JP2016085512A - 電子機器、方法及びプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】ユーザの利便性を向上させることが可能な電子機器、方法及びプログラムを提供することである。【解決手段】実施形態によれば、方法は、手書きで記載された第1ストローク群及び第2ストローク群に対応するデータを入力することと、第1ストローク群の情報を用いて特定される第1コンテンツを当該第1ストローク群に関連付けることと、第2ストローク群の情報を用いて特定される第2コンテンツを当該第2ストローク群に関連付けることとを具備し、第1コンテンツは、少なくとも第1ストローク群のユーザによる指定によって表示または再生可能であり、第2コンテンツは、少なくとも第2ストローク群のユーザによる指定によって表示または再生可能である。【選択図】図11

Description

本発明の実施形態は、手書き文書を処理する技術に関する。
近年では、タブレットコンピュータ、ノートブック型パーソナルコンピュータ、スマートフォン、PDAといった電子機器の画面上で、文書を手書きで記載(入力)可能な技術が知られている。
このように手書きで記載された文書(以下、手書き文書と表記)は、例えば記憶媒体等に保存される。これによれば、例えばユーザの指示に応じて過去の手書き文書を電子機器の画面上に表示すること等が可能となる。
特開2005−085285号公報
しかしながら、上記した記憶媒体に保存された手書き文書を単に表示するのみでは、紙媒体に手書きされた文書と比較してメリットが少なく、ユーザの利便性が低い。
本発明の一形態の目的は、ユーザの利便性を向上させることが可能な電子機器、方法及びプログラムを提供することである。
実施形態によれば、方法は、手書きで記載された第1ストローク群及び第2ストローク群に対応するデータを入力することと、前記第1ストローク群の情報を用いて特定される第1コンテンツを当該第1ストローク群に関連付けることと、前記第2ストローク群の情報を用いて特定される第2コンテンツを当該第2ストローク群に関連付けることとを具備し、前記第1コンテンツは、少なくとも前記第1ストローク群のユーザによる指定によって表示または再生可能であり、前記第2コンテンツは、少なくとも前記第2ストローク群のユーザによる指定によって表示または再生可能である。
実施形態に係る電子機器の外観の一例を示す斜視図。 電子機器と他の装置との連係動作の一例を示すブロック図。 タッチスクリーンディスプレイに手書きされる手書き文書の一例を示す図。 手書き文書に含まれる時系列情報の一例を示す図。 電子機器のシステム構成の一例を示すブロック図。 電子機器によって表示されるホーム画面の一例を示す図。 電子機器によって表示される設定画面の一例を示す図。 電子機器によって表示されるノートプレビュー画面の一例を示す図。 電子機器によって表示されるページ編集画面の一例を示す図。 電子機器によって表示される検索ダイアログの一例を示す図。 電子機器によって実行される手書きノートアプリケーションプログラムの機能構成の一例を示す図。 コンテンツ関連付け部について詳細に説明するための図。 記憶媒体に保存される関連コンテンツ情報のデータ構造の一例を示す図。 コンテンツ関連付け処理の処理手順の一例を示すフローチャート。 関連コンテンツ提示処理の処理手順の一例を示すフローチャート。 関連コンテンツを提示する際の電子機器の表示画面について説明するための図。 関連コンテンツを提示する際の電子機器の表示画面について説明するための図。 関連コンテンツの履歴を提示する際の電子機器の表示画面の一例を示す図。
以下、実施形態について図面を参照して説明する。
図1は、一実施形態に係る電子機器の外観の一例を示す斜視図である。この電子機器は、例えば、ペンまたは指によって手書き入力可能なペン・ベースの携帯型電子機器である。この電子機器は、タブレットコンピュータ、ノートブック型パーソナルコンピュータ、スマートフォン及びPDA等として実現され得る。図1においては、この電子機器がタブレットコンピュータとして実現されている例が示されている。以下の説明では、本実施形態に係る電子機器がタブレットコンピュータとして実現されているものとして説明する。タブレットコンピュータは、タブレットまたはスレートコンピュータとも称される携帯型電子機器である。
図1に示すタブレットコンピュータ10は、本体11とタッチスクリーンディスプレイ12とを備える。本体11は薄い箱型の筐体を有しており、タッチスクリーンディスプレイ12は当該本体11の上面に重ね合わせるように取り付けられている。
タッチスクリーンディスプレイ12には、フラットパネルディスプレイと、フラットパネルディスプレイの画面上のペンまたは指の接触位置を検出するように構成されたセンサとが組み込まれている。フラットパネルディスプレイは、例えば、液晶表示装置(LCD)であってもよい。センサとしては、例えば、静電容量方式のタッチパネル及び電磁誘導方式のデジタイザ等を使用することができる。以下ではタッチパネル及びデジタイザの2種類のセンサの双方がタッチスクリーンディスプレイ12に組み込まれている場合を説明する。このため、タッチスクリーンディスプレイ12は、指を使用した画面に対するタッチ操作のみならず、ペン100を使用した画面に対するタッチ操作も検出することができる。
ペン100は、例えばデジタイザペン(電磁誘導ペン)であってもよい。ユーザは、ペン100を使用してタッチスクリーンディスプレイ12上で手書き入力操作を行うことができる(ペン入力モード)。ペン入力モードにおいては、画面上のペン100の動きの軌跡、つまり、手書き入力操作によって手書きされるストロークが求められ、これによって手書きにより入力された複数のストロークが画面上に表示される。ペン100が画面に接触されている間のペン100の動きの軌跡が1つのストロークに相当する。複数のストロークが文字、記号等を構成する。手書きされた文字、手書きされた図形、手書きされた表等に対応する多数のストロークの集合が手書き文書を構成する。
本実施形態では、この手書き文書は、イメージデータではなく、各ストロークの軌跡の座標列とストローク間の順序関係とを示すデータ(手書き文書データ)として記憶媒体に保存される。なお、この手書き文書は、イメージデータに基づいて生成されてもよい。手書き文書の詳細については後述するが、当該手書き文書は、複数のストロークが手書きされた順を示し、かつ、複数のストロークにそれぞれ対応する複数のストロークデータ(以下、時系列情報と表記)を含む。換言すれば、手書き文書に含まれる時系列情報は、複数のストロークにそれぞれ対応する時系列のストロークデータの集合である。各ストロークデータは、ある1つのストロークに対応し、このストロークの軌跡上の点それぞれに対応する座標データ系列(時系列座標)を含む。これらストロークデータの並びの順序は、ストロークそれぞれが手書きされた順序に相当する。
タブレットコンピュータ10は、記憶媒体から既存の任意の手書き文書(時系列情報)を読み出し、当該手書き文書、つまり、この手書き文書を構成する複数のストロークを画面上に表示することができる。
更に、本実施形態に係るタブレットコンピュータ10は、ペン100を使用せずに、指で手書き入力操作を行うためのタッチ入力モードで動作することもできる。タッチ入力モードが有効な場合、ユーザは、指を使用してタッチスクリーンディスプレイ12上で手書き入力操作を行うことができる。タッチ入力モードにおいては、画面上の指の動きの軌跡、つまり、手書き入力操作によって手書きされるストロークが求められ、これによって手書きにより入力された複数のストロークが画面上に表示される。
タブレットコンピュータ10は、編集機能を有している。この編集機能は、「消しゴム」ツール、範囲選択ツール、及び他の各種ツール等を用いたユーザによる編集操作に応じて、範囲選択ツールによって選択される表示中の手書き文書内の任意の手書き部分(手書き文字、手書きマーク、手書き図形及び手書き表等)を削除または移動することができる。また、範囲選択ツールによって選択される手書き文書内の任意の手書き部分を、手書き文書を検索するための検索キーとして指定することもできる。また、範囲選択ツールによって選択される手書き文書内の任意の手書き部分に対して、手書き文字認識/手書き図形認識/手書き表認識のような認識処理を実行することもできる。
本実施形態では、手書き文書は、1つまたは複数のページとして管理され得る。この場合、手書き文書(時系列情報)を1つの画面に収まる面積単位で区切ることによって、1つの画面に収まる時系列情報のまとまりを1つのページとして記録してもよい。また、ページのサイズを変更できるようにしてもよい。この場合、ページのサイズは1つの画面のサイズよりも大きい面積に広げることができるので、画面のサイズよりも大きな面積の手書き文書を1つのページとして扱うことができる。1つのページ全体をディスプレイに同時に表示できない場合は、そのページを縮小して表示するようにしてもよいし、縦横スクロールによってページ内の表示対象部分を移動するようにしてもよい。
図2は、タブレットコンピュータ10と外部装置との連係動作の一例を示している。タブレットコンピュータ10は、無線LAN等の無線通信デバイスを備えており、パーソナルコンピュータ1との無線通信を実行することができる。更に、タブレットコンピュータ10は、無線通信デバイスを使用してインターネット上のサーバ2との通信を実行することもできる。サーバ2は、オンラインストレージサービス、他の各種クラウドコンピューティングサービスを実行するサーバであってもよい。
パーソナルコンピュータ1は、ハードディスクドライブ(HDD:Hard Disk Drive)のようなストレージデバイスを備えている。タブレットコンピュータ10は、手書き文書をパーソナルコンピュータ1に送信して、パーソナルコンピュータ1のHDDに記録することができる(アップロード)。タブレットコンピュータ10とパーソナルコンピュータ1との間のセキュアな通信を確保するために、通信開始時には、パーソナルコンピュータ1がタブレットコンピュータ10を認証するようにしてもよい。この場合、タブレットコンピュータ10の画面上にユーザに対してIDまたはパスワードの入力を促すダイアログを表示してもよいし、タブレットコンピュータ10のID等を自動的にタブレットコンピュータ10からパーソナルコンピュータ1に送信してもよい。
これにより、タブレットコンピュータ10内のストレージの容量が少ない場合でも、タブレットコンピュータ10が多数あるいは大容量の手書き文書を扱うことが可能となる。
更に、タブレットコンピュータ10は、パーソナルコンピュータ1のHDDに記録されている任意の1以上の手書き文書を読み出し(ダウンロード)、その読み出した手書き文書(を構成する複数のストローク)をタブレットコンピュータ10のタッチスクリーンディスプレイ12の画面に表示することができる。この場合、複数の手書き文書の各々を縮小することによって得られるサムネイルの一覧をタッチスクリーンディスプレイ12の画面上に表示してもよいし、これらサムネイルから選ばれた1つをタッチスクリーンディスプレイ12の画面上に通常サイズで表示してもよい。
更に、タブレットコンピュータ10が通信する先はパーソナルコンピュータ1ではなく、上述したように、ストレージサービス等を提供するクラウド上のサーバ2であってもよい。タブレットコンピュータ10は、手書き文書をインターネットを介してサーバ2に送信して、サーバ2のストレージデバイス2Aに記録することができる(アップロード)。更に、タブレットコンピュータ10は、サーバ2のストレージデバイス2Aに記録されている任意の手書き文書を読み出して(ダウンロード)、その手書き文書を構成するストロークそれぞれの軌跡をタブレットコンピュータ10のタッチスクリーンディスプレイ12の画面に表示することができる。
このように、本実施形態では、手書き文書が保存される記憶媒体は、タブレットコンピュータ10内のストレージデバイス、パーソナルコンピュータ1内のストレージデバイス、サーバ2のストレージデバイスのいずれであってもよい。
次に、図3及び図4を参照して、ユーザによって手書きされたストローク(文字、図形及び表等)と手書き文書との関係について説明する。図3は、ペン100等を使用してタッチスクリーンディスプレイ12上に手書きで記載される手書き文書(手書き文字列)の一例を示している。
手書き文書では、一旦手書きによって入力される文字や図形等の上に、更に別の文字や図形等が手書きによって入力されるというケースが多い。図3においては、「A」、「B」及び「C」の手書き文字が、この順番で手書きによって入力され、この後に、手書きの矢印が、手書き文字「A」の近傍に手書きによって入力されている。
手書き文字「A」は、ペン100を使用して手書きされた2つのストローク(「∧」形状の軌跡、「−」形状の軌跡)によって、つまり、2つの軌跡によって表現される。最初に手書きされる「∧」形状のペン100の軌跡は例えば等時間間隔でリアルタイムにサンプリングされ、これによって「∧」形状のストロークの時系列座標SD11、SD12、…、SD1nが得られる。同様に、次に手書きされる「−」形状のペン100の軌跡も等時間間隔でリアルタイムにサンプリングされ、これによって「−」形状のストロークの時系列座標SD21、SD22、…、SD2nが得られる。
手書き文字「B」は、ペン100等を使用して手書きされた2つのストローク、つまり、2つの軌跡によって表現される。手書き文字「C」は、ペン100等を使用して手書きされた1つのストローク、つまり、1つの軌跡によって表現される。手書きの「矢印」は、ペン100等を使用して手書きされた2つのストローク、つまり、2つの軌跡によって表現される。
図4は、図3に示す手書き文書に含まれる時系列情報200(つまり、ストロークデータの集合)を示している。図4に示す時系列情報200は、複数のストロークデータSD1、SD2、…、SD7を含む。時系列情報200内においては、これらストロークデータSD1、SD2、…、SD7は、これらのストロークが手書きされた順に時系列に並べられている。
時系列情報200において、先頭の2つのストロークデータSD1及びSD2は、手書き文字「A」の2つのストロークをそれぞれ示している。3番目及び4番目のストロークデータSD3及びSD4は、手書き文字「B」を構成する2つのストロークをそれぞれ示している。5番目のストロークデータSD5は、手書き文字「C」を構成する1つのストロークを示している。6番目及び7番目のストロークデータSD6及びSD7は、手書き「矢印」を構成する2つのストロークをそれぞれ示している。
各ストロークデータは、1つのストロークに対応する座標データ系列(時系列座標)、つまり、1つのストローク軌跡上の複数のサンプリング点それぞれに対応する複数の座標を含む。各ストロークデータにおいては、複数のサンプリング点の座標はストロークが書かれた順(サンプリングされた順)に時系列に並べられている。例えば、手書き文字「A」に関しては、ストロークデータSD1は、手書き文字「A」の「∧」形状のストロークの軌跡上の点それぞれに対応する座標データ系列(時系列座標)、つまり、n個の座標データSD11、SD12、…、SD1nを含む。ストロークデータSD2は、手書き文字「A」の「−」形状のストロークの軌跡上の点それぞれに対応する座標データ系列、つまり、n個の座標データSD21、SD22、…、SD2nを含む。なお、座標データの数はストロークデータ毎に異なっていてもよい。ストロークを等時間間隔でサンプリングすると、ストロークの長さが異なっているので、サンプリング点の数も異なる。
各座標データは、対応する軌跡内のある1点のX座標及びY座標を示す。例えば、座標データSD11は、「∧」形状のストロークの始点のX座標(X11)及びY座標(Y11)を示す。SD1nは、「∧」形状のストロークの終点のX座標(X1n)及びY座標(Y1n)を示す。
また、各座標データは、その座標に対応する点が手書きされた時点(サンプリングタイミング)に対応するタイムスタンプ情報Tを含んでいる。手書きされた時点は、絶対時間(例えば、年月日時分秒)またはある時点を基準とした相対時間のいずれであってもよい。例えば、各ストロークデータに、ストロークが書き始められた絶対時間をタイムスタンプ情報として付加し、更に、ストロークデータ内の各座標データに、当該絶対時間との差分を示す相対時間をタイムスタンプ情報Tとして付加してもよい。
このように、各座標データにタイムスタンプ情報Tが追加された時系列情報200を使用することにより、ストローク間の時間的関係をより精度よく表すことができる。更に、このような時系列情報200によれば、例えば手書き文書を構成する特定のストローク群が手書き(入力)された時間帯(つまり、当該ストローク群に対応するストロークデータ群が入力された時間帯)を特定することができる。
なお、図4には示されていないが、各座標データには、筆圧を示す情報(Z)を追加してもよい。
図4で説明したような構造を有する時系列情報200は、個々のストロークの筆跡だけでなく、ストローク間の時間的関係も表すことができる。したがって、この時系列情報200を使用することにより、図3に示すようにたとえ手書き「矢印」の先端部が手書き文字「A」上に重ねてまたは手書き文字「A」に近接して書かれたとしても、当該手書き文字「A」と手書き「矢印」の先端部とを異なる文字または図形として扱うことが可能となる。
更に、本実施形態では、上述したように、手書き文書は、イメージまたは文字認識結果ではなく、時系列のストロークデータの集合である時系列情報200を含むので、手書き文字の言語に依存せずに手書き文字を扱うことができる。したがって、本実施形態における時系列情報200の構造は、使用言語の異なる世界中の様々な国で共通に使用できる。
図5は、タブレットコンピュータ10のシステム構成を示す図である。図5に示すように、タブレットコンピュータ10は、CPU101、不揮発性メモリ102、主メモリ103、BIOS−ROM104、システムコントローラ105、グラフィクスコントローラ106、無線通信デバイス107及びEC108等を備える。また、タブレットコンピュータ10において、図1に示すタッチスクリーンディスプレイ12は、LCD12A、タッチパネル12B及びデジタイザ12Cを備える。
CPU101は、タブレットコンピュータ10内の各種モジュールの動作を制御するプロセッサである。CPU101は、ストレージデバイスである不揮発性メモリ102から主メモリ103にロードされる各種ソフトウェアを実行する。これらソフトウェアには、オペレーティングシステム(OS)103a及び各種アプリケーションプログラムが含まれている。各種アプリケーションプログラムには、手書きノートアプリケーションプログラム103bが含まれている。
この手書きノートアプリケーションプログラム103bは、上述の手書き文書を作成及び表示する機能、手書き文書を編集する機能、所望の手書き部分を含む手書き文書や、ある手書き文書内の所望の手書き部分を検索するための手書き文書検索機能等を有している。
更に、手書きノートアプリケーションプログラム103bは、上記したようにペン100等を使用してユーザによって手書きで記載される手書き文書を構成する各ストローク群に対して当該ストローク群に基づいて特定されるコンテンツを関連付ける機能を有する。
CPU101は、BIOS−ROM104に格納された基本入出力システム(BIOS)も実行する。BIOSは、ハードウェア制御のためのプログラムである。
システムコントローラ105は、CPU101のローカルバスと各種コンポーネント・モジュールとの間を接続するデバイスである。システムコントローラ105には、主メモリ103をアクセス制御するメモリコントローラも内蔵されている。システムコントローラ105は、PCI EXPRESS規格のシリアルバス等を介してグラフィクスコントローラ106との通信を実行する機能を有している。
グラフィクスコントローラ106は、タブレットコンピュータ10のディスプレイモニタとして使用されるLCD12Aを制御する表示コントローラである。グラフィクスコントローラ106によって生成される表示信号はLCD12Aに送られる。LCD12Aは、表示信号に基づいて画面イメージを表示する。LCD12A、タッチパネル12B及びデジタイザ12Cは互いに重ね合わされている。タッチパネル12Bは、LCD12Aの画面上で入力を行うための静電容量式のポインティングデバイスである。指が接触される画面上の接触位置及び当該接触位置の動き等は、タッチパネル12Bによって検出される。デジタイザ12Cは、LCD12Aの画面上で入力を行うための電磁誘導式のポインティングデバイスである。ペン(デジタイザペン)100が接触される画面上の接触位置及び当該接触位置の動き等は、デジタイザ12Cによって検出される。
無線通信デバイス107は、無線LANまたは3G移動通信等の無線通信を実行するように構成されたデバイスである。
EC108は、電力管理のためのエンベデッドコントローラを含むワンチップマイクロコンピュータである。EC108は、ユーザによるパワーボタンの操作に応じてタブレットコンピュータ10を電源オンまたは電源オフする機能を有している。
次に、上述した手書きノートアプリケーションプログラム103bによってユーザに提示されるいくつかの代表的な画面の例を説明する。
図6は、手書きノートアプリケーションプログラム103bのホーム画面の一例を示す。ホーム画面は複数の手書き文書を扱うための基本画面であり、手書き文書(手書きノート)の管理や、アプリケーション全体の設定を行うことができる。
ホーム画面は、デスクトップ画面領域70と引き出し画面領域71とを含む。デスクトップ画面領域70は、作業中の複数の手書き文書に対応する複数のノートアイコン801〜805を表示するテンポラリ領域である。ノートアイコン801〜805の各々は、対応する手書き文書内のあるページのサムネイルを表示する。デスクトップ画面領域70は、更に、ペンアイコン771、カレンダーアイコン772、スクラップノート(ギャラリー)アイコン773及びタグ(ラベル)アイコン774を表示する。
ペンアイコン771は、表示画面をホーム画面からページ編集画面に切り替えるためのグラフィカルユーザインタフェース(GUI)である。カレンダーアイコン772は、現在の日付を示すアイコンである。スクラップノートアイコン773は、他のアプリケーションプログラムからまたは外部ファイルから取り込んだデータ(スクラップデータまたはギャラリーデータ)を閲覧するためのGUIである。タグアイコン774は、任意の手書き文書内の任意のページにラベル(タグ)を貼り付けるためのGUIである。
引き出し画面領域71は、作成済みの全ての手書き文書を格納するためのストレージ領域を閲覧するための表示領域である。引き出し画面領域71は、全ての手書き文書のうちのいくつかの手書き文書に対応するノートアイコン80A、80B及び80Cを表示する。ノートアイコン80A、80B及び80Cの各々は、対応する手書き文書内のあるページのサムネイルを表示する。手書きノートアプリケーションプログラム103bは、ペン100または指を使用してユーザによって行われる引き出し画面領域71上のあるジェスチャ(例えば、スワイプジェスチャ等)を検出することができる。このジェスチャ(例えば、スワイプジェスチャ等)の検出に応答して、手書きノートアプリケーションプログラム103bは、引き出し画面領域71上の画面イメージを左方向または右方向にスクロールする。これにより、引き出し画面領域71に任意の手書き文書それぞれに対応するノートアイコンを表示することができる。
手書きノートアプリケーションプログラム103bは、ペン100または指を使用してユーザによって行われる引き出し画面領域71のノートアイコン上の他のジェスチャ(例えば、タップジェスチャ等)を検出することができる。引き出し画面領域71上のあるノートアイコン上のジェスチャ(例えば、タップジェスチャ等)の検出に応答して、手書きノートアプリケーションプログラム103bは、このノートアイコンをデスクトップ画面領域70の中央部に移動する。そして、手書きノートアプリケーションプログラム103bは、このノートアイコンに対応する手書き文書を選択し、デスクトップ画面の代わりに後述するノートプレビュー画面を表示する。このノートプレビュー画面は、選択された手書き文書内の任意のページを閲覧可能な画面である。
更に、手書きノートアプリケーションプログラム103bは、ペン100または指を使用してユーザによって行われるデスクトップ画面領域70上のジェスチャ(例えば、タップジェスチャ等)も検出することができる。デスクトップ画面領域70の中央部に位置するノートアイコン上のジェスチャ(例えば、タップジェスチャ等)の検出に応答して、手書きノートアプリケーションプログラム103bは、中央部に位置するノートアイコンに対応する手書き文書を選択し、そして、デスクトップ画面の代わりに上記したノートプレビュー画面を表示する。
更に、ホーム画面は、メニューを表示することができる。このメニューは、画面の下部、例えば引き出し画面領域71に表示されるノート一覧ボタン81A、ノート作成ボタン81B、ノート削除ボタン81C、検索ボタン81D及び設定ボタン81Eを備える。ノート一覧ボタン81Aは、手書き文書の一覧を表示するためのボタンである。ノート作成ボタン81Bは、新しい手書き文書を作成(追加)するためのボタンである。ノート削除ボタン81Cは、手書き文書を削除するためのボタンである。検索ボタン81Dは、検索画面(検索ダイアログ)を開くためのボタンである。設定ボタン81Eは、アプリケーションの設定画面を開くためのボタンである。
なお、ホーム画面においてノート作成ボタン81Bがペン100または指でタップされると手書き文書(ノート)作成画面が表示される。この作成画面にはタイトル欄が設けられており、当該タイトル欄に手書き文書の名前を手書き入力することができる。また、手書き文書の表紙と用紙とを選択することができる。その後、作成画面上に設けられている作成ボタンを押すと、新規な手書き文書が作成され、当該作成された手書き文書は引き出し画面領域71に置かれる。
また、図7は、設定ボタン81Eがペン100または指でタップされた際に開かれる設定画面の一例を示す。この設定画面には、様々な設定項目が表示される。これら設定項目には、「バックアップと復元」、「入力モード(ペン入力モードまたはタッチ入力モード)」、「ライセンス情報」及び「ヘルプ」等が含まれる。
なお、図示しないが、図6に示すホーム画面に含まれる引き出し画面領域71の下には、戻るボタン、ホームボタン、リーセントアプリケーションボタン等が表示される。
ここで、図8は、上述したノートプレビュー画面の一例を示す。ノートプレビュー画面は、選択された手書き文書内の任意のページを閲覧可能な画面である。ここでは、ホーム画面のデスクトップ画面領域70のノートアイコン801に対応する手書き文書が選択された場合を説明する。この場合、手書きノートアプリケーションプログラム103bは、この手書き文書内の複数のページ901〜905を、これらページ901〜905それぞれの少なくとも一部分が視認可能で、かつ、これらページ901〜905が重なった形態で表示する。
ノートプレビュー画面は、更に、上述したペンアイコン771、カレンダーアイコン772及びスクラップノートアイコン773を表示する。
ノートプレビュー画面は、更に、メニューを画面下部に表示することができる。このメニューは、ホームボタン82A、ページ一覧ボタン82B、ページ追加ボタン82C、ページ編集ボタン82D、ページ削除ボタン82E、ラベルボタン82F、検索ボタン82G及びプロパティ表示ボタン82Hを備える。ホームボタン82Aは、ノートプレビュー画面を閉じてホーム画面を表示するためのボタンである。ページ一覧ボタン82Bは、現在選択されている手書き文書内のページの一覧を表示するためのボタンである。ページ追加ボタン82Cは、手書き文書内において新しいページを作成(追加)するためのボタンである。ページ編集ボタン82Dは、ページ編集画面を表示するためのボタンである。ページ削除ボタン82Eは、手書き文書内のページを削除するためのボタンである。ラベルボタン82Fは、使用可能なラベルの種類の一覧を表示するためのボタンである。検索ボタン82Gは、検索画面を表示するためのボタンである。プロパティ表示ボタン82Hは、手書き文書のプロパティを表示するためのボタンである。
手書きノートアプリケーションプログラム103bは、ユーザによって行われるノートプレビュー画面上の様々なジェスチャを検出することができる。例えば、あるジェスチャの検出に応答して、手書きノートアプリケーションプログラム103bは、一番上に表示されるべきページを任意のページに変更する(ページ送り、ページ戻し)。また、一番上のページ上で行われるあるジェスチャ(例えば、タップジェスチャ)の検出に応答して、またはペンアイコン771上で行われるジェスチャ(例えば、タップジェスチャ)の検出に応答して、あるいはページ編集ボタン82D上で行われるあるジェスチャ(例えば、タップジェスチャ)の検出に応答して、手書きノートアプリケーションプログラム103bは、一番上のページを選択し、そしてノートプレビュー画面の代わりに、ページ編集画面を表示する。
ここで、図9は、ページ編集画面の一例を示す。ページ編集画面は、手書き文書内のページの新規作成、既存のページの閲覧及び編集が可能な画面である。図8に示すノートプレビュー画面上のページ901が選択された場合には、ページ編集画面には、図9に示すように当該ページ901の内容が表示される。
このページ編集画面において、破線で囲まれた矩形の領域500は、ユーザがストローク等を手書き可能な手書き入力領域である。手書き入力領域500においては、デジタイザ12Cからの入力イベントはストロークの表示(描画)のために使用され、タップ等のジェスチャを示すイベントとしては使用されない。一方、ページ編集画面における手書き入力領域500以外の領域においては、デジタイザ12Cからの入力イベントはタップ等のジェスチャを示すイベントとしても使用され得る。
タッチパネル12Bからの入力イベントは、ストロークの表示(描画)には使用されず、タップ及びスワイプ等のジェスチャを示すイベントとして使用される。
ページ編集画面は、更に、ユーザによって予め登録された3種類のペン501〜503、範囲選択ペン504及び消しゴムペン505を含むクイックセレクトメニューを手書き入力領域500外の画面上部に表示する。ここでは、黒ペン501、赤ペン502及びマーカー503がユーザによって予め登録されている場合が説明されている。ユーザは、ペン100または指でクイックセレクトメニュー内のあるペン(ボタン)をタップすることにより、使用するペンの種類を切り替えることができる。例えば、黒ペン501がユーザによるペン100または指を使用したタップジェスチャによって選択された状態で、ペン100を用いた手書き入力操作がページ編集画面上で行われると、手書きノートアプリケーションプログラム103bは、ペン100の動きに合わせて黒色のストローク(軌跡)をページ編集画面上に表示する。
クイックセレクトメニュー内の上述の3種類のペンは、ペン100のサイドボタン(図示せず)に対する操作によっても切り替えることができる。クイックセレクトメニュー内の上述の3種類のペンの各々には、よく使うペンの色やペンの太さの組み合わせを設定することができる。
ページ編集画面は、更に、メニューボタン511、ページ戻し(ノートプレビュー画面に戻る)ボタン512及び新規ページ追加ボタン513を、手書き入力領域500外の画面下部に表示する。メニューボタン511は、メニューを表示するためのボタンである。
このメニューは、例えば、このページをゴミ箱に入れる、コピーやカットしたページの一部を貼り付ける、検索画面を開く、エクスポートサブメニューを表示する、インポートサブメニューを表示する、ページをテキストに変換してメールを送る、ペンケースを表示する等のボタンを表示してもよい。エクスポートサブメニューは、例えば、ページ編集画面上に表示されているページを認識して電子文書ファイル、プレゼンテーションファイル、画像ファイル等に変換する機能、あるいはページを画像ファイルに変換して他のアプリケーションと共有する機能をユーザに選択させる。インポートサブメニューは、例えば、メモギャラリーからメモをインポートする機能、あるいはギャラリーから画像をインポートする機能をユーザに選択させる。ペンケースは、クイックセレクトメニュー内の3種類のペンの各々の色(描画される線の色)及び太さ(描画される線の太さ)を変更可能なペン設定画面を呼び出すためのボタンである。
図10は、上述した検索画面(検索ダイアログ)の例を示す。図10では、図8に示すノートプレビュー画面上で検索ボタン82Gが選択され、当該ノートプレビュー画面上に検索画面が開かれた場合が説明されている。
検索画面は、検索キー入力領域530、筆跡検索ボタン531、テキスト検索ボタン532、デリートボタン533及び検索実行ボタン534を表示する。筆跡検索ボタン531は、筆跡検索を選択するためのボタンである。テキスト検索ボタン532は、テキスト検索を選択するためのボタンである。検索実行ボタン534は、検索処理の実行を要求するためのボタンである。
筆跡検索においては、検索キー入力領域530は、検索キーとすべき文字列、図形及び表等を手書きするための入力領域として使用される。図10においては、検索キー入力領域530に手書き文字列「Determine」が検索キーとして入力されている。ユーザは、手書き文字列に限らず、手書き図形及び手書き表等を検索キー入力領域530にペン100で手書きすることができる。検索キー入力領域530に手書き文字列「Determine」が検索キーとして入力された状態で検索実行ボタン534がユーザによって選択されると、手書き文字列「Determine」を構成するストローク集合(クエリーストローク集合)を用いて、このクエリーストローク集合に対応するストローク集合を含む手書き文書を検索するための筆跡検索が実行される。筆跡検索では、ストローク間のマッチングによって、クエリーストローク集合に類似するストローク集合が検索される。クエリーストローク集合とある別のストローク集合との間の類似度の算出においては、DP(Dynamic Programming)マッチングを使用してもよい。
テキスト検索においては、例えばソフトウェアキーボードが画面上に表示される。ユーザは、ソフトウェアキーボードを操作することによって任意のテキスト(文字列)を検索キーとして検索キー入力領域530に入力することができる。検索キー入力領域530にテキストが検索キーとして入力された状態で検索実行ボタン534がユーザによって選択されると、このテキスト(クエリーテキスト)を表すストローク集合を含む手書き文書を検索するためのテキスト検索が実行される。
筆跡検索/テキスト検索は、全ての手書き文書を対象に実行することもできるし、選択された手書き文書のみを対象に実行することもできる。筆跡検索/テキスト検索が実行されると、検索結果画面が表示される。検索結果画面においては、クエリーストローク集合(またはクエリーテキスト)に対応するストローク集合を含む手書き文書(ページ)の一覧が表示される。なお、ヒットワード(クエリーストローク集合またはクエリーテキストに対応するストローク集合)は、強調表示される。
次に、図11を参照して、タブレットコンピュータ10によって実行される手書きノートアプリケーションプログラム103bの機能構成について説明する。
手書きノートアプリケーションプログラム103bは、手書き文書を扱うことが可能なWYSIWYGアプリケーションである。この手書きノートアプリケーションプログラム103bは、例えば、表示処理部301、時系列情報生成部302、編集処理部303、ページ保存処理部304、ページ取得処理部305、コンテンツ関連付け部306及び作業メモリ401等を含む。
上述したタッチパネル12Bは、「タッチ(接触)」、「移動(スライド)」及び「リリース」等のイベントの発生を検出するように構成されている。「タッチ(接触)」は、画面上のオブジェクト(指)が接触したことを示すイベントである。「移動(スライド)」は、画面上にオブジェクト(指)が接触されている間に接触位置が移動されたことを示すイベントである。「リリース」は、画面からオブジェクト(指)が離されたことを示すイベントである。
上述したデジタイザ12Cは、タッチパネル12Bと同様に、「タッチ(接触)」、「移動(スライド)」及び「リリース」等のイベントの発生を検出するように構成されている。「タッチ(接触)」は、画面上にオブジェクト(ペン100)が接触したことを示すイベントである。「移動(スライド)」は、画面上にオブジェクト(ペン100)が接触されている間に接触位置が移動されたことを示すイベントである。「リリース」は、画面からオブジェクト(ペン100)が離されたことを示すイベントである。
手書きノートアプリケーションプログラム103bは、手書き文書内のページの作成、閲覧及び編集を行うためのページ編集画面をタッチスクリーンディスプレイ12上に表示する。
表示処理部301及び時系列情報生成部302は、デジタイザ12Cによって発生される「タッチ(接触)」、「移動(スライド)」または「リリース」のイベントを受信し、これによって手書き入力操作を検出する。「タッチ(接触)」イベントには、接触位置の座標が含まれている。「移動(スライド)」イベントには、移動先の接触位置の座標が含まれている。したがって、表示処理部301及び時系列情報生成部302は、デジタイザ12Cから接触位置の動きの軌跡に対応する座標列を含むストロークデータ(つまり、手書きで記載される手書き文書を構成するストロークに対応するストロークデータ)を入力(受信)することができる。
表示処理部301は、デジタイザ12Cを用いて検出される画面上のオブジェクト(ペン100)の動き(つまり、入力されたストロークデータ)に応じてユーザによって手書きされたストロークを画面上に表示する。この表示処理部301により画面にペン100が接触している間のペン100の軌跡、つまり、各ストロークの軌跡がページ編集画面上に表示される。
時系列情報生成部302は、上述したように入力されたストロークデータに含まれる座標列に基づいて、図4において詳述したような構造を有する時系列情報(座標データ系列)を含む手書き文書を生成する。時系列情報生成部302は、生成された手書き文書(時系列情報)を作業メモリ401に一時保存する。
編集処理部303は、現在表示中の手書き文書(内のページ)を編集するための処理を実行する。すなわち、編集処理部303は、タッチスクリーンディスプレイ12上でユーザによって行われる編集操作及び手書き入力操作に応じて、現在表示中の手書き文書に新たなストローク(新たな手書き文字及び新たな手書きマーク等)を追加する処理、表示されている複数のストロークのうちの1以上のストロークを削除または移動する処理等を含む編集処理を実行する。更に、編集処理部303は、編集処理の結果を表示中の手書き文書(時系列情報)に反映するために作業メモリ401内の手書き文書を更新する。
ページ保存処理部304は、ペン100を使用してユーザによって手書きされた複数のストロークに対応する複数のストロークデータ(つまり、時系列情報)を含む手書き文書を記憶媒体402に保存する。このとき、ページ保存処理部304は、手書き文書を、当該手書き文書を識別するための識別子(以下、手書き文書IDと表記)に対応づけて保存する。手書き文書が保存される記憶媒体402は、例えばタブレットコンピュータ10内のストレージデバイスであってもよいし、例えばサーバ(コンピュータ)2のストレージデバイスであってもよい。
ページ取得処理部305は、記憶媒体402から任意の手書き文書を取得する。この取得された手書き文書は、表示処理部301に送られる。表示処理部301は、手書き文書に含まれる複数のストロークデータに対応する複数のストロークを画面上に表示する。
コンテンツ関連付け部306は、手書きで記載された複数のストロークのうちの特定のストローク群の情報を用いて特定されるコンテンツ(つまり、当該ストローク群に関連のあるコンテンツ)を、当該ストローク群に関連付ける処理を実行する。なお、コンテンツ関連付け部306によってストローク群に関連付けられるコンテンツは、例えばテキストデータ、音声データ、画像データ及びWebページデータ等を含むが、これら以外のデータであってもよい。このように手書き文書を構成するストローク群に関連付けられたコンテンツを示す情報(以下、関連コンテンツ情報と表記)は、記憶媒体402に保存される。なお、コンテンツ関連付け部306の詳細については後述する。
次に、図11に示す表示処理部301について説明する。図11に示すように、表示処理部301は、手書きデータ入力部301A、筆跡描画部301B及び関連コンテンツ提示処理部301Cを含む。
前述したように、タッチスクリーンディスプレイ12は、画面に対するタッチ操作をタッチパネル12Bまたはデジタイザ12Cで検出する。手書きデータ入力部301Aは、タッチパネル12Bまたはデジタイザ12Cから出力される検出信号を入力するモジュールである。検出信号には、タッチ位置の座標情報(X,Y)が含まれている。このような検出信号を時系列順に入力することによって、手書きデータ入力部301Aは、手書き入力操作に応じた(つまり、手書きで記載される)ストロークに対応するストロークデータを入力する。手書きデータ入力部301Aによって入力されたストロークデータ(検出信号)は、筆跡描画部301Bに供給される。
筆跡描画部301Bは、手書き入力の軌跡(筆跡)を描画してタッチスクリーンディスプレイ12のLCD12Aに表示するモジュールである。筆跡描画部301Bは、手書きデータ入力部301Aからのストロークデータ(検出信号)に基づき、手書き入力の軌跡(筆跡)に対応する線分を描画する。
関連コンテンツ提示処理部301Cは、例えばページ取得処理部305によって取得された手書き文書を画面上に表示する場合、記憶媒体402に保存された関連コンテンツ情報を参照して、当該手書き文書を構成する各ストローク群に関連付けられたコンテンツを提示する。
次に、図12を参照して、図11に示すコンテンツ関連付け部306について詳細に説明する。図12に示すように、コンテンツ関連付け部306は、手書き文書取得部306A、構造化処理部306B、コンテキスト情報取得部306C、文字認識処理部306D及び関連付け処理部306Eを含む。
手書き文書取得部306Aは、例えばページ保存処理部304によって記憶媒体402に保存される手書き文書を取得する。この手書き文書は、手書き文書を構成する複数のストロークに対応する複数のストロークデータを含む。
構造化処理部306Bは、手書き文書取得部306Aによって取得された手書き文書に対して構造化処理を実行する。この構造化処理によれば、手書き文書を構成する複数のストロークが予め定められているブロック単位で構造化される。
コンテキスト情報取得部306Cは、構造化処理部306Bによって構造化されたブロックに属するストローク群(手書き文書を構成するストローク群)に対応するストロークデータ群に基づいて、当該ストロークデータ群の入力が開始された時刻(以下、入力開始時刻と表記)及び当該ストロークデータ群の入力が終了された時刻(以下、入力終了時刻と表記)を取得する。
文字認識処理部306Dは、構造化処理部306Bによって構造化されたブロックに属するストローク群(例えば、手書き文字列等)に対して文字認識処理を実行する。この場合、文字認識処理部306Dは、文字認識処理結果として文字列(テキスト)等を取得する。
関連付け処理部306Eは、コンテキスト情報取得部306Cによって取得された入力開始時刻及び入力終了時刻の間の時間帯にタブレットコンピュータ10において利用されていたコンテンツを、構造化処理部306Bによって構造化されたブロックに属するストローク群に関連するコンテンツとして特定する。
また、関連付け処理部306Eは、文字認識処理部306Dによって取得された文字認識結果を用いて特定されるコンテンツを、構造化処理部306Bによって構造化されたブロックに属するストローク群に関連するコンテンツとして特定する。
このように関連付け処理部306Eによって特定されたコンテンツは、構造化処理部306Bによって構造化されたブロックに属するストローク群に関連付けられる。この場合、関連付け処理部306Eは、ストローク群に関連付けられたコンテンツを示す関連コンテンツ情報を記憶媒体402に保存する。このようにストローク群に関連付けられたコンテンツは、後述するように少なくとも当該ストローク群のユーザによる指定によって表示または再生が可能となる。
ここで、図13は、記憶媒体402に保存される関連コンテンツ情報のデータ構造の一例を示す。図13に示すように、関連コンテンツ情報は、手書き文書ID、ブロックデータ及びコンテンツID等を対応づけて含む。
手書き文書IDは、手書き文書取得部306Aによって取得された手書き文書を識別するための識別子である。ブロックデータは、対応づけられている手書き文書IDによって識別される手書き文書に対して構造化処理が実行されることによって構造化されたブロック(以下、単に手書き文書のブロックと表記)を表すデータである。このブロックデータには、例えばブロックの外接矩形を表す座標データ及び当該ブロックに属するストローク群に対応するストロークデータ群等が含まれる。コンテンツIDは、対応するブロックデータによって表されるブロック(に属するストローク群)に関連付けられたコンテンツを識別するための識別子(例えば、コンテンツ名等)である。
図13に示す例では、関連コンテンツ情報には、手書き文書ID「手書き文書1」、ブロックデータ「ブロック1」及びコンテンツID「コンテンツ1」が対応づけて含まれる。この関連コンテンツ情報によれば、手書き文書1のブロック1(に属するストローク群)に関連付けられたコンテンツがコンテンツ1であることが示されている。
また、関連コンテンツ情報には、手書き文書ID「手書き文書1」、ブロックデータ「ブロック1」及びコンテンツID「コンテンツ2」が対応づけて含まれる。この関連コンテンツ情報によれば、手書き文書1のブロック1(に属するストローク群に)関連付けられたコンテンツがコンテンツ2であることが示されている。
このように、本実施形態においては、1つのブロック(ここでは、手書き文書1のブロック1)に対して複数のコンテンツ(ここでは、コンテンツ1及び2)が関連付けられても構わない。
なお、ここでは手書き文書1のブロック1について説明したが、当該手書き文書1の他のブロック(例えば、ブロック2)及び他の手書き文書のブロックについても同様であるため、その詳しい説明を省略する。
以下、本実施形態に係るタブレットコンピュータ10の動作について説明する。ここでは、本実施形態に係るタブレットコンピュータ10によって実行される処理のうち、コンテンツ関連付け処理及び関連コンテンツ提示処理について説明する。
まず、図14のフローチャートを参照して、コンテンツ関連付け処理の処理手順について説明する。このコンテンツ関連付け処理は、例えばユーザによって手書きで記載される手書き文書が記憶媒体402に保存される際にコンテンツ関連付け部306によって実行される。以下の図14の説明においては、記憶媒体402に保存される手書き文書を、対象手書き文書と称する。
コンテンツ関連付け処理において、コンテンツ関連付け部306に含まれる手書き文書取得部306Aは、対象手書き文書を取得する(ブロックB1)。なお、手書き文書取得部306Aによって取得される対象手書き文書には、対象手書き文書を構成する複数のストロークに対応する複数のストロークデータが含まれる。
構造化処理部306Bは、手書き文書取得部306Aによって取得された対象手書き文書に対して構造化処理を実行する(ブロックB2)。この構造化処理によれば、対象手書き文書に含まれる複数のストロークデータに基づいて、予め定められているブロック単位での筆跡の構造化が行われる。
ここで、ブロックB2における構造化処理について詳細に説明する。この構造化処理において、構造化処理部306Bは、対象手書き文書を構成する複数のストロークを例えば行ブロック単位で構造化する。具体的には、手書き文書に含まれる各ストロークデータ(に対応する各ストローク)は手書きされた順に並べられているため、当該ストローク列に関して、例えば連続するストロークの外接矩形間の距離が閾値未満であれば同一の行ブロックに属すると判定し、当該閾値以上であれば異なる行ブロックに属すると判定する。このような処理がストローク毎に繰り返し実行されることによって、対象手書き文書における1つの行を構成するストローク群を1つのブロック(つまり、行ブロック)として構造化することができる。
なお、ここでは対象手書き文書を構成する複数のストロークを行ブロック単位で構造化するものとして説明したが、例えば段落ブロック単位、文字ブロック単位または単語ブロック単位等で構造化するような構成であってもよい。
段落ブロック単位で構造化する場合には、例えば対象手書き文書平面上において、行ブロックの領域の短辺の方向に関して全てのストロークを射影し、一定区間中のストローク頻度を算出したヒストグラムを求める。このように求めたヒストグラムは多峰性を有するため、当該各峰(に対応するストローク群)を1つのブロック(つまり、段落ブロック)として構造化することができる。
また、文字ブロック単位で構造化する場合には、上記した行ブロックの外接矩形における短辺の中央値を1文字のサイズとする。また、手書きされた順にストロークの外接矩形のAND処理を行い、これらのストロークの外接矩形が結合された矩形を求める。このとき、あるストロークの外接矩形の結合後の矩形が行ブロックの長辺方向に上記した文字サイズより大きくなる場合、当該ストロークは直前の文字ブロック(つまり、当該ストロークの外接矩形が結合される前のブロック)とは異なる文字ブロックに属すると判定される。一方、あるストロークの外接矩形の結合後の矩形が文字サイズより大きくない場合には当該ストロークは直前の文字ブロックに属すると判定される。このような処理がストローク毎に繰り返し実行されることによって、対象手書き文書における1つの文字を構成するストローク群を1つのブロック(つまり、文字ブロック)として構造化することができる。
更に、単語ブロック単位で構造化する場合には、例えば手書き文書(を構成する複数のストローク)に対して文字認識処理を実行することにより、当該手書き文書を構成する複数のストロークが文字列に変換される。このように変換された文字列に対して例えば形態素解析処理を実行することにより、当該文字列は単語単位に分割される。この場合、分割された各単語として文字認識されたストローク群を1つのブロック(つまり、単語ブロック)として構造化することができる。なお、単語ブロックは、例えば上記した文字ブロックに基づいて算出されるようにしても構わない。
すなわち、上記したブロックB2における構造化処理は、対象手書き文書(を構成する複数のストローク)を予め定められたブロック単位で構造化する処理であればよい。具体的には、対象手書き文書は、例えば行ブロック単位、段落ブロック単位、文字ブロック単位及び単語ブロック単位の少なくとも1つ以上の単位で構造化されればよい。
次に、ブロックB2において構造化された各ブロックの各々について以下のブロックB3〜B7の処理が実行される。以下、ブロックB3〜B7の処理が実行されるブロックを対象ブロックと称する。
コンテキスト情報取得部306Cは、対象ブロックに属するストローク群が手書きされた時間帯(つまり、当該ストローク群に対応するストロークデータ群が入力された時間帯)を特定する(ブロックB3)。
この場合、コンテキスト情報取得部306Cは、対象ブロックに属するストローク群に対応するストロークデータ群(時系列情報)に基づいて、当該ストローク群のうち最初に手書きされたストローク及び最後に手書きされたストロークを特定する。次に、コンテキスト情報取得部306Cは、特定された最初に手書きされたストロークに対応するストロークデータに付加されているタイムスタンプ情報Tに対応する時刻(つまり、入力開始時刻)を取得する。更に、コンテキスト情報取得部306Cは、最後に手書きされたストロークに対応するストロークデータに付加されているタイムスタンプ情報Tに対応する時刻(つまり、入力終了時刻)を取得する。コンテキスト情報取得部306Cは、このように取得された入力開始時刻及び入力終了時刻(つまり、コンテキスト情報)に基づいて、当該入力開始時刻から当該入力終了時刻までの時間帯を、対象ブロックに属するストローク群が手書きされた時間帯(以下、対象ブロックの入力時間帯と表記)として特定する。
また、文字認識処理部306Dは、対象ブロックに属するストローク群に対して文字認識処理を実行する(ブロックB4)。これによれば、対象ブロックに属するストローク群が文字列またはシンボルマーク等に変換され、文字認識処理部306Dは、文字認識結果として当該文字列またはシンボルマーク等を取得する。
次に、関連付け処理部306Eは、対象ブロック(に属するストローク群)に関連するコンテンツ(以下、関連コンテンツと表記)を特定する(ブロックB5)。
この場合、関連付け処理部306Eは、例えばタブレットコンピュータ10内に保存されている複数のコンテンツ(つまり、ユーザが所有しているコンテンツ)のうち、対象ブロックの入力時間帯にタブレットコンピュータ10において利用されていた1以上のコンテンツ(つまり、対象ブロックに属するストローク群が手書きされた際に利用されていたコンテンツ)を、関連コンテンツとして特定する。
この関連コンテンツには、当該タブレットコンピュータ10において例えば当該対象ブロックの入力時間帯に開かれていたファイル及び当該対象ブロックの入力時間帯に生成されたファイル(例えば、文書ファイル、表計算ファイル、画像ファイル、音声ファイル、音楽ファイル及び動画ファイル等)が含まれる。これらの各種ファイルがタブレットコンピュータ10において開かれていたまたは生成された時間帯等については、当該ファイル内で管理されているものとする。
なお、関連コンテンツは、対象ブロックの入力時間帯の全てで利用されている必要はなく、例えば当該入力時間帯のうち一定の時間帯において利用されていたコンテンツであってもよいし、入力開始時刻または入力終了時刻の時点で利用されていたコンテンツであってもよい。更に、上記した入力開始時刻から入力終了時刻までの時間帯に対して、当該入力開始時刻より前の予め定められた時間帯及び当該入力終了時刻より後の予め定められた時間帯を加算することによって、対象ブロックの入力時間帯に一定の幅を持たせるようにしてもよい。
また、関連付け処理部306Eは、文字認識処理部306Dによる文字認識結果(つまり、対象ブロックに属するストローク群が変換された文字列またはシンボルマーク)に基づいて関連コンテンツを特定する。
具体的には、関連付け処理部306Eは、文字認識結果として文字列が取得されている場合には、例えばタブレットコンピュータ10内に保存されているコンテンツのうち、当該文字列がコンテンツ名に含まれるコンテンツ(例えば、当該文字列がファイル名に含まれるファイル)を関連コンテンツとして特定する。一方、文字認識結果としてシンボルマーク等が取得されている場合には、関連コンテンツは特定されないものとする。
なお、上述したブロックB2において対象手書き文書を構成する複数のストロークが例えば行ブロック単位または段落ブロック単位で構造化されている場合、上記した文字認識結果として取得される文字列が長い場合がある。このような場合には、文字認識結果として取得された文字列に対して形態素解析処理を実行することによって得られる単語等がファイル名に含まれるファイルが関連コンテンツとして特定されるようにしてもよい。更に、対象手書き文書を構成する複数のストロークが例えば段落ブロック単位で構造化されている場合には、文字認識結果として取得された文字列からキーワード(例えば、出現頻度の高い単語等)を抽出し、当該キーワードがファイル名に含まれるファイルが関連コンテンツとして特定されるようにしてもよい。
このようにブロックB5において関連コンテンツが特定されると、関連付け処理部306Eは、当該関連コンテンツを示す関連コンテンツ情報を生成する(ブロックB6)。具体的には、関連付け処理部306Eは、対象手書き文書を識別するための手書き文書ID、対象ブロックを表すブロックデータ(対象ブロックの外接矩形を表す座標データ及び対象ブロックに属するストローク群に対応するストロークデータ群)及びブロックB5において特定された関連コンテンツを識別するためのコンテンツIDを含む関連コンテンツ情報を生成する。
関連付け処理部306Eは、生成された関連コンテンツ情報を記憶媒体402に登録(保存)する(ブロックB7)。
次に、ブロックB2において構造化された全てのブロックについてブロックB3〜B7の処理が実行されたか否かが判定される(ブロックB8)。
全てのブロックについて処理が実行されていないと判定された場合(ブロックB8のNO)、上述したブロックB3に戻って処理が繰り返される。この場合、ブロックB3〜B7の処理が実行されていないブロックを対象ブロックとして当該処理が実行される。
一方、全てのブロックについて処理が実行されたと判定された場合、コンテンツ関連付け処理は終了される。
このようにコンテンツ関連付け処理によれば、対象手書き文書に対して構造化処理が実行されることによって構造化された各ブロック(に属する各ストローク群)に対して関連コンテンツを関連付けることができる。
なお、図14に示すコンテンツ関連付け処理においては対象ブロックの入力時間帯及び文字認識結果の双方に基づいて関連コンテンツを特定するものとして説明したが、例えば対象ブロックの入力時間帯及び文字認識結果の一方のみに基づいて関連コンテンツを特定する構成であってもよい。なお、対象ブロックの入力時間帯のみに基づいて関連コンテンツを特定する場合には、ブロックB4の処理は省略されても構わない。同様に、文字認識結果のみに基づいて関連コンテンツを特定する場合には、ブロックB3の処理は省略されても構わない。また、本実施形態においては、対象ブロックに属するストローク群に基づいて関連コンテンツが特定されるのであれば、他の処理が実行されても構わない。
また、図14に示すブロックB5においては、コンテキスト情報として取得された入力開始時刻から入力終了時刻までの時間帯(入力時間帯)に利用されていたコンテンツを関連コンテンツとして特定するものとして説明したが、例えば対象ブロックに属するストローク群が手書きされた場所等の他の情報がコンテキスト情報として取得されても構わない。例えば、対象ブロックに属するストローク群が手書きされた場所(例えば、施設等)がコンテキスト情報として取得された場合には、当該場所に関連するコンテンツ(例えば、当該施設のWebページ等)が関連コンテンツとして特定されればよい。
次に、図15のフローチャートを参照して、関連コンテンツ提示処理の処理手順について説明する。この関連コンテンツ提示処理は、記憶媒体402に保存された手書き文書がタブレットコンピュータ10の画面上に表示される際に関連コンテンツ提示処理部301Cによって実行される。以下の図15の説明においては、タブレットコンピュータ10の画面上に表示された手書き文書を、対象手書き文書と称する。
なお、この対象手書き文書に対しては、上述した図14に示すコンテンツ関連付け処理が実行されているものとする。換言すれば、対象手書き文書に対して構造化処理が実行されることによって構造化された各ブロック(以下、対象手書き文書の各ブロックと表記)に対して関連コンテンツが関連付けられているものとする。
ここで、対象手書き文書がタブレットコンピュータ10の画面上に表示される場合、ユーザは、当該対象手書き文書の各ブロックのうちの少なくとも1つを選択する操作(例えば、タッチ操作等)を行うことができる。
この場合、関連コンテンツ提示処理部301Cは、デジタイザ12Cによって発生される例えば「タッチ(接触)」イベントを受信し、当該イベントに含まれる接触位置の座標を外接矩形内の領域に含むブロックを選択する(ブロックB11)。なお、対象手書き文書の各ブロックの外接矩形(内の領域)は、当該対象手書き文書を識別するための手書き文書IDに対応づけて関連コンテンツ情報に含まれるブロックデータ(に含まれる座標データ)によって特定される。以下、関連コンテンツ提示処理部301Cによって選択されたブロックを選択ブロックと称する。
次に、関連コンテンツ提示処理部301Cは、記憶媒体402に保存されている関連コンテンツ情報を参照して、選択ブロックに関連付けられている関連コンテンツを特定する(ブロックB12)。具体的には、関連コンテンツ提示処理部301Cは、対象手書き文書を識別するための手書き文書ID及び選択ブロックを表すブロックデータに対応づけて関連コンテンツ情報に含まれているコンテンツIDを取得する。関連コンテンツ提示処理部301Cは、取得されたコンテンツIDによって識別されるコンテンツを、選択ブロックに関連付けられている関連コンテンツとして特定する。
関連コンテンツ提示処理部301Cは、特定された関連コンテンツをタブレットコンピュータ10の画面上に表示(提示)する(ブロックB13)。
このような関連コンテンツ提示処理によれば、対象手書き文書が表示される際に、ユーザによって選択された対象手書き文書のブロックに関連付けられた関連コンテンツを併せて提示することが可能となる。
ここで、図16及び図17を参照して、関連コンテンツを提示する際のタブレットコンピュータ10の表示画面(ページ編集画面)の一例について説明する。なお、図16及び図17においては、前述した図9と同一の部分には同一の参照符号が付されている。
まず、図16に示すような対象手書き文書が表示された画面上において、例えば手書き文字列「HDD」(を表すストローク群)が属するブロックを選択する操作(タッチ操作)がユーザによって行われた場合を想定する。
この場合には、図17に示すように、手書き文字列「HDD」が属するブロックの近傍に、関連コンテンツ提示領域1000が表示される。この関連コンテンツ提示領域1000内には、手書き文字列「HDD」(が属するブロック)に関連付けられた関連コンテンツが提示される。
図17に示す例では、関連コンテンツ提示領域1000には、例えば手書き文字列「HDD」が手書きされた時間帯(に一定の幅を持たせた時間帯等)に生成された画像ファイルに対応するアイコン1001及び音声ファイルに対応するアイコン1002等が提示されている。この画像ファイルには、例えばタブレットコンピュータ10が企業内における会議等で使用されていた場合において、タブレットコンピュータ10に備えられているカメラによって撮像された画像(例えば、当該会議等で用いられたホワイトボートの画像)等が含まれる。同様に、音声ファイルには、例えばタブレットコンピュータ10が企業内における会議等で使用されていた場合において、タブレットコンピュータ10に備えられているマイクによって録音された音声(例えば、当該会議中の音声)等が含まれる。
なお、関連コンテンツ提示領域1000において提示される関連コンテンツは、手書き文字列「HDD」が手書きされた時間帯に例えば外部機器等において生成されたコンテンツ(例えば、画像ファイル及び音声ファイル等)であっても構わない。
また、ここでは手書き文字列「HDD」が手書きされた時間帯に生成された画像ファイルに対応するアイコン1001及び音声ファイルに対応するアイコン1002が提示されるものとして説明したが、当該時間帯に開かれていたファイルまたは上述した文字認識結果として取得された文字列がファイル名に含まれるファイル等に対応するアイコンが提示されてもよい。
ここで、ユーザは、図17に示すような関連コンテンツ提示領域1000において提示されているアイコン1001または1002等を選択する操作(タッチ操作)を行うことができる。このように関連コンテンツ提示領域1000において提示されている例えばアイコン1001がユーザによって選択された場合、タブレットコンピュータ10上で当該アイコン1001に対応する画像ファイルが開かれ、ユーザは、当該画像ファイルを閲覧することができる。 上記したように本実施形態においては、手書き文書を構成する複数のストローク群(第1ストローク群及び第2ストローク群)に対応するストロークデータ(群)を入力し、当該各ストローク群に基づいて特定される関連コンテンツ(第1コンテンツ及び第2コンテンツ)を当該各ストローク群(が属する各ブロック)に関連付ける。更に、本実施形態においては、手書き文書を表示する場合、各ブロック(に属する各ストローク群)に関連付けられた関連コンテンツのうちの少なくとも1つ(例えば、ユーザによって選択されたブロックに関連付けられた関連コンテンツ)を提示する。
本実施形態においては、このような構成により、手書き文書(を構成するストローク群)を起点として関連コンテンツにアクセスすることが可能となるため、例えば手書き文書毎に関連コンテンツをまとめて管理しておくことが不要となり、ユーザは効率的な作業を行うことが可能となる。したがって、本実施形態においては、ユーザの利便性を向上させることができる。
具体的には、本実施形態においては、手書き文書を構成する各ストローク群に対応するストロークデータが入力される時間帯(第1時間帯及び第2時間帯)において利用されたコンテンツが関連コンテンツとして提示される。本実施形態においては、このような構成により、ユーザは、手書き文書とともに当該手書き文書を構成するストローク群が手書きされた際に利用されていたコンテンツを閲覧することができるため、当該手書き文書が作成された経緯等を容易に把握することが可能となる。
また、本実施形態においては、手書き文書を構成する各ストローク群に対する文字認識結果(第1文字認識結果及び第2文字認識結果)に基づいて特定されるコンテンツが関連コンテンツとして提示される。本実施形態においては、このような構成により、手書き文書を閲覧する際に、当該手書き文書を構成するストローク群(によって表される手書き文字列)に関連する(と推測される)コンテンツを併せて閲覧することが可能となる。
また、本実施形態においては、手書き文書を構成する各ストローク群に対応するストロークデータが入力される時間帯(第1時間帯及び第2時間帯)において生成されたコンテンツが関連コンテンツとして提示される。本実施形態においては、このような構成により、例えば上述したようにタブレットコンピュータ10が会議等で使用されていた場合には、当該会議で用いられたホワイトボードの画像(ファイル)または当該会議中に録音された音声(ファイル)等を、後に手書き文書を閲覧する際に併せて確認することが可能となる。
なお、本実施形態においては、手書き文書が作成されて記憶媒体402に保存される際に、当該手書き文書の各ブロック(に属するストローク群)に対して自動的に関連コンテンツが関連付けられるものとして説明したが、例えばユーザの操作に応じて選択された関連コンテンツが関連付けられる構成であってもよい。更に、ユーザの操作に応じて、手書き文書の各ブロックに対する関連コンテンツの関連付けが解除されるような構成とすることも可能である。なお、このようなユーザの手動による関連コンテンツの関連付け等は、例えば手書き文書のブロックが指定(選択)された際に表示されるメニュー等を介して行うことができる。
また、本実施形態においては、例えば既に作成されている手書き文書を再度表示する際に当該手書き文書を構成するストローク群(が属するブロック)に関連付けられた関連コンテンツを提示するものとして説明したが、新規な手書き文書を作成する際に関連コンテンツの履歴を提示するような構成としてもよい。
具体的には、図18に示すように、新規な手書き文書(内のページ)を作成する際に、ユーザによって手書き文字列「HDD」(のストローク群)が手書きされる場合を想定する。このように手書きされた手書き文字列「HDD」(に対応するストロークデータ)がタブレットコンピュータ10に入力される場合、例えば関連コンテンツ提示処理部301Cは、記憶媒体402に保存されている関連コンテンツ情報を参照して、当該手書き文字列「HDD」と同一または類似するストローク群(第3ストローク群)に関連付けられているコンテンツ(第3コンテンツ)を特定する。なお、手書き文字列「HDD」と別のストローク群との間の類似度の算出においては、例えばDPマッチング等を使用することができる。このように特定されたコンテンツは、手書き文字列「HDD」に対して過去に関連付けられたコンテンツ(つまり、関連コンテンツの履歴)として、図18に示すように関連コンテンツ提示領域1000において提示される。このように関連コンテンツ提示領域1000において提示されたコンテンツは、例えばユーザによる指定によって表示または再生可能である。図18では省略されているが、この場合における関連コンテンツ提示領域1000は、当該関連コンテンツ提示領域1000において提示されているコンテンツが関連コンテンツの履歴であることをユーザが容易に把握することができる態様で表示されても構わない。
なお、ここでは手書き文字列「HDD」が手書きされた場合についてのみ説明したが、他の手書き文字列(第2ストローク群)が手書きされた場合であっても、当該手書き文字列と同一または類似するストローク群(第4ストローク群)に関連付けられているコンテンツ(第4コンテンツ)が存在する場合には、関連コンテンツの履歴を提示することが可能である。
このような構成によれば、例えば目的とする関連コンテンツが関連付けられた手書き文字列(ストローク群)を覚えているが、手書き文書が大量に蓄積されていることにより、当該手書き文字列を手書きした手書き文書を探し出すことが煩雑であるような場合であっても、ユーザは当該手書き文字列を手書きすることによって当該手書き文字列に関連付けられた関連コンテンツを検索し、当該関連コンテンツ(の内容)を容易に確認することができる。
なお、関連コンテンツの履歴は、手書き文字列が手書きされた直後に提示されてもよいし、当該関連コンテンツの履歴を提示することがユーザによって指示された場合に提示されてもよい。更に、上記したように新規な手書き文書を作成する際に関連コンテンツの履歴が表示された場合に、例えばユーザの操作に応じて、当該履歴として提示された関連コンテンツを新規な手書き文書(において手書きされた手書き文字列)に関連付けるような構成とすることも可能である。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
10…タブレットコンピュータ(電子機器)、11…本体、12…タッチスクリーンディスプレイ、12A…LCD、12B…タッチパネル、12C…デジタイザ、101…CPU、102…不揮発性メモリ、103…主メモリ、103a…オペレーティングシステム、103b…手書きノートアプリケーションプログラム、104…BIOS−ROM、105…システムコントローラ、106…グラフィクスコントローラ、107…無線通信デバイス、108…EC、301…表示処理部、301A…手書きデータ入力部、301B…筆跡描画部、301C…関連コンテンツ提示処理部、302…時系列情報生成部、303…編集処理部、304…ページ保存処理部、305…ページ取得処理部、306…コンテンツ関連付け部、306A…手書き文書取得部、306B…構造化処理部、306C…コンテキスト情報取得部、306D…文字認識処理部、306E…関連付け処理部、401…作業メモリ、402…記憶媒体

Claims (15)

  1. 手書きで記載された第1ストローク群及び第2ストローク群に対応するデータを入力することと、
    前記第1ストローク群の情報を用いて特定される第1コンテンツを当該第1ストローク群に関連付けることと、
    前記第2ストローク群の情報を用いて特定される第2コンテンツを当該第2ストローク群に関連付けることと
    を具備し、
    前記第1コンテンツは、少なくとも前記第1ストローク群のユーザによる指定によって表示または再生可能であり、
    前記第2コンテンツは、少なくとも前記第2ストローク群のユーザによる指定によって表示または再生可能である、方法。
  2. 前記第1コンテンツは、前記第1ストローク群に対応する第1ストロークデータが入力される第1時間帯に利用された1以上のコンテンツを含み、
    前記第2コンテンツは、前記第2ストローク群に対応する第2ストロークデータが入力される第2時間帯に利用された1以上のコンテンツを含む
    請求項1記載の方法。
  3. 前記第1コンテンツは、前記第1ストローク群に対する第1文字認識結果を用いて特定されるコンテンツを含み、
    前記第2コンテンツは、前記第2ストローク群に対する第2文字認識結果を用いて特定されるコンテンツを含む
    請求項1記載の方法。
  4. 前記第1コンテンツは、前記第1ストローク群に対応する第1ストロークデータが入力される第1時間帯に生成された1以上のコンテンツを含み、
    前記第2コンテンツは、前記第2ストローク群に対応する第2ストロークデータが入力される第2時間帯に生成された1以上のコンテンツを含む
    請求項1記載の方法。
  5. 前記第1ストローク群に対応する第1ストロークデータを入力する場合、当該第1ストローク群と同一または類似する第3ストローク群に関連付けられている第3コンテンツを表示または再生可能であり、
    前記第2ストローク群に対応する第2ストロークデータを入力する場合、当該第2ストローク群と同一または類似する第4ストローク群に関連付けられている第4コンテンツを表示または再生可能である
    請求項1記載の方法。
  6. 手書きで記載された第1ストローク群及び第2ストローク群に対応するデータを入力する入力手段と、
    前記第1ストローク群の情報を用いて特定される第1コンテンツを当該第1ストローク群に関連付け、前記第2ストローク群の情報を用いて特定される第2コンテンツを当該第2ストローク群に関連付ける処理手段と
    を具備し、
    前記第1コンテンツは、少なくとも前記第1ストローク群のユーザによる指定によって表示または再生可能であり、
    前記第2コンテンツは、少なくとも前記第2ストローク群のユーザによる指定によって表示または再生可能である、電子機器。
  7. 前記第1コンテンツは、前記第1ストローク群に対応する第1ストロークデータが入力される第1時間帯に利用された1以上のコンテンツを含み、
    前記第2コンテンツは、前記第2ストローク群に対応する第2ストロークデータが入力される第2時間帯に利用された1以上のコンテンツを含む
    請求項6記載の電子機器。
  8. 前記第1コンテンツは、前記第1ストローク群に対する第1文字認識結果を用いて特定されるコンテンツを含み、
    前記第2コンテンツは、前記第2ストローク群に対する第2文字認識結果を用いて特定されるコンテンツを含む
    請求項6記載の電子機器。
  9. 前記第1コンテンツは、前記第1ストローク群に対応する第1ストロークデータが入力される第1時間帯に生成された1以上のコンテンツを含み、
    前記第2コンテンツは、前記第2ストローク群に対応する第2ストロークデータが入力される第2時間帯に生成された1以上のコンテンツを含む
    請求項6記載の電子機器。
  10. 前記第1ストローク群に対応する第1ストロークデータを入力する場合、当該第1ストローク群と同一または類似する第3ストローク群に関連付けられている第3コンテンツを表示または再生可能であり、
    前記第2ストローク群に対応する第2ストロークデータを入力する場合、当該第2ストローク群と同一または類似する第4ストローク群に関連付けられている第4コンテンツを表示または再生可能である
    請求項6記載の電子機器。
  11. コンピュータに、
    手書きで記載された第1ストローク群及び第2ストローク群に対応するデータを入力することと、
    前記第1ストローク群の情報を用いて特定される第1コンテンツを当該第1ストローク群に関連付けることと、
    前記第2ストローク群の情報を用いて特定される第2コンテンツを当該第2ストローク群に関連付けることと
    を実行させ、
    前記第1コンテンツは、少なくとも前記第1ストローク群のユーザによる指定によって表示または再生可能であり、
    前記第2コンテンツは、少なくとも前記第2ストローク群のユーザによる指定によって表示または再生可能である、プログラム。
  12. 前記第1コンテンツは、前記第1ストローク群に対応する第1ストロークデータが入力される第1時間帯に利用された1以上のコンテンツを含み、
    前記第2コンテンツは、前記第2ストローク群に対応する第2ストロークデータが入力される第2時間帯に利用された1以上のコンテンツを含む
    請求項11記載のプログラム。
  13. 前記第1コンテンツは、前記第1ストローク群に対する第1文字認識結果を用いて特定されるコンテンツを含み、
    前記第2コンテンツは、前記第2ストローク群に対する第2文字認識結果を用いて特定されるコンテンツを含む
    請求項11記載のプログラム。
  14. 前記第1コンテンツは、前記第1ストローク群に対応する第1ストロークデータが入力される第1時間帯に生成された1以上のコンテンツを含み、
    前記第1コンテンツは、前記第2ストローク群に対応する第2ストロークデータが入力される第2時間帯に生成された1以上のコンテンツを含む
    請求項11記載のプログラム。
  15. 前記第1ストローク群に対応する第1ストロークデータを入力する場合、当該第1ストローク群と同一または類似する第3ストローク群に関連付けられている第3コンテンツを表示または再生可能であり、
    前記第2ストローク群に対応する第2ストロークデータを入力する場合、当該第2ストローク群と同一または類似する第4ストローク群に関連付けられている第4コンテンツを表示または再生可能である
    請求項11記載のプログラム。
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