JP2016083632A - 間欠塗工装置の弁体制御方法 - Google Patents

間欠塗工装置の弁体制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】弁体の組付け誤差の影響を排除して、良好に間欠塗工を行うことが可能な間欠塗工装置の弁体制御方法を提供する。
【解決手段】弁体44,54を開位置に移動させて全開の状態にして塗工液を送り出して弁装置23の上流側の圧力を計測し、その後、弁体44,54を徐々に閉じて循環圧力P1が閾値α1以上及び還流圧力P2が閾値α2以上となった時点の弁体44,54の位置を閉仮原点とする閉仮原点設定処理と、閉仮原点設定処理を繰り返し実施し、前回の閉仮原点との差が許容値β以下となった時点の弁体44,54の位置を閉位置の原点である閉原点とする閉原点設定処理と、を含む。
【選択図】図1

Description

本発明は、基材に対して塗工液を間欠的に吹き付ける間欠塗工装置の弁体制御方法に関する。
燃料と酸化剤の電気化学反応によって発電する燃料電池は、電解質膜に電極を備える。この電極は、触媒を担持したカーボン粒子等を電解質樹脂と共にバインダーに分散させた触媒ペーストを塗布することで形成される。触媒ペーストからなる塗工液は、電解質膜からなる基材に対して間欠塗工を行うことで無駄なく塗布される(例えば、特許文献1から3参照)。
特許文献1の技術では、循環バルブを閉止しつつ供給バルブを開放すると、貯留タンクから送出された塗工液は供給配管の全体にわたって流れ、塗工ノズルへと供給される。制御部は、循環バルブおよび供給バルブの開閉を制御して間欠塗工を実行させるとともに、圧力計が、塗工時には供給配管内の圧力を測定し、非塗工時には循環配管内の圧力を測定した測定結果に基づいて圧損調整部を制御する。
また、特許文献2の技術では、間欠型定容量ポンプは定容量の塗布液を吐出する定容量ポンプとしてタンクに一定圧力を付加し、吸引用弁を開、吐出用弁を閉状態にしておきピストンの上昇速度が一定速度に達したら、吐出用弁を開き、この時、吸引用弁、吐出用弁が共に開であることから定容量供給動作と定圧力の塗布液の供給が実現する。
さらに、特許文献3の技術では、塗工液をダイへ供給・吸引する可変式弁体と、余分な塗工液を還流路へ戻し、かつダイと還流路に分岐する体積調整機能も兼ねている還流用弁体を有し、これらの弁体を開位置と閉位置(弁座と密着し、液漏れが無い位置)との間を動作させることで間欠塗工する。
特開2014−61460号公報 特開2000−334355号公報 特開2011−83719号公報
ところで、間欠塗工するためにはダイから吐出される塗工液である触媒インクの吐出量を制御することが重要である。そのために、間欠バルブを用いて触媒インクを吸引・吐出しているが、間欠バルブは、弁座に対して弁体の組付け後の位置を保証できないため、組付け誤差が生じているおそれがある。このように、間欠バルブに弁体の組付け誤差が生じていると、触媒インクの吸引・吐出の高精度な制御が困難となり、良好に間欠塗工できなくなるおそれがある。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、弁体の組付け誤差の影響を排除して、良好に間欠塗工を行うことが可能な間欠塗工装置の弁体制御方法を提供することを目的としている。
上記目的を達成するために、本発明の間欠塗工装置の弁体制御方法は、
弁座に対して接触した閉位置と離間した開位置との間で弁体を移動させる弁装置を開閉制御し、被塗工物に対して塗工液を間欠的に吐出して塗布する間欠塗工装置の弁体制御方法であって、
前記弁体を開位置に移動させて全開の状態にして塗工液を送り出して前記弁装置の上流側の圧力を計測し、その後、前記弁体を徐々に閉じて前記圧力が閾値以上となった時点の前記弁体の位置を閉仮原点とする閉仮原点設定処理と、
前記閉仮原点設定処理を繰り返し実施し、前回の閉仮原点との差が許容値以下となった時点の前記弁体の位置を閉位置の原点である閉原点とする閉原点設定処理と、を含む。
この間欠塗工装置の弁体制御方法によれば、弁体の閉位置の原点である閉原点を高精度にかつ常に安定して同じ位置に設定することができる。これにより、弁体に組付け誤差が生じていたとしても、弁体の組付け誤差の影響を排除することができ、よって、間欠塗工を良好に行うことができる。
本発明の間欠塗工装置の弁体制御方法によれば、弁体の組付け誤差の影響を排除して、良好に間欠塗工を行うことができる。
本実施形態に係る間欠塗工装置の構成を説明する概略配管図である。 供給用バルブ部及び還流用バルブ部の弁体の動きを説明する模式図である。 弁体の動きに伴うダイからの触媒インクの吐出タイミングを示すチャート図である。 弁体の閉位置及び開位置を示す模式図である。 弁体のマイナス側への組付け誤差を説明する模式図である。 弁体のプラス側への組付け誤差を説明する模式図である。
以下、本発明に係る間欠塗工装置の弁体制御方法の実施形態について図面を参照して説明する。
まず、本実施形態に係る弁体制御方法が適用される間欠塗工装置について説明する。
図1は、本実施形態に係る間欠塗工装置の構成を説明する概略配管図である。
図1に示すように、間欠塗工装置10は、ダイ11を備えており、所定の搬送速度で搬送される電解質膜(被塗工物)1の表面に対して、触媒インク(塗工液)Iをダイ11から間欠的に吐出させて塗布する。これにより、電解質膜1の表面には、その搬送方向に一列に配列された複数の触媒インクIの塗布膜が連続して形成される。なお、触媒インクIとは、燃料電池用の触媒を担持する導電性粒子(例えば白金担持カーボン)と、電解質膜1と同じまたは類似の電解質とを有機溶媒や無機溶媒によって分散させた粒体分散溶液である。
間欠塗工装置10は、ダイ11のほかに、タンク21及び弁装置23を備えている。タンク21には、触媒インクIが貯留されている。タンク21の底部には、ポンプ31及び圧力計32を有する送出管33が接続されている。送出管33は、その下流側が弁装置23に接続されている。
弁装置23は、供給用バルブ部41と、還流用バルブ部51とを有している。供給用バルブ部41は、シリンダ42と、このシリンダ42の内周に設けられた弁座43と、シリンダ42内で軸方向へ移動可能に設けられた弁体44とを備えている。弁体44には、ロッド45が接続されており、このロッド45は、例えば、サーボモータなどの駆動力源を備えた弁駆動機構46によって進退される。そして、弁駆動機構46によってロッド45が進退されると、弁体44は、弁座43に密着した閉位置と弁座43から離間した開位置との間を所定のリフト量Lだけ移動する。供給用バルブ部41は、弁体44が閉位置に配置されて弁座43に密着すると、流路が閉ざされた閉状態となり、弁体44が開位置に配置されて弁座43から離間すると、流路が開かれた開状態となる。同様に、還流用バルブ部51は、シリンダ52と、このシリンダ52の内周に設けられた弁座53と、シリンダ52内で軸方向へ移動可能に設けられた弁体54とを備えている。弁体54には、ロッド55が接続されており、このロッド55は、例えば、サーボモータなどの駆動力源を備えた弁駆動機構56によって進退される。そして、弁駆動機構56によってロッド55が進退されると、弁体54は、弁座53に密着した閉位置と弁座53から離間した開位置との間を所定のリフト量Lだけ移動する。還流用バルブ部51は、弁体54が閉位置に配置されて弁座53に密着すると、流路が閉ざされた閉状態となり、弁体54が開位置に配置されて弁座53から離間すると、流路が開かれた開状態となる。
供給用バルブ部41及び還流用バルブ部51のシリンダ42,52の一端側は、連通部61によって互いに連通されており、この連通部61に、送出管33が接続されている。
供給用バルブ部41のシリンダ42の他端側には、供給管62の一端が接続されている。この供給管62の他端は、ダイ11に接続されている。また、還流用バルブ部51のシリンダ52の他端側には、還流管63の一端が接続されている。この還流管63の他端は、タンク21に接続されている。
間欠塗工装置10は、循環路64を有している。この循環路64は、一端がダイ11に接続され、他端がタンク21に接続されている。この循環路64には、循環バルブ65が設けられており、この循環バルブ65によって循環路64の流路が開閉される。この循環バルブ65は、電解質膜1に対して触媒インクIを間欠塗工する際には閉じられる。
上記構成の間欠塗工装置10では、ポンプ31が作動されると、タンク21の触媒インクIが送出管33を通して弁装置23に送り込まれる。
この状態で、還流用バルブ部51が閉状態とされた後に供給用バルブ部41が開状態とされると、連通部61に送り込まれる触媒インクIがシリンダ42内の弁座43と弁体44との間を通り、シリンダ42の他端側から供給管62へ送り出される。これにより、ダイ11に触媒インクIが供給され、このダイ11から電解質膜1へ向かって触媒インクIが吐出される。また、還流用バルブ部51が開状態とされた後に供給用バルブ部41が閉状態とされると、ダイ11から電解質膜1への触媒インクIの吐出が停止される。そして、連通部61に送り込まれる触媒インクIは、シリンダ52内の弁座53と弁体54との間を通り、シリンダ52の他端側から還流管62へ送り出されてタンク21へ戻される。
そして、上記の間欠塗工装置10は、供給用バルブ部41及び還流用バルブ部51を交互に開閉し、ダイ11からの触媒インクIの吐出動作及びダイ11からの触媒インクIの吐出停止動作を繰り返すことで、電解質膜1に対して触媒インクIを間欠塗工する。
図2は、供給用バルブ部及び還流用バルブ部の弁体の動きを説明する模式図である。図3は、弁体の動きに伴うダイからの触媒インクの吐出タイミングを示すチャート図である。
図2に示すように、触媒インクIの吐出動作において、弁体44は、弁座43に密着した閉位置(図2中aの位置)から開位置へ向かって移動すると(図2中bの位置参照)、ダイ11からの触媒インクIの吐出量が次第に増加する(図3中t1参照)。その後、弁体44が開位置に到達すると(図2中cの位置)、ダイ11からの触媒インクIの吐出量が最大となる(図3中t2参照)。この状態から、弁体44が閉位置へ向かって移動すると(図2中bの位置参照)、ダイ11からの触媒インクIの吐出量が次第に減少し(図3中t3参照)、弁体44が閉位置に到達すると(図2中aの位置)、触媒インクIのダイ11からの吐出が停止される。これにより、搬送される電解質膜1に対して触媒インクIが部分的に塗布される。
同様に、触媒インクIの吐出停止動作において、弁体54は、弁座53に密着した閉位置(図2中aの位置)から開位置へ向かって移動すると(図2中bの位置参照)、タンク21への触媒インクIの還流量が次第に増加する。その後、弁体54が開位置に到達すると(図2中cの位置)、タンク21への触媒インクIの還流量が最大となる。この状態から、弁体54が閉位置へ向かって移動すると(図2中bの位置参照)、タンク21への触媒インクIの還流量が次第に減少し、弁体54が閉位置に到達すると(図2中aの位置)、触媒インクIのタンク21への還流が停止される。
図4は、弁体の閉位置及び開位置を示す模式図である。図5は、弁体の組付け誤差を説明する模式図である。図6は、弁体の組付け誤差を説明する模式図である。
間欠塗工するためには、ダイ11から吐出される触媒インクIの吐出量を制御することが重要である。このため、図4に示すように、弁装置23の供給用バルブ部41及び還流用バルブ部51では、弁体44,54が弁座43,53に密着した閉位置と、弁体44,54が弁座43,53から所定距離離間した開位置との間で精度良く移動することが必要である。
しかし、弁装置23は、弁座43,53に対して弁体44,54の組付け後の位置を保証できないため、組付け誤差が生じているおそれがある。具体的には、図5に示すように、閉位置の状態において、弁体44,54が弁座43,53に対して通常の閉位置よりも上流側に配置されるようにマイナス側への組付け誤差が生じていると、弁体44,54が開位置に所定のリフト量Lだけ移動した際に、弁座43,53から十分に離間せず、流路の開度が不十分となってしまう。また、図6に示すように、閉位置の状態において、弁体44,54が弁座43,53に対して通常の閉位置よりも下流側に配置されるようにプラス側への組付け誤差が生じていると、流路の閉鎖が不十分となったり、弁体44,54が開位置に所定のリフト量Lだけ移動した際に、弁座43,53から離れ過ぎて、流路が必要以上に開いてしまう。
したがって、弁体44,54に組み付け誤差があると、弁装置23における触媒インクIの正確な流量制御が困難となり、良好に間欠塗工できなくなるおそれがある。
このため、本実施形態では、間欠塗工を行うにあたり、弁体44,54の閉位置の原点を高精度に設定する弁体制御を行う。
次に、本実施形態に係る弁体制御方法を説明する。
(1)まず、供給用バルブ部41、還流用バルブ部51及び循環バルブ65を全開にし、ポンプ31を作動させる。すると、タンク21の触媒インクIが、送出管33、連通部61、シリンダ42,52、供給管62、還流管63及び循環路64の全てに送り込まれてタンク21に戻される。これにより、間欠塗工装置10の全ての流路内は、エアが送り出されて触媒インクIが充填された状態となる。
(2)間欠塗工装置10の全ての流路内への触媒インクIの充填が終了したら、供給用バルブ部41を開状態とし、かつ還流用バルブ部51を閉状態とし、そのときの循環圧力P1を圧力計32で計測する。
(3)供給用バルブ部41の弁体44を一定速度(約1.0mm/s)で閉位置へ向かって移動させて供給用バルブ部41を徐々に閉じる。そして、循環圧力P1が予め設定した閾値α1以上となった時点における弁体44の位置を閉仮原点X1とする(閉仮原点設定処理)。なお、閾値α1は、循環圧力P1の目標圧力に対する許容差圧である。
(4)供給用バルブ部41の弁体44の位置を閉仮原点X1に維持した状態で、還流用バルブ部51を全開にし、そのときの還流圧力P2を圧力計32で計測する。
(5)還流用バルブ部51の弁体54を一定速度(約1.0mm/s)で閉位置へ向かって移動させて還流用バルブ部51を徐々に閉じる。そして、還流圧力P2が予め設定した閾値α2以上となった時点における弁体54の位置を閉仮原点Y1とする(閉仮原点設定処理)。なお、閾値α2は、還流圧力P2の目標圧力に対する許容差圧である。
(6)上記(2)、(3)の処理(閉仮原点設定処理)を再度実施し、閉仮原点X2とする。
(7)上記(4)、(5)の処理(閉仮原点設定処理)を再度実施し、閉仮原点Y2とする。
(8)供給用バルブ部41における閉仮原点差[(Xn−1)−(Xn)]及び還流用バルブ部51における閉仮原点差[(Yn−1)−(Yn)]が、それぞれ許容値β(例えば、±O.O5mm)以下になるまで、上記(6)、(7)の処理を繰り返し、その時点における弁体44,54の閉位置を閉原点X、Yとする(閉原点設定処理)。
上記の処理によって弁体44の閉原点X及び弁体54の閉原点Yを設定したら、供給用バルブ部41及び還流用バルブ部51の弁体44,54を、閉原点X,Yを閉位置として所定のリフト量L(例えば、0.6mm)で移動させて間欠塗工を実施する。
以上、説明したように、本実施形態に係る間欠塗工装置の弁体制御方法によれば、弁体44,54の閉位置の原点である閉原点を高精度にかつ常に安定して同じ位置に設定することができる。これにより、弁座43,53に対して弁体44,54がマイナス側またはプラス側にずれているような組付け誤差が弁体44,54に生じていたとしても、弁体44,54の組付け誤差の影響を排除することができ、よって、間欠塗工を良好に行うことができる。
ここで、閉仮原点を設定する際の閾値α1,α2として絶対圧を用いた場合、触媒インクIの粘度が高いと圧損が大きくなり、弁体44,54を閉じなくても循環圧力P1及び還流圧力P2が閾値α1,α2より高くなってしまう。その結果、弁体44,54と弁座43,53とが閉じていない位置を閉位置と誤検出してしまう。また、触媒インクIの粘度が低いと循環圧力P1及び還流圧力P2が上がりにくいため、弁体44,54と弁座43,53とが閉じているにも関わらず閉位置を検出できないことがある。
これに対して、本実施形態では、閉仮原点を設定する際に、差圧である閾値α1,α2を用いるので、触媒インクIの粘度に関わらず、弁体44,54の閉位置の原点を精度良く検出することができる。
また、弁装置23の内部にエアが滞留している場合、触媒インクIが圧縮流体の挙動を示し圧力が安定しないため、弁体44,54の閉位置を誤検出することがある。
本実施形態では、閉仮原点の設定処理を繰り返して閉仮原点差が許容値β以下となったことで、エアが除去されたと判断することができ、また、閉原点を設定する際のエアの影響を低減できる。
表1は、以下の条件1)〜5)としたときの本発明の弁体制御方法で設定した閉原点を示している。なお、従来は、組付けされたときの閉位置を閉原点としている。したがって、従来では、供給用バルブ部41及び還流用バルブ部51の閉位置は、組付け時の閉位置との差がないため、0mmとなっている。
(条件)
1)弁体44,54の閉位置を1.0mmずらして組み付けて組付け誤差を再現
2)触媒インクIの充填後に弁装置23内にエアを吹き込んでエアの滞留を再現
3)低粘度(20Pa)の触媒インクIを使用
4)中粘度(50Pa)の触媒インクIを使用
5)高粘度(80Pa)の触媒インクIを使用
なお、条件1),2)では、中粘度(50Pa)の触媒インクIを使用した。また、条件1)〜5)では、それぞれ閾値α1を7kPa、閾値α2を14kPa、許容値βを0.05mmとした。
Figure 2016083632
表1に示すように、条件1)、3)〜5)では、閉仮原点設定処理を2回繰り返したことで、閉仮原点の差が許容値β以下となった。また、条件2)では、エアの影響によって、閉仮原点設定処理を2回繰り返しても、閉仮原点の差が許容値β以下とならず、3回繰り返したことで、閉仮原点の差が許容値β以下となった。
なお、供給用バルブ部41の弁体44及び還流用バルブ部51の弁体54のいずれも、閉位置の原点は、組付け位置からマイナス側(弁座43,53から離間する側)の位置に設定された。
1 電解質膜(被塗工物)
10 間欠塗工装置
23 弁装置
43,53 弁座
44,54 弁体
I 触媒インク(塗工液)
α1,α2 閾値
β 許容値

Claims (1)

  1. 弁座に対して接触した閉位置と離間した開位置との間で弁体を移動させる弁装置を開閉制御し、被塗工物に対して塗工液を間欠的に吐出して塗布する間欠塗工装置の弁体制御方法であって、
    前記弁体を開位置に移動させて全開の状態にして塗工液を送り出して前記弁装置の上流側の圧力を計測し、その後、前記弁体を徐々に閉じて前記圧力が閾値以上となった時点の前記弁体の位置を閉仮原点とする閉仮原点設定処理と、
    前記閉仮原点設定処理を繰り返し実施し、前回の閉仮原点との差が許容値以下となった時点の前記弁体の位置を閉位置の原点である閉原点とする閉原点設定処理と、を含む間欠塗工装置の弁体制御方法。
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