JP2016083312A - 電動式移動棚装置 - Google Patents

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【課題】物体検出センサの物品検出位置を確認し易い電動式移動棚装置を提供すること。【解決手段】レール6,6に移動可能に配置された複数の移動棚3,4,5を備え、起動入力装置の起動信号により隣り合う任意の移動棚同士の間に作業空間Sを形成することができる電動式移動棚装置1であって、各移動棚3,4,5には、床面F近傍の物体を検出する非接触式の物体検出センサ12を備えた起動入力装置と、物体検出センサ12の物体検出位置を示す可視光を照射する可視光照射手段と、が設けられている。【選択図】図1

Description

本発明は、レール上を移動可能な複数の移動棚を備え、前記移動棚を移動させる起動入力装置を有する電動式移動棚装置に関する。
倉庫や書庫等で用いられる複数の棚を有する物品棚装置において、床面に敷設された前後方向に延びるレールの上に配置された複数の移動棚をレールに沿って移動させ、各移動棚同士を近接させるとともに、隣接する任意の移動棚同士の間に作業空間を形成することにより、限られたスペースにおける物品の収容効率を高めたものがあり、その移動棚を移動させる手段としてモータを用いる電動式移動棚装置が一般的に知られている。このような電動式移動棚装置にあっては、手でスイッチを操作することによってモータを起動させる構造の起動入力装置を利用していることが多く、例えば使用者が収納する物品で両手が塞がれている状況では、スイッチの操作を行うことができないという問題があった。そこで、例えば、特許文献1のような電動式移動棚装置が開発されている。
特許文献1に示される電動式移動棚装置は、各移動棚の側面の下部に設けられた凹部の内側に設けられた非接触式の光電センサ(物体検出センサ)を有する起動入力装置を備えており、任意の移動棚の凹部内に挿入した使用者の足が光電センサによって検出され、起動入力装置は、この検出情報に基づきモータを起動させるようになっている。そのため、使用者は両手が塞がれた状況でも移動棚を移動させることができるようになっている。
特許第4341790号公報(第3,4頁、第3図)
しかしながら、特許文献1にあっては、凹部内に光電センサが収容された構造であるため、光電センサが収容された凹部の位置・奥行き及び光電センサによる物品検出位置の位置を移動棚に近い位置からは視認しにくいことがあった。そのため、使用者は、足を凹部内に挿入して移動棚を移動させる際には、移動棚から離れた位置で当該凹部の位置を確認する必要が生じることもあり、不便であった。
本発明は、このような問題点に着目してなされたもので、物体検出センサの物品検出位置を確認し易い電動式移動棚装置を提供することを目的とする。
前記課題を解決するために、本発明の電動式移動棚装置は、
レールに移動可能に配置された複数の移動棚を備え、起動入力装置の起動信号により隣り合う任意の移動棚同士の間に作業空間を形成することができる電動式移動棚装置であって、
前記各移動棚には、床面近傍の物体を検出する非接触式の物体検出センサを備えた起動入力装置と、前記物体検出センサの物体検出位置を示す可視光を照射する可視光照射手段と、が設けられていることを特徴としている。
この特徴によれば、可視光照射手段の可視光が床面上にある物体検出センサの物体検出位置を示すように照射する構造であるため、物体検出センサの物品検出位置を確認しやすく、その可視光をガイドとして視認しながら足等の検出物体を物体検出センサの物体検出位置に容易に配置することができる。
前記物体検出センサは、前記可視光を用いて物体を検出することを特徴としている。
この特徴によれば、物体検出センサと可視光照射手段の可視光とを兼用できるため、構造を簡素化できる。
前記各移動棚の側面の下部には、内側に凹む段部が形成されており、その段部内に前記物体検出センサの検出部が設けられていることを特徴としている。
この特徴によれば、各移動棚の側面よりも内側に凹んだ段部内に物体検出センサの検出部が設けられていることから、移動棚に限りなく近い床面上の位置に物体検出センサの物体検出位置を設定できる。
前記段部は、上方に向けて傾斜する傾斜面を有していることを特徴としている。
この特徴によれば、段部内が傾斜面により移動棚に近い位置から視認し易くなっているため、使用者が安心して段部内に足を挿入することができる。
前記可視光照射手段は、隣り合う移動棚同士間の近傍の床面に前記可視光を照射しており、該可視光で示された前記物体検出センサの物体検出により前記隣り合う移動棚同士間に前記作業空間を形成できることを特徴としている。
この特徴によれば、作業空間を形成したい移動棚同士の間近傍で物体検出センサを作用させることにより希望する移動棚同士の間に作業空間を容易に且つ確実に形成できる。
実施例における電動式移動棚装置を示す斜視図である。 移動棚の側面側下部を示す正面断面図である。 目印を示す図1の要部拡大図である。 使用者の足を光電センサに検出させた状態を示す正面断面図である。 移動棚が移動した状態を示す側面図である。 移動棚の移動における別態様を示す側面図である。
本発明に係る電動式移動棚装置を実施するための形態を実施例に基づいて以下に説明する。
実施例に係る電動式移動棚装置につき、図1から図6を参照して説明する。以下、図2の画面手前側を電動式移動棚装置の正面側として説明する。
図1に示されるように、本実施例の電動式移動棚装置1は、特に書庫や倉庫等で使用されるものであって、床面上に平行に延びる2本のレール6,6と、レール6,6上に固定的に載置された固定棚2と、レール6,6に沿って移動可能に載置された複数の電動式の移動棚3,4,5と、によって主に構成されている。これら固定棚2及び移動棚3,4,5は、上下複数段の棚段をそれぞれ有しており、この棚段上に書籍等の物品を陳列することができる。図4に示されるように、この電動式移動棚装置1は、レール6,6の長手寸法が、固定棚2及び移動棚3,4,5の移動方向の寸法の合計寸法よりも所定の長さ長くなっており、隣接する移動棚3,4,5同士または隣接する固定棚2と移動棚3との間、移動棚3と移動棚4との間、及び移動棚4と移動棚5との間をそれぞれ選択的に離間させて作業空間Sを形成できるようになっている。
固定棚2は、レール6,6上の一方端部に固定的に配置されている。各移動棚3,4,5の底面には車輪(図示略)が設けられており、車輪を介してレール6,6上に自走可能に載置されている。尚、レール6,6の他方端部にはストッパー部材7が設けられており、このストッパー部材7によって最も後端側に配置された移動棚5のレール6,6外への動きを制止できる。尚、レール6,6自体の長さ寸法や、ストッパー部材7の位置を調整することにより、配置可能な移動棚の数量や作業空間Sの幅などを適宜変更できるようになっている。
また、固定棚2の側面には、化粧パネル8が着脱可能に取付けられており、化粧パネル8表面には、電動式移動棚装置1全体の電源スイッチ9と、タッチパネル方式で操作可能なモニター10と、が設けられている。また、化粧パネル8内には、電源スイッチ9,モニター10及び各移動棚3,4,5に有線または無線で接続された制御装置21が配置されており、後述する起動入力装置の一部を構成している。また化粧パネル8の下部には、後述にて詳述する長孔16と光電センサ12が設けられている。
制御装置21は、モニター10のタッチ操作によって、制御装置21を介して各移動棚3,4,5の移動及び停止や各移動棚3,4,5の原点復帰(各移動棚3,4,5及び固定棚2が集束した状態にすること)等の各種制御を行えるようになっている。尚、この各移動棚3,4,5の原点復帰を行うことで、地震等の揺れにより固定棚2や各移動棚3,4,5に保管された本や書類等の物品の落下を防止できる。また、モニター10には、操作履歴情報などの各種情報等が表示されるようになっている。
各移動棚3,4,5には、前記車輪に連動した電動式の可逆モータ(図示略)が各々内蔵されており、当該可逆モータは、前記制御装置21に接続されている。この可逆モータを正転または逆転させることによって、各移動棚3,4,5がレール6,6に沿って移動できるようになっている。
また、図示していないが、固定棚2と各移動棚3,4,5における長手方向に向かい合う各対向面には、超音波センサなどの位置認識手段と、ゴム等から成る緩衝部材と、がそれぞれ設けられている。前記位置認識手段は、制御装置21に接続されており、前記位置認識手段によって各移動棚3,4,5同士の互いの距離を検出し、その検出情報に基づいて制御装置21が各移動棚3,4,5の位置をそれぞれ把握できるようになっている。更に、万が一、各移動棚3,4,5同士が衝突した場合も前記緩衝部材により衝撃が緩和され、移動棚3,4,5が壊れる虞がない。
次に移動棚の具体的な構成について説明する。尚、移動棚3,4,5の構成はほぼ同一であることから、固定棚2に隣接する移動棚3を例に取り説明し、移動棚4,5の説明を省略する。図2に示されるように、移動棚3は、その側面が、枠体25と該枠体25に着脱可能に取付けられる化粧パネル11と、により主に構成されており、枠体25と化粧パネル11との間には所定の空間が形成されている。
化粧パネル11は、上下に垂直に延びる垂直面11aと、該垂直面11aの下部から移動棚3側に向けて傾斜する傾斜面11bとを備えている。図1及び図2に示されるように、化粧パネル11の垂直面11aには、短手方向両端側に前記手動操作ボタン14,15が設けられており、手動操作ボタン14,15は制御装置21と有線又は無線により接続されている。
移動棚3が停止状態において手動操作ボタン14が押下されると押下信号が制御装置21に送られ、制御装置21はその押下信号に基づき前記可逆モータを駆動させ、移動棚3を手動操作ボタン14側(図5においては画面左側)方向に移動させる処理を行う。尚、移動棚3が停止状態において手動操作ボタン15が押下されると、制御装置21は移動棚3を手動操作ボタン15側(図5においては画面右側)方向に移動させる処理を行う。
更に、移動棚3の移動走行中に手動操作ボタン14が押下されると、制御装置21はこの移動走行中の押下信号に基づき可逆モータの駆動を停止させ、移動棚3の移動走行を停止させる処理を行う。
また、傾斜面11bには、枠体25側に物体を検出可能な前記光電センサ12が取付けられており、光電センサ12の検出部26(後に詳述)に対応する位置に開口部としての長孔16が形成されている。光電センサ12は、化粧パネル11内から長孔16を介して化粧パネル11外の床面F上の物体を検出できるようになっている。これら光電センサ12の検出部26及び長孔16は、傾斜面11bの片側(本実施例では移動棚4側)に寄せて配設されている。
移動棚3が停止状態において光電センサ12が床面F上の物体を検出すると、前記したように、制御装置21が移動棚3を固定棚2側(図5においては画面左側)方向に移動させる処理を行う。移動棚3は、制御装置21に予めプログラムされた可逆モータの回転数で移動されるため、可逆モータが所定の回転数回転した後、移動棚3’の位置で停止される(図5参照)。このように、光電センサ12が床面F上の物体を検出すると、移動棚3が移動して光電センサ12の検出部26及び長孔16が配設された側である移動棚3と移動棚4との間に作業空間Sが形成される。尚、移動棚3が走行状態において光電センサ12が床面F上の物体を検出すると、前記したように制御装置21が移動棚3の移動走行を停止させる処理を行うように構成してもよい。このように手動操作ボタン14,15と光電センサ12と制御装置21とは、隣り合う移動棚同士の間に作業空間Sを形成させる起動入力装置を構成している。
図2に示されるように、光電センサ12の検出部26は、可視光(照射光X)を照射する投光部19と、反射された反射光Yを受ける受光部20とからなり、受光部20に反射される反射光Yの光の総量が変化することによって物体の存在を検出できる仕組みとなっている。投光部19から照射された照射光Xは、傾斜面11bの前記長孔16を介して床面Fに照射され、床面F上で反射された反射光Yは、傾斜面11bの前記長孔16を介して受光部20で受け取られるようになっている。本実施例の投光部19は、発光ダイオードを使用しているが、その他の照明を使用してもよい。
図2及び図3に示されるように、光電センサ12の投光部19から照射される照射光Xは可視光であるため、その照射光Xが床面F上に光電センサ12の物体検出位置を示す目印Zとして映し出される。この目印Zは、光電センサ12の検出部26及び長孔16が傾斜面11bの片側に寄せて配設されていることにより、移動棚3における移動棚4側近傍の床面F上に映し出されている。また、この目印Zは、化粧パネル11の垂直面11aの外面から垂下する仮想線αよりも外側に位置している。
図2に示されるように、光電センサ12は、傾斜面11bの枠体25側に固定された取付板17に対して取付けられている。取付板17は、湾曲して延びるスリット18を有している。詳しくは、光電センサ12は、固定ピン22を有しており、この固定ピン22が取付板17のスリット18に案内されて回動するように取付板17に対して回動軸23により取付けられており、回動軸23を支点として光電センサ12の検出部26を回動させることにより、床面F上に映し出される目印Zの位置(物体検出位置)を調整することが可能となっている。尚、光電センサ12に設けられた固定ピン22及び回動軸23は、光電センサ12に対して締緩可能なボルトなどで構成されており、固定ピン22または回動軸23を緊締することで光電センサ12が取付板17に固定される。
また、移動棚3の底部30側面側には、底部30の上面30aに沿って延びる水平片31aと、移動棚3の底部30の外側面30bに沿って垂直に延びる直立片31bと、を備える下部パネル31が取付けられており、この下部パネル31は、ボルトなどにより移動棚3の底部30に対して固定されている。直立片31bは、移動棚3の底部30の下面30cよりも下方に延出し、移動棚3の底部30の下面30cと床面Fとの間隔を塞ぐようになっている。したがって、移動棚3の側面下部には、傾斜面11bと下部パネル31の直立片31bとにより移動棚3側に凹むように移動棚3の移動方向に連続する段部24が形成されている。この段部24は、その内部が傾斜面11bによって移動棚3に近い位置からも視認できるようになっているため、使用者が安心して段部24内に足Aを挿入することができるとともに、下部パネル31の直立片31bにより足Aの過挿入が防止され、安全性が高い。
図4に示されるように、移動棚3の目印Zに使用者の足Aがかざされると、照射光Xが足Aによって遮られ、受光部20に反射する反射光Yの光の総量が反射光Y’に変化することとなるため、床面F上の物体である足Aが光電センサ12により検出され、前述のように移動棚3と移動棚4との間に作業空間Sが形成される。
このように光電センサ12の物体検出位置は、可視光により目印Zとして床面F上に示されているため、光電センサ12の物体検出位置を移動棚3に近い位置からでも視認することができ、その目印Zを視認しながら足Aを光電センサ12の物体検出位置に容易に配置して移動棚3の動作を開始させることができる。
また、光電センサ12は、目印Zが仮想線αよりも外側に位置し、移動棚3の段部24内に足Aを挿入しなくとも当該足Aを検出できるようになっているとともに、段部24は、移動棚3の移動方向に連続しているため、光電センサ12が使用者の足Aを検出した後、制御装置21が即座に移動棚3の移動を開始させても使用者の足Aが干渉することがなく、安全性を高めながら移動棚3の起動反応をスムーズにできる。
また、光電センサ12は、物体を検出するための投光部19から照射される照射光Xを可視光とすることにより、光電センサ12の物体検出位置を示すガイドとしての機能を兼ね備えているため、別体の可視光照射手段を用意する必要がなく、電動式移動棚装置1の構造を簡素化できる。さらに、光電センサ12は、床面F上の目印Zに足Aをかざすことで確実に検出できる。
また、光電センサ12は、移動棚3の段部24を形成する傾斜面11bに配設されていることから、移動棚3に限りなく近い床面F上の適正位置に光電センサ12の物体検出位置を設定できる。そのため、例えば移動棚3の近くの通行人を光電センサ12が検出してしまい、移動棚3が誤作動してしまう等の問題を解消することができる。
更に、光電センサ12や該光電センサ12の設置する傾斜面11bが、移動棚3の化粧パネル11の垂直面11aより枠体25側に収められているため、例えば移動棚3が移動する際において光電センサ12や該光電センサ12の設置部等が移動棚3近傍の人や物に干渉することを防止できる。
また前述のように、光電センサ12の検出部26は、段部24の一部を構成する傾斜面11bに設けられた長孔16と対応している。つまり、傾斜角度が決定された長孔16に対して光電センサ12の検出部26を調整すればよく、移動棚3に限りなく近い床面F上の適正位置に光電センサ12の物体検出位置を設定するための調整がし易い。
また、目印Zは、移動棚3における移動棚4側近傍の床面F上に映し出されており、この目印Zに足Aをかざすことで目印Zに近い移動棚3と移動棚4との間に作業空間Sが形成されるようになっているため、作業空間Sを形成したい移動棚3,4同士の間近傍の光電センサ12を作用させることにより希望する移動棚3,4同士の間に作業空間Sを容易に且つ確実に形成できる。
尚、前記実施例では、移動棚3は、制御装置21に予めプログラムされた回転数で可逆モータが回転した後停止される態様について説明したが、前記位置認識手段や移動棚3と固定棚2との物理的な衝突を感知して停止処理されるようになっていてもよい。
また、光電センサ12の物体検出位置を示す目印Zが、移動棚3の垂直面11a(仮想線α)よりも外側の床面F上に映し出されている態様について説明したが、これに限らず、例えば段部24内の床面F上の領域に目印Zが映し出されていてもよい。
また、段部24は、傾斜面11bを有さず、例えば上面が垂直面11aに直交する水平面を有する直角となった凹形状を成していてもよいが、安全性の観点から移動棚3の移動方向に連続して空間が形成されていることが好ましい。また、必ずしも段部24は形成されるものに限らず、例えば化粧パネル11に長孔を形成し、その長孔を介して光電センサ12が化粧パネル11よりも外側の床面F上を検出するようにしてもよい。
また、光電センサ12は、枠体25に取付けられてもよい。この場合、光電センサ12の物体検出位置の調整のしやすさ、または光電センサ12の感度などの観点から、少なくとも光電センサ12の検出部26が傾斜面11bの長孔16に近い位置取付けられることが好ましい。
次に、図1の状態から移動棚4と移動棚5の間に作業空間Sを形成する態様について説明する。図1に示される状態から移動棚4と移動棚5の間に作業空間Sを形成するには、移動棚4の光電センサ12を作用させる。これにより、制御装置21は移動棚3,4のそれぞれの可逆モータを駆動させ、移動棚3と移動棚4とが固定棚2側(図5の画面左側)に移動され、移動棚4と移動棚5との間に作業空間Sが形成される。尚、制御装置21は移動棚4の可逆モータだけを駆動させ、移動棚3の可逆モータの動力を利用せずに、一緒に移動させてもよい。
また、図6に示されるように、例えば、移動棚3の両側が移動棚4及び固定棚2に近接した状態において移動棚3と移動棚4との間に作業空間Sを形成するには、前述した移動棚3の光電センサ12を作用させる。これにより、制御装置21は移動棚4の可逆モータを駆動させ、移動棚4が図6の画面右側に移動され、移動棚3と移動棚4との間に作業空間Sが形成される。また、図示しないが固定棚2の光電センサ12を作用させると、移動棚3が図6の画面右側に移動され、固定棚2と移動棚3との間に作業空間Sが形成される。このように、光電センサ12を作用させたときに動作する移動棚やその移動棚の移動方向は、必ずしも一定ではなく、各移動棚の配置状況や制御装置21のプログラムによって変化する。
以上、本発明の実施例を図面により説明してきたが、具体的な構成はこれら実施例に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更や追加があっても本発明に含まれる。
例えば、前記実施例では、非接触式の物体検出センサとして光電センサ12を用いる態様について説明したが、これに限られず、例えば、非接触式の超音波センサ、画像センサ、熱センサ等を用いてもよい。
また、光電センサ12は、可視光である照射光Xを用いて物体を検出することにより光電センサ12の物体検出位置を視認可能となっている態様について説明したが、これに限られず、例えば物体検出センサの物体検出位置を示すように可視光を照射する可視光照射手段を別体で各移動棚3,4,5に設けてもよい。この場合には、可視光照射手段が物体検出センサにより物体を検出可能な範囲全体を示すように可視光を照射する必要はなく、物体検出センサにより物体を検出可能な範囲の一部を可視光で照らしてもよいし、物体検出センサにより物体を検出可能な範囲の近傍を可視光で照らしてもよく、それら可視光に使用者の足Aをかざす、または近接させることにより物体検出センサが物体を検出するようにしてもよい。
また、固定棚2に制御装置21が設けられている態様について説明したが、制御装置21は、例えば移動棚3,4,5のいずれかに設けられていてもよいし、固定棚2及び各移動棚3,4,5のそれぞれに設けられてもよい。また、電動式移動棚装置1は、固定棚2が2つ以上複数設けられている態様であってもよいし、固定棚2の構成を省略してもよい。また、固定棚2の位置はレール6,6上のいずれの位置に配置されていてもよい。
1 電動式移動棚装置
2 固定棚
3,4,5 移動棚
6,6 レール
7 ストッパー部材
11 移動棚の化粧パネル
11a 垂直面
11b 傾斜面
12 光電センサ(物体検出センサ,起動入力装置,可視光照射手段)
14,15 手動操作ボタン(起動入力装置)
19 投光部
20 受光部
21 制御装置(起動入力装置)
24 段部
31 下部パネル
A 足(検出物体)
F 床面
S 作業空間
X 照射光(可視光)
Y,Y’ 反射光
Z 目印
α 仮想線

Claims (5)

  1. レールに移動可能に配置された複数の移動棚を備え、起動入力装置の起動信号により隣り合う任意の移動棚同士の間に作業空間を形成することができる電動式移動棚装置であって、
    前記各移動棚には、床面近傍の物体を検出する非接触式の物体検出センサを備えた起動入力装置と、前記物体検出センサの物体検出位置を示す可視光を照射する可視光照射手段と、が設けられていることを特徴とする電動式移動棚装置。
  2. 前記物体検出センサは、前記可視光を用いて物体を検出することを特徴とする請求項1に記載の電動式移動棚装置。
  3. 前記各移動棚の側面の下部には、内側に凹む段部が形成されており、その段部内に前記物体検出センサの検出部が設けられていることを特徴とする請求項1または2に記載の電動式移動棚装置。
  4. 前記段部は、上方に向けて傾斜する傾斜面を有していることを特徴とする請求項3に記載の電動式移動棚装置。
  5. 前記可視光照射手段は、隣り合う移動棚同士間の近傍の床面に前記可視光を照射しており、該可視光で示された前記物体検出センサの物体検出により前記隣り合う移動棚同士間に前記作業空間を形成できることを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載の電動式移動棚装置。
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