JP2016082088A - 回路基板付きヒートシンク及びその製造方法 - Google Patents
回路基板付きヒートシンク及びその製造方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2016082088A JP2016082088A JP2014212567A JP2014212567A JP2016082088A JP 2016082088 A JP2016082088 A JP 2016082088A JP 2014212567 A JP2014212567 A JP 2014212567A JP 2014212567 A JP2014212567 A JP 2014212567A JP 2016082088 A JP2016082088 A JP 2016082088A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- heat sink
- circuit board
- conductor plate
- plate
- joining
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Images
Landscapes
- Structure Of Printed Boards (AREA)
- Cooling Or The Like Of Semiconductors Or Solid State Devices (AREA)
- Ceramic Products (AREA)
Abstract
【解決手段】放熱器は、回路基板とヒートシンク本体とを有している。回路基板は、セラミックス板と、アルミニウム材よりなる第1導体板及び第2導体板とを有している。ヒートシンク本体はアルミニウム材より構成されており、第2導体板とろう材層を介して接合されている。ろう材層は第2導体板及びヒートシンク本体の少なくとも一方と接合することなく周囲の接合界面よりも陥没した非接合部を有している。第2導体板の外周端縁231、外周端縁231におけるいずれかの辺に平行な2本の第1分割線D1及び第1分割線D1と直交する2本の第2分割線D2に沿って第2導体板23の表面を9個の仮想領域Rに等分割したときに、角部に配された角部仮想領域REは、それら以外の仮想領域Rに比べて、非接合部42を第2導体板23上に投影してなる非接合領域の面積比率が大きい。
【選択図】図2
Description
アルミニウム材よりなり上記第2導体板とろう材層を介して接合されたヒートシンク本体とを有しており、
上記ろう材層は、上記第2導体板及び上記ヒートシンク本体の少なくとも一方と接合することなく周囲の接合界面よりも陥没した非接合部を有し、
上記第2導体板の外周端縁、該外周端縁におけるいずれかの辺に平行な2本の第1分割線及び該第1分割線と直交する2本の第2分割線に沿って上記第2導体板の表面を9個の仮想領域に等分割したときに、角部に配された4個の角部仮想領域は、それら以外の上記仮想領域に比べて、上記非接合部を上記第2導体板上に投影してなる非接合領域の面積比率が大きいことを特徴とする回路基板付きヒートシンクにある。
ろうの流入を防止する接合防止剤を上記ヒートシンク本体または上記第2導体板の少なくとも一方に予め塗布し、
次いで、上記ヒートシンク本体上にろう材及び上記回路基板を搭載し、
その後、上記ヒートシンク本体、上記ろう材及び上記回路基板を加熱してろう付を行い、上記ろう材層を介して上記ヒートシンク本体と上記回路基板とを接合させると共に、該ろう材層における上記接合防止剤上に上記非接合部を形成することを特徴とする回路基板付きヒートシンクの製造方法にある。
上記回路基板付きヒートシンクの実施例を、図を用いて説明する。図1に示すように、回路基板付きヒートシンク1は、回路基板2とヒートシンク本体3とを有しており、回路基板2とヒートシンク本体3とがろう付により接合されている。回路基板2は、セラミックス板21と、セラミックス板21の表側面に接合されたアルミニウム材よりなる第1導体板22と、セラミックス板21の裏側面に接合されアルミニウム材よりなり矩形を呈する第2導体板23とを有している。ヒートシンク本体3は、アルミニウム材より構成されており、第2導体板23とろう材層4を介して接合されている。
本例は、クラッド板材からなるヒートシンク本体3bを用いた回路基板付きヒートシンク1bの例である。本例のヒートシンク本体3bにおけるベース部31bは、JIS A 6000系アルミニウム合金(図3、符号A)上にJIS A 1000系アルミニウム(図3、符号B)がクラッドされたクラッド板より構成されている。図3に示すように、ベース部31bの回路基板2側には、1000系アルミニウムが配されている。なお、ベース部31bの回路基板2と反対側には、6000系アルミニウム合金よりなる放熱フィン部32が立設されている。
本例は、実施例1において接合防止剤5の塗布パターンを変更した例である。本例においては、図4に示すように、ベース部31上に、ベース部31の長さ方向に平行な9本の塗布線L1及び幅方向に平行な9本の塗布線L2からなる格子状のパターンを描画した。
2 回路基板
21 セラミックス板
22 第1導体板
23 第2導体板
231 第2導体板の外周端縁
3 ヒートシンク本体
4 ろう材層
41 接合界面
42 非接合部
D1 第1分割線
D2 第2分割線
R 仮想領域
RE 角部仮想領域
Claims (7)
- セラミックス板と、該セラミックス板の表側面に接合されたアルミニウム材よりなる第1導体板と、上記セラミックス板の裏側面に接合されアルミニウム材よりなり矩形を呈する第2導体板とを有する回路基板と、
アルミニウム材よりなり上記第2導体板とろう材層を介して接合されたヒートシンク本体とを有しており、
上記ろう材層は、上記第2導体板及び上記ヒートシンク本体の少なくとも一方と接合することなく周囲の接合界面よりも陥没した非接合部を有し、
上記第2導体板の外周端縁、該外周端縁におけるいずれかの辺に平行な2本の第1分割線及び該第1分割線と直交する2本の第2分割線に沿って上記第2導体板の表面を9個の仮想領域に等分割したときに、角部に配された4個の角部仮想領域は、それら以外の上記仮想領域に比べて、上記非接合部を上記第2導体板上に投影してなる非接合領域の面積比率が大きいことを特徴とする回路基板付きヒートシンク。 - 上記9個の仮想領域のうち中央に配された中央仮想領域は、それ以外の上記仮想領域に比べて、上記非接合領域の面積比率が小さいことを特徴とする請求項1に記載の回路基板付きヒートシンク。
- 上記非接合部の陥没深さは0.1mm以下であることを特徴とする請求項1または2に記載の回路基板付きヒートシンク。
- 上記ヒートシンク本体は上記回路基板が接合される平板状のベース部を有しており、該ベース部は、JIS A 6000系アルミニウム合金またはJIS A 3000系アルミニウム合金のいずれかにJIS A 1000系アルミニウムがクラッドされたクラッド板よりなり、上記回路基板側にJIS A 1000系アルミニウムが配されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の回路基板付きヒートシンク。
- 請求項1〜4のいずれか1項に記載の回路基板付きヒートシンクの製造方法であって、
ろうの流入を防止する接合防止剤を上記ヒートシンク本体または上記第2導体板の少なくとも一方に予め塗布し、
次いで、上記ヒートシンク本体上にろう材及び上記回路基板を搭載し、
その後、上記ヒートシンク本体、上記ろう材及び上記回路基板を加熱してろう付を行い、上記ろう材層を介して上記ヒートシンク本体と上記回路基板とを接合させると共に、該ろう材層における上記接合防止剤上に上記非接合部を形成することを特徴とする回路基板付きヒートシンクの製造方法。 - 上記接合防止剤は、酸化チタンを含んでいることを特徴とする請求項5に記載の回路基板付きヒートシンクの製造方法。
- 上記ろう付は、フラックスを用いずに行うことを特徴とする請求項5または6に記載の回路基板付きヒートシンクの製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014212567A JP6422726B2 (ja) | 2014-10-17 | 2014-10-17 | 回路基板付きヒートシンク及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014212567A JP6422726B2 (ja) | 2014-10-17 | 2014-10-17 | 回路基板付きヒートシンク及びその製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2016082088A true JP2016082088A (ja) | 2016-05-16 |
JP6422726B2 JP6422726B2 (ja) | 2018-11-14 |
Family
ID=55956405
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2014212567A Active JP6422726B2 (ja) | 2014-10-17 | 2014-10-17 | 回路基板付きヒートシンク及びその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6422726B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP3367433A1 (de) * | 2017-02-28 | 2018-08-29 | Robert Bosch GmbH | Kontaktanordnung |
WO2023032624A1 (ja) * | 2021-08-31 | 2023-03-09 | 三菱電機株式会社 | 冷却器、冷却器の製造方法、半導体装置および半導体装置の製造方法 |
Citations (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH01106451A (ja) * | 1987-10-20 | 1989-04-24 | Hitachi Ltd | 半導体装置 |
JPH088373A (ja) * | 1994-06-23 | 1996-01-12 | Toshiba Corp | 放熱装置 |
JP2000349209A (ja) * | 1999-06-09 | 2000-12-15 | Mitsubishi Electric Corp | パワー半導体モジュール |
JP2008235672A (ja) * | 2007-03-22 | 2008-10-02 | Toyota Industries Corp | 半導体装置、及び半導体装置の製造方法 |
JP2008294280A (ja) * | 2007-05-25 | 2008-12-04 | Showa Denko Kk | 半導体装置 |
JP2012146813A (ja) * | 2011-01-12 | 2012-08-02 | Showa Denko Kk | 電子素子搭載用基板の製造方法 |
WO2012157583A1 (ja) * | 2011-05-13 | 2012-11-22 | 富士電機株式会社 | 半導体装置とその製造方法 |
JP2013157361A (ja) * | 2012-01-26 | 2013-08-15 | Mitsubishi Materials Corp | ヒートシンク付パワーモジュール用基板の製造方法 |
-
2014
- 2014-10-17 JP JP2014212567A patent/JP6422726B2/ja active Active
Patent Citations (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH01106451A (ja) * | 1987-10-20 | 1989-04-24 | Hitachi Ltd | 半導体装置 |
JPH088373A (ja) * | 1994-06-23 | 1996-01-12 | Toshiba Corp | 放熱装置 |
JP2000349209A (ja) * | 1999-06-09 | 2000-12-15 | Mitsubishi Electric Corp | パワー半導体モジュール |
JP2008235672A (ja) * | 2007-03-22 | 2008-10-02 | Toyota Industries Corp | 半導体装置、及び半導体装置の製造方法 |
JP2008294280A (ja) * | 2007-05-25 | 2008-12-04 | Showa Denko Kk | 半導体装置 |
JP2012146813A (ja) * | 2011-01-12 | 2012-08-02 | Showa Denko Kk | 電子素子搭載用基板の製造方法 |
WO2012157583A1 (ja) * | 2011-05-13 | 2012-11-22 | 富士電機株式会社 | 半導体装置とその製造方法 |
JP2013157361A (ja) * | 2012-01-26 | 2013-08-15 | Mitsubishi Materials Corp | ヒートシンク付パワーモジュール用基板の製造方法 |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP3367433A1 (de) * | 2017-02-28 | 2018-08-29 | Robert Bosch GmbH | Kontaktanordnung |
WO2023032624A1 (ja) * | 2021-08-31 | 2023-03-09 | 三菱電機株式会社 | 冷却器、冷却器の製造方法、半導体装置および半導体装置の製造方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP6422726B2 (ja) | 2018-11-14 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5614485B2 (ja) | ヒートシンク付パワーモジュール用基板、ヒートシンク付パワーモジュール、及びヒートシンク付パワーモジュール用基板の製造方法 | |
JP6307832B2 (ja) | パワーモジュール用基板、ヒートシンク付パワーモジュール用基板、ヒートシンク付パワーモジュール | |
JP4524716B2 (ja) | ヒートシンク付パワーモジュール用基板及びその製造方法、並びに、ヒートシンク付パワーモジュール、パワーモジュール用基板 | |
JP6079505B2 (ja) | 接合体及びパワーモジュール用基板 | |
JP5991102B2 (ja) | ヒートシンク付パワーモジュール用基板、ヒートシンク付パワーモジュール、及びヒートシンク付パワーモジュール用基板の製造方法 | |
JP6638284B2 (ja) | 放熱板付パワーモジュール用基板及びパワーモジュール | |
WO2017051794A1 (ja) | 冷却器付き発光モジュールおよび冷却器付き発光モジュールの製造方法 | |
WO2016158020A1 (ja) | 半導体モジュール | |
JP5665355B2 (ja) | セラミック部材とフィン付き放熱部材との接合体の製造方法 | |
JP5966512B2 (ja) | ヒートシンク付パワーモジュール用基板の製造方法 | |
JP5801639B2 (ja) | 電子素子搭載用基板 | |
JP6422726B2 (ja) | 回路基板付きヒートシンク及びその製造方法 | |
JP6395530B2 (ja) | 半導体装置 | |
JP6050140B2 (ja) | 絶縁基板 | |
JP2008294282A (ja) | 半導体装置及び半導体装置の製造方法 | |
JP5853727B2 (ja) | ヒートシンク付パワーモジュール用基板の製造方法 | |
JP2008294281A (ja) | 半導体装置及び半導体装置の製造方法 | |
JP2008124187A (ja) | パワーモジュール用ベース | |
JP2008124187A6 (ja) | パワーモジュール用ベース | |
JP2016174034A (ja) | 半導体パワーモジュール | |
JP6316219B2 (ja) | パワー半導体モジュール | |
JP6139331B2 (ja) | パワーモジュール | |
JP6118583B2 (ja) | 絶縁基板 | |
JP6561883B2 (ja) | 回路基板の製造方法 | |
JP5887939B2 (ja) | ヒートシンク付きパワーモジュール用基板の製造方法及び製造装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20170922 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20180531 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20180605 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20180628 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20180918 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20181017 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6422726 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |