JP2016086397A - 画像処理装置、画像処理方法およびプログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】返信が必要な返信先を表示装置などに表示させることにより、作業効率の向上をもたらすことができるFAX機能を備えた画像処理装置、画像処理方法およびプログラムを提供する。【解決手段】画像処理装置は、受信したFAX文書の画像である受信画像の所定の領域から、受信したFAX文書を識別する受信識別情報を取得する取得手段と、受信したFAX文書の送信元と、受信したFAX文書が返信済みか未返信かを示すFAX返信情報とを、取得手段で取得した受信識別情報に対応付けて記録する記録手段と、FAX返信情報が未返信である送信元を表示手段に表示させる表示制御手段とを備える。【選択図】図4
Description
本発明は、FAX機能を備えた画像処理装置、画像処理方法およびプログラムに関する。
従来より、ファクシミリ(以下、「FAX」と記載する)機能を備えた画像処理装置が知られている。このようなFAX機能を備えた画像処理装置は、スキャナ等の読取装置を有し、スキャナ等で読み取ったFAX文書を画像に変換し、通信回線を介して画像データを送信先に送信する処理を実行する。また、このようなFAX機能を備えた画像処理装置は、通信回線を介して画像データを受信し、受信した画像データからFAX文書を出力する処理を実行する。
特許文献1には、FAX文書の送信元情報を一覧表示し、ユーザが送信元情報の一覧から返信先の選択を受け付けるFAX装置が提案されている。特許文献1に提案されているFAX装置では、ユーザから選択を受け付けた返信先に、FAX文書の返信を行うことができる態様が開示されている。このように、特許文献1に提案されているFAX装置によれば、FAX文書の送信元一覧から返信先の選択を受け付けることができるので、手作業で送信番号を入力する必要がなく、ユーザは簡単にFAX返信することができる。
しかしながら、従来技術におけるFAX装置では、受信したFAX文書のすべてについて送信元情報を一覧表示するので、ユーザがすべての送信元情報からFAX文書の返信先を選択する必要がある。
そのため、FAX文書を大量に受信した場合などは、ユーザが大量の送信元情報の中から返信先を探す必要があるために、返信先を容易に特定することができないという課題が生じる。さらに、複数のFAX文書についてそれぞれ異なる返信先に返信する場合、ユーザはFAX文書ごとに返信先を選択する必要があるため、重複送信や送信漏れが発生してしまうという課題が生じる。
本発明は上述の課題に鑑み、FAX文書の返信の際に、必要な返信先を表示装置などに表示させることにより、作業効率の向上をもたらすことができる画像処理装置、画像処理方法およびプログラムを提供することを目的とする。
本発明における画像処理装置は、FAX機能を備えた画像処理装置であって、受信したFAX文書の画像である受信画像の所定の領域から、前記受信したFAX文書を識別する受信識別情報を取得する取得手段と、前記受信したFAX文書の送信元と、前記受信したFAX文書が返信済みか未返信かを示すFAX返信情報とを、前記取得手段で取得した受信識別情報に対応付けて記録する記録手段と、前記FAX返信情報が未返信である前記送信元を表示手段に表示させる表示制御手段と、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、FAX文書の返信の際に、必要な返信先を表示装置などに表示させることにより、作業効率の向上をもたらすことができる画像処理装置、画像処理方法およびプログラムを提供する。
以下、本発明を実施するための形態について図面を参照して説明する。ただし、この実施形態に記載されている構成要素はあくまで例示であり、本発明の範囲をそれらに限定する趣旨のものではない。また、実施形態で説明されている構成要素の組み合わせのすべてが、課題を解決するための手段に必須のものとは限らない。
[実施形態1]
(システム構成)
図1は、本実施形態におけるFAX情報管理システム100の全体システム構成図である。FAX情報管理システム100は、画像処理装置200とFAX情報管理サーバ300とから構成され、画像処理装置200とFAX情報管理サーバ300とはLAN110を介して相互に通信可能に接続されている。本実施形態における画像処理装置200は、FAX機能を備える。
(システム構成)
図1は、本実施形態におけるFAX情報管理システム100の全体システム構成図である。FAX情報管理システム100は、画像処理装置200とFAX情報管理サーバ300とから構成され、画像処理装置200とFAX情報管理サーバ300とはLAN110を介して相互に通信可能に接続されている。本実施形態における画像処理装置200は、FAX機能を備える。
図2は、本実施形態における画像処理装置200の構成を示すブロック図である。画像処理装置200の制御部は、CPU201等から構成され、画像処理装置200全体の動作を制御する。CPU201は、ROM202に記憶された制御プログラムを読み出して、スキャナ211による読取処理やネットワークI/F208によるFAX送信処理などの各種制御を行う(なお、I/Fは「インターフェース」と同意である)。RAM203は、CPU201の主メモリ、ワークエリア等の一時記憶領域として用いられる。HDD204は、補助記憶領域としては機能し、画像ファイルや各種プログラムを記憶する。操作部I/F205は、操作部209と制御部と接続する。操作部209には、タッチパネル機能を有する液晶表示部やキーボードなどが備えられており、ユーザからの入力操作などを受け付けることができる。本実施形態においては、CPU201の指示に基づいて操作部209に各種画面を表示させることができ、CPU201、操作部209、および後述のUI制御部は、表示制御手段を構成する。
プリンタI/F206は、プリンタ210と制御部とを接続する。受信したFAX文書の受信画像など、プリンタ210で印刷すべき画像ファイルはプリンタI/F206を介して制御部から転送され、プリンタ210において用紙などの出力媒体に印刷される。スキャナI/F207は、スキャナ211と制御部とを接続する。スキャナ211は、文書を読み取ってスキャン画像を生成する(スキャン処理)。スキャン処理によって生成された画像データは、スキャナI/F207を介して制御部に入力される。ネットワークI/F208は、制御部(画像処理装置200)をLAN110に接続する。ネットワークI/F208は、LAN110および他の広域接続ネットワークを介して、他の画像処理装置からのFAX画像を受信および送信する機能を担う。
図3は、本実施形態におけるFAX情報管理サーバ300の構成を示すブロック図である。FAX情報管理サーバ300の制御部は、CPU301等から構成され、FAX情報管理サーバ300全体の動作を制御する。CPU301は、ROM302に記憶された制御プログラムを読み出して各種制御処理を実行する。RAM303は、CPU301の主メモリ、ワークエリア等の一時記憶領域として用いられる。HDD304は、補助記憶領域として機能し、後述する各種情報テーブル等を記憶する。ネットワークI/F305は、FAX情報管理サーバ300の制御部(FAX情報管理サーバ300)をLAN110に接続する。ネットワークI/F305は、LAN110の他の装置との間で各種情報を送受信する。なお、FAX情報管理サーバ300の構成は、一般的な情報処理装置の構成を適用することができる。
(ソフトウェア構成)
図4は、本実施形態における画像処理装置200およびFAX情報管理サーバ300のソフトウェア機能構成を示すブロック図である。
図4は、本実施形態における画像処理装置200およびFAX情報管理サーバ300のソフトウェア機能構成を示すブロック図である。
画像処理装置200は、アプリケーション220と、宛先DB240と、比較用帳票DB250と、比較用帳票格納部260とを備える(なお、DBは「データベース」と同意である。)。さらにアプリケーション220は、通信部221と、リクエスト処理部222と、FAX受信情報取得部223と、スキャナ制御部224と、OCR処理部225と、宛先管理部226と、UI制御部227と、帳票管理部228とを含む。アプリケーション220は、画像処理装置200の操作部209上にUI(「ユーザインターフェース」と同意。以下同じ。)を表示し、ユーザからの操作入力を受け付けることに応じて、各種処理を実行する。
通信部221は、リクエスト処理部222からの通信要求を受けて、FAX情報管理サーバ300と通信を行う。その際のリクエスト内容は、FAX返信情報の取得要求やFAX返信情報の更新要求などである。また、FAX情報管理サーバ300からのレスポンスを解析し、リクエスト処理結果をリクエスト処理部222に送信する。なお、本実施形態におけるアプリケーション220においては、通信部221は、サービスごとに異なるアプリケーション層での通信処理を制御している。例えば、通信部221は、HTTPなどの通信プロトコルを利用して実現されるSOAP、RESTといったWebサービスによる各種サービスとの通信処理を実行する。
リクエスト処理部222は、UI制御部227から受信したユーザからの入力情報に基づいて、通信部221に対するFAX情報管理サーバ300との通信要求処理や、スキャナ制御部224に対するスキャン要求処理等、各種処理を実行する。
リクエスト処理部222からのFAX受信情報の取得要求を受けると、FAX受信情報取得部223は、FAX受信情報を解析し、当該解析結果をリクエスト処理部222に送信する。本実施形態においては、FAX受信情報取得部223は、FAX受信情報として、送信元のFAX番号、受信日時をリクエスト処理部222に送信する。
スキャナ制御部224は、リクエスト処理部222からスキャン設定を取得し、設定に基づいて送信するFAX文書からスキャン画像へのファイル変換処理を実行する。スキャナ制御部224は、ファイル変換が完了すると、ファイル変換を行ったスキャン画像をリクエスト処理部222に送信する。
リクエスト処理部222から画像のOCR要求を受けると、OCR処理部225は、画像を編集可能なテキストに変換する文字認識処理(以下、「OCR処理」と記載する)を実行する。このとき、OCR処理の実行対象となる領域をリクエスト処理部222から取得し、当該領域のOCR処理結果をリクエスト処理部222に送信する。
リクエスト処理部222から宛先の取得要求を受けると、宛先管理部226は、宛先DB240から宛先に対応するFAX返信先を宛先DB240から取得し、取得結果をリクエスト処理部222に送信する。
リクエスト処理部222からUI表示要求に応じて、UI制御部227は、画像処理装置200の操作部209に表示させるUIを設定する。また、UI制御部227は、ユーザから操作部209に表示されたUIを介して入力を受け付けた情報を取得し、リクエスト処理部222に送信する。本実施形態においては、CPU201の指示に基づいて操作部209に各種画面を表示させることができ、CPU201、操作部209、UI制御部227は、表示制御手段を構成する。
リクエスト処理部222から比較用帳票登録要求を受けると、帳票管理部228は、比較用の帳票登録処理を実行する。帳票管理部228は、リクエスト処理部222から、登録する画像ファイルについて、OCRを行う対象となる領域情報と、登録する画像ファイルの比較用帳票名を取得し、比較用帳票DB250に保存する。さらに、帳票管理部228は、OCRを行う対象となる領域情報と、登録する画像ファイルの比較用帳票名と、比較用帳票格納部260に保存した画像ファイルのファイルパスとを関連付けて、比較用帳票DB250に記録する。
また、リクエスト処理部222から画像比較要求を受けると、帳票管理部228は、比較用帳票画像と受信したFAX文書の受信画像との画像比較要求を受けて、画像比較処理を実行する。帳票管理部228は、リクエスト処理部222から、画像ファイルを取得し、比較用帳票格納部260に保存されている画像との画像比較処理を実行し、結果をリクエスト処理部222に送信する。
宛先DB240は、画像処理装置200がFAX返信などを行う際に参照する宛先名やFAX番号などを格納するデータベースである。比較用帳票DB250は、後述する比較用帳票の画像ファイル名や、画像ファイルが保存されているパスなどを格納するデータベースである。比較用帳票格納部260は、比較用帳票画像を保存するための記憶領域である。宛先DB240、比較用帳票DB250、および比較用帳票格納部260の詳細な内容に関しては、図5の説明において後述する。
FAX情報管理サーバ300は、サーバアプリケーション320と、FAX返信情報データベース(以下「FAX返信情報データベースDB」という)330とを備える。さらにサーバアプリケーション320は、通信部321と、リクエスト処理部322と、FAX返信情報管理部323とを含む。
通信部321は、画像処理装置200と通信を行い、FAX返信情報の取得要求などを受信し、リクエスト処理部322に送信する。通信部321は、リクエスト処理部322から受信した処理結果に基づいて画像処理装置200にレスポンスを送信する。
リクエスト処理部322は、通信部321を介して画像処理装置200の要求を受信すると、FAX返信情報管理部323に対して、FAX返信情報の取得および登録を要求する処理を実行する。さらに、FAX返信情報管理部323から処理結果を受信すると、通信部321を介して画像処理装置200に処理結果を送信する。
リクエスト処理部322からの要求を受けると、FAX返信情報管理部323は、FAX返信情報DB330からFAX返信情報を取得する処理や、FAX返信情報DB330にFAX返信情報を記録する処理を実行する。
FAX返信情報DB330は、FAXの返信情報や送信元情報などを格納するデータベースである。FAX返信情報DB330の詳細な内容に関しては、図5を参照して説明する。
(データベース)
図5は、本実施形態における各データベースを構成する各テーブルの内容を示す図である。
図5は、本実施形態における各データベースを構成する各テーブルの内容を示す図である。
図5(a)に示されるテーブルは、FAX返信情報DB330に格納されるFAX返信テーブル340である。FAX返信テーブル340は、FAXの返信情報をユーザに表示する際などに必要な情報を格納している。図5(a)に示されるFAX返信テーブル340は、本実施形態におけるFAX受信処理シーケンス(図12)を実行した直後の状態を示している。送信元番号フィールド341には、送信元情報としてFAX文書の送信元のFAX番号が記録される。送信元のFAX番号は、FAX文書の返信先となるFAX番号でもある。受信日時フィールド342は、FAX文書の受信日時が識別情報に対応付けて記録される。
識別情報フィールド343は、受信したFAX文書の受信画像をそれぞれ一意に識別するための番号が記録される。本実施形態においては、識別情報フィールド343には、受信したFAX文書に記載され、OCR処理部225によって読み取られた被保険者番号が記憶される。返信情報フィールド344は、受信したFAX文書に対して返信を実行したかどうかの返信情報が、「未返信」、「返信済み」のいずれかの値によって記録される。
図5(b)に示されるテーブルは、FAX返信情報DB330に格納されるFAX返信テーブル350である。FAX返信テーブル350は、本実施形態におけるFAX返信処理シーケンス(図16)を実行した直後の状態を示しており、識別情報「0000000002」に対応する返信情報フィールド354の値が、「未返信」から「返信済み」に更新されている。その他は図5(a)において説明したFAX返信テーブル340と同様の構成を採るため、説明は割愛する。
図5(c)に示されるテーブルは、宛先DB240に格納される宛先テーブル241である。宛先テーブル241は、画像処理装置200がFAX返信を行う際に参照されるとともに、操作部209に宛先候補を表示するために必要な情報が格納されている。宛先名フィールド242は、操作部209に表示される宛先の名称が記録される。FAX番号フィールド243は、宛先名フィールド242の宛先に対応する送信先のFAX番号が記録される。FAX返信処理においては、この番号に対してFAX送信が行われる。
図5(d)に示されるテーブルは、比較用帳票DB250に格納される登録帳票テーブル251である。登録帳票テーブル251は、帳票管理部228が画像比較処理を実行する際に必要な帳票の情報を格納している。登録帳票名フィールド252は、登録された比較用の帳票の名称が記録される。ファイルパスフィールド253は、比較用帳票格納部260に格納されている比較用帳票画像のファイルパスが記録される。OCR始点座標フィールド254は、後述する画像比較処理において画像が適合した場合、画像に対してOCR処理を行う際のOCR読取処理の読取始点座標が記録される。値はそれぞれx座標、y座標の情報を示し「,」をセパレータとしている。OCR終点座標フィールド255は、前述したOCR読取処理の読取終点座標が記録される。
(帳票およびFAX文書)
図6は、本実施形態における帳票およびFAX文書の一例を示す図である。本実施形態における帳票は、介護サービス事業で使用される「サービス提供票」を適用することができる。
図6は、本実施形態における帳票およびFAX文書の一例を示す図である。本実施形態における帳票は、介護サービス事業で使用される「サービス提供票」を適用することができる。
図6(a)に示される比較用帳票610は、画像処理装置200によって比較用フォーマットとして登録される。具体的には、比較用帳票610は、ユーザ(介護事業所における看護師など)によって、スキャンされフォーマット画像として保存されることにより、後述する比較用帳票登録処理が実行される。
図6(b)に示されるFAX受信画像620は、画像処理装置200が受信したFAX文書を画像データに変換したものである。本実施形態においては、FAX受信画像620は、所定の帳票フォーマットに則って作成されたFAX文書から変換されたものであり、例えばケアマネージャーセンターから介護事業所における画像処理装置200に月次で送信される。また、受信識別情報記入領域621は、一意に付与される識別情報が記載される領域である。本実施形態においては、FAX受信画像620に含まれる識別情報を「受信識別情報」としているが、明細書中においては単に識別情報と記載して説明する。また、識別情報として、被保険者ごとに一意に付与される被保険者番号が記載される。
図6(c)に示されるスキャン画像630は、送信するFAX文書をスキャンすることにより生成される。本実施形態においては、スキャン画像630に含まれる識別情報を「送信識別情報」としているが、明細書中においては単に識別情報として説明する。また、スキャン画像630は、例えば出力されたFAX受信画像620に対して、介護事業所の介護師などが必要事項を記入して、再度画像処理装置200によってスキャン処理されたスキャン画像である。なお、スキャン画像630も、FAX受信画像620と同様に、送信識別情報記入領域631が含まれる。
(メインメニュー画面)
図7は、本実施形態におけるUI制御部227によって表示されるメインメニュー画面700を示す図である。
図7は、本実施形態におけるUI制御部227によって表示されるメインメニュー画面700を示す図である。
メインメニュー画面700は、リクエスト処理部222がUI制御部227にメインメニュー画面700の表示を要求し、その結果画像処理装置200の操作部209に表示される画面である。メインメニュー画面700には、比較用帳票登録ボタン701と、FAX送信ボタン702とが含まれる。
比較用帳票登録ボタン701が押下されると、メインメニュー画面700は閉じられ、図8(a)に示される比較用帳票スキャン画面800が操作部209に表示される。FAX返信ボタン702が押下されると、メインメニュー画面700は閉じられ、図10のFAX返信年月指定画面1000が操作部209に表示される。
(比較用帳票スキャン画面)
図8は、本実施形態におけるUI制御部227によって表示される比較用帳票スキャン画面800および比較用帳票登録画面810を示す図である。
図8は、本実施形態におけるUI制御部227によって表示される比較用帳票スキャン画面800および比較用帳票登録画面810を示す図である。
比較用帳票スキャン画面800(図8(a))は、リクエスト処理部222がUI制御部227に比較用帳票スキャン画面800の表示を要求し、その結果画像処理装置200の操作部209に表示される画面である。キャンセルボタン801が押下されると、比較用帳票スキャン画面800は閉じられ、比較用帳票登録処理はキャンセルされる。
一方、スキャンボタン802が押下されると、ユーザがスキャナ211にセットした比較用帳票のスキャン処理が実行される。そして、スキャン処理が実行された後、比較用帳票登録画面810が操作部209に表示される。
(比較用帳票登録画面)
比較用帳票登録画面810(図8(b))は、リクエスト処理部222がUI制御部227に比較用帳票登録画面810を要求し、その結果画像処理装置200の操作部209に表示される画面である。
比較用帳票登録画面810(図8(b))は、リクエスト処理部222がUI制御部227に比較用帳票登録画面810を要求し、その結果画像処理装置200の操作部209に表示される画面である。
帳票名入力フォーム811に、帳票を識別するための名称の入力が受け付けられることにより、登録帳票テーブル251の登録帳票名フィールド252に記録される値を確定することができる。
次に、入力フォーム812に、画像比較処理で適合した際のOCR読取始点の入力指示が受け付けられることにより、登録帳票テーブル251のOCR始点座標フィールド254に記録される値を確定することができる。
次に、入力フォーム813に、画像比較処理で適合した際のOCR読取終点の入力指示が受け付けられることにより、登録帳票テーブル251のOCR終点座標フィールド255に記録される値を確定することができる。
スキャン画像表示領域814は、比較用帳票のスキャン結果を表示する領域である。
OCR読取領域表示部815は、入力フォーム812、および入力フォーム813に記録される値に基づいて算出されたOCRの読取対象領域をユーザに図示する。なお、OCR領域の始点812と終点813は数値で直接入力する方法に限るものではなく、ユーザが画面上で矩形領域815を指定することにより、始点と終点の座標値を特定するように構成しても構わない。
キャンセルボタン816が押下されると、比較用帳票登録画面810(図8(b))は閉じられ、比較用帳票登録処理はキャンセルされる。
一方、登録ボタン817が押下されると、帳票名入力フォーム811、入力フォーム812、および入力フォーム813で入力された値がリクエスト処理部222によって取得される。そして、これらの情報に基づいて、後述する比較用帳票登録処理が行われる。
(比較用帳票登録完了画面)
図9は、本実施形態におけるUI制御部227によって表示される比較用帳票登録完了画面900および比較用帳票登録エラー画面910を示す図である。
図9は、本実施形態におけるUI制御部227によって表示される比較用帳票登録完了画面900および比較用帳票登録エラー画面910を示す図である。
比較用帳票登録完了画面900(図9(a))は、リクエスト処理部222がUI制御部227に比較用帳票登録完了画面900の表示を要求し、その結果画像処理装置200の操作部209に表示される画面である。メインメニューボタン901が押下されると、比較用帳票登録完了画面900は閉じられ、図7のメインメニュー画面700が表示される。
(比較用帳票登録エラー画面)
比較用帳票登録エラー画面910(図9の(b))は、リクエスト処理部222がUI制御部227に比較用帳票登録エラー画面910の表示を要求し、その結果画像処理装置200の操作部209に表示される画面である。メインメニューボタン911が押下されると、比較用帳票登録エラー画面910は閉じられ、図7のメインメニュー画面700が表示される。
比較用帳票登録エラー画面910(図9の(b))は、リクエスト処理部222がUI制御部227に比較用帳票登録エラー画面910の表示を要求し、その結果画像処理装置200の操作部209に表示される画面である。メインメニューボタン911が押下されると、比較用帳票登録エラー画面910は閉じられ、図7のメインメニュー画面700が表示される。
(FAX受信年月指定画面)
図10は、本実施形態におけるUI制御部227によって表示されるFAX受信年月指定画面1000を示す図である。
図10は、本実施形態におけるUI制御部227によって表示されるFAX受信年月指定画面1000を示す図である。
FAX受信年月指定画面1000は、リクエスト処理部222がUI制御部227にFAX返信年月指定画面1000の表示を要求し、その結果画像処理装置200の操作部209に表示される画面である。
入力フォーム1001は、画像処理装置200が受信したFAX文書の受信年の選択を受け付けることができる。同様に、入力フォーム1002は、画像処理装置200が受信したFAX文書の受信月の選択を受け付けることができる。本実施形態においては、入力フォーム1001、1002への指定を受け付けることにより、受信期間の指定を受け付けることができる。
キャンセルボタン1003が押下されると、FAX受信年月指定画面1000は閉じられ、FAX返信処理はキャンセルされる。
返信先リストを表示ボタン1004が押下されると、受信年選択フィールド1001、および受信月選択フィールド1002で入力された値がリクエスト処理部222によって取得される。そして、これらの情報に基づいて、後述するFAX返信先選択画面表示処理が行われる。
(FAX返信先選択画面)
図11は、本実施形態におけるUI制御部227によって表示されるFAX返信先選択画面1100を示す図である。
図11は、本実施形態におけるUI制御部227によって表示されるFAX返信先選択画面1100を示す図である。
FAX返信先選択画面1100(図11(a))は、リクエスト処理部222がUI制御部227にFAX返信先選択画面1100の表示を要求し、その結果画像処理装置200の操作部209に表示される画面である。
FAX返信先リスト1101は、FAX受信年月指定画面1000で指定された年月の受信期間に受信したFAX文書の送信元番号と、対応する宛先と、FAX返信情報とがFAX返信先としてリスト表示されたものである。このとき、ユーザは、FAX返信先リスト1101に表示されているリスト表示されたFAX返信先から、FAX文書の返信先を選択することができる。
FAX返信先リスト1101からFAX文書の返信先が選択された場合、選択された返信先のラジオボタンが選択状態に遷移する(図11(a))。FAX返信先選択画面1100は、ケアマネージャーセンターAがFAX返信先として選択された状態である。また、FAX返信先リスト1101は、対象となるFAX返信情報が1件も存在しない場合は、表示されない。なお、操作部209の表示領域の制約上、表示可能なFAX返信先の件数には上限がある。求める返信先が見つからない場合、リスト切替ボタン1102を押下することによって表示しきれなったFAX返信先リスト1101を順次表示する。
キャンセルボタン1103が押下されると、FAX返信先選択画面1100は閉じられ、FAX返信処理はキャンセルされる。
一方、返信ボタン1104が押下されると、送信するFAX文書のスキャン処理が実行された後、FAX返信処理が開始される。FAX返信処理が開始された後、操作部209にはFAX返信中画面(不図示)が表示される。このとき、FAX返信先リスト1101が表示されていない場合は、返信ボタン1104は押下することができない。
(FAX返信完了画面)
FAX返信完了画面1110(図11(b))は、リクエスト処理部222がUI制御部227にFAX返信先選択画面1100の表示を要求し、その結果画像処理装置200の操作部209に表示される画面である。FAX返信完了画面1110は、FAX返信処理シーケンス(図16)実行終了後に、操作部209に表示される画面である。本実施形態においては、スキャン画像630のFAX返信処理が正常に終了すると、FAX返信が完了した状態となり、FAX返信先リスト1111におけるFAX返信情報が「未返信」から「返信済み」に更新される。図11(b)の例においては、ケアマネージャーセンターAへのFAX返信がすでに完了していることを確認できる。
FAX返信完了画面1110(図11(b))は、リクエスト処理部222がUI制御部227にFAX返信先選択画面1100の表示を要求し、その結果画像処理装置200の操作部209に表示される画面である。FAX返信完了画面1110は、FAX返信処理シーケンス(図16)実行終了後に、操作部209に表示される画面である。本実施形態においては、スキャン画像630のFAX返信処理が正常に終了すると、FAX返信が完了した状態となり、FAX返信先リスト1111におけるFAX返信情報が「未返信」から「返信済み」に更新される。図11(b)の例においては、ケアマネージャーセンターAへのFAX返信がすでに完了していることを確認できる。
スキャン画像630のFAX返信処理が正常に完了し、FAX返信先リスト1111におけるFAX返信情報が「未返信」から「返信済み」に更新されると、FAX返信先選択画面1100が再び操作部209に表示される。一方、FAX返信処理中にエラーが発生した場合は、FAX返信エラー画面(不図示)が操作部209に表示される。
(比較用帳票登録処理)
図12は、本実施形態における、画像処理装置200の比較用帳票登録処理の動作を説明するシーケンス図である。
図12は、本実施形態における、画像処理装置200の比較用帳票登録処理の動作を説明するシーケンス図である。
S101において、ユーザからの、操作部209へのアプリケーション起動要求を受け付けることにより、画像処理装置200はアプリケーション220の起動処理を実行する。
S102において、アプリケーション220のリクエスト処理部222は、メインメニュー画面700(図7)を操作部209に表示する。
S103において、画像処理装置200は、ユーザからの比較用帳票登録ボタン701(図7)に対する操作を受け付ける。
S104において、リクエスト処理部222は、比較用帳票スキャン画面800(図8(a))を操作部209に表示する。
S105において、ユーザからの、画像処理装置200のスキャナ211への比較用帳票(図6(a))のセットを受け付ける。
S106において、画像処理装置200は、ユーザからのスキャンボタン802(図8(a))に対する操作を受け付ける。
ユーザからのスキャンボタン802に対する操作を受け付けると、S107において、リクエスト処理部222がスキャナ制御部224にスキャン処理の実行を要求する。スキャナ211は、画像処理装置200にセットされた比較用帳票のスキャン処理を実行し、フォーマット画像である比較用帳票画像に変換する。
S108において、リクエスト処理部222は、比較用帳票登録画面810(図8(b))を操作部209に表示する。この時、スキャン画像表示領域814には、S107で生成された比較用帳票画像が表示される。
S109において、画像処理装置200は、帳票名入力フォーム811、入力フォーム812、入力フォーム813(図8(b))それぞれに対する比較用帳票情報の入力を、ユーザから受け付ける。なお、本実施形態においては、比較用帳票登録画面810(図8(b))に示した通り、帳票名入力フォーム811などの各入力フォームに入力された値が、比較用帳票情報に相当する。
S110において、画像処理装置200は、ユーザからの登録ボタン817(図8(b))に対する操作を受け付ける。
S111において、画像処理装置200は、比較用帳票格納部260に比較用帳票画像を格納する処理を実行する。S112において、画像処理装置200は、比較用帳票DB250に比較用帳票の情報を記録する処理を実行する。S113において、画像処理装置200は、帳票登録完了画面900(図9(a))を操作部209に表示する。
本実施形態においては、画像処理装置200が実行するS111〜S113の処理は、比較用帳票登録処理を構成する。以下、図13のフローチャートを参照して、画像処理装置200の比較用帳票登録処理の内容について詳細に説明する。
図13は、本実施形態における、画像処理装置200の比較用帳票登録処理の動作を説明するフローチャートである。
図13に示されるフローチャートによる処理は、HDD204等に格納されたプログラムがRAM203に展開され、CPU201によって実行されることにより実現される。
S201において、画像処理装置200のリクエスト処理部222は、UI制御部227から比較用帳票情報を取得する。具体的には、リクエスト処理部222は、帳票名入力フォーム811、入力フォーム812、入力フォーム813(図8(b))それぞれに対する、ユーザからの入力情報を取得する。
S202において、リクエスト処理部222は、比較用帳票の比較用帳票画像を帳票管理部228に送信し、帳票管理部228に対して比較用帳票格納部260に保存することを要求する。帳票管理部228の帳票登録部229は、リクエスト処理部222からの要求に従い、比較用帳票画像を比較用帳票格納部260に格納する処理を実行する。なお、比較用帳票画像の保存パスは、登録帳票名フィールド252に入力された帳票名に基づいて決定する。
S203において、リクエスト処理部222は、比較用帳票情報を帳票管理部228に送信し、帳票管理部228に対して比較用帳票DB250に登録することを要求する。帳票管理部228の帳票登録部229は、比較用帳票DB250の登録帳票テーブル251(図5(d))に、比較用帳票情報を記録する。このとき、ファイルパスフィールド253には、S202で保存した比較用帳票画像のファイルパスが登録される。登録帳票名フィールド252には帳票名入力フォーム811への入力値が登録される。OCR始点座標フィールド254には入力フォーム812への入力値が、OCR終点座標フィールド255には入力フォーム813への入力値がそれぞれ登録される。
帳票登録部229によって、比較用帳票情報の登録が完了すると、帳票管理部228は、比較用帳票情報の登録結果をリクエスト処理部222に送信する。本実施形態においては、比較用帳票情報の登録が成功すると、比較用帳票登録完了画面900(図9(a))が操作部209に表示され、登録帳票テーブル251は図5(d)に示される状態となる。
S204において、リクエスト処理部222は、帳票登録部229による比較用帳票情報の登録が成功したかを判定する。比較用帳票情報の登録が成功したと判定された場合(S204:Yes)、S205の処理に移行する。一方、比較用帳票情報の登録が不成功と判定された場合(S204:No)、S206の処理に移行する。
S205において、リクエスト処理部222は、比較用帳票登録完了画面900(図9(a))を操作部209に表示する。S206において、リクエスト処理部222は、比較用帳票登録エラー画面910(図9(b))を操作部209に表示する。
以上説明した通り、本実施形態における画像処理装置200は、図12のシーケンス図、および図13のフローチャートの処理によって、比較用帳票登録処理を実行する。
(FAX受信処理)
図14は、本実施形態における、画像処理装置200のFAX受信処理の動作を説明するシーケンス図である。
図14は、本実施形態における、画像処理装置200のFAX受信処理の動作を説明するシーケンス図である。
S301において、画像処理装置200はFAX受信を検知する。S302において、画像処理装置200のリクエスト処理部222は、受信データを画像に変換し、FAX受信画像としてRAM203に取り込む処理を実行する。
S303において、画像処理装置200は、比較用帳票格納部260に保存された比較用帳票画像と、FAX受信画像とを比較する処理を実行する。S304において、画像処理装置200は、FAX受信情報を取得する。S305において、画像処理装置200は、FAX受信画像に含まれる識別情報(受信識別情報)を取得する。S306において、画像処理装置200は、FAX返信情報の記録要求をFAX情報管理サーバ300に送信する。S307において、FAX情報管理サーバ300は、FAX返信情報DB330に、FAX返信情報を記録する処理を実行する。S308において、FAX返信情報DB330へのFAX返信情報の記録が成功すると、FAX情報管理サーバから画像処理装置200に対して成功通知が送信される。
本実施形態においては、上記説明したS303〜S308の処理は、画像処理装置200およびFAX情報管理サーバ300におけるFAX受信画像比較処理を構成する。以下、図15のフローチャートを参照して、FAX受信画像比較処理の内容について詳細に説明する。
図15は、本実施形態における、画像処理装置200およびFAX情報管理サーバ300のFAX受信画像比較処理の動作を説明するフローチャートである。図15に示されるフローチャートによる処理は、HDD204,304等に格納されたプログラムがRAM203,303に展開され、画像処理装置200およびFAX情報管理サーバ300のCPU201,301によって実行されることにより実現される。
S401において、画像処理装置200のリクエスト処理部222は、FAX受信画像を帳票管理部228に送信し、帳票管理部228に対してFAX受信画像と比較用帳票画像との比較することを要求する。帳票管理部228の帳票比較部230は、登録帳票テーブル251のファイルパスフィールド253に記載されているファイルパスに基づいて、比較用帳票格納部260からすべての比較用帳票画像を取得する。
次いで、帳票比較部230は、受信したFAX受信画像と、取得した比較用帳票画像とを比較する処理を実行する。FAX受信画像比較処理が完了すると、帳票比較部230はFAX受信画像比較処理結果をリクエスト処理部222に送信する。なお、本発明における画像比較の手法は種々の手法を適用することができ、画像比較の手法について特に限定はしない。
S402において、リクエスト処理部222は、帳票比較部230によるFAX受信画像比較処理結果を受信し、FAX受信画像と比較用帳票画像との適合の結果、双方の画像が適合したかを判定する。FAX受信画像と比較用帳票画像とが適合したと判定された場合(S402:Yes)、S403の処理に移行する。このとき、リクエスト処理部222は、適合した比較用帳票画像のOCR始点座標フィールド254、OCR終点座標フィールド255に記録されている値を帳票管理部228から受信する。一方、FAX受信画像と比較用帳票画像とが適合しないと判定された場合と判定された場合(S402:No)、S406の処理に移行する。
S403において、リクエスト処理部222は、FAX受信情報の取得要求をFAX受信情報取得部223に送信する。FAX受信情報取得部223は、リクエスト処理部222からの要求に応じて、FAX受信の際に、FAX受信情報を検出する。前述の通り、本実施形態におけるFAX受信情報は、送信元のFAX番号と、受信日時とから構成される。FAX受信情報取得部223は、検出した送信元のFAX番号と、受信日時とを取得し、リクエスト処理部222に送信する。
S404において、リクエスト処理部222は、FAX受信画像のOCR処理要求をOCR処理部225送信する。このとき、リクエスト処理部222は、S402で帳票管理部228から受信した比較用帳票画像に対応するOCR始点座標と、OCR終点座標と、FAX受信画像とをOCR処理部225に送信する。
次いで、OCR処理部225は、取得したFAX受信画像に対して、指定されたOCR始点座標、およびOCR終点座標に基づいてOCR処理を実行する。OCR処理が完了すると、OCR処理部225は、OCR処理結果をリクエスト処理部222に送信する。ここで、本実施形態においては、OCR処理部225は、OCR処理結果、FAX受信画像に含まれる識別情報(例えば、被保険者番号等)をテキストデータとして取得することができる。
S405において、リクエスト処理部222は、FAX返信情報の記録要求を、FAX情報管理サーバ300に通信部221を介して送信する。FAX情報管理サーバ300のリクエスト処理部322は、通信部321を介してFAX返信情報の記録要求を受信する。さらに、リクエスト処理部322は、FAX返信情報の記録要求をFAX返信管理部232に送信する。
次いで、FAX返信情報管理部323は、リクエスト処理部322からFAX受信に対応する、送信元のFAX番号と、受信日時と、識別情報とを取得する。FAX返信情報管理部323は、送信元のFAX番号と、受信日時と、識別情報と、FAX返信情報とをFAX返信情報DB330に登録する処理を実行する。
本実施形態において、FAX返信情報の記録が完了した段階のFAX返信情報テーブル340を、図5(a)に示す。本実施形態におけるFAX返信情報テーブル340には、送信元番号フィールド341に「004−xxx−1111」が、受信日時フィールド342に「2014/2」が、識別情報フィールド343に「0000000002」のデータがそれぞれ記録される。S405において、FAX返信情報管理部323は、FAX返信情報フィールド344に「未返信」の値を記録する。
S406において、画像処理装置200のリクエスト処理部222は、受信したFAX受信画像すべてについて画像比較処理(S401)が完了したかを判定する。すべてのFAX受信画像の画像比較が完了したと判定された場合(S406:Yes)、本フローチャートを終了し、FAX受信処理を終了する。一方、すべてのFAX受信画像の画像比較が完了していないと判定された場合、再びS401の処理に移行する。
以上説明した通り、本実施形態における画像処理装置200、およびFAX情報管理サーバ300は、図14のシーケンス図、および図15のフローチャートの処理によって、FAX受信処理を実行する。
(FAX返信処理)
図16は、本実施形態におけるユーザ、画像処理装置200、およびFAX情報管理サーバ300によるFAX返信処理の動作を説明するシーケンス図である。
図16は、本実施形態におけるユーザ、画像処理装置200、およびFAX情報管理サーバ300によるFAX返信処理の動作を説明するシーケンス図である。
S501およびS502の処理は、S101およびS102の処理と同一のため、説明は省略する。
S503において、画像処理装置200は、ユーザからの、FAX返信ボタン702(図7)に対する操作を受け付ける。
S504において、アプリケーション220のリクエスト処理部222は、FAX受信年月指定画面1000(図10)を操作部209に表示する。
S505において、画像処理装置200は、FAX受信年月指定画面1000(図10)の入力フォーム1001、入力フォーム1002への値の入力および、返信先リスト表示ボタン1004に対する操作を受け付ける。
S506において、画像処理装置200は、FAX情報管理サーバ300に、指定された年月のFAX返信情報リストを要求する。S507において、FAX情報管理サーバ300は、FAX返信情報DB330からFAX返信情報リストを取得する。S508において、画像処理装置200は、FAX情報管理サーバ300から、FAX返信情報リストを受信する。S509において、画像処理装置200は、画面表示用リストを作成する。S510において、画像処理装置200は、FAX返信先選択画面1100を操作部209に表示させる処理を実行する。なお、本実施形態において、FAX返信情報リストとして、FAX返信情報テーブル340、350におけるレコードの一部を用いることができる。
本実施形態においては、上記説明したS506〜S510の処理は、画像処理装置200におけるFAX返信先選択画面1100表示処理を構成する。以下、図17のフローチャートを参照して、FAX返信先選択画面1100表示処理の内容について詳細に説明する。
図17は、本実施形態における画像処理装置200およびFAX情報管理サーバ300のFAX返信先選択画面1100表示処理の動作を説明するフローチャートである。
図17に示されるフローチャートによる処理は、HDD204,304等に格納されたプログラムがRAM203,303に展開され、画像処理装置200およびFAX情報管理サーバ300のCPU201,301によって実行されることにより実現される。
S601において、画像処理装置200のリクエスト処理部222は、ユーザから指定を受け付けた入力フォーム1001、入力フォーム1002(図10)の値を取得する。
S602において、リクエスト処理部222は、FAX返信先リスト1101(図11)として表示するための画面表示用リストを作成する。
S603において、リクエスト処理部222は、ユーザから指定を受け付けた受信年月に対応するFAX返信情報リストの取得要求を、通信部221を介してFAX情報管理サーバ300に送信する。FAX情報管理サーバ300のリクエスト処理部322は、通信部321を介してFAX返信情報リストの取得要求を受信すると、さらにFAX返信情報管理部323に、FAX返信情報リストの取得を要求する。リクエスト処理部322からのFAX返信情報リストの取得要求を受けると、FAX返信情報管理部323は、FAX返信情報DB330から、FAX返信情報リストの取得を行う。なお、本実施形態においては、FAX返信情報管理部323は、FAX返信情報テーブル340、350のレコードの一部を、FAX返信情報リストとして取得することができる。
このとき、FAX返信情報管理部323は、受信日時フィールド342の値が、ユーザから指定を受け付けた受信年月の期間内であるFAX返信情報のみを取得する。リクエスト処理部322は、取得した一群のFAX返信情報を、FAX返信情報リストとして、通信部321を介して画像処理装置200に送信する。
S604において、リクエスト処理部222はFAX返信情報をFAX返信情報リストから1件読み込む処理を実行する。
S605において、リクエスト処理部222は、S604で読み込んだFAX返信情報の送信元番号が画面表示用リストに存在するかどうかを判定する。このとき、FAX返信情報の送信元番号が画面表示用リストに存在しないと判定された場合(S605:No)、S606の処理に移行する。一方、FAX返信情報の送信元番号が画面表示用リストに存在すると判定された場合(S605:Yes)、S606〜S609の処理はスキップされる。
S606において、リクエスト処理部222は、S604で読み込んだFAX返信情報の送信元のFAX番号を、画面表示用リストに追加する。
S607において、リクエスト処理部222は、画面表示用リストに追加した送信元のFAX番号が、宛先テーブル241のFAX番号フィールド243(図5(c))に存在するかを判定する。このとき、送信元のFAX番号が宛先テーブル241に存在しないと判定された場合(S607:No)、S608の処理に移行する。一方、送信元のFAX番号が宛先テーブル241に存在すると判定された場合(S607:Yes)、S609の処理に移行する。
S608において、リクエスト処理部222は、画面表示用リストの宛先名を、S606で追加した送信元のFAX番号に設定する。
S609において、リクエスト処理部222は、画面表示用リストの宛先名を、S607で特定した宛先「ケアマネージャーセンターA」などに設定する。
S610において、リクエスト処理部222は、S604で読み込んだFAX返信情報の返信情報フィールド344の値が「返信済み」であるか否かを判定する。このとき、返信情報フィールド344の値が「返信済み」でない、つまり「未返信」であると判定された場合(S610:No)、S611の処理に移行する。一方、返信情報フィールド344の値が「返信済み」であると判定された場合(S610:Yes)、S612の処理に移行する。
S611において、リクエスト処理部222は、画面表示用リストの送信元のFAX番号に対応するFAX返信情報(図11)を「未返信」に設定する。S611の処理により、1件でも「未返信」であるFAX返信情報がFAX返信情報リスト含まれていた場合、対応する送信元のFAX番号は「未返信」としてFAX返信先選択画面1100に表示される。
S612において、リクエスト処理部222は、FAX返信情報リストに含まれるすべてのFAX返信情報について読み込み(S604)が完了したかを判定する。すべてのFAX返信情報の読み込みが完了したと判定された場合(S612:Yes)、S613の処理に移行する。一方、すべてのFAX返信情報の読み込みが完了していないと判定された場合(S612:No)、再びS604の処理に移行する。
S613において、リクエスト処理部222は、S601〜S612の結果取得したFAX返信情報に基づいて、FAX返信先選択画面1100(図11(a))を操作部209に表示する。
以上説明した通り、本実施形態における画像処理装置200、およびFAX情報管理サーバ300は、図16のシーケンス図、および図17のフローチャートの処理によって、FAX返信先選択画面1100表示処理を実行する。
再び図16のシーケンス図に戻り、S511以降の処理について説明する。S511において、画像処理装置200は、ユーザから送信元のFAX番号の選択、および返信ボタン1104に対する操作を受け付ける。ユーザからの返信ボタン1104に対する操作を受け付けると、S512において、リクエスト処理部222がスキャナ制御部224にスキャン処理の実行を要求する。スキャナ211は、画像処理装置200にセットされた送信するFAX文書のスキャン処理を実行し、FAX送信するスキャン画像にファイル変換する。
S513において、画像処理装置200はFAX返信中画面を操作部209に表示する。S514において、画像処理装置200は、ユーザから選択を受け付けた送信元のFAX番号にFAX返信を行う。S515において、画像処理装置200は、スキャン画像と比較用帳票画像とを比較する。S516において、画像処理装置200は、スキャン画像の識別情報(送信識別情報)を取得する。S517において、画像処理装置200は、FAX返信情報リストに、取得した識別情報が存在するかを確認する。S518において、画像処理装置200は、FAX情報管理サーバ300に対して、FAX返信情報の返信情報を「返信済み」に更新する要求を送信する。S519において、FAX情報管理サーバ300は、要求されたFAX返信情報の返信情報を「返信済み」に更新する。S520において、返信情報の更新が成功すると、FAX情報管理サーバ300から画像処理装置200に対して成功通知が送信される。S521において、画像処理装置200は、FAX返信完了画面1110(図11(b))を操作部209に表示する。
本実施形態においては、上記説明したS512〜S521の処理は、画像処理装置200およびFAX情報管理サーバ300におけるFAX返信処理を構成する。以下、図18のフローチャートを参照して、FAX返信処理の内容について詳細に説明する。
図18は、本実施形態における画像処理装置200およびFAX情報管理サーバ300のFAX返信処理の動作を説明するフローチャートである。
図18に示されるフローチャートによる処理は、HDD204,304等に格納されたプログラムがRAM203,303に展開され、画像処理装置200およびFAX情報管理サーバ300のCPU201,301によって実行されることにより実現される。
S701において、画像処理装置200のリクエスト処理部222は、ユーザから指定を受け付けた送信元のFAX番号を取得する。
S702において、リクエスト処理部222は、スキャン要求をスキャナ制御部224に送信する。スキャナ制御部224は、スキャナ211を介して、ユーザからのFAX文書のスキャン処理を受け付けて、その後スキャン画像へのファイル変換処理を実行する。リクエスト処理部222は、ファイル変換処理をしたスキャン画像をRAM203に取り込む処理を実行する。
S703において、画像処理装置200は、S701でユーザからの指定を受け付けた送信元のFAX番号に、S702で画像処理装置200に取り込まれたスキャン画像をFAX返信する処理を実行する。
S704において、リクエスト処理部222は、S702でスキャン処理を受け付けたスキャン画像群からスキャン画像を1枚読み込む処理を実行する。
S705において、リクエスト処理部222は、スキャン画像を帳票管理部228に送信し、帳票管理部228に対してスキャン画像と比較用帳票画像とを比較することを要求する。このとき、S401における画像比較処理と同一の処理が実行される。スキャン画像比較処理が完了すると、帳票比較部230はスキャン画像比較処理結果をリクエスト処理部222に送信する。S401における画像比較処理と同様に、画像比較の手法は種々の手法を適用することができ、画像比較の手法について特に限定はしない。
S706において、リクエスト処理部222は、帳票比較部230によるスキャン画像と比較用帳票画像との適合の結果、画像が適合したかを判定する。スキャン画像と比較用帳票画像とが適合したと判定された場合(S706:Yes)、S707の処理に移行する。このとき、リクエスト処理部222は、適合した比較用帳票画像のOCR始点座標フィールド254、OCR終点座標フィールド255に記録されている値を帳票管理部228から受信する。一方、スキャン画像と比較用帳票画像とが適合しないと判定された場合と判定された場合(S706:No)、S710の処理に移行する。
S707において、リクエスト処理部222は、スキャン画像のOCR処理要求をOCR処理部225送信する。このとき、リクエスト処理部222は、S706で帳票管理部228から受信した比較用帳票画像に対応するOCR始点座標と、OCR終点座標と、スキャン画像とをOCR処理部225に送信する。
次いで、OCR処理部225は、取得したスキャン画像に対して、指定されたOCR始点座標、およびOCR終点座標に基づいてOCR処理を実行する。OCR処理が完了すると、OCR処理部225は、OCR処理結果をリクエスト処理部222に送信する。ここで、本実施形態においては、OCR処理部225は、OCR処理結果、スキャン画像630に含まれる識別情報(例えば、被保険者番号等)をテキストデータとして取得することができる。
S708において、リクエスト処理部222は、S707で取得した識別情報が、S603で取得したFAX返信情報リストに存在するかどうかを判定する。このとき、取得した識別情報がFAX返信情報リストに存在しないと判定された場合(S708:No)、S710に移行する。一方、取得した識別情報がFAX返信情報リストに存在すると判定された場合(S708:Yes)、S709に移行する。
S709において、リクエスト処理部222は、S707で取得した識別情報に対応するFAX返信情報について、当該FAX返信情報の値を「返信済み」に更新する要求を、FAX情報管理サーバ300に対して送信する。FAX情報管理サーバ300のリクエスト処理部322は、通信部321を介してFAX返信情報の更新要求を受信する。さらに、リクエスト処理部322は、FAX返信情報の更新要求をFAX返信管理部232に送信する。
次いで、FAX返信情報管理部323は、リクエスト処理部322からの更新要求を受けて、FAX返信情報テーブル(図5(a)(b))の返信情報フィールド344の値を「返信済み」に更新する処理を実行する。
図5(a)(b)のFAX返信情報テーブル340、350を参照して説明すると、FAX返信情報管理部323は、識別情報「0000000002」に対応する返信情報フィールド344の値を、「未返信」から「返信済み」に更新する処理を実行する。この結果、S709の処理が実行されると、識別情報「0000000002」に対応する返信情報フィールド354の値は「返信済み」(図5(b))となる。
S710において、リクエスト処理部222は、S702で生成されたすべてのスキャン画像について画像比較処理(S705)が完了したかを判定する。すべてのスキャン画像の画像比較処理が完了したと判定された場合(S710:Yes)、S711の処理に移行する。一方、すべてのスキャン画像の画像比較処理が完了していないと判定された場合(S710:No)、再びS704の処理に移行する。
S711おいて、リクエスト処理部222は、FAX返信完了画面1110(図11(b))を操作部209に表示する。
以上説明した通り、本実施形態における画像処理装置200、およびFAX情報管理サーバ300は、図16のシーケンス図、および図18のフローチャートの処理によって、FAX返信処理を実行する。
以上説明した通り、本実施形態における画像処理装置200においては、FAX受信年月の指定をユーザから受け付けると、FAX返信先選択画面1100では、FAX返信が必要なFAX返信先リストが操作部209に表示される。そのため、本実施形態における画像処理装置200によれば、FAX文書の返信の際に、必要な返信先を操作部209に表示させることにより、作業効率の向上をもたらすことができる。
[実施形態2]
実施形態1では、FAX文書の返信の際に、返信が必要な返信先を表示装置などに表示させることにより、作業効率の向上をもたらす画像処理装置200について説明した。実施形態2では、受信したFAX文書に対して、返信すべきFAX文書が未返信のままであった場合に、担当者に警告メール送信し、FAX返信担当者に対して注意喚起を行うことができる実施形態について説明する。
実施形態1では、FAX文書の返信の際に、返信が必要な返信先を表示装置などに表示させることにより、作業効率の向上をもたらす画像処理装置200について説明した。実施形態2では、受信したFAX文書に対して、返信すべきFAX文書が未返信のままであった場合に、担当者に警告メール送信し、FAX返信担当者に対して注意喚起を行うことができる実施形態について説明する。
(ソフトウェア構成)
図19は、本実施形態における画像処理装置200およびFAX情報管理サーバ300のソフトウェア機能構成を示すブロック図である。本実施形態におけるソフトウェア機能構成では、UI制御部227に担当者設定画面、および担当者設定完了画面が含まれる。これら構成以外は、実施形態1におけるソフトウェア構成図(図4)と同一のため、説明は省略する。以下、同様に、それ以前の実施形態の説明と重複する説明は省略する。
図19は、本実施形態における画像処理装置200およびFAX情報管理サーバ300のソフトウェア機能構成を示すブロック図である。本実施形態におけるソフトウェア機能構成では、UI制御部227に担当者設定画面、および担当者設定完了画面が含まれる。これら構成以外は、実施形態1におけるソフトウェア構成図(図4)と同一のため、説明は省略する。以下、同様に、それ以前の実施形態の説明と重複する説明は省略する。
(データベース)
図20は、本実施形態における各データベースを構成する各テーブルの内容を示す図である。
図20は、本実施形態における各データベースを構成する各テーブルの内容を示す図である。
図20(a)に示されるテーブルは、FAX返信情報DB330に格納されるFAX返信テーブル340である。FAX返信テーブル340には、実施形態1の各フィールドに加えて、担当者アドレスフィールド345が追加されている。担当者アドレスフィールド345には、識別情報と、FAX返信情報とに対応付けられたFAX返信担当者のメールアドレスが記憶されている。
図20(b)に示されるテーブルは、宛先DB240に格納される宛先テーブル241である。宛先テーブル241には、実施形態1の各フィールドに加えて、担当者アドレスフィールド244が追加されている。担当者アドレスフィールド244には、宛先と対応付けられたFAX返信担当者のメールアドレスが記憶されている。
(メール画面)
図21は、受信したFAX文書に対して、返信すべきFAX文書が未返信であった場合に、画像処理装置200からFAX返信担当者のメールアドレス宛に送信される警告メールを表示したメール画面2100の一例である。
図21は、受信したFAX文書に対して、返信すべきFAX文書が未返信であった場合に、画像処理装置200からFAX返信担当者のメールアドレス宛に送信される警告メールを表示したメール画面2100の一例である。
メール画面2100には、送信元アドレス欄2101と、宛先アドレス欄2102と、メール件名2103と、メール本文2104とから構成される。メール本文2104にはFAX返信情報が「未返信」であるFAX文書が存在すること、送信元のFAX番号および識別情報が含まれる。
(メインメニュー画面)
図22は、本実施形態におけるUI制御部227によって表示されるメインメニュー画面2200を示す図である。担当者設定ボタン2201が押下されると、メインメニュー画面2200は閉じられ、図23に示される担当者設定画面2300が操作部209に表示される。
図22は、本実施形態におけるUI制御部227によって表示されるメインメニュー画面2200を示す図である。担当者設定ボタン2201が押下されると、メインメニュー画面2200は閉じられ、図23に示される担当者設定画面2300が操作部209に表示される。
(担当者設定画面)
図23は、本実施形態におけるUI制御部227によって表示される担当者設定画面2300を示す図である。
図23は、本実施形態におけるUI制御部227によって表示される担当者設定画面2300を示す図である。
担当者設定画面2300(図23)は、リクエスト処理部222がUI制御部227に担当者設定画面2300の表示を要求し、その結果画像処理装置200の操作部209に表示される画面である。
入力フォーム2301に、送信元のFAX番号の入力が受け付けられることにより、宛先テーブル241(図20)の担当者アドレスフィールド244に記録される値を確定することができる。なお、本実施形態では担当者を設定するために送信元のFAX番号の入力を受け付けるが、宛先名の入力を受け付ける態様であってもよい。
メールアドレス入力フォーム2302に、FAX返信担当者のメールアドレスを設定するためのメールアドレスの入力が受け付けられることにより、宛先テーブル241(図20)の担当者アドレスフィールド244に記録される値を確定することができる。本実施形態においては、担当者の連絡先としてメールアドレスを登録する態様について説明したが、例えば携帯電話などの他の連絡先であってもよい。
キャンセルボタン2303が押下されると、担当者設定画面2300(図23)は閉じられ、担当者設定処理はキャンセルされる。
一方、設定ボタン2304が押下されると、入力フォーム2301、およびメールアドレス入力フォーム2302で入力された値がリクエスト処理部222によって取得される。そして、これらの情報に基づいて、後述する担当者設定処理が行われる。本実施形態では、入力フォーム2301と、メールアドレス入力フォーム2302と、設定ボタン2304とは、受付手段を構成する。
(担当者設定処理)
図24は、本実施形態における、画像処理装置200の担当者設定処理の動作を説明するシーケンス図である。
図24は、本実施形態における、画像処理装置200の担当者設定処理の動作を説明するシーケンス図である。
S802において、アプリケーション220のリクエスト処理部222は、メインメニュー画面2200(図22)を操作部209に表示する。
S803において、画像処理装置200は、ユーザからの担当者設定ボタン2201(図22)に対する操作を受け付ける。
S804において、リクエスト処理部222は、担当者設定画面2300(図23)を操作部209に表示する。
S805において、ユーザからの、入力フォーム2301、およびメールアドレス入力フォーム2302に対する各設定情報の入力を受け付ける。本実施形態における設定情報は、図23に示される通り、送信元のFAX番号、およびFAX返信担当者のメールアドレスが相当する。
S806において、画像処理装置200は、ユーザからの設定ボタン2304(図23)に対する操作を受け付ける。
ユーザからの設定ボタン2304に対する操作を受け付けると、S807において、リクエスト処理部222が宛先管理部226に、FAX返信担当者のメールアドレスの更新処理を要求する。
リクエスト処理部222からの要求を受けると、宛先管理部226は、宛先テーブル214(図20(b))の担当者アドレスフィールド244の値を更新する処理を実行する。このとき、リクエスト処理部222から取得した送信元のFAX番号に対応する項目が、宛先テーブル214に存在しない場合、宛先管理部226が新規に宛先フィールド242を作成してもよい。
S808において、画像処理装置200は、担当者設定完了画面(不図示)を操作部209に表示する。
以上説明した通り、本実施形態における画像処理装置200は、図24のシーケンス図による処理によって、担当者設定処理を実行する。
(FAX受信処理)
図25は、本実施形態における、画像処理装置200のFAX受信処理の動作を説明するシーケンス図である。
図25は、本実施形態における、画像処理装置200のFAX受信処理の動作を説明するシーケンス図である。
S901〜S905の処理は、S301〜S305(図14)の処理と同一のため、説明は省略する。
S906において、リクエスト処理部222は、S904で受信した送信元のFAX番号に対応する担当者メールアドレスの取得要求を、宛先管理部226に送信する。リクエスト処理部222からの取得要求を受信すると、宛先管理部226は、宛先テーブル241の担当者アドレスフィールド244から担当者メールアドレスを取得する。
S907において、画像処理装置200は、FAX返信情報の記録要求をFAX情報管理サーバ300に送信する。本実施形態においては、FAX返信情報に、S906で取得した担当者メールアドレスが含まれる。
S908において、FAX情報管理サーバ300は、FAX返信情報DB330に、FAX返信情報を記録する処理を実行する。本実施形態においては、FAX返信情報に含まれる、担当者メールアドレスもFAX返信情報DB330に記録される。S308において、FAX返信情報DB330へのFAX返信情報の記録が成功すると、FAX情報管理サーバから画像処理装置200に対して成功通知が送信される。
以上説明した通り、本実施形態における画像処理装置200は、図25のシーケンス図による処理によって、FAX受信処理を実行する。
(警告メール送信処理)
図26は、本実施形態における、画像処理装置200の警告メール送信処理の動作を説明するシーケンス図である。本例においては、図26に示される処理は、所定の期間毎(例えば、月末日)に実行されるものとする。
図26は、本実施形態における、画像処理装置200の警告メール送信処理の動作を説明するシーケンス図である。本例においては、図26に示される処理は、所定の期間毎(例えば、月末日)に実行されるものとする。
S1001では、画像処理装置200は、FAX情報管理サーバ300に、月次のFAX返信情報リストを要求する。ここで、月次とは、画像処理装置200がFAX返信情報リストを要求する処理を実行する日が属する当該月のことをいう。S1002において、FAX情報管理サーバ300は、FAX返信情報DB330からFAX返信情報リストを取得する。S1003において、画像処理装置200は、FAX情報管理サーバ300から、FAX返信情報リストを受信する。このとき、FAX返信情報テーブル340(図20)から、受信日時フィールド342の値が当該月であるFAX返信情報が抽出される。
なお、本実施形態において、画像処理装置200は、受信したFAX文書の受信日時が、所定の期間内に含まれるFAX返信情報テーブル340の該当するレコードを用いて、FAX返信情報リストを取得することができる。
S1004において、リクエスト処理部222は、S1003で取得したFAX返信情報リストを参照し、FAX返信情報が「未返信」である項目に対応する担当者メールアドレス宛てに、メール画面2100(図21)に示される警告メールを送信する。
以上説明した通り、本実施形態における画像処理装置200は、図26のシーケンス図による処理によって、警告メール送信処理を実行する。
本実施形態における画像処理装置200においては、受信したFAX文書に対して、返信すべきFAX文書が未返信であった場合に、担当者に警告メール送信し、FAX返信担当者に対して注意喚起を行うことができる。そのため、ユーザが返信すべきFAX文書の返信を失念しても、画像処理装置200から送信される警告メールにより、FAX返信漏れを防ぐことができる。
なお、本実施形態においては、送信元のFAX番号ごとに担当者メールアドレスの設定を行っているが、識別情報ごとに担当者メールアドレスの設定を行ってもよい。
[実施形態3]
実施形態3では、FAX情報管理サーバ300が、画像処理装置200とインターネット経由で接続し、FAX情報管理サーバ300を設置するための物理的な制約を受けない実施形態について説明する。
実施形態3では、FAX情報管理サーバ300が、画像処理装置200とインターネット経由で接続し、FAX情報管理サーバ300を設置するための物理的な制約を受けない実施形態について説明する。
(システム構成)
図27は、本実施形態におけるFAX情報管理システム100の全体システム構成図である。FAX情報管理システム100は、画像処理装置200と、FAX情報管理サーバ300と、端末2700と、各構成要素を相互に通信可能に接続する、複数のネットワークとから構成される。本実施形態において、画像処理装置200はLAN110に接続されている。LAN110は、インターネット2730に接続されており、インターネット2730上でサービス提供しているFAX情報管理サーバ300、およびPCなどの端末2700と相互に通信可能に接続されている。
図27は、本実施形態におけるFAX情報管理システム100の全体システム構成図である。FAX情報管理システム100は、画像処理装置200と、FAX情報管理サーバ300と、端末2700と、各構成要素を相互に通信可能に接続する、複数のネットワークとから構成される。本実施形態において、画像処理装置200はLAN110に接続されている。LAN110は、インターネット2730に接続されており、インターネット2730上でサービス提供しているFAX情報管理サーバ300、およびPCなどの端末2700と相互に通信可能に接続されている。
(ソフトウェア構成)
図28は、本実施形態における画像処理装置200、FAX情報管理サーバ300、および端末2700のソフトウェア機能構成を示すブロック図である。本実施形態におけるソフトウェア機能構成では、画像処理装置200と、FAX情報管理サーバ300とに加えて、端末2700が含まれる。これら構成以外は、実施形態1におけるソフトウェア構成図(図4)と同一のため、説明は省略する。
図28は、本実施形態における画像処理装置200、FAX情報管理サーバ300、および端末2700のソフトウェア機能構成を示すブロック図である。本実施形態におけるソフトウェア機能構成では、画像処理装置200と、FAX情報管理サーバ300とに加えて、端末2700が含まれる。これら構成以外は、実施形態1におけるソフトウェア構成図(図4)と同一のため、説明は省略する。
FAX情報管理サーバ300のリクエスト処理部322は、端末2700のWebブラウザ2701を介してFAX返信情報画面の要求を受信することに応じて、FAX返信情報管理部443に指定された年月のFAX返信情報リストの要求を送信する。次に、リクエスト処理部322は、UI制御部324に、FAX返信情報リストからFAX返信情報画面のレスポンスデータを生成することを要求する。そして、リクエスト処理部322は、取得したレスポンスデータを、通信部321を介してWebブラウザ2701に送信する。
Webブラウザ2701は、例えばFAX情報管理サーバ300の通信部321と通信処理を実行するWebブラウザである。Webブラウザ2701は、サーバアプリケーション320の通信部321から取得したレスポンスデータに基づいてFAX返信情報画面を表示する。
(FAX返信情報画面)
図29は、本実施形態におけるUI制御部324によって表示されるFAX返信情報画面を示す図である。
図29は、本実施形態におけるUI制御部324によって表示されるFAX返信情報画面を示す図である。
ブラウザ画面2900は、Webブラウザ2701のコンテンツ表示領域である。アドレスバー2901には、FAX情報管理サーバ300などの接続先アドレスが表示される。受信年選択フォーム2902、受信月選択フォーム2903には、FAX返信情報を取得したい年月の選択をそれぞれ受け付けることができる。
更新ボタン2904への押下操作を受け付けると、各選択フォームで入力を受け付けた年月に対応するFAX返信情報画面1100の取得要求がWebブラウザ2701からFAX情報管理サーバ300に送信される。FAX情報管理サーバ300からのレスポンスデータの受信に応じて、ブラウザ画面2900には、各選択フィールドに入力された年月に対応するFAX返信情報画面が表示される。
以上説明した通り、本実施形態における画像処理装置200においては、FAX情報管理サーバ300が、画像処理装置200とインターネット経由で接続する構成を採っている。そのため、前述の実施形態の効果に加えて、FAX情報管理サーバ300の設置するための物理的な制約を受けることなく、LAN110の外部ネットワークに接続された端末等から、画像処理装置200のFAX返信情報を確認することができる。
[実施形態4]
実施形態4では、画像処理装置200が、FAX返信情報をより詳細にユーザに対して示す実施形態について説明する。
実施形態4では、画像処理装置200が、FAX返信情報をより詳細にユーザに対して示す実施形態について説明する。
同じ送信元のFAX番号から受信するFAX文書が複数存在する場合、同じ送信元のFAX番号であるにもかかわらず「返信済み」のFAX文書と、「未返信」のFAX文書とが存在する可能性がある。そのため、実施形態1におけるFAX返信先選択画面1100(図11)では、「未返信」のFAX文書を正確に特定できないおそれが生じ得る。
図5のFAX返信情報テーブル340を参照して説明すると、送信元番号として「044−xxx−1111」を含むレコードには、返信情報が「送信済み」のものと、返信情報が「未返信」のものとが存在する。前者は識別情報「0000000000」で特定され、後者は識別情報「0000000002」で特定される。なお、本実施形態においては、識別情報は受信したFAX文書の受信画像ごとに一意に付与されている情報とすることができる。
本実施形態においては、識別情報ごとにFAX返信情報を示すことにより、ユーザが返信すべきFAX文書を正確に特定することができる画像処理装置200を提供する。
(ソフトウェア構成)
図30は、本実施形態における画像処理装置200、およびFAX情報管理サーバ300のソフトウェア機能構成を示すブロック図である。本実施形態におけるソフトウェア機能構成では、UI制御部227にFAX文書受信確認画面が含まれる。これら構成以外は、実施形態1におけるソフトウェア構成図(図4)と同一のため、説明は省略する。
図30は、本実施形態における画像処理装置200、およびFAX情報管理サーバ300のソフトウェア機能構成を示すブロック図である。本実施形態におけるソフトウェア機能構成では、UI制御部227にFAX文書受信確認画面が含まれる。これら構成以外は、実施形態1におけるソフトウェア構成図(図4)と同一のため、説明は省略する。
(FAX返信先選択画面)
図31は、本実施形態におけるUI制御部227によって表示されるFAX返信先選択画面3100を示す図である。FAX返信先選択画面3100(図31)は、リクエスト処理部222がUI制御部227にFAX返信先選択画面3100の表示を要求し、その結果画像処理装置200の操作部209に表示される画面である。
図31は、本実施形態におけるUI制御部227によって表示されるFAX返信先選択画面3100を示す図である。FAX返信先選択画面3100(図31)は、リクエスト処理部222がUI制御部227にFAX返信先選択画面3100の表示を要求し、その結果画像処理装置200の操作部209に表示される画面である。
FAX文書受信確認ボタン3105が押下されると、FAX返信先選択画面3100は閉じられ、図32のFAX文書受信確認画面3200が操作部209に表示される。一方、返信ボタン3104が押下されると、送信するFAX文書のスキャン処理が実行された後、FAX返信処理が開始される。そのため、本実施形態においては、実施形態1と同様に、受信画像を確認することなくFAX文書の返信を行うこともできる。
(FAX文書受信確認画面)
図32は、本実施形態におけるUI制御部227によって表示されるFAX文書受信確認画面3200を示す図である。FAX文書受信確認画面3200(図32)は、リクエスト処理部222がUI制御部227にFAX文書受信確認画面3200の表示を要求し、その結果画像処理装置200の操作部209に表示される画面である。
図32は、本実施形態におけるUI制御部227によって表示されるFAX文書受信確認画面3200を示す図である。FAX文書受信確認画面3200(図32)は、リクエスト処理部222がUI制御部227にFAX文書受信確認画面3200の表示を要求し、その結果画像処理装置200の操作部209に表示される画面である。
FAX文書受信確認リスト3201は、FAX文書の受信単位の返信情報がリスト表示されたものである。本実施形態においては、FAX返信先選択画面3100(図31)において、ユーザから選択を受け付けた返信先に対応するFAX文書受信確認リスト3201が表示される。受信したFAX文書の情報が見つからない場合、リスト切替ボタン3202への押下操作を受け付けることによって、画像処理装置200は一画面に表示しきれなかったFAX文書受信確認リスト3201を順次表示する。
キャンセルボタン3203が押下されると、FAX文書受信確認画面3200は閉じられ、FAX返信処理はキャンセルされる。
一方、返信ボタン3204が押下されると、FAX文書のスキャン処理が実行された後、FAX返信処理が開始される。FAX返信処理が開始された後、操作部209にはFAX返信中画面(不図示)が表示される。
(FAX返信処理)
図33は、本実施形態におけるユーザ、画像処理装置200、およびFAX情報管理サーバ300によるFAX返信処理の動作を説明するシーケンス図である。
図33は、本実施形態におけるユーザ、画像処理装置200、およびFAX情報管理サーバ300によるFAX返信処理の動作を説明するシーケンス図である。
S3301〜S3310までの処理は、実施形態1におけるS501〜S510の処理(図16)と同一のため、説明は省略する。
S3311において、画像処理装置200は、ユーザからの送信元のFAX番号の選択、およびFAX文書受信確認ボタン3105に対する操作を受け付ける。図31に示される例では、FAX返信先として、FAX番号「044−xxxx−1111」への選択が受け付けられた態様を示している。ユーザからのFAX文書受信確認ボタン3105に対する操作を受け付けると、S3312において、リクエスト処理部222は、FAX返信先選択画面3100(図31)においてユーザから選択を受け付けた送信元のFAX番号を取得する。
次いで、リクエスト処理部222は、S508で取得したFAX返信情報リストから、ユーザから選択を受け付けた送信元のFAX番号と一致するFAX返信情報を取得する。本実施形態では、S3313において、リクエスト処理部222は、取得したFAX返信情報のうち、識別情報フィールド343、および返信情報フィールド344の値を、FAX文書受信確認リスト3201(図32)形式で表示する。
S3314において、画像処理装置200は、返信ボタン3104に対する操作を受け付ける。以後、S3315からS3324までの処理は、実施形態1におけるS515〜S524(図16)の処理と同一のため、説明は省略する。
以上説明した通り、本実施形態における画像処理装置200は、図33のシーケンス図の処理によって、識別情報ごとにFAX返信情報を示すことができる。
同じ送信元のFAX番号から受信するFAX文書が複数存在する場合であっても、受信したFAX文書ごとに、いずれのFAX文書に対して返信すべきかを正確に特定することができる。
[実施形態5]
実施形態5では、画像処理装置200が送信するFAX文書のスキャン枚数の計数を行い、スキャンしたFAX文書の枚数と、規定値とが異なる場合、警告をユーザに通知する実施形態について説明する。
実施形態5では、画像処理装置200が送信するFAX文書のスキャン枚数の計数を行い、スキャンしたFAX文書の枚数と、規定値とが異なる場合、警告をユーザに通知する実施形態について説明する。
(ソフトウェア構成)
図34は、本実施形態における画像処理装置200、およびFAX情報管理サーバ300のソフトウェア機能構成を示すブロック図である。本実施形態におけるソフトウェア機能構成では、UI制御部227にスキャン枚数規定値設定画面と、スキャン枚数警告画面と、スキャン枚数規定値設定画面とが含まれる。これら構成以外は、実施形態1におけるソフトウェア構成図(図4)と同一のため、説明は省略する。
図34は、本実施形態における画像処理装置200、およびFAX情報管理サーバ300のソフトウェア機能構成を示すブロック図である。本実施形態におけるソフトウェア機能構成では、UI制御部227にスキャン枚数規定値設定画面と、スキャン枚数警告画面と、スキャン枚数規定値設定画面とが含まれる。これら構成以外は、実施形態1におけるソフトウェア構成図(図4)と同一のため、説明は省略する。
(データベース)
図35は、本実施形態における宛先データベース(以下「宛先DB」という)240の宛先テーブル3500の内容を示す図である。図35に示される宛先テーブル3500は、実施形態1における宛先テーブル241(図5(c))に、スキャン枚数規定値フィールド3503が付加されたデータテーブルである。スキャン枚数規定値フィールド3503には、所定期間における送信するFAX文書の枚数の規定値を特定するためのものである。ここで、所定期間としては月次における送信するFAX文書の枚数の規定値を特定する態様が例示される。
図35は、本実施形態における宛先データベース(以下「宛先DB」という)240の宛先テーブル3500の内容を示す図である。図35に示される宛先テーブル3500は、実施形態1における宛先テーブル241(図5(c))に、スキャン枚数規定値フィールド3503が付加されたデータテーブルである。スキャン枚数規定値フィールド3503には、所定期間における送信するFAX文書の枚数の規定値を特定するためのものである。ここで、所定期間としては月次における送信するFAX文書の枚数の規定値を特定する態様が例示される。
(メインメニュー画面)
図36は、本実施形態におけるUI制御部227によって表示されるメインメニュー画面3600を示す図である。
図36は、本実施形態におけるUI制御部227によって表示されるメインメニュー画面3600を示す図である。
スキャン枚数規定値設定ボタン3601が押下されると、メインメニュー画面3600は閉じられ、図37に示されるスキャン枚数規定値設定画面3700が操作部209に表示される。
(スキャン枚数規定値設定画面)
図37は、本実施形態におけるUI制御部227によって表示されるスキャン枚数規定値設定画面3700を示す図である。
図37は、本実施形態におけるUI制御部227によって表示されるスキャン枚数規定値設定画面3700を示す図である。
スキャン枚数規定値設定画面3700(図37)は、リクエスト処理部222がUI制御部227にスキャン枚数規定値設定画面3700の表示を要求し、その結果画像処理装置200の操作部209に表示される画面である。
入力フォーム3701に、スキャン枚数規定値を設定する送信元のFAX番号の入力が受け付けられることにより、宛先テーブル3500のスキャン枚数規定値フィールド3503に記録される値を確定することができる。なお、本実施形態では、スキャン枚数規定値を設定する対象として、送信元のFAX番号の入力を受け付けるが、宛先名を選択する態様でもよい。
スキャン枚数規定値入力フォーム3702に、所定期間におけるスキャン枚数規定値の入力が受け付けられることにより、宛先テーブル3500のスキャン枚数規定値フィールド3503に記録される値を確定することができる。
キャンセルボタン3703が押下されると、スキャン枚数規定値設定画面4000(図37)は閉じられ、スキャン枚数規定値設定処理はキャンセルされる。
一方、設定ボタン3704が押下されると、入力フォーム3701、およびスキャン枚数規定値入力フォーム3702で入力された値がリクエスト処理部222によって取得される。そして、これらの情報に基づいて、後述するスキャン枚数規定値設定処理が行われる。
(スキャン枚数警告画面)
図37は、本実施形態におけるUI制御部227によって通知されるスキャン枚数警告画面3800を示す図である。
図37は、本実施形態におけるUI制御部227によって通知されるスキャン枚数警告画面3800を示す図である。
スキャン枚数警告画面3800(図38)は、リクエスト処理部222がUI制御部227にスキャン枚数警告画面3800の表示を要求し、その結果画像処理装置200の操作部209に通知される画面である。なお、本実施形態においては操作部209に警告画面を通知する態様で説明したが、他の通知態様であってもよい。例えば、音声や警報音などを用いて通知を行う態様であってもよい。
キャンセルボタン3801が押下されると、スキャン枚数警告画面3800(図38)は閉じられ、FAX返信処理はキャンセルされる。一方、継続ボタン3802が押下されると、FAX返信処理が継続される。
(スキャン枚数規定値設定処理)
図39は、本実施形態における、画像処理装置200のスキャン枚数規定値設定処理の動作を説明するシーケンス図である。
図39は、本実施形態における、画像処理装置200のスキャン枚数規定値設定処理の動作を説明するシーケンス図である。
S1101およびS1102の処理は、S101およびS102の処理と同一のため、説明は省略する。
S1103において、画像処理装置200は、ユーザからのスキャン枚数規定値設定ボタン3601(図36)に対する操作を受け付ける。
S1104において、アプリケーション220のリクエスト処理部222は、スキャン枚数規定値設定画面3700(図37)を操作部209に表示する。
S1105において、画像処理装置200は、入力フォーム3701、スキャン枚数規定値入力フォーム3702(図37)それぞれに対するスキャン枚数設定情報の入力を、ユーザから受け付ける。なお、本実施形態においては、スキャン枚数規定値設定画面3700(図37)に示した通りのスキャン枚数設定情報がそれぞれのフィールドに入力される例を基に説明する。
S1106において、画像処理装置200は、ユーザからの設定ボタン3704(図37)に対する操作を受け付ける。
S1107において、画像処理装置200は、宛先DB240にスキャン枚数設定情報を格納する処理を実行する。S1108において、画像処理装置200は、スキャン枚数規定値設定完了画面(不図示)を操作部209に表示する。
以上説明した通り、本実施形態における画像処理装置200は、図39のシーケンス図による処理によって、スキャン枚数規定値設定処理を実行する。
(FAX返信処理)
図40は、本実施形態におけるユーザ、画像処理装置200、およびFAX情報管理サーバ300によるFAX返信処理の動作を説明するシーケンス図である。
図40は、本実施形態におけるユーザ、画像処理装置200、およびFAX情報管理サーバ300によるFAX返信処理の動作を説明するシーケンス図である。
S1201からS1211の処理は、S501からS511の処理と同一のため、説明は省略する。
S1212において、画像処理装置200は送信するFAX文書のスキャン処理を実行する。このとき、スキャナ制御部224は、スキャン処理を行った送信するFAX文書の枚数を計数する処理を実行する。本実施形態では、スキャナ制御部224は、S1211で選択を受け付けた送信元のFAX番号、すなわちFAX返信先ごとに送信するFAX文書の枚数を計数する。次いでS1213において、画像処理装置200は、スキャン枚数警告画面3800を操作部209に表示させる処理を実行する。
本実施形態においては、上記説明したS1212〜S1213の処理は、画像処理装置200におけるスキャン枚数規定値チェック処理を構成する。以下、図41のフローチャートを参照して、スキャン枚数規定値チェック処理の内容について詳細に説明する。
(スキャン枚数規定値チェック処理)
図41は、本実施形態における画像処理装置200のスキャン枚数規定値チェック処理の動作を説明するフローチャートである。
図41は、本実施形態における画像処理装置200のスキャン枚数規定値チェック処理の動作を説明するフローチャートである。
図41に示されるフローチャートによる処理は、HDD204等に格納されたプログラムがRAM203に展開され、画像処理装置200のCPU201によって実行されることにより実現される。
S1301からS1302の処理は、S701からS702の処理と同一のため、説明は省略する。
S1303において、リクエスト処理部222は、S1301でユーザからの指定を受け付けた送信元のFAX番号に対応するスキャン枚数規定値を取得する要求を、帳票管理部228に送信する。帳票管理部228は、宛先DB240から送信元のFAX番号に対応するスキャン枚数規定値フィールド3503に記憶されているスキャン枚数規定値を取得し、リクエスト処理部222に送信する。
S1304において、リクエスト処理部222は、S1302でスキャンした送信するFAX文書の枚数と、S1303で取得したスキャン枚数規定値とを比較し、規定値と枚数とが等しいか否かを判定する。規定値と枚数とが等しいと判定された場合(S1304:Yes)、S1307の処理に移行する。一方、枚数と規定値とが等しくないと判定された場合(S1305:No)、S1305の処理に移行する。
例えば、宛先テーブル3500の「ケアセンターA」に対応するスキャン枚数規定値は「4」である。このとき、ケアマネージャーセンターAの送信元番号「044−xxx−1111」が送信元のFAX番号として指定され、かつ送信するFAX文書が3枚しかスキャンされなかった場合(S1302)、枚数と規定値とが等しくないと判定される。
S1305において、リクエスト処理部222は、スキャン枚数警告画面3800(図38)を操作部209に通知する。
S1306において、スキャン枚数警告画面3800(図38)に表示される継続ボタン3802を介して、FAX返信継続指示を受け付けたかを判定する。FAX返信継続指示を受け付けたと判定された場合(S1306:Yes)、S1307の処理に移行する。一方、FAX返信継続指示を受け付けていないと判定された場合(S1306:No)、本フローチャートの処理を終了する。
S1307において、画像処理装置200はFAX返信処理を実行する。具体的には、S703〜S711(図18)の処理が実行され、FAX返信処理が継続される。
以上説明した通り、本実施形態における画像処理装置200は、図40のシーケンス図、および図41のフローチャートの処理によって、スキャン枚の警告を伴ったFAX返信処理を実行することができる。
本実施形態においては、画像処理装置200が送信するFAX文書のスキャン枚数の計数を行い、スキャンしたFAX文書の枚数と、規定値とが異なる場合、警告をユーザに通知する。そのため、例えば送信するFAX文書が不足した状態で、返信処理を行い、返信漏れが発生する状況を回避することができる。
[実施形態6]
実施形態6では、画像処理装置200が、送信するFAX文書の返信先を、OCR処理結果に基づいて決定する実施形態について説明する。
実施形態6では、画像処理装置200が、送信するFAX文書の返信先を、OCR処理結果に基づいて決定する実施形態について説明する。
上述の実施形態においては、ユーザから選択を受け付けたFAX返信先に対してのみ、FAX返信を実行していた。そのため、複数の返信先に対して、一括したFAX返信を行うためには、ユーザはFAX返信先の数だけFAX返信作業を繰り返さなければならないおそれが生じ得る。
本実施形態においては、画像処理装置200が、スキャン画像630の宛先箇所に対してOCR処理を行い、当該OCR処理結果に基づいてFAX返信先を決定することができる画像処理装置200について説明する。
(ソフトウェア構成)
図42は、本実施形態における画像処理装置200、およびFAX情報管理サーバ300のソフトウェア機能構成を示すブロック図である。本実施形態におけるソフトウェア機能構成では、UI制御部227にFAX返信先確認画面と、FAX文書スキャン画面と、FAX返信結果画面とが含まれる。これら構成以外は、実施形態1におけるソフトウェア構成図(図4)と同一のため、説明は省略する。
図42は、本実施形態における画像処理装置200、およびFAX情報管理サーバ300のソフトウェア機能構成を示すブロック図である。本実施形態におけるソフトウェア機能構成では、UI制御部227にFAX返信先確認画面と、FAX文書スキャン画面と、FAX返信結果画面とが含まれる。これら構成以外は、実施形態1におけるソフトウェア構成図(図4)と同一のため、説明は省略する。
(データベース)
図43に示されるテーブルは、本実施形態における比較用帳票DB250に格納される登録帳票テーブル4300である。登録帳票テーブル4300は、帳票管理部228が画像比較処理を実行する際に必要な帳票の情報を格納している。登録帳票名フィールド4301は、登録された比較用の帳票の名称が記録される。ファイルパスフィールド4302は、比較用帳票格納部260に格納されている比較用帳票画像のファイルパスが記録される。識別情報OCR始点座標フィールド4303は、後述する画像比較処理において画像が適合した場合、画像に対してOCR処理を行う際のOCR読取処理の読取始点座標が記録される。値はそれぞれx座標、y座標の情報を示し「,」をセパレータとしている。識別情報OCR終点座標フィールド4304は、前述したOCR読取処理の読取終点座標が記録される。同様に、宛先OCR始点座標フィールド4305は、画像に対してOCR処理を行う際のOCR読取処理の読取始点座標が記録される。宛先OCR終点座標フィールド4306は、前述したOCR読取処理の読取終点座標が記録される。
図43に示されるテーブルは、本実施形態における比較用帳票DB250に格納される登録帳票テーブル4300である。登録帳票テーブル4300は、帳票管理部228が画像比較処理を実行する際に必要な帳票の情報を格納している。登録帳票名フィールド4301は、登録された比較用の帳票の名称が記録される。ファイルパスフィールド4302は、比較用帳票格納部260に格納されている比較用帳票画像のファイルパスが記録される。識別情報OCR始点座標フィールド4303は、後述する画像比較処理において画像が適合した場合、画像に対してOCR処理を行う際のOCR読取処理の読取始点座標が記録される。値はそれぞれx座標、y座標の情報を示し「,」をセパレータとしている。識別情報OCR終点座標フィールド4304は、前述したOCR読取処理の読取終点座標が記録される。同様に、宛先OCR始点座標フィールド4305は、画像に対してOCR処理を行う際のOCR読取処理の読取始点座標が記録される。宛先OCR終点座標フィールド4306は、前述したOCR読取処理の読取終点座標が記録される。
(FAX文書)
図44は、本実施形態における送信するFAX文書の一例を示す図である。本実施形態における送信するFAX文書は、介護サービス事業の「サービス提供票」として使用される帳票を適用することができる。
図44は、本実施形態における送信するFAX文書の一例を示す図である。本実施形態における送信するFAX文書は、介護サービス事業の「サービス提供票」として使用される帳票を適用することができる。
FAX文書4401(図44(a))には、後述するFAX返信処理において、ユーザがスキャンする1枚目のFAX文書が示されている。宛先領域4411には、FAXの返信先の宛先である「ケアマネージャーセンターA」が記載されている。同様に、FAX文書4402(図44(b))には、後述するFAX返信処理において、ユーザがスキャンする2枚目の文書が示されている。宛先領域4421には、FAXの返信先の宛名である「ケアマネージャーセンターB」が記載されている。
(比較用帳票登録画面)
本実施形態における比較用帳票登録画面4500(図45)は、リクエスト処理部222がUI制御部227に比較用帳票登録画面4500を要求し、その結果画像処理装置200の操作部209に表示される画面である。
本実施形態における比較用帳票登録画面4500(図45)は、リクエスト処理部222がUI制御部227に比較用帳票登録画面4500を要求し、その結果画像処理装置200の操作部209に表示される画面である。
帳票名入力フォーム4501に、帳票を識別するための名称の入力が受け付けられることにより、登録帳票テーブル4300の登録帳票名フィールド4301に記録される値を確定することができる。
入力フォーム4502に、識別情報OCR読取領域の始点座標の入力が受け付けられることにより、登録帳票テーブル4300の識別情報OCR始点座標フィールド4303に記録される値を確定することができる。同様に、入力フォーム4503に、識別情報OCR読取領域の終点座標の入力が受け付けられることにより、登録帳票テーブル4300の識別情報OCR終点座標フィールド4303に記録される値を確定することができる。
入力フォーム4504に、宛先OCR読取領域の始点座標の入力が受け付けられることにより、登録帳票テーブル4300の宛先OCR始点座標フィールド4305に記録される値を確定することができる。同様に、入力フォーム4505に、宛先OCR読取領域の終点座標の入力が受け付けられることにより、登録帳票テーブル4300の宛先OCR終点座標フィールド4306に記録される値を確定することができる。
識別情報OCR読取領域表示部4506は、入力フォーム4502,4503に入力受け付けされる値に基づいて算出された識別情報のOCRの読取対象領域をユーザに図示する。同様に、宛先OCR読取領域表示部4507は、入力フォーム4504,4505に入力受け付けされる値に基づいて算出された宛先のOCRの読取対象領域をユーザに図示する。
キャンセルボタン4509が押下されると、比較用帳票登録画面4500(図45)は閉じられ、比較用帳票登録処理はキャンセルされる。
一方、登録ボタン4501が押下されると、入力フォーム4502〜4505で入力された値がリクエスト処理部222によって取得される。そして、これらの情報に基づいて、本実施形態における比較用帳票登録処理が行われる。
(FAX文書スキャン画面)
図46は、本実施形態におけるUI制御部227によって表示される送信するFAX文書スキャン画面4600を示す図である。
図46は、本実施形態におけるUI制御部227によって表示される送信するFAX文書スキャン画面4600を示す図である。
FAX文書スキャン画面4600(図46)は、リクエスト処理部222がUI制御部227にFAX文書スキャン画面4600の表示を要求し、その結果画像処理装置200の操作部209に表示される画面である。
キャンセルボタン4601が押下されると、FAX文書スキャン画面4600は閉じられ、FAX返信処理はキャンセルされる。
宛先指定ボタン4602が押下されると、FAX文書スキャン画面4600は閉じられ、FAX返信年月指定画面1000(図10)が操作部209に表示され、以後は実施形態1のFAX返信処理と同様の処理が実行される。
スキャンボタン4603が押下されると、FAX文書4410,4420のスキャン処理が実行された後、FAX返信処理が開始される。FAX返信処理が開始された後、操作部209にはFAX返信先確認画面4700(図47)が表示される。
(FAX返信先確認画面)
図47は、本実施形態におけるUI制御部227によって表示されるFAX返信先確認画面4700を示す図である。
図47は、本実施形態におけるUI制御部227によって表示されるFAX返信先確認画面4700を示す図である。
FAX返信先確認画面4700(図47)は、リクエスト処理部222がUI制御部227にFAX返信先確認画面4700の表示を要求し、その結果画像処理装置200の操作部209に表示される画面である。
FAX返信先リスト4701は、FAX文書の返信先をリスト表示したものである。
リスト切替ボタン4702が押下されると、画像処理装置200はFAX返信先リスト4701に表示しきれなった情報を順次切り替えて表示する。
キャンセルボタン4703が押下されると、FAX返信先確認画面4700は閉じられ、FAX返信処理はキャンセルされる。
FAX返信指示ボタン4704が押下されると、画像処理装置200は、FAX返信先リスト4701に表示された各返信先に対し、FAX返信処理を実行する。FAX返信処理が完了すると、FAX返信結果画面4800が操作部209に表示される。
(FAX返信結果画面)
図48は、本実施形態におけるUI制御部227によって表示されるFAX返信結果画面4800を示す図である。
図48は、本実施形態におけるUI制御部227によって表示されるFAX返信結果画面4800を示す図である。
FAX返信結果画面4800(図48)は、リクエスト処理部222がUI制御部227にFAX返信結果画面4800の表示を要求し、その結果画像処理装置200の操作部209に表示される画面である。
FAX返信結果リスト4801は、画像処理装置200がFAX返信処理を行った宛先と、FAX返信処理が成功したか否かを示すFAX返信結果とをリスト表示したものである。
次いで、メインメニューボタン4802が押下されると、FAX返信結果画面4800は閉じられ、再びメインメニュー画面700(図7)が表示される。
(比較用帳票登録処理)
図49は、本実施形態における、画像処理装置200の比較用帳票登録処理の動作を説明するフローチャートである。
図49は、本実施形態における、画像処理装置200の比較用帳票登録処理の動作を説明するフローチャートである。
図49に示されるフローチャートによる処理は、HDD204等に格納されたプログラムがRAM203に展開され、CPU201によって実行されることにより実現される。
S1401において、画像処理装置200のリクエスト処理部222は、S201(図13)の処理に加えて、UI制御部227から比較用帳票情報を取得する。具体的には、リクエスト処理部222は、各入力フォーム4501〜4505(図45)それぞれに対する、ユーザからの入力情報を取得する。
S1402の処理は、S202の処理と同一のため、説明は省略する。
S1403において、リクエスト処理部222は、S203(図13)の処理に加えて、比較用帳票情報を帳票管理部228に送信し、帳票管理部228に対して比較用帳票DB250に登録することを要求する。帳票管理部228の帳票登録部229は、比較用帳票DB250の登録帳票テーブル4300(43)に、比較用帳票情報を記録する。このとき、識別情報OCR始点座標フィールド4303には入力フォーム4502への入力値が、識別情報OCR終点座標フィールド4304には入力フォーム4503への入力値がそれぞれ登録される。同様に、宛先OCR始点座標フィールド4305には入力フォーム4504への入力値が、宛先OCR終点座標フィールド4306には入力フォーム4505への入力値がそれぞれ登録される。
以上説明した通り、本実施形態における画像処理装置200は、図49のフローチャートによる処理によって、比較用帳票登録処理を実行する。
(FAX返信処理)
図50は、本実施形態におけるユーザ、画像処理装置200、およびFAX情報管理サーバ300によるFAX返信処理の動作を説明するシーケンス図である。
図50は、本実施形態におけるユーザ、画像処理装置200、およびFAX情報管理サーバ300によるFAX返信処理の動作を説明するシーケンス図である。
S5004において、アプリケーション220のリクエスト処理部222は、FAX文書スキャン画面4600(図46)を操作部209に表示する。
S5005において、画像処理装置200は、ユーザからの、スキャンボタン4603(図46)に対する操作を受け付ける。なお、本実施形態においては、FAX文書4410、4420(図44)の2枚のFAX文書がスキャンされる態様について説明する。
S5006において、画像処理装置200は、FAX文書4410、4420のスキャン処理を実行する。次いで、S5007において、画像処理装置200は、FAX情報管理サーバ300に、宛先に対応するFAX返信情報リストを要求する。S5008において、FAX情報管理サーバ300は、FAX返信情報DB330からFAX返信情報リストを取得する。S5009において、画像処理装置200は、FAX情報管理サーバ300から、FAX返信情報リストを受信する。次いで、S5010において、画像処理装置200は、FAX返信先確認画面4700を操作部209に表示させる処理を実行する。本実施形態においては、S5006〜S5010の処理は、画像処理装置200におけるFAX返信先確認画面4700表示処理を構成する。FAX返信先確認画面表示処理は、図45のフローチャートを参照して詳細に説明する。
図51は、本実施形態における画像処理装置200およびFAX情報管理サーバ300のFAX返信先確認画面表示処理の動作を説明するフローチャートである。
図51に示されるフローチャートによる処理は、HDD204,304等に格納されたプログラムがRAM203,303に展開され、画像処理装置200およびFAX情報管理サーバ300のCPU201,301によって実行されることにより実現される。
S5101おいて、リクエスト処理部222は、スキャン要求をスキャナ制御部224に送信する。スキャナ制御部224は、スキャナ211を介して、ユーザからのFAX文書(図44)のスキャン処理を受け付け、その後スキャン画像へのファイル変換処理を実行する。リクエスト処理部222は、ファイル変換処理をしたスキャン画像をRAM203に取り込む処理を実行する。
S5102において、リクエスト処理部222は、FAX返信先リスト4701(図47)として表示するためのFAX返信用リストを作成する。
S5103において、リクエスト処理部222は、S5101でスキャン処理を受け付けたスキャン画像群からスキャン画像を1枚読み込む処理を実行する。
S5104において、リクエスト処理部222は、スキャン画像を帳票管理部228に送信し、帳票管理部228に対してスキャン画像と比較用帳票画像とを比較することを要求する。このとき、S401(図15)における画像比較処理と同一の処理が実行される。スキャン画像比較処理が完了すると、帳票比較部230はスキャン画像比較処理結果をリクエスト処理部222に送信する。S401における画像比較処理と同様に、画像比較の手法は種々の手法を適用することができ、画像比較の手法について特に限定はしない。
S5105において、リクエスト処理部222は、帳票比較部230によるスキャン画像と比較用帳票画像との適合の結果、画像が適合したかを判定する。スキャン画像と比較用帳票画像とが適合したと判定された場合(S5105:Yes)、S5106の処理に移行する。このとき、リクエスト処理部222は、適合した比較用帳票画像の識別情報OCR始点座標フィールド4303、識別情報OCR終点座標フィールド4304に記録されている値を帳票管理部228から受信する。一方、スキャン画像と比較用帳票画像とが適合しないと判定された場合(S5105:No)、S5110の処理に移行する。
S5106において、リクエスト処理部222は、スキャン画像のOCR処理要求をOCR処理部225送信する。このとき、リクエスト処理部222は、S5105で帳票管理部228から受信した比較用帳票画像に対応する宛先OCR始点座標と、宛先OCR終点座標と、スキャン画像とをOCR処理部225に送信する。
次いで、OCR処理部225は、取得したスキャン画像に対して、指定された宛先OCR始点座標、および宛先OCR終点座標に基づいてOCR処理を実行する。OCR処理が完了すると、OCR処理部225は、OCR処理結果をリクエスト処理部222に送信する。ここで、本実施形態においては、OCR処理部225は、OCR処理結果、FAX文書4410、4420に含まれる宛先(例えば、「ケアマネージャーセンターA」等)をテキストデータとして取得することができる。
S5107において、リクエスト処理部222は、S5106で取得した宛先に対応するFAX返信情報リストの取得要求を、通信部221を介してFAX情報管理サーバ300に送信する。FAX情報管理サーバ300のリクエスト処理部322は、通信部321を介してFAX返信情報リストの取得要求を受信すると、さらにFAX返信情報管理部323に、FAX返信情報リストの取得を要求する。リクエスト処理部322からのFAX返信情報リストの取得要求を受けると、FAX返信情報管理部323は、FAX返信情報DB330から、FAX返信情報リストの取得を行う。なお、本実施形態においては、FAX返信情報管理部323は、FAX返信情報テーブル340、350のレコードの一部を、FAX返信情報リストとして取得することができる。
S5108において、リクエスト処理部222は、S5106で取得した宛先に対応する送信元のFAX番号と、FAX返信情報とをFAX返信情報リストから読み込む処理を実行する。なお、本実施形態においては、それぞれ異なる宛先が記載されているFAX文書4410、4420の返信情報リストを取得する態様について説明したが、同一の宛先を有する複数のFAX文書をスキャンする態様であってもよい。この場合、S5108の処理では、FAX返信情報リストから同一の送信元のFAX番号を読み込んだ場合、重複するFAX番号を排除する処理を行うことができる。
S5109において、リクエスト処理部222は、S5108で読み込んだ送信元のFAX番号を、FAX返信先リストに追加する処理を実行する。
S5110において、リクエスト処理部222は、S5101で生成されたすべてのスキャン画像について画像比較処理(S5104)が完了したかを判定する。すべてのスキャン画像の画像比較処理が完了したと判定された場合(S5110:Yes)、S5111の処理に移行する。一方、すべてのスキャン画像の画像比較処理が完了していないと判定された場合(S5110:No)、再びS5103の処理に移行する。
S5111おいて、リクエスト処理部222は、FAX返信先確認画面4700(図47)を操作部209に表示する。
以上説明した通り、本実施形態における画像処理装置200、およびFAX情報管理サーバ300は、図50のシーケンス図、および図51のフローチャートの処理によって、FAX返信先確認画面表示処理を実行する。
再び図50のシーケンス図に戻り、S5011以降の処理について説明する。S5011において、画像処理装置200は、FAX返信先リスト4701を確認したユーザから、FAX返信指示ボタン4704に対する操作を受け付ける。このとき、画像処理装置200は、スキャン画像の返信指示を受け付ける。
以降、S5012〜S5020の処理は、本実施形態における画像処理装置200およびFAX情報管理サーバ300によるFAX返信処理を構成する。以下、図52のフローチャートを参照して、FAX返信処理の内容について詳細に説明する。
図52は、本実施形態における画像処理装置200およびFAX情報管理サーバ300のFAX返信処理の動作を説明するフローチャートである。
図52に示されるフローチャートによる処理は、HDD204,304等に格納されたプログラムがRAM203,303に展開され、画像処理装置200およびFAX情報管理サーバ300のCPU201,301によって実行されることにより実現される。
S5201において、リクエスト処理部222は、FAX返信結果リスト4801(図48)として表示するためのFAX返信結果リストを作成する。
S5202〜S5206の処理は、実施形態1のS704〜S708(図18)の処理と同一のため、説明は省略する。
S5207において、リクエスト処理部222は、S5106(図51)で取得した宛先に対応する送信元のFAX番号を、FAX返信先リストから取得する処理を実行する。
S5208において、リクエスト処理部222は、FAX返信情報リストを参照し、S5207で取得した送信元のFAX番号に対応するFAX返信情報が「未返信」であるかを判定する。FAX返信情報が「未返信」であった場合(S5208:Yes)、S5209に移行する。FAX返信情報が「未返信」ではない場合(S5208:No)、S5214の処理に移行する。
S5209において、画像処理装置200は、S5207で取得した送信元のFAX番号に対して、スキャン画像を返信する処理を実行する。本実施形態においては、具体的に、1枚目のFAX文書4410は、「ケアマネージャーセンターA」に、2枚目のFAX文書4420は、「ケアマネージャーセンターB」に、それぞれFAX返信される。
S5210において、FAX文書の返信が成功した場合(S5210:Yes)、S5211の処理に移行する。一方、FAX文書の返信が失敗した場合(S5210:No)、S5213の処理に移行する。
S5211において、リクエスト処理部222は、S5205で取得した識別情報に対応するFAX返信情報について、当該FAX返信情報の返信情報の値を「返信済み」に変更する要求を、FAX情報管理サーバ300に対して送信する。FAX情報管理サーバ300のリクエスト処理部322は、通信部321を介してFAX返信情報の変更要求を受信する。さらに、リクエスト処理部322は、FAX返信情報の変更要求をFAX返信管理部232に送信する。
次いで、FAX返信情報管理部323は、リクエスト処理部322からの変更要求を受けて、FAX返信情報テーブル(図5(a)(b))の返信情報フィールド344の値を「返信済み」に変更する処理を実行する。
S5212において、リクエスト処理部222は、S5201で作成したFAX返信結果リストに、FAX文書の返信結果が成功である旨を記録する。
一方、FAX文書の返信が失敗した場合(S5210:No)、S5213において、リクエスト処理部222は、S5201で作成したFAX返信結果リストに、FAX文書の返信結果が成功である旨を記録する。
S5214において、リクエスト処理部222は、S5101で生成されたすべてのスキャン画像について画像比較処理(S5203)が完了したかを判定する。すべてのスキャン画像の画像比較処理が完了したと判定された場合(S5214:Yes)、S5215の処理に移行する。一方、すべてのスキャン画像の画像比較処理が完了していないと判定された場合(S5214:No)、再びS5202の処理に移行する。
S5215おいて、リクエスト処理部222は、FAX返信結果画面4800(図48)を操作部209に表示する。
以上説明した通り、本実施形態における画像処理装置200、およびFAX情報管理サーバ300は、図50のシーケンス図、および図51、図52のフローチャートの処理によって、FAX返信処理を実行する。
本実施形態におけるFAX返信処理によれば、画像処理装置200が、FAX文書の宛先を識別可能な箇所に対してOCR処理を行い、当該OCR処理結果に基づいてFAX返信先を決定する。そのため、ユーザは、1回のFAX文書送信作業を画像処理装置200に対して行うことで、複数のFAX返信先に対して、一括してFAX返信処理を行うことが可能な画像処理装置200を提供する。
[実施形態7]
実施形態7では、FAX情報管理システム100の構成において、画像処理装置200のみのシステム構成で、実施形態1のものと同様の効果を実現する実施形態について説明する。
実施形態7では、FAX情報管理システム100の構成において、画像処理装置200のみのシステム構成で、実施形態1のものと同様の効果を実現する実施形態について説明する。
(ソフトウェア構成)
図53は、本実施形態における画像処理装置200のソフトウェア機能構成を示すブロック図である。本実施形態におけるソフトウェア機能構成では、画像処理装置200に、FAX返信情報管理部5310と、FAX返信情報DB5320とが含まれる。これら構成以外は、実施形態1におけるソフトウェア構成図(図4)と同一のため、説明は省略する。以下、同様に、それ以前の実施形態の説明と重複する説明は省略する。
図53は、本実施形態における画像処理装置200のソフトウェア機能構成を示すブロック図である。本実施形態におけるソフトウェア機能構成では、画像処理装置200に、FAX返信情報管理部5310と、FAX返信情報DB5320とが含まれる。これら構成以外は、実施形態1におけるソフトウェア構成図(図4)と同一のため、説明は省略する。以下、同様に、それ以前の実施形態の説明と重複する説明は省略する。
FAX返信情報管理部5301は、リクエスト処理部222からのFAX返信情報の作成要求または取得要求を受信すると、以下の処理を実行する。まず、FAX返信情報DB5320に対してFAX返信情報の記録処理または読み出し処理を実行し、次いで処理結果をリクエスト処理部222に送信する。FAX返信情報DB5320は、FAX返信情報DB330(図4)と同一の構成を採るため、説明は省略する。
以上説明した通り、本実施形態においては、画像処理システム200のみの構成で、実施形態1におけるFAX情報管理システム100と同等の処理を実行することができる。
[その他の実施例]
本発明は、以下の処理を実行することによっても実現される。即ち、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェア(プログラム)を、ネットワーク又は各種記憶媒体を介してシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU等)がプログラムを読み出して実行する処理である。
本発明は、以下の処理を実行することによっても実現される。即ち、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェア(プログラム)を、ネットワーク又は各種記憶媒体を介してシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU等)がプログラムを読み出して実行する処理である。
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
100・・FAX情報管理システム
200・・画像処理装置
300・・FAX情報管理サーバ
330・・FAX返信情報データベース
610・・比較用帳票
620・・FAX受信画像
630・・スキャン画像
1100・・FAX返信先選択画面
1110・・FAX返信完了画面
200・・画像処理装置
300・・FAX情報管理サーバ
330・・FAX返信情報データベース
610・・比較用帳票
620・・FAX受信画像
630・・スキャン画像
1100・・FAX返信先選択画面
1110・・FAX返信完了画面
Claims (14)
- FAX機能を備えた画像処理装置であって、
受信したFAX文書の画像である受信画像の所定の領域から、前記受信したFAX文書を識別する受信識別情報を取得する取得手段と、
前記受信したFAX文書の送信元と、前記受信したFAX文書が返信済みか未返信かを示すFAX返信情報とを、前記取得手段で取得した受信識別情報に対応付けて記録する記録手段と、
前記FAX返信情報が未返信である前記送信元を表示手段に表示させる表示制御手段と、
を備えることを特徴とする画像処理装置。 - 前記記録手段は、前記受信したFAX文書の受信日時を前記識別情報にさらに対応付けて記録し、
前記表示制御手段は、指定された期間内に受信した前記FAX文書に対応する前記FAX返信情報のなかから、前記FAX返信情報が未返信である前記送信元を前記表示手段に表示させる
ことを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。 - 前記取得手段は、送信するFAX文書を読み取って得られたスキャン画像に含まれる、前記所定の領域に対応する領域から、前記送信するFAX文書を識別する送信識別情報をさらに取得し、
前記画像処理装置は、
前記送信識別情報と一致する受信識別情報に対応付けられて記録されているFAX返信情報を返信済みに更新する更新手段をさらに備える
ことを特徴とする請求項1または2に記載の画像処理装置。 - 前記表示制御手段は、前記FAX返信情報が返信済みに更新されることに応じて、前記送信するFAX文書が、前記送信元に送信されたことを前記表示手段に表示させる
ことを特徴とする請求項3に記載の画像処理装置。 - 前記取得手段は、前記スキャン画像の前記送信元が含まれる領域から、前記送信元をさらに取得し、
前記表示制御手段は、前記FAX返信情報が返信済みに更新されることに応じて、前記送信するFAX文書が、前記送信元に送信されたことを前記表示手段に表示させる
ことを特徴とする請求項3または4に記載の画像処理装置。 - 前記取得手段は、FAX文書のフォーマット画像から、前記所定の領域を決定すること
を特徴とする請求項1から5いずれか1項に記載の画像処理装置。 - 前記取得手段は、ユーザからの指示に基づいて前記所定の領域を決定すること
を特徴とする請求項1から6いずれか1項に記載の画像処理装置。 - 前記取得手段は、前記所定の領域に対してOCR処理を行うことにより、前記受信識別情報および前記送信識別情報を取得すること
を特徴とする請求項1から7いずれか1項に記載の画像処理装置。 - 警告を通知する連絡先を受け付ける受付手段をさらに備え、
前記記録手段は、受け付けた前記連絡先を前記送信元にさらに対応付けて記録し、
前記FAX返信情報が未返信である前記送信元を取得する手段と、
取得した前記送信元に対応する前記連絡先に警告を通知する通知手段と、
をさらに備えることを特徴とする請求項1から8いずれか1項に記載の画像処理装置。 - 前記受信識別情報は、前記受信画像を一意に特定する情報であり、
前記表示制御手段は、前記FAX返信情報を前記受信識別情報に対応付けて前記表示手段に表示させること
を特徴とする請求項1から9いずれか1項に記載の画像処理装置。 - 前記記録手段は、前記送信するFAX文書の枚数の規定値を前記送信元にさらに対応付けて記録し、
前記送信するFAX文書を読み取って得られたスキャン画像の枚数を計数する手段と、
前記規定値と、計数された前記枚数とが異なる場合に、警告を通知する通知手段と、
をさらに備えることを特徴とする請求項1から10いずれか1項に記載の画像処理装置。 - FAX情報管理サーバと通信可能な画像処理装置であって、
受信したFAX文書の画像である受信画像の所定の領域から、前記受信したFAX文書を識別する受信識別情報を取得する取得手段と、
前記受信したFAX文書の送信元と、前記受信したFAX文書が返信済みか未返信かを示すFAX返信情報とを、前記取得手段で取得した受信識別情報に対応付けて記録する要求を、前記FAX情報管理サーバに送信する送信手段と、
前記FAX返信情報が未返信である前記送信元を、前記FAX情報管理サーバから受信する受信手段と、
受信した前記送信元を表示手段に表示させる表示制御手段と、
を備えることを特徴とする画像処理装置。 - FAX機能を備えた画像処理方法であって、
受信したFAX文書の画像である受信画像の所定の領域から、前記受信したFAX文書を識別する受信識別情報を取得する取得ステップと、
前記受信したFAX文書の送信元と、前記受信したFAX文書が返信済みか未返信かを示すFAX返信情報とを、前記取得ステップで取得した受信識別情報に対応付けて記録する記録ステップと、
前記FAX返信情報が未返信である前記送信元を表示ステップに表示させる表示制御ステップと、
を備えることを特徴とする画像処理方法。 - コンピュータを、請求項1乃至請求項12のいずれか1項に記載の画像処理装置として機能させるためのプログラム。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2014220241A JP2016086397A (ja) | 2014-10-29 | 2014-10-29 | 画像処理装置、画像処理方法およびプログラム |
Applications Claiming Priority (1)
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Family Applications (1)
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2022019295A (ja) * | 2020-07-17 | 2022-01-27 | シャープ株式会社 | 端末装置、システム、表示方法及びプログラム |
-
2014
- 2014-10-29 JP JP2014220241A patent/JP2016086397A/ja active Pending
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JP2022019295A (ja) * | 2020-07-17 | 2022-01-27 | シャープ株式会社 | 端末装置、システム、表示方法及びプログラム |
JP2022176996A (ja) * | 2020-07-17 | 2022-11-30 | シャープ株式会社 | 表示方法及びプログラム |
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