JP2016089440A - 止水板及びその接続具、並びにその止水板を用いたコンクリート施工方法 - Google Patents

止水板及びその接続具、並びにその止水板を用いたコンクリート施工方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2016089440A
JP2016089440A JP2014223598A JP2014223598A JP2016089440A JP 2016089440 A JP2016089440 A JP 2016089440A JP 2014223598 A JP2014223598 A JP 2014223598A JP 2014223598 A JP2014223598 A JP 2014223598A JP 2016089440 A JP2016089440 A JP 2016089440A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
water stop
concrete
stop plate
water
plate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2014223598A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6394287B2 (ja
Inventor
建一 北村
Kenichi Kitamura
建一 北村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Metal Mining Co Ltd
Original Assignee
Sumitomo Metal Mining Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Metal Mining Co Ltd filed Critical Sumitomo Metal Mining Co Ltd
Priority to JP2014223598A priority Critical patent/JP6394287B2/ja
Publication of JP2016089440A publication Critical patent/JP2016089440A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6394287B2 publication Critical patent/JP6394287B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • On-Site Construction Work That Accompanies The Preparation And Application Of Concrete (AREA)
  • Building Environments (AREA)

Abstract

【課題】コンクリート躯体同士の打継部付近に固定して使用されるシート状の止水板において、その止水板の変形や移動等を防ぎ、そのコンクリート躯体内の鉄筋に確実に固定して、打継部付近からの漏水の発生を効果的に防止することができる止水板を提供する。【解決手段】止水板1は、コンクリート躯体同士の打継部付近においてそのコンクリート躯体内の鉄筋に固定して使用されるものであって、矩形形状を有するシート状であり、その矩形の長手方向に対して垂直に下端部から上端部に向かって所定の長さの複数の切り込み11が長手方向に規則的に形成されている。【選択図】図1

Description

本発明は、コンクリート躯体同士を打継ぐにあたって、各コンクリート躯体の打継部に使用される止水板、及びこの止水板同士を接続する止水板接続具、さらにその止水板を用いたコンクリート施工方法に関する。
一般的なコンクリート躯体の施工は、以下のような手順で行われている。すなわち、図10の模式図に示すように、(a)掘削、(b)床付け、砕石敷き均し、(c)均しコンクリート打ち、(d)配筋、(e)止水板の設置、(f)ベース型枠組み、(g)ベースコンクリート打ち、(h)躯体型枠組み、(i)躯体コンクリート打ち、(j)型枠の解体、の手順で行われている。
例えば、地下階のコンクリート躯体を構築する場合、躯体全体に対して一度に連続してコンクリートを打設することは技術的に困難である。したがって、必ず、各段階の躯体同士の上下部にはコンクリート打継部を設けなければならない(特許文献1を参照。当該文献の図9中におけるJ部)。しかしながら、往々にして、その打継部からは漏水が生じてしまう。
このような打継部からの漏水を防止するために、その打継部には止水材が使用されている。止水材としては、様々な種類のものが市販されており、例えば特許文献1には、フラットな板状止水材や棒状止水材等が開示されている(特許文献1の図10等を参照)。また、漏水を防止して建物を守るために、コンクリートに特殊な混和材を加えるといった対応も採られている。しかしながら、これまでの止水材による対応では、十分に漏水の発生を防止できていないのが現状である。
コンクリート打設の方法等にも改善の余地はあると考えられるものの、止水材自体にもさらに改良すべき点があると考えられる。特に、板状の止水材は、コンクリート打設時に変形し易いため、元の形を保持することが難しく、またシート状の止水材も、水との接触時に自己体積膨張が生じ、躯体部のコンクリート打設時に受ける圧力への耐久性、設置場所、条件に合わせた形状適合等に課題を有しており、要求される止水効果を常時完全に発揮できるかどうか問題が残っている。
また特に、シート状の止水材(以下、「止水板」という)では、それを打継部に装着する際に、コンクリート躯体内の鉄筋が障害となって、十分に固定化することができず、その止水板が鉄筋との干渉により縒れたり、変形したり、止水板の天端が不揃いに設置されたりするといった問題が生じる。そして、このことにより、打継部からの漏水を効果的に防止することができない一因ともなっている。
実開平7−17847号公報
本発明は、上述したような実情に鑑みて提案されたものであり、コンクリート躯体同士の打継部付近に固定して使用されるシート状の止水板において、その止水板の変形や移動等を防ぎ、そのコンクリート躯体内の鉄筋に確実に固定して、打継部付近からの漏水の発生を効果的に防止することができる止水板を提供することを目的としている。
(1)本発明の第1の発明は、コンクリート躯体同士の打継部付近において該コンクリート躯体内の鉄筋に固定して使用される止水板であって、矩形形状を有するシート状であり、該矩形の長手方向に対して垂直に下端部から上端部に向かって所定の長さの複数の切り込みが該長手方向に規則的に形成されていることを特徴とする止水板である。
(2)本発明の第2の発明は、上述した第1の発明において、表面又は裏面には、長手方向に複数の溝が設けられていることを特徴とする止水板である。
(3)本発明の第3の発明は、上述した第1又は第2の発明において、長手方向に規則的に形成された前記切り込みに基づいて、短冊状に当該止水板の一部を切り取り可能であることを特徴とする止水板である。
(4)本発明の第4の発明は、上述した第1乃至第3のいずれかの発明において、芯材に巻き付けてロール状に巻き取り可能であることを特徴とする止水板である。
(5)本発明の第5の発明は、コンクリート躯体同士の打継部付近において該コンクリート躯体内の鉄筋に固定して使用される止水板同士を接続するための止水板接続具であって、矩形形状を有し、前記矩形の短手方向の上部は前記止水板の一部を挿入可能な筒状となっており、前記短手方向の下部には、下端部から上端部に向かって所定の長さの切り込みが長手方向に規則的に形成されていることを特徴とする止水板接続具である。
(6)本発明の第6の発明は、上述した第5の発明において、前記短手方向の下部には、その表面又は裏面に、複数の溝が設けられていることを特徴とする止水板接続具である。
(7)本発明の第7の発明は、上述の第1乃至第4の発明に係る止水板を用いてコンクリートを打設することを特徴とするコンクリートの施工方法である。
本発明によれば、止水板の変形や移動等を防ぎ、そのコンクリート躯体内の鉄筋に確実に固定して、打継部付近からの漏水の発生を効果的に防止することができる。
止水板を模式的に示した図であり、(A)が正面図、(B)が背面図、(C)がA−A断面図、(D)がB−B断面図である。 止水板の使用状態の一例を模式的に示した図である。 他の実施形態に係る止水板について模式的に示した図であり、(A)が正面図、(B)が背面図、(C)がA−A断面図、(D)がB−B断面図である。 他の実施形態に係る止水板の使用状態の一例を模式的に示した図である。 止水板接続具の一例を模式的に示した図であり、(A)が正面図、(B)が背面図、(C)がA−A断面図、(D)が斜視図である。 止水板接続具を用いて2つの止水板を接続させる過程を示す図である。 止水板を接続させた止水板接続具の使用状態の一例を模式的に示した図である。 アタッチメントの一例と、そのアタッチメントを用いて止水板を鉄筋に固定する使用例を示す図である。 他の態様のアタッチメントの例と、そのアタッチメントを用いて止水板を鉄筋に固定する使用例を示す図である。 コンクリート躯体の施工手順を説明するための図である。
以下、本発明の具体的な実施形態(以下、「本実施の形態」という)について、図面を参照しながら詳細に説明する。なお、本発明は以下の実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を変更しない範囲で種々の変更が可能である。
≪1.止水板≫
<第1の実施形態>
本実施の形態に係る止水板は、コンクリート躯体同士の打継部付近においてそのコンクリート躯体内の鉄筋に固定して使用される止水板である。具体的に、本実施の形態に係る止水板は、矩形形状を有するシート状のものであり、その矩形の長手方向に対して垂直に下端部から上端部に向かって所定の長さの複数の切り込みが長手方向に規則的に形成されていることを特徴としている。
図1は、本実施の形態に係る止水板を模式的に示した図である。なお、図1において、(A)が正面図、(B)が背面図、(C)がA−A断面図、(D)がB−B断面図(拡大図)である。図1(A)及び(B)に示すように、止水板1は、矩形形状からなっており、矩形の長手方向に対して垂直な方向(短手方向)に、その下端部から上端部に向かって複数の切り込み11が規則的に形成されている。切り込み11は、止水板1の表面及び裏面に切り取り線状に形成され、図1(D)の断面図に示すように止水板1の表面及び裏面に凹部を形成している。このように、切り込み11は、止水板1の表面から裏面にかけて完全に切れておらず、その任意の切り込み11に沿って作業者の素手等で容易に切断することができるようになっている。なお、切り込み11は、止水板1の表面又は裏面のどちらか一方のみに形成されていてもよい。
また、図1(A)及び(C)に示すように、止水板1は、その表面1a又は裏面1bにおいて、矩形の長手方向に複数の溝12が設けられている。この複数の溝12により、止水板1の表面1a又は裏面1bが凹凸構造となっている。なお、図1では、表面1aにおいて複数の溝12が形成されている態様を示す。この複数の溝12は、コンクリート躯体同士の打継部に侵入した水分の動線を阻害する流路となって止水性能を奏し、その打継部における漏水の発生をより効果的に防ぐ。
ここで、図2に、止水板1の使用状態の一例を模式的に表した図を示す。図2に示すように、止水板1は、内部に鉄筋50が設置されたコンクリート躯体51の打継部に使用される。そして、止水板1では、その下端部から上端部に向かって所定の長さの切り込み11が形成されていることにより、その切り込み11を介して、コンクリート躯体51内の鉄筋50部分を挟み込むようにして使用することができる(図2中のX1、X2部を参照)。より具体的には、例えば図1(A)に示すように、切り込み11a,11bに挟まれた斜線部Pの箇所を切り取り、その部分に鉄筋50を挟み込んで固定する(特に、図2中のX1部を参照)。
このようにして、切り込み11を介してコンクリート躯体51内の鉄筋50を挟み込むように固定することで、止水板1を装着したときの鉄筋50との干渉を回避しながら、コンクリート躯体51の打継部に止水板1を確実に固定することができ、位置合わせも用意となる。これにより、従来の止水板のように鉄筋50が干渉してシート状の止水板1が変形したり、移動したりすることを防ぎ、侵入した水の動線を有効に阻害して、漏水の発生を効果的に防止することができる。また、止水板の設置スペースが狭小であったり、特殊な形状をしている箇所であっても、容易に設置することができる。
また、止水板1の表面1a又は裏面1bにおいて、矩形の長手方向に複数の溝12が所定の間隔で形成されていることにより、例えばコンクリート躯体内の鉄筋が段違いに設けられている場合においても、変形や移動等を生じさせることなく、止水板を確実に固定することができる。すなわち、例えば図1(A)に示すように、切り込み11a,11bに挟まれた斜線部Pを切り取るとともに、切り込み11c,11dに挟まれた斜線部Qを切り取る。この斜線部Qで示す切り取り片は、切り込み11c,11dと、長手方向に形成された複数の溝12のうちの最も上方に位置する溝12bとにより切り取られたものであり、斜線部Pで示す切り取り片(切り込み11a,11bと、溝12aとにより切り取られたもの)よりも長い。このように、切り込み11を介して長さの異なる切り取り片を切り取り、それぞれに鉄筋を挟み込むように止水板1を固定することにより、コンクリート躯体内の鉄筋が段違いに設けられている場合でも、シート状に止水板を変形等させることなく確実に固定することができ、漏水を防止することができる。
また、長手方向に複数の溝12が所定の間隔で形成されていることにより、任意の2つの切り込み11と任意の2つの溝12とで囲まれた部分のみを切り取って穴開き状態とし、その部分に鉄筋50を貫通させて止水板1を設置することもできる。具体的には、例えば図1(A)に示したように、止水板1の下端部から切り込み11a,11bに挟まれた斜線部Pを切り取るのではなく、図2におけるX2部に示すように、切り込み11と溝12とを利用して、任意の特定の箇所のみを穴開き状になるように切り取ることもできる。これにより、余分な箇所を切り取る必要がなくなり、止水効果を高めることができる。
また、上述の説明においては、例えば図1(A)に示したように、切り込み11a,11bと溝12aとで挟まれた斜線部Pを切り取って“切り取り片”とする態様を示したが、完全に切り取らなくてもよく、切り込み11a,11bを切断して鉄筋50に挟み込むようにして止水板1を設置した後、溝12aの箇所で折り曲げて、斜線部Pで示す切り取り部を鉄筋50の載せるようにしてもよい。これにより、仮に鉄筋配置の異なる場所に止水板を再設置する必要が生じた場合等でも、“切り取り片”として完全に切り取っていないため、一部分が切り取られた状態の止水板1が設置されるようなことが無くなり、止水効果の低下を抑制することができる。また、このように“切り取り片”が生じないことにより、廃棄物を減らすことができる。
なお、図2の使用状態の例を示す模式図において、符号2で示すのは後述する止水板接続具であり、符号52で示すのが止水板及び止水板接続具を鉄筋に固定するための結束線であり、符号53が設備配管を示す。図4、図7においても同様である。
止水板1の材質としては、特に限定されないが、柔軟性、撥水性、防水性を有するゴム、ビニール、プラスチック等の樹脂、金属等の材料により構成されていることが好ましい。また、上述したように切り込み11の部分を切り取って、その切り込み11を介してコンクリート躯体内の鉄筋を挟み込ませるように固定するにあたり、その切り取り片を作業者の素手で容易に切り取ることができる材質であることが好ましい。これにより、作業を行う現場(施工現場)で簡単に鉄筋の位置関係に基づいて止水板1を調整することができ、作業の歩留まりを向上させることができる。なお。止水板1は、これらの材料をシート状に成形して得ることができる。
また、このシート状の止水板1は、例えば芯材に巻き付けてロール状に巻き取り可能となっていることが好ましい。これにより、施工現場において必要な分だけロールから引き出し切り取って使用することができ、またその施工現場への搬出入や在庫管理が容易となり、歩留まりを向上させることができる。
矩形形状を有する止水板1の大きさとしては、特に限定されず、当該止水板1を使用するコンクリート躯体の大きさに応じて適宜設定することができる。また、止水板1の厚みについても、特に限定されず、例えば5mm〜20mm程度とすることができる。
また、切り込み11に関して、その長さについても特に限定されるものではなく、コンクリート躯体の大きさやそのコンクリート躯体内の鉄筋の位置等に応じて適宜設定することができる。一例として、図1(A)及び(B)に示すように、矩形形状をなす止水板1の下端部から、止水板1の短手方向の長さの半分未満程度の長さとすることができる。
また、切り込み11の形成間隔、すなわち、止水板1の長手方向に規則的に形成されている、隣り合う切り込み11同士の間隔(例えば、図1(A)中の切り込み11a,11bの間隔)は、コンクリート躯体内の鉄筋の太さに応じて適宜設定することができる。上述したように、本実施の形態に係る止水板1は、その下端部から上端部に向かって所定の長さで形成された切り込み11を介して、コンクリート躯体内の鉄筋部分が挟み込まれるようになっており(図2参照)、これにより止水板装着時における鉄筋との干渉を有効に回避して、止水板1を確実に固定することができる。したがって、切り込み11同士の間隔を、止水板1を装着するコンクリート躯体内の鉄筋の太さに応じて設定することにより、止水板1の変形等に基づく漏水の発生をより効果的に防止することができる。
また、止水板1の表面1a又は裏面1bに形成される複数の溝12の形成間隔、すなわち、止水板の長手方向と平行に形成されている、隣り合う溝12同士の間隔(例えば図1(A)中の溝12a,12bの間隔)は、コンクリート躯体内の鉄筋の設置位置等に応じて適宜設定することができる。本実施の形態に係る止水板1は、その下端部から上端部に向かって所定の長さで形成された切り込み11を介して、コンクリート躯体内の鉄筋部分が挟み込まれるようになっており、上述したように溝12の位置に応じて切り取る切り取り片の大きさを調整することにより、その鉄筋が段違い設けられている場合でも、シート状に止水板を変形等させることなく確実に固定することができる。したがって、隣り合う溝12同士の間隔を、コンクリート躯体内の鉄筋の設置位置等に応じて設定することによって、より確実に止水板1を固定させることでき、漏水の発生を防ぐことができる。
<第2の実施形態>
図3は、第2の実施形態に係る止水板について模式的に示した図である。なお、図3において、(A)が正面図、(B)が背面図、(C)がA−A断面図、(D)がB−B断面図(拡大図)である。図3(A)及び(B)に示すように、止水板2は、矩形形状からなっており、矩形の長手方向に対して垂直な方向(短手方向)に、その下端部から上端部に向かって複数の切り込み21が規則的に形成されている。切り込み21は、止水板2の表面及び裏面に切り取り線状に形成され、図3(D)の断面図に示すように止水板1の表面及び裏面に凹部を形成している。このように、切り込み21は、止水板2の表面から裏面にかけて完全に切れておらず、任意の切り込み21に沿って作業者の素手等で容易に切断することができるようになっている。なお、切り込み21は、止水板2の表面又は裏面のどちらか一方のみに形成されていてもよい。
また、図3(A)及び(C)に示すように、止水板2は、その表面2a又は裏面2bにおいて、矩形の長手方向に複数の溝22が設けられている。この複数の溝22により、止水板1の表面2a又は裏面2bが凹凸構造となっている。なお、図3では、表面2aにおいて複数の溝22が形成されている態様を示す。この複数の溝22は、コンクリート躯体同士の打継部に侵入した水分の動線を阻害する流路となって止水性能を奏し、その打継部における漏水の発生をより効果的に防ぐ。
また、図4に、止水板2の使用状態の一例を模式的に表した図を示す。図4に示すように、止水板2は、内部に鉄筋50が設置されたコンクリート躯体51の打継部に使用される。そして、止水板2では、その下端部から上端部に向かって所定の長さの切り込み11が形成されていることにより、その切り込み11を介して、コンクリート躯体51内の鉄筋50部分を挟み込むようにして使用することができる(図4中のY部を参照)。より具体的には、図3(A)に示すように、例えば切り込み21aと切り込み21bを介してその部分に鉄筋50を挟み込んで固定する。
このようにして、切り込み21を介してコンクリート躯体51内の鉄筋50を挟み込むように固定することで、止水板1を装着したときの鉄筋50との干渉を回避しながら、コンクリート躯体51の打継部に止水板1を確実に固定することができ、位置合わせも用意となる。これにより、従来の止水板のように鉄筋50が干渉してシート状の止水板1が変形したり、移動したりすることを防ぎ、侵入した水の動線を有効に阻害して、漏水の発生を効果的に防止することができる。また、止水板の設置スペースが狭小であったり、特殊な形状をしている箇所であっても、容易に設置することができる。
なお、止水板2の材質としては、第1の実施形態にて示した止水板1と同様に、柔軟性、撥水性、防水性を有するゴム、ビニール、プラスチック等の樹脂、金属等の材料により構成されていることが好ましい。
また、切り込み21に関して、その長さについては特に限定されるものではなく、コンクリート躯体の大きさやそのコンクリート躯体内の鉄筋の位置等に応じて適宜設定することができる。また、切り込み21の形成間隔についても特に限定されず、コンクリート躯体内の鉄筋の設置位置等に応じて適宜設定することができる。例えば、150mm〜200mm程度の間隔で切り込み21を形成することができる。
また、複数の溝12の形成間隔についても特に限定されるものではなく、コンクリート躯体内の鉄筋の設置位置等に応じて適宜設定することができる。
≪2.止水板接続具≫
次に、止水板接続具について説明する。止水板接続具は、上述した止水板1,2同士を接続させるための部材である。
図5は、本実施の形態に係る止水板接続具の一例を模式的に示した図である。なお、図5において、(A)が正面図、(B)が背面図、(C)がA−A断面図、(D)が斜視図であり、(E)が2つの止水板を当該止水板接続具を用いて接続させる過程を示す図である。なお、図5では、止水板接続具3として、上述の第2の実施形態にて説明した止水板2を接続させるためのものを示すが、止水板接続具としてはこれに限定されない。
図5(A)〜(D)に示すように、止水板接続具3は、矩形形状からなっており、矩形の短手方向の上部3Aは接続させる止水板の一部を挿入可能な筒状となっている。また、短手方向の下部3Bの肉薄部には、下端部から上端部に向かって所定の長さの切り込み31が長手方向に規則的に形成されている。切り込み31の長さや隣り合う切り込み31の間隔については、止水板2の切り込み21と同様に、コンクリート躯体の大きさやそのコンクリート躯体内の鉄筋の位置等に応じて適宜設定することができる。
また、図5(A)〜(D)に示すように、止水板接続具3は、その表面3a又は裏面3bにおいて、矩形の長手方向に複数の溝32が設けられている。この複数の溝32により、止水板接続具3の表面3a又は裏面3bが凹凸構造となっている。なお、図5では、表面3aにおいて複数の溝32が形成されている態様を示す。この複数の溝32は、コンクリート躯体同士の打継部に侵入した水分の動線を阻害する流路となって止水性能を奏し、その打継部における漏水の発生をより効果的に防ぐ。複数の溝32の形成間隔、隣り合う溝32同士の間隔についても、止水板2に設けられた溝22と同様に、コンクリート躯体内の鉄筋の設置位置等に応じて適宜設定することができる。
止水板接続具3では、図6に示すように、短手方向の上部の筒状の箇所において、その筒内に、接続する2つの止水板2、2’の左右端部が挿入されることによって、2つの止水板2、2’を連結することができる。
ここで、図7に、止水板2を接続させた止水板接続具3の使用状態の一例を模式的に表した図を示す。図7に示すように、止水板接続具3は、止水板2を接続させた状態で、内部に鉄筋50が設置されたコンクリート躯体51の打継部に使用される。そして、止水板接続具3では、短手方向の下部の肉薄部に下端部から上端部に向かって所定の長さの切り込み31が形成されていることにより、その切り込み31を介して、コンクリート躯体51内の鉄筋50部分を挟み込むようにして使用することができる(図7中のZ部を参照)。より具体的には、図5(A)に示すように、例えば切り込み31aと切り込み31bを介してその部分に鉄筋50を挟み込んで固定する。
このようにして、切り込み31を介してコンクリート躯体51内の鉄筋50を挟み込むように固定することで、止水板2を接続させた止水板接続具3を装着したときの鉄筋50との干渉を回避しながら、コンクリート躯体51の打継部に確実に固定することができる。これにより、止水板2の設置範囲が広範囲に及び場合であっても、その止水板2を確実に接続させるとともに、その止水板接続具3自体も鉄筋50との干渉を回避できるので、全体として変形したり、移動したりすることを防ぎ、漏水の発生を効果的に防止することができる。
このように、本実施の形態に係る止水板接続具3は、接続させる止水板2と同様な形状を有しており、その短手方向の下部において、下端部から上端部に向かって所定の長さの切り込み31が長手方向に規則的に形成されており、このことにより、その止水板2を確実に接続させるとともに、その止水板接続具3自体も鉄筋50との干渉を回避しながら止水効果を発揮させることができる。なお、止水板接続具3の材質についても、止水板2と同様に、柔軟性、撥水性、防水性を有するゴム、ビニール、プラスチック等の樹脂、金属等の材料により構成することができる。
≪3.止水板の固定(アタッチメントについて)≫
止水板1,2、並びに止水板接続具3を、コンクリート躯体内の鉄筋に固定するに際しては、図2、4、7に示したように、止水板1,2、止水板接続具3の上部に設けられた結束線固定用穴13,23,33に結束線52を通し、その結束線52をコンクリート躯体内の鉄筋に括り付けることによって、止水板1,2、止水板接続具3を固定することができる。このように、止水板1,2、止水板接続具3を、結束線52を用いて固定することにより、施工現場で簡易に固定化させることができ、組み立てられた鉄筋の位置に応じて柔軟に固定化作業を行うことができる。
一方で、後述するように、このような結束線52による固定に代えて、止水板固定冶具(アタッチメント)を用いて固定することができる。
具体的に、図8は、アタッチメントの一例と、そのアタッチメントを用いて止水板1,2を鉄筋に固定する使用例を示す図である。なお、図8において、(A)は使用例の正面図であり、(B)は使用例の断面図である。図8においては止水板を符号1,2で示す。
図8に示すアタッチメント4は、止水板1,2の上端部の所定箇所に例えば埋め込まれるように装入されて接続する接続部材4aと、接続部材4aから延びた2本の固定線4bと、それぞれの固定線4bの先端部を構成し鉄筋50に引っ掛け固定を可能にする引っ掛け冶具4cとを備える。
図8(A)に示すように、アタッチメント4は、止水板1,2の上部に所定の間隔で連結されており、複数のアタッチメント4で鉄筋50に止水板1,2を固定するようになっている。また、図8(B)に示すように、並行して設置された鉄筋50の両側に、アタッチメント4が備える2つの引っ掛け冶具4cを引っ掛けることによって、止水板を固定する。このように、2つの引っ掛け冶具4cを並行した鉄筋50の両側に引っ掛けて止水板1,2を固定することによって、止水板1,2がその重みで垂直に立つようになり、止水板1の天端を綺麗に揃えることができる。
なお、アタッチメント4の接続部材4aとしては、止水板1,2の上端部を挟持するクリップ状のものであってもよい。このように接続部材4aによりクリップ状に止水板1,2の上端部を挟んで保持することにより、簡易に保持することが可能となる。
また、図9は、別の態様のアタッチメントの例と、そのアタッチメントを用いて止水板1,2を鉄筋に固定する使用例を示す図である。なお、図9において、(A)は使用例の正面図であり、(B)は使用例の断面図である。図9においても止水板を符号1,2で示す。
図9に示すアタッチメント5は、止水板1の上端部に連結される引っ掛け冶具である。図9(B)に示すように、止水板1,2の上端部に連結されたアタッチメント5を介して、所望の位置の鉄筋50に止水板1,2を引っ掛けて固定することができる。このようなアタッチメントによっても、止水板1,2の天端を綺麗に揃え、安定的に止水板1,2を固定することができる。
このような図8、図9に示したようなアタッチメント4,5によれば、結束線を用いて固定する場合のように、止水板1,2、止水板接続具3の上方部に結束線を通して固定するための穴(結束線固定用穴)13,23,33を設ける必要がなくなる。これにより、止水板1,2、止水板接続具3の止水効果を高めることができる。なお、アタッチメント4,5により止水板1,2を固定する際に、その穴13,23,33を適宜利用して連結するようにしてもよい。
≪4.コンクリートの施工方法≫
本実施の形態に係る止水板1,2を用いることによって、コンクリートの施工に際して、コンクリート躯体同士の打継部からは漏水を効果的に防止することができる。
コンクリートの施工は、図10のコンクリート躯体の施工手順に示したように、鉄筋を所望とする位置に配置(配筋)した後、コンクリート躯体の打継部に相当する位置に、本実施の形態に係る止水板1,2を使用して固定し、その後、コンクリートを打設する。止水板1,2を設置するに際しては、設置範囲等に応じて、適宜、止水板接続具3を用いて複数の止水板1,2を連結させて使用してもよい。
上述したように、本実施の形態に係る止水板1,2によれば、その下端部から上端部に向かって形成された切り込み11,21を介して、コンクリート躯体内の鉄筋部分を挟み込むようにして使用するので、鉄筋との干渉を回避しながら、コンクリート躯体の打継部に確実に固定することができる。これにより、装着時に止水板が変形したり、移動したりすることを防ぎ、その変形等に基づく漏水の発生を効果的に防止することができる。
1,2 止水板
3 止水板接続具
1a,2a、3a 表面
1b,2b,3b 裏面
4,5 アタッチメント
11,21,31 切り込み
12,22,32 溝
13,23,33 結束線固定用穴
50 鉄筋
51 コンクリート躯体

Claims (7)

  1. コンクリート躯体同士の打継部付近において該コンクリート躯体内の鉄筋に固定して使用される止水板であって、
    矩形形状を有するシート状であり、該矩形の長手方向に対して垂直に下端部から上端部に向かって所定の長さの複数の切り込みが該長手方向に規則的に形成されている
    ことを特徴とする止水板。
  2. 表面又は裏面には、長手方向に複数の溝が設けられている
    ことを特徴とする請求項1に記載の止水板。
  3. 長手方向に規則的に形成された前記切り込みに基づいて、短冊状に当該止水板の一部を切り取り可能である
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の止水板。
  4. 芯材に巻き付けてロール状に巻き取り可能である
    ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の止水板。
  5. コンクリート躯体同士の打継部付近において該コンクリート躯体内の鉄筋に固定して使用される止水板同士を接続するための止水板接続具であって、
    矩形形状を有し、
    前記矩形の短手方向の上部は前記止水板の一部を挿入可能な筒状となっており、
    前記短手方向の下部には、下端部から上端部に向かって所定の長さの切り込みが長手方向に規則的に形成されている
    ことを特徴とする止水板接続具。
  6. 前記短手方向の下部には、その表面又は裏面に、複数の溝が設けられている
    ことを特徴とする請求項5に記載の止水板接続具。
  7. 請求項1乃至4に記載の止水板を用いてコンクリートを打設する
    ことを特徴とするコンクリートの施工方法。
JP2014223598A 2014-10-31 2014-10-31 止水板及びその接続具、並びにその止水板を用いたコンクリート施工方法 Active JP6394287B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014223598A JP6394287B2 (ja) 2014-10-31 2014-10-31 止水板及びその接続具、並びにその止水板を用いたコンクリート施工方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014223598A JP6394287B2 (ja) 2014-10-31 2014-10-31 止水板及びその接続具、並びにその止水板を用いたコンクリート施工方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016089440A true JP2016089440A (ja) 2016-05-23
JP6394287B2 JP6394287B2 (ja) 2018-09-26

Family

ID=56019075

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014223598A Active JP6394287B2 (ja) 2014-10-31 2014-10-31 止水板及びその接続具、並びにその止水板を用いたコンクリート施工方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6394287B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018003484A (ja) * 2016-07-05 2018-01-11 鹿島建設株式会社 型枠構造、および構造体の構築方法
CN110158974A (zh) * 2019-06-10 2019-08-23 张杨 一种高层装配式建筑结构的全穿插施工方法
CN114635454A (zh) * 2022-04-06 2022-06-17 江苏中煤地质工程研究院有限公司 一种含止水带的墙体施工方法

Citations (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS484254Y1 (ja) * 1968-06-12 1973-02-02
JPS4883621A (ja) * 1972-01-24 1973-11-07
JPS5384908U (ja) * 1976-12-14 1978-07-13
JPS6048504U (ja) * 1983-09-12 1985-04-05 旭電化工業株式会社 止水板用接続部品
JPH05302432A (ja) * 1992-04-28 1993-11-16 Bridgestone Corp コンクリ−ト型枠のセパレ−タ−
JPH0627948U (ja) * 1991-06-26 1994-04-15 仁 杉山 伸縮目地用止水板
JPH073828A (ja) * 1992-02-21 1995-01-06 Shimizu Corp 地中コンクリート構築物の目地構造
JP2000282493A (ja) * 1999-03-10 2000-10-10 Son Ri Namu 止水遮断装置
JP2002276045A (ja) * 2001-03-21 2002-09-25 Nishimatsu Constr Co Ltd 継手構造体および該継手構造体を用いる連結方法
EP1760217A1 (fr) * 2005-08-29 2007-03-07 B.v.b.a. Bouwteam Vanhove Element modulaire d'armature de bord en béton

Patent Citations (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS484254Y1 (ja) * 1968-06-12 1973-02-02
JPS4883621A (ja) * 1972-01-24 1973-11-07
JPS5384908U (ja) * 1976-12-14 1978-07-13
JPS6048504U (ja) * 1983-09-12 1985-04-05 旭電化工業株式会社 止水板用接続部品
JPH0627948U (ja) * 1991-06-26 1994-04-15 仁 杉山 伸縮目地用止水板
JPH073828A (ja) * 1992-02-21 1995-01-06 Shimizu Corp 地中コンクリート構築物の目地構造
JPH05302432A (ja) * 1992-04-28 1993-11-16 Bridgestone Corp コンクリ−ト型枠のセパレ−タ−
JP2000282493A (ja) * 1999-03-10 2000-10-10 Son Ri Namu 止水遮断装置
JP2002276045A (ja) * 2001-03-21 2002-09-25 Nishimatsu Constr Co Ltd 継手構造体および該継手構造体を用いる連結方法
EP1760217A1 (fr) * 2005-08-29 2007-03-07 B.v.b.a. Bouwteam Vanhove Element modulaire d'armature de bord en béton

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018003484A (ja) * 2016-07-05 2018-01-11 鹿島建設株式会社 型枠構造、および構造体の構築方法
CN110158974A (zh) * 2019-06-10 2019-08-23 张杨 一种高层装配式建筑结构的全穿插施工方法
CN114635454A (zh) * 2022-04-06 2022-06-17 江苏中煤地质工程研究院有限公司 一种含止水带的墙体施工方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP6394287B2 (ja) 2018-09-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9784005B2 (en) Systems for restoring, repairing, reinforcing, protecting, insulating and/or cladding structures with locatable stand-off components
JP6394287B2 (ja) 止水板及びその接続具、並びにその止水板を用いたコンクリート施工方法
KR101618695B1 (ko) 계단식 단열재가 구비된 데크플레이트
JP6364211B2 (ja) 先行エレメントの端部構造、鉄筋架台および連続地中壁の施工方法
KR101661034B1 (ko) 벽체시공용 수도관 지지장치
JP2005036558A (ja) ダブル配筋用スペーサ
KR101389958B1 (ko) 천장 루버
JP2009019370A (ja) 地中壁の打ち継ぎ構造、地中壁の打ち継ぎ部形成具、地中壁の打ち継ぎ部施工方法
JP2011052485A (ja) 補強梁受け金物
JP5827102B2 (ja) プレキャスト部材の設置方法及びこれに用いるプレキャスト部材
JP2006233724A (ja) 内向性誘発目地固定クリップ
JP5691050B2 (ja) クラック誘発目地材
JP6397321B2 (ja) 止水板取付部材、止水板、鉄筋架台および連続地中壁の施工方法
JP3183156U (ja) コンクリート埋設型枠
CN104652474A (zh) 地下连续墙换撑结构及施工方法
JP5832812B2 (ja) 基礎隙間防止板保持具、および基礎隙間防止具セット
JP2011089253A (ja) 外構土間コンクリート用型枠、及び外構土間コンクリートの施工方法。
JP5885566B2 (ja) 樋門カラー構造体及び該構造体を使用する函体目地部の施工方法
JP2020034061A (ja) 耐火構造用スリーブ、建物及び耐火構造の施工方法
CN204252171U (zh) 地下室伸缩缝的橡胶止水带安装固定专用工具
JP7471866B2 (ja) 誘発目地材、製造方法、誘発目地構造
KR200411337Y1 (ko) 프리스트레스트 콘크리트 빔 연속부 연결블록
JP3140674U (ja) タイバー保持具
KR200232635Y1 (ko) 조립식 기초 거푸집
JP2010053546A (ja) 鉄筋連結具

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20161102

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20170726

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20170801

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170922

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20180130

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180328

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20180731

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20180813

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6394287

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150