JP2016081567A - 蓄電装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】蓄電要素の異常時に発生するガス等に対する外装部材の強度が向上した蓄電装置を提供する。【解決手段】二つ折りした矩形の外装部材3間の凹部7で形成された空間に収納した蓄電要素2を、二つ折りした外装部材3の外周であって凹部7の外側に設けた接合部5a〜5dで外装部材3同士が接合されることにより封止してなる蓄電装置1であって、外装部材3を二つ折りした折返し部4と、折返し部4を有する辺の接合部5aとの間に外装部材3同士が接合しない非接合部6,6a,6bを備える。【選択図】図2
Description
本発明は、二つ折りにしたフィルム状の外装部材で蓄電要素を封止する蓄電装置に関する。
携帯電話をはじめとした携帯型の電池使用機器には充放電容量が大きなリチウムイオン電池等が広く用いられている。また、電気自動車、電動自転車、電動工具、電力貯蔵等の用途においても、高出力の二次電池が求められている。
これら高出力の電池においては、電池の容積あるいは質量当たりのエネルギー密度を大きくするために、電池の外装容器として、管型や角型などのアルミニウム製の材料に代え、フィルム状の外装部材を用いて薄肉化を可能にした蓄電装置が広く用いられている。
フィルム状の外装部材としてラミネートフィルムを用いて蓄電要素を封止した蓄電装置は、例えば、特許文献1に開示されている。
特許文献1の技術は、フィルム材を貼り合わせて形成されるフィルム型容器と、フィルム型容器の電極収容部に収容される電極ユニットとを備える蓄電デバイスであって、電極収容部を区画する第1封止帯をフィルム型容器に形成し、第1封止帯の一部を他の部位よりも封止強度の低い安全弁部として形成し、安全弁部に所定間隔を空けて対向するとともに、第1封止帯との間に排出流路を区画する第2封止帯をフィルム型容器に形成したものである。
しかしながら、特許文献1の技術において、電極ユニットの暴走反応などの異常時に電極ユニットが高温となって発生するガスの排出流路となる第2封止帯は、フィルム材の貼り合わせにより形成されている。そのため、高温で高圧のガスによって第2封止帯の貼り合わせ部は開口し、電極ユニットの電極材料や電解液等が飛散するという問題が生ずる。
本発明は、上述した問題に鑑みてなされたものであり、蓄電要素の異常時に発生するガス等に対する外装部材の強度が向上した蓄電装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するためになされた請求項1に記載の発明は、二つ折りした矩形の外装部材(3)間の凹部(7)で形成された空間に収納した蓄電要素(2)を、二つ折りした前記外装部材の外周であって前記凹部の外側に設けた接合部(5a〜5d)で前記外装部材同士が接合されることにより封止してなる蓄電装置(1)であって、前記外装部材を二つ折りした折返し部(4)と、前記折返し部を有する辺の前記接合部(5a)との間に前記外装部材同士が接合しない非接合部(6,6a,6b)を備えることを特徴とする。
この構成によれば、蓄電装置(1)は、外装部材(3)を二つ折りした折返し部(4)と、折返し部(4)を有する辺の接合部(5a)との間に外装部材(3)同士が接合しない非接合部(6,6a,6b)を備える。よって、折返し部(4)は、蓄電要素(2)の異常時に発生するガスの熱や応力により剥離・破断することがなく、蓄電要素(2)の電極材料や電解液等の飛散が防止できるという優れた効果を奏する。
以下、本発明を具体化した各実施形態について、図面を参照しつつ説明する。但し、本明細書中の全図において相互に対応する部分又は同様な機能を有する部分には同一符号を付し、重複部分においては後述での説明を適時省略する。
図1及び図2に示すように、本発明を実施する蓄電装置1は、ラミネートフィルム3にエンボス加工で形成された凹部7と、折返し部4で二つ折りされたラミネートフィルム3のエンボス加工されない平面部とが対向して形成される空間に蓄電要素2を収納して封口し、電解質を非水溶媒に溶解させた電解液とともに封止してなる。凹部7は、対辺の第一辺7a及び対辺の第二辺7bでなる長方形状又は正方形状の開口と底面とを備えた長方錐台又は正方錐台の形状を有する。但し、ラミネートフィルム3を折り返して凹部の開口部と対向するラミネートフィルム3の平面部にも他の凹部を設けて、対向する両凹部で形成される空間に蓄電要素を収納するように構成してもよい。
二つ折りされたラミネートフィルム3の外周であって凹部7の開口部外側には接合部5a〜5dが適宜な幅で設けられている。すなわち、凹部7の第一辺7a両外側には接合部5a及び5cが、凹部7の第二辺7b両外側には接合部5b及び5dがそれぞれ設けられている。そして、折返し部4を有し正電極端子9及び負電極端子10を有しない辺の接合部5aの外側と折返し部4との間にはラミネートフィルム3同士が接合されない非接合部6が設けられている。尚、外装部材としてのラミネートフィルム3は、アルミニウムの薄板やステンレスの薄板に代えることも可能である。
蓄電要素2は、正極板と負極板とがセパレータを介して積層されたものが複数組さらに積層されてなる。蓄電要素2は、凹部7の底面の長方形又は正方形より僅か小さい形状の面を含む直方体の形状を有する。但し、蓄電要素2は、積層の形態によっては長方錐台形状となることもある。図1乃至図8に示すように、二つ折りされたラミネートフィルム3の接合部5a,5cは、凹部7の外周外側でラミネートフィルム3同士が相互に当接する面であって、加熱融着等の方法によって封口されている。正極板に接続した正電極端子9及び負極板に接続した負電極端子10は、ラミネートフィルム3の接合部5d及び5bでタブフィルム11を介してそれぞれ封口されラミネートフィルム3の外方へ突出している。尚、外装部材がアルミニウムやステンレスである場合、接合部は溶接などで封口される。
正極板は、LiFePO4などの正極活物質、導電剤及び結着剤からなる正極合材を適切な溶媒に懸濁させて混合し、スラリーとしたものを正極集電体の片面または両面に塗布し、乾燥することにより作製される。また、負極板は、カーボンなどの負極活物質、導電剤及び結着剤からなる負極合材を適切な溶媒に懸濁させて混合し、スラリーとしたものを負極集電体の片面または両面に塗布し、乾燥することにより作製される。
正電極端子9は、各正極板から取り出された電力を接合されたラミネートフィルム3の外部へ導くタブ状の部材である。負電極端子10は、各負極板から取り出された電力を接合されたラミネートフィルム3の外部へ導くタブ状の部材である。正電極端子9及び負電極端子10は、第二辺7bの折返し部4及び非接合部6を有しない接合部5d及び5bにそれぞれ設けられる。尚、正電極端子9及び負電極端子10は、第一辺7aの折返し部4及び非接合部6を有しない側の接合部5cに併設されるか又は、第二辺7bに対応する接合部5d及び接合部5bのいずれか一方に併設されるようにしてもよい。
セパレータは、正極板及び負極板を電気的に絶縁し、電解液を保持する役割を有する。セパレータは、例えば、多孔性合成樹脂膜、特にポリオレフィン系高分子(ポリエチレン、ポリプロピレン)の多孔膜を用いることができる。なお、セパレータは、正極板と負極板との絶縁を担保するため、正極板及び負極板よりもさらに大きい外形状を有することが好ましい。
図2に示すように、ラミネートフィルム3は、二軸延伸ポリエステル樹脂(ポリエチレンテレフタレート)及び二軸延伸ポリアミド樹脂(ナイロン)等からなる外装部3aと、アルミニウム箔やステンレス箔等でなるコア部3bと、無延伸ポリオレフィン樹脂(ポリプロピレン)等でなる融着部3cとを前述の順に熱融着又は接着剤により貼り合わせたものである。外装部3aは、一般に延展性を持つコア部の引っ張り強度、突き刺し強度、屈曲弱さ等を補強する。コア部3bは、穴のない材料を用いることでフィルム面を透過する方向(ラミネートフィルムの厚さ方向)の気密・液密構造を達成させている。融着部3cは、電解液に対する耐食性を有するとともに、蓄電要素2を収納するラミネートフィルム3同士を熱融着させる。融着部3cは、未変性のポリプロピレンでなり無極性のため接着性はないが、無延伸であるため熱融着が可能となる。各部の厚さは、一例として、外装部3aが30μmであり、コア部3bが40μmであり、融着部3cが80μmである。すなわち、この場合のラミネートフィルム厚は、0.15mmである。尚、ラミネートフィルム3は、外装部及び接着部が合成樹脂で形成され、コア部が金属で形成されるが、図2におけるそれらの表示は便宜上コア部を省略し、合成樹脂のみとしての断面記号で図示する。
図1及び図2に示すように、蓄電要素2は、ラミネートフィルム3の凹部7とラミネートフィルム3の折り返された平面部との間に収納され、ラミネートフィルム3同士がその融着部3cで当接する接合部5a〜5dを熱融着することにより封止される。熱融着は、接合部5a〜5dの平面形状に応じた押圧面を有し適宜な温度に温調された押圧具で重ねられた接合部5a〜5dの両面が圧締され融着部3c同士が溶融し合うことにより実施される。
(第一実施形態)
図3に示すように、接合部5aの幅Aは、接合部5bの幅B、接合部5cの幅C及び接合部5dの幅Dのいずれよりも狭くなるように設定されている。それにより、接合部5aの接合強度は他の接合部5b,5c,5dの接合強度より低くなる。そのため、蓄電要素2の暴走反応などの異常時に蓄電要素2が高温となって発生するガスを、その排出通路として接合部5aに隣接する非接合部6へ容易且つ効果的に流入させることができる。
図3に示すように、接合部5aの幅Aは、接合部5bの幅B、接合部5cの幅C及び接合部5dの幅Dのいずれよりも狭くなるように設定されている。それにより、接合部5aの接合強度は他の接合部5b,5c,5dの接合強度より低くなる。そのため、蓄電要素2の暴走反応などの異常時に蓄電要素2が高温となって発生するガスを、その排出通路として接合部5aに隣接する非接合部6へ容易且つ効果的に流入させることができる。
(第二実施形態)
図3に示すように、非接合部6に隣接する接合部5aの第一辺7aにおける任意の位置には、開封部8aが設けられている。開封部8aは、接合部5aの幅Aよりも狭い幅寸法を有するか又はこの部分の熱融着強度が接合部5aの他の部分よりも低くなるように熱融着されている。そのため、開封部8aは、接合部5aの他の部分に優先して開封するので、蓄電要素2の異常時に発生するガスを確実に非接合部6へ流入させることができる。
図3に示すように、非接合部6に隣接する接合部5aの第一辺7aにおける任意の位置には、開封部8aが設けられている。開封部8aは、接合部5aの幅Aよりも狭い幅寸法を有するか又はこの部分の熱融着強度が接合部5aの他の部分よりも低くなるように熱融着されている。そのため、開封部8aは、接合部5aの他の部分に優先して開封するので、蓄電要素2の異常時に発生するガスを確実に非接合部6へ流入させることができる。
(第三実施形態)
図4に示すように、第三実施形態は、第二実施形態の開封部8aに加えて二の開封部8bを設けたものである。開封部8bは、開封部8aと同様の構成を有し、非接合部6aの両端部の開口を塞ぐように設けられる。開封部8bは、開封部8aから比較的離隔して設けられ、蓄電要素2の異常時にガスの熱を受け難いので、その開封圧力が一定となり安定した開封作用を実行することができる。
図4に示すように、第三実施形態は、第二実施形態の開封部8aに加えて二の開封部8bを設けたものである。開封部8bは、開封部8aと同様の構成を有し、非接合部6aの両端部の開口を塞ぐように設けられる。開封部8bは、開封部8aから比較的離隔して設けられ、蓄電要素2の異常時にガスの熱を受け難いので、その開封圧力が一定となり安定した開封作用を実行することができる。
(第四実施形態)
図5に示すように、非接合部6bの一方の端部内には、ガス等を排出するための排出管12が挿入されている。また、非接合部6bの他方の端部は、接合部5bが延伸した形態の接合部5eによって封鎖されている。排出管12は、ラミネートフィルム3の融着部3cと同様にポリプロピレン等でなり、ラミネートフィルム3と熱融着により接合される。但し、排出管12がラミネートフィルム3と熱融着しないような材質であるときは、排出管12とラミネートフィルム3との間を樹脂で密封するようにしてもよい。
図5に示すように、非接合部6bの一方の端部内には、ガス等を排出するための排出管12が挿入されている。また、非接合部6bの他方の端部は、接合部5bが延伸した形態の接合部5eによって封鎖されている。排出管12は、ラミネートフィルム3の融着部3cと同様にポリプロピレン等でなり、ラミネートフィルム3と熱融着により接合される。但し、排出管12がラミネートフィルム3と熱融着しないような材質であるときは、排出管12とラミネートフィルム3との間を樹脂で密封するようにしてもよい。
開封部8aは、非接合部6bの排出管12が存在しない空間に開口するように設けられることが好ましい。開封部8aを設けない場合、ガスによる接合部5aの開封は応力に関係して接合部5a長手方向の中央部に発現するのが一般的であるから、排出管12の非接合部6bへの挿入は、接合部5a長手方向の中央部手前までに止めることが肝要である。すなわち、排出管12端部の非接合部6b内における挿入方向での位置は、接合部5a長手方向の中央部手前か又は開封部8a手前とすることが好ましい。
非接合部6bは、図2に示すように、折返し部4の円弧形状とその反対側である接合部5a側に先尖りのV字形状とを含む断面形状を有している。そのため、図6に示すように、排出管12の非接合部6bに挿入される部分の側面に断面V字状の突起部15を設けることが、気密性を向上させる点で好ましい。突起部15の材質は、排出管12の材質と同一であることが好ましい。尚、突起部15は、排出管12の非接合部6bに挿入される側面の全長に渡って設けられることが好ましいが、その一部に設けられるものであってもよい。
このような構成により、折返し部4は、異常時に発生するガスの熱や応力により剥離・破断することなく非接合部6bの中空形状を維持させるとともに、排出管12を気密に維持しつつ確実に保持するので、ガス等は他の部位に拡散することなく排出管12から容易且つ安全に排出されるのである。
(第五実施形態)
図7に示すように、非接合部6には、温調管13が挿通されている。温調管13は、ポリプロピレン、鉄、銅又はステンレス等からなるパイプである。温調管13は、冷却媒体や暖気用媒体を流通させて蓄電装置1を温度調節するものである。
図7に示すように、非接合部6には、温調管13が挿通されている。温調管13は、ポリプロピレン、鉄、銅又はステンレス等からなるパイプである。温調管13は、冷却媒体や暖気用媒体を流通させて蓄電装置1を温度調節するものである。
非接合部6は、温調管13を挿通しているが、第四実施形態で述べたように、断面V字形状の隙間を有しているので、ガス等の排出作用に支障を来すことはない。
このような構成により、折返し部4は、異常時に発生するガスの熱や応力により剥離・破断することなく温調管13を確実に保持するので、蓄電装置1を適温に維持することができる。
(第六実施形態)
図8に示すように、非接合部6には、保持部材14が挿通されている。保持部材14は、ラミネートフィルム3よりも高い剛性と強度を有するものであれば如何なる形状や材質のものであってもよい。保持部材14は、蓄電装置1を位置決めし固定して、蓄電装置1の耐衝撃性や耐振動性を向上させるものである。
図8に示すように、非接合部6には、保持部材14が挿通されている。保持部材14は、ラミネートフィルム3よりも高い剛性と強度を有するものであれば如何なる形状や材質のものであってもよい。保持部材14は、蓄電装置1を位置決めし固定して、蓄電装置1の耐衝撃性や耐振動性を向上させるものである。
非接合部6は、保持部材14を挿通しているが、第四実施形態で述べたように、断面V字形状の隙間を有しているので、ガス等の排出作用に支障を来すことはない。
このような構成により、折返し部4は、異常時に発生するガスの熱や応力により剥離・破断することなく保持部材14を確実に保持するので、蓄電装置1の耐衝撃性や耐振動性を向上させることができる。
なお、本発明は、当業者の知識に基づいて様々な変更、修正、改良等を加えた態様において実施され得るものを含む。また、前記変更等を加えた実施態様が、本発明の趣旨を逸脱しない限りいずれも本発明の範囲内に含まれるものであることは言うまでもない。
以上詳述したことから明らかなように、本実施形態の蓄電装置1は、外装部材3を二つ折りした折返し部4と、折返し部4を有する辺の接合部5aとの間に外装部材3同士が接合しない非接合部6,6a,6bを備える。そのため、折返し部4は、蓄電要素2の異常時に発生するガスの熱や応力により剥離・破断することがないので、蓄電要素2の電極材料や電解液等の飛散が防止できるという優れた効果を奏する。
また、折返し部4を有する辺の接合部5aは、他のいずれの接合部の幅よりも狭い幅を有するので、接合部5aに隣接する非接合部6へガスを容易且つ効果的に流入させることができる。
また、折返し部4を有する辺の接合部5aは、それを優先的に開封させる開封部8aを備えるので、接合部5aを優先的且つ効果的に開封して、ガスを非接合部6へ確実に流入させることができる。
また、非接合部6aは、その両端の開口部に開封部8bを備えるので、ガスの開封圧力が一定となり安定した開封作用を実行することができる。
また、非接合部6bは、その一方の端部内に挿入された排出管12を備えるので、ガスを他の部位に拡散させることなく排出管12から容易且つ安全に排出することができる。
また、排出管12端部の非接合部6aに挿入された位置は、折返し部4を有する辺の接合部5aの長手方向の中央部手前か又は開封部8a手前であるから、ガスを容易且つ安全に排出管12に流入させることができる。
また、排出管12は、非接合部6aに挿入される部分の側面に断面V字状の突起部15を備えるので、排出管12が気密に維持されるとともに確実に保持される。
また、排出管12は、外装部材3の融着部3cと同一の材質を有するので、外装部材3との融着接合を容易且つ確実に行うことができる。
また、非接合部6は、温調媒体が流通する温調管13を挿通させるので、温調管13を確実に保持して蓄電装置1を適温に維持させることができる。
また、非接合部6は、蓄電装置1を保持する保持部材14を挿通させるので、保持部材14を確実に保持して蓄電装置1の耐衝撃性や耐振動性を向上させることができる。
1 蓄電装置
2 蓄電要素
3 ラミネートフィルム(外装部材)
4 折返し部
5a,5b,5c,5d 接合部
6 非接合部
7 凹部
8a,8b 開封部
12 排出管
13 温調管
14 保持部材
15 突起部
2 蓄電要素
3 ラミネートフィルム(外装部材)
4 折返し部
5a,5b,5c,5d 接合部
6 非接合部
7 凹部
8a,8b 開封部
12 排出管
13 温調管
14 保持部材
15 突起部
Claims (10)
- 二つ折りした矩形の外装部材(3)間の凹部(7)で形成された空間に収納した蓄電要素(2)を、二つ折りした前記外装部材の外周であって前記凹部の外側に設けた接合部(5a〜5d)で前記外装部材同士が接合されることにより封止してなる蓄電装置(1)であって、
前記外装部材を二つ折りした折返し部(4)と、前記折返し部を有する辺の前記接合部(5a)との間に前記外装部材同士が接合しない非接合部(6,6a,6b)を備えることを特徴とする蓄電装置。 - 前記折返し部を有する辺の前記接合部は、他のいずれの接合部の幅よりも狭い幅を有することを特徴とする請求項1に記載の蓄電装置。
- 前記折返し部を有する辺の前記接合部は、それを優先的に開封させる開封部(8a)を備えることを特徴とする請求項1又は2に記載の蓄電装置。
- 前記非接合部(6a)は、その両端の開口部に開封部(8b)を備えることを特徴とする請求項3に記載の蓄電装置。
- 前記非接合部(6b)は、その一方の端部内に挿入された排出管(12)を備えることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の蓄電装置。
- 前記排出管端部の前記非接合部に挿入された位置は、前記折返し部を有する辺の前記接合部の長手方向の中央部手前か又は前記開封部(8a)手前であることを特徴とする請求項5に記載の蓄電装置。
- 前記排出管は、前記非接合部に挿入される部分の側面に断面V字状の突起部(15)を備えることを特徴とする請求項5に記載の蓄電装置。
- 前記排出管は、前記外装部材の接合面と同一の材質を有することを特徴とする請求項5に記載の蓄電装置。
- 前記非接合部(6)は、温調媒体が流通する温調管(13)を挿通させることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の蓄電装置。
- 前記非接合部(6)は、蓄電装置を保持する保持部材(14)を挿通させることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の蓄電装置。
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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JP2018142483A (ja) * | 2017-02-28 | 2018-09-13 | オートモーティブエナジーサプライ株式会社 | 二次電池 |
WO2019187401A1 (ja) * | 2018-03-28 | 2019-10-03 | Fdk株式会社 | 薄型電池 |
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-
2014
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