JP2016080220A - 空気調和機の室内機 - Google Patents

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Abstract

【課題】冷媒の漏洩を適切に検知できるとともにメンテナンスが容易な空気調和機の室内機を提供する。【解決手段】筺体と、空気よりも比重が大きな冷媒が通流する配管13を有してなる熱交換器2と、前記熱交換器2の下方に設置されたドレンパン5と、前記筺体の背面側に位置する取り外し可能なカバー24,25と、取り外し可能な前記カバー24,25に面する位置に配置されて前記冷媒の漏洩を検知するセンサ50と、を備える。【選択図】 図1

Description

本発明は、空気調和機の室内機に関する。
従来のヒートポンプ式空気調和機において、炭化水素などの強燃性の冷媒や、R32などの燃焼性が小さい冷媒を用いる場合は、万が一冷媒が漏洩すると、外的要因の現出によっては燃焼性が問題となる濃度(以下、「下限燃焼限界LFL」)に達する可能性がある。
このため、ヒートポンプ式の空気調和機において、強燃性冷媒や燃焼性が小さい冷媒を用いる場合は、冷媒の漏洩を適切に検知し、漏洩した冷媒の濃度が下限燃焼限界LFLにならないようにすることが考えられる。
例えば、特許文献1では、適用される燃焼性を有する冷媒が空気よりも比重が大きいことを利用して、床置型室内機の機械室下部の、ドレンパン近傍に、冷媒検知センサを設置することで、熱交換器および機械室からの冷媒漏洩を検知している。
そして、冷媒の漏洩を検知すると、室内送風機を運転し、漏洩した冷媒を拡散して下限燃焼限界LFL以上の濃度になることを防止している。
特開2002−098346号公報
通常、冷媒が漏洩した際、漏洩した冷媒が通る箇所は、室内熱交換器とこの熱交換器を接続する配管が設置される空間のほか、室外熱交換器との接続配管が通る空間がある。
一方、冷媒が漏洩する原因としては、熱交換器では、外部雰囲気(水分・酸性分など)との腐食が考えられ、熱交換器を接続する配管が設置される空間では、前記腐食のほか、製造時の配管接続部ロウ付け不良によるものが考えられる。
上述した特許文献1の技術は、熱交換器から漏洩した冷媒をドレンパン近傍にセンサを配置させることにより漏洩を検知している。漏洩検知センサは一般的に経年劣化し易く、定期的なメンテナンスが必要であるが、機械室内部に設置されていることからメンテナンスする場合、部品の取外し工数が多くなり、メンテナンスに時間を要することが考えられる。
そこで本発明は前記の課題に鑑みて為されたものであり、その目的は、冷媒が漏洩しても適切に検知できるとともにメンテナンスが容易な空気調和機を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明は、筺体と、空気よりも比重が大きな冷媒が通流する配管を有してなる熱交換器と、前記熱交換器の下方に設置されたドレンパンと、前記筺体の背面側に位置する取り外し可能なカバーと、取り外し可能な前記カバーに面する位置に配置されて前記冷媒の漏洩を検知するセンサと、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、冷媒の漏洩を適切に検知できるとともにメンテナンスが容易な空気調和機の室内機を提供できる。
実施形態に係わる空気調和機の室内機を、(a)は正面方向から見た透視図であり、室外機を含めた全体を説明する図、(b)は右側面方向から見た透視図である。 (a)は、実施形態に係わる空気調和機の室内機のカバーを取り外した状態を示す図、(b)は変形例に係わる空気調和機の室内機のカバーを取り外した状態を示す図であり、いずれも引き出し配管を横引きする場合の説明図である。 (a)は、実施形態に係わる空気調和機の室内機のカバーを取り外した状態を示す図であり、引き出し配管を直引きする場合の説明図である。(b)は変形例に係わる空気調和機の室内機のカバーを取り外した状態を示す図であり、引き出し配管を下引きする場合の説明図である。 実施形態に係わる空気調和機の室内機が運転停止中である場合の、室内機の機械室を構成する仕切りから左側を見た際の断面図である。
以下、本発明の実施形態に係わる空気調和機の室内機について、詳細に説明する。
以下で冷媒または冷凍サイクルと特に断りなく記載した場合、冷却または加熱、もしくはその両方で使用可能な冷媒または冷凍サイクルを指すものとする。
また、説明の便宜上、各図面で共通する部材には同一の符号を付して、重複する説明を省略する。正面背面上下左右の方向軸については、各図の記載によるものとする。
なお、本発明の実施形態に係わる空気調和機の室内機1は、圧縮機、室外熱交換器、室外送風機、四方弁、膨張弁を備える室外機17と、配管13などを介して接続される。この室内機1は、後記する図1や図4などに示す、室内の床上に取り付けられる床置き型のものであり、配管13などを介して接続して冷媒を循環させることで、室内を空調する。
(実施形態の説明)
図1(a)は、実施形態に係わる空気調和機の室内機を正面方向から見た透視図であり、室外機を含めた全体を説明する図である。図1(b)は実施形態に係わる空気調和機の室内機を右側面方向から見た透視図である。但し、以下の図1〜図4において、図を簡略化して分かりやすく描くために、おのおので要素部品の記載を一部省略している場合がある。
図1(a)に示すように、実施形態に係わる空気調和機の室内機1(床置き型)の筺体の内部には、熱交換器2と、前記熱交換器2の側面に接続された配管13と、が収納されている。また、室内機1の筺体の内部には、機械室4が設けられる。熱交換器2の下方には熱交換器2よりも幅広に設置されたドレンパン5と、冷媒の漏洩検知センサ50と、が収納されている。また、室内機1には送風機20(後記する図4参照)、左右風向板11,12、上下風向板22,23(同図4参照)が備えられている。送風機20を回転させることによって、空気流路15(同図4参照)に空気が導入され、左右風向板11,12、上下風向板22,23で吹き出される空気の方向が制御されて、吹き出し口18から空気が吹き出される。
機械室4は、例えば室内機1の右端に設けられている。機械室4は、制御回路などが納められている電気品箱10、取り外し可能なカバー24,25(図1(b)も併せて参照)の内側近傍に備わるようにされた冷媒の漏洩検知センサ50、熱交換器2の側面に接続された配管13などを収容するためのスペース部である。
なお、実施形態では図1(a)に示すように、機械室4を室内機1の右端に設ける場合で示したが、左端に設けてもよく、また、両端に設ける構成であってもよい。
ちなみに、漏洩検知センサ50は、カバー24,25を外すことで露出する部分(カバー24,25を装着したときにカバー24,25と面し、または対向する部分)、すなわち、交換などのメンテナンスが容易な部分に設置されている。
ドレンパン5は、前記熱交換器2が蒸発器として作用する際に発生する水分を受けるものである。ドレンパン5で受けた水分は、ドレン配管14を介して、屋外へ排出される。
ここで、配管13、およびドレン配管14は、取り回し性を考慮すれば、例えば可撓性のあるホースやチューブで構成されているのが望ましいが、これに限定されるものではない。例えば、室内機1が業務用の大型機であるような場合には、これらを金属製のパイプで構成するようにしてもよい。さらには、これらホース、パイプ、チューブが混在する構成であってもよい。
ここで、配管13には空気調和機の室内機1の運転中に燃焼性を有する冷媒が内部を流れる。配管13は熱交換器2に接続されて、満遍なく冷媒が行き渡るようにされている。
また、機械室4は、仕切り3によって他の空間と仕切られている。この仕切り3は、例えば配管13が冷房運転時に露点温度以下になることによって配管13の表面に生成されたドレン水が、電気品箱10に伝わらないようにするものである。
また、仕切り3は、下端部がドレンパン5の皿の内部の方に屈曲する形状を呈している。このような形状とすることで、ドレン水を確実にドレンパン5の受け皿の内部に誘導することができる。
なお、仕切り3は図1では模式図のため簡単に示しているが、実際には複数の部品で構成したり、他の要素部品と共用の部材を用いたりしてもよい。
電気品箱10の内部には、制御装置100の制御回路を含む電気品が納められている。ここで、電気品箱10の設置場所に関しては特に限定されない。
例えば、実施形態のような床置き型の室内機1の場合は、電気品箱10の電気品のメンテナンス性を良くするために、機械室4の上部に電気品箱10を設けてもよい。このようにすると、ユーザは屈まなくても電気品を視認することができるので、好適であるといえる。
また、使用する冷媒の比重が空気よりも重い場合は機械室4の上部に、反対に冷媒の比重が空気よりも軽い場合は機械室4の下部に、それぞれ電気品箱10を設置する方法も考えられる。このようにすると、万が一冷媒が漏洩しても、冷媒が溜まりにくい場所に電気品箱10が設置されることとなる。
なお、以下では、空気よりも比重が重い冷媒を使用する場合を例に挙げて説明を続ける。
ところで、前記したように、熱交換器2と配管13の内部を冷媒が流れる際に、熱交換器2と配管13との接続部の劣化や破損などによって、冷媒が室内機1の内部に漏洩する場合がある。
その際、空気より比重が重い冷媒として、例えば燃焼性の小さい単一冷媒であるR32、R1234yf、およびR1234ze、またはこれらを主成分とする混合冷媒を使用する場合には、漏洩した冷媒は重力方向に移動することになる。
ゆえに、熱交換器2および配管13から冷媒が漏洩すると、前記した仕切り3によって、ドレン水のみならず、漏洩した冷媒もドレンパン5の内部に誘導されるようになっている。このドレンパン5は、熱交換器2や配管13で生成されたドレン水や漏れた冷媒を受ける際に、受けたドレン水が室内機1の外部へ流出しないよう、例えば四方が壁で形成された有底の皿形状を呈してなる。
さらに、図1(b)に示すように、本発明の実施形態の室内機1の下部には、例えば筺体の外表面の右側後方に、室内機1の据付時やメンテナンス時の作業性を向上させる目的で、カバー24が備えられている。つまり、カバー24は室内機1の筺体の背面側に位置するようにされている。
このカバー24は公知のものであり、例えば正面側から見た断面視で略L字状(図1(a)参照)を呈するようにして形成されている。このカバー24には、前記のL字の両面すなわち筺体の側面側と下面側とにブッシュ部BS,BL(後記の図2(a)、図3(a)なども併せて参照。図1(b)ではブッシュ部BSのみ図示)がそれぞれ形成されている。このブッシュ部BS,BLを適宜カッタやハサミなどの切断工具で切断すると、カバー24を室内機1の筺体に装着するときに引き出し配管26が挿通される切り欠き部を形成できるようにされている。
図2(a),図2(b)、図3(a),図3(b)はいずれも、室内機1を室外機17と接続する際の引き出し配管26の引き回し状態の一例を示したものである。図2,図3はいずれも、(a)は実施形態に係わる床置き型の室内機1の場合、(b)は変形例に係わる壁掛け型の室内機1bの場合である。ここで、引き出し配管26とは、室内機1から室外機17へと引き回しのために引き出される配管を総称するものであり、例えば冷媒が通流する配管13をイメージすればよい。
まず、図2(a),図2(b)はいずれも、引き出し配管26を、室内機1の正面側から見て右側に引き出す場合を示したものである。
図2(a)に、実施形態に係わる空気調和機の室内機1から、カバー24を取り外した状態を示す。なお、簡略化のため室内機1の置台の前面カバーの図示は省略してある。図2(a)に示すように、実施形態に係わる空気調和機の室内機1は、カバー24を取り外すことができる公知の構成を有してなる。このようにすることで、引き出し配管26の引き出し作業の際に、充分な作業空間を確保できるようにされている。
さらに、実施形態に係わる空気調和機の室内機1は、カバー24の内側近傍すなわちカバー24の室内機1の筺体内側の近傍に、漏洩検知センサ50を備えている。ここで、カバー24の内側近傍とは、カバー24を取り外した状態にしたときに、メンテナンスがしやすいように、例えば室内機1の筺体外部から目視で見通せて手または工具の届く位置であればよい(カバー24を装着したときにカバー24と面する位置または対向する位置に配置)。つまり、カバー24自体に漏洩検知センサ50が設置されているか否かは問わない。ここで、漏洩検知センサ50をカバー24以外の場所に設置する場合は、例えばカバー24を取り外すことで開口する室内機1の筺体の内部近傍であって、筺体の外部から見通せて手または工具の届く位置に設置すればよい。なお、カバー24は図2(a)の状態ではブッシュ部BSが切断された形状を呈している。また、漏洩検知センサ50の詳細については後記する。
また、変形例として、図2(b)に示す壁掛け型の室内機1bに対しても同様にして、本発明の実施形態を適用することができる。つまり、公知のカバー24を備え、これを取り外すことで、引き出し配管26の引き出し作業の際、充分な作業空間を確保できるようにされている。このとき、カバー24の内側近傍すなわちカバー24の室内機1bの筺体内側の近傍に、漏洩検知センサ50を備えるようにすることができる。つまり、カバー24を取り外した状態にしたときに、室内機1bの筺体外部から目視で見通せて手または工具の届く位置に、冷媒の漏洩検知センサ50を備えるようにすることができる。
つぎに、図3(a)に引き出し配管26を室内機1の後ろ側に直引きする場合を示す。図3(b)に、引き出し配管26を室内機1bの真下に引き出す場合を示す。
図3(a)に、実施形態に係わる空気調和機の室内機1から、カバー24を取り外し、引き出し配管26を室内機1の後ろ側に直引きした状態を示す。なお、図2(a)と同様に簡略化のため室内機1の置台の前面カバーの図示は省略してある。この場合にも、図2(a)と同様に、公知のカバー24を取り外すことで、引き出し配管26の引き出し作業の際に充分な作業空間を確保することができるようにされている。このとき、カバー24の内側近傍すなわちカバー24の室内機1の筺体内側の近傍に、漏洩検知センサ50を備えるようにすることができる。ここで、カバー24の内側近傍とは、カバー24を取り外した状態にしたときに、メンテナンスがしやすいように、室内機1の筺体外部から目視で見通せて手または工具の届く位置であればよい(カバー24を装着したときにカバー24と面する位置または対向する位置に配置)。つまり、カバー24自体に漏洩検知センサ50が設置されているか否かは問わない。ここで、漏洩検知センサ50をカバー24以外の場所に設置する場合は、例えば漏洩検知センサ50は、カバー24を取り外すことで開口する室内機1の筺体の内部近傍であって、筺体の外部から見通すことができる位置であるとともに手または工具の届く位置に設置することができる。なお、カバー24は図3(a)の状態ではブッシュ部BS,BLはいずれも切断されずにそのまま残された形状となっている。また、漏洩検知センサ50の詳細については後記する。
また、図3(a)の変形例として、図3(b)に示す壁掛け型の室内機1bに対しても、図3(a)と同様にして、本発明の実施形態を適用することができる。つまり、公知のカバー24を取り外すことで、引き出し配管26の引き出し作業の際、充分な作業空間を確保することができる。また、カバー24を取り外した状態にしたときに、カバー24の内側近傍、すなわち例えば室内機1bの筺体外部から目視で見通せて手または工具の届く位置に、冷媒の漏洩検知センサ50を備えるようにすることができる。なお、カバー24は図3(b)の状態ではブッシュ部BLが切断された形状を呈している。
以上の様にすると、室内機1の内部で漏洩しドレンパン5で受けた空気より比重の重い冷媒は、所定量に達するとドレンパン5から溢れ出す。そして、室内機1の筺体の下部背面側、すなわち筺体の下部後方に位置するようにされたカバー24の内側(室内機1の筺体内部の機械室4の下部)に到達する(図1(a)に冷媒の動きを矢印で示す)。すると、その先(冷媒が漏洩した先)に漏洩検知センサ50が配置されることになるので、適切に漏洩した冷媒を検知することができるようになる。また、カバー24を取り外すことで漏洩検知センサ50のメンテナンスを容易に行うことができる。
ところで、引き出し配管26の引き回しは、室内機1の正面側から見て左側に引き回す場合もある。それゆえに、室内機1の、例えば筺体の外表面の左側後方の下部にも、室内機1の据付時やメンテナンス時の作業性を向上させる目的で、カバー25を設けるようにしてもよい(図1(a)、図2(a)、図3(a)などを参照)。なお、カバー25にはカバー24と同様の構造を有するものを用いることができる。また、このカバー25を取り外された状態にしたときに、カバー25の内側近傍、すなわち目視で見通せて手または工具の届く位置に、冷媒の漏洩検知センサ50を備えるようにしてもよい(カバー25を装着したときにカバー25と面する位置または対向する位置に配置)。例えば漏洩検知センサ50は、カバー25を取り外すことで開口する室内機1の筺体の内部近傍であって、筺体の外部から見通すことができる位置であるとともに手または工具の届く位置に設置すればよい。または、カバー25自体の内側に設置してもよい。
なお、カバー24、またはカバー25を装着したときにカバー24、またはカバー25と面する位置または対向する位置とは、カバー24、またはカバー25と筺体とによって囲まれた空間(つまり機械室4の外)でもよいのは言うまでもない。
漏洩検知センサ50は、漏洩した冷媒の気体濃度、または冷媒が漏洩することで相対的に減少する気体成分(例えば酸素)の濃度を監視している。そして、冷媒の気体濃度が例えば所定のしきい値に達した場合に、制御装置100へ信号を送る。
つまり、漏洩検知センサ50は、気化した冷媒ガス、あるいは空気中に含まれる酸素ガスを検知するガスセンサで構成されているものとする。
なお、空気中の酸素濃度を計測する場合は、酸素濃度が低下した分が、略冷媒漏洩によって薄められた分であると近似することができる。つまり、酸素濃度と漏洩冷媒濃度には負の相関関係が認められるので、酸素濃度を計測することで、間接的に漏洩した冷媒濃度を検出することができる。
また、この漏洩検知センサ50は、設置後には、電源がオフのときも含めて常時監視し続けることが望まれるため、本体とは別の電源装置(例えばリチウム電池など)を併用する構成であってもよい。
また、ガスセンサである漏洩検知センサ50は、経年劣化する場合がある。そのため、脱着交換が容易にできるように、筐体に漏洩検知センサ50の取り出し用の取っ手や引き出しを設けて、カートリッジのように簡単に脱着できる構造としてもよい。
図4は、実施形態に係わる空気調和機の室内機を、機械室を構成する仕切りから左側を見た際の断面図である。なお、図4ではカバー24,25および漏洩検知センサ50は前記の仕切り3から左側に切り欠かれた内部を見ているため実際には見えないが、おおよその位置を破線で模式的に示してある。
室内機1には送風機20、左右風向板11,12、および上下風向板22,23が備えられている。図4に示すような左右風向板11,12、または上下風向板22,23が閉じられている状態(運転停止中など)で、冷媒が漏洩した場合には、例えばこれらすべての風向板を開き、送風機20を回転させて、漏洩した冷媒を拡散させて排出させる。このようにすることで、室内側へ排出される冷媒の濃度を薄めるようにしてもよい。但し、冷媒漏洩時の運転状態は特にこれには限定されない。
(作用・効果)
本発明の実施形態に係わる空気調和機の室内機1は、筺体の例えば左右の側面下部背面側に備えられた公知のカバー24,25の内側近傍に、冷媒の漏洩検知センサ50を備えている。つまり、カバー24,25を取り外した状態にしたときに、室内機1の筺体外部から例えば目視で見通せて手または工具の届く位置に、冷媒の漏洩検知センサ50を備えている。
なお、冷媒の漏洩検知センサ50が、冷媒の漏洩を検知した際には、例えば、制御装置100がすべての風向板を開き、送風機20を回転させて、漏洩した冷媒を拡散させて排出させるようにする。ここで、すべての風向板とは、例えば左右風向板11,12、上下風向板22,23などがある。このようにすることで、室内側へ排出される冷媒の濃度を薄めることができる。
なお、上記の実施形態に用いられる具体的な冷媒の候補としては、空気より比重が重く、拡散しづらく室内機1の内部に滞留しやすい冷媒、例えば、燃焼性の小さい冷媒として、R32やR1234yfなどの単一冷媒、またはそれらを主成分とする混合冷媒などを用いることができる。また、同様に空気より比重が重い冷媒として、R290やR600aなどの単一冷媒、またはそれらを主成分とする混合冷媒を用いてもよい。
上記した実施形態または変形例は、本発明を分かりやすくするために詳細に説明したものであり、必ずしも、説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。
また、ある実施形態または変形例の構成の一部を他の実施形態または変形例の構成に置き換えることが可能であり、また、ある実施形態または変形例の構成に、他の実施形態または変形例の構成の一部もしくは全てを加えることも可能である。
また、実施形態または変形例の構成の一部について、他の構成の追加・削除・置換をすることが可能である。
1,1b 室内機
2 熱交換器
3 仕切り
4 機械室
5 ドレンパン
10 電気品箱
11,12 左右風向板(風向板)
13 配管
14 ドレン配管
15 空気流路
17 室外機
18 吹き出し口
20 送風機
22,23 上下風向板(風向板)
24,25 カバー(取り外し可能なカバー)
26 引き出し配管
50 漏洩検知センサ(センサ)
100 制御装置
LFL 下限燃焼限界
BS,BL ブッシュ部

Claims (5)

  1. 筺体と、
    空気よりも比重が大きな冷媒が通流する配管を有してなる熱交換器と、
    前記熱交換器の下方に設置されたドレンパンと、
    前記筺体の背面側に位置する取り外し可能なカバーと、
    取り外し可能な前記カバーに面する位置に配置されて前記冷媒の漏洩を検知するセンサと、を備えること
    を特徴とする空気調和機の室内機。
  2. 外部に空気を送り出す送風機と、
    前記センサによって前記冷媒の漏洩が検知されると、前記送風機の運転を開始させる制御を行う制御装置と
    をさらに備えることを特徴とする、請求項1に記載の空気調和機の室内機。
  3. 前記空気の吹き出し方向を決定付ける風向板をさらに備え、
    前記制御装置は、前記送風機の運転を開始させる際に、前記風向板を開いた状態にする制御を併せて行うことを特徴とする、請求項2に記載の空気調和機の室内機。
  4. 前記冷媒は、空気より比重が重いR32、R1234yf、R290、R600aの単一冷媒、またはそれらを主成分とする混合冷媒であることを特徴とする、請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載の空気調和機の室内機。
  5. この室内機は、少なくとも床置きまたは壁掛けされた状態で室内に設置されることを特徴とする、請求項1ないし請求項4のいずれか1項に記載の空気調和機の室内機。
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