JP2016088699A - エレベータの高音声検出装置の診断装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】保守員が乗かごまで出向くことなく、また保守員が持参するような専用の動作試験装置を要することなく、高音声検出装置が正常に動作するか否か診断することができるエレベータの高音声検出装置の診断装置の提供。【解決手段】本発明は、乗かご1で生じる音声の音量が所定値を超えたことを検出する高音声検出装置2が、正常に動作するか否か診断するエレベータの高音声検出装置の診断装置において、乗かご1内に所定値を超えた音量の音を発生させる音声案内装置3及びスピーカ4を含む音量発生部と、この音量発生部から所定値を超えた音量を発生させるように、音量発生部を制御する音量制御部6bとを備えている。エレベータはパーキングスイッチ5を備え、音量制御部6bはパーキングスイッチ5から出力される信号に基づいて、音量発生部を制御する。【選択図】図1
Description
本発明は、乗かご内で生じる音の音量が所定値を超えたことを検出する高音声検出装置が正常に動作するか否かを診断するエレベータの高音声検出装置の診断装置に関する。
一般に、エレベータの乗かごは、かごドアを閉じたときに密室状態となるため、乗かご内で異常者が女性にいたずらや乱暴を行うなどの犯罪が生じる虞がある。このような犯罪を防止するために、乗かご内で生じる音の音量が、例えば90dB程度の所定値を超えたことを検出する高音声検出装置が付加仕様として準備されている。
前述した高音声検出装置が乗かごに設けられた場合には、乗かご内で女性が叫んだ場合や、子供の防犯ブザーが鳴動した場合、乗かご内の音の音量が所定値を超えたことが高音声検出装置で検出される。この高音声検出装置の検出動作に基づいて、乗かごを直ちに最寄り階に停止させ、かごドア及び乗場ドアを所定時間、開放して待機状態とすることが行われる。このように高音声検出装置は、防犯運転に活用されるものである。
このような高音声検出装置が正常に動作するか否かを診断する動作試験装置が特許文献1に開示されている。この特許文献1に開示された従来技術は、保守員が乗かご内に動作試験装置を持ち込み、高音声検出装置のほぼ真下に置いて動作試験、すなわち診断が行われるようになっている。なお、このような高音声検出装置の動作試験は、通常、数か月に1回とか、1年に1回とかのように定期的に行われている。
前述した特許文献1に開示された従来技術は、保守員がエレベータの乗かごまで出向いて高音声検出装置の動作試験を行わなければならず、動作試験に要する時間が長くなる問題があった。このため、エレベータの利用者がエレベータを利用できなくなる時間が長くなり、エレベータの利用者に対するサービス性が低下しやすかった。
また、前述した従来技術は、高音声検出装置の動作試験に際し、保守員が持参する専用の動作試験装置が必要であり、この専用の動作試験装置のためのコスト、及び乗かごまでの運搬に掛かる負担が大きかった。
本発明は、前述した従来技術における実情からなされたもので、その目的は、保守員が乗かごまで出向くことなく、また保守員が持参するような専用の動作試験装置を要することなく、高音声検出装置が正常に動作するか否か診断することができるエレベータの高音声検出装置の診断装置を提供することにある。
前記目的を達成するために、本発明に係るエレベータの高音声検出装置の診断装置は、乗かご内で生じる音の音量が所定値を超えたことを検出する高音声検出装置が、正常に動作するか否か診断するエレベータの高音声検出装置の診断装置において、前記乗かご内に前記所定値を超えた音量の音を発生させる音量発生部と、この音量発生部から前記所定値を超えた音量を発生させるように、前記音量発生部を制御する音量制御部とを備えたことを特徴としている。
本発明に係るエレベータの高音声検出装置の診断装置は、音量制御部で音量発生部を制御して、乗かご内に所定値を超えた音量の音を発生させるようにしたことから、保守員が乗かごまで出向くことなく、また保守員が持参するような専用の動作試験装置を要することなく、高音声検出装置が正常に動作するか否か診断することができる。すなわち本発明は、エレベータの休止解除時等を利用して自動的に高音声検出装置の診断を行うことが可能になる。したがって本発明は、エレベータを特別に停止させることなく高音声検出装置の診断を行うことができ、エレベータの利用者に対するサービス性を従来に比べて向上させることができる。また本発明は、専用の動作試験装置を要することなく高音声検出装置の診断を自動的に行うことができるので、従来のような専用の動作試験装置に関係するコスト、及び運搬に伴う負担を除くことができ、優れた経済性を確保できるとともに、保守員の労力を軽減させることができる。
以下、本発明に係るエレベータの高音声検出装置の診断装置の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明に係るエレベータの高音声検出装置の診断装置の一実施形態の構成を示す図である。
この図1に示すように、本実施形態に係る診断装置が備えられるエレベータは、乗かご1に、この乗かご1内で生じる音の音量が所定値、例えば90dBを超えたことを検出する高音声検出装置2を備えている。この高音声検出装置2で90dBを超えた音量の音が検出されると、前述したように乗かご1が最寄り階に停止し、かごドア及び乗場ドアを開放する防犯運転が行われる。
前述した高音声検出装置2が正常に動作するか否か診断する本実施形態に係る診断装置は、乗かご1内に前述した90dBを超えた音量の音を発生させる音量発生部と、この音量発生部から90dBを超えた音量の音を発生させるように、前述した音量発生部を制御する音量制御部6bとを備えている。
図1に示すエレベータは、パーキングスイッチ5を備え、音量制御部6bは、パーキングスイッチ5から出力される信号に基づいて、前述した音量発生部を制御する。パーキングスイッチ5は周知のものであり、例えば、夜間等エレベータを利用しない場合には、管理人等によって休止側に切り替えられ、これによってエレベータは休止する。なお、翌朝等にエレベータの運転を再開させる場合には、このパーキングスイッチ5が運転側に切り替えられ、これによってエレベータは平常運転に復帰する。
また本実施形態は、高音声検出装置2が正常に動作するか否かの診断中は、高音声検出装置2の動作に基づいて行われる前述した防犯運転、すなわち乗かご1を最寄り階に停止させ、かごドア及び乗場ドアを開放状態とすることを無効とするように制御する無効制御部6cを備えている。
また本実施形態は、高音声検出装置2の診断で高音声検出装置2に異常が生じているとき、異常通報を出力する通報部6dと、エレベータを遠隔的に監視し、通報部6dから電話回線7を介して送信される異常通報を受信する監視センタ8とを備えている。
前述した音量発生部は、乗かご1に設けられる音声案内装置3と、この音声案内装置3で作成した音声を乗かご1内に放送するスピーカ4とを含んでいる。
前述した音量制御部6b、無効制御部6c、及び通報部6dは、例えば高音声検出装置2及び音声案内装置3に接続される制御装置6に含ませてある。なお、この制御装置6は、高音声検出装置2が正常に動作するか否か判断する判断部6aも含んでいる。
以下、前述のように構成した本実施形態に係るエレベータの高音声検出装置の診断装置における処理動作を、図2に基づいて説明する。
この図2のステップS1に示すように、管理人等が、パーキングスイッチ5を操作してエレベータを休止状態から平常運転に復帰させると、ステップS2に示すように、制御装置6の無効制御部6cは、通常機能である高音声検出装置2の動作による最寄り階停止、ドア開待機運転機能を一旦無効にする。
次にステップS3に進み、制御装置6の音量制御部6bは、音量案内装置3を動作させ、スピーカ4から高音声検出装置2が動作するレベルの音量の所定値、例えば90dBの音声で「ピー!」「平常運転に復帰します。」等のアナウンスを放送させる。
なお本実施形態では、所定値を超えた音量の音を発生させる音量発生部を、音声案内装置3とスピーカ4とによって構成したが、この音量発生部を音声案内装置3の音声とは異なる他の音を発生させる手段、例えばブザーを鳴動させる警報部等によって構成してもよい。
次にステップS4に進み、高音声検出装置2から出力される信号に基づいて、制御装置4に含まれる判断部6aで高音声検出装置2が正常に動作したかどうか判断される。
このステップS4で、判断部6aによって高音声検出装置2が正常に動作したと判断されたときにはステップS5に進み、無効制御部6cによって無効としていた高音声検出装置2の動作による最寄り階停止、ドア開放待機運転機能を有効に復帰させて、処理を終了する。
また、ステップS4の判断部6aで、高音声検出装置2が正常に動作していないと判断されたときには、ステップS6に示すように、この時点で高音声検出装置2の故障が検出される。
これに応じて手順S7に示すように、制御装置6の通報部6dから電話回線7を介して当該エレベータを遠隔的に監視する監視センタ8に異常通報、すなわち高音声検出装置2に故障を生じている旨の通報が送信される。
したがって、監視センタ8において、現在乗かご1に設置されている高音声検出装置2の保守点検が必要なことを、あるいは新しい高音声検出装置2への交換が必要であることを把握することができる。いずれの場合でも、監視センタ8からの指示により、保守員を故障を生じている高音声検出装置2が備えられている乗かご1に派遣して、迅速に対応することができる。
本実施形態に係るエレベータの高音声検出装置の診断装置によれば、音量制御部6bで音声案内装置3を制御して、乗かご1内に所定値を超えた音量の音を発生させるようにしたことから、保守員が乗かご1まで出向くことなく、また保守員が持参するような専用の動作試験装置を要することなく、高音声検出装置2が正常に動作するか否か診断することができる。
すなわち本実施形態は、パーキングスイッチ5の解除時に、すなわちエレベータの休止解除時等を利用して、自動的に高音声検出装置2の診断を行うことができる。したがって本実施形態は、エレベータを特別に停止させることなく高音声検出装置2の診断を行うことができ、エレベータの利用者に対するサービス性を向上させることができる。
また本実施形態は、前述のように専用の動作試験装置を要することなく高音声検出装置の診断を自動的に行うことができるので、専用の動作試験装置に関係するコスト、及び運搬に伴う負担を除くことができ、優れた経済性を確保できるとともに、保守員の労力を軽減させることができる。
1 乗かご
2 高音声検出装置
3 音声案内装置(音量発生部)
4 スピーカ(音量発生部)
5 パーキングスイッチ
6 制御装置
6a 判断部
6b 音量制御部
6c 無効制御部
6d 通報部
7 電話回線
8 監視センタ
2 高音声検出装置
3 音声案内装置(音量発生部)
4 スピーカ(音量発生部)
5 パーキングスイッチ
6 制御装置
6a 判断部
6b 音量制御部
6c 無効制御部
6d 通報部
7 電話回線
8 監視センタ
Claims (5)
- 乗かご内で生じる音の音量が所定値を超えたことを検出する高音声検出装置が、正常に動作するか否か診断するエレベータの高音声検出装置の診断装置において、
前記乗かご内に前記所定値を超えた音量の音を発生させる音量発生部と、この音量発生部から前記所定値を超えた音量の音を発生させるように、前記音量発生部を制御する音量制御部とを備えたことを特徴とするエレベータの高音声検出装置の診断装置。 - 請求項1に記載のエレベータの高音声検出装置の診断装置において、
前記エレベータはパーキングスイッチを備え、前記音量制御部は前記パーキングスイッチから出力される信号に基づいて、前記音量発生部を制御することを特徴とするエレベータの高音声検出装置の診断装置。 - 請求項2に記載のエレベータの高音声検出装置の診断装置において、
前記高音声検出装置の診断中は、前記高音声検出装置の動作に基づいて行われる防犯運転を無効とするように制御する無効制御部を備えたことを特徴とするエレベータの高音声検出装置の診断装置。 - 請求項3に記載のエレベータの高音声検出装置の診断装置において、
前記高音声検出装置の診断で当該高音声検出装置に異常が生じているとき、異常通報を出力する通報部と、前記エレベータを遠隔的に監視し、前記通報部から送信される異常通報を受信する監視センタとを備えたことを特徴とするエレベータの高音声検出装置の診断装置。 - 請求項1〜4のいずれか1項に記載のエレベータの高音声検出装置の診断装置において、
前記音量発生部は、前記乗かごに設けられる音声発生部と、この音声発生部で作成した音声を前記乗かご内に放送するスピーカとを含むことを特徴とするエレベータの高音声検出装置の診断装置。
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JP2014225502A JP2016088699A (ja) | 2014-11-05 | 2014-11-05 | エレベータの高音声検出装置の診断装置 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN109911724A (zh) * | 2017-11-22 | 2019-06-21 | 奥的斯电梯公司 | 用于电梯紧急情况的感测和通知装置 |
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JP2007057323A (ja) * | 2005-08-23 | 2007-03-08 | Hitachi Building Systems Co Ltd | 高音声検出装置 |
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2014
- 2014-11-05 JP JP2014225502A patent/JP2016088699A/ja active Pending
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CN109911724B (zh) * | 2017-11-22 | 2022-06-07 | 奥的斯电梯公司 | 用于电梯紧急情况的感测和通知装置 |
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