JP2016087117A - 流体セル型マットレス - Google Patents

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Abstract

【課題】簡単な構造や制御によって圧迫性壊死の防止効果などを有効に得ることができる、新規な構造の流体セル型マットレスを提供すること。【解決手段】人体を支持する支持面の少なくとも一部が内部に流体室48を備えるセル32の複数によって構成されている流体セル型マットレス10において、一つ以上のセル32によってセルグループ68が構成されており、複数のセル32で構成されたセルグループ68では複数のセル32の流体室48が相互に連通されていると共に、構成セル数の異なる複数種類のセルグループ68が組み合わされて配置されている。【選択図】図1

Description

本発明は、ベッドや椅子などにおける人体の支持面を構成するマットレスに係り、特に、支持面の少なくとも一部が流体室を備えるセルの複数によって構成された流体セル型マットレスに関するものである。
介護や看護の現場では、一般的に、介護者または看護者が被介護者または被看護者の姿勢を定期的に変えることで、寝返りなどの姿勢の変化を自発的に行い得ない被介護者および被看護者の圧迫性壊死(褥瘡)を予防している。
ところで、高齢者の増加等に起因する介護者および看護者の人手不足の解消などを目的として、体圧の分散や体圧作用位置の定期的な変化、マッサージによる血流改善などによって、圧迫性壊死を軽減乃至は防止する流体セル型マットレスも提案されている。流体セル型マットレスは、例えば、特開2000−189472号公報(特許文献1)に示されているように、人体の支持面を構成するセルとしての空気袋が複数配置されていると共に、それら空気袋内の空気量を調節可能とされた構造を有している。そして、空気袋内の空気量を支持面の体圧分布に基づいて或いは予め設定された態様やタイミングで調節することにより、支持面への接触によって被介護者または被看護者の体に局所的に高い圧力が持続的に作用するのを防いで、壊死性の皮膚障害である褥瘡が体圧の分散化によって防止されるようになっている。
ところが、特許文献1では、各空気袋内へ空気をそれぞれ個別に給排して、各空気袋内の空気量をそれぞれ調節しようとすると、空気量の調節に高度な制御が必要になったり、空気給排路(配管)の構成が複雑になるおそれがある。一方、配設する空気袋の数を少なくして制御や配管の簡易化を図ることも可能ではあるが、支持面において褥瘡防止効果が発揮される面積が小さくなったり、各空気袋の大型化によって緻密な制御が難しくなって褥瘡防止効果が低下するといった不具合があった。
特開2000−189472号公報
本発明は、上述の事情を背景に為されたものであって、その解決課題は、簡単な構造や制御によって圧迫性壊死の防止効果などを有効に得ることができる、新規な構造の流体セル型マットレスを提供することにある。
以下、このような課題を解決するために為された本発明の態様を記載する。なお、以下に記載の各態様において採用される構成要素は、可能な限り任意の組み合わせで採用可能である。
このような本発明の第一の態様は、人体を支持する支持面の少なくとも一部が内部に流体室を備えるセルの複数によって構成されている流体セル型マットレスにおいて、一つ以上の前記セルによってセルグループが構成されており、複数の該セルで構成された該セルグループでは該複数のセルの前記流体室が相互に連通されていると共に、構成セル数の異なる複数種類の該セルグループが組み合わされて配置されていることを、特徴とする。
本発明に従う構造とされた流体セル型マットレスの第一の態様によれば、セルの数に応じて異なる支持面を持つセルグループを得ることができることから、構成セル数の異なる複数種類のセルグループを適宜に組み合わせて配置することにより、流体セル型マットレスにおいて求められる支持面を簡単に構成することができる。
また、複数のセルによって大きな支持面を構成するセルグループでは、それぞれ流体室を備える複数のセルを相互に連通させることで、一つのセルを大型化する場合に比して、体圧作用初期における流体室間での流体の移動が、連通部分である程度制限されて、優れたクッション性が発揮される。しかも、相互に連通された複数のセルの流体室内の流体が、各セルの流体室間で移動を許容されていることから、各セルが作用する体圧の分布に応じた流体の移動によって徐々に変形して、体圧の分散化などによる圧迫性壊死の回避が有効に図られる。
本発明の第二の態様は、第一の態様に記載された流体セル型マットレスにおいて、複数の前記セルグループが相互に連結されてセル連結ユニットとされており、前記支持面の少なくとも一部が該セル連結ユニットの複数によって構成されているものである。
第二の態様によれば、予め複数のセルグループを相互に連結してセル連結ユニットを構成し、セル連結ユニットの複数を適宜に配置することで、各セルグループを所定の位置に配した流体セル型マットレスを容易に構成することができる。特に、一つのセル連結ユニットをなす複数のセルグループを構成セル数の異なる複数種類で構成すれば、複数種類のセルグループを支持面に作用する体圧の分布に応じて配置することも容易になる。また、複数のセルグループを相互に連結してセル連結ユニットとすることで、輸送や保管なども簡単になる。
本発明の第三の態様は、第二の態様に記載された流体セル型マットレスにおいて、複数の前記セル連結ユニットが前記支持面の縦方向に並んで配置されて、それらセル連結ユニットがそれぞれ横方向に延びているものである。
第三の態様によれば、ベッドや椅子などにおいて上体の支持部分と下体の支持部分が相対傾動可能とされている場合に、横方向に延びるセル連結ユニットが縦方向に複数並んで配置されることで、それら上体の支持部分と下体の支持部分の両方に跨って流体セル型マットレスが重ね合わされていても、それら支持部分の相対傾動がセル連結ユニット間の相対傾動によって許容される。しかも、例えば、構成セル数の異なる複数種類のセルグループが横方向に並ぶように配置される場合には、それら複数種類のセルグループが一つのセル連結ユニットをなすように配されることで、複数種類のセルグループを横方向で予め所定の位置に配置しておくことができて、略左右対称形状の人体を支持するに際して有効なセルグループの配置が簡単に実現され得る。
本発明の第四の態様は、第一〜第三の何れか一つの態様に記載された流体セル型マットレスにおいて、少なくとも二種類の前記セルグループが同じ形状および大きさの前記セルによって構成されているものである。
第四の態様によれば、同じ形状および大きさのセルを採用することで、各セルグループの支持面の大きさが構成セル数に比例して決まることから、流体室を相互に連通されるセルの数に応じて支持面の面積が異なる複数種類のセルグループを、簡単に得ることができる。
本発明の第五の態様は、第一〜第四の何れか一つの態様に記載された流体セル型マットレスにおいて、構成セル数の異なる複数種類の前記セルグループが前記支持面の横方向に並んで配置されているものである。
第五の態様によれば、構成セル数の異なる複数種類のセルグループが、人体の左右幅方向となる支持面の横方向に並んで配置されることによって、人体の左右方向において、少ない構成セル数で緻密な体圧分散を実現可能とするセルグループと、相互に連通された複数のセルで構成されて構造の簡略化や制御の容易化を実現するセルグループとを、適宜に配置して採用することができる。
本発明の第六の態様は、第五の態様に記載された流体セル型マットレスにおいて、前記支持面の横方向中央部分に配された前記セルグループを構成する前記セルの数が、該支持面の横方向の外端部分に配された前記セルグループを構成する前記セルの数よりも少なくされているものである。
第六の態様によれば、作用圧力の大きい人体の左右中央部分では、構成セル数の少ないセルグループによって、効果的な体圧分散が実現されると共に、作用圧力の小さい人体の左右外側部分では、構成セル数の多いセルグループによって、セル高さの調節制御の簡易化や配管などの構造の簡略化が図られる。
本発明の第七の態様は、第五又は第六の態様に記載された流体セル型マットレスにおいて、前記支持面の横方向中央部分に配された前記セルグループが一つの前記セルで構成されているものである。
第七の態様によれば、人体の左右中央部分を支持するセルグループが、独立した流体室を備える一つのセルで構成されていることから、特に大きな圧力が作用する人体の左右中央部分において、セルの高さをより詳細に調節することができて、体圧の分散化などがより高度に実現され得る。
本発明の第八の態様は、第一〜第七の何れか一つの態様に記載された流体セル型マットレスにおいて、前記セルの前記流体室に連通する給排路が前記セルグループごとに設けられており、該流体室内の流体量が該給排路を通じた給排によって調節可能とされているものである。
第八の態様によれば、セルの流体室内の流体量が給排路を通じた流体の給排によって調節されることで、セルの高さやそれに応じた支持面に対する作用圧力の分布が適宜に調節される。しかも、給排路がセルグループごとに設けられることで、給排路がセルごとに設けられる場合に比して、各セルの流体室内の流体量を調節可能としながら、構造の簡略化が図られる。
本発明の第九の態様は、第八の態様に記載された流体セル型マットレスにおいて、複数の前記セルグループが相互に連結されてセル連結ユニットとされている一方、前記給排路に接続されて前記セルの前記流体室に流体を給排する給排手段が該セル連結ユニットごとに設けられており、該セルの高さが該給排手段による該給排路を通じた該流体室への流体の給排によって調節可能とされているものである。
第九の態様によれば、流体室内の流体がポンプなどの給排手段によって能動的に給排可能とされることにより、セルの高さを積極的に調節して、体圧の分散化などが効率的に実現され得る。また、給排手段によるセル高さの能動的な変更によって、人体に対する支持面の当接位置を定期的に切り替えたり、支持面上の人体にマッサージ作用を及ぼすことなども可能とされる。
本発明の第十の態様は、第一〜第七の何れか一つの態様に記載された流体セル型マットレスにおいて、一つの前記セルで構成された前記セルグループにおける前記流体室に弾性体が収容配置されていると共に、一つの該セルで構成された該セルグループにおける該流体室が大気に連通される一方、複数の前記セルで構成された前記セルグループにおける前記流体室が大気から密閉されるものである。
第十の態様によれば、一つのセルで構成されたセルグループの流体室が大気に連通されることにより、体圧の作用時に当該セルが容易に変形して、当該セルの接触によって人体に及ぼされる圧力が小さくされる。更に、当該セルに作用する荷重が低減乃至は解除されると、弾性体の弾性力によってセルの形状が戻って流体室内に空気が流入する。一方、複数のセルで構成されたセルグループの流体室が大気から密閉されると共に、それら複数のセルの流体室間での流体流動が許容されることにより、流体室内の流体が各セルに作用する荷重に応じてそれら複数のセルの流体室間で移動して、それら各セルの接触によって人体に及ぼされる圧力が平均化される。それらによって、一つのセルで構成されたセルグループと複数のセルで構成されたセルグループとの何れにおいても、体圧の分散化が有効に実現されて、褥瘡等の圧迫性壊死の発生を予防することができる。
特に、1つのセルで構成されたセルグループが、複数のセルで構成されたセルグループよりも変形し易くなることから、1つのセルからなるセルグループの当接によって人体に作用する圧力が低減されると共に、人体が複数のセルからなるセルグループによって広い面積で圧力分散を図られつつ支持される。加えて、このような体圧の分散化は、ポンプによる流体の能動的な給排などを必ずしも要することなく受動的に実現され得ることから、セル内圧を調節するための複雑な制御の省略や、給排路を無くすことによる構造の簡略化なども可能になる。
本発明の第十一の態様は、第一〜第十の何れか一つの態様に記載された流体セル型マットレスにおいて、複数の前記セルが、それぞれ複数の凹部を備える第一シート体と第二シート体が各該凹部の開口部を相互に突き合わすように重ね合わされてそれら第一シート体と第二シート体が該凹部の開口周縁部分で相互に固着されることにより一体形成されていると共に、少なくとも一つの前記セルグループがそれら一体形成された複数のセルによって構成されているものである。
第十一の態様によれば、セルが凹部を備えた第一シート体と第二シート体を相互に重ね合わせて固着した構造とされることにより、内部に流体室を備えたセルが開口部を相互に突き合された凹部によって簡単に形成される。しかも、複数の凹部を設けられた第一シート体と第二シート体を重ね合わせて固着することで、複数のセルが相互に一体で形成されて、複数セルからなるセルグループを一体的に得ることができる。
本発明によれば、セルの数に応じた異なる支持面を備える複数種類のセルグループを、適宜に組み合わせて配置することにより、流体セル型マットレスにおいて求められる支持面を簡単に得ることができる。また、複数のセルによって大きな支持面を構成するセルグループでは、体圧作用初期における各セルの流体室間での流体の移動が、連通部分である程度制限されて、優れたクッション性が発揮されると共に、各セルの流体室間で流体の移動を許容されていることから、体圧の分散化などによる圧迫性壊死の回避も簡単な構造で有効に図られる。
本発明の第一の実施形態としての流体セル型マットレスを示す平面図。 図1に示す流体セル型マットレスの分解斜視図。 図1に示す流体セル型マットレスを構成するセルの底面図。 図3に示すセルの背面図。 図4のV−V断面図。 図1に示す流体セル型マットレスを構成するセル連結ユニットの斜視図。 図6に示すセル連結ユニットの底面図。 図6に示すセル連結ユニットの背面図。 図1に示す流体セル型マットレスの使用状態を示す右側面図。 本発明の第二の実施形態としての流体セル型マットレスを構成する体圧分散部を示す底面図。 本発明の第三の実施形態としての流体セル型マットレスを構成する体圧分散部を示す底面図。 本発明の別の一実施形態としての流体セル型マットレスを構成するセル連結ユニットを示す底面図。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しつつ説明する。
図1には、本発明の第一の実施形態としての流体セル型マットレス10(以下、マットレス10と称する)が示されている。マットレス10は、図2に示すように、基体部12と体圧分散部14とを備えており、人体(被介護者16)を支持するマットレス10の支持面が、それら基体部12の上面と体圧分散部14の上面とによって構成されている。なお、図1中に二点鎖線で仮想的に示された被介護者16は、頭部が図1中の上方に位置するようにマットレス10上に横たわるようになっている。従って、以下の説明において、特に説明がない限り、横方向とは使用状態で被介護者16の身幅方向となる図1中の左右方向をいうと共に、縦方向とは被介護者16の身丈方向となる図1中の上下方向をいう。更に、上下方向とは、原則として鉛直上下方向となる図1中の紙面直交方向をいう。
より詳細には、基体部12は、発泡ウレタンなどの発泡弾性体のブロックを組み合わせて構成されており、本実施形態では、図1,2に示すように、被介護者16の頭部および肩部を支持する頭部側支持体18と、被介護者16の下肢を支持する脚部側支持体20とによって構成されている。なお、本実施形態では、頭部側支持体18と脚部側支持体20が互いに独立しており、後述するベッド76の背起し時に、相対的に傾動して追従可能とされている。
頭部側支持体18は、板状とされた中央弾性ブロック22の左右各一方の面に、縦方向に延びるロッド状の一組の側端弾性ブロック24,24が、重ね合わされて固着された構造を有している。更に、頭部側支持体18の側端弾性ブロック24,24は、中央弾性ブロック22よりも縦方向寸法が大きくされており、側端弾性ブロック24,24の頭部側端部(図1中の上側端部)が中央弾性ブロック22に固着されていると共に、側端弾性ブロック24,24の脚部側端部(図1中の下側端部)が中央弾性ブロック22を外れて突出している。
脚部側支持体20は、頭部側支持体18と同様に、板状とされた中央弾性ブロック22の左右各一方の面に、縦方向に延びるロッド状の一組の側端弾性ブロック24,24が、重ね合わされて固着された構造を有している。更に、脚部側支持体20の側端弾性ブロック24,24は、中央弾性ブロック22よりも縦方向寸法が大きくされており、側端弾性ブロック24,24の頭部側端部(図1中の上側端部)が中央弾性ブロック22を外れて突出していると共に、側端弾性ブロック24,24の脚部側端部(図1中の下側端部)が中央弾性ブロック22に固着されている。
そして、頭部側支持体18と脚部側支持体20は、各側端弾性ブロック24,24が端部同士を互いに突き合わせるように配置されることにより、基体部12を構成している。これにより、基体部12には、頭部側支持体18の中央弾性ブロック22と脚部側支持体20の中央弾性ブロック22との間に、周囲を支持体18,20で囲まれた略矩形孔状のセル配設領域26が形成されている。なお、本実施形態では、中央弾性ブロック22,22の左方に位置する側端弾性ブロック24,24は、セル配設領域26を囲む部分が薄肉とされており、頭部側支持体18と脚部側支持体20を同一平面上に配した図1,2に示す状態において、下面に開口して略矩形断面で左右に延びる収容凹溝28が形成されている。更に、脚部側支持体20における左側の側端弾性ブロック24は、脚部側の端部も薄肉とされており、下面および脚部側端面に開口する切欠き状の収容凹所30が形成されている。
一方、体圧分散部14は、図1,2に示すように、複数のセル32が平面的に並置された構造を有している。セル32は、図3〜5に示すように、袋状乃至は風船状の袋状体34を備えている。袋状体34は、厚さ方向の撓み変形を容易に許容され、且つ伸び変形を制限されたウレタンフィルム等の薄膜で形成されており、平面視(高さ方向視)と正面視および側面視において、何れも角部が円弧状に丸められた略矩形(角丸矩形状)を呈している。なお、本実施形態では、体圧分散部14を構成する複数のセル32の全てが、略同じ形状且つ大きさの袋状体34を備えて、実質的に単一構造とされている。
より具体的には、本実施形態の袋状体34は、上半部分を構成する天部36と、下半部分を構成する底部38とを、開口部分で重ね合わせて相互に固着した構造とされている。また、天部36と底部38の各開口部には、天部36と底部38の固着強度を十分に得るために、重ね合わせ方向と略直交して広がる固着部40が、それぞれ全周に亘って一体形成されている。天部36と底部38の形成方法は、特に限定されないが、例えば、樹脂の真空成形によって形成される。なお、袋状体34は、互いに別体として形成された天部36と底部38を後固着して形成する2ピース構造のものに限定されず、例えば、全体が一体形成されていても良いし、筒状の中間部分の両開口部を別体の天部と底部で塞いだ3ピース構造のもの等も採用され得る。具体的には、例えば、特開2014−73324号公報に記載されたセルのような構造も採用可能である。
また、天部36と底部38は、略同一の材料と構造で形成されていても良いが、例えば、天部36が底部38よりも薄肉とされる、或いは天部36が底部38よりも柔軟な材料で形成されるなどして、底部38が天部36よりも変形剛性が大きく形状安定性に優れたものとされていることが、望ましい。
また、袋状体34の底壁の外周縁部には、外周側に向かって次第に上傾する案内支持部42が、全周に亘って連続的に設けられている。案内支持部42は、外周側に行くに従って水平に対する傾斜角度が大きくなる湾曲傾斜形状とされている。また、袋状体34の底壁における案内支持部42よりも内周側が、略水平に広がる平らな下方対向部44とされていると共に、袋状体34の底部38の側壁における案内支持部42よりも上側が、下方対向部44に対して略垂直に広がる側方対向部46とされている。要するに、袋状体34の底部38は、下方対向部44の外周側に案内支持部42が一体形成されていると共に、案内支持部42の上側に筒状の側方対向部46が一体形成されており、更に側方対向部46の上開口部に固着部40が一体形成されている構造を、有している。なお、下方対向部44は、必ずしも平らである必要はなく、例えば、下方に向かって凸となる湾曲断面を有していても良い。
袋状体34の内部には、図5に示すように、流体室48が形成されている。流体室48は外部から略密閉されており、セル32の側壁に貫設されたポート50を通じて外部に連通されている。そして、ポート50に接続される図示しない管路を通じて、ポート50から流体室48内へ空気等の流体が給排されることにより、流体室48内の流体量(内圧)が調節されて、袋状体34が膨張および収縮されるようになっている。なお、流体室48に給排される流体は、本実施形態では空気であるが、必ずしも空気等の気体に限定されるものではなく、例えば、水等の液体を用いることもできる。また、上記の説明からも明らかなように、本実施形態の給排路は、図示しない配管とポート50とを含んで構成されており、給排路のセル32側の端部がポート50によって構成されている。
また、流体室48には、弾性体52が収容されている。弾性体52は、例えば発泡弾性体で形成されて、柱状とされており、本実施形態では多角柱状のものが採用されて、特に平面視で略正方形を呈する四角柱状とされている。なお、発泡材料で形成された弾性体52を採用する場合には、独立気泡の発泡弾性体も採用可能であるが、柔軟性や通気性に優れた連続気泡の発泡弾性体が好適に採用される。また、弾性体52の形成材料や成形方法は、特に限定されるものではなく、各種公知の材料および成形方法が採用される。具体的には、例えば、ポリウレタンやポリオレフィン、ポリスチレンなどの材料を、モールディング発泡やブロック発泡等の成形方法で発泡させた、発泡プラスチックなどが採用され、本実施形態では連続気泡の軟質ポリウレタンフォーム等とされている。また、弾性体52は、十分なクッション性を得ながら、底突きを有効に防止し得るように、上下方向の圧縮に対する体積弾性率が適宜に設定される。
さらに、弾性体52の高さが袋状体34の高さ方向の内法よりも小さくされていると共に、平面視における弾性体52の対角線の長さが、同方向における下方対向部44の対角線の長さよりも大きく、且つ同方向における側方対向部46の内法よりも小さくされている。本実施形態では、弾性体52と袋状体34の下方対向部44が平面視で略正方形の相似形状とされており、平面視において弾性体52が下方対向部44よりも大きい。更にまた、弾性体52の正面および側面における対角線の長さが、袋状体34の高さ方向の内法よりも大きくされて、流体室48内での弾性体52の回転が制限されている。
弾性体52は、図5に示すように、袋状体34の流体室48に収容される。弾性体52は、流体室48への収容状態において流体室48の上半まで達していると共に、上面が袋状体34の天部36に対して下方に離隔して対向配置されている。これにより、弾性体52の上方には、流体室48を構成する上部領域54が形成されている。この上部領域54は、袋状体34の天部36と弾性体52の間に形成されており、ポート50を通じた流体室48内の空気の給排によって、天部36の可撓性に基づいて容積を変更設定可能とされている。なお、弾性体52の上面が天部36の上底壁部に対して下方に離隔して対向配置されていれば、弾性体52は、流体室48の下半だけに収まるように配設されていても良い。
また、弾性体52は、流体室48への収容状態において、4つの下面角部が袋状体34の案内支持部42の中間部分に当接しており、弾性体52が袋状体34によって4点で支持されている。蓋し、本実施形態では、袋状体34が平面視で角丸矩形状とされていると共に、袋状体34の底壁の外周縁部が、外周に向かって次第に上傾する湾曲傾斜形状とされており、更に弾性体52が四角柱状とされているからである。なお、本実施形態では、弾性体52の下面外周縁における辺部も、袋状体34の案内支持部42に対して上方に離隔している。
このように、弾性体52が4つの下面角部で案内支持部42の中間部分に当接することにより、弾性体52の下面は、袋状体34の下方対向部44に対して、上方に所定の距離を隔てて対向している。これにより、弾性体52の下方には、弾性体52の下面と袋状体34の底部38底壁(下方対向部44)との間に、流体室48を構成する下部領域56が形成されている。
さらに、弾性体52が4つの下面角部で案内支持部42の中間部分に当接することにより、弾性体52の側面は、袋状体34の側方対向部46に対して、内周側に所定の距離を隔てて対向している。これにより、弾性体52の側方(外周)には、弾性体52の側面と袋状体34の側壁(側方対向部46)の間に、流体室48を構成する側部領域58が形成されている。なお、本実施形態では、側部領域58が全周に亘って連続的に形成されている。
また、弾性体52の下面辺部が案内支持部42に対して上方に離隔していることから、弾性体52の下方に形成される下部領域56と、弾性体52の側方に形成される側部領域58とが、相互に連通されている。加えて、本実施形態では、弾性体52が連続気泡を有することから、下部領域56と側部領域58が弾性体52の連続気泡によっても相互に連通されている。これらにより、流体室48の封入流体が、下部領域56と側部領域58の間で移動可能とされている。
さらに、側部領域58が上部領域54と連通されており、相互に連通された上部領域54と側部領域58と下部領域56とによって、流体室48が構成されている。そして、袋状体34の側壁を貫通するポート50が、側部領域58に開口して連通されており、ポート50を通じた流体としての空気の給排によって、側部領域58を通じて上部領域54の空気が給排されて、上部領域54の容積が変更設定されるようになっている。このように、空気の給排によって上部領域54の容積を変更設定することにより、セル32の実質的な高さを変更設定することが可能とされている。
なお、流体室48内の空気が排出されて流体室48の壁内面に負圧が作用すると、袋状体34の天壁が、周方向環状に連続する袋状体34の周壁よりも先に変形する。従って、流体室48における上部領域54内の空気の排出が完了するまで、袋状体34の周壁の下端部を構成する案内支持部42の傾斜形状がある程度は維持されて、弾性体52がポート50の開口部から離隔した状態に保持される。また、少なくともポート50を通じた空気の排出によって流体室48に負圧が及ぼされる吸引初期(空気の排出開始時)には、袋状体34の周壁内面と弾性体52の外周面との間に空間(側部領域58)が存在していることにより、負圧が弾性体52の外周面の広い領域に対して略均等に且つ速やかに作用して、良好な応答性が発揮される。
また、セル32は、図6〜8に示すように、複数が一体連結されて、セル連結ユニット60を構成している。本実施形態のセル連結ユニット60は、横方向に7列且つ縦方向に2行となるようにセル32が配列された構造を有しており、それらセル32の固着部40が一体とされて、14個のセル32が相互に一体的に連結されている。
より具体的には、セル連結ユニット60は、第一シート体としての上半シート62と、第二シート体としての下半シート64とを、相互に重ね合わせて固着することで形成されている。上半シート62は、セル32を構成する薄肉の樹脂膜であって、袋状体34の上半部分を構成する凹部としての天部36を複数(本実施形態では14個)備えている。なお、下半シート64は、上半シート62と略同じ構造で上下反転させたものであることから、図中に同一の符号を付すことで説明を省略する。また、下半シート64に設けられて袋状体34の下半部分を構成する凹部としての底部38の幾つかには、側壁にポート50が取り付けられている。
そして、上半シート62と下半シート64は、天部36と底部38の開口部が相互に突き合されるように上下に重ね合わされて、天部36および底部38の開口周囲に広がる固着部40,40が、溶着などの手段で相互に固着される。このように上半シート62と下半シート64が重ね合わされて固着されることにより、上半シート62の天部36と下半シート64の底部38とによって、流体室48を備えた袋状体34が形成されている。また、上半シート62と下半シート64を重ね合わせる際に、それら上半シート62と下半シート64の各天部36と底部38間にそれぞれ弾性体52を配することにより、弾性体52が各袋状体34にそれぞれ収容配置されて、14個のセル32が一体的に連結された状態で形成される。
ここにおいて、上半シート62の固着部40と下半シート64の固着部40との重ね合わせ面間には、複数の連通路66が形成されている。連通路66は、上半シート62の固着部40と下半シート64の固着部40が部分的に重ね合わせ方向で離間することで形成されており、図7,8に示すように、隣り合って配置されたセル32の袋状体34を相互に繋ぐように延びている。そして、選択された幾つかのセル32の流体室48が、連通路66によって相互に連通されている。なお、連通路66は、袋状体34の高さ方向および周方向の両方において袋状体34よりも小さくされており、通路断面積が流体室48の周方向の断面積よりも小さくされている。
具体的には、図7に示すように、横方向中央に位置する2つのセル32,32は、何れも連通路66に接続されておらず、それぞれ独立した流体室48を備える二組のセルグループ68a,68aを構成している。また、横方向においてセルグループ68a,68aと隣り合って外側に配置された縦に並ぶ2つのセル32,32は、それら2つのセル32,32の流体室48,48が連通路66によって相互に連通されており、それらセル32,32がセルグループ68bを構成している。更に、横方向においてセルグループ68bよりも外側に配置された4つのセル32,32,32,32は、それら4つのセル32,32,32,32における横方向又は縦方向で隣り合うもの同士が、流体室48,48,48,48を連通路66,66,66,66によって相互に連通されており、それらセル32,32,32,32がセルグループ68cを構成している。このように、セル連結ユニット60は、構成セル数が相互に異なる3種類のセルグループ68a,68b,68cを組み合わせて配置した構造とされている。なお、図7,8では、分かり易さのために、各セルグループ68ごとに二点鎖線で囲んで図示した。
さらに、本実施形態では、セルグループ68a,68aの左右両側にセルグループ68bとセルグループ68cがそれぞれ設けられており、1つのセル連結ユニット60が6つのセルグループ68a,68a,68b,68b,68c,68cを備えていると共に、3種類のセルグループ68a,68b,68cが横方向に並んで配置されている。また、横方向の中央から外側に向かってセルグループ68a、セルグループ68b、セルグループ68cの順に並んで配置されており、セルグループ68の構成セル数が横方向中央側に配置されたものほど少なくなっている。なお、本実施形態では、全てのセル32が実質的に略単一の形状および大きさとされていることから、3種類のセルグループ68a,68b,68cが同じ形状および大きさのセル32によって構成されていると共に、流体室48を連通されたセル32の数が異なっている。また、セル連結ユニット60を構成する全てのセル32が一体連結されていることからも明らかなように、複数のセル32からなるセルグループ68b,68cは、全ての構成セル32が一体的に連結されている。
また、ポート50は、各セルグループ68ごとにセル32の1つだけに設けられている。そして、セルグループ68bでは、セル32,32の流体室48,48が連通路66によって相互に連通されていることから、それらセル32,32の流体室48,48内の空気が、何れか一方のセル32に設けられたポート50を通じて一括して給排されるようになっている。同様に、セルグループ68cでは、セル32,32,32,32の流体室48,48,48,48が連通路66,66,66,66によって相互に連通されていることから、流体室48,48,48,48内の空気が、何れか1つのセル32に設けられたポート50を通じて一括して給排されるようになっている。なお、1つのセル32で構成されたセルグループ68aでは、セル32に設けられたポート50を通じて流体室48内の空気を給排可能とされている。
かくの如き構造を有するセル連結ユニット60は、図1,2に示すように、略同一構造の4つが縦方向に並んで配設されており、例えば、図2に示すように、ウレタンフォームなどで形成された2つの底板70,70上に各2つのセル連結ユニット60が横方向に延びるように配されている。なお、底板70の上面には、例えば、シート状の図示しない感圧センサが敷設されて、それによって各セル32乃至はセルグループ68に作用する圧力が感圧センサによって検出可能とされていても良い。なお、感圧センサとしては、例えば、特開2013−200229号公報に示された柔軟な静電容量型センサなどが、好適に採用される。
そして、底板70,70によって支持された4つのセル連結ユニット60が、基体部12のセル配設領域26に差し入れられて配設されることにより、体圧分散部14がそれら4つのセル連結ユニット60によって構成されている。本実施形態では、2つのセル連結ユニット60,60を支持する一方の底板70が、基体部12における頭部側支持体18に取り付けられると共に、2つのセル連結ユニット60,60を支持する他方の底板70が、基体部12における脚部側支持体20に取り付けられる。なお、隣り合うセル32,32間の距離はそれぞれ適宜に設定され得るが、横方向で隣り合うセル32,32間の隙間が、縦方向で隣り合うセル32,32間の隙間よりも小さく設定されることにより、支持面が複数のセル32で構成されることによる凹凸感が低減されて、良好な寝心地を実現することができる。
また、各セルグループ68のポート50には、それぞれ図示しない管路が取り付けられており、それら管路がセル連結ユニット60ごとに設けられた給排手段としての給排装置72に接続されている。給排装置72は、各管路の連通と遮断を切り替える電磁弁などの図示しないバルブと、管路に接続されて空気を給排する同じく図示しないポンプとを、備えている。そして、バルブによる管路の連通/遮断とポンプの作動とが制御装置74によって制御されることにより、各セルグループ68の流体室48に対する空気の送入と排出が制御されて、流体室48内の空気量、換言すれば流体室48の内圧が調節され、その結果、セル32の高さが調節可能とされている。なお、本実施形態では、図1に破線で示すように、給排装置72が基体部12の側部に設けられた収容凹溝28に配設されて、各セル連結ユニット60の側方に配置されていると共に、脚部側支持体20に設けられた収容凹所30には、バルブおよびポンプを制御する制御装置74が配設されて、各給排装置72と電気的に接続されている。また、本実施形態の給排路は、ポート50と管路によって構成されている。
このような構造とされたマットレス10は、図9に示すように、ベッド76上に敷かれて、被介護者16を支持する支持面を構成する。なお、図9では、薄肉のウレタンフォームが、マットレス10の上面全体を覆うように敷設されている。
そして、セル32における流体室48内の空気量を調節することにより、セル32の当接によって被介護者16に及ぼされる圧力が局所的に高くなるのを防ぐことができる。即ち、本実施形態では、底板70に敷設された図示しない感圧センサによって検出される体圧の分布に基づいて、検出圧力が大きいセル32の流体室48内の空気量を減らすと共に、検出圧力が小さいセル32の流体室48内の空気量を増やして、各セル32に作用する圧力を平均化する。これにより、被介護者16に局所的な高い圧力が持続的に作用するのを防いで、体圧の分散化による圧迫性壊死(褥瘡)の予防が図られる。特に、感圧センサの検出結果に基づいてバルブとポンプを制御して、各流体室48の空気量(各セル32の高さ)を能動的に調節することにより、体圧の分散がより効果的に実現されて、目的とする褥瘡防止効果を有利に得ることができる。
ここにおいて、マットレス10は、体圧分散部14を構成する56個のセル32の全てが独立して設けられているのではなく、1つのセル32で構成されたセルグループ68aと、複数のセル32を連通路66で連通させたセルグループ68b,68cとを組み合わせて構成されている。このように、セル32の数が異なる複数種類のセルグループ68a〜68cを組み合わせることによって、例えば、大きな体圧が作用する部分では、セルグループ68の構成セル数を少なくすることで、支持面の形状を緻密に制御できる一方、作用する体圧が比較的に小さい部分では、セルグループ68の構成セル数を多くすることで、支持面形状の調節制御の簡易化や給排路などの構造の簡略化などが図られる。
また、連通路66で相互に連通された流体室48を有するセル32の数を異ならせることで、各セル32の袋状体34の天部36上面で構成されるセルグループ68の支持面の面積を適宜に設定することができる。特に本実施形態では、全てのセル32が略同じ形状の袋状体34と弾性体52を備えていることから、連通路66によって流体室48を連通されるセル32の数によって、各セルグループ68による被介護者16の支持面積を簡単に設定することができる。
さらに、複数のセル32によって構成されたセルグループ68b,68cでは、支持面積を十分に大きく得ることができると共に、1つのセルで同じ大きさの支持面を形成する場合に比して、狭窄された連通路66において複数の流体室48間で空気の流動が制限される。それ故、体圧作用初期におけるセル32の急激な変形が防止されて、袋状体34が徐々に変形することで、支持面への被介護者16の体圧作用初期に底突きを防止し得る十分なクッション性を得ることができる。しかも、支持面に対する体圧の作用開始から時間が経過することで、各セル32が体圧分布に応じて徐々に変形して有効な体圧の分散化が図られることから、褥瘡の予防が広い面積で有効に実現される。
また、1つのセル32で構成されて支持面積の小さいセルグループ68aが、支持面への当接によって人体に作用する圧力が大きくなり易い横方向の中央部分に配されていることから、支持面形状の緻密な制御に基づいた体圧の分散によって、高度な褥瘡防止効果を得ることができる。一方、4つのセル32で構成されたセルグループ68cが、支持面への当接によって人体に作用する圧力が大きくなり難い横方向の外端部分に配されていることから、十分な褥瘡防止効果を得ながら、バルブやポンプの制御を簡単にできると共に、ポート50や管路の数を減らすことによる構造の簡略化が実現される。
さらに、小さなセルグループ68aと大きなセルグループ68cの横方向間には、2つのセル32で構成された中間サイズのセルグループ68bが配設されており、セルグループ68の構成セル数が横方向の中央側に行くに従って徐々に少なくなるように、セルグループ68a〜68cが配置されている。これにより、大きな体圧が作用し易い体幹に近くなるに従って、セルグループ68の高さをより緻密に調節可能とされていると共に、作用圧力が小さく褥瘡が問題になり難い体幹から離れた位置では、より多くのセル32の高さを一括で制御することにより、高さの調節制御の簡単化や給排構造の簡略化などが図られて、有効な褥瘡防止効果を簡単に得ることが可能とされる。
また、マットレス10では、複数のセル32が上半シート62と下半シート64を固着した構造とされて、セルグループ68b,68cを構成する複数のセル32が相互に一体で形成されていることから、複数のセル32をセルグループ68ごとに一体として取り扱うことができる。更に、セル32の形成時に構成セル数の異なるセルグループ68を得ることができることから、独立したセル32を形成後に組み合わせてセルグループを構成する場合に比して、必要な数のセル32を備える複数種類のセルグループ68を簡単に準備することができる。加えて、固着部40における上半シート62と下半シート64の重ね合わせ面間に隙間を設けて、該隙間によって連通路66を形成することにより、連通路を別部材で形成する必要がなく構造が簡単になると共に、各セル32の連通態様をセル32の形成時に予め設定しておくことができる。
本実施形態では、給排路を構成するポート50が各セルグループ68ごとに設けられていることから、ポート50が各セル32ごとに設けられている場合に比して、構造の簡略化が図られる。しかも、複数のセル32で構成されたセルグループ68b,68cでは、それらセル32の流体室48が連通路66を通じて連通されていることから、1つのセルグループ68を構成する全てのセル32の空気量を、何れか1つのセル32に設けられたポート50を通じて一括で調節することができる。
また、各2つのセルグループ68a,68b,68cが連結されてセル連結ユニット60を構成していることから、それら各2つのセルグループ68a,68b,68cを一体的に取り扱うことができる。それ故、多数のセルグループ68を組み合わせてなる体圧分散部14が、複数のセル連結ユニット60を組み合わせることで簡単に構成され得ると共に、多数のセルグループ68が各別に独立している場合に比して、保管や輸送も容易になる。
特に本実施形態では、セル連結ユニット60を構成する各2つのセルグループ68a,68b,68cが、上半シート62と下半シート64を重ね合わせて固着することにより一体的に形成されている。それ故、各2つのセルグループ68a,68b,68cを形成後に連結してセル連結ユニット60を構成する手間が省略されて、各セルグループ68を所望の位置に配したセル連結ユニット60を簡単に得ることができる。
本実施形態では、横方向に延びるセル連結ユニット60の複数が、縦方向に並んで配置されていることから、図9に示すベッド76のように上体を起こす構造を有する場合や、収納時に折り畳み可能とされている場合などに、セル連結ユニット60を折り曲げることなく、縦方向で隣り合うセル連結ユニット60,60の間でベッド76の折り曲げを許容することができる。
さらに、マットレス10の側部に給排装置72が配された構造を採用することにより、セル32のポート50と給排装置72を繋ぐ図示しない配管を横方向に延びるように配することができて、ベッド76の折り曲げが有利に許容される。しかも、給排装置72が各セル連結ユニット60ごとに設けられていることから、給排装置72をセル連結ユニット60の側方に配することで、給排装置72がベッド76の折り曲げを妨げることも回避できる。
図10には、本発明の第二の実施形態としての流体セル型マットレスを構成する体圧分散部80が示されている。なお、以下の説明において、第一の実施形態と実質的に同一の部材および部位については、図中に同一の符号を付すことにより、説明を省略する。
具体的には、体圧分散部80は、第一の実施形態の体圧分散部80と同様に、略同一形状を有する56個のセル32を縦8行、横7列に配置した構造を有している。また、体圧分散部80を構成するセル32は、28個ずつ一体形成されており、二組のセル連結ユニット82,82を構成している。
セル連結ユニット82は、28個のセル32を縦4行、横7列に配置した構造を有しており、横方向の中央に配置された4つのセル32,32,32,32が、連通路66によって2つずつ連通されて2つのセルグループ68d,68dを構成している。更に、それらセルグループ68d,68dの横方向両側には、縦方向に並ぶ4つのセル32,32,32,32を連通路66,66,66によって直列的に連通したセルグループ68eが、各3個ずつ配されている。
そして、各セルグループ68には給排路を構成するポート50が1つずつ設けられて、ポート50が流体室48に連通されていると共に、横方向外端に位置するセルグループ68e,68eを除く各セルグループ68のポート50には、給排路を構成する管路84が接続されている。この管路84は、第一の実施形態と同様に図示しない給排装置72に接続されており、管路84を介して給排装置72に接続された各セルグループ68において、流体室48内の空気量を給排装置72によって調節できるようになっている。一方、セル連結ユニット82において横方向の外端に位置するセルグループ68e,68eでは、セル32の流体室48がポート50を通じて大気に開放されており、支持面に作用する荷重に応じてセル32が容易に変形するようになっている。なお、本実施形態では、ポート50がセル32の底部38底壁に設けられている。
かくの如き構造を有するセル連結ユニット82の2つが、縦方向で隣り合うように並置されることにより、体圧分散部80が構成されている。なお、体圧分散部80を構成する2つのセル連結ユニット82,82は、本実施形態では、各セルグループ68ごとに設けられるポート50が体圧分散部80の縦方向中央側に配置されているが、例えば、ポート50や管路84の配置を相互に同じとすることで、セル連結ユニット82,82を同一構造として共通化を図ることもできる。
このような本実施形態に従う構造とされた体圧分散部80を備える流体セル型マットレスによっても、第一の実施形態と同様の効果を得ることができる。このことからも明らかなように、セルグループ68やセル連結ユニット82を構成するセル32の数や相互の繋がり(例えば、流体室48の連通/非連通やセル32の固着部40における連結)などは、特に限定されない。
また、体圧分散部80の横方向両端部分を構成する4つのセルグループ68e,68e,68e,68eは、各ポート50が何れも大気に開放されている。これにより、被介護者16の体重がセル32に作用することで流体室48内の空気が大気に排出されて、体圧の作用したセル32が速やかに潰れることで、当該セル32の高さが小さくなる。一方、被介護者16によるセル32の圧迫が低減乃至は解除されると、セル32の潰れ変形が流体室48に配設された弾性体52の復元力によって低減乃至は解除されて、セル32の高さが大きくなる。このように、褥瘡の発生に対する影響が小さい左右両端のセルグループ68e,68e,68e,68eでは、セル32の高さが受動的に調節されるようになっており、バルブやポンプを要さない簡単な構造によって、必要な体圧分散効果を有効に得ることができる。
図11には、本発明の第三の実施形態としての流体セル型マットレスを構成する体圧分散部90が示されている。体圧分散部90は、略同一形状を有する56個のセル32を縦8行、横7列に配置した構造を有しており、それらセル32が一体で形成されている。
また、横方向の中央に配置された8つのセル32が、それぞれ独立して8つのセルグループ68aを構成している。一方、それら8つのセルグループ68a,68a・・・の横方向両側には、縦方向に並ぶ4つのセル32で構成されたセルグループ68eが配置されており、本実施形態では、縦に2つ、横に3つ並んだ計6つのセルグループ68e,68e・・・が、セルグループ68a,68a・・・の横方向両側にそれぞれ配されている。
さらに、本実施形態の体圧分散部90では、全てのセル32にそれぞれポート50が設けられており、互いに独立した1つのセル32で構成されるセルグループ68a,68a・・・は、各セル32のポート50が大気に開放されて、各セル32の流体室48がポート50を通じて大気に連通されている。
更にまた、複数のセル32で構成される各セルグループ68eでは、4つの構成セル32,32,32,32の流体室48,48,48,48が、各流体室48に連通されたポート50,50,50,50と、それらポート50,50,50,50に接続された管路84とによって相互に連通されていると共に、外部(大気)に対して密閉されている。これにより、セルグループ68eでは、4つのセル32,32,32,32の流体室48,48,48,48内における空気の総量が略一定に維持されていると共に、4つのセル32,32,32,32の各流体室48に分配される空気量の比率が変更可能とされている。なお、本実施形態の管路84は両端部が二股に分岐した構造とされており、頭部側に位置する2つのセル32,32が管路84の分岐した一端部で相互に連通されていると共に、脚部側に位置する2つのセル32,32が管路84の分岐した他端部で相互に連通され、更にそれら二組が管路84の中間部分で相互に連通されている。
本実施形態の体圧分散部90では、上半シート62と下半シート64が固着部40の略全体に亘って固着されており、上半シート62と下半シート64の間には、複数のセル32の流体室48を相互に連通する連通路66が設けられていない。本実施形態の連通路は、セル32,32,32,32の流体室48,48,48,48に連通されたポート50,50,50,50と、各ポート50に接続される管路84とによって構成されている。
このような本実施形態に従う構造とされた体圧分散部90を備える流体セル型マットレスにおいても、第一, 第二の実施形態と同様の効果を得ることができる。しかも、体圧分散部90では、セル32の高さの調節が、ポンプやバルブを要することなく受動的に実現されるようになっており、構造の簡易化が図られている。
さらに、特に体圧が大きく作用する尾骨周辺を含む人体の左右中央部分を支持するセルグループ68aが、それぞれ独立して縦に並ぶ8個のセル32で構成されており、それらセル32の流体室48が何れも大気中に開放されている。これにより、それらセルグループ68aは、何れも大気中との空気の移動によって容易に変形可能とされており、セルグループ68aへの当接によって被介護者16に作用する圧力が、より効果的に低減されるようになっている。
更にまた、セルグループ68aの左右に配されるセルグループ68eは、4つのセル32,32,32,32が管路84によって互いに連通された構造とされて、各セル32の流体室48間で空気が流動することで、被介護者16を体圧分散させながら支持できるようになっている。これにより、セルグループ68aへの当接によって人体に作用する支持圧を小さく抑えながら、セルグループ68eによって人体を底突きなく支持することができる。更に、セルグループ68eの各セル32の高さが流体室48間で空気が移動することによって変更されて、局所的に大きな支持圧が人体に作用することによる褥瘡の発生を防止することができる。
以上、本発明の実施形態について詳述してきたが、本発明はその具体的な記載によって限定されない。例えば、前記第一の実施形態では、一部がセル32(体圧分散部14)で構成されたマットレス10が例示されているが、本発明に係る流体セル型マットレスは、例えば、その全体或いは複数箇所がセルで構成された体圧分散部とされていても良い。
また、複数のセル連結ユニットを組み合わせて体圧分散部を構成する場合には、それらセル連結ユニットは同一構造のものに限定されず、構造や形、大きさ、数等が異なる複数のセルで構成されたものの他、ポートや管路の構造、セルグループの構成や配置などが異なる複数種類のものなどが、適宜に組み合わされて採用され得る。
また、構成セル数の異なる複数種類のセルグループは、任意に配置され得るものであり、例えば、縦方向に並んで配置されていても良い。
また、流体セル型マットレスを構成する複数のセルは、必ずしも相互に同じ形状や大きさ、構造を有するものである必要はなく、互いに異なるものを組み合わせて採用することもできる。具体的には、例えば、図12に示すセル連結ユニット100のように、縦辺と横辺が略等しい長さとされたセル32と、縦辺が横辺の略2倍の長さを有する縦長のセル102とを組み合わせて採用することもできる。なお、図12では、2つのセル32と1つのセル102が連通路66を通じて相互に連通されて、セルグループ68fがそれら2つのセル32と1つのセル102とによって構成されている。
前記実施形態では、ベッド76上に敷設される寝台用の流体セル型マットレスを例示したが、本発明に係る流体セル型マットレスは、例えば、車椅子を含む椅子の座面などにも好適に適用される。
10:流体セル型マットレス、14,80,90:体圧分散部、32,102:セル、36:天部(凹部)、38:底部(凹部)、48:流体室、50:ポート(給排路、連通路)、52:弾性体、60,82,100:セル連結ユニット、62:上半シート(第一シート体)、64:下半シート(第二シート体)、66:連通路、68:セルグループ、72:給排装置(給排手段)、84:管路(給排路、連通路)

Claims (11)

  1. 人体を支持する支持面の少なくとも一部が内部に流体室を備えるセルの複数によって構成されている流体セル型マットレスにおいて、
    一つ以上の前記セルによってセルグループが構成されており、複数の該セルで構成された該セルグループでは該複数のセルの前記流体室が相互に連通されていると共に、構成セル数の異なる複数種類の該セルグループが組み合わされて配置されていることを特徴とする流体セル型マットレス。
  2. 複数の前記セルグループが相互に連結されてセル連結ユニットとされており、前記支持面の少なくとも一部が該セル連結ユニットの複数によって構成されている請求項1に記載の流体セル型マットレス。
  3. 複数の前記セル連結ユニットが前記支持面の縦方向に並んで配置されて、それらセル連結ユニットがそれぞれ横方向に延びている請求項2に記載の流体セル型マットレス。
  4. 少なくとも二種類の前記セルグループが同じ形状および大きさの前記セルによって構成されている請求項1〜3の何れか一項に記載の流体セル型マットレス。
  5. 構成セル数の異なる複数種類の前記セルグループが前記支持面の横方向に並んで配置されている請求項1〜4の何れか一項に記載の流体セル型マットレス。
  6. 前記支持面の横方向中央部分に配された前記セルグループを構成する前記セルの数が、該支持面の横方向の外端部分に配された前記セルグループを構成する前記セルの数よりも少なくされている請求項5に記載の流体セル型マットレス。
  7. 前記支持面の横方向中央部分に配された前記セルグループが一つの前記セルで構成されている請求項5又は6に記載の流体セル型マットレス。
  8. 前記セルの前記流体室に連通する給排路が前記セルグループごとに設けられており、該流体室内の流体量が該給排路を通じた給排によって調節可能とされている請求項1〜7の何れか一項に記載の流体セル型マットレス。
  9. 複数の前記セルグループが相互に連結されてセル連結ユニットとされている一方、前記給排路に接続されて前記セルの前記流体室に流体を給排する給排手段が該セル連結ユニットごとに設けられており、該セルの高さが該給排手段による該給排路を通じた該流体室への流体の給排によって調節可能とされている請求項8に記載の流体セル型マットレス。
  10. 一つの前記セルで構成された前記セルグループにおける前記流体室に弾性体が収容配置されていると共に、一つの該セルで構成された該セルグループにおける該流体室が大気に連通される一方、複数の前記セルで構成された前記セルグループにおける前記流体室が大気から密閉される請求項1〜7の何れか一項に記載の流体セル型マットレス。
  11. 複数の前記セルが、それぞれ複数の凹部を備える第一シート体と第二シート体が各該凹部の開口部を相互に突き合わすように重ね合わされてそれら第一シート体と第二シート体が該凹部の開口周縁部分で相互に固着されることにより一体形成されていると共に、少なくとも一つの前記セルグループがそれら一体形成された複数のセルによって構成されている請求項1〜10の何れか一項に記載の流体セル型マットレス。
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