JP2016087891A - 記録装置及び記録装置の制御方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】ウェブに蛇行があっても、高精度の記録が行える記録装置を提供する。【解決手段】プリンタ50は、被検出部を有するウェブ120を搬送する搬送機構21と、ウェブ120にインク滴を吐出する複数のヘッドユニット10a,10bと、一定の搬送速度で搬送されてくるウェブ120の被検出部及び側端部位置を検出する第1センサ15a,第2センサ15bと、幅方向Yにヘッドユニット10bを移動させるアクチュエータ20bと、センサ15a,15bにより検知されたウェブ120の側端部位置情報に基づき、ウェブ120の基準位置からの蛇行量を算出し、ヘッドユニット10bを幅方向へ移動させる制御部とを備える。また、被検出部の大きさは、センサ15a,15bにより読み取られて信号を生成する際、搬送方向についてはセンサ信号取り込み周期以上であって、且つ幅方向についてはセンサ信号検出幅以上である。【選択図】図6

Description

本発明は、記録装置及び記録装置の制御方法に関する。
近年、大量の印刷需要を有する事業体では、搬送手段により搬送される被搬送体として長尺状の記録媒体から繰り出されるウェブ上に印刷するために、通常、プロダクション・プリンタを使用する。プロダクション・プリンタは、大量印刷(例えば、毎分100頁以上)に使用される高速プリンタである。プロダクション・プリンタとしては、大型ロール状のウェブ上に印刷する連続用紙プリンタなどがある。
プロダクション・プリンタは、通常、印刷エンジン(「撮像エンジン」又は「マーキング・エンジン」として表される場合もある)、及び印刷システムの全体動作を制御する局所化されたプリント・コントローラを含んでいる。この印刷エンジンは、1つ又は複数のプリントヘッド・アセンブリを含み、各プリントヘッド・アセンブリはプリントヘッド・コントローラ及びプリントヘッド(又はプリントヘッド・アレイ)を含む。
個々のヘッドユニットとしてのプリントヘッドは、プリントヘッド・コントローラによって制御されるインクの吐出・放出動作が可能な、極めて小さな複数の(例えば、数百の)ノズルを含む。プリントヘッド・アレイは、ウェブの幅にわたり、直列に離間した複数のプリントヘッドによって構成される。
印刷している間、ウェブは素早くプリントヘッドのノズルの下に搬送され、ウェブ上に画素を形成するために、一定間隔でインクがノズルから吐出される。ウェブがプリントヘッドのノズルの下に一貫して位置決めされることを確実にするために、ステアリング・システムを使用して、その走行の方向(以下、「搬送方向」ともいう)に対して水平方向にウェブの向きを調節することが可能である。例えば、前述のステアリング・システムは、プリンタが最初に設置される際に調整することが可能である。
しかし、ウェブの向きが調節されても、ウェブ自体の物理的特性による変動、例えば、ウェブのエッジに沿った僅かなミクロン・レベルの変動、ウェブに沿った横張力の変動、ウェブにおけるファイバの向き等により、印刷中にウェブに横移動が生じ得る。以下、ウェブの横移動のことを「ウェブの蛇行」、又は搬送方向と直交するウェブの幅方向の移動ともいう。これは、印刷ジョブの印刷済出力が文書の頁をまたがって左右に移動するようにみえ得るということを意味する。ウェブの個々の移動が、例えば数ミクロン程度で僅かであり得るが、移動によって印刷品質が低下する。
例えば、混合色画素を形成するために複数のプリントヘッドがプリンタによって使用される場合、上流のプリントヘッドが正しい物理的位置で画像形成しても、ウェブ位置の僅かな変動によって、下流のプリントヘッドが、誤った位置に画像形成する状態が生じ得る。これにより、印刷済ジョブにおける画素の最終の色が歪み、印刷品質が低下してしまう。
この問題を含め詳細内容は後述の実施形態で補説するが、ウェブのエッジ位置を検出する複数のエッジセンサ(以下、「センサ」という)でウェブの蛇行を正確に検出するために、センサ間のウェブ搬送時間を導出した上でウェブ蛇行量を補償し、印刷品質の低下を防止する制御が提案されている。
一方、用紙を画像形成箇所(例えば、電子写真方式であれば転写部、インクジェット方式であれば吐出部)に搬送する用紙搬送ベルト、用紙あるいは画像を担持して搬送する搬送体を備えた画像形成装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。このような画像形成装置では、高品質な印刷を行うため、上記搬送体の走行速度(以下、「搬送体速度」という)が目標速度となるように制御している。
特許文献1には、搬送体速度の適否判断の信頼性が高い画像形成装置を提供することを目的として、以下の技術が開示されている。即ち、画像形成部により搬送体にマークを形成し、そのマークを読み取るセンサを備え、マークがセンサによって読み取られるまでの時間である移動時間から、搬送体速度が適正であるか否かを判定する。
しかしながら、特許文献1記載の技術では、画像形成部で形成したマークを用いるため、その印刷位置ずれが発生した場合には、ウェブ搬送速度、寸法誤差、ソフトウェアでのデータ取り込み時間などの誤差要因により、高精度な制御ができないという問題がある。
このように、今までのセンサ間のウェブ搬送時間導出方法では、図面上の寸法、若しくは実測によって求めた実物のセンサ間距離を設定し、一定のウェブ搬送速度と仮定して、計算によってセンサ間の搬送時間を求めていた。このような方法では、ウェブ蛇行量を補償するためのミクロン[μm]オーダの制御を行う場合には、ウェブ搬送速度、センサ間距離の測定、メカ寸法、ソフトのデータ取り込み時間などの誤差要因により、高精度な制御ができないという問題があった。
本発明は、上記誤差要因によらずに、各センサ間のウェブ搬送時間を正確に導出することで、センサ間でのウェブ蛇行量を正確に認識し、ウェブ蛇行量に合わせて各ヘッドユニットの幅方向移動を行う制御を正確且つ高精度に行える記録装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は、側端部に予め形成された被検出部を有する長尺状の記録媒体を搬送方向に搬送する搬送手段と、前記搬送経路上に並んで配置され、前記搬送手段により搬送される前記記録媒体にインク滴を吐出する複数のヘッドユニットと、前記搬送手段により搬送される前記記録媒体における前記搬送方向の側端部近傍に一定距離の間隔で配置され、前記記録媒体の側端部位置を検出し、且つ一定の搬送速度で搬送されてくる前記被検出部を検出する際に、所定の信号取り込み周期及び所定の信号検出幅で検出する複数の位置検知手段と、前記搬送方向と直交する幅方向に前記各ヘッドユニットを移動させるユニット移動手段と、前記各位置検知手段により検出された前記記録媒体の側端部位置の情報に基づき、前記記録媒体の前記側端部位置の基準位置からの位置ずれ量を算出する算出手段と、前記算出された位置ずれ量に合わせて、各ヘッドユニットを前記幅方向へ移動するように前記各ユニット移動手段を制御する制御手段と、を備える記録装置であって、前記被検出部の大きさは、前記位置検知手段により読み取られて信号を生成する際、前記搬送方向については前記信号取り込み周期以上であって、且つ前記幅方向については前記信号検出幅以上である記録装置である。
本発明によれば、上記種々の誤差要因によらずに、各位置検知手段間の記録媒体搬送時間を正確に導出することができる。従って、各位置検知手段間での記録媒体の幅方向の位置ずれ量を正確に認識し、幅方向の位置ずれ量に合わせて各ヘッドユニットの幅方向移動を行う制御を正確且つ高精度に行える記録装置を提供することができる。
本発明を適用する例示的な印刷システムの概略的な斜視図である。 (A)は、ウェブに対して幅方向への移動(横移動)を与え得ることを示す概略的な平面図、(B)は、ウェブ自体が幅方向への変動にも寄与し得ることを示す概略的な平面図である。 複数のカラー・プレーンを使用する印刷システムにおける幅方向のウェブ振動によって生じる例示的な課題を示す平面図である。 先行技術例におけるウェブのウェブ幅方向移動を補償する印刷システムを示す平面図である。 先行技術例におけるウェブにおける幅方向の移動を補償する方法を示すフローチャートである。 一実施形態に係る印刷システムのプリンタ及び位置補正制御の概要を説明する平面図である。 一実施形態に係る印刷システムにおけるプリンタのハードウェア制御構成を示すブロック図である。 一実施形態におけるウェブの幅方向移動を補償するための、ウェブ蛇行量算出のための具体的な制御方法を説明するタイミングチャートである。 センサ間の正確なウェブ搬送時間を求めるために用いるウェブ側端部の切り取り部及びその形状の一例を示す平面図である。 (A)は、切り取り部を検出した際に出力される第1センサの出力信号の一例を、(B)は、第2センサの出力信号の一例を説明する説明図である。 (A)は、ウェブ蛇行なしを想定した場合の、信号取り込み周期としてのセンサ信号取り込み周期Tとセンサ位置信号との関係を説明する線図、(B)は、(A)のセンサ位置信号とするためのウェブ側端部の切り取り部形状を説明するウェブの平面図である。 センサ間の正確なウェブ搬送時間を求めるために用いるウェブ側端部のマーク表示部及びその形状の一例を示す平面図である。 (A)は、ウェブ蛇行なしを想定した場合の、センサ信号取り込み周期とセンサ位置信号との関係を説明する線図、(B)は、(A)のセンサ位置信号とするためのウェブ側端部のマーク表示部形状を説明するウェブの平面図である。
以下、図を参照して実施例を含む本発明の実施の形態(以下、「実施形態」という)を詳細に説明する。各実施形態等に亘り、同一の機能および形状等を有する構成要素(部材や構成部品)等については、混同の虞がない限り一度説明した後では同一符号を付すことによりその説明を省略する。図および説明の簡明化を図るため、図に表されるべき構成要素であっても、その図において特別に説明する必要がない構成要素は適宜断わりなく省略することがある。公開特許公報等の構成要素を引用して説明する場合は、その符号に括弧を付して示し、各実施形態等のそれと区別するものとする。
図1を用いて、本発明を適用する印刷システム100を説明する。図1は、本発明を適用する例示的な印刷システムの概略的な斜視図である。
以下、図1〜図5を参照して説明する内容は、平成26年6月30日付けで特許出願されている特願2014−134393号に係る技術事項(以下、先行技術例という)を基本にして、本願発明で用いる用語で多少の変更を加えたものであることを付記しておく。尚、上記先行技術例には、この先行技術例が課題とする内容なども記載されている。
図1において、印刷システム100は、長尺状の記録媒体としての、例えば連帳紙や連続用紙等のウェブ120上にインクを塗布するよう動作可能なプロダクション・プリンタ110を含んで構成されている。以下、「インク」という用語は、何れかの適切なマーキング流体(例えば、水溶性インク、油性塗料等)を表すために使用される。プリンタ110は、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)、及びブラック(K)のインクなどのカラー・インクを塗布する、記録装置としてのインクジェットプリンタを含み得る。1つ又は複数のローラ130は、ウェブ120が印刷システム100を通って搬送方向Xに走行するにつれてウェブ120を位置決め、張力調整する。
図2は、印刷中に、図1の印刷システム100内で、横方向である幅方向Yにウェブ120がどのようにして移動し得るかを示している。図2(A)は、要素210において、複数のローラ130がウェブ120に対して幅方向Yへの移動(横移動)を与え得ることを示す。ウェブ120の幅方向Yへの移動は、搬送方向Xと直交し、ウェブ120の幅に対して平行である、ウェブ120の平面内にある位置の変動である。即ち、ウェブ120が複数のローラ130を介して、搬送方向Xに移動するよう駆動されることにより、ウェブ120の位置が印刷中において幅方向Yに変動し得ることを表している。
要素210に示すように、ウェブ120が左側から3つ目のローラ130を通って走行する前に、搬送方向Xに対するウェブ120の水平方向の位置は、右斜め下の矢印で示すように、幅方向Yの中心を表す基準破線230上にある。左側から3つ目のローラ130を通って走行した後は、右斜め上の矢印で示すように、基準破線230よりも図において上方向にずれている。
更に、印刷システム100自体によって与えられる幅方向Yへの移動の度合いは、印刷システム100が動作している間、振幅及び方向において振動し得る。端的に言えば、ウェブ120を駆動させるまさにその動作は、ウェブを左右に振動させ得る。印刷中に生じる前述の振動する幅方向Yへの移動を補償することが可能な静的調節はない。
図2(B)は、要素220において、ウェブ120自体が幅方向Yへの変動にも寄与し得るということを示す。要素220は、ウェブ120が一様でない側端部としてのエッジ120aを有し得るということを示す。例えば、一部のウェブは当初、ブレードで切断される。長い切断が行われると、ブレード自体が非常に小さな量(例えば、数ミクロン)だけ、特定の周波数で左右に振動し得る。これにより、今度は、ウェブに対して一様でないエッジが与えられる。ヘッドユニットとも呼ばれるプリントヘッドは、印刷中に同じ絶対位置を維持するので、ウェブのエッジに対する印刷済マーク(インク吐出により形成される画像)の距離は、ウェブ自体のエッジが変動するにつれて変動し、これは、印刷品質を低下させてしまう。
背景技術でも説明したように、ウェブ自体の物理的特性による変動(例えば、ウェブのエッジに沿った僅かなミクロン・レベルの変動、ウェブに沿った横張力の変動、ウェブにおけるファイバの向き等)により、印刷中にウェブに横移動(ウェブ蛇行)が生じ得る。そのため、ウェブ自体の物理的特性による変動によっても印刷品質を低下させてしまう。
図3は、複数のカラー・プレーンを使用する印刷システムにおける幅方向Yのウェブ振動によって生じる例示的な課題を示す図である。この場合、各プリントヘッド310は、図中括弧を付して示すように、シアン、マゼンタ、イエロー、及びブラックのうちの1つのカラー・プレーン(プリントヘッド)としてふるまう。図3では、各プリントヘッド310は、参照線320によって示すように、そのペアに対して同じ位置において向きが調節される。プリントヘッドは、このようにして調節されると、全て、互いに対してちょうど同じ幅方向Yの位置にマーキングする。
しかしながら、ウェブ120の位置はプリントヘッド間で変動するので、各プリントヘッド310によってマーキングされるインクは、実際には、ウェブ要素330によって示されるようにウェブ120における別々の幅方向Yの位置に現れる。前述のプリントヘッドの分離は、プリントヘッド310それぞれがそのペアに対してちょうど同じ幅方向Yの位置に画像形成しても生じる。
プリントヘッド・アラインメント(プリントヘッドのウェブ幅方向の位置調節)で前述の課題に対応するために、図4は、上記先行技術例におけるウェブのウェブ幅方向移動を補償する印刷システム400を示す。印刷システム400は、ウェブ120に画像形成するよう動作可能な何れかのシステム、構成部分、又はデバイスを備える。印刷システム400は、印刷中に搬送方向Xに対してプリントヘッド412の幅方向Yの位置を調節するよう拡充される。
この先行技術例では、印刷システム400は、ウェブ120上にインクで画像形成するために使用された1つ又は複数のプリントヘッド412を有するプリンタ410を含む。印刷システム400は、更にコントローラ420及びウェブ位置センサ430を含むプリントヘッド位置決めシステムを含む。ウェブ位置センサ430は、プリントヘッド412に達する前のウェブ120の幅方向Yの位置を検出し、コントローラ420は、印刷中のウェブ120の変動する位置を補償するよう、印刷中のプリントヘッド412の幅方向Yの位置を調節する。
センサ430は、ウェブにおける位置移動を検出するよう動作可能な何れかのシステム、構成部分、又はデバイスを備える。例えば、センサ430は、レーザ、空気圧、光電、超音波、赤外線、光、又は、何れかの他の適切なタイプの検出デバイスを備え得る。センサ430は、印刷中のウェブ120の搬送方向Xに対してプリントヘッド412の上流に配置される。一例では、センサ430はウェブの物理エッジの位置を検出する一方、別例では、センサ430は上流のプリントヘッドによって作られたマークに基づいてウェブの位置を検出する。
コントローラ420は、センサ430によって検出された幅方向Yの位置における変動に基づいて、プリントヘッド412の位置を制御するよう動作可能な何れかのシステム、構成部分、又はデバイスを備える。例えば、コントローラ420は、図4中の矢印によって示すようにプリントヘッド412を物理的に移動させて、検出された変動を補償するよう位置決めデバイスに指示し得る。コントローラ420は、例えば、カスタム回路として、関連付けられたプログラム・メモリに記憶されたプログラムされた命令を実行するプロセッサとして、又はそれらの特定の組み合わせとして実現することが可能である。
位置決めデバイスは、線形アクチュエータ、固定レイルに沿ってそれ自体を駆動させることにより、それ自体の位置を変えることが可能な可動プリントヘッド・アセンブリ、又は、プリントヘッド412を移動させることができる何れかの他の適切なシステムを備え得る。
図5を用いて、印刷システム400の動作の詳細を説明する。図5は、例示的な先行技術の一例における、ウェブにおける幅方向の移動を補償する方法を示すフローチャートである。前述の一例については、プリンタ410が印刷を開始し、印刷中に、プリントヘッド412の下方にウェブを駆動させているものとする。更に、ウェブの幅方向Yの位置が、ウェブを駆動させていることが理由で、搬送方向Xから見てわずかに左右に移動しているものとする。
方法500の工程は、図4の印刷システム400を参照して説明するが、方法500を他のシステムにおいて行い得るということを当業者は認識することができる。本フローチャートの工程は、全て包含している訳でなく、他の工程を含み得る。本工程は、更に、代替的な順序で行い得る。
工程502では、センサ430は、印刷システム400を通って走行するウェブの幅方向Yの位置における変動を検出する。前述の変動はコントローラ420に通知され、コントローラ420は、動作を行う前に、検出された変動を解析し得る。一例では、コントローラ420は、特定の閾値レベル(例えば、1ミクロン)未満である変動を無視する。
工程504では、コントローラ420は、システム400がウェブの位置における、検出された変動を補償するよう動作している間にプリントヘッド412の幅方向Yの位置を調節する。一例では、コントローラ420は、検出された変動に基づいてプリントヘッド412を移動させるよう前記位置決めデバイスに指示する。例えば、コントローラ420は、図4に対して50ミクロンだけ上流にウェブ120が移動していることを検出した場合、50ミクロンだけ上流にプリントヘッド412を移動させてウェブ移動に一致させるよう位置決めデバイスに指示し得る。
コントローラ420は更に、ウェブが現在走行している速度、及びセンサ430とプリントヘッド412との間の距離に基づいて位置決め「遅延時間」を実現し得る。例えば、センサ430がプリントヘッド412の1秒半上流に配置された場合、コントローラ420は、1秒半後にその新たな位置にプリントヘッド412が移動していることを確実にするために遅延時間を実現することが可能である。この場合、コントローラ420は、例えば、プリントヘッド412を駆動させるアクチュエータの入力遅延を実現することにより、上記のように遅延時間を実現することができる。
方法500は、ウェブにおける幅方向の移動が一貫して識別され、対処されるように、印刷中に連続して反復することが可能である。これにより、印刷システム400により、ウェブが予測できないほどに移動しても、印刷中のウェブにおける幅方向の移動を印刷システム400が動的に補償することが可能になる。ウェブに対してプリントヘッドをより好適に位置決めすることにより、印刷品質が向上することが確実になり、複数のインク色を使用するシステムでは、このことは、印刷された色が記録媒体である印刷媒体上に正確に形成されることが確実になることにも寄与する。
しかしながら、上記先行技術例におけるセンサ間のウェブ搬送時間導出方法では、図面上の寸法、若しくは実測によって求めた実物のセンサ間距離を設定し、一定のウェブ搬送速度と仮定して、計算によってセンサ間のウェブ搬送時間を求めていた。このような方法では、ウェブ蛇行補正のためのミクロンオーダの位置補正制御を行う場合には、ウェブ搬送速度、センサ間距離の測定、部品寸法や取り付け寸法、ソフトのデータ取り込み時間などの誤差要因により、高精度な制御ができないという問題があった。
そこで、以下、上記問題を解消することができる本発明に係る実施形態を説明する。
図6、図7を用いて、本発明の一実施形態に係る印刷システム60を構成するプリンタ50について説明する。図6は、一実施形態に係る印刷システム60のプリンタ50及び位置補正制御の概要を説明する平面図である。図7は、本実施形態に係る印刷システム60におけるプリンタ50のハードウェア制御構成を示すブロック図である。
印刷システム60は、図4の印刷システム400と比較して、プリンタ410に代えて、記録装置としてのインクジェット式のプリンタ50を用いる点が主に相違する。まず、プリンタ50におけるヘッド位置補正機構の主な構成について説明する。以下、プリントヘッドとも呼ばれるヘッドユニットを幅方向Yに移動させる機構をヘッド位置補正機構という。また、エッジセンサからのウェブエッジ(ウェブ側端部)の位置情報に基づいてウェブの挙動に合わせてヘッド位置補正機構を動作させて行う制御を位置補正制御又はウェブ蛇行補正制御という。
プリンタ50は、ウェブ120を搬送方向Xに搬送する搬送手段としての搬送機構21と、ヘッド位置補正機構と、位置補正制御(ウェブ蛇行補正制御)を行うための制御構成とを備えている。
搬送機構21は、プリンタ50内の搬送方向Xの下流側に配設(配置して設けること、又は位置を決めて設けることを意味する)され、上下ローラ対を構成する上側ローラである駆動ローラ22と、下側ローラである従動ローラ23と、駆動モータ24とを有する。駆動ローラ22及び従動ローラ23は、ウェブ120を挟持して搬送するニップローラである。駆動モータ24は、ウェブ120の搬送速度を検出する速度検出手段としてのエンコーダを内蔵しており、駆動ローラ22の回転軸にギヤ等の駆動力伝達手段を介して連結されている。尚、上記エンコーダは、駆動モータ24の出力軸又は駆動ローラ22の回転軸に設けてもよい。
プリンタ50のヘッド位置補正機構は、2つのヘッドユニット10a,10bと、ヘッドユニット10bに対応して設けられたアクチュエータ20bと、2つの第1センサ15a及び第2センサ15bとを備えている。
ヘッドユニット10a,10bは、幅方向Yにおける搬送経路上に並んで配置されている。また、ヘッドユニット10a,10bは、搬送機構21により搬送されるウェブ120上方に近接するように配置されている。各ヘッドユニット10a,10bは、搬送機構21により搬送されるウェブ120にインク滴を吐出する。各ヘッドユニットが吐出するインク滴に制限はないが、本実施形態では、各ヘッドユニット10a,10bは搬送方向Xの上流側から順にブラック(K)、マゼンタ(M)のインク滴を吐出するように配置されている。
ヘッドユニット10a,10bは、吐出するインク滴の色が変わる他は同様の構成であるため、ヘッドユニット10aを代表して説明する。ヘッドユニット10aは、平面視矩形で直方体形状のヘッド本体11と、幅方向Yの長さがウェブ120の幅より長い平面視長方形で直方体形状のインク滴を吐出する吐出ヘッド12とを含んで構成されている。ヘッドユニット10aは、いわゆるライン型のインクジェットヘッドであり、他のヘッドユニット10bも上記したヘッドユニット10aと同様の構成である。
ヘッドユニット10aに配設されているノズルからインク滴を吐出する方式は、特定の方式に限らず、圧電方式、サーマル方式、静電方式等の公知の各種方式を採用可能である。
アクチュエータ20bは、搬送方向Xの最上流に配置されたヘッドユニット10aを除き、ヘッドユニット10bに対応して取り付けられている。アクチュエータ20bは、対応するヘッドユニット10bを幅方向Yに往復移動させるユニット移動手段として機能する。アクチュエータ20bは、公知の全ての構成のものが採用可能である。例えば、ヘッドユニット10bを幅方向Yに往復移動させる駆動手段としてのモータと、ヘッドユニットを幅方向Yに案内する案内部材としてのスライドレールとを含んで構成されている。上記モータとしては、ヘッドユニット10bを幅方向Yに微小移動制御可能なリニア超音波モータ等を用いてもよい。
ヘッドユニット10aには、上記したようにアクチュエータが取り付けられておらず、図6に示す所定の位置に固定配置されている。これにより、ヘッドユニット10aは、常に一定の位置にインク滴を吐出する。
第1センサ15aは搬送方向Xの上流側に、第2センサ15bは第1センサ15aにおける搬送方向Xの下流側に一定距離の間隔をおいて配置されている。第1センサ15a、第2センサ15bは、対応するヘッドユニット10a,10bの搬送方向Xの上流側近傍にそれぞれ配置されている。更に詳しくは、第1センサ15a、第2センサ15bは、搬送機構21により搬送されてくるウェブ120の側端部近傍に一定距離の間隔をおいて配置され、搬送されてくるウェブ120の側端部(エッジ)位置を検出する位置検知手段として機能する。
本実施形態においては、第1センサ15a、第2センサ15bは、例えば、発光素子と受光素子とを有する透過型のフォトセンサからなる。第1センサ15a、第2センサ15bは、一定の搬送速度で搬送されてくるウェブ120の側端部位置を検出する際に、所定の信号取り込み周期及び所定の信号検出幅で検出するように構成されている。透過型のフォトセンサの上記発光素子と受光素子とは、搬送されてくるウェブ120の側端部を挟む状態で配置される。第1センサ15a、第2センサ15bは、ウェブ120の側端部位置を検知するものであるから、振動等の影響によって位置変動が発生しないように所定の位置に固定配置されている。
尚、第1センサ15a、第2センサ15bとしては、所定の信号取り込み周期及び所定の信号検出幅で検出する構成を有していれば、上記したセンサに限らず、光学式のセンサである、例えば反射型のフォトセンサや、赤外線を用いたセンサ等であってもよい。
尚、本実施形態では、説明の簡明化のために2つのヘッドユニット10a,10bと、1つのアクチュエータ20bと、2つの第1センサ15a及び第2センサ15bを配置したが、これに限定されない。即ち、ヘッドユニットは3つ以上、アクチュエータは2つ以上、センサは3つ以上、それぞれ配置した構成であってもよいことは無論である。
図6を用いて、プリンタ50の位置補正制御の概要を説明する。この位置補正制御は、後述する図7に示す構成を備えた制御部30からの指令の下に実施される。まず、搬送機構21によって搬送されるウェブ120が第1センサ15aの位置を通過するときに検出される第1センサ15aの出力値と第1センサ15aの基準値rs1との差分をとり、幅方向Yの位置ずれ量d1が算出される。次に、ウェブ120が第2センサ15bの位置を通過するときに検出される第2センサ15bの出力値と第2センサ15bの基準値rs2との差分をとり、位置ずれ量d2とする。
さらに、差分d1と差分d2との差分を算出することで、ヘッドユニット10aとヘッドユニット10b下におけるウェブ120の幅方向Yの相対的な位置ずれ量D2を算出することができる。そして、ヘッド位置補正機構は、アクチュエータ20bの基準位置ra2に対して、アクチュエータ20bを幅方向Yの相対的な位置ずれ量D2分だけ駆動することで、ヘッドユニット10bの位置を移動させて補正する。即ち、図6において、ヘッドユニット10aの中心位置に対してヘッドユニット10bの中心位置を相対的な位置ずれ量D2だけ幅方向Yへ移動させることを表している。
尚、前記センサ基準位置rs1、rs2、アクチュエータ基準位置ra1は、調整方法は省略するが、印刷実施前に予め調整して決定されている。
本実施形態では、ヘッドユニット10aの位置を移動していないが、アクチュエータを取り付けて位置を補正してもよい。その場合、前記位置ずれ量D2にヘッドユニット10aの移動量を加算してヘッドユニット10bの補正量とすればよい。また、本実施形態では、第1センサ15aの位置との差分で位置ずれ量を認識したが、1つ上流側のセンサとの差分で位置ずれ量を認識してもよい。例えば、第1センサ15aと第2センサ15bとである。
図7を用いて、本実施形態におけるウェブの幅方向移動を補償するための制御(ウェブ蛇行補正制御)構成を説明する。
まず、センサ間のウェブ搬送時間設定方法について説明する。ウェブが現在走行している搬送速度、及びセンサ間の距離に基づいて、センサ間のウェブ搬送時間導出の精度向上を実現するための制御方法を説明する。
図7に示すように、制御部30は、ずらし時間設定手段35、時間ずらし手段36、減算手段37、ずらし時間設定イネーブル手段40を有する。
制御部30の入力側には、第1センサ15a、第2センサ15bから送られてくるセンサ信号に含まれる特定周波数以外のノイズ等の信号を遮断するローパスフィルタ(以下、LPFと略記する)であるLPF33,LPF34が接続されている。低域通過フィルタであるLPF33,LPF34は、第1センサ15a、第2センサ15bから送られてくるセンサ信号の急激な変化の誤検知を防ぐためのものである。
制御部30の出力側には、低域通過フィルタであるLPF38を介して、減算手段37により求められたウェブ蛇行量分アクチュエータ20bによってヘッドユニット10bをウェブの幅方向に移動させるアクチュエータコントローラ39が接続されている。LPF38は、ノイズ等によるウェブ蛇行量の急激な変化の誤検知を防ぐためのものである。
ずらし時間設定手段35は、LPF33を介して第1センサ15aから、またLPF34を介して第2センサ15bから送られてくる検出信号において、特徴的な信号が入力した時間を記憶しておき、それらの時間差をセンサ間のウェブ搬送時間として設定する。
時間ずらし手段36は、ずらし時間設定手段35によって求められた時間分、第1センサ15aの時間を待たせる。
減算手段37は、(現在の第2センサ15bの検出位置)−(センサ間のウェブ搬送時間分時間をずらした第1センサ15aの検出位置)の計算を行い、第1センサ15a、第2センサ15b間でのウェブ蛇行量(ウェブの幅方向の位置ずれ量)を算出する。即ち、減算手段37は、第1センサ15a、第2センサ15bにより検知されたウェブのエッジ位置情報に基づき、ウェブのエッジ位置の基準位置からの位置ずれ量を算出する算出手段としても機能する。
ずらし時間設定イネーブル手段40は、ずらし時間設定手段35へのセンサ信号入力の有効無効を制御し、ずらし時間設定時には減算手段37の動作を無効とする。
制御部30は、第1センサ15a、第2センサ15bにより検知されたウェブのエッジ位置情報に基づき第1センサ15a、第2センサ15b間のウェブ搬送時間を導出する機能を有する。
また、制御部30は、減算手段37により算出されたウェブの幅方向の位置ずれ量に合わせて、ヘッドユニット10Bを幅方向Yへ移動するようにアクチュエータコントローラ39を制御する制御手段としても機能する。
また、制御部30は、第1センサ15a、第2センサ15bが後述する被検出部(例えば、図9に示す切り取り部31、あるいは図12に示すマーク表示部32)を読み取る際には、ヘッドユニット10bの幅方向Yへの移動を禁止する制御手段として機能する。
制御部30は、ROM、RAM、タイマ等を備えたマイクロコンピュータを具備して構成してもよい。この場合、上記CPUは、ウェブ蛇行補正制御に必要な処理を行う演算及び制御機能を備えている。上記ROMは、上記CPUで実行される様々なプログラムや固定データが格納される記憶手段である。上記RAMは、上記CPUの演算結果などを一時的に記憶する記憶手段である。タイマは、時間を計時する計時手段である。
更に具体的には、ずらし時間設定手段35は上記ROMの機能の一部を、時間ずらし手段36は上記RAMの機能の一部を有する。また、減算手段37、ずらし時間設定イネーブル手段40は、上記CPUの機能を有する。
図8を併用して、上記制御構成に基づき実行される動作を説明する。図8は、一実施形態におけるウェブの幅方向移動を補償するための、ウェブ蛇行量算出のための具体的な制御方法を説明するタイミングチャートである。
図7において、制御部30は、例えば標準的なウェブで印刷したときの、2つの第1センサ15a、第2センサ15bが検出している、ウェブ120のエッジ位置をウェブ蛇行量0(ゼロ)として記憶する。それらの位置を基準として、(下流側の第2センサ15b位置)−(上流側の第1センサ15a位置)の計算をしてウェブ蛇行量を導出する。この際、正確にウェブ蛇行量を導出するためには、そのとき用いる上流側の第1センサ15a位置のデータは、センサ間のウェブ搬送時間分ずらしたデータを用いて計算を行う必要がある。
この制御方法を示したのが図8である。図8において、制御周期(回)は、第1センサ15a、第2センサ15bのセンサ信号取り込み周期を時間又はウェブ搬送距離などで周期を決めて制御部30が行う制御に用いられる。図8において、(現在の第2センサ15b検出位置Xy(0))−(センサ間のウェブ搬送時間分時間をずらした第1センサ15a検出位置Xk(-n))の計算によって、第1センサ15a−第2センサ15b間での正確な蛇行量ΔXを算出する。
このとき用いるセンサ間のウェブ搬送時間(ウェブ蛇行量を求めるためのパラメータ)は、センサ間距離、ウェブ搬送速度から導出される。しかし、ミクロンオーダでのアクチュエータ制御を考えた場合に、このパラメータによる導出結果が少し(例えば20[ms]程度)でも実際のウェブの挙動とずれてしまうと、正確なウェブ蛇行量を検出することができない。そのため、これらのパラメータを正確に求める必要がある。
図9、図10、図11を用いて、センサ間の正確なウェブ搬送時間を求めるために用いるウェブの側端部の切り取り部の一例、及びこの切り取り部を検出した際に出力される第1センサ15a、第2センサ15bの出力信号の一例について説明する。
図9は、センサ間の正確なウェブ搬送時間を求めるために用いるウェブ側端部の切り取り部及びその形状の一例を示す平面図である。尚、図9において、搬送方向Xの上流側に配置されているセンサを第1センサ15aとし、搬送方向Xの下流側に配置されているセンサを括弧を付して示す第2センサ15bとする(図12等に示す変形例でも同じ)。図10(A)は、切り取り部を検出した際に出力される第1センサ15aの出力信号の一例を、図10(B)は、第2センサ15bの出力信号の一例を説明する説明図である。図11(A)は、ウェブ蛇行なしを想定した場合の、信号取り込み周期としてのセンサ信号取り込み周期Tとセンサ位置信号との関係を説明する線図、図11(B)は、図11(A)のセンサ位置信号とするためのウェブ側端部の切り取り部形状を説明するウェブの平面図である。
図9に示すように、センサ間の正確なウェブ搬送時間を求めるために、本実施形態ではウェブ120の側端部に予め形成された被検出部の一例として、ウェブ120の側端部を切り取った部分である切り取り部31が少なくとも1箇所形成されている。
切り取り部31の大きさは、第1センサ15a、第2センサ15bにより読み取られて信号を生成する際、搬送方向Xについては信号取り込み周期以上であって、且つ幅方向Yについては信号検出幅以上に設定され形成されている。更に具体例を示せば、切り取り部31の大きさは、搬送方向Xについては信号取り込み周期以上である、例えば0.5[inch:インチ]以上であり、幅方向Yについては信号検出幅以上である、例えば10[mm]以上で形成されている。
図10(A)においては、横軸には第1センサ15a出力信号(以下、単に信号ともいう)の時間[t]経過を、縦軸には第1センサ15a信号レベルV1をそれぞれ取っている。図10(B)においては、横軸には第1センサ15a信号から第2センサ15b信号までの時間[t]の経過を、縦軸には第2センサ15b信号レベルV2をそれぞれ取っている。
図10(A)に示すように、ウェブ120が一定の搬送速度で搬送制御されているときの、第1センサ15aでウェブ120の切り取り部31に相当する大きな信号変動sig31を検出した時間をt1、第2センサ15bで大きな信号変動sig31を検出した時間をt2とする。図10(B)に示すように、時間t1は、第1センサ15aの検出位置でウェブ120の切り取り部31が通過した時であり、時間t2は、第2センサ15bの検出位置でウェブ120の切り取り部31が通過した時である。
上記のとおり、第1センサ15a、第2センサ15bでウェブ120の切り取り部31を検出したときの時間差はΔ(t2−t1)となり、この値Δ(t2−t1)をセンサ間のウェブ搬送時間として設定することで、センサ間の正確なウェブ搬送時間を設定することができる。
本実施形態では、第1センサ15a、第2センサ15b等の光センサを使用する場合、ウェブの側端部位置をアナログ信号で出力することができるものが前提となる。この場合、通常のウェブ蛇行であると、ウェブの側端部位置はゆっくりとセンサ検出可能幅範囲内で動くようになる。しかしながら、切り取り部31や、後述の図12で説明するマーク表示部32を形成されたウェブ120を通過させることで、センサアナログ信号において蛇行とは異なる、大きくて急激な動きをさせることができるようになる。
図11(A)に示すように、第1センサ15a、第2センサ15bのセンサ信号取り込み周期Tについては、時間又はウェブ搬送距離などで周期を決めてセンサ信号を取り込む方法がある。例えば、ウェブ搬送距離0.5[inch]毎のセンサ信号取り込み周期Tで信号を取り込む方法をとった場合には、ウェブ120の切り取り部31が第1センサ15a、第2センサ15b上を通過する間に、最低1回以上信号を取り込む必要がある。このため、図11(B)に示すように、ウェブ120の切り取り部31の搬送方向Xの大きさである長さX31は0.5[inch]以上とする必要がある。
図11(B)に示すように、ウェブ120の幅方向Yの信号検出幅としてのセンサ検出幅Lに対して、図11(A)のようにセンサ位置信号(例えば0〜5[V]とする)を一旦0[V]にするなど、大きくセンサ位置信号を変化させてセンサ間距離を正確に求める。そのためには、一旦センサ検出幅Lを超えてウェブ120の側端部を変化させる必要があるため、図11(B)に示すように、切り取り部31の幅方向Yの大きさである切り取り部幅Y31をセンサ検出幅Lより大きくすることが必要となる。
上述したようなウェブ120の搬送方向Xにおける第1センサ15a、第2センサ15b間の記録媒体搬送時間であるウェブ搬送時間を計測するモードを搬送時間設定モードという。本実施形態は、搬送時間設定モードを実行可能に設定されている。
設定モードの実施タイミングは、ウェブ搬送開始後の印刷開始前の時間や、ウェブを架け替え(ウェブが巻かれて形成されたウェブロール交換を含む)た後の損紙部分を搬送させるときでもよい。また、ウェブ120の側端部に予め形成する被検出部としての切り取り部31又は図12に示すマーク表示部32は、ウェブ120がロール状に巻かれて形成されたウェブロールにおいて、少なくとも1箇所形成されていればよい。
また、センサ間のウェブ搬送時間を更新したくない場合には、図7の制御部30のずらし時間設定イネーブル手段40によって、ずらし時間設定を更新しない設定にできる。また、ずらし時間設定を更新する設定とするときには、ずらし時間設定手段35への信号入力を有効とすると同時に減算手段37の機能を停止し、アクチュエータ20bの駆動制御を行わないことで、不要なアクチュエータ20bの動作をさせないようにする。
即ち、制御部30のずらし時間設定イネーブル手段40は、搬送時間設定モード以外のモードでは、第1センサ15a、第2センサ15bが切り取り部31又は図12に示すマーク表示部32を検出しても、計測されたウェブ搬送時間を再設定しない機能を有する。
以上説明したとおり、本実施形態によれば、上記構成及び動作により、ウェブ搬送速度、寸法誤差、ソフトウェアでのデータ取り込み時間などの誤差要因によらずに、第1センサ15a、第2センサ15b間のウェブ搬送時間を正確に導出することができる。従って、第1センサ15a、第2センサ15b間でのウェブの幅方向Yの位置ずれ量を正確に認識し、幅方向Yの位置ずれ量に合わせて各ヘッドユニット10a,10bの幅方向移動を行う制御を正確且つ高精度に行えるプリンタ50を提供することができる。
また、本実施形態によれば、被検出部は、ウェブ120の側端部を切り取った部分としての特有の大きさの切り取り部31である。これにより、第1センサ15a、第2センサ15bに対して、通常印刷時とは大きくレベルの異なるセンサ信号を認識させることができるので、正確なウェブ搬送時間を認識することができる。
また、本実施形態によれば、第1センサ15a、第2センサ15bが切り取り部31を読み取る際には、ヘッドユニット10bの幅方向Yへの移動を禁止する制御部30を有する。これにより、アクチュエータ20bに不要な動作をさせずに、省エネに寄与し、部品の寿命を延ばすことができる。
また、制御部30のずらし時間設定イネーブル手段40は、搬送時間設定モード以外のモードでは、第1センサ15a、第2センサ15bが切り取り部31を検出しても、計測されたウェブ搬送時間を再設定しない。これにより、設定したセンサ間のウェブ搬送時間が誤って更新されることを防ぐことができる。
(変形例)
図10、図12、図13を用いて、上述した一実施形態の変形例を説明する。この変形例は、センサ間の正確なウェブ搬送時間を求めるために用いるウェブの側端部のマーク表示部の一例、及びこのマーク表示部を検出した際に出力される第1センサ15a、第2センサ15bの出力信号の一例に係るものである。
図10(A)は、マーク表示部を検出した際に出力される第1センサ15aの出力信号の一例を、図10(B)は、第2センサ15bの出力信号の一例を説明する説明図である。図12は、センサ間の正確なウェブ搬送時間を求めるために用いるウェブ側端部のマーク表示部及びその形状の一例を示す平面図である。図13(A)は、ウェブ蛇行なしを想定した場合の、センサ信号取り込み周期Tとセンサ位置信号との関係を説明する線図、図13(B)は、図13(A)のセンサ位置信号とするためのウェブ側端部のマーク表示部形状を説明するウェブの平面図である。
変形例は、図6〜図11に示した上記実施形態と比較して、切り取り部31に代えて、ウェブ120の側端部にマーク表示を施した部分であるマーク表示部32を用いる点、第1センサ15a、第2センサ15bとして透過型のフォトセンサに代えて、反射型のフォトセンサを用いる点が主に相違する。この相違点以外の構成、動作は、上記実施形態と同様である。
図12に示すように、センサ間の正確なウェブ搬送時間を求めるために、本変形例ではウェブ120の側端部に予め形成された被検出部の一例として、ウェブ120の側端部にマーク表示を施した部分であるマーク表示部32が少なくとも1箇所形成されている。
マーク表示部32の大きさは、第1センサ15a、第2センサ15bにより読み取られて信号を生成する際、搬送方向Xについては信号取り込み周期以上であって、且つ幅方向Yについては信号検出幅以上に設定され形成されている。更に具体例を示せば、マーク表示部32の大きさは、搬送方向Xについては信号取り込み周期以上である、例えば0.5[inch]以上であり、幅方向Yについては信号検出幅以上である、例えば10[mm]以上で形成されている。
図10(A)に示すように、ウェブ120が一定の搬送速度で搬送制御されているときの、第1センサ15aでウェブ120のマーク表示部32に相当する大きな信号変動sig32を検出した時間をt1、第2センサ15bで大きな信号変動sig32を検出した時間をt2とする。図10(B)に示すように、時間t1は、第1センサ15aの検出位置でウェブ120のマーク表示部32が通過した時であり、時間t2は、第2センサ15bの検出位置でウェブ120のマーク表示部32が通過した時である。
上記のとおり、第1センサ15a、第2センサ15bでウェブ120のマーク表示部32を検出したときの時間差はΔ(t2−t1)となり、この値Δ(t2−t1)をセンサ間のウェブ搬送時間として設定することで、センサ間の正確なウェブ搬送時間を設定することができる。
上記実施形態で説明したと同様に、図13(A)において、例えば、ウェブ搬送距離0.5[inch]毎のセンサ信号取り込み周期Tで信号を取り込む方法をとった場合には、ウェブ120のマーク表示部32が第1センサ15a、第2センサ15b上を通過する間に、最低1回以上信号を取り込む必要がある。このため、図13(B)に示すように、ウェブ120のマーク表示部32の搬送方向Xの大きさである長さX32は0.5[inch]以上とする必要がある。
また、図13(B)に示すように、ウェブ120の幅方向Yのセンサ検出幅Lに対して、図13(A)のようにセンサ位置信号(例えば0〜5[V]とする)を一旦0[V]にするなど、大きくセンサ位置信号を変化させてセンサ間距離を正確に求める。そのためには、一旦センサ検出幅Lを超えてウェブ120の側端部を変化させる必要があるため、図13(B)に示すように、マーク表示部32の幅方向Yの大きさであるマーク表示部幅Y32をセンサ検出幅Lより大きくすることが必要となる。
以上説明したとおり、本変形例によれば、上記実施形態と同様の基本的効果に加えて、以下の効果を奏する。即ち、本変形例によれば、被検出部は、ウェブ120の側端部にマーク表示を施した部分である特有の大きさのマーク表示部32である。これにより、第1センサ15a、第2センサ15bに対して、通常印刷時とは大きくレベルの異なるセンサ信号を認識させることができるので、正確なウェブ搬送時間を認識することができる。
また、第1センサ15a、第2センサ15bがマーク表示部32を読み取る際には、ヘッドユニット10bの幅方向Yへの移動を禁止する制御部30を有する。これにより、アクチュエータ20bに不要な動作をさせずに、省エネに寄与し、部品の寿命を延ばすことができる。
また、制御部30のずらし時間設定イネーブル手段40は、搬送時間設定モード以外のモードでは、第1センサ15a、第2センサ15bがマーク表示部32を検出しても、計測されたウェブ搬送時間を再設定しない。これにより、設定したセンサ間のウェブ搬送時間が誤って更新されることを防ぐことができる。
以上本発明の好ましい実施の形態について説明したが、本発明はかかる特定の実施形態に限定されるものではなく、上述の説明で特に限定していない限り、特許請求の範囲に記載された本発明の趣旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。例えば、上記実施形態や変形例等に記載した技術事項を適宜組み合わせたものであってもよい。
本発明の実施の形態に適宜記載された効果は、本発明から生じる最も好適な効果を列挙したに過ぎず、本発明による効果は、本発明の実施の形態に記載されたものに限定されるものではない。
10a,10b ヘッドユニット
11 ヘッド本体
12 吐出ヘッド
15a,15b センサ(位置検知手段の一例)
20b アクチュエータ(ユニット移動手段の一例)
21 搬送機構(搬送手段の一例)
30 制御部(制御手段の一例)
31 切り取り部(被検出部、切り取った部分の一例)
32 マーク表示部(被検出部、マーク表示を施した部分の一例)
33 LPF
34 LPF
35 ずらし時間設定手段
36 時間ずらし手段
37 減算手段(算出手段の一例)
38 LPF
39 アクチュエータコントローラ
40 ずらし時間設定イネーブル手段
50 プリンタ(記録装置の一例)
60 印刷システム
120 ウェブ(長尺状の記録媒体の一例)
L センサ信号検出幅(信号検出幅の一例)
T センサ信号取り込み周期(信号取り込み周期の一例)
X 搬送方向
Y 幅方向
特開2012−133287号公報

Claims (6)

  1. 側端部に予め形成された被検出部を有する長尺状の記録媒体を搬送方向に搬送する搬送手段と、
    前記搬送経路上に並んで配置され、前記搬送手段により搬送される前記記録媒体にインク滴を吐出する複数のヘッドユニットと、
    前記搬送手段により搬送される前記記録媒体における前記搬送方向の側端部近傍に一定距離の間隔で配置され、前記記録媒体の側端部位置を検出し、且つ一定の搬送速度で搬送されてくる前記被検出部を検出する際に、所定の信号取り込み周期及び所定の信号検出幅で検出する複数の位置検知手段と、
    前記搬送方向と直交する幅方向に前記各ヘッドユニットを移動させるユニット移動手段と、
    前記各位置検知手段により検出された記録媒体の側端部位置の情報に基づき、前記記録媒体の前記側端部位置の基準位置からの位置ずれ量を算出する算出手段と、
    前記算出された位置ずれ量に合わせて、各ヘッドユニットを前記幅方向へ移動するように前記各ユニット移動手段を制御する制御手段と、
    を備える記録装置であって、
    前記被検出部の大きさは、前記位置検知手段により読み取られて信号を生成する際、前記搬送方向については前記信号取り込み周期以上であって、且つ前記幅方向については前記信号検出幅以上である記録装置。
  2. 請求項1記載の記録装置において、
    前記被検出部は、前記記録媒体の側端部を切り取った部分であることを特徴とする記録装置。
  3. 請求項1記載の記録装置において、
    前記被検出部は、前記記録媒体の側端部にマーク表示を施した部分であることを特徴とする記録装置。
  4. 請求項1ないし3の何れか1つに記録装置において、
    前記制御手段は、前記各位置検知手段が前記被検出部を読み取る際には、各ヘッドユニットの前記幅方向への移動を禁止することを特徴とする記録装置。
  5. 請求項1ないし4の何れか1つに記載の記録装置において、
    前記搬送方向における前記各位置検知手段間の記録媒体搬送時間を計測する搬送時間設定モードが実行可能であり、
    前記搬送時間設定モード以外のモードでは、前記各位置検知手段が前記被検出部を検出しても、計測された前記記録媒体搬送時間を再設定しないことを特徴とする記録装置。
  6. 側端部に予め形成された被検出部を有する長尺状の記録媒体を搬送方向に搬送する搬送手段と、
    前記搬送経路上に並んで配置され、前記搬送手段により搬送される前記記録媒体にインク滴を吐出する複数のヘッドユニットと、
    前記搬送手段により搬送される前記記録媒体における前記搬送方向の側端部近傍に一定距離の間隔で配置され、前記記録媒体の側端部位置を検出し、且つ一定の搬送速度で搬送されてくる前記被検出部を検出する際に、所定の信号取り込み周期及び所定の信号検出幅で検出する複数の位置検知手段と、
    前記搬送方向と直交する幅方向に前記各ヘッドユニットを移動させるユニット移動手段と、
    前記各位置検知手段により検出された前記記録媒体の側端部位置の情報に基づき、前記記録媒体の前記側端部位置の基準位置からの位置ずれ量を算出する算出手段と、
    前記算出された位置ずれ量に合わせて、各ヘッドユニットを前記幅方向へ移動するように前記各ユニット移動手段を制御する制御手段と、
    を備える記録装置の制御方法であって、
    前記被検出部の大きさは、前記位置検知手段により読み取られて信号を生成する際、前記搬送方向については前記信号取り込み周期以上であって、且つ前記幅方向については前記信号検出幅以上のものを用いる記録装置の制御方法。
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