JP2016080500A - 破壊強度予測方法及びタイヤ用ゴム組成物 - Google Patents

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【課題】各種材料の破壊強度を高精度に予測できる破壊強度予測方法、及び耐久性に優れたタイヤ用ゴム組成物を提供する。【解決手段】材料の破断面の位置xにおける高さz(x)を計測して、前記位置xのデータ及び該位置xにおける高さz(x)のデータと、数式(1)で示される分散関数σ(x)及び数式(2)で示されるガンマ関数Γz(λ)とを用いて、数式(3)で示される高度差相関関数Cz(λ)を算出し数式(4)で示されるフラクタル理論に基づいて、Hurst指数H、垂直相関長ξv及び最長水平相関長ξhを求め破壊強度を予測する。[数1]【選択図】なし

Description

本発明は、破壊強度予測方法、タイヤ用ゴム組成物及び空気入りタイヤに関する。
各種材料の破壊解析手法として、破断面解析(フラクトグラフィー)があり、これは、材料に破壊が発生した際に、破断面の形態から材料の破壊に対する特性を評価する手法である。
破壊現象には、脆性破壊や延性破壊があるが、脆性破壊は、破壊に至るまでほとんど塑性変形を伴わず、分子鎖が伸びることなく瞬時に破壊が生じ、分子鎖間のすべりはほとんどなく切断するものであるため、破断面は、比較的平坦であるという特徴を持つ。一方、延性破壊は、破壊に至るまでに大きな塑性変形を伴い、分子鎖間では滑りを生じながらクラックが成長するものであるため、破断面は、凹凸が生じて粗くなる特徴を持つ。また、その他にも、破壊の様式により、特徴的な模様が発生するため、その点からも破壊の進行方向を解析できる。
このような破断面の解析は、主に金属分野で行われてきたが、近年、高分子材料分野でも研究が進められ、肉眼や光学顕微鏡、走査型電子顕微鏡を用いた形態観察が実施されている(特許文献1、非特許文献1参照)。しかしながら、このような形態観察は、ある程度熟練技術が必要である。また、定性的な評価方法であるため、観察者の主観に左右されやすく、細かな粗さの違い等は判断できないという問題や、物性や性能などとの相関を調べることはできないという問題がある。
特開2014−118544号公報
深掘美英、日本ゴム協会誌、第55巻第2号、第82頁−第103頁(1982年)
本発明は、前記課題を解決し、各種材料の破壊強度を高精度に予測できる破壊強度予測方法、及び耐久性に優れたタイヤ用ゴム組成物を提供することを目的とする。
本発明は、材料の破断面を走査し、該破断面の位置xにおける高さz(x)を計測して、該破断面の状態を数値化する工程Iと、前記位置xのデータ及び該位置xにおける高さz(x)のデータと、下記数式(1)で示される分散関数σ(x)及び下記数式(2)で示されるガンマ関数Γz(λ)とを用いて、下記数式(3)で示される高度差相関関数Cz(λ)を算出する工程IIと、下記数式(4)で示されるフラクタル理論に基づいて、Hurst指数H、垂直相関長ξv及び最長水平相関長ξhを求める工程IIIとを含み、得られた前記最長水平相関長ξhにより、材料の破壊強度を予測する破壊強度予測方法に関する。
Figure 2016080500
(数式中、λは波長を表す。)
本発明はまた、前記最長水平相関長ξhが200μm以下であるタイヤ用ゴム組成物に関する。
本発明はまた、前記タイヤ用ゴム組成物を用いて作製した空気入りタイヤに関する。
本発明によれば、所定の工程I〜IIIを含み、得られた最長水平相関長ξhにより、材料の破壊強度を予測する破壊強度予測方法であるので、各種材料の破壊強度を高精度に予測でき、また、耐久性に優れたタイヤ用ゴム組成物を提供できる。
本発明の一実施形態に係る破壊強度予測方法のフロー図 高度差相関関数Cz(λ)を波長λに対してプロットしたグラフ 引張強度指数と最長水平相関長ξhとの相関度を示す図 引張強度指数とHurst指数Hとの相関度を示す図 引張強度指数と垂直相関長ξvとの相関度を示す図 引張強度指数と算術平均粗さRaとの相関度を示す図
〔破壊強度予測方法〕
本発明は、材料の破断面を走査し、該破断面の位置xにおける高さz(x)を計測して、該破断面の状態を数値化する工程Iと、前記位置xのデータ及び該位置xにおける高さz(x)のデータと、上記数式(1)で示される分散関数σ(x)及び上記数式(2)で示されるガンマ関数Γz(λ)とを用いて、上記数式(3)で示される高度差相関関数Cz(λ)を算出する工程IIと、上記数式(4)で示されるフラクタル理論に基づいて、Hurst指数H、垂直相関長ξv及び最長水平相関長ξhを求める工程IIIとを含み、得られた前記最長水平相関長ξhにより、材料の破壊強度を予測する破壊強度予測方法である。
本発明の破壊強度予測方法は、ゴム組成物を用いたタイヤの耐久性等の指標として汎用されている材料の引張強度と、工程I〜IIIを経て得られた最長水平相関長ξhとに高い相関性があり、ξhが小さいほど、良好な破壊強度が得られるという知見を見出したものである。従って、本発明の方法によりξhを求めることにより、各種材料の破壊強度(引張強度)の予測が可能となる。
以下、適宜図面を参照しつつ、本発明の実施形態の一例を説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る破壊強度予測方法のフロー図を示す。ここに示す破壊強度予測方法は、以下の工程I〜IVを含む。
(1)材料の破断面の表面状態を数値化する工程I(STEP1)、
(2)数値化されたデータを用いて、高度差相関関数Cz(λ)を算出する工程II(STEP2)
(3)フラクタル理論に基づいて、最長水平相関長ξh等を求める工程III(STEP3)
(4)求められた最長水平相関長ξhを用いて、材料の破壊強度を予測する工程IV(STEP4)
工程I(STEP1)では、材料の破断面を走査し、該破断面の位置xにおける高さz(x)を計測して、該破断面の表面状態を数値化する。材料としては、金属、セラミックなどの無機材料;プラスチック、架橋ゴム(ブレンド系、非ブレンド系)等の高分子材料;など特に限定されない。ここで、架橋ゴムとして、タイヤ等に用いられているゴム組成物等が挙げられる。
ゴム組成物としては特に限定されず、例えば、ゴム成分、カーボンブラックやシリカ等のフィラー、オイル等の可塑剤、ステアリン酸、酸化亜鉛、老化防止剤、ワックス、硫黄等の架橋剤、加硫促進剤などを適宜配合した従来公知のもの挙げられる。
ゴム成分としては、天然ゴム(NR)、イソプレンゴム(IR)、ブタジエンゴム(BR)、スチレンブタジエンゴム(SBR)、アクリロニトリルブタジエンゴム(NBR)、クロロプレンゴム(CR)、ブチルゴム(IIR)など、公知の材料が挙げられる。BRやSBRを配合する場合、例えば、ゴム成分100質量%中、BRの含有量は5〜35質量%、SBRの含有量は65〜100質量%である。
他の成分の配合量は、例えば、ゴム成分100質量部に対して、カーボンブラックの含有量は1〜50質量部、シリカの含有量は10〜100質量部、オイルの含有量は1〜50質量部、ワックス、老化防止剤、ステアリン酸、酸化亜鉛、硫黄、加硫促進剤等の含有量はそれぞれ0.1〜10質量部である。
ゴム組成物の製造方法としては、公知の方法を用いることができ、例えば、前記各成分をオープンロール、バンバリーミキサー、密閉式混練機などのゴム混練装置を用いて混練し、その後加硫する方法などにより製造できる。
工程Iでは、表面粗さ計等を用いて、凹凸が存在する材料の破断面を走査し、破断面の個々の位置xにおけるそれぞれの高さz(x)を計測する。そして、破断面の状態を表す、計測された個々の位置xを示す数値データと、該個々の位置xにおける高さz(x)の数値データを、関連付けて記憶装置に保存する。なお、破断面は、引張破壊、衝撃破壊、ねじり破壊、チッピング破壊、摩耗による破壊等、いずれの破壊によるものでも良い。
例えば、表面粗さ計を用いて破断面を走査し、該破断面の凹凸状態を数値化できるが、その場合、表面粗さ計は、カメラを移動させつつ、走査領域内の各位置xにおける高さz(x)を計測していく。この計測により、該破断面の凹凸状態が、個々の位置xを示す数値データと、該個々の位置xにおける高さz(x)の数値データを関連付けたデータ群に置き換えられる。
表面粗さ計としては特に限定されず、接触式、非接触式、いずれも使用可能である。接触式の表面粗さ計としては、原子間力顕微鏡、プローブを用いたものなど、非接触式の表面粗さ計としては、レーザー計測式の表面粗さ計、共焦点式レーザー顕微鏡など、が挙げられる。なかでも、微小な表面の凹凸を正確に計測できる点で、共焦点式レーザー顕微鏡(キーエンス社製「VK9500」等)が好ましい。
表面粗さ計の測定時の縦横方向への分解能は、好ましくは500μm以下、より好ましくは50μm以下、さらに好ましくは1μm以下である。500μmより大きくなると、破断面の凹凸周期よりも大きくなってしまい、正確な測定ができない。また、高さ方向への分解能は、好ましくは5μm以下、より好ましくは0.5μm以下、さらに好ましくは0.01μm以下である。5μmより大きくなると、破断面の凹凸の高さよりも大きくなってしまい、正確な測定ができない。
具体的な例を説明すると、例えば、表1に記載の配合処方に従い、1.7Lバンバリーミキサーを用いて、硫黄及び加硫促進剤以外の薬品を混練し、次に、オープンロールを用いて、得られた混練り物に硫黄及び加硫促進剤を添加して練り込み、未加硫ゴム組成物を得、続いて、得られた未加硫ゴム組成物を170℃で15分間、2mm厚の金型でプレス加硫し、加硫ゴム組成物(加硫ゴムシート)を作製する。そして、加硫ゴム組成物(材料)を破壊し、破断面を、共焦点式レーザー顕微鏡(キーエンス社製「VK9500」、分解能設定値:縦横方向0.69μm、高さ方向0.01μm)で走査し、破断面の個々の位置xを示す数値データと、該個々の位置xにおける高さz(x)の数値データを関連付けたデータ群を得る。
Figure 2016080500
SBR:日本ゼオン(株)製のNS116R(溶液重合SBR、結合スチレン量:23質量%、Tg:−21℃)
BR:宇部興産(株)製のBR150B
カーボンブラック:三菱化学(株)製のシーストN220(N2SA:114m2/g)
シリカ:EVONIK−DEGUSSA社製のウルトラジルVN3(N2SA:175m2/g)
シランカップリング剤:EVONIK−DEGUSSA社製のSi69(ビス(3−トリエトキシシリルプロピル)テトラスルフィド)
プロセスオイル:JX日鉱日石エネルギー(株)製のX−140(芳香族系プロセスオイル)
パラフィンワックス:日本精蝋(株)製のオゾエース0355
老化防止剤:大内新興化学工業(株)製のノクラック6C(N−(1,3−ジメチルブチル)−N’−フェニル−p−フェニレンジアミン)
ステアリン酸:日油(株)製のステアリン酸
酸化亜鉛:三井金属鉱業(株)製の亜鉛華1号
硫黄:鶴見化学(株)製の粉末硫黄
加硫促進剤:大内新興化学工業(株)製のノクセラーNS(N−tert−ブチル−2−ベンゾチアジルスルフェンアミド)
工程II(STEP2)では、工程Iで関連付けて得られた個々の位置xを示す数値データと、該個々の位置xにおける高さz(x)の数値データとを、下記数式(1)で示される分散関数σ(x)及び下記数式(2)で示されるガンマ関数Γz(λ)とを用いて、下記数式(3)で示される高度差相関関数Cz(λ)を算出する。このため、この関数Cz(λ)の算出に際しては、x成分について、解析を行うためにシフトさせる量が考慮される。この手法では、このシフト量が波長λとして示されている。なお、数式(1)及び(2)において、〈〉はアンサンブル平均を表している。〈Z〉は、計測されたz(x)の平均値を表している。
Figure 2016080500
工程III(STEP3)では、下記数式(4)で示されるフラクタル理論に基づいて、Hurst指数H、垂直相関長ξv及び最長水平相関長ξhが求められる。高度差相関関数Cz(λ)は、フラクタル理論に基づいて、Hurst指数H、垂直相関長ξv及び最長水平相関長ξhを用いて、下記数式(4)で示される。この手法では、数式(4)に基づいて関数Cz(λ)の算出結果が解析される。なお、垂直相関長ξvは、破断面の凹凸の高さ、最長水平相関長ξhは、破断面の凹凸周期、にそれぞれ相関する値である。また、Hurst指数Hは、破断面の凹凸のランダム性を示す値である。
具体的に説明すると、図2は、高度差相関関数Cz(λ)を波長λに対してプロットしたグラフである。横軸及び縦軸は、対数表示とされている。図2は、あるゴム組成物に関するものであり、多数のプロットは、走査領域から得られたデータ群に基づいている。このデータ群は、多数のデータから構成されている。
図示されているように、波長λの小さい領域では、直線1で示されるように、関数Cz(λ)は波長λに対して単調に増加していく。波長λがさらに大きくなると、関数Cz(λ)は、直線2で示された一定値に収束していく。なお、直線1は、関数Cz(λ)が単調に増加していく部分を一次関数に近似することにより得られる。
ここで、直線1と直線2の交点のx成分が最長水平相関長ξh、交点のy成分が垂直相関長ξvの2乗となる。また、直線1の傾きがHurst指数Hの2倍として表される。このように、工程III(STEP3)では、工程I(STEP1)で得られたデータ群と、分散関数σ(x)及びガンマ関数Γz(λ)とを用いて、高度差相関関数Cz(λ)を算出し、最長水平相関長ξh、垂直相関長ξv、Hurst指数Hが得られる。
Figure 2016080500
工程I〜IIIは、いずれもCPU(Central Processing Unit)により実行し、各情報を得ることができる。なお、CPUは、工程I〜IIIの実行可能な任意のものを使用でき、各工程で異なるCPUを用いてもよい。
表1の各配合について、表2に、算出された最長水平相関長ξh、垂直相関長ξv、Hurst指数Hを示す。なお、併せて、以下の方法による引張強度、JIS B0601−2001に準拠する算術平均粗さRaも示している。
Figure 2016080500
(引張強度)
各配合について、調製した厚さ2mmの加硫ゴムシートから、JIS K6251に準じて3号ダンベルを用いて引張試験を実施し、破断面を作製した。その際、破断強度(TB)及び破断時伸び(EB)(%)を測定し、TB×EB/2の数値を引張強度として各配合の引張強度を、実施例1の引張強度を100として指数表示した。指数が大きいほど破壊強度に優れることを示す。
工程IV(STEP4)では、得られた前記最長水平相関長ξhにより、材料の破壊強度を予測する。
具体的には、表2の各配合における引張強度(TB×EB/2)と、最長水平相関長ξh、垂直相関長ξv、Hurst指数H又は算術平均粗さRaとの関係を、図3〜6に示す。そして、引張強度と、ξh、ξv、H又はRaとの相関係数をそれぞれ算出すると、以下の表3になる。
Figure 2016080500
各相関係数によれば、引張強度と最長水平相関長ξhの相関係数が1に非常に近く、引張強度(破壊強度)とξhに高い相関性が見られる一方で、Hurst指数Hは若干の傾向は見られるものの、十分な精度が得られず、また、破断面の凹凸高さの情報(ξv、Ra)だけでは、引張強度を再現できないことが分かる。従って、破断面の最長水平相関長ξhの情報を、ゴム組成物等の各種材料の破壊強度と関連付けることができ、材料の破壊強度を充分に予測できる。
〔タイヤ用ゴム組成物〕
本発明のタイヤ用ゴム組成物は、上記破壊強度予測方法により求められる最長水平相関長ξhが200μm以下のものである。前記のとおり、最長水平相関長ξhが小さいほど、良好な破壊強度が得られるので、ξhが200μm以下のゴム組成物により、耐久性に優れたタイヤを提供できる。好ましくは190μm以下、より好ましくは180μm以下である。
具体的には、表1の各配合をトレッドゴムに用いた空気入りタイヤを市場で走行させた後、外観を観察し、耐久性能を評価した結果を、表4に示す(トレッド欠けの程度をgood/bad評価)。ξhが200μm以下の配合1〜3は、市場での耐久性を確保できるものである。
Figure 2016080500
以上のとおり、工程I〜IIIから求めた最長水平相関長ξhを用いる本発明の破壊強度予測方法は、材料の引張強度と高い相関性があり、各種材料の破壊強度を予測できる。従って、ξhはタイヤの耐久性等の指標として使用可能である。

Claims (3)

  1. 材料の破断面を走査し、該破断面の位置xにおける高さz(x)を計測して、該破断面の状態を数値化する工程Iと、
    前記位置xのデータ及び該位置xにおける高さz(x)のデータと、下記数式(1)で示される分散関数σ(x)及び下記数式(2)で示されるガンマ関数Γz(λ)とを用いて、下記数式(3)で示される高度差相関関数Cz(λ)を算出する工程IIと、
    下記数式(4)で示されるフラクタル理論に基づいて、Hurst指数H、垂直相関長ξv及び最長水平相関長ξhを求める工程IIIとを含み、
    得られた前記最長水平相関長ξhにより、材料の破壊強度を予測する破壊強度予測方法。
    Figure 2016080500
    (数式中、λは波長を表す。)
  2. 前記最長水平相関長ξhが200μm以下であるタイヤ用ゴム組成物。
  3. 請求項2記載のタイヤ用ゴム組成物を用いて作製した空気入りタイヤ。
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