JP2016083241A - 医療用器具滅菌ケース - Google Patents

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【課題】小型化を図りながら医療用器具の収容密度を高めつつ使用時に容易に取り出す。【解決手段】医療用器具滅菌ケースは、医療用器具を複数本内部に収容し、各医療用器具を収容した状態で滅菌装置内に収納可能な矩形箱状からなり、底面部及びその周囲を囲む側壁部を備え、その長手方向と直交する方向に並列配置された状態で複数の医療用器具が内部に収容されるケース本体部と、ケース本体部に開閉自在に取り付けられる蓋部と、ケース本体部の底面部に立設されて収容された各医療用器具の長手方向両端部側をそれぞれ支える一対の支持壁部と、一対の支持壁部の対向方向内側においてケース本体部に立設状態と倒設状態との間で回動可能に設けられると共に、立設時に複数の医療用器具のうち、一つおきに配置された医療用器具の把持本体部の少なくとも一方の端部側を持ち上げる可動片部とを有する。【選択図】図1

Description

この発明は、棒状の把持本体部とその端部に設けられた作業先端部とを有する医療用器具を収容した状態で滅菌可能な医療用器具滅菌ケースに関する。
主に歯科で使用するエキスカベータやスケーラ等の棒状の把持本体部を有する歯科用器具などに代表される医療用器具は、使用後に消毒や殺菌、滅菌をするために、例えばオートクレーブ内に収納可能なケースの内部に複数本まとめて収容し、このケースに収容された状態で滅菌等が施されている。
このような医療用器具のケースとしては、例えば下記特許文献1記載の消毒器具が知られている。この消毒器具は、スライド自在に嵌合する蓋体と、医療用器具としての根管治療用針を横にして収容するトレイとを備える。そして、トレイ内に平行する溝形鋼の縦板体の上縁に治療用針の保持用切欠を適宜間隔で形成し、縦板体間に磁石を切欠位置よりも低い位置に収めて構成されている。
これにより、治療用針をトレイ内に収容するときは、治療用針の中央部分を縦板体間に掛け渡すように載置すれば、治療用針が切欠内に入り込み切欠の間隔で並列すると共に磁石により引き付けられるので切欠から容易に抜け出さない状態で収容することができる。また、治療用針をトレイから取り出すときは、柄をつまんで磁石の磁力に抗して治療用針を取り上げるようにすれば、治療用針の並列状態を壊すことなく任意の治療用針を取り外すことができる。そして、消毒に際しては治療用針を収容した状態で蓋体をトレイにスライド装着し、消毒器具ごと処理を行うことが可能とされている。
実開平2−20547号公報
しかしながら、上記特許文献1に開示された従来技術の消毒器具では、治療用針をトレイから取り出すときに柄をつまんで磁石の磁力に抗して取り上げる必要があるので、例えば治療用針をより多く収容するために切欠の間隔を狭めて並列密度を高めると容易に取り外すことが困難となってしまう。
一方、並列密度を高めずにより多くの治療用針を収容しようとすると、必然的にトレイや蓋体、或いは消毒装置のキャビネットスペースなどを大型化しなければならないので、消毒器具の全体的な取扱性が劣ってしまうと共に近年の小型化の要望にそぐわない結果となってしまう。
このような事情に鑑み、特に近年では各種のスペース効率化の観点から、限られたスペース内に医療用器具をできるだけ多く収容して滅菌処理等を施すことができ、且つ使用時には任意の医療用器具を確実に選択して簡単に取り出すことが可能なケースの登場が切望されている。
この発明は、上述した従来技術による問題点を解消し、小型化を図りながら医療用器具の収容密度を高めつつ使用時に容易に取り出すことができる医療用器具滅菌ケースを提供することを目的とする。
本発明に係る医療用器具滅菌ケースは、棒状の把持本体部と、この把持本体部の少なくとも一端に設けられた作業先端部とを有する医療用器具を複数本内部に収容し、前記各医療用器具を収容した状態で滅菌装置内に収納可能な矩形箱状の医療用器具滅菌ケースであって、平板状の底面部及びこの底面部の周囲を囲む側壁部を備え、前記把持本体部がその長手方向と直交する方向に並列配置された状態で前記複数の医療用器具が内部に収容されるケース本体部と、前記ケース本体部に開閉自在に取り付けられる蓋部と、前記ケース本体部の底面部に立設されて収容された各医療用器具の長手方向両端部側をそれぞれ支える一対の支持壁部と、前記一対の支持壁部の対向方向内側において前記ケース本体部に立設状態と倒設状態との間で回動可能に設けられると共に、立設時に前記複数の医療用器具のうち、一つおきに配置された医療用器具の把持本体部の少なくとも一方の端部側を持ち上げる可動支持片が櫛歯状に形成された可動片部とを有することを特徴とする。
本発明の一実施形態においては、前記可動支持片は、前記作業先端部の一部が嵌まり前記医療用器具の把持本体部の軸を中心とした回転方向の向きを固定可能な保持溝を有する。
本発明の他の実施形態においては、前記蓋部は、前記ケース本体部に収容された各医療用器具の把持本体部を前記ケース本体部の底面部側に向かって押圧する押圧壁部を下面側に有し、前記ケース本体部の底面部及び前記蓋部には、前記作業先端部の収容位置と上下方向に対応する箇所を除いた所定箇所にケースの内部空間と外部空間とを連通する複数の孔部が形成されている。
本発明の更に他の実施形態においては、前記一対の支持壁部及び前記押圧壁部は、それぞれ前記ケース本体部及び前記蓋部との取付箇所において一部が外部に突出するように設けられている。
本発明によれば、小型化を図りながら医療用器具の収容密度を高めつつ使用時に容易に取り出すことができる。
本発明の第1の実施形態に係る医療用器具滅菌ケースの展開時器具使用状態を示す斜視図である。 同医療用器具滅菌ケースの展開時器具使用状態を一部を断面で示す側面図である。 同医療用器具滅菌ケースの展開時器具収容状態を示す平面図である。 同医療用器具滅菌ケースの閉塞時器具収容状態を一部を断面で示す側面図である。 同医療用器具滅菌ケースの閉塞時器具未収容状態を示す平面図である。 同医療用器具滅菌ケースの展開時器具未収容状態を示す平面図である。 同医療用器具滅菌ケースの展開時器具未収容状態において可動片部の可動支持片を立設させた状態を示す平面図である。 図7のA−A’断面を示す側面図である。 本発明の第2の実施形態に係る医療用器具滅菌ケースの展開時器具未収容状態において可動片部の可動支持片を立設させた状態を示す平面図である。 図9のB−B’断面を器具使用状態において示す側面図である。
以下、添付の図面を参照して、この発明の実施の形態に係る医療用器具滅菌ケースを詳細に説明する。
[第1の実施形態]
図1は、本発明の第1の実施形態に係る医療用器具滅菌ケースの展開時器具使用状態を示す斜視図、図2は医療用器具滅菌ケースの展開時器具使用状態を一部を断面で示す側面図である。また、図3は、医療用器具滅菌ケースの展開時器具収容状態を示す平面図、図4は医療用器具滅菌ケースの閉塞時器具収容状態を一部を断面で示す側面図である。
更に、図5は、医療用器具滅菌ケースの閉塞時器具未収容状態を示す平面図、図6は医療用器具滅菌ケースの展開時器具未収容状態を示す平面図である。また、図7は、医療用器具滅菌ケースの展開時器具未収容状態において可動片部の可動支持片を立設させた状態を示す平面図、図8は図7のA−A’断面を示す側面図である。
図1〜図4に示すように、本発明の第1の実施形態に係る医療用器具滅菌ケース1は、例えばエキスカベータ、スケーラ、探針、鋭ひ等の歯科用器具などの医療用器具20を複数本内部に収容し、各医療用器具20を収容した状態で図示しないオートクレーブ(高圧蒸気滅菌装置)等の滅菌装置内に収納可能な矩形箱状の外形を有する。
医療用器具20は、例えば丸棒或いは角棒などの棒状の外形を有する把持本体部21と、この把持本体部21の両端に設けられたシャンク部である作業先端部22とを有する。なお、把持本体部21は、軽量化のため内部が中空構造で構成されていてもよく、作業先端部22は、把持本体部21の一端にのみ設けられていてもよい。本実施形態では、医療用器具20として丸棒状の把持本体部21を有し、この把持本体部21の両端側にてそれぞれ反対方向にくの字状に変形する作業先端部22を有する歯科用器具のエキスカベータを例示している。
医療用器具滅菌ケース1は、医療用器具20の把持本体部21がその長手方向と直交する方向に並列配置された状態で複数内部に収容されるケース本体部10と、このケース本体部10に例えばヒンジ部39を介して開閉する蓋部30とを備えている。ケース本体部10及び蓋部30は、例えばステンレスや真鍮などの板状の金属材料を打ち抜き/折り曲げ加工等してなるが、耐熱性プラスチックなどの樹脂材料を成形加工してなるものであってもよい。
ケース本体部10は、上方に複数の医療用器具20が配置される平板状の底面部11と、この底面部11の一対の短辺及び長辺からそれぞれ垂直に立ち上がり底面部11の周囲を囲む複数の側壁部11a,11b,11c,11dとを備える。収容された各医療用器具20の並列方向に位置する側壁部11c,11dは、各医療用器具20の長手方向に位置する側壁部11a,11bよりもそれぞれ高さが高くなるように形成され、ヒンジ部39が設けられた側の側壁部11cの高さは、その長手方向に反対側の側壁部11dの高さの約1/2となるように形成されている。従って、側壁部11a〜11dの高さは、11d>11c>11a(=11b)の関係となるように形成されている。
また、医療用器具滅菌ケース1は、ケース本体部10の底面部11に立設されて収容された各医療用器具20の長手方向両端部側、すなわち、ここでは作業先端部22の基端側をそれぞれ支える平行配置された一対の支持壁部12を備える。各支持壁部12は、シリコーンゴム等の弾性材料からなり、その長手方向がそれぞれ並列方向に沿うようにケース本体部10の底面部11から立設している。
なお、各支持壁部12は、例えば図2に示すように、ケース本体部10との取付箇所において、一部が底面部11に設けられた取付孔11eから外部に突出するように成形されている。この突出した平頭突条12aは、支持壁部12の立設状態を保持するために取付孔11eの開口周縁部に引っ掛かるだけではなく、ケース本体部10の外表面10aにおける滑り止めとしても機能する。
図5〜図8に示すように、各支持壁部12は、先端側がやや薄くなるように対向方向内側先端部分に斜面12bがそれぞれ形成されている。また、各支持壁部12には、医療用器具20の作業先端部22の基端側が載置される支持溝12cが所定間隔ごとに複数形成されている。
この支持溝12cの形成間隔は、例えば並列された医療用器具20の隣接する把持本体部21同士が接触せずに、且つできるだけ間を詰めて配置可能な間隔となるように設定されている。これにより、複数の医療用器具20を効率良くケース本体部10の内部に収容することができる。
更に、医療用器具滅菌ケース1は、一対の支持壁部12の対向方向内側においてケース本体部10にそれぞれ立設状態と倒設状態との間で回動可能に設けられると共に、図7及び図8に示すような立設時に複数の医療用器具20のうち、一つおきに配置された医療用器具20の把持本体部21の端部側をそれぞれ持ち上げる可動支持片13が櫛歯状に複数形成された一対の可動片部14を備える。一方の可動片部14と、他方の可動片部14とは、複数の医療用器具20のうち、互いに一つずれて一つおきに配置された2グループの医療用器具20の互いに異なる側の端部をそれぞれ持ち上げるようになっている。
一対の可動片部14は、それぞれ各可動支持片13の基端側に支持壁部12と平行に位置し側壁部11c,11dに端部が取り付けられた回転軸部10bと、この回転軸部10bに対し、側壁部11c,11dの内側位置において取り付けられた取付片部14aと、倒設状態において可動支持片13と平行に延びその先端が垂直に立ち上がり可動片部14を回動操作可能に形成された操作片部14bとを有する。
各可動支持片13の先端側には、丸棒状の把持本体部21の外形に合わせた円弧部13aが形成されており、各可動支持片13間には立設時に隣接する医療用器具20の把持本体部21に可動片部14が干渉しないようにU字溝13bが形成されている。一対の可動片部14は、操作片部14bを操作することで、倒設状態から各可動支持片13がそれぞれ支持壁部12側に向かって開くように回動することで立設状態となる。
なお、医療用器具20の把持本体部21が例えば四角形などの角棒状からなる場合は、可動支持片13に円弧部13aが形成されていなくてもよい。この場合には、可動支持片13の平坦な上縁部で上記のように一つおきに配置された医療用器具20の角棒状の把持本体部21を持ち上げるようにすればよい。また、可動片部14はケース本体部10に少なくとも一つ設けられていればよい。この場合であっても、一つおきに配置された医療用器具20を持ち上げることができるので、使用時に容易に取り出すことができるという後述する作用効果を奏することができる。
ここで、ケース本体部10の底面部11には、例えば一対の支持壁部12間に、すなわち作業先端部22の収容位置と上下方向に対応する箇所を除いた箇所に、医療用器具滅菌ケース1の内部空間と外部空間とを連通する複数の孔部18が形成されている。複数の孔部18が作業先端部22の収容位置を避けるように形成されることにより、作業先端部22が誤って孔部18に引っ掛かり破損する等の不具合が生じることを効果的に防止することができる。
一方、蓋部30は、閉塞時にケース本体部10の底面部11と対向配置される平板状の蓋本体31と、この蓋本体31の一対の短辺及び長辺からそれぞれ垂直に立ち下がる複数の側壁部31a,31b,31c,31dとを備える。ヒンジ部39を介してケース本体部10の側壁部11cとヒンジ結合された側壁部31cは、側壁部11cとほぼ同じ高さであり、他の側壁部31a,31b,31dよりも高さが高くなるように形成されている。また、各側壁部31a,31b,31dは、ケース本体部10の側壁部11a,11bとほぼ同じ高さとなるように形成されている。
なお、蓋部30の側壁部31dは、例えば閉塞時にケース本体部10の側壁部11cの外側に被さるように係合する。このため、側壁部31dの中央辺りには、係合時に側壁部11cに設けられた係合突起11fに係合する係合孔31fが形成された係合片31gが設けられている。これら係合突起11fと係合孔31fとが係合することで、医療用器具滅菌ケース1の閉塞状態が維持される。
また、蓋部30の蓋本体31には、ケース本体部10の底面部11と同様に、作業先端部22の収容位置と上下方向に対応する箇所を除いた箇所に、医療用器具滅菌ケース1の内部空間と外部空間とを連通する複数の孔部38が形成されている。そして、医療用器具滅菌ケース1の閉塞時には、図4に示すように、ケース本体部10の側壁部11a,11bと蓋部30の側壁部31a,31bとの対向箇所に隙間部19が形成される。オートクレーブの際には、これら孔部18,38及び隙間部19から飽和水蒸気等が適切に出入りし、内部に収容した医療用器具20を滅菌することが可能となる。
更に、蓋部30は、例えば蓋本体31の中央辺りに、側壁部31c,31dの対向方向に長手方向を有するように形成されて蓋本体31の下面から立ち下がる押圧壁部32を備える。この押圧壁部32は、閉塞時にケース本体部10に収容された各医療用器具20の把持本体部21を底面部11側に向かって押圧可能な弾性材料からなり、本例では断面コの字状に形成されている。
なお、押圧壁部32は、例えば図4に示すように、蓋部30との取付箇所において、一部が蓋本体31に設けられた取付孔31eから外部に突出するように成形され、この突出した平頭突条32aは、上述した平頭突条12aと同様に、蓋部30の外表面30aにおける滑り止めと押圧壁部32の立設状態保持の両方の機能を有する。
このように構成された第1の実施形態に係る医療用器具滅菌ケース1は、例えば図3及び図4に示すように、複数の医療用器具20を並列配置した状態で、限られたスペース内に高密度に収容することが可能である。そして、例えば図4及び図5に示すように、ケース本体部10及び蓋部30を閉塞した場合には、矩形箱状の外形となるため、滅菌装置内などの限られたスペース内に効率良く収納し滅菌処理を行うことが可能となる。
更に、例えば図1及び図2に示すように、滅菌処理後などに医療用器具20を使用する場合には、可動片部14の操作片部14bを指などで引き起こして倒設状態にある可動支持片13を立設させるように回動操作する。これにより、一つおきに配置された医療用器具20の把持本体部21の端部近傍が、それぞれ並列方向に沿って互い違いに持ち上げられる。
各医療用器具20の把持本体部21の持ち上げられた部分の間隔は、人の指が十分入るスペースを有するため、使用時に所望の医療用器具20を確実に選択して簡単にケース本体部10から取り出すことが可能となる。このように、第1の実施形態に係る医療用器具滅菌ケース1は、小型化を図りながら医療用器具20の収容密度を高めつつ使用時に容易に医療用器具20を取り出すことが可能な構造を実現する。
[第2の実施形態]
図9は、本発明の第2の実施形態に係る医療用器具滅菌ケースの展開時器具未収容状態において可動片部の可動支持片を立設させた状態を示す平面図、図10は図9のB−B’断面を器具使用状態において示す側面図である。なお、以降において、既に説明した部分と重複する箇所については同一の符号を附して説明を割愛する。
図9及び図10に示すように、第2の実施形態に係る医療用器具滅菌ケース1は、一対の可動片部14がそれぞれ近傍の支持壁部12により近い位置に設けられ、更に各可動支持片13間のU字溝13bに、より深く細長い保持溝13cが設けられている点が、第1の実施形態に係る医療用器具滅菌ケース1とは相違している。
保持溝13cは、例えば深さ1.5mmで溝幅1.5mmとなるように形成され、可動片部14の可動支持片13が立設状態となっている医療用器具20の使用状態において、可動支持片13により持ち上げられた側とは反対側の把持本体部21の端部に設けられた作業先端部22の一部が嵌まるものである。
これにより、医療用器具20の把持本体部21の軸を中心とした回転方向の向きを固定することができるので、作業先端部22の最先端部の向きなどを任意の向きに固定した状態で医療用器具20を保持することができ、使用時の作業性をより向上させたり、使用者の利便性を高めたりすることができる。
[その他の変形例]
上述した第1及び第2の実施形態においては、一対の支持壁部12が弾性材料からなるとしたが、例えば上縁部が平坦であったり、上縁部に支持溝12cや保持溝13cが形成されたりした金属材料からなるものであってもよい。また、保持溝13cは、可動支持片13間のU字溝13bに形成される他に、支持壁部12の支持溝12cに形成されたり、可動支持片13の円弧部13aに形成されたりしてもよい。更に、ケース本体部10と蓋部30とをヒンジ部39により開閉可能に結合したものとしたが、これらは着脱自在に構成されていてもよい。
1 医療用器具滅菌ケース
10 ケース本体部
11 底面部
12 支持壁部
13 可動支持片
13c 保持溝
14 可動片部
18,38 孔部
20 医療用器具
21 把持本体部
22 作業先端部
30 蓋部
31 上面部
32 押圧壁部

Claims (4)

  1. 棒状の把持本体部と、この把持本体部の少なくとも一端に設けられた作業先端部とを有する医療用器具を複数本内部に収容し、前記各医療用器具を収容した状態で滅菌装置内に収納可能な矩形箱状の医療用器具滅菌ケースであって、
    平板状の底面部及びこの底面部の周囲を囲む側壁部を備え、前記把持本体部がその長手方向と直交する方向に並列配置された状態で前記複数の医療用器具が内部に収容されるケース本体部と、
    前記ケース本体部に開閉自在に取り付けられる蓋部と、
    前記ケース本体部の底面部に立設されて収容された各医療用器具の長手方向両端部側をそれぞれ支える一対の支持壁部と、
    前記一対の支持壁部の対向方向内側において前記ケース本体部に立設状態と倒設状態との間で回動可能に設けられると共に、立設時に前記複数の医療用器具のうち、一つおきに配置された医療用器具の把持本体部の少なくとも一方の端部側を持ち上げる可動支持片が櫛歯状に形成された可動片部とを有する
    ことを特徴とする医療用器具滅菌ケース。
  2. 前記可動支持片は、前記作業先端部の一部が嵌まり前記医療用器具の把持本体部の軸を中心とした回転方向の向きを固定可能な保持溝を有する
    ことを特徴とする請求項1記載の医療用器具滅菌ケース。
  3. 前記蓋部は、前記ケース本体部に収容された各医療用器具の把持本体部を前記ケース本体部の底面部側に向かって押圧する押圧壁部を下面側に有し、
    前記ケース本体部の底面部及び前記蓋部には、前記作業先端部の収容位置と上下方向に対応する箇所を除いた所定箇所にケースの内部空間と外部空間とを連通する複数の孔部が形成されている
    ことを特徴とする請求項1又は2記載の医療用器具滅菌ケース。
  4. 前記一対の支持壁部及び前記押圧壁部は、それぞれ前記ケース本体部及び前記蓋部との取付箇所において一部が外部に突出するように設けられている
    ことを特徴とする請求項3記載の医療用器具滅菌ケース。
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