JP2016090277A - 放射線遮蔽パネル及び遮蔽構造体 - Google Patents
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Abstract
【課題】放射性物質から放出されるγ線などの放射線を遮蔽すると共に、放射性物質の形状やサイズ等に応じた高い自由度を実現できること。
【解決手段】放射線遮蔽パネル10は、純アルミニウムまたはアルミニウム合金を主成分とし鉛を含有する遮蔽材としての内層11と、純アルミニウムまたはアルミニウム合金を主成分とし内層11の外表面を覆う被覆材としての外層12と、を有して構成されたものである。内層11は、純アルミニウムまたはアルミニウム合金に鉛が含有されることで、比重が5〜18に設定されている。
【選択図】 図1
【解決手段】放射線遮蔽パネル10は、純アルミニウムまたはアルミニウム合金を主成分とし鉛を含有する遮蔽材としての内層11と、純アルミニウムまたはアルミニウム合金を主成分とし内層11の外表面を覆う被覆材としての外層12と、を有して構成されたものである。内層11は、純アルミニウムまたはアルミニウム合金に鉛が含有されることで、比重が5〜18に設定されている。
【選択図】 図1
Description
本発明は、γ線などの放射線を遮蔽する放射線遮蔽パネル、及びこの放射線遮蔽パネルを用いて構築される遮蔽構造体に関する。
一般に、原子力発電プラントにおいては、発電所から排出される放射性物質の遮蔽、保管、廃棄などが通常の定常作業によって行なわれている。しかしながら、大地震等の災害時においては、例えば放射性滞留水の回収などのように、全く予期せぬ作業が伴う。更に、それに関連して処理設備の据付工事をサイト内で施工するなどの様々な作業が必要になる。従って、これらの作業において、γ線などの放射線に対する遮蔽部材の必要性が高まることが想定される。
現状では、厚めのコンクリートや水を張ったドラム缶、敷き鉄板などを用いて放射線を遮蔽しているが、作業者、建屋、仮設構造物または輸送機器などに対して、より安全で且つ作業効率を図るための遮蔽部材が必要になる。なお、従来技術として、ボロンが添加されたアルミニウム合金製の板材からなり、中性子を吸収する中性子遮蔽板が、特許文献1に開示されている。
地震後における原子力発電所または原子力発電所外にある避難区域では、住民及び作業者の移動、作業場所、作業に使用する各種機器類などに対して、現場の状況に応じた簡便で且つ自由度の高い放射線遮蔽部材が必要になる。また、高レベル放射性物質(海水や水を含む)の養生やハンドリングのための遮蔽など、放射性物質の様々な形状やサイズに対応した放射線遮蔽能力を有する遮蔽部材が必要になる。
本発明の目的は、上述の事情を考慮してなされたものであり、放射性物質から放出されるγ線などの放射線を遮蔽すると共に、放射性物質の形状やサイズ等に応じた高い自由度を実現できる放射線遮蔽パネル及び遮蔽構造体を提供することにある。
本発明に係る放射線遮蔽パネルは、純アルミニウムまたはアルミニウム合金を主成分とし鉛を含有する遮蔽材と、純アルミニウムまたはアルミニウム合金を主成分とし前記遮蔽材の外表面を覆う被覆材と、を有して構成されたことを特徴とするものである。
また、本発明に係る遮蔽構造体は、前記発明に係る放射線遮蔽パネルを用い、放射性物質を収容するよう構成されたことを特徴とするものである。
本発明によれば、放射線遮蔽パネルの遮蔽材に鉛が含有されることで、この鉛によりγ線などの放射線を遮蔽することができる。また、放射線遮蔽パネルの遮蔽材及び被覆材が、耐食性及び加工性に優れた純アルミニウムまたはアルミニウム合金を主成分として構成されたことで、放射線遮蔽パネルが放射性物質の形状やサイズ等に応じた自由度を実現できる。
以下、本発明を実施するための実施形態を図面に基づき説明する。
[A]第1実施形態(図1)
図1は、本発明に係る放射線遮蔽パネルの第1実施形態を示す斜視図である。この図1の放射線遮蔽パネル10は、原子力発電プラントなどの施設に設置される遮蔽構造体としての遮蔽壁や遮蔽床などを構築することで、この施設で発生する放射線を作業者または作業機器などに対して遮蔽するものである。更に、この放射線遮蔽パネル10は、放射性物質を収容する遮蔽構造体としての遮蔽容器を構築することで、この放射性物質から放出される放射線を遮蔽するものである。
[A]第1実施形態(図1)
図1は、本発明に係る放射線遮蔽パネルの第1実施形態を示す斜視図である。この図1の放射線遮蔽パネル10は、原子力発電プラントなどの施設に設置される遮蔽構造体としての遮蔽壁や遮蔽床などを構築することで、この施設で発生する放射線を作業者または作業機器などに対して遮蔽するものである。更に、この放射線遮蔽パネル10は、放射性物質を収容する遮蔽構造体としての遮蔽容器を構築することで、この放射性物質から放出される放射線を遮蔽するものである。
放射性遮蔽パネル10は、遮蔽部材としての板状の内層11、及び被覆材としての板状の外層12を有して構成される。外層12は、内層11の外表面、本実施形態では内層11の対向する両面13A及び13Bに接合されて、内層11を保護する。
内層11は、純アルミニウムまたはアルミニウム合金を主成分とし、鉛(Pb)を含有して構成される。具体的には、この内層11は、純アルミニウムまたはアルミニウム合金の粉末と鉛の粉末とを、耐熱性樹脂の存在下で、例えばメカニカルアロイング法により混合して混合粉末とし、この混合粉末を成形した成形体を加圧焼結して焼結体(ビレット)とし、この焼結体を加熱しながら押出し成形して、板状に成形されたものである。
また、外層12は、純アルミニウムまたはアルミニウム合金を主成分として構成される。具体的には、この外層12は、純アルミニウムまたはアルミニウム合金の粉末を成形して成形体とし、この成形体を加圧焼結して焼結体(ビレット)とし、この焼結体を加熱しながら押出し成形して、板状に成形されたものである。
ここで、鉛は、γ線などの放射線を遮蔽する機能を果たすものである。γ線などの放射線を遮蔽する金属として鉛以外にタングステン(W)があるが、鉛は、タングステンに比べて加工性に優れ、且つコストが安価な利点がある。
純アルミニウムまたはアルミニウム合金は、大気中で外表面に不働態皮膜を形成するため大気中での耐食性に優れ、更に、加工性及び汎用性にも優れた特徴を有する。このうちの純アルミニウムは、アルミニウムが99重量%以上の非熱処理型に属する1000系のアルミニウムである。
また、アルミニウム合金としては、銅が1.5〜6.8重量%添加された熱処理型合金に属する2000系のアルミニウム−銅系合金、マンガンが0.3〜1.5重量%添加された非熱処理型合金に属する3000系のアルミニウム−マンガン系合金、ケイ素が11〜13.5重量%添加された非熱処理型合金に属する4000系のアルミニウム−ケイ素系合金、マンガンが0.2〜5.6重量%添加された非熱処理型合金に属する5000系のアルミニウム−マグネシウム系合金、マグネシウムが0.35〜1.8重量%及びケイ素が0.2〜1.2重量%添加された熱処理型合金に属する6000系の合金、並びに亜鉛が0.8〜6.5重量%添加された熱処理型合金に属する7000系の合金が挙げられる。更に、このアルミニウム合金は、タングステンが1〜30重量%添加されてγ線遮蔽性能を有するアルミニウム合金であってもよい。
上述の内層11または外層12のアルミニウム合金は、更に具体的には、1重量%以上で且つ3重量%以下の鉄を含有し、高強度なアルミニウム合金(第1アルミニウム合金)である。また、この内層11または外層12のアルミニウム合金は、3重量%以下のシリコン、3重量%以下のマンガン、1重量%以上で且つ3重量%以下の鉄、及び1重量%以上で且つ3重量%以下のマグネシウムを含有し、耐食性及び耐熱性に特に優れたアルミニウム合金(第2アルミニウム合金)である。また、この内層11または外層12のアルミニウム合金は、3重量%以下のシリコン、3重量%以下のマンガン、及び1重量%以上で且つ3重量%以下のニッケルを含有し、高強度なアルミニウム合金(第3アルミニウム合金)である。
更に、内層11または外層12のアルミニウム合金は、3重量%以下のシリコン、3重量%以下のマンガン、1重量%以上で且つ3重量%以下のニッケル、及び1重量%以上で且つ3重量%以下のマグネシウムを含有し、高強度で且つ耐食性及び耐熱性に特に優れたアルミニウム合金(第4アルミニウム合金)である。また、この内層11または外層12のアルミニウム合金は、0.2重量%以上で且つ0.8重量%以下のシリコン、3.5重量%以上で且つ4.5重量%以下の銅、0.4重量%以上で且つ1.0重量%以下のマンガン、及び0.4重量%以上で且つ0.8重量%以下のマグネシウムを含有し、耐食性及び耐熱性に特に優れたアルミニウム合金(第5アルミニウム合金)である。
また、内層11または外層12のアルミニウム合金は、0.05重量%以上で且つ0.3重量%以下の銅、0.3重量%以上で且つ1.5重量%以下のマンガン、及び1.3重量%以下のマグネシウムを含有し、加工性(展伸性)に特に優れたアルミニウム合金(第6アルミニウム合金)である。また、この内層11または外層12のアルミニウム合金は、1.0重量%以下のマンガン、0.2重量%以上で且つ5.0重量%以下のマグネシウム、及び0.35重量%以下のクロムを含有し、耐食性に特に優れたアルミニウム合金(第7アルミニウム合金)である。
更に、内層11または外層12のアルミニウム合金は、0.40重量%以上で且つ0.8重量%以下のシリコン、0.15重量%以上で且つ0.40重量%以下の銅、0.8重量%以上で且つ1.2重量%以下のマグネシウム、及び0.04重量%以上で且つ0.35重量%以下のクロムを含有し、耐食性に特に優れたアルミニウム合金(第8アルミニウム合金)である。また、この内層11または外層12のアルミニウム合金は、2.0重量%以下の銅、2.9重量%以下のマグネシウム、0.30重量%以下のクロム、及び0.8重量%以上で且つ6.5重量%以下の亜鉛を含有し、加工性(展伸性)に特に優れたアルミニウム合金(第9アルミニウム合金)である。
上述のような純アルミニウムまたはアルミニウム合金を主成分とし、鉛を含有する内層11は、比重が5〜18に設定される。内層11の比重を5以上にすることで、鉛によりγ線などの放射線の遮蔽性能を高めることが可能になる。また、内層11の比重が18以下に設定されることで、過大な重量にならず作業効率を向上させ、且つ環境に配慮したものとなる。この第1実施形態の内層11は比重が12に設定されている。
また、本実施形態では、内層11の板厚は20mm、外層12の板厚は2mm、従って、内層11の両面13A及び13Bに外層12が接合された放射性遮蔽パネル10の板厚は24mmにそれぞれ設定されている。内層11の比重及び板厚は、遮蔽対象の放射線及び目標放射線減衰率に基づいて決定され、その際に次式(1)が用いられる。
I2/I1=B・exp(−μt) …(1)
この式(1)中で、I2は内層11を通過した後の放射線強度を、I1は内層11を通過する前の放射線強度を、I2/I1は放射線減衰率を、Bはビルドアップファクタを、μは内層11の比重が加味された線減衰係数を、tは内層11の板厚をそれぞれ表す。
この式(1)中で、I2は内層11を通過した後の放射線強度を、I1は内層11を通過する前の放射線強度を、I2/I1は放射線減衰率を、Bはビルドアップファクタを、μは内層11の比重が加味された線減衰係数を、tは内層11の板厚をそれぞれ表す。
また、外層12がアルミニウム合金を主成分として構成されている場合、この外層12のアルミニウム合金は、内層11の純アルミニウムまたはアルミニウム合金よりも高強度な組成にて構成される。例えば、外層12のアルミニウム合金は、前述の第1、第3または第4アルミニウム合金のように高強度なアルミニウム合金が用いられ、これにより内層11の保護が確実になる。
上述のように構成された放射性遮蔽パネル10を複数枚用いることで、放射性物質を収容する遮蔽構造体としての遮蔽容器が構築され、または、放射線が発生する施設において遮蔽構造体としての遮蔽壁や遮蔽床が構築される。
以上のように構成されたことから、本第1実施形態によれば、次の効果(1)〜(5)を奏する。
(1)放射線遮蔽パネル10の内層11に鉛が含有されることで、この鉛によりγ線などの放射線を好適に遮蔽することができる。
(1)放射線遮蔽パネル10の内層11に鉛が含有されることで、この鉛によりγ線などの放射線を好適に遮蔽することができる。
(2)放射線遮蔽パネル10の内層11及び外層12が、耐食性及び加工性に優れた純アルミニウムまたはアルミニウム合金を主成分として構成されたことで、放射線遮蔽パネル10が放射性物質の形状やサイズ、現場の状況に応じた自由度を実現できる。この結果、放射性物質を収容して放射線を遮蔽する遮蔽容器などの遮蔽構造体を簡便に構築することができる。
(3)放射線遮蔽パネル10は、輸送に容易な板状に構成されている。このため、例えば放射性物質の保管施設への輸送方法が限られて大型の遮蔽構造体を輸送できない場合には、小さなサイズの放射線遮蔽パネル10を保管施設へ運搬した後、現地にて目標形状の遮蔽構造体に容易に組み立てることができる。
また、保管施設の移動や拡張に対しても、遮蔽構造体を容易に分解でき、放射性パネル10の状態で運搬して、遮蔽構造体に容易に組み立てることができる。
(4)放射線遮蔽パネル10の内層11及び外層12は、加工性に優れた純アルミニウムまたはアルミニウム合金を主成分として構成されているので、例えば遮蔽構造体を構築する場合にも、収容される放射性物質の形状に適合させて形状を容易に変更できる。更に、放射線遮蔽パネル10により構築される遮蔽構造体の狭隘部分の加工も容易に実施できる。
(5)放射線遮蔽パネル10を用いて遮蔽壁や遮蔽容器を構築し、これらが放射線により汚染された場合にも、これらの遮蔽壁などを解体し、放射線遮蔽パネル10として所定箇所に運搬することで、この所定箇所で、放射線遮蔽パネル10の表面に付着した放射性物質の除染を効率的に実施できる。
[B]第2実施形態(図2)
図2は、本発明に係る放射線遮蔽パネルの第2実施形態を示す斜視図である。この第2実施形態において、第1実施形態と同様な部分については、同一の符号を付すことにより説明を簡略化し、または省略する。
図2は、本発明に係る放射線遮蔽パネルの第2実施形態を示す斜視図である。この第2実施形態において、第1実施形態と同様な部分については、同一の符号を付すことにより説明を簡略化し、または省略する。
本第2実施形態の放射線遮蔽パネル20が第1実施形態と異なる点は、外層12が内層11の面13Aまたは13Bの片側、本実施形態では面13Aのみに接合された点である。
この放射線遮蔽パネル20においても、複数枚の放射線遮蔽パネル20を用いて遮蔽容器や遮蔽壁などの遮蔽構造体を構築できると共に、内層11が純アルミニウムまたはアルミニウム合金を主成分とし鉛を含有して構成され、外層12が純アルミニウムまたはアルミニウム合金を主成分として構成されているので、第1実施形態の効果(1)〜(5)と同様な効果を奏するほか、次の効果(6)を奏する。
(6)この放射線遮蔽パネル20では、内層11の片面13Aまたは13Bにのみ耐食性を有する外層12が接合され、他の片面13Bまたは13Aには外層12が存在しないので、放射線遮蔽パネル20を例えば屋内で使用する場合に、コストを抑制することができる。
以上、本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これらの実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができ、また、それらの置き換えや変更は、発明の範囲や要旨に含まれると共に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
10、20 放射線遮蔽パネル
11 内層(遮蔽材)
12 外層(被覆材)
11 内層(遮蔽材)
12 外層(被覆材)
Claims (15)
- 純アルミニウムまたはアルミニウム合金を主成分とし鉛を含有する遮蔽材と、
純アルミニウムまたはアルミニウム合金を主成分とし前記遮蔽材の外表面を覆う被覆材と、を有して構成されたことを特徴とする放射線遮蔽パネル。 - 前記遮蔽材は、純アルミニウムまたはアルミニウム合金の粉末と鉛の粉末とを混合して混合粉末とし、この混合粉末を成形し加圧焼結して焼結体とし、この焼結体を加熱しながら押出し成形することにより構成されたことを特徴とする請求項1に記載の放射線遮蔽パネル。
- 前記被覆材は、純アルミニウムまたはアルミニウム合金の粉末を成形し加圧焼結して焼結体とし、この焼結体を加熱しながら押出し成形することにより構成されたことを特徴とする請求項1または2に記載の放射線遮蔽パネル。
- 前記被覆材のアルミニウム合金は、遮蔽材の純アルミニウムまたはアルミニウム合金よりも高強度な組成に構成されたことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の放射線遮蔽パネル。
- 前記遮蔽材は、純アルミニウムまたはアルミニウム合金に鉛が含有されることで、比重が5〜18に設定されたことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の放射線遮蔽パネル。
- 前記遮蔽材と前記被覆材の少なくとも一方のアルミニウム合金は、1重量%以上で且つ3重量%以下の鉄を含有することを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の放射線遮蔽パネル。
- 前記遮蔽材と前記被覆材の少なくとも一方のアルミニウム合金は、3重量%以下のシリコン、3重量%以下のマンガン、1重量%以上で且つ3重量%以下の鉄、及び1重量%以上で且つ3重量%以下のマグネシウムを含有することを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の放射線遮蔽パネル。
- 前記遮蔽材と前記被覆材の少なくとも一方のアルミニウム合金は、3重量%以下のシリコン、3重量%以下のマンガン、及び1重量%以上で且つ3重量%以下のニッケルを含有することを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の放射線遮蔽パネル。
- 前記遮蔽材と前記被覆材の少なくとも一方のアルミニウム合金は、3重量%以下のシリコン、3重量%以下のマンガン、1重量%以上で且つ3重量%以下のニッケル、及び1重量%以上で且つ3重量%以下のマグネシウムを含有することを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の放射線遮蔽パネル。
- 前記遮蔽材と前記被覆材の少なくとも一方のアルミニウム合金は、0.2重量%以上で且つ0.8重量%以下のシリコン、3.5重量%以上で且つ4.5重量%以下の銅、0.4重量%以上で且つ1.0重量%以下のマンガン、及び0.4重量%以上で且つ0.8重量%以下のマグネシウムを含有することを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の放射線遮蔽パネル。
- 前記遮蔽材と前記被覆材の少なくとも一方のアルミニウム合金は、0.05重量%以上で且つ0.3重量%以下の銅、0.3重量%以上で且つ1.5重量%以下のマンガン、及び1.3重量%以下のマグネシウムを含有することを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の放射線遮蔽パネル。
- 前記遮蔽材と前記被覆材の少なくとも一方のアルミニウム合金は、1.0重量%以下のマンガン、0.2重量%以上で且つ5.0重量%以下のマグネシウム、及び0.35重量%以下のクロムを含有することを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の放射線遮蔽パネル。
- 前記遮蔽材と前記被覆材の少なくとも一方のアルミニウム合金は、0.40重量%以上で且つ0.8重量%以下のシリコン、0.15重量%以上で且つ0.40重量%以下の銅、0.8重量%以上で且つ1.2重量%以下のマグネシウム、及び0.04重量%以上で且つ0.35重量%以下のクロムを含有することを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の放射線遮蔽パネル。
- 前記遮蔽材と前記被覆材の少なくとも一方のアルミニウム合金は、2.0重量%以下の銅、2.9重量%以下のマグネシウム、0.30重量%以下のクロム、及び0.8重量%以上で且つ6.5重量%以下の亜鉛を含有することを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の放射線遮蔽パネル。
- 請求項1乃至14のいずれか1項に記載の放射線遮蔽パネルを用い、放射性物質を収容するよう構成されたことを特徴とする遮蔽構造体。
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JP2014221554A JP2016090277A (ja) | 2014-10-30 | 2014-10-30 | 放射線遮蔽パネル及び遮蔽構造体 |
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN110379530A (zh) * | 2019-08-09 | 2019-10-25 | 中国人民大学 | 一种生物屏蔽墙的有效夹层、生物屏蔽墙及单元 |
CN110853788A (zh) * | 2018-08-21 | 2020-02-28 | Fei 公司 | 提高真空导电性的x射线和粒子护罩 |
-
2014
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