JP2016086916A - ストレッチャー用ベッド及びストレッチャー用ベッドの製造方法 - Google Patents

ストレッチャー用ベッド及びストレッチャー用ベッドの製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 衛生性及び軽量性に優れるストレッチャー用ベッド及びストレッチャー用ベッドの製造方法を提供する。【解決手段】 ストレッチャー用ベッド20は、車輪付きフレームの上に取り付けられ、板状の芯材21と、芯材21の表面に接着される樹脂製の表面材22Aと、芯材21の裏面に接着される樹脂製の裏面材22Bとを備えるサンドイッチ構造で構成される。ストレッチャー用ベッド20では、付着物を容易に洗い流すことができ、しかも、表面材22A及び裏面材22Bのそれぞれの厚みに加えて芯材21の厚みを有効に活かし、ストレッチャー用ベッド20の総厚みに応じた高い剛性が得られる。【選択図】 図2

Description

本発明は、ストレッチャー用ベッド及びストレッチャー用ベッドの製造方法に関する。
従来、患者等を搬送するストレッチャーに関し、各種の技術が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1には、寝床部の背ボトムがフレームに対して回動する背上げ機構を備える病院搬送用ストレッチャー等の寝台装置が開示される。この寝台装置には、背ボトムの傾斜角度が表示された柵本体が設けられる。
ところで、近年、衛生性及び軽量性に優れたストレッチャー用ベッドを使用したいとの要望がある。しかし、特許文献1に開示される技術は、主に寝床部の背ボトムの傾斜角度を認識するための技術であり、特許文献1には、寝床部(ベッド)の衛生性及び軽量性を高めるための具体的な構成については開示されていない。このため、優れた衛生性及び軽量性をストレッチャー用ベッドに付与するための技術が求められている。
特開2009−118984号公報
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、衛生性及び軽量性に優れるストレッチャー用ベッド及びストレッチャー用ベッドの製造方法を提供することにある。
本発明は、以下の構成によって把握される。
(1)本発明は、車輪付きフレームの上に取り付けられるストレッチャー用ベッドであって、板状の芯材と、芯材の表面に接着される樹脂製の表面材と、芯材の裏面に接着される樹脂製の裏面材と、を備えるサンドイッチ構造で構成されることを特徴とする。
(2)本発明は、上記(1)の構成において、表面材の外周部と裏面材の外周部が全周に亘って接合されることにより、芯材の外周部に対向する周壁部が形成されるとともに、芯材の全体が表面材及び裏面材によって覆われることを特徴とする。
(3)本発明は、上記(2)の構成において、芯材の外周部と周壁部の間には、隙間部が形成されることを特徴とする。
(4)本発明は、上記(3)の構成において、隙間部が、表面材と裏面材の接合部であるパーティングラインの近傍に位置することを特徴とする。
(5)本発明は、上記(2)ないし(4)のいずれか1つの構成において、表面材及び裏面材を厚み方向に貫通する貫通穴が周壁部の近傍に形成されることにより、貫通穴の縁部から周壁部にかけて、使用者が手で把持可能な把手部が形成されることを特徴とする。
(6)本発明は、上記(1)ないし(5)のいずれか1つの構成において、芯材が、樹脂を発泡させて形成した発泡成形体であることを特徴とする。
(7)本発明は、上記(1)ないし(6)のいずれか1つの構成において、表面材及び裏面材のそれぞれが芯材の表面及び裏面に溶着によって接着されることを特徴とする。
(8)本発明は、上記(1)ないし(7)のいずれか1つの構成において、複数の分割体で構成され、複数の分割体のそれぞれが、表面材、芯材及び裏面材を備えるサンドイッチ構造で構成されることを特徴とする。
(9)本発明は、上記(1)ないし(8)のいずれか1つの構成において、芯材が複数に分割されることを特徴とする。
(10)本発明は、車輪付きフレームの上に取り付けられるストレッチャー用ベッドの製造方法であって、第1樹脂シートと第2樹脂シートの間に芯材を配置する配置工程と、第1樹脂シートの外側に配置される第1分割型及び第2樹脂シートの外側に配置される第2分割型によって、第1樹脂シート、芯材及び第2樹脂シートを挟み、第1樹脂シート及び第2樹脂シートのそれぞれを芯材の表面及び裏面に接着してストレッチャー用ベッドの成形体を得る成形工程と、を備えることを特徴とする。
(11)本発明は、上記(10)の構成における成形工程において、第1分割型の第1環状ピンチオフ部と第2分割型の第2環状ピンチオフ部を芯材の外周部よりも外側で突き合わせることにより、第1樹脂シートと第2樹脂シートを接合することを特徴とする。
(12)本発明は、上記(11)の構成における成形工程において、第1樹脂シートと第2樹脂シートの接合部が芯材の外周部に対して隙間を有するように、第1環状ピンチオフ部及び第2環状ピンチオフ部を突き合わせることを特徴とする。
(13)本発明は、上記(10)ないし(12)のいずれか1つの構成における配置工程において、第1押出装置から押し出された溶融状態の第1樹脂シートと、第2押出装置から押し出された溶融状態の第2樹脂シートとの間に芯材を配置することを特徴とする。
本発明によれば、衛生性及び軽量性に優れるストレッチャー用ベッド及びストレッチャー用ベッドの製造方法を提供することができる。
本発明の実施形態に係るストレッチャー用ベッドを備えるストレッチャーの斜視図である。 図1のA−A線断面図である。 芯材の他の構成を説明する図であり、図1に対応する図である。 実施形態に係る成形装置の構成及び工程(1)を説明する図である。 工程(2)を説明する図である。 工程(3)を説明する図である。 工程(4)(配置工程)を説明する図である。 工程(5)(成形工程)を説明する図である。 工程(6)を説明する図である。 ストレッチャー用ベッドの変形例を説明する図であり、図1に対応する図である。
以下、添付図面を参照して、本発明を実施するための形態(以下、「実施形態」と称する)について詳細に説明する。実施形態の説明の全体を通して同じ要素には同じ番号を付している。また、図面は、符号の向きに見るものとする。
(ストレッチャー10の構成)
まず、実施形態に係るストレッチャー10の全体構成を図1に基づいて説明する。
図1に示すように、ストレッチャー10は、患者等を載せて搬送したり救急車に乗降したりする器具であり、走行可能な車輪付きフレーム11と、この車輪付きフレーム11の上に取り付けられるストレッチャー用ベッド20(以下、単に「ベッド20」と称する)を備える。
車輪付きフレーム11は、金属製のパイプなどからなる複数のフレーム部材12を略長方形状に組み合わせて形成される基台13と、この基台13の四隅の下端に設けられる少なくとも4つのキャスター15と、基台13及びベッド20の間に介在してベッド20を昇降させるパンタグラフ式のリンク16と、ベッド20の昇降を操作する操作ハンドル17とを備える。
ストレッチャー10は、キャスター15によって任意の方向に走行可能であり、かつ、操作ハンドル17を操作することでリンク16によってベッド20の高さが調整可能である。なお、ベッド20を車輪付きフレーム11に取り付ける構造は、任意であり周知の取付け構造を用いることができるため、説明を省略する。
(ベッド20の構成)
次に、ベッド20の構成を図1、図2に基づいて説明する。
図1に示すように、ベッド20は、患者等が横たわる平板状の部材であり、搬送方向に長い平面形状(この例では、略長方形状)に形成される。ベッド20は、芯材21、表面材22A及び裏面材22Bを備える。これら芯材21、表面材22A及び裏面材22Bの詳しい構成は後述する。
また、ベッド20の外周部には、芯材21の外周部21aに沿って周壁部23が形成される。さらに、ベッド20には、中央部側から周壁部23に向かって上り傾斜に湾曲した傾斜部25が形成される。この傾斜部25には、表面材22A及び裏面材22Bを厚み方向に貫通する貫通穴26や各種の切欠き27(例えば、点滴用の器具を通す切欠きなど)が形成される。なお、この例では、ベッド20の大部分を水平方向に沿って略平坦に形成したが、この他、ベッド20の形状は、例えば、中央部から周壁部23に向かって全体的が凹状に湾曲したものでもよい。
傾斜部25には、貫通穴26が形成されることにより、貫通穴26の縁部から周壁部23にかけて、使用者が手で把持可能な把手部28が形成される。この把手部28を形成する貫通穴26の形態は、使用者の手が挿入可能な大きさ、形状であれば任意である。この例では、周壁部23に沿って細長い形状の貫通穴26をベッド20の長辺部31、短辺部32のそれぞれに複数(例えば、2つ)形成する。
図2に示すように、ベッド20は、板状の芯材21と、この芯材21の表面(この例では、上面)の全面に亘って溶着される樹脂製の表面材22Aと、芯材21の裏面(この例では、下面)の全面に亘って溶着される樹脂製の裏面材22Bと、を備えるサンドイッチ構造で構成される。表面材22A及び裏面材22Bを芯材21に接着する手段は、溶着の他、ベッド20の製造方法に応じて各種の手段から選択可能である。例えば、接着剤を用いて表面材22A及び裏面材22Bを芯材21に接着してもよい。
表面材22Aの外周部と裏面材22Bの外周部は、全周に亘って突き合わされて接合される。この例では、表面材22Aと裏面材22Bとの接合部であるパーティングラインPLがベッド20の裏面側の角部33付近に設定される。このため、表面材22Aの外周部は、芯材21の裏面側に折れ曲がる形状に形成される。このように折れ曲がる表面材22Aの外周部によって、周壁部23が芯材21の外周部21aに対向して形成されるとともに、外周部21aを含む芯材21の外表面全体が表面材22Aと裏面材22Bによって覆われる。
そして、芯材21の外周部21aと周壁部23の間には、隙間部35が形成される。隙間部35は、パーティングラインPLの内側近傍に形成される空間である。隙間部35の大きさは、寸法誤差により、芯材21の外寸が最も大きく形成され、周壁部23の内寸が最も小さく形成された場合であっても、周壁部23と芯材21とを少なくとも離間させる大きさに設定される。
芯材21は、隙間部35を除き、表面材22Aと裏面材22Bとの対向面間に隙間なく介在する。芯材21には、樹脂を発泡させて形成した発泡成形体を用いることが好適である。
なお、図1では、1枚の芯材21を表面材22Aと裏面材22Bとの対向面間に配置した構成を例示したが、この他、分割された複数の芯材36を表面材22Aと裏面材22Bとの対向面間においてベッド20の長さ方向に並べてもよい(図3参照)。複数の芯材36の分割方向は、ベッド20の長さ方向の他、ベッド20の幅方向など任意の方向に設定可能である。
(ベッドの製造方法)
次に、ベッドの製造方法を図4〜図9に基づいて説明する。
ベッドの製造方法は、工程(1)〜工程(6)を備える。
各工程(1)〜(6)の説明に先立ち、工程(1)〜(6)で使用する成形材料及び装置について説明する。なお、工程(1)〜(6)のうち、工程(4)は本発明にいう「配置工程」に相当し、工程(5)は本発明にいう「成形工程」に相当する。
(成形材料)
図4に示すように、この製造方法では、表面材22A(図2参照)の成形材料である第1樹脂シート41Aと、裏面材22B(図2参照)の成形材料である第2樹脂シート41Bとを用いる。
第1・第2樹脂シート41A,41Bは、ポリプロピレン、エンジニアリングプラスチックス、オレフィン系樹脂などから形成されたシートからなる。より詳細には、第1・第2樹脂シート41A,41Bは、ドローダウン、ネックインなどにより肉厚のバラツキが発生することを防止する観点から溶融張力の高い樹脂材料を用いることが好ましく、一方で金型への転写性、追従性を良好とするため流動性の高い樹脂材料を用いることが好ましい。
具体的には、エチレン、プロピレン、ブテン、イソプレンペンテン、メチルペンテン等のオレフィン類の単独重合体あるいは共重合体であるポリオレフィン(例えば、ポリプロピレン、高密度ポリエチレン)であって、230℃におけるMFR(JIS K−7210に準じて試験温度230℃、試験荷重2.16kgにて測定)が3.0g/10分以下、さらに好ましくは0.3〜1.5g/10分のもの、又は、アクリロニトリル・ブタジエン・スチレン共重合体、ポリスチレン、高衝撃ポリスチレン(HIPS樹脂)、アクリロニトリル・スチレン共重合体(AS樹脂)等の非晶性樹脂であって、200℃におけるMFR(JIS K−7210に準じて試験温度200℃、試験荷重2.16kgにて測定)が3.0〜60g/10分、さらに好ましくは30〜50g/10分でかつ、230℃におけるメルトテンション(株式会社東洋精機製作所製メルトテンションテスターを用い、余熱温度230℃、押出速度5.7mm/分で、直径2.095mm、長さ8mmのオリフィスからストランドを押し出し、このストランドを直径50mmのローラーに巻取り速度100rpmで巻き取ったときの張力を示す)が50mN以上、好ましくは120mN以上のものを用いて、第1・第2樹脂シート41A,41Bを形成する。
また、第1・第2樹脂シート41A,41Bには、衝撃により割れが生じることを防止するため、水素添加スチレン系熱可塑性エラストマーが30wt%未満、好ましくは15wt%未満の範囲で添加されていることが好ましい。具体的には水素添加スチレン系熱可塑性エラストマーとしてスチレンーエチレン・ブチレンースチレンブロック共重合体、スチレンーエチレン・プロピレンースチレンブロック共重合体、水添スチレンーブタジエンゴム及びその混合物が好適であり、スチレン含有量が30wt%未満、好ましくは20wt%未満であり、230℃におけるMFR(JIS K−7210に準じて試験温度230℃、試験荷重2.16kgにて測定)は1.0〜10g/10分、好ましくは5.0g/10分以下でかつ1.0g/10分以上あるものがよい。
さらに、第1・第2樹脂シート41A,41Bには、添加剤が含まれていてもよく、その添加剤としては、シリカ、マイカ、タルク、炭酸カルシウム、ガラス繊維、カーボン繊維等の無機フィラー、可塑剤、安定剤、着色剤、帯電防止剤、難燃剤、発泡剤等が挙げられる。具体的にはシリカ、マイカ、ガラス繊維等を成形樹脂に対して50wt%以下、好ましくは30〜40wt%添加する。
(成形装置40の構成)
次に、工程(1)〜(6)で成形装置40の構成を説明する。
図4に示すように、成形装置40は、第1・第2押出装置42A,42Bと、これら第1・第2押出装置42A,42Bの下方に配置された型締装置43と、を備える。成形装置40では、第1・第2押出装置42A,42Bから押し出された熱可塑性樹脂からなる溶融状態の第1・第2樹脂シート41A,41Bを型締装置43に送り、この型締装置43によって溶融状態の第1・第2樹脂シート41A,41Bを所定の形状に形成する。
なお、第1押出装置42Aと第2押出装置42Bは、同様であるので、以下の説明において、第1樹脂シート41Aに対応する第1押出装置42Aのみを説明し、第2樹脂シート41Bに対応する第2押出装置42Bについては説明を省略する。また、成形装置40において、第1樹脂シート41Aに対応する要素の符号には「A」を後続させ、第2樹脂シート41Bに対応する要素の符号には「B」を後続させる。
第1押出装置42Aは、周知の押出装置であり、その詳しい説明は省略するが、ホッパー45Aが付設されたシリンダー46Aと、シリンダー46A内に設けられたスクリュー(図示省略)と、このスクリューに連結された油圧モーター47Aと、シリンダー46Aと内部が連通したアキュムレーター48Aと、アキュムレーター48A内に設けられたプランジャー51Aとを有する。第1押出装置42Aでは、ホッパー45Aから投入した樹脂ペレットをシリンダー46A内で油圧モーター47Aによるスクリューの回転により溶融、混練し、溶融状態の樹脂をアキュムレーター48Aに移送して一定量貯留する。そして、アキュムレーター48A内の溶融状態の樹脂をプランジャー51Aの駆動により、Tダイ52Aに送り、押出スリット53Aを通じて所定の長さの連続的な第1樹脂シート41Aとして押し出す。押し出した第1樹脂シート41Aを、間隔を隔てて配置された一対のローラー55Aによって挟圧しながら下方に送り出して第1・第2分割型57A,57B(後述)の間に垂下させる。これにより、第1樹脂シート41Aは、上下方向(押出方向)に一様な厚みを有する状態で、第1・第2分割型57A,57Bの間に配置される。
第1押出装置42Aの押出の能力は、第1樹脂シート41Aの大きさや、第1樹脂シート41Aのドローダウンあるいはネックイン発生防止の観点から適宜定める。より具体的には、実用的な観点から、間欠押出における1ショットの押出量は好ましくは1〜10kgであり、押出スリット53Aからの樹脂の押出速度は、数百kg/時以上、より好ましくは700kg/時以上である。また、第1樹脂シート41Aのドローダウンあるいはネックイン発生防止の観点から、第1樹脂シート41Aの押出工程は、なるべく短いことが好ましく、樹脂の種類、MFR値、メルトテンション値に依存するが、一般的に、押出工程は40秒以内、より好ましくは10〜20秒以内に完了するのがよい。このため、熱可塑性樹脂の押出スリット53Aからの単位面積、単位時間当たりの押出量は、50kg/時/cm以上、より好ましくは150kg/時/cm以上である。
一対のローラー55Aの間に挟み込まれた第1樹脂シート41Aを下方に送り出すことで、第1樹脂シート41Aを延伸薄肉化することが可能である。押し出される第1樹脂シート41Aの押出速度と、一対のローラー55Aによる第1樹脂シート41Aの送り出し速度との関係を調整することにより、ドローダウンあるいはネックインの発生を防止することが可能であるため、樹脂の種類、特にMFR値及びメルトテンション値、あるいは単位時間当たりの押出量に対する制約を小さくすることができる。
Tダイ52Aに設けられる押出スリット53Aは、鉛直下向きに配置され、この押出スリット53Aから押し出された第1樹脂シート41Aは、そのまま押出スリット53Aから垂下する形態で、鉛直下向きに送られるようにしている。押出スリット53Aは、その間隔を可変とすることにより、第1樹脂シート41Aの厚みを変更することが可能である。
一対のローラー55Aは、押出スリット53Aの下方において、各々の回転軸を略水平に向け、かつ、互いに平行に並んだ状態で配置される。一対のローラー55Aは、一方が回転駆動ローラーであり、他方が被回転駆動ローラーである。より詳細には、一対のローラー55Aは、押出スリット53Aから下方に垂下する形態で押し出される第1樹脂シート41Aに対して、線対称になるように配置される。
ローラー55Aの直径及びローラー55Aの軸方向長さは、形成すべき第1樹脂シート41Aの押出速度、第1樹脂シート41Aの押出方向長さ、第1樹脂シート41Aの幅、樹脂の種類等に応じて適宜設定される。ただし、一対のローラー55Aの間に第1樹脂シート41Aを挟み込んだ状態で、ローラー55Aの回転により第1樹脂シート41Aを円滑に下方に送り出す観点から、回転駆動ローラーの直径を被回転駆動ローラーの直径よりも若干大きく設定することが好ましい。また、ローラー55Aの曲率が大きすぎる、あるいは、小さすぎると、第1樹脂シート41Aがローラー55Aに巻き付く不具合が生じるため、ローラー55Aの直径は、50〜300mmの範囲であることが好ましい。
一方、型締装置43は、周知の型締装置であり、その詳しい説明は省略するが、金型駆動装置(図示省略)及び成形金型56を有する。成形金型56は、分割形式であり、第1分割型57Aと、この第1分割型57Aに合わさる第2分割型57Bとを備える。これら第1・第2分割型57A,57Bは、それぞれの成形面58A,58Bを対向させた状態で配置され、成形面58A,58Bが略鉛直方向に沿うように配置される。
金型駆動装置は、溶融状態の第1・第2樹脂シート41A,41Bの供給方向に対して略直交する方向に第1・第2分割型57A,57Bを移動させる装置であり、第1・第2分割型57A,57Bを開位置と閉位置との間で移動させる。
第1・第2分割型57A,57Bのそれぞれの成形面58A,58Bの周りには、第1環状ピンチオフ部61A,第2環状ピンチオフ部61Bが形成される。これら第1・第2環状ピンチオフ部61A,61Bは、成形面58A,58Bを囲うように環状に形成され、対向する第1・第2分割型57A,57Bに向けて突出する。これにより、第1・第2分割型57A,57Bを型締めする際、それぞれの第1・第2環状ピンチオフ部61A,61Bの先端部が当接し、2枚の第1・第2樹脂シート41A,41Bは、その周縁にパーティングラインPL(図2参照)が形成されるように熱溶着される。これにより、ベッド20の周壁部23(図2参照)が形成される。
第1・第2分割型57A,57Bの外周部には、型枠62A,62Bが密接状態で摺動可能に嵌合される。型枠62A,62Bは、型枠移動装置(図示省略)により、第1・第2分割型57A,57Bに対して相対的に移動可能である。より詳細には、型枠62A,62Bは、第1・第2分割型57A,57Bから内向きに突出することにより、第1・第2分割型57A,57Bの間に配置された第1・第2樹脂シート41A,41Bの外表面63A,63Bに当接可能である。
第1・第2分割型57A,57Bは、それぞれ金型駆動装置により駆動され、開位置において、第1・第2分割型57A,57Bの間に第1・第2樹脂シート41A,41Bを配置させる一方、閉位置において、第1・第2分割型57A,57Bの第1・第2環状ピンチオフ部61A,61Bが互いに当接することにより、第1・第2分割型57A,57B内に密閉空間を形成する。閉位置は、第1・第2樹脂シート41A,41Bの間の略中間位置(第1・第2樹脂シート41A,41Bから略等距離の位置)に設定される。なお、この閉位置に対して、第1押出装置42A及び一対のローラー55Aと、第2押出装置42B及び一対のローラー55Bとは、左右対称に配置される。
また、第1・第2分割型57A,57Bのそれぞれには、真空吸引室65A,65Bが設けられる。真空吸引室65A,65Bは、吸引穴66A,66Bを介して成形面58A,58Bに連通しており、真空吸引室65A,65Bから吸引穴66A,66Bを介して吸引することにより、第1・第2樹脂シート41A,41Bを成形面58A,58Bに吸着する。これにより、第1・第2樹脂シート41A,41Bを成形面58A,58Bの表面に沿った形状に賦形する。
(工程(1))
図4に示すように、工程(1)では、溶融混練した熱可塑性樹脂をアキュムレーター48A,48B内に所定量貯留し、Tダイ52A,52Bに設けられた所定間隔の押出スリット53A,53Bから、貯留された熱可塑性樹脂を単位時間当たり所定押出量で間欠的に押し出す。これにより、熱可塑性樹脂は、スウェルして溶融状態のシート状に下方に垂下し、所定の厚みにて所定押出速度で押し出される。次いで、ローラー55A,55Bを開位置に移動し、一対のローラー55Aの間隔、一対のローラー55Bの間隔を第1・第2樹脂シート41A,41Bの厚みより広げることにより、下方に押し出された溶融状態の第1・第2樹脂シート41A,41Bの最下部を一対のローラー55Aの間と一対のローラー55Bの間に、円滑に供給させる。なお、一対のローラー55Aの間隔,一対のローラー55Bの間隔を第1・第2樹脂シート41A,41Bの厚みより広げるタイミングは、押し出し開始後でなく、ワンショット毎に二次成形が終了した時点で行ってもよい。次いで、一対のローラー55A同士、一対のローラー55B同士を互いに近接させて閉位置に移動し、第1・第2樹脂シート41A,41Bを挟み込み、ローラー55A,55Bの回転により第1・第2樹脂シート41A,41Bを下方に送り出す。
さらに、押出方向に一様な厚みに形成された第1・第2樹脂シート41A,41Bを第1・第2分割型57A,57Bの間に配置する。このとき、第1・第2環状ピンチオフ部61A,61Bの周りからはみ出す形態で、第1・第2樹脂シート41A,41Bを位置決めする。以上のようにして、表面材22A(図2参照)の材料である第1樹脂シート41Aと、裏面材22B(図2参照)の材料である第2樹脂シート41Bとを互いに間隔を隔てた状態で、第1・第2分割型57A,57Bの間に配置する。なお、押出スリット53A,53Bの間隔、あるいはローラー55A,55Bの回転速度を、第1・第2樹脂シート41A,41Bそれぞれに対して個別に調整することにより、第1・第2分割型57A,57Bの間に配置される第1・第2樹脂シート41A,41Bの厚みを個別に調整することができる。
(工程(2))
図5に示すように、工程(B)では、第1・第2樹脂シート41A,41Bの外表面63A,63Bに当たるまで第1・第2分割型57A,57Bから型枠62A,62Bを移動させる。すると、成形面58A,58B、型枠62A,62Bの内周面及び第1・第2樹脂シート41A,41Bの外表面63A,63Bにより囲われた密閉空間67A,67Bが形成される。
(工程(3))
図6に示すように、工程(3)では、真空吸引室65A,65Bに通じる吸引穴66A,66Bを介して、密閉空間67A,67B(図5参照)を吸引することにより、第1・第2樹脂シート41A,41Bを成形面58A,58Bに対して押し付けて、成形面58A,58Bの表面に沿った形状に第1・第2樹脂シート41A,41Bを形成する。これにより、表面材22A及び裏面材22Bが形成される。
(工程(4))
図7に示すように、工程(4)では、予め所定の形状に形成された芯材21を表面材22A及び裏面材22Bの間(第1・第2樹脂シート41A,41Bの間)に配置し、芯材21を表面材22A又は裏面材22B(この例では、裏面材22B)に押し付ける。
芯材21の材料は、各種の合成樹脂材料、各種の金属材料、あるいはこれらの材料の組み合わせたものなどから選択可能である。また、芯材21は、六角形状の筒状のセルを連続して形成した構造体である紙製ハニカムを含むものでもよい。ここでは、スチレン系樹脂発泡体(例えば、発泡ポリスチレン)や、ポリオレフィン系樹脂発泡体(例えば、発泡ポリプロピレン)などの発泡成形体からなり、かつ、第1・第2樹脂シート41A,41Bに溶着可能な成形体で芯材21を用いる。
芯材21を表面材22A及び裏面材22Bの間に配置するための手段68には、例えば、周知の吸着式マニュピレータを用いることができる。すなわち、吸着式マニュピレータで芯材21を吸着保持しながら表面材22A又は裏面材22Bに押し付けた後、吸着式マニュピレータを芯材21から取り外して第1・第2分割型57A,57Bの間から抜くようにする。
(工程(5))
図8に示すように、工程(5)では、第1・第2樹脂シート41A,41Bに当接する型枠62A,62Bをそのままの位置に保持した状態で第1・第2樹脂シート41A,41Bを吸引保持しつつ、それぞれの第1・第2環状ピンチオフ部61A,61B同士が当接するまで第1・第2分割型57A,57Bを互いに近づく向きに移動させ、第1・第2分割型57A,57Bを閉じる。すなわち、第1樹脂シート41Aの外側に配置される第1分割型57A及び第2樹脂シート41Bの外側に配置される第2分割型57Bによって、第1樹脂シート41A、芯材21及び第2樹脂シート41Bを挟む。これにより、第1樹脂シート41A及び第2樹脂シート41Bのそれぞれが芯材21の表面及び裏面に熱溶着により接着される。
また、芯材21の外周部21aよりも外側で第1・第2環状ピンチオフ部61A,61Bが突き合わさることにより、第1・第2樹脂シート41A,41Bの互いの周縁部同士が熱溶着により接合される。その結果、周壁部23が形成されるとともに、芯材21の全体が表面材22A及び裏面材22Bによって覆われたベッドの成形体71が形成される。
さらに、工程(5)では、第1・第2樹脂シート41A,41Bの接合部(パーティングラインPL)が芯材21の外周部21aに対して隙間72を有するように、第1・第2環状ピンチオフ部61A,61Bが突き合わさることで、ベッドの成形体71において、周壁部23と芯材21の外周部21aとの間に隙間部35(図9参照)が形成される。
(工程(6))
図9に示すように、工程(6)では、第1・第2分割型57A,57Bを型開きして、ベッドの成形体71を取り出し、第1・第2環状ピンチオフ部61A,61Bの外側のバリ部分73を切断する。これにより、ベッド20(図2参照)が得られる。
以上のように、溶融樹脂を間欠的に押し出すたびに、工程(1)〜工程(6)を繰り返すことにより、ベッド20を次々に製造することが可能である。
(ベッドの製造方法の他の例)
前述した製造方法では、押し出された溶融状態の第1・第2樹脂シート41A,41Bとの間に芯材21を配置し、第1樹脂シート41A、芯材21及び第2樹脂シート41Bを第1・第2分割型57A,57Bで挟むようにしてベッドの成形体71を得る例を示した。しかし、本発明のストレッチャー用ベッドの製造方法は、押出成形や真空成形によるものに格別に限定されるものではない。例えば、いわゆるツインコンポジット成形によって、ベッドの成形体を得ることができる。すなわち、所定の形状に予め形成された第1・第2樹脂シートの間に芯材を配置し、これら第1樹脂シート、芯材及び第2樹脂シートを加熱手段で加熱し、上下に分割可能な第1・第2分割型で挟むことにより、ベッドの成形体を形成してもよい。
(実施形態の効果)
以上、説明した実施形態の効果について述べる。
本実施形態によれば、樹脂製の表面材22A及び樹脂製の裏面材22Bによりベッド20の外表面が形成されるので、一般的な布製のベッドに比べ、血液などがベッド20の外表面に付着しても付着物を容易に洗い流すことができる。このため、ベッド20の衛生性を容易に維持することができる。
また、表面材22A及び裏面材22Bの外周部同士を接合することにより、芯材21が表面材22A及び裏面材22Bによって完全に覆われた見栄えのよいベッド20を提供することができる。また、芯材21が表面材22A及び裏面材22Bによって完全に覆われているため、芯材21を濡らすことなく、ベッド20の外表面を丸洗いすることができ、洗浄性のよいベッド20を提供することができる。
また、芯材21の表面及び裏面のそれぞれに表面材22A及び裏面材22Bを接着したサンドイッチ構造でベッド20を構成した。
仮に、芯材を表面材及び裏面材に接着せず、芯材を表面材と裏面材の間に単に挟んだパネルについて考える。このようなパネルの場合、芯材の表面及び裏面に対して表面材及び裏面材が動いて(ずれて)しまうため、荷重に対してパネル全体が撓み易い。すなわち、芯材の厚みを有効に活かすことができず、表面材の厚み及び裏面材の厚みに応じた剛性しか得ることができない。
この点、ベッド20では、芯材21の表面及び裏面のそれぞれに表面材22A及び裏面材22Bが接着されているので、表面材22A及び裏面材22Bに対して芯材21が一体化される。このため、表面材22A及び裏面材22Bのそれぞれの厚みに加え、芯材21の厚みを有効に活かすことができ、ベッド20の総厚みに応じた高い剛性が得られ、ベッド20全体が撓みにくくなる。これにより、表面材22A及び裏面材22Bをより薄く形成することが可能となり、より軽量性に優れたベッド20を得ることができる。また、芯材21を発泡成形体で形成することにより、剛性及び軽量性をより向上させることができる。
さらに、本実施形態では、周壁部23と芯材21の外周部21aの間でかつパーティングラインPLの近傍に隙間部35を形成した。
これに対し、周壁部と芯材の外周部との間に芯材を隙間なく充填した構造では、表面材及び裏面材の外周部同士を接合する際、パーティングラインに芯材が挟まるなどして表面材及び裏面材の外周部同士を良好に接合できない場合がある。また、ベッドの製造時に、表面材及び裏面材が冷却されて収縮する際、収縮量によっては、表面材及び裏面材が芯材から無理な力を受けてしまう場合がある。
この点、ベッド20では、周壁部23と芯材21の外周部21aの間でかつパーティングラインPLの近傍に隙間部35を形成したので、芯材21の外周部21aがパーティングラインPLに干渉することを防止でき、表面材22A及び裏面材22Bの外周部同士を良好に接合することができる。また、ベッド20の製造時に、表面材22A及び裏面材22Bが冷却されて収縮しても、無理な力が芯材21から表面材22A及び裏面材22Bに加わることも防止できる。
加えて、ベッド20では、貫通穴26に手を差し込んで把手部28を持つことができるので、車輪付きフレーム11へのベッド20の着脱作業や、ベッド20の持ち運びを容易に行うことができる。
(ストレッチャー用ベッドの変形例)
次に、本発明に係るストレッチャー用ベッドの変形例を図10に基づいて説明する。
前述したベッド20(図1参照)は、1つの成形体71(図9参照)で構成されたものであるが、この他、複数の分割体でストレッチャー用ベッドを構成することもできる。
図10に示すように、この変形例では、ストレッチャー用ベッド80(以下、単に「ベッド80」と称する)を3つの分割体で構成する。例えば、患者等が横たわるベッド本体部81と、このベッド本体部81の長辺部31の略中央から立ち上がる2つの柵部82とによって、ベッド80を構成する。柵部82は、ベッド本体部81の長辺部31に直接取り付けてもよいし、車輪付きフレーム11の上部に取り付けてもよい。ベッド本体部81及び柵部82の各々は、前述したベッド20(図1参照)と同様の基本構成を有しており、表面材、芯材及び裏面材を備えるサンドイッチ構造で構成される。
この変形例によれば、ベッド80を複数の分割体(ベッド本体部81及び柵部82)で構成することにより、複数の分割体をそれぞれ個別に形成することができるため、成形金型の小型化を図ることができる。また、ベッド80の各部の機能に応じて各部を個別に形成できるため、より機能性の高いベッド80を提供することができる。
以上、実施形態及び変形例を用いて本発明を説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施形態に記載の範囲には限定されないことは言うまでもない。上記実施形態に、多様な変更又は改良を加えることが可能であることが当業者に明らかである。またそのような変更又は改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、特許請求の範囲の記載から明らかである。
10 ストレッチャー
11 車輪付きフレーム
20 ベッド(ストレッチャー用ベッド)
21 芯材
21a 外周部
22A 表面材
22B 裏面材
23 周壁部
26 貫通穴
28 把手部
35 隙間部
36 芯材
41A 第1樹脂シート
41B 第2樹脂シート
42A 第1押出装置
42B 第2押出装置
57A 第1分割型
57B 第2分割型
61A 第1環状ピンチオフ部
61B 第2環状ピンチオフ部
71 成形体
72 隙間
80 ベッド(ストレッチャー用ベッド)
81 ベッド本体部(分割体)
82 柵部(分割体)
PL パーティングライン(接合部)

Claims (13)

  1. 車輪付きフレームの上に取り付けられるストレッチャー用ベッドであって、
    板状の芯材と、
    前記芯材の表面に接着される樹脂製の表面材と、
    前記芯材の裏面に接着される樹脂製の裏面材と、を備えるサンドイッチ構造で構成されることを特徴とするストレッチャー用ベッド。
  2. 前記表面材の外周部と前記裏面材の外周部が全周に亘って接合されることにより、前記芯材の外周部に対向する周壁部が形成されるとともに、前記芯材の全体が前記表面材及び前記裏面材によって覆われることを特徴とする請求項1に記載のストレッチャー用ベッド。
  3. 前記芯材の外周部と前記周壁部の間には、隙間部が形成されることを特徴とする請求項2に記載のストレッチャー用ベッド。
  4. 前記隙間部が、前記表面材と前記裏面材の接合部であるパーティングラインの近傍に位置することを特徴とする請求項3に記載のストレッチャー用ベッド。
  5. 前記表面材及び前記裏面材を厚み方向に貫通する貫通穴が前記周壁部の近傍に形成されることにより、前記貫通穴の縁部から前記周壁部にかけて、使用者が手で把持可能な把手部が形成されることを特徴とする請求項2ないし4のいずれか1項に記載のストレッチャー用ベッド。
  6. 前記芯材が、樹脂を発泡させて形成した発泡成形体であることを特徴とする請求項1ないし5のいずれか1項に記載のストレッチャー用ベッド。
  7. 前記表面材及び前記裏面材のそれぞれが前記芯材の表面及び裏面に溶着によって接着されることを特徴とする請求項1ないし6のいずれか1項に記載のストレッチャー用ベッド。
  8. 複数の分割体で構成され、
    前記複数の分割体のそれぞれが、前記表面材、前記芯材及び前記裏面材を備えるサンドイッチ構造で構成されることを特徴とする請求項1ないし7のいずれか1項に記載のストレッチャー用ベッド。
  9. 前記芯材が複数に分割されることを特徴とする請求項1ないし8のいずれか1項に記載のストレッチャー用ベッド。
  10. 車輪付きフレームの上に取り付けられるストレッチャー用ベッドの製造方法であって、
    第1樹脂シートと第2樹脂シートの間に芯材を配置する配置工程と、
    前記第1樹脂シートの外側に配置される第1分割型及び前記第2樹脂シートの外側に配置される第2分割型によって、前記第1樹脂シート、前記芯材及び前記第2樹脂シートを挟み、前記第1樹脂シート及び前記第2樹脂シートのそれぞれを前記芯材の表面及び裏面に接着してストレッチャー用ベッドの成形体を得る成形工程と、を備えることを特徴とするストレッチャー用ベッドの製造方法。
  11. 前記成形工程において、前記第1分割型の第1環状ピンチオフ部と前記第2分割型の第2環状ピンチオフ部を前記芯材の外周部よりも外側で突き合わせることにより、前記第1樹脂シートと前記第2樹脂シートを接合することを特徴とする請求項10に記載のストレッチャー用ベッドの製造方法。
  12. 前記成形工程において、前記第1樹脂シートと前記第2樹脂シートの接合部が前記芯材の外周部に対して隙間を有するように、前記第1環状ピンチオフ部及び前記第2環状ピンチオフ部を突き合わせることを特徴とする請求項11に記載のストレッチャー用ベッドの製造方法。
  13. 前記配置工程において、第1押出装置から押し出された溶融状態の前記第1樹脂シートと、第2押出装置から押し出された溶融状態の前記第2樹脂シートとの間に前記芯材を配置することを特徴とする請求項10ないし12のいずれか1項に記載のストレッチャー用ベッドの製造方法。
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