JP2016080667A - 高速炉用燃料集合体および高速炉炉心 - Google Patents

高速炉用燃料集合体および高速炉炉心 Download PDF

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Abstract

【課題】炉心燃料への影響なしに炉心軸方向の漏えい中性子を利用した核変換を行う高速炉用燃料集合体および高速炉炉心を提供する。【解決手段】高速炉用燃料集合体70は、複数の燃料要素4と、その径方向外側を覆い入口側にエントランスノズル9が形成されたラッパ管8と、燃料要素4を下方から支持する燃料支持部材5と、ラッパ管8内に収納され燃料支持部材5の下方に設けられた核分裂生成物核変換部10とを有する。核分裂生成物核変換部10は、ラッパ管8の内壁に接して中央流路10aの径方向外側の領域内で互いに間隔をあけて鉛直方向に形成された複数の貫通孔を有する中性子遮へい部材14と、複数の貫通孔のそれぞれの内壁と間隔を空けてそれぞれの貫通孔に挿入され長半減期核分裂生成物を含み鉛直方向に延びた核変換要素部材と、核変換要素部材を内蔵する核変換要素被覆管とを備えた複数の核分裂生成物核変換要素11とを有する。【選択図】図2

Description

本発明の実施形態は、高速炉用燃料集合体およびこれを用いた高速炉炉心に関する。
使用済み燃料の再処理廃棄物は、数万年オーダーの半減期を有するアメリシウム(Am)、キュリウム(Cm)およびネプツニウム(Np)などのマイナーアクチニド(MA)、および長半減期核分裂生成物(LLFP)を含んでおり、高レベル放射性廃棄物(HLW)として深地層処分される計画である。代表的なLLFPとしては、テクネチウム99(Tc99、半減期約21万年)、ヨウ素129(I129、半減期約1600万年)などが挙げられる。
プルトニウム(Pu)を含む超ウラン元素(TRU)を核分裂により燃焼すると共に、LLFPは中性子核変換により安定な核種あるいは短半減期核種にする検討が進められている。
特開平7−306282号公報 特開2010−261930号公報
R. Fujita, etal:"An Application of Metal Fuel Cycle Technology Toward Self-consistent Nuclear Energy System (SCNES) Concept", Proc. Third International Symposium GENES-3, Tokyo, 1999.
LLFPの核変換は基本的にLLFPによる中性子の捕獲により行われるため、たとえば、核分裂や増殖に用いられる中性子の一部をLLFPの中性子捕獲に利用する方法がある(特許文献1)。炉心内部での核変換は中性子束が高く変換効率が高いが、炉心性能への影響、すなわち、LLFPの中性子捕獲による炉心反応度の低下、LLFPや中性子減速部材の局所的な装荷による出力分布の歪などの影響がある。
また、核変換のための中性子の利用方法として、炉心内部中性子の利用と炉心から漏えいする中性子を利用する方法がある(特許文献2、非特許文献1)。炉心からの漏えい中性子の利用では中性子束が炉心部よりも低いために核変換率は低くなるが、炉心性能への悪影響は小さく抑えられる。炉心からの漏えい中性子の利用としては、径方向漏えい中性子の利用(特許文献2、非特許文献1)と軸方向漏えい中性子(非特許文献1)の利用とがある。
このなかで、軸方向漏えい中性子の利用による核変換の方が径方向漏えい中性子の利用の場合よりも変換効率を高くすることができる可能性がある。この理由として、高速炉は増殖性向上のため、燃料ピンを密に配置しており、圧力損失を低減する目的で、炉心高さは1m前後と軽水炉(約3.7m)よりも短くしており、炉心形状は扁平形状である。このため、炉心軸方向(上下方向)の中性子漏えいが径方向の漏えいよりも大きく、中性子束も高くなっている例が多い。
前述のように、軸方向漏えい中性子の核変換への利用の技術について議論がなされているが、そのための具体的な構成は示されていない。容易に考えられるのは、炉心燃料要素の被覆管の中の燃料ペレット(あるいは燃料棒)の上下にLLFPを含む物質や中性子減速部材を充填する構成である。
従来の燃料集合体では、核分裂性物質のプルトニウム(Pu)と親物質のウラン(U)の混合酸化物からなる炉心燃料を被覆管の中に充填した炉心燃料要素が支持部材により保持され、ラッパ管の内側に束ねられている。炉心燃料要素には上部にガスプレナムが配置され、その下は劣化ウランからなる上部ブランケット、さらにその下には炉心燃料、および下部ブランケットが配置されている。
冷却材は下部のエントランスノズルから流入し、下部中性子遮へい体の内側を通過したあと、炉心燃料要素を冷却し、上部中性子遮へい体の内側を通って燃料集合体の上部から排出される。ここで、たとえば、上部ブランケットおよび下部ブランケットの全部または一部にLLFPを含む物質を充填すればLLFPの核変換が可能となる。
しかしながら、燃料要素内に炉心燃料とLLFPを含む物質や中性子減速部材を同時に充填することは、製造時や再処理時の取り扱いを複雑化させる可能性があることと、物性や照射特性の異なる物質を同一の被覆管内に充填することは照射時の健全性を低下させる可能性がある。
以上のように、炉心軸方向の漏えい中性子を利用した核変換方法について、炉心燃料への影響を与えずに実施するための具体的な構造はこれまで提案されていない。
そこで、本発明の実施形態は、炉心燃料への影響を与えずに炉心軸方向の漏えい中性子を利用した核変換を可能とすることを目的とする。
上述の目的を達成するため、本実施形態に係る高速炉用燃料集合体は、互いに間隔をおいて並列に配置され鉛直方向に延びた複数の棒状の燃料要素と、前記複数の燃料要素全体の径方向外側を覆い、上部が冷却材の流出のために開放されて、入口側には冷却材の流入用のエントランスノズルが形成された筒状で前記鉛直方向に延びたラッパ管と、前記ラッパ管内に収納され、前記燃料要素を下方から支持する多孔平板状の燃料支持部材と、前記ラッパ管内に収納され、前記燃料支持部材の下方に設けられた核分裂生成物核変換部と、を備え、前記核分裂生成物核変換部は、前記ラッパ管の内壁に接して、中央に冷却材の中央流路が形成され前記中央流路の径方向外側の領域内で互いに間隔をあけて鉛直方向に形成された複数の貫通孔を有する中性子遮へい部材と、前記複数の貫通孔のそれぞれの内壁と間隔を空けてそれぞれの貫通孔に挿入され、長半減期核分裂生成物を含み鉛直方向に延びた核変換要素部材と、当該核変換要素部材を内蔵し筒状で上端および下端が閉止されて密閉された核変換要素被覆管とを備えた複数の核分裂生成物核変換要素と、を有することを特徴とする。
また、本実施形態は、格子状に配列され鉛直方向に互いに平行に延びた複数の高速炉用燃料集合体を具備し、長半減期核分裂生成物を核変換させる高速炉炉心であって、前記高速炉用燃料集合体のそれぞれは、互いに間隔をおいて並列に配置され鉛直方向に延びた複数の棒状の燃料要素と、前記複数の燃料要素全体の径方向外側を覆い、上部が冷却材の流出のために開放されて、入口側には冷却材の流入用のエントランスノズルが形成された筒状で前記鉛直方向に延びたラッパ管と、前記ラッパ管内に収納され、前記燃料要素を下方から支持する多孔平板状の燃料支持部材と、前記ラッパ管内に収納され、前記燃料支持部材の下方に設けられた核分裂生成物核変換部と、を備え、前記核分裂生成物核変換部は、前記ラッパ管の内壁に接して、中央に冷却材の中央流路が形成され前記中央流路の径方向外側の領域内で互いに間隔をあけて鉛直方向に形成された複数の貫通孔を有する中性子遮へい部材と、前記複数の貫通孔のそれぞれの内壁と間隔を空けてそれぞれの貫通孔に挿入され、長半減期核分裂生成物を含み鉛直方向に延びた核変換要素部材と、当該核変換要素部材を内蔵し筒状で上端および下端が閉止されて密閉された核変換要素被覆管とを備えた複数の核分裂生成物核変換要素と、を有することを特徴とする。
本発明の実施形態によれば、炉心燃料への影響を与えずに炉心軸方向の漏えい中性子を利用した核変換が可能となる。
第1の実施形態に係る高速炉炉心の基本的な構成を示す水平部分断面図である。 第1の実施形態に係る高速炉用燃料集合体の基本的な構成を示す立断面図である。 図2のIII−III線矢視水平断面図である。 図3の核分裂生成物核変換要素とその周辺を拡大して示す水平断面図である。 第2の実施形態に係る高速炉用燃料集合体の核分裂生成物核変換部の構成を示す部分立断面図である。 図5のVI−VI線矢視横断面図である。 第2の実施形態に係る高速炉用燃料集合体の核分裂生成物核変換要素の構成を示す水平断面図である。 第3の実施形態に係る高速炉用燃料集合体の核分裂生成物核変換部の構成を示す部分縦断面図である。 図8のIX−IX線矢視横断面図である。 第3の実施形態に係る高速炉用燃料集合体の核分裂生成物核変換要素の構成を示す水平断面図である。 第4の実施形態に係る高速炉用燃料集合体の核分裂生成物核変換部の構成を示す部分縦断面図である。 図11のXII−XII線矢視横断面図である。 第4の実施形態に係る高速炉用燃料集合体の核分裂生成物核変換要素の構成を示す水平断面図である。
以下、図面を参照して、本発明の実施形態に係る高速炉用燃料集合体および高速炉炉心について説明する。ここで、互いに同一または類似の部分には、共通の符号を付して、重複説明は省略する。
[第1の実施形態]
図1は、第1の実施形態に係る高速炉炉心100の基本的な構成を示す水平部分断面図である。図1は、高速炉炉心100の6分の1を示している。高速炉炉心100は、互いに平行に配列されて鉛直方向に延びる高速炉用燃料集合体70、炉停止用制御棒75、調整用制御棒76、および径方向遮へい体77を有する。高速炉用燃料集合体70、炉停止用制御棒75、調整用制御棒76、および径方向遮へい体77はそれぞれ、六角柱の外形を有する。
高速炉炉心100においては、複数の高速炉用燃料集合体70が水平断面でほぼ円形に配列され、径方向外側に径方向遮へい体77が配列されている。径方向遮へい体77は、径方向からの中性子の漏えいを抑止する。炉停止用制御棒75は、高速炉炉心100を臨界未満に移行させるために高速炉炉心100に挿入される。調整用制御棒76は、通常運転中の反応度を調整するために挿入位置を制御される。
なお、図1では、炉心燃料集合体として、すべて本実施形態に係る高速炉用燃料集合体70を装荷している場合を示しているがこれに限定されない。すなわち、一部のみを本実施形態に係る高速炉用燃料集合体70とし、残りは、従来の燃料集合体、すなわち後述する核分裂生成物核変換部10を有さず、通常の下部遮へい体を有する燃料集合体としてもよい。
図2は、第1の実施形態に係る高速炉用燃料集合体の基本的な構成を示す立断面図である。また、図3は、図2のIII−III線矢視水平断面図である。
高速炉用燃料集合体70は、たがいに平行に配列されて鉛直方向に延びた複数の燃料要素4、燃料要素4の下端を支持する燃料支持部材5、燃料支持部材5の下方に設けられた核分裂生成物核変換部10、燃料要素4の上部に設けられた上部中性子遮へい体7、およびこれらを収納し、鉛直方向に延びるラッパ管8を有する。燃料支持部材5には、燃料要素4のそれぞれを冷却するための冷却材が通過する複数の流路が形成されている。
燃料要素4は、核分裂性物質のPuと親物質のUの混合酸化物燃料からなり鉛直方向に延びた炉心燃料1、炉心燃料1を収納し鉛直方向に延びて上下が密閉された円筒状の被覆管(図示せず)を有する。被覆管内の、炉心燃料1の下部には下部ブランケット2a、上部には上部ブランケット2bが配されている。上部ブランケット2bの上部は空間となっており、燃焼が進んだ場合に核分裂生成物ガス(FPガス)によって被覆管内の内圧が過度に上昇するのを防止するためのガスプレナム3が形成されている。
核分裂生成物核変換部10の中性子遮へい部材14、および上部中性子遮へい体7は、燃料要素4で発生した中性子が、高速炉用燃料集合体70の上方および下方に漏えいするのを抑制する。中性子遮へい部材14および上部中性子遮へい体7は、鉄を主成分としており、鉄は主に非弾性散乱により高速中性子のエネルギーを低下させる。ニッケルを主成分とするNi合金の場合も同様な効果が期待できる。
ラッパ管8は、六角柱の形状であり、下部は、円筒状で、側面に、燃料要素4を冷却する冷却材が流入するためのエントランスノズル9が形成されている。また、ラッパ管8の上端は開放されており、冷却材の流出開口となっている。
核分裂生成物核変換部10は、中性子遮へい部材14、および複数の核分裂生成物核変換要素11を有する。中性子遮へい部材14は、ラッパ管8の内壁に接して、中央に断面が六角形の冷却材の中央流路10aが形成されている。中性子遮へい部材14は、図3に示すように6つのブロックに分割されている。なお、分割されずたとえば一体に形成されていることでもよい。
中性子遮へい部材14には、たがいに間隔をあけて鉛直方向に複数の貫通孔14a(図4)が形成されている。それぞれの貫通孔14aには、鉛直方向に延びた核分裂生成物核変換要素11が、貫通孔14aのそれぞれの内壁と間隔を空けてそれぞれの貫通孔14aに挿入されている。この間隔は、要素外側流路14b(図4)を形成する。
中性子遮へい部材14および核分裂生成物核変換要素11の下端は、下部支持部材16に支持され、上端は、上部支持部材17に支持されている。また、下部支持部材16および上部支持部材17には、それぞれ、要素外側流路14bを流れる冷却材が通過する開口が形成されている。
図4は、図3の核分裂生成物核変換要素とその周辺を拡大して示す水平断面図である。複数の核分裂生成物核変換要素11のそれぞれは、核変換要素部材12およびこれを収納する核変換要素被覆管13を有する。核変換要素部材12は、長半減期核分裂生成物を含み、鉛直方向に延びている。核変換要素被覆管13は、核変換要素部材12を内蔵し、筒状で、上端および下端が閉止されて密閉されている。
以上の図1ないし図4によって説明した本実施形態に係る高速炉用燃料集合体70の具体的な仕様の例を、以下に列挙して示す。
(高速炉用燃料集合体70の仕様)
ラッパ管8 外対面幅:164mm、内対面幅:156mm
(ここで、対面幅は、六角柱の互いに対向する面間の寸法である。)
燃料要素4 被覆管径:7.5mm、長さ:100mm、1体当り本数:271
炉心燃料1:Pu−U−10%Zr(金属燃料)
ブランケット2a、2b:U−10%Zr(劣化ウラン、金属燃料)
核分裂生成物核変換部10
中性子遮へい部材14
材質:オーステナイト系ステンレス鋼(SUS304)
外対面幅:155mm、内対面幅:80mm
軸方向長さ:200mm、貫通孔14a直径:12mm
核分裂生成物核変換要素11
核変換要素部材12:Tc99(棒状)
直径4mm、長さ200mm、要素本数18
核変換要素被覆管13:直径:7mm、厚さ1mm、長さ200mm
なお、以上は、仕様の一例を示したものであり、これらの仕様に限定されるものではない。
次に、以上のように構成された本実施形態に係る高速炉用燃料集合体70および高速炉炉心100の作用について説明する。
高速炉炉心100においては、図示しない炉心支持板から、流量配分された冷却材が、高速炉用燃料集合体70、炉停止用制御棒75、調整用制御棒76、および径方向遮へい体77にそれぞれに流入する。
エントランスノズル9からラッパ管8の下部に流入した冷却材は、ラッパ管8内を上昇し、核分裂生成物核変換部10の下部に到達する。冷却材の大部分は、核分裂生成物核変換部10の中央に形成された中央流路10a内を上昇する。また、一部は、それぞれの要素外側流路14b内を上昇する。中央流路10aおよび要素外側流路14bから流出した冷却材は、燃料支持部材5の下方の空間に流入する。
こののち、冷却材は、燃料支持部材5を通過して燃料要素4の外側を上昇する。燃料要素4を冷却して温度が上昇した冷却材は、燃料要素4の上方に流出し、上部中性子遮へい体7の内側を通過した後に、ラッパ管8の上部の開口から高速炉用燃料集合体70の上方に流出する。
核分裂生成物核変換部10は、高速炉用の従来の燃料集合体の下部遮へい体が設けられている箇所に設けられている。また、筒状で、中央に中央流路10aが形成されている点でも従来と同様である。燃料要素4に流入する冷却材は、中央流路10aおよび複数の要素外側流路14bを経由することになる。このため、燃料支持部材5の下方の空間に流入する冷却材の水平断面での流量分布は、中央流路10aのみでなく、その周辺からも流入することになる。
この結果、中央流路10aから燃料支持部材5の下方の空間への流入の際に拡流し圧力損失の増加に寄与する流量が減少する。また、中央流路10aのみでなく、その周辺からも流入することから、燃料支持部材5の下方空間へ流入する冷却材の流量分布はなだらかとなり好ましい方向となる。
核分裂生成物核変換部10は、主に、中性子遮へい部材14と核分裂生成物核変換要素11とを有する。中性子遮へい部材14は、従来と同様の遮へい部材であり、中性子の遮へい機能を有する。また、核分裂生成物核変換要素11は中性子を捕獲するTc99を保有しており、同様に中性子の漏えいを抑制する機能を有する。
また、中性子遮へい部材14と核分裂生成物核変換要素11とのギャップである要素外側流路14bの幅は、前記の仕様例では、貫通孔14aの直径が12mmと核変換要素被覆管13の直径が7mmとから2.5mmであり、流路高さ200mmに対して約1〜2%である。したがって、この要素外側流路14bから漏えいする中性子は、中央流路10aから漏えいする中性子に比べて十分に小さい。
燃料要素4において発生して下方に漏えいした中性子のうちエネルギーの高い高速中性子は、核分裂生成物核変換部10の中性子遮へい部材14を通過する過程において、中性子遮へい部材14を構成する物質との非弾性散乱によりエネルギーを低減する。
エネルギーを低減した中性子は、漏えい中性子のうち元々エネルギーの低い中性子とともに、核分裂生成物核変換部10の核分裂生成物核変換要素11が有するLLFPであるTc99に捕獲される。これにより、軸方向に漏えいした中性子による効率的なLLFP核変換が可能となる。前記の各部の仕様の場合、約3%/年の核変換率が得られる。ここで、核変換率は、中性子吸収により変換された原子数(1年あたり)を変換前の原子数で除した値である。
従来の高速炉用の燃料集合体に設けられている中性子遮へい体の一部の領域を利用するので、物量には大きな影響を与えないで核変換が可能となる。また、燃料要素とは物理的に分離して配置できるため、製造時や再処理時の取り扱いの複雑化を避け、物性や照射特性の異なる炉心燃料へ影響を与えずに核変換を行うことが可能となる。さらには、原理的にはすべての高速炉用燃料集合体にLLFPを装荷することができるため、炉心内への本集合体の装荷数を増すことで核変換の絶対量を増大することができる。
以上のように、本発明の実施形態によれば、炉心燃料への影響を与えずに炉心軸方向の漏えい中性子を利用した核変換が可能となる。
[第2の実施形態]
図5は、第2の実施形態に係る高速炉用燃料集合体の核分裂生成物核変換部20の構成を示す部分立断面図である。また、図6は、図5のVI−VI線矢視横断面図である。また、図7は、核分裂生成物核変換要素の構成を示す水平断面図である。
本実施形態は、第1の実施形態の変形である。本第2の実施形態における核分裂生成物核変換部20の核分裂生成物核変換要素21は、核変換要素部材22、および核変換要素被覆管23を有する。核変換要素部材22は、Tc99と中性子減速物質BeOが体積比で1:3の割合で混合された混合体を有する。すなわち、核変換要素部材22は、中性子減速部材であり、また第1の実施形態における核変換要素部材に相当する。
なお、中性子減速物質は、以下、BeOの場合を示すが、BeOには限定されない。たとえば、酸化ベリリウム(BeO)、酸化リチウム、炭化ホウ素、水素化ジルコニウム、黒鉛、炭化ケイ素のいずれかを含むことでよい。
本第2の実施形態に係る高速炉用燃料集合体70の具体的な仕様の例として、第1の実施形態と異なる部分を以下に列挙して示す。
(高速炉用燃料集合体70の仕様の核分裂生成物核変換部20の部分)
核分裂生成物核変換部20
中性子遮へい部材14
材質:オーステナイト系ステンレス鋼(SUS304)
外対面幅:155mm、内対面幅:80mm
軸方向長さ:200mm、貫通孔直径:16mm
核分裂生成物核変換要素21
核変換要素部材22:Tc99/減速物質BeO(棒状)
Tc99/BeO混合比1:3
直径8mm、長さ200mm、要素本数18
核変換要素被覆管23:直径:11mm、厚さ1mm、長さ200mm
核変換要素部材22が、Tc99と中性子減速物質BeOとの混合体であることにより、Tc99の量を維持するために、核変換要素部材22は、第1の実施形態の核変換要素部材12の直径4mmに対して、直径8mmとなっている。また、これに対応するために、中性子遮へい部材14に形成された貫通孔14aの直径も大きくなっている。
なお、以上は、仕様の一例を示したものであり、これらの仕様に限定されるものではない。
以上のように構成された本第2の実施形態においては、燃料要素4から下方に漏えいした中性子のうち、エネルギーの高い中性子は、中性子遮へい部材14との相互作用である非弾性散乱によってそのエネルギーが低減する。また、核分裂生成物核変換要素21中の減速部材であるBeOとの弾性散乱によりさらに減速されエネルギーを低減する。
エネルギーを失った中性子は、漏えい中性子のうち元々エネルギーの低い中性子とともに、核分裂生成物核変換要素21中のLLFPであるTc99に捕獲される。これにより、第1の実施形態よりもさらに効率的なLLFP核変換が可能となる。前記の仕様の場合で、約4%/年の核変換率年が得られる。また、中性子遮へい体だけの構造に比べて、炉心外への漏えい中性子も、さらに抑制することができる。
[第3の実施形態]
図8は、第3の実施形態に係る高速炉用燃料集合体の核分裂生成物核変換部の構成を示す部分縦断面図である。また、図9は、図8のIX−IX線矢視横断面図である。また、図10は、核分裂生成物核変換要素の構成を示す水平断面図である。本実施形態は、第1の実施形態の変形である。
本第3の実施形態に係る核分裂生成物核変換部30の核分裂生成物核変換要素31は、核変換要素部材32、核変換要素部材32を収納する核変換要素被覆管33、環状減速部材34、環状減速部材34を収納する環状減速部材収納容器35、および冷却管36を有する。本第3の実施形態においては、核分裂生成物核変換部30は、核変換要素被覆管13の外側に形成された冷却材の流路である要素内流路34bの外側に配された環状減速部材34を有する。環状減速部材34は、第2の実施形態と同様に、たとえば、酸化ベリリウム(BeO)、酸化リチウム、炭化ホウ素、水素化ジルコニウム、黒鉛、炭化ケイ素のいずれかを含む。
環状減速部材34は、筒状の形状である。したがって、環状減速部材34を収納する環状減速部材収納容器35も筒状の外形であり、径方向内側および外側の円筒および上下の閉止蓋を有する容器である。冷却管36は、環状減速部材収納容器35の径方向内側に設けられた管であり、核変換要素被覆管13とともに、環状の要素内流路34bを形成する。
本第3の実施形態に係る高速炉用燃料集合体70の具体的な仕様の例として、第1の実施形態と異なる部分を以下に列挙して示す。
(高速炉用燃料集合体70の仕様の核分裂生成物核変換部30の部分)
核分裂生成物核変換部30
中性子遮へい部材14
材質:オーステナイト系ステンレス鋼(SUS304)
外対面幅:155mm、内対面幅:80mm
軸方向長さ:200mm、貫通孔直径:16mm
核分裂生成物核変換要素31
核変換要素部材32:Tc99(棒状)
直径4mm、長さ200mm、要素本数18
被覆管33:直径:6mm、厚さ0.75mm、長さ200mm
環状減速部
冷却管36:外径/内径 13mm/10mm
環状減速部材34:減速物質 BeO
外径/内径 17mm/14mm
Tc99/BeO体積比 1:8
環状減速部材収納容器35 外径/内径 22mm/12mm
核分裂生成物核変換部30にはLLFPとしてTc99が被覆管33内に充填されている。Tc99とBeOの体積比は1:8となっており、第2の実施形態での仕様例よりも中性子減速部材の体積の割合が大きい。これはTc99とBeOが混合されていて実質的に均質である第2の実施形態とは異なり、本第3の実施形態では、Tc99から離れて環状減速部材34が配置されているためである。すなわち、同一の体積比とすると、減速部材の効果が小さくなるためである。
なお、以上は、仕様の一例を示したものであり、これらの仕様に限定されるものではない。
以上のように構成された本第3の実施形態においては、燃料要素4から下方に漏えいした中性子のうち、エネルギーの高い中性子は、中性子遮へい部材14との相互作用である非弾性散乱によってそのエネルギーが低減する。また、核分裂生成物核変換要素31中の減速部材であるBeOとの弾性散乱により、さらに減速されエネルギーを低減する。
エネルギーを失った中性子は、漏えい中性子のうち元々エネルギーの低い中性子とともに、核分裂生成物核変換要素31中のLLFPであるTc99に捕獲される。これにより、第2の実施形態と同様なLLFP核変換が可能となる。前記の仕様の場合で、約4%ないし5%/年の核変換率年が得られる。また、中性子遮へい体だけの構造に比べて、炉心外への漏えい中性子も、第2の実施形態と同等に抑制することができる。
[第4の実施形態]
図11は、第4の実施形態に係る高速炉用燃料集合体の核分裂生成物核変換部の構成を示す部分縦断面図である。図12は、図11のXII−XII線矢視横断面図である。また、図13は、核分裂生成物核変換要素の構成を示す水平断面図である。
本実施形態は、第1の実施形態の変形である。本第4の実施形態における核分裂生成物核変換部40は、中心孔の周囲からラッパ管8の内面までに、内側中性子遮へい部44a、中性子減速部45、および外側中性子遮へい部44bの3つの領域が径方向に層状に配置されている。核分裂生成物核変換要素41は、中性子減速部45の領域内に、ほぼ周方向に互いに間隔をもって配されている。核分裂生成物核変換要素41は、核変換要素部材42、被覆管43および収納容器47を有する。
中性子減速部45は、中性子減速部材が収納容器46に収められ、層状の部分をなしている。
本第4の実施形態に係る高速炉用燃料集合体70の具体的な仕様の例として、第1の実施形態と異なる部分を以下に列挙して示す。
(高速炉用燃料集合体70の仕様の核分裂生成物核変換部40の部分)
核分裂生成物核変換部40
中性子遮へい部44a、44b
材質:オーステナイト系ステンレス鋼(SUS304)
最外対面幅:155mm、最内対面幅:80mm
軸方向長さ:200mm
核分裂生成物核変換要素41
核変換要素部材42:Tc99(棒状)
直径4mm、長さ200mm、要素本数18
被覆管43:直径:6mm、厚さ0.75mm、長さ200mm
中性子減速部45
冷却管47:外径/内径 13mm/10mm
中性子減速部45:材質 BeO
外対面幅/内対面幅 130mm/105mm
Tc99/BeO体積比 1:12
収納容器46:外対面幅/内対面幅 134mm/101mm
本第4の実施形態では、第3の実施形態とほぼ同様な作用と効果がある。さらに、本第4の実施形態では、中性子減速部材領域を広くとれるために、Tc99に対する減速部材の比率を大きくでき、核変換効率は第3の実施形態よりも高くできる。すなわち、前記の仕様例の場合、約5%/年の核変換効率が得られる。同時に、中性子遮へい体だけの構造に比べて、炉心外への漏えい中性子を同等に抑えることができる。
[その他の実施形態]
以上、本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。たとえば、各実施形態では、核分裂生成物核変換部10が燃料要素4の下方に設けられている場合を示したが、これには限定されない。核分裂生成物核変換部10が燃料要素4の上方に設けられている場合であってもよい。特に、燃料要素のガスプレナム3が、炉心燃料1の下方に設けられている場合は、炉心燃料1で発生した中性子がガスプレナム3を経由せずに漏えいしてくる燃料要素4の上方に核分裂生成物核変換部10を設けることが有効である。
また、各実施形態においては、炉心燃料としてPu−U−Zrの場合を示したがこれに限定されない。たとえば、TRU(超ウラン元素)−U−Zr、PuO−UO/TRUO−UO(混合酸化物燃料)や、TRU−Zr(TRU金属燃料)の場合でも同様な効果を得ることができる。
また、LLFPとしてTc99の場合を例として示したが、I129など、他のLLFPを用いても、核変換効率は変わるが、同様な効果を得ることができる。
また、各実施形態の特徴を組み合わせてもよい。さらに、これらの実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。
これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
1…炉心燃料、2a…下部ブランケット、2b…上部ブランケット、3…ガスプレナム、4…燃料要素、5…燃料支持部材、7…上部中性子遮へい体、8…ラッパ管、9…エントランスノズル、10…核分裂生成物核変換部、10a…中央流路、11…核分裂生成物核変換要素、12…核変換要素部材、13…核変換要素被覆管、14…中性子遮へい部材、14a…貫通孔、14b…要素外側流路、16…下部支持部材、17…上部支持部材、20…核分裂生成物核変換部、21…核分裂生成物核変換要素、22…核変換要素部材、23…核変換要素被覆管、30…核分裂生成物核変換部、31…核分裂生成物核変換要素、32…核変換要素部材、33…被覆管、34…環状減速部材、34b…要素内流路、35…環状減速部材収納容器、36…冷却管、40…核分裂生成物核変換部、41…核分裂生成物核変換要素、42…核変換要素部材、43…被覆管、44a…内側中性子遮へい部、44b…外側中性子遮へい部、45…中性子減速部、46…収納容器、47…冷却管、70…高速炉用燃料集合体、75…炉停止用制御棒、76…調整用制御棒、77…径方向遮へい体、100…高速炉炉心

Claims (7)

  1. 互いに間隔をおいて並列に配置され鉛直方向に延びた複数の棒状の燃料要素と、
    前記複数の燃料要素全体の径方向外側を覆い、上部が冷却材の流出のために開放されて、入口側には冷却材の流入用のエントランスノズルが形成された筒状で前記鉛直方向に延びたラッパ管と、
    前記ラッパ管内に収納され、前記燃料要素を下方から支持する多孔平板状の燃料支持部材と、
    前記ラッパ管内に収納され、前記燃料支持部材の下方に設けられた核分裂生成物核変換部と、
    を備え、
    前記核分裂生成物核変換部は、
    前記ラッパ管の内壁に接して、中央に冷却材の中央流路が形成され前記中央流路の径方向外側の領域内で互いに間隔をあけて鉛直方向に形成された複数の貫通孔を有する中性子遮へい部材と、
    前記複数の貫通孔のそれぞれの内壁と間隔を空けてそれぞれの貫通孔に挿入され、長半減期核分裂生成物を含み鉛直方向に延びた核変換要素部材と、当該核変換要素部材を内蔵し筒状で上端および下端が閉止されて密閉された核変換要素被覆管とを備えた複数の核分裂生成物核変換要素と、
    を有することを特徴とする高速炉用燃料集合体。
  2. 前記長半減期核分裂生成物は、テクネチウム99またはヨウ素129を含むことを特徴とする請求項1に記載の高速炉用燃料集合体。
  3. 前記中性子遮へい部材は、オーステナイト系ステンレス鋼またはニッケル合金を含むことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の高速炉用燃料集合体。
  4. 前記核変換要素部材は、前記長半減期核分裂生成物と中性子減速物質との混合物を含むことを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか一項に記載の高速炉用燃料集合体。
  5. 前記核分裂生成物核変換要素は、前記核変換要素被覆管の径方向外側に間隙を挟んで設けられた中性子減速物質を含む筒状の環状減速部材をさらに有することを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれか一項に記載の高速炉用燃料集合体。
  6. 前記中性子減速物質は、酸化ベリリウム、酸化リチウム、炭化ホウ素、水素化ジルコニウム、黒鉛、炭化ケイ素のいずれかを含むことを特徴とする請求項4または請求項5に記載の高速炉用燃料集合体。
  7. 格子状に配列され鉛直方向に互いに平行に延びた複数の高速炉用燃料集合体を具備し、長半減期核分裂生成物を核変換させる高速炉炉心であって、
    前記高速炉用燃料集合体のそれぞれは、
    互いに間隔をおいて並列に配置され鉛直方向に延びた複数の棒状の燃料要素と、
    前記複数の燃料要素全体の径方向外側を覆い、上部が冷却材の流出のために開放されて、入口側には冷却材の流入用のエントランスノズルが形成された筒状で前記鉛直方向に延びたラッパ管と、
    前記ラッパ管内に収納され、前記燃料要素を下方から支持する多孔平板状の燃料支持部材と、
    前記ラッパ管内に収納され、前記燃料支持部材の下方に設けられた核分裂生成物核変換部と、
    を備え、
    前記核分裂生成物核変換部は、
    前記ラッパ管の内壁に接して、中央に冷却材の中央流路が形成され前記中央流路の径方向外側の領域内で互いに間隔をあけて鉛直方向に形成された複数の貫通孔を有する中性子遮へい部材と、
    前記複数の貫通孔のそれぞれの内壁と間隔を空けてそれぞれの貫通孔に挿入され、長半減期核分裂生成物を含み鉛直方向に延びた核変換要素部材と、当該核変換要素部材を内蔵し筒状で上端および下端が閉止されて密閉された核変換要素被覆管とを備えた複数の核分裂生成物核変換要素と、
    を有することを特徴とする高速炉炉心。
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