JP2016080018A - クラッチ装置 - Google Patents

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元志 岡本
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Abstract

【課題】ロータ外径に依存する分解能の制限が抑制され、クラッチが切れた場合であっても作動対象と接続されているロータの回転を検出することのできるエンコーダを有するクラッチ装置を提供する。【解決手段】このクラッチ装置は、駆動源により回転する回転体と、操作対象物に対してトルクを出力する出力軸と、側面に歯列を有し、前記出力軸と一体回転するロータと、前記回転体及び前記ロータの両方に接続する接続位置と、前記回転体と前記ロータとの少なくともいずれか一方の接続が解除される解除位置との間を移動可能に設けられたクラッチ板と、前記クラッチ板を、前記接続位置と前記解除位置との間で電磁力により移動させる電磁コイルと、被検出部を有し、前記歯列を介した力の伝達により回転するエンコード盤と、前記被検出部を検知するエンコードセンサと、を備えた構成を採る。【選択図】図3

Description

本発明は、クラッチ装置に関する。
近年、車両のスライドドア等を自動で開閉する開閉装置が普及している。このような開閉装置では、自動で開閉する場合のみならず手動で開閉する場合もあり、モータの駆動力を伝達したり遮断したりするクラッチ装置が設けられる(例えば、特許文献1参照)。クラッチ装置は、スライドドア等の開閉体と連動して回転するロータ及びクラッチを有し、クラッチがつながると、モータの駆動力がロータに伝達される。また、クラッチが切れると、ロータがモータと切り離されてロータが回転自在となり、手動で開閉体を開閉できる。このようなクラッチ装置では、モータの回転量を検出しても、クラッチが切れたときの開閉体の位置を検出できない。よって、このようなクラッチ装置では、作動対象である開閉体の位置を検出するために、作動対象と接続されているロータの回転量を検出するエンコーダが必要となる。
特許文献1に開示のクラッチ装置では、ロータの回転方向及び回転速度を判定するためのエンコーダは、アーマチャが電磁吸着されるロータの外周に沿って交互に配置された多数の磁極と、磁極から発生する磁束を検出するための一対のホール素子を有している。
特許第4831416号公報
しかしながら、上記特許文献1に開示のクラッチ装置では、ロータの外周に磁極を配置する。この構成では、磁極の極数がロータの外径に依存するため、分解能の制限が生じるという課題がある。
本発明の目的は、ロータ外径に依存する分解能の制限が抑制され、クラッチが切れた場合であっても作動対象と接続されているロータの回転を検出することのできるエンコーダを有するクラッチ装置を提供することである。
本発明の一態様に係るクラッチ装置は、駆動源により回転する回転体と、操作対象物に対してトルクを出力する出力軸と、側面に歯列を有し、前記出力軸と一体回転するロータと、前記回転体及び前記ロータの両方に接続する接続位置と、前記回転体と前記ロータとの少なくともいずれか一方の接続が解除される解除位置との間を移動可能に設けられたクラッチ板と、前記クラッチ板を、前記接続位置と前記解除位置との間で電磁力により移動させる電磁コイルと、被検出部を有し、前記歯列を介した力の伝達により回転するエンコード盤と、前記被検出部を検知するエンコードセンサと、を備えた構成を採る。
本発明によれば、ロータの側面の歯列を介した力の伝達によりエンコード盤が回転し、エンコード盤の被検出部をエンコードセンサが検知するため、ロータの外周に磁極を配置する必要がなくなり、ロータの外周に磁極を配置する場合に比べて、分解能を高くすることができる。さらに、低い材料コストで、比較的に半径の大きなロータの回転を検出することができる。
本発明の実施の形態に係る開閉体駆動装置の構成を示す図 本発明の実施の形態に係るクラッチ装置の外観構成を示す上面図 図2のA−A線断面図 ロータ及びエンコード盤を示す拡大斜視図 エンコード用ギヤとエンコード盤とを一体化させた様子を示す図 エンコード盤の配置位置の変形例を示す図
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。
(実施の形態)
図1は、本発明の実施の形態に係る開閉体駆動装置の構成を示す図である。開閉体駆動装置は、車両20に設けられている。車両20は、例えば、ワンボックスタイプなどのスライドドアを有する車両とする。
開閉体駆動装置は、クラッチ装置1、レール20a〜20c、スライドドア21、アーム21a、ケーブル11を備えている。
クラッチ装置1は、モータの駆動力をスライドドア21に伝達したり遮断したりする。クラッチ装置1には、モータの駆動力で回転するドラムが設けられており、ドラムには、ケーブル11が巻回されている。ケーブル11は、開閉移動が可能にスライドドア21に取り付けられている。モータの駆動力をスライドドア21に伝達する場合には、ケーブル11が巻き取り繰り出しされてスライドドア21が自動で開閉される。開閉体駆動装置は、クラッチ装置1により、モータの駆動力がスライドドア21に伝達されないように遮断した場合には、スライドドア21を手動で開閉できるようにされている。
レール(中央のレール20a、上のレール20b、下のレール20c)は、車両20の中央と上下端に設けられている。
スライドドア21は、車両20の側面に設けられ、車両20の左右(あるいは片側)の開口を塞ぐ。スライドドア21は、中央のレール20a、上のレール20b、下のレール20cに沿ってスライドする。
中央のレール20aの前端部22は、車内側に向かって湾曲しており、後端部23はまっすぐ延びている。アーム21aは、中央のレール20aの前端部22と後端部23との間において、スライドドア21が取り付けられるためにスライド自在に配置されている。アーム21aには、中央のレール20a内を転動するローラ21bなどが回転自在に取り付けられている。アーム21aには、スライドドア21を閉方向に操作する閉操作側ケーブル11aの端部と、開方向に操作する開操作側ケーブル11bの端部が係止されている。閉操作側ケーブル11a、開操作側ケーブル11bは中央のレール20aに沿って延びている。
このような構成を有する開閉体駆動装置において、車両20などに配置された図示せぬ操作ボタンを操作することによりスライドドア21を操作する。例えば、操作ボタンを押すと、クラッチ装置1が作動し、ケーブル11が巻き取りまたは繰り出しされ、スライドドア21がレールに沿ってスライドし、車両20の開口を開閉する。なお、操作ボタンは、電線、通信ケーブルまたは無線により制御手段(図示していない)を介してクラッチ装置1に接続されている。
図2は、本発明の実施の形態に係るクラッチ装置1の外観構成を示す上面図である。図3は、図2のA−A線断面図である。以下、クラッチ装置1の構成について、図2及び図3を用いて説明する。
クラッチ装置1は、モータ31、ウォーム32、ウォームホイール33、ウェーブワッシャー34、ロータ35、クラッチ板36、電磁コイル37、ドラム38、ケーブル11、ドライブシャフト39、エンコード用ギヤ40、エンコード盤41、ホールIC42、ECU基板43を備えている。
モータ31は、電力の供給を受けて、操作対象物に駆動力を与える。モータ31は、操作対象物にトルクを出力する出力軸311を備え、出力軸311を正回転または逆回転させる。
ウォーム32は、ねじ歯車であり、その回転軸とモータ31の出力軸311とが接続または一体化しており、モータ31の回転に伴って回転する。
ウォームホイール(回転体に相当)33は、ウォーム32と歯合するはす歯歯車であり、ウォーム32と共にウォームギヤを構成する。ウォームギヤは、大きな減速比を実現する。ウォームホイール33の回転軸心に設けられた軸孔にドライブシャフト39が挿通され、クラッチ解除時にはドライブシャフト39の外周をウォームホイール33が自在に回転可能となっている。なお、ウォームホイール33を回転させる駆動源は、モータ31に限られるものではなく、ハンドル等の手動手段でもよく、ウォームホイール33を回転駆動させることができればよい。
ウェーブワッシャー34は、ウォームホイール33とクラッチ板36との間に位置し、ドライブシャフト39が挿通され、クラッチ解除時のクラッチ板36の付勢などをすることができる。
ロータ35は、ドライブシャフト39と一体化され、ドライブシャフト39の軸心を中心に回転可能に支持されている。ロータ35の外周には、歯列が設けられている。
クラッチ板36は、モータ31の駆動力をロータ35に伝達したり遮断したりする。具体的には、クラッチ板36は、ウォームホイール33及びロータ35の両方に接続する接続位置と、ウォームホイール33とロータ35との少なくともいずれか一方の接続が解除される解除位置との間を移動可能である。例えば、ウォームホイール33とクラッチ板36とは、接続位置と解除位置とにおいて一体で回転ができる構造とされ、クラッチ板36が接続位置に位置した後に、モータ31の駆動を開始させることもできる。クラッチ板36は、電磁コイル37により移動することから、アーマチュアとも呼ばれる。クラッチ板36は、電磁コイル37により電磁的に吸引されたときには、ロータ35と係合する係合位置へ移動して、図3に示すようなウォームホイール33とクラッチ板36とロータ35とが接続した状態となり、電磁コイル37による電磁が解除されたときにはウェーブワッシャー34によりクラッチ板36がウォームホイール33へと移動して解除位置となって、ウォームホイール33とクラッチ板36とロータ35との接続が解除された状態となる。クラッチ板36は、ドライブシャフト39の軸方向と平行な厚みを有し、かつ、ドライブシャフト39の軸方向に垂直に延び、ウォームホイール33またはロータ35と接続した状態で、クラッチ板36がドライブシャフト39の軸方向と平行に移動可能な接続手段と、接続していることが好ましい。前記接続手段は、例えば、ウォームホイール33からロータ35に向かって延びてクラッチ板36と遊嵌する突部を例示することができ、クラッチ板36とロータ35とが接続しても、クラッチ板36とロータ35との接続が解除されても、ウォームホイール33と係合することで、クラッチ機構の一部として機能することができる。
電磁コイル37は、ロータ35を挟んでクラッチ板36の逆側に配置され、ロータ35を介してクラッチ板36を接続位置と解除位置との間で電磁力により移動させる。電磁コイル37は、ドライブシャフト39の外周に固定されており、ドライブシャフト39を自在に回転可能に支持していてもよい。
ドラム38は、回転軸心に設けられた軸孔にドライブシャフト39が挿通され、ドラム38はドライブシャフト39と一体化されている。ドラム38には、ケーブル11が巻回されており、ドラム38の回転に伴って、ケーブル11の巻き取り及び繰り出しが行われる。
ケーブル11は、一端側がスライドドア21を閉方向に操作する閉操作側ケーブル11aであり、他端側が開方向に操作する開操作側ケーブル11bであり、それぞれの端部がアーム21aに取り付けられている。
ドライブシャフト39は、ウォームホイール33、ウェーブワッシャー34、クラッチ板36の回転軸心に形成された軸孔に、回転自在に挿通されている。ドライブシャフト39は、ドラム38及びロータ35と一体的に回転するようにされている。ドライブシャフト39は、一端側に電磁コイル37を有し、他端側にドラム38を有し、電磁コイル37とドラム38との間に、ウォームホイール33、ウェーブワッシャー34、ロータ35、クラッチ板36を有している。
エンコード用ギヤ40は、ロータ35から駆動力が伝達されて回転する。エンコード用ギヤ40は、ロータ35の外周に設けられた歯列の歯数より少ない歯数の歯車であり、ロータ35の歯列に歯合している。エンコード用ギヤ40を設けることにより、ギヤ比による増速比の調整が容易になる。なお、エンコード用ギヤ40は、ロータ35の歯列に直接歯合していなくてもよく、例えば、他の歯車またはベルトなどを介してロータ35からの力が伝達されてもよい。
エンコード盤41は、図4に示すように、その回転軸がエンコード用ギヤ40の回転軸と接続(共用)されている。また、エンコード盤41は、複数の磁極が交互に配置された磁石盤である。エンコード盤41の配置については後述する。
ホールIC(エンコードセンサに相当)42は、ECU基板43上でエンコード盤41に近接して配置され、エンコード盤41の磁極から生じる磁界を検知し、電気信号に変換して図示せぬ制御回路に出力する。ホールIC42は、磁界の変化によって、エンコード盤41の回転速度及び回転数を検出する。ホールIC42をECU基板43に配置することにより、ホールIC42から制御回路への配線を短くし、回路構成を簡潔にすることができる。
ECU基板43は、ホールIC42、図示せぬ制御回路等を実装する。制御回路は、モータ31に駆動電流を出力し、電磁コイル37を励磁させる電流を出力する。
次に、上述したクラッチ装置1の動作について説明する。まず、スライドドア21を自動で開閉する場合、電磁コイル37が励磁される。電磁コイル37が励磁されると、電磁コイル37は、ロータ35を介してクラッチ板36を吸引して、クラッチ板36とロータ35とを摩擦係合させる。すなわち、クラッチ板36が接続位置に移動して接続状態となる。これにより、ウォーム32及びウォームホイール33を介したモータ31の駆動力がクラッチ板36及びロータ35を介してドライブシャフト39に伝達され、ドライブシャフト39が回転する。ドライブシャフト39は、ロータ35とドラム38とが一体的に接続されているため、ドライブシャフト39が回転すると、ドラム38もロータ35と同様に回転する。このため、ドラム38に巻回されたケーブル11が巻き取り及び繰り出しされる。ここでは、ケーブル11の一端側が閉操作側ケーブル11aであり、他端側が開操作側ケーブル11bであるので、例えば、ドラム38が一方の回転方向へ回転する場合には、閉操作側ケーブル11aを巻き取り、開操作側ケーブル11bを繰り出し、逆に、ドラム38が他方の回転方向へ回転する場合には、閉操作側ケーブル11aを繰り出し、開操作側ケーブル11bを巻き取るようにする。このようにすることで、スライドドア21を自動で開閉することができる。
また、ロータ35が回転すると、ロータ35の歯列と歯合するエンコード用ギヤ40が回転し、エンコード用ギヤ40の回転軸を共用するエンコード盤41も回転する。エンコード盤41が回転することにより、ホールIC42が磁界の変化を検知し、エンコード盤41の回転速度及び回転数を検出する。車両の制御回路は、検出されたエンコード盤41の回転速度及び回転数に基づいて、スライドドア21の開閉を制御することができる。
また、ロータ35の外周に設けられた歯列の歯数よりエンコード用ギヤ40の歯数の方が少ないため、ロータ35の回転角速度に対してエンコード用ギヤ40の回転角速度を増速することができる。例えば、特許文献1には、ロータの外周に16個の磁極を設けた様子が記載されているが、本実施の形態のエンコード盤41は6個の磁極を設けている。仮に、増速比を3倍とした場合には、ロータに18個の磁極を設けることに相当し、エンコーダの高分解能化を実現することができる。
一方、スライドドア21を手動で開閉する場合、電磁コイル37の励磁が停止される。電磁コイル37は、励磁が停止されると、クラッチ板36とロータ35とが離間し、クラッチ板36が解除位置に移動する。これにより、モータ31からドライブシャフト39への動力伝達が行われなくなり、ドラム38の回転によって、ドライブシャフト39およびロータ35が回転可能となり、スライドドア21の開閉に伴ってケーブル11の巻き取り及び繰り出しを行うことができる。
また、スライドドア21を手動で開閉する場合においても、ホールIC42は、エンコード盤41の磁極から発生する磁界の変化を検知し、エンコード盤41の回転速度及び回転数を検出する。制御回路は、スライドドア21を自動で開閉する場合に備えて、検出されたエンコード盤41の回転速度及び回転数で出力軸311の回転を制御する。
このように、本実施の形態によれば、外周に歯列が設けられたロータ35と、ロータ35の歯列を介した力の伝達より回転し、複数の磁極を有するエンコード盤41と、エンコード盤41の磁極から発生する磁界を検知するホールIC42とを設けることにより、ロータ35の外周に磁極を配置する必要がなくなり、低い材料コストで、ロータの回転を高分解能で検出することができる。出力軸311の回転量を高分解能で検出することができ、例えばドラム38から繰り出されたケーブル11の量などの、出力軸311から出力された量や出力速度をより正確に検知することができるので、クラッチ装置1は、スライドドア21の移動の制御や異物の挟み込みの検知について精度の向上をすることができる。
また、ロータ35の歯列と歯合するエンコード用ギヤ40を設け、エンコード盤41がエンコード用ギヤ40の回転軸を中心軸として回転することにより、エンコード用ギヤ40のギヤ比を容易に調整して、エンコード盤41の回転角速度を変更することができるので、ロータ35の外周に磁極を配置する場合に比べて、単位時間当たりの磁界の変化量を変更することができ、エンコーダの分解能を高くすることができる。
<変形例>
上記実施の形態では、エンコード用ギヤ40とは別にエンコード盤41を設けた場合について説明したが、本発明は、図5に示すように、エンコード用ギヤ44とエンコード盤45とを一体化させてもよい。これにより、部品点数を削減することができる。
また、上記実施の形態では、ウォームホイール33の回転軸線方向に見て、モータ31の出力軸311の軸線方向を左右方向、モータ31の出力軸311に垂直な方向を上下方向、モータ31がウォームホイール33の左上側に配置されているとして、エンコード盤41は、ウォームホイール33の左側で且つモータ31より下方に位置するものとして説明した。しかし、本発明はこれに限らない。すなわち、図6に示すように、エンコード盤41は、ウォームホイール33の右上、すなわち、ウォーム32を挟んでモータ31と反対側に位置してもよい。これにより、デッドスペースを有効利用することができると共に、装置の大型化を抑制することができる。
なお、本実施の形態では、エンコーダとして被検出部にマグネットを用いたマグネットエンコーダを例に説明したが、本発明はこれに限らず、ロータ35の回転状態を検知できれば、光学式エンコーダを用いてもよい。光学式エンコーダは、被検出部である発光素子から発せられた光を、遮断または透過させるコードホイールを介して、受光素子で受け取るものである。
また、本実施の形態では、クラッチ装置をスライドドアに適用した場合を例に説明したが、本発明はこれに限らず、例えば、クラッチ装置を車両のバックゲートなどの開閉装置、車椅子の昇降装置等に適用してもよい。
また、本実施の形態では、クラッチ板36が接続位置に位置された後に、モータ31の駆動を開始する場合について説明したが、例えば、クラッチ板36とロータ35との接続をウォームホイール33及びロータ35の回転速度に差があっても、圧着荷重を調節することで滑りながら滑らかにトルクを伝達させるようにしてもよい。また、開閉体が全閉位置と全開位置との間の途中の位置で位置保持され、開閉体に対して外力が加わった際に、クラッチ36とロータ35との間の接続状態を維持しながら、クラッチ36がロータ35に対して回転するように圧着荷重を調整するようにしてもよい。これにより、開閉体が停止位置から大きく動くことなく、開閉体に外力が加わることによるケーブル11の損傷やクラッチ装置1のウォームホイール33等の駆動部品の損傷を防止することができる。
本発明は、エンコーダを有する装置、例えば、クラッチ装置に適用できる。
1 クラッチ装置
11 ケーブル
11a 閉操作側ケーブル
11b 開操作側ケーブル
20 車両
20a 中央のレール
20b 上のレール
20c 下のレール
21 スライドドア
21a アーム
31 モータ
32 ウォーム
33 ウォームホイール
34 ウェーブワッシャー
35 ロータ
36 クラッチ板
37 電磁コイル
38 ドラム
39 ドライブシャフト
40、44 エンコード用ギヤ
41 エンコード盤
42 ホールIC
43 ECU基板

Claims (7)

  1. 駆動源により回転する回転体と、
    操作対象物に対してトルクを出力する出力軸と、
    側面に歯列を有し、前記出力軸と一体回転するロータと、
    前記回転体及び前記ロータの両方に接続する接続位置と、前記回転体と前記ロータとの少なくともいずれか一方の接続が解除される解除位置との間を移動可能に設けられたクラッチ板と、
    前記クラッチ板を、前記接続位置と前記解除位置との間で電磁力により移動させる電磁コイルと、
    被検出部を有し、前記歯列を介した力の伝達により回転するエンコード盤と、
    前記被検出部を検知するエンコードセンサと、
    を備えたクラッチ装置。
  2. 前記ロータの歯列と歯合するギヤを有し、
    前記エンコード盤が、前記ギヤの回転軸を中心軸として回転するようにされた、
    請求項1に記載のクラッチ装置。
  3. 前記駆動源としてのモータと、
    前記モータの出力軸に設けられたウォームと、
    前記ウォームと歯合して回転する、前記回転体としてのウォームホイールと、
    を有し、
    前記クラッチ板が、前記電磁コイルにより吸引された際に前記ロータと接続して、前記モータの駆動力が前記出力軸より出力される、
    請求項1または請求項2に記載のクラッチ装置。
  4. 前記エンコード盤は、複数の磁極が配された磁石盤であり、
    前記エンコードセンサは、ホールセンサである、
    請求項1から請求項3のいずれかに記載のクラッチ装置。
  5. 前記駆動源としてのモータと、
    前記モータの出力軸に設けられたウォームと、
    前記ウォームと歯合して回転する、前記回転体としてのウォームホイールと、
    を有し、
    前記ウォームホイールの回転軸線方向に見て、前記出力軸の軸線方向を左右方向、前記出力軸に垂直な方向を上下方向、前記モータが前記ウォームホイールの左上側に配置されているとして、
    前記エンコード盤は、前記ウォームホイールの左側で且つ前記モータより下方に位置する、
    請求項1に記載のクラッチ装置。
  6. 前記駆動源としてのモータと、
    前記モータの出力軸に設けられたウォームと、
    前記ウォームと歯合して回転する、前記回転体としてのウォームホイールと、
    を有し、
    前記エンコード盤は、前記ウォームを挟んで前記モータと反対側に位置する、
    請求項1に記載のクラッチ装置。
  7. 請求項1から請求項6のいずれか一項に記載されたクラッチ装置を用いた開閉体駆動装置。
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