JP2016077938A - 粉砕装置および粉砕装置の軸受用潤滑油置換方法 - Google Patents

粉砕装置および粉砕装置の軸受用潤滑油置換方法 Download PDF

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【課題】潤滑油が劣化して軸部材や軸受部材に摩耗が生じる不具合を防止する。【解決手段】偏心軸23の外周面を支持するブッシュ51と、外部から供給される潤滑油を内部空間SPへ供給する潤滑油供給部58と、内部空間SPから流出する潤滑油を回収するとともに回収した潤滑油を外部へ排出する潤滑油排出部59とを備え、ブッシュ51は、ブッシュ51の一端部側の内周面に形成される第1環状溝と、他端部側の内周面に形成される第2環状溝と、第1環状溝に接続される一端部から第2環状溝に接続される他端部に向けて中心軸Xの周囲の少なくとも一部を旋回するように内周面に形成される螺旋溝とを有し、潤滑油供給部58は第1環状溝に潤滑油を供給し、潤滑油排出部59は第2環状溝を介してブッシュ51の他端部から流出する潤滑油を外部へ排出する固体燃料粉砕装置を提供する。【選択図】図3

Description

本発明は、粉砕装置および粉砕装置の軸受用潤滑油置換方法に関するものである。
火力発電設備において燃料として利用する石炭などの炭素含有固体燃料を粉砕するために粉砕装置が用いられる。粉砕装置は、粉砕テーブルに供給された炭素含有固体燃料を粉砕ローラが押圧することで炭素含有固体燃料を粉砕する。粉砕装置は、粉砕した炭素含有固体燃料を乾燥させて微粒子に分級し、分級した炭素含有固体燃料の微粒子(石炭においては微粉炭)を外部へ供給する。
特許文献1には、粉砕装置が備える粉砕ローラを粉砕テーブルに近接または離間させる際の回転軸となる偏心軸を軸受装置によって支持することが記載されている。
特開平10−146536号公報
一般的に、軸部材とそれを支持する軸受装置とが摺動する部分には、摺動性を高めてそれを維持するために潤滑油が充填される。
軸受装置が前述した粉砕装置のように微粒子等の異物が軸受の周辺に存在する環境に設置されて運用する場合、潤滑油に異物が混入して潤滑油が劣化するとともに潤滑油に混入した異物によって軸部材や軸受部材に摩耗が生じてしまうという問題がある。
特許文献1に開示された軸受装置は、シールガスを用いて軸受装置への微粉炭の侵入を抑制するものである。特許文献1に開示された軸受装置によれば、軸受装置への微粉炭の侵入を抑制することができるものの、軸受装置へ侵入してしまった微粉炭を排除することはできない。したがって、軸受装置へ侵入した微粉炭によって、軸部材や軸受部材に摩耗が生じる問題を避けることができない。
本発明は、上記の課題を解決するためになされたものであり、軸部材とそれを支持する軸受部材とが摺動する部分に異物が侵入して潤滑油に混入してしまう場合であっても、潤滑油が劣化して軸部材や軸受部材に摩耗が生じる不具合を防止することが可能な粉砕装置および粉砕装置の軸受用潤滑油置換方法を提供することを目的とする。
本発明は、上記の課題を解決するため、下記の手段を採用した。
本発明の一態様に係る粉砕装置は、粉砕テーブルと、前記粉砕テーブルとの間で固体燃料を粉砕する粉砕ローラと、前記粉砕ローラを支持する軸部材と、前記軸部材の外周面を支持する内周面を有する軸受部とを備え、前記軸受部は、中心軸に沿って延びる筒状の軸受部材と、外部から供給される潤滑油を前記軸部材の外周面と前記軸受部材の内周面との間の潤滑油空間へ供給する潤滑油供給部と、前記潤滑油空間から流出する前記潤滑油を回収するとともに該回収した潤滑油を外部へ排出する潤滑油排出部とを有し、前記軸受部材は、前記中心軸に沿った前記軸受部材の一端部側の前記内周面に形成される第1環状溝と、前記中心軸に沿った前記軸受部材の他端部側の前記内周面に形成される第2環状溝と、前記第1環状溝に接続される一端部から前記第2環状溝に接続される他端部に向けて前記中心軸の周囲の少なくとも一部を旋回するように前記内周面に形成される螺旋溝とを有し、前記潤滑油供給部は前記第1環状溝に前記潤滑油を供給し、前記潤滑油排出部は前記第2環状溝を介して前記軸受部材の他端部から流出する前記潤滑油を前記外部へ排出する。
本発明の一態様に係る粉砕装置によれば、外部から供給される潤滑油が、軸受部材の内周面に形成される第1環状溝へ供給され、その第1環状溝に一端部が接続される螺旋溝に流入する。螺旋溝に流入した潤滑油は、軸受部材の内周面を中心軸の周囲に旋回した後に螺旋溝の他端部から第2環状溝に流入する。第2環状溝に流入した潤滑油は、軸受部材の他端部から流出して潤滑油排出部により回収され、その潤滑油排出部によって外部に排出される。
このように、本発明の一態様に係る粉砕装置によれば、外部から潤滑油を供給することにより、軸受装置の内周面に形成される第1環状溝、螺旋溝、第2環状溝に存在する潤滑油が潤滑油排出部によって外部に排出されて、新たな潤滑油に置換される。
そのため、軸部材とそれを支持する軸受装置とが摺動する部分に粉砕装置が粉砕した固体燃料の微粉等の異物が侵入して潤滑油に混入してしまう場合であっても、潤滑油が劣化して軸部材や軸受部材に摩耗が生じる不具合を防止することができる。
本発明の一態様に係る粉砕装置においては、前記螺旋溝の断面積よりも前記第2環状溝の断面積が大きく、該第2環状溝の断面積よりも前記第1環状溝の断面積が大きい構成であってもよい。
本構成によれば、螺旋溝の断面積よりも第2環状溝の断面積が大きいため、螺旋溝に流入した潤滑油が螺旋溝から流出する際に第2環状溝に流入しやすい。また、第2環状溝の溝幅よりも第1環状溝の断面積が大きいため、第2環状溝における潤滑油の油圧を上昇させやすく、第2環状溝からの潤滑油の流出を適切に行わせることができる。したがって、軸受部における潤滑油の置換性を向上させることができる。
本発明の一態様に係る粉砕装置においては、前記第1環状溝の断面形状と、前記第2環状溝の断面形状と、前記螺旋溝の断面形状は半円形状であり、前記螺旋溝の溝幅よりも前記第2環状溝の溝幅が広く、該第2環状溝の溝幅よりも前記第1環状溝の溝幅が広い構成であってもよい。
本構成によれば、螺旋溝の溝幅よりも第2環状溝の溝幅が広いため、螺旋溝に流入した潤滑油が螺旋溝から流出する際に第2環状溝に流入しやすい。また、第2環状溝の溝幅よりも第1環状溝の溝幅が広いため、第2環状溝における潤滑油の油圧を上昇させやすく、第2環状溝からの潤滑油の流出を適切に行わせることができる。したがって、粉砕装置の軸受部における潤滑油の置換性を向上させることができる。
上記構成においては、前記第2環状溝の前記軸受部材の他端部側の端部と前記軸受部材の他端部との幅が、前記第2環状溝の溝幅よりも狭くてもよい。
このようにすることで、第2環状溝から軸受部材の他端部への潤滑油の流出を容易にし、粉砕装置の軸受部における潤滑油の置換性を更に向上させることができる。
本発明の一態様に係る粉砕装置においては、前記軸部材の端部を収容するとともに前記軸受部材が内周面に取り付けられる略円筒状の保持部材と、前記保持部材の前記中心軸方向の一端部に取り付けられるとともに前記軸受部材の前記中心軸方向の位置を固定する円環状の固定部材と、前記固定部材の内周面と前記軸部材の外周面との間に配置されるとともに外部空間と前記潤滑油空間との間を遮断するシール部とを備え、前記固定部材は、前記軸部材に取り付けられるスラスト軸受が前記軸部材の回転に伴って前記中心軸回りに回転する際に該スラスト軸受と接触しつつ摺動し、前記シール部は、前記潤滑油空間から前記外部空間への潤滑油の漏れを抑制した第1シール部材と、前記外部空間から前記潤滑油空間への異物の侵入を抑制した第2シール部材とを有し、前記第1シール部材を前記第2シール部材よりも前記軸受部材側に配置するとともに前記第1シール部材と前記第2シール部材とを連続して配置した構成であってもよい。
本構成によれば、軸部材の端部を収容する保持部材の内周面に軸受部材が取り付けられる。軸受部材の中心軸方向の位置は円環状の固定部材によって固定される。外部空間と潤滑油空間との間は固定部材の内周面と軸部材の外周面との間に配置されるシール部によって遮断される。シール部が有する第1シール部材と第2シール部材とを連続して配置することにより、軸受部材側に配置される第1シール部材が潤滑油空間から前記外部空間への潤滑油の漏れを抑制し、第2シール部材が外部空間から潤滑油空間への異物の侵入を抑制する。
したがって、本構成によれば、潤滑油空間から外部空間への潤滑油の漏れと、外部空間から潤滑油空間への異物の侵入とをそれぞれ適切に抑制することができる。
上記構成においては、前記第1シール部材と前記第2シール部材とが、同形状であり、かつ同材料により形成され、前記第1シール部材の第1リップと前記第2シール部材の第2リップとを前記中心軸に沿う方向で対称になるよう配置しているものであってもよい。
このようにすることで、同形状かつ同材料の一対のシール部材を、第1シール部材の第1リップと第2シール部材の第2リップとを中心軸に沿う方向で対称になるように配置する比較的簡易な構成により、潤滑油空間から外部空間への潤滑油の漏れと、外部空間から潤滑油空間への異物の侵入とをそれぞれ適切に抑制することができる。
上記においては、前記軸受部は前記軸部材が軸本体と該軸本体の外周面に取り付けられる円筒状のスリーブを有し、前記軸受部材と前記シール部とが前記スリーブの外周面と接触する位置に配置され、前記固定部材の内周側に形成された段差部には、前記シール部と環状の板状部材であるライナーとが収容され、前記軸受部材と、前記シール部と、前記ライナーと、前記固定部材とが、前記中心軸に沿ってこれらの順に接触した状態で配置されており、前記スリーブの外周面の端部と前記第2リップの端部とが前記ライナーの厚みによって所定距離以上離間しているようにしてもよい。
このようにすることで、固定部材とスラスト軸受との摺動により固定部材が中心軸方向に移動し、それに伴ってシール部が中心軸方向に移動する場合であっても、その移動距離が所定距離未満であれば第2リップの端部がスリーブの外周面の端部に到達しない。したがって、第2リップによる外部空間から潤滑油空間への異物の侵入を適切に抑制することができる。所定距離は、ライナーの厚みに依存した距離であるため、適切な厚みのライナーを用いることにより所定距離を適宜に調整することができる。
本発明の一態様に係る粉砕装置の軸受用潤滑油置換方法は、粉砕テーブルと、前記粉砕テーブルとの間で固体燃料を粉砕する粉砕ローラと、前記粉砕ローラを支持する軸部材と、前記軸部材の外周面を支持する内周面を有するとともに中心軸に沿って延びる筒状の軸受部材とを備える粉砕装置の軸受用潤滑油置換方法であって、前記軸受部材は、前記中心軸に沿った前記軸受部材の一端部側の前記内周面に形成される第1環状溝と、前記中心軸に沿った前記軸受部材の他端部側の前記内周面に形成される第2環状溝と、前記第1環状溝に接続される一端部から前記第2環状溝に接続される他端部に向けて前記中心軸の周囲の少なくとも一部を旋回するように前記内周面に形成される螺旋溝とを有し、潤滑油供給部を介して外部から供給される潤滑油を第1環状溝へ供給する潤滑油供給工程と、前記螺旋溝を介して前記第1環状溝から前記第2環状溝へ前記潤滑油を流通させる潤滑油流通工程と、前記第2環状溝を介して前記軸受部材の他端部から流出する前記潤滑油を回収するとともに該回収した前記潤滑油を潤滑油排出部から外部へ排出する潤滑油排出工程とを備える。
本発明の一態様に係る粉砕装置の軸受用潤滑油置換方法によれば、外部から供給される潤滑油が、軸受部材の内周面に形成される第1環状溝へ供給され、その第1環状溝に一端部が接続される螺旋溝に流入する。螺旋溝に流入した潤滑油は、軸受部材の内周面を中心軸の周囲に旋回した後に螺旋溝の他端部から第2環状溝に流入する。第2環状溝に流入した潤滑油は、軸受部材の他端部から流出して回収され、潤滑油排出部から外部に排出される。
このように、本発明の一態様に係る粉砕装置の軸受用潤滑油置換方法によれば、外部から潤滑油を供給することにより、軸受装置の内周面に形成される第1環状溝、螺旋溝、第2環状溝に存在する潤滑油が潤滑油排出部によって外部に排出されて、新たな潤滑油に置換される。
そのため、軸部材とそれを支持する軸受装置とが摺動する部分に粉砕装置が粉砕した固体燃料の微粉等の異物が侵入して潤滑油に混入してしまう場合であっても、潤滑油が劣化して軸部材や軸受部材に摩耗が生じる不具合を防止することができる。
本発明によれば、軸部材とそれを支持する軸受部材とが摺動する部分に異物が侵入して潤滑油に混入してしまう場合であっても、潤滑油が劣化して軸部材や軸受部材に摩耗が生じる不具合を防止することが可能な粉砕装置および粉砕装置の軸受用潤滑油置換方法を提供することができる。
本発明の一実施形態に係る固体燃料粉砕装置を示す縦断面図である。 図1に示す固体燃料粉砕装置のローラ支持部を示す断面図である。 本発明の一実施形態に係る軸受装置を示す断面図である。 図3に示す軸受装置の要部拡大図である。 図3に示すブッシュを示す断面図である。 図3に示すブッシュを示す展開図である。
以下、本発明の一実施形態の炭素含有固体燃料粉砕装置(例えば、石炭粉砕用ミル装置)について説明する。炭素含有固体燃料粉砕装置は、石炭などの炭素含有固体燃料を粉砕する装置である。以下では、炭素含有固体燃料粉砕装置を含む一般的総称である固体燃料粉砕装置について、図面を参照して説明する。
本実施形態の固体燃料粉砕装置10は、竪型ミルとよばれる形式の装置である。
本実施形態の固体燃料粉砕装置10は、ハウジング11と、粉砕テーブル12と、粉砕ローラ13と、駆動部14と、駆動軸15と、分級部16と、固体燃料投入部17とを備える。
ハウジング11は、略円筒形状で中空の部材であり、固体燃料粉砕装置10の外周面を形成する。ハウジング11の下端部には、流路18を介して搬送ガス(空気または窒素ガスなど)が供給される。ハウジング11は、床に設置された直方体形状のコンクリート製のブロック19の上面に固定されている。
粉砕テーブル12は、ハウジング11内の下部に配置され、上下方向に延在する軸線周りに回転可能に取り付けられる。粉砕テーブル12は、駆動部14からの駆動力により駆動軸15回りに回転する。
粉砕テーブル12の外側の複数箇所には、流路18から流入する搬送ガスをハウジング11内の粉砕テーブル12の上方の空間に流出させる吹出口32が設けられている。吹出口32の上方にはライナ33が設置されており、ライナ33は吹出口32から吹き出した搬送ガスに旋回力を与える。ライナ33により旋回力が与えられた搬送ガスは、図1中に矢印に示すような気流となって粉砕テーブル12上で粉砕された炭素含有固体燃料(以下、単に固体燃料という。)をハウジング11の上方の分級部16へ導く。固体炭素燃料として石炭を用いる場合、粉砕された固体燃料は微粉炭となる。なお、搬送ガスに混合した固体燃料の粉砕物のうち、粒径の大きいものは分級部16まで到達することなく落下して粉砕テーブル12に再び戻され、再度粉砕される。
粉砕ローラ13は、粉砕テーブル12の粉砕面12cに押圧されるとともに、粉砕テーブル12の回転に伴って粉砕テーブル12との間で石炭等の固体燃料を粉砕する。固体燃料は、粉砕されることにより微粉燃料となる。
図1では、粉砕ローラ13が1つのみ示されているが、粉砕テーブル12の粉砕面12cを押圧するように、外周方向に一定の間隔を空けて、複数のローラ13が配置される。例えば、外周部12b上に120°の角度間隔を空けて、3つのローラ13が配置される。この場合、3つのローラ13が粉砕テーブル12の粉砕面12cと接する部分(押圧する部分)は、粉砕テーブル12の中心部12aからの距離が等距離となる。
分級部16は、略円筒形状のハウジング11の円筒軸を中心に回転するブレードを備えている。分級部16に到達した固体燃料の粉砕物は、回転するブレードと搬送ガスの流れにより生ずる遠心力と求心力の相対的なバランスにより、所定粒径より小さい微粉燃料のみがブレードの内部に流入し、出口34から搬送ガスとともに流出する。出口34はバーナ(図示略)に連結される供給流路(図示略)に連通している。固体燃料として石炭を用いる場合、粉砕テーブル12で石炭が粉砕されて微粉炭が生成され、出口34から排出される微粉炭が微粉炭バーナに供給される。
固体燃料投入部17は、ハウジング11の上端を貫通するように取り付けられ上部から投入される固体燃料を粉砕テーブル12の中心部12aに供給する。
次に、図2を用いて粉砕ローラ13とローラ支持部20の構成について説明する。
図2に示す外部空間には、ハウジング内外部空間SAとハウジング外外部空間SBとがある。ハウジング内外部空間SAおよびハウジング外外部空間SBは、いずれも後述する内部空間SPの外部に位置する空間である。ハウジング内外部空間SAはハウジング11の内部に位置する空間であり、ハウジング外外部空間SBはハウジング11の外部に位置する空間である。ハウジング内外部空間SAは、ハウジング11の内部に位置しているため、高温(例えば、約250℃)かつ固体燃料を粉砕した微粉炭等が存在する空間となっている。
粉砕ローラ13は、ローラ支持部20によってハウジング11に支持されている。
ローラ支持部20は、粉砕ローラ13を取り付ける回転軸21と、回転軸21を保持する本体22と、本体22の側部に固定して取り付けられた偏心軸23(軸部材)と、本体22の上面に上方へ延在するように取り付けられたアーム24と、本体22の下面に下方に突出するように設けられた突起部25を備える。
粉砕ローラ13の中心には、略円筒形状をした中空のハブ26が取り付けられている。ローラ13は、ハブ26を介して、回転軸21の先端部に取り付けられる。したがって、ローラ13は、回転軸21を中心に周方向に回転可能となっている。
偏心軸23は、その中心軸が略水平方向であり、粉砕テーブル12の円形形状の接線方向に延在するように配置されている。ローラ支持部20は偏心軸23を中心に回動可能となっている。偏心軸23を中心にローラ支持部20が回動することにより、粉砕テーブル12の外周部12bに対する粉砕ローラ13の距離が変化する。
ハウジング11には、アーム24の上端部を押圧する荷重付加部27が取り付けられている。荷重付加部27は、長手方向に移動可能な状態でハウジング11に取り付けられた中間ピストン28と、ハウジング11の外周に取り付けられ中間ピストン28の外側端部を押圧する油圧荷重部29を備える。中間ピストン28の内側端部は、アーム24の上端部外周側に接している。荷重付加部27は、油圧荷重部29によって中間ピストン28を長手方向に移動させることにより、ローラ支持部20を、偏心軸23を中心に揺動させる。
粉砕ローラ13は、油圧荷重部29によって偏心軸23回りに揺動し、その外周面が粉砕テーブル12の粉砕面12cに押圧されることによって、回転軸21回りに回転する。
突起部25は、ローラ支持部20が偏心軸23を中心に一定の位置まで揺動した場合に、ストッパ30に突き当たる。
ストッパ30は、粉砕ローラ13の粉砕テーブル12を押圧する方向への移動量を制限する制限部材として機能する。ストッパ30は、外周面に雄ネジが刻まれたネジ部材であり、ハウジング11を貫通するように取り付けられた保持部31の内周に刻まれた雌ネジと螺合している。ストッパ30は、専用の特殊工具で手動により、回転可能となっている。これにより、粉砕テーブル12に最も近接する場合の、粉砕ローラ13の粉砕テーブル12に対する相対位置が調整可能となっている。
図3に示すように、ローラ支持部20の偏心軸23の中心軸X方向の両端部には、一対の軸受装置50が取り付けられる。軸受装置50は、偏心軸23の中心軸Xと同軸に配置される略円筒状の装置である。
図3には偏心軸23の一端部に取り付けられた軸受装置50のみが示されているが、偏心軸23の他端部にも軸受装置50が取り付けられる。図3に示すように、軸受装置50は、締結ボルト60によってハウジング11に固定される。図3には1本の締結ボルト60のみが示されているが、中心軸X回りの複数箇所に複数の締結ボルト60が設けられる。
図3に示すように、軸受装置50は、ブッシュ51(軸受部材)と、エンドカップ52(保持部材)と、ブッシングリテーナ53(固定部材)と、リップシール54(シール部)、シール55と、環状プレート56と、締結ボルト57と、潤滑油供給部58と、潤滑油排出部59を備える。
軸受装置50が支持する偏心軸23は、軸本体23aと軸本体23aの外周面に取り付けられる円筒状のスリーブ23bとを有する。スリーブ23bの材料として、耐摩耗性の高い高炭素クロム軸受鋼などを用いるのが望ましい。たとえば、ロックウェル硬さでは、50〜65のものを用いるのが望ましい。より好ましくはロックウェル硬さで55〜65のものである。スリーブ23bの材料はロックウェル硬さが高い方が耐摩耗性が高くなるが、材料が高価になるとともに、ブッシュ51との摺動でブッシュ51の摩耗量が増加するので、上記範囲のロックウェル硬さが好ましい。
スリーブ23bは、焼き嵌めによって軸本体23aに固着している。したがって、スリーブ23bは、加熱により内径が大きくなった状態で軸本体23aに挿入され、冷却されて内径が小さくなることにより軸本体23aに固着して固定する。
スリーブ23bは、焼き嵌めによって軸本体23aに固着しているため、溶接その他の方法により固着する場合に比べて交換が容易であるという利点がある。スリーブ23bは軸本体23aが摩耗することを防止しており、メンテナンスのタイミングなどでスリーブ23bを交換する際には、交換するスリーブ23bを中心軸X方向に切断して偏心軸23から取り外す。その後、新しいスリーブ23bを焼き嵌めにより軸本体23aに固着して固定する。
ブッシュ51は、偏心軸23が有するスリーブ23bの外周面を支持する内周面を有するとともに中心軸Xに沿って延びる筒状の部材である。
エンドカップ52は、偏心軸23の端部を収容するとともにブッシュ51が内周面に取り付けられる略円筒状の部材である。ブッシュ51は後述する潤滑油の流通用溝などの加工が可能であるとともに、スリーブ23bとの摺動摩擦で摩耗に耐える必要がある。
ブッシュ51の材料として、例えば、機械構造用鋼管や高力黄銅系鋳物などを用いるのが望ましい。
ブッシングリテーナ53は、エンドカップ52の中心軸X方向のハウジング内外部空間SA側の一端部に取り付けられる部材である。ブッシングリテーナ53は、ブッシュ51の端面をハウジング外外部空間SB側に押圧することにより、ブッシュ51の中心軸X方向の位置を固定する円環状の部材である。
ブッシングリテーナ53は、偏心軸23の軸本体23aに取り付けられるスラストプレート70が偏心軸23の回転に伴って中心軸X回りに回転する際にスラストプレート70と接触しつつ摺動する。
スラストプレート70の内周面の径はスリーブ23bの外周面の径よりも大きくなっている。これは、軸受装置50等をメンテナンスする際に、スリーブ23bの外周面に沿ってスラストプレート70を移動可能にするためである。
リップシール54は、ブッシングリテーナ53の内周面と偏心軸23が有するスリーブ23bの外周面との間に配置され摺動接触位置にリップを持っている環状部材である。リップシール54は、ハウジング内外部空間SAと偏心軸23のスリーブ23bの外周面との間の内部空間SP(潤滑油空間)との間を遮断する。リップシール54は、例えば、フッ素ゴムにより形成されている。
図4は、図3に示すリップシール54の近傍を拡大した要部拡大図である。図4に示すように、リップシール54は、第1リップシール54aと第2リップシール54bとを有する。
第1リップシール54aは、潤滑油が存在する内部空間SPからハウジング内外部空間SAへの潤滑油の漏れを抑制する方向に第1リップ54cを配置したものである。第1リップ54cが弾性力によりスリーブ23bに向けて径方向に押し付けられることにより、第1リップ54cとスリーブ23bとの接触位置にシール領域が形成される。このシール領域により、内部空間SPからハウジング内外部空間SAへの潤滑油の漏れ出しが抑制される。
第2リップシール54bは、ハウジング内外部空間SAから内部空間SPへの微粉炭等の異物の侵入を抑制する方向に第2リップ54dを配置したものである。第2リップ54dが弾性力によりスリーブ23bに向けて径方向に押し付けられることにより、第2リップ54dとスリーブ23bとの接触位置にシール領域が形成される。このシール領域により、ハウジング内外部空間SAから内部空間SPへの微粉炭等の異物の侵入が抑制される。
図4に示すように、第1リップシール54aは第2リップシール54bよりも中心軸Xに沿ったブッシュ51側に配置される。また、第1リップシール54aと第2リップシール54bとは、第1リップ54cと第2リップ54dとが中心軸Xに沿って反対に向き、中心軸Xに沿う方向で対称になるように配置されている。また、本実施形態においては、第1リップシール54aと第2リップシール54bとは、同形状であり、かつ同材料により形成されている。このため、第1リップシール54aと第2リップシール54bの部品種類を少なくし、メンテナンス用鋼管部品種類数の低減が可能となるため好ましい。また、使用環境に応じて、第1リップシール54aと第2リップシール54bの形状とサイズを個別に選定して各々の機能をより確保できるようにしてもよい。
ここで、第2リップ54dとスリーブ23bとの接触位置(シール領域)について説明する。図4に示すように、第2リップ54dとスリーブ23bとの接触位置は、スリーブ23bの中心軸X方向の端部に近接した位置となっている。ここでいう端部とは、第2リップ54dとスリーブ23bとの接触位置におけるスリーブ23bの外周面の径と同径となり接触位置として有効となるスリーブ23bの外周面の端部をいう。
図4に示すように、スリーブ23bの外周面の端部と第2リップ54dの端部との中心軸X方向の距離はWとなっている。この距離Wをかかり代と呼ぶ。
また、第2リップシール54bの端部と第2リップ54dの端部との中心軸X方向の距離はAとなっている。また、スラストプレート70に接触するブッシングリテーナ53の端部から第2リップシール54bの端部との中心軸X方向の距離はBとなっている。また、スラストプレート70に接触するブッシングリテーナ53の端部からスリーブ23bの外周面の端部との中心軸X方向の距離はCとなっている。そして、W,A,B,Cとの間には、以下の式(1)が成り立つ。式(1)を用いることにより、メンテナンスなど組立時の調整においては、距離A,距離B,距離Cを計測することで、かかり代Wの値を簡易に算出することができる。
W=(A+B)−C (1)
そして、かかり代Wの値は0以上とする必要がある。0以上とする必要があるのは、0以上としないとスリーブ23bの外周面と第2リップ54dとの接触位置に適切なシール領域が形成され、接触位置として有効とならないからである。
また、スリーブ23bの外周面の端部と第2リップ54dの端部とは0.5mm以上離れているのが望ましく、より望ましくは0.7mm以上である。つまり、かかり代Wの値は、0.5mm以上とするのが望ましく、より好ましくは0.7mm以上である。
かかり代Wを0.5mm以上とするのは、0.5mm未満となると経年変化で0以下となることがあることが経験的にわかっているためである。したがって、かかり代Wの値は、余裕を持って0.7mm以上とするとより好ましい。ただしかかり代Wの値を大きくし過ぎると装置全体の大型化や交換部品の大型化となるので、通常は5mm以内とする。
ブッシングリテーナ53の内周側に形成された段差部53aには、リップシール54と環状の板状部材であるライナー80とが嵌め込まれた状態で収容されている。図4に示すように、ブッシュ51と、リップシール54と、ライナー80と、ブッシングリテーナ53とは、中心軸Xに沿ってこれらの順に接触した状態で配置されている。
かかり代Wの値は、第2リップシール54bの端部とブッシングリテーナ53の段差部53aとの間に挿入されるライナー80の厚みにより調整される。図4に示すように、ライナー80の厚みを調整することにより距離Bの値が変化する。すなわち、ライナー80の厚みを厚くするとかかり代Wの値が大きくなり、ライナー80の厚みを薄くするとかかり代Wの値が小さくなる。厚みが異なる複数種類のライナー80を事前に準備し、ライナー80の厚みを適宜に調整することにより、かかり代Wの値を適切な値に調整することができる。
このようにすることで、ブッシングリテーナ53とスラストプレート70との摺動によりブッシングリテーナ53が中心軸X方向に移動し、それに伴ってリップシール54が中心軸X方向に沿ってスラストプレート70側に移動する場合であっても、その移動距離が所定距離未満(かかり代Wを0.5mm以上とする場合は0.5mm、かかり代Wを0.7mm以上とする場合は0.7mm)であれば第2リップ54dの端部がスリーブ23bの外周面の端部に到達することなく、スリーブ23bの外周面と第2リップ54dとの接触位置に適切なシール領域が形成され維持される。したがって、第2リップシール54bによるハウジング内外部空間SAから内部空間SPへの微粉炭(異物)の侵入を適切に抑制することができる。
シール55は、エンドカップ52の内周面と偏心軸23が有する軸本体23aの外周面との間に配置されている環状部材である。シール55は、ハウジング外外部空間SBと内部空間SPとの間を遮断する。シール55は、リップシール、ガスケットやOリングなどの形状であり、例えば、フッ素ゴムなどにより形成されている。
図3に示すように、シール55の環状の周囲部分は、エンドカップ52の端面に締結ボルト57により締結される環状プレート56と接触してシール領域を形成する。
潤滑油供給部58は、外部から供給されるグリースなどの潤滑油を内部空間SPへ供給するものである。潤滑油供給部58は、潤滑油供給口58aと、潤滑油供給流路58bとを有する。潤滑油供給口58aは、潤滑油ポンプ(図示略)から圧送される潤滑油を流通させる潤滑油供給ホース(図示略)が接続される。
潤滑油供給口58aから流入した潤滑油は、潤滑油供給流路58bを介してブッシュ51の外周面に設けられた潤滑油供給穴51aを介して内部空間SPに供給される。
潤滑油の供給を行わないときは、潤滑油供給口58aをプラグなどで栓をしてもよい。また、潤滑油供給口58aは、逆止弁の機構を備えており、潤滑油供給流路58bに供給された潤滑油が潤滑油供給口58aから外部へ流出しないようになっていてもよい。
潤滑油排出部59は、内部空間SPから流出する潤滑油を回収するとともに、回収した潤滑油を外部へ排出するものである。潤滑油排出部59は、潤滑油排出口59aと、潤滑油排出流路59bと、潤滑油回収部59cとを有する。
潤滑油回収部59cは、ブッシュ51の端部から流出する内部空間SPの潤滑油を回収する空間である。潤滑油回収部59cに回収された潤滑油は、潤滑油排出流路59bを介して潤滑油排出口59aに導かれる。
潤滑油を外部へ排出を行わないときは、潤滑油排出口59aをプラグなどで栓をしてもよい。また、潤滑油排出口59aは、潤滑油排出流路59bからハウジング外外部空間SBへ潤滑油を流出させる流通状態と、潤滑油排出流路59bからハウジング外外部空間SBへ潤滑油を流出させない封止状態とを切り換える機能を備える。
潤滑油排出口59aは、潤滑油回収部59cに回収された潤滑油をハウジング外外部空間SBに流出させる場合に流通状態とされ、潤滑油回収部59cに回収された潤滑油をハウジング外外部空間SBに流出させない場合に封止状態とされる。
潤滑油として種々の性状のものを用いることが可能であるが、例えば、耐荷重性能、給脂性、耐熱性に優れたものを用いるのが望ましい。給脂性を考慮して、例えば、常温(25℃)でのちょう度が310〜340の範囲の潤滑油を用いるのが望ましい。
次に、図5および図6を用いてブッシュ51の内周面に形成される第1環状溝91,第2環状溝92,螺旋溝93について説明する。
図5および図6に示すように、ブッシュ51は、中心軸Xに沿ったブッシュ51の一端部側の内周面51bに形成される第1環状溝91と、中心軸Xに沿ったブッシュ51の他端部側の内周面51bに形成される第2環状溝92と、第1環状溝91と第2環状溝92との間の内周面51bに形成される螺旋溝93(93a,93b,93c)とを備えている。これらの溝の断面形状として、例えば、半円形状を採用することができる。
溝の断面形状は半円形状に限定する必要が無く、矩形断面形状や半楕円断面形状でもよい。本実施形態では、半円断面形状を用いることで溝加工が容易であるとともに、溝幅を設定することで溝断面積を設定することが出来るので設計管理が容易である。
本実施形態において、ブッシュ51の一端部側(第1環状溝91が配置される側)は、ブッシュ51の他端部側(第2環状溝92が配置される側)よりも粉砕ローラ13の近くに配置される。本実施形態において、ブッシュ51の一端部およびリップシール54は、粉砕ローラ13を含むハウジング内外部空間SAに配置される。ブッシュ51の他端部およびシール55は、粉砕ローラ13から離れたハウジング外外部空間SBに配置される。
第1環状溝91は、中心軸X回りに途切れることなく形成される無端状の溝である。また、第2環状溝92は、中心軸X回りに途切れることなく形成される無端状の溝である。第1環状溝91,第2環状溝92は、中心軸X回りのいずれの位相においても、それぞれ中心軸Xに沿った位置が一定のままとなっている。
螺旋溝93は、第1環状溝91に接続される一端部から第2環状溝92に接続される他端部に向けて中心軸Xの周囲を1周半(中心軸X回りに540°の位相変化)に渡って旋回するように内周面51bに形成される。
なお、螺旋溝93が中心軸Xの周囲を旋回する範囲は、図5および図6に示す1周半に限られない。例えば、1周(中心軸X回りに360°の位相変化),2周(中心軸X回りに720°の位相変化),半周(中心軸X回りに180°の位相変化)など、中心軸Xの周囲の少なくとも一部を旋回するように螺旋溝93を形成してもよい。
螺旋溝93は、第1螺旋溝93aと、第2螺旋溝93bと、第3螺旋溝93cとを有する。図6に示すブッシュ51の展開図に示すように第1螺旋溝93a,第2螺旋溝93b,第3螺旋溝93cが延びる方向は、それぞれ同一方向となっている。また、第1螺旋溝93a,第2螺旋溝93b,第3螺旋溝93cの間隔はそれぞれ一定となっている。
図6に示すように、第1螺旋溝93aの一端部は第1環状溝91の部分P1に接続され、第1螺旋溝93aの他端部は第2環状溝92の部分P2に接続される。第2螺旋溝93bの一端部は第1環状溝91の部分P3に接続され、第2螺旋溝93bの他端部は第2環状溝92の部分P4に接続される。第3螺旋溝93cの一端部は第1環状溝91の部分P5に接続され、第3螺旋溝93cの他端部は第2環状溝92の部分P6に接続される。
部分P1,部分P3,部分P5は、それぞれ異なる第1環状溝91の部分である。部分P2,部分P4,部分P6は、それぞれ異なる第2環状溝92の部分である。本実施形態において、潤滑油供給穴51aは、部分P1に設けられる。
中心軸X回りの部分P1,部分P3,部分P5の位相間隔は、それぞれ120°の一定間隔となっている。同様に、中心軸X回りの部分P2,部分P4,部分P6の位相間隔は、それぞれ120°の一定間隔となっている。
図6に示すように、第1環状溝91の溝幅W1と、第2環状溝92の溝幅W2と、螺旋溝93の溝幅Wrとは、以下の式(2)に示す関係となっている。
Wr<W2<W1 (2)
すなわち、螺旋溝93の溝幅Wrよりも第2環状溝92の溝幅W2が広く、第2環状溝92の溝幅W2よりも第1環状溝91の溝幅W1が広くなっている。
また、第2環状溝92のブッシュ51の他端部側の端部(図6における第2環状溝92の左端部)から第2環状溝92のブッシュ51の他端部との間の各種溝のない領域である幅W3が第2環状溝92の溝幅W2よりも狭い。
溝幅のW1,W2,Wr、および幅W3の具体例として、例えば、18mm,12mm,6mm、および7mmを採用することができる。
次に、図5および図6を用いて軸受装置50の潤滑油置換方法について説明する。
本実施形態の軸受装置50において、ブッシングリテーナ53は、粉砕ローラ13があり微粉炭などが存在するハウジング11の内部であるハウジング内外部空間SAに存在している。偏心軸23が中心軸X回りに回動する際にブッシングリテーナ53とスラストプレート70との接触部分が摺動するため、この接触部分にシール領域を設けてもこの接触部分を介して微粉炭等の異物がブッシングリテーナ53の内周側に導かれる場合がある。
本実施形態の軸受装置50の接触部分は、リップシール54を備えているため、ブッシングリテーナ53の内周側に導かれた異物が内部空間SPに侵入することが抑制される。しかしながら、長時間の運用を継続するとリップシール54を超えて内部空間SPに侵入する異物も僅かながら存在し、これらの異物が蓄積されると、偏心軸23に固着して固定したスリーブ23bとブッシュ51に摩耗が多く生じる可能性がある。
本実施形態の軸受装置50は、以下に示す潤滑油の置換方法により内部空間SPの潤滑油を新たな潤滑油に置換することが可能であるため、スリーブ23bやブッシュ51に摩耗が多く生じる不具合を防止することができる。
内部空間SPの潤滑油を置換する場合、作業者は、潤滑油ポンプ(図示略)に接続される潤滑油供給ホース(図示略)を潤滑油供給口58aに連結する。また、作業者は、潤滑油排出口59aを封止状態から潤滑油排出流路59bからハウジング外外部空間SBへ潤滑油を流出させる流通状態へ切り換える。
その後、作業者は、潤滑油ポンプの駆動を開始させる。潤滑油ポンプは、潤滑油供給ホースを介して潤滑油を圧送し、潤滑油供給口58aへ供給する。
潤滑油供給流路58bは、潤滑油供給口58aから流入する潤滑油を、潤滑油供給穴51aを介して第1環状溝91へ供給する(潤滑油供給工程)。
第1環状溝91は、潤滑油供給穴51aを介して流入した潤滑油を、第1螺旋溝93a,第2螺旋溝93b,第3螺旋溝93cの一端部にそれぞれ供給する。位置P1から第1螺旋溝93aに供給された潤滑油は、第1螺旋溝93aを流通して位置P2から第2環状溝92に供給される。
位置P3から第2螺旋溝93bに供給された潤滑油は、第2螺旋溝93bを流通して位置P4から第2環状溝92に供給される。位置P5から第3螺旋溝93cに供給された潤滑油は、第3螺旋溝93cを流通して位置P6から第2環状溝92に供給される。
このように、螺旋溝93を介して、第1環状溝91から第2環状溝92へ潤滑油を流通させる(潤滑油流通工程)。
ブッシュ51内表面では、第1環状溝91から第1螺旋溝93a,第2螺旋溝93b,第3螺旋溝93cの複数の螺旋溝93へと分岐して潤滑油が供給されるため、スリーブ23bやブッシュ51の間の摺動面に全面にわたり、ほぼ均一に潤滑油が供給される。
第1螺旋溝93a,第2螺旋溝93b,第3螺旋溝93cの他端部のそれぞれから第2環状溝92に流入した潤滑油は、中心軸Xに沿ってブッシュ51の他端部(図6における左端部)から流出する。ブッシュ51の他端部からの潤滑油の流出量は、第2環状溝92における潤滑油の圧力に応じた量となる。
図3に示す潤滑油回収部59cは、ブッシュ51の他端部から流出する潤滑油を回収して潤滑油排出流路59bへ供給する。潤滑油排出口59aが流通状態となっているため、潤滑油排出流路59bへ供給された潤滑油はハウジング外外部空間SBに排出される(潤滑油排出工程)。
作業者は、潤滑油供給口58aに供給した潤滑油が所定量(例えば、内部空間SPの潤滑油を置換するのに十分な量)となった場合に、潤滑油ポンプの駆動を停止させる。また、作業者は、潤滑油排出口59aから排出される潤滑油の状態(色など)を確認し、適切なタイミングで潤滑油ポンプの駆動を停止させるようにしてもよい。
以上説明した本実施形態の軸受装置50が奏する作用および効果について説明する。
本実施形態の軸受装置50によれば、外部から供給される潤滑油が、ブッシュ51の内周面51bに形成される第1環状溝91へ供給され、その第1環状溝91に一端部が接続される螺旋溝93に流入する。
螺旋溝93に流入した潤滑油は、ブッシュ51の内周面51bを中心軸Xの周囲に旋回した後に螺旋溝93の他端部から第2環状溝92に流入する。第2環状溝92に流入した潤滑油は、ブッシュ51の他端部から流出して潤滑油排出部59により回収され、その潤滑油排出部59によって外部に排出される。
このように、本実施形態の軸受装置50によれば、外部から潤滑油を供給することにより、軸受装置50の内周面51bに形成される第1環状溝91、螺旋溝93、第2環状溝92に存在する潤滑油が潤滑油排出部59によって外部に排出されて、新たな潤滑油に置換される。
そのため、偏心軸23とそれを支持する軸受装置50とが摺動する部分に微粒子が侵入して潤滑油に混入してしまう場合であっても、潤滑油とともに侵入した微粒子が排出されるので、潤滑油が劣化してスリーブ23bやブッシュ51に摩耗が多く生じる不具合を防止することができる。
本実施形態の軸受装置50においては、螺旋溝93の溝幅Wrよりも第2環状溝92の溝幅W2が広く、第2環状溝92の溝幅W2よりも第1環状溝91の溝幅W1が広い。
第1環状溝91の溝幅W1に比較して、螺旋溝93の溝幅Wrは狭く設定されているので螺旋溝93の流路抵抗が大きくなり、第1環状溝91から複数の各螺旋溝93(第1螺旋溝93a,第2螺旋溝93b,第3螺旋溝93c)への潤滑油の分岐が均一になる。
螺旋溝93の溝幅Wrよりも第2環状溝92の溝幅W2が広いため、螺旋溝93に流入した潤滑油が螺旋溝93から流出する際に第2環状溝92に合流して流入しやすい。、第2環状溝92の溝幅W2よりも第1環状溝91の溝幅W1が広いため、第2環状溝W2における潤滑油の油圧を上昇させやすく、、各螺旋溝93の出口が各螺旋溝93の入口よりも流路抵抗があるので各螺旋溝93への分岐が均一になる。また、各螺旋溝93と第2環状溝92の流路抵抗を設けることにより潤滑油の流出に抵抗を設けるので、第2環状溝92からの潤滑油の流出を適切に行わせることができる。したがって、軸受装置50における潤滑油の置換性を向上させることができる。
なお、本実施形態では溝の断面形状は半円形状とすることで、溝幅のW1,W2,Wrを設定することで溝断面積を設定することが出来る。従い、式(2)に示した関係である「Wr<W2<W1」は実際には溝断面積の大小関係で置き換えることが可能である。すなわち、螺旋溝93の溝断面積よりも第2環状溝92の溝断面積が広く、第2環状溝92の溝断面積よりも第1環状溝91の溝断面積が広くなっている。
本実施形態の軸受装置50においては、第2環状溝92のブッシュ51の他端部側の端部とブッシュ51の他端部との間の各種溝のない領域である幅W3が、第2環状溝92の溝幅W2よりも狭い。
このようにすることで、幅W3の存在により、第2環状溝92の溝幅W2よりもスペースをとることなく適度な流路抵抗となることで、螺旋溝93から第2環状溝92に潤滑油を合流させせることができる。また、幅W3が狭く適度な流路抵抗となることから、第2環状溝92からブッシュ51の他端部への潤滑油の流出する速度が低下し、潤滑油回収部59cで回収し易くなる。したがって、潤滑油排出流路59bを経由してハウジング外外部空間SBに潤滑油を排出することが容易となり、軸受装置50における潤滑油の置換性を更に向上させることができる。
本実施形態の軸受装置50によれば、偏心軸23の端部を収容するエンドカップ52の内周面にブッシュ51が取り付けられる。ブッシュ51の中心軸X方向の位置は円環状のブッシングリテーナ53によって固定される。ハウジング内外部空間SAと内部空間SPとの間はブッシングリテーナ53の内周面とスリーブ23bの外周面との間に配置されるリップシール54によって遮断される。
リップシール54が有する第1リップシール54aと第2リップシール54bとを背面合わせに配置することにより、ブッシュ51側に配置される第1リップシール54aの第1リップ54cが内部空間SPからハウジング内外部空間SAへの潤滑油の漏れを抑制し、第2リップシール54bの第2リップ54dがハウジング内外部空間SAから内部空間SPへの異物の侵入を抑制する。
したがって、本実施形態によれば、内部空間SPからハウジング内外部空間SAへの潤滑油の漏れと、ハウジング内外部空間SAから内部空間SPへの異物の侵入とをそれぞれ適切に抑制することができる。
本実施形態においては、第1リップシール54aと第2リップシール54bとが、同形状であり、同材料により形成されている。
このようにすることで、同形状かつ同材料の一種類のリップシールを表裏反対に向けた一対のリップシールを配置する比較的簡易な構成により、内部空間SPからハウジング内外部空間SAへの潤滑油の漏れと、ハウジング内外部空間SAから内部空間SPへの異物の侵入とをそれぞれ適切に抑制することができる。このため、第1リップシール54aと第2リップシール54bの部品種類を少なくし、メンテナンス用交換部品種類数の低減が可能となり好ましい。
本実施形態においては、偏心軸23が軸本体23aと軸本体23aの外周面に取り付けられる円筒状のスリーブ23bとを有し、ブッシュ51とリップシール54とがスリーブ23bの外周面と接触する位置に配置され、スリーブ23bの外周面の端部と第2リップ54dの端部とが所定距離以上離間している。
このようにすることで、経年変化などでブッシングリテーナ53とスラストプレート70との摺動によりブッシングリテーナ53が中心軸X方向に移動し、それに伴ってリップシール54が中心軸X方向に移動する場合であっても、その移動距離が所定距離未満であれば第2リップ54dの端部がスリーブ23bの外周面の端部に到達しないので、適切なシール領域を形成維持することができる。したがって、第2リップ54dによるハウジング内外部空間SAから内部空間SPへの異物の侵入を適切に抑制することができる。
〔他の実施形態〕
以上の説明においては、潤滑油を置換する際に、作業者が潤滑油供給口58aと潤滑油ポンプとを接続し、作業者が潤滑油排出口59aを封止状態から流通状態に切り換えるものとしたが、他の態様であってもよい。
例えば、潤滑油供給口58aと潤滑油ポンプとを常時接続し、潤滑油排出口59aを常時流通状態としておくようにしてもよい。この場合、潤滑油ポンプを常時駆動して潤滑油の置換を常時に行うようにしてもよい。潤滑油ポンプ入口部分または出口部分にフィルタを設置して混入した異物を除去しながら潤滑油の置換を行ってもよい。また、潤滑油ポンプを定期的に駆動して潤滑油の置換を定期的に行うようにしてもよい。
10 固体燃料粉砕装置(粉砕装置)
11 ハウジング
12 粉砕テーブル
13 粉砕ローラ
23 偏心軸(軸部材)
23a 軸本体
23b スリーブ
50 軸受装置
51 ブッシュ(軸受部材)
51a 潤滑油供給穴
52 エンドカップ(保持部材)
53 ブッシングリテーナ(固定部材)
53a 段差部
54 リップシール(シール部)
54a 第1リップシール(第1シール部材)
54b 第2リップシール(第2シール部材)
54c 第1リップ
54d 第2リップ
58 潤滑油供給部
59 潤滑油排出部
70 スラストプレート(スラスト軸受)
80 ライナー
91 第1環状溝
92 第2環状溝
93 螺旋溝
SA ハウジング内外部空間
SB ハウジング外外部空間
SP 内部空間(潤滑油空間)
W かかり代
X 中心軸

Claims (8)

  1. 粉砕テーブルと、
    前記粉砕テーブルとの間で固体燃料を粉砕する粉砕ローラと、
    前記粉砕ローラを支持する軸部材と、
    前記軸部材の外周面を支持する内周面を有する軸受部とを備え、
    前記軸受部は、
    中心軸に沿って延びる筒状の軸受部材と、
    外部から供給される潤滑油を前記軸部材の外周面と前記軸受部材の内周面との間の潤滑油空間へ供給する潤滑油供給部と、
    前記潤滑油空間から流出する前記潤滑油を回収するとともに該回収した潤滑油を外部へ排出する潤滑油排出部とを有し、
    前記軸受部材は、
    前記中心軸に沿った前記軸受部材の一端部側の前記内周面に形成される第1環状溝と、
    前記中心軸に沿った前記軸受部材の他端部側の前記内周面に形成される第2環状溝と、
    前記第1環状溝に接続される一端部から前記第2環状溝に接続される他端部に向けて前記中心軸の周囲の少なくとも一部を旋回するように前記内周面に形成される螺旋溝とを有し、
    前記潤滑油供給部は前記第1環状溝に前記潤滑油を供給し、
    前記潤滑油排出部は前記第2環状溝を介して前記軸受部材の他端部から流出する前記潤滑油を外部へ排出する粉砕装置。
  2. 前記螺旋溝の断面積よりも前記第2環状溝の断面積が大きく、該第2環状溝の断面積よりも前記第1環状溝の断面積が大きい請求項1に記載の粉砕装置。
  3. 前記第1環状溝の断面形状と、前記第2環状溝の断面形状と、前記螺旋溝の断面形状は半円形状であり、
    前記螺旋溝の溝幅よりも前記第2環状溝の溝幅が広く、該第2環状溝の溝幅よりも前記第1環状溝の溝幅が広い請求項1に記載の粉砕装置。
  4. 前記第2環状溝の前記軸受部材の他端部側の端部と前記軸受部材の他端部との幅が、前記第2環状溝の溝幅よりも狭い請求項3に記載の粉砕装置。
  5. 前記軸部材の端部を収容するとともに前記軸受部材が内周面に取り付けられる略円筒状の保持部材と、
    前記保持部材の前記中心軸方向の一端部に取り付けられるとともに前記軸受部材の前記中心軸方向の位置を固定する円環状の固定部材と、
    前記固定部材の内周面と前記軸部材の外周面との間に配置されるとともに外部空間と前記潤滑油空間との間を遮断するシール部とを備え、
    前記固定部材は、前記軸部材に取り付けられるスラスト軸受が前記軸部材の回転に伴って前記中心軸回りに回転する際に該スラスト軸受と接触しつつ摺動し、
    前記シール部は、前記潤滑油空間から前記外部空間への潤滑油の漏れを抑制した第1シール部材と、前記外部空間から前記潤滑油空間への異物の侵入を抑制した第2シール部材とを有し、
    前記第1シール部材を前記第2シール部材よりも前記軸受部材側に配置するとともに前記第1シール部材と前記第2シール部材とを連続して配置した請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の粉砕装置。
  6. 前記第1シール部材と前記第2シール部材とは、同形状であり、かつ同材料により形成され、前記第1シール部材の第1リップと前記第2シール部材の第2リップとを前記中心軸に沿う方向で対称になるよう配置している請求項5に記載の粉砕装置。
  7. 前記軸受部は前記軸部材が軸本体と該軸本体の外周面に取り付けられる円筒状のスリーブを有し、
    前記軸受部材と前記シール部とが前記スリーブの外周面と接触する位置に配置され、
    前記固定部材の内周側に形成された段差部には、前記シール部と環状の板状部材であるライナーとが収容され、
    前記軸受部材と、前記シール部と、前記ライナーと、前記固定部材とが、前記中心軸に沿ってこれらの順に接触した状態で配置されており、
    前記スリーブの外周面の端部と前記第2リップの端部とが前記ライナーの厚みによって所定距離以上離間している請求項6に記載の粉砕装置。
  8. 粉砕テーブルと、前記粉砕テーブルとの間で固体燃料を粉砕する粉砕ローラと、前記粉砕ローラを支持する軸部材と、前記軸部材の外周面を支持する内周面を有するとともに中心軸に沿って延びる筒状の軸受部材とを備える粉砕装置の軸受用潤滑油置換方法であって、
    前記軸受部材は、前記中心軸に沿った前記軸受部材の一端部側の前記内周面に形成される第1環状溝と、前記中心軸に沿った前記軸受部材の他端部側の前記内周面に形成される第2環状溝と、前記第1環状溝に接続される一端部から前記第2環状溝に接続される他端部に向けて前記中心軸の周囲の少なくとも一部を旋回するように前記内周面に形成される螺旋溝とを有し、
    潤滑油供給部を介して外部から供給される潤滑油を第1環状溝へ供給する潤滑油供給工程と、
    前記螺旋溝を介して前記第1環状溝から前記第2環状溝へ前記潤滑油を流通させる潤滑油流通工程と、
    前記第2環状溝を介して前記軸受部材の他端部から流出する前記潤滑油を回収するとともに該回収した前記潤滑油を潤滑油排出部から外部へ排出する潤滑油排出工程と、
    を備える粉砕装置の軸受用潤滑油置換方法。
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