JP2013242191A - 核分裂生成物集合体およびこれを装荷した炉心 - Google Patents

核分裂生成物集合体およびこれを装荷した炉心 Download PDF

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Abstract

【課題】高い熱中性子束割合による照射により、放射性核分裂生成物を効果的に消滅させる。
【解決手段】核分裂生成物集合体10は、原子炉内に収納可能であって、格子状に配列され互いに平行に上下に延びる複数の核分裂生成物棒20と、核分裂生成物棒20の径方向の外周を包囲するように設けられた減速部材と、核分裂生成物棒20および減速部材の下部を互いに結束する下部タイプレート12と、核分裂生成物棒20および減速部材の上部を互いに結束する上部タイプレート13とを備える。核分裂生成物棒20はそれぞれ、円筒状の被覆管22と、核分裂生成物を含んで被覆管22内に充填された核分裂生成物材と、被覆管の下部を密封する下部端栓23と、被覆管22の上部を密封する上部端栓24とを有する。
【選択図】図1

Description

本発明は、核分裂生成物集合体およびこれを装荷した炉心に関する。
原子力施設から発生する廃棄物のうち、放射性ヨウ素129(以下、I―129と記す)や放射性テクネチウム99(以下、Tc−99と記す)に代表される長半減期の放射性核分裂生成物の処分方法として、ガラス固化による固定化をして地層処分することが検討されている。
しかし、I−129やTc−99の半減期はそれぞれ1570万年、21万年であるために、ガラス固化による固定化をしても長期間の拡散により固化体の外部へ放出されてしまい、処分が困難である。
このため、処分後の安全性を高めるためには、処分深度を深くする必要があり、施設の経済的負担は大きくなると考えられる。
このように長半減期の放射性核分裂生成物は、最終処分することが困難な状況にあることから、核種そのものを中性子捕獲反応によって核変換し、その放射能を低減する方法が考えられている。
I―129は中性子捕獲反応によりI−130に変換された後、半減期12.36時間のβ崩壊により安定核種であるキセノン(Xe−130)になる。同様にTc−99は中性子捕獲反応によりTc−100に変換された後、半減期15.8秒のβ崩壊により安定核種であるルテニウム(Ru−100)になる。
したがって、I−129とTc−99を原子炉内に装荷して、炉内中性子を利用した核変換により放射能を低減する手法が考えられる。長半減期の核分裂生成物については、前記のように処分法が検討されている(特許文献1に記載)。
しかし、セシウム137(以下、Cs−137と記す)およびストロンチウム90(以下、Sr−90と記す)のような核種は、核分裂生成物としての生成量が多く、半減期はそれぞれ約30.1年および28.8年と30年程度であり、前記長半減期に比べ短いものの燃料集合体の炉内滞在期間(4年から5年)より長い。このような核種についての消滅処理の検討はなされていない。
特開2000−329883号公報
半減期が約1570万年のI−129や約21万年のTc−99といった超寿命核種についての核変換による消滅処理が考案されている。一方、核分裂による生成量が多いにもかかわらず、半減期が30年程度のCs−137やSr−90については考案されていなかった。
また、核変換による消滅処理には各核種の中性子吸収反応を利用するが、この中性子吸収反応はエネルギの低い熱中性子を用いるほうがエネルギの高い高速中性子を用いるよりも多く起こるにもかかわらず、熱中性子を多く生産する工夫がされていなかった。
そこで、本発明は、高い熱中性子束割合による照射により、放射性核分裂生成物を効果的に消滅させることを目的とする。
上述の目的を達成するため、本発明は、原子炉内に収納可能な核分裂生成物集合体であって、格子状に配列され互いに平行に上下に延びる複数の核分裂生成物棒と、前記核分裂生成物棒の径方向の外周を包囲するように設けられた減速部材と、前記核分裂生成物棒および減速部材の下部を互いに結束する下部タイプレートと、前記核分裂生成物棒および減速部材の上部を互いに結束する上部タイプレートとを備え、前記核分裂生成物棒はそれぞれ、円筒状の被覆管と、核分裂生成物を含んで前記被覆管内に充填された核分裂生成物材と、前記被覆管の上部を密封する上部端栓と、前記被覆管の下部を密封する下部端栓と、を有する、ことを特徴とする。
本発明によれば、高い熱中性子束割合による照射により、放射性核分裂生成物を効果的に消滅させることができる。
本発明の実施形態に係る核分裂生成物集合体の立断面図である。 本発明の実施形態に係る核分裂生成物集合体の水平断面図である。 セシウム137の中性子エネルギに対する中性子吸収断面積の変化を示すグラフである。 通常の沸騰水型原子炉の燃料集合体の水平断面図である。 通常の沸騰水型原子炉の燃料集合体に隣接する場合の本発明の第1の実施形態に係る核分裂生成物集合体の減速領域の厚さによる熱中性子束および高速中性子束の変化を示すグラフである。 通常の沸騰水型原子炉の燃料集合体に隣接する場合の本発明の第1の実施形態に係る核分裂生成物集合体の減速部材を水(軽水)に置き換えた場合の減速領域の厚さによる熱中性子束および高速中性子束の変化を示すグラフである。 低減速原子炉の燃料集合体の水平断面図である。 低減速原子炉の燃料集合体に隣接する場合の本発明の実施形態に係る核分裂生成物集合体の減速領域の厚さによる熱中性子束および高速中性子束の変化を示すグラフである。 低減速原子炉の燃料集合体に隣接する場合の本発明の実施形態に係る核分裂生成物集合体の減速部材を水(軽水)に置き換えた場合の減速領域の厚さによる熱中性子束および高速中性子束の変化を示すグラフである。 本発明の実施形態に係る核分裂生成物集合体を装荷した炉心の水平断面図である。
以下、図面を参照して本発明に係る核分裂生成物集合体およびこれを装荷した炉心の実施形態について説明する。ここで、同一または類似の部分には、共通の符号を付して、重複説明は省略する。
図1は、本発明の実施形態に係る核分裂生成物集合体の立断面図である。
核分裂生成物集合体10は、縦長形状であり、中央部に格子状に配列され互いに平行に上下に延びる複数の核分裂生成物棒20、その径方向の外周を包囲する減速領域11、下部タイプレート12、上部タイプレート13、およびFP集合体チャンネルボックス15を有する。
核分裂生成物棒20は、被覆管22、下部端栓23および上部端栓24を有する。下部端栓23は被覆管22の下端部を、また、上部端栓24は被覆管22の上端部を密封する。また、核分裂生成物棒20の全数は、縦方向の複数個所において、スペーサ14で結束されている。
下部タイプレート12は、核分裂生成物棒20および減速領域11の下部を互いに結束する。また、上部タイプレート13は、核分裂生成物棒20および減速領域11の上部を互いに結束する。上部タイプレート13には、核分裂生成物集合体10内を流れる原子炉冷却材の流量を調整するように孔が設けられている。
核分裂生成物集合体10の外径は、炉心6に装荷が可能な形状を有している。
図2は、本実施形態に係る核分裂生成物集合体の水平断面図である。
核分裂生成物棒20は、3×3の正方格子に配列されている。核分裂生成物棒20の被覆管22は円筒状である。各被覆管22内には、複数の円柱状のFPペレット21が内包されている。FPペレット21は、核分裂生成物を含む物質を焼結したものであり、被覆管22内に積層充填されている。
ここで、核分裂生成物としては、たとえば、ヨウ素129、テクネチウム99、セレン79、ジルコニウム93、パラジウム107、セシウム135、セシウム137およびストロンチウム90のうちの少なくとも1種類の核種を含んでいる。
なお、本実施形態では、FPペレット21を内包する被覆管22の外側は、原子炉冷却材の流路であるが、被覆管22の外側にさらに外側被覆管を設けてもよい。被覆管22と外側被覆管との間は、たとえば不活性ガス等で充填する。
減速領域11は、減速部材11aと、減速部材容器11bとを有する。減速部材11aは固体減速材であり、たとえば、ジルコニウム、チタン、マグネシウム、リチウムおよびセリウムのうち少なくとも1種類の元素の水素化物で形成されている。減速部材容器11bは、この減速部材11aを密閉状態で収納している。減速部材容器11bは、横断面が正方形状の内筒および外筒を有する。
なお、減速部材11aは、このような固体減速材でなくとも、中性子の吸収が少なく減速効果があれば、たとえば水(軽水または重水)でもよい。軽水の場合は、減速部材容器11bにより密閉する必要はなく、たとえば、スペーサ14により結束されている核分裂生成物棒20の周囲を原子炉冷却材でもある軽水が流れる空間領域としてもよい。
FP集合体チャンネルボックス15は、横断面が正方形の筒状であり、減速部材容器11b、下部タイプレート12の上部、上部タイプレート13の下部の各外側側面の全周を、包囲している。
図3は、セシウム137の中性子エネルギに対する中性子吸収断面積の変化を示すグラフである。図3の横軸は中性子エネルギであり、縦軸は、セシウム137の中性子吸収反応の反応断面積(「吸収断面積」)である。
図に示すように、中性子のエネルギが低くなり、ほぼ炉心温度との平衡状態に近い熱中性子領域では中性子の吸収断面積が大きくなる。この傾向は、他の核分裂生成物についても同様である。なお、約600eV近傍で不連続な部分があるが、これは、この部分よりエネルギの大きな領域(高速中性子領域)と、エネルギの小さな領域のそれぞれにおける実験データの採取及びデータ処理の結果生じたものであり、理論上は連続なものと考えられる。
たとえば、セシウム137は、半減期が約30.1年である。一方、セシウム137が中性子を吸収するとセシウム138となる。セシウム138は半減期が13.16日のβ崩壊核種であり、β崩壊によりバリウム138となる。バリウム138は安定核種である。他の核分裂生成物も同様に中性子を吸収して安定核種に移行する。
このように、原子炉の核分裂生成物を炉心内の中性子が供給される場所において、中性子吸収反応を起こさせることにより安定核種への移行を促すことができる。また、よりエネルギの低い熱中性子が多い中性子環境に置くことにより、安定核種への移行を加速することができる。
図4は、通常の沸騰水型原子炉の燃料集合体の水平断面図である。燃料棒3が9×9の正方格子に配列されている。また、中央には、2本のウォータロッド4が燃料棒3と平行に置かれている。これらの要素の径方向の外周は、横断面が正方形の筒状の燃料集合体用チャンネルボックス5により包囲されている。
図5は、通常の沸騰水型原子炉の燃料集合体に隣接する場合の本実施形態に係る核分裂生成物集合体の減速領域の厚さによる熱中性子束および高速中性子束の変化を示すグラフである。
横軸は減速領域11の厚さであり、厚さゼロは隣接する燃料集合体1との境界である。縦軸は、境界からの横軸位置における中性子束レベルであり、燃料集合体1との境界における熱中性子束レベルを基準とした相対値である。
中性子は、境界の外側から減速領域11に流入してくる。減速領域11に流入した中性子は、減速領域11に存在する原子との弾性散乱等によりエネルギを減少させ減速する。境界から減速領域11の奥、すなわち、図5の横軸の右側に行くほど、減速領域11の厚さが厚くなり、中性子の減速すなわちエネルギの低下が進む。
このため、高速中性子は減速により熱中性子となるため、図5のように減速領域11の厚さが増えるにつれて高速中性子束は減少する。
一方、熱中性子については、境界から流入した熱中性子は、減速領域11の物質による吸収等により減少するが、熱中性子より高いエネルギから減速した高速中性子が熱中性子の供給源となる。このため、減速領域11の厚さが増加するほど熱中性子束の量が増加する。
さらに減速領域11を進むと、熱中性子束は減速領域の物質による吸収等により減少する。このため、熱中性子束は、減速領域11の厚さに対してピーク値を有する。
図5の固体減速材の場合には、境界から約4cmの場所にピーク値を生じており減速領域11の厚さは、4cm程度とするのが適当である。また、熱中性子束のピーク値は境界における中性子束の約3.6倍であり減速領域11の有効性が明確に示されている。
図6は、通常の沸騰水型原子炉の燃料集合体に隣接する場合の本発明の第1の実施形態に係る核分裂生成物集合体の減速部材を水(軽水)に置き換えた場合の減速領域の厚さによる熱中性子束および高速中性子束の変化を示すグラフである。
この場合には、境界から約5cmの場所にピーク値を生じており水(軽水)の減速領域11の厚さは5cm程度とするのが適当である。また、熱中性子束のピーク値は境界における中性子束の約3倍であり、減速領域11の材料が水の場合であっても減速領域11を設けることが有効であることが明確である。
図7は、低減速原子炉の燃料集合体の水平断面図である。図4に示した通常の沸騰水型原子炉の燃料集合体1に比べて、小径の燃料棒3が稠密に配列しており、原子炉冷却材の流路面積の割合が小さくなっている。このような燃料集合体2の場合、原子炉冷却材による減速の効果が少ないため、中性子のエネルギ分布は、通常の沸騰水型原子炉の場合に比べて、エネルギの高い方にシフトしており、エネルギの高い中性子の割合が大きくなっている。
図8は、低減速原子炉の燃料集合体に隣接する場合の本発明の実施形態に係る核分裂生成物集合体の減速領域の厚さによる熱中性子束および高速中性子束の変化を示すグラフである。
低減速炉における特徴は、隣接する燃料集合体2との境界の外部すなわち燃料集合体側から流入する中性子束は、熱中性子に比べて高速中性子が約18倍と高速中性子の中性子束が圧倒的に多いことである。このため、外部からの中性子が減速領域11に入ると高速中性子から熱中性子のエネルギ領域に移行する熱中性子の量が、図5の通常の沸騰水型原子炉の燃料集合体1に隣接する場合に比べて多くなる。
図8の低減速炉の燃料集合体2に隣接する場合は、境界から約4〜5cmの場所にピーク値を生じており水の減速領域11の厚さは4〜5cm程度とするのが適当である。また、熱中性子束のピーク値は境界における中性子束の約18倍であり、減速領域11を設けることによる効果はさらに顕著となる。
図9は、低減速原子炉の燃料集合体に隣接する場合の本発明の実施形態に係る核分裂生成物集合体の減速部材を水(軽水)に置き換えた場合の減速領域の厚さによる熱中性子束および高速中性子束の変化を示すグラフである。
この場合は、境界から約6cmの場所にピーク値を生じており水(軽水)の減速領域11の厚さは6cm程度とするのが適当である。また、熱中性子束のピーク値は境界における中性子束の約15倍であり、減速領域11が水の場合であっても減速領域11を設けることによる効果は顕著である。
図10は、本実施形態に係る核分裂生成物集合体を装荷した炉心の水平断面図である。炉心6には、十字型で示す複数の第1の制御棒7a、複数の第2の制御棒7b、および複数の燃料集合体1が配設されている。第1の制御棒7aあるいは第2の制御棒7bの1本とその周囲の燃料集合体1が4体で一つのセルを構成する。第2の制御棒7bの周囲の燃料集合体1で構成されるセル(図10で、太枠で囲んで示す。)はコントロールセル8と呼ばれる。
燃料集合体1が4体単位で配置されることを念頭に、炉内にたとえば4サイクル以上滞在する燃焼末期の燃料集合体1を4体セットで規則的に炉内にコントロールセル8として配置するもので、コントロールセル8に対応する箇所の第2の制御棒7bで運転サイクル期間の反応度制御を行うものである。これに対し、コントロールセル8以外に配置される第1の制御棒7aの役割は、炉停止機能を有することが主要なものである。
したがって、コントロールセル8の中心にある第2の制御棒7bは、運転サイクル期間中に挿入位置が大きく変化すること、また、その周囲の燃料集合体1は燃焼末期のものであり、核分裂生成物集合体10への中性子供給源としては望ましくない。
このため、炉心6において、核分裂生成物集合体10は、コントロールセル8以外のセルにある燃料に置き換えて装荷することが望ましい。また、さらに望ましくは、炉心6の周辺位置は中性子束レベルが低いため、炉心6の周辺も避けることが望ましい。
以上のように、本実施形態によれば、高い熱中性子束割合による照射により、放射性核分裂生成物を効果的に消滅させることができる。
[その他の実施形態]
以上、本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。
たとえば、炉心6におけるコントロールセルは沸騰水型原子炉に特有のものであるが、コントロールセルの有無にかかわらず加圧水型原子炉にも適用できる。また、減速領域11が固体減速材の場合は、軽水冷却軽水減速炉以外にも適用可能である。
また、実施形態の中で述べたそれぞれの特徴を組み合わせてもよい。
さらに、これらの実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。
これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
1・・・燃料集合体(通常の軽水炉用)
2・・・燃料集合体(低減速炉用)
3・・・燃料棒
4・・・ウォータロッド
5・・・燃料集合体用チャンネルボックス
6・・・炉心
7a・・・第1の制御棒
7b・・・第2の制御棒(コントロールセル用)
8・・・コントロールセル
10・・・核分裂生成物集合体
11・・・減速領域
11a・・・減速部材
11b・・・減速部材容器
12・・・下部タイプレート
13・・・上部タイプレート
14・・・スペーサ
15・・・FP集合体チャンネルボックス
20・・・核分裂生成物棒
21・・・FPペレット(核分裂生成物材)
22・・・被覆管
23・・・下部端栓
24・・・上部端栓

Claims (5)

  1. 原子炉内に収納可能な核分裂生成物集合体であって、
    格子状に配列され互いに平行に上下に延びる複数の核分裂生成物棒と、
    前記核分裂生成物棒の径方向の外周を包囲するように設けられた減速部材と、
    前記核分裂生成物棒および減速部材の下部を互いに結束する下部タイプレートと、
    前記核分裂生成物棒および減速部材の上部を互いに結束する上部タイプレートと、
    を備え、
    前記核分裂生成物棒はそれぞれ、
    円筒状の被覆管と、
    核分裂生成物を含んで前記被覆管内に充填された核分裂生成物材と、
    前記被覆管の上部を密封する上部端栓と、
    前記被覆管の下部を密封する下部端栓と、
    を有する、
    ことを特徴とする核分裂生成物集合体。
  2. 前記減速部材は、固体状の固体減速材であって、塊状または粉体の形態をなすことを特徴とする請求項1に記載の核分裂生成物集合体。
  3. 前記固体減速部材は、ジルコニウム、チタン、マグネシウム、リチウムおよびセリウムから選択される1以上の元素の水素化物であることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の核分裂生成物集合体。
  4. 請求項1ないし請求項3のいずれか一項に記載の核分裂生成物集合体および燃料集合体を有し、
    前記核分裂生成物集合体を前記燃料集合体とともに配列した炉心。
  5. 出力運転時に挿入する制御棒をコントロールセルに限定して他の制御棒は出力運転時に引き抜き状態に保持されるコントロールセル炉心であって、前記核分裂生成物集合体を、前記コントロールセルを除いた位置に配設したことを特徴とする請求項4に記載の炉心。
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