JP2016085264A - デジタル音声処理装置、デジタル音声処理方法、デジタル音声処理プログラム - Google Patents

デジタル音声処理装置、デジタル音声処理方法、デジタル音声処理プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】低域・中域・高域のバランスよく、第1のサンプリング周波数を有する第1のデジタル音声信号を、第2のサンプリング周波数を有する第2のデジタル音声信号に変換したデジタル音声信号の音質を向上させることができるデジタル音声処理装置を提供する。【解決手段】波形補正処理部1は、ハイレゾリューションデジタル音声信号の波形を、第1のサンプリング周波数のサンプル間隔に基づいて補正する。波形補正処理部2は、波形補正処理部1によって波形が補正されたハイレゾリューションデジタル音声信号の波形を、第2のサンプリング周波数のサンプル間隔に基づいてさらに補正する。【選択図】図1

Description

本発明は、デジタル音声信号を処理するデジタル音声処理装置、デジタル音声処理方法、デジタル音声処理プログラムに関する。
近年、コンパクトディスク(CD)に記録されているデジタル音声信号(以下、CD音声信号)よりも高音質のハイレゾリューションデジタル音声信号(以下、HR音声信号)が登場し、注目を集めている。
CD音声信号は、アナログ音声信号を、量子化ビット数16ビット、サンプリング周波数44.1kHzでデジタル音声信号に変換した信号である。CD音声信号では、周波数帯域が22.05kHzに制限される。
一方、HR音声信号は、量子化ビット数がCDにおけるそれよりも多いか、サンプリング周波数がCDにおけるそれよりも高い。例えば、量子化ビット数が24ビット、サンプリング周波数が176.4kHzであれば、周波数帯域は88.2kHzとなる。よって、HR音声信号はCD音声信号では再現できない微細な音の変化を再現することができ、CD音声信号よりも高音質となる。
ところが、音楽スタジオには、CDマスタと称される、量子化ビット数16ビット、サンプリング周波数44.1kHzのフォーマットのマスタ音源しか存在しない場合が多い。そこで、CDマスタのCD音声信号をビット数変換及びサンプリング周波数変換して、HR音声信号に変換することが行われている。
特許第3401171号公報 特許第3659489号公報
特許文献1,2には、デジタル音声信号を再生したときの聴感上の音質を向上させる高音質化技術が記載されている。CD音声信号をHR音声信号に変換したデジタル音声信号に、特許文献1,2に記載されたデジタル音声処理装置の信号処理を施して音質を向上させることが考えられる。
しかしながら、HR音声信号を特許文献1,2に記載されたデジタル音声処理装置で信号処理すると、音のバランスが高域に偏って低域・中域・高域のバランスが崩れ、バランスの調整を要することがある。
本発明は、低域・中域・高域のバランスよく、第1のサンプリング周波数を有する第1のデジタル音声信号を、第1のサンプリング周波数よりも高い第2のサンプリング周波数を有する第2のデジタル音声信号に変換したデジタル音声信号の音質を向上させることができるデジタル音声処理装置、デジタル音声処理方法、デジタル音声処理プログラムを提供することを目的とする。
本発明は、上述した従来の技術の課題を解決するため、第1のサンプリング周波数を有する第1のデジタル音声信号を、第1のサンプリング周波数よりも高い第2のサンプリング周波数を有する第2のデジタル音声信号に変換したデジタル音声信号を処理対象のデジタル音声信号とし、前記処理対象のデジタル音声信号の波形を補正する第1の波形補正処理部と、前記第1の波形補正処理部によって波形が補正された前記処理対象のデジタル音声信号の波形を補正する第2の波形補正処理部とを備え、前記第1の波形補正処理部は、前記処理対象のデジタル音声信号を構成するサンプルデータのうち、前記第1のデジタル音声信号のサンプル間隔でサンプルデータを抽出し、抽出したサンプルデータに基づいて、極大値のサンプルデータと極小値のサンプルデータとを算出する第1の極値算出部と、隣接する極大値のサンプルデータと極小値のサンプルデータとの間のサンプル数を検出する第1のサンプル数検出部と、前記処理対象のデジタル音声信号を構成するサンプルデータにおける隣接するサンプルデータ間の差分値を算出する第1の差分値算出部と、前記第1の差分値算出部によって算出された差分値に所定の係数を乗算して補正値を算出する第1の補正値算出部と、前記処理対象のデジタル音声信号を構成するサンプルデータのうち、少なくとも、前記第1の極値算出部によって算出された極大値のサンプルデータに隣接する1つ前及び1つ後のサンプルデータと、前記第1のデジタル音声信号のサンプル間隔で前記極大値のサンプルデータに隣接する1つ前及び1つ後のサンプルデータとの間に含まれるそれぞれのサンプルデータに、前記第1の補正値算出部によって算出された補正値を加算し、少なくとも、前記第1の極値算出部によって算出された極小値のサンプルデータに隣接する1つ前及び1つ後のサンプルデータと、前記第1のデジタル音声信号のサンプル間隔で前記極小値のサンプルデータに隣接する1つ前及び1つ後のサンプルデータとの間に含まれるそれぞれのサンプルデータより、前記第1の補正値算出部によって算出された補正値を減算する第1の加減算部とを有し、前記第2の波形補正処理部は、前記第1の波形補正処理部より出力された前記処理対象のデジタル音声信号を構成するサンプルデータに基づいて、極大値のサンプルデータと極小値のサンプルデータとを算出する第2の極値算出部と、隣接する極大値のサンプルデータと極小値のサンプルデータとの間のサンプル数を検出する第2のサンプル数検出部と、前記処理対象のデジタル音声信号を構成するサンプルデータにおける隣接するサンプルデータ間の差分値を算出する第2の差分値算出部と、前記第2の差分値算出部によって算出された差分値に所定の係数を乗算して補正値を算出する第2の補正値算出部と、前記処理対象のデジタル音声信号を構成するサンプルデータのうち、少なくとも、前記第2の極値算出部によって算出された極大値のサンプルデータに隣接する1つ前及び1つ後のサンプルデータに、前記第2の補正値算出部によって算出された補正値を加算し、少なくとも、前記第2の極値算出部によって算出された極小値のサンプルデータに隣接する1つ前及び1つ後のサンプルデータより、前記第2の補正値算出部によって算出された補正値を減算する第2の加減算部とを有することを特徴とするデジタル音声処理装置を提供する。
また、本発明は、上述した従来の技術の課題を解決するため、第1のサンプリング周波数を有する第1のデジタル音声信号を、第1のサンプリング周波数よりも高い第2のサンプリング周波数を有する第2のデジタル音声信号に変換したデジタル音声信号を処理対象のデジタル音声信号とし、前記処理対象のデジタル音声信号を構成するサンプルデータのうち、前記第1のデジタル音声信号のサンプル間隔でサンプルデータを抽出する抽出ステップと、前記抽出ステップで抽出したサンプルデータに基づいて、極大値のサンプルデータと極小値のサンプルデータとを算出する第1の極値算出ステップと、隣接する極大値のサンプルデータと極小値のサンプルデータとの間のサンプル数を検出する第1のサンプル数検出ステップと、前記処理対象のデジタル音声信号を構成するサンプルデータにおける隣接するサンプルデータ間の差分値を算出する第1の差分値算出ステップと、前記第1の差分値算出ステップで算出された差分値に所定の係数を乗算して補正値を算出する第1の補正値算出ステップと、前記処理対象のデジタル音声信号を構成するサンプルデータのうち、少なくとも、前記第1の極値算出ステップで算出された極大値のサンプルデータに隣接する1つ前及び1つ後のサンプルデータと、前記第1のデジタル音声信号のサンプル間隔で前記極大値のサンプルデータに隣接する1つ前及び1つ後のサンプルデータとの間に含まれるそれぞれのサンプルデータに、前記第1の補正値算出ステップで算出された補正値を加算し、少なくとも、前記第1の極値算出ステップで算出された極小値のサンプルデータに隣接する1つ前及び1つ後のサンプルデータと、前記第1のデジタル音声信号のサンプル間隔で前記極小値のサンプルデータに隣接する1つ前及び1つ後のサンプルデータとの間に含まれるそれぞれのサンプルデータより、前記第1の補正値算出ステップで算出された補正値を減算する第1の加減算ステップと、前記第1の加減算ステップで加減算処理された前記処理対象のデジタル音声信号を構成するサンプルデータに基づいて、極大値のサンプルデータと極小値のサンプルデータとを算出する第2の極値算出ステップと、隣接する極大値のサンプルデータと極小値のサンプルデータとの間のサンプル数を検出する第2のサンプル数検出ステップと、前記処理対象のデジタル音声信号を構成するサンプルデータにおける隣接するサンプルデータ間の差分値を算出する第2の差分値算出ステップと、前記第2の差分値算出ステップで算出された差分値に所定の係数を乗算して補正値を算出する第2の補正値算出ステップと、前記処理対象のデジタル音声信号を構成するサンプルデータのうち、少なくとも、前記第2の極値算出ステップで算出された極大値のサンプルデータに隣接する1つ前及び1つ後のサンプルデータに、前記第2の補正値算出ステップで算出された補正値を加算し、少なくとも、前記第2の極値算出ステップで算出された極小値のサンプルデータに隣接する1つ前及び1つ後のサンプルデータより、前記第2の補正値算出ステップで算出された補正値を減算する第2の加減算ステップとを含むことを特徴とするデジタル音声処理方法を提供する。
さらに、本発明は、上述した従来の技術の課題を解決するため、第1のサンプリング周波数を有する第1のデジタル音声信号を、第1のサンプリング周波数よりも高い第2のサンプリング周波数を有する第2のデジタル音声信号に変換したデジタル音声信号を処理対象のデジタル音声信号とし、コンピュータに、前記処理対象のデジタル音声信号を構成するサンプルデータのうち、前記第1のデジタル音声信号のサンプル間隔でサンプルデータを抽出する抽出ステップと、前記抽出ステップで抽出したサンプルデータに基づいて、極大値のサンプルデータと極小値のサンプルデータとを算出する第1の極値算出ステップと、隣接する極大値のサンプルデータと極小値のサンプルデータとの間のサンプル数を検出する第1のサンプル数検出ステップと、前記処理対象のデジタル音声信号を構成するサンプルデータにおける隣接するサンプルデータ間の差分値を算出する第1の差分値算出ステップと、前記第1の差分値算出ステップで算出された差分値に所定の係数を乗算して補正値を算出する第1の補正値算出ステップと、前記処理対象のデジタル音声信号を構成するサンプルデータのうち、少なくとも、前記第1の極値算出ステップで算出された極大値のサンプルデータに隣接する1つ前及び1つ後のサンプルデータと、前記第1のデジタル音声信号のサンプル間隔で前記極大値のサンプルデータに隣接する1つ前及び1つ後のサンプルデータとの間に含まれるそれぞれのサンプルデータに、前記第1の補正値算出ステップで算出された補正値を加算し、少なくとも、前記第1の極値算出ステップで算出された極小値のサンプルデータに隣接する1つ前及び1つ後のサンプルデータと、前記第1のデジタル音声信号のサンプル間隔で前記極小値のサンプルデータに隣接する1つ前及び1つ後のサンプルデータとの間に含まれるそれぞれのサンプルデータより、前記第1の補正値算出ステップで算出された補正値を減算する第1の加減算ステップと、前記第1の加減算ステップで加減算処理された前記処理対象のデジタル音声信号を構成するサンプルデータに基づいて、極大値のサンプルデータと極小値のサンプルデータとを算出する第2の極値算出ステップと、隣接する極大値のサンプルデータと極小値のサンプルデータとの間のサンプル数を検出する第2のサンプル数検出ステップと、前記処理対象のデジタル音声信号を構成するサンプルデータにおける隣接するサンプルデータ間の差分値を算出する第2の差分値算出ステップと、前記第2の差分値算出ステップで算出された差分値に所定の係数を乗算して補正値を算出する第2の補正値算出ステップと、前記処理対象のデジタル音声信号を構成するサンプルデータのうち、少なくとも、前記第2の極値算出ステップで算出された極大値のサンプルデータに隣接する1つ前及び1つ後のサンプルデータに、前記第2の補正値算出ステップで算出された補正値を加算し、少なくとも、前記第2の極値算出ステップで算出された極小値のサンプルデータに隣接する1つ前及び1つ後のサンプルデータより、前記第2の補正値算出ステップで算出された補正値を減算する第2の加減算ステップとを実行させることを特徴とするデジタル音声処理プログラムを提供する。
本発明のデジタル音声処理装置、デジタル音声処理方法、デジタル音声処理プログラムによれば、低域・中域・高域のバランスよく、第1のサンプリング周波数を有する第1のデジタル音声信号を、第1のサンプリング周波数よりも高い第2のサンプリング周波数を有する第2のデジタル音声信号に変換したデジタル音声信号の音質を向上させることができる。
一実施形態のデジタル音声処理装置の全体構成を示すブロック図である。 図1中の波形補正処理部1の具体的な構成例を示すブロック図である。 図1中の波形補正処理部2の具体的な構成例を示すブロック図である。 一実施形態のデジタル音声処理装置、デジタル音声処理方法、デジタル音声処理プログラムで処理されるハイレゾリューションデジタル音声信号を構成するサンプルデータの一例を示す波形図である。 極大値・極小値間のサンプル間隔ごとに設定されている補正値のテーブルの例を示す図である。 図2,図3中の加減算部が補正値を加減算する極大値近傍または極小値近傍のサンプルデータの基本的な考え方を説明するための図である。 図2,図3中の加減算部が補正値を加減算する極大値近傍または極小値近傍のサンプルデータの基本的な考え方を説明するための図である。 図2に示す波形補正処理部1によって補正値が加算された状態を示す波形図である。 図3に示す波形補正処理部2によって補正値が加算された状態を示す波形図である。 図2に示す波形補正処理部1及び図3に示す波形補正処理部2によって補正値が加減算された状態を示す波形図である。 一実施形態のデジタル音声処理プログラムを実行するマイクロコンピュータの構成例を示すブロック図である。 一実施形態のデジタル音声処理プログラムがマイクロコンピュータに実行させる処理を示すフローチャートである。
以下、一実施形態のデジタル音声処理装置、デジタル音声処理方法、デジタル音声処理プログラムについて、添付図面を参照して説明する。
本実施形態においては、第1のサンプリング周波数を有する第1のデジタル音声信号を、第1のサンプリング周波数よりも高い第2のサンプリング周波数を有する第2のデジタル音声信号に変換したデジタル音声信号を処理対象のデジタル音声信号とする。
第1のデジタル音声信号は例えばCD音声信号であり、第2のデジタル音声信号は例えばHR音声信号である。本実施形態において、HR音声信号は、量子化ビット数16ビット、サンプリング周波数44.1kHzのCD音声信号を、量子化ビット数24ビット、サンプリング周波数176.4kHzに変換したデジタル音声信号である場合を例とする。
第1のデジタル音声信号及び第2のデジタル音声信号は、上記の例に限らない。量子化ビット数16ビット、サンプリング周波数48kHzの音声信号を、量子化ビット数24ビット、サンプリング周波数192kHzに変換したデジタル音声信号であってもよい。量子化ビット数24ビット、サンプリング周波数96kHzの音声信号を、量子化ビット数24ビット、サンプリング周波数192kHzに変換したデジタル音声信号であってもよい。
図1において、HR音声信号は波形補正処理部1に入力され、後述する波形補正処理が施される。波形補正処理部1より出力されたHR音声信号は、波形補正処理部2に入力され、後述する波形補正処理が施されて出力される。
ここで、波形補正処理部1に入力されるHR音声信号は、波形補正処理部1に入力されるHR音声信号よりサンプリング周波数の低い音声信号をHR音声信号のサンプリング周波数に変換した音声信号である。
図2に示すように、波形補正処理部1は、極値算出部11,サンプル数検出部12,差分値算出部13,補正値算出部14,加減算部15を有する。図3に示すように、波形補正処理部2は、極値算出部21,サンプル数検出部22,差分値算出部23,補正値算出部24,加減算部25を有する。
波形補正処理部1,2を構成する各部は、ハードウェアによって構成されていてもよいし、ソフトウェアによって構成されていてもよい。ハードウェアとソフトウェアとが混在していてもよい。波形補正処理部1,2を構成する各部は集積回路によって構成されていてもよいし、波形補正処理部1,2それぞれの全体が集積回路によって構成されていてもよい。
まず、図2に示す波形補正処理部1の動作を、図4〜図8を参照しながら説明する。
図4は、HR音声信号を構成するサンプルデータの波形の一例を示している。図4は、時間の進行に伴って、サンプル値が上昇していく部分のみを示している。図4に示すように、HR音声信号はサンプルデータS0〜S8を含む。
サンプルデータS0,S4,S8は、CD音声信号が元々有していたサンプルデータである。サンプルデータS1〜S3,S5〜S7は、CD音声信号のサンプリング周波数を4倍することによって加えられたサンプルデータである。
極値算出部11は、入力されたHR音声信号のサンプルデータのうち、CD音声信号のサンプル間隔T0でサンプルデータを抽出し、隣接するサンプルデータの大小関係を判定することによって、極大値と極小値とを算出する。
ここでは、HR音声信号はCD音声信号のサンプリング周波数を4倍にしたデジタル音声信号であるので、極値算出部11は、4サンプルデータごとにサンプルデータを抽出すればよい。
HR音声信号が、第1のサンプリング周波数を有する第1のデジタル音声信号を、第1のサンプリング周波数のN倍(Nは2以上の自然数)である第2のサンプリング周波数を有する第2のデジタル音声信号に変換したデジタル音声信号であるとする。このとき、極値算出部11は、Nサンプルデータごとにサンプルデータを抽出すればよい。
図4の場合、極値算出部11は、サンプルデータS0が極小値、サンプルデータS8が極大値であると算出する。
サンプル数検出部12は、極大値と極小値との間のサンプル数(サンプル間隔)を検出する。極大値と極小値との間のサンプル数とは、図4のように極小値から極大値へとサンプル値が上昇していく部分のサンプル数と、極大値から極小値へとサンプル値が下降していく部分のサンプル数とを意味する。
サンプル数検出部12が検出するサンプル数は、極値算出部11が抽出したCD音声信号のサンプル間隔T0でのサンプル数である。よって、図4の場合、サンプル数検出部12は、2サンプル間隔であることを検出する。
差分値算出部13には、サンプル数検出部12による検出結果と、HR音声信号とが入力される。差分値算出部13は、HR音声信号における隣接するサンプルデータの差分値を算出する。ここでの隣接するサンプルデータとは、HR音声信号のサンプル間隔T1での隣接するサンプルデータである。
補正値算出部14は、隣接するサンプルデータの差分値に所定の係数を乗じて補正値を算出する。係数は1未満の数である。補正値算出部14には、サンプル数に応じた係数が設定されている。補正値算出部14は、サンプル数検出部12で検出されたサンプル数に応じて係数を選択する。
補正値算出部14にはレベル選択信号が入力され、レベル選択信号によって差分値に乗じる係数を選択することによって、補正値が調整可能とされていることが好ましい。
加減算部15は、極大値近傍のサンプルデータに補正値を加算し、極小値近傍のサンプルデータより補正値を減算する。これに加えて、加減算部15は、極大値のサンプルデータに補正値を加算し、極小値のサンプルデータより補正値を減算してもよい。近傍の意味については後述する。
ここで、図5を用いて、補正値算出部14が隣接するサンプルデータの差分値に乗じる係数の例を説明する。図5に示すように、補正値算出部14には、極大値と極小値との間隔が2サンプルから所定の数のサンプルまで、レベル選択信号00,01,10,11に対応させて係数が設定されている。所定の数は適宜設定すればよい。
図4では、CD音声信号として2サンプル間隔であり、レベル選択信号が00であるとすると、補正値算出部14は、隣接するサンプルデータの差分値に係数1/2を乗じた値を補正値とする。
図6及び図7を用いて、加減算部15が補正値を加減算する極大値近傍または極小値近傍のサンプルデータの基本的な考え方を説明する。この基本的な考え方は、図3における加減算部25での加減算処理にも同様に適用される。
図6及び図7において、Smaxは極大値のサンプルデータ、Sminは極小値のサンプルデータである。S(-1)とS(-2)は、極大値または極小値のサンプルデータの1つ前と2つ前のサンプルデータ、S(+1)とS(+2)は、極大値または極小値のサンプルデータの1つ後と2つ後のサンプルデータである。
一例として、加減算部15は、極大値と極小値との間のサンプル数に応じて、図6(a),(b)に示す加減算処理と、図7(a),(b)に示す加減算処理とを選択する。
具体的には、加減算部15は、サンプル間隔が2サンプルから5サンプルまでであれば、次のように加減算処理する。図6(a)に示すように、加減算部15は、極大値のサンプルデータSmaxの1つ前と1つ後のサンプルデータS(-1),S(+1)に、差分値Δ(-1),Δ(+1)に図5に示す係数を乗じた補正値を加算する。
差分値Δ(-1)とは、極大値のサンプルデータSmaxの1つ前のサンプルデータS(-1)との差分値、差分値Δ(+1)とは、極大値のサンプルデータSmaxの1つ後のサンプルデータS(+1)との差分値である。
図6(a)のハッチングを付した部分が、サンプルデータS(-1),S(+1)に加算された補正値Vaddである。
また、図6(b)に示すように、加減算部15は、極小値のサンプルデータSminの1つ前と1つ後のサンプルデータS(-1),S(+1)より、差分値Δ(-1),Δ(+1)に図5に示す係数を乗じた補正値を減算する。
図6(b)のハッチングを付した部分が、サンプルデータS(-1),S(+1)より減算された補正値Vsubである。
加減算部15は、サンプル間隔が6サンプル以上であれば、次のように加減算処理する。図7(a)に示すように、加減算部15は、極大値のサンプルデータSmaxの1つ前と2つ前、1つ後と2つ後のサンプルデータS(-1),S(-2),S(+1),S(+2)に、差分値Δ(-1),Δ(-2),Δ(+1),Δ(+2)に図5に示す係数を乗じた補正値を加算する。
差分値Δ(-2)とは、1つ前のサンプルデータS(-1)と2つ前のサンプルデータS(-2)との差分値、差分値Δ(+2)とは、1つ後のサンプルデータS(+1)と2つ後のサンプルデータS(+2)との差分値である。
同様に、図7(a)のハッチングを付した部分が、サンプルデータS(-1),S(-2),S(+1),S(+2)に加算された補正値Vaddである。
また、図7(a),(b)に示すように、加減算部15は、極小値のサンプルデータSminの1つ前と2つ前、1つ後と2つ後のサンプルデータS(-1),S(-2),S(+1),S(+2)より、差分値Δ(-1),Δ(-2),Δ(+1),Δ(+2)に図5に示す係数を乗じた補正値を減算する。
同様に、図7(b)のハッチングを付した部分が、サンプルデータS(-1),S(-2),S(+1),S(+2)より減算された補正値Vsubである。
加減算部15は、以上のような基本的な考えに基づき、極大値近傍のサンプルデータに補正値を加算し、極小値近傍のサンプルデータより補正値を減算する。
なお、図6(a),(b)に示す基本的な考えに基づくと、極大値と極小値との間が2サンプル間隔であれば、極大値と極小値との間の中間サンプルデータには、加算処理と減算処理との双方が施されてしまうことになる。これを避けるために、加減算部15は、2サンプル間隔の場合には、中間サンプルデータに加算処理のみを施すようにするのがよい。
加減算部15は、図4のように極小値から極大値へとサンプル値が上昇していく場合には、中間サンプルデータに加算処理のみを施し、極大値から極小値へとサンプル値が下降していく場合には、中間サンプルデータに減算処理のみを施すようにしてもよい。
本実施形態においては、加減算部15は、2サンプル間隔の場合には、中間サンプルデータに加算処理のみを施すこととする。
ところで、サンプル間隔を、2サンプルから5サンプルまでと、6サンプル以上とで場合分けしているのは単なる例であり、これに限定されない。また、極大値のサンプルデータSmaxの3つ前と3つ後、またはそれ以降のサンプルデータに補正値を加算し、極小値のサンプルデータSminの3つ前と3つ後、またはそれ以降のサンプルデータより補正値を減算する場合があってもよい。
加減算部15に入力されるHR音声信号は、図4に示すように、極大値のサンプルデータS8と1つ前のサンプルデータS4との間にはサンプルデータS5〜S7が存在するので、加減算部15は、次のような加算処理を実行させる。
補正値算出部14は、サンプルデータS4,S5の差分値、サンプルデータS5,S6の差分値、サンプルデータS6,S7の差分値、サンプルデータS7,S8の差分値それぞれに係数を乗じて、補正値を算出する。図8に示すように、加減算部15は、サンプルデータS4〜S7のそれぞれに、補正値Vadd1を加算する。
加減算部15は、極大値のサンプルデータS8に、サンプルデータS7,S8の差分値に係数を乗じた補正値Vadd1を算出してもよい。
図8に示すようにサンプルデータS4〜S7のそれぞれに補正値Vadd1を加算することは、図4(a)に示す1つ前のサンプルデータS(-1)に、差分値Δ(-1)に係数を乗じた補正値Vaddを加算するのと等価である。
次に、図3に示す波形補正処理部2の動作を、図8,図9を参照しながら説明する。
極値算出部21は、波形補正処理部1で補正処理されたHR音声信号のサンプルデータにおける隣接するサンプルデータの大小関係を判定することによって、極大値と極小値とを算出する。即ち、極値算出部21は、入力されたHR音声信号の全てのサンプルデータに基づいて極大値と極小値とを算出する。
極値算出部21で算出された極大値と極小値は、図2の極値算出部11で算出された極大値と極小値と同じとは限らない。よって、波形補正処理部1と波形補正処理部2とのそれぞれで極大値と極小値とを算出するのがよい。
ここでは、極値算出部21で算出された極大値と極小値が、極値算出部11で算出された極大値と極小値と同じであったとする。極値算出部21は、図8におけるサンプルデータS0が極小値、サンプルデータS8が極大値であると算出する。
サンプル数検出部22は、極大値と極小値との間のサンプル数(サンプル間隔)を検出する。ここでのサンプル数とは、HR音声信号のサンプル間隔T1でのサンプル数である。図8の場合、サンプル数検出部22は、8サンプル間隔であることを検出する。
差分値算出部23には、サンプル数検出部22による検出結果と、HR音声信号とが入力される。差分値算出部23は、HR音声信号における隣接するサンプルデータの差分値を算出する。ここでの隣接するサンプルデータとは、HR音声信号のサンプル間隔T1での隣接するサンプルデータである。
補正値算出部24は、隣接するサンプルデータの差分値に所定の係数を乗じて補正値を算出する。係数は1未満の数である。補正値算出部24には、サンプル数に応じた係数が設定されている。補正値算出部24は、サンプル数検出部22で検出されたサンプル数に応じて係数を選択する。
補正値算出部24にはレベル選択信号が入力され、レベル選択信号によって差分値に乗じる係数を選択することによって、補正値が調整可能とされていることが好ましい。
補正値算出部24に入力されるレベル選択信号は、補正値算出部14に入力されるレベル選択信号と同じであるのがよい。即ち、補正値算出部14と補正値算出部24とには、レベル選択信号を共通に入力すればよい。
加減算部25は、極大値近傍のサンプルデータに補正値を加算し、極小値近傍のサンプルデータより補正値を減算する。これに加えて、加減算部25は、極大値のサンプルデータに補正値を加算し、極小値のサンプルデータより補正値を減算してもよい。
加減算部25も、図6及び図7で説明した考えに基づき、極大値近傍のサンプルデータに補正値を加算し、極小値近傍のサンプルデータより補正値を減算する。
サンプル数検出部22は、極小値と極大値との間が8サンプル間隔であることを検出している。よって、加減算部25は、図7(a)で説明したように、極大値のサンプルデータS8の1つ前のサンプルデータS7と、2つ前のサンプルデータS6に補正値Vaddを加算する。
具体的には、補正値算出部24は、サンプルデータS6,S7の差分値、サンプルデータS7,S8の差分値それぞれに係数を乗じて、補正値を算出する。図9に示すように、加減算部25は、サンプルデータS6,S7のそれぞれに、補正値Vadd2を加算し、サンプルデータS1,S2のそれぞれから、補正値Vsub2を減算する。
以上説明した波形補正処理によって、図9に示すように、サンプルデータS4〜S7にはそれぞれ補正値Vadd1が加算され、サンプルデータS6,S7にはさらに補正値Vadd2が加算され、サンプルデータS1,S2より補正値Vsub2が減算される。
本実施形態のデジタル音声処理装置、図1〜図3に示すデジタル音声処理装置で実行される本実施形態のデジタル音声処理方法によれば、低域・中域・高域のバランスよく、対象のデジタル音声信号の音質を向上させることができる。
図10は、極小値のサンプルデータS0と極大値のサンプルデータS12との間がCD音声信号のサンプル間隔T0で3サンプル間隔であった場合の、補正波形を示している。
波形補正処理部1は、サンプルデータS8〜S11に補正値Vadd1を加算し、サンプルデータS1〜S4より補正値Vsub1を減算する。波形補正処理部2は、サンプルデータS10,S11に補正値Vadd2を加算し、サンプルデータS1,S2より補正値Vsub2を減算する。
以上説明した本実施形態のデジタル音声処理装置の動作、本実施形態のデジタル音声処理方法の処理を、デジタル音声処理プログラムで実行させることもできる。
図11に示すように、マイクロコンピュータ30には、デジタル音声処理プログラムが記憶されている記録媒体40が接続されている。記録媒体40は、ハードディスクドライブ、光ディスク、半導体メモリ等の任意の非一時的な記録媒体(記憶媒体)である。デジタル音声処理プログラムは、外部のサーバからインターネット等の通信回線を介して送信されて記録媒体40に記録されてもよい。
デジタル音声処理プログラムは、マイクロコンピュータ30に、図12に示すような各ステップの処理を実行させればよい。
抽出ステップS101:デジタル音声処理プログラムは、マイクロコンピュータ30に、処理対象のデジタル音声信号を構成するサンプルデータのうち、第1のデジタル音声信号のサンプル間隔でサンプルデータを抽出する処理を実行させる。
第1の極値算出ステップS102:デジタル音声処理プログラムは、マイクロコンピュータ30に、抽出ステップで抽出したサンプルデータに基づいて、極大値のサンプルデータと極小値のサンプルデータとを算出する処理を実行させる。
第1のサンプル数検出ステップS103:デジタル音声処理プログラムは、マイクロコンピュータ30に、隣接する極大値のサンプルデータと極小値のサンプルデータとの間のサンプル数を検出する処理を実行させる。
第1の差分値算出ステップS104:デジタル音声処理プログラムは、マイクロコンピュータ30に、処理対象のデジタル音声信号を構成するサンプルデータにおける隣接するサンプルデータ間の差分値を算出する処理を実行させる。
第1の補正値算出ステップS105:デジタル音声処理プログラムは、マイクロコンピュータ30に、第1の差分値算出ステップS104で算出された差分値に所定の係数を乗算して補正値を算出する処理を実行させる。
第1の加減算ステップS106:デジタル音声処理プログラムは、マイクロコンピュータ30に、処理対象のデジタル音声信号を構成するサンプルデータのうち、少なくとも、第1の極値算出ステップS102で算出された極大値のサンプルデータに隣接する1つ前及び1つ後のサンプルデータと、第1のデジタル音声信号のサンプル間隔で極大値のサンプルデータに隣接する1つ前及び1つ後のサンプルデータとの間に含まれるそれぞれのサンプルデータに、第1の補正値算出ステップS105で算出された補正値を加算する処理を実行させる。
また、デジタル音声処理プログラムは、マイクロコンピュータ30に、少なくとも、第1の極値算出ステップS102で算出された極小値のサンプルデータに隣接する1つ前及び1つ後のサンプルデータと、第1のデジタル音声信号のサンプル間隔で極小値のサンプルデータに隣接する1つ前及び1つ後のサンプルデータとの間に含まれるそれぞれのサンプルデータより、第1の補正値算出ステップS105で算出された補正値を減算する処理を実行させる。
第2の極値算出ステップS202:デジタル音声処理プログラムは、マイクロコンピュータ30に、第1の加減算ステップS106で加減算処理された処理対象のデジタル音声信号を構成するサンプルデータに基づいて、極大値のサンプルデータと極小値のサンプルデータとを算出する処理を実行させる。
第2のサンプル数検出ステップS203:デジタル音声処理プログラムは、マイクロコンピュータ30に、隣接する極大値のサンプルデータと極小値のサンプルデータとの間のサンプル数を検出する処理を実行させる。
第2の差分値算出ステップS204:デジタル音声処理プログラムは、マイクロコンピュータ30に、処理対象のデジタル音声信号を構成するサンプルデータにおける隣接するサンプルデータ間の差分値を算出する処理を実行させる。
第2の補正値算出ステップS205:デジタル音声処理プログラムは、マイクロコンピュータ30に、第2の差分値算出ステップS204で算出された差分値に所定の係数を乗算して補正値を算出する処理を実行させる。
第2の加減算ステップS206:デジタル音声処理プログラムは、マイクロコンピュータ30に、処理対象のデジタル音声信号を構成するサンプルデータのうち、少なくとも、第2の極値算出ステップS202で算出された極大値のサンプルデータに隣接する1つ前及び1つ後のサンプルデータに、第2の補正値算出ステップS205で算出された補正値を加算する処理を実行させる。
また、デジタル音声処理プログラムは、マイクロコンピュータ30に、少なくとも、第2の極値算出ステップS202で算出された極小値のサンプルデータに隣接する1つ前及び1つ後のサンプルデータより、第2の補正値算出ステップS205で算出された補正値を減算する処理を実行させる。
以上説明した本実施形態のデジタル音声処理装置、デジタル音声処理方法、デジタル音声処理プログラムにおいては、波形補正処理部1における波形補正処理と、波形補正処理部2における波形補正処理とで、図5に示すテーブルを共通に用いている。波形補正処理部1における波形補正処理と、波形補正処理部2における波形補正処理とで別々のテーブルを用いてもよい。
波形補正処理部1における波形補正処理で用いるテーブルと、波形補正処理部2における波形補正処理で用いるテーブルとで、最大のサンプル間隔を異ならせてもよい。
例えば、波形補正処理部1における波形補正処理では2〜8サンプル間隔で補正値を設定したテーブルを用い、波形補正処理部2における波形補正処理では、2〜32サンプル間隔で補正値を設定したテーブルを用いることができる。
波形補正処理部1における波形補正処理で用いるテーブルと、波形補正処理部2における波形補正処理で用いるテーブルとで、係数を異ならせてもよい。
波形補正処理部1における波形補正処理で補正値を加減算するサンプルデータの範囲と、波形補正処理部2における波形補正処理で補正値を加減算するサンプルデータの範囲とを異ならせてもよい。
例えば、波形補正処理部1における波形補正処理では、極大値または極小値から、第1のデジタル音声信号のサンプルデータで最大2サンプル隣まで補正値を加減算し、波形補正処理部2における波形補正処理では、極大値または極小値から、第2のデジタル音声信号のサンプルデータで最大8サンプル隣まで補正値を加減算してもよい。
本発明は以上説明した本実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々変更可能である。
1,2 波形補正処理部
11,21 極値算出部
12,22 サンプル数検出部
13,23 差分値算出部
14,24 補正値算出部
15,25 加減算部
30 マイクロコンピュータ
40 記録媒体

Claims (5)

  1. 第1のサンプリング周波数を有する第1のデジタル音声信号を、第1のサンプリング周波数よりも高い第2のサンプリング周波数を有する第2のデジタル音声信号に変換したデジタル音声信号を処理対象のデジタル音声信号とし、
    前記処理対象のデジタル音声信号の波形を補正する第1の波形補正処理部と、
    前記第1の波形補正処理部によって波形が補正された前記処理対象のデジタル音声信号の波形を補正する第2の波形補正処理部と、
    を備え、
    前記第1の波形補正処理部は、
    前記処理対象のデジタル音声信号を構成するサンプルデータのうち、前記第1のデジタル音声信号のサンプル間隔でサンプルデータを抽出し、抽出したサンプルデータに基づいて、極大値のサンプルデータと極小値のサンプルデータとを算出する第1の極値算出部と、
    隣接する極大値のサンプルデータと極小値のサンプルデータとの間のサンプル数を検出する第1のサンプル数検出部と、
    前記処理対象のデジタル音声信号を構成するサンプルデータにおける隣接するサンプルデータ間の差分値を算出する第1の差分値算出部と、
    前記第1の差分値算出部によって算出された差分値に所定の係数を乗算して補正値を算出する第1の補正値算出部と、
    前記処理対象のデジタル音声信号を構成するサンプルデータのうち、少なくとも、前記第1の極値算出部によって算出された極大値のサンプルデータに隣接する1つ前及び1つ後のサンプルデータと、前記第1のデジタル音声信号のサンプル間隔で前記極大値のサンプルデータに隣接する1つ前及び1つ後のサンプルデータとの間に含まれるそれぞれのサンプルデータに、前記第1の補正値算出部によって算出された補正値を加算し、少なくとも、前記第1の極値算出部によって算出された極小値のサンプルデータに隣接する1つ前及び1つ後のサンプルデータと、前記第1のデジタル音声信号のサンプル間隔で前記極小値のサンプルデータに隣接する1つ前及び1つ後のサンプルデータとの間に含まれるそれぞれのサンプルデータより、前記第1の補正値算出部によって算出された補正値を減算する第1の加減算部と、
    を有し、
    前記第2の波形補正処理部は、
    前記第1の波形補正処理部より出力された前記処理対象のデジタル音声信号を構成するサンプルデータに基づいて、極大値のサンプルデータと極小値のサンプルデータとを算出する第2の極値算出部と、
    隣接する極大値のサンプルデータと極小値のサンプルデータとの間のサンプル数を検出する第2のサンプル数検出部と、
    前記処理対象のデジタル音声信号を構成するサンプルデータにおける隣接するサンプルデータ間の差分値を算出する第2の差分値算出部と、
    前記第2の差分値算出部によって算出された差分値に所定の係数を乗算して補正値を算出する第2の補正値算出部と、
    前記処理対象のデジタル音声信号を構成するサンプルデータのうち、少なくとも、前記第2の極値算出部によって算出された極大値のサンプルデータに隣接する1つ前及び1つ後のサンプルデータに、前記第2の補正値算出部によって算出された補正値を加算し、少なくとも、前記第2の極値算出部によって算出された極小値のサンプルデータに隣接する1つ前及び1つ後のサンプルデータより、前記第2の補正値算出部によって算出された補正値を減算する第2の加減算部と、
    を有する
    ことを特徴とするデジタル音声処理装置。
  2. 前記第1の加減算部は、
    前記第1のサンプル数検出部が検出するサンプル数が第1の範囲に含まれる場合には、前記第1の極値算出部によって算出された極大値のサンプルデータに隣接する1つ前及び1つ後のサンプルデータと、前記第1のデジタル音声信号のサンプル間隔で前記極大値のサンプルデータに隣接する1つ前及び1つ後のサンプルデータとの間に含まれるそれぞれのサンプルデータに、前記第1の補正値算出部によって算出された補正値を加算し、前記第1の極値算出部によって算出された極小値のサンプルデータに隣接する1つ前及び1つ後のサンプルデータと、前記第1のデジタル音声信号のサンプル間隔で前記極小値のサンプルデータに隣接する1つ前及び1つ後のサンプルデータとの間に含まれるそれぞれのサンプルデータより、前記第1の補正値算出部によって算出された補正値を減算し、
    前記第1のサンプル数検出部が検出するサンプル数が前記第1の範囲に含まれるサンプル数よりも多い第2の範囲に含まれる場合には、前記第1の極値算出部によって算出された極大値のサンプルデータに隣接する1つ前及び1つ後のサンプルデータと、前記第1のデジタル音声信号のサンプル間隔で前記極大値のサンプルデータに隣接する1つ前及び1つ後のサンプルデータとの間に含まれるそれぞれのサンプルデータ、及び、前記第1のデジタル音声信号のサンプル間隔における前記1つ前及び1つ後のサンプルデータと、前記第1のデジタル音声信号のサンプル間隔における2つ前及び2つ後のサンプルデータとの間に含まれるそれぞれのサンプルデータに、前記第1の補正値算出部によって算出された補正値を加算し、前記第1の極値算出部によって算出された極小値のサンプルデータに隣接する1つ前及び1つ後のサンプルデータと、前記第1のデジタル音声信号のサンプル間隔で前記極小値のサンプルデータに隣接する1つ前及び1つ後のサンプルデータとの間に含まれるそれぞれのサンプルデータ、及び、前記第1のデジタル音声信号のサンプル間隔における前記1つ前及び1つ後のサンプルデータと、前記第1のデジタル音声信号のサンプル間隔における2つ前及び2つ後のサンプルデータとの間に含まれるそれぞれのサンプルデータより、前記第1の補正値算出部によって算出された補正値を減算し、
    前記第2の加減算部は、
    前記第2のサンプル数検出部が検出するサンプル数が前記第1の範囲に含まれる場合には、前記第2の極値算出部によって算出された極大値のサンプルデータに隣接する1つ前及び1つ後のサンプルデータに、前記第2の補正値算出部によって算出された補正値を加算し、前記第2の極値算出部によって算出された極小値のサンプルデータに隣接する1つ前及び1つ後のサンプルデータより、前記第2の補正値算出部によって算出された補正値を減算し、
    前記第2のサンプル数検出部が検出するサンプル数が前記第2の範囲に含まれる場合には、前記第2の極値算出部によって算出された極大値のサンプルデータに隣接する1つ前及び1つ後のサンプルデータと2つ前及び2つ後のサンプルデータに、前記第2の補正値算出部によって算出された補正値を加算し、前記第2の極値算出部によって算出された極小値のサンプルデータに隣接する1つ前及び1つ後のサンプルデータと2つ前及び2つ後のサンプルデータより、前記第2の補正値算出部によって算出された補正値を減算する
    ことを特徴とする請求項1記載のデジタル音声処理装置。
  3. Nを2以上の自然数としたとき、前記第2のサンプリング周波数は前記第1のサンプリング周波数のN倍であり、
    前記第1の極値算出部は、前記処理対象のデジタル音声信号を構成するサンプルデータのNサンプルごとにサンプルデータを抽出する
    ことを特徴とする請求項1または2に記載のデジタル音声処理装置。
  4. 第1のサンプリング周波数を有する第1のデジタル音声信号を、第1のサンプリング周波数よりも高い第2のサンプリング周波数を有する第2のデジタル音声信号に変換したデジタル音声信号を処理対象のデジタル音声信号とし、
    前記処理対象のデジタル音声信号を構成するサンプルデータのうち、前記第1のデジタル音声信号のサンプル間隔でサンプルデータを抽出する抽出ステップと、
    前記抽出ステップで抽出したサンプルデータに基づいて、極大値のサンプルデータと極小値のサンプルデータとを算出する第1の極値算出ステップと、
    隣接する極大値のサンプルデータと極小値のサンプルデータとの間のサンプル数を検出する第1のサンプル数検出ステップと、
    前記処理対象のデジタル音声信号を構成するサンプルデータにおける隣接するサンプルデータ間の差分値を算出する第1の差分値算出ステップと、
    前記第1の差分値算出ステップで算出された差分値に所定の係数を乗算して補正値を算出する第1の補正値算出ステップと、
    前記処理対象のデジタル音声信号を構成するサンプルデータのうち、少なくとも、前記第1の極値算出ステップで算出された極大値のサンプルデータに隣接する1つ前及び1つ後のサンプルデータと、前記第1のデジタル音声信号のサンプル間隔で前記極大値のサンプルデータに隣接する1つ前及び1つ後のサンプルデータとの間に含まれるそれぞれのサンプルデータに、前記第1の補正値算出ステップで算出された補正値を加算し、少なくとも、前記第1の極値算出ステップで算出された極小値のサンプルデータに隣接する1つ前及び1つ後のサンプルデータと、前記第1のデジタル音声信号のサンプル間隔で前記極小値のサンプルデータに隣接する1つ前及び1つ後のサンプルデータとの間に含まれるそれぞれのサンプルデータより、前記第1の補正値算出ステップで算出された補正値を減算する第1の加減算ステップと、
    前記第1の加減算ステップで加減算処理された前記処理対象のデジタル音声信号を構成するサンプルデータに基づいて、極大値のサンプルデータと極小値のサンプルデータとを算出する第2の極値算出ステップと、
    隣接する極大値のサンプルデータと極小値のサンプルデータとの間のサンプル数を検出する第2のサンプル数検出ステップと、
    前記処理対象のデジタル音声信号を構成するサンプルデータにおける隣接するサンプルデータ間の差分値を算出する第2の差分値算出ステップと、
    前記第2の差分値算出ステップで算出された差分値に所定の係数を乗算して補正値を算出する第2の補正値算出ステップと、
    前記処理対象のデジタル音声信号を構成するサンプルデータのうち、少なくとも、前記第2の極値算出ステップで算出された極大値のサンプルデータに隣接する1つ前及び1つ後のサンプルデータに、前記第2の補正値算出ステップで算出された補正値を加算し、少なくとも、前記第2の極値算出ステップで算出された極小値のサンプルデータに隣接する1つ前及び1つ後のサンプルデータより、前記第2の補正値算出ステップで算出された補正値を減算する第2の加減算ステップと、
    を含む
    ことを特徴とするデジタル音声処理方法。
  5. 第1のサンプリング周波数を有する第1のデジタル音声信号を、第1のサンプリング周波数よりも高い第2のサンプリング周波数を有する第2のデジタル音声信号に変換したデジタル音声信号を処理対象のデジタル音声信号とし、
    コンピュータに、
    前記処理対象のデジタル音声信号を構成するサンプルデータのうち、前記第1のデジタル音声信号のサンプル間隔でサンプルデータを抽出する抽出ステップと、
    前記抽出ステップで抽出したサンプルデータに基づいて、極大値のサンプルデータと極小値のサンプルデータとを算出する第1の極値算出ステップと、
    隣接する極大値のサンプルデータと極小値のサンプルデータとの間のサンプル数を検出する第1のサンプル数検出ステップと、
    前記処理対象のデジタル音声信号を構成するサンプルデータにおける隣接するサンプルデータ間の差分値を算出する第1の差分値算出ステップと、
    前記第1の差分値算出ステップで算出された差分値に所定の係数を乗算して補正値を算出する第1の補正値算出ステップと、
    前記処理対象のデジタル音声信号を構成するサンプルデータのうち、少なくとも、前記第1の極値算出ステップで算出された極大値のサンプルデータに隣接する1つ前及び1つ後のサンプルデータと、前記第1のデジタル音声信号のサンプル間隔で前記極大値のサンプルデータに隣接する1つ前及び1つ後のサンプルデータとの間に含まれるそれぞれのサンプルデータに、前記第1の補正値算出ステップで算出された補正値を加算し、少なくとも、前記第1の極値算出ステップで算出された極小値のサンプルデータに隣接する1つ前及び1つ後のサンプルデータと、前記第1のデジタル音声信号のサンプル間隔で前記極小値のサンプルデータに隣接する1つ前及び1つ後のサンプルデータとの間に含まれるそれぞれのサンプルデータより、前記第1の補正値算出ステップで算出された補正値を減算する第1の加減算ステップと、
    前記第1の加減算ステップで加減算処理された前記処理対象のデジタル音声信号を構成するサンプルデータに基づいて、極大値のサンプルデータと極小値のサンプルデータとを算出する第2の極値算出ステップと、
    隣接する極大値のサンプルデータと極小値のサンプルデータとの間のサンプル数を検出する第2のサンプル数検出ステップと、
    前記処理対象のデジタル音声信号を構成するサンプルデータにおける隣接するサンプルデータ間の差分値を算出する第2の差分値算出ステップと、
    前記第2の差分値算出ステップで算出された差分値に所定の係数を乗算して補正値を算出する第2の補正値算出ステップと、
    前記処理対象のデジタル音声信号を構成するサンプルデータのうち、少なくとも、前記第2の極値算出ステップで算出された極大値のサンプルデータに隣接する1つ前及び1つ後のサンプルデータに、前記第2の補正値算出ステップで算出された補正値を加算し、少なくとも、前記第2の極値算出ステップで算出された極小値のサンプルデータに隣接する1つ前及び1つ後のサンプルデータより、前記第2の補正値算出ステップで算出された補正値を減算する第2の加減算ステップと、
    を実行させることを特徴とするデジタル音声処理プログラム。
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