JP2016090177A - 冷凍サイクル装置 - Google Patents

冷凍サイクル装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2016090177A
JP2016090177A JP2014226960A JP2014226960A JP2016090177A JP 2016090177 A JP2016090177 A JP 2016090177A JP 2014226960 A JP2014226960 A JP 2014226960A JP 2014226960 A JP2014226960 A JP 2014226960A JP 2016090177 A JP2016090177 A JP 2016090177A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
refrigeration cycle
refrigerant
injection
compressor
state
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2014226960A
Other languages
English (en)
Inventor
崇史 畠田
Takashi Hatada
崇史 畠田
賢 三浦
Masaru Miura
賢 三浦
敦史 馬場
Atsushi Baba
敦史 馬場
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Carrier Corp
Original Assignee
Toshiba Carrier Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Carrier Corp filed Critical Toshiba Carrier Corp
Priority to JP2014226960A priority Critical patent/JP2016090177A/ja
Publication of JP2016090177A publication Critical patent/JP2016090177A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Abstract

【課題】冷媒の漏洩を確実かつ精度よく検出することができる冷凍サイクル装置を提供する。【解決手段】冷凍サイクルから冷媒が漏洩していない状態で液インジェクションした場合の吐出冷媒温度TDpreを予測し、この予測吐出冷媒温度TDpreと冷凍サイクルの現運転時に液インジェクションしたときの実際の吐出冷媒温度TDaとを比較することにより、冷媒の漏洩を検出する。【選択図】図1

Description

本発明の実施形態は、冷媒の漏洩に対処した冷凍サイクル装置に関する。
圧縮機から吐出される冷媒を凝縮器、減圧器、蒸発器に通して圧縮機に戻す冷凍サイクルでは、冷媒が通る配管の接続部などから冷媒が漏洩することがある。この漏洩については、確実に検出できることが望まれる。
特開2008−164265号公報
本発明の実施形態の目的は、冷媒の漏洩を確実かつ精度よく検出することができる冷凍サイクル装置を提供することである。
請求項1の冷凍サイクル装置は、冷凍サイクルと、インジェクション手段と、漏洩検出手段とを備える。冷凍サイクルは、冷媒を吸込んで圧縮し吐出する圧縮機を含み、その圧縮機から吐出される冷媒を凝縮器、減圧器、蒸発器に通して同圧縮機に戻す。インジェクション手段は、前記凝縮器から流出する液冷媒の一部を前記圧縮機に必要に応じてインジェクションする。漏洩検出手段は、前記冷凍サイクルから前記冷媒が漏洩していない状態で前記インジェクションした場合の前記圧縮機の吐出冷媒温度を前記冷凍サイクルの状態変化量に基づいて予測し、この予測した吐出冷媒温度と前記インジェクションしたときの前記圧縮機の実際の吐出冷媒温度との比較により、前記冷凍サイクルにおける前記冷媒の漏洩を検出する。
第1実施形態の構成を示すブロック図。 各実施形態の制御を示すフローチャート。 各実施形態のインジェクション路におけるP−h線図。 第2実施形態の要部の構成を示す図。 第3実施形態の要部の構成を示す図。
[1]第1実施形態
本発明の第1実施形態について図面を参照して説明する。第1実施形態として、空気調和機に搭載される冷凍サイクル装置を例に説明する。
図1に示すように、圧縮機1の吐出口に室外熱交換器2が配管接続され、その室外熱交換器2に減圧器たとえば電動膨張弁3を介して室内熱交換器4が配管接続される。そして、室内熱交換器4に圧縮機1の吸込口が配管接続される。これら配管接続により、冷凍サイクルが構成される。電動膨張弁3は、入力される駆動パルスの数に応じて開度が連続的に変化するパルスモータバルブ(PMV)である。
室外熱交換器2と電動膨張弁3との間の配管にインジェクション路(配管)5の一端が接続され、そのインジェクション路5の他端が圧縮機1の圧縮室(シリンダ)に接続される。そして、インジェクション路5に電動膨張弁6が配置される。電動膨張弁6は、入力される駆動パルスの数に応じて開度Qが連続的に変化するパルスモータバルブ(PMV)であり、インジェクション路5に流れる液冷媒を圧縮機1の中間圧力(高圧と低圧の中間)まで減圧(膨張)させる。このインジェクション路5および電動膨張弁6により、凝縮器(室外熱交換器2)から流出する液冷媒の一部を圧縮機1に必要に応じてインジェクション(注入)するインジェクション手段が構成される。このインジェクション手段は、圧縮機1に液冷媒のインジェクションするいわゆる液インジェクションにより吐出冷媒温度TDの異常上昇を防ぐためのもので、低圧で作動する冷凍機器や、R32冷媒を用いる空気調和機などに搭載される。
室外熱交換器2の近傍に室外ファン7が配置され、室内熱交換器4の近傍に室内ファン8が配置される。
圧縮機1は、吸込口から冷媒を吸込んで圧縮し、圧縮した冷媒を吐出口から吐出する。この圧縮機1から吐出される冷媒(ガス冷媒)は、室外熱交換器(凝縮器)2に流れ、そこで外気に熱を放出して凝縮する。室外熱交換器2から流出する液冷媒は、電動膨張弁3で減圧されて室内熱交換器(蒸発器)4に流れ、そこで室内空気から熱を奪って蒸発する。室内熱交換器4から流出するガス冷媒は、圧縮機1に吸込まれる。
圧縮機1と室外熱交換器2との間の高圧側配管に、圧縮機1の吐出冷媒温度TDを検知する温度センサ11、および圧縮機1の吐出冷媒圧力(高圧)PDを検知する圧力センサ12が取付けられる。室外熱交換器2の出口側配管に、冷媒温度Tcを検知する温度センサ13が取付けられる。室内熱交換器4の入口側配管に,冷媒温度Teを検知する温度センサ14が取付けられる。圧縮機1の吸込口との間の低圧側配管に、圧縮機1の吸込冷媒温度TSを検知する温度センサ15、および圧縮機1の吸込冷媒圧力(低圧)PSを検知する低圧センサ16が取付けられる。室外熱交換器2の近傍に、外気温度Toを検知する外気温度センサ17が配置される。
圧縮機1にインバータ18が接続される。インバータ18は、商用交流電源19の交流電圧を直流電圧に変換し、その直流電圧をスイッチングにより所定周波数F(Hz)およびその所定周波数Fに応じたレベルの交流電圧に変換し出力する。このインバータ18の出力により、圧縮機1のモータが動作する。
室外ユニットAは、圧縮機1、室外熱交換器2、電動膨張弁3、インジェクション路5、電動膨張弁6、室外ファン7、インバータ18などを収容している。室内ユニットBは、室内熱交換器4および室内ファン8などを収容している。
室外ユニットAおよび室内ユニットBに制御部30が接続され、その制御部30にリモートコントロール式の操作表示器(リモコンともいう)31および手操作式のリセットスイッチ32が接続される。なお、制御部30は、各種データ記憶用のメモリ30aを内蔵している。
操作表示器31は、空気調和機の運転条件を設定するための操作部を有するとともに、運転条件の設定内容や実際の運転に関わる各種情報を表示するための表示部を有する。リセットスイッチ32は、いわゆる自動復帰型の押釦スイッチであり、制御部30が搭載されている制御回路基板などに配置される。
制御部30は、主要な機能として次の(1)〜(3)の手段を有する。
(1)蒸発器(室内熱交換器4)における冷媒の過熱度SHが目標値SHtに一定となるように、電動膨張弁3の開度を制御する(過熱度一定値制御)。過熱度SHは、温度センサ14の検知温度Teと温度センサ15の検知温度Tsとの差(=Te−Ts)である。
(2)温度センサ11が検知する吐出冷媒温度TD(または温度センサ15が検知する吸込冷媒温度TS)に応じて電動膨張弁6の開度Qを制御するインジェクション制御手段。
(3)冷凍サイクルから冷媒が漏洩していない状態で上記液インジェクションした場合の圧縮機1の吐出冷媒温度TDpreを冷凍サイクルの状態変化量に基づいて予測し、この予測吐出冷媒温度TDpreと冷凍サイクルの現運転時に上記液インジェクションしたときの圧縮機1の実際の吐出冷媒温度TDaとを比較することにより、冷凍サイクルにおける冷媒の漏洩を検出する漏洩検出手段。
なお、上記(3)の漏洩検出手段は、具体的には、冷凍サイクルの運転初期における液インジェクション時に温度センサ11の検知温度(吐出冷媒温度)TDxをメモリ30aに記憶するとともに、同液インジェクション時の冷凍サイクルの状態量を初期状態量としてメモリ30aに記憶する。そして、漏洩検出手段は、メモリ30a内の初期状態量と、冷凍サイクルの現運転時における液インジェクション時の冷凍サイクルの状態量との差を、状態変化量として検出する。さらに、漏洩検出手段は、メモリ30a内の吐出冷媒温度TDxを上記検出した状態変化量で補正することにより、冷凍サイクルから冷媒が漏洩していない状態で液インジェクションした場合の圧縮機1の吐出冷媒温度TDpreを予測する。
予測した吐出冷媒温度TDpreは、冷凍サイクルに冷媒の漏洩がないことを前提とした場合に、冷凍サイクルの現運転時に圧縮機1の吐出冷媒温度TDがあるべき値である。
上記初期状態量は、リセットスイッチ32が操作されてから設定時間(例えば10時間乃至50時間)txが経過した時点の運転周波数(圧縮機1の運転周波数)Fx,吐出冷媒圧力(温度センサ11の検知温度)PDx,吸込冷媒圧力(温度センサ15の検知温度)PSx,開度(液インジェクション時の電動膨張弁6の開度)Mxである。
冷凍サイクルの現運転時の状態量は、冷凍サイクルの現運転時における運転周波数(圧縮機1の運転周波数)Fa,吐出冷媒圧力(温度センサ11の検知温度)PDa,吸込冷媒圧力(温度センサ15の検知温度)PSa,開度(液インジェクション時の電動膨張弁6の開度)Maである。
つぎに、制御部30が実行する制御を図2のフローチャートを参照しながら説明する。
制御部30は、初期状態フラグfが“0”であるかを判定する(ステップS1)。初期状態フラグfは、吐出冷媒温度TDxおよび初期状態量の記憶が済んでいるか否かの指標である。制御部30は、ユーザや作業員によってリセットスイッチ32がオン操作された場合に、初期状態フラグfを“0”にリセットする。
初期状態フラグfが“0”の場合(ステップS1のYES)、制御部30は、吐出冷媒温度TDxおよび初期状態量の記憶が済んでいないとの判断の下に、運転時間tを積算し(ステップS2)、その積算運転時間tが設定時間tx以上(t≧tx)であるかを判定する(ステップS3)。積算運転時間tは、メモリ30aに逐次に更新記憶される。この記憶内容は、リセットスイッチ32のオン操作があった場合に制御部30によって零クリアされる。設定時間txは、運転初期であるところの10時間〜50時間のいずれかの値であり、当該冷凍サイクル装置が設置される環境などに応じた適切な値が選定される。
積算運転時間tが設定時間tx未満の場合(ステップS3のNO)、制御部30は、ステップS1のフラグ判定に戻る。積算運転時間tが設定時間txに達した場合(ステップS3のYES)、制御部30は、液インジェクションが必要な状況であるかを判定する(ステップS4)。液インジェクションが必要な状況とは、圧縮機1の吐出冷媒温度TDが所定値TD1以上に上昇した場合、または吸込冷媒温度TSが所定値TS1以上に上昇した場合のことである。
液インジェクションが必要でない場合(ステップS4のNO)、制御部30は、ステップS1のフラグ判定に戻る。液インジェクションが必要な場合(ステップS4のYES)、制御部30は、電動膨張弁6を開いて液インジェクションを実行する(ステップS5)。
液インジェクションの実行時、制御部30は、冷凍サイクルが安定運転状態にあるかを判定する(ステップS6,S7,S8)。
すなわち、ステップS6において、制御部30は、過熱度SHと目標値SHtとの差ΔSHの絶対値(|ΔSH|)が、設定値ΔSHs未満(|ΔSH|<ΔSHs)であるかを判定する。設定値ΔSHsは例えば2〜3Kである。ステップS7において、制御部30は、過熱度SHが設定値SHs以上(SH≧SHs)であるかを判定する。設定値SHsは例えば1〜2Kである。過熱度SHが設定値SHs以上の場合、過熱度SHは正の値である。ステップS8において、制御部30は、圧縮機1の運転周波数Fが設定値Fs以上(F≧Fs)であるかを判定する。設定値Fsは例えば30Hzである。
ステップS6,S7,S8の判定結果の少なくとも1つが否定の場合(ステップS6のNO、あるいはステップS7のNO、あるいはステップS8のNO)、制御部30は、ステップS1のフラグ判定に戻る。
ステップS6,S7,S8の判定結果が共に肯定の場合(ステップS6のYES、ステップS7のYES、ステップS8のYES)、制御部30は、冷凍サイクルが安定運転状態に入っているとの判断の下に、そのときの吐出冷媒温度TDxをメモリ30aに記憶(更新記憶)し且つ運転周波数Fx,吐出冷媒圧力PDx,吸込冷媒圧力PSx,開度Qxを初期状態量としてメモリ30aに記憶(更新記憶)する(ステップS7)。
吐出冷媒温度TDxおよび初期状態量の記憶に伴い、制御部30は、初期状態フラグfを“1”にセットし(ステップS10)、ステップS1のフラグ判定に戻る。
初期状態フラグfが“1”の場合(ステップS1のNO)、制御部30は、圧縮機1への液インジェクションが必要な状況であるかを判定する(ステップS11)。
液インジェクションが必要でない場合(ステップS11のNO)、制御部30は、ステップS1のフラグ判定に戻る。液インジェクションが必要な場合(ステップS11のYES)、制御部30は、電動膨張弁6を開いて液インジェクションを実行する(ステップS12)。
液インジェクション時、制御部30は、冷凍サイクルが安定運転状態にあるかを判定する(ステップS13,S14,S15)。
すなわち、ステップS13において、制御部30は、過熱度SHと目標値SHtとの差ΔSHの絶対値(|ΔSH|)が、設定値ΔSHs未満(|ΔSH|<ΔSHs)であるかを判定する。ステップS14において、制御部30は、過熱度SHが設定値SHs以上(SH≧SHs)であるかを判定する。ステップS15において、制御部30は、圧縮機1の運転周波数Fが設定値Fs以上(F≧Fs)であるかを判定する。
ステップS13,S14,S15の判定結果の少なくとも1つが否定の場合(ステップS13のNO、あるいはステップS14のNO、あるいはステップS15のNO)、制御部30は、ステップS1のフラグ判定に戻る。
ステップS13,S14,S15の判定結果が共に肯定の場合(ステップS13のYES、ステップS14のYES、ステップS15のYES)、制御部30は、冷凍サイクルが安定運転状態に入っているとの判断の下に、冷凍サイクルの現運転時の状態量とメモリ30a内の初期状態量との差を状態変化量として検出する(ステップS16)。
冷凍サイクルの現運転時の状態量は、運転周波数Fa,吐出冷媒圧力PDa,吸込冷媒圧力PSa,開度Qaである。状態変化量は、運転周波数Fxと運転周波数Faとの差ΔFであり、かつ吐出冷媒圧力PDxと吐出冷媒圧力PDaとの差ΔPDであり、かつ吸込冷媒圧力PSxと吸込冷媒圧力PSaとの差ΔPSであり、かつ開度Qxと開度Qaとの差ΔQである。
続いて、制御部30は、メモリ30a内の吐出冷媒温度TDxを上記検出した状態変化量で補正(演算)することにより、冷凍サイクルに冷媒の漏洩がない状態で液インジェクションした場合の圧縮機1の吐出冷媒圧力TDpreを予測する(ステップS17)。この予測について、以下、説明する。
まず、インジェクション路5における電動膨張弁6の開度Qには次の流量特性理論式が当てはまる。
Q=L・{(1/ρ)・ΔP}^0.5
Lは、インジェクション路5を通る冷媒の量(冷媒流量)である。ρは、電動膨張弁6の入口側の冷媒密度である。ΔPは、電動膨張弁6の入口側の冷媒圧力P1(≒PD)と電動膨張弁6の出口側の冷媒圧力P2との差(=P1−P2)である。
冷凍サイクルから冷媒が漏洩した場合、凝縮器である室外熱交換器2から流出する冷媒の乾き度xj、つまりインジェクション路5に流入する冷媒の乾き度xjが、大きくなる。乾き度とは、冷媒が湿り飽和蒸気であるときの蒸気(乾き飽和蒸気)と飽和液との重量比のことである。インジェクション路5に流入する冷媒の乾き度xjが大きくなると、電動膨張弁6の入口側の冷媒密度ρが小さくなる。
電動膨張弁6の入口側の冷媒密度ρが小さくなると、インジェクション路5に流入する冷媒の量が減少するとともに、インジェクション路5に流入する冷媒の質量当たりの比エンタルピー差Δhjが小さくなる。インジェクション路5に流入する冷媒の量が減少し、しかもインジェクション路5に流入する冷媒の質量当たりの比エンタルピー差Δhjが小さくなると、電動膨張弁6の開度Qが同一で冷媒圧力差ΔPが同一という条件で見た場合、液インジェクションによる吐出温度冷却効果が小さくなる。
冷媒密度ρの変化量は、インジェクション路5における冷媒流量の変化量に相当する。インジェクション路5における冷媒流量の変化量は、吐出温度冷却効果の変化量でもある。
冷凍サイクルから冷媒が漏洩した場合のインジェクション路5における圧力とエンタルピーとの関係を表わすp−h線図を図3に示す。
上記流量特性理論式において、開度Qはインジェクション制御の対象であるため既知である。冷媒密度ρを除く冷媒流量Lおよび冷媒圧力差ΔPは、運転周波数F,吐出冷媒圧力PD,吸込冷媒圧力PSを用いる演算により、求めることが可能である。つまり、運転周波数F,吐出冷媒圧力PD,吸込冷媒圧力PSおよび開度Qを用いる演算により、冷媒密度ρを知ることができる。
演算用のパラメータとして用いる運転周波数F,吐出冷媒圧力PD,吸込冷媒圧力PS,開度Qaは、冷媒の漏洩が生じて冷媒量が減少した場合でも、その冷媒量の減少の影響を受け難い。
したがって、運転初期の吐出冷媒温度TDxを運転初期時から現運転時までの状態変化量ΔF,ΔPD,ΔPS,ΔQで補正することにより、冷凍サイクルに冷媒の漏洩がない状態で液インジェクションした場合の吐出冷媒温度TDpreを予測(推定)することができる。予測吐出冷媒温度TDpreは、冷凍サイクルに冷媒の漏洩がないことを前提とした場合に、圧縮機1の吐出冷媒温度TDが現時点の運転において至る筈の値である。
圧縮機1の実際の吐出冷媒温度TDaの上昇には圧縮機1の機械効率ηtや断熱効率ηsに応じた上昇分が含まれるが、運転初期の吐出冷媒温度TDxを冷凍サイクルの状態変化量で補正して予測吐出冷媒温度TDpreを求める手法であれば、機械効率ηtや断熱効率ηsの影響を無視することができる。
制御部30は、液インジェクション時における圧縮機1の実際の吐出冷媒温度TDaを温度センサ11の検知により認識しており、その吐出冷媒温度TDaと予測吐出冷媒温度TDpreとのずれ量ΔTD(=TDa−TDpre)を求める(ステップS18)。そして、制御部30は、求めたずれ量ΔTDが閾値ΔTDs以上であるかを判定する(ステップS19)。閾値ΔTDsは例えば10Kである。
仮に、冷媒の漏洩が生じている場合、液冷媒にガス冷媒が混入したいわゆる気液二相冷媒がインジェクション路5に流入するため、ずれ量ΔTDが閾値ΔTDs以上となる。
ずれ量ΔTDが閾値ΔTDs以上の場合(ステップS19のYES)、制御部30は、冷凍サイクルに冷媒の漏洩があると判定し、その旨を例えば操作表示器31の文字表示やアイコン画像表示により報知する(ステップS20)。この報知により、ユーザは、冷媒の漏洩が生じていることを認識し、保守・点検を依頼することができる。
さらに、制御部30は、上記報知に伴い、圧縮機1を停止して以後の運転を禁止する(ステップS21)。この運転禁止により、冷媒が漏洩したまま運転が継続することがなくなり、冷凍サイクル機器への悪影響を回避することができる。
以上のように、冷媒の漏洩がない状態で液インジェクションした場合の圧縮機1の吐出冷媒温度TDpreを冷凍サイクルの状態変化量に基づいて予測し、この予測吐出冷媒温度TDpreと現運転時に液インジェクションしたときの圧縮機1の実際の吐出冷媒温度TDaとの比較によって冷媒の漏洩を検出することにより、冷凍サイクルの配管長にかかわらず、また当該冷凍サイクル装置が搭載される空気調和機の仕様の相異などにかかわらず、冷凍サイクルにおける冷媒の漏洩の有無を確実にしかも精度よく捕らえることができる。
冷凍サイクルの状態変化量として、冷媒の漏洩の影響を受け難い運転周波数F,吐出冷媒圧力PD,吸込冷媒圧力PSのそれぞれ状態変化量ΔF,ΔPD,ΔPS,ΔQを用いるので、予測吐出冷媒温度TDpreを高い精度で求めることができる。結果として、漏洩検出用の閾値ΔTDsを低く設定できる。漏洩検出用の閾値ΔTDsを低く設定できるので、冷媒の漏洩量が少ない場合でも、その漏洩を的確に捕えることができる。
冷凍サイクル中の冷媒を回収する冷媒回収運転を実行して当該冷凍サイクル装置を別の場所に移設した場合には、ユーザや作業員は、移設後の冷媒充填が完了した時点でリセットスイッチ32をオン操作する。リセットスイッチ32がオン操作された場合、制御部30は、メモリ30a内の吐出冷媒温度TDxおよび初期状態量を消去し、新たな運転が開始された後の吐出冷媒温度TDxおよび初期状態量をメモリ30aに記憶する。こうして、吐出冷媒温度TDxおよび初期状態量を更新することにより、移設後においても、冷媒の漏洩の有無を確実に捕らえることができる。
冷凍サイクルが安定運転状態であることを条件として、吐出冷媒温度TDxおよび初期状態量を記憶しかつ冷媒の漏洩を検出するので、漏洩の検出精度が向上する。
冷凍サイクルが安定運転状態にあるかを判定する要素として、過熱度SHと目標値SHtとの差の絶対値ΔSHが設定値ΔSHs未満である場合、かつ過熱度SHが設定値SHs以上(過熱度SHが正の値)である場合という、複数の条件を用いるので、圧縮機1に液冷媒が吸込まれるいわゆる液バックや電動膨張弁3の動作遅れがない状態で、冷媒の漏洩を検出できる。つまり、検出精度が向上する。
運転周波数Fが低い場合に室外熱交換器2に液冷媒が溜まり込むことがあるが、冷凍サイクルが安定運転状態にあるかを判定する要素として、さらに、運転周波数Fが設定値Fs以上であるという条件を加えているので、液冷媒が室外熱交換器2に溜まり込まない状態で、冷媒の漏洩を検出できる。この点でも、検出精度が向上する。
なお、インジェクション路5に配置する減圧手段として電動膨張弁6を用いたが、電動膨張弁6に代えて、キャピラリチューブに二方弁を並列接続した構成の絞り機構を用いてもよい。二方弁の開放により、絞り量が可変である。ただし、電動膨張弁6を用いたほうが、吐出冷媒温度TDpreの予測精度が高くなり、ひいては冷媒漏洩の検出精度も高くなる。
なお、実際の吐出冷媒温度TDaは、圧縮機1に吸込まれる冷媒の過熱度にも依存する。また、低圧部にアキュームレータなどの液溜め装置を備える冷凍サイクルの場合、蒸発器で十分な過熱度を得ていない冷媒がアキュームレータに流入した際に、未蒸発の液冷媒がアキュームレータに溜まって冷媒漏洩時と疑似の現象が生じる。これらの影響を受けずに冷媒の漏洩を的確に検出するためには、温度センサ15の検知による吸込冷媒温度TSを冷媒漏洩検出に加味すればよい。
[2]第2実施形態
第2実施形態では、図4に示すように、室外熱交換器2と電動膨張弁3との間の配管(冷媒流路)に、液冷媒を一時的に貯める受液器(リキッドレシーバ)20が配置される。この受液器20の側壁の所定高さ位置に、インジェクション路5の一端が接続される。そして、インジェクション路5において、受液器20と電動膨張弁6との間に、温度センサ21が取付けられる。
受液器20内の液冷媒の液面レベルが所定高さ以上の場合、その所定高さ以上に存する液冷媒がインジェクション路5に流入する。受液器20内の液冷媒の液面レベルが所定高さ未満に低下した場合、受液器20に流入してくる液冷媒と受液器20内の上部に存するガス冷媒とが気液二相状態でインジェクション路5に流入する。ガス冷媒の温度は、液冷媒の温度よりも高い。
制御部30は、第1実施形態と同じく液インジェクション時に冷媒漏洩を検出することに加え、温度センサ21の検知温度変化に応じて受液器20内の液冷媒の液面レベルを検出する。そして、制御部30は、検出した液面レベルが所定高さ未満に低下した場合に、強制的な液インジェクションを実行して冷媒漏洩を検出する。
ところで、圧縮機1側の温度状況に応じた通常の液インジェクションおよび冷媒漏洩検出が実行されてから、次の通常の液インジェクションおよび冷媒漏洩検出が実行されるまでの間に、冷媒漏れが発生する可能性がある。
この冷媒漏れの発生によって受液器20内の液冷媒の液面レベルが所定高さ未満に低下した場合、制御部30は、その液面レベルの低下を温度センサ21の検知温度変化により検出する。この検出に基づき、制御部30は、電動膨張弁6を開いて強制的な液インジェクションと冷媒漏洩検出を実行する。
強制的な液インジェクションおよび冷媒漏洩検出では、液冷媒およびガス冷媒がいわゆる気液二相状態で圧縮機1に流入するので、液インジェクション本来の吐出温度冷却効果が小さくなる。結果として、予測吐出冷媒温度TDpreを高い精度で求めることができる。結果として、冷媒漏洩検出の精度が向上する。
この第2実施形態によれば、圧縮機1側の温度状況に応じた通常の液インジェクションの繰り返しを待つことなく、冷媒の漏洩を早期に検出することができる。
圧縮機1側の温度状況に応じた通常の液インジェクションの繰り返しを待っていると、受液器20が空になって次の液インジェクションおよび冷媒漏洩検出を実行できなくなる可能性もあるが、受液器20が空になくなる前に液インジェクションおよび冷媒漏洩検出を確実に実行することができる。よって、冷媒漏洩検出の信頼性が向上する。
他の構成および制御は第1実施形態と同じである。よって、その詳細な説明は省略する。
[3]第3実施形態
第3実施形態では、図5に示すように、インジェクション路5の一端側が2つの流路5a,5bに分けられ、一方の流路5aが受液器20の側壁の所定高さ位置に接続される。この流路5aに電磁式の二方弁22が配置される。そして、流路5aにおいて、受液器20と二方弁22との間に、温度センサ21が取付けられる。他方の流路5bは、受液器20と電動膨張弁3との間の配管(冷媒流路)に接続される。
受液器20内の液冷媒の液面レベルが所定高さ以上の場合、その所定高さ以上に存する液冷媒が流路5aに流入する。受液器20内の液冷媒の液面レベルが所定高さ未満に低下した場合、受液器20に流入してくる液冷媒と受液器20内の上部に存するガス冷媒とが気液二相状態で流路5aに流入する。
制御部30は、二方弁22を閉じた状態で電動膨張弁6を開く第1液インジェクションを所定回数たとえば3回連続して実行し、続いて、二方弁22を開いた状態で電動膨張弁6を開く第2液インジェクションを所定回数たとえば1回実行し、これら実行を繰り返す。
第1液インジェクションの実行時、受液器20から流出して電動膨張弁3に流れる液冷媒の一部が流路5bおよびインジェクション路5を通って圧縮機1に流れる。
第2液インジェクションの実行時、受液器20内の液冷媒(またはガス冷媒)が流路5a,二方弁22,およびインジェクション路5を通って圧縮機1に流れるとともに、受液器20から流出する液冷媒の一部が流路5bおよびインジェクション路5を通って圧縮機1に流れる。
他の構成および制御は第2実施形態と同じである。よって、その詳細な説明は省略する。
[4]第4実施形態
第4実施形態では、冷凍サイクルの安定運転状態の判定要素として、運転周波数Fに代えて、外気温度センサ17により検知される外気温度Toを用いる。
制御部30は、過熱度SHと目標値SHtとの差ΔSHの絶対値が設定値ΔSHs未満(ステップS6のYES)、かつ過熱度SHが設定値SHs以上(ステップS7のYES)、かつ外気温度Toが設定値Tos以上(ステップS8のYES)の場合に、冷凍サイクルが安定運転状態に入っていると判断する。
外気温度Toが低い場合に室外熱交換器2に液冷媒が溜まり込むことがあるが、安定運転状態の判定要素として外気温度Toを用いることにより、液冷媒が室外熱交換器2に溜まり込まない状態で、冷媒の漏洩を検出できる。
なお、運転周波数Fおよび外気温度Toの両方を判定要素として用いることも可能である。
他の構成および制御は第1ないし第3実施形態のいずれかと同じである。よって、その詳細な説明は省略する。
[5]第5実施形態
第5実施形態では、冷媒が漏洩していない状態で液インジェクションした場合の吐出冷媒温度TDpreの単位時間当たりの変化量ΔTDpreを予測し、この予測した変化量ΔTDpreと、現運転時に液インジェクションしたときの実際の吐出冷媒温度TDaの単位時間当たりの変化量ΔTDaとを比較することにより、冷媒の漏洩を検出する。
液インジェクションの実行時は、冷凍サイクルが一時的に非定常状態となるため、吐出冷媒温度TDが大きく変動する可能性がある。そのような場合でも、変化量ΔTDpreと変化量ΔTDaとを比較することで、冷媒の漏洩を的確に検出することができる。
他の構成および制御は第1ないし第4実施形態のいずれかと同じである。よって、その詳細な説明は省略する。
[6]変形例
上記各実施形態では、空気調和機に搭載される冷凍サイクル装置を例に説明したが、冷凍機や給湯機等の他の機器に搭載される冷凍サイクル装置においても同様に実施可能である。また、冷凍サイクルとしては、冷房時に室外熱交換器2が凝縮器となって室内熱交換器4が蒸発器となり、暖房時に室内熱交換器4が凝縮器となって室外熱交換器2が蒸発器となるヒートポンプ式冷凍サイクルを用いてもよい。
その他、上記各実施形態および変形例は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。この新規な実施形態および変形例は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、書き換え、変更を行うことができる。これら実施形態や変形は、発明の範囲は要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
A…室外ユニット、B…室内ユニット、1…圧縮機、2…室外熱交換器(凝縮器)、3…電動膨張弁、4…室内熱交換器(蒸発器)、5…インジェクション路、6…電動膨張弁、11,13,14,15…冷媒温度センサ、12,16…冷媒圧力センサ、17…外気温度センサ、18…インバータ、19…商用交流電源、30…制御部、30a…メモリ、31…操作表示器、32…リセットスイッチ

Claims (9)

  1. 冷媒を吸込んで圧縮し吐出する圧縮機を含み、その圧縮機から吐出される冷媒を凝縮器、減圧器、蒸発器に通して同圧縮機に戻す冷凍サイクルと、
    前記凝縮器から流出する液冷媒の一部を前記圧縮機に必要に応じてインジェクションするインジェクション手段と、
    前記冷凍サイクルから前記冷媒が漏洩していない状態で前記インジェクションした場合の前記圧縮機の吐出冷媒温度を前記冷凍サイクルの状態変化量に基づいて予測し、この予測した吐出冷媒温度と前記冷凍サイクルの現運転時に前記インジェクションしたときの前記圧縮機の実際の吐出冷媒温度との比較により、前記冷凍サイクルにおける前記冷媒の漏洩を検出する漏洩検出手段と、
    を備えることを特徴とする冷凍サイクル装置。
  2. 前記漏洩検出手段は、
    前記冷凍サイクルの運転初期に前記インジェクションしたときの前記冷凍サイクルの状態量と、前記冷凍サイクルの現運転時に前記インジェクションしたときの前記冷凍サイクルの状態量との差を、前記冷凍サイクルの状態変化量として検出し、
    前記冷凍サイクルの運転初期に前記インジェクションしたときの前記圧縮機の吐出冷媒温度を前記検出した状態変化量で補正することにより、前記冷凍サイクルから前記冷媒が漏洩していない状態で前記インジェクションした場合の前記圧縮機の吐出冷媒温度を予測する、
    ことを特徴とする請求項1記載の冷凍サイクル装置。
  3. 前記漏洩検出手段は、
    前記冷凍サイクルの運転初期および同冷凍サイクルの安定運転状態において前記インジェクションしたときの前記冷凍サイクルの状態量と、前記冷凍サイクルの現運転時および同冷凍サイクルの安定運転状態において前記インジェクションしたときの前記冷凍サイクルの状態量との差を、前記冷凍サイクルの状態変化量として検出し、
    前記冷凍サイクルの運転初期および同冷凍サイクルの安定運転状態において前記インジェクションしたときの前記圧縮機の吐出冷媒温度TDaを前記検出した状態変化量で補正することにより、前記冷凍サイクルから前記冷媒が漏洩していない状態で前記インジェクションした場合の前記圧縮機の吐出冷媒温度TDpreを予測する、
    ことを特徴とする請求項1記載の冷凍サイクル装置。
  4. 前記漏洩検出手段は、前記蒸発器における冷媒の過熱度SHと目標値SHtとの差ΔSHの絶対値(|ΔSH|)が設定値ΔSHs未満(|ΔSH|<ΔSHs)であり、かつ前記過熱度SHが設定値SHs以上(SH≧SHs)であり、かつ前記圧縮機の運転周波数Fが設定値Fs以上(F≧Fs)である場合に、前記冷凍サイクルが安定運転状態にあると判定する、
    ことを特徴とする請求項3記載の冷凍サイクル装置。
  5. 前記漏洩検出手段は、前記蒸発器における冷媒の過熱度SHと目標値SHtとの差ΔSHの絶対値(|ΔSH|)が設定値ΔSHs未満(|ΔSH|<ΔSHs)であり、かつ前記過熱度SHが設定値SHs以上(SHa≧SHs)であり、かつ外気温度Toが設定値Ts以上(To≧Ts)である場合に、前記冷凍サイクルが安定運転状態にあると判定する、
    ことを特徴とする請求項3記載の冷凍サイクル装置。
  6. 前記インジェクション手段は、前記凝縮器から流出する液冷媒の一部を前記圧縮機に導くインジェクション路と、このインジェクション路に配置した膨張弁とを含む、
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれか記載の冷凍サイクル装置。
  7. 前記冷凍サイクルは、前記凝縮器と前減圧器との間の冷媒流路に受液器を備え、
    前記インジェクション手段は、前記受液器内の所定高さ以上に存する液冷媒を前記圧縮機に導くインジェクション路と、このインジェクション路に配置した膨張弁とを含む、
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれか記載の冷凍サイクル装置。
  8. 前記冷凍サイクルは、前記凝縮器と前減圧器との間の冷媒流路に受液器を備え、
    前記インジェクション手段は、前記受液器内の所定高さ以上に存する液冷媒および前記受液器を経た液冷媒のいずれか一方を前記圧縮機に導くインジェクション路と、このインジェクション路に配置した膨張弁とを含む、
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれか記載の冷凍サイクル装置。
  9. 前記漏洩検出手段は、
    前記冷凍サイクルから前記冷媒が漏洩していない状態で前記インジェクションした場合の前記圧縮機の吐出冷媒温度の変化量を前記冷凍サイクルの状態変化量に基づいて予測し、この予測した吐出冷媒温度の変化量と前記冷凍サイクルの現運転時に前記インジェクションしたときの前記圧縮機の実際の吐出冷媒温度の変化量との比較により、前記冷凍サイクルにおける前記冷媒の漏洩を検出する、
    ことを特徴とする請求項1記載の冷凍サイクル装置。
JP2014226960A 2014-11-07 2014-11-07 冷凍サイクル装置 Pending JP2016090177A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014226960A JP2016090177A (ja) 2014-11-07 2014-11-07 冷凍サイクル装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014226960A JP2016090177A (ja) 2014-11-07 2014-11-07 冷凍サイクル装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2016090177A true JP2016090177A (ja) 2016-05-23

Family

ID=56019438

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014226960A Pending JP2016090177A (ja) 2014-11-07 2014-11-07 冷凍サイクル装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2016090177A (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2017208834A1 (ja) * 2016-06-02 2017-12-07 サンデン・オートモーティブクライメイトシステム株式会社 車両用空気調和装置
WO2018070178A1 (ja) * 2016-10-14 2018-04-19 サンデン・オートモーティブクライメイトシステム株式会社 車両用空気調和装置
WO2018146805A1 (ja) * 2017-02-13 2018-08-16 三菱電機株式会社 冷凍装置
CN110940047A (zh) * 2018-09-21 2020-03-31 奥克斯空调股份有限公司 一种冷媒泄漏的检测方法及空调器
WO2020067296A1 (ja) * 2018-09-28 2020-04-02 ダイキン工業株式会社 冷媒漏洩判定装置、この冷媒漏洩判定装置を備える冷凍装置、及び冷媒漏洩判定方法
CN111043709A (zh) * 2019-12-20 2020-04-21 四川长虹空调有限公司 制冷剂缺氟状态的检测方法
WO2023181679A1 (ja) * 2022-03-25 2023-09-28 東芝キヤリア株式会社 冷凍サイクル装置

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH1038388A (ja) * 1996-07-25 1998-02-13 N T T Facilities:Kk 空気調和機とその制御方法
JPH10153353A (ja) * 1996-09-27 1998-06-09 Toshiba Corp 空気調和機
US20050126190A1 (en) * 2003-12-10 2005-06-16 Alexander Lifson Loss of refrigerant charge and expansion valve malfunction detection
JP2014119159A (ja) * 2012-12-14 2014-06-30 Sharp Corp 冷凍システム装置および空気調和機

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH1038388A (ja) * 1996-07-25 1998-02-13 N T T Facilities:Kk 空気調和機とその制御方法
JPH10153353A (ja) * 1996-09-27 1998-06-09 Toshiba Corp 空気調和機
US20050126190A1 (en) * 2003-12-10 2005-06-16 Alexander Lifson Loss of refrigerant charge and expansion valve malfunction detection
JP2014119159A (ja) * 2012-12-14 2014-06-30 Sharp Corp 冷凍システム装置および空気調和機

Cited By (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109642762B (zh) * 2016-06-02 2020-12-15 三电汽车空调系统株式会社 车用空调装置
WO2017208834A1 (ja) * 2016-06-02 2017-12-07 サンデン・オートモーティブクライメイトシステム株式会社 車両用空気調和装置
CN109642762A (zh) * 2016-06-02 2019-04-16 三电汽车空调系统株式会社 车用空调装置
US10926609B2 (en) 2016-06-02 2021-02-23 Sanden Automotive Climate Systems Corporation Vehicle air conditioning device
WO2018070178A1 (ja) * 2016-10-14 2018-04-19 サンデン・オートモーティブクライメイトシステム株式会社 車両用空気調和装置
JP2018063099A (ja) * 2016-10-14 2018-04-19 サンデン・オートモーティブクライメイトシステム株式会社 車両用空気調和装置
US10870332B2 (en) 2016-10-14 2020-12-22 Sanden Automotive Climate Systems Corporation Vehicle air conditioner
WO2018146805A1 (ja) * 2017-02-13 2018-08-16 三菱電機株式会社 冷凍装置
CN110940047A (zh) * 2018-09-21 2020-03-31 奥克斯空调股份有限公司 一种冷媒泄漏的检测方法及空调器
CN110940047B (zh) * 2018-09-21 2021-04-02 奥克斯空调股份有限公司 一种冷媒泄漏的检测方法及空调器
JP2020056509A (ja) * 2018-09-28 2020-04-09 ダイキン工業株式会社 冷媒漏洩判定装置、この冷媒漏洩判定装置を備える冷凍装置、及び冷媒漏洩判定方法
WO2020067296A1 (ja) * 2018-09-28 2020-04-02 ダイキン工業株式会社 冷媒漏洩判定装置、この冷媒漏洩判定装置を備える冷凍装置、及び冷媒漏洩判定方法
CN112752938A (zh) * 2018-09-28 2021-05-04 大金工业株式会社 制冷剂泄漏判定装置、包括该制冷剂泄漏判定装置的冷冻装置及制冷剂泄漏判定方法
CN111043709A (zh) * 2019-12-20 2020-04-21 四川长虹空调有限公司 制冷剂缺氟状态的检测方法
WO2023181679A1 (ja) * 2022-03-25 2023-09-28 東芝キヤリア株式会社 冷凍サイクル装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6440667B2 (ja) 冷凍サイクル装置
JP2016090177A (ja) 冷凍サイクル装置
US11041666B2 (en) Refrigeration apparatus
EP3051236B1 (en) Freeze cycling device
US20110088414A1 (en) Air conditioning apparatus refrigerant quantity determination method and air conditioning apparatus
KR101900901B1 (ko) 공기 조화기 및 그 제어 방법
JP6387276B2 (ja) 冷凍サイクル装置
CN110651163B (zh) 空调机
JP2011247504A (ja) 冷凍装置
JPWO2019053858A1 (ja) 冷凍サイクル装置および冷凍装置
CN114364925B (zh) 制冷剂泄漏判定系统
JP2008298335A (ja) 冷凍装置および同冷凍装置に用いられる冷媒追加充填キット並びに冷凍装置の冷媒追加充填方法
CN112823261B (zh) 室外机以及具备该室外机的制冷循环装置
JP6588626B2 (ja) 冷凍装置
JP2019035579A (ja) 冷凍装置
JPWO2019171463A1 (ja) 空気調和装置
WO2020188753A1 (ja) 室外機及びそれを備える冷凍サイクル装置
JP6449979B2 (ja) 冷凍装置
JP2016065699A (ja) 冷凍サイクル装置
JP2017067397A (ja) 冷凍装置
JP2014126306A (ja) 空気調和装置
CN113614473B (zh) 室外机和具备该室外机的制冷循环装置
JPWO2017098670A1 (ja) 冷凍装置
JP2022027894A (ja) 冷凍装置
JP2022179969A (ja) 冷凍空調装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20170703

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20180405

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20180410

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180606

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20180807