JP2016081834A - 光検出ユニット - Google Patents

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Abstract

【課題】所望の光学特性を発揮しつつ、容易な取り扱いが可能な光検出ユニットを提供する。【解決手段】光検出ユニット1は、電子をカスケード増倍する光電子増倍管9と、光電子増倍管9を駆動する駆動基板7と、光電子増倍管9の光入射窓116に対応する第1の光導入部21を有し、光電子増倍管9および駆動基板7を収容する遮光ケース8と、遮光ケース8に収容されると共に、第1の光導入部21と光入射窓116の間を結ぶ第1の光軸P1上に配置された第1の光学フィルタ11と、を備える。【選択図】図2

Description

本発明は、平面型の光電子増倍管を含む光検出ユニットに関する。
特許文献1には、光検出ユニットが開示されている。この光検出ユニットでは、フレキシブル配線基板が接続された光電子増倍管が遮光ケース内に収容されている。
特開2014−164814号公報
ところで、光検出ユニットのような光学装置では、光の波長を選択し、所望の光学特性を発揮することが望ましいが、光学装置に対して、光の波長を選択するための光学部品やその固定部材などがさらに追加されることで、その取り扱いが煩雑になってしまう場合があった。
そこで、本発明は、所望の光学特性を発揮しつつ、容易な取り扱いが可能な光検出ユニットを提供することを目的とする。
本発明の一形態に係る光検出ユニットは、第1の面板、第1の面板と対向する第2の面板、および第1の面板と第2の面板との間に配置された枠状の側壁により構成された真空筐体に、光電面、電子増倍部および陽極部が収容されると共に光電面へ光を導くための光入射窓部が設けられており、第1の面板または第2の面板に配置された電子増倍部が第1の面板または第2の面板に沿った方向に進行する電子をカスケード増倍する光電子増倍管と、光電子増倍管と電気的に接続され、光電子増倍管を駆動する駆動基板と、光入射窓部に対応する第1の光導入部を有し、光電子増倍管および駆動基板を収容するケースと、ケースに収容されると共に、第1の光導入部と光入射窓部の間を結ぶ第1の光軸上に配置された第1の波長選択部と、を備える。
この光検出ユニットでは、第1の光導入部からケース内に光が導入される。ケース内に導かれた光は、第1の光導入部に対応する光入射窓部から光電子増倍管内へ導かれて、光電面に入射する。ここで、ケース内には、第1の光導入部から光入射窓部までの間に第1の光軸が形成され、この第1の光軸上には、第1の波長選択部が配置されている。この構成によれば、第1の光導入部からケース内に導かれた光は、光電子増倍管へ到達するまでの間に第1の波長選択部を通過するので、第1の波長選択部に対応する波長の光が選択される。従って、光検出ユニットは所望の光学特性を発揮することが可能になる。そして、第1の波長選択部は、光電子増倍管および駆動基板とともにケース内に収容されている。従って、光検出ユニットは容易に取り扱うことができる。
また、光検出ユニットは、第1の光導入部および第1の波長選択部の間に配置され、第1の光軸と交差するダイクロイックミラーを更に備えていてもよい。この構成によれば、ケース内のダイクロイックミラーが、所定波長の光を反射し、所定波長以外の波長を有する光を透過するので、第1の光軸及び第1の光軸とは別の方向に延びた光軸を形成することが可能になる。ケース内に複数の光軸が形成されるので、それぞれの光軸に所定の機能を持たせることが可能になる。従って、光検出ユニットによれば、所望の光学特性を発揮すると共に取り扱いが容易な測定系を得ることができる。
また、光検出ユニットは、ダイクロイックミラーを保持するミラー保持面と、第1の光軸と交差する第1の開口部と、を有する第1の保持部を更に備え、第1の保持部、第1の波長選択部、光電子増倍管、および駆動基板は、第1の光軸の方向に沿ってこの順に配置されていてもよい。この第1の保持部によれば、第1の光軸を妨げることなく、ダイクロイックミラーを保持することができる。そして、第1の保持部、第1の波長選択部、光電子増倍管、および駆動基板が第1の光軸の方向に沿って配置された積み重ね構造によれば、ケースの収容効率を高めることができる。
また、光検出ユニットは、第1の光軸と交差する第2の開口部を有し、第1の保持部と第1の波長選択部との間に配置された緩衝部を更に備えていてもよい。この緩衝部によれば、ケースの外部から加えられる振動や衝撃から第1の波長選択部を保護することができる。また、緩衝部によれば、第2の開口部を通る光のみを通過させ、第2の開口部を通らない光を遮蔽する。従って、光電子増倍管に入射するノイズ光を低減することができる。
また、光検出ユニットは、第1の波長選択部が嵌め込まれる嵌め込み部と、第1の光軸と交差する第3の開口部と、を有する第2の保持部を更に備えていてもよい。この第2の保持部によれば、第1の波長選択部を確実に保持することができる。また、第2の保持部によれば、第3の開口部を通る光のみを通過させ、第3の開口部を通らない光を遮蔽する。従って、光電子増倍管に入射するノイズ光を更に低減することができる。
また、光検出ユニットは、第1の光軸の方向に沿って貫通すると共に光電子増倍管を収容する収容部を有する第3の保持部を更に備え、ケースは、第1の光導入部を有するケース底部と、ケース底部に対向するケース蓋部とを有し、ケース底部とケース蓋部との間には、第1の保持部、緩衝部、第2の保持部および第3の保持部がこの順に配置されていてもよい。この第3の保持部によれば、光電子増倍管を確実に保持することができる。また、第1の保持部、緩衝部、第2の保持部および第3の保持部による積層構造によれば、第1の波長選択部とダイクロイックミラーの破損を抑制しつつ、これらをケースに対して確実に固定することができる。
また、第1の光軸の方向に沿った第3の保持部の高さは、第1の光軸の方向に沿った光電子増倍管の高さよりも大きくされてもよい。この第3の保持部によれば、第3の保持部に収容された光電子増倍管が第3の保持部からはみ出ることがない。従って、光電子増倍管を好適に保護することができる。
また、駆動基板は、第1の光軸の方向から見て収容部を塞ぐように配置されていてもよい。この構成によれば、収容部へのノイズ光の侵入が防止される。従って、収容部に収容された光電子増倍管へのノイズ光の侵入を抑制することができる。
また、光検出ユニットは、第1の光軸と交差する第2の光軸上に配置された第2の波長選択部を更に備えていてもよい。この第2の波長選択部によれば、第2の光軸を進行する光から、所定波長の光を選択することができる。
また、第2の波長選択部は、ケースのケース底部と、緩衝部とに挟まれていてもよい。この構成によれば、第2の波長選択部を保護しつつ、第2の波長選択部をケースに対して確実に固定することができる。
また、光検出ユニットは、駆動基板とケースのケース蓋部との間に形成された充填部を更に備えていてもよい。この充填部によれば、駆動基板を電気的に安定して動作させることができる。
本発明の一形態に係る光検出ユニットによれば、所望の光学特性を発揮しつつ、容易な取り扱いが可能な光検出ユニットが提供される。
図1は、本発明の一形態に係る光検出ユニットの斜視図である。 図2は、光検出ユニットの構造を分解して示す斜視図である。 図3は、光検出ユニットの断面図である。 図4は、光電子増倍管の構造を分解して示す斜視図である。 図5は、変形例に係る光検出ユニットの断面図である。 図6は、光検出ユニットを利用したマイクロ流体蛍光検出器を示す斜視図である。
以下、添付図面を参照しながら本発明を実施するための形態を詳細に説明する。図面の説明において同一の要素には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。
図1に示されるように、光検出ユニット1は、光源2から出射された励起光L1を測定対象物3に照射し、照射によって発生する蛍光L2を検出する。光検出ユニット1は、光検出部4、フレキシブル配線基板6が接続された駆動基板7(図2参照)を備えている。フレキシブル配線基板6は、一端に駆動基板7が接続され、他端に電気回路部(不図示)が接続されている。電気回路部には、例えば光検出部4への供給電圧を分圧するための抵抗素子等を備えた分圧回路などが搭載されている。なお、分圧回路は発熱体であるため、分圧回路の熱の影響を避けるために、光検出部4は分圧回路から離間させることが好ましい。特に、光検出部4は、後述するように平面型の光電子増倍管を有しているので、光電面等の、高温による影響を受けやすい構成が平面部に近接するために、より発熱の影響を受けやすい。そのため、本実施形態の光検出ユニット1のように、光検出部4と発熱量の多い電気回路部とを離間させることで、光検出ユニット1の動作をより安定させることができる。
図2に示されるように、光検出部4は、遮光ケース(ケース)8と、光電子増倍管9(PhotoMultiplier Tube:PMT)と、第1の光学フィルタ(第1の波長選択部)11と、第2の光学フィルタ(第2の波長選択部)12と、を有する。
遮光ケース8は、その内部空間に駆動基板7と光電子増倍管9と第1の光学フィルタ11と第2の光学フィルタ12とを収容する。遮光ケース8は、光電子増倍管9、第1の光学フィルタ11、第2の光学フィルタ12の間における相対的な位置を保持する。相対的な位置関係が保持された、光電子増倍管9、第1の光学フィルタ11、第2の光学フィルタ12等は、第1の光軸P1を有する光学系を構成する。また、遮光ケース8は、光学系に侵入するノイズ光を遮蔽する。
遮光ケース8は、高い電気絶縁性と高い遮光性を有する黒色樹脂(例えば、ABS樹脂)で構成され、その外形は直方体状を呈している。なお、遮光ケース8は、電気的な絶縁処理を施した金属製の筐体であってもよい。例えば、遮光ケース8は、アルマイト膜を形成したアルミケースであってもよい。遮光ケース8は、ケース蓋(ケース蓋部)13と、ケース枠14と、ケース底(ケース底部)16とを有する。ケース蓋13の角部およびケース枠14の角部には、貫通孔17が形成されている。ケース底16の角部には、貫通孔17に対応するようにネジ穴18が形成されている。これら貫通孔17とネジ穴18にネジがねじ込まれることによって、ケース蓋13がケース枠14を介してケース底16に対して固定される。
図3に示されるように、ケース底16は、第1の光導入部21と第2の光導入部22とを有する。第2の光導入部22は、第2の光軸P2を構成する。第2の光軸P2は、光源2から出射された励起光L1のためのものである。第2の光導入部22は、ケース底16の前面23から、前後方向に沿って延びた開口である。第2の光導入部22には、光源2が取り付けられている。光源2は、測定対象物3に照射される励起光L1を提供する励起光源である。第1の光導入部21は、第1の光軸P1を構成する。第1の光導入部21は、励起光L1を遮光ケース8の外部に出射すると共に、測定対象物3の蛍光L2を遮光ケース8に導入するためのものである。第1の光導入部21は、ケース底16の底面24から高さ方向に沿って延びた開口である。つまり、第1の光軸P1と第2の光軸P2とは互いに交差し、本実施形態においては略直交する。
第2の光軸P2上には、第2の光学フィルタ12が配置されている。光源2から出射される光が、様々な波長を含む光である場合、第2の光学フィルタ12は、その光から所定波長を有する光のみを透過する。すなわち、第2の光学フィルタ12は、励起光L1の波長を選択する。第2の光学フィルタ12を透過した光は、所定波長を有する励起光L1である。
第1の光軸P1上には、ダイクロイックミラー26が配置されている。ダイクロイックミラー26は、所定波長を有する光を反射し、所定波長以外の波長を有する光を透過することにより、光源2と協働して、第2の光軸P2を有する光学系を構成する。具体的には、ダイクロイックミラー26は、所定波長を有する励起光L1を反射し、第1の光導入部21へ導く。また、ダイクロイックミラー26は、第1の光導入部21から導入された蛍光L2を透過し、光電子増倍管9へ導く。ダイクロイックミラー26は、励起光L1の進行方向を変換するために、第2の光軸P2に対して45度傾くように配置されている。ダイクロイックミラー26をこのような姿勢に保持するために、光検出ユニット1は、ミラー保持体(第1の保持部)27を有する。なお、第2の光学フィルタ12のみで、光源2から出射される光を所定波長を有する励起光L1とするのに限らず、第2の光学フィルタ12とダイクロイックミラー26の両者の波長選択特性を利用して、光源2から出射される光を所定波長を有する励起光L1としてもよい。この場合、ダイクロイックミラー26を経て初めて所定波長を有する励起光L1となる。
ミラー保持体27は、高い電気絶縁性と高い遮光性を有する黒色樹脂(例えば、ABS樹脂)で構成された部材であって、ダイクロイックミラー26を第2の光軸P2に対して傾けて保持するためのものである。ミラー保持体27は、第1の光軸P1上に配置されると共に、第2の光軸P2の延長線上に配置されている。また、ミラー保持体27は、ケース底16の収容部28に嵌め込まれている。すなわち、ミラー保持体27の底面は、ケース底16と接触している。ミラー保持体27は、略直方体状の形状を呈すると共に、一対のミラー保持面29と、一対のミラー保持体27の間に形成された第1の開口部31とを有する(図2参照)。ミラー保持面29は、ミラー保持体27の前端側に形成され、第2の光軸P2に対して45度だけ傾いている。ダイクロイックミラー26は、ミラー保持面29と、ミラー保持面29と対向してケース底16に形成され、同様の傾斜角度を有する一対の傾斜面20との間に挟み込まれることで固定される。第1の開口部31は、第1の光軸P1と交差するように(ミラー保持体27が第1の光軸P1を妨げないように)形成されている。
ミラー保持体27上には、遮光性のゴムシート(緩衝部)32が配置されている。ゴムシート32は、遮光ケース8の外部から与えられる振動や衝撃から光電子増倍管9、第1の光学フィルタ11などを保護する緩衝材として機能するとともに、光電子増倍管9、第1の光学フィルタ11へのノイズ光の入射を抑制する。ゴムシート32は、第1の光軸P1の方向から見て、ミラー保持体27と第2の光学フィルタ12とを覆うように配置されている。ゴムシート32は、第1の光軸P1と交差している。ゴムシート32における第1の光軸P1と交差する位置には、アパーチャ(第2の開口部)33が形成されている。すなわち、アパーチャ33は、第1の光導入部21およびダイクロイックミラー26の上に形成されている。
ゴムシート32上には、第1の光学フィルタ11が配置されている。第1の光学フィルタ11は、第1の光軸P1上に配置されている。第1の光学フィルタ11は、第1の光軸P1を進行する蛍光L2に含まれ得るノイズ光といった検出対象となる波長以外の波長をカットする。すなわち、第1の光学フィルタ11は、第1の光軸P1を進行する光から所定波長の光のみを透過する。第1の光学フィルタ11は、いわゆるノイズカットフィルタとしての機能を有する。
第1の光学フィルタ11は、フィルタ保持体(第2の保持部)34に取り付けられている。フィルタ保持体34は、高い電気絶縁性と高い遮光性を有する黒色樹脂(例えば、ABS樹脂)で構成された板状の形状を呈し、嵌め込み部36と、アパーチャ(第3の開口部)37とを有する。嵌め込み部36は、ゴムシート32と接触する底面に形成されている。嵌め込み部36は、第1の光軸P1に沿った方向から見て、第1の光学フィルタ11に対応する凹状の形状を呈する。すなわち、嵌め込み部36は、がたつきを生じさせることなく、第1の光学フィルタ11を収容可能な形状を呈し、嵌め込み部36とゴムシート32とで挟まれることで第1の光学フィルタ11が固定される。嵌め込み部36の底面(凹状部の底面)には、アパーチャ37が形成されている。アパーチャ37は、第1の光軸P1上に配置されている。すなわち、アパーチャ37は、第1の光導入部21、ダイクロイックミラー26、アパーチャ33および第1の光学フィルタ11の上に配置されている。
フィルタ保持体34上には、光電子増倍管9が配置されている。図4に示されるように、光電子増倍管9は、透過型の光電面を有する平面型の光電子増倍管であって、上側フレーム(第2の面板)101と、側壁フレーム(側壁)102と、上側フレーム101に対して側壁フレーム102を挟んで対向する下側フレーム(第1の面板)103により構成された真空筐体104を有する。真空筐体104は、平面部分を構成する辺や径などの寸法(本実施形態においては上側フレーム101および下側フレーム103の長手側および短手側の長さ)よりも、その高さ(厚さ)が小さい、扁平形状を有しており、その内部空間(真空領域)も同様の形状を有する。この光電子増倍管9は、光電面への光の入射方向と、電子増倍部での電子の増倍方向が交差する電子管である。つまり、光電子増倍管9は、下側フレーム103が構成する平面と交わる方向から光が入射されると、光電面から放出された光電子が電子増倍部に入射し、下側フレーム103が構成する平面の面方向に二次電子をカスケード増幅し、陽極部から信号を取り出す電子管である。
なお、以下の説明においては、電子増倍方向に沿って、電子増倍路(電子増倍チャネル)の上流側(光電面側)を“一方側”とし、下流側(陽極部側)を“他方側”とする。引き続いて、光電子増倍管9の各構成要素について詳細に説明する。
上側フレーム101は、矩形平板状の絶縁性のセラミックスを主材料とする配線基板106を基材として構成されている。このような配線基板としては、微細な配線設計が可能で、かつ表裏の配線パターンを自由に設計できるLTCC(Low Temperature Co-fired Ceramics:低温同時焼成セラミックス)等を用いた多層配線基板が用いられる。配線基板106には、主面106aと主面106bとの間を貫通する複数の導電性端子201A〜201Dが設けられている。導電性端子201A〜201Dは、外部からの給電や信号の取り出しを行うものであり、側壁フレーム102、後述する光電面107、集束電極108、壁状電極109、電子増倍部111および陽極112と電気的に接続されている。導電性端子201Aは側壁フレーム102の給電用として、導電性端子201Bは、光電面107、集束電極108および壁状電極109の給電用として、導電性端子201Cは、電子増倍部111の給電用として、導電性端子201Dは、陽極112の給電および信号取り出し用として、それぞれ設けられている。これらの導電性端子201A〜201Dは、配線基板106の内面(真空側面)であって、外面(筐体外側面)である主面106bに対して対向する絶縁性の主面016a上の導電膜や導電性端子と相互に接続されている。また、導電性端子201A〜201Dは、導電性端子と側壁フレーム102、光電面107、集束電極108、壁状電極109、電子増倍部111および陽極112に接続されている。なお、上側フレーム101は、導電性端子201を設けた多層配線基板に限定されない。上側フレーム101は、外部からの給電や信号の取り出しを行う導電性端子が貫通して設けられた、ガラス基板等の絶縁材料からなる板状部材でもよい。
側壁フレーム102は、矩形平板状のシリコン基板113を基材として構成されている。側壁フレーム102には、貫通部301が形成されている。貫通部301は、シリコン基板113の主面113aと主面113bに向かって、枠状の側壁部302に囲まれている。この貫通部301はその開口が矩形であって、その外周はシリコン基板113の外周に沿うように形成されている。
この貫通部301内には、一方側から他方側に向かって、壁状電極109、集束電極108、電子増倍部111および陽極112が配置されている。これらの壁状電極109、集束電極108、電子増倍部111および陽極112は、シリコン基板113をRIE(Reactive Ion Etching)加工等によって加工することにより形成されている。
壁状電極109は、後述するガラス基板114の主面114aと正対する方向から見て、後述する光電面107を取り囲むように形成された枠状の電極である。また、集束電極108は、光電面107から放出された光電子を集束して電子増倍部111へと導くための電極であり、光電面107と電子増倍部111との間に設けられている。
電子増倍部111は、光電面107から陽極112に向う電子増倍方向に沿って異なる電位に設定されるN段(Nは2以上の整数)のダイノード(電子増倍部)から構成されており、各段を跨って電子増倍方向に伸びる、複数の電子増倍路(電子増倍チャネル)を有する。また、陽極112は光電面107とともに電子増倍部111を挟む位置に配置される。
これら壁状電極109、集束電極108、電子増倍部111および陽極112は、それぞれ、下側フレーム103に陽極接合、拡散接合、更には低融点金属(例えばインジウム)等の封止材を用いた接合等によって固定されており、これにより該下側フレーム103上に二次元的に配置される。
下側フレーム103は、矩形平板状の透光性部材であってガラス基板114を基材として構成されている。このガラス基板114は、絶縁材料であるガラスによって配線基板106の主面106aに対向し、真空筐体104の内面(真空側面)である主面114aを形成する。主面114a上における、側壁フレーム102の貫通部301に対向する部位(側壁部302との接合領域以外の部位)であって、陽極112側と反対側の端部には、透過型光電面である光電面107が形成されている。そして、真空筐体104の外面(筐体外側面)となる主面114bにおいて、光電面107と対向する領域を、光入射窓(光入射窓部)116とする。光入射窓116は、主面114bに垂直な方向、つまり、光電子増倍管9への光入射方向から見て、光電面107と対向するような入射光透過性領域であり、光電面107は、光入射窓116を透過した光に対して光電変換を行う。また、主面114a上の電子増倍部111および陽極112が搭載される部位には、増倍電子の主面114aへの入射を防止するための、複数の矩形状の窪み部117が形成されている。電子増倍部111を構成する複数段のダイノードおよび陽極112は、複数の窪み部117の間の平面部である中間部118上に配置される。
図3に示されるように、光電子増倍管9はPMT保持体(第3の保持部)38に取り付けられている。PMT保持体38は、枠状の形状を呈し、PMT収容部(収容部)39を有する。PMT収容部39は、第1の光軸P1に沿った方向から見て、光電子増倍管9の外形に対応する内形形状を呈する。すなわち、PMT収容部39は、がたつきを生じさせることなく、光電子増倍管9を収容可能な形状を呈する。
駆動基板7は、PMT保持体38のPMT収容部39を覆うように配置されている。具体的には、駆動基板7の面積は、PMT収容部39の開口面積よりも大きい。そして、駆動基板7の4個の辺部のそれぞれは、PMT収容部39を取り囲むPMT保持体38のそれぞれの辺部に対して接触している。
フレキシブル配線基板6は、主に分圧回路から光電子増倍管9に対して給電するための配線を含んだ薄膜状の構造物であって、屈曲可能な可撓性を有する。当該配線は透光性の絶縁性樹脂で覆われている。フレキシブル配線基板6の配線は、具体的には、高圧ケーブルを介して分圧回路に供給された高電圧を、分圧回路の複数の分圧用電気素子(抵抗素子)が分圧し、その分圧した電圧を、光電子増倍管9の電子増倍部111の各段等へ供給するための配線を含む。フレキシブル配線基板6は、遮光ケース8の側面に設けられた貫通孔を介して、遮光ケース8の内部空間まで導かれている。
これら駆動基板7と光電子増倍管9とPMT保持体38とは、まず、駆動基板7と接続された光電子増倍管9がPMT保持体38に嵌め込まれる。その後、PMT保持体38に対して、駆動基板7が接着剤より固定される。なお、駆動基板7とケース蓋13との間に形成される空間には、絶縁性樹脂からなるポッティング材が充填された充填部40が形成されてもよい。この充填部40によれば、遮光性や湿気の侵入による影響を抑制することができる。その際、PMT保持体38のPMT収容部39が駆動基板7で覆われていれば、ポッティング材がPMT収容部39に入り込み、光入射面等を覆うことが抑制される。従って、このポッティング材によれば、光検出ユニット1の駆動基板7を電気的に安定して動作させることができる。
上述した第2の光学フィルタ12とミラー保持体27とは、ケース底16に保持されている。ケース底16は、第2の光学フィルタ12のための収容部41と、ミラー保持体27のための収容部28とを有する。収容部41は、第2の光学フィルタ12を嵌め込み可能な溝状を呈している。収容部28は、凹状の形状を呈し、ミラー保持体27の後端面、両側面、および底面に当接している。
ケース枠14は、フィルタ保持体34およびPMT保持体38のための収容部43を有する。収容部43は、第1の光軸P1の方向から見て矩形状を呈している。この収容部43の形状は、フィルタ保持体34およびPMT保持体38の外形形状と対応している。すなわち、フィルタ保持体34はPMT保持体38と同じ外形形状を有する。従って、ケース枠14によれば、ケース底16とPMT保持体38との位置関係が保持される。
図2に示されるように、ケース底16は、収容部28上に形成された凹状を呈する位置決め部44を有する。位置決め部44は、底面46と、底面46を囲む壁部47とを有する。壁部47は、底面46から立設し、内側面47aと上面47bとを含む(図3参照)。
図3に示されるように、ケース枠14は、底面48と、底面48から立設する差込部49を有する。ケース底16の内側面47aは、ケース枠14の差込部49の側壁に当接している。この当接により、ケース枠14に保持された光電子増倍管9および第1の光学フィルタ11と、ケース底16に保持されたダイクロイックミラー26および第1の光導入部21との間において、第1の光軸P1と直交する平面に沿った位置合わせがなされる。従って、ケース枠14とケース底16とフィルタ保持体34とPMT保持体38とによれば、互いの位置関係を高精度且つ容易に組み立てることができる。
また、ケース底16の上面47bは、ケース枠14の底面48に当接している。一方、ケース底16の底面46と、ケース枠14の差込部49との間には、隙間が形成される。更に、フィルタ保持体34は、差込部49よりも僅かに突出するようにケース枠14に対して取り付けられている。ケース底16においてミラー保持体27上に配置されたゴムシート32は、底面よりも僅かに突出している。この構成により、ケース底16の上面47bがケース枠14の底面48に当接するように、ケース枠14をケース底16に取り付けた時、フィルタ保持体34およびPMT保持体38が位置決めされることで、アパーチャ37と光電面107とが位置合わせされる。
光検出ユニット1は、光電子増倍管9と、光電子増倍管9と電気的に接続され、光電子増倍管9を駆動する駆動基板7と、光入射窓116に対応する第1の光導入部21を有し、光電子増倍管9および駆動基板7の一端部を収容する遮光ケース8と、遮光ケース8に収容されると共に、第1の光導入部21と光入射窓116の間を結ぶ第1の光軸P1上に配置された第1の光学フィルタ11と、を備える。この光検出ユニット1では、第1の光導入部21から遮光ケース8内に蛍光L2が導入される。遮光ケース8内に導かれた蛍光L2は、第1の光導入部21に対応する光入射窓116から光電子増倍管9内へ導かれて、光電面107に入射する。ここで、遮光ケース8内には、第1の光導入部21から光入射窓116までの間に第1の光軸P1が形成され、この第1の光軸P1上には、第1の光学フィルタ11が配置されている。この構成によれば、第1の光導入部21から遮光ケース8内に導かれた蛍光L2は、光電子増倍管9へ到達するまでの間に第1の光学フィルタ11を通過するので、光検出ユニット1は所望の光学特性を発揮することが可能になる。そして、第1の光学フィルタ11は、光電子増倍管9、駆動基板7とともに遮光ケース8内に収容されている。従って、光検出ユニット1は容易に取り扱うことができる。
また、光検出ユニット1は、第1の光導入部21および第1の光学フィルタ11の間に配置され、第1の光軸P1と交差するダイクロイックミラー26を更に備えている。この構成によれば、遮光ケース8内に収容されたダイクロイックミラー26が、所定波長を有する励起光L1を反射し、所定波長以外の波長を有する蛍光L2を透過するので、第1の光軸P1及び第2の光軸P2を形成することが可能になる。そうすると、遮光ケース8内に複数の光軸が形成されるので、それぞれの光軸に所定の機能を持たせるよう、それぞれの光軸上に第1の光学フィルタ11及び第2の光学フィルタ12を配置することが可能になる。従って、光検出ユニット1によれば、所望の光学特性を発揮しつつ一層の小型化が可能であると共に取り扱いが容易な測定系を得ることができる。更に、光検出ユニット1が小型化されると、光学系の光軸長が短くなる。従って、励起光および測定光のケラレによる損失を低減することができる。
また、光検出ユニット1は、ダイクロイックミラー26を保持するミラー保持体27と、第1の光軸P1と交差する第1の開口部31と、を有するミラー保持体27を更に備え、ミラー保持体27、第1の光学フィルタ11、光電子増倍管9、および駆動基板7は、第1の光軸P1の方向に沿ってこの順に配置されている。このミラー保持体27によれば、第1の光軸P1を妨げることなく、ダイクロイックミラー26を良好に保持することができる。そして、ミラー保持体27、第1の光学フィルタ11、光電子増倍管9、および駆動基板7が第1の光軸P1の方向に沿って配置された構成によれば、遮光ケース8の収容効率を高めることができる。
また、光検出ユニット1は、第1の光軸P1と交差するアパーチャ33を有し、ミラー保持体27と第1の光学フィルタ11との間に配置されたゴムシート32を更に備えている。このゴムシート32によれば、遮光ケース8の外部から加えられる振動や衝撃から第1の光学フィルタ11を保護することができる。また、ゴムシート32によれば、第1の光軸P1と交差するアパーチャ33を通る光のみを通過させ、アパーチャ33を通らない光を遮蔽する。従って、光電子増倍管9に入射するノイズ光を低減することができる。
また、光検出ユニット1は、第1の光学フィルタ11が嵌め込まれる嵌め込み部36と、第1の光軸P1と交差するアパーチャ37と、を有するフィルタ保持体34を更に備えている。このフィルタ保持体34によれば、第1の光学フィルタ11を確実に保持することができる。また、フィルタ保持体34よれば、アパーチャ37を通る光のみを通過させ、アパーチャ37を通らない光を遮蔽する。従って、光電子増倍管9に入射するノイズ光を低減することができる。
また、光検出ユニット1は、第1の光軸P1の方向に沿って貫通すると共に光電子増倍管9を収容するPMT収容部39を有するPMT保持体38を更に備え、遮光ケース8は、第1の光導入部21を有するケース底16と、ケース底16に対向するケース蓋13とを有し、ケース底16とケース蓋13との間には、ミラー保持体27、ゴムシート32、フィルタ保持体34およびPMT保持体38がこの順に配置されている。このPMT保持体38によれば、光電子増倍管9を確実に保持することができる。また、ミラー保持体27、ゴムシート32、フィルタ保持体34およびPMT保持体38による積層構造によれば、第1の光学フィルタ11とダイクロイックミラー26の破損を抑制しつつ、これらを遮光ケース8に対して確実に固定することができる。
また、第1の光軸P1の方向に沿ったPMT保持体38の高さは、第1の光軸P1の方向に沿った光電子増倍管9の高さよりも大きくされている。このPMT保持体38によれば、PMT保持体38に収容された光電子増倍管9がPMT保持体38からはみ出ることがない。従って、光電子増倍管9を好適に保護することができる。
また、駆動基板7は、第1の光軸P1の方向から見てPMT収容部39を塞ぐように配置されていている。この構成によれば、PMT収容部39へのノイズ光の侵入が防止される。従って、PMT収容部39に収容された光電子増倍管9へのノイズ光の侵入を抑制することができる。
また、光検出ユニット1は、第2の光軸P2上に配置された第2の光学フィルタ12を更に備えている。この第2の光学フィルタ12によれば、第2の光軸P2を進行する蛍光L2から測定対象となる波長を選択することができる。
また、第2の光学フィルタ12は、遮光ケース8のケース底16と、ゴムシート32とに挟まれている。この構成によれば、第2の光学フィルタ12を保護しつつ、第2の光学フィルタ12を遮光ケース8に対して確実に固定することができる。
本発明は、前述した実施形態に限定されず、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変形が可能である。
例えば、図5に示されるように、光検出ユニット1Aにおいて、第1の波長選択部は、光電子増倍管9の光入射側面に形成された誘電体多層膜51としてもよい。この構成によれば、第1の波長選択部を保持する独立した部材(例えば、フィルタ保持体34)が不要となり、光検出ユニット1の構成を簡易にし、且つ小型化にすることができる。この誘電体多層膜51は、光電子増倍管9の光入射側面全体に形成されていてもよいし、少なくとも光電面107への光入射窓116となる部分に形成されていればよい。
また、光検出ユニット1は、光源2から出射される光が単色光である場合や、ノイズ光の侵入を無視し得る場合には、第2の光学フィルタ12を省略してもよい。この構成によれば、光検出ユニット1の構成を簡易にすることができる。
また、光検出ユニット1は、第2の光軸P2上に配置された別の光学部品を備えていてもよい。例えば、光検出ユニット1は、光源2と第2の光学フィルタ12との間に配置されたコリメート用レンズや、シリンドリカルレンズを備えていてもよい。この構成によれば、励起光L1の拡散を抑制して、励起光L1を効率よく測定対象物3に照射することができる。
また、光検出ユニット1は、第1の光軸P1上に配置された別の光学部品を備えていてもよい。例えば、光検出ユニット1は、ダイクロイックミラー26と、第1の光導入部21との間に配置された集光用レンズやシリンドリカルレンズを備えていてもよい。この構成によれば、励起光L1の拡散を抑制して、励起光L1を効率よく測定対象物3に照射することができるとともに、蛍光L2を効率よく検出することができる。
また、測定対象物3が自家発光している場合には、光検出ユニット1は、光源2、第2の光学フィルタ12、およびダイクロイックミラー26を省略することもできる。
光検出ユニット1Bは、図6に示されるように、バイオセンサーであるマイクロ流路蛍光検出装置90に適用することができる。マイクロ流路蛍光検出装置90は、蛍光を発するように処理された検体を含む流体をマイクロ流路91内に流通させ、光検出ユニット1Bを利用して、マイクロ流路91内の流動する流体から検体を検出する。
1,1A,1B…光検出ユニット、2…光源、3…測定対象物、4…光検出部、6…フレキシブル配線基板、7…駆動基板、8…遮光ケース、9…光電子増倍管、11…第1の光学フィルタ(第1の波長選択部)、12…第2の光学フィルタ(第2の波長選択部)、13…ケース蓋(ケース蓋部)、14…ケース枠、16…ケース底(ケース底部)、21…第1の光導入部、22…第2の光導入部、26…ダイクロイックミラー、27…ミラー保持体(第1の保持部)、29…ミラー保持面、31…第1の開口部、32…ゴムシート(緩衝部)、33…アパーチャ(第2の開口部)、34…フィルタ保持体(第2の保持部)、36…嵌め込み部、37…アパーチャ(第3の開口部)、38…PMT保持体(第3の保持部)、39…PMT収容部(収容部)、40…充填部、51…誘電体多層膜、90…マイクロ流路蛍光検出装置、101…上側フレーム(第2の面板)、102…側壁フレーム(側壁)、103…下側フレーム(第1の面板)、104…真空筐体、107…光電面、111…電子増倍部、112…陽極、116…光入射窓(光入射窓部)、L1…励起光、L2…蛍光、P1…第1の光軸、P2…第2の光軸。

Claims (11)

  1. 第1の面板、前記第1の面板と対向する第2の面板、および前記第1の面板と前記第2の面板との間に配置された枠状の側壁により構成された真空筐体に、光電面、電子増倍部および陽極部が収容されると共に前記光電面へ光を導くための光入射窓部が設けられており、前記第1の面板または前記第2の面板に配置された前記電子増倍部が前記第1の面板または前記第2の面板に沿った方向に進行する電子をカスケード増倍する光電子増倍管と、
    前記光電子増倍管と電気的に接続され、前記光電子増倍管を駆動する駆動基板と、
    前記光入射窓部に対応する第1の光導入部を有し、前記光電子増倍管および前記駆動基板を収容するケースと、
    前記ケースに収容されると共に、前記第1の光導入部と前記光入射窓部の間を結ぶ第1の光軸上に配置された第1の波長選択部と、を備えた光検出ユニット。
  2. 前記第1の光導入部および前記第1の波長選択部の間に配置され、前記第1の光軸と交差するダイクロイックミラーを更に備えた、請求項1記載の光検出ユニット。
  3. 前記ダイクロイックミラーを保持するミラー保持面と、前記第1の光軸と交差する第1の開口部と、を有する第1の保持部を更に備え、
    前記第1の保持部、前記第1の波長選択部、前記光電子増倍管、および前記駆動基板は、前記第1の光軸の方向に沿ってこの順に配置されている、請求項2記載の光検出ユニット。
  4. 前記第1の光軸と交差する第2の開口部を有し、前記第1の保持部と前記第1の波長選択部との間に配置された緩衝部を更に備えた、請求項3記載の光検出ユニット。
  5. 前記第1の波長選択部が嵌め込まれる嵌め込み部と、前記第1の光軸と交差する第3の開口部と、を有する第2の保持部を更に備えた、請求項4記載の光検出ユニット。
  6. 前記第1の光軸の方向に沿って貫通すると共に前記光電子増倍管を収容する収容部を有する第3の保持部を更に備え、
    前記ケースは、前記第1の光導入部を有するケース底部と、前記ケース底部に対向するケース蓋部とを有し、
    前記ケース底部と前記ケース蓋部との間には、前記第1の保持部、前記緩衝部、前記第2の保持部および前記第3の保持部がこの順に配置されている、請求項5記載の光検出ユニット。
  7. 前記第1の光軸の方向に沿った前記第3の保持部の高さは、前記第1の光軸の方向に沿った前記光電子増倍管の高さよりも大きい、請求項6記載の光検出ユニット。
  8. 前記駆動基板は、前記第1の光軸の方向から見て前記収容部を塞ぐように配置されている、請求項6又は7記載の光検出ユニット。
  9. 前記第1の光軸と交差する第2の光軸上に配置された第2の波長選択部を更に備えた、請求項8記載の光検出ユニット。
  10. 前記第2の波長選択部は、前記ケースのケース底部と、前記緩衝部とに挟まれている、
    請求項9記載の光検出ユニット。
  11. 前記駆動基板と前記ケースのケース蓋部との間に形成された充填部を更に備えた、
    請求項1〜10の何れか一項記載の光検出ユニット。
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