JP2016089946A - 自動変速機 - Google Patents

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加藤 博
Hiroshi Kato
博 加藤
重樹 ▲高▼見
重樹 ▲高▼見
Shigeki Takami
杉浦 伸忠
Nobutada Sugiura
伸忠 杉浦
内田 雅之
Masayuki Uchida
雅之 内田
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Abstract

【課題】無段変速機構及び多段変速機構の両方を備えながらも、胴回りの長大化を抑え、車両への搭載性の低下を抑制できる自動変速機を提供する。【解決手段】第1軸AX1上に配置される入力軸2と、第2軸AX2上に配置される中間軸60に出力し得る無段変速機構4と、第3軸AX3上に配置されるカウンタ軸70と、第4軸AX4上に配置される駆動軸5と、第1軸AX1上に設けられた出力ギヤ30と、出力ギヤ30と噛合し第3軸AX3上に設けられたドライブギヤ72と、を備え、多段変速機構3は、入力軸2から入力された入力回転を変速して出力する第1のプラネタリギヤDP1及び第2のプラネタリギヤDP2と、係合により低速段の伝達経路を形成する第1クラッチC1と、係合により高速段の伝達経路を形成する第2クラッチC2と、を有し、第1軸AX1上又は第3軸AX3上に設けられる。【選択図】図1

Description

本発明は、例えば車両に搭載される自動変速機に係り、詳しくは、無段変速機構及び多段変速機構を有する自動変速機に関する。
従来、例えば車両に搭載される自動変速機として、ベルト式無段変速機等の無段変速機構を備えたものが普及している。この自動変速機では、エンジンに連結された入力軸と、入力軸に平行で無段変速機構により変速された回転が出力される中間軸と、中間軸に平行で中間軸の回転を反転するカウンタ軸と、カウンタ軸に平行で車輪に連結される駆動軸との4軸を有している。
また、例えば車両に搭載される自動変速機として、無段変速機構及び多段変速機構を有する自動変速機が知られている(特許文献1参照)。この自動変速機では、エンジンに連結された入力軸と、車輪に連結された駆動軸とを有し、これら入力軸と駆動軸とを無段変速機構を介して連結する主動力伝達経路と、これら入力軸と駆動軸とを多段変速機構を介して連結する副動力伝達経路と、を有している。
副動力伝達経路に介在される多段変速機構は、入力軸と駆動軸とを連結可能で連結により高速段を形成する高速側ギヤ列と、入力軸と駆動軸とを連結可能で連結により低速段を形成する低速側ギヤ列と、これら高速側ギヤ列及び低速側ギヤ列を切換可能な切換えクラッチとを備えている。高速側ギヤ列及び低速側ギヤ列は、いずれも、入力軸の同軸上に配置される入力側ギヤと、駆動軸の同軸上に配置される駆動側ギヤと、これら入力側ギヤと駆動側ギヤとの間に介在されて入力側ギヤ及び駆動側ギヤの回転方向を一致させる中間ギヤとを備えている。
特開2011−122671号公報
しかしながら、特許文献1に記載した自動変速機では、多段変速機構の高速側ギヤ列及び低速側ギヤ列のギヤ比を異ならせる必要があるので各ギヤの大きさが異なるため、2つの中間ギヤの軸は異なる軸上に配置される。このため、無段変速機構のみを備えた自動変速機が有する入力軸、中間軸、カウンタ軸、駆動軸の4軸の他に、更に2軸を有することになる。これにより、自動変速機の胴回りが長大化してしまい、車両への搭載性が低下してしまうという問題があった。
そこで、無段変速機構及び多段変速機構の両方を備えながらも、胴回りの長大化を抑え、車両への搭載性の低下を抑制できる自動変速機を提供することを目的とする。
本開示に係る自動変速機(10)は(例えば、図1乃至図3参照)、第1軸(AX1)上に配置され駆動源に連結される入力軸(2)と、
前記入力軸(2)に入力された回転を無段変速して、前記第1軸(AX1)と平行な第2軸(AX2)上に配置される中間軸(60)に出力し得る第1の動力伝達経路(a1)を形成する無段変速機構(4)と、
前記第1の動力伝達経路(a1)に介在されて前記第1の動力伝達経路(a1)を接断可能な接断機構(C3)と、
前記第2軸(AX2)と平行な第3軸(AX3)上に配置され、前記中間軸(60)の回転を反転するカウンタ軸(70)と、
前記第3軸(AX3)と平行な第4軸(AX4)上に配置され、車輪(13)に連結される駆動軸(5)と、
前記入力軸(2)に入力された回転を段階的に変速して前記駆動軸(5)に出力し得る第2の動力伝達経路(a2)を形成する多段変速機構(3)と、
前記第1軸(AX1)上に設けられた出力ギヤ(30)と、
前記出力ギヤ(30)と噛合し前記第3軸(AX3)上に設けられたドライブギヤ(72)と、を備え、
前記多段変速機構(3)は、前記入力軸(2)から入力された入力回転を変速して出力する第1のプラネタリギヤ(DP1)及び第2のプラネタリギヤ(DP2)と、係合により低速段の伝達経路を形成する低速用の係合要素(C1)と、係合により高速段の伝達経路を形成する高速用の係合要素(C2)と、を有し、前記第1軸(AX1)上又は前記第3軸(AX3)上に設けられることを特徴とする。
なお、上記カッコ内の符号は、図面と対照するためのものであるが、これは理解を容易にするための便宜的なものであり、特許請求の範囲の構成に何等影響を及ぼすものではない。
本自動変速機によると、多段変速機構は、第1のプラネタリギヤと、第2のプラネタリギヤと、低速用の係合要素と、高速用の係合要素と、を第1軸上又は第3軸上に有しているので、自動変速機の軸数を4軸に抑えることができる。このため、多段変速機構を搭載するために新たに2軸を増加した6軸を有する自動変速機に比べて、無段変速機構及び多段変速機構の両方を備えながらも、胴回りの長大化を抑え、車両への搭載性の低下を抑制することができる。
第1の実施形態に係る車両を示すスケルトン図である。 第1の実施形態に係る自動変速機に関する説明図であり、(a)は多段変速機構と無段変速機構との変速比の関係図、(b)は係合表である。 第1の実施形態に係る多段変速機構の速度線図であり、(a)は低速段、(b)は高速段、(c)は後進段である。 第2の実施形態に係る車両を示すスケルトン図。 第2の実施形態に係る多段変速機構の速度線図であり、(a)は低速段、(b)は高速段、(c)は後進段である。
<第1の実施形態>
以下、第1の実施形態に係る自動変速機10を、図1乃至図3に沿って説明する。
本実施形態の自動変速機10を備える車両1の概略構成について図1に沿って説明する。車両1は、自動変速機10と、制御装置(ECU)11と、油圧制御装置12と、車輪13とを備えている。尚、この車両1は、例えばガソリンエンジンやディーゼルエンジン等の内燃エンジンを駆動源としている。
自動変速機10は、不図示のトルクコンバータと、入力軸2と、多段変速機構3と、無段変速機構4と、駆動軸5と、出力ギヤ部6と、カウンタ軸部7と、ディファレンシャル装置8と、これらを収容するミッションケース(ケーシング)9とを備えている。また、自動変速機10には、入力軸2と中間軸60とを無段変速機構4を介して連結する第1の動力伝達経路a1と、入力軸2と駆動軸5とを多段変速機構3を介して連結する第2の動力伝達経路a2とが形成されている。また、自動変速機10は、第1軸AX1〜第4軸AX4での互いに平行な軸を備えている。ミッションケース9は、入力軸2及び駆動軸5を回転自在に支持し、無段変速機構4及び多段変速機構3を収容している。
第1軸AX1は、不図示の内燃エンジン(駆動源)のクランク軸と同軸になっている。この第1軸AX1上には、クランク軸に連結される自動変速機10の入力軸、トルクコンバータ、多段変速機構3及び無段変速機構4の入力軸2、多段変速機構3の第1のプラネタリギヤDP1及び第2のプラネタリギヤDP2、第1クラッチ(低速用の係合要素)C1、第2クラッチ(高速用の係合要素)C2、ブレーキ(後進用の係合要素)B1、出力ギヤ30、無段変速機構4のプライマリプーリ41が配置されている。
第2軸AX2上には、無段変速機構4のセカンダリプーリ42、第3クラッチ(接断機構)C3、出力ギヤ部6が配置されている。第3軸AX3上には、第3軸AX3と同軸のドライブギヤ72を有するカウンタ軸部7が配置されている。第4軸AX4上には、ディファレンシャル装置8、駆動軸5が配置されている。
クランク軸に連結される自動変速機10の入力軸は、トルクコンバータを介して多段変速機構3及び無段変速機構4の入力軸2に連結されている。多段変速機構3は、第1のプラネタリギヤDP1と、第2のプラネタリギヤDP2と、第1クラッチC1と、第2クラッチC2と、ブレーキB1とを備え、車両1の走行方向により回転方向を切り換えて伝達するようになっている。即ち、多段変速機構3は前後進切換え装置として機能するようになっている。入力軸2は、各プラネタリギヤDP1,DP2の内周側を通って無段変速機構4のプライマリプーリ41に接続されている。
第1のプラネタリギヤDP1は、入力軸2から入力された入力回転を変速して出力するようになっている(図2(b)参照)。この第1のプラネタリギヤDP1は、サンギヤ(第1の回転要素)S1と、リングギヤ(第2の回転要素)R1と、サンギヤS1に噛合するピニオンP1を回転自在に支持するキャリヤ(第3の回転要素)CR1とを有するシングルピニオンプラネタリギヤで構成されている。サンギヤS1は、入力軸2に連結されている。リングギヤR1は、ミッションケース9に固定されている。
第2のプラネタリギヤDP2は、第1のプラネタリギヤDP1から入力された回転を更に変速可能になっている。この第2のプラネタリギヤDP2は、サンギヤ(第4の回転要素)S2と、リングギヤ(第5の回転要素)R2と、サンギヤS2に噛合するピニオンP2及びリングギヤR2に噛合するピニオンP3を回転自在に支持するキャリヤ(第6の回転要素)CR2とを有するダブルピニオンプラネタリギヤで構成されている。サンギヤS2は、第1のプラネタリギヤDP1のキャリヤCR1に連結されると共に、第1クラッチC1を介してキャリヤCR2に連結可能になっている。リングギヤR2は、ブレーキB1を介してミッションケース9に固定可能であると共に、第2クラッチC2を介して入力軸2に連結可能になっている。
キャリヤCR2は、出力ギヤ30に連結されている。出力ギヤ30は、カウンタ軸部7の第2のドライブギヤ72に噛合されており、第1軸AX1と第3軸AX3とを直接連結している。即ち、キャリヤCR1及び出力ギヤ30は、第2のプラネタリギヤDP2を介することなく、第1クラッチC1を介して連結可能になっている。
第1クラッチC1は、係合により低速段の伝達経路を形成するようになっている。第2クラッチC2は、係合により高速段の伝達経路を形成するようになっている。ブレーキB1は、係合により後進段の伝達経路を形成するようになっている。
無段変速機構4は、変速比を連続的に変更可能であり、本実施形態ではベルト式無段自動変速機構を適用している。但し、これには限られず、無段変速機構4として、例えばトロイダル式無段変速機構やコーンリング式無段変速機構等を適用してもよい。無段変速機構4は、入力軸2に接続されたプライマリプーリ41と、セカンダリプーリ42と、該プライマリプーリ41及び該セカンダリプーリ42に巻き掛けられた無端状のベルト43とを備えて構成されている。プライマリプーリ41は、それぞれが対向する円錐状に形成された壁面を有し、入力軸2に対して軸方向移動不能に固定された固定シーブ41aと、入力軸2に対して軸方向移動可能に支持された可動シーブ41bとを有しており、これら固定シーブ41aと可動シーブ41bとによって形成された断面V字状となる溝部によりベルト43を挟持している。
同様に、セカンダリプーリ42は、それぞれが対向する円錐状に形成された壁面を有し、出力軸44に対して軸方向移動不能に固定された固定シーブ42aと、出力軸44に対して軸方向移動可能に支持された可動シーブ42bとを有しており、これら固定シーブ42aと可動シーブ42bとによって形成された断面V字状となる溝部によりベルト43を挟持している。これらプライマリプーリ41の固定シーブ41aとセカンダリプーリ42の固定シーブ42aとは、ベルト43に対して軸方向反対側となるように配置されている。
また、プライマリプーリ41の可動シーブ41bの背面側には、油圧サーボ45が配置されており、セカンダリプーリ42の可動シーブ42bの背面側には、油圧サーボ46が配置されている。油圧サーボ45には、油圧制御装置12の不図示のプライマリ圧コントロールバルブからプライマリ圧が作動油圧として供給され、油圧サーボ46には、油圧制御装置12の不図示のセカンダリ圧コントロールバルブからセカンダリ圧が作動油圧として供給されるようになっている。そして、これら油圧サーボ45,46は、各作動油圧が供給されることにより負荷トルクに対応するベルト挟圧力を発生させると共に、変速比を変更又は固定するための挟圧力を発生させるように構成されている。
セカンダリプーリ42の可動シーブ42bの出力軸44は、第3クラッチC3を介して、出力ギヤ部6の中間軸60に接続されている。即ち、第3クラッチC3は、第1の動力伝達経路a1に介在されている。出力ギヤ部6は、中間軸60と、中間軸60に固定されて連結されたカウンタギヤ61と、を有して構成されており、カウンタギヤ61は、カウンタ軸部7の第1のドライブギヤ71に噛合されている。
カウンタ軸部7は、カウンタ軸70と、該カウンタ軸70に固定されて連結された第1のドライブギヤ71及び第2のドライブギヤ72と、カウンタ軸70に固定されて連結されたドリブンギヤ73とを有して構成されている。ドリブンギヤ73は、ディファレンシャル装置8のデフリングギヤ80に噛合されている。
ディファレンシャル装置8は、デフリングギヤ80の回転を左右の駆動軸5に左右の差回転を吸収しつつ伝達するように構成されている。左右の駆動軸5は、それぞれ左右の車輪13に連結されている。
ECU11は、例えば、CPUと、処理プログラムを記憶するROMと、データを一時的に記憶するRAMと、入出力ポートと、通信ポートとを備えており、油圧制御装置12への制御信号等、各種の信号を出力ポートから出力するようになっている。また、ECU11は、車両1の走行停止状態や運転者による加減速の意思に基づいて、自動変速機10の変速を、多段変速機構3を利用する多段変速モードと、無段変速機構4を利用する無段変速モードとで適宜切り換えるようになっている。
油圧制御装置12は、例えばバルブボディにより構成されており、不図示のオイルポンプから供給された油圧からライン圧やモジュレータ圧等を生成し、ECU11からの制御信号に基づいて第1クラッチC1と、第2クラッチC2と、第3クラッチC3と、ブレーキB1とをそれぞれ制御するための油圧を給排可能になっている。
ここで、図2(a)に示すように、本実施形態では、多段変速機構3と無段変速機構4との変速比の関係は、無段変速機構4の最大変速比が低速段の変速比より小さくなるようにしている。このため、無段変速機構4の最大変速比を小さくできるので、最大変速比での使用時におけるベルト43の負荷及び損失を低減することができる。また、本実施形態では、多段変速機構3と無段変速機構4との変速比の関係は、無段変速機構4の最小変速比は、高速段の変速比と同じであるようにしている。このため、車両1の高速走行時に、最小変速比の無段変速機構4と高速段の多段変速機構3とを切り換える際に、変速ショックの発生を低減することができる。
以上のように構成された自動変速機10は、図1のスケルトン図に示す第1クラッチC1と、第2クラッチC2と、第3クラッチC3と、ブレーキB1とが、図2(b)の係合表に示す組み合わせで係脱されることにより、前進の低速段と、前進の高速段と、前進の無段変速と、後進段(後進)とのいずれかが選択されて達成される。
次に、自動変速機10の動作について、図2(b)及び図3(a)〜(c)を用いて説明する。ここで、図3(a)〜(c)に示す速度線図において、縦軸はそれぞれの回転要素(各ギヤ)の回転速度を示しており、横軸はそれら回転要素のギヤ比を示している。また、図中左側が第1のプラネタリギヤDP1、右側が第2のプラネタリギヤDP2を示している。
シフトレンジとしてドライブ(D)レンジが選択されている場合の車両1の例えば発進時には、ECU11は変速モードとして多段変速を選択し、変速段として低速段を選択する。そして、ECU11は油圧制御装置12を制御して、図2(b)に示すように、第1クラッチC1のみを係合するよう油圧を給排する。即ち、第3クラッチC3は、低速段を達成する際に、第1の動力伝達経路a1を切断する。これにより、自動変速機10の多段変速機構3において、図3(a)に示すように、入力軸2からの入力回転がサンギヤS1から第1のプラネタリギヤDP1に入力され、第1のプラネタリギヤDP1により減速されて、キャリヤCR1から出力される。第1のプラネタリギヤDP1から出力された回転は、第1クラッチC1を介して、第2のプラネタリギヤDP2の回転とは無関係に駆動軸5に出力され、低速段が形成される。
また、シフトレンジとしてDレンジが選択されている場合の車両1の発進後の例えば加速時には、ECU11は変速モードとして無段変速を選択する。そして、ECU11は油圧制御装置12を制御して、図2(b)に示すように、第3クラッチC3のみを係合するよう油圧を給排する。これにより、自動変速機10の多段変速機構3において、入力軸2からの入力回転が無段変速機構4を介して所望の変速比で変速され、出力軸44から出力され、第3クラッチC3を介して駆動軸5に出力され、無段変速が形成される。
シフトレンジとしてDレンジが選択されている場合の車両1の例えば高速走行時には、ECU11は変速モードとして多段変速を選択し、変速段として高速段を選択する。そして、ECU11は油圧制御装置12を制御して、図2(b)に示すように、第2クラッチC2のみを係合するよう油圧を給排する。即ち、第3クラッチC3は、高速段を達成する際に、第1の動力伝達経路a1を切断する。これにより、自動変速機10の多段変速機構3において、図3(b)に示すように、入力軸2からの入力回転がサンギヤS1から第1のプラネタリギヤDP1に入力され、第1のプラネタリギヤDP1により減速されて、キャリヤCR1から出力される。第1のプラネタリギヤDP1から出力された回転は、第2クラッチC2を介して第2のプラネタリギヤDP2により増速して駆動軸5に出力され、高速段が形成される。
シフトレンジとしてリバース(R)レンジが選択されている場合の車両1の走行時には、ECU11は変速モードとして多段変速を選択し、変速段として後進段を選択する。そして、ECU11は油圧制御装置12を制御して、図2(b)に示すように、ブレーキB1のみを係合するよう油圧を給排する。これにより、自動変速機10の多段変速機構3において、図3(c)に示すように、入力軸2からの入力回転がサンギヤS1から第1のプラネタリギヤDP1に入力され、第1のプラネタリギヤDP1により減速されて、キャリヤCR1から出力される。第1のプラネタリギヤDP1から出力された回転は、ブレーキB1を介して第2のプラネタリギヤDP2により反転して駆動軸5に出力され、後進段が形成される。
以上説明したように、本実施形態の自動変速機10によると、多段変速機構3は、第1のプラネタリギヤDP1と、第2のプラネタリギヤDP2と、第1クラッチC1と、第2クラッチC2とを第1軸AX1上に有しているので、自動変速機10の軸数を4軸に抑えることができる。このため、多段変速機構3を搭載するために新たに2軸を増加した6軸を有する自動変速機に比べて、無段変速機構4及び多段変速機構3の両方を備えながらも、胴回りの長大化を抑え、車両1への搭載性の低下を抑制することができる。
また、本実施形態の自動変速機10によると、多段変速機構3は、係合により後進段の伝達経路を形成するブレーキB1を有している。このため、車両1は後進できるようになる。
また、本実施形態の自動変速機10によると、第1のプラネタリギヤDP1及び第2のプラネタリギヤDP2は、入力軸2から入力された入力回転を変速して出力する第1のプラネタリギヤDP1と、第1のプラネタリギヤDP1から入力された回転を更に変速可能な第2のプラネタリギヤDP2と、からなる。このため、第1のプラネタリギヤDP1及び第2のプラネタリギヤDP2をいずれも第1軸AX1上に配置しながらも、入力軸2から入力された入力回転を変速して出力することができる。
また、本実施形態の自動変速機10によると、多段変速機構3は、入力軸2からの入力回転を第1のプラネタリギヤDP1により減速して出力し、第1のプラネタリギヤDP1から出力された回転を、第1クラッチC1を介して駆動軸5に出力した場合は低速段を形成し、第1のプラネタリギヤDP1から出力された回転を、第2クラッチC2を介して第2のプラネタリギヤDP2により増速して駆動軸5に出力した場合は高速段を形成し、第1のプラネタリギヤDP1から出力された回転を、ブレーキB1を介して第2のプラネタリギヤDP2により反転して駆動軸5に出力した場合は後進段を形成するようになっている。これにより、各係合要素の係脱により高速段、低速段、後進段の形成を切り換えることができる。
また、本実施形態の自動変速機10によると、入力軸2及び駆動軸5を回転自在に支持し、無段変速機構4及び多段変速機構3を収容するミッションケース9を備え、第1のプラネタリギヤDP1は、入力軸2に連結されるサンギヤS1と、ミッションケース9に固定されるリングギヤR1と、入力軸2の回転に伴い減速回転するキャリヤCR1とを有し、第2のプラネタリギヤDP2は、キャリヤCR1に連結されるサンギヤS2と、入力軸2に連結可能、かつミッションケース9に固定可能なリングギヤR2と、駆動軸5に連結されるキャリヤCR2とを有し、第1クラッチC1は、キャリヤCR1と駆動軸5とを連結することで低速段の伝達経路を形成し、第2クラッチC2は、リングギヤR2と入力軸2とを連結することで高速段の伝達経路を形成し、ブレーキB1は、リングギヤR2とミッションケース9とを連結することで後進段の伝達経路を形成するようになっている。これにより、各係合要素の係脱により高速段、低速段、後進段の形成を切り換えることができる。
また、本実施形態の自動変速機10によると、図2(a)に示すように、無段変速機構4の最大変速比は、低速段の変速比より小さくしている。このため、無段変速機構4の最大変速比を小さくできるので、最大変速比での使用時におけるベルト43の負荷及び損失を低減することができる。
また、本実施形態の自動変速機10によると、無段変速機構4の最小変速比は、高速段の変速比と同じであるようにしている。このため、車両1の高速走行時に、最小変速比の無段変速機構4と高速段の多段変速機構3とを切り換える際に、変速ショックの発生を低減することができる。
また、本実施形態の自動変速機10によると、第3クラッチC3は、低速段及び高速段を達成する際に、第1の動力伝達経路a1を切断するようになっている。これにより、多段変速機構3を利用して低速段あるいは高速段を形成する際に、無段変速機構4と干渉することを防止できる。
尚、上述した実施形態においては、図2(a)に示すように、無段変速機構4の最大変速比は、多段変速機構3の低速段の変速比より小さくなるようにしているが、これには限られない。例えば、変形例2に示すように、無段変速機構4の最大変速比を、多段変速機構3の低速段の変速比と同じであるようにしてもよい。この場合、車両1の低速走行時に、最大変速比の無段変速機構4と低速段の多段変速機構3とを切り換える際に、変速ショックの発生を低減することができる。あるいは、条件によっては、無段変速機構4の最大変速比を、多段変速機構3の低速段の変速比より大きくなるようにしてもよい。
また、上述した実施形態においては、図2(a)に示すように、無段変速機構4の最小変速比は、多段変速機構3の高速段の変速比と同じであるようにしているが、これには限られない。例えば、変形例1に示すように、無段変速機構4の最小変速比を、多段変速機構3の高速段の変速比より大きくなるようにしてもよい。この場合、無段変速機構4の最小変速比を大きくできるので、損失を低減することができる。あるいは、条件によっては、無段変速機構4の最小変速比を、多段変速機構3の高速段の変速比より小さくなるようにしてもよい。
<第2の実施形態>
次に、第2の実施形態に係る自動変速機110を、図4及び図5に沿って説明する。本実施形態は、多段変速機構103において、第1のプラネタリギヤDP1の機能が第1の実施形態と異なり増速を行う点と、それに伴って第2のプラネタリギヤDP2の構成が第1の実施形態と異なっている点とで、第1の実施形態と異なっているが、それ以外の構成は第1の実施形態と同様であるので、同様の構成は符号を同じくして詳細な説明を省略する。
本実施形態では、図4に示すように、第1のプラネタリギヤDP1は、入力軸2から入力された入力回転を変速して出力するようになっている(図2(b)参照)。この第1のプラネタリギヤDP1は、サンギヤ(第3の回転要素)S1と、リングギヤ(第2の回転要素)R1と、サンギヤS1に噛合するピニオンP1を回転自在に支持するキャリヤ(第1の回転要素)CR1とを有するシングルピニオンプラネタリギヤで構成されている。キャリヤCR1は、入力軸2に連結されている。リングギヤR1は、ミッションケース9に固定されている。
第2のプラネタリギヤDP2は、第1のプラネタリギヤDP1から入力された回転を更に変速可能になっている。この第2のプラネタリギヤDP2は、サンギヤ(第4の回転要素)S2と、リングギヤ(第6の回転要素)R2と、サンギヤS2に噛合するピニオンP2を回転自在に支持するキャリヤ(第5の回転要素)CR2とを有するシングルピニオンプラネタリギヤで構成されている。サンギヤS2は、第1のプラネタリギヤDP1のサンギヤS1に連結されると共に、第2クラッチ(高速用の係合要素)C2を介してリングギヤR2に連結可能になっている。キャリヤCR2は、ブレーキ(後進用の係合要素)B1を介してミッションケース9に固定可能であると共に、第1クラッチ(低速用の係合要素)C1を介して入力軸2に連結可能になっている。
リングギヤR2は、出力ギヤ30に連結されている。このため、サンギヤS1及び出力ギヤ30は、第2のプラネタリギヤDP2を介することなく、第2クラッチC2を介して連結可能になっている。第2クラッチC2は、係合により低速段の伝達経路を形成するようになっている。第1クラッチC1は、係合により高速段の伝達経路を形成するようになっている。ブレーキB1は、係合により後進段の伝達経路を形成するようになっている。
以上のように構成された自動変速機110は、図4のスケルトン図に示す第1クラッチC1と、第2クラッチC2と、第3クラッチC3と、ブレーキB1とが、図2(b)の係合表に示す組み合わせで係脱されることにより、前進の低速段と、前進の高速段と、前進の無段変速と、後進段とのいずれかが選択されて達成される。
次に、自動変速機110の動作について、図2(b)及び図5(a)〜(c)を用いて説明する。ここで、図5(a)〜(c)に示す速度線図において、縦軸はそれぞれの回転要素(各ギヤ)の回転速度を示しており、横軸はそれら回転要素のギヤ比を示している。また、図中左側が第1のプラネタリギヤDP1、右側が第2のプラネタリギヤDP2を示している。
シフトレンジとしてDレンジが選択されている場合の車両1の例えば発進時には、ECU11は変速モードとして多段変速を選択し、変速段として低速段を選択する。そして、ECU11は油圧制御装置12を制御して、図2(b)に示すように、第1クラッチC1のみを係合するよう油圧を給排する。これにより、自動変速機110の多段変速機構103において、図5(a)に示すように、入力軸2からの入力回転がキャリヤCR1から第1のプラネタリギヤDP1に入力され、第1のプラネタリギヤDP1により増速されて、サンギヤS1から出力される。第1のプラネタリギヤDP1から出力された回転は、第1クラッチC1を介して第2のプラネタリギヤDP2により減速して駆動軸5に出力され、低速段が形成される。
また、シフトレンジとしてDレンジが選択されている場合の車両1の発進後の例えば加速時には、ECU11は変速モードとして無段変速を選択する。そして、ECU11は油圧制御装置12を制御して、図2(b)に示すように、第3クラッチC3のみを係合するよう油圧を給排する。これにより、自動変速機110の多段変速機構103において、入力軸2からの入力回転が無段変速機構4を介して所望の変速比で変速され、出力軸44から出力され、第3クラッチC3を介して駆動軸5に出力され、無段変速が形成される。
シフトレンジとしてDレンジが選択されている場合の車両1の例えば高速走行時には、ECU11は変速モードとして多段変速を選択し、変速段として高速段を選択する。そして、ECU11は油圧制御装置12を制御して、図2(b)に示すように、第2クラッチC2のみを係合するよう油圧を給排する。これにより、自動変速機110の多段変速機構103において、図5(b)に示すように、入力軸2からの入力回転がキャリヤCR1から第1のプラネタリギヤDP1に入力され、第1のプラネタリギヤDP1により増速されて、サンギヤS1から出力される。第1のプラネタリギヤDP1から出力された回転は、第2クラッチC2を介して、第2のプラネタリギヤDP2の回転とは無関係に駆動軸5に出力され、高速段が形成される。
シフトレンジとしてRレンジが選択されている場合の車両1の走行時には、ECU11は変速モードとして多段変速を選択し、変速段として後進段を選択する。そして、ECU11は油圧制御装置12を制御して、図2(b)に示すように、ブレーキB1のみを係合するよう油圧を給排する。これにより、自動変速機110の多段変速機構103において、図5(c)に示すように、入力軸2からの入力回転がキャリヤCR1から第1のプラネタリギヤDP1に入力され、第1のプラネタリギヤDP1により増速されて、サンギヤS1から出力される。第1のプラネタリギヤDP1から出力された回転は、ブレーキB1を介して第2のプラネタリギヤDP2により反転して駆動軸5に出力され、後進段が形成される。
以上説明したように、本実施形態の自動変速機110によっても、多段変速機構103は、第1のプラネタリギヤDP1と、第2のプラネタリギヤDP2と、第1クラッチC1と、第2クラッチC2とを第1軸AX1上に有しているので、自動変速機110の軸数を4軸に抑えることができる。このため、多段変速機構103を搭載するために新たに2軸を増加した6軸を有する自動変速機に比べて、無段変速機構4及び多段変速機構103の両方を備えながらも、胴回りの長大化を抑え、車両1への搭載性の低下を抑制することができる。
また、本実施形態の自動変速機110によると、多段変速機構103は、入力回転を第1のプラネタリギヤDP1により増速して出力し、第1のプラネタリギヤDP1から出力された回転を、第1クラッチC1を介して第2のプラネタリギヤDP2により減速して駆動軸5に出力した場合は低速段を形成し、第1のプラネタリギヤDP1から出力された回転を、第2クラッチC2を介して駆動軸5に出力した場合は高速段を形成し、第1のプラネタリギヤDP1から出力された回転を、ブレーキB1を介して第2のプラネタリギヤDP2により反転して駆動軸5に出力した場合は後進段を形成するようになっている。これにより、各係合要素の係脱により高速段、低速段、後進段の形成を切り換えることができる。
また、本実施形態の自動変速機110によると、入力軸2及び駆動軸5を回転自在に支持し、無段変速機構4及び多段変速機構3を収容するミッションケース9を備え、第1のプラネタリギヤDP1は、入力軸2に連結されるキャリヤCR1と、ミッションケース9に固定されるリングギヤR1と、入力軸2の回転に伴い増速回転するサンギヤS1とを有し、第2のプラネタリギヤDP2は、サンギヤS1に連結されるサンギヤS2と、入力軸2に連結可能、かつミッションケース9に固定可能なキャリヤCR2と、駆動軸5に連結されるリングギヤR2とを有し、第1クラッチC1は、キャリヤCR2と入力軸2とを連結することで低速段の伝達経路を形成し、第2クラッチC2は、サンギヤS1と駆動軸5とを連結することで高速段の伝達経路を形成し、ブレーキB1は、キャリヤCR2とミッションケース9とを連結することで後進段の伝達経路を形成するようになっている。これにより、各係合要素の係脱により高速段、低速段、後進段の形成を切り換えることができる。
尚、上述した第1及び第2の実施形態においては、多段変速機構3,103を第1軸AX1上に配置したが、これには限られず、例えば第3軸AX3上に配置するようにしてもよい。この場合も、軸数を増加することなく、無段変速機構4及び多段変速機構3,103を有する自動変速機10,110を実現することができる。
1 車両
2 入力軸
3 多段変速機構
4 無段変速機構
5 駆動軸
9 ミッションケース(ケーシング)
10 自動変速機
13 車輪
30 出力ギヤ
60 中間軸
70 カウンタ軸
72 ドライブギヤ
103 多段変速機構
110 自動変速機
a1 第1の動力伝達経路
a2 第2の動力伝達経路
AX1 第1軸
AX2 第2軸
AX3 第3軸
AX4 第4軸
C1 第1クラッチ(低速用の係合要素)
C2 第2クラッチ(高速用の係合要素)
C3 第3クラッチ(接断機構)
CR1 第1のプラネタリギヤのキャリヤ(第1の回転要素、第3の回転要素)
CR2 第2のプラネタリギヤのキャリヤ(第5の回転要素、第6の回転要素)
B1 ブレーキ(後進用の係合要素)
DP1 第1のプラネタリギヤ
DP2 第2のプラネタリギヤ
R1 第1のプラネタリギヤのリングギヤ(第2の回転要素)
R2 第2のプラネタリギヤのリングギヤ(第5の回転要素、第6の回転要素)
S1 第1のプラネタリギヤのサンギヤ(第1の回転要素、第3の回転要素)
S2 第2のプラネタリギヤのサンギヤ(第4の回転要素)

Claims (11)

  1. 第1軸上に配置され駆動源に連結される入力軸と、
    前記入力軸に入力された回転を無段変速して、前記第1軸と平行な第2軸上に配置される中間軸に出力し得る第1の動力伝達経路を形成する無段変速機構と、
    前記第1の動力伝達経路に介在されて前記第1の動力伝達経路を接断可能な接断機構と、
    前記第2軸と平行な第3軸上に配置され、前記中間軸の回転を反転するカウンタ軸と、
    前記第3軸と平行な第4軸上に配置され、車輪に連結される駆動軸と、
    前記入力軸に入力された回転を段階的に変速して前記駆動軸に出力し得る第2の動力伝達経路を形成する多段変速機構と、
    前記第1軸上に設けられた出力ギヤと、
    前記出力ギヤと噛合し前記第3軸上に設けられたドライブギヤと、を備え、
    前記多段変速機構は、前記入力軸から入力された入力回転を変速して出力する第1のプラネタリギヤ及び第2のプラネタリギヤと、係合により低速段の伝達経路を形成する低速用の係合要素と、係合により高速段の伝達経路を形成する高速用の係合要素と、を有し、前記第1軸上又は前記第3軸上に設けられる、
    ことを特徴とする自動変速機。
  2. 前記多段変速機構は、係合により後進段の伝達経路を形成する後進用の係合要素を有する、
    ことを特徴とする請求項1記載の自動変速機。
  3. 前記第1のプラネタリギヤ及び第2のプラネタリギヤは、前記入力軸から入力された入力回転を変速して出力する第1のプラネタリギヤと、前記第1のプラネタリギヤから入力された回転を更に変速可能な第2のプラネタリギヤと、からなる、
    ことを特徴とする請求項1記載の自動変速機。
  4. 前記第1のプラネタリギヤ及び第2のプラネタリギヤは、前記入力軸から入力された入力回転を変速して出力する第1のプラネタリギヤと、前記第1のプラネタリギヤから入力された回転を更に変速可能な第2のプラネタリギヤと、からなる、
    ことを特徴とする請求項2記載の自動変速機。
  5. 前記多段変速機構は、
    前記入力回転を前記第1のプラネタリギヤにより減速して出力し、
    前記第1のプラネタリギヤから出力された回転を、前記低速用の係合要素を介して前記駆動軸に出力した場合は前記低速段を形成し、
    前記第1のプラネタリギヤから出力された回転を、前記高速用の係合要素を介して前記第2のプラネタリギヤにより増速して前記駆動軸に出力した場合は前記高速段を形成し、
    前記第1のプラネタリギヤから出力された回転を、前記後進用の係合要素を介して前記第2のプラネタリギヤにより反転して前記駆動軸に出力した場合は前記後進段を形成する、
    ことを特徴とする請求項4記載の自動変速機。
  6. 前記入力軸及び前記駆動軸を回転自在に支持し、前記無段変速機構及び前記多段変速機構を収容するケーシングを備え、
    前記第1のプラネタリギヤは、前記入力軸に連結される第1の回転要素と、前記ケーシングに固定される第2の回転要素と、前記入力軸の回転に伴い減速回転する第3の回転要素とを有し、
    前記第2のプラネタリギヤは、前記第3の回転要素に連結される第4の回転要素と、前記入力軸に連結可能、かつ前記ケーシングに固定可能な第5の回転要素と、前記駆動軸に連結される第6の回転要素とを有し、
    前記低速用の係合要素は、前記第3の回転要素と前記駆動軸とを連結することで前記低速段の伝達経路を形成し、
    前記高速用の係合要素は、前記第5の回転要素と前記入力軸とを連結することで前記高速段の伝達経路を形成し、
    前記後進用の係合要素は、前記第5の回転要素と前記ケーシングとを連結することで前記後進段の伝達経路を形成する、
    ことを特徴とする請求項4又は5に記載の自動変速機。
  7. 前記多段変速機構は、
    前記入力回転を前記第1のプラネタリギヤにより増速して出力し、
    前記第1のプラネタリギヤから出力された回転を、前記低速用の係合要素を介して前記第2のプラネタリギヤにより減速して前記駆動軸に出力した場合は前記低速段を形成し、
    前記第1のプラネタリギヤから出力された回転を、前記高速用の係合要素を介して前記駆動軸に出力した場合は前記高速段を形成し、
    前記第1のプラネタリギヤから出力された回転を、前記後進用の係合要素を介して前記第2のプラネタリギヤにより反転して前記駆動軸に出力した場合は前記後進段を形成する、
    ことを特徴とする請求項4記載の自動変速機。
  8. 前記入力軸及び前記駆動軸を回転自在に支持し、前記無段変速機構及び前記多段変速機構を収容するケーシングを備え、
    前記第1のプラネタリギヤは、前記入力軸に連結される第1の回転要素と、前記ケーシングに固定される第2の回転要素と、前記入力軸の回転に伴い増速回転する第3の回転要素とを有し、
    前記第2のプラネタリギヤは、前記第3の回転要素に連結される第4の回転要素と、前記入力軸に連結可能、かつ前記ケーシングに固定可能な第5の回転要素と、前記駆動軸に連結される第6の回転要素とを有し、
    前記低速用の係合要素は、前記第5の回転要素と前記入力軸とを連結することで前記低速段の伝達経路を形成し、
    前記高速用の係合要素は、前記第3の回転要素と前記駆動軸とを連結することで前記高速段の伝達経路を形成し、
    前記後進用の係合要素は、前記第5の回転要素と前記ケーシングとを連結することで前記後進段の伝達経路を形成する、
    ことを特徴とする請求項4又は7に記載の自動変速機。
  9. 前記無段変速機構の最大変速比は、前記低速段の変速比より小さい、
    ことを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1項に記載の自動変速機。
  10. 前記無段変速機構の最小変速比は、前記高速段の変速比と同じである、
    ことを特徴とする請求項1乃至9のいずれか1項に記載の自動変速機。
  11. 前記接断機構は、前記低速段及び前記高速段を達成する際に、前記第1の動力伝達経路を切断する、
    ことを特徴とする請求項1乃至10のいずれか1項に記載の自動変速機。
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