以下、本発明による移動体端末等の実施形態について図面を参照して説明する。なお、実施の形態において同じ符号を付した構成要素は同様の動作を行うので、再度の説明を省略する場合がある。また、本実施の形態において説明する各情報の形式、内容などは、あくまで例示であり、各情報の持つ意味を示すことができれば、形式、内容などは問わない。
(実施の形態1)
本実施の形態において、信号の待ち時間に関する情報を受信し、当該情報に応じて、情報を出力する移動体端末1について説明する。
移動体端末1は、移動体に設置されている。移動体は、例えば、自動車、バイク、自転車などである。また、移動体には、例えば、人が含まれてもよい。つまり、移動体は、交通信号機による進行許可・停止指示などの対象であればよい。また、移動体端末1は、例えば、カーナビゲーション装置、スマートフォン、タブレット型のPC、携帯電話、バイク用ナビゲーション装置、自転車用ナビゲーション装置などである。
また、図1は、本実施の形態における移動体端末1のブロック図である。移動体端末1は、出力情報格納部11、地図情報格納部12、経路情報格納部13、現在位置情報取得部14、受付部15、経路探索部16、受信部17、出力部18を備える。また、出力部18は、取得手段181、出力手段182を備える。
出力情報格納部11には、出力される1以上の情報が格納される。ここで、出力とは、ディスプレイへの表示、プロジェクターを用いた投影、プリンタでの印字、音出力、外部の装置への送信、記録媒体への蓄積、他の処理装置や他のプログラムなどへの処理結果の引渡しなどを含む概念である。なお、送信や蓄積、処理結果の引渡しについては、出力対象が最終的にユーザに提示されるものとする。また、出力情報格納部11に格納される情報は、通常、後述の出力部18により出力される。また、出力情報格納部11に格納される情報を、以下、適宜、出力情報とする。
出力情報は、例えば、ニュース情報、広告情報などである。ニュース情報とは、ニュースに関する情報である。ニュース情報は、例えば、ニュースの見出し、ニュースの記事などを示す情報である。また、広告情報とは、広告に関する情報である。広告情報は、例えば、いわゆるセールの案内、店舗の紹介などを示す情報である。
また、出力情報は、例えば、天気情報、交通情報などであってもよい。天気情報とは、天気に関する情報である。また、天気情報は、例えば、天気予報に関する情報であるとも言える。天気情報は、例えば、現在の天気、本日の天気、明日の天気などを示す情報である。また、天気には、例えば、天候、降水確率、風向などが含まれる。また、交通情報とは、道路の交通に関する情報である。交通情報は、例えば、道路の渋滞の状況、道路の通行止めの箇所、当該通行止めの理由などを示す情報である。
また、出力情報のデータ形式は、問わない。出力情報のデータ形式は、例えば、画像、文字(テキスト)などである。画像は、通常、静止画または動画である。また、出力情報のデータ形式は、例えば、音声であってもよい。
また、出力情報格納部11に格納されている1以上の各出力情報には、例えば、位置関連情報が対応付いていてもよい。位置関連情報とは、位置に関する情報である。また、位置関連情報は、例えば、位置を示す情報である。当該位置は、通常、経緯度である。また、当該位置は、例えば、地図上の座標であってもよい。また、当該位置には、高さ(高度)が含まれてもよい。なお、位置を示す情報を、以下、適宜、位置情報とする。また、位置関連情報は、例えば、地図上の領域を示す1または2以上の位置情報の集合であってもよい。地図上の領域とは、例えば、地区、地域、地方などである。この場合、当該1または2以上の各位置情報が示す位置により、地図上の領域が示される。また、位置関連情報は、例えば、住所、電話番号などを示す情報であってもよい。また、住所は、例えば、地図上の領域の名称であってもよい。
また、出力情報格納部11に格納されている1以上の各出力情報には、例えば、種類情報が対応付いていてもよい。種類情報とは、出力情報の種類を示す情報である。また、種類情報は、例えば、出力情報がニュース情報であること、出力情報が広告情報であること、出力情報が天気情報であること、出力情報が交通情報であることなどを示す情報である。
また、出力情報格納部11に格納されている1以上の各出力情報には、例えば、出力態様情報が対応付いていてもよい。出力態様情報とは、出力情報の出力態様を示す情報である。また、出力態様情報は、例えば、出力情報が画像であること、出力情報が文字であること、出力情報が表形式に配置された情報であること、出力情報がリスト形式に配置された情報であること、出力情報がタイル状に配置された情報であること、出力情報がいわゆるスクロールする情報であることなどである。
また、出力情報格納部11に出力情報が蓄積される過程は、問わない。出力情報格納部11には、通常、外部の装置から送信された1以上の出力情報が蓄積される。当該外部の装置からの送信は、例えば、移動体端末1からの指示に応じた送信、定期的な送信などである。また、出力情報格納部11には、例えば、1以上の出力情報が予め格納されていてもよい。
地図情報格納部12には、地図情報が格納される。地図情報とは、地図に関する情報である。また、地図情報により示される地図の種類や、地図情報のデータ形式などは、問わない。当該地図の種類は、例えば、地形図や、地勢図、地質図、土地利用図、住宅地図、路線図、道路地図、ガイドマップ、航空写真、衛星写真などである。また、当該データ形式は、例えば、ラスタデータや、ベクタデータ、KIWIフォーマットなどである。
また、地図情報は、例えば、1以上の地点情報を有する。また、地図情報が有する1以上の地点情報には、例えば、カテゴリーを示す情報(以下、適宜、カテゴリー情報とする)が対応付いていてもよい。また、当該カテゴリー情報は、上記地点情報が有する属性値の一種であってもよい。
また、地図情報は、例えば、1以上の道路情報を有する。道路情報とは、地図上の道路に関する情報である。当該地図上の道路は、通常、地図上の道路を構成する区間(以下、適宜、道路の区間とする)である。また、道路情報は、例えば、道路を識別する情報、道路の種類を示す情報、道路の両端の位置を示す情報などを有する。道路を識別する情報は、通常、道路の名称を示す情報である。また、道路を識別する情報は、例えば、道路のIDであってもよい。また、道路情報は、例えば、道路のスコアや、道路の車線数、道路の進行方向などを示す情報などを有する。当該スコアは、通常、経路探索時に用いるコストである。
また、地図情報は、例えば、1以上の地点情報を有する。地点情報とは、地図上の地点に関する情報である。地点情報は、例えば、地点の位置を示す情報を有する。また、地点情報は、例えば、地点を識別する情報や、地点の種類を示す情報などを有していてもよい。地点を識別する情報は、通常、地点の名称を示す情報である。また、地点の種類は、問わない。地点の種類は、例えば、交差点や、休憩地点、観光名所、駅、飲食店、各種販売店などである。休憩地点は、例えば、ガソリンスタンドや、いわゆるコンビニなどである。また、地点は、例えば、道路の端点であってもよい。
また、地点情報は、例えば、住所、電話番号などを示す情報を有していてもよい。また、住所は、例えば、地図上の領域の名称であってもよい。
経路情報格納部13には、経路情報が格納される。経路情報とは、経路を示す情報である。また、当該経路は、出発地から目的地までの経路である。また、出発地は、通常、現在位置である。また、経路情報は、通常、始点(出発地)と、終点(目的地)とのそれぞれを示す2つの地点情報を有する。当該出発地を示す地点情報を、以下、適宜、出発地情報とする。また、当該目的地を示す地点情報を、以下、適宜、目的地情報とする。また、経路情報は、当該2つの地点情報に加え、経由地を示す1以上の地点情報を有していてもよい。また、経路情報は、例えば、当該2または3以上の地点情報から構成される情報であってもよい。また、当該地点および地点情報は、例えば、位置および位置情報であってもよい。また、経路情報は、例えば、2つの地点間または2つの位置間を結ぶ道路に関する1以上の道路情報を有していてもよい。
また、経路情報格納部13には、通常、後述の経路探索部16が取得した経路情報が格納される。つまり、後述の経路探索部16は、取得した経路情報を、通常、経路情報格納部13に蓄積する。
現在位置情報取得部14は、現在位置情報を取得する。現在位置情報とは、現在位置を示す位置情報である。また、現在位置情報取得部14は、通常、自動的に現在位置情報を取得する。また、現在位置情報を取得するタイミングは、問わない。現在位置情報取得部14は、例えば、定期的(予め決められた期間が経過するたび)に現在位置情報を取得する。また、現在位置情報取得部14は、例えば、ユーザからの指示があるたびに、現在位置情報を取得する。
また、現在位置情報取得部14は、通常、衛星航法システム(GPS受信機など)や、移動体通信用の基地局から位置情報を受信する装置などから、現在位置情報を取得する。この場合、現在位置情報取得部14は、これらの装置を有していてもよいし、これらの装置で実現され得てもよい。また、現在位置情報取得部14の処理手順は、通常、ソフトウェアで実現され、当該ソフトウェアはROM等の記録媒体に記録されている。
受付部15は、情報や指示などを受け付ける。当該情報は、例えば、目的地情報である。また、当該指示は、例えば、経路を探索する指示(以下、適宜、経路探索指示とする)、電源ONの指示、電源OFFの指示などである。また、受付部15は、例えば、その他の情報やその他の指示などを受け付けてもよい。
また、受付部15における情報や指示などの入力手段は、メニュー画面によるものや、キーボードなど、何でもよい。受付部15は、メニュー画面の制御ソフトウェアや、キーボード等の入力手段のデバイスドライバなどで実現され得る。
経路探索部16は、経路情報を取得する。そして、経路探索部16は、当該経路情報を、経路情報格納部13に蓄積する。
経路探索部16は、例えば、自身で経路情報を取得する。この場合、経路探索部16は、地図情報と、現在位置情報と、目的地情報とを用いて、当該現在位置情報が示す現在位置から、当該目的地情報が示す目的地までの経路を探索し、当該経路を示す経路情報を取得する。当該地図情報は、地図情報格納部12に格納されている地図情報である。また、当該現在位置情報は、現在位置情報取得部14が取得した現在位置情報である。また、当該目的地情報は、受付部15が受け付けた目的地情報である。
なお、経路の探索には、通常、最短経路問題の解法(アルゴリズム)を用いる。「最短経路問題の解法」は、例えば、ダイクストラ法や、A*アルゴリズムなどである。また、これらの解法や、経路情報を取得する方法や手順などは、公知であるので、詳細な説明を省略する。
また、経路探索部16は、例えば、外部の装置から経路情報を受信する。この場合、経路探索部16は、例えば、受付部15が目的地情報を受け付けた場合に、当該目的地情報の受け付けに応じて、現在位置情報と当該目的地情報とを、外部の装置に送信する。また、経路探索部16は、例えば、受付部15が、目的地情報を受け付けた後に、経路探索指示を受け付けた場合に、当該経路探索指示の受け付けに応じて、現在位置情報と当該目的地情報とを、外部の装置に送信してもよい。そして、経路探索部16は、当該情報の送信に応じて、当該情報の送信先の外部の装置から、経路情報を受信する。当該経路情報は、送信した現在位置情報が示す位置から、送信した目的地情報が示す地点までの経路を示す情報である。
経路探索部16は、通常、MPUやメモリ等から実現され得る。また、経路探索部16などの処理手順は、通常、ソフトウェアで実現され、当該ソフトウェアはROM等の記録媒体に記録されている。なお、経路探索部16などは、ハードウェア(専用回路)で実現されてもよい。
受信部17は、待ち時間情報を受信する。待ち時間情報とは、信号の待ちの時間に関する情報である。待ち時間情報は、例えば、信号の色(交通信号機の点灯色)が赤である場合に、当該色が青に変わるまでの時間を示す情報である。また、受信部17は、待ち時間情報を、例えば、付近の交通信号機から受信する。当該交通信号機は、例えば、交通信号機に対応する装置であってもよい。付近とは、現在位置からの距離が予め決められた条件を満たすほど近いことである。また、交通信号機に対応する装置とは、例えば、交通信号機の付近に設置されており、当該交通信号機の待ち時間情報をいわゆるビーコン信号として送信する装置である。また、受信部17は、通常、移動体端末1が設置されている移動体が、信号が赤であることにより停車した場合に、付近の交通信号機から、待ち時間情報を受信する。
また、受信部17は、例えば、外部の装置から出力情報を受信する。受信部17は、例えば、後述の出力部18(取得手段181)による現在位置情報または地点情報の送信に応じて、当該現在位置情報または地点情報に対応する出力情報を受信する。これは、つまりは、後述の出力部18が出力情報を出力するタイミングにおいて、外部の装置に対して出力情報を要求し、受信するということである。なお、当該地点情報は、通常、目的地情報を含む1または2以上の地点情報である。また、受信部17は、例えば、外部の装置が送信(配信)している出力情報を受信する。
また、受信部17は、受信した出力情報を、通常、出力情報格納部11に蓄積する。このとき、受信部17は、通常、受信した出力情報を、当該出力情報に対応付いている情報と共に蓄積する。また、当該蓄積は、通常、一時的な蓄積であるが、恒久的な蓄積であってもよい。
また、受信部17は、通常、無線または有線の通信手段で実現されるが、放送を受信する手段で実現されてもよい。
出力部18は、待ち時間情報に応じて、出力情報を出力する。当該出力情報は、出力情報格納部11に格納されている出力情報である。また、当該出力情報は、上記のとおり、ニュース情報、広告情報、天気情報、交通情報などである。
また、「待ち時間情報に応じて」とは、例えば、待ち時間情報に応じて出力情報を出力するか否かを変更すること、待ち時間情報に応じて出力情報の種類を変更すること、待ち時間情報に応じて出力情報の出力態様を変更すること、待ち時間情報に応じて出力情報の出力時間を変更することなどである。出力態様は、例えば、形式、様式、書式などを含み広く解する。つまり、出力部18は、待ち時間情報が示す待ち時間が予め決められた条件を満たすほど長い場合に、出力情報を取得し、出力する。また、出力部18は、例えば、待ち時間情報が示す待ち時間が予め決められた条件を満たすほど短い場合は、出力情報を出力しない。また、出力部18は、例えば、待ち時間情報に応じた種類の出力情報を取得し、出力する。また、出力部18は、例えば、待ち時間情報に応じた出力態様の出力情報を取得し、出力する。また、出力部18は、例えば、待ち時間情報が示す時間の間、取得した出力情報を出力する。
また、「待ち時間情報に応じて」とは、例えば、受信部17が待ち時間情報を受信した場合に、当該受信に応じて、出力情報を出力することであってもよい。
また、出力部18は、通常、出力部18が備える取得手段181により、出力情報の取得を行う。また、出力部18は、通常、出力部18が備える出力手段182により、出力情報の出力を行う。
また、出力部18は、例えば、出力情報の出力を開始してから、待ち時間情報が示す待ち時間が経過した際に、当該出力情報の出力を終了してもよい。また、出力部18は、例えば、出力情報の出力を開始してから、待ち時間情報が示す待ち時間よりも短い時間が経過した際に、当該出力情報の出力を終了してもよい。短い時間とは、通常、予め決められた時間(例えば、待ち時間の終了の3秒前など)であるが、動的に変わってもよい。さらに、出力部18は、例えば、出力情報の出力をフェードアウトにより終了してもよい。
取得手段181は、出力情報格納部11に格納されている出力情報を取得する。当該出力情報を取得するタイミングは、通常、予め決められている。取得手段181は、例えば、移動体端末1が設置されている移動体が移動を停止するたびに、出力情報を取得する。また、取得手段181は、例えば、受信部17が待ち時間情報を受信するたびに、出力情報を取得する。また、出力情報格納部11に格納されている出力情報を取得する方法や手順などは、例えば、以下のとおりである。
(1−1)取得手段181は、例えば、現在位置情報を用いて、当該現在位置情報に対応する1以上の出力情報を取得する。この場合、取得手段181は、現在位置情報に対応する位置関連情報が対応付いている1以上の出力情報を、出力情報格納部11に予め格納されている出力情報の中から取得する。現在位置情報に対応する位置関連情報とは、例えば、現在位置情報と同一の情報、現在位置情報が示す現在位置との距離が予め決められた条件を満たすほど近い位置を示す情報、現在位置情報が示す位置を含む地図上の領域を示す情報、現在位置情報が示す位置の住所と同一の住所を示す情報などである。また、取得手段181は、例えば、現在位置情報を外部の装置に送信する。そして、受信部17が、当該現在位置情報の送信に応じて、外部の装置から1以上の出力情報を受信し、当該出力情報を出力情報格納部11に蓄積する。当該蓄積は、通常、一時的な蓄積である。そして、取得手段181は、当該蓄積された1以上の出力情報を取得する。
(1−2)取得手段181は、例えば、経路情報を用いて、当該経路情報に対応する1以上の出力情報を取得する。経路情報に対応する1以上の出力情報とは、具体的には、経路情報が有する1または2以上の地点情報に対応する出力情報である。また、当該1または2以上の地点情報には、例えば、現在位置情報が含まれてもよい。また、当該1または2以上の地点情報には、例えば、目的地情報が含まれてもよい。また、当該1または2以上の地点情報は、例えば、経由地を示す1または2以上の地点情報であってもよい。この場合、取得手段181は、当該1または2以上の各地点情報に対応する位置関連情報が対応付いている1以上の出力情報を、出力情報格納部11に予め格納されている出力情報の中から取得する。地点情報に対応する位置関連情報とは、例えば、地点情報が有する位置情報と同一の情報、当該位置情報が示す位置との距離が予め決められた条件を満たすほど近い位置を示す情報、当該位置情報が示す位置を含む地図上の領域を示す情報、当該位置情報が示す位置の住所と同一の住所を示す情報、地点情報が有する住所を示す情報と同一の情報、地点情報が有する電話番号を示す情報と同一の情報などである。また、取得手段181は、例えば、当該1または2以上の地点情報を外部の装置に送信する。このとき、取得手段181は、例えば、当該1または2以上の各地点情報が有する位置情報を送信してもよい。そして、受信部17が、当該地点情報の送信に応じて、外部の装置から1以上の出力情報を受信し、当該出力情報を出力情報格納部11に蓄積する。当該蓄積は、通常、一時的な蓄積である。そして、取得手段181は、当該蓄積された1以上の出力情報を取得する。
また、取得手段181は、例えば、待ち時間情報に応じて、出力情報を取得する。当該待ち時間情報に応じて出力情報を取得する方法や手順などは、例えば、以下のとおりである。
(2−1)取得手段181は、待ち時間情報に応じて、出力情報の取得を変更する。取得を変更するとは、例えば、出力情報を取得するか否かを判断し、当該判断の結果に応じた処理などを行うことである。具体的に、取得手段181は、例えば、取得条件を予め保持している。取得条件とは、出力情報を取得するか否かを判断するための条件である。また、出力条件は、例えば、出力情報を出力するか否かを判断するための条件であるとも言える。従って、取得条件を、出力条件としてもよい。また、取得条件は、待ち時間情報に関する条件である。そして、取得手段181は、待ち時間情報が取得条件を満たすか否かを判断する。そして、取得手段181は、当該判断の結果に応じて、出力情報を取得する、または、出力情報を取得しない。
なお、取得条件は、例えば、待ち時間情報が、予め決められた時間以上の時間を示すこと(待ち時間情報が示す時間が、予め決められた時間以上であること)である。当該「以上」は、例えば、「超過」であってもよい。この場合、待ち時間情報が取得条件を満たすか否かの判断は、例えば、待ち時間情報が、取得条件を満たすほど長い時間を示すか否か(待ち時間情報が示す時間が、取得条件を満たすほど長いか否か)を判断することでもある。また、この場合、取得手段181は、待ち時間情報が取得条件を満たす場合に、出力情報を取得する。また、取得手段181は、待ち時間情報が取得条件を満たさない場合は、出力情報を取得しない。
また、取得条件は、例えば、待ち時間情報が、予め決められた時間以下の時間を示すこと(待ち時間情報が示す時間が、予め決められた時間以下であること)であってもよい。当該「以下」は、「未満」であってもよい。この場合、待ち時間情報が取得条件を満たすか否かの判断は、例えば、待ち時間情報が、取得条件を満たすほど短い時間を示すか否か(待ち時間情報が示す時間が、取得条件を満たすほど短いか否か)を判断することでもある。また、この場合、取得手段181は、待ち時間情報が取得条件を満たさない場合に、取得手段181は、出力情報を取得する。また、取得手段181は、待ち時間情報が取得条件を満たす場合は、出力情報を取得しない。
(2−2)取得手段181は、例えば、待ち時間情報に応じた種類の出力情報を取得する。具体的に、取得手段181は、例えば、1以上の取得種類管理情報を予め保持している。取得種類管理情報とは、取得手段181が取得する出力情報の種類を管理するための情報である。また、取得種類管理情報は、待ち時間条件と、種類情報とを、対応付けて有する情報である。待ち時間条件とは、待ち時間に関する条件である。そして、取得手段181は、待ち時間情報が、1以上の待ち時間条件のいずれを満たすかを判断する。そして、取得手段181は、待ち時間情報が満たす待ち時間条件に対応する種類情報を取得する。そして、取得手段181は、当該種類情報が示す種類の出力情報を取得する。このとき、取得手段181は、例えば、当該種類情報と同一の種類情報が対応付いた出力情報を取得する。
なお、待ち時間条件は、例えば、待ち時間情報が、予め決められた時間以上の時間を示すこと、待ち時間情報が、予め決められた時間以下の時間を示すこと、待ち時間情報が、予め決められた第一の時間以上かつ第二の時間以下の時間を示すことなどである。当該「以上」は、例えば、「超過」であってもよい。また、当該「以下」は、例えば、「未満」であってもよい。
また、時間情報に応じた種類の出力情報を取得する場合、取得手段181は、例えば、上記(1−1)、(1−2)において外部の装置に送信する情報と共に、取得した種類情報をも送信してもよい。この結果、取得手段181は、送信した情報および種類情報に対応する出力情報を取得する。
(2−3)取得手段181は、例えば、待ち時間情報に応じた出力態様の出力情報を取得する。具体的に、取得手段は、例えば、1以上の取得態様管理情報を予め保持している。取得態様管理情報とは、取得手段181が取得する出力情報の出力態様を管理するための情報である。また、取得態様管理情報は、待ち時間条件と、出力態様情報とを、対応付けて有する情報である。そして、取得手段181は、待ち時間情報が、1以上の待ち時間条件のいずれを満たすかを判断する。そして、取得手段181は、待ち時間情報が満たす待ち時間条件に対応する出力態様情報を取得する。そして、取得手段181は、例えば、当該出力態様情報が示す出力態様の出力情報を取得する。このとき、取得手段181は、例えば、当該出力態様情報と同一の出力態様情報が対応付いた出力情報を取得する。
また、時間情報に応じた出力態様の出力情報を取得する場合、取得手段181は、例えば、上記(1−1)、(1−2)において外部の装置に送信する情報と共に、取得した出力態様情報をも送信してもよい。この結果、取得手段181は、送信した情報および出力態様情報に対応する出力情報を取得する。
また、取得手段181は、通常、MPUやメモリ等から実現され得る。また、取得手段181などの処理手順は、通常、ソフトウェアで実現され、当該ソフトウェアはROM等の記録媒体に記録されている。なお、取得手段181などは、ハードウェア(専用回路)で実現されてもよい。
出力手段182は、通常、取得手段181が取得した出力情報を出力する。また、出力手段182は、例えば、待ち時間情報が示す時間の間、当該出力情報を出力する。「時間の間、出力する」とは、例えば、出力情報の出力を開始してから、当該時間が経過した後に、当該出力情報の出力を終了することである。
具体的に、例えば、取得手段181が取得した出力情報が1つである場合、出力手段182は、当該出力情報を、待ち時間情報が示す時間の間、出力する。
また、例えば、取得手段181が取得した出力情報が2以上である場合、出力手段182は、例えば、当該2以上の出力情報の中から一の出力情報を選択し、当該選択した出力情報を、待ち時間情報が示す時間の間、出力する。
また、例えば、取得手段181が取得した出力情報が2以上である場合、出力手段182は、例えば、待ち時間情報が示す時間を、当該出力情報の数で分割する。そして、出力手段182は、当該分割した時間ごとに、当該2以上の出力情報を、順次、出力してもよい。このとき、出力手段182は、例えば、待ち時間情報が示す時間を、出力情報の数で均等に分割する。また、このとき、出力手段182は、例えば、出力情報の種類や出力態様などに応じて、出力時間に対する重み付けを行ってもよい。この場合、出力手段182は、当該重みに応じて、待ち時間情報が示す時間を分割する。
また、上記、一の出力情報に対する出力の時間が、予め決められた閾値以下である場合、出力手段182は、例えば、待ち時間情報と、当該閾値とを用いて、当該待ち時間情報が示す待ち時間の間に出力することが可能な出力情報の数を算出する。そして、取得手段181は、取得手段181が取得した2以上の出力情報の中から、当該算出した数の出力情報を選択する。そして、出力手段182は、例えば、当該閾値が示す時間ごとに、選択した情報を出力する。
また、出力手段182は、例えば、待ち時間情報や上記算出した情報などにより示される出力時間よりも短い時間の間、出力情報を出力してもよい。この場合、出力手段182は、例えば、待ち時間情報や上記算出した情報などに対し、減算や乗算などの予め決められた計算を行い、出力時間を算出する。当該計算は、元の情報が示す時間よりも短い時間を算出する計算である。そして、出力手段182は、当該算出した出力時間の間、出力情報を出力する。
また、例えば、取得手段181が取得した出力情報が2以上である場合、出力手段182は、例えば、当該2以上の出力情報を一の画面に配置した情報を構成し、当該情報を、待ち時間情報が示す時間の間、出力してもよい。
また、出力手段182は、出力情報を、例えば、いわゆるフェードインにて出力してもよい。つまり、出力手段182は、例えば、出力情報の出力の開始時は、フェードインにて出力を開始する。また、出力手段182は、出力情報を、例えば、いわゆるフェードアウトにて出力してもよい。つまり、出力手段182は、例えば、出力情報の出力の終了時は、フェードアウトにて出力を終了する。
また、出力手段182は、例えば、待ち時間短時間情報を出力してもよい。待ち時間短時間情報とは、待ち時間が短い旨を示す情報である。また、待ち時間短時間情報は、例えば、信号がすぐに変わる旨を示す情報であるとも言える。また、待ち時間短時間情報は、例えば、取得条件を満たさない待ち時間情報であってもよい。また、待ち時間短時間情報は、例えば、取得条件であってもよい。また、待ち時間短時間情報は、出力情報であるとも言える。
待ち時間短時間情報を出力する場合、出力手段182は、例えば、待ち時間短時間情報と、待ち時間条件とを予め保持している。当該待ち時間条件は、例えば、待ち時間情報が予め決められた時間以下の時間を示すことである。そして、出力手段182は、待ち時間情報が当該待ち時間条件を満たすか否かを判断する。そして、出力手段182は、待ち時間情報が当該待ち時間条件を満たす場合に、待ち時間短時間情報を出力する。
また、出力手段182は、例えば、取得手段181が出力情報を出力しないと判断した場合に、待ち時間短時間情報を出力してもよい。出力情報を出力しないと判断した場合とは、例えば、取得手段181が、待ち時間情報が取得条件を満たさないと判断した場合などである。
また、待ち時間短時間情報を出力する場合、出力手段182は、例えば、待ち時間情報が示す時間の間、待ち時間短時間情報を出力する。また、出力手段182は、例えば、待ち時間情報が示す時間よりも短い時間の間、待ち時間短時間情報を出力してもよい。
また、出力手段182は、ディスプレイやスピーカーなどの出力デバイスを含むと考えてもよいし、含まないと考えてもよい。出力手段182は、出力デバイスのドライバソフトまたは、出力デバイスのドライバソフトと出力デバイスなどで実現され得る。
なお、出力部18において、取得手段181が行う出力情報の取得、取得手段181が行う出力情報の取得に関する判断などは、例えば、出力手段182が行ってもよい。当該出力情報の取得に関する判断とは、例えば、上記(2−1)、(2−2)、(2−3)などにおける判断である。言い換えると、出力部18は、待ち時間情報に応じた出力情報の出力を行うことができればよく、当該処理のために取得手段181、出力手段182が行う処理や動作などの役割分担は、問わない。
つまり、例えば、取得手段181は、待ち時間情報が示す待ち時間に関係なく、出力情報を取得するタイミングにおいて、出力情報を取得する。そして、出力手段182は、待ち時間情報を用いて、当該出力情報を出力するか否かを判断し、当該判断の結果に応じて、当該出力情報を出力する、または、当該出力情報を出力しない。
また、例えば、出力手段182は、出力情報を出力するタイミングにおいて、上記、取得手段181と同様の処理を行い、出力情報を取得し、当該出力情報を出力する。なお、出力情報を出力するタイミングとは、上記、出力情報を出力するタイミングと同様である。
また、出力情報格納部11、地図情報格納部12、経路情報格納部13は、不揮発性の記録媒体が好適であるが、揮発性の記録媒体でも実現可能である。また、出力情報格納部11などに所定の情報が記憶される過程は、問わない。例えば、当該所定の情報は、記録媒体や、通信回線、入力デバイスなどを介して出力情報格納部11などに記憶されてもよい。
また、上記、外部の装置は、例えば、移動体端末1からの要求に応じて、当該要求に応じた情報を取得し、当該情報を当該移動体端末1に送信すること、定期的に移動体端末1に出力情報を送信することなどができればよく、その構成は、問わない。例えば、当該外部の装置をサーバ装置2とすると、サーバ装置2は、例えば、1以上の出力情報を保持している。そして、サーバ装置2は、移動体端末1から、現在位置情報、地点情報、種類情報、出力態様情報などを受信する。そして、サーバ装置2は、当該情報に対応する1以上の出力情報を取得する。そして、サーバ装置2は、当該取得した出力情報を、移動体端末1に送信する。また、サーバ装置2は、例えば、保持している出力情報を、定期的に移動体端末1に送信する。当該送信は、いわゆるブロードキャストである。また、サーバ装置2は、例えば、地図情報を保持している。そして、サーバ装置2は、移動体端末1から、現在位置情報および目的地情報を受信する。そして、サーバ装置2は、当該現在位置情報が示す現在位置から、当該目的地情報が示す目的地までの経路を探索し、当該経路を示す経路情報を取得する。そして、サーバ装置2は、当該取得した経路情報を、移動体端末1に送信する。
なお、サーバ装置2は、例えば、上記の各処理を行う各部を備える。つまり、サーバ装置2は、例えば、上記の情報が格納されるサーバ格納部21を備える。また、サーバ装置2は、例えば、上記の情報の受信を行うサーバ受信部22を備える。また、サーバ装置2は、例えば、上記の情報の取得を行うサーバ取得部23を備える。また、サーバ装置2は、例えば、上記の情報の送信を行うサーバ送信部24を備える。また、当該サーバ装置2のブロック図は、例えば、図2である。
また、サーバ装置2(サーバ取得部23)において経路情報を取得する方法や手順などは、移動体端末1から受信した現在位置情報および目的地情報を用いること以外は、経路探索部16において経路情報を取得する方法や手順などと同様であるので、説明を省略する。また、サーバ装置2(サーバ取得部23)において出力情報を取得する方法や手順などは、移動体端末1から受信した現在位置情報、地点情報、種類情報、出力態様情報などを用いること以外は、取得手段181において出力情報を取得する方法や手順などと同様であるので、説明を省略する。
次に、移動体端末1の全体動作について、フローチャートを用いて説明する。なお、所定の情報におけるi番目の情報は、「情報[i]」と記載するものとする。図3は、移動体端末1の全体動作を示すフローチャートである。
(ステップS301)移動体端末1は、受付部15が電源ONの指示を受け付けたか否かを判断する。受け付けた場合は、ステップS302に進み、そうでない場合は、ステップS301に戻る。
(ステップS302)移動体端末1は、電源ONの処理を行う。
(ステップS303)現在位置情報取得部14は、現在位置情報の取得を開始する。以降、現在位置情報取得部14は、移動体端末1の電源がOFFになるまで、定期的に現在位置情報を取得する。
(ステップS304)経路探索部16は、受付部15が目的地情報を受け付けたか否かを判断する。受け付けた場合は、ステップS305に進み、そうでない場合は、ステップS308に進む。
(ステップS305)経路探索部16は、地図情報格納部12に格納されている地図情報と、現在位置情報取得部14が取得した現在位置情報と、ステップS304で受け付けた目的地情報とを用いて、現在位置から目的地までの経路を探索し、当該経路を示す経路情報を取得する。
(ステップS306)経路探索部16は、ステップS305で取得した経路情報を、経路情報格納部13に蓄積する。
(ステップS307)出力部18は、ステップS305で取得した経路情報またはステップS306で蓄積した経路情報を出力する。
(ステップS308)出力部18は、受信部17が待ち時間情報を受信したか否かを判断する。受信した場合は、ステップS309に進み、そうでない場合は、ステップS313に進む。
(ステップS309)取得手段181は、ステップS308で受信した待ち時間情報が取得条件を満たすか否かを判断する。満たす場合は、ステップS310に進み、そうでない場合は、ステップS312に進む。
(ステップS310)取得手段181は、出力情報を取得する。この処理の詳細は、図4のフローチャートを用いて説明する。
(ステップS311)出力手段182は、ステップS310で取得した出力情報を出力する。この処理の詳細は、図5のフローチャートを用いて説明する。
(ステップS312)出力手段182は、予め保持している待ち時間短時間情報を出力する。
(ステップS313)移動体端末1は、受付部15が電源OFFの指示を受け付けたか否かを判断する。受け付けた場合は、ステップS314に進み、そうでない場合は、ステップS304に戻る。
(ステップS314)移動体端末1は、電源OFFの処理を行う。そして、ステップS301に戻る。
なお、図3のフローチャートにおいて、電源オフや処理終了の割り込みにより処理を終了してもよい。
図4は、図3のフローチャートのステップS310の出力情報の取得処理を示すフローチャートである。
(ステップS401)取得手段181は、受信部17が受信した待ち時間情報と、予め保持している取得種類管理情報とを用いて、当該待ち時間情報が満たす待ち時間条件に対応付いている種類情報を取得する。
(ステップS402)取得手段181は、出力情報格納部11に1または2以上の出力情報が格納されているか否かを判断する。格納されている場合は、ステップS403に進み、そうでない場合は、ステップS411に進む。
(ステップS403)取得手段181は、カウンタiに1をセットする。ここで、出力情報格納部11には、m個の出力情報が格納されているものとする。
(ステップS404)取得手段181は、経路情報格納部13に経路情報が格納されているか否かを判断する。当該判断は、現在位置から目的地までの経路が探索済み(現在位置から目的地までの経路が設定済み)であるか否かの判断でもある。そして、経路情報が格納されている場合は、ステップS406に進み、そうでない場合は、ステップS405に進む。
(ステップS405)取得手段181は、出力情報[i]に対応付いている位置関連情報が、現在位置情報取得部14が取得した現在位置情報に対応するか否かを判断する。対応する場合は、ステップS407に進み、そうでない場合は、ステップS409に進む。
(ステップS406)取得手段181は、出力情報[i]に対応付いている位置関連情報が、経路情報格納部13に格納されている経路情報が有する2以上の地点情報のうちのいずれかの地点情報に対応するか否かを判断する。当該2以上の地点情報には、通常、現在位置情報および目的地情報が含まれる。そして、対応する場合は、ステップS407に進み、そうでない場合は、ステップS409に進む。
(ステップS407)取得手段181は、出力情報[i]に対応付いている種類情報が、ステップS401で取得した種類情報である取得種類情報と同一であるか否かを判断する。同一である場合は、ステップS408に進み、そうでない場合は、ステップS409に進む。
(ステップS408)取得手段181は、出力情報[i]を取得する。
(ステップS409)取得手段181は、iがmであるか否かを判断する。mである場合は、上位処理にリターンし、そうでない場合は、ステップS410に進む。
(ステップS410)取得手段181は、iを1インクリメントする。そして、ステップS404に戻る。
(ステップS411)取得手段181は、経路情報格納部13に経路情報が格納されているか否かを判断する。格納されている場合は、ステップS413に進み、そうでない場合は、ステップS412に進む。
(ステップS412)取得手段181は、現在位置情報取得部14が取得した現在位置情報と、ステップS401で取得した種類情報とを対応付けて、外部の装置に送信する。
(ステップS413)取得手段181は、経路情報格納部13に格納されている経路情報が有する2以上の地点情報と、ステップS401で取得した種類情報とを対応付けて、外部の装置に送信する。
(ステップS414)取得手段181は、受信部17が、ステップS412またはステップS413で情報を送信した外部の装置から出力情報を受信したか否かを判断する。受信した場合は、ステップS415に進み、そうでない場合は、ステップS414に戻る。
(ステップS415)受信部17は、受信した出力情報を出力情報格納部11に蓄積する。
(ステップS416)取得手段181は、ステップS416で出力情報格納部11に蓄積された出力情報を取得する。そして、上位処理にリターンする。
図5は、図3のフローチャートのステップS311の出力情報の出力処理を示すフローチャートである。
(ステップS501)出力手段182は、取得手段181が取得した出力情報の数をカウントし、当該数を変数mにセットする。
(ステップS502)出力手段182は、待ち時間情報をmで除算した結果を、変数timeにセットする。当該除算の精度(小数点以下の桁数)は、問わない。
(ステップS503)出力手段182は、timeが出力時間条件を満たすか否かを判断する。出力時間条件とは、出力する時間に関する条件である。また、出力時間条件は、通常、時間を示す情報(ここではtime)が、予め決められた時間以上の時間を示すこと(時間を示す情報が示す時間が、予め決められた時間以上であること)である。また、出力時間条件は、例えば、図3のフローチャートにおける取得条件と同一の条件であってもよい。そして、出力時間条件を満たす場合は、ステップS505に進み、そうでない場合は、ステップS504に進む。
(ステップS504)出力手段182は、mを1デクリメントする。そして、ステップS502に戻る。
(ステップS505)出力手段182は、取得手段181が取得した出力情報の中から、m個の出力情報を選択する。当該選択は、取得であってもよい。また、選択の基準(どの出力情報を選択するか)は、問わない。
(ステップS506)出力手段182は、カウンタiに1をセットする。
(ステップS507)出力手段182は、時間のカウントを開始する。
(ステップS508)出力手段182は、ステップS505で選択した出力情報のうちの出力情報[i]を出力する。このとき、出力手段182は、例えば、いわゆるフェードインにて出力情報[i]を出力する。
(ステップS509)出力手段182は、カウント中の時間がtime以上であるか否かを判断する。time以上である場合は、ステップS510に進み、そうでない場合は、ステップS509に戻る。
(ステップS510)出力手段182は、出力情報[i]の出力を終了する。このとき、出力手段182は、例えば、いわゆるフェードアウトにて出力情報[i]の出力を終了する。
(ステップS511)出力手段182は、iがmであるか否かを判断する。mである場合は、上位処理にリターンし、そうでない場合は、ステップS512に進む。
(ステップS512)出力手段182は、iを1インクリメントする。そして、ステップS507に戻る。
なお、上記で説明した移動体端末1の全体動作は、あくまで一例である。つまり、移動体端末1の全体動作は、上記の説明に限定されるものではない。
(具体例)
次に、移動体端末1の動作の具体例について説明する。なお、本具体例において、移動体端末1は、自動車に設置されているナビゲーション装置(以下、適宜、カーナビとする)であるものとする。また、移動体端末1が出力情報を受信する外部の装置は、いわゆるサーバ(以下、適宜、サーバとする)であるものとする。
(例1)
本例において、出力情報格納部11に予め格納されている出力情報を取得し、出力する例について説明する。なお、本具体例において、出力情報格納部11には、図6に示す出力情報が予め格納されているものとする。当該出力情報には、レコードを一意に特定するためのIDと、種類情報(項目名:種類)と、出力態様情報(項目名:態様)と、エリア情報(項目名:エリア)と、エリア名称情報(項目名:名称)とが対応付いている。エリア情報とは、地図上の領域を示す1または2以上の位置情報の集合である。また、エリア名称情報とは、地図上の領域の名称を示す情報である。また、エリア情報およびエリア名称情報は、位置関連情報である。また、種類情報「ニュース」が対応付いている出力情報は、ニュース情報である。また、種類情報「広告」が対応付いている出力情報は、広告情報である。また、当該出力情報は、例えば、外部の装置が予め決められたタイミングごとに送信し、移動体端末1が受信したものである。
まず、ユーザが、自動車に乗り込み、自動車のエンジンをONにしたとする。すると、受付部15は、電源ONの指示を受け付ける。そして、カーナビの電源がONになる。そして、現在位置情報取得部14は、現在位置情報の取得を開始する。
次に、ユーザが、カーナビに対し、目的地を設定するための操作を行ったとする。すると、受付部15は、目的地情報を受け付ける。そして、経路探索部16は、地図情報と、現在位置情報と、目的地情報とを用いて、現在位置から目的地までの経路を探索する。そして、経路探索部16は、当該経路を示す経路情報を取得する。また、経路探索部16は、当該経路情報を、経路情報格納部13に蓄積する。
次に、出力部18は、経路探索部16が取得した経路情報を、地図情報と共に出力する。このとき、出力部18は、当該経路情報が示す経路が地図上に表示されるように、経路情報と地図情報とを出力する。当該経路情報の出力の例は、例えば、図7である。図7において、「S」が記されたアイコンは、出発地を示すアイコンである。また、図7において、「G」が記されたアイコンは、目的地を示すアイコンである。
次に、ユーザが、自動車の運転を開始したとする。すると、自動車は、走行を開始する。そして、ユーザが、交通信号機の点灯色が赤色であることに従い、自動車を停車させたとする。そして、受信部17が、待ち時間情報「10秒」を受信したとする。すると、取得手段181は、当該待ち時間情報が取得条件を満たすか否かを判断する。ここで、取得条件が「時間≧5秒」であるとする。当該取得条件は、判断対象となる時間が5秒以上であることを示す。すると、取得手段181は、当該待ち時間情報が当該待ち時間条件を満たすと判断する。
ここで、取得手段181は、種類情報「広告」を予め保持しているものとする。すると、取得手段181は、経路情報格納部13から、当該経路情報格納部13に格納されている経路情報が有する2以上の地点情報を取得する。そして、取得手段181は、当該2以上の地点情報と当該種類情報とを用いて、当該2以上の各地点情報および当該種類情報に対応する出力情報を、図6の出力情報の中から取得する。ここで、取得手段181は、図6の取得情報の中から、4つの広告情報を取得したものとする。また、ここで、出力時間条件が、取得条件と同じ「時間≧5秒」であるものとする。
次に、出力手段182は、待ち時間情報「10秒」と、当該広告情報の数「4」を用いて、まず、「10秒÷4=2.5秒」を算出する。当該時間(秒数)は、上記4つの各広告情報の出力時間である。そして、出力手段182は、当該出力時間「2.5秒」が、出力時間条件「時間≧5秒」を満たさないと判断する。
次に、出力手段182は、「4−1=3」を算出し、「10秒÷3=3.3秒」を算出する。そして、出力手段182は、当該出力時間「3.3秒」が、出力時間条件「時間≧5秒」を満たさないと判断する。
次に、出力手段182は、「3−1=2」を算出し、「10秒÷2=5秒」を算出する。そして、出力手段182は、当該出力時間「5秒」が、出力時間条件「時間≧5秒」を満たすと判断する。
次に、出力手段182は、取得した4つの広告情報の中から、2つの広告情報を取得する。そして、出力手段182は、算出した出力時間に従い、当該2つの広告情報を、5秒ごとに出力する。このとき、出力手段182は、通常、出力部18が出力している経路情報に代えて、当該広告情報を出力する。当該広告情報の出力の例は、例えば、図8、図9である。
また、上記において、例えば、取得した出力情報が2以上である場合に、当該2以上の出力情報を1つの画面に配置して出力することが予め決められている場合、出力手段182は、取得した4つの広告情報を1つの画面に配置し、当該画面を10秒間、出力する。当該広告情報が配置された画面の出力の例は、例えば、図10である。
また、上記において、例えば、取得手段181が、図11に示す取得種類管理情報を予め保持しているとする。当該取得種類管理情報は、レコードを一意に特定するためのIDと、待ち時間条件(項目名:条件)と、種類情報(項目名:種類)とを有する。この場合、取得手段181は、当該取得種類管理情報から、待ち時間情報が満たす待ち時間条件に対応付いている種類情報を取得する。そして、取得手段181は、当該取得した種類情報を含む2以上の情報に対応する出力情報を取得する。
例えば、待ち時間情報が「4秒」であるとする。この場合、取得手段181は、当該待ち時間情報が図11の「ID=015」の待ち時間条件「時間<5秒」を満たすと判断する。そして、取得手段181は、図11の「ID=015」の種類情報「短時間」を取得する。当該種類情報は、出力情報が待ち時間短時間情報であること(出力情報として待ち時間短時間情報を取得すること)を示す。
また、例えば、待ち時間情報が「12秒」であるとする。この場合、取得手段181は、当該待ち時間情報が図11の「ID=012」の待ち時間条件「10秒≦時間<15秒」を満たすと判断する。そして、取得手段181は、図11の「ID=012」の種類情報「広告」を取得する。当該種類情報は、出力情報が広告情報であること(出力情報として広告情報を取得すること)を示す。
また、上記において、例えば、取得手段181が、図12に示す取得態様管理情報を予め保持しているとする。当該取得態様管理情報は、レコードを一意に特定するためのIDと、待ち時間条件(項目名:条件)と、出力態様情報(項目名:態様)とを有する。この場合、取得手段181は、当該取得態様管理情報から、待ち時間情報が満たす待ち時間条件に対応付いている出力態様情報を取得する。そして、取得手段181は、当該取得した出力態様情報を含む2以上の情報に対応する出力情報を取得する。
例えば、待ち時間情報が「4秒」であるとする。この場合、取得手段181は、当該待ち時間情報が図12の「ID=015」の待ち時間条件「時間<5秒」を満たすと判断する。そして、取得手段181は、図12の「ID=015」の出力態様情報「テキスト」を取得する。当該出力態様情報は、出力情報をテキスト形式で出力すること、テキスト形式の出力情報を出力すること、テキスト形式の出力情報を取得することなどを示す。
また、例えば、待ち時間情報が「12秒」であるとする。この場合、取得手段181は、当該待ち時間情報が図12の「ID=012」の待ち時間条件「10秒≦時間<15秒」を満たすと判断する。そして、取得手段181は、図12の「ID=012」の出力態様情報「タイル状」を取得する。当該出力態様情報は、出力情報をタイル状に配置して出力すること、タイル状に配置された出力情報を出力すること、タイル状に配置された出力情報を取得することなどを示す。
また、例えば、上記、待ち時間情報が取得条件を満たすか否かの判断において、取得手段181が、待ち時間情報が取得条件を満たさないと判断したとする。すると、出力手段182は、予め保持している待ち時間短時間情報を出力する。当該待ち時間短時間情報の出力の例は、例えば、図13である。
(例2)
本例において、出力情報を出力するタイミングにおいて、外部の装置から出力情報を受信し、出力する例について説明する。なお、本例において、外部の装置が備えるサーバ格納部21には、図6に示す出力情報が予め格納されているものとする。
まず、例1と同様に、受信部17が、待ち時間情報「10秒」を受信し、取得手段181が、当該待ち時間情報が取得条件「時間≧5秒」を満たすと判断したとする。
ここで、取得手段181は、種類情報「ニュース」を予め保持しているものとする。また、経路情報格納部13には、経路情報が格納されていないものとする。すると、取得手段181は、現在位置情報と当該種類情報とを、サーバに送信する。
次に、サーバのサーバ受信部22は、現在位置情報と種類情報とを受信する。そして、サーバ取得部23は、当該現在位置情報および当該種類情報に対応する出力情報を、図6の出力情報の中から取得する。ここで、サーバ取得部23は、図6の取得情報の中から、1つのニュース情報を取得したものとする。そして、サーバ送信部24は、当該1つのニュース情報を、当該現在位置情報および当該種類情報を送信してきたカーナビに送信する。
次に、カーナビの取得手段181は、1つのニュース情報を受信する。そして、出力手段182は、待ち時間情報「10秒」に従い、当該1つのニュース情報を10秒間、出力する。当該ニュース情報の出力の例は、例えば、図14である。
なお、サーバ取得部23が2以上の出力情報を取得する場合の例(取得手段181が2以上の出力情報を受信する例)などについては、例1と同様であるので、説明を省略する。
また、例えば、取得手段181が、図11に示す取得種類管理情報を予め保持しているとする。この場合、取得手段181は、例1と同様に、待ち時間情報が満たす待ち時間条件に対応する種類情報を、当該取得種類管理情報から取得する。そして、取得手段181は、当該種類情報を含む2以上の情報を、サーバに送信し、当該送信に応じて1以上の出力情報を受信する。
また、例えば、取得手段181が、図12に示す取得態様管理情報を予め保持しているとする。この場合、取得手段181は、例1と同様に、待ち時間情報が満たす待ち時間条件に対応する出力態様情報を、当該取得態様管理情報から取得する。そして、取得手段181は、当該出力態様情報を含む2以上の情報を、サーバに送信し、当該送信に応じて1以上の出力情報を受信する。
また、本例において、取得種類管理情報からの種類情報の取得は、例えば、サーバが行ってもよい。この場合、サーバが備えるサーバ格納部21には、取得種類管理情報が予め格納されている。そして、取得手段181は、取得種類管理情報を予め保持していない。そして、取得手段181は、受信部17が受信した待ち時間情報に応じて、現在位置情報および当該待ち時間情報を、サーバに送信する。そして、サーバが備えるサーバ受信部22は、当該現在位置情報および待ち時間情報を受信する。そして、サーバ取得部23は、当該待ち時間情報が満たす待ち時間条件に対応する取得種類情報を、サーバ格納部21に格納されている取得種類管理情報から取得する。そして、サーバ取得部23は、受信した現在位置情報および取得した種類情報を含む2以上の情報に対応する出力情報を、サーバ格納部21に格納されている出力情報から取得する。
また、本例において、取得態様管理情報からの出力態様情報の取得は、例えば、サーバが行ってもよい。なお、サーバが出力態様情報を取得する方法や手順などは、上記、サーバが種類情報を取得する方法や手順などと同様であるので、説明を省略する。
また、本例において、出力情報の取得に用いる情報は、例えば、現在位置情報に代えて経路情報であってもよい。
以上、本実施の形態による移動体端末1によれば、信号での待ち時間を利用して、当該待ち時間に応じた情報を出力することができる。これにより、ユーザは、例えば、移動体の停車中など、表示される情報を閲覧することが安全な状態において、表示される情報を閲覧することができる。また、これにより、ユーザは、例えば、信号での待ち時間を有効に活用することができる。
また、本実施の形態による移動体端末1によれば、信号での待ち時間よりも短い時間の間、出力情報を出力することにより、例えば、待ち時間がもう少しで終了する旨を、当該出力情報の出力の終了によりユーザに通知することができる。また、出力情報の出力をフェードアウトにより終了することにより、例えば、待ち時間がもう少しで終了する旨を、当該フェードアウトの開始によりユーザに通知することができる。これにより、ユーザは、信号の色が青に変わる際に行う動作などをスムーズに行うことができる。また、さらに、例えば、出力情報の閲覧に集中しているがために、信号の色が青に変わったことに気付かないというような状況を防ぐことができる。
なお、本実施の形態において、経路情報に対応する出力情報を出力する場合、取得手段181は、例えば、現在位置から目的地までの経路上の地点に対応する出力情報を取得する。つまり、取得手段181は、走行済みの経路上の地点に対応する出力情報は、通常、取得しない。具体的に、取得手段181は、出力情報を取得するタイミングにおいて、経路情報格納部13に格納されている経路情報から、未走行の経路上の地点を示す2以上の地点情報を取得する。そして、取得手段181は、当該2以上の経路情報に対応する1または2以上の出力情報を取得する。
また、本実施の形態において、移動体端末1(受信部17)が受信する待ち時間情報を送信する交通信号機を、交通信号機3とすると、交通信号機3は、例えば、信号の点灯色を赤色に変更するたびに、信号の点灯色を青色に変更するまでの時間を示す待ち時間情報の送信を開始する。当該送信は、通常、いわゆるビーコン信号の送信と同様の送信である。そして、交通信号機3は、例えば、信号の点灯色を青色に変更すると、待ち時間情報の送信を終了する。
また、本実施の形態において、移動体端末1、サーバ装置2、交通信号機3を備えるシステムを、信号待ち時間利用システム4とすると、当該信号待ち時間利用システム4の概念図は、例えば、図15である。図15において、移動体端末1は、通常、1以上である。また、移動体端末1とサーバ装置2とは、通信手段41を介して通信可能である。また、交通信号機3から移動体端末1へは、通信手段42を介して情報の送信が可能である。通信手段41は、通常、無線の通信回線であり、例えば、インターネットやイントラネット、LAN、移動体通信網などである。また、通信手段42は、通常、近距離(短距離)の無線通信手段であり、例えば、いわゆる光ビーコン、赤外線通信などである。
また、上記各実施の形態において、一の装置に存在する2以上の通信手段は、物理的に一の媒体で実現されてもよいことは言うまでもない。
また、上記各実施の形態における移動体端末は、例えば、スタンドアロンの装置であってもよいし、サーバ・クライアントシステムにおけるサーバ装置であってもよい。
また、上記各実施の形態において、各処理または各機能は、単一の装置または単一のシステムによって集中処理されることによって実現されてもよいし、あるいは、複数の装置または複数のシステムによって分散処理されることによって実現されてもよい。
また、上記各実施の形態において、各構成要素は専用のハードウェアにより構成されてもよいし、あるいは、ソフトウェアにより実現可能な構成要素については、プログラムを実行することによって実現されてもよい。例えば、ハードディスクや半導体メモリ等の記録媒体に記録されたソフトウェア・プログラムをCPU等のプログラム実行部が読み出して実行することによって、各構成要素が実現され得る。
また、上記各実施の形態における移動体端末を実現するソフトウェアは、例えば、以下のようなプログラムである。つまり、このプログラムは、出力される情報が格納される出力情報格納部にアクセス可能なコンピュータを、信号の待ちの時間に関する情報である待ち時間情報を受信する受信部、前記待ち時間情報に応じて、情報を出力する出力部として機能させるためのプログラムである。
なお、上記プログラムにおいて、上記プログラムが実現する機能には、ハードウェアでしか実現できない機能は含まれない。
また、上記プログラムは、サーバなどからダウンロードされることによって実行されてもよいし、所定の記録媒体(例えば、CD−ROMなどの光ディスクや磁気ディスク、半導体メモリなど)に記録されたプログラムが読み出されることによって実行されてもよい。また、このプログラムは、プログラムプロダクトを構成するプログラムとして用いられてもよい。
また、上記プログラムを実行するコンピュータは、単数であってもよいし、複数であってもよい。つまり、集中処理を行ってもよいし、あるいは分散処理を行ってもよい。
また、図16は、前述のプログラムを実行して、前述の実施の形態の移動体端末等を実現するコンピュータシステム9の概観図である。前述の実施の形態は、コンピュータハードウェア、およびその上で実行されるコンピュータプログラムで実現され得る。
図16において、コンピュータシステム9は、CD−ROMドライブ9011を含むコンピュータ901と、キーボード902と、マウス903と、モニタ904とを備える。
図17は、コンピュータシステム9のブロック図である。図17において、コンピュータ901は、CD−ROMドライブ9011に加えて、MPU9013と、ブートアッププログラム等のプログラムを記憶するためのROM9014と、MPU9013に接続され、アプリケーションプログラムの命令を一時的に記憶するとともに一時記憶空間を提供するためのRAM9015と、アプリケーションプログラム、システムプログラム、およびデータを記憶するためのハードディスク9015と、CD−ROMドライブ9011、MPU9012等を相互に接続するバス9016とを備える。ここでは図示しないが、コンピュータ901は、さらに、LANへの接続を提供するネットワークカードを備えていてもよい。
コンピュータシステム9に、前述の実施の形態の移動体端末等の機能を実行させるプログラムは、CD−ROM9101に記憶されて、CD−ROMドライブ9011に挿入され、さらにハードディスク9015に転送されてもよい。これに代えて、プログラムは、図示しないネットワークを介してコンピュータ901に送信され、ハードディスク9015に記憶されてもよい。プログラムは実行の際にRAM9014にロードされる。プログラムは、CD−ROM9101またはネットワークから直接、ロードされてもよい。
プログラムは、コンピュータ901に、前述の実施の形態の移動体端末等の機能を実行させるオペレーティングシステム(OS)、またはサードパーティープログラム等は、必ずしも含まなくてもよい。プログラムは、制御された態様で適切な機能(モジュール)を呼び出し、所望の結果が得られるようにする命令の部分のみを含んでいればよい。コンピュータシステム9がどのように動作するかは周知であり、詳細な説明は省略する。
また、本発明は、以上の実施の形態に限定されることなく、種々の変更が可能であり、それらも本発明の範囲内に包含されるものであることは言うまでもない。