JP2016080387A - 車両用表示装置 - Google Patents

車両用表示装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2016080387A
JP2016080387A JP2014208904A JP2014208904A JP2016080387A JP 2016080387 A JP2016080387 A JP 2016080387A JP 2014208904 A JP2014208904 A JP 2014208904A JP 2014208904 A JP2014208904 A JP 2014208904A JP 2016080387 A JP2016080387 A JP 2016080387A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fuel consumption
image
displayed
vehicle
determination
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2014208904A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6214509B2 (ja
Inventor
涼 小林
Ryo Kobayashi
涼 小林
義則 遠藤
Yoshinori Endo
義則 遠藤
吉田 祐一
Yuichi Yoshida
祐一 吉田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yazaki Corp
Original Assignee
Yazaki Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yazaki Corp filed Critical Yazaki Corp
Priority to JP2014208904A priority Critical patent/JP6214509B2/ja
Publication of JP2016080387A publication Critical patent/JP2016080387A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6214509B2 publication Critical patent/JP6214509B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Landscapes

  • Indicating Measured Values (AREA)
  • Instrument Panels (AREA)

Abstract

【課題】記憶する画像のデータ量を削減することができる車両用表示装置を提供する。
【解決手段】車両用表示装置は、表示器に1又は複数の車両用計器の画像を表示させるものであって、1を完全不透明である状態とし0を完全透明である状態とする不透明度が0を超え1未満となる文字画像13eを記憶するメモリと、燃費計に表示させる瞬間燃費が所定の燃費閾値を超えるかを判断し、燃費計に表示させる平均燃費が所定の燃費閾値を超えるかを判断し、いずれか一方が所定の燃費閾値を超えると判断された場合に、メモリにより記憶される文字画像13eを所定箇所に表示させると共に、双方が所定の燃費閾値を超えると判断された場合に、文字画像13eを重ね合わせたうえで所定箇所に表示させるCPUを備える。
【選択図】図3

Description

本発明は、車両に搭載され、液晶ディスプレイへの画像表示により車両搭乗員に対して情報を提供する車両用表示装置に関する。
従来、車両に搭載され、車両搭乗員に対して情報を提供する車両用表示装置が提案されている。この車両用表示装置には、例えば液晶ディスプレイに速度計やエンジン回転数計の背景画像(目盛や計器枠の画像)を表示すると共に、それに指針画像を表示して車速やエンジン回転数の情報を車両搭乗員に提供するものもある(例えば特許文献1参照)。
特開2012−2629号公報
ここで、特許文献1に記載の車両用表示装置を含む従来の車両用表示装置の一例を説明する。なお、以下の説明において、不透明度が「1」である場合を完全不透明である状態とし、不透明度が「0」である場合を完全透明である状態としている。
図8は、車両用計器の1つである燃費計の一例を示す正面図であり、(a)は第1の状態を示し、(b)は第2の状態を示し、(c)は第3の状態を示している。
図8(a)に示すように、例えば、燃費計は、横向きの略凹形状をなす外枠画像113aと、外枠画像113aの内側において燃費を示す目盛画像113bと、横方向(X方向)に伸びると共に縦方向(Y方向)に移動することにより目盛画像113bを指し示す指針画像113cと、横向きとなる三角図形により目盛画像113bを指し示す三角図形画像113dとで構成されている。ここで、指針画像113cは、目盛画像113bを指し示すことにより、現在の速度及びエンジン回転数から算出される瞬間燃費を示している。また、三角図形画像113dは、目盛画像113bを指し示すことにより、瞬間燃費の平均値である平均燃費を示している。
このような燃費計においては、瞬間燃費と平均燃費とのいずれか一方が所定の燃費閾値を超える場合に、図8(b)に示すように、外枠画像113a内の下部に「ECO」という文字画像113eが表示される(図8(b)の例では瞬間燃費が所定の燃費閾値を超えている)。この文字画像113eはやや薄めであり、その不透明度は「0.5」となっている。また、瞬間燃費と平均燃費と双方が所定の燃費閾値を超える場合に、図8(c)に示すように、外枠画像113a内の下部に濃いめの「ECO」という文字画像113fが表示される。この文字画像113fの不透明度は「0.75」となっている。
以上のような車両用表示装置においては濃さが異なる2種類の「ECO」という文字画像113e,113fを記憶しておく必要があり、ほぼ同じ画像であるにも拘わらず個別に記憶しておくこととなり、記憶する画像のデータ量の増加を招いてしまう。
本発明は、このような問題を解決するものであり、その目的とするところは、記憶する画像のデータ量を削減することができる車両用表示装置を提供することにある。
本発明に係る車両用表示装置は、液晶ディスプレイに1又は複数の車両用計器の画像を表示させる車両用表示装置であって、1を完全不透明である状態とし0を完全透明である状態とする不透明度が0を超え1未満となる半透明画像を記憶する記憶手段と、車両用計器中に表示させる第1の値が第1の条件を満たしているかを判断する第1判断手段と、車両用計器中に表示させる前記第1の値と異なる第2の値が第2の条件を満たしているかを判断する第2判断手段と、前記第1及び第2判断手段によりいずれか一方が条件を満たすと判断された場合に、前記記憶手段により記憶される前記半透明画像を所定箇所に表示させると共に、前記第1及び第2判断手段により双方が条件を満たすと判断された場合に、前記半透明画像を重ね合わせたうえで前記所定箇所に表示させる表示制御手段と、を備えることを特徴とする。
本発明に係る車両用表示装置によれば、第1の値が第1の条件を満たしているかを判断し、第2の値が第2の条件を満たしているかを判断し、いずれか一方が条件を満たす場合に、半透明画像を所定箇所に表示させると共に、双方が条件を満たす場合に、半透明画像を重ね合わせたうえで所定箇所に表示させる。このため、いずれか一方が条件を満たす場合には薄めの画像を表示させ、双方が条件を満たす場合には濃いめの画像に表示させることができる。これにより、薄めの半透明画像及び濃いめの半透明画像の双方を記憶する必要が無く、記憶する画像のデータ量を削減することができる。
また、本発明に係る車両用表示装置において、前記表示制御手段からの命令コードに従って前記液晶ディスプレイに対する描画処理を実行する描画手段をさらに備え、前記第1及び第2判断手段は、互いの判断を独立して実行し、前記表示制御手段は、前記第2判断手段による判断結果によらず前記第1判断手段による判断結果のみに応じた命令コードを前記描画手段に送信し、且つ、前記第1判断手段による判断結果によらず前記第2判断手段による判断結果のみに応じた命令コードを前記描画手段に送信することが好ましい。
この車両用表示装置によれば、第2判断手段による判断結果によらず第1判断手段による判断結果のみに応じた命令コードを描画手段に送信し、且つ、第1判断手段による判断結果によらず第2判断手段による判断結果のみに応じた命令コードを描画手段に送信する。このように、命令コードは個別に送信されることとなり、第1及び第2判断手段による判断結果を統合のうえ命令コードを送信する必要が無くなり、命令コードの複雑化を防止すると共に、プログラムの簡素化を図ることができる。
また、本発明に係る車両用表示装置において、前記第1及び前記第2の値は、単一の車両用計器に表示され、前記第1及び前記第2の条件は、同一条件であることが好ましい。
この車両用表示装置によれば、第1及び第2の値は、単一の車両用計器に表示されるため、例えば瞬間燃費や平均燃費と表示する燃費計に適用することができる。また、第1及び第2の条件は同一条件であるため、例えば瞬間燃費や平均燃費の双方が閾値以上である場合に燃費が優れていることなどを半透明画像の重ね合わせにより強調して運転者に伝達することができる。
本発明の車両用表示装置によれば、記憶する画像のデータ量を削減することができる。
本発明の実施形態に係る車両用表示装置を示すブロック図である。 図1に示した車両用表示装置による表示例を示す図である。 本実施形態に係る車両用表示装置による文字画像の表示の様子を示す概念図である。 比較例に係る車両用表示装置における画像表示プログラムの概略を示す図である。 本実施形態に係る車両用表示装置における画像表示プログラムの概略を示す図である。 本実施形態に係る車両用表示装置による画像表示方法を示すフローチャートである。 他の画像の重ね合わせの例を示す図であり、(a)は第1の状態を示し、(b)は第2の状態を示し、(c)は第3の状態を示している。 車両用計器の1つである燃費計の一例を示す正面図であり、(a)は第1の状態を示し、(b)は第2の状態を示し、(c)は第3の状態を示している。
以下、本発明を好適な一実施形態に沿って説明するが、本発明は以下に示す実施形態に限られるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において適宜変更可能である。
図1は、本発明の実施形態に係る車両用表示装置を示すブロック図である。図1に示す車両用表示装置は、車両に搭載され、TFT−LCD(Thin Film Transistor Liquid Crystal Display:液晶ディスプレイの一例)を表示器8として備えたいわゆるグラフィックメータであって、表示器8への画像表示により車両搭乗員に対して情報を提供するものである。
表示器8は、カラー画像の表示が可能な表示手段であり、本実施形態では車両の走行速度を示す速度計、エンジン回転数を示すエンジン回転数計、及び、燃費を示す燃費計等の複数の車両用計器を画像表示するものである。
このような車両用表示装置は、表示器8に加えて、CPU(Central Processing Unit:第1判断手段、第2判断手段、表示制御手段)1と、I/O2,3と、CPU電源4と、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read Only Memory)5と、グラフィックコントローラ(描画手段)6と、LCD(Liquid Crystal Display)電源7と、メモリ(記憶手段)9とを備えている。
CPU1は、I/O2を介して、車両側のイグニッションスイッチの状態を表す信号(IGN+)を入力すると共に、I/O3を介して車両状態信号を、CAN(Controller Area Network)を通信プロトコルとして用いたCAN通信部にて受信する。なお、車両状態信号とは、例えば車速、エンジン回転数、瞬間燃費及び平均燃費など、表示器8にて表示させる物理量を示す情報を含んだ信号である。ここで、瞬間燃費とは、現在の速度及びエンジン回転数から算出される燃費であり、平均燃費とは、瞬間燃費の平均値である。
また、CPU1は、受信した車両状態信号に基づく表示を行うべく、グラフィックコントローラ6に対して命令コードを送信する。グラフィックコントローラ6は、この命令コードに従って描画処理を行うこととなる。
CPU電源4は、車両側のプラス側電源ライン(+B)から供給される直流電力を入力してCPU1の動作に必要な直流電圧(Vcc)を生成する。また、CPU電源4は、必要に応じてリセット信号を生成したり、CPU1から出力されるスリープ信号に従って電力供給を抑制するための動作を行ったりする。EEPROM5及びメモリ9は、CPU1が実行するプログラムの内容、予め用意された固定データ、及び描画に必要な画像データ等を保持している。
グラフィックコントローラ6は、CPU1からの命令コードに従った描画処理を行うものであり、メモリ61を備えている。メモリ61は、描画に必要なデータを記憶したものであって、速度計、エンジン回転数計及び燃費計等の表示に必要となる画像データを記憶している。画像データは、例えばイグニッションスイッチのオン時にメモリ9から読み込まれて、メモリ61に記憶される。
このようなグラフィックコントローラ6は、描画処理にあたり、RGB各画像データを出力すると共に、水平同期信号及び垂直同期信号を表示器8のXドライバ81及びYドライバ82に対して出力することでこれらを制御し、表示器8の本体部83に速度計、エンジン回転数計及び燃費計等の画像を表示させる。
LCD電源7は、車両側のプラス側電源ライン(+B)から供給される直流電力を入力して、表示器8の表示に必要とされる所定の直流電力を生成し、表示器8に供給するものである。
図2は、図1に示した車両用表示装置による表示例を示す図である。CPU1は、命令コードによって、画像の表示位置や、どの画像を表示させるかをグラフィックコントローラ6に対して指示することにより、図2に示すような画像を表示器8に表示させることができる。
具体的に表示器8は、第1の表示領域11に速度計を表示させ、第2の表示領域12にエンジン回転数計を表示させ、第3の表示領域13に燃料計を表示させる。
第1の表示領域11には、円形状となる速度計の外枠を示す外枠画像11aと、外枠画像11aの内側において速度値を示す目盛画像11bと、円形状となる速度計の中心位置を回転中心として回転することにより目盛画像11bを指し示す指針画像11cとが表示されている。さらに、第1の表示領域11には、オドトリップメータに相当する画像11dについても表示されている。
また、第2の表示領域12には、横向きの略凹形状をなす外枠画像12aと、外枠画像12aの内側においてエンジン回転数の値を示す目盛画像12bと、表示器8の横方向(X方向)に伸びると共に縦方向(Y方向)に移動することにより目盛画像12bを指し示す指針画像12cとが表示されている。
第3の表示領域13には、第1の表示領域11に表示される速度計を挟んで、第2の表示領域12に表示されるエンジン回転数計と対称となるように燃費計が表示されている。詳細に第3の表示領域13には、外枠画像12aと逆方向に凹部が向く横向きの略凹形状をなす外枠画像13aと、外枠画像13aの内側において燃費を示す目盛画像13bと、横方向(X方向)に伸びると共に縦方向(Y方向)に移動することにより目盛画像13bを指し示して瞬間燃費を表わす指針画像13cと、横向きとなる三角図形をなし指針画像13cと同様に縦方向(Y方向)に移動することにより目盛画像13bを指し示して平均燃費を表わす三角図形画像13dとで構成されている。
ここで、図8に示すように、第3の表示領域13に表示される燃費計では、瞬間燃費と平均燃費とのいずれか一方が所定の燃費閾値を超える場合に、図8(b)に示すように、外枠画像13a内の下部(所定箇所)に薄めの「ECO」という文字画像13eが表示される。また、瞬間燃費と平均燃費と双方が所定の燃費閾値を超える場合に、図8(c)に示すように、外枠画像13a内の下部(所定箇所)に濃いめの「ECO」という文字画像13fが表示される。
しかし、上記において2種類の「ECO」という文字画像13e,13fを記憶しておく場合には、記憶する画像のデータ量の増加を招いてしまう。そこで、本実施形態においてメモリ9は、薄めの「ECO」という文字画像(半透明画像)13eのみを記憶しており、濃いめの「ECO」という文字画像13fを表示させたい場合には、文字画像13eを重ね合わせることとしている。以下、詳細に説明する。なお、文字画像13eのデータは、例えばイグニッションスイッチのオン時に読み込まれてメモリ61に記憶される。また、本実施形態において薄めの「ECO」という文字画像13eは、その不透明度が「0.5」であるが、これに限らず、「0」を超え「1」未満であれば「0.5」に限るものではない。
まず、本実施形態においてCPU(第1判断手段)1は、瞬間燃費の信号を入力すると、瞬間燃費(第1の値)が所定の燃費閾値(第1の条件)を超えるかを判断し、超える場合には外枠画像13a内の下部に文字画像13eを表示させる旨の命令コードを送信する。同様に、CPU(第2判断手段)1は、平均燃費の信号を入力すると、平均燃費(第2の値)が所定の燃費閾値(第2の条件)を超えるかを判断し、超える場合には外枠画像13a内の下部に文字画像13eを表示させる旨の命令コードを送信する。
このように、CPU1は、瞬間燃費と平均燃費とが所定の燃費閾値を超えるか否かを、それぞれ独立して判断し、その判断結果に応じて文字画像13eを表示させる旨の命令コードを送信する。この結果、瞬間燃費と平均燃費との双方が所定の燃費閾値を超える場合には、半透明である文字画像13eが重ね合わさった状態で表示され、濃いめの文字画像13fが表示されることとなる。
図3は、本実施形態に係る車両用表示装置による文字画像13e,13fの表示の様子を示す概念図である。薄めの文字画像13eは、不透明度が「0.5」となっている。このため、瞬間燃費と平均燃費とのいずれか一方が所定の燃費閾値を超える場合、CPU1は、不透明度が「0.5」となる文字画像13eを表示器8に表示させることとなる。一方、瞬間燃費と平均燃費との双方が所定の燃費閾値を超える場合、CPU1は、不透明度が「0.5」となる文字画像13eを重ね合わせて表示器8に表示させるため、不透明度が「0.75」となる文字画像13fを表示させることとなる。
よって、本実施形態に係る車両用表示装置は、薄めの文字画像13eと濃いめの文字画像13fとの双方を記憶しておく必要がなく、薄めの文字画像13eのみを記憶しておけば、濃いめの文字画像13fについても表示することができる。
ここで、CPU1は、瞬間燃費と平均燃費とが所定の燃費閾値を超えるか否かを、それぞれ独立して判断している。さらに、CPU1は、その判断結果に応じて文字画像13eを表示させる旨の命令コードを送信する。このため、プログラムの簡素化を図ることができる。以下、この点について詳細に説明する。
図4は、比較例に係る車両用表示装置における画像表示プログラムの概略を示す図である。図4に示す例において車両用表示装置は、薄めの文字画像113eと濃いめの文字画像113fとの双方のデータを記憶している。濃いめの文字画像113fがプログラムにおいてpic1であり、薄めの文字画像113eがプログラムにおいてpic2である。
比較例においては、まず瞬間燃費Aが閾値th1を超えるか否かが判断される。瞬間燃費Aが閾値th1を超える場合には(If A>th1)、平均燃費Bが閾値th2を超えるか否かが判断される。平均燃費Bが閾値th2を超える場合には(If B>th2)、薄めの文字画像113eを消去し(delete pic2)、濃いめの文字画像113fを表示させる(write pic1)。一方、平均燃費Bが閾値th2を超えない場合には(else)、濃いめの文字画像113fを消去し(delete pic1)、薄めの文字画像113eを表示させる(write pic2)。
また、瞬間燃費Aが閾値th1を超えない場合にも(else)、平均燃費Bが閾値th2を超えるか否かが判断される。そして、平均燃費Bが閾値th2を超える場合には(If B>th2)、濃いめの文字画像113fを消去し(delete pic1)、薄めの文字画像113eを表示させる(write pic2)。一方、平均燃費Bが閾値th2を超えない場合には(else)、濃いめの文字画像113fを消去すると共に(delete pic1)、薄めの文字画像113eを消去する(delete pic2)。
以上のプログラムから明らかなように、比較例では、平均燃費Bと閾値th2との比較処理が、瞬間燃費Aと閾値th1との比較処理に包含されており、独立していない。このため、比較例に係る車両用表示装置では、瞬間燃費Aと閾値th1、及び、平均燃費Bと閾値th2との双方の比較処理を行い、瞬間燃費Aと平均燃費Bとの判断結果を統合のうえ命令コードを送信することとなる。
図5は、本実施形態に係る車両用表示装置における画像表示プログラムの概略を示す図である。図5に示す例において車両用表示装置は、薄めの文字画像13eのデータのみを記憶している。薄めの文字画像13eがプログラムにおいてpic1及びpic2となっている。
本実施形態においては、まず瞬間燃費Aが閾値th1を超えるか否かが判断される。瞬間燃費Aが閾値th1を超える場合には(If A>th1)、薄めの文字画像13eを表示させる(write pic1)。一方、瞬間燃費Aが閾値th1を超えない場合には(else)、薄めの文字画像13eを消去する(delete pic1)。その後、平均燃費Bが閾値th2を超えるか否かが判断される。平均燃費Bが閾値th2を超える場合には(If B>th2)、薄めの文字画像13eを表示させる(write pic2)。一方、平均燃費Bが閾値th2を超えない場合には(else)、薄めの文字画像13eを消去させる(delete pic2)。
以上のプログラムから明らかなように、本実施形態においてCPU1は、瞬間燃費Aと平均燃費Bの判断を独立して実行する。そして、CPU1は、平均燃費Bの判断結果によらず瞬間燃費Aの判断結果のみに応じた命令コードをグラフィックコントローラ6に送信し、且つ、瞬間燃費Aの判断結果によらず平均燃費Bの判断結果のみに応じた命令コードをグラフィックコントローラ6に送信する。このように、命令コードは個別に送信されることとなり、瞬間燃費Aと平均燃費Bとの判断結果を統合のうえ命令コードを送信する必要が無くなり、命令コードの複雑化を防止すると共に、プログラムの簡素化を図ることができる。
次に、本実施形態に係る車両用表示装置による画像表示方法を説明する。図6は、本実施形態に係る車両用表示装置による画像表示方法を示すフローチャートである。なお、図6において「ECO1」及び「ECO2」とは、それぞれ薄めの文字画像13eを示している。
まず、図6に示すように、CPU1は、グラフィックコントローラ6に命令コードを送信して「ECO1」及び「ECO2」を消灯させる(S1)。次いで、CPU1は、瞬間燃費と平均燃費との信号を入力する(S2)。
次に、CPU1は、ステップS2において入力した瞬間燃費の信号に基づいて、瞬間燃費が所定の燃費閾値を超えるか否かを判断する(S3)。瞬間燃費が所定の燃費閾値を超えると判断した場合(S3:YES)、CPU1は、グラフィックコントローラ6に命令コードを送信して「ECO1」を表示させる(S4)。そして、処理はステップS6に移行する。
一方、瞬間燃費が所定の燃費閾値を超えないと判断した場合(S3:NO)、CPU1は、グラフィックコントローラ6に命令コードを送信して「ECO1」を消去させる(S5)。そして、処理はステップS6に移行する。
ステップS6においてCPU1は、ステップS2において入力した平均燃費の信号に基づいて、平均燃費が所定の燃費閾値を超えるか否かを判断する(S6)。平均燃費が所定の燃費閾値を超えると判断した場合(S6:YES)、CPU1は、グラフィックコントローラ6に命令コードを送信して「ECO2」を表示させる(S7)。そして、処理はステップS9に移行する。
一方、平均燃費が所定の燃費閾値を超えないと判断した場合(S6:NO)、CPU1は、グラフィックコントローラ6に命令コードを送信して「ECO2」を消去させる(S8)。そして、処理はステップS9に移行する。
ステップS9においてCPU1は、例えばイグニッションスイッチがオフされた場合など、表示終了であるか否かを判断する(S9)。表示終了でないと判断した場合(S9:NO)、処理はステップS2に移行する。一方、表示終了であると判断した場合(S9:YES)、図6に示す処理は終了する。
このようにして、本実施形態に係る車両用表示装置によれば、瞬間燃費が所定の燃費閾値を超えるかを判断し、平均燃費が所定の燃費閾値を超えるかを判断し、いずれか一方が超える場合に、文字画像13eを所定箇所に表示させると共に、双方が超える場合に、文字画像13eを重ね合わせたうえで所定箇所に表示させる。このため、いずれか一方が超える場合には薄めの文字画像13eに表示させ、双方が超える場合には濃いめの文字画像13fを表示させることができる。これにより、薄めの半透明画像及び濃いめの半透明画像の双方を記憶する必要が無く、記憶する画像のデータ量を削減することができる。
また、平均燃費が所定の燃費閾値を超えるか否かの判断結果によらず瞬間燃費が所定の燃費閾値を超えるか否かの判断結果のみに応じた命令コードをグラフィックコントローラ6に送信し、且つ、瞬間燃費が所定の燃費閾値を超えるか否かの判断結果によらず平均燃費が所定の燃費閾値を超えるか否かの判断結果のみに応じた命令コードをグラフィックコントローラ6に送信する。このように、命令コードは個別に送信されることとなり、瞬間燃費が所定の燃費閾値を超えるか否か及び平均燃費が所定の燃費閾値を超えるか否かの判断結果を統合のうえ命令コードを送信する必要が無くなり、命令コードの複雑化を防止すると共に、プログラムの簡素化を図ることができる。
また、瞬間燃費や平均燃費の双方が閾値以上である場合に燃費が優れていることなどを半透明である文字画像13eの重ね合わせにより強調して運転者に伝達することができる。
以上、実施形態に基づき本発明を説明したが、本発明は上記実施形態に限られるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、変更を加えてもよい。
例えば、本実施形態に係る車両用表示装置は、速度計、エンジン回転数計及び燃費計という複数の車両用計器を表示器8に表示させているが、1つの車両用計器のみを表示器8に表示させるものであってもよい。
また、文字画像13e,13fは、瞬間燃費と平均燃費という燃費計に表示される値の少なくとも一方が所定の燃費閾値を超える場合に表示されているが、これに限らず、例えば速度計に表示される値とエンジン回転数計とに表示される値の少なくとも一方が所定の条件を満たす場合に表示されるようにされてもよい。すなわち、異なる計器に表示される値に基づいて文字画像13e,13f等が表示されるようになっていてもよい。また、文字画像13e,13fは計器内に表示されているが、これに限らず、計器外の所定箇所に表示されてもよい。
加えて、本実施形態では瞬間燃費及び平均燃費は、同一の条件を満たすか否か(すなわち所定の燃費閾値を超えるか否か)が判断されているが、特に同一の条件に限らず、異なる条件を満たすか否かが判断されてもよい。
さらには、上記実施形態では、第1の値である瞬間燃費が所定の燃費閾値を超えるか否かの判断頻度と、第2の値である平均燃費が所定の燃費閾値を超えるか否かの判断頻度とが同じとなっているが、これに限らず、判断頻度を異ならせてもよい。本実施形態では瞬間燃費及び平均燃費と所定の燃費閾値との比較を独立して行っている。このため、例えば、50ms毎に算出される瞬時燃費については50ms毎に判断し、数分毎に算出される平均燃費は数分毎に判断することができる。すなわち、図4に示す比較例に係る処理を行っている場合、瞬時燃費に合わせて50ms毎に処理を実行した場合、平均燃費については新たな値が算出されておらず、所定の燃費閾値を超えるか否かの判断結果に変化が無いにも拘わらず無駄に判断処理を行うこととなるが、本実施形態では独立して処理を行っているため、このような問題が発生しない。
また、本実施形態では燃費計の「ECO」という文字について文字画像13eを重ね合わせたが、これに限らず、他の画像について重ね合わせて表示を行ってもよい。図7は、他の画像の重ね合わせの例を示す図であり、(a)は第1の状態を示し、(b)は第2の状態を示し、(c)は第3の状態を示している。
図7に示す例では、目盛画像13bと三角図形画像13dとの間に配置され、画像縦方向に伸びるゲージ画像13gに対して上記実施形態を適用している。すなわち、瞬間燃費と平均燃費との双方が所定の燃費閾値を超えない場合には、図7(a)に示すように、白抜きのゲージ画像13gを表示し、瞬間燃費と平均燃費との一方が所定の燃費閾値を超えない場合には、図7(b)に示すように、上部にやや薄めのグラデーションを有したゲージ画像13gを表示させる。また、瞬間燃費と平均燃費との双方が所定の燃費閾値を超えない場合には、やや薄めのグラデーションを有したゲージ画像13gを重ね合わせることにより、図7(c)に示すように、濃いめのグラデーションを有したゲージ画像13gを表示させる。
このように、本発明は、文字画像に限らず、ゲージ画像13gのような図形のみの画像に適用されてもよい。さらには、文字と図形との混合画像にも適用されてもよい。
1 :CPU(第1判断手段、第2判断手段、表示制御手段)
2 :I/O
3 :I/O
4 :CPU電源
5 :EEPROM
6 :グラフィックコントローラ(描画手段)
7 :LCD電源
8 :表示器(液晶ディスプレイ)
9 :メモリ(記憶手段)
11 :第1の表示領域
11a :外枠画像
11b :目盛画像
11c :指針画像
12 :第2の表示領域
12a :外枠画像
12b :目盛画像
12c :指針画像
13 :第3の表示領域
13a :外枠画像
13b :目盛画像
13c :指針画像
13d :三角図形画像
13e :文字画像
13f :文字画像
13g :ゲージ画像
61 :メモリ
81 :Xドライバ
82 :Yドライバ
83 :本体部

Claims (3)

  1. 液晶ディスプレイに1又は複数の車両用計器の画像を表示させる車両用表示装置であって、
    1を完全不透明である状態とし0を完全透明である状態とする不透明度が0を超え1未満となる半透明画像を記憶する記憶手段と、
    車両用計器中に表示させる第1の値が第1の条件を満たしているかを判断する第1判断手段と、
    車両用計器中に表示させる前記第1の値と異なる第2の値が第2の条件を満たしているかを判断する第2判断手段と、
    前記第1及び第2判断手段によりいずれか一方が条件を満たすと判断された場合に、前記記憶手段により記憶される前記半透明画像を所定箇所に表示させると共に、前記第1及び第2判断手段により双方が条件を満たすと判断された場合に、前記半透明画像を重ね合わせたうえで前記所定箇所に表示させる表示制御手段と、
    を備えることを特徴とする車両用表示装置。
  2. 前記表示制御手段からの命令コードに従って前記液晶ディスプレイに対する描画処理を実行する描画手段をさらに備え、
    前記第1及び第2判断手段は、互いの判断を独立して実行し、
    前記表示制御手段は、前記第2判断手段による判断結果によらず前記第1判断手段による判断結果のみに応じた命令コードを前記描画手段に送信し、且つ、前記第1判断手段による判断結果によらず前記第2判断手段による判断結果のみに応じた命令コードを前記描画手段に送信する
    ことを特徴とする請求項1に記載の車両用表示装置。
  3. 前記第1及び前記第2の値は、単一の車両用計器に表示され、
    前記第1及び前記第2の条件は、同一条件である
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2のいずれかに記載の車両用表示装置。
JP2014208904A 2014-10-10 2014-10-10 車両用表示装置 Active JP6214509B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014208904A JP6214509B2 (ja) 2014-10-10 2014-10-10 車両用表示装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014208904A JP6214509B2 (ja) 2014-10-10 2014-10-10 車両用表示装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016080387A true JP2016080387A (ja) 2016-05-16
JP6214509B2 JP6214509B2 (ja) 2017-10-18

Family

ID=55958281

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014208904A Active JP6214509B2 (ja) 2014-10-10 2014-10-10 車両用表示装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6214509B2 (ja)

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009115480A (ja) * 2007-11-02 2009-05-28 Honda Motor Co Ltd 運動効率判定方法および燃費管理装置
JP2009128308A (ja) * 2007-11-27 2009-06-11 Denso Corp 車両用メータユニット
JP2010151746A (ja) * 2008-12-26 2010-07-08 Nippon Seiki Co Ltd 車両用表示装置
JP2010175524A (ja) * 2009-02-02 2010-08-12 Denso Corp 車両用表示装置
US20100219945A1 (en) * 2009-02-28 2010-09-02 Bayerische Motoren Werke Aktiengesellschaft Method for Displaying the Remaining Range of a Motor Vehicle

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009115480A (ja) * 2007-11-02 2009-05-28 Honda Motor Co Ltd 運動効率判定方法および燃費管理装置
JP2009128308A (ja) * 2007-11-27 2009-06-11 Denso Corp 車両用メータユニット
JP2010151746A (ja) * 2008-12-26 2010-07-08 Nippon Seiki Co Ltd 車両用表示装置
JP2010175524A (ja) * 2009-02-02 2010-08-12 Denso Corp 車両用表示装置
US20100219945A1 (en) * 2009-02-28 2010-09-02 Bayerische Motoren Werke Aktiengesellschaft Method for Displaying the Remaining Range of a Motor Vehicle

Also Published As

Publication number Publication date
JP6214509B2 (ja) 2017-10-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5000728B2 (ja) 表示システム、表示制御装置、画像表示装置
US11807096B2 (en) Display device for vehicle
JP6372986B2 (ja) シートベルト装着状態表示装置
JP2013052847A (ja) 画像表示式速度計
US9770948B2 (en) Display device
JP5185642B2 (ja) 車両用表示装置
JP2019108071A (ja) 車両用表示装置
JP6385138B2 (ja) 車載表示制御装置および車載表示制御方法
JP6211501B2 (ja) 車両用表示装置
JP4911315B2 (ja) 車両用表示装置
JP6139971B2 (ja) 車両用装置
JP5565754B2 (ja) 車両用表示装置
JP6214509B2 (ja) 車両用表示装置
JP6733182B2 (ja) 車両用表示装置、及び表示パネルの制御方法
JP6322367B2 (ja) 車両用表示装置
JP6118126B2 (ja) 車両用表示装置
JP6059962B2 (ja) 表示装置
JP2015071369A (ja) 車両用表示装置
JP2009008604A (ja) 移動体用表示装置
JP6214508B2 (ja) 車両用表示装置
JP2007207118A (ja) ナビゲーションシステム及びナビゲーション用画像データの生成方法
JP6603761B2 (ja) 車両用表示装置
JP6392584B2 (ja) 車両用表示装置
JP6359933B2 (ja) 車両用表示装置
JP4711001B2 (ja) 車両用計器及び車両状態値の表示方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20161117

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20170810

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20170912

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20170919

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6214509

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250