JP2016086336A - 回路装置及び電子機器 - Google Patents

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Abstract

【課題】電源電圧を耐圧とするトランジスターでN型のハイサイド側トランジスターを駆動可能な回路装置及び電子機器等を提供すること。【解決手段】回路装置は、ソース及びドレインの一方に高電位側電源VDDの電圧が供給され、ソース及びドレインの他方のノードである駆動ノードNC7から駆動電流を出力するN型トランジスターTC10と、N型トランジスターTC10をスイッチング制御する駆動信号をN型トランジスターTC10のゲートに出力するプリドライバー120と、を含む。プリドライバー120の低電位側電源であるプリドライバー用低電位側電源の電圧として、駆動ノードNC7の電圧が供給される。【選択図】 図3

Description

本発明は、回路装置及び電子機器等に関する。
従来より、トランジスターのオン・オフ制御により駆動電流をスイッチングし、負荷を駆動する手法が知られている。この手法は、例えば、電源電圧を降圧又は昇圧するスイッチングレギュレーターや、モーターを制御するモータードライバー等に用いられている。駆動電流の出力部は、例えばハイサイド側トランジスターとローサイド側トランジスターを有するブリッジ回路で構成される。或いは、ローサイド側に設けたダイオード等とハイサイド側トランジスターとで構成される。
スイッチングレギュレーターの従来技術として例えば特許文献1、2に開示される技術がある。特許文献1、2には、ハイサイド側トランジスターとしてN型トランジスターを用い、レベルシフターにより電源電圧(例えば5V)よりも高い電圧レベル(例えば10V)にシフトさせてN型トランジスターをオンさせる技術が開示されている。特許文献1では、ゲート−ソース間とソース−ドレイン間の耐圧が10Vのトランジスターをレベルシフターに用いている。特許文献2では、ソース−ドレイン間の耐圧が10Vのトランジスターをレベルシフターに用いている。
特開2014−23269号公報 特開2009−272415号公報
電源電圧の範囲内でハイサイド側トランジスターをスイッチングする場合、P型トランジスターを用いることになる。P型トランジスターはN型トランジスターに比べて駆動能力(例えば移動度)が小さいため、同じ駆動能力であればN型トランジスターに比べてサイズが大きくなる。そのため、チップサイズの観点等からN型トランジスターを採用できることが望ましい。
しかしながら、ハイサイド側トランジスターのドレイン(又はソース)には電源電圧が供給されるため、N型トランジスターを採用した場合には、そのN型トランジスターをオンさせるために電源電圧よりも高い電圧が必要となる。そのため、ハイサイド側トランジスターを駆動するプリドライバーには、電源電圧よりも高い耐圧のトランジスターが必要となってしまう。
例えば、上述した特許文献1ではゲート−ソース間とソース−ドレイン間の耐圧が電源電圧よりも高いトランジスターが必要であり、特許文献2では、ソース−ドレイン間の耐圧が電源電圧よりも高いトランジスターが必要である。また、特許文献2では、ゲート−ソース間に電源電圧よりも高い電圧が掛からないようにするために電流を流しており、そのためレベルシフターの消費電流が増してしまう。
本発明の幾つかの態様によれば、電源電圧を耐圧とするトランジスターでN型のハイサイド側トランジスターを駆動可能な回路装置及び電子機器等を提供できる。
本発明の一態様は、ソース及びドレインの一方に高電位側電源の電圧が供給され、前記ソース及び前記ドレインの他方のノードである駆動ノードから駆動電流を出力するN型トランジスターと、前記N型トランジスターをスイッチング制御する駆動信号を前記N型トランジスターのゲートに出力するプリドライバーと、を含み、前記プリドライバーの低電位側電源であるプリドライバー用低電位側電源の電圧として、前記駆動ノードの電圧が供給される回路装置に関係する。
本発明の一態様によれば、プリドライバーがN型トランジスターをスイッチング制御し、そのN型トランジスターが駆動ノードから駆動電流を出力し、その駆動ノードの電圧がプリドライバー用低電位側電源の電圧として供給される。駆動ノードの電圧がプリドライバー用低電位側電源の電圧として供給されることで、プリドライバー用低電位側電源が低電位側電源の電圧に固定されなくなり、駆動ノードの電圧に応じて変動させることができる。これにより、電源電圧を耐圧とするトランジスターでN型のハイサイド側トランジスターを駆動することが可能になる。
また本発明の一態様では、前記プリドライバーの高電位側電源であるプリドライバー用高電位側電源のノードと、前記駆動ノードとの間に設けられる第1のキャパシターを含んでもよい。
このようにすれば、プリドライバー用高電位側電源のノードと駆動ノードとの間の電位差を第1のキャパシターにより保持できる。駆動ノードはプリドライバー用低電位側電源のノードなので、第1のキャパシターが保持する電圧によってプリドライバー用高電位側電源とプリドライバー用低電位側電源の電位差を設定できる。この電位差を電源電圧以下にすることで、プリドライバーの耐圧を電源電圧以下にすることが可能となる。
また本発明の一態様では、前記高電位側電源のノードと前記プリドライバー用高電位側電源のノードの間に設けられる第1のダイオード回路を含んでもよい。
このようにすれば、N型トランジスターがオフになり駆動ノードが低電位側電源の電圧になった場合、高電位側電源から第1のダイオード回路を介してプリドライバー用高電位側電源のノードがチャージされる。そして、N型トランジスターがオンになり駆動ノードが高電位側電源の電圧になった場合、第1のキャパシターが保持する電圧によってプリドライバー用高電位側電源の電圧が昇圧される。このときN型トランジスターのソースとドレインは高電位側電源の電圧となるが、プリドライバー用高電位側電源の電圧が昇圧されていることで、N型トランジスターのオン状態を維持できる。
また本発明の一態様では、前記N型トランジスターがオフになる第1期間では、低電位側電源の電圧が前記プリドライバー用低電位側電源の電圧として供給され、前記高電位側電源の電圧が前記第1のダイオード回路を介して前記プリドライバー用高電位側電源の電圧として供給され、前記N型トランジスターがオンになる第2期間では、前記高電位側電源の電圧が前記N型トランジスターと前記駆動ノードを介して前記プリドライバー用低電位側電源の電圧として供給され、前記駆動ノードが前記高電位側電源の電圧に上昇したことで前記第1のキャパシターを介して昇圧された電圧が、前記プリドライバー用高電位側電源の電圧として供給されてもよい。
このようにして、第1期間及び第2期間ともに、プリドライバー用高電位側電源とプリドライバー用低電位側電源の電位差を電源電圧に相当する電圧に保つことができる。即ち、電源電圧を耐圧とするトランジスターでプリドライバーを構成できる。
また本発明の一態様では、低電位側電源の電圧と前記高電位側電源の電圧を電圧レベルとする制御信号をレベルシフトして前記プリドライバーに出力するレベルシフターを含み、前記レベルシフターは、前記N型トランジスターがオフになる第1期間では、前記駆動ノードの電圧を出力し、前記N型トランジスターがオンになる第2期間では、高電位側電源の電圧を昇圧することで、前記プリドライバーの高電位側電源であるプリドライバー用高電位側電源の電圧に対応する電圧を出力してもよい。
このようにすれば、プリドライバーが電源電圧より高い電圧を出力する第2期間でのみ、高電位側電源の電圧を昇圧してプリドライバー用高電位側電源を供給できる。これにより、電源電圧を耐圧とするトランジスターでレベルシフターを構成することが可能となる。
また本発明の一態様では、前記レベルシフターは、前記レベルシフターの出力と前記駆動ノードとの間に設けられ、前記第1期間ではオンになり、前記第2期間ではオフになる第1のトランジスターを有してもよい。
このようにすれば、第1期間において第1のトランジスターがオンすることでレベルシフターの出力と駆動ノードをショートでき、レベルシフターが駆動ノードの電圧を出力できる。プリドライバー用低電位側電源は駆動ノードの電圧なので、プリドライバーに対するローレベル入力が確定する。また、第2期間において第1のトランジスターがオフすることでレベルシフターの出力と駆動ノードを遮断でき、レベルシフターが、プリドライバー高電位側電源の電圧に対応する電圧を出力できる。これにより、プリドライバーに対するハイレベル入力が確定する。
また本発明の一態様では、前記レベルシフターは、前記制御信号が入力される論理反転回路と、前記論理反転回路の出力と昇圧用ノードとの間に設けられる第2のキャパシターと、前記高電位側電源のノードと前記昇圧用ノードとの間に設けられる第2のダイオード回路と、前記昇圧用ノードと前記レベルシフターの出力との間に設けられ、前記第1期間ではオフになり、前記第2期間ではオンになる第2のトランジスターと、を有してもよい。
第1期間では論理反転回路がローレベル(低電位側電源の電圧)を出力することで、高電位側電源から第2のダイオード回路を介して昇圧用ノード(第2のキャパシター)がチャージされる。そして、第2期間では論理反転回路がハイレベル(高電位側電源の電圧)を出力することで、第2のキャパシターの保持電圧によって昇圧用ノードが昇圧される。このようにして、第2期間において電源電圧を昇圧できる。そして、第2期間において第2のトランジスターがオンすることで、昇圧された電圧をレベルシフターが出力できる。
また本発明の一態様では、前記レベルシフターは、前記第2のトランジスターのゲートと前記低電位側電源のノードとの間に設けられ、前記第1期間ではオフになり、前記第2期間ではオンになる第3のトランジスターと、前記第2のトランジスターのゲートと前記昇圧用ノードとの間に設けられる第1の抵抗素子と、前記第2のトランジスターのゲートと前記第3のトランジスターとの間に設けられる第2の抵抗素子と、を有してもよい。
第1期間では第3のトランジスターがオフになるので、第1の抵抗素子により第3のトランジスターのゲート−ソースがショートされ、第2のトランジスターをオフできる。第2期間では第3のトランジスターがオンになるので、昇圧用ノードと低電位側電源の間が第1の抵抗素子と第2の抵抗素子により抵抗分割され、その分割された電圧が第2のトランジスターのゲートに印加され、第2のトランジスターをオンできる。
また本発明の一態様では、前記第2のキャパシターの容量をC2とし、前記第1の抵抗素子の抵抗値をR1とし、前記第2の抵抗素子の抵抗値をR2とし、前記第1期間及び前記第2期間の繰り返し周期をTPとする場合に、C2×(R1+R2)>TPであってもよい。
第2期間では第3のトランジスターがオンしているため、第2のキャパシターの電荷が第1の抵抗素子と第2の抵抗素子を介して低電位側電源に放電され、昇圧用ノードの電圧(第2のキャパシターの保持電圧)が徐々に低下する。この電圧低下がプリドライバーの論理閾値を下回った場合、プリドライバーの出力がハイレベルからローレベルに反転してしまう。この点、本発明の一態様によれば、時定数C2×(R1+R2)>TPであることで、プリドライバーの出力反転を防ぐことができる。
また本発明の他の態様は、上記のいずれかに記載された回路装置を含む電子機器に関係する。
回路装置の第1比較例。 回路装置の第2比較例。 本実施形態の回路装置の構成例。 本実施形態の回路装置の動作説明図。 本実施形態の回路装置の動作説明図。 本実施形態の回路装置の動作シミュレーション結果。 本実施形態の回路装置の詳細な構成例。 レギュレーター、スイッチングレギュレーターの詳細な構成例。 電子機器の構成例。
以下、本発明の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお以下に説明する本実施形態は特許請求の範囲に記載された本発明の内容を不当に限定するものではなく、本実施形態で説明される構成の全てが本発明の解決手段として必須であるとは限らない。
1.第1比較例
図1に、本実施形態の回路装置の第1比較例を示す。図1には、回路装置に含まれるドライバー部分を図示している。なお以下ではスイッチングレギュレーターを駆動するドライバーを例にとって説明するが、本実施形態のドライバーの適用例はこれに限定されない。例えば直流モーターやステッピングモーターを駆動するモータードライバー等に適用できる。
第1比較例の回路装置は、論理反転回路IVA(インバーター)と、プリドライバーPRAと、ブリッジ回路HBAと、出力端子TMAと、を含む。
論理反転回路IVAは、入力された制御信号SINを論理反転する。制御信号SINはPWM制御された矩形波である。矩形波の電圧レベルは高電位側電源VDDの電圧(例えば5V)と低電位側電源VSSの電圧(例えば0V)である。論理反転回路IVAはP型トランジスターTA1とN型トランジスターTA2で構成されている。
プリドライバーPRAは、論理反転回路IVAの出力をバッファリングしてブリッジ回路HBAのハイサイド側トランジスターTA7を駆動する。プリドライバーPRAは、P型トランジスターTA3とN型トランジスターTA4で構成される第1論理反転回路と、P型トランジスターTA5とN型トランジスターTA6で構成される第2論理反転回路と、で構成される。
ブリッジ回路HBAは、出力端子TMAから駆動電流を出力して外部のインダクターLAを駆動する。ブリッジ回路HBAは、P型トランジスターTA7とN型トランジスターTA8で構成される。P型トランジスターTA7のゲートにはプリドライバーPRAの出力が入力され、N型トランジスターTA8のゲートには論理反転回路IVAの出力が入力される。
ブリッジ回路HBAのトランジスターTA7、TA8は制御信号SINに基づいて排他的にオン・オフする。トランジスターTA7がオンした場合には電源VDDからインダクターLAに駆動電流が流れ、トランジスターTA8がオンした場合には電源VSSからインダクターLAに駆動電流が流れる。供給された電荷はキャパシターCAに蓄積され、出力電圧VQAが出力される。図1は降圧レギュレーターの例であり、出力電圧VQAは電源VDDの電圧よりも低くなる。
出力電圧VQAは、PWM信号である制御信号SINのデューティー(トランジスターTA7のオン期間のデューティー)により制御される。図8で後述するように、フィードバックされた出力電圧VQAに基づいてPWM信号のデューティーが制御(負帰還制御)され、出力電圧VQAが所望の一定電圧に保たれるようになっている。
さて、この第1比較例のブリッジ回路HBAではハイサイド側トランジスターとしてP型トランジスターTA7が用いられている。P型トランジスターTA7をオンさせるにはゲート電圧を電源VDDの電圧(5V)から下げていけばよいので、電源VDDの電圧よりも高い電圧は不要である。図1には、P型トランジスターTA7がオンする場合における各ノードの電圧を括弧書きで示している。これから分かるように、ドライバーの全てのトランジスターTA1〜TA8において、ゲート−ソース間、ソース−ドレイン間の耐圧は電源VDDの電圧(5V)でよい。
このように耐圧の点ではP型トランジスターが適しているが、ハイサイド側トランジスターのサイズを考えた場合にはN型トランジスターの方がサイズを小さくできるため有利である。ハイサイド側トランジスターは大電流を流すためチップ面積に占める割合が比較的大きく、サイズ削減の効果が期待できる。
2.第2比較例
図2に、ハイサイド側トランジスターとしてN型トランジスターを用いた第2比較例を示す。図1には、回路装置に含まれるドライバー部分を図示している。
第2比較例の回路装置は、論理反転回路IVB(インバーター)と、レベルシフターLSBと、プリドライバーPRBと、ブリッジ回路HBBと、出力端子TMBと、を含む。
論理反転回路IVAはP型トランジスターTB1とN型トランジスターTB2で構成され、入力された制御信号SINを論理反転する。
レベルシフターLSBは、制御信号SINの電圧レベル(VDD(5V)/VSS(0V))を、ブリッジ回路HBBのハイサイド側トランジスターTB11の駆動信号の電圧レベル(VDH(10V)/VSS(0V))にレベルシフトする。レベルシフターLSBは、クロスカップリング型のレベルシフターであり、P型トランジスターTB3、TB5とN型トランジスターTB4、TB6で構成される。N型トランジスターTB4には制御信号SINが入力され、N型トランジスターTB6には論理反転回路IVBの出力が入力される。
プリドライバーPRBは、P型トランジスターTB7、TB9とN型トランジスターTB8、TB10による2段の論理反転回路で構成され、レベルシフターLSBの出力をバッファリングする。
ブリッジ回路HBBは、N型トランジスターTB11、TB12で構成される。ハイサイド側のN型トランジスターTB11のゲートにはプリドライバーPRBの出力が入力され、ローサイド側のN型トランジスターTB12のゲートには論理反転回路IVBの出力が入力される。
動作は第1比較例と同様である。即ち、ブリッジ回路HBBのトランジスターTB11、TB12が制御信号SINに基づいて排他的にオン・オフすることで、インダクターLBを駆動する。スイッチングレギュレーターの出力電圧VQBは電源VDDの電圧(5V)を降圧した電圧であり、制御信号SINのPWM制御により出力電圧VQBは一定に保たれる。
この第1比較例のブリッジ回路HBBではハイサイド側トランジスターとしてN型トランジスターTB9が用いられている。駆動能力(例えば電流供給能力、オン抵抗等)が同じであれば、P型トランジスターを用いる第1比較例に比べてハイサイド側トランジスターのサイズを小さくできる。
しかしながら、N型トランジスターTB11をオンさせるにはゲート電圧をドレイン電圧(VDD(5V))よりも高くする必要があるため、レベルシフターLSBとプリドライバーPRBの電源VDHの電圧(10V)は、電源VDDの電圧(5V)よりも高い。図2には、N型トランジスターTB11がオンする場合における各ノードの電圧を括弧書きで示している。これから分かるように、レベルシフターLSBとプリドライバーPRBのトランジスターにおいて、ゲート−ソース間、ソース−ドレイン間のいずれかの耐圧が電源VDHの電圧(10V)となっている。例えばトランジスターTB5のゲート−ソース間、トランジスターTB6のソース−ドレイン間には10Vの電圧が掛かっている。
このように、ハイサイド側トランジスターをN型トランジスターにした場合には、電源VDDの電圧(5V)よりも高い耐圧(ゲート−ソース間耐圧、ソース−ドレイン間耐圧)のトランジスターが必要となる。例えばゲート−ソース間の耐圧を10V耐圧にするためには、5V耐圧のトランジスターよりもゲート酸化膜を厚くする必要がある。そのため、半導体の製造プロセスにおいて2種類の膜厚のゲート酸化膜を形成する工程が必要となり、5V耐圧のトランジスターのみを使う場合に比べて追加工程が発生する。このような追加工程はコスト増につながる。
3.本実施形態の回路装置
図3に、このような課題を解決できる本実施形態の回路装置の構成例を示す。また図4、図5に、回路装置の動作説明図を示す。図3〜図5には、回路装置に含まれるドライバー部分を図示している。なお図4、図5では、符号の一部を省略して図示する。
回路装置は、例えば集積回路装置(IC)により構成される。集積回路装置は、例えばシリコン基板に回路が形成されたICチップ、或はICチップがパッケージに収納された装置に対応する。回路装置の端子(出力端子TMC等)は、ICチップのパッド或はパッケージの端子に対応する。
図3に示す回路装置は、レベルシフター110と、プリドライバー120と、ブリッジ回路130と、出力端子TMCと、を含む。レベルシフター110は、P型トランジスターTC2、TC4と、N型トランジスターTC1、TC3、TC5と、抵抗素子RC1、RC2と、キャパシターCC2と、ダイオード素子DC2を含む。プリドライバー120は、ダイオード素子DC3、DC4と、P型トランジスターTC6、TC8と、N型トランジスターTC7、TC9と、を含む。ブリッジ回路130は、P型トランジスターTC12と、N型トランジスターTC10、TC11と、キャパシターCC1と、を含む。
まず、ブリッジ回路130とプリドライバー120について説明する。
ブリッジ回路130のN型トランジスターTC10は、そのソース及びドレインの一方(図3ではドレイン)に高電位側電源VDDの電圧(5V)が供給され、ソース及びドレインの他方(図3ではソース)のノードである駆動ノードNC7から駆動電流を出力する。プリドライバー120は、N型トランジスターTC10をスイッチング制御する駆動信号をN型トランジスターTC10のゲートに出力する。そして、プリドライバー120の低電位側電源であるプリドライバー用低電位側電源の電圧として、駆動ノードNC7の電圧が供給される。
このようにプリドライバー用低電位側電源が駆動ノードNC7から供給されることで、プリドライバー用低電位側電源が0V(低電位側電源VSSの電圧)に固定されなくなる。これにより、プリドライバー120のトランジスターの耐圧を、比較例のような第1の耐圧(例えば10V、電源VDHの電圧)よりも低い第2の耐圧(例えば5V、電源VDDの電圧)にできる。
具体的には、N型トランジスターTC10はブリッジ回路130のハイサイド側トランジスターである。ローサイド側トランジスターはN型トランジスターTC11であり、N型トランジスターTC11のソースは低電位側電源VSSに接続され、ドレインは駆動ノードNC7に接続され、ゲートには制御信号SINが入力される。
図4に示すように、ハイサイド側トランジスターTC10がオフのとき、そのゲートは0Vである。ローサイド側トランジスターTC11はオンなので、駆動ノードNC7は0Vとなる。プリドライバー120は0V(駆動ノードNC7の電圧)を出力すればよいので、その高電位側電源(ノードNC8)は5Vでよい(5Vより高い必要はない)。
一方、図5に示すように、ハイサイド側トランジスターTC10がオンのとき、駆動ノードNC7は5Vとなる。ローサイド側トランジスターTC11はオフである。プリドライバー120は9.4V(5Vより高い電圧)を出力する必要があるので、その高電位側電源(ノードNC8)は9.4Vであるが、駆動ノードNC7は5Vなのでプリドライバーには5V(4.4V)の電圧しか印加されない。
このように、プリドライバー用低電位側電源が駆動ノードNC7から供給されることでプリドライバーの高電位側電源と低電位側電源の電位差を5Vに保つことが可能となり、10V耐圧のトランジスターを用いずにプリドライバー120を構成できる。
なお、ドライバーの出力部はブリッジ回路130に限定されず、例えばハイサイド側トランジスターTC10だけを設けてローサイド側トランジスターTC11を省略してもよい。この場合、アノードがVSSに接続されカソードが駆動ノードNC7に接続されるダイオードを設ける。ハイサイド側トランジスターTC10がオフのときにはインダクターLCによってVSSから駆動ノードNC7に電流が流れるので、駆動ノードNC7は0V(0Vから順方向電圧だけ下がった電圧)になる。
また本実施形態では、ブリッジ回路130のキャパシターCC1(第1のキャパシター)は、プリドライバー120の高電位側電源であるプリドライバー用高電位側電源のノードNC8と、駆動ノードNC7との間に設けられる。
プリドライバー120は2段の論理反転回路で構成される。第1の論理反転回路はトランジスターTC6、TC7で構成され、第2の論理反転回路はトランジスターTC8、TC9で構成される。トランジスターTC6、TC8のソースは、キャパシターCC1の一端が接続されるノードNC8に接続される。またトランジスターTC7、TC9のソースは、キャパシターCC1の他端が接続される駆動ノードNC7に接続される。なおダイオード素子DC3、DC4は静電保護用である。
このようにキャパシターCC1を設けることで、プリドライバー用高電位側電源のノードNC8と駆動ノードNC7との間の電位差をキャパシターCC1により保持できる。駆動ノードNC7はプリドライバー用低電位側電源のノードなので、キャパシターCC1が保持する電圧によってプリドライバー120の電源電位差を設定できる。例えば図4、図5に示すように、キャパシターCC1は5V(4.4V)を保持しており、これによって電源電位差が5Vに保たれることでプリドライバー120の耐圧を5Vにできる。
また本実施形態では、ブリッジ回路130は、高電位側電源VDDのノードとプリドライバー用高電位側電源のノードNC8の間に設けられる第1のダイオード回路DC1を含む。
ダイオード回路とは、ダイオード特性を有する回路であり、電流の整流作用を有する回路である。即ち、ダイオード回路の一端(以下、アノードと呼ぶ)の電圧がダイオード回路の他端(以下、カソードと呼ぶ)の電圧よりも高い順方向電圧が印加された場合にはアノードからカソードに電流が流れ、カソードの電圧がアノードの電圧より高い逆方向電圧が印加された場合にはカソードからアノードに電流が流れない。
第1のダイオード回路DC1のアノードは高電位側電源VDDのノードに接続され、カソードはプリドライバー用高電位側電源のノードNC8に接続される。即ち、第1のダイオード回路DC1は、高電位側電源VDDからノードNC8にのみ電流を流す回路である。第1のダイオード回路DC1は、ダイオード接続されたP型トランジスターTC12で構成される。即ち、P型トランジスターTC12のソースは電源VDDに接続され、ゲートとドレインはノードNC8に共通接続される。なお、第1のダイオード回路DC1は、上記の構成に限定されず、例えばダイオード素子や、半導体素子の寄生ダイオード(例えばトランジスター内のPN接合)等であってもよい。
このように第1のダイオード回路DC1を設けることで、キャパシターCC1に5Vを保持させることができる。即ち、図4に示すように、駆動ノードNC7が0Vのとき電源VDDから第1のダイオード回路DC1を介してノードNC8がチャージされ、キャパシターCC1の両端の電位差が5Vになる。実際には第1のダイオード回路DC1の順方向電圧(例えば0.6V)だけ5Vから下がり、4.4Vとなる。
そして、図5に示すように、駆動ノードNC7が5Vのとき、キャパシターCC1が保持する5VによってノードNC8が10Vに昇圧される。このとき、第1のダイオード回路DC1には逆電圧が掛かるので第1のダイオード回路DC1に電流は流れない。
以上に説明したハイサイド側のN型トランジスターTC10、プリドライバー120、第1のダイオード回路DC1、第1のキャパシターCC1の構成によって、次の動作が実現される。
即ち、ハイサイド側のN型トランジスターTC10がオフになる第1期間T1では、低電位側電源VSSの電圧(0V)がプリドライバー用低電位側電源(ノードNC7)の電圧として供給され、高電位側電源VDDの電圧(5V)が第1のダイオード回路DC1を介してプリドライバー用高電位側電源(ノードNC8)の電圧(4.4V)として供給される。
また、ハイサイド側のN型トランジスターTC10がオンになる第2期間T2では、高電位側電源VDDの電圧(5V)がN型トランジスターTC10と駆動ノードNC7を介してプリドライバー用低電位側電源(ノードNC7)の電圧として供給され、駆動ノードNC7が高電位側電源VDDの電圧(5V)に上昇したことで第1のキャパシターCC1を介して昇圧された電圧(9.4V)がプリドライバー用高電位側電源(ノードNC8)の電圧として供給される。
具体的には、第2期間T2の開始時には、第1期間T1の終了時と同じく駆動ノードNC7が0Vであり、プリドライバー用高電位側電源が4.4Vである。第2期間T2ではプリドライバー120がハイレベル(4.4V)を出力するのでハイサイド側のN型トランジスターTC10のゲート−ソース間が4.4Vとなりオンする。そして、駆動ノードNC7が5Vとなり、上述のようにプリドライバー用高電位側電源が9.4Vとなり、プリドライバー120のハイレベルが9.4Vとなる。ハイサイド側のN型トランジスターTC10のソースとドレインは5Vだが、ゲートに9.4Vが入力され、オンが維持される。
このようにしてプリドライバー用高電位側電源とプリドライバー用低電位側電源の電位差を第1期間T1において5V(4.4V)に設定でき、第2期間T2において5Vに維持できる。これにより、プリドライバー120のトランジスターTC6〜TC9には5Vを超える電圧が掛かることはないので、5V耐圧のトランジスターを用いることができる。
次に、レベルシフター110について説明する。
レベルシフター110は、低電位側電源VSSの電圧(0V)と高電位側電源VDDの電圧(5V)を電圧レベルとする制御信号SINをレベルシフトしてプリドライバー120に出力する。レベルシフター110は、ブリッジ回路130のハイサイド側のN型トランジスターTC10がオフになる第1期間T1では、駆動ノードNC7の電圧(0V)を出力する。一方、N型トランジスターTC10がオンになる第2期間T2では、高電位側電源VDDの電圧(5V)を昇圧することで、プリドライバー120の高電位側電源であるプリドライバー用高電位側電源の電圧(9.4V)に対応する電圧を出力する。
このようにすれば、第1期間T1においてプリドライバー120のローレベルに対応する電圧(0V)をレベルシフター110が出力し、第2期間T2においてプリドライバー120のハイレベルに対応する電圧(9.4V)を出力できる。また、ハイレベルに対応する電圧(9.4V)を昇圧により得ることで、レベルシフター110を5V耐圧(ゲート−ソース間耐圧、ソース−ドレイン間耐圧)のトランジスターで構成することが可能となる。
即ち、図4に示すように、第1期間T1ではレベルシフター110の出力ノードNC3と駆動ノードNC7がショートすることで、プリドライバー120のトランジスターTC7のゲート−ソースがショートされる。これにより、プリドライバー120のローレベル入力を確定できる。
また、図5に示すように、第2期間T2ではレベルシフター110の出力ノードNC3がプリドライバー120のノードNC8の電圧と同じ電圧(9.4V)になることで、プリドライバー120のトランジスターTC8のゲート−ソースが同じ電圧となる。これにより、プリドライバー120のハイレベル入力を確定できる。
また、常にレベルシフター110に10Vの電源が供給される場合を考えると、レベルシフター110は0Vと10Vを電源として動作することになり、10V耐圧のトランジスターが必要となる。この点、本実施形態によれば第2期間T2においてキャパシターCC2による昇圧を行うことで9.4Vを発生する。このように昇圧によって一時的に9.4Vを発生させることで、トランジスターのゲート−ソース間及びソース−ドレイン間に掛かる電圧を5Vにできる。
また本実施形態では、トランジスターTC1(第1のトランジスター)は、レベルシフター110の出力(ノードNC3)と駆動ノードNC7との間に設けられ、第1期間T1ではオンになり、第2期間T2ではオフになる。
このようにすれば、第1期間T1においてトランジスターTC1がオンすることでレベルシフター110の出力と駆動ノードNC7をショートでき、レベルシフター110が駆動ノードNC7の電圧(0V)を出力できる。また、第2期間T2においてトランジスターTC1がオフすることでレベルシフター110の出力と駆動ノードNC7(5V)を遮断でき、レベルシフター110が、プリドライバー120のハイレベルに対応する電圧(9.4V)を出力できる。
また本実施形態では、レベルシフター110は、制御信号SINが入力される論理反転回路IVCと、高電位側電源VDDのノードと昇圧用ノードNC2との間に設けられる第2のダイオード回路と、を含む。また、キャパシターCC2(第2のキャパシター)は、論理反転回路の出力(ノードNC1)と昇圧用ノードNC2との間に設けられる。トランジスターTC2(第2のトランジスター)は、昇圧用ノードNC2とレベルシフター110の出力との間に設けられ、第1期間T1ではオフになり、第2期間T2ではオンになる。
具体的には、論理反転回路IVCは、トランジスターTC4、TC5で構成される。この論理反転回路IVCの電源はVDD(5V)とVSS(0V)である。第2のダイオード回路は、ダイオード素子DC2で構成される。ダイオード素子DC2のアノードは電源VDDに接続され、カソードは昇圧用ノードNC2に接続される。なお、第2のダイオード回路は、ダイオード素子DC2に限定されず、例えばダイオード接続されたトランジスター等であってもよい。
このように第2のダイオード回路(DC2)と第2のキャパシターCC2を設けることで、電源VDDの電圧(5V)を昇圧し、ハイレベルに対応する電圧(9.4V)を生成することが可能になる。また第2期間T2で第2のトランジスターTC2がオンになることで、レベルシフター110が、ハイレベルに対応する電圧(9.4V)を出力できる。
即ち、図4に示すように、第1期間T1では制御信号SINがハイレベル(5V)であり、論理反転回路IVCの出力ノードNC1はローレベル(0V)である。このとき、電源VDDから第2のダイオード回路(DC2)を介して昇圧用ノードNC2がチャージされ、第2のキャパシターCC2の両端の電位差が5Vになる。実際には第2のダイオード回路(DC2)の順方向電圧(例えば0.6V)だけ5Vから下がり、4.4Vとなる。第2のトランジスターTC2はオフなので昇圧用ノードNC2と出力ノードNC3が遮断され、駆動ノードNC7の電圧(0V)が出力される。
図5に示すように、第2期間T2では制御信号SINがローレベル(0V)であり、論理反転回路IVCの出力ノードNC1はハイレベル(5V)である。第2のキャパシターCC2が5Vを保持しているので、昇圧用ノードNC2が10V(9.4V)に昇圧される。このとき、第2のダイオード回路(DC2)には逆電圧が掛かるので第2のダイオード回路(DC2)に電流は流れない。第2のトランジスターTC2はオンなので昇圧用ノードNC2と出力ノードNC3が接続され、昇圧用ノードNC2の電圧(9.4V)が出力される。
また本実施形態では、トランジスターTC3(第3のトランジスター)は、第2のトランジスターTC2のゲートと低電位側電源VSSのノードとの間に設けられ、第1期間T1ではオフになり、第2期間ではオンになる。抵抗素子RC1(第1の抵抗素子)は、第2のトランジスターTC2のゲートと昇圧用ノードNC2との間に設けられる。抵抗素子RC2(第2の抵抗素子)は、第2のトランジスターTC2のゲートと第3のトランジスターTC3との間に設けられる。
このように、抵抗素子RC1を設けることで第1期間T1において第2のトランジスターTC2をオフにできる。また、第2期間T2において第3のトランジスターTC3がオンになり、抵抗素子RC1、RC2により抵抗分割が行われることで、第2のトランジスターTC2をオンにできる。
即ち、図4に示すように、第1期間T1では第3のトランジスターTC3がオフになるので、抵抗素子RC1により第2のトランジスターTC2のゲート−ソースがショートされ、第2のトランジスターTC3がオフになる。
図5に示すように、第2期間T2では第3のトランジスターTC3がオンになるので、キャパシターCC2から抵抗素子RC1、RC2を介して低電位側電源VSSへ流れる電流経路が生じ、昇圧ノードNC2の電圧9.4Vと低電位側電源VSSの電圧0Vが抵抗素子RC1、RC2によって分圧される。抵抗素子RC1、RC2の抵抗値をR1、R2とすると、例えばR2=R1に設定される。この場合、分圧は9.4V/2=4.7Vとなる。この電圧4.7Vが第2のトランジスターTC2のゲート(ノードNC4)入力される。第2のトランジスターTC2のソース(昇圧用ノードNC2)は9.4Vなので、第2のトランジスターTC2はオンになる。なお、第3のトランジスターTC3のオン抵抗は、抵抗素子RC1、RC2の抵抗値よりも十分小さくしておく。
また本実施形態では、第2のキャパシターCC2の容量をC2とし、第1の抵抗素子RC1の抵抗値をR1とし、第2の抵抗素子RC2の抵抗値をR2とし、第1期間T1及び第2期間T2の繰り返し周期をTPとする場合に、C2×(R1+R2)>TPである。
第1期間T1及び第2期間T2の繰り返し周期は、その繰り返しの1周期であり、第1期間T1の長さと第2期間T2の長さを加算したものである。図8等で後述するように制御信号SINはPWM制御されており、そのPWM信号の1周期が第1期間T1及び第2期間T2の繰り返し周期である。また、第1期間T1においてブリッジ回路130のハイサイド側トランジスターTC10がオンになるので、PWM信号のデューティーはT1/TPである(制御信号SINで考えた場合、ローアクティブなのでローレベルのデューティーになる)。
このようにC2×(R1+R2)>TPに設定することで、昇圧用ノードNC2の電圧低下の時定数C2×(R1+R2)が周期TPよりも長くなり、第2期間T2において昇圧用ノードNC2の電圧(9.4V)を維持できる。
図5に示すように、第2期間T2ではトランジスターTC3がオンしているため、キャパシターCC2の電荷が抵抗素子RC1、RC2を介して電源VSSに放電され、昇圧用ノードNC2の電圧が徐々に低下する。この電圧低下がプリドライバー120の論理閾値を下回った場合、プリドライバー120の出力がハイレベルからローレベルに反転してしまう。この点、本実施形態によれば、昇圧用ノードNC2の電圧低下の時定数C2×(R1+R2)がPWM信号の周期TPよりも長いので、プリドライバー120のハイレベル入力、ハイレベル出力を維持できる。
なお、PWM制御における第2期間T2の最大値に対して、昇圧用ノードNC2の電圧がプリドライバー120の論理閾値を下回らないように時定数C2×(R1+R2)を設定してもよい。
4.シミュレーション結果
図6に、図3の回路装置の動作シミュレーション結果を示す。図6には、制御信号SINの電圧波形と、駆動ノードNC7の電圧波形と、プリドライバー用高電位側電源のノードNC8の電圧波形と、昇圧用ノードNC2の電圧波形と、レベルシフター110の出力ノードNC3の電圧波形を示す。
制御信号SINの電圧波形は、入力波形として与えたものである。制御信号SINがハイレベルの期間が第1期間T1であり、制御信号SINがローレベルの期間が第2期間T2である。
ブリッジ回路130のハイサイド側トランジスターTC10がオフになる第1期間T1では、駆動ノードNC7が0Vとなり、プリドライバー用高電位側電源のノードNC8が4.4Vとなり、昇圧用ノードNC2が4.4Vとなり、レベルシフター110の出力ノードNC3が0Vとなっている。
また、ブリッジ回路130のハイサイド側トランジスターTC10がオンになる第2期間T2では、駆動ノードNC7が5Vとなり、プリドライバー用高電位側電源のノードNC8が9.4Vとなり、昇圧用ノードNC2が9.4Vとなり、レベルシフター110の出力ノードNC3が9.4Vとなっている。
このように、図4、図5で説明した通りの動作がシミュレーションにより再現されており、トランジスターの耐圧を5Vに抑えながらハイサイド側トランジスターTC10をN型トランジスターで構成できることが分かる。
5.回路装置の詳細構成
図7に、回路装置の詳細な構成例を示す。図7の回路装置は、スイッチングレギュレーター10と、レギュレーター50と、端子TMC〜TMGを含む。スイッチングレギュレーター10は、図3のレベルシフター110とプリドライバー120とブリッジ回路130に対応するドライバー100を含む。なお、スイッチングレギュレーター10の出力側には、回路装置(IC)の外付け部品として、インダクターLC(コイル)、キャパシターCC(コンデンサー)、電圧分割回路30が設けられている。またレギュレーター50の出力側には、回路装置の外付け部品として、安定化用のキャパシターCF(コンデンサー)が設けられている。
スイッチングレギュレーター10は、クロック信号に基づいて、電源VDD1の電圧を生成するためのスイッチングレギュレート動作を行う。具体的にはスイッチングレギュレーター10には、回路装置の端子TMEを介して電源VDDの電圧が入力される。そしてドライバー100が有するブリッジ回路(図3のトランジスターTC10、TC11)がオン・オフされるスイッチングレギュレート動作により、電源VDDの電圧を降圧した電源VDD1の電圧が、ノードND1に生成される。
例えば、ブリッジ回路のトランジスターは、クロック信号に基づくPWM(Pulse Width Modulation)信号によりオン・オフされる。ブリッジ回路のハイサイド側トランジスター(図3のTC10)がオン・オフされることで、断続された直流電圧の信号である出力信号SQが、回路装置の端子TMCを介して外部に出力される。この出力信号SQは、例えばハイサイド側トランジスターのオン期間(図5の第2期間T2)において電源VDDの電圧になる信号である。この出力信号SQが、インダクターLCとキャパシターCCから構成されるLC回路に入力されることで、ノードND1に、電源VDDの電圧を降圧した電源VDD1の電圧が生成される。
ハイサイド側トランジスターのオン期間においては、出力信号SQとして電源VDDの電圧が出力され、インダクターLCにおいて電気エネルギーが磁気エネルギーに変換されて蓄積される。一方、ハイサイド側トランジスターのオフ期間においては、インダクターLDに蓄えられた磁気エネルギーが電気エネルギーとしてローサイド側トランジスター(図3のTC11)を介して放電される。このオン期間とオン・オフ周期の時間比であるデューティー比により、電源VDD1の電圧の大きさが設定される。
具体的には、電圧分割回路30が、電源VDD1の電圧を電圧分割したフィードバック電圧VFBを生成する。例えば電圧分割回路30は、VDD1のノードとVSSのノードの間に直列接続された抵抗素子RD1、RD2を有し、これらの抵抗素子RD1、RD2により電圧分割された電圧がフィードバック電圧VFBとして、回路装置の端子TMDを介してスイッチングレギュレーター10に入力される。スイッチングレギュレーター10では、例えば基準電圧とフィードバック電圧VFBの比較処理が行われ、比較処理の結果に基づいてPWM信号が生成される。そしてPWM信号に基づいてスイッチングトランジスターのオン・オフが制御されて、電源VDD1の定電圧がノードND1に生成されるようになる。
レギュレーター50は、電源VDD1の電圧を降圧して、電源VDD2の定電圧を生成して出力ノードNF1に出力する。例えば図7では、スイッチングレギュレーター10により生成された電源VDD1の電圧が、回路装置の端子TMFを介してレギュレーター50に入力される。レギュレーター50は、例えばリニアレギュレーター(シリーズレギュレーター)であり、電源VDD1の電圧を降圧した電源VDD2の定電圧を生成して、回路装置の端子TMGを介して外部に出力し、負荷200に対して供給する。
6.スイッチングレギュレーター、レギュレーター
図8に、スイッチングレギュレーター10とレギュレーター50の詳細な構成例を示す。
レギュレーター50は、駆動トランジスターTF2と、電圧分割回路52と、演算増幅器OPFを含む。P型の駆動トランジスターTF2のソースは、電源VDD1のノードに接続され、駆動トランジスターTF2のドレインは、レギュレーター50の出力ノードNB1に接続され、駆動トランジスターTF2のゲートは演算増幅器OPFの出力端子に接続される。
電圧分割回路52は、出力ノードNF1と電源VSSの電圧との間に直列に接続される抵抗素子RF1、RF2を有する。そして、電源VDD2の電圧と電源VSSの電圧の間の分割電圧VDVを、抵抗素子RF1、RF2の接続ノードNF2に生成する。
演算増幅器OPFは、第1の入力端子(反転入力端子)に基準電圧VRFが入力され、第2の入力端子(非反転入力端子)に分割電圧VDVが入力される。そして駆動トランジスターTF2の制御信号OPQを演算増幅器OPFの出力端子に出力する。基準電圧VRFは、例えばスイッチングレギュレーター10が有する基準電圧生成回路22から供給される。
演算増幅器OPFと駆動トランジスターTF2と電圧分割回路52は負帰還ループを形成しており、その負帰還ループにより分割電圧VDVが基準電圧VRFとなるように制御される。これにより、電源VDD2が定電圧に保たれる。
スイッチングレギュレーター10は、クロック信号CLKを生成する発振回路12と、発振回路12からのクロック信号CLKに基づいて、スイッチングレギュレート動作のためのPWM制御を行うPWM回路14を含む。発振回路12は例えばCR発振回路などにより実現できる。
またスイッチングレギュレーター10は、三角波発生回路16、ドライバー100、電流検出回路20、基準電圧生成回路22、演算増幅器OPE、キャパシターCE、抵抗素子RE、比較回路CPEを含む。ドライバー100は、プリドライバー部18、ハイサイド側のN型トランジスターTC10、ローサイド側のN型トランジスターTC11を含む。なお、プリドライバー部18は、図3のレベルシフター110とプリドライバー120とダイオード回路DC1とキャパシターCC1に対応する。
誤差増幅器として動作する演算増幅器OPEは、第1の入力端子(反転入力端子)に、電圧分割回路30からのフィードバック電圧VFBが入力され、第2の入力端子(非反転入力端子)に、基準電圧生成回路22からの基準電圧VRFが入力される。そして演算増幅器OPEの出力信号VER(誤差信号)は、コンパレーター等により実現される比較回路CPEの第1の入力端子(反転入力端子)に入力される。また三角波発生回路16からの三角波信号VCWが、比較回路CPEの第2の入力端子(非反転入力端子)に入力される。そしてPWM回路14は、比較回路CPEの出力信号VCとクロック信号CLKに基づいてPWM信号VPW(図3のSIN)を生成する。このPWM信号VPWは、プリドライバー部18を介してトランジスターTC10、TC11のゲートに入力される。
電源VDDのノードとハイサイド側トランジスターTC10との間には、ハイサイド側トランジスターTC10に流れる電流を検出する電流検出回路20が設けられる。そして電流検出回路20の電流検出結果に応じて三角波発生回路16での三角波の傾きが制御される。
比較回路CPEは、三角波発生回路16からの三角波信号VCWと演算増幅器OPEの出力信号VERの電圧を比較する。そして、三角波信号VCWの方が演算増幅器OPEの出力信号VERよりも電圧が高い場合には、PWM回路14から出力されるPWM信号VPWがアクティブ(例えばローレベル)になる。一方、演算増幅器OPEの出力信号VERの方が三角波信号VCWよりも電圧が高い場合には、PWM信号VPWが非アクティブ(例えばハイレベル)になる。
PWM信号VPWが非アクティブになる期間は、ハイサイド側トランジスターTC10のオフ期間(第1期間T1)に対応し、PWM信号VPWがアクティブになる期間は、ハイサイド側トランジスターTC10のオン期間(第2期間T2)に対応する。例えばオン期間の長さをTON、オフ期間の長さをTOFFと表した場合に、電源VDDの電圧を降圧するスイッチングレギュレーター10が生成する電源VDD1の電圧は、VDD1={TON/(TON+TOFF)}×VDDと表すことができる。
7.電子機器
図9に、本実施形態の回路装置が適用された電子機器の構成例を示す。電子機器は、処理部300、記憶部310、操作部320、入出力部330、回路装置270、これらの各部を接続するバス340、モーター280を含む。なお、以下では、電子機器として、モーター駆動によりヘッドや紙送りを制御するプリンターを例にとり説明するが、本実施形態はこれに限定されず、種々の電子機器(例えばスマートフォン、携帯電話機、デジタルカメラ、ビデオカメラ、カーナビゲーションシステム、ロボット、ゲーム機、時計、健康器具、或いは情報処理装置等)に適用可能である。
入出力部330は例えばUSBコネクターや無線LAN等のインターフェースで構成され、画像データや文書データが入力される。入力されたデータは、例えばDRAM等の内部記憶装置である記憶部310に記憶される。操作部320により印刷指示を受け付けると、処理部300は、記憶部310に記憶されたデータの印刷動作を開始する。処理部300は、データの印刷レイアウトに合わせて回路装置270に指示を送り、回路装置270は、その指示に基づいてモーター280を回転させ、ヘッドの移動や紙送りを行う。
回路装置270は、図7等で説明したようにスイッチングレギュレーター10、レギュレーター50を有する。スイッチングレギュレーター10は、モーター280の駆動用の電源VDD(高電圧電源)の電圧を降圧して、電源VDD1の電圧を生成する。レギュレーター50は、この電源VDD1の電圧を降圧して電源VDD2の電圧を生成する。処理部300、記憶部310、入出力部330等は、この電源VDD2の電圧に基づいて動作する。
なお、上記のように本実施形態について詳細に説明したが、本発明の新規事項および効果から実体的に逸脱しない多くの変形が可能であることは当業者には容易に理解できるであろう。従って、このような変形例はすべて本発明の範囲に含まれるものとする。例えば、明細書又は図面において、少なくとも一度、より広義または同義な異なる用語と共に記載された用語は、明細書又は図面のいかなる箇所においても、その異なる用語に置き換えることができる。また本実施形態及び変形例の全ての組み合わせも、本発明の範囲に含まれる。また回路装置、電子機器の構成・動作や、電源電圧の生成手法等も、本実施形態で説明したものに限定されず、種々の変形実施が可能である。
10 スイッチングレギュレーター、12 発振回路、14 PWM回路、
16 三角波発生回路、18 プリドライバー部、20 電流検出回路、
22 基準電圧生成回路、30 電圧分割回路、50 レギュレーター、
52 電圧分割回路、100 ドライバー、110 レベルシフター、
120 プリドライバー、130 ブリッジ回路、200 負荷、
270 回路装置、280 モーター、300 処理部、310 記憶部、
320 操作部、330 入出力部、340 バス、
CC1 第1のキャパシター、CC2 第2のキャパシター、
DC1 第1のダイオード回路、DC2 ダイオード素子(第2のダイオード回路)、
HBB ブリッジ回路、IVC 論理反転回路、NC2 昇圧用ノード、
NC7 駆動ノード、NC8 プリドライバー用高電位側電源のノード、
RC1 抵抗素子、SIN 制御信号、T1 第1期間、T2 第2期間、
TC1 第1のトランジスター、TC2 第2のトランジスター、
TC3 第3のトランジスター、
TC10 N型トランジスター(ハイサイド側トランジスター)、
TP 周期、VDD 高電位側電源、VSS 低電位側電源

Claims (10)

  1. ソース及びドレインの一方に高電位側電源の電圧が供給され、前記ソース及び前記ドレインの他方のノードである駆動ノードから駆動電流を出力するN型トランジスターと、
    前記N型トランジスターをスイッチング制御する駆動信号を前記N型トランジスターのゲートに出力するプリドライバーと、
    を含み、
    前記プリドライバーの低電位側電源であるプリドライバー用低電位側電源の電圧として、前記駆動ノードの電圧が供給されることを特徴とする回路装置。
  2. 請求項1において、
    前記プリドライバーの高電位側電源であるプリドライバー用高電位側電源のノードと、前記駆動ノードとの間に設けられる第1のキャパシターを含むことを特徴とする回路装置。
  3. 請求項2において、
    前記高電位側電源のノードと前記プリドライバー用高電位側電源のノードの間に設けられる第1のダイオード回路を含むことを特徴とする回路装置。
  4. 請求項3において、
    前記N型トランジスターがオフになる第1期間では、低電位側電源の電圧が前記プリドライバー用低電位側電源の電圧として供給され、前記高電位側電源の電圧が前記第1のダイオード回路を介して前記プリドライバー用高電位側電源の電圧として供給され、
    前記N型トランジスターがオンになる第2期間では、前記高電位側電源の電圧が前記N型トランジスターと前記駆動ノードを介して前記プリドライバー用低電位側電源の電圧として供給され、前記駆動ノードが前記高電位側電源の電圧に上昇したことで前記第1のキャパシターを介して昇圧された電圧が、前記プリドライバー用高電位側電源の電圧として供給されることを特徴とする回路装置。
  5. 請求項1乃至4のいずれかにおいて、
    低電位側電源の電圧と前記高電位側電源の電圧を電圧レベルとする制御信号をレベルシフトして前記プリドライバーに出力するレベルシフターを含み、
    前記レベルシフターは、
    前記N型トランジスターがオフになる第1期間では、前記駆動ノードの電圧を出力し、
    前記N型トランジスターがオンになる第2期間では、前記高電位側電源の電圧を昇圧することで、前記プリドライバーの高電位側電源であるプリドライバー用高電位側電源の電圧に対応する電圧を出力することを特徴とする回路装置。
  6. 請求項5において、
    前記レベルシフターは、
    前記レベルシフターの出力と前記駆動ノードとの間に設けられ、前記第1期間ではオンになり、前記第2期間ではオフになる第1のトランジスターを有する回路装置。
  7. 請求項5又は6において、
    前記レベルシフターは、
    前記制御信号が入力される論理反転回路と、
    前記論理反転回路の出力と昇圧用ノードとの間に設けられる第2のキャパシターと、
    前記高電位側電源のノードと前記昇圧用ノードとの間に設けられる第2のダイオード回路と、
    前記昇圧用ノードと前記レベルシフターの出力との間に設けられ、前記第1期間ではオフになり、前記第2期間ではオンになる第2のトランジスターと、
    を有することを特徴とする回路装置。
  8. 請求項7において、
    前記レベルシフターは、
    前記第2のトランジスターのゲートと前記低電位側電源のノードとの間に設けられ、前記第1期間ではオフになり、前記第2期間ではオンになる第3のトランジスターと、
    前記第2のトランジスターのゲートと前記昇圧用ノードとの間に設けられる第1の抵抗素子と、
    前記第2のトランジスターのゲートと前記第3のトランジスターとの間に設けられる第2の抵抗素子と、
    を有することを特徴とする回路装置。
  9. 請求項8において、
    前記第2のキャパシターの容量をC2とし、前記第1の抵抗素子の抵抗値をR1とし、前記第2の抵抗素子の抵抗値をR2とし、前記第1期間及び前記第2期間の繰り返し周期をTPとする場合に、
    C2×(R1+R2)>TPであることを特徴とする回路装置。
  10. 請求項1乃至9のいずれかに記載された回路装置を含むことを特徴とする電子機器。
JP2014219024A 2014-10-28 2014-10-28 回路装置及び電子機器 Expired - Fee Related JP6565162B2 (ja)

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