JP2016085575A - 自律走行システム - Google Patents

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Abstract

【課題】 畝間の終端部に折返地点を有する、直線状に形成された複数の往復経路の自律走行を少数の磁気マーカーにより実現可能にする。
【解決手段】 本発明の自律走行システムは、運行経路に設置された複数の磁気マーカーMを自律走行車1が辿って走行するように構成された自律走行システムである。運行経路Rは、畝間の終端部に折返地点P3を有する、直線状に形成された複数の往復経路RAを含み、該各往復経路RAには、往路の入口地点P1、往路の畝間の進入地点P2、折返地点P3、復路の畝間の脱出地点P4、及び、復路の出口地点P5が略同一直線上に設けられる。磁気マーカーMは、往復経路RAにおける前記地点にそれぞれ設置される。自律走行車1は、磁気マーカーMからの磁気を検出する磁気検出手段4を備えるとともに、その走行機体2の中心を旋回中心とする定点旋回が可能に構成されている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、運行経路に設置された複数の磁気マーカーを辿って自律的に走行するように構成された自律走行車に関するものである。
背景技術としては、特許文献1に記載された自走式噴霧機を含む走行システムを例示する。この自走式噴霧機51は、図11に示すように、両側部がそれぞれ前輪68及び後輪69で支持された車体フレーム73を備えるとともに、車体フレーム73の一方の側部に設けられた旋回用支点装置70と、磁気マーカー52を検出するマーカー検出手段75とを備えており、畝間又はその側方に配設される磁気マーカー52を検出し、それを基に、畝間の終端部に折返地点を有する、直線状に形成された複数の往復経路を走行するように構成されている。
磁気マーカー52には、永久磁石が内蔵されており、N極の磁力を発するものと、S極の磁力を発するものとの2種類があり、一方の極としてのN極が畝間に入るときの旋回動作地点を示し、もう一方の極としてのS極が畝間から出るときの旋回動作地点を示すものとなっている。
そして、自走式噴霧機51は、磁気マーカー52(N極)を検出すると、往復経路の方向へ旋回し、往路を前進し、折返地点で走行方向を前進から後進へ切り替え、復路を後進し、磁気マーカー52(S極)を検出すると、次の経路の方向へ旋回するように構成されている。
特開2014−79216号公報
ところが、従来の走行システムは、自走式噴霧機51の旋回用支点装置70が車体中心に無く、走行機体の中心を旋回中心とする定点旋回ができないため、往復経路の入口地点と出口地点が同一位置にある場合でも、2つの磁気マーカー52(N極及びS極)を使用する必要がある。特に、前記往復経路における入口地点と出口地点が同一位置にある場合、両地点の2つの磁気マーカー52を隣接して設置する必要があるため、磁力が混同しないよう互いに違う極の磁力を発する磁気マーカー52を使用する必要がある。このように、前記往復経路における入口地点と出口地点のための磁気マーカー52でNS両方の極の磁石を使用する必要があるため、その他の地点で磁気マーカー52により自走式噴霧機51に与えられる情報が限られてしまうという課題がある。
前記課題を解決するために、第1の発明の自律走行システムは、
運行経路に設置された複数の磁気マーカーを自律走行車が辿って走行するように構成された自律走行システムであって、
前記運行経路は、畝間の終端部に折返地点を有する、直線状に形成された複数の往復経路を含み、
該各往復経路には、その進行順に、往路における入口地点、往路における畝間の始端部側の進入地点、前記折返地点、復路における畝間の始端部側の脱出地点、及び、復路における出口地点が略同一直線上に設けられ、
前記複数の磁気マーカーは、N極又はS極のいずれか一方の磁力を発する第一マーカーを含み、該第一マーカーは、前記往復経路における前記地点にそれぞれ設置(但し、複数の地点が同一位置にある場合は、該複数の地点に共通に設置)され、
前記複数の往復経路は、前記入口地点及び前記出口地点と、前記畝間の進入地点及び前記畝間の脱出地点とがそれぞれ同一位置にあり、その他の地点は個別位置にある第一往復経路を含んでおり、
前記自律走行車は、前記第一マーカーからの磁気を検出する磁気検出手段を備えるとともに、その走行機体の中心を旋回中心とする定点旋回が可能に構成されることにより、前記第一往復経路に設置された各前記第一マーカーを進行順に辿って走行するように構成されている。
この構成によれば、前記自律走行車は、その走行機体の中心を旋回中心とする定点旋回が可能に構成されているので、前記第一往復経路のように、前記入口地点と前記出口地点が同一位置にある場合に、該入口地点と該出口地点に共通に前記第一マーカーを設置することができ、そのような一方の磁極の磁気マーカーで済ませることができる。そのため、他方の磁極の磁気マーカーを他の用途に使用することができる。前記他の用途としては、特に限定されないが、例えば、前記自律走行車に対し、障害物回避動作をさせる指令や、該自律走行車の走行速度を変更させる指令や、該自律走行車に搭載する噴霧等の農作業機能の動作を変更させる指令や、該自律走行車に前記運行経路の終着地点を認識させる指令等を与えるために経路に設置する用途を例示する。
また、前記第一往復経路は、前記入口地点及び前記出口地点と、前記畝間の進入地点及び前記畝間の脱出地点とがそれぞれ同一位置にあり、その他の地点は個別位置にあるので、前記自律走行車は、前記第一往復経路の走行時に、その進行順に、前記入口地点、前記進入地点、前記折返地点、前記脱出地点、及び、前記出口地点にそれぞれ設置された前記第一マーカーを検出し、それらを辿って走行することができる。
第2の発明の自律走行システムとしては、前記第1の発明において、
前記複数の往復経路は、前記畝間の進入地点及び前記出口地点が同一位置にあり、その他の地点は個別位置にあり、前記畝間の脱出地点から前記出口地点までの距離が所定距離から所定マージン間隔を差し引いた距離未満であり、前記畝間の進入地点から前記折返地点までの距離と、前記折返地点から前記畝間の脱出地点までの距離とがそれぞれ所定距離以上である第二往復経路を含み、
前記自律走行車は、前記第一マーカー検出後の走行距離を計測する走行距離計測手段を備えるとともに、前記畝間の進入地点の前記第一マーカー検出後に前記所定距離を走行するまでは前記第一マーカーを検出しないように構成されることにより、前記第二往復経路に設置された各前記第一マーカーを進行順に辿って走行するように構成されている
態様を例示する。
本書における各発明において、所定マージン間隔とは、前記磁気マーカー同士の磁力が互いに混同しないようにするために、互いに離間させる必要がある最低限度の間隔をいう。
この構成によれば、次の作用効果を得ることができる。すなわち、前記第二往復経路のように、例えば障害物の存在等の理由により、前記入口地点よりも前記出口地点が前記折返地点側にずれて、前記畝間の進入地点及び前記出口地点が同一位置にある場合、前記自律走行車は前記往路の走行中に、前記畝間の進入地点にある前記第一マーカーの次に前記畝間の脱出地点にある前記第一マーカーに遭遇することになる。ここで、前記畝間の脱出地点から前記出口地点(すなわち、前記進入地点)までの距離は、所定距離から所定マージン間隔を差し引いた距離未満であり、前記自律走行車は、前記畝間の進入地点の前記第一マーカー検出後に前記所定距離を走行するまでは前記第一マーカーを検出しないように構成されている。そのため、前記自律走行車は、前記往路の走行中に前記畝間の脱出地点にある前記第一マーカーを検出しない。よって、前記自律走行車は、前記第二往復経路の走行時に、その進行順に、前記入口地点、前記進入地点、前記折返地点、前記脱出地点、及び、前記出口地点にそれぞれ設置された前記第一マーカーを検出し、それらを辿って走行することができる。このように、本構成によれば、障害物の存在等の理由により、長さが互いに異なっている畝により形成された畝間にも対応することができる。
第3の発明の自律走行システムとしては、前記第1又は2の発明において、
前記複数の往復経路は、前記畝間の進入地点及び前記畝間の脱出地点が同一位置にあり、その他の地点は個別位置にあり、しかも前記折返地点に対して前記入口地点よりも前記出口地点の方が遠位置にある第三往復経路を含み、
前記複数の磁気マーカーは、前記第一マーカーと反対の極の磁力を発する第二マーカーを含み、
該第二マーカーは、前記第三往復経路における前記入口地点と前記畝間の脱出地点との間であって、該入口地点との間隔が所定間隔から所定マージン間隔を差し引いた間隔未満に設置されており、
前記自律走行車は、前記磁気検出手段が前記第一マーカーからの磁気と前記第二マーカーからの磁気とを互いに区別して検出可能になっているとともに、該第二マーカー検出後の走行距離を計測する走行距離計測手段を備えており、前記復路では前記第二マーカー検出後に前記所定間隔の距離を走行するまでは前記第一マーカーを検出しないよう構成されることにより、前記第三往復経路に設置された各前記第一マーカーを進行順に辿って走行するように構成されている
態様を例示する。
この構成によれば、次の作用効果を得ることができる。すなわち、前記第三往復経路のように、例えば障害物の存在等の理由により、前記出口地点よりも前記入口地点が前記折返地点側にずれて、前記畝間の進入地点及び前記畝間の脱出地点が同一位置にあり、しかも前記折返地点に対して前記入口地点よりも前記出口地点の方が遠位置にある場合、前記自律走行車は前記復路の走行中に、前記畝間の脱出地点にある前記第一マーカーの次に前記入口地点にある前記第一マーカーに遭遇することになる。ここで、前記第二マーカーは、前記第三往復経路における前記入口地点と前記畝間の脱出地点との間であって、該入口地点との間隔が所定間隔から所定マージン間隔を差し引いた間隔未満に設置されており、前記自律走行車は、前記復路では前記第二マーカー検出後に前記所定間隔の距離を走行するまでは前記第一マーカーを検出しないよう構成されている。そのため、前記自律走行車は、前記復路の走行中に前記入口地点にある前記第一マーカーを検出しない。よって、前記自律走行車は、前記第三往復経路の走行時に、その進行順に、前記入口地点、前記進入地点、前記折返地点、前記脱出地点、及び、前記出口地点にそれぞれ設置された前記第一マーカーを検出し、それらを辿って走行することができる。このように、本構成によれば、障害物の存在等の理由により、長さが互いに異なっている畝により形成された畝間にも対応することができる。
第4の発明の自律走行システムとしては、前記第1又は2の発明において、
前記複数の往復経路は、前記畝間の進入地点及び前記畝間の脱出地点が同一位置にあり、その他の地点は個別位置にあり、しかも前記折返地点に対して前記入口地点よりも前記出口地点の方が遠位置にある第三往復経路を含み、
前記複数の磁気マーカーは、前記第一マーカーと反対の極の磁力を発する第二マーカーを含み、
該第二マーカーは、前記第三往復経路における前記入口地点と前記畝間の脱出地点との間に設置されており、
前記自律走行車は、前記磁気検出手段が前記第一マーカーからの磁気と前記第二マーカーからの磁気とを互いに区別して検出可能になっているとともに、前記復路では前記第二マーカー検出後に最初に検出した前記第一マーカーを無視するように構成されることにより、前記第三往復経路に設置された各前記第一マーカーを進行順に辿って走行するように構成されている
態様を例示する。
この構成によれば、次の作用効果を得ることができる。すなわち、前記第三往復経路のように、例えば障害物の存在等の理由により、前記出口地点よりも前記入口地点が前記折返地点側にずれて、前記畝間の進入地点及び前記畝間の脱出地点が同一位置にあり、しかも前記折返地点に対して前記入口地点よりも前記出口地点の方が遠位置にある場合、前記自律走行車は前記復路の走行中に、前記畝間の脱出地点にある前記第一マーカーの次に前記入口地点にある前記第一マーカーに遭遇することになる。ここで、前記第二マーカーは、前記第三往復経路における前記入口地点と前記畝間の脱出地点との間に設置されており、前記自律走行車は、前記復路では前記第二マーカー検出後に最初に検出した前記第一マーカーを無視するように構成されている。そのため、前記自律走行車は、前記復路の走行中に前記入口地点にある前記第一マーカーを検出しない。よって、前記自律走行車は、前記第三往復経路の走行時に、その進行順に、前記入口地点、前記進入地点、前記折返地点、前記脱出地点、及び、前記出口地点にそれぞれ設置された前記第一マーカーを検出し、それらを辿って走行することができる。このように、本構成によれば、障害物の存在等の理由により、長さが互いに異なっている畝により形成された畝間にも対応することができる。
本発明に係る自律走行システムによれば、畝間の終端部に折返地点を有する、直線状に形成された複数の往復経路の自律走行を少数の磁気マーカーにより実現することができるという優れた効果を奏する。
本発明を具体化した一実施形態に係る自律走行システムの全体構成を示す平面図である。 同自律走行システムにおける自律走行車の構成を示すブロック図である。 同自律走行車の走行制御処理の流れを示すフローチャートである。 同自律走行車の往復経路の往路走行制御処理の流れを示すフローチャートである。 同自律走行車の往復経路の復路走行制御処理の流れを示すフローチャートである。 同自律走行車の畝替経路走行制御処理の流れを示すフローチャートである。 同自律走行システムの第一往復経路及び畝替経路における動作例を示す図である。 同自律走行システムの第一往復経路及び畝替経路における動作例を示す図である。 同自律走行システムの第二往復経路における動作例を示す図である。 同自律走行システムの第二往復経路における動作例を示す図である。 同自律走行システムの第三往復経路における動作例を示す図である。 同自律走行システムの第三往復経路における動作例を示す図である。 同自律走行車の変更例に係る往復経路の復路走行制御処理の流れを示すフローチャートである。 従来の走行システムの動作例を示す平面図である。
図1〜図9−2は本発明を具体化した一実施形態の自律走行システムを示している。この自律走行システムは、運行経路Rに設置された複数の磁気マーカーを自律走行車1が辿って走行するように構成されている。
運行経路Rは、図1に示すように、畝間の終端部に折返地点P3を有する、直線状に形成された複数の往復経路RAと、枕地を通って隣接する往復経路RA同士を連結する複数の畝替経路RBとを含んでいる。複数の往復経路RAは互いに平行に配設されている。往復経路RAと畝替経路RBは互いに直角に配設されている。
各往復経路RAには、その進行順に、往路における入口地点P1、往路における畝間の始端部側の進入地点P2、折返地点P3、復路における畝間の始端部側の脱出地点P4、及び、復路における出口地点P5が略同一直線上に設けられている。本例では、入口地点P1から畝間の進入地点P2までの距離と、畝間の脱出地点P4から出口地点P5までの距離とがそれぞれ所定距離から所定マージン間隔(後述)を差し引いた距離未満であり、畝間の進入地点P2から折返地点P3までの距離と、折返地点P3から畝間の脱出地点P4までの距離とがそれぞれ所定距離以上に設定されている。前記所定距離としては、特に限定されないが、最も短い畝における畝間の進入地点P2から折返地点P3までの距離、又は、折返地点P3から畝間の脱出地点P4までの距離のいずれか短い方の距離よりも少し短い距離に設定することを例示する。より具体的には、前記所定距離を5mに設定することを例示する。また、
本例では、複数の往復経路RAは、第一往復経路RA1、第二往復経路RA2及び第三往復経路RA3を含んでいる。第一往復経路RA1は、入口地点P1及び出口地点P5と、畝間の進入地点P2及び畝間の脱出地点P4とがそれぞれ同一位置にあり、その他の地点は個別位置にある。第二往復経路RA2は、例えば障害物Oの存在等の理由により、畝間の進入地点P2及び出口地点P5が同一位置にあり、その他の地点は個別位置にある。第三往復経路RA3は、例えば障害物Oの存在等の理由により、畝間の進入地点P2及び畝間の脱出地点P4が同一位置にあり、その他の地点は個別位置にあり、しかも折返地点P3に対して入口地点P1よりも出口地点P5の方が遠位置にある。
各畝替経路RBは、往復経路RAの出口地点P5と、その往復経路RAの次の往復経路の入口地点P1とを結ぶ直線状に形成されている。
複数の磁気マーカーMは、N極又はS極のいずれか一方の磁力を発する第一マーカーM1と、該第一マーカーM1と反対の極の磁力を発する第二マーカーM2とを含んでいる。磁気マーカーM同士は、少なくとも所定マージン間隔をおいて設置される。このマージン間隔とは、前記磁気マーカー同士の磁力が互いに混同しないようにするために、互いに離間させる必要がある最低限度の間隔をいう。このマージン間隔としては、特に限定されないが、0.5〜1mの範囲内に設定することを例示する。第一マーカーM1は、往復経路RAにおける前記地点にそれぞれ設置(但し、複数の地点が同一位置にある場合は、該複数の地点に共通に設置)されている。該第二マーカーM2は、第三往復経路RA3における入口地点P1と畝間の脱出地点P4との間であって、該入口地点P1との間隔が所定間隔から前記所定マージン間隔を差し引いた間隔未満に設置されている。前記所定間隔としては、特に限定されないが、前記マージン間隔以上の間隔であって、0.5〜1.5mの範囲内に設定することを例示する。
本例の自律走行車1は、図2に示すように、走行機体2と、走行距離計測手段3と、磁気検出手段4と、走行制御手段6と、薬液噴霧手段7とを備えている。
走行機体2は、圃場を走行するための走行手段2aと、該走行手段2aを駆動する駆動手段2bと、該走行における進路を変更するための旋回手段とを含んでいる。本例では、走行手段としては、走行機体2の左右それぞれに2輪ずつの車輪を備えている。駆動手段2bとしては、モータ、エンジン等の原動機を例示する。本例では、駆動手段として、走行機体2の左右それぞれの車輪を駆動するための一対の原動機を備えている。本例では、旋回手段として、左右の駆動手段により、左右の車輪の回転差を生じさせ、それによって進路を変更する手段を採用しており、その走行機体の中心を旋回中心とする定点旋回が可能に構成されている。
走行距離計測手段3は、自律走行車1の走行距離を計測するものであり、リセットの指令が入力されてからの走行距離を計測し続けるように構成されている。本例では、駆動手段2bに設けられたロータリーエンコーダーにより、リセットの指令が入力されてからの車輪の回転数を算出して、走行距離を逐次算出するように構成されている。
磁気検出手段4は、第一マーカーM1からの磁気と第二マーカーM2からの磁気とを互いに区別して検出可能になっており、走行機体2の底面部の略中央に設けられている。
走行制御手段6は、検出された第一マーカーM1又は第二マーカーM2に基づいて走行機体2の走行を走行制御処理(ステップS100)によって制御するように構成されている。
走行制御処理(ステップS100)は、図3に示すように、走行機体2が往復経路RAの折返地点P3の方向へ向けて、同入口地点P1に置かれた状態で実行され、図3に示すように、往復経路の往路走行制御処理(ステップS120)、往復経路の復路走行制御処理(ステップS140)、及び畝替経路走行制御処理(ステップS160)を繰り返し実行することにより、走行機体2の走行を制御するようになっている。
往復経路の往路走行制御処理(ステップS120)は、図4に示すように、まず、駆動手段2bにより、前進での走行を開始させる(ステップS121)。次いで、磁気検出手段4が畝間の進入地点P2にある第一マーカーM1を検出したかをチェックし続け(ステップS122)、それを検出したときは、走行距離計測手段3をリセットし(ステップS123)、薬液噴霧手段7により、噴霧を開始させる(ステップS124)。次いで、畝間の進入地点P2にある第一マーカーM1を検出してから所定距離を走行したかをチェックし続け(ステップS125)、それを走行したときは次のステップに進む。次いで、磁気検出手段4が折返地点P3にある第一マーカーM1を検出したかをチェックし続け(ステップS126)、それを検出したときは、駆動手段2bにより、走行を停止させ(ステップS127)、元の処理にリターンする(ステップS128)。
往復経路の復路走行制御処理(ステップS140)は、図5に示すように、まず、走行距離計測手段3をリセットし(ステップS141)、駆動手段2bにより、後進での走行を開始させる(ステップS142)。次いで、折返地点P3にある第一マーカーM1を検出してから所定距離を走行したかをチェックし続け(ステップS143)、それを走行したときは次のステップに進む。次いで、磁気検出手段4が畝間の脱出地点P4にある第一マーカーM1を検出したかをチェックし続け(ステップS144)、それを検出したときは、走行距離計測手段3をリセットし(ステップS145)、薬液噴霧手段7により、噴霧を停止させる(ステップS146)。次いで、畝間の脱出地点P4にある第一マーカーM1を検出してから所定間隔以内に磁気検出手段4が第二マーカーM2を検出したかをチェックし続ける(ステップS147)とともに、出口地点P5にある第一マーカーM1を検出したかをチェックし続ける(ステップS149)。そして、ステップS147の条件が成立したときは、畝間の脱出地点P4にある第一マーカーM1を検出してから所定間隔を走行するまで待つ(ステップS148)。また、ステップS149の条件が成立したときは、駆動手段2bにより、走行を停止させ(ステップS150)、元の処理にリターンする(ステップS151)。
畝替経路走行制御処理(ステップS160)は、図6に示すように、まず、前記旋回手段により、次の往復経路RAの入口地点P1の方向へ走行機体2を旋回させる(ステップS161)。次いで、駆動手段2bにより、前進での走行を開始させる(ステップS162)。次いで、磁気検出手段4が次の往復経路RAの入口地点P1にある第一マーカーM1を検出したかをチェックし続け(ステップS163)、それを検出したときは、駆動手段2bにより、走行を停止させ(ステップS164)、前記旋回手段により、次の往復経路RAの折返地点の方向へ走行機体2を旋回させ(ステップS165)、元の処理にリターンする(ステップS166)。
次に、本例の自律走行システムの一動作例を説明する。なお、図7(図7−1〜図7−2)、図8(図8−1〜図8−2)及び図9(図9−1〜図9−2)において、自律走行車1の前側、後側、又は周囲に表示された矢印は、自律走行車1の移動方向を表している。
(1)第一往復経路RA1及びそれに続く畝替経路RBの動作例
まず、第一往復経路RA1における往路の走行では、図7(図7−1〜図7−2)に示すように、入口地点P1から前進での走行を開始し(同図(a)参照。ステップS120〜S121)、畝間の進入地点P2にある第一マーカーM1のところで、噴霧を開始し(同図(b)参照、ステップS122〜S124)、畝間の進入地点P2から所定距離を走行後、折返地点P3にある第一マーカーM1のところで走行を停止する(同図(c)参照。ステップS125〜S128)。次いで、第一往復経路RA1における復路の走行では、折返地点P3から後進での走行を開始し(同図(c)参照。ステップS140〜S142)、折返地点P3から所定距離を走行後、畝間の脱出地点P4にある第一マーカーM1のところで噴霧を停止し(同図(d)参照。ステップS143〜S146)、出口地点P5にある第一マーカーM1のところで走行を停止する(同図(e)参照。ステップS147,S149〜S151)。次いで、畝替経路RBの走行では、次の往復経路RAの入口地点P1の方向へ旋回し、前進での走行を開始し(同図(f)参照。ステップS160〜S162)、次の往復経路RAの入口地点P1にある第一マーカーM1のところで走行を停止し(同図(g)参照。ステップS163〜S164)、次の往復経路RAの折返地点P3の方向へ旋回する(同図(h)参照。ステップS165〜S166)。
(2)第二往復経路RA2の動作例
まず、第二往復経路RA2における往路の走行では、図8(図8−1〜図8−2)に示すように、入口地点P1から前進での走行を開始し(同図(a)参照。ステップS120〜S121)、畝間の進入地点P2にある第一マーカーM1のところで、噴霧を開始し(同図(b)参照。ステップS122〜S124)、畝間の進入地点P2から所定距離を走行後(畝間の脱出地点P4から出口地点P5(すなわち、進入地点P2)までの距離は、前記所定距離から前記所定マージン間隔を差し引いた距離未満であるので、畝間の脱出地点P4にある第一マーカーM1は無視される(同図(c)参照。ステップS125)。)、折返地点P3にある第一マーカーM1のところで走行を停止する(同図(d)参照。ステップS126〜S128)。次いで、第二往復経路RA2における復路の走行では、折返地点P3から後進での走行を開始し(同図(d)参照。ステップS140〜S142)、折返地点P3から所定距離を走行後、畝間の脱出地点P4にある第一マーカーM1のところで噴霧を停止し(同図(e)参照。ステップS143〜S146)、出口地点P5にある第一マーカーM1のところで走行を停止する(同図(f)参照。ステップS147,S149〜S151)。
(3)第三往復経路RA3の動作例
まず、第三往復経路における往路の走行では、図9(図9−1〜図9−2)に示すように、入口地点P1から前進での走行を開始し(同図(a)参照。ステップS120〜S121)、往路では第二マーカーM2を検出しないので、第二マーカーM2を無視し(同図(b)参照)、畝間の進入地点P2にある第一マーカーM1のところで、噴霧を開始し(同図(c)参照。ステップS122〜S124)、畝間の進入地点P2から所定距離を走行後、折返地点P3にある第一マーカーM1のところで走行を停止する(同図(d)参照。ステップS125〜S128)。次いで、第三往復経路RA3における復路の走行では、折返地点P3から後進での走行を開始し(同図(d)参照。ステップS140〜S142)、折返地点P3から所定距離を走行後、畝間の脱出地点P4にある第一マーカーM1のところで噴霧を停止し(同図(e)参照。ステップS143〜S146)、畝間の脱出地点P4から所定間隔以内に設置されている第二マーカーM2を検出し(同図(f)参照。ステップS147〜S148)、畝間の脱出地点P4から所定間隔を走行し(第二マーカーM2は、該入口地点P1との間隔が前記所定間隔から前記所定マージン間隔を差し引いた間隔未満に設置されているので、第二マーカーM2の出口地点P5側に設置されている第一マーカーM1は無視される(同図(g)参照)。)、出口地点P5にある第一マーカーM1のところで走行を停止する(同図(h)参照。ステップS149〜S151)。
以上のように構成された本例の自律走行システムによれば、自律走行車1は、その走行機体の中心を旋回中心とする定点旋回が可能に構成されているので、第一往復経路RAのように、入口地点P1と出口地点P5が同一位置にある場合に、入口地点P1と出口地点P5に共通に第一マーカーM1を設置することができ、そのような一方の磁極の磁気マーカーで済ませることができる。そのため、他方の磁極の磁気マーカーを他の用途に使用することができる。
また、第一往復経路RA1は、入口地点P1及び出口地点P5と、畝間の進入地点P2及び畝間の脱出地点P4とがそれぞれ同一位置にあり、その他の地点は個別位置にあるので、自律走行車1は、第一往復経路RA1の走行時に、その進行順に、入口地点P1、進入地点P2、折返地点P3、脱出地点P4、及び、出口地点P5にそれぞれ設置された第一マーカーM1を検出し、それらを辿って走行することができる。
また、第二往復経路RA2のように、例えば障害物Oの存在等の理由により、入口地点P1よりも出口地点P5が折返地点P3側にずれて、畝間の進入地点P2及び出口地点P5が同一位置にある場合、自律走行車1は前記往路の走行中に、畝間の進入地点P2にある第一マーカーM1の次に畝間の脱出地点P4にある第一マーカーM1に遭遇することになる。ここで、畝間の脱出地点P4から出口地点P5(すなわち、進入地点P2)までの距離は、前記所定距離から前記所定マージン間隔を差し引いた距離未満であり、自律走行車1は、畝間の進入地点P2の第一マーカーM1検出後に前記所定距離を走行するまでは第一マーカーM1を検出しないように構成されている。そのため、自律走行車1は、前記往路の走行中に畝間の脱出地点P4にある第一マーカーM1を検出しない。よって、自律走行車1は、第二往復経路RA2の走行時に、その進行順に、入口地点P1、進入地点P2、折返地点P3、脱出地点P4、及び、出口地点P5にそれぞれ設置された第一マーカーM1を検出し、それらを辿って走行することができる。このように、本構成によれば、障害物Oの存在等の理由により、長さが互いに異なっている畝により形成された畝間にも対応することができる。
さらに、第三往復経路RA3のように、例えば障害物Oの存在等の理由により、出口地点P5よりも入口地点P1が折返地点P3側にずれて、畝間の進入地点P2及び畝間の脱出地点P4が同一位置にあり、しかも折返地点P3に対して入口地点P1よりも出口地点P5の方が遠位置にある場合、自律走行車1は前記復路の走行中に、畝間の脱出地点P4にある第一マーカーM1の次に入口地点P1にある第一マーカーM1に遭遇することになる。ここで、第二マーカーM2は、第三往復経路RA3における入口地点P1と畝間の脱出地点P4との間であって、入口地点P1との間隔が前記所定間隔から前記所定マージン間隔を差し引いた間隔未満に設置されており、自律走行車1は、前記復路では第二マーカーM2検出後に前記所定間隔の距離を走行するまでは第一マーカーM1を検出しないよう構成されている。そのため、自律走行車1は、前記復路の走行中に入口地点P1にある第一マーカーM1を検出しない。よって、自律走行車1は、第三往復経路RA3の走行時に、その進行順に、入口地点P1、進入地点P2、折返地点P3、脱出地点P4、及び、出口地点P5にそれぞれ設置された第一マーカーM1を検出し、それらを辿って走行することができる。このように、本構成によれば、障害物Oの存在等の理由により、長さが互いに異なっている畝により形成された畝間にも対応することができる。
なお、本発明は前記実施形態に限定されるものではなく、例えば以下のように、発明の趣旨から逸脱しない範囲で適宜変更して具体化することもできる。
(1)第二マーカーM2は、第三往復経路RA3における入口地点P1と畝間の脱出地点P4との間に設置されており(入口地点P1からの位置に制限はない。)、第三往復経路RA3における復路では第二マーカーM2検出後に最初に検出した第一マーカーM1を無視するように構成されることにより、第三往復経路RA3に設置された各第一マーカーM1を進行順に辿って走行するように構成されている態様に変更すること。この態様における往復経路の復路走行制御処理を図10に示す。この処理では、前記実施形態におけるステップS148(図5)が、ステップS148Aに変更されており、ここで、最初に検出した第一マーカーM1を無視するようになっている。
この構成によれば、次の作用効果を得ることができる。すなわち、第三往復経路RA3のように、例えば障害物の存在等の理由により、出口地点P5よりも入口地点P1が折返地点P3側にずれて、畝間の進入地点P2及び畝間の脱出地点P4が同一位置にあり、しかも折返地点P3に対して入口地点P1よりも出口地点P5の方が遠位置にある場合、自律走行車1は前記復路の走行中に、畝間の脱出地点P4にある第一マーカーM1の次に入口地点P1にある第一マーカーM1に遭遇することになる。ここで、第二マーカーM2は、第三往復経路RA3における入口地点P1と畝間の脱出地点P4との間に設置されており、自律走行車1は、前記復路では第二マーカーM2検出後に最初に検出した第一マーカーM1を無視するように構成されている。そのため、自律走行車1は、前記復路の走行中に入口地点P1にある第一マーカーM1を検出しない。自律走行車1は、第三往復経路RA3の走行時に、その進行順に、入口地点P1、進入地点P2、折返地点P3、脱出地点P4、及び、出口地点P5にそれぞれ設置された第一マーカーを検出し、それらを辿って走行することができる。このように、本構成によっても、障害物Oの存在等の理由により、長さが互いに異なっている畝により形成された畝間にも対応することができる。
(2)走行機体2の旋回手段として、他の公知の旋回手段を適宜採用すること。例えば、走行機体2の下部中央に旋回支持台を設け、該旋回支持台を突出・縮退させるように駆動可能に、かつ、該旋回支持台に対して走行機体2を旋回させるように駆動可能に旋回手段を構成することが挙げられる。この構成では、前記旋回支持台を下方に突出させることにより、支持面に対し走行機体2を浮上させ、その状態で旋回支持台に対して走行機体2を旋回させた後、旋回支持台を縮退させ、支持面に対し走行機体を接地させると、旋回が完了する。
(3)走行制御処理(ステップS100)を、畝替経路走行制御処理(ステップS160)、往復経路の往路走行制御処理(ステップS120)、及び往復経路の復路走行制御処理(ステップS140)の順に繰り返し実行するように変更するとともに、走行機体2が畝替経路RBの出口の方向に向けて、同入口に置かれた状態で実行されるように構成すること。
(4)自律走行車1は、磁気マーカーM(M1又はM2)を検出後、前記所定マージン間隔を走行するまでは、磁気マーカーMを検出しないように構成すること。磁気マーカーM同士は、少なくとも前記所定マージン間隔を置いて設置されているので、磁気マーカーMを検出後、前記所定マージン間隔を走行するまでは、磁気マーカーMを検出する必要がなく、そのような不必要なときの検出をしないことにより、磁気マーカーMの誤検出を防止することができる。
1 自律走行車
2 走行機体
2a 走行手段
2b 駆動手段
3 走行距離計測手段
4 磁気検出手段
6 走行制御手段
7 薬液噴霧手段
O 障害物
R 運行経路
RA 往復経路
RB 畝替経路
M1 第一マーカー
M2 第二マーカー
P1 入口地点
P2 畝間の進入地点
P3 折返地点
P4 畝間の脱出地点
P5 出口地点
S100 走行制御処理
S120 往復経路の往路走行制御処理
S140 往復経路の復路走行制御処理
S160 畝替経路走行制御処理
本発明は、運行経路に設置された複数の磁気マーカーを自律走行車が辿って走行するように構成された自律走行システムに関するものである。

Claims (4)

  1. 運行経路に設置された複数の磁気マーカーを自律走行車が辿って走行するように構成された自律走行システムであって、
    前記運行経路は、畝間の終端部に折返地点を有する、直線状に形成された複数の往復経路を含み、
    該各往復経路には、その進行順に、往路における入口地点、往路における畝間の始端部側の進入地点、前記折返地点、復路における畝間の始端部側の脱出地点、及び、復路における出口地点が略同一直線上に設けられ、
    前記複数の磁気マーカーは、N極又はS極のいずれか一方の磁力を発する第一マーカーを含み、該第一マーカーは、前記往復経路における前記地点にそれぞれ設置(但し、複数の地点が同一位置にある場合は、該複数の地点に共通に設置)され、
    前記複数の往復経路は、前記入口地点及び前記出口地点と、前記畝間の進入地点及び前記畝間の脱出地点とがそれぞれ同一位置にあり、その他の地点は個別位置にある第一往復経路を含んでおり、
    前記自律走行車は、前記第一マーカーからの磁気を検出する磁気検出手段を備えるとともに、その走行機体の中心を旋回中心とする定点旋回が可能に構成されることにより、前記第一往復経路に設置された各前記第一マーカーを進行順に辿って走行するように構成されている自律走行システム。
  2. 前記複数の往復経路は、前記畝間の進入地点及び前記出口地点が同一位置にあり、その他の地点は個別位置にあり、前記畝間の脱出地点から前記出口地点までの距離が所定距離から所定マージン間隔を差し引いた距離未満であり、前記畝間の進入地点から前記折返地点までの距離と、前記折返地点から前記畝間の脱出地点までの距離とがそれぞれ所定距離以上である第二往復経路を含み、
    前記自律走行車は、前記第一マーカー検出後の走行距離を計測する走行距離計測手段を備えるとともに、前記畝間の進入地点の前記第一マーカー検出後に前記所定距離を走行するまでは前記第一マーカーを検出しないように構成されることにより、前記第二往復経路に設置された各前記第一マーカーを進行順に辿って走行するように構成されている請求項1記載の自律走行システム。
  3. 前記複数の往復経路は、前記畝間の進入地点及び前記畝間の脱出地点が同一位置にあり、その他の地点は個別位置にあり、しかも前記折返地点に対して前記入口地点よりも前記出口地点の方が遠位置にある第三往復経路を含み、
    前記複数の磁気マーカーは、前記第一マーカーと反対の極の磁力を発する第二マーカーを含み、
    該第二マーカーは、前記第三往復経路における前記入口地点と前記畝間の脱出地点との間であって、該入口地点との間隔が所定間隔から所定マージン間隔を差し引いた間隔未満に設置されており、
    前記自律走行車は、前記磁気検出手段が前記第一マーカーからの磁気と前記第二マーカーからの磁気とを互いに区別して検出可能になっているとともに、該第二マーカー検出後の走行距離を計測する走行距離計測手段を備えており、前記復路では前記第二マーカー検出後に前記所定間隔の距離を走行するまでは前記第一マーカーを検出しないよう構成されることにより、前記第三往復経路に設置された各前記第一マーカーを進行順に辿って走行するように構成されている請求項1又は2に記載の自律走行システム。
  4. 前記複数の往復経路は、前記畝間の進入地点及び前記畝間の脱出地点が同一位置にあり、その他の地点は個別位置にあり、しかも前記折返地点に対して前記入口地点よりも前記出口地点の方が遠位置にある第三往復経路を含み、
    前記複数の磁気マーカーは、前記第一マーカーと反対の極の磁力を発する第二マーカーを含み、
    該第二マーカーは、前記第三往復経路における前記入口地点と前記畝間の脱出地点との間に設置されており、
    前記自律走行車は、前記磁気検出手段が前記第一マーカーからの磁気と前記第二マーカーからの磁気とを互いに区別して検出可能になっているとともに、前記復路では前記第二マーカー検出後に最初に検出した前記第一マーカーを無視するように構成されることにより、前記第三往復経路に設置された各前記第一マーカーを進行順に辿って走行するように構成されている請求項1又は2に記載の自律走行システム。
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