JP2016086274A - 端末間通信システム、サーバ、及び端末間通信方法 - Google Patents

端末間通信システム、サーバ、及び端末間通信方法 Download PDF

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Abstract

【課題】セキュアな通信環境により、端末装置間において音声データ及び画像データをリアルタイムに送受信する。【解決手段】端末間通信システムは、端末装置を識別する端末識別情報と、アプリを識別するアプリケーション識別情報とを含む端末情報を端末装置から受信する端末情報受信部と、第1端末装置において動作する第1アプリケーション(アプリ)と、第2端末装置において動作する第2アプリとの間のセションを構築するセション構築部と、第1アプリと、第3端末装置において動作する第3アプリとの適合性を、端末情報に基づいて判定する適合性判定部と、第1アプリが送信する判定要求に応じて、適合性判定部による判定結果を第1端末装置に送信する判定結果送信部と、を備え、セション構築部は、第1アプリが送信する第3アプリとの通信開始の要求に応じて、第1アプリと第3アプリとの間のセションを端末情報に基づいて構築する。【選択図】図4

Description

本発明の実施形態は、端末間通信システム、サーバ、及び端末間通信方法に関する。
従来、音声データ及び画像データを携帯用端末装置間において相互に送受信することにより、これらの携帯用端末装置を利用する通話者の間で同じ画像をリアルタイムに相互に加工することが可能なデータ通信システムが知られている(例えば、特許文献1を参照)。
特開2000−261574号公報
上述したようなデータ通信システムにおいては、携帯用端末装置間で個人情報がやりとりされる場合がある。このため、このようなデータ通信システムにおいては、セキュアな通信環境が求められる。しかしながら、上述したようなデータ通信システムにおいては、セキュアな通信環境が提供されていなかった。そして特に、3台以上の端末装置間におけるセキュアな通信環境は提供されていなかった。
本発明は、セキュアな通信環境により、端末装置間において音声データ及び画像データをリアルタイムに送受信することができる端末間通信システム、サーバ、及び端末間通信方法を提供することを目的とする。
本発明の一実施形態は、端末装置を識別する端末識別情報と、前記端末装置において動作するアプリケーションを識別するアプリケーション識別情報とを含む端末情報を前記端末装置から受信する端末情報受信部と、複数の前記端末装置のうち第1端末装置において動作する第1アプリケーションと、複数の前記端末装置のうち前記第1端末装置とは異なる第2端末装置において動作する第2アプリケーションとの間のセションを構築するセション構築部と、前記第1アプリケーションと、複数の前記端末装置のうち前記第1端末装置及び第2端末装置とは異なる第3端末装置において動作する第3アプリケーションとの適合性を、前記端末識別情報又は前記アプリケーション識別情報に基づいて判定する適合性判定部と、前記第1アプリケーションが送信する判定要求に応じて、前記適合性判定部による判定結果を前記第1アプリケーションに送信する判定結果送信部と、を備え、前記セション構築部は、前記第1アプリケーションが送信する前記第3アプリケーションとの通信開始の要求に応じて、前記第1アプリケーションと前記第3アプリケーションとの間のセションを、前記第1端末装置の前記端末情報と前記第3端末装置の前記端末情報とに基づいて構築する端末間通信システムである。
また、本発明の一実施形態の端末間通信システムにおいて、前記セション構築部は、前記第1アプリケーションが送信する前記第3アプリケーションとの前記通信開始の要求に応じて、前記第2アプリケーションと前記第3アプリケーションとの間のセションを、前記第2端末装置の端末情報と前記第3端末装置の端末情報に基づいて構築することを特徴とする。
また、本発明の一実施形態の端末間通信システムにおいて、前記セションは、セションに対応するキー情報に基づいて構築され、前記セション構築部は、前記第3アプリケーションが送信する前記第1アプリケーションと前記第2アプリケーションとの間のセションに対応するキー情報に基づいて、前記第1アプリケーションと前記第3アプリケーションとの間のセションを構築することを特徴とする。
また、本発明の一実施形態の端末間通信システムにおいて、前記セション構築部は、前記第1アプリケーションから送信される前記第2端末装置を識別する第2端末識別情報に基づいて、前記第2アプリケーションと前記第3アプリケーションとの間のセションを構築することを特徴とする。
また、本発明の一実施形態の端末間通信システムにおいて、前記第1アプリケーションが前記第2アプリケーション又は前記第3アプリケーションのいずれか一方から受信した情報を、他方のアプリケーションに送信するか否かを判定する送信判定部、をさらに備えることを特徴とする。
また、本発明の一実施形態は、端末装置を識別する端末識別情報と、前記端末装置において動作するアプリケーションを識別するアプリケーション識別情報とを含む端末情報を前記端末装置から受信する端末情報受信部と、複数の前記端末装置のうち第1端末装置において動作する第1アプリケーションと、複数の前記端末装置のうち前記第1端末装置とは異なる第2端末装置において動作する第2アプリケーションとの間のセションを構築するセション構築部と、前記第1アプリケーションと、複数の前記端末装置のうち前記第1端末装置及び第2端末装置とは異なる第3端末装置において動作する第3アプリケーションとの適合性を、前記端末識別情報又は前記アプリケーション識別情報に基づいて判定する適合性判定部と、前記第1アプリケーションが送信する判定要求に応じて、前記適合性判定部による判定結果を前記第1アプリケーションに送信する判定結果送信部と、を備え、前記セション構築部は、前記第1アプリケーションが送信する前記第3アプリケーションとの通信開始の要求に応じて、前記第1アプリケーションと前記第3アプリケーションとの間のセションを、前記第1端末装置の前記端末情報と前記第3端末装置の前記端末情報とに基づいて構築するサーバである。
また、本発明の一実施形態は、端末装置とサーバとを含む端末間通信システムにおける端末間通信方法であって、前記サーバが、前記端末装置を識別する端末識別情報と、前記端末装置において動作するアプリケーションを識別するアプリケーション識別情報とを含む端末情報を前記端末装置から受信する第1ステップと、前記サーバが、複数の前記端末装置のうち第1端末装置において動作する第1アプリケーションと、複数の前記端末装置のうち前記第1端末装置とは異なる第2端末装置において動作する第2アプリケーションとの間のセションを構築する第2ステップと、前記サーバが、前記第1アプリケーションと、複数の前記端末装置のうち前記第1端末装置及び第2端末装置とは異なる第3端末装置において動作する第3アプリケーションとの適合性を、前記端末識別情報又は前記アプリケーション識別情報に基づいて判定する第3ステップと、前記サーバが、前記第1アプリケーションが送信する判定要求に応じて、前記第3ステップにおける判定結果を前記第1アプリケーションに送信する第4ステップと、前記サーバが、前記第1アプリケーションが送信する前記第3アプリケーションとの通信開始の要求に応じて、前記第1アプリケーションと前記第3アプリケーションとの間のセションを、前記第1端末装置の前記端末情報と前記第3端末装置の前記端末情報とに基づいて構築する第5ステップと、を含む端末間通信方法である。
本発明によれば、セキュアな通信環境により、端末装置間において音声データ及び画像データをリアルタイムに送受信することができる端末間通信システム、サーバ、及び端末間通信方法を提供できる。
本実施形態の端末装置の構成の一例を示す模式図である。 本実施形態の端末間通信システムが提供する情報共有機能の概要の一例を示す模式図である。 本実施形態の端末間通信システムが提供する情報共有機能の選択操作の第1例を示す模式図である。 本実施形態の端末間通信システムの構成の一例を示す概要図である。 本実施形態のシグナリングサーバが記憶するレジストレーション情報の一例を示す表である。 本実施形態のレジストレーションの動作手順の一例を示す流れ図である。 本実施形態のP2Pモードにおけるセション構築の動作手順の一例を示す流れ図である。 本実施形態の中継モードにおけるセション構築の動作手順の一例を示す第1の流れ図である。 本実施形態の中継モードにおけるセション構築の動作手順の一例を示す第2の流れ図である。 本実施形態の端末間通信システムによる三者間情報共有機能の提供の概要を示す第1の模式図の第1図である。 本実施形態の端末間通信システムによる三者間情報共有機能の提供の概要を示す第1の模式図の第2図である。 本実施形態の端末間通信システムによる三者間情報共有機能の提供の概要を示す第2の模式図である。 本実施形態の端末間通信システムによる三者間情報共有機能の提供の概要を示す第3の模式図である。
[実施形態]
以下、図を参照して本実施形態による端末間通信システム1の実施形態について説明する。
本実施形態の端末間通信システム1は、複数の端末装置10の間における情報共有機能を提供する。ここでいう端末装置10とは、音声や文字により装置間で相互に通信が可能な通信装置であり、例えば、携帯電話やスマートフォンである。この端末装置10は、音声情報と、画像情報とを同一の回線で送受信可能な、高速データ通信回線に接続が可能である。この高速データ通信回線とは、例えば、LTE(Long Term Evolution)通信網である。この高速データ通信回線は、画像や文字などのデジタル情報の送受信に加えて、音声通話を可能にするサービス(VoLTE;Voice over LTE)を提供する。
この情報共有機能とは、複数の端末装置10の間において、画像情報又は音声情報を共有する機能である。より具体的には、ある端末装置10は、他の端末装置10に対して、画像情報又は音声情報を送信する。これにより、端末間通信システム1は、送信側の端末装置10に表示されている画像、又は再生されている音声を、受信側の端末装置10に表示又は再生させる。また、端末間通信システム1は、ある端末装置10から他の端末装置10に対する一方向の情報共有機能のみならず、端末装置10間の双方向の情報共有機能を提供する。
端末間通信システム1において3台以上の端末装置10により情報共有が行われる場合、情報の共有方法には第1の共有方法と第2の共有方法とがある。
第1の共有方法では、情報発信側の端末装置10が、情報受信側の端末装置10に同一の画像情報又は音声情報を送信する。そして、情報受信側の端末装置10は、それぞれ、受信した画像情報又は音声情報に基づいて、画像の表示又は音声の再生を行う。つまり、第1の共有方法では、端末間通信システム1に含まれる全ての端末装置10が同一の情報を再生することができる。
第2の共有方法では、情報発信側の端末装置10が、情報受信側の端末装置10毎に互いに異なる画像情報又は音声情報を送信する。そして、情報受信側の端末装置10は、それぞれ、受信した画像情報又は音声情報に基づいて、画像の表示又は音声の再生を行う。つまり、第2の共有方法では、端末間通信システム1に含まれる複数の端末装置10において再生される情報が異なる場合がある。ただし、情報送信側の端末装置10と情報受信側の端末装置10との少なくとも2台の端末装置10からなるペアは、同一の情報を再生する。
つまり、端末間通信システム1は、2台のみならず3台以上の端末間通信システム1においても、画像情報又は音声情報を共有することができる。以下では、3台以上の端末装置10における情報共有機能のことを「三者間情報共有機能」と称することがある。これに対し、2台の端末装置10における情報共有機能のことを「二者間情報共有機能」と称することがある。また、以下では、一例として3台の端末装置10による三者間情報機能について説明するが、端末装置10は、4台以上であってもよい。
この端末間通信システム1には、複数の端末装置10が含まれる。以下の説明において、複数の端末装置10のそれぞれを区別する場合には、例えば、端末装置10A、端末装置10Bと記載する。また、以下の説明において、これら複数の端末装置10のそれぞれを区別しない場合には、単に端末装置10と記載する。この端末装置10の構成について図1を参照して説明する。
[端末装置の構成]
図1は、本実施形態の端末装置10の構成の一例を示す模式図である。端末装置10は、表示部100と、操作検出部110と、撮像部120と、音再生部130と、収音部140と、通信部150と、制御部160とを備えている。
表示部100は、液晶ディスプレイを備えており、文字や写真などの画像を表示する。この表示部100が表示する画像には、着信を待ち受けている場合に表示される待ち受け画像、端末装置において動作するアプリケーションが提供するアプリ画像、端末装置が提供する各種の機能をユーザが選択するためのメニュー画像などが含まれる。
このアプリ画像には、電話(音声通信)アプリケーションが提供するダイヤラ画像、氏名や電話番号、メールアドレスを管理するアドレス帳アプリケーションが提供するアドレス帳の画像が含まれる。また、このアプリ画像には、動画再生アプリケーションが提供する動画像、ウェブブラウザアプリケーションが提供するウェブ画像、地図アプリケーションが提供する地図画像、写真アルバムアプリケーションが提供する写真の画像が含まれる。また、このアプリ画像には、電子メールアプリケーションが提供するメール文面の画像や、テキストチャットアプリケーションが提供するチャットの画像など、種々の画像が含まれる。
また、表示部100が表示するメニュー画像のうち、情報共有機能を選択するためのメニュー画像を、特に情報共有メニュー画像という。また、この情報共有メニュー画像を、共有メニューボール画像、又は共有メニューボタン画像ともいう。ここで、メニューには、情報共有メニューの他に、種々のメニューが含まれる。
図1に戻り、操作検出部110は、表示部100を覆う透明なタッチパネルセンサを備えており、ユーザの操作を検出する。ユーザの操作には、様々な種類がある。操作の種類の一例には、タップ操作と、ドラッグ操作と、ピンチ操作とがある。タップ操作とは、ユーザが、タッチパネルのある位置に指を触れた後、すぐに指を離す操作である。ドラッグ操作とは、ユーザが、タッチパネルに触れた指を、タッチパネルに触れた状態のままある方向に移動させる操作である。ピンチ操作とは、ユーザが、タッチパネルに触れた2本の指の間隔を変化させる操作である。また、タップ操作には、1回だけ触れるシングルタップ操作と、シングルタップ操作をすばやく2回繰り返すダブルタップ操作とが含まれる。また、ドラッグ操作には、移動速度がドラッグ操作に比べて速いスワイプ操作と、さらに速いフリック操作とが含まれる。また、ピンチ操作には、タッチパネルに触れた2本の指の間隔を広げるピンチアウト操作と、タッチパネルに触れた2本の指の間隔を狭めるピンチイン操作とが含まれる。
なお、ここでは、ユーザが、指によってタッチパネルセンサに触れることにより操作する場合を一例にして説明したが、これに限られない。例えば、ユーザは、指に代えて、操作用の指示棒などを用いて操作してもよい。すなわち、操作検出部110は、指や、指以外の物体(例えば、指示棒)による操作を、ユーザの操作として検出する。
音再生部130は、スピーカを備えており、入力される音情報に基づく音を再生する。この音再生部130は、耳あて通話用スピーカ131と、スピーカモード用スピーカ132とを備えている。耳あて通話用スピーカ131は、端末装置10をユーザの耳に当てて通話する場合に用いられる。スピーカモード用スピーカ132は、端末装置10を耳から話した状態で音を再生する場合に用いられる。
収音部140は、マイクを備えており、端末装置10の周囲の音を収音して、収音した音を音情報に変換する。この端末装置10の周囲の音には、端末装置10の周囲の雑音、ユーザが通話のために発音している音、及び音再生部130のスピーカが発音している音が含まれる。すなわち、収音部140は、端末装置10の周囲の雑音や、通話中のユーザの声、端末装置10のスピーカが発している音など、種々の音を収音する。
通信部150は、通信制御用IC(Integrated Circuit)を備え、他の装置との通信を行う。端末装置10は、この通信部150による通信動作によって、他の装置と通信を行う。以下の説明において、通信部150の構成及び動作の説明は省略する。
制御部160は、CPU(Central Processing Unit)を備え、端末装置10が備える各部を制御する。端末装置10は、この制御部160による各部の制御によって、表示部100への表示、操作検出部110による操作の検出、通信部150による他の装置との通信等の動作を行う。以下の説明において、制御部160の構成及び動作の説明は省略する。
[情報共有機能の概要]
次に、端末間通信システム1が提供する情報共有機能の概要について図2を参照して説明する。
図2は、端末間通信システム1が提供する情報共有機能の概要の一例を示す模式図である。端末間通信システム1が提供する情報共有機能には、一例として、表示中の画像を共有する機能、手書き画像を共有する機能、位置情報を共有する機能、及び、カメラが撮像した画像を共有する機能がある。
これらの情報共有機能は、端末装置10上で動作する情報共有機能アプリケーションによって提供される。以情報共有機能アプリケーションは、端末装置10内の基本ソフトウエア、及び他のアプリケーションと連携して動作することにより、情報共有機能を提供する。
ここで、情報共有機能アプリケーションが連携する端末装置10内の基本ソフトウエアには、端末装置10が他の装置と通信を行うための通信ソフトウエアが含まれる。また、情報共有機能アプリケーションが連携する端末装置10内の他のアプリケーションには、基本アドレス帳アプリケーションと、画像共有用アドレス帳アプリケーションとが含まれる。
ここで、端末装置10が情報共有機能に対応している場合とは、端末装置10が情報共有機能を提供するアプリケーションをインストールしている場合をいう。また、端末装置10が情報共有機能に対応していない場合とは、端末装置10が情報共有機能を提供するアプリケーションをインストールしていない場合をいう。
ここで、情報共有機能を説明するにあたり、本実施形態の説明中における端末装置10の表記の方法について説明する。端末装置10は、情報共有対象の情報を発信する側の端末装置10と、情報共有対象の情報を受信する側の端末装置10とに区別される。以下の説明において、複数の端末装置10のうち、情報共有対象の情報を発信する側の端末装置10を、情報発信側の端末装置10又は端末装置10−Sとも記載する。また、情報共有対象の情報を受信する側の端末装置10を、情報受信側の端末装置10、又は端末装置10−Rとも記載する。情報受信側の端末装置10と情報発信側の端末装置10とは、入れ替わることがある。具体的には、情報受信側の端末装置10から、情報発信側の端末装置10に対して、自装置からの情報の送信許可を要求する。そして、情報発信側の端末装置10により送信が許可された場合に、それまで情報受信側として機能していた端末装置10が、情報発信側の端末装置10として機能する。また、それまで情報発信側として機能していた端末装置10が、情報受信側の端末装置10として機能する。
なお、情報共有を要求する側(要求側)の端末装置10と、情報共有を要求される側(被要求側)の端末装置10とのうち、いずれが情報共有対象の情報を発信し、いずれがこの情報を受信するのかは、各情報共有機能間の機能の違いや、端末装置10の動作状態などに依存する。すなわち、この端末間通信システム1においては、要求側の端末装置10が情報共有対象の情報を発信する場合と、被要求側の端末装置10が情報共有対象の情報を発信する場合とがある。
[情報共有機能:表示中の画像の共有(表示画面共有機能)]
次に、図2を参照して、情報共有機能の概要について説明する。ここでは、端末間通信システム1が提供する表示中の画像の共有(表示画面共有機能)について説明する。
端末間通信システム1は、表示画面共有機能を提供する。この表示画面共有機能とは、端末装置10の表示部100に表示されている画像P1を、他の端末装置10の表示部100に画像P2として表示させることにより、端末装置10の間において画像を共有する機能である。この表示画面共有機能により端末装置10に表示される画面の一例を図2(A)に示す。ここでいう表示部100に表示されている画像には、上述した待ち受け画像、アプリ画像、及び、メニュー画像が含まれる。
ある端末装置10Aにおいて、この表示画面共有機能が選択されると、端末間通信システム1は、この端末装置10Aの表示部100に表示されている画像P1を、共有先である他の端末装置10Bの表示部100に画像P2として表示させる。
この表示画面共有機能の具体例について説明する。例えば、端末装置10Aにおいて、写真アルバムアプリケーションが起動されており、この写真アルバムアプリケーションが写真の画像(図2(A)に示す画像P1)を表示部100に表示している場合について説明する。この場合、端末間通信システム1は、端末装置10Aの表示部100に表示されている写真の画像P1を、共有先である他の端末装置10Bの表示部100に画像P2として表示させる。このようにして2台の端末装置10のそれぞれの表示部100に、同一の写真の画像P1が表示されることにより、写真の画像P1が共有される。
次に、表示画面共有機能の他の具体例について説明する。例えば、端末装置10Aにおいて、動画アプリケーションが起動されており、この動画アプリケーションが音声付の動画像を表示部100に表示している場合について説明する。この場合、端末間通信システム1は、端末装置10Aの表示部100に表示されている動画像を、共有先である他の端末装置10Bの表示部100に表示させる。また、画像の共有と同時に端末間通信システム1は、端末装置10Aの音再生部130から再生されている音を、共有先である他の端末装置10Bの音再生部130から再生させる。このようにして、2台の端末装置10間において、音声付の動画像が共有される。
次に、三者間情報共有機能の提供時における端末装置10の表示について説明する。図2(B)において、端末装置10A〜10Cの3台の端末装置により表示画面の共有が行われている。この一例の説明において、端末装置10Aと端末装置10Bとの間には、予めセションが構築されている。このセションにおいて、ユーザAが利用する端末装置10Aは、情報送信側の端末装置10−Sである。また、ユーザBが利用する端末装置10Bは、情報受信側の端末装置10−Rである。そして、この一例の説明において、端末装置10Aは、端末装置10Cを情報共有通信に招待する。この招待により、端末装置10A〜10Cによる情報共有通信が開始されると、端末装置10Cは、情報受信側の端末装置10−Rとして機能する。この3台の端末装置10A〜10Cによる情報共有の一例では、端末装置10Aが表示する共有画像P31と、端末装置10Bが表示する共有画像P32と、端末装置10Cが表示する共有画像P33とは、同一の画像である。このとき、端末装置10A〜10Cの各表示部100には、2つの共有メニューボタン画像PMB、PMB2が表示される。
共有メニューボタン画像PMB、PMB2は、2台の通信相手にそれぞれ対応する情報共有機能を選択する操作を受け付ける画像である。具体的には、例えば、端末装置10Aにおいて、共有メニューボタン画像PMBは、端末装置10Bとの間における通信に関するメニューを選択する操作を受け付ける画像である。また、例えば、端末装置10Aにおいて、共有メニューボタン画像PMB2は、端末装置10Cとの間における通信に関するメニューを選択する操作を受け付ける画像である。また、端末装置10Bにおいて、共有メニューボタン画像PMB、PMB2は、それぞれ、端末装置10A、10Cとの間における通信に関するメニューを選択する操作を受け付ける画像である。また、端末装置10Cにおいて、共有メニューボタン画像PMB、PMB2は、それぞれ、端末装置10A、10Bとの間における通信に関するメニューを選択する操作を受け付ける画像である。ここで、通信に関するメニューには、例えば、通信相手の端末装置10との間において、情報共有機能を中止し、音声通信のみにする機能や、情報共有及び音声通信の両方を切断する機能が含まれる。
このように、端末装置10は、三者間情報共有機能を提供する場合に、その表示部100に、複数の通信相手それぞれとの間における通信に関するメニューを選択する操作を受け付ける画像を表示する。これにより、ユーザは、三者間情報共有機能を利用している場合であっても、その通信相手個別に情報共有を行ってよいか否かを制御することができる。
なお、共有メニューボタン画像PMB、PMB2は、各画像が対応する通信相手をアドレス帳やSNS(Social Networking Service)等の画像やテキストなどにより示してもよい。具体的には、端末装置10Aにおいて、共有メニューボタン画像PMBは、ユーザBの写真や氏名などを含んでもよい。また、端末装置10Aにおいて、共有メニューボタン画像PMB2は、ユーザCの写真や氏名などを含んでもよい。
[情報共有機能の選択操作の概要]
次に、ユーザが情報共有機能を起動する操作の概要について、図3を参照して説明する。ここでは、説明を簡潔にするため、2台の端末装置10による二者間情報共有機能を起動する場合の選択操作について説明する。
図3は、本実施形態の端末間通信システム1が提供する情報共有機能の選択操作の第1例を示す模式図である。
ここでは、ユーザA(Aさん)と、ユーザB(Bさん)とが、それぞれ端末装置10を使用して表示画面共有を利用する場合を一例にして説明する。また、この一例の説明において、ユーザAが利用する端末装置10Aが、要求側の端末装置10である。また、この一例の説明において、ユーザBが利用する端末装置10Bが、被要求側の端末装置10である。また、端末装置10によっては表示画面共有機能に対応していない端末装置10もあり得る。この一例の説明においては、各端末装置10が、表示画面共有機能に対応している場合について説明する。
ユーザAと、ユーザBとは、図3(A)から図3(E)に示す操作を順に行うことにより、表示画面共有機能を利用する。このユーザAと、ユーザBとは、LTE通信網を経由した音声通話を行っている。このユーザAと、ユーザBとが、LTE通信網を経由した音声通話を行っている場合の、各端末装置10に表示される画像の一例を、図3(A)に示す。
このとき、ユーザAの端末装置10Aの表示部100、及びユーザBの表示部100には、いずれも共有メニューボタンの画像PMBが表示されている。この共有メニューボタンの画像PMBの表示は、通信の相手側の端末装置10が、上述した情報共有機能のうち、いずれかの情報共有機能に対応していることを示す。この一例では、共有メニューボタンの画像PMBの表示は、端末装置10Aと、端末装置10Bとが、いずれも表示画面共有機能に対応していることを示す。
ユーザAは、端末装置10Aの表示部100に表示されている共有メニューボタンの画像PMBをタップ操作する。このタップ操作を端末装置10Aの操作検出部110が検出すると、ランチャー画像P20が表示される(図3(B)を参照)。このランチャー画像P20とは、上述したメニュー画像の一例である。この一例においては、ランチャー画像P20は、表示画面共有機能、手書き共有機能、位置情報共有機能、及びカメラ共有機能のアイコン画像を示す。このアイコン画像が表示されている表示部100上の位置を、ユーザがタップ操作することにより、アイコン画像に対応付けられた機能が起動する。ここでは、ユーザAが、ランチャー画像P20に表示される各情報共有機能のうち、表示画面共有機能のアイコン画像P21をタップ操作する場合について説明する。
このタップ操作を端末装置10Aの操作検出部110が検出すると、表示画面共有機能の機能説明画像P22が表示される(図3(C)を参照)。また、このタップ操作を端末装置10Aの操作検出部110が検出すると、共有先の端末装置10Bの表示部100に画面共有開始の承諾画像P23が表示される。この承諾画像P23とは、情報共有の被要求側の端末装置10に表示される画像であり、要求側の端末装置10による情報共有の要求を承諾するか否かを示す操作を、ユーザに促す画像である。この一例においては、承諾画像P23とは、ユーザAからの画面共有の要求を承諾するか否かを示すタップ操作をユーザBに対して促す画像である。
次に、ユーザBは、承諾画像P23の承諾ボタンの画像P24をタップ操作する。このタップ操作を端末装置10Bの操作検出部110が検出すると、端末装置10B及び端末装置10Aの各表示部100に、接続中を示す画像P25が表示される(図3(D)を参照)。このとき、端末装置10Aと端末装置10Bとの間において、表示画面共有のための端末間通信のセションが構築される。
次に、端末装置10Aと端末装置10Bとの間において、表示画面共有のための端末間通信のセションが確立すると、端末装置10Aの表示部100に表示されている画像P26が、端末装置10Aの表示部100に画像P27として表示される(図3(E)を参照)。すなわち、端末装置10Aと端末装置10Bとの間において、表示画面共有が開始される。
なお、端末装置10−1Sおよび端末装置10−2Rの双方の端末装置10は、それぞれ、後述するように、音声通話セションが構築されている通話相手の電話番号およびIPアドレスを保持している。音声通話中において、双方の端末装置10は、音声データに含まれる情報と、保持している電話番号およびIPアドレスとを照合して、音声通話が継続されているか否かを監視する。
端末装置10−1Sまたは端末装置10−2Rの何れか一方により通話終了の操作が受け付けられた場合、通話終了の操作を受け付けた端末装置10は、音声通話セションを終了させると共に、表示画面共有のための情報通信セション(端末間の情報共有のセションともいう)も終了させる。このとき、端末装置10は、音声通話セションを構築したLTE通信網におけるサーバ装置にセションの終了要求を送信すると共に、シグナリングサーバ20に情報通信セションの終了要求を送信する。他方の端末装置10は、保持している電話番号およびIPアドレスを含む音声データの受信が所定時間に亘り無いことを検出すると、音声通話が継続されていないと判定する。これにより、他方の端末装置10は、音声通話セションおよび表示画面共有のための情報通信セションが終了されたことを判定する。
[端末間通信システムの構成]
次に、上述した情報共有機能を提供する端末間通信システム1の構成について、図4を参照して説明する。
図4は、本実施形態の端末間通信システム1の構成の一例を示す概要図である。端末間通信システム1は、複数の端末装置10(この一例では、端末装置10−S及び端末装置10−R)の他に、次の装置を備える。すなわち、端末間通信システム1は、シグナリングサーバ20と、認証サーバ30と、プッシュサーバ40と、中継サーバ50とを備えている。
シグナリングサーバ20は、端末装置10の間において行われる情報共有通信のセションを管理する。具体的には、シグナリングサーバ20は、複数の端末装置10、認証サーバ30、及びプッシュサーバ40との間において通信が可能である。シグナリングサーバ20は、端末装置10が情報共有機能に対応している場合、その端末装置10の情報のレジストレーション(初期登録)を行う。また、シグナリングサーバ20は、端末装置10から情報共有の要求があった場合に、共有先の端末装置10との間の通信のセションを構築するためのシグナリング処理を行う。また、シグナリングサーバ20は、端末装置10から情報共有の要求があった場合に、共有の要求先の端末装置10が情報共有機能に対応しているか否かの返答を、要求側の端末装置10に対して行う。
このシグナリングサーバ20は、端末情報受信部と、適合性判定部と、判定結果送信部と、セション構築部とを、その機能部として備えている。
このうち、端末情報受信部は、端末情報を端末装置10から受信する。この端末情報には、端末装置10を識別する端末識別情報と、端末装置10において動作するアプリケーションを識別するアプリケーション識別情報とが含まれている。
適合性判定部は、ある端末装置10において動作する第1アプリケーションと、別の端末装置10において動作する第2アプリケーションとの適合性を、端末情報に基づいて判定する。
判定結果送信部は、ある端末装置10において動作する第1アプリケーションが送信する判定要求に応じて、適合性判定部による判定結果を第1アプリケーションに送信する。
セション構築部は、第1アプリケーションが送信する通信開始の要求に応じて、通信開始の要求を送信した第1アプリケーションと、第2アプリケーションとの間のセションを、端末情報に基づいて構築する。本実施形態において、セションは、音声通信を行っている端末装置10の間でのみ構築される。そして、音声通信を終了する場合には、セションが切断される。従って、セションを介した情報共有は、音声通信中のみ行われる。
また、シグナリングサーバ20は、セションの構築開始時に端末装置10が正規の装置であるか否かを判定する。端末装置10が正規の装置であるか否かは、様々な手段によって判定することができる。この一例においては、シグナリングサーバ20は、端末装置10から送信される電話番号及びIPアドレスに基づいて、端末装置10が正規の装置であるか否かを判定する。より具体的には、シグナリングサーバ20は、端末装置10から送信される電話番号及びIPアドレスと、この端末装置10に予め割り当てられている電話番号及びIPアドレスとが一致するか否かに基づいて、端末装置10が正規の装置であるか否かを判定する。以下の説明において、シグナリングサーバ20が行う、端末装置10が正規の装置であるか否かの判定を、セキュア判定とも記載する。
また、シグナリングサーバ20は、レジストレーション情報を記憶する。シグナリングサーバ20は、このレジストレーション情報を利用して、セションの構築、及びセキュア判定を行う。このシグナリングサーバ20が記憶するレジストレーション情報について、図5を参照して説明する。
図5は、本実施形態のシグナリングサーバ20が記憶するレジストレーション情報の一例を示す表である。シグナリングサーバ20は、レジストレーション情報として、端末装置10の電話番号と、端末モデル名と、プッシュIDと、アプリケーションバージョンとを記憶する。ここで、プッシュIDとは、端末装置10上で動作する情報共有機能対応のアプリケーションについて、このアプリケーションを識別する識別情報である。
図4に戻り、シグナリングサーバ20は、セションが確立された後には、所定の頻度で端末装置10が正規の装置であるか否かを判定する。シグナリングサーバ20は、端末装置10が正規の装置であると判定した場合に限り、セションを構築し、又は確立されたセションを維持する。具体的には、シグナリングサーバ20は、端末装置10が正規の装置であると判定した場合には、端末装置10に対してトークンを発行する。このトークンとは、高速通信回線を経由して端末装置10どうしが通信を行うための許可情報である。このトークンには、発行の時点からの有効期限が設定されている。端末装置10は、この有効なトークンが発行されている場合に、他の端末装置10との画面情報共有を行うことができる。また、端末装置1は、トークンが発行されていない場合、及び発行されているトークンの有効期限が途過している場合には、他の端末装置10との画面情報共有を行うことができない。このようにして、シグナリングサーバ20は、端末装置10の間のセションを管理する。
認証サーバ30は、端末装置10の電話番号と、インターネットプロトコルアドレス(IPアドレス)とを関連付けて記憶している。認証サーバ30は、シグナリングサーバ20から、電話番号に対応するIPアドレスの要求があった場合に、端末装置10の電話番号に対応するIPアドレスを、シグナリングサーバ20に返答する。
なお、ある端末装置10についての電話番号とIPアドレスとの組み合わせが、認証サーバ30に記憶されている電話番号とIPアドレスとの組み合わせと一致しない場合には、この端末装置10が正規の装置でない可能性がある。シグナリングサーバ20は、ある端末装置10から電話番号及びIPアドレスを取得し、認証サーバに記憶されている電話番号及びIPアドレスと比較して、電話番号とIPアドレスとの組み合わせが一致するか否かを判定する。この比較の結果、電話番号とIPアドレスとの組み合わせが一致すると判定した場合、シグナリングサーバ20は、端末装置10に対してトークンを発行する。また、この比較の結果、電話番号とIPアドレスとの組み合わせが一致しないと判定した場合、シグナリングサーバ20は、端末装置10に対してトークンを発行しない。
プッシュサーバ40は、複数のプッシュIDを記憶する。このプッシュサーバ40に記憶されるプッシュIDと、端末装置10上で動作するアプリケーションとは、シグナリングサーバ20によって対応付けられている。具体的には、端末装置10において、ダウンロードされた新たなアプリケーションが初めて起動されると、この端末装置10は、プッシュサーバ40に対してプッシュIDの発行を要求する。プッシュサーバ40は、この要求に基づいて端末装置10の新たなアプリケーションに対するプッシュIDを発行して、発行したプッシュIDを端末装置10に送信する。端末装置10は、この新たなアプリケーションと、発行されたプッシュIDとを関連付けた情報を、シグナリングサーバ20に対してレジストレーション情報として送信する。シグナリングサーバ20は、端末装置10から送信されたレジストレーション情報を記憶する。これにより、プッシュサーバ40に記憶されるプッシュIDと、端末装置10上で動作するアプリケーションとが、シグナリングサーバ20によって対応付けられる。
また、プッシュサーバ40は、端末装置10においてアプリケーションがバージョンアップされると、このバージョンアップに伴って新たなプッシュIDを発行する。つまり、プッシュサーバ40は、端末装置10において動作するアプリケーションの、アプリケーションバージョンの更新に伴い、更新される。
また、プッシュサーバ40は、被要求側の端末装置10に対してシグナリングサーバ20がセション構築開始の要求を行う際に、要求側の端末装置10の電話番号をプッシュ技術により被要求側の端末装置10に対して送信する。このプッシュ技術とは、端末装置10に対する通信リクエストを、サーバ装置側(この例の場合には、シグナリングサーバ20、及びプッシュサーバ40側)からIPアドレスを用いてプッシュ配信する技術である。なお、以下の説明において、プッシュ技術によって情報を送信することを、単に、情報をプッシュするとも記載する。
また、プッシュサーバ40は、被要求側の端末装置10に対してシグナリングサーバ20がルームへの入室招待を行う際に、要求側の端末装置10の電話番号と、ルームIDと、入室キーとをプッシュ技術により被要求側の端末装置10に対して送信する。ルーム、ルームID、入室キーについては、後述する。
中継サーバ50は、複数の端末装置10の間の情報共有通信において、3台以上の端末装置10による情報共有通信を行う場合や、2つの端末装置10においてピア・トゥー・ピア接続ができない場合に、複数の端末装置10の間の情報共有通信を中継する中継サーバである。ピア・トゥー・ピア接続は、P2P接続とも称する。複数の端末装置10の間の情報共有通信のP2P接続が行われており、そのP2P接続に参加していない端末装置10を新たに情報共有通信に加える場合に、中継サーバ50を介したセションが構築される。複数の端末装置10の間の情報共有通信のP2Pセションが、所定の時間を超えても確立できない場合に、中継サーバ50を介したセションが構築される。
中継サーバ50は、端末装置10からの要求に応じてルームを作成し、同一のルームに入室した複数の端末装置10の間の情報共有通信を中継する。このルームとは、中継サーバ50が提供する、複数の端末装置10が情報共有を行うための仮想的な空間である。このルームは、付される番号によって、例えば、ルーム1、ルーム2…のようにして区別される。このルームに付される番号を、ルームIDとも称する。端末装置10は、このルームのうち、いずれかのルームに接続する。同一のルームIDのルームに接続されている端末装置10は、互いに情報を共有することができる。例えば、ルーム1に、2台の端末装置10A、10Bがそれぞれ接続している場合には、これら2台の端末装置10A、10Bにおいて、互いに情報を共有することができる。また、例えば、ルーム1に3台の端末装置10A〜10Cがそれぞれ接続している場合には、これら3台の端末装置10A〜10Cにおいて、互いに情報を共有することができる。
中継サーバ50は、ルームIDと入室キーとを関連付けて記憶している。ルームIDとは、ルームを識別する識別情報である。入室キーとは、シグナリングサーバ20を介して端末装置10から受け付けた、ルームの作成要求に応じて発行され、ルームへの入室時に照会される情報である。中継サーバ50は、端末装置10からルームへの入室要求を受け付けた場合に、入室要求の要求元の端末装置10が送信したルームIDと入室キーとの組み合わせが自装置に記憶されているルームIDと入室キーとの組み合わせと一致するか否かを判定する。ルームIDと入室キーとの組み合わせが一致する場合、中継サーバ50は、端末装置10をルームに入室させる。
[端末間通信システムの動作手順]
次に、図6〜図9を参照して、端末間通信システム1の動作手順について説明する。初めに、図6を参照して、端末装置10のレジストレーション(初期設定)の動作手順について説明する。次に、図7〜図9を参照して、端末間通信システム1によるセション構築の動作手順について説明する。本実施形態に係る端末間通信システム1において、端末装置10は、中継モードとP2Pモードとの2つの通信モードで互いに通信可能である。ここで、中継モードとは、中継サーバ50を介した通信モードである。また、P2Pモードとは、中継サーバ50を介さずに、端末装置10同士が直接通信する通信モードであり、P2P接続により通信を行うモードである。以下では、まず、P2Pモードによるセションの構築について説明する。その後、中継モードによるセションの構築について説明する。なお、図4に示すステップSの番号は、図6及び図7のステップSの番号に対応する。
[端末間通信システムの動作手順1:初期設定]
図6を参照して、端末装置10のレジストレーション(初期設定)の動作手順について説明する。ここでは、端末装置10A、及び端末装置1010Bが順にレジストレーションを行う場合について説明する。
図6は、本実施形態のレジストレーションの動作手順の一例を示す流れ図である。
端末装置10Aは、情報共有機能対応のアプリケーションが端末装置10Aにおいて起動された場合に、プッシュサーバ40に対して、起動されたアプリケーションに対応するプッシュIDの発行の要求を送信する(ステップS10)。
プッシュサーバ40は、プッシュIDの発行の要求を受信すると、起動されたアプリケーションに対応するプッシュIDを、端末装置10Aに送信する(ステップS20)。端末装置10Aは、プッシュサーバ40からプッシュIDを取得する(ステップS30)。
次に、端末装置10は、レジストレーション情報を、シグナリングサーバ20に対して送信する(ステップS40)。ここで、レジストレーション情報には、ステップS10において取得したプッシュIDと、このプッシュIDに対応するアプリケーションのアプリケーションバージョン情報と、自装置の電話番号と、自装置の端末モデル名称とが含まれる。
シグナリングサーバ20は、ステップS40において送信されたレジストレーション情報を記憶して(ステップS50)、端末装置10Aについての、レジストレーションの処理を終了する。
次に、シグナリングサーバ20は、認証サーバ30に対して、電話番号を送信する(ステップS60)。この電話番号とは、ステップS40において送信されたレジストレーション情報に含まれる電話番号である。
認証サーバ30は、ステップS60において送信された電話番号を受信し、この電話番号が予め登録されている電話番号であるか否かを判定して、この判定結果をシグナリングサーバ20に送信する(ステップS70)。ここで、認証サーバ30に予め登録されている電話番号とは、端末装置10が正規の端末装置10であることを示す情報である。すなわち、認証サーバ30は、端末装置10から送信されたレジストレーション情報に含まれる電話番号が、正規の端末装置10の電話番号であるか否かを判定する。また、ここでいう正規の端末装置10とは、予め登録された正規の利用者に利用されている端末装置10である。すなわち、シグナリングサーバ20は、レジストレーション情報を送信した端末装置10が、予め登録された正規の利用者本人が利用する端末装置10であるか否かを判定する。つまり、シグナリングサーバ20は、ステップS60及びステップS70において、端末装置10の利用者の本人認証を行う。
また、端末装置10Bは、図6に示すステップS10−2からステップS70−2によって、レジストレーションを行う。ここで、ステップS10−2からステップS70−2は、上述したステップS10からステップS70に対応する。このステップS10−2からステップS70−2についての説明は省略する。
[端末間通信システムの動作2:セション構築(P2Pモード)]
次に、図7〜図9を参照して、端末装置10のセション構築の動作手順について説明する。
図7は、本実施形態のP2Pモードによるセション構築の動作手順の一例を示す流れ図である。ここでは、端末装置10Aと端末装置10Bとの間にセションを構築する場合について説明する。また、ここでは、端末間通信システム1は、情報共有機能の利用可否の判定処理と、P2Pモードによるセション構築処理との2つの処理について説明する。情報共有機能の利用可否の判定処理は、ステップS100〜S130の処理により実行される。また、P2Pモードによるセション構築処理は、ステップS140〜S200の処理により実行される。また、ここでは、端末装置10Aが情報共有の要求側であり、端末装置10Bが情報共有の被要求側である場合について説明する。
要求側の端末装置10Aは、情報共有の要求をシグナリングサーバ20に対して送信する(ステップS100)。
シグナリングサーバ20は、端末装置10から情報共有の要求を受け付ける(ステップS110)。この情報共有の要求には、被要求側の端末装置10の電話番号が含まれている。
次に、シグナリングサーバ20は、ステップS110において受け付けた電話番号と、予め記憶しているレジストレーション情報とを比較して、受信した電話番号が利用可能であるか否かを判定する(ステップS120)。
なお、シグナリングサーバ20は、電話番号の判定に代えて、又は電話番号の判定に加えて、プッシュIDの判定を行うこともできる。具体的には、シグナリングサーバ20は、ステップS110において受け付けた電話番号に対応するレジストレーション情報に、プッシュIDが登録されているか否かを判定する。
次に、シグナリングサーバ20は、ステップS110において受信した電話番号が利用可能であると判定した場合(ステップS120;YES)には、要求側の端末装置10に対して、情報共有機能が利用可能である旨を通知する(ステップS130)。一方、シグナリングサーバ20は、ステップS110において受信した電話番号が利用可能でないと判定した場合(ステップS120;NO)には、要求側の端末装置10に対して、情報共有機能が利用不可能である旨を通知して、処理を終了する。
なお、上述において、シグナリングサーバ20は、シグナリングサーバ20に対して情報共有の要求があった後にセションを構築する過程において、要求側の端末装置10に対して情報共有機能が利用可能である旨を通知するとして説明したが、これに限られない。一例として、シグナリングサーバ20は、情報共有の要求がなされる前において、要求側の端末装置10に対して情報共有機能が利用可能である旨を通知してもよい。この場合、シグナリングサーバ20は、端末装置10間の音声通話開始時、又は音声通話中に、音声通話のバックグラウンド処理によって、情報共有の要求がなされる前において、要求側の端末装置10に対して情報共有機能が利用可能である旨を通知する。
また、他の変形例として、シグナリングサーバ20は、電話番号の判定に代えて、又は電話番号の判定に加えて、次に例示する条件によって情報共有機能が利用可能である旨を通知してもよい。一例として、シグナリングサーバ20は、要求側の端末装置10と、被要求側の端末装置10とのいずれにも、情報共有アプリケーションがインストールされている場合に、情報共有機能が利用可能である旨を通知する。また、一例として、シグナリングサーバ20は、要求側の端末装置10にインストールされている情報共有アプリケーションのアプリケーションバージョンと、被要求側の端末装置10にインストールされている情報共有アプリケーションのアプリケーションバージョンとが同一である場合に、情報共有機能が利用可能である旨を通知する。また、一例として、シグナリングサーバ20は、要求側の端末装置10にインストールされている情報共有アプリケーションと、被要求側の端末装置10にインストールされている情報共有アプリケーションとが互換性を有する場合に、情報共有機能が利用可能である旨を通知する。
また、他の一例として、シグナリングサーバ20は、要求側の端末装置10と、被要求側の端末装置10とが、いずれも高速データ通信回線(例えば、VoLTE)による通信に対応する端末装置である場合に、情報共有機能が利用可能である旨を通知する。
次に、要求側の端末装置10は、情報共有機能が利用可能である旨の通知を受信すると、シグナリングサーバ20にセション構築の要求を送信する(ステップS140)。このセション構築の要求には、送信要求側の端末装置10の電話番号及びIPアドレスと、被要求側の端末装置10の電話番号とが含まれる。
なお、上述したステップS100と、ステップS140との処理タイミングの前後関係は問わない。例えば、ステップS100が先で、ステップS140が後でもよく、これらステップS100と、ステップS140とが同時に行われてもよい。
次に、シグナリングサーバ20は、ステップS140において送信されたセション構築の要求を受信すると、プッシュサーバ40に対して、セション構築情報を送信する(ステップS150)。このセション構築情報には、要求側の端末装置10の電話番号と、プッシュIDとが含まれている。このとき、シグナリングサーバ20は、被要求側の端末装置10の電話番号を検索キーにしてレジストレーション情報を検索することにより、プッシュIDを取得する。このプッシュIDは、被要求側の端末装置10において動作する情報共有アプリケーションに対応している。
プッシュサーバ40は、ステップS150において送信されたセション構築情報を受信すると、このセション構築情報に含まれるプッシュIDに基づいて、被要求側の端末装置10に対して、情報共有アプリケーションの起動要求をプッシュする(ステップS160)。このときプッシュサーバ40がプッシュする情報には、要求側の端末装置10の電話番号が含まれている。
被要求側の端末装置10は、ステップS160のプッシュが行われると、受信した要求側の端末装置10の電話番号が、現在通話中の相手の電話番号と一致するか否かを判定する(ステップS170)。被要求側の端末装置10は、受信した要求側の端末装置10の電話番号が、現在通話中の相手の電話番号と一致すると判定した場合(ステップS170;YES)には、処理をステップS180に進める。一方、被要求側の端末装置10は、受信した要求側の端末装置10の電話番号が、現在通話中の相手の電話番号と一致しないと判定した場合(ステップS170;NO)には、情報共有の承認をしない旨を、シグナリングサーバ20を介して要求側の端末装置10に送信して、処理を終了する。
ステップS180において、被要求側の端末装置10は、情報共有の承認画像を表示し、ユーザの承認操作を待つ。被要求側の端末装置10は、ユーザが承認する操作を行った場合(ステップS180;YES)には、シグナリングサーバ20に対してセション構築承認情報を送信する(ステップS190)。このセション構築承認情報には、被要求側の端末装置10の電話番号、IPアドレス及びポート番号が含まれている。一方、被要求側の端末装置10は、ユーザが承認しない操作を行った場合(ステップS180;NO)には、情報共有の承認をしない旨を、シグナリングサーバ20を介して要求側の端末装置10に送信して、処理を終了する。
次に、シグナリングサーバ20は、ステップS190において送信されたセション構築承認情報を受信すると、要求側の端末装置10と、被要求側の端末装置10との間においてセションを構築して(ステップS200)、セション構築の処理を終了する。具体的には、ステップS200において、シグナリングサーバ20は、ステップS190において送信された被要求側の端末装置10のIPアドレス及びポート番号を、要求側の端末装置10に送信する。次に、要求側の端末装置10は、要求側の端末装置10のIPアドレス及びポート番号を、シグナリングサーバ20に送信する。シグナリングサーバ20は、要求側の端末装置10のIPアドレス及びポート番号を受信すると、受信したIPアドレス及びポート番号を被要求側の端末装置10に送信する。これにより、要求側の端末装置10は、被要求側の端末装置10のIPアドレス及びポート番号を取得する。また、被要求側の端末装置10は、要求側の端末装置10のIPアドレス及びポート番号を取得する。すなわち、複数の端末装置10は、互いに、情報共有相手の端末装置10のIPアドレス及びポート番号を取得する。
セション構築の処理が終了すると、端末装置10A及び端末装置10Bは、相互に情報共有を行う(ステップS210)。
[端末間通信システムの動作2:セション構築(中継モード)]
次に、中継モードによるセション構築の動作の手順について説明する。
図8及び図9は、本実施形態の中継モードにおけるセション構築の動作手順の一例を示す流れ図である。ここでは、2台の端末装置10間におけるセション構築について説明するが、中継モードでは3台以上の端末装置10間におけるセション構築も可能である。また、ここでは、ルームの作成処理と、ルームへの入室処理について説明する。ルームの作成処理は、ステップS300〜S370の処理により実行される。また、ルームの作成要求を行った端末装置10のルームへの入室処理は、ステップS380〜S400の処理により実行される。また、ルームへの入室の招待を受けた端末装置10のルームへの入室処理は、ステップS410〜S520の処理により実行される。なお、以下では、図6を参照して説明した情報共有機能の利用可否の判定処理についての説明は省略する。この情報共有機能の利用可否の判定処理は、例えば、ステップS300の前に実行される。
まず、要求側の端末装置10は、ルーム作成要求をシグナリングサーバ20に対して送信する(ステップS300)。このルーム作成要求とは、中継サーバ50に対して、ルームの作成を要求する情報である。また、このルーム作成要求には、要求側の端末装置10の電話番号が含まれている。すなわち、要求側の端末装置10は、要求側の端末装置10の電話番号が含まれるルーム作成要求を、シグナリングサーバ20に対して送信する。
シグナリングサーバ20は、要求側の端末装置10の電話番号を受信すると、中継サーバ50に対して、中継サーバ50の空き容量を確認する要求を出力する(ステップS310)。中継サーバ50は、中継サーバ50の空き容量を確認する要求を受信すると、新たなルームを作成可能か否かを判定し(ステップS320)、この判定結果をシグナリングサーバ20に送信する(ステップS330)。
シグナリングサーバ20は、受信した判定結果が新たなルームを作成可能であることを示す場合(ステップS320;YES)には、中継サーバ50に対して、ルーム作成要求を送信する(ステップS340)。このルーム作成要求には、上述の通り、要求側の端末装置10の電話番号が含まれている。
中継サーバ50は、ルーム作成要求を受信すると、新たなルームIDを発行して、このルームIDを付したルームを作成する(ステップS350)。また、中継サーバ50は、作成したルームに入室するための入室キーを発行する。中継サーバ50は、ルーム作成要求に対するレスポンスをシグナリングサーバ20に対して送信する(ステップS360)。ルーム作成要求に対するレスポンスには、中継サーバ50が発行したルームIDと、入室キーとが含まれる。シグナリングサーバ20は、ルーム作成要求に対するレスポンスを受信すると、このレスポンスに含まれるルームIDと、入室キーとを含む情報を、ルーム作成要求に対するレスポンスとして、要求側の端末装置10に送信する(ステップS370)。
要求側の端末装置10は、シグナリングサーバ20から、ルーム作成要求に対するレスポンスを受信する。上述の通り、このルーム作成要求に対するレスポンスには、中継サーバ50が発行したルームIDと、入室キーとが含まれる。
要求側の端末装置10は、中継サーバ50に対して、ルームへの入室要求を送信する(ステップS380)。このルームへの入室要求には、シグナリングサーバ20から受信したルームIDと、入室キーとが含まれる。すなわち、要求側の端末装置10は、中継サーバ50が発行したルームIDと、入室キーとを含む情報を、ルームへの入室要求として、中継サーバ50に対して送信する。中継サーバ50は、ルームへの入室要求を受信すると、このルームへの入室要求に含まれるルームIDと、入室キーとを照合する(ステップS390)。この照合の結果、ルームIDと、入室キーとの組み合わせが正しい場合(ステップS390;YES)には、中継サーバ50は、要求側の端末装置10をルームに入室させ、ルームに入室したことを通知する(ステップS400)。
また、要求側の端末装置10は、被要求側の端末装置10に対して、ルームへの入室の招待を行う。具体的には、要求側の端末装置10は、シグナリングサーバ20に対して、ルームへの入室の招待の要求を送信する(ステップS410)。このルームへの入室の招待の要求には、要求側の端末装置10の識別情報と、被要求側の端末装置10の識別情報と、ルームIDと、入室キーとが含まれる。ここで、端末装置10の識別情報とは、端末装置10の電話番号、IPアドレスなど、端末装置10を識別するための情報である。
シグナリングサーバ20は、ルームへの入室の招待の要求を要求側の端末装置10から受信すると、プッシュサーバ40に対して、プッシュ要求を送信する(ステップS420)。このプッシュ要求には、要求側の端末装置10の識別情報と、被要求側の端末装置10の識別情報と、ルームIDと、入室キーとが含まれる。
プッシュサーバ40は、プッシュ要求をシグナリングサーバ20から受信すると、被要求側の端末装置10に対して、ルームへの入室の招待情報を送信する(ステップS430)。このルームへの入室の招待情報には、要求側の端末装置10の識別情報と、被要求側の端末装置10の識別情報と、ルームIDと、入室キーとが含まれる。また、プッシュサーバ40は、ルームへの入室の招待情報を送信すると、ルームへの入室の招待情報を送信したことを示すレスポンスを、シグナリングサーバ20に送信する(ステップS440)。シグナリングサーバ20は、ルームへの入室の招待情報を送信したことを示すレスポンスを受信すると、要求側の端末装置10に対して、ルームへの入室の招待の要求に対するレスポンスを送信する(ステップS450)。
一方、被要求側の端末装置10は、プッシュサーバ40からルームへの入室の招待情報を受信すると、ルームへの入室の招待情報を受信したことを、被要求側の端末装置10の利用者に通知して、ルームへの入室の操作を待つ(ステップS460)。被要求側の端末装置10の利用者が、ルームへの入室の操作を行うと、被要求側の端末装置10は、この操作を受け付け、要求側の端末装置10に対して、ルームへの入室の要求を送信する(ステップS470)。要求側の端末装置10は、被要求側の端末装置10からルームへの入室の要求を受信すると、ルームへの入室の要求に対するレスポンスの入力操作を待つ(ステップS480)。要求側の端末装置10は、被要求側の端末装置10のルームへの入室について承認をユーザから受け付けると、ルームへの入室の承認を表す承認情報を被要求側の端末装置10に送信する(ステップS490)。このルームへの入室の要求に対するレスポンスには、通信モードが中継モードであることを示す情報が含まれている。
なお、この一例では、被要求側の端末装置10は、利用者によるルームへの入室の操作を受け付けた場合に、要求側の端末装置10に対して、ルームへの入室の要求を送信するとして説明したが、これに限られない。被要求側の端末装置10は、利用者による操作を要することなく、要求側の端末装置10に対して、ルームへの入室の要求を送信してもよい。この場合、例えば、被要求側の端末装置10は、アドレス帳アプリケーションに登録されている通信相手ごとに、ルームへの入室の要求を送信する場合に利用者の確認が必要か否かの設定を記憶することができる。そして、要求側の端末装置10が、この利用者の確認が不要と設定されている端末装置10である場合には、被要求側の端末装置10は、利用者による操作を要求することなく、要求側の端末装置10に対して、ルームへの入室の要求を送信する。また、例えば、被要求側の端末装置10は、音声通信を行っている間に、ルームへの入室の招待情報を受信した場合には、デフォルトで利用者による操作を要求することなく、要求側の端末装置10に対して、ルームへの入室の要求を送信してもよい。これにより、被要求側の端末装置10は、セションの再構築(再接続)において、利用者による操作を要することなく、自動的に要求側の端末装置10に対して、ルームへの入室の要求を送信することができる。
被要求側の端末装置10は、要求側の端末装置10から、ルームへの入室の要求に対する承認情報を受信すると、中継サーバ50に対して、ルームへの入室要求を送信する(ステップS500)。このルームへの入室要求には、プッシュサーバ40から受信したルームIDと、入室キーとが含まれる。ここで、プッシュサーバ40から受信したルームIDは、要求側の端末装置10が既に入室しているルームのルームIDと一致する。また、プッシュサーバ40から受信した入室キーは、要求側の端末装置10が既に入室しているルームの入室キーと一致する。すなわち、被要求側の端末装置10は、要求側の端末装置10が既に入室しているルームへの入室要求を、中継サーバ50に対して送信する。中継サーバ50は、ルームへの入室要求を受信すると、このルームへの入室要求に含まれるルームIDと、入室キーとを照合する(ステップS510)。この照合の結果、ルームIDと、入室キーとの組み合わせが正しい場合(ステップS510;YES)には、中継サーバ50は、被要求側の端末装置10をルームに入室させる。そして、被要求側の端末装置10がルームに入室したことを同一のルームに接続している全端末装置10に通知する(ステップS520)。
この手順により、要求側の端末装置10と、被要求側の端末装置10とが、中継サーバ50が提供する同一のルームに入室する。これにより、要求側の端末装置10と、被要求側の端末装置10との間において、中継サーバ50を介した情報共有が可能になる。
なお、中継サーバ50は、ルームに接続している端末装置10に対して、同一のルームに接続している他の端末装置10を通知してもよい。この通知は、端末装置10からの要求に応じて行われてもよいし、端末装置10が新たにルームに入室した場合や端末装置10がルームから退室した場合など、ルームに接続する端末装置10が変化した場合に行われてもよい。
[変形例:端末間通信システムの動作(変形例1):通信回線の切り換え]
次に、中継サーバ50による通信回線の切り換えついて説明する。本実施形態の場合、複数の端末装置10の間の情報共有通信のうち、P2Pセションは、LTE回線を利用して構築される。また、本実施形態の場合、複数の端末装置10の間の情報共有通信のうち、中継サーバ50を介したセションは、無線LAN回線を利用して構築される。
ここで、複数の端末装置10の間の音声通話がLTE回線を利用して行われ、情報共有通信がLTE回線を利用する状態と、無線LAN回線を利用する状態とが切り換えられて行われる場合がある。この場合には、回線の切り換えによって情報共有通信に用いられる端末装置10のIPアドレスが変化するため、端末間通信システム1は、セションの再確立を行う。このセションの再確立を行う間、送信側の端末装置10は、回線の切り換え前の通信状態を一時的に記憶しておき、セションの再確立後に、記憶しておいた通信状態に基づいて、情報共有を復帰させる。
また、情報共有機能に対応している複数の端末装置10間においてLTE回線で通信している場合には、端末間通信システム1は、次のように制御することもできる。なお、ここでいう情報共有機能に対応している複数の端末装置10間においてLTE回線で通信している場合とは、複数の端末装置10において情報共有通信を行っている場合、又は、情報共有機能に対応しているアプリケーションを実装する複数の端末装置10の間において音声通話を行っている場合を含む。
この場合、複数の端末装置10間の通信回線が、LTE回線とLTE回線以外の通信回線とを選択可能な場合において、端末間通信システム1は、複数の端末装置10間の通信回線をLTE回線に固定し、LTE回線以外の通信回線に切り替えないように制御する。
また、複数の端末装置10の間の情報共有通信について、LTE回線を利用する状態と、無線LAN回線を利用する状態とを切り換える場合、または、一旦切断されたセションを再度確立させる場合がある。この場合には、端末間通信システム1は、被要求側の端末装置10(または、要求側の端末装置10)による承諾手順を省略してセションを確立させる。この場合、端末間通信システム1は、セションが切換又は切断されてから、セションが再確立するまでの時間に基づいて、承諾手順を省略するか否かを選択する。例えば、端末間通信システム1は、セションが切換又は切断されてから、セションが再確立するまでの時間が所定のタイムアウト時間以下であれば、承諾手順を省略する。また、端末間通信システム1は、セションが切換又は切断されてから、セションが再確立するまでの時間が所定のタイムアウト時間よりも長ければ、承諾手順を省略しない。つまり、端末間通信システム1は、一旦確立されたセションが切換又は切断された場合、セションが切換又は切断された状態が比較的短時間の場合には、承諾手順を省略する。これにより、端末間通信システム1は、セションが切換又は切断された場合のユーザの手間を軽減することができる。
ここで、中継サーバ50による通信回線の切り換えの具体例について説明する。
中継サーバ50は、P2Pセションの確立が失敗した場合に、通信モードをP2Pモードから中継モードへと切り換える。
まず、端末装置10は、例えば、セション確立が失敗した場合、シグナリングサーバ20に対してエラー情報を送信する。このエラー情報とは、セションが所定時間内に確立しなかったことを示す情報である。すなわち、このエラー情報とは、端末装置10間で情報共有のための通信ができないことを示す情報である。ここで、所定時間とは、セション確立のための接続要求を要求側の端末装置10から被要求側の端末装置10に送信した場合に計時されるタイムアウト時間であり、例えば、2秒である。エラー情報は、要求側の端末装置10、及び被要求側の端末装置10のいずれも送信可能である。すなわち、シグナリングサーバ20は、エラー情報を、要求側の端末装置10と、被要求側の端末装置10とのいずれか一方、又は両方から受信する。シグナリングサーバ20は、要求側の端末装置10からエラー情報を受信すると、中継サーバ50との間で、図8及び図9を用いて説明した通信回線を切り換えるための手順を実行する。
[変形例:端末間通信システムの動作(変形例2):定期的な認証動作]
シグナリングサーバ20は、セションが確立された後には、所定の頻度で端末装置10が正規の装置であるか否かを判定する。すなわち、シグナリングサーバ20は、端末装置10が正規の装置であるか否かを認証する動作を、所定の頻度で定期的に行う。この所定の頻度とは、例えば、数秒おきである。また、ここでいう正規の端末装置10とは、電話番号とIPアドレスとの組み合わせが、予め認証サーバ30に登録されている電話番号とIPアドレスとの組み合わせと一致する装置のことである。
これにより、端末間通信システム1は、正規でない端末装置10による情報共有機能の利用を排除することができる。
[変形例:セション構築手順の変形例]
次に、端末間通信システム1のセション構築手順の変形例について説明する。ここでは、既に端末装置10のレジストレーションが完了している場合について説明する。また、ここでは、図7に示したセション構築の手順におけるステップS100からステップS210と比較しながら説明する。このため、セション構築手順の変形例の手順についてのステップS600からステップS670の図示は省略する。
シグナリングサーバ20は、要求側の端末装置10から情報共有の要求を受け付ける(ステップS600)。このステップS600は、上述したステップS100からステップS110に対応する。この情報共有の要求には、要求側の端末装置10の電話番号と、被要求側の端末装置10の電話番号が含まれている。すなわち、情報共有の要求に、要求側の端末装置10の電話番号が含まれている点において、本変形例は、上述したステップS100と異なる。
次に、シグナリングサーバ20は、ステップS600において受信した電話番号と、予め記憶しているレジストレーション情報とを比較して、受信した電話番号が利用可能であるか否かを判定する(ステップS610)。このステップS610は、上述したステップS12に対応する。ここで、シグナリングサーバ20は、要求側の端末装置10の電話番号と、被要求側の端末装置10の電話番号とについて、それぞれ利用可能であるか否かを判定する。すなわち、利用可能であるか否かの判定対象に、要求側の端末装置10の電話番号が含まれている点において、本変形例は、上述したステップS120と異なる。
次に、シグナリングサーバ20は、ステップS610において受信した電話番号が利用可能であると判定した場合(ステップS610;YES)には、要求側の端末装置10に対して、被要求側のIPアドレスを送信する(ステップS620)。また、この場合(ステップS610;YES)には、シグナリングサーバ20は、プッシュサーバ40に対して、セション構築情報を送信する(ステップS630)。このステップS630は、上述したステップS130からステップS150に対応する。このセション構築情報には、要求側の端末装置10のIPアドレスと、端末装置10において動作する情報共有アプリケーションに対応するプッシュIDとが含まれている。すなわち、要求側の端末装置10がセション構築の要求を送信する手順が省略されている点において、本変形例は、上述したステップS130からステップS150と異なる。
プッシュサーバ40は、ステップS630において送信されたセション構築情報を受信すると、このセション構築情報に含まれるプッシュIDに基づいて、被要求側の端末装置10に対して、要求側の端末装置10のIPアドレスをプッシュする(ステップS640)。このステップS640は、上述したステップS160に対応する。すなわち、プッシュサーバ40が要求側の端末装置10の電話番号に代えて、IPアドレスをプッシュする点において、本変形例は、上述したステップS160と異なる。
被要求側の端末装置10は、ステップS640のプッシュが行われると、情報共有の承認画像を表示し、ユーザの承認操作を待つ(ステップS650)。このステップS650は、上述したステップS170からステップS180に対応する。すなわち、被要求側の端末装置10において、電話番号の一致判定が省略されている点において、本変形例は、上述したステップS170と異なる。
被要求側の端末装置10は、ユーザが承認する操作を行った場合(ステップS650;YES)には、シグナリングサーバ20に対してセション構築承認情報を送信する(ステップS660)。このステップS660は、上述したステップS190に対応する。一方、被要求側の端末装置10は、ユーザが承認しない操作を行った場合(ステップS650;NO)には、情報共有の承認をしない旨を、シグナリングサーバ20を介して要求側の端末装置10に送信して、処理を終了する。
次に、シグナリングサーバ20は、ステップS660において送信されたセション構築承認情報を受信すると、要求側の端末装置10と、被要求側の端末装置10との間においてセションを構築して(ステップS670)、セション構築の処理を終了する。このステップS670は、上述したステップS200に対応する。すなわち、本変形例のセション構築手順によれば、上述したステップS100からステップS200による手順に対比して、より簡易な手順によってセションを構築することができる。
[三者間情報共有通信開始時の基本動作]
次に、図10〜図13を参照して、端末間通信システム1による三者間情報共有機能の提供について説明する。本実施形態の端末間通信システム1は、音声通信が行われているときにのみ、情報共有通信を提供する。以下では、第1の端末装置10と第2の端末装置10との間で音声通信と、P2Pモードによる情報共有通信とが行われている状態から、第3の端末装置10を含めた三者間情報共有通信が行われるまでの処理について説明する。
まず、中継モードによる三者間情報共有通信の開始について説明する。
図10及び図11は、本実施形態の端末間通信システム1による三者間情報共有機能の提供の概要を示す模式図である。図10は、三者間情報共有機能を提供するために、P2Pモードから中継モードに二者間情報共有通信を切り替える処理の流れの概要を示す模式図である。図11は、中継モードへの移行後に、第3の端末装置10を含めた三者間情報共有機能が提供されるまでの処理の流れの概要を示す模式図である。
この一例において、図10及び図11における端末装置10A〜10Cは、図2の端末装置10A〜10Cと同一である。まず、端末装置10Aと端末装置10Bとは、音声通信を行い、P2Pモードで情報を共有している(ステップS700)。次に、端末装置10Cから端末装置10Aへと音声通信の要求が行われ(ステップS710)、端末装置10Aのユーザが端末装置10Cを含めた音声通信の開始を選択すると、端末装置10A〜10Cは、互いに音声データの送受信を行う三者間音声通信(三者通話)を開始する(ステップS720)。次に、端末装置10Aは、端末装置10Bとの通信モードをP2Pモードから中継モードへと切り換える。
具体的には、上述したように、まず、端末装置10Aは、シグナリングサーバ20を介して、中継サーバ50にルームの作成要求を送信する(ステップS730、S740)。このとき、端末装置10Aは、ルームの作成要求に自装置の電話番号に加え、端末装置10Bの電話番号を含める。次に、中継サーバ50は、ルームの作成要求に応じて作成したルームのルームIDと入室キーとを端末装置10A、10Bに送信する(ステップS750)。つまり、シグナリングサーバ20は、端末装置10Aと端末装置10Bとが入室するルームのルームIDを指定する。そして、端末装置10A、10Bは、中継サーバ50から取得したルームIDと入室キーとにより同一のルームへと入室し、端末装置10A、10Bは、中継モードによる情報共有通信を開始する(ステップS760)。
次に、端末装置10Aのユーザが端末装置10Cを含めた情報共有通信の開始を選択すると、端末装置10Aは、端末装置10Cに対して情報共有の招待を行う。具体的には、端末装置10Aは、自装置が入室するルームのルームIDと入室キーとを、端末装置10Cに通知する(ステップS770)。次に、招待を受けた端末装置10Cのユーザが情報の共有を承諾すると、端末装置10Cは、中継サーバ50にアクセスして、端末装置10A、10Bが接続するルームへと入室する。端末装置10Cは、中継サーバ50にアクセスし、端末装置10Aから通知されたルームIDと入室キーとにより、端末装置10A、10Bが接続しているルームに入室する。そして、端末装置10Cは、端末装置10A、10Bと、中継モードによる情報共有通信を開始する(ステップS780)。これにより、端末装置10A〜10Cは、中継サーバ50を介して相互に情報を共有することができる。
なお、端末装置10Aは、三者通話を行っている場合に、バックグラウンドで端末装置10Cが情報共有機能に対応しているか否かを確認してもよい。この場合、端末装置10Aは、バックグラウンドで、端末装置10Cの電話番号をシグナリングサーバ20に送信する。そして、端末装置10Aは、端末装置10Cが情報共有機能に対応しているか否かの返答をシグナリングサーバ20から受信する。
[変形例:三者間情報共有通信開始時の動作(変形例1)]
次に、図12を参照して、三者間情報共有通信開始時における端末間通信システム1の動作の第1の変形例について説明する。第1の変形例では、複数の端末装置10と情報共有通信を行っているある端末装置10が、複数の通信相手のうち、1つの端末装置10のIPアドレスを他の端末装置10へと通知する。これにより、ある端末装置10の通信相手の複数の端末装置10は、相互にIPアドレスを交換してセションを構築することができる。
図12は、第1の変形例の、端末間通信システム1による三者間情報共有機能の提供の概要を示す模式図である。
ここでは、上述した基本動作と同様に、3台の端末装置10A〜10Cにより三者間情報共有通信を開始する例について説明する。また、ここでは、端末装置10Aと端末装置10Bとの間において、P2Pモードによる情報の共有が行われている場合について説明する。また、ここでは、端末装置10A〜10Cが三者通話を行っている場合について説明する。端末装置10Aと端末装置10Bとの間において音声通信とP2Pモードによる二者間情報共有通信とが行われている状態から、端末装置10A〜10Cによる三者通話が行われるまでの処理の流れは、上述した基本動作のステップS700〜S720までの処理と同様であるため、説明を省略する。
図12に示される第1の変形例において、端末間通信システム1は、端末装置10Aが自装置と通信する端末装置10B及び端末装置10Cのうちの一方の端末装置10のIPアドレスを、他方の端末装置10に通知する。
具体的には、まず、端末装置10Aと端末装置10Bとは、P2Pモードにより情報を共有している(ステップS800)。なお、図12では、三者通話の提供については、図示を省略している。端末装置10Aのユーザが端末装置10Cを含めた情報共有通信の開始を選択すると、端末装置10Aは、端末装置10Cに対して情報共有への招待を行う(ステップS810)。そして、端末装置10Cのユーザが端末装置10A、10Bとの情報共有を承諾した場合、端末装置10Cは、三者間情報共有通信の提供が承諾されたことを端末装置10Aに通知する(ステップS820)。端末装置10Aと端末装置10CとはP2Pモードによる通信を開始する(ステップS830)。
他方、端末装置10Aは、端末装置10Cを含めた情報共有の承諾要求を端末装置10Bに送信する(ステップS840)。そして、端末装置10Bのユーザが端末装置10Cを含めた情報共有通信の承諾を行うと、端末装置10Bは、三者間情報共有機能の提供が承諾されたことを端末装置10Aに通知する(ステップS850)。
次に、端末装置10Aは、P2Pセション又はシグナリングサーバ20を介して、端末装置10BのIPアドレスを端末装置10Cに送信する(ステップS860)。また、端末装置10Aは、P2P接続又はシグナリングサーバ20を介して、端末装置10CのIPアドレスを端末装置10Bに送信する(ステップS860)。これにより、端末装置10Bは、端末装置10CのIPアドレスを取得する。また、端末装置10Cは、端末装置10BのIPアドレスを取得する。そして、端末装置10Bと端末装置10Cとは、取得したIPアドレスに基づいて、例えば、P2Pモードによる通信を開始する(ステップS870)。これにより、端末装置10A及び端末装置10B間、端末装置10A及び端末装置10C間、端末装置10B及び端末装置10C間において、P2Pモードによる通信が行われる。従って、端末装置10A〜10Cは、相互に情報を共有することができる。
なお、ここでは、端末装置10A〜10Cは、P2Pモードにより通信を行う場合について説明したが、端末装置10A〜10Cは、中継サーバ50を介した中継モードにより通信を行ってもよい。
[変形例:三者間情報共有通信開始時の動作(変形例2)]
次に、図13を参照して、三者間情報共有通信開始時における端末間通信システム1の動作の第2の変形例について説明する。第2の変形例では、ある端末装置10が複数の端末装置10とP2Pモードによる情報共有を行う。そして、このある端末装置10は、複数の通信相手のうち、1つの端末装置10から受信した情報を他の端末装置10に送信するか否かを判定する。これにより、ある端末装置10は、複数の端末装置10と互いに異なる情報を共有することができる。
図13は、第2の変形例の、端末間通信システム1による三者間情報共有機能の提供の概要を示す模式図である。
ここでは、上述した基本動作と同様に、3台の端末装置10A〜10Cにより三者間情報共有通信を開始する例について説明する。また、ここでは、端末装置10Aと端末装置10Bとの間において、P2Pモードによる情報の共有が行われている場合について説明する。また、ここでは、端末装置10A〜10Cが三者通話を行っている場合について説明する。端末装置10Aと端末装置10Bとの間において音声通信とP2Pモードによる二者間情報共有通信とが行われている状態から、端末装置10A〜10Cによる三者通話が行われるまでの処理の流れは、上述した基本動作のステップS700〜S720までの処理と同様であるため、説明を省略する。
第2の変形例について、具体的に説明する。まず、端末装置10Aと端末装置10Bとは、P2Pモードにより情報を共有している(ステップS800)。なお、図13では、三者通話の提供については、図示を省略している。次に、端末装置10Aのユーザが端末装置10Cを含めた情報共有通信の開始を選択すると、端末装置10Aは、端末装置10Cに対して情報共有への招待を行う(ステップS810)。次に、端末装置10Cのユーザが端末装置10Aとの情報共有を承諾した場合、端末装置10Cは、端末装置10Aと端末装置10Cとの間における二者間情報共有通信の提供が承諾されたことを端末装置10Aに通知する(ステップS820)。そして、端末装置10Aと端末装置10CとはP2Pモードによる通信を開始する(ステップS830)。
このとき、端末装置10Aと端末装置10Bとは、P2Pモードによる情報の共有を行っている。また、端末装置10Aと端末装置10Cとは、P2Pモードによる情報の共有を行っている。しかし、端末装置10Bと端末装置10Cとは、情報の共有を行っていない。そして、端末装置10Aは、例えば、端末装置10Bとの間で共有する情報と、端末装置10Cとの間で共有する情報とを個別に管理することができる。具体的には、端末装置10Aは、例えば、端末装置10Bと共有する情報と、端末装置10Cと共有する情報とのうち、自装置に表示する情報を、時間に応じて切り替える。また、端末装置10Aは、例えば、端末装置10Bと共有する情報と、端末装置10Cと共有する情報とを、自装置の表示部100に並べて表示する。
次に、端末装置10Aは、2つの通信相手のうち、一方の端末装置10B、10Cから受信した情報を他の端末装置10B、10Cに送信するか否かを判定する。具体的には、端末装置10Aは、例えば、端末装置10Bから受信した情報のうち、自装置とのみ共有される情報を、端末装置10Cには送信しない。また、端末装置10Aは、例えば、端末装置10Cから受信した情報のうち、自装置とのみ共有される情報を、端末装置10Bには送信しない。
端末装置10Bから受信した情報を、端末装置10Cに送信するか否かについての端末装置10Aによる判定について説明する。
例えば、端末装置10Aは、自装置と端末装置10Bとの間における共有対象の情報を端末装置10Cへ送信してよいか否かを問い合わせる。端末装置10Bは、問い合わせを受け付けると、その表示部100に端末装置10Cへの共有対象の情報の送信の可否の入力を要求する画像を表示する。次に、端末装置10Bのユーザは、表示された画像を確認して、端末装置10Cへの共有対象の情報の送信の可否を入力する。端末装置10Bは、端末装置10Cへの共有対象の情報の送信の可否について、ユーザから受け付けた入力結果を示す共有可否情報を生成する。端末装置10Bは、自装置から端末装置10Aに送信する共有対象の情報に、共有可否情報を付加して端末装置10Aに送信する。端末装置10Aは、端末装置10Bから受信した共有可否情報を参照し、端末装置10Cへの共有対象の情報の送信が許可されている場合に、共有対象の情報を端末装置10Cに送信する。
また、例えば、端末装置10Aは、端末装置10Bから自装置と端末装置10Bとの間における共有対象の情報を受信すると、受信した情報を端末装置10Cへ送信してよいか否かを問い合わせる。そして、端末装置10Bは、ユーザからの入力に基づいて共有可否情報を生成し、生成した共有可否情報を端末装置10Aに送信する。端末装置10Aは、端末装置10Bから受信した共有可否情報を、共有対象の情報と対応付ける。そして、共有可否情報に基づいて、共有対象の情報を端末装置10Cに送信するか否かを判定する。
なお、ここでは、端末装置10A〜10Cは、P2Pモードにより通信を行う場合について説明したが、端末装置10A〜10Cは、中継サーバ50を介した中継モードにより通信を行ってもよい。
また、これまで、端末装置10は、表示画面共有機能において、表示部100の全領域するものとして説明したが、これに限られない。端末装置10は、表示画面共有機能において、表示部100の全領域ではなく、一部領域の画像を共有してもよい。例えば、表示部100に複数のアプリケーションの画像が表示されている場合において、端末装置10は、アプリケーションごと、又はアプリケーションの種類ごとに画像を共有するか、共有しないかを定めてもよい。また、端末装置10は、例えば、電子メールアプリケーションの画像が表示されている場合において、電子メールの本文の領域を共有しないようにしてもよい。
なお、端末装置10は、画像を共有する対象のアプリケーションを、予め記憶していてもよい。この場合、ユーザは、端末装置10に対して、情報共有機能を有するアプリケーションのうち、画像を共有するアプリケーションと、画像を共有しないアプリケーションとを、予め選択する操作をする。端末装置10は、この選択する操作に基づいて、画像を共有する対象のアプリケーションを記憶する。また、端末装置10は、情報共有機能が起動される際に、予め記憶している情報に基づき、画像を共有する対象のアプリケーションか否かを判定する。
また、これまで、端末装置10は、二者間情報共有機能を提供中に、割り込みの通信要求があった場合に三者間情報共有機能の提供が開始されるものとして説明したが、これに限られない。例えば、他の端末装置10と通信していない要求側の端末装置10が、複数の被要求側の端末装置10に対してセションの構築を要求し、三者間情報共有機能の提供を開始してもよい。
[変形例:タブレット型端末]
なお、これまで端末装置10が、携帯電話やスマートフォンなどである場合を一例にして説明したが、これに限られない。例えば、端末装置10は、タブレットなどの装置であってもよい。ここで、携帯電話やスマートフォンは、耳あて通話用スピーカ131を備えており、耳あて通話が可能である。一方、タブレットは、耳あて通話用スピーカ131を備えていない。すなわち、端末装置10は、耳あて通話用スピーカ131を備えない装置であってもよい。端末装置10がタブレットである場合には、スピーカモードによって通話が行われてもよい。
[変形例:テキスト通信中の情報共有]
なお、これまでの説明において、端末間通信システム1は、音声通話中において情報共有機能を提供するとして説明したが、これに限られない。端末間通信システム1は、テキストによる通信中において、情報共有機能を提供してもよい。例えば、端末間通信システム1は、テキストチャットアプリケーションが提供するチャット中に、情報共有機能を提供してもよい。
以上、本発明の実施形態及びその変形を説明したが、これらの実施形態及びその変形は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら実施形態及びその変形は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態及びその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同時に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
なお、上述の各装置は内部にコンピュータを有している。そして、上述した各装置の各処理の過程は、プログラムの形式でコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記憶されており、このプログラムをコンピュータが読み出して実行することによって、上記処理が行われる。ここでコンピュータ読み取り可能な記録媒体とは、磁気ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、DVD−ROM、半導体メモリ等をいう。また、このコンピュータプログラムを通信回線によってコンピュータに配信し、この配信を受けたコンピュータが当該プログラムを実行するようにしてもよい。
また、上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであってもよい。
さらに、前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるもの、いわゆる差分ファイル(差分プログラム)であってもよい。
1…端末間通信システム、10…端末装置、20…シグナリングサーバ、30…認証サーバ、40…プッシュサーバ、50…中継サーバ

Claims (7)

  1. 端末装置を識別する端末識別情報と、前記端末装置において動作するアプリケーションを識別するアプリケーション識別情報とを含む端末情報を前記端末装置から受信する端末情報受信部と、
    複数の前記端末装置のうち第1端末装置において動作する第1アプリケーションと、複数の前記端末装置のうち前記第1端末装置とは異なる第2端末装置において動作する第2アプリケーションとの間のセションを構築するセション構築部と、
    前記第1アプリケーションと、複数の前記端末装置のうち前記第1端末装置及び第2端末装置とは異なる第3端末装置において動作する第3アプリケーションとの適合性を、前記端末識別情報又は前記アプリケーション識別情報に基づいて判定する適合性判定部と、
    前記第1アプリケーションが送信する判定要求に応じて、前記適合性判定部による判定結果を前記第1アプリケーションに送信する判定結果送信部と、
    を備え、
    前記セション構築部は、前記第1アプリケーションが送信する前記第3アプリケーションとの通信開始の要求に応じて、前記第1アプリケーションと前記第3アプリケーションとの間のセションを、前記第1端末装置の前記端末情報と前記第3端末装置の前記端末情報とに基づいて構築する
    端末間通信システム。
  2. 前記セション構築部は、前記第1アプリケーションが送信する前記第3アプリケーションとの前記通信開始の要求に応じて、前記第2アプリケーションと前記第3アプリケーションとの間のセションを、前記第2端末装置の前記端末情報と前記第3端末装置の前記端末情報に基づいて構築する
    請求項1に記載の端末間通信システム。
  3. 前記セションは、セションに対応するキー情報に基づいて構築され、
    前記セション構築部は、前記第3アプリケーションが送信する前記第1アプリケーションと前記第2アプリケーションとの間のセションに対応するキー情報に基づいて、前記第1アプリケーションと前記第3アプリケーションとの間のセションを構築する
    請求項1又は請求項2に記載の端末間通信システム。
  4. 前記セション構築部は、前記第1アプリケーションから送信される前記第2端末装置を識別する第2端末識別情報に基づいて、前記第2アプリケーションと前記第3アプリケーションとの間のセションを構築する
    請求項2に記載の端末間通信システム。
  5. 前記第1アプリケーションが前記第2アプリケーション又は前記第3アプリケーションのいずれか一方から受信した情報を、他方のアプリケーションに送信するか否かを判定する送信判定部、
    をさらに備える請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の端末間通信システム。
  6. 端末装置を識別する端末識別情報と、前記端末装置において動作するアプリケーションを識別するアプリケーション識別情報とを含む端末情報を前記端末装置から受信する端末情報受信部と、
    複数の前記端末装置のうち第1端末装置において動作する第1アプリケーションと、複数の前記端末装置のうち前記第1端末装置とは異なる第2端末装置において動作する第2アプリケーションとの間のセションを構築するセション構築部と、
    前記第1アプリケーションと、複数の前記端末装置のうち前記第1端末装置及び第2端末装置とは異なる第3端末装置において動作する第3アプリケーションとの適合性を、前記端末識別情報又は前記アプリケーション識別情報に基づいて判定する適合性判定部と、
    前記第1アプリケーションが送信する判定要求に応じて、前記適合性判定部による判定結果を前記第1アプリケーションに送信する判定結果送信部と、
    を備え、
    前記セション構築部は、前記第1アプリケーションが送信する前記第3アプリケーションとの通信開始の要求に応じて、前記第1アプリケーションと前記第3アプリケーションとの間のセションを、前記第1端末装置の前記端末情報と前記第3端末装置の前記端末情報とに基づいて構築する
    サーバ。
  7. 端末装置とサーバとを含む端末間通信システムにおける端末間通信方法であって、
    前記サーバが、前記端末装置を識別する端末識別情報と、前記端末装置において動作するアプリケーションを識別するアプリケーション識別情報とを含む端末情報を前記端末装置から受信する第1ステップと、
    前記サーバが、複数の前記端末装置のうち第1端末装置において動作する第1アプリケーションと、複数の前記端末装置のうち前記第1端末装置とは異なる第2端末装置において動作する第2アプリケーションとの間のセションを構築する第2ステップと、
    前記サーバが、前記第1アプリケーションと、複数の前記端末装置のうち前記第1端末装置及び第2端末装置とは異なる第3端末装置において動作する第3アプリケーションとの適合性を、前記端末識別情報又は前記アプリケーション識別情報に基づいて判定する第3ステップと、
    前記サーバが、前記第1アプリケーションが送信する判定要求に応じて、前記第3ステップにおける判定結果を前記第1アプリケーションに送信する第4ステップと、
    前記サーバが、前記第1アプリケーションが送信する前記第3アプリケーションとの通信開始の要求に応じて、前記第1アプリケーションと前記第3アプリケーションとの間のセションを、前記第1端末装置の前記端末情報と前記第3端末装置の前記端末情報とに基づいて構築する第5ステップと、
    を含む端末間通信方法。
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