする電池診断装置。
  10. 請求項9記載の電池診断装置における電池は、リチウムイオン二次電池であることを特徴とする請求項9記載の電池診断装置。
  11. 計測されたインピーダンスの実数成分Z’値及び虚数成分Z”値の温度依存性について、電池に装着した温度センサで計測した温度を用いて、計測された上記インピーダンスの温度補正を行うことを特徴とする、請求項1、2、3、7又は8のいずれか1つに記載の電池診断方法。
  12. 計測されたインピーダンスの実数成分Z’値及び虚数成分Z”値の温度依存性について、電池に装着した温度センサを具備し、該温度センサで計測した温度を用いて、計測された上記インピーダンスの温度補正を行う補正手段を備えることを特徴とする、請求項4、5、6、9又は10のいずれか1つに記載の電池診断装置。
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