JP2016085028A - 冷蔵庫 - Google Patents

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Abstract

【課題】扉がガラス扉等のように大重量化しても左右扉の段差を抑制して高品位の冷蔵庫を提供可能とする。
【解決手段】外箱両側板2bの下辺に沿って設けた枠補強部材23に両側板同士の間に向かって延びる支持板枠部23dを設け、この支持板枠部を前記両側板に連結した前板部材24に固定した構成としてある。これにより、外箱の両側板は前板部材と枠補強部材との連結によってその剛性が高められるとともに、大重量化している扉であって、しかも両開き扉の大きい方の扉の重量を受けて前板部材との連結固定部を中心に左右方向に傾斜しがちな両側板の回転モーメント荷重を前記支持板枠部の先端部で支えるようになるので、当該大きな扉の重量による回転モーメント荷重による両側板の傾斜変形も確実に防止することができ、左右扉の段差を効果的に抑制することができる。
【選択図】図3

Description

本発明は冷蔵庫に関し、特に、その外箱の剛性向上構成に関するものである。
最近、家庭用冷蔵庫は大型化が進んでおり、しかも両開き扉タイプの大型冷蔵庫の需要が拡大している。そして上記両開き扉タイプの大型冷蔵庫の需要拡大とともに前記両開き扉の左右の扉段差が目立つようになってきており、大きな問題点となっている。そのため、これに対応すべく冷蔵庫の外郭となる断熱箱体は種々の工夫をなしてその剛性を高めている(例えば、特許文献1参照)。
図19は上記特許文献1に記載されている冷蔵庫の外箱構成を示し、この外箱は天板101と両側板102とを有する外箱103の前記両側板102それぞれの下辺に沿って略L字状の枠補強部材104を設け、かつ、前記両側板102の正面側を前板部材105で連結し、更に前記外箱103の正面側の下コーナ部の位置において、前記前板部材105と前記枠補強部材104とを螺子106で連結した構成としてある。
特開2013−57430号公報
上記従来の構成によれば、両側板102と前板部材105と枠補強部材104とを螺子106で連結したことによって、外箱103の剛性を高めることができ、両開き扉タイプの冷蔵庫であってもその両開き扉の左右扉の段差を低減することができる。
しかしながら、上記従来の構成は、両開き扉の外装が金属薄板材で形成されているタイプの冷蔵庫では扉段差を解消できていたが、最近商品化され需要が拡大し始めているガラス板扉タイプの高品位冷蔵庫では再び両開き扉の左右扉に段差問題が生じ始めている。
これは、従来のように両側板102と前板部材105と枠補強部材104とを連結しただけのものは、外箱103の剛性を高めてはいるものの、前記両側板102と前板部材105と枠補強部材104とが両側板102の正面側コーナ部で螺子106固定されているだけであるため、長期間使用しているうちに当該前板部材105と枠補強部材104との連結部に加わる扉の荷重、すなわち片持ち支持しているために加わる扉の回転モーメント荷重に枠補強部材104が抗しきれず、時間の経過とともに前記前板部材105と枠補強部材104との連結部を中心に両側板102が左右いずれかの方向に微妙に傾斜もしくは屈曲するような形で変形し始め、左右扉の段差が生じこれが時間の経過とともに顕在化するのであった。
特に両開き式扉であって最近需要が拡大し始めているガラス扉タイプの冷蔵庫の場合、一方の大きい方の扉の荷重はガラス板の荷重も加わってかなり増加し大重量化している。そのため、このガラス扉タイプの冷蔵庫は、ガラス扉を片持ち支持している側の側板102の前板部材105と枠補強部材104との連結部に加わる回転モーメント荷重が相当大きなものとなっていると考えられ、前板部材105と枠補強部材104との連結部を中心とした両側板102の傾斜もしくは屈曲方向への変形力は大きなものとなっていると推測され、何らかの対策が必要である。
本発明はこのような点に鑑みてなしたもので、扉がガラス扉等のように大重量化しても左右扉の段差を抑制して高品位の冷蔵庫を提供できるようにすることを目的としたものである。
本発明は上記目的を達成するため、外箱の正面側下コーナ部の位置において、外箱両側板と外側両側板それぞれの下辺に沿って設けた前板部材と外箱両側板の正面側に設けた枠補強部材とを連結固定するとともに、外箱両側板のそれぞれの下辺に沿って設けた枠補強部材に前記両側板同士の間に向かって延びる支持板枠部を設け、この支持板枠部が前記両側板を連結した前板部材の底板部分に当接する構成としてある。
これにより、外箱はその両側板と前板部材と枠補強部材との連結によってその剛性が高められるとともに、ガラス扉等のように大重量化している扉であって、しかも両開き扉の大きい方の扉の重量を受けて前板部材との連結固定部を中心に左右方向に傾斜もしくは屈曲させようとする両側板の回転モーメント荷重を当該両側板同士の間に延びている支持板枠部の先端部が前板部材の底板部分に当接して支えるようになるので、当該大きな扉の重量による回転モーメント荷重による両側板の傾斜変形も確実に防止することができ、左右扉の段差を効果的に抑制することができる。
本発明は、大重量化した扉の重量によって生じる回転モーメント荷重による両側板の傾斜もしくは屈曲変形を効果的に抑制して左右扉の段差を確実に防止でき、ガラス扉等のように大重量化した扉を装備した状態で長期間使用していても左右扉に段差が生じるのを抑制できる高品位な冷蔵庫を提供することができる。
本発明の実施の形態1における冷蔵庫の外観斜視図 同冷蔵庫の概略縦断面図 同冷蔵庫の要部を示す斜視図 同冷蔵庫の正面側コーナ部分の斜視図 同冷蔵庫の正面側コーナ部分の裏面図 同冷蔵庫の正面側コーナ部分を運搬用把手部分で切断したときの斜視図 同冷蔵庫の正面側コーナ部分を冷蔵庫本体脚部分で切断したときの斜視図 (a)(b)(c)同冷蔵庫の正面側コーナ部分における側板、枠補強部材、前板部材の連結構成を示す一部欠裁拡大斜視図 同冷蔵庫の外箱を構成する外箱、枠補強部材、前板部材の分解斜視図 同冷蔵庫の外箱を構成する外箱、枠補強部材、前板部材の連結部分を示す分解斜視図 (a)同冷蔵庫の前板部材を内部側から見た斜視図、(b)同前板部材を正面側から見た斜視図 (a)同冷蔵庫の枠補強部材を内部後方側から見た斜視図、(b)同枠補強部材を正面側から見た斜視図 同冷蔵庫の外箱背面下方部分を後方から見た斜視図 同冷蔵庫の外箱背面下方部分における枠補強部材と背面補強板との連結構成を示す一部欠裁斜視図 同冷蔵庫の枠補強部材の他の例を示す斜視図 本発明の実施の形態2における冷蔵庫の正面側コーナ部分の斜視図 同冷蔵庫の正面側コーナ部分を冷蔵庫本体脚部分で切断したときの斜視図 図17のA−A断面図 従来の冷蔵庫における外箱構成を示す斜視図
第1の発明は、天板と両側板を有する外箱と、前記両側板の正面側の下端に位置する前板部材と、前記両側板のそれぞれの下辺に沿って設けた外箱補強用の枠補強部材とを備え、前記外箱の正面側下コーナ部の位置において、前記両側板と前板部材と前記枠補強部材とを連結固定するとともに、前記枠補強部材には前記両側板同士の間に向かって延びる支持板枠部を設け、この支持板枠部を前記両側板に連結した前板部材の底板部分に当接させた構成としてある。
これにより、外箱はその両側板と前板部材と枠補強部材との連結によってその剛性が高められるとともに、ガラス扉等のように大重量化している扉であって、しかも両開き扉の大きい方の扉の重量を受けて前板部材との連結固定部を中心に左右方向に傾斜もしくは屈曲させようとする両側板の回転モーメント荷重を当該両側板同士の間に延びている支持板枠部の先端部が前板部材底板部分に当接して支えるようになるので、当該大きな扉の重量による回転モーメント荷重による両側板の傾斜変形も確実に防止することができ、左右扉の段差を効果的に抑制することができる。
第2の発明は、第1の発明において、前記枠補強部材は、側板の下辺に沿って位置する側板枠部と、側板の正面側の端縁に沿って立ち上がる縦枠部と、外箱の両側板同士の間に向かって延びる支持板枠部との三軸枠部構成とし、前記側板枠部を側板下端部に、前記縦枠部を側板の正面側端部に、前記支持板枠部を前板部材にそれぞれ固定した構成としてある。
これにより、外箱は扉開口があってなおかつ扉荷重が加わって変形しやすい正面側の両側板下コーナ部を枠補強部材の三軸枠部によって補強することができ、外箱の変形をより確実に防止できて扉段差をさらに効果的に抑制することができる。
第3の発明は、第1または第2の発明において、前記両側板を連結した前板部材の底板面両端部分に運搬用把手を配置し、前記運搬用把手と枠補強部材の支持板枠部とを対向させてこれら両者を前板部材に重合固定した構成としてある。
これにより、枠補強部材の支持板枠部を重合固定した部分の前板部材強度を運搬用把手によって高めて支持板枠部による補強効果を向上させ、より確実に側板変形を防止することができると同時に、枠補強部材の支持板枠部が運搬用把手に加わる荷重受け部としても作用するので、前板部材の薄板化によるコストダウンを図りつつ当該前板部材自体の変形を防止して外箱の確実な変形防止が可能とすることができる。
第4の発明は、前記枠補強部材はその後端部に第二縦枠部を備え、この第二縦枠部を両側板の後面側端部に固定した構成としてある。
これにより、外箱の後面側コーナ部を第二縦枠部によって補強することができ、外箱の変形防止をより確実なものとすることができて扉段差をさらに効果的に抑制することができる。
第5の発明は、第2〜第4の発明において、前記枠補強部材の正面片とこれに固定する外箱両側板フランジ部との間にスペーサ部材を介在させた構成としてある。
これにより、外箱両側板フランジ部を枠補強部材の正面片にビス止め固定するような場合、外箱両側板フランジ部が枠補強部材の正面片側に屈曲変形するのを防止でき、外観を
良好なものすることができる。
第6の発明は第1〜第5の発明において、前記枠補強部材の支持板枠部は別体構成とし、この支持板枠部を枠補強部材に後付け固定した構成としてある。
これにより、枠補強部材と支持板枠部とを形成するにあたっての材料取が無駄なく行え、コストダウンを図ることができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は本発明の実施の形態1における冷蔵庫の外観斜視図、図2は同冷蔵庫の概略縦断面図、図3〜図14は同冷蔵庫の外箱剛性向上構成を説明するための図である。
図1、図2において、この冷蔵庫の冷蔵庫本体1は、前方に開口する金属製の外箱2と、硬質樹脂製(例えばABS)の内箱3と、これら外箱2と内箱3との間に発泡充填した硬質の発泡ウレタン等の発泡断熱材4からなる。上記冷蔵庫本体1はその内部に、冷蔵室5と、冷蔵室5の下に位置する切替室6及び切替室6に並設した製氷室7と、切替室6及び製氷室7の下部に位置する冷凍室8と、冷凍室8の下部に位置する野菜室9とを有する。また、前記冷蔵室5の前面は、例えば観音開き式の扉10,10により開閉自由に閉塞し、切替室6及び製氷室7と冷凍室8と野菜室9の前面部は引き出し式の扉11,12,13,14によって開閉自由に閉塞してある。
上記各扉10〜14は冷蔵庫本体1と同様硬質のウレタンを発泡充填して断熱性を持たせてあり、更に意匠性を向上させるべくその前面はガラス板等の透明前板を装着して構成してある。また、冷蔵室5の前面の観音開き式の扉10,10はその一側端上下部分を冷蔵庫本体1の外箱2に装着したヒンジ部材15によって軸支してあり、その一方の扉は他方の扉よりも大きく構成されている。
一方、冷蔵庫本体1の背面には冷却室16があり、冷気を生成する冷却器17と、冷気を各室に供給する送風ファン18とが設けてある。また、上記冷蔵庫本体1の本体天面奥部には圧縮機19が設けてあり、コンデンサ(図示せず)と、放熱用の放熱パイプ20と、キャピラリーチューブ21と、前記した冷却器17とを順次環状に接続してなる冷凍サイクルに冷媒を封入し、冷却運転を行うように構成してある。
上記冷蔵庫本体1を構成する外箱2は、図3〜図14、特に外箱2を背面側から見た図9に示すように、天板2a左右の両側板2bの下辺に沿ってそれぞれ枠補強部材23を装着するとともに、当該両側板2bの正面側下端部を前板部材24で連結してその剛性を向上させてある。
すなわち、外箱2はまず一枚の鋼板を略コ字状にプレス成形して構成してあり、天板2aの両側に連なる左右の側板2bの背面側に背面板2eを装着して前面及び下面を開口した箱状に形成してある。そして、上記左右の両側板2bの前後端縁の長辺には、内側に向かって略直角に折曲したフランジ部2cを設け、このフランジ部2cの下端部には上下二つのネジ孔25が設けてある。更に、両側板2bの下辺にもフランジ部2dとネジ孔26(図10参照)が設けてある。
次に前板部材24は、図11に示すように、前板部24aと底板部24bとを備えていて、図10に示すように前板部24aの両端部分に前記外箱2の両側板フランジ部2cのネジ孔25に螺子27−1(図8参照)で固定する上下二つの螺子用孔28と水平方向に
位置する螺子用孔29が形成してある。そして、底板部24bの両端部分には冷蔵庫本体1の運搬用把手30(図4〜図6参照)をねじ止めするネジ孔31が形成してある。なお、前板部材24は厚さ0.8mmの鋼板で形成してあり、その前板部24aは強度を向上させるために底板部24bの前端部分を二重に折り返して形成してある。
一方、枠補強部材23は、例えば、厚さ1.2mmの堅牢な鋼板で形成してあり、図12に示すように、外箱2の両側板2b下辺に沿って位置する断面略L字状の側板枠部23aの正面側端部に前記外箱2の両側板2bの正面側フランジ部2c内面に沿って立ち上がる縦枠部23bを設けるとともに、同側板枠部23aの背面側の後端部には外箱2の両側板2bの背面側フランジ部内面に沿って立ち上がる第二縦枠部23cを設けて構成してある。
そして、この枠補強部材23は、その側板枠部23aの正面側端部に、側板枠部23aの底面片23aa内縁よりも中央寄り部分に向かって突出、換言すると前記外箱2の両側板2b同士の間に向かって横方向に延びる支持板枠部23dを更に設けて構成してある。
上記枠補強部材23の支持板枠部23dは、縦枠部23bの側面から適宜寸法、例えばこの実施の形態では100mm以上の長さに形成して前記前板部材24の底板部24bの上面に当接するように形成し、かつ、縦枠部23bと同様断面略L字状に形成してその剛性を高めてある。そして、支持板枠部23dの断面略L字状の底板側となる底面片23ddには前記運搬用把手30をねじ止めする前板部材24のネジ孔31と対応するネジ孔33が形成してある。
さらに、前記枠補強部材23は、上記支持板枠部23dおよび縦枠部23bの断面略L字状の一方の片となる正面片23ddd、23bbを重ね結合してその部分に前記外箱2の両側板フランジ部2cのネジ孔25および前板部材24の前板部24aの螺子用孔28に対応するネジ孔32(図10参照)が形成してある。また、同正面片23ddd、23bbの結合部分には前板部材24の前板部24aに設けた螺子用孔29に対応するネジ孔32aが形成してある。更に側板枠部23aの底面片23aaには外箱両側板2b下辺のフランジ部dにネジ止めするためのネジ孔34が形成してある。
また、枠補強部材23はその後端部に設けた第二縦枠部23cに外箱2の両側板2bの後端長辺に設けたフランジ部2c(図13参照)にビス止めするネジ孔35が形成してあり、このネジ孔35を利用して図13、図14に示すように外箱2の両側板2bの後端部を樹脂製の背面補強板36によって連結補強してある。
なお、図3等において用いている37は外箱2の両側板2b間の底面開口を覆う底板で、前板部材24の後端縁及び外箱両側板の下面フランジ2dにビス止め固定してある。38は上記底板上面に配管した冷媒管で、外箱2となる底板37と内箱3との間に充填発泡した発砲断熱材中に埋設される形となる。39(図7参照)は側板枠部23aの底面片23aaにビス止めした冷蔵庫本体脚、40は本体移動用コロである。
次に、上記枠補強部材23及び前板部材24の外箱2への組み付け作業について説明する。
まず、外箱両側板2bのフランジ部2c内面に前板部材24の前板部24aが位置する様に外箱2の両側板2b下辺と前板部材24とを重ね合わせる。次に、上記外箱2の両側板2bの内面に枠補強部材23をあてがってその側板枠部23aが外箱両側板2bの下辺に沿うように前記前板部材24の両側部に重ね合わせる。
これにより枠補強部材23の縦枠部23bは外箱両側板2bのフランジ部2c内面に沿うとともに、第二縦枠部23cは外箱両側板2bの背面側のフランジ部内面に沿い、かつ、支持板枠部23dが前板部材24の底板部24bに当接する。
この状態で、外箱両側板2bのフランジ部2c下端のネジ孔25と前板部材24の前両側部の螺子用孔28と枠補強部材23の正面片23dddのネジ孔32とを合致させて螺子27−1(図8参照)をねじ込み、前記外箱両側板2bのフランジ部2cと前板部材24と枠補強部材23の縦枠部23bの正面片23bbとを連結固定する。
また、前板部材24の前両側部に設けた他方の螺子用孔28と枠補強部材23の支持板枠部23dの正面片23dddに設けたネジ孔32aに螺子27−2(同図8参照)をねじ込み、前記前板部材24と枠補強部材23の支持板枠部23dとを連結固定する。
なお、枠補強部材23の縦枠部23bと前板部材24の前板部24aの間には図示していないが、内箱3の下方角部のフランジ部分が挟持される。
さらに、枠補強部材23に設けた支持板枠部23dの底面片23ddのネジ孔33を前板部材24の底板部24bに設けたネジ孔31に合致させてこれらを底面側からねじ込んだ螺子27−3(図3参照)で締結固定する。
この時、上記前板部材24の底板部24bには運搬用把手30をあてがって前記支持板枠部23dとともに共締め固定する。
また、枠補強部材23の側板枠部23aに設けたネジ孔34と両側板2b下面フランジ部2dに設けたネジ孔26とを合致させてこれらを底面側からねじ込んだ螺子27−4(図3参照)で締結固定する。
そして、枠補強部材23の後端部に設けた第二縦枠部23cを外箱2の両側板2bの後端長辺に設けたフランジ部(図示せず)にビス止め固定する。この時、外箱2の両側板2bの後端部に樹脂製の背面補強板36を連結固定する。
以上により、外箱2への枠補強部材23及び前板部材24の組み付けを終え、外箱2はこれら枠補強部材23及び前板部材24によってその剛性を向上することになる。
すなわち、上記のように構成した冷蔵庫の外箱2は、前記外箱2の両側板2bと枠補強部材23と前板部材24とを連結したことによりまず従来と同レベルまでその剛性が高まる。
次に、この外箱2は、前記両側板2bを補強する枠補強部材23に当該両側板2bの間に延びる支持板枠部23dを設けているので、この支持板枠部23dの先端部が前記両側板2bと前板部材24との連結固定部を中心に図3の矢印Aで示す左右方向に傾斜もしくは屈曲させようとする扉10の回転モーメント荷重を支え、これに抗することができる程度までその剛性が向上する。したがって、扉がガラス扉化していて、なおかつその大型化して、大重量化している扉であっても、当該大重量化している扉回転モーメント荷重による両側板2b傾斜変形も確実に防止することができ、左右扉の段差を効果的に抑制できる。
特に、外箱2の正面側は背面側とは異なり開口状態となっていてその剛性が背面側に比べ弱いが、この実施の形態のように枠補強部材23に外箱両側板2bの間に向かって延びる支持板枠部23dを設けることによってその正面側の剛性を背面側と同等かそれ以上に
まで高めることができ、扉が大重量化する冷蔵庫に特に効果的である。
また、この実施の形態では、前記枠補強部材23は、側板2bの下辺に沿って位置する側板枠部23aと、側板2bの正面側の端縁に沿って立ち上がる縦枠部23bと、外箱2の両側板2b同士の間に向かって延びる支持板枠部23dとの三軸枠部構成とし、前記側板枠部23aを側板2bの下端部に、縦枠部23bを側板2bの正面側端部に、支持板枠部23dを前板部材24の底板部24bにそれぞれ螺子固定してあるから、外箱2の正面側コーナ部はこれに三軸によって補強される形となる。したがって、開口状態となっていて、なおかつ、扉荷重が加わって変形しやすい外箱2の正面側の剛性はより高まり、外箱2の変形をより確実に防止できて長期間使用していても扉段差を効果的に抑制することができる。
また、上記枠補強部材23の支持板枠部23dは、冷蔵を運搬するときに用いる運搬用把手30とともにこれに重合させて前板部材24の底板部24bにビス止めしてあるから、枠補強部材23の支持板枠部23dを重合固定した部分の前板部材強度を運搬用把手30によって高めて支持板枠部23dによる補強効果を向上させることができる。したがって、支持板枠部23dを支える前板部材24の強度を略L字状にしたことによる強度向上に加えて更に前記運搬用把手30によっても向上させることができ、前板部材24自体の変形をも防止して外箱2の確実な変形防止を可能とすることができる。しかも、上記枠補強部材23の支持板枠部23dは逆に運搬用把手30に加わる荷重受け部としても作用するので、前板部材24を薄板化して材料費を削減することができる。すなわち、コストダウンを図りつつ当該前板部材24自体の変形をも防止して外箱2の確実な変形防止を実現することができる。
更に、外箱2の背面側は枠補強部材23の後端部の第二縦枠部23cを両側板の後面側端部に固定してあるから、背面側の剛性も従来と同レベルまで高めることができ、外箱2の変形防止をより確実なものとすることができる。
なお、外箱2の背面側にも大きな荷重が加わるような構成となる場合には、前記枠補強部材23の後端部側も正面側と同じ三軸構成とし、背面側の剛性を高めればよく、これにより更に強力に外箱変形を防止でき扉段差発生を確実に予防することができる。
また、枠補強部材23の支持板枠部23dは、側板枠部23a、縦枠部23b、第二縦枠部23cとともに一枚の鋼板で一体形成したものを例示したが、この支持板枠部23dは図15に示すように別鋼板で形成して側板枠部23aの底面片23ddにビス止め或いはカシメもしくは溶接等により後付け固定して一体化する形としてもよく、これにより枠補強部材23の材料取を無駄なく行えるようになって効果的である。
(実施の形態2)
図16は本発明の実施の形態2における冷蔵庫の正面側コーナ部分の斜視図、図17は同冷蔵庫の正面側コーナ部分を冷蔵庫本体脚部分で切断したときの斜視図、図18は図17のA−A断面図である。
この実施の形態2の冷蔵庫は、図18に明示したように前記枠補強部材23の正面片23bbと支持板枠部23dは溶接で一体化され、前記枠補強部材23の正面片23bbと外箱両側板2bのフランジ部2c及び前板部材24の前板部24aとの間に樹脂製のスペーサ部材41を介在させるとともに、前記外箱両側板2bのフランジ部2c及び前板部材24の前板部24aを枠補強部材23の正面片23bbに固定するための螺子27−1を下方の一つのみとしたものである。また、支持板枠部23dと前板部24aとの間に樹脂製のスペーサ部材41を介在させるとともに、前板部24aを支持板枠部23dに固定す
るための螺子27−2を配してある。また、3aは内箱3の下方角部のフランジ部分であり、支持板枠部23dと前板部24aの間に挟持される。
上記構成により、この冷蔵庫は、外観を良好なものとすることができる。すなわち、上記スペーサ部材41を内箱3の下方角部のフランジ部分3aの下方の空間となる枠補強部材23の正面片23bbと外箱両側板2bのフランジ部2c及び枠補強部材23の正面片23bbとの間に介在させることによって、螺子27−1の締め付けすぎによる外箱両側板2bのフランジ部2cが枠補強部材23の正面片23bb側に屈曲変形するのを防止できる。したがって、外観を良好なものに維持できる。加えて、螺子27−1の締め付け作業に気を使う必要もなくなり、作業性を向上させることができる。
また、外箱両側板2bのフランジ部2c及び前板部材24の前板部24aを枠補強部材23の正面片23bbに固定するための螺子27−1を下方の一つのみとしたことによって、外箱両側板2bのフランジ部2cに接する扉内面に設ける扉パッキンをより扉下端部側へ移設して貯蔵室開口面積を増大させることが可能となる。
また、支持板枠部23dと前板部24aとの間に樹脂製のスペーサ部材41を介在させることによって、螺子27−2の締め付けすぎによる前板部材24の前板部24aが枠補強部材23の正面片23bb側に屈曲変形するのを防止できる。したがって、外観を良好なものに維持できる。
なお、その他の構成及び作用効果は前記実施の形態1と同様であり、説明は省略する。
以上、本発明に係る冷蔵庫について、上記実施の形態を用いて説明したが、本発明は、これに限定されるものではない。すなわち、今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。つまり、本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
以上のように本発明は、大重量化した扉の重量によって生じる回転モーメント荷重による両側板の傾斜もしくは屈曲変形を効果的に抑制して左右扉の段差を確実に防止でき、ガラス扉等のように大重量化した扉を装備した状態で長期間使用していても左右扉に段差が生じるのを抑制できる高品位な冷蔵庫を提供することができる。よって、一般用はもちろん業務用の冷蔵庫やワインクーラーにも幅広く適用できる。
1 冷蔵庫本体
2 外箱
2a 天板
2b 側板(両側板、外箱両側板)
2c フランジ部(両側板フランジ部、正面側フランジ部)
5 冷蔵室
10,11,12,13,14 扉
23 枠補強部材
23a 側板枠部
23dd 底面片
23b 縦枠部
23c 第二縦枠部
23d 支持板枠部
24 前板部材
24a 前板部
24b 底板部
30 運搬用把手
36 背面補強板
41 スペーサ部材

Claims (6)

  1. 天板と両側板を有する外箱と、前記両側板の正面側の下端に位置する前板部材と、前記両側板のそれぞれの下辺に沿って設けた外箱補強用の枠補強部材とを備え、前記外箱の正面側下コーナ部の位置において、前記両側板と前板部材と前記枠補強部材とを連結固定するとともに、前記枠補強部材には前記両側板同士の間に向かって延びる支持板枠部を設け、この支持板枠部を前記両側板に連結した前板部材の底板部分に当接させた冷蔵庫。
  2. 枠補強部材は、側板の下辺に沿って位置する側板枠部と、側板の正面側の端縁に沿って立ち上がる縦枠部と、外箱の両側板同士の間に向かって延びる支持板枠部との三軸枠部構成とし、前記側板枠部を側板下端部に、前記縦枠部を側板の正面側端部に、前記支持板枠部を前板部材にそれぞれ固定した請求項1記載の冷蔵庫。
  3. 両側板を連結した前板部材の底板面両端部分に運搬用把手を配置し、前記運搬用把手と枠補強部材の支持板枠部とを対向させてこれら両者を前板部材に重合固定した請求項1又は2記載の冷蔵庫。
  4. 枠補強部材はその後端部に第二縦枠部を備え、この第二縦枠部を両側板の後面側端部に固定した請求項1〜3のいずれか1項記載の冷蔵庫。
  5. 枠補強部材の正面片とこれに固定する外箱両側板フランジ部との間にスペーサ部材を介在させた請求項2〜4のいずれか1項記載の冷蔵庫。
  6. 枠補強部材の支持板枠部は別体構成とし、この支持板枠部を枠補強部材に後付け固定した請求項1〜5のいずれか1項記載の冷蔵庫。
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