JP2016083097A - 棚の補強機構 - Google Patents

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孝信 春日
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Abstract

【課題】棚の外観を損ねることなく、棚に対する前後、左右及びねじれ方向の衝撃力に強い、構造の簡単な補強機構を提供する。【解決手段】棚の各支柱(6)の下端部はベース用帯板(10a)に垂直に結合し、各支柱(6)の上端部は上部帯板(10b)に垂直に連結して棚を構成する。各支柱(6)の内部にナット保持部(22)を設ける。一方向に延びる補強材には、その長手方向に対して直角な方向に複数の溝(76)と、該溝(76)に連通するボルト挿入孔(78)を設ける。補強材の溝(76)の両縁部(a)(b)を支柱(6)の中、棚板(12)の後方に位置する支柱(6)の管壁に当接し、ボルト挿入孔(78)に挿入したボルト(88)を支柱(6)のナット保持部(22)内のナット(86)にねじ込み、溝(76)を介して、補強材を支柱(6)に固定する。【選択図】 図1

Description

本発明は、棚、特に管状の支柱によって棚板を保持する構造の棚の補強機構に関する。
従来、棚の構造は種々のものが存し、基本的には棚板とこれを支持する支柱構造体とから構成されている(例えば特許文献1参照)。
棚の補強機構としては、支柱を太く頑丈にする。または、支柱を斜材で補強する等が知られている。
実開昭61−16049号公報
室内に棚を設置するとき、全体がシンプルな構造であっても、地震や外部衝撃力に強く高い強度を備えた支柱構造が求められている。支柱構造の棚の強度を高めるという課題を解決しようとするとき、まず、支柱を太くすることや筋交(斜材)を用いることが想定されるが、これらの補強機構は、棚の見映えを悪くし、デザイン的に良くないという問題点がある。
本発明は、上記問題点を解決することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明は、床上に配置されるベース用帯板(10a)と天井の下方に水平に配置される上部帯板(10b)と、前記ベース用帯板(10a)と上部帯板(10b)との間に互いに所定の段差を存して複数水平に配置される棚板(12)と、前記各棚板(12)の四隅及び該棚板(12)の前後に形成された複数個の穴に挿入され、前記各棚板(12)を所定位置に保持する管状の複数の支柱(6)とを備え、前記各支柱(6)の下端部を前記ベース用帯板(10a)に垂直に結合し、前記各支柱(6)の上端部を前記上部帯板(10b)に垂直に連結して棚を構成し、該棚を一方向に伸びる補強材を用いて補強する補強機構であって、前記各支柱(6)の内部にナット保持部(22)を設け、前記補強材にその長手方向に対して直角な方向に複数の溝(76)と、該溝(76)に連通するボルト挿入孔(78)を設け、各支柱(6)に対して補強材を直角に掛け渡し、前記溝(76)の両縁部(a)(b)を、各支柱(6)の管壁に当接し、前記ボルト挿入孔(78)に挿入したボルト(88)を前記支柱(6)のナット保持部(22)内のナット(86)にねじ込み、前記溝(76)を介して、前記補強材を前記支柱(6)に固定したことを特徴とする。
また本発明は、前記補強材の下端を前記棚板(12)の上面に圧接したことを特徴とする。
また本発明は、前記補強材を、前記複数の支柱(6)の中、前記棚板(12)の後方に配列された支柱(6)の管壁に当接し、前記ボルト挿入孔(78)に挿入したボルト(88)を前記支柱(6)のナット保持部(22)内のナット(86)にねじ込み、前記溝(76)を介して、前記補強材を前記棚の後方に配列さされた支柱(6)に固定したことを特徴とする。
また本発明は、前記補強材が横長の板状部材(74)であり、該板状部材(74)の長手方向に対して直角方向に、前記棚板(12)の後方側に配列された複数の支柱(6)に対応して、複数の溝(76)を設け、該溝(76)の両縁部(a)(b)が前記対応する支柱(6)の管壁に当接するようにしたことを特徴とする。
また本発明は、前記補強材に複数の仕切用板材(80)を垂直に連結し、該複数の板材(80)の下端を前記棚板(12)の上面に当接し、前記板材(80)中、一部の仕切材(80)の側面を前記棚板(12)の前方に位置する支柱(6)に当接し、他の板材(80)の側面を前記棚板(12)の後方に位置する支柱(6)に当接したことを特徴とする。
また本発明は、前記補強材が横長の角材(90)であり、該角材(90)の長手方向に対して直角方向に、複数の溝(76)を設け、該溝(76)の両縁部(a)(b)を前記支柱(6)の管壁に当接するようにしたことを特徴とする。
また本発明は、テーブル(49)の台板(50)の両側に嵌合凹部(52)を設け、該嵌合凹部(52)を棚板(12)の前後と左右に配置された支柱(6)に嵌合させるとともに、前記台板(50)を前記支柱(6)に支持し、前記台板(50)を脚部(54)によって床面に対して水平に支持したことを特徴とする。
また本発明は、前記台板(50)の嵌合凹部(52)に嵌合する支柱(6)にL型補強具(91)の一方部分をボルトとナットとで固定し、前記L型補強具(91)の他方部分を台板(50)にネジ止めにより固定したことを特徴とする。
また本発明は、前記棚を2つ並べて配置し、テーブルの台板(50)の両側に嵌合凹部(52)を設け、該嵌合凹部(52)を一方の棚の棚板(12)の前後と、他方の棚の棚板(12)の前後に配置された支柱(6)に嵌合させるとともに前記台板(50)を脚部(54)によって床面に対して水平に支持したことを特徴とする。
また本発明は、前記棚を2台直角に配置し、コーナーテーブル(70)の台板(98)(100)の両側に嵌合凹部(106a)(106b)を設け、該嵌合凹部(106a)(106b)を一方の棚の棚板(12)の前後と、他方の棚の棚板(12)の前後に配置された支柱(6)に嵌合させるとともに前記台板(100)を脚部(102)によって床面に対して水平に支持したことを特徴とする。
また本発明は、前記コーナーテーブル(70)の脚部(102)を管状に形成し、内部にナット保持部を設け、該コーナーテーブル(70)の台板(100)に、板材(104)(116)を配置し、該板材(104)(116)に支柱(6)用と脚部(102)用の溝(118)(124)(120)(122)を設け、前記支柱用の溝(118)(124)の両縁部(a)(b)を前記一方の棚と他方の棚の棚板(12)の後方に位置する支柱(6)の管壁に当接し、ボルト(88)とナット(86)とで板材(104)(116)の両端側を前記直角に並んだ棚(1)の各後方の支柱(6)(6)に固定し、前記脚部用の溝(120)(122)の両縁部(a)(b)を前記コーナーテーブル(70)の脚部(102)の管壁に当接し、ボルトとナットとで板材(104)(116)の中間部を前記コーナーテーブル(70)の脚部(102)に固定したことを特徴とするものである。
本発明は、棚板を厚くしたり、支柱を太くして棚のデザイン性を損なうことなく、簡単な構造で前後左右及びねじれ方向に対する衝撃力に強い補強機構を実現することができる。
本発明の全体正面図である。 本発明の説明図である。 補強材の外観説明図である。 補強材と支柱の取付構造を示す断面説明図である。 補強材の外観説明図である。 テーブルの台板の平面図である。 テーブルの脚部外観説明図である。 コーナーテーブルの外観説明図である。 棚の一部の説明図である。 棚の一部の説明図である。 棚の一部の説明図である。 棚の一部の説明図である。 棚の一部の説明図である。 支柱の説明図である。 支柱の説明図である。 支柱の断面説明図である。 支柱の断面説明図である。 支柱の他の実施形態の断面説明図である。 固定具の外観説明図である。 支柱の説明図である。 テーブルの脚部の正面図である。 L型補強具の外観図である。 棚の一部の説明図である。
以下に本発明の実施の形態を添付した図面を参照して詳細に説明する。
図1は、3台の棚1をテーブルによって結合した結合型棚の全体の正面外観図を示している。各棚1は、全体を縦方向に2分割した、棚上部2と、棚下部4とから成り、これを結合した構成となっている。棚下部4は、支柱6の1/2の長さの複数の分割支柱8aと、床板として用いられるベース用帯板10aと、複数の棚板12とを主たる構成要素としている。
棚上部2は、支柱6の1/2の長さの複数の分割支柱8bと、天板として用いられる帯板10bと複数の棚板12とを主たる構成要素としている。棚下部4の分割支柱8aと棚上部2の分割支柱8bとが軸方向に連結して1本の支柱6を構成する。支柱6は本実施形態では図1に示すように、前列4本、後列4本計8本が帯板10a,10b間に配置されるように構成されている。各分割支柱8a,8bは、図14に示すように、アルミニウム押し出し材から成る分割管体14と、各分割管体14に挿入される丸棒状の鉄芯16とから成り、各分割管体14には、長手方向全長に亘って凹入部18が形成されている。帯板10a,10b及び棚板12は本実施形態では、木材から構成されている。
凹入部18の奥部側には、図15に示すように、鉄芯16を分割管体14の長手方向に沿ってスライド自在に保持する鉄芯保持部20が分割管体14の長手方向全長に亘って形成されている。鉄芯保持部20は、図17に示すように、断面円形の鉄芯16の外周面のわん曲面に対応するわん曲面20aを有している。凹入部18の開口部側には、ナットを分割管体14の長手方向に沿ってスライド自在に保持するナット保持部22が形成されている。
鉄芯16を凹入部18内の鉄芯保持部20に挿入し、鉄芯16の外周面を鉄芯保持部20のわん曲面20aに密着させると、鉄芯16は、丁度分割管体14の中心に位置するように構成されている。棚下部4用の分割管体14に挿入される鉄芯16は、分割管体14の下端から所定長さ突出し、且つ、分割管体14の上端より所定長さ引っ込む長さに設定され、棚上部2用の分割管体14に挿入される鉄芯16は、図11に示すように、天板10bに固定される短い鉄芯16と、長い鉄芯16の2種類が用意され、2本合わせて分割管体14の略全長の長さに設定されている。各鉄芯16には、外周部にねじが形成されている。
図19は、鉄芯16を分割管体14に固定するために使用される固定具24を示し、六角穴を有する円筒型のキャップ26aとねじ部26bとを有する六角穴付きボルト26(キャップスクリュー)と、六角ナット28とから構成されている。該固定具24は、棚受けダボとしても、また、分割管体14を接合する連結具としても使用される。帯板10a,10bには、複数箇所に爪付きナット30が打ち込まれ、図11に示すように、帯板10a,10bの各表面にねじ穴からなる支柱取付部32を構成している。
本実施形態では、各帯板10a,10bに、前列4箇所、後列4箇所の計8ヶ所の支柱取付部32を設けているが特に8ヶ所に設けることに限定されるものではなく、任意の位置に任意の数の支柱取付部32を設けても良い。各帯板10a,10bに打ち込まれた爪付きナット30の各ねじ穴の中心軸線は、該ねじ穴が開口する帯板10a,10bの平面に対して垂直に設定されている。棚板12は、帯板10a,10bと略同一形状に形成され、複数用意されている。各棚板12には、帯板10a,10bの支柱取付部32に対応する位置に、支柱挿入用の穴が設けられ、該穴を通じて、支柱6にスライド自在に挿入配置できるように構成されている。
なお、棚板12及び帯板10a,10bは同一形状に限定されるものではなく、任意の形状とすることができる。
次に、棚の組立方法について説明する。
予め、図9に示すように、棚下部4用の各鉄芯16に、ナット34,36を螺合し、平ワッシャ38と平ワッシャ40を挿入しておく。これら棚下部4用の各鉄芯16の下端部を、床板用の帯板10aの各支柱取付部32に、、手操作で、所定深さねじ込み、ナット34を締め付けて、鉄芯16の下端部を帯板10aに垂直に固定する。
次に、ナット36の位置を調整する。次に鉄芯16に分割管体14を挿入し、分割管体14の下端を平ワッシャ38を介して、ナット36に当接させる。次に、所定数の棚板12を、各棚板12に形成された穴を介して分割管体14に挿入する。また、各棚板12の下方に位置させて、固定具24のナット28をナット保持部22にスライド自在に嵌合配置する。次に、各棚板12を、管体14に沿って昇降方向にスライドさせ、所望の高さとしたところで、固定具24を、棚板12の下に移動させ、固定具24のキャップ26aを棚板12の下面に当接配置する。
次に、六角穴付きボルト26を六角棒レンチで締め付け方向に回転し、ボルト26bの先端で鉄芯16を押圧し、ナット28を分割管体14の管壁に圧接させ、且つ鉄芯16を鉄芯保持部20のわん曲面20aに図16の如く圧着させて鉄芯16に分割管体14を固定する。この固定状態において、鉄芯16は分割管体14の中心に位置する。各棚板12は、所望の高さに、固定具24のキャップ26によって支持され、棚1の下部4が構築される。該状態において、分割管体14内の鉄芯16は、その上端が、所定長さ、分割管体14の上端より引き込んだ状態となっており、これにより、分割管体14の上部の鉄芯保持部20に鉄芯受け入れ部が形成される。
次に、天板用の帯板10bを図11に示すように、床面に載置した状態で、その各支柱取付部32のねじ穴に、予めナット42,44がねじ込まれた棚上部2用の短い方の各鉄芯16の一端部を、平ワッシャ46(図10参照)の上から、ねじ込み、ナット44を締め付けて、天板用の帯板10bに棚上部2用の短い方の各鉄芯16を垂直に固定する。次に、ナット42の位置を調整する。次に短い方の鉄芯16に平ワッシャ48を介して、分割管体14を挿入し、分割管体14の一端を平ワッシャ48を介して、ナット42に当接させる。この分割管体14の中には、長い方の鉄芯16が予め挿入されている。次に、所要数の棚板12を、各棚板12に形成された穴を介して、分割管体14に挿入する。また、各棚板12ごとに、固定具24のナット28をナット保持部22にスライド自在に嵌合配置する。
次に各固定具24を、所定の棚板支持位置に移動させて、該支持位置で、六角穴付きボルト26を締め付け方向に回転し、固定具24を分割管体14に固定する。該固定状態において、短い方の鉄芯16が分割管体14の中心に位置した状態で分割管体14は鉄芯16に固定される。また、棚上部2用の分割管体14内の長い方の鉄芯16は、その一端部を、分割管体14の他端部から所定量突出させて、分割管体14に仮止めしておく。この仮止めを解除すれば、長い方の鉄芯は棚上部2用の分割管体14に対して移動可能であり、この移動可能な鉄芯16の突出部分16aは、棚上部2と下部4の分割管体14の接続に使用される。
次に、棚上部2を、帯板10bを床面に載置した逆さまの状態から、ひっくり返して、帯板10bを上にした状態とし、棚上部2を、棚下部4の直上に移動して、棚上部2の各分割管体14の端部を、棚下部4の対応する分割管体14の端部に合わせ(図20A参照)、鉄芯16の突出部分16aを棚下部4の管体14に挿入する(図20B参照)。このとき、棚上部2の各分割管体14に対する長い方の鉄芯16の仮止めを解除し、長い方の鉄芯16を各分割管体14に対して移動可能とする。この移動可能な鉄芯16が下部へ移動し、鉄芯16の突出部分16aが、棚下部4の対応する分割管体14の鉄芯受け入れ部に深く挿入される(図20C参照)。
次に予め、棚下部4の分割管体14の凹入部18の上部に配置しておいた固定具24によって、棚下部4の分割管体14側の鉄芯受け入れ部に挿入された、棚上部2用の鉄芯16の突出部分16aを、棚下部4の分割管体14側の鉄芯受け入れ部に圧着固定する(図20D参照)。これにより、棚上部2と棚下部4は結合される。天板用の帯板10bは、天井に対面配置される。天板用の帯板10bを、天井に圧接させ、帯板10bを天井にフィットさせる場合には、図10に示すように、棚上部2用分割管体14とこれの内部の短い方の鉄芯16との固定を解除した状態で、ナット42を回転させ、該ナット42を支点として鉄芯16を昇降させる。
これにより、短い方の鉄芯16と連動する帯板10bを昇降方向に調製することができ、帯板10bを天井にフィットさせることができる。また、各支柱6を昇降方向に調製する場合には、図9に示すように、棚下部4の分割管体14とその内部の鉄芯16との固定を解除した状態で、ナット36を回転させ、ナット36を鉄芯16に対して昇降させる。ナット36の鉄芯16に沿った昇降と連動して、ナット36に平ワッシャ38を介して当接する分割管体14が昇降する。これにより棚板12の水平レベルを出すことができる。上記実施形態では、支柱6を2分割したが、分割数は特に2分割に限定されるものではない。また、分割した支柱の長さは、上下あるいは上中下の各分割管体が同一長である構成に特に限定されるものではない。
また、図18に示すように、分割管体14に凹入部18とは別に、T溝からなるナット保持部48を、分割管体14の全長にわたって形成し、このナット保持部48に、図19に示す固定具24のナット28を配置して、この固定具24の円筒状キャップ26aを棚板支持用のダボとして使用するようにしても良い。また、後述の補強材固定用に使用するようにしても良い。 棚1は、棚板12を任意に増減させ、正面の外観を変更することが可能である。
図1は、棚板12の枚数と位置を変えた複数の棚1を室内に配置した状態を示している。各棚1は、室内に互いに独立して配置しても良く、また図1に示すように、各棚1をコーナーテーブル70や、テーブル72で連結して使用するようにしても良い。
次に、背板74を補強材として用いた補強機構について説明する。
背板74は、図3に示すように棚板12と同長の横長の板本体74aから成り、該板本体74aの、支柱6に対応する位置には、断面形状がコ字状の溝76が、本体74aの長手方向に対して垂直方向に複数、互いに平行に穿設されている。
板本体74aには、溝76の上下に位置してボルト挿入孔78が形成されている。板本体74aの下部には各溝76の近傍に平行に位置して、補強用板材80を嵌合するための嵌合凹部82が、板本体74aの長手方向に対して垂直に形成されている。補強用板材80は四角形状を有し嵌合凹部82に対応する位置に、嵌合凹部84が形成されている。支柱6のナット保持部22には、図4に示すように、予め背板取付用のナット86が配置されている。板材80の嵌合凹部84に、背板の板本体74aを嵌合し、板本体74aの嵌合凹部82に板材80を嵌合して、板材80を、背板の板本体74aに直角に結合する。
上記した構成において、棚1の室内の壁に対面する背面側から、背板74の溝76を図4に示すように、棚1の背面側の支柱6にあてがい、背板74の下部と板材80の下部を棚板12に載置させる。この状態で、図4に示すように、背板74に前記溝76に連通させて形成したボルト挿入孔78に挿入配置したボルト88を、ナット86にねじ込み、ボルト88とナット86の締付力によって、溝76の両縁部a,bを支柱6の管壁周面に圧着させ、背板74を支柱6に強く固定する。
また、4枚の各板材80の下端は、棚板12の上面に圧接する。背板74が、複数垂直方向に互いに平行に刻まれたそれぞれの溝76を介して、各支柱6に固定され、背板74に直角に固定された板材80が、棚板12の上面に圧接されることで、棚1は左右方向の強度が保たれるとともに、前後方向の強度が保持できる。また、背板74に固定され、棚板12の上面に圧接する板材80により、棚1のねじれ方向の強度が保持できる。
図5は、複数の棚1の配置に応じて、背板74を結合配置したものであり、各背板74の、棚に対する固定方法は、上記した構成と同一である。
本発明に使用される背板74は、角材90で構成することもできる。角材90の溝の構成及びその支柱6に対する固定方法は、上記背板74の実施形態と同一である。また、上記背板74、角材90の他にL字金具などのL型補強具を各所に取り付けてもよい。
各段の棚板12を支柱6で保持するこの種の棚は、横方向から見たとき、前後の支柱6間に遮るものがなく、風通しの良い開放感を与えるデザインが特徴であるが、背板74や角材90を棚1の背面側即ち室内の壁側の支柱6に取り付けることでこの棚の特徴である横から見たとき風通しの良いスタイルが損なわれることがない。
図1に示すように棚1にテーブル49を取り付けたり、棚1と棚1をテーブル72で連結することでも、棚1の補強になり安全性が増す。また、コーナーテーブル70で棚を連結し、2台の棚1,1をL字形に配置することも棚の補強に有効な手段となる。
次に、テーブル49を用いた補強機構について説明する。
テーブル49は、図6,図7に示すように木製の台板50と、4本の脚部54と、2枚の支持材92とから構成されている。台板50は左右の支柱6,6の間隔に合わせてU字形に切り込まれている。台板50の矩形状の取付部50aの左右の両側に各々、一対の嵌合凹部52が形成されている。脚部54の構成は、支柱6の構成と同一であり、支持材92の溝94の構成も、上記背板74の溝76の構成と同一である。
テーブルの脚部54は、図21に示すように、管体56と、鉄芯58とで構成され、脚部54の管体56と鉄芯58との一体化はキャップスクリューとナットが用いられている。脚部54の下部は、管体56から鉄芯58が突出し、該鉄芯58のねじ部にナット60が螺合し、該ナット60に平ワッシャ62を介して管体56の下端が当接配置されている。脚部54の、管体56から突出する鉄芯58の下端にはアジャスタ64が取り付けられている。管体56と鉄芯58との固定を解除した状態で、ナット60を回すことにより、アジャスタ64の管体56に対する突出量を調整することができる。
2枚の支持材92,92は、それぞれに形成された嵌合凹部96,96を介して互いに直角に連結し、各支持材92,92は、脚部54に固定されている。テーブル49を棚1に取り付ける場合には、棚板12の左右の前後に2本ずつの支柱6が対向するスパンの中、任意の選択したスパンにテーブル用台板50を斜めに傾けて取付部50aを挿入し、しかる後に、台板50を水平にして、左右の嵌合凹部52をそれぞれ対応する支柱6に嵌合する。更に台板50を支柱6に沿ってスライドさせ、台板50の前方部分50bを支持材92の上面に載置する。このとき、脚部54のアジャスタ64を操作して、脚部の長さを調整し、支持材92の上面によって構成される台板支持面を床面に対して水平に調整する。台板50の高さが決まったところで、支柱6に、台板50の各嵌合凹部52ごとに上下2個のキャップスクリュー26とナット28(図15参照)を用いて、台板50の上下をキャップスクリュー26のキャップで挟み、台板50を対応する支柱6に固定する。
図1に示す、横に並んで配置された棚1と棚1をテーブル72で連結する場合には、棚1と棚1との間のスパンに台板50を配置し、台板50の一方側の嵌合凹部52,52を、一方の棚1の前後の支柱6,6に嵌合し、台板50の他方側の嵌合凹部52,52を、他方の棚1の前後の支柱6,6に嵌合して、台板50を、2つの並んだ棚1,1の支柱に固定する。この固定方法は、上記説明したテーブル49の場合と同一である。
次に、コーナーテーブル70を用いた補強機構を図8を参照して説明する。
コーナーテーブル70は、上下の台板98,100と脚部102と、上部板材104と、下部板材106とから構成されている。台板98,100の各一方側と、これに対して直角方向の各他方側には、それぞれ一対の嵌合凹部106a,106bが形成されている。脚部102の構成は、図21に示すテーブル49の脚部54の構成と同一であり、下位台板100に形成された孔に2本の脚部102,102が互いに平行に挿入され、下位台板100は、所定の位置で、キャップスクリューとナットにより、脚部102,102に係止されている。
下位台板100の直角に交わる縁部c,dには、嵌合凹部108,110を介して2枚の板が直角に結合する上部板材104と、嵌合凹部112,114を介して2枚の板が直角に結合する下部板材116が配置されている。各板材104,116には、これらの長手方向に対して直角な溝118,120,122,124が形成され、これらの溝の中の、溝120,122を介して、各板材104,116は対応する脚部102,102にボルトとナットにより強く固定されている。脚部102と板材104,116との固定構造は、図7cに示す支持材92と脚部54との固定構造と同一である。
上記した構成において、上下の台板98,100は、一方側の嵌合凹部106a,106aが、一方の棚1の対応する前後の支柱6,6に嵌合し、キャップスクリューとナットとにより、床面に対して水平な状態で支柱6,6に係止される。また、他方側の嵌合凹部106b,106bが、他方の棚1の対応する前後の支柱6,6に嵌合し、キャップスクリューとナットとにより、床面に対して水平な状態で、支柱6,6に係止される。上下の板材104,116も、溝118,124を介し、対応する棚1の後方の支柱6に強く固定される。上下の板材104,116と支柱6との、溝118,124を介した、固定構造は、図4に示す背板74と支柱6との溝76を介した固定機構と同一である。
図23は、上記テーブル49の台板50と支柱6とをL字金具などのL型補強具91によって連結した実施形態を示している。L型補強具91の一方部分91aを台板50にボルトとナットなどの止めネジ構造で固定し、他方部分91bを支柱6に、ボルトとナットとで固定する。この場合、支柱6は、図18に示すように追加のナット保持部48を備えた構成とし、このナット保持部48にナットを保持させる。このように台板50と支柱6とをL型補強具91で固定することで台板50を介して、四本の支柱6が結合し、棚板12の前後の支柱6が一体となる上記補強機構によって、棚1は強固な直方体のセグメントの集合体となり、棚板12を厚くしたり、支柱6を太くすることなく棚1の強度が補強される。棚1のデザイン性を重視するならばこのことは重要である。
他のテーブル70,72も同様に支柱6との結合部にL型金具91を用いて補強することができる。
1 棚
2 棚上部
4 棚下部
6 支柱
8a 分割支柱
8b 分割支柱
10 帯板
12 棚板
14 分割管体(アルミ押出材)
16 鉄芯(寸切ボルト)
18 凹入部
20 鉄芯保持部
22 ナット保持部
24 固定具
26 六角穴付きボルト(キャップスクリュー)
28 六角ナット
30 爪付きナット
32 支柱取付部
34 ナット
36 ナット
38 平ワッシャ
40 平ワッシャ
42 ナット
44 ナット
46 平ワッシャ
48 ナット保持部
50 台板
52 嵌合凹部
54 テーブル脚
56 管体
58 鉄芯
60 ナット
62 平ワッシャ
64 アジャスタ
70 コーナーテーブル
72 テーブル
74 背板
74a 板本体
76 溝
78 ボルト挿入孔
80 補強用板材
82 嵌合凹部
84 嵌合凹部
86 ナット
88 ボルト
90 角材
91 L型補強具
92 支持材
94 溝
96 嵌合凹部
98 台板
100 台板
102 脚部
104 上部板材
106a 嵌合凹部
106b 嵌合凹部
108 嵌合凹部
110 嵌合凹部
112 嵌合凹部
114 嵌合凹部
116 下部板材
118 溝
120 溝
122 溝
124 溝

Claims (11)

  1. 床上に配置されるベース用帯板(10a)と天井の下方に水平に配置される上部帯板(10b)と、前記ベース用帯板(10a)と上部帯板(10b)との間に互いに所定の段差を存して複数水平に配置される棚板(12)と、前記各棚板(12)の四隅及び該棚板(12)の前後に形成された複数個の穴に挿入され、前記各棚板(12)を所定位置に保持する管状の複数の支柱(6)とを備え、前記各支柱(6)の下端部を前記ベース用帯板(10a)に垂直に結合し、前記各支柱(6)の上端部を前記上部帯板(10b)に垂直に連結して棚を構成し、該棚を一方向に伸びる補強材を用いて補強する補強機構であって、前記各支柱(6)の内部にナット保持部(22)を設け、前記補強材にその長手方向に対して直角な方向に複数の溝(76)と、該溝(76)に連通するボルト挿入孔(78)を設け、各支柱(6)に対して補強材を直角に掛け渡し、前記溝(76)の両縁部(a)(b)を、各支柱(6)の管壁に当接し、前記ボルト挿入孔(78)に挿入したボルト(88)を前記支柱(6)のナット保持部(22)内のナット(86)にねじ込み、前記溝(76)を介して、前記補強材を前記支柱(6)に固定したことを特徴とする棚の補強機構。
  2. 前記補強材の下端を前記棚板(12)の上面に圧接したことを特徴とする請求項1に記載の棚の補強機構。
  3. 前記補強材を、前記複数の支柱(6)の中、前記棚板(12)の後方に配列された支柱(6)の管壁に当接し、前記ボルト挿入孔(78)に挿入したボルト(88)を前記支柱(6)のナット保持部(22)内のナット(86)にねじ込み、前記溝(76)を介して、前記補強材を前記棚の後方に配列さされた支柱(6)に固定したことを特徴とする請求項1に記載の棚の補強機構。
  4. 前記補強材が横長の板状部材(74)であり、該板状部材(74)の長手方向に対して直角方向に、前記棚板(12)の後方側に配列された複数の支柱(6)に対応して、複数の溝(76)を設け、該溝(76)の両縁部(a)(b)が前記対応する支柱(6)の管壁に当接するようにしたことを特徴とする請求項1に記載の棚の補強機構。
  5. 前記補強材に複数の仕切用板材(80)を垂直に連結し、該複数の板材(80)の下端を前記棚板(12)の上面に当接し、前記板材(80)中、一部の仕切材(80)の側面を前記棚板(12)の前方に位置する支柱(6)に当接し、他の板材(80)の側面を前記棚板(12)の後方に位置する支柱(6)に当接したことを特徴とする請求項1に記載の棚の補強機構。
  6. 前記補強材が横長の角材(90)であり、該角材(90)の長手方向に対して直角方向に、複数の溝(76)を設け、該溝(76)の両縁部(a)(b)を前記支柱(6)の管壁に当接するようにしたことを特徴とする請求項1に記載の棚の補強機構。
  7. テーブル(49)の台板(50)の両側に嵌合凹部(52)を設け、該嵌合凹部(52)を棚板(12)の前後と左右に配置された支柱(6)に嵌合させるとともに、前記台板(50)を前記支柱(6)に支持し、前記台板(50)を脚部(54)によって床面に対して水平に支持したことを特徴とする請求項1に記載の棚の補強機構。
  8. 前記台板(50)の嵌合凹部(52)に嵌合する支柱(6)にL型補強具(91)の一方部分をボルトとナットとで固定し、前記L型補強具(91)の他方部分を台板(50)にネジ止めにより固定したことを特徴とする請求項6に記載の棚の補強機構。
  9. 前記棚を2つ並べて配置し、テーブルの台板(50)の両側に嵌合凹部(52)を設け、該嵌合凹部(52)を一方の棚の棚板(12)の前後と、他方の棚の棚板(12)の前後に配置された支柱(6)に嵌合させるとともに前記台板(50)を脚部(54)によって床面に対して水平に支持したことを特徴とする請求項1に記載の棚の補強機構。
  10. 前記棚を2台直角に配置し、コーナーテーブル(70)の台板(98)(100)の両側に嵌合凹部(106a)(106b)を設け、該嵌合凹部(106a)(106b)を一方の棚の棚板(12)の前後と、他方の棚の棚板(12)の前後に配置された支柱(6)に嵌合させるとともに前記台板(100)を脚部(102)によって床面に対して水平に支持したことを特徴とする請求項1に記載の棚の補強機構。
  11. 前記コーナーテーブル(70)の脚部(102)を管状に形成し、内部にナット保持部を設け、該コーナーテーブル(70)の台板(100)に、板材(104)(116)を配置し、該板材(104)(116)に支柱(6)用と脚部(102)用の溝(118)(124)(120)(122)を設け、前記支柱用の溝(118)(124)の両縁部(a)(b)を前記一方の棚と他方の棚の棚板(12)の後方に位置する支柱(6)の管壁に当接し、ボルト(88)とナット(86)とで板材(104)(116)の両端側を前記直角に並んだ棚(1)の各後方の支柱(6)(6)に固定し、前記脚部用の溝(120)(122)の両縁部(a)(b)を前記コーナーテーブル(70)の脚部(102)の管壁に当接し、ボルトとナットとで板材(104)(116)の中間部を前記コーナーテーブル(70)の脚部(102)に固定したことを特徴とする請求項10に記載の棚の補強機構。
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