JP2016085517A - 医用画像管理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】複数の読影端末に効率よく医用画像を転送することで読影効率を向上させる医用画像管理装置を提供する。【解決手段】本実施形態に係る医用画像管理装置は、前記読影端末で読影を行うユーザのユーザ情報を記憶するユーザ情報記憶部と、前記読影端末の端末情報を記憶する読影端末情報記憶部と、前記医用画像保管装置における前記複数の医用画像の画像保管場所情報を記憶した画像保管場所情報記憶部と、前記ユーザ情報、前記端末情報、および前記画像保管場所情報に基づいて画像取得リストを作成する画像取得リスト作成部と、前記画像取得リストに基づいて前記複数の医用画像保管装置から前記複数の読影端末に前記複数の医用画像を転送する転送スケジュールを作成する転送スケジュール作成部と、前記転送スケジュールに基づいて前記複数の医用画像保管装置から前記複数の読影端末に前記医用画像の転送を実行する転送制御部と、を備えたことを特徴とする。【選択図】 図2

Description

本発明の一態様としての実施形態は、医用画像管理装置に関する。
医療現場で使用される医用画像撮像装置(以下、モダリティ装置とよぶ)は、体を傷つけずに体の内部を見て診断を下すことができるため、現代の医療において欠かせない技術となっている。モダリティ装置の発展とその性能の向上に伴い、様々な身体部位や病気の発見手段に応じて、多種多様なモダリティ装置が開発されている。さらに、医用画像のデジタル化が進み、医用画像一元管理システム(PACS:Picture Archiving and Communication Systems)や病院情報システム(HIS:Hospital Information System)、放射線科情報システム(RIS:Radiology Information System)などの発展で、医療を取り巻く環境の電子化が進んでいる。これに伴い、モダリティ装置で取得された医用画像も電子データ化されるようになった。
また、モダリティ装置の発展により様々な情報を取得できるようになり、1回の撮像、または1回の検査で取得される医用画像の枚数またはデータ量が増加している。
医師等は取得した医用画像に基づいて画像診断を行い、病気を診断したり、治療方針を決定したりする読影と呼ばれる作業を行う。読影は上述のような医用画像を予め保管している医用画像保管装置から、読影を実施する読影端末に読込んで行われる。そのため、読影を開始する前に、未読影の検査リストなどを用いて、予め必要な医用画像を読影端末に読込んでおく技術が提供されている(たとえば、特許文献1等)。
特開2013−9726号公報
しかしながら、読影端末がそれぞれ独立に画像保管装置に画像取得を要求するため、場合によっては一部の画像保管装置にアクセスが集中する場合がある。たとえば、画像保管装置から読影端末に画像を転送する場合、画像保管装置で医用画像が検索され、検索された医用画像を画像保管装置の記憶装置から読み出し、読み出した医用画像をネットワーク経由で送信するという手順が少なくとも実行される。したがって、アクセスが1つの医用画像保管装置に集中すれば、いずれかの過程がボトルネックとなり、最終的なスループット(単位時間当たりの画像転送量)が低下する。
このように画像保管装置から読影端末への医用画像の転送速度が低下すれば、必要なときに必要な医用画像が読影端末に予め読込まれていない状態が発生する。その場合、読影医等は医用画像が読影端末に転送されるまで読影を開始できず、読影効率が大きく低下することとなる。
そこで、複数の読影端末に効率よく医用画像を転送することで読影効率を向上させる医用画像管理装置が要望されている。
本実施形態に係る医用画像管理装置は、複数の医用画像を記憶した複数の医用画像保管装置から複数の読影端末に転送される前記複数の医用画像の転送を管理する医用画像管理装置であって、前記読影端末で読影を行うユーザのユーザ情報を記憶するユーザ情報記憶部と、前記読影端末の端末情報を記憶する読影端末情報記憶部と、前記医用画像保管装置における前記複数の医用画像の画像保管場所情報を記憶した画像保管場所情報記憶部と、前記ユーザ情報、前記端末情報、および前記画像保管場所情報に基づいて画像取得リストを作成する画像取得リスト作成部と、前記画像取得リストに基づいて前記複数の医用画像保管装置から前記複数の読影端末に前記複数の医用画像を転送する転送スケジュールを作成する転送スケジュール作成部と、前記転送スケジュールに基づいて前記複数の医用画像保管装置から前記複数の読影端末に前記医用画像の転送を実行する転送制御部と、を備えたことを特徴とする。
実施形態に係る医用画像管理装置の一例を示す概念的な構成図。 実施形態に係る医用画像管理装置の機能構成例を示す機能ブロック図。 実施形態に係る医用画像管理装置の動作の一例を示すフローチャート。 実施形態に係る医用画像管理装置のユーザ使用予定情報の例を説明する図。 実施形態に係る医用画像管理装置のユーザ特性情報の例を説明する図。 実施形態に係る医用画像管理装置の端末情報の例を説明する図。 実施形態に係る医用画像管理装置の画像保管場所情報の例を説明する図。 実施形態に係る医用画像管理装置の医用画像取得リストの例を説明する図。 実施形態に係る医用画像管理装置の転送スケジュールの調整方法を説明する図。
以下、医用画像管理装置の実施の形態について添付図面を参照して説明する。
(1)構成
図1は、実施形態に係る医用画像管理装置1の一例を示す概念的な構成図である。図1に示すように、医用画像管理装置1は、電子ネットワークを介してデータセンタ2および病院3と接続している。医用画像管理装置1は、データセンタ2内に設置されてもよいし、病院3内に設置されていてもよい。データセンタ2には、複数の医用画像保管装置100が電子ネットワークを介して接続されている。病院3には、複数の読影端末200と、複数の医用画像保管装置100が電子ネットワークを介して接続されている。病院3で取得された医用画像は病院3の医用画像保管装置100に記憶されていてもよいし、データセンタ2に存在する医用画像保管装置100に記憶されていてもよい。また、医用画像保管装置100は、複数の医用画像保管装置100を1つの医用画像保管装置100として機能させるクラウドシステムで構成されていてもよい。さらに医用画像保管装置100はPACSであってもよいし、NAS(Network Attached Storage)と呼ばれるファイルサーバ等で構成されてもよい。医用画像管理装置1は、通信制御装置10、記憶部20、主制御部30、入力部40、表示部50を備えて構成される。図示しないが、医用画像保管装置100および読影端末200も医用画像管理装置1と同様に、通信制御装置10、記憶部20、主制御部30、入力部40、表示部50をそれぞれ備えて構成される。なお、医用画像管理装置1および医用画像保管装置100は、入力部40、表示部50を備えていなくてもよい。
通信制御装置10は、ネットワーク形態に応じた種々の通信プロトコルを実装する。ここで、電子ネットワークとは、電気通信技術を利用した情報通信網全体を意味し、病院基幹LAN、無線/有線LANやインターネット網のほか、電話通信回線網、光ファイバー通信ネットワーク、ケーブル通信ネットワークおよび衛星通信ネットワークなどを含む。
記憶部20は、RAMとROMをはじめとする記憶媒体などにより構成され、磁気的もしくは光学的記憶媒体または半導体メモリなどの、主制御部30により読み取り可能な記憶媒体を含んだ構成を有し、これらの記憶媒体内のプログラムおよびデータの一部または全部は電子ネットワークを介してダウンロードされるように構成してもよい。
記憶部20に格納されたプログラムが、主制御部30によって実行されることで、たとえば、医用画像管理装置1では医用画像取得リストが生成され、医用画像保管装置100では医用画像の検索が行われる。
表示部50は、たとえば液晶ディスプレイやOLED(Organic Light Emitting Diode)ディスプレイなどの一般的な表示装置により構成されるほか、主制御部30の制御に従って医用画像をディスプレイ表示する。
入力部40は、たとえばキーボード、タッチパネル、テンキー、マウスなどの一般的な入力装置により構成される。入力部40は読影端末200におけるユーザの操作に対応した入力信号を主制御部30に出力する。
図2は、実施形態に係る医用画像管理装置1の機能構成例を示す機能ブロック図である。図2に示すように、医用画像管理装置1は、画像保管場所情報記憶部21、ユーザ情報記憶部23、読影端末情報記憶部25、画像取得リスト作成部31、転送スケジュール作成部33、転送制御部35を備えて構成される。このうち、画像取得リスト作成部31、転送スケジュール作成部33、転送制御部35は記憶部20に格納されたプログラムが主制御部30に実行されることで実現される機能である。
画像保管場所情報記憶部21は、医用画像保管装置における複数の医用画像の画像保管場所情報を記憶する。画像保管場所情報は、検査を一意に特定する検査管理番号ごとに、医用画像が記憶されている医用画像保管装置100を一意に特定する保管先管理番号と、医用画像のデータ量とを少なくとも含む情報である。画像保管場所情報については後述する。
ユーザ情報記憶部23は、読影端末200で読影を行うユーザのユーザ情報を記憶する。ユーザ情報記憶部23は、ユーザ情報としてユーザ特性情報とユーザ使用予定情報を記憶している。ユーザ特性情報は、ユーザを一意に特定するユーザ管理番号ごとに、ユーザの単位時間当たりの読影検査数と、ユーザの読影手法に関するユーザ個別情報とを少なくとも含む情報である。また、ユーザ使用予定情報は、ユーザが使用する読影端末200を一意に特定する端末管理番号ごとに、ユーザが読影端末200を使用する日時と、読影端末200を使用するユーザを一意に特定するユーザ管理番号とを少なくとも含む情報である。ユーザ特性情報とユーザ使用予定情報については後述する。
読影端末情報記憶部25は、読影端末200の端末情報を記憶する。端末情報は、読影端末を一意に特定する端末管理番号ごとに、読影端末の画面構成と、読影端末にインストールされているアプリケーション情報とを少なくとも含む情報である。端末情報については後述する。
画像取得リスト作成部31は、ユーザ情報、端末情報、および画像保管場所情報に基づいて画像取得リストを作成する。画像取得リスト作成部31での画像取得リストの作成方法については後述する。
転送スケジュール作成部33は、画像取得リストに基づいて複数の医用画像保管装置100から複数の読影端末200に複数の医用画像を転送する転送スケジュールを作成する。転送スケジュール作成部33での転送スケジュールの作成方法については後述する。
転送制御部35は、転送スケジュールに基づいて複数の医用画像保管装置100から複数の読影端末200に医用画像の転送を実行する。
(2)動作
以下、医用画像管理装置1の動作の一例についてフローチャートを用いて説明する。
図3は、実施形態に係る医用画像管理装置の動作の一例を示すフローチャートである。
ST101では、画像取得リスト作成部31が、ユーザ情報記憶部23からユーザ使用予定情報を取得する。
ST103では、画像取得リスト作成部31が、ユーザ情報記憶部23からユーザ特性情報を取得する。
ST105では、画像取得リスト作成部31が、読影端末情報記憶部25から端末情報を取得する。
ST107では、画像取得リスト作成部31が、画像保管場所情報記憶部21から画像保管場所情報を取得する。
ST109では、画像取得リスト作成部31が、画像取得リストを生成する。
ST111では、転送スケジュール作成部33が、転送開始時刻と転送完了時刻を算出し、画像取得リストを並べ替え、転送スケジュールを生成する。
ST113では、転送制御部35が、転送スケジュールに基づいて医用画像保管装置100から読影端末200に画像を転送する。
まず、画像取得リスト作成部31で使用されるユーザ情報、端末情報、画像保管場所情報についてそれぞれ説明する。
図4は、実施形態に係る医用画像管理装置1のユーザ使用予定情報の例を説明する図である。図4の表の最上段はユーザ使用予定情報の項目を示しており、左から「端末管理番号」、「使用予定日」、「使用予定時刻」、「ユーザ管理番号」が示されている。
「端末管理番号」は、読影端末200を一意に特定するための端末IDである。図4の例では4ケタの数字で示している。「使用予定日」は、読影医などのユーザが読影端末200を使用する日を示している。なお、ユーザ使用予定情報を使用予定日毎に作成する場合は、使用予定日の欄は不要である。「使用予定時刻」は、読影医などのユーザが読影端末200を使用する時間を示している。図4では1時間単位で使用予定が入力される例が示されているが、連続して同一の読影端末200を使用する場合は、使用する時間が入力されてもよい。「ユーザ管理番号」は、読影端末200を使用するユーザを一意に特定するためのユーザIDである。図4の例では2ケタのアルファベットと2ケタの数字とから成る4ケタの文字列で示している。
図4のユーザ使用予定情報の1段目は、端末管理番号が0001の読影端末200の使用予定日として2011/2/3、使用予定時刻として11:00−12:00、使用するユーザのユーザ管理番号としてXX01が示されている。同様に、2段目は、端末管理番号が0001の読影端末200の使用予定日として2011/2/3、使用予定時刻として12:00−13:00、使用するユーザのユーザ管理番号としてXX01が、3段目は、端末管理番号が0002の読影端末200の使用予定日として2011/2/3、使用予定時刻として11:00−12:00、使用するユーザのユーザ管理番号としてXX02が、4段目は、端末管理番号が0002の読影端末200の使用予定日として2011/2/3、使用予定時刻として12:00−13:00、使用するユーザのユーザ管理番号としてXX02が、5段目は、端末管理番号が0003の読影端末200の使用予定日として2011/2/3、使用予定時刻として10:00−11:00、使用するユーザのユーザ管理番号としてXX03が、6段目は、端末管理番号が0001の読影端末200の使用予定日として2011/2/4、使用予定時刻として11:00−12:00、使用するユーザのユーザ管理番号としてXX01が、6段目は、端末管理番号が0002の読影端末200の使用予定日として2011/2/4、使用予定時刻として10:00−11:00、使用するユーザのユーザ管理番号としてXX04が示されている。
ユーザ使用予定情報は、それぞれのユーザが、ユーザの端末を介して、あるいは医用画像管理装置1に直接入力した読影端末200の使用予約状況に基づいて生成されてもよいし、ユーザが実際に読影端末200を使用した実績を解析することで作成されてもよい。たとえば、ユーザが読影を行う時間帯や読影端末200のID(端末管理番号)を解析し、読影が行われる時間帯と端末を予測することで作成されてもよい。また、読影医等のユーザの勤務日時や勤務予定などに合わせて作成されてもよいし、HIS/RISに登録された医師による問診予定などを利用して、医師等の空き時間などに基づいて読影を行う時間を予測し、作成されてもよい。
図5は、実施形態に係る医用画像管理装置1のユーザ特性情報の例を説明する図である。図5の表の最上段はユーザ特性情報の項目を示しており、左から「ユーザ管理番号」、「単位時間当たりの読影検査数(検査数/時間)」、「ユーザ個別情報1(同種モダリティでの比較読影)」、「ユーザ個別情報2(異種モダリティでの比較読影)」、「ユーザ個別情報3(専門部位)」が示されている。「ユーザ管理番号」は、図4と同様で読影医等のユーザを一意に識別するためのユーザIDである。
ユーザ特性情報は、読影医それぞれがよく読影を行う部位や読影方法や習慣、癖などの読影におけるスタイルを情報として収集し、一覧化したものである。たとえば、「単位時間当たりの読影検査数(検査数/時間)」は、読影医ごとの単位時間で読影できる検査数を示している。ある読影医が1検査にかける読影時間は、検査内容(たとえばモダリティ装置の違い)や画像の枚数に違がある場合でも大きく変わらない。たとえば、X線CTなどで1検査で数百枚のスライス画像が取得される場合と、単純X線により1検査で数枚の画像が取得される場合とでは、1検査における読影時間は大きく変わらない。なぜなら、X線CTなどの検査ではスライス画像を高速にめくりながら正常の解剖学的形状と差異がある部分を探すという読影方法が一般的であるのに対し、単純X線画像においては、読影すべき箇所や観点が決められており、画像が数枚であっても1箇所ずつ確認していく必要があるからである。一方、1検査にかける読影時間は、読影医の経験や知識などに依存するため、読影医ごとに異なる。
「ユーザ個別情報1(同種モダリティでの比較読影)」は、同一のモダリティ装置で取得された画像を比較読影するかどうかを示している。比較読影とは、診断を正確に行うために、同様の症例と比較しながら読影したり、経過観察などを行う場合には、過去と最新の医用画像を比較しながら読影したりする方法である。「ユーザ個別情報2(異種モダリティでの比較読影)」は異なるモダリティ装置で取得された画像を比較読影するかどうかを示している。異なるモダリティ装置では画像として取得できる情報が異なるため、異なるモダリティ装置で取得された画像に基づいて総合的に画像診断を行う場合がある。また、「ユーザ個別情報3(専門部位)」はユーザの読影部位を示している。読影は読影を行う部位ごとに高い専門性が求められ、読影医はそれぞれ専門とする部位を有する。
なお、ユーザ特性情報はユーザの読影方法を定期的に解析し、更新されてもよい。たとえば、ユーザが読影中に新たに画像を取得したり、画像の表示方法を変更したりした場合、どのような読影においてどのような画像が新たに取得されたか、あるいは、どのような表示からどのような表示に変更されたかなど、ユーザの読影における処理履歴を解析し、ユーザ特性情報を更新してもよい。
図5のユーザ特性情報の例では、1段目のユーザ管理番号がXX01のユーザは、単位時間当たりの読影検査数が2検査/時間で、同種モダリティでの比較読影の項目では、CT(X線CT)装置とMRI装置で撮像された検査において、今回と前回の画像の比較読影を行うこと、異種モダリティでの比較読影の項目では、「-」が示され、比較読影を行わないこと、専門部位が頭部であることが示されている。同様に、2段目のユーザ管理番号がXX02のユーザは、単位時間当たりの読影検査数が1検査/時間で、同種モダリティでの比較読影の項目では、CT(X線CT)装置で撮像された検査において、今回と前回と前々回の画像との比較読影を行うこと、異種モダリティでの比較読影の項目では、検査モダリティ装置がMRI装置の場合にCT(X線CT)装置で取得された画像と比較読影を行うことが示され、専門部位が胸部であることが示されている。3段目のユーザ管理番号がXX03のユーザは、単位時間当たりの読影検査数が2検査/時間で、同種モダリティでの比較読影の項目では、CT(X線CT)装置とMMG(マンモグラフィ:mammography)装置で撮像された検査において、前回の画像との比較読影を行うこと、異種モダリティでの比較読影の項目では検査モダリティ装置がUS(超音波:ultrasonography)装置の場合にMMG装置との比較読影を行うことが示され、専門部位が胸部であることが示されている。4段目のユーザ管理番号がXX04のユーザは、単位時間当たりの読影検査数が5検査/時間で、同種モダリティでの比較読影の項目では、「-」が示され、比較読影を行わないこと、異種モダリティでの比較読影の項目では検査モダリティ装置がMRI装置の場合にCT装置との比較読影を行うことが示され、専門部位が腹部であることが示されている。5段目のユーザ管理番号がXX05のユーザは、単位時間当たりの読影検査数が3検査/時間で、同種モダリティでの比較読影の項目では、MRI装置で撮像された検査において、前回の画像との比較読影を行うこと、異種モダリティでの比較読影の項目では検査モダリティ装置がCT(X線CT)装置の場合にUS装置との比較読影を行うことが示され、専門部位が頭部および胸部であることが示されている。
このように、ユーザ情報記憶部23に記憶されたユーザ使用予定情報と、ユーザ特性情報に基づいて、画像取得リスト生成部31は、画像取得リストを作成する。ユーザ使用予定情報からは、ユーザがいつどの端末で読影を開始するか、どれくらいの時間読影を行うかという情報を抽出できる。また、ユーザ特性情報からは、ユーザが単位時間あたりに何検査分の読影を行うか、読影において必要な医用画像の種類、ユーザが読影可能な検査部位などの情報を抽出することができる。このような情報に基づいて、いつまでに、どの端末に、どのような種類の医用画像を、どれくらい、転送する必要があるかをリストとして作成することができる。
加えて、読影端末情報記憶部25に記憶された端末情報を用いることで、さらに使用する医用画像を絞り込むことができる。
図6は、実施形態に係る医用画像管理装置1の端末情報の例を説明する図である。図6の表の最上段は端末情報の項目を示しており、左から「端末管理番号」、「画面構成(モニタ数)」、「アプリケーション1(MPR)」、「アプリケーション2(3D表示)」が示されている。「端末管理番号」は図4と同様に読影端末を一意に特定するための端末IDである。「画面構成(モニタ数)」は読影端末に備え付けられたモニタの数を示しており、「アプリケーション1(MPR)」、「アプリケーション2(3D表示)」はそれぞれ読影端末にインストールされているアプリケーションの種類を示している。MPR(multi-planar reconstruction)は、3D画像(3次元画像)を任意断面で切断したときの断面画像を生成し表示することである。3D表示は、たとえば、臓器や血管などを3D画像として表示し、自由に回転させて表示することができる。
図6の例では、1段目の読影端末0001は、画面構成(モニタ数)が2、「アプリケーション1(MPR)」がインストールされているが、「アプリケーション2(3D表示)」がインストールされていない例が示されている。同様に、2段目の読影端末0002は、画面構成(モニタ数)が3、「アプリケーション1(MPR)」がインストールされておらず、「アプリケーション2(3D表示)」がインストールされている例が示され、3段目の読影端末0003は、画面構成(モニタ数)が2、「アプリケーション1(MPR)」も「アプリケーション2(3D表示)」もインストールされている例が示され、4段目の読影端末0004は、画面構成(モニタ数)が3、「アプリケーション1(MPR)」がインストールされているが、「アプリケーション2(3D表示)」がインストールされていない例が示され、5段目の読影端末0005は、画面構成(モニタ数)が4、「アプリケーション1(MPR)」はインストールされていないが、「アプリケーション2(3D表示)」がインストールされている例が示されている。
このように、端末情報は、読影端末の特徴に関する情報が記憶されている。このような情報に基づいて、たとえば、ユーザ使用予定情報と対応付けて、あるユーザが3D表示可能なアプリケーションがインストールされていない端末を使用予定である場合、3D表示に必要な医用画像データは不要と判断することが可能である。また、ユーザが選択した読影端末が、すべての画像を表示可能または解析可能な性能を備えているとは限らない。したがって、端末の性能に応じて必要な医用画像を選択して転送することで、転送する画像データの量を削減できる。
また、ユーザ特性情報として、読影時にどのような画像解析、画像診断アプリケーションを使用するかという情報を記憶させておいてもよい。たとえば、MRI装置では様々な撮像プロトコルにより撮像が行われ、それに応じて様々な画像診断アプリケーションが開発されている。1つの検査では、検査目的や検査部位ごとに所定の撮像プロトコルが予め用意されており、決められた撮像プロトコルが実行される。一方、画像診断においては、読影医の経験や判断によりすべての撮像プロトコルで撮像された画像を使用せずに読影が行われる場合がある。このように、読影医の読影方法を記憶するユーザ特性情報に、読影で使用する撮像プロトコルを記憶しておくことで、不要な画像を転送しなくてよいため、転送する画像データの量を削減できる。
図7は、実施形態に係る医用画像管理装置1の画像保管場所情報の例を説明する図である。図7に示すように、表の最上段は画像保管場所情報の項目を示しており、左から、「検査管理番号」、「保管先管理番号」、「データ量(画像枚数)」が示されている。「検査管理番号」は、検査を一意に特定するための検査IDである。図7では、検査を行ったモダリティ装置を示すアルファベットと数字を組み合わせたIDを例示している。たとえば、X線CT装置の場合は、「CT」、MRI装置の場合は「MR」、超音波装置の場合は「US」、単純X線装置の場合は「0X」、マンモグラフィ装置の場合は「MG」のように、モダリティ種別ごとに検査IDを設定してもよい。「保管先管理番号」は医用画像保管装置100を一意に特定するための保管先IDである。保管先IDは、たとえば、クラウドシステムに格納されている場合は、クラウドシステムを特定するID、NASやPACSに格納されている場合は、それぞれのサーバを特定するためのIDである。「データ量(画像枚数)」は各検査に含まれる画像枚数を示している。図7ではデータ量を画像枚数で示す例を示したが、画像枚数に限らずバイト数などのデータ容量で示してもよい。
図7の例では、1段目に示した検査管理番号がCT−111の検査は、保管先管理番号がAAAAで、データ量は300が示されている。同様に、2段目に示した検査管理番号がMR−222の検査は、保管先管理番号がAAAAで、データ量は200、3段目に示した検査管理番号がUS−333の検査は、保管先管理番号がAAAAで、データ量は1000、4段目に示した検査管理番号がMG−444の検査は、保管先管理番号がAAAAで、データ量は4、5段目に示した検査管理番号が0X−555の検査は、保管先管理番号がBBBBで、データ量は1、6段目に示した検査管理番号がMR−666の検査は、保管先管理番号がBBBBで、データ量は500、7段目に示した検査管理番号がCT−777の検査は、保管先管理番号がCCCCで、データ量は100が示されている。
画像保管場所情報は、画像データが記憶されている医用画像保管装置100に関する情報であり、画像取得リスト生成部31では、読影端末200がどの医用画像保管装置100から画像を取得すればよいかという情報を抽出できる。また、画像保管場所情報には1検査のデータ量が記憶されており、画像取得リスト生成部31は1検査分の画像を転送するのにかかる時間を算出することが可能である。
画像取得リスト作成部31は、図4乃至図7で説明した表に基づいて、画像取得リストを生成する。以下、図8で画像取得リストの生成方法について説明する。
図8は、実施形態に係る医用画像管理装置1の医用画像取得リストの例を説明する図である。図8に示すように表の最上段は医用画像取得リストの項目を示しており、左から、「端末管理番号」、「取得開始予定時刻」、「取得完了予定時刻」、「転送画像数(%)」、「転送時間(秒)」、「検査管理番号」、「保管先管理番号」が示されている。
「端末管理番号」、「検査管理番号」および「保管先管理番号」は図4、図6、図7などで説明した読影端末200、検査および医用画像保管装置100をそれぞれ一意に特定するためのIDである。
「取得開始予定時刻」および「取得完了予定時刻」は、少なくともいずれかの時刻に医用画像の取得を開始または完了していれば、ユーザの使用予定時刻までに医用画像を読影端末200に予め準備しておくことができる時刻を示している。たとえば、取得完了予定時刻は、ユーザの使用予定時刻より所定時間前の時刻を設定し、その時刻までに画像の転送が完了するように設定することができる。また、取得開始予定時刻は、医用画像の取得にかかる最大時間に基づいて、取得完了予定時刻までに画像の取得を完了するために取得を開始すべき時刻として設定することができる。
「転送画像数」は、検査に含まれるすべての画像が転送する画像かどうかを示している。図6の端末情報で説明したとおり、読影端末の性能に応じて1つの検査で取得された画像であっても必要な画像は限られる。図6の例では転送する画像のデータ量を全体の枚数に対する割合で示しているが、実際に転送する枚数などで示されてもよいし、画像IDなどで示されてもよい。
「転送時間(秒)」は、図7に例示した画像保管情報の画像の保管先の端末性能と、データ量とからそれぞれの検査を画像保管装置100から読影端末200に転送するのにかかる時間を示している。単位時間あたりにどれだけのデータ量(たとえば、画像枚数)を転送できるかといった通信速度に基づいて、転送に必要な時間を算出することができる。たとえば、医用画像保管装置100ごとに接続している電子ネットワークの種類や回線速度などは、医用画像保管装置100の種類ごとに異なっている。たとえば、保管先がクラウドシステムのように外部の公衆回線経由で接続している場合と、NASやPACSのように病院内に敷設されたネットワーク回線で接続している場合とでは回線速度は異なってくる。そこで、保管先ごとの回線速度を予め設定しておき、画像保管先情報のデータ量に基づいて画像取得リスト作成部31は転送時間を算出してもよい。
図8に示した画像保管先情報の例では、1段目の端末管理番号が0001の読影端末200への画像転送開始予定時刻は9:00、画像転送完了予定時刻は10:00、転送画像数は100%、転送時間は300秒、検査管理番号はCT−111、保管先管理番号はAAAAが示されている。同様に、2段目も端末管理番号が0001の読影端末200について、画像転送開始予定時刻は9:00、画像転送完了予定時刻は10:00、転送画像数は80%、転送時間は280秒、検査管理番号はMR−123P、保管先管理番号はAAAAが示されており、3段目の端末管理番号が0001の読影端末200への画像転送開始予定時刻は9:00、画像転送完了予定時刻は10:00、転送画像数は100%、転送時間は200秒、検査管理番号はMR−222、保管先管理番号はBBBBが示され、4段目の端末管理番号が0001の読影端末200への画像転送開始予定時刻は9:00、画像転送完了予定時刻は10:00、転送画像数は60%、転送時間は360秒、検査管理番号はCT−456P、保管先管理番号はAAAAが示され、5段目も端末管理番号が0001の読影端末200について、画像転送開始予定時刻は10:00、画像転送完了予定時刻は11:00、転送画像数は100%、転送時間は1000秒、検査管理番号はUA−333、保管先管理番号はAAAAが示されており、6段目の端末管理番号が0002の読影端末200について、画像転送開始予定時刻は9:00、画像転送完了予定時刻は10:00、転送画像数は100%、転送時間は250秒、検査管理番号はMG−444、保管先管理番号はAAAAが示されている。7段目も端末管理番号が0002の読影端末200について画像転送開始予定時刻は9:00、画像転送完了予定時刻は10:00、転送画像数は90%、転送時間は400秒、検査管理番号はMG−789P、保管先管理番号はBBBBが示されている。
図8に示した画像取得リストは、図4乃至図7に示したユーザ使用予定情報、ユーザ特性情報、端末情報、画像保管先情報を組み合わせて作成される。たとえば、図8の画像取得リストの1段目は端末管理番号が0001の読影端末200に転送される画像に関する情報が、図4乃至図7に示した表から抽出された結果である。図4に示したユーザ使用予定情報に基づいて、端末管理番号が0001の読影端末200の、使用予定時刻、使用するユーザのユーザ管理番号を特定することができる。図4のユーザ使用予定情報の1段目から、いつまでに読影端末200に画像の転送しておく必要があるかを抽出することができる。図4のユーザ使用予定情報の1段目のユーザは、2011/2/3の11:00−12:00に読影を端末管理番号0001の読影端末200で読影を実施する予定である。したがって、11:00より前の時刻に画像の転送が完了している必要がある。また、画像を取得するために必要な時間などに応じて画像取得開始予定時刻を算出してもよい。たとえば、図8の画像取得リストの1段目は、図4の端末管理番号0001の読影端末200に転送される画像の取得開始予定時刻が9:00、取得完了予定時刻が10:00となっている。このように画像取得リストは、大まかな画像の取得開始予定をユーザ使用情報から算出する。図8では、1検査の画像の転送などにかかる時間を1時間、使用予定時刻の1時間前に転送を完了しておくといった条件が予め設定されており、その条件に応じて取得開始予定時刻および取得完了予定時刻を算出する例を示している。この条件はユーザにより設定できてもよいし、画像の転送時間の実績を解析することで決定されてもよい。
また、ユーザ使用予定情報から、端末管理番号0001がユーザ管理番号XX01のユーザに使用されることがわかる。読影端末200を使用するユーザのユーザ管理番号をキーとして、図5に示したユーザ特性情報を検索し、専門部位の情報を取得することができる。これらの情報に基づいて、HIS/RISなどに記憶されている読影待ちの検査リストから、どの検査をどの読影医に担当させるかを割り当てることができる。
さらに、ユーザ特性情報のユーザ個別情報から、対象となる検査を読影する際に参照する画像の種類等を抽出することができ、対象となる検査の画像に加えて、どのような画像を読影端末200に転送しなければならないかを抽出することができる。たとえば、図5の1段目に示されたユーザ管理番号XX01のユーザは、X線CT装置またはMRI装置で取得した画像を前回の画像と比較読影を行うことが示されている。図8の医用画像取得リストの1段目と2段目に示されるように、1段目が今回の検査のX線CT画像(検査管理番号がCT−111)、2段目の検査管理番号がMR−123Pの画像は前回の検査の画像というように、取得する画像が2つ抽出される。また、図8の医用画像取得リストの転送画像数に示すように、図6で説明した端末情報などに基づいて、ユーザ使用予定情報から抽出された読影端末の性能に応じて転送する画像が絞り込まれてもよい。たとえば、図8の画像取得リストの転送画像枚は検査に含まれる画像の中から必要な画像が割合で示されている。図8の画像取得リストの1段目の転送画像数は100%であるが、2段目の転送画像数は80%となっており、画像の一部のみが転送される。
同様に、使用するユーザのユーザ管理番号をキーとして、図5に示したユーザ特性情報を検索し、その読影医が単位時間当たり何検査分の読影が可能であるかを抽出することができる。図4の1段目に示した端末管理番号0001は、ユーザ管理番号がXX01のユーザに11:00から12:00の時間に使用される予定である。XX01のユーザは図5に示したユーザ特性情報から1時間に2検査分の読影を行うことが可能であることがわかる。したがって、2検査分は少なくとも読影が開始される時刻の前までに転送が完了している必要がある。図8の例で、1段目と2段目の画像が1検査分、3段目と4段目の画像が1検査分の画像である場合、1から4段目までの画像が読影端末200の使用が開始される11:00よりも前の時間に転送されている必要がある。図8の5段目の画像も端末管理番号0001に転送される画像であるが、10:00から11:00の読影ではすぐに使用されないため、次の使用開始予定時刻である12:00より前の時間までに転送が完了していればよいことになる。なお、読影端末200においてユーザが読影するのと並行してバックグラウンドで画像の転送処理が実行されていてもよいし、ユーザが読影を開始する時間より前の時間を利用して画像の転送処理が行われてもよい。
図8の画像取得リストの転送時間は、転送画像数と、図7の画像保管場所情報のデータ量とから算出される。図7で説明したとおり、画像保管場所ごとに回線速度などの性能は異なっており、保管先ごとに設定された回線速度に基づいて、転送時間を算出することができる。たとえば、図8の画像取得リストの1段目の検査管理番号CT−111の画像は、図7の画像保管場所情報の1段目からデータ量が300枚である。画像保管先管理番号AAAAの回線速度が1秒につき1枚の速さで画像を転送できる場合、300枚の画像を転送するのに必要な時間は300秒である。このように、画像取得リストの画像取得リスト作成部31は転送時間を算出することができる。
上述のように作成された画像取得リストに基づいて、転送スケジュール作成部33は、転送スケジュールを生成する。転送スケジュールは、同じ医用画像保管装置100に同じ時間にアクセスが集中しないように画像取得リストに一覧化された取得リストを並び替えることにより最適化される。図8に示すように、画像取得リストの1段目と2段目と4段目と6段目の端末管理番号0001または0002に転送される画像は、いずれも保管先管理番号がAAAAの医用画像保管装置100に記憶されている。また、これらの画像の取得開始予定時刻と取得完了予定時刻が同じ時刻に設定されており、同じ時刻に同じ保管先に同時にアクセスが発生することとなる。このように同時に同じ保管先から画像を取得しようとすると、保管先の医用画像保管装置100におけるリソースが、複数発生した画像の検索や転送などの処理に分散されてしまうため、最終的なスループットが低下してしまうという問題が発生してしまう。そこで、転送スケジュール作成部33は、画像の保管先の性能に応じて画像の転送処理が実行されるタイミングが分散されるように転送開始時刻と転送完了時刻とを算出し、画像取得リストの画像の順序を並び替え、転送スケジュールを調整する。
図9は、実施形態に係る医用画像管理装置1の転送スケジュールの調整方法を説明する図である。図9の最上段は転送スケジュールの項目を示しており、左から、「順序」、「端末管理番号」、「転送開始時刻」、「転送完了時刻」、「検査管理番号」、「保管先管理番号」が示されている。
保管先のCPUや回線速度などの性能に基づいて、一度にいくつの処理を並列実行できるかが決まってくる。以下、並列実行可能な処理数のことをスレッド数と呼ぶこととする。このスレッド数に基づいて、転送スケジュール作成部33は、画像取得リストに一覧化された画像の転送開始時刻と、転送完了時刻とを算出し、転送順序を並び替える。たとえば、図8に示すように、画像取得リストの1段目と2段目と4段目と6段目に記載された画像は、画像の保管先(AAAA)と転送タイミング(取得開始予定時刻と取得完了予定時刻)が同じである。保管先AAAAのスレッド数が2の場合、すなわち、一度に2つの処理を並列して行うことが可能である場合を例として、転送スケジュールの調整方法を説明する。まず、図8の画像取得リストのうち1段目の2段目の処理を同時に行うことが可能である。取得開始予定時刻を基準とすると、転送時間はそれぞれ300秒、280秒であることから、図9の転送スケジュールの1段目の転送開始時刻は9:00、転送完了時刻は9:05、2段目の転送開始時刻は9:00、転送完了時刻は9:05と算出することができる(秒単位の時間を四捨五入して表示)。これらの2つの処理が完了する9:05より後であれば、保管先AAAAでの処理は完了しているので、別の2つの処理を開始することができる。したがって、図8の画像取得リストの4段目と5段目の画像取得について、転送時間はそれぞれ360秒、1000秒であることから、図9の転送スケジュールの5段目の転送開始時刻は9:06、転送完了時刻は9:12、6段目の転送開始時刻は9:06、転送完了時刻は9:23と算出される。このように、転送スケジュール作成部33は、転送開始時刻と転送完了時刻とを算出し、画像取得リストに一覧化された画像の順序を転送開始順に入れ替えた転送スケジュールを作成する。
なお、図9の例では図8の取得開始予定時刻を基準としてスケジュールを調整する例を示したが、取得完了予定時刻を基準としてスケジュールを調整してもよい。また、画像の検索時間や読込等の転送以外に必要な時間を加味して転送開始時刻等を算出してもよい。
さらに、図8の画像取得リストまたは、未読影の検査リストに「優先度」を設けることにより、同じ保管先から取得される画像であっても設定された優先度順に転送が開始されるように転送スケジュールが調整されてもよい。優先度は、たとえば、患者の緊急度、検査の種類、画像の枚数、ユーザの専門分野、ユーザの専門部位、検査実施日などに基づいて設定される。
転送制御部35は作成された転送スケジュールに基づいて医用画像保管装置100から読影端末200に画像を転送する。画像の転送は医用画像管理装置1の転送制御部35が医用画像保管装置100に対して転送処理を実行してもよいし、医用画像管理装置1の転送制御部35が読影端末200に転送開始時刻等を指令することで、転送処理を実行させてもよい。
このように、転送スケジュールに基づいて医用画像保管装置100へのアクセスを分散させることにより、医用画像保管装置100から読影端末200への画像転送のスループットの低下を予防し、かつ、効率よく画像を転送することが可能となる。また、必要な画像が必要な時間までに端末に転送されているため、予定していた時刻にすぐに読影を開始することができ、効率よく読影を行うことができる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
1 医用画像管理装置
2 データセンタ
3 病院
10 通信制御装置
20 記憶部
30 主制御部
40 入力部
50 表示部
21 画像保管場所情報記憶部
23 ユーザ情報記憶部
25 読影端末情報記憶部
31 画像取得リスト作成部
33 転送スケジュール作成部
35 転送制御部
100 医用画像保管装置
200 読影端末

Claims (7)

  1. 複数の医用画像を記憶した複数の医用画像保管装置から複数の読影端末に転送される前記複数の医用画像の転送を管理する医用画像管理装置であって、
    前記読影端末で読影を行うユーザのユーザ情報を記憶するユーザ情報記憶部と、
    前記読影端末の端末情報を記憶する読影端末情報記憶部と、
    前記医用画像保管装置における前記複数の医用画像の画像保管場所情報を記憶する画像保管場所情報記憶部と、
    前記ユーザ情報、前記端末情報、および前記画像保管場所情報に基づいて画像取得リストを作成する画像取得リスト作成部と、
    前記画像取得リストに基づいて前記複数の医用画像保管装置から前記複数の読影端末に前記複数の医用画像を転送する転送スケジュールを作成する転送スケジュール作成部と、
    前記転送スケジュールに基づいて前記複数の医用画像保管装置から前記複数の読影端末に前記医用画像の転送を実行する転送制御部と、
    を備えたことを特徴とする医用画像管理装置。
  2. 前記ユーザ情報記憶部は、前記ユーザを一意に特定するユーザ管理番号ごとに、前記ユーザの単位時間当たりの読影検査数と、前記ユーザの読影手法に関するユーザ個別情報とを含む前記ユーザ情報であるユーザ特性情報を記憶し、
    前記画像取得リスト作成部は、前記ユーザ情報に基づいて前記ユーザが使用する前記読影端末に前記ユーザが必要とする医用画像が転送されるように前記画像取得リストを作成する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の医用画像管理装置。
  3. 前記読影端末情報記憶部は、前記読影端末を一意に特定する端末管理番号ごとに、前記読影端末の画面構成と、前記読影端末にインストールされているアプリケーション情報とを含む前記端末情報を記憶し、
    前記画像取得リスト作成部は、前記端末情報と前記ユーザ情報とに基づいて前記ユーザが使用する前記読影端末に前記ユーザが必要とする医用画像が転送されるように前記画像取得リストを作成する、
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の医用画像管理装置。
  4. 前記ユーザ情報記憶部は、前記ユーザが使用する前記読影端末を一意に特定する端末管理番号ごとに、前記ユーザが前記読影端末を使用する日時と、前記読影端末を使用するユーザを一意に特定するユーザ管理番号とを含むユーザ使用予定情報を記憶し、
    前記画像取得リスト作成部は、前記ユーザが使用する前記読影端末に前記ユーザが読影を開始する日時までに前記医用画像の転送が完了するように、画像取得開始予定時刻および画像取得完了予定時刻を算出し、
    前記転送スケジュール作成部は、前記画像取得開始予定時刻および前記画像取得完了予定時刻に基づいて、前記転送スケジュールを最適化して作成する、
    ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の医用画像管理装置。
  5. 前記画像保管場所情報記憶部は、検査を一意に特定する検査管理番号ごとに、前記医用画像が記憶されている前記医用画像保管装置を一意に特定する保管先管理番号と、前記医用画像のデータ量とを含む前記画像保管場所情報を記憶し、
    前記画像取得リスト作成部は、前記画像保管場所情報に基づいて画像転送時間を算出し、
    前記転送スケジュール作成部は、前記画像転送時間に基づいて転送開始時刻および転送終了時刻を算出し、前記転送スケジュールを最適化して作成する、
    ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の医用画像管理装置。
  6. 前記画像取得リスト作成部は、検査ごとに優先度を設定でき、
    前記転送スケジュール作成部は、前記優先度に基づいて前記転送スケジュールを最適化して作成する、
    ことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の医用画像管理装置。
  7. 前記優先度は、前記検査の検査日時、前記検査で取得された画像枚数、前記ユーザの専門分野、および前記検査が行われた患者の緊急度の少なくともいずれかに基づいて判断される、
    ことを特徴とする請求項6に記載の医用画像管理装置。
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