JP2016077433A - 電子線滅菌設備における用役材の接続部構造 - Google Patents

電子線滅菌設備における用役材の接続部構造 Download PDF

Info

Publication number
JP2016077433A
JP2016077433A JP2014210338A JP2014210338A JP2016077433A JP 2016077433 A JP2016077433 A JP 2016077433A JP 2014210338 A JP2014210338 A JP 2014210338A JP 2014210338 A JP2014210338 A JP 2014210338A JP 2016077433 A JP2016077433 A JP 2016077433A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
electron beam
connection
container
shielding
utility
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2014210338A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6452375B2 (ja
Inventor
万晶 佐々木
Hiroaki Sasaki
万晶 佐々木
孝康 横林
Takayasu Yokobayashi
孝康 横林
真一 武田
Shinichi Takeda
真一 武田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Zosen Corp
Original Assignee
Hitachi Zosen Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Zosen Corp filed Critical Hitachi Zosen Corp
Priority to JP2014210338A priority Critical patent/JP6452375B2/ja
Publication of JP2016077433A publication Critical patent/JP2016077433A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6452375B2 publication Critical patent/JP6452375B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Apparatus For Disinfection Or Sterilisation (AREA)

Abstract

【課題】滅菌室の壁体部に冷却流体、電気配線などの用役材を配置する際に、その壁体部に対する用役材の交換などの保守点検作業を容易に行い得る電子線滅菌設備における用役材の接続部構造を提供する。
【解決手段】容器を所定の搬送経路に沿って搬送する途中で電子線照射器から電子線を照射して滅菌を行うと共に、照射された電子線により発生する放射線を遮蔽するための壁体部17が設けられた滅菌室を具備する電子線滅菌設備の上記壁体部に取り付けられる冷却配管51、電気配線を収容した電線管52などの用役材の接続部構造61であって、内部に用役材が通される管路63が形成された接続体62を壁体部に保持用ケース64を介して取り付けるようになし、上記管路63を、接続体の前面側および後面側で且つ互いに異なる位置で形成された接続用穴部63a,63bと、上記接続体に形成されて両接続用穴部同士を連通する連通用穴部63cとから構成したものである。
【選択図】図2

Description

本発明は、食品、薬品などが充填される容器に電子線を照射して滅菌を行う滅菌室を有する電子線滅菌設備に設けられる電気配線、冷却水配管などの用役材の滅菌室に対する接続部構造に関するものである。
食品、薬品などが充填される容器の表面に付着している細菌を除去するものとしては、電子線を照射するものが提案されている。
この電子線を照射する電子線滅菌設備は、例えば容器を所定の搬送経路に沿って搬送する間に、その外面および内面に電子線を照射するようにしたものであり、電子線を照射する滅菌室には、当然ながら、電子線照射器が配置されている。
そして、この滅菌室では、電子線照射器から電子線が照射されるが、この電子線が容器などの物体に衝突した際に、放射線、例えばX線が発生する。このため、少なくとも、滅菌室の周囲は鉛の板材により覆われて、外部に漏れないようにされている(例えば、特許文献1参照)。
ところで、電子線が照射される滅菌室には、電子線照射器への冷却水および制御線などの電気配線を外部から導入する必要が生じるが、従来、このような電気配線、冷却水配管などの用役材の滅菌室に対する接続部構造としては、X線が配管部分から直進して外部に洩れでないように、滅菌室の壁体部であるコンクリート壁に蛇行して挿通させたものが提案されている(例えば、特許文献2参照)。
特開2013−86822号公報 特開平08−52201号公報
しかし、上述したように、滅菌室のコンクリートからなる壁体部に配管などを埋め込むようにしているため、一度、設置すると、後で配管類を交換することが容易にできず、保守点検作業が困難になるという問題があった。
そこで、本発明は、滅菌室の壁体部に冷却流体、電気配線などの用役材を配置する際に、その壁体部に対する用役材の交換などの保守点検作業を容易に行い得る電子線滅菌設備における用役材の接続部構造を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、第1の発明に係る電子線滅菌設備における用役材の接続部構造は、容器を所定の搬送経路に沿って搬送する途中で電子線照射器から電子線を照射して滅菌を行うとともに、照射された電子線により発生する放射線を遮蔽するための遮蔽壁が設けられた滅菌室を具備する電子線滅菌設備の上記遮蔽壁に取り付けられる冷却流体、電気配線などの用役材の接続部構造であって、
内部に用役材が通される管路が形成された接続体を上記遮蔽壁に保持部材を介して取り付けるようになし、
上記管路を、接続体の前面側および後面側で且つ互いに異なる位置で形成された接続用穴部と、上記接続体に形成されて上記両接続用穴部同士を連通する連通用穴部とから構成したものである。
また、第2の発明は、上記第1の発明の接続部構造における接続体の遮蔽壁側の後面と前面側の接続用穴部とを除いた外面に、放射線を遮蔽するための遮蔽材を配置したものである。
また、第3の発明は、上記第1または第2の発明の接続部構造における接続用穴部が形成された接続体の両端部分を、連通用穴部が形成された本体部から所定長さだけ突出させて突出部としたものである。
また、第4の発明は、上記第3の発明の接続部構造における接続体を、用役材の挿通用開口部が形成された滅菌室の遮蔽壁に取り付ける際に、当該接続体の一方の突出部が上記挿通用開口部に嵌入されるとともに当該一方の突出部側の後面に形成された凹状部に遮蔽壁が配置されるようにしたものである。
また、第5の発明は、上記第1の発明の接続部構造において、遮蔽壁の構成材料として鉛を用いるとともに、接続体の構成材料として耐食性材料を用いたものである。
さらに、第6の発明は、上記第2の発明の接続部構造において、遮蔽壁および遮蔽材の構成材料として鉛を用いるとともに、接続体の構成材料として耐食性材料を用いたものである。
上記接続部構造によると、用役材を滅菌室に対して導入および導出するための接続体を、滅菌室の遮蔽壁に対して、保持部材および取付具を介して取り外し可能に取り付けるようにしたので、遮蔽壁に対する用役材の交換などの保守点検作業を容易に行うことができる。また、用役材を通すための管路を、接続体の前面側および後面側で且つ互いに異なる位置で形成された接続用穴部と、上記接続体に形成されて上記両接続用穴部同士を連通する連通用穴部とから構成したので、滅菌室内で発生した放射線が外部に漏れ出るのを防止することができる。
本発明の実施の形態に係る接続部構造が具備される電子線滅菌設備の概略水平断面図である。 同接続部構造の縦断面図である。 図2のA−A矢視図である。 図2のB−B矢視図である。 同接続部構造における接続体の斜視図である。 同電子線滅菌設備での滅菌対象となる容器の正面図である。
以下、本発明の実施の形態に係る電子線滅菌設備における用役材の接続部構造を図面に基づき説明する。
まず、用役材の接続部構造が具備される電子線滅菌設備を簡単に説明する。
この電子線滅菌設備で滅菌の対象となるものは、ペットボトルなどの容器、またはその成形前のプリフォーム体(中間体と呼ぶこともでき、試験管と同様のストレートな形状(断面U字形状)にされている)である。なお、図6に、成形前のプリフォーム体の容器Cを実線にて示し、また成形後のペットボトルなどの容器Cを仮想線にて示す。この容器Cは、その口部Caに環状突部Cbが設けられたものである。
この電子線滅菌設備は、容器を所定の搬送経路(移動経路)に沿って搬送(移動)させる途中で、その内面と外面とに電子線を照射して滅菌を行うものであり、またこの電子線滅菌設備には、電子線が物体に衝突した際に発生する放射線、例えばX線が外部に漏れ出るのを防止するために、滅菌を行う部分には鉛を用いた遮蔽材からなる壁体部、つまり遮蔽壁が設けられている。
以下、電子線滅菌設備の主要構成について説明する。
図1に示すように、この電子線滅菌設備(以下、滅菌設備と称す)1には、外部から供給された容器Cの外面を滅菌する外面滅菌室11と、この外面滅菌室11にて外面が滅菌された容器Cの内面を滅菌する内面滅菌室12と、この内面滅菌室12にて内面が滅菌された容器C、すなわち滅菌が済んだ容器Cから不良品を選別して取り出すための不良品選別室13と、上記内面滅菌室12と不良品選別室13との間に配置されて内面滅菌室12から不良品選別室13側にX線が漏れるのを遮蔽するための遮蔽室14と、上記不良品選別室13からの容器Cを次の工程に搬出するための搬出室15とが設けられている。なお、図2に示すように、滅菌を行う外面滅菌室11および内面滅菌室12の周囲には、X線を遮蔽するための鉛からなる遮蔽板17aと、この遮蔽板17aの内面および外面に配置されてX線により発生するオゾンによる腐食などを防止するための耐食性材料であるステンレス鋼板からなる保護板17b,17cとから構成された壁体部(遮蔽壁である)17が設けられている。また、上記不良品選別室13には、鉛などの遮蔽板ではなく、ステンレス鋼板が用いられた壁体部18が設けられている。したがって、内面滅菌室12と不良品選別室13との接続部分には、X線が不良品選別室13側に漏れるのを防止するために(正確に言うと、X線の線量を人体に影響を全く及ぼさない値まで減衰させるために)、上記遮蔽室14が設けられている。なお、以下、容器の部材番号Cについては、記載した方が好ましい場合にだけ付加して説明する。
上記外面滅菌室11には、外部から容器を当該滅菌室11内に供給するための容器供給部(例えば、容器を連続的に滑らせるシュートなどが用いられる)21と、この容器供給部21にて供給された容器を第1受渡し装置22を介して受け取り所定の外面滅菌経路に沿って移動させる第1容器移動装置23と、この第1容器移動装置23にて移動される容器の外面に電子線を照射する外面電子線照射装置24とが設けられている。
なお、上記第1容器移動装置23は、容器を長円形経路に沿って移動させるもので、電動機(図示せず)により鉛直軸心回りで回転される一対の回転体26,27と、これら両回転体26,27に亘って巻回されたチェーン体28と、このチェーン体28に所定間隔おきに取り付けられた複数の容器保持具29とが設けられている。この容器保持具29は、自動的に、容器の受取り位置でその口部を保持するとともに容器の受渡し位置でその口部を開放するものである。また、上記外面電子線照射装置24は、上記容器保持具29によって移動される複数の容器に、連続して電子線を照射するものである。
上記内面滅菌室12には、容器を円形経路に沿って移動させる第2容器移動装置31と、この第2容器移動装置31に設けられて容器を円形経路に沿って移動させる間に容器の内面に電子線を照射する内面電子線照射装置32と、上記外面滅菌室11からの容器を第2容器移動装置31に受け渡すための第2受渡し装置33とが設けられている。
なお、上記第2容器移動装置31は、容器を円形経路に沿って移動させるもので、電動機(図示せず)により鉛直軸心回りで回転される回転体35と、この回転体35の下部の外周部に所定間隔おきに取り付けられた複数の容器保持具36とが設けられている。この容器保持具36は、自動的に、容器の受取り位置でその口部を保持するとともに容器の受渡し位置でその口部を開放するものである。
上記内面電子線照射装置32は第2容器移動装置31に組み込まれている。すなわち、この内面電子線照射装置32は、電子線を出射する出射ノズル部を有する電子線照射器(図示せず)が上記回転体35の上部の外周部で且つ容器保持具36に対応する位置で複数設けられており、回転体35の回転に伴い容器保持具36が電子線照射器の出射ノズル部に対して昇降可能にされている。したがって、容器Cが円形経路を移動している間に当該容器Cが昇降され、言い換えれば、出射ノズル部が容器Cの口部Caから内部に挿入された後、外部に取り出される。
上記遮蔽室14には、内面滅菌室12からの容器を不良品選別室13に受け渡すための第3受渡し装置38が設けられている。
上記不良品選別室13には、遮蔽室14からの容器を受け取るとともに不良品である場合には容器の取出部(例えば、取出用シュートなどである)41に排出する不良品選別装置42が設けられている。この不良品選別装置42は、第2容器移動装置31と同様に、容器を円形経路に沿って移動させるもので、電動機(図示せず)により鉛直軸心回りで回転される回転体43と、この回転体43の外周部に所定間隔おきに取り付けられた複数の容器保持具44とが設けられている。この容器保持具44についても、自動的に、容器の受取り位置でその口部を保持するとともに容器の受渡し位置でその口部を開放するものであり、容器の滅菌の管理をしている管理部からの排出指令により取出部41にて口部を開放し、容器を排出するようにされている。
さらに、上記搬出室15には、容器を次工程に送り出すための第4受渡し装置45が設けられている。
なお、上記第1受渡し装置22としては、例えばスターホイールが用いられており、容器供給部21から供給された容器Cの口部Caの環状突部Cbを保持して第1容器移動装置23に供給される。
また、第2〜第4受渡し装置33,38,45は、それぞれ、電動機(図示せず)により鉛直軸心回りで回転される回転体46に容器保持具47が所定間隔おきに複数設けられたものである。
この容器保持具47は、第2容器移動装置31および不良品選別装置42に設けられた容器保持具36,44と同様に、所定の円形経路に沿って移動させる間に、容器を保持するとともに開放し得るものである。なお、第1容器移動装置23の容器保持具29は、容器Cの口部Caに挿入されて内側から保持するものである。
また、上記各回転体35,43,46に設けられる容器保持具36,44,47の保持・開放動作は、例えばカム機構により自動的に行われるものである。
次に、上記滅菌設備における容器の滅菌動作について概略的に説明すると、以下のようになる。
すなわち、容器供給部21から容器Cが外面滅菌室11に供給されると、容器Cはスターホイール22を介して第1容器移動装置23の容器保持具29に受け渡され、そして長円形経路の外面滅菌経路に沿って移動されるとともに容器自身が数回転される間に、長円形経路の直線部に沿って配置された外面電子線照射装置24から電子線が照射されて容器Cの外面の滅菌が行われる。
外面の滅菌が済むと、第2受渡し装置33を介して、第2容器移動装置31に受け渡され、円形経路の内面滅菌経路に沿って移動する間に、当該第2容器移動装置31に組み込まれた内面電子線照射装置32により、容器C内で電子線が照射されてその内面の滅菌が行われる。
内面の滅菌が済むと、容器Cは遮蔽室14の第3受渡し装置38を介して不良品選別室13に設けられた不良品選別装置42に受け渡され、不良品である場合には、取出部41から外部に排出される。
滅菌が正常に行われた容器Cについては、第4受渡し装置45を介して、次工程に搬出される。
次に、本発明の要旨である用役材の接続部構造について説明する。
上述したように、外面滅菌室11および内面滅菌室12には、遮蔽板17aおよび保護板17bからなる壁体部(遮蔽壁)17が設けられるとともに、これら各滅菌室11,12には電子線放射装置24,32が配置されている。そして、これら電子線照射装置24,32には、少なくとも、冷却水などの冷却流体を供給するための冷却配管および制御用の電気配線などの用役材を導く必要があり、したがって、上記壁体部17には、冷却配管および電気配線の接続部分からX線などの放射線が漏れるのを防止し得る接続部構造61が具備されている。
すなわち、図1〜図5に示すように、壁体部17の下部には、用役材である冷却配管51および電気配線が収容された電線管52を挿通し得る挿通用開口部(例えば、横に長い矩形状にされている)53が形成されている。なお、冷却配管51と電線管52とを纏めて、用役配管と呼ぶことができる。
そして、接続部構造61としては、内部に用役材が通される複数本(例えば、4本)の管路63が平行に形成された耐食性材料であるステンレス製の直方体状の接続体(ブロック体と呼ぶことができる)62が用いられるとともに、この接続体62が上記壁体部17にステンレス鋼板からなる保持用ケース(保持部材)64を介してねじなどの取付具65により取り付けられたものである。
上記管路63としては、冷却配管51用が2本、電線管52により案内される電気配線用が2本設けられている場合について説明するが、本来なら、冷却流体の流量、電気配線の太さ、本数などにより穴径dは異なるが、実際には、同一の穴径でもって形成されている。
上記管路63は、接続体62の壁体部17側の後面側(一方の表面側)およびその外側である前面側(他方の表面側)で且つ当該接続体62の長手方向において(つまり、上下において)異なる位置でそれぞれ厚さ方向(つまり、前後方向である)で形成された一対の接続用穴部63a,63bと、これら両接続用穴部63a,63b同士を連通させる長手方向(上下方向)で形成された連通用穴部63cとから構成されている。簡単に言うと、接続体62の縦断面において、上下に形成された2つのL字型通路が1本の上下方向の通路で接続されて階段状の管路63が形成されたものである。なお、接続用穴部63a,63bの開口部分に形成される配管接続用のねじの規格は、当然ながら、接続される配管の種類に応じて異なっている。
そして、上記両接続用穴部63a,63b同士の高さ方向でのずれ量Hすなわち連通用穴部63cについては、少なくとも、穴径dの4倍以上、例えば10倍程度以上とされ、穴部内に入ったX線は少なくとも3回以上、その内壁面に反射することになり、したがって外部にX線が出たとしても、人体に全く影響のない程度まで減衰される。
また、この接続体62の断面形状は、連通用穴部63cが形成された所定厚さの中間板状部(本体部)62cと、この中間板状部62cの上下の端部は、それぞれ中間板状部62cから所定長さだけ突出された端部厚板部(突出部)62a,62bにされている。したがって、後面には上方が凹んだ凹状部62dが形成されるとともに、前面には下方が凹んだ凹状部62eが形成されており、また上記後面側の凹状部62dに壁体部17が案内されて合致するようにされている。そして、さらに接続体62の上方の端部厚板部62aの表面(前端面)を除いた残りの部分、すなわち前面側の凹状部62eおよびその外周面に、鉛からなる遮蔽材としての保護材66が配置される。
上記接続体62を各滅菌室11,12の壁体部17に取り付ける場合、下方の端部厚板部62bを挿通用開口部53に嵌入させた状態にするとともに、接続体62の上方の端部厚板部62aの表面(前端面)を除いた残りの部分に保護材66を配置した後、これら保護材66全体をステンレス鋼板製の保持用ケース64にて覆い、そして壁体部17にねじなどの取付具65により固定すればよい。
すなわち、接続体62の後面と、接続用穴部63aの前端面とを除いた外面が鉛からなる保護材66によりX線から保護されるとともに、この保護材66の外面に設けられた保持用ケース64により滅菌室11,12内で発生するオゾンによる腐食などが防止されている。
ところで、上記実施の形態においては、接続体62として、4本の管路63を形成したものについて説明したが、管路63の本数は用役材の種類に応じて適宜変更されるもので、また管路63の形状としては、複数本の任意の管路を集合させる形状、つまりマニホールドの機能を有するものにしてもよい。
上述したように、用役材を滅菌室に対して導入および導出するための接続体を、滅菌室の壁体部に対して、保持用ケースおよび取付具を介して取り外し可能に取り付けるようにしたので、滅菌室の壁体部に冷却流体、電気配線などの用役材を配置する際に、その壁体部に対する用役材の交換などの保守点検作業を容易に行うことができる。また、用役材を通すための管路を、接続体の前面側および後面側で且つ互いに異なる位置で形成された接続用穴部と、上記接続体に形成されて上記両接続用穴部同士を連通する連通用穴部とから構成したので、滅菌室内で発生した放射線が外部に漏れ出るのを防止することができる。
1 滅菌設備
11 外面滅菌室
12 内面滅菌室
17 壁体部(遮蔽壁)
17a 遮蔽板
51 冷却配管
52 電線管
53 挿通用開口部
61 接続部構造
62 接続体
62a 端部厚板部(突出部)
62b 端部厚板部(突出部)
62c 中間板状部
62d 凹状部
62e 凹状部
63 管路
63a 接続用穴部
63b 接続用穴部
63c 連通用穴部
64 保持用ケース
65 取付具
66 保護材

Claims (6)

  1. 容器を所定の搬送経路に沿って搬送する途中で電子線照射器から電子線を照射して滅菌を行うとともに、照射された電子線により発生する放射線を遮蔽するための遮蔽壁が設けられた滅菌室を具備する電子線滅菌設備の上記遮蔽壁に取り付けられる冷却流体、電気配線などの用役材の接続部構造であって、
    内部に用役材が通される管路が形成された接続体を上記遮蔽壁に保持部材を介して取り付けるようになし、
    上記管路を、接続体の前面側および後面側で且つ互いに異なる位置で形成された接続用穴部と、上記接続体に形成されて上記両接続用穴部同士を連通する連通用穴部とから構成したことを特徴とする電子線滅菌設備における用役材の接続部構造。
  2. 接続体の遮蔽壁側の後面と前面側の接続用穴部とを除いた外面に、放射線を遮蔽するための遮蔽材を配置したことを特徴とする請求項1に記載の電子線滅菌設備における用役材の接続部構造。
  3. 接続用穴部が形成された接続体の両端部分を、連通用穴部が形成された本体部から所定長さだけ突出させて突出部としたことを特徴とする請求項1または2に記載の電子線滅菌設備における用役材の接続部構造。
  4. 接続体を、用役材の挿通用開口部が形成された滅菌室の遮蔽壁に取り付ける際に、当該接続体の一方の突出部が上記挿通用開口部に嵌入されるとともに当該一方の突出部側の後面に形成された凹状部に遮蔽壁が配置されるようにしたことを特徴とする請求項3に記載の電子線滅菌設備における用役材の接続部構造。
  5. 遮蔽壁の構成材料として鉛を用いるとともに、接続体の構成材料として耐食性材料を用いたことを特徴とする請求項1に記載の電子線滅菌設備における用役材の接続部構造。
  6. 遮蔽壁および遮蔽材の構成材料として鉛を用いるとともに、接続体の構成材料として耐食性材料を用いたことを特徴とする請求項2に記載の電子線滅菌設備における用役材の接続部構造。
JP2014210338A 2014-10-15 2014-10-15 電子線滅菌設備における用役材の接続部構造 Active JP6452375B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014210338A JP6452375B2 (ja) 2014-10-15 2014-10-15 電子線滅菌設備における用役材の接続部構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014210338A JP6452375B2 (ja) 2014-10-15 2014-10-15 電子線滅菌設備における用役材の接続部構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016077433A true JP2016077433A (ja) 2016-05-16
JP6452375B2 JP6452375B2 (ja) 2019-01-16

Family

ID=55956770

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014210338A Active JP6452375B2 (ja) 2014-10-15 2014-10-15 電子線滅菌設備における用役材の接続部構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6452375B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021514235A (ja) * 2018-02-20 2021-06-10 ビューラー・アクチエンゲゼルシャフトBuehler AG 粒子状の物品を低温殺菌および/または滅菌する装置および方法

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0852201A (ja) * 1994-08-09 1996-02-27 Mitsubishi Kakoki Kaisha Ltd 粉体の電子線殺菌装置
JPH10186088A (ja) * 1996-12-26 1998-07-14 Ishikawajima Harima Heavy Ind Co Ltd 隔壁貫通構造体
JP2003185800A (ja) * 2001-12-21 2003-07-03 Ushio Inc 電子ビーム照射装置
JP2013086822A (ja) * 2011-10-17 2013-05-13 Hitachi Zosen Corp 旋回搬送装置を用いた容器の電子線殺菌設備

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0852201A (ja) * 1994-08-09 1996-02-27 Mitsubishi Kakoki Kaisha Ltd 粉体の電子線殺菌装置
JPH10186088A (ja) * 1996-12-26 1998-07-14 Ishikawajima Harima Heavy Ind Co Ltd 隔壁貫通構造体
JP2003185800A (ja) * 2001-12-21 2003-07-03 Ushio Inc 電子ビーム照射装置
JP2013086822A (ja) * 2011-10-17 2013-05-13 Hitachi Zosen Corp 旋回搬送装置を用いた容器の電子線殺菌設備

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021514235A (ja) * 2018-02-20 2021-06-10 ビューラー・アクチエンゲゼルシャフトBuehler AG 粒子状の物品を低温殺菌および/または滅菌する装置および方法
JP7065987B2 (ja) 2018-02-20 2022-05-12 ビューラー・アクチエンゲゼルシャフト 粒子状の物品を低温殺菌および/または滅菌する装置および方法
US11963540B2 (en) 2018-02-20 2024-04-23 Bühler AG Device and method for pasteurizing and/or sterilizing particulate material

Also Published As

Publication number Publication date
JP6452375B2 (ja) 2019-01-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8636949B2 (en) Electron beam sterilization apparatus
JP6084765B2 (ja) 容器を殺菌するための装置
US20110012030A1 (en) Ebeam sterilization apparatus
JP5054192B2 (ja) 容器充填用能動的滅菌ゾーン
JP5738148B2 (ja) 旋回搬送装置を用いた容器の電子線殺菌設備
US9343190B2 (en) Apparatus for screening off radiation during the sterilization of containers
JP5791459B2 (ja) 電子線殺菌設備の遮蔽構造
US20110101248A1 (en) Electron beam sterilizer
PT1490265E (pt) Processo e instalação para a descontaminação dos gargalos de esboços
EP1120121A2 (en) Ultra-violet container/closure sterilisation system
JP6227966B2 (ja) ビームフィンガのためのビーム保護を有する電子ビームによる容器の殺菌
US9003742B2 (en) Closure top buffer with an inspection unit
JP6452375B2 (ja) 電子線滅菌設備における用役材の接続部構造
JP4420237B2 (ja) プラスチック空容器の電子線殺菌装置および殺菌方法
KR20090128391A (ko) 전자선 살균 장치
WO2016059990A1 (ja) 電子線滅菌設備
US8728394B2 (en) Device for sterilizing container closures
JP6635932B2 (ja) 電子線滅菌設備
JP2008188292A (ja) 物品殺菌装置
JP6049176B2 (ja) 放射線測定装置
US8796641B2 (en) Installation for treating articles by electron bombardment
JP5970856B2 (ja) 電子線照射装置
JP2007076704A (ja) 電子線殺菌装置
JP2016010689A (ja) 電子線殺菌設備及び電子線殺菌方法
CN113398290A (zh) 一种灭菌系统

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20170607

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20180905

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20181029

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20181113

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20181211

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6452375

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250