JP2016084423A - 活性エネルギー線硬化型帯電防止性組成物及びこれを含有する帯電防止用塗料 - Google Patents
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Abstract
【課題】導電性物質としてカーボンナノチューブを含有した活性エネルギー線硬化型帯電防止性組成物であって、硬化皮膜形成時に有機溶剤の飛散による環境悪化の問題がなく、かつ、少量のカーボンナノチューブを含有するだけでも高度の帯電防止性を発揮できるものを提供する。【解決手段】水性溶媒中に水分散性活性エネルギー線硬化型樹脂及びカーボンナノチューブを少なくとも含有してなり、カーボンナノチューブの含有量の水分散性活性エネルギー線硬化型樹脂の含有量に対する百分率が0.1〜10質量%、好ましくは0.5〜4質量%である活性エネルギー線硬化型帯電防止性組成物が提供される。カーボンナノチューブの長さは100μm以上であることが好ましい。この組成物は帯電防止用塗料として有用である。【選択図】なし
Description
本発明は、少量のカーボンナノチューブを含有することにより高度の帯電防止性を発揮できる活性エネルギー線硬化型帯電防止性組成物及びこれを含有する帯電防止用塗料に関する。
精密電子部品を保管するクリーンルームやクリーンブース内では、静電気の発生による塵埃の付着や、静電気破壊等を避けるため、床、壁、棚等の構造物や、部品の保管箱、部品の包装用フィルム等の物品が静電気除去や帯電防止の機能を備えていることが要求される。具体的には、静電気除去のために上記構造物及び物品の表面抵抗率は106〜109Ω/□程度であることが要求される。また、上記構造物及び物品は、クリーンルームやクリーンブース内の部品の状態や表面意匠を外部から認識できるように透明性を備えることが要求される。このような透明材料は、例えば、ガラスや樹脂等でできた透明材料の表面に帯電防止性を備えた透明塗料を塗布することによって作製できる。
帯電防止性を備えた透明塗料としては、従来、水酸基を有する樹脂中に、酸化錫又は酸化インジウムを主成分とする平均粒径0.2μm以下の導電性微粉末及び界面活性剤又はカップリング剤を配合したものが提案されている(特許文献1)。しかし、この塗料により形成された塗膜は、他の物品に接触すると界面活性剤が該物品に移行したり、塗膜を清掃の目的で拭き取る等の操作を行うと帯電防止性能が低下したりすることがあり、また、耐水性及び耐溶剤性にも劣る。
上記課題を解決しかつ作業性を上げるため、紫外線硬化樹脂中にアンチモンをドープした酸化錫又は酸化亜鉛を導電性物質として配合した帯電防止性塗料組成物が提案されている(特許文献2、特許文献3)。この塗料組成物は、紫外線硬化樹脂を使用しているので、耐水性及び耐溶剤性に優れ、帯電防止性の低下も抑制されるが、組成物中における各成分の分散安定性が悪く、成分の沈降が避けられず、塗工ムラも起きやすい。また、アンチモンをドープした金属酸化物の含有量が多いため、塗膜が硬質で脆くなり、柔軟性と耐久性が要求される用途には使用できなかった。
また、従来、ポリチオフェン、ポリアニリン、ポリアセチレン等のπ共役系の導電性ポリマーを用いた帯電防止性塗料が提案されている(特許文献4)。しかし、これらの塗料は有色であるため、塗膜の透明性を維持するために膜厚を薄くしなければならず、耐久性の面でも問題があった。
また、少量で導電性を発揮するカーボンナノチューブを含有し、透明性に優れた帯電防止性塗料も従来提案されており、例えば、紫外線硬化性樹脂中にカーボンナノチューブ、アミン変性アクリルポリマーおよび光重合開始剤を配合した紫外線硬化型導電性塗料が提案されている(特許文献5)。この紫外線硬化型導電性塗料は、紫外線硬化型樹脂を使用しているため耐溶剤性・耐水性に優れているが、塗料中にカーボンナノチューブを均一に分散するためには、カーボンナノチューブを有機溶剤に分散させた分散液を得た後、紫外線硬化性樹脂と混合する必要があり、塗料の製造工程が煩雑である。また、丈夫な塗膜を形成させるためには、カーボンナノチューブ及び有機溶剤を含んだ塗料を基材に塗工後、溶剤を十分除いた後、紫外線を照射することが必要となるが、有機溶剤の蒸発による作業環境の悪化は避けられない。
本発明は、導電性物質としてカーボンナノチューブを含有した活性エネルギー線硬化型帯電防止性組成物であって、硬化皮膜形成時に有機溶剤の飛散による環境悪化の問題がなく、かつ、少量のカーボンナノチューブを含有するだけでも高度の帯電防止性を発揮できるものを提供することを目的とする。
本発明者は、上記目的の下に鋭意研究した結果、有機溶剤の代わりに水性溶媒を使用するとともに、活性エネルギー線硬化型樹脂として水分散性のものを使用し、該樹脂のカーボンナノチューブに対する配合量を一定の範囲にすることにより、上記目的を達成し得ることを見出し、本発明を完成するに至った。
本発明の一局面によれば、水性溶媒中に水分散性活性エネルギー線硬化型樹脂及びカーボンナノチューブを少なくとも含有してなり、カーボンナノチューブの含有量の水分散性活性エネルギー線硬化型樹脂の含有量に対する百分率が0.1〜10質量%である活性エネルギー線硬化型帯電防止性組成物が提供される。
また、本発明の他の局面によれば、上記本発明の活性エネルギー線硬化型帯電防止性組成物を含有する帯電防止用塗料が提供される。
本発明の活性エネルギー線硬化型帯電防止性組成物は、適当な基材に塗工して乾燥した後、紫外線等の活性エネルギー線を照射して硬化させることで、帯電防止性皮膜を形成することができる。
本発明によれば、活性エネルギー線硬化型帯電防止性組成物の溶媒として水性溶媒を使用しているので、塗膜形成時に有機溶剤の飛散による作業環境の悪化の恐れはなく、また、活性エネルギー線を用いて硬化させることができるので、硬化皮膜形成時の作業性もよい。
また、本発明によれば、活性エネルギー線硬化型帯電防止性組成物の硬化性成分として水分散性活性エネルギー線硬化型樹脂を使用しているので、組成物の調製時や組成物の基材への塗工時の作業性も良く、また、塗工された皮膜の表面硬化性も良いので、硬化皮膜の耐水性、耐擦過性を確保でき、更には、少量のカーボンナノチューブを配合するだけで高い導電性を発揮でき、その結果、硬化皮膜の透明性も高く維持できる。
硬化性成分として水分散性活性エネルギー線硬化型樹脂を用いた本発明の組成物は、水溶性の活性エネルギー線硬化型樹脂を用いた組成物よりも、カーボンナノチューブの濃度が低い領域で高い帯電防止効果を達成できる点で大きな技術的効果を備えている。その理由は定かではないが、カーボンナノチューブが水分散性樹脂の粒子間に形成される空隙に局在化するため、水溶性樹脂と混合した場合よりも、塗工された皮膜中でカーボンナノチューブ同士の接触機会が増えるためと考えられる。
以下、本発明を更に詳細に説明する。
本発明の活性エネルギー線硬化型帯電防止性組成物は、水性溶媒中に、硬化性成分として水分散性活性エネルギー線硬化型樹脂、導電性成分としてカーボンナノチューブを含有してなり、必要に応じてその他の成分を含有してもよい。
1.水分散性活性エネルギー線硬化型樹脂
本発明で使用する水分散性活性エネルギー線硬化型樹脂は、紫外線、X線、γ線などの活性エネルギー線の照射によって硬化する樹脂であって、水に分散可能なものであれば特に限定されない。かかる水分散性活性エネルギー線硬化型樹脂の好ましい例としては、1分子中に2個以上の(メタ)アクリロイル基を含有する多官能性樹脂が挙げられる。かかる多官能性樹脂の具体例としては、、ウレタンアクリレート、エポキシアクリレート、エステルアクリレート等が挙げられる。これらの内、皮膜の密着性、柔軟性の観点からウレタンアクリレートが好ましい。かかる水分散性活性エネルギー線硬化型樹脂は、通常、分散剤や乳化剤によって水中に分散された形態のものとして入手でき、多くの場合、乳化重合して得られたO/W型エマルション形態の樹脂として入手できる。したがって、水分散性活性エネルギー線硬化型樹脂の分散媒は、後述する本発明の水性媒体の一部又は全部を構成してもよい。
本発明で使用する水分散性活性エネルギー線硬化型樹脂は、紫外線、X線、γ線などの活性エネルギー線の照射によって硬化する樹脂であって、水に分散可能なものであれば特に限定されない。かかる水分散性活性エネルギー線硬化型樹脂の好ましい例としては、1分子中に2個以上の(メタ)アクリロイル基を含有する多官能性樹脂が挙げられる。かかる多官能性樹脂の具体例としては、、ウレタンアクリレート、エポキシアクリレート、エステルアクリレート等が挙げられる。これらの内、皮膜の密着性、柔軟性の観点からウレタンアクリレートが好ましい。かかる水分散性活性エネルギー線硬化型樹脂は、通常、分散剤や乳化剤によって水中に分散された形態のものとして入手でき、多くの場合、乳化重合して得られたO/W型エマルション形態の樹脂として入手できる。したがって、水分散性活性エネルギー線硬化型樹脂の分散媒は、後述する本発明の水性媒体の一部又は全部を構成してもよい。
水分散性活性エネルギー線硬化型樹脂のうち、紫外線で容易に硬化する紫外線硬化型樹脂が好ましい。紫外線硬化型樹脂の具体例としては、ユニディックV7000シリーズWMV−118(商品名;DIC株式会社製)、UCECOAT 7655、7849、7571(いずれも商品名;ダイセル・オルネクス株式会社製)、ビームセットEM90、EM92(いずれも商品名;荒川化学株式会社製) Miramer WS2600、WS4000(いずれも商品名;Miwon Specialty Chemical Co.,Ltd製)などが挙げられる。
上記のように、本発明では、硬化性成分として水分散性活性エネルギー線硬化型樹脂を使用することとしたので、溶剤系の紫外線硬化型樹脂を使用した場合のような溶剤の飛散による作業環境の悪化は防止され、また、同じ水系である水溶性紫外線硬化型樹脂を使用した場合よりも硬化性が良く、硬化皮膜の耐水性及び耐溶剤性も向上し、かつ、少量のカーボンナノチューブで高い導電性が達成できるので、皮膜の透明性も向上するという利点が得られる。
水分散性活性エネルギー線硬化型樹脂の配合量は、本発明の活性エネルギー線硬化型帯電防止性組成物の全量100質量%に対して、通常0.1〜30質量%であり、好ましくは0.5〜20質量%であり、より好ましくは1〜10質量%である。
2.カーボンナノチューブ
カーボンナノチューブとしては、本発明の組成物の透明性及び導電性を確保することができれば特に制限されず、多層カーボンナノチューブ及び単層カーボンナノチューブの何れも使用できるが、単層カーボンナノチューブの方が少量でより高い導電性を発揮でき、透明性の確保の点でも有利なことから好ましく使用される。また、カーボンナノチューブは導電性の点からはある程度の長さが必要であるが、長すぎると分散が難しくなるため、カーボンナノチューブの好ましい長さは1μm〜3mmであり、より好ましくは長さ100μm以上のものであり、特に好ましい長さは100μm〜1mmである。
カーボンナノチューブとしては、本発明の組成物の透明性及び導電性を確保することができれば特に制限されず、多層カーボンナノチューブ及び単層カーボンナノチューブの何れも使用できるが、単層カーボンナノチューブの方が少量でより高い導電性を発揮でき、透明性の確保の点でも有利なことから好ましく使用される。また、カーボンナノチューブは導電性の点からはある程度の長さが必要であるが、長すぎると分散が難しくなるため、カーボンナノチューブの好ましい長さは1μm〜3mmであり、より好ましくは長さ100μm以上のものであり、特に好ましい長さは100μm〜1mmである。
本発明において、カーボンナノチューブは、水性溶媒中に均一に分散するように予め分散剤で処理されたものであってもよい。分散剤としては、イオン性界面活性剤、水溶性高分子等を使用できるが、このうち、アニオン性界面活性剤及びアニオン性水溶性高分子が好ましく用いられ、アニオン性界面活性剤が特に好ましく使用される。アニオン性界面活性剤を使用する場合、カウンターイオンは特に限定されないが、本発明の組成物と電子部品との接触が考えられる場合、カウンターイオンとしてアルカリ金属イオン以外のもの、例えばアンモニウムイオン、トリメチルアミンなどを使用することが好ましい。
アニオン性界面活性剤のうち、アルキル硫酸エステル塩、ポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸エステル塩、アルキルベンゼンスルフォン酸塩、ナフタレンスルフォン酸ホルマリン縮合物などの硫酸塩系のものが好ましく使用できる。アルキル硫酸エステル塩の具体例としては、エマール0、エマール40(何れも商品名:花王株式会社製)などが挙げられる。ポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸エステル塩の具体例としては、エマール20C、エマールD3D(何れも商品名:花王株式会社製)、ハイテノールPS06、ハイテノールTM07、ハイテノールLA10、ハイテノール08E、ハイテノールNF08、アクアロンKH10(何れも商品名:第一工業製薬製)、ニューコール1020SN、ニューコール2308SF、ニューコール1330SF(何れも商品名:日本乳化剤株式会社製)が挙げられる。アルキルベンゼンスルフォン酸塩の具体例としては、ネオペレックスGS、ネオペレックスNBL、ネオペレックスTR(何れも商品名:花王株式会社製)、ネオゲンSCF、ネオゲンAO90、アクアロンBC0515、アクアロンBC20(何れも商品名:第一工業製薬製)が挙げられる。ナフタレンスルフォン酸ホルマリン縮合物の具体例としては、デモールN、デモールT、デモールMS、デモールSNB(何れも商品名:花王株式会社製)、ニューコール707SN ニューコール714SF(何れも商品名:日本乳化剤株式会社製)が挙げられる。
本発明において、カーボンナノチューブは水分散体の形態のものを好ましく使用できる。カーボンナノチューブは水分散体の分散媒は、後述する本発明の水性媒体の一部又は全部を構成してもよい。カーボンナノチューブの水分散体を得る方法に特に制約はないが、例えば、ボールミル、サンドミル、ビーズミル、ホモミキサー、超音波分散機、ジェットミル、ナノマイザー等の分散機を用いて水中に分散することができる。このうち、ジェットミル及びナノマイザーはメディアを使用しない分散機であり、メディアから出る粉砕粉等が発生せず、また過度のせん断力がかかり難いためカーボンナノチューブの分散に適している。
また、分散する際のカーボンナノチューブの濃度が高いと分散液が高粘度になるため、分散が生じにくい現象が起こり、この時に無理やり過度なせん断力や長時間分散を行うと、カーボンナノチューブの切断等が起こることがある。このため、分散時のカーボンナノチューブの濃度は2質量%以下、好ましくは1質量%以下であることが好ましい。分散条件はカーボンナノチューブの分散状態を見ながら決めることが好ましい。
本発明の組成物によって形成される帯電防止性の硬化皮膜の表面抵抗率は106〜109Ω/□であることが好ましく、同硬化皮膜の透明性は、基材フィルムに4mill厚で塗工した場合の全光線透過率の低下率にて5%以内を満たすことが好ましい。この要求を満たすために、本発明の組成物中におけるカーボンナノチューブの含有量は、水分散性活性エネルギー線硬化型樹脂の含有量に対する百分率(質量基準)で、0.1〜10質量%であることが必要であり、0.5〜4質量%であることが好ましい。上記百分率が0.1質量%未満の場合、本発明の組成物によって形成される硬化皮膜の導電性が十分でなくなり、十分な帯電防止性が得られなくなる。一方、上記百分率が10質量%を超えると、本発明の組成物によって形成される硬化皮膜の透明性が低下し、硬化皮膜を擦った際に該皮膜からカーボンナノチューブが剥離する恐れが生じる。なお、硬化皮膜の耐溶剤性を確保するためには、上記百分率が4質量%以下であることが好ましい。
3.水性溶媒
水性溶媒は、脱イオン水、イオン交換水、蒸留水、水道水等の水から構成されるが、必要に応じて、水以外にメタノール、エタノール、プロパノール、グリセリン等のアルコール系溶剤などの水溶性有機溶剤を含有してもよい。上記水分散性活性エネルギー線硬化型樹脂が水分散体またはO/W型エマルションの形態であり、上記カーボンナノチューブが水分散体の形態である場合、水性溶媒の全部又は一部が、これらの水分散体またはO/W型エマルションの分散媒から構成されてもよい。
水性溶媒は、脱イオン水、イオン交換水、蒸留水、水道水等の水から構成されるが、必要に応じて、水以外にメタノール、エタノール、プロパノール、グリセリン等のアルコール系溶剤などの水溶性有機溶剤を含有してもよい。上記水分散性活性エネルギー線硬化型樹脂が水分散体またはO/W型エマルションの形態であり、上記カーボンナノチューブが水分散体の形態である場合、水性溶媒の全部又は一部が、これらの水分散体またはO/W型エマルションの分散媒から構成されてもよい。
本発明の活性エネルギー線硬化型帯電防止性組成物における水性溶媒の量は、水分散性活性エネルギー線硬化型樹脂、カーボンナノチューブ及びその他の成分を均一に分散でき、かつ、塗布装置で基材に均一に塗布可能で、塗布後の乾燥も容易に行える量であれば特に限定されず、活性エネルギー線硬化型帯電防止性組成物の全量100質量%に対して通常70〜99.9質量%であり、好ましくは80〜99.5質量%であり、より好ましくは90〜99質量%である。
4. 重合開始剤
本発明の活性エネルギー線硬化型帯電防止性組成物は、上記成分以外に、硬化性を高めるために重合開始剤を含有してもよい。
重合開始剤としては、上記水分散性活性エネルギー線硬化型樹脂の活性エネルギー線照射時の重合を促進するものであれば特に限定されず、例えば、1−[4−(2−ヒドロキシエトキシ)−フェニル]−2−ヒドロキシ−2−メチル−1−プロパン−1−オン、オリゴ[2−ヒドロキシ−2−メチル−1−(4−(1−メチルビニル)フェニル)プロパノン]等が挙げられる。
重合開始剤の含有量は、活性エネルギー線硬化型帯電防止性組成物中に含まれる水分散性活性エネルギー線硬化型樹脂100質量部に対して0.1〜30質量%が好ましく、1〜10質量%がより好ましい。
本発明の活性エネルギー線硬化型帯電防止性組成物は、上記成分以外に、硬化性を高めるために重合開始剤を含有してもよい。
重合開始剤としては、上記水分散性活性エネルギー線硬化型樹脂の活性エネルギー線照射時の重合を促進するものであれば特に限定されず、例えば、1−[4−(2−ヒドロキシエトキシ)−フェニル]−2−ヒドロキシ−2−メチル−1−プロパン−1−オン、オリゴ[2−ヒドロキシ−2−メチル−1−(4−(1−メチルビニル)フェニル)プロパノン]等が挙げられる。
重合開始剤の含有量は、活性エネルギー線硬化型帯電防止性組成物中に含まれる水分散性活性エネルギー線硬化型樹脂100質量部に対して0.1〜30質量%が好ましく、1〜10質量%がより好ましい。
5. その他の成分
本発明の活性エネルギー線硬化型帯電防止性組成物は、上記成分に以外に、活性エネルギー線硬化型の塗料に一般的に使用されている添加剤を含有してもよい。かかる添加剤としては、例えば、顔料、レベリング剤、消泡剤、紫外線吸収剤、光安定剤、光増感剤、増粘剤等が挙げられる。
本発明の活性エネルギー線硬化型帯電防止性組成物は、上記成分に以外に、活性エネルギー線硬化型の塗料に一般的に使用されている添加剤を含有してもよい。かかる添加剤としては、例えば、顔料、レベリング剤、消泡剤、紫外線吸収剤、光安定剤、光増感剤、増粘剤等が挙げられる。
6.帯電防止性組成物の製造方法
本発明の活性エネルギー線硬化型帯電防止性組成物の製造方法は、水性溶媒中に、水分散性活性エネルギー線硬化型樹脂及びカーボンナノチューブ、並びに必要に応じて重合開始剤又はその他の成分を均一に混合できる方法であれば、特に限定されない。例えば、カーボンナノチューブの水分散液と、水分散性活性エネルギー線硬化型樹脂の水分散液又はO/W型エマルションとを混合し、必要に応じて該混合物に適量の水性溶媒を添加した後、該混合物を均一にすることにより製造できる。混合機としては、カーボンナノチューブの水分散体を得るための分散機として上記したものを使用でき、このうち、ジェットミル及びナノマイザーが好ましく使用できる。
本発明の活性エネルギー線硬化型帯電防止性組成物の製造方法は、水性溶媒中に、水分散性活性エネルギー線硬化型樹脂及びカーボンナノチューブ、並びに必要に応じて重合開始剤又はその他の成分を均一に混合できる方法であれば、特に限定されない。例えば、カーボンナノチューブの水分散液と、水分散性活性エネルギー線硬化型樹脂の水分散液又はO/W型エマルションとを混合し、必要に応じて該混合物に適量の水性溶媒を添加した後、該混合物を均一にすることにより製造できる。混合機としては、カーボンナノチューブの水分散体を得るための分散機として上記したものを使用でき、このうち、ジェットミル及びナノマイザーが好ましく使用できる。
7.帯電防止性組成物の皮膜形成方法
本発明の活性エネルギー線硬化型帯電防止性組成物を基材に塗工し、該塗工層から水性溶媒を蒸発させ乾燥させた後、該塗工層に活性エネルギー線を照射することにより、該基材上に帯電防止性の皮膜を形成することができる。塗工方法としては、基材上にむらなく0.1〜10μmの皮膜を形成できるものであれば特に限定されず。例えば、スプレー、ロール、バーコーター、インクジェット等が挙げられる。本発明の活性エネルギー線硬化型帯電防止性組成物の不揮発分濃度は、塗工時の作業性の観点から、組成物全量を100質量%とした場合に、通常0.1〜30質量%であり、好ましくは0.5〜20質量%であり、より好ましくは1〜10質量%である。
本発明の活性エネルギー線硬化型帯電防止性組成物を基材に塗工し、該塗工層から水性溶媒を蒸発させ乾燥させた後、該塗工層に活性エネルギー線を照射することにより、該基材上に帯電防止性の皮膜を形成することができる。塗工方法としては、基材上にむらなく0.1〜10μmの皮膜を形成できるものであれば特に限定されず。例えば、スプレー、ロール、バーコーター、インクジェット等が挙げられる。本発明の活性エネルギー線硬化型帯電防止性組成物の不揮発分濃度は、塗工時の作業性の観点から、組成物全量を100質量%とした場合に、通常0.1〜30質量%であり、好ましくは0.5〜20質量%であり、より好ましくは1〜10質量%である。
塗工する基材としては、ガラス製またはプラスチック製の透明なシートやフィルムなどが挙げられる。プラスチックとしては、例えば、アクリル樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポリエステル樹脂、ポリエチレン樹脂、ポリプロピレン樹脂、ポリ塩化ビニル樹脂、ポリ塩化ビニリデン樹脂、ポリビニルアセタール樹脂、ポリスチレン樹脂、ABS樹脂、ポリアミド樹脂等が挙げられる。
以下、本発明を実施例及び比較例により詳細に説明するが、本発明はこの実施例のみに限定されるものではない。
製造例1(カーボンナノチューブ水分散体−1の作製)
カーボンナノチューブ「KH−SWCNT HP」(商品名;KH Chemicals社製)0.03g、分散剤「アクアロンBC0515」(商品名;第一工業製薬(株)製)0.20g及び水29.77gを混合し、ナノマイザー(吉田機械興業(株)製)にて80MPaの吐出圧で分散し、カーボンナノチューブ水分散体−1を得た。なお、カーボンナノチューブ「KH−SWCNT HP」の長さは5〜50μmである。
カーボンナノチューブ「KH−SWCNT HP」(商品名;KH Chemicals社製)0.03g、分散剤「アクアロンBC0515」(商品名;第一工業製薬(株)製)0.20g及び水29.77gを混合し、ナノマイザー(吉田機械興業(株)製)にて80MPaの吐出圧で分散し、カーボンナノチューブ水分散体−1を得た。なお、カーボンナノチューブ「KH−SWCNT HP」の長さは5〜50μmである。
製造例2(カーボンナノチューブ水分散体−2の作製)
カーボンナノチューブ「KH−SWCNT HP」(商品名;KH Chemicals社製)0.03g、分散剤「ネオペレックスGS」(商品名;花王株式会社製)0.06g及び水29.91gを混合し、ナノマイザー(吉田機械興業(株)製)にて80MPaの吐出圧で分散し、カーボンナノチューブ水分散体−2を得た。なお、カーボンナノチューブ「KH−SWCNT HP」の長さは5〜50μmである。
カーボンナノチューブ「KH−SWCNT HP」(商品名;KH Chemicals社製)0.03g、分散剤「ネオペレックスGS」(商品名;花王株式会社製)0.06g及び水29.91gを混合し、ナノマイザー(吉田機械興業(株)製)にて80MPaの吐出圧で分散し、カーボンナノチューブ水分散体−2を得た。なお、カーボンナノチューブ「KH−SWCNT HP」の長さは5〜50μmである。
製造例3(カーボンナノチューブ水分散体−3の作製)
カーボンナノチューブ「スーパーグロースCNT」(商品名;日本ゼオン(株)製)0.03g、分散剤「アクアロンBC0515」(商品名;第一工業製薬(株)製)0.50g及び水29.47gを混合し、ナノマイザー(吉田機械興業(株)製)にて80MPaの吐出圧で分散し、カーボンナノチューブ水分散体−3を得た。なお、カーボンナノチューブ「スーパーグロースCNT」の長さは数100μm〜数mmである。
カーボンナノチューブ「スーパーグロースCNT」(商品名;日本ゼオン(株)製)0.03g、分散剤「アクアロンBC0515」(商品名;第一工業製薬(株)製)0.50g及び水29.47gを混合し、ナノマイザー(吉田機械興業(株)製)にて80MPaの吐出圧で分散し、カーボンナノチューブ水分散体−3を得た。なお、カーボンナノチューブ「スーパーグロースCNT」の長さは数100μm〜数mmである。
製造例4(カーボンナノチューブ水分散体−4の作製)
カーボンナノチューブ「スーパーグロースCNT」(商品名;日本ゼオン(株)製)0.15g、分散剤「アクアロンBC0515」(商品名;第一工業製薬(株)製)2.5g及び水27.35gを混合し、ナノマイザー(吉田機械興業(株)製)にて80MPaの吐出圧で分散し、カーボンナノチューブ水分散体−4を得た。なお、カーボンナノチューブ「スーパーグロースCNT」の長さは数100μm〜数mmである。
カーボンナノチューブ「スーパーグロースCNT」(商品名;日本ゼオン(株)製)0.15g、分散剤「アクアロンBC0515」(商品名;第一工業製薬(株)製)2.5g及び水27.35gを混合し、ナノマイザー(吉田機械興業(株)製)にて80MPaの吐出圧で分散し、カーボンナノチューブ水分散体−4を得た。なお、カーボンナノチューブ「スーパーグロースCNT」の長さは数100μm〜数mmである。
実施例1〜10、比較例1〜4
(1)紫外線硬化型組成物の調製
表1に示す配合割合でカーボンナノチューブ水分散体と紫外線硬化型樹脂と重合開始剤とを混合して紫外線硬化型組成物を得た。得られた組成物を厚さ50μmのPETシートに4millバーコーターで塗布し、乾燥後、高圧水銀灯F300S(商品名;フュージョンUVシステムズ・ジャパン(株)製)にて硬化させた。得られた硬化皮膜を下記測定方法で評価した。結果を表1に示す。
(1)紫外線硬化型組成物の調製
表1に示す配合割合でカーボンナノチューブ水分散体と紫外線硬化型樹脂と重合開始剤とを混合して紫外線硬化型組成物を得た。得られた組成物を厚さ50μmのPETシートに4millバーコーターで塗布し、乾燥後、高圧水銀灯F300S(商品名;フュージョンUVシステムズ・ジャパン(株)製)にて硬化させた。得られた硬化皮膜を下記測定方法で評価した。結果を表1に示す。
(2)硬化皮膜の評価
(2−1)導電性の評価
得られた硬化皮膜の表面抵抗率(単位:Ω/□)を表面抵抗率測定機ハイレスタMCP−HT450(商品名;(株)三菱化学アナリテック製)で測定し、下記の基準で評価した。
A:表面抵抗率<1×106
B:1×106≦表面抵抗率<1×107
C:1×107≦表面抵抗率<1×108
D:1×108≦表面抵抗率<1×109
E:1×109≦表面抵抗率<1×1010
F:1×1010≦表面抵抗率
(2−1)導電性の評価
得られた硬化皮膜の表面抵抗率(単位:Ω/□)を表面抵抗率測定機ハイレスタMCP−HT450(商品名;(株)三菱化学アナリテック製)で測定し、下記の基準で評価した。
A:表面抵抗率<1×106
B:1×106≦表面抵抗率<1×107
C:1×107≦表面抵抗率<1×108
D:1×108≦表面抵抗率<1×109
E:1×109≦表面抵抗率<1×1010
F:1×1010≦表面抵抗率
(2−2)透明性の評価
厚さ50μmのPETシートの組成物塗工前の全光線透過率及び硬化皮膜形成後の全光線透過率を紫外可視分光光度計UV2450(商品名;島津製作所製)にて測定し、それぞれの550nmの透過率から下記式に従って透過率低下度を計算し、下記の基準で評価した。
透過率低下度(%)=(T0−T1)/T0×100
(式中、T0はPETシートの透過率、T1は硬化皮膜形成後のPETシートの透過率である。)
○:透過率低下度≦5%
×:5%<透過率低下度
厚さ50μmのPETシートの組成物塗工前の全光線透過率及び硬化皮膜形成後の全光線透過率を紫外可視分光光度計UV2450(商品名;島津製作所製)にて測定し、それぞれの550nmの透過率から下記式に従って透過率低下度を計算し、下記の基準で評価した。
透過率低下度(%)=(T0−T1)/T0×100
(式中、T0はPETシートの透過率、T1は硬化皮膜形成後のPETシートの透過率である。)
○:透過率低下度≦5%
×:5%<透過率低下度
(2−3)耐水性
クロックメータに水で湿らせた布を付け、得られた硬化皮膜の表面を5回擦り、下記の基準で評価した。
×:布が明らかに着色する
△:布にやや着色を感じる
○:布は全く変化しない
クロックメータに水で湿らせた布を付け、得られた硬化皮膜の表面を5回擦り、下記の基準で評価した。
×:布が明らかに着色する
△:布にやや着色を感じる
○:布は全く変化しない
(2−4)耐擦過性
クロックメータに乾いた布を付け、得られた硬化皮膜の表面を5回擦り、下記の基準で評価した。
×:布が明らかに着色する
△:布にやや着色を感じる
○:布は全く変化しない
クロックメータに乾いた布を付け、得られた硬化皮膜の表面を5回擦り、下記の基準で評価した。
×:布が明らかに着色する
△:布にやや着色を感じる
○:布は全く変化しない
尚、表1に記載の原材料の詳細は下記のとおりである。
・ユニディックWMV−118(商品名):DIC株式会社製ウレタンアクリレート、不揮発分40質量%
・UCECOAT7655(商品名):ダイセル・オルネクス株式会社製ウレタンアクリレート、不揮発分35質量%
・ATM35E(商品名):新中村化学工業株式会社製アルコキシ化ペンタエリスリトールアクリレート
・イルガーキュア2959(商品名):BASFジャパン株式会社製
・SB−PI 701(商品名):Shuang−Bang Industrial Corp.製
・ユニディックWMV−118(商品名):DIC株式会社製ウレタンアクリレート、不揮発分40質量%
・UCECOAT7655(商品名):ダイセル・オルネクス株式会社製ウレタンアクリレート、不揮発分35質量%
・ATM35E(商品名):新中村化学工業株式会社製アルコキシ化ペンタエリスリトールアクリレート
・イルガーキュア2959(商品名):BASFジャパン株式会社製
・SB−PI 701(商品名):Shuang−Bang Industrial Corp.製
表1の結果から下記のことが判る。水分散性紫外線硬化型樹脂にカーボンナノチューブを本発明で規定される比率で配合した実施例1〜10の組成物は、帯電防止性、透明性、耐水性及び耐擦過性が良好であった。特に、カーボンナノチューブの含有量の水分散性活性エネルギー線硬化型樹脂の含有量に対する百分率が0.5〜4質量%である実施例1〜7の組成物は、帯電防止性及び耐水性の両者に優れていた。これに対し、水分散性紫外線硬化型樹脂の代わりに水溶性紫外線硬化型樹脂を用いた比較例1の組成物は、耐水性及び耐擦過性が劣り、帯電防止性が実施例8と同程度に止まり、同様に水分散性紫外線硬化型樹脂の代わりに水溶性紫外線硬化型樹脂を用いた比較例3の組成物は、耐水性及び耐擦過性が劣り、帯電防止性も実施例8より大幅に劣った。また、カーボンナノチューブの含有量が本発明の範囲より低い比較例2の組成物は、帯電防止性が劣った。カーボンナノチューブの含有量が本発明の範囲より多い比較例4の組成物は、透明性が劣った。以上から、本発明では硬化性成分として水分散性紫外線硬化型樹脂を用いることにより、硬化皮膜の耐水性及び耐擦過性が改善されるだけなく、カーボンナノチューブによる導電性を効率よく発現させることができ、硬化皮膜に透明性を損なうことなく高度の帯電防止性を付与できることが示された。
本発明の活性エネルギー線硬化型帯電防止性組成物は、カーボンナノチューブを少量含有するだけで透明性と帯電防止性に優れた硬化皮膜を形成することができるので、帯電防止用塗料として広く利用できる。
Claims (4)
- 水性溶媒中に水分散性活性エネルギー線硬化型樹脂及びカーボンナノチューブを少なくとも含有してなり、カーボンナノチューブの含有量の水分散性活性エネルギー線硬化型樹脂の含有量に対する百分率が0.1〜10質量%である活性エネルギー線硬化型帯電防止性組成物。
- カーボンナノチューブの含有量の水分散性活性エネルギー線硬化型樹脂の含有量に対する百分率が0.5〜4質量%である、請求項1に記載の活性エネルギー線硬化型帯電防止性組成物。
- 前記カーボンナノチューブの長さは100μm以上である、請求項1または2に記載の活性エネルギー線硬化型帯電防止組成物。
- 請求項1〜3の何れか1項に記載の活性エネルギー線硬化型帯電防止性組成物を含有する帯電防止用塗料。
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-
2014
- 2014-10-27 JP JP2014218404A patent/JP2016084423A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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