JP2016076516A - 導電性パターンシート、タッチパネル装置および画像表示装置 - Google Patents

導電性パターンシート、タッチパネル装置および画像表示装置 Download PDF

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Abstract

【課題】導電性パターンが視認されてしまうことを効果的に防止する。【解決手段】導電性パターンシート10は、金属導線25aを有する導電性パターン20と、導電性パターン20と積層された視覚機能層40と、を備え、視覚機能層40は、視覚機能層40のシート面への法線方向から観察した場合に導電性パターン20をなす金属導線25aに対応したパターンで線状に延びる溝43または突条44を形成された面45,47を含む。【選択図】図2

Description

本発明は、視覚機能層を有する導電性パターンシートに係り、とりわけ、導電性パターンが視認されてしまうことが効果的に防止され得る導電性パターンシートに関する。また、本発明は、この導電性パターンシートを有するタッチパネル装置および画像表示装置にも関する。
従来、可視光透過性を有する導電性パターンが、タッチパネル用電極基板や電磁波遮蔽材(電磁波遮蔽シート)、として、種々の分野において広く使用されてきた。このような導電性パターンは、それ自体不透明な金属材料を用いて形成されている一方で、多くの用途、例えば表示装置上に配置されて用いられるタッチパネル用電極基板や電磁波遮蔽材(電磁波遮蔽シート)としての用途等において、十分に不可視化されていることが要望される。とりわけ導電性メッシュのパターンが部分的にでも視認されるようになると、単に透過率が低下してしまうだけでなく、例えば他の部材と重ね合わせられた際に濃淡むら、ちらつき、モアレといった不具合を引き起こしてしまう。
特許文献1には、導電性パターンに、偏光子、コントラストフィルター、光散乱要素、防眩、マット仕上げ等の微小パターン不明瞭化構造を積層し、導電性パターンの可視性を低減したタッチスクリーンセンサが開示されている。
特許文献2には、倍率が1以下である導電性パターンの正立虚像が結像されるように、導電性パターンと対応して形成されたマイクロレンズを有し、このマイクロレンズで、視認される導電性パターンの線幅を縮小したタッチパネルが開示されている。
特表2011−517355号公報 特開2013−222456号公報
特許文献1に開示されたタッチスクリーンセンサでは、偏光子、コントラストフィルター、光散乱要素、防眩、マット仕上げ等の微小パターン不明瞭化構造で導電性パターンを不明瞭化するのと同時に、ディスプレイから出射される画像光をも不明瞭化してしまい、ディスプレイの解像度が低下する。
特許文献2に開示されたタッチパネルでは、マイクロレンズにより、視認される導電性パターンの線幅が縮小されるものの、導電性パターンは依然として視認され、導電性パターンの視認性を十分に低減させることができるものではなかった。
本発明は、以上の点を考慮してなされたものであり、導電性パターンシートにおいて、導電性パターンが視認されてしまうことを効果的に防止することを目的とする。
本発明による導電性パターンシートは、
金属導線を有する導電性パターンと、
前記導電性パターンと積層された視覚機能層と、を備え、
前記視覚機能層は、前記視覚機能層のシート面への法線方向から観察した場合に前記導電性パターンをなす前記金属導線に対応したパターンで線状に延びる溝または突条を形成された面を含む。
本発明による導電性パターンシートにおいて、前記溝および前記突条は、前記シート面への法線方向に対して互いに逆側に傾斜した二つの傾斜面によって画成され、前記溝または前記突条の延伸方向に直交する断面において、各傾斜面が前記シート面に対してなす角度は、前記溝の最深部に向けて又は前記突条の頂部に向けて、漸次大きくなっていてもよい。
本発明による導電性パターンシートにおいて、前記溝または突条を形成された面は、前記傾斜面と、前記傾斜面に接続し且つ前記シート面と平行な平坦面と、によって形成されていてもよい。
本発明による導電性パターンシートにおいて、前記溝の最深部または前記突条の頂部は、前記シート面の法線方向に沿って、前記導電性パターンをなす前記金属導線に対面して位置していてもよい。
本発明による導電性パターンシートにおいて、前記視覚機能層は、前記シート面と平行な面上に配列された複数の単位要素を有し、前記溝および前記突条は、隣り合う二つの単位要素の繋ぎ目に形成されていてもよい。
本発明による導電性パターンシートにおいて、前記複数の単位要素は、少なくともその周縁部が前記溝または前記突条の延伸方向に直交する断面において前記シート面に対して傾斜した傾斜面となっている凸面又は凹面を含み、前記溝および前記突条は、隣接する単位要素の前記傾斜面の繋ぎ目に形成されていてもよい。
本発明による導電性パターンシートにおいて、前記溝または前記突条の延伸方向に直交する断面において、各傾斜面が前記シート面に対してなす角度は、前記単位要素の周縁に向けて、漸次大きくなってもよい。
本発明による導電性パターンシートにおいて、前記単位要素の凸面又は凹面は、周縁部をなす前記傾斜面と、前記傾斜面と接続し且つ前記シート面と平行な平坦面と、を含んでもよい。
本発明による導電性パターンシートにおいて、前記単位要素の周縁は、前記シート面への法線方向に沿って、前記導電性パターンをなす前記金属導線に対面して位置していてもよい。
本発明による導電性パターンシートにおいて、前記溝または突条を形成された面は、前記シート面への法線方向に沿って前記導電性パターンから離間していてもよい。
本発明による導電性パターンシートにおいて、前記視覚機能層の前記溝または突条を形成された面上を被覆する被覆層を、さらに備えてもよい。
本発明によるタッチパネル装置は、上述の導電性パターンシートを備える。
本発明による画像表示装置は、上述の導電性パターンシートを備える。
本発明によれば、導電性パターンシートにおいて、導電性パターンが視認されてしまうことを効果的に防止することができる。
図1は、本発明による一実施の形態を説明するための図であって、導電性パターンシートが組み込まれたタッチパネル用電極基板を、タッチパネル用電極基板の板面に垂直な方向から見て示す平面図である。 図2は、導電性パターンシートが組み込まれたタッチパネル用電極基板の一例を示す縦断面図である。 図3は、導電性パターンシートが組み込まれたタッチパネル用電極基板における、図2の1点鎖線で囲んだ部分を観察者側から見た平面図である。 図4は、図3に示した導電性パターンシートが組み込まれたタッチパネル用電極基板の斜視図である。 図5は、図1のタッチパネル用電極基板の一部の拡大図であり、導電性パターンシートにおける導電性パターンの一例を示す拡大図である。 図6は、図5の導電性パターンをさらに拡大し、導電性パターンをなす導電性メッシュの形状を詳細に示した図である。 図7は、導電性パターンシートを有するタッチパネル用電極基板の製造方法の一例を説明する断面図である。 図8は、導電性パターンシートを有するタッチパネル用電極基板の製造方法の一例を説明する断面図である。 図9は、導電性パターンシートを有するタッチパネル用電極基板の製造方法の一例を説明する断面図である。 図10は、導電性パターンシートを有するタッチパネル用電極基板の製造方法の一例を説明する断面図である。 図11は、導電性パターンシートを有するタッチパネル用電極基板の製造方法の一例を説明する断面図である。 図12は、導電性パターンシートを有するタッチパネル用電極基板の製造方法の一例を説明する断面図である。 図13は、導電性パターンシートの視覚機能層の作用を説明する断面図である。 図14は、導電性パターンシートを有するタッチパネル用電極基板の変形例を示す縦断面図である。 図15は、導電性パターンシートを有するタッチパネル用電極基板の他の変形例を示す縦断面図である。
以下、図面を参照して本発明の一実施の形態について説明する。なお、本件明細書に添付する図面においては、図示と理解のしやすさの便宜上、適宜縮尺および縦横の寸法比等を、実物のそれらから変更し誇張してある。
本明細書において、「板」、「シート」、「フィルム」の用語は、呼称の違いのみに基づいて、互いから区別されるものではない。例えば、「導電性パターンシート」は板やフィルムと呼ばれ得るような部材をも含む概念であり、したがって、「導電性パターンシート」は、「導電性パターン板(基板)」や「導電性パターンフィルム」と呼ばれる部材と、呼称の違いのみにおいて区別され得ない。
また、「シート面(板面、フィルム面)」とは、対象となるシート状(板状、フィルム状)の部材を全体的かつ大局的に見た場合において対象となるシート状部材(板状部材、フィルム状部材)の平面方向と一致する面のことを指す。
さらに、本明細書において用いる、形状や幾何学的条件並びにそれらの程度を特定する、例えば、「平行」、「直交」、「同一」等の用語や長さや角度の値等については、厳密な意味に縛られることなく、同様の機能を期待し得る程度の範囲を含めて解釈することとする。
図1〜図14は、本発明による一実施の形態およびその変形例を説明するための図である。本実施の形態による導電性パターンシート10は、金属導線25aを有する導電性パターン20と、導電性パターン20と積層された視覚機能層40と、を有している。導電性パターン20は導電性を有しており、導電性に関連した何らかの機能を発揮するとともに、可視光透過性を有している。このような導電性パターン20の一例として、タッチパネル装置に組み込まれるタッチパネル用電極基板、電磁波を遮蔽する電磁波遮蔽材、可視光透過性を有したアンテナ、結露防止用の発熱電極を挙げることができる。導電性パターン20は、多くの場合、透明基材30上に形成されて、透明基材30とともに導電性パターンシート10を形成する。
以下においては、図1〜図14を参照して、導電性パターンシート10が、タッチパネル用電極基板11に組み込まれる例について説明する。図1は、導電性パターンシート10が組み込まれたタッチパネル用電極基板11を示す平面図である。図2は、導電性パターンシート10が組み込まれたタッチパネル用電極基板11の一例を示す断面図である。図3は、図2の1点鎖線で囲んだ部分を観察者側から見た平面図である。図4は、図3に示した導電性パターンシート10が組み込まれたタッチパネル用電極基板11の斜視図である。
図2に示すように、図示された一実施の形態におけるタッチパネル用電極基板11は導電性パターンシート10を有している。導電性パターンシート10は、金属導線25aを有する導電性パターン20と、導電性パターン20と積層された視覚機能層40と、を有している。また、図示された例では、導電性パターンシート10は、透明基材30および被覆層50をさらに有している。
被覆層50は、誘電体として機能する透光性を有した層であり、観察者側から順に、透明カバー52および接合層51を有している。
透明カバー52は、タッチパネル装置への入力面(タッチ面、接触面)として機能するものであり、例えばガラス板や樹脂フィルムから形成される。透明カバー52は、可視光領域における透過率が80%以上であることが好ましく、84%以上であることがより好ましい。なお、透明カバー52の可視光透過率は、分光光度計((株)島津製作所製「UV−3100PC」、JISK0115準拠品)を用いて測定波長380nm〜780nmの範囲内で測定したときの、各波長における透過率の平均値として特定される。
接合層51は、透明カバー52と導電性パターンシート10とを接合する機能を有する。このような接合層51としては、種々の接着性または粘着性を有した材料からなる層を用いることができる。典型的な接合層としては、アクリル系接着剤またはアクリル系粘着剤からなる層を例示することができる。
次に、基材30について説明する。基材30は、金属導線25aを有する導電性パターン20を支持する基材として機能する。図示された例において、基材30としての透明基材30は、金属導線25aを有する導電性パターン20を支持する基材として機能し、且つ、タッチパネル用電極基板11における誘電体としても機能する。
透明基材30は、可視光線波長帯域の波長(380nm〜780nm)を透過する一般にいうところの透明である電気絶縁性の基材であれば特に制限はなく、ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート等のポリエステル樹脂、ポリメチルメタクリレート等のアクリル樹脂、ポリプロピレン等のポリオレフィン樹脂、トリアセチルセルロース(三酢酸セルロース)等のセルロース系樹脂、ポリカーボネート樹脂などからなる樹脂シート、ガラス、セラミックス等からなる無機材を用いることができる。
次に、視覚機能層40について説明する。視覚機能層40は、観察者から導電性パターン20が視認されづらくする機能を発揮する層である。図2に示された例では、視覚機能層40は、ベース層41および光学機能層42を有している。ベース層41は、視覚機能層40のシート面への法線方向に沿って、導電性パターン20と光学機能層42との間に配置されている。言い換えると、光学機能層42は、視覚機能層40のシート面への法線方向に沿って、ベース層41を介して導電性パターン20から離間している。
光学機能層42は、視覚機能層40のシート面への法線方向から観察した場合に、導電性パターン20をなす金属導線25aに対応したパターンで線状に延びる溝43または突条44を形成された面45,47を含んでいる。図2〜図4に示された例では、光学機能層42は、視覚機能層40のシート面への法線方向から観察した場合に、導電性パターン20をなす金属導線25aに対応したパターンで線状に延びる溝43を形成された面45を含んでいる。とりわけ、溝43の最深部43aは、導電性パターン20をなす金属導線25aと視覚機能層40のシート面への法線方向に対面している。
また、光学機能層42は、視覚機能層40のシート面への法線方向から観察した場合に、導電性パターン20をなす金属導線25aに沿って線状に延びる溝43または突条44を形成された面45,47を含んでいる。図2〜図4に示された例では、光学機能層42は、視覚機能層40のシート面への法線方向から観察した場合に、導電性パターン20をなす金属導線25aに沿って線状に延びる溝43を形成された面45を含んでいる。
図示された例では、溝43は、視覚機能層40のシート面への法線方向に対して互いに逆側に傾斜した2つの傾斜面45a,45aによって画成されている。とりわけ、溝43の延伸方向(長手方向)に直交する断面において、各傾斜面45a,45aは視覚機能層40のシート面に対して0°より大きく90°未満の角度で傾斜している。また、溝43の延伸方向に直交する断面において、各傾斜面45a,45aが視覚機能層40のシート面に対してなす角度は、溝43の最深部43aに向けて漸次大きくなっている。傾斜面45aが視覚機能層40のシート面に対してなす角度とは、視覚機能層40のシート面への法線方向に沿った断面において傾斜面45aが視覚機能層40のシート面に対してなす角度である。また、傾斜面45a中の曲面領域において、傾斜面45aが視覚機能層40のシート面に対してなす角度とは、当該曲面上の各点における接面が視覚機能層40のシート面への法線方向に沿った断面において視覚機能層40のシート面に対してなす角度である。さらに、角度が「漸次大きくなっている」とは、図2に示された傾斜面45aのように角度が常に大きくなるように変化し続けることだけではなく、少なくとも一部の領域において角度が変化しない場合をも含む概念である。したがって、図2に示された曲面状の傾斜面45aだけでなく、折れ面状の傾斜面45aも、角度が「漸次大きくなっている」と表現され得る。
図2〜図4に示された例では、光学機能層42の溝43が形成された面45は、傾斜面45aと、傾斜面45aに接続し且つ視覚機能層40のシート面と平行な平坦面45bと、によって形成されている。平坦面45bは、視覚機能層40の観察者側と反対側(入光側)から入射した光を、被覆層50を介して観察者側に透過させる。とりわけ、図示された例では、傾斜面45aと平坦面45bとの接続箇所が滑らかに連続しているので、視覚機能層40の入光側から視覚機能層40を透過して観察者に視認される映像等が、当該接続箇所で不連続となって視認されることを効果的に防止することができる。
図2に示された例において、溝43の延伸方向に直交し、且つ、視覚機能層40のシート面に沿った方向における溝43の幅Wは、例えば5μm以上100μm以下とすることができる。視覚機能層40のベース層41の厚さTは、例えば8μm以上80μm以下とすることができる。視覚機能層40の光学機能層42の厚さTは、例えば8μm以上80μm以下とすることができる。また、視覚機能層40の全体の厚さTは、例えば16μm以上160μm以下とすることができる。
本実施の形態における視覚機能層40は、図2〜図4に示されているように、1つの平坦面45bと、この平坦面45bの周囲に接続した傾斜面45aを有する単位要素46を複数含んでいる。とりわけ、複数の単位要素46は、視覚機能層40のシート面と平行な面上に配列されている。図示された例では、隣り合う2つの単位要素46は、傾斜面45aどうしが接するように配列されている。そして、隣り合う2つの単位要素46の各傾斜面45aの間に溝43が形成されている。すなわち、溝43は、隣り合う2つの単位要素46の繋ぎ目に形成されている。
複数の単位要素46は、少なくともその周縁部が溝43の延伸方向に直交する断面において視覚機能層40のシート面に対して傾斜した傾斜面45aとなっている凸面46aを含んでいる。とりわけ、溝43の延伸方向に直交する断面において、各傾斜面45a,45aは視覚機能層40のシート面に対して0°より大きく90°未満の角度で傾斜している。図示された例では、単位要素46の凸面46aは、周縁部をなす傾斜面45aと、傾斜面45aと接続し且つ視覚機能層40のシート面と平行な平坦面45bと、を含んでいる。また、単位要素46の周縁は、導電性パターン20をなす金属導線25aと視覚機能層40のシート面への法線方向に対面している、
このような光学機能層42およびベース層41としては、可視光線波長帯域の波長(380nm〜780nm)を透過する一般にいうところの透明である電気絶縁性の層であれば特に制限なく採用できる。光学機能層42としては、例えば、熱可塑性を有し、後述のフォトリソグラフィー技術による現像が可能である材料を用いることができる。このような材料としては、例えばノボラック系感光樹脂が挙げられる。また、ベース層41としては、例えば、ウレタンアクリレート樹脂、エポキシアクリレート樹脂を用いることができる。とりわけ、電離放射線硬化型の樹脂を好適に用いることができる。
また、光学機能層42とベース層41とは、互いに異なる材料で形成されていてもよいし、同じ材料で形成されていてもよい。さらに、ベース層41を省略して、視覚機能層40が光学機能層42のみからなっていてもよい。
光学機能層42の屈折率と被覆層50の接合層51の屈折率とは、異なっていることが好ましい。とりわけ図示された例では、光学機能層42の屈折率が接合層51の屈折率よりも高くすることができる。具体的には、光学機能層42の屈折率は、例えば1.35以上1.5以下とすることができる。接合層51の屈折率は、例えば1.55以上1.85以下とすることができる。また、光学機能層42の屈折率が接合層51の屈折率よりも0.2以上高くなっていることが好ましく、光学機能層42と接合層51との屈折率差は、0.5以下であることが好ましい。
次に、図1、図5および図6を参照して、導電性パターン20及び導電性パターン20を含む検知電極21について説明する。図5は、図1に示したタッチパネル用電極基板11の一部の拡大図であり、導電性パターン20および導電性パターン20をなす導電性メッシュ25の一例を示す図である。図6は、図5のタッチパネル用電極基板11の観察者側の面(表面)における導電性パターン20を、さらに拡大して示した図である。
図1に示すように、タッチパネル用電極基板11は、その法線方向に沿って離間して配置された一対の検知電極21の群を有しており、各検知電極21が、導電性パターン20を含んでいる。観察者に近い側に位置する検知電極21を表面検知電極21s、観察者から離れる側に位置する検知電極21を裏面検知電極21rと呼称する。これらは、説明上一対の検知電極21の群を区別するための呼称であり、露出面に限定する趣旨で呼称してはいない。なお、ここで、タッチパネル用電極基板11を組み込んだタッチパネル装置を設置した画像表示裝置において、画像観察者またはタッチパネル操作者の側を表面といい、その反対側の面を裏面という。
図示された例において、タッチパネル用電極基板11は透明基材30を有している。この場合、タッチパネル用電極基板11が、表面検知電極21sが形成された第1の透明基材と、裏面検知電極21rが形成された第2の透明基材と、の2枚の透明基材を含むようにしてもよい。また、これに限らず、両側の表面上に表面検知電極21s及び裏面検知電極21rがそれぞれ形成された1枚の透明基材を含むようにしてもよい。
各検知電極21s,21rは、位置検出に用いられ、アクティブエリアAa1内に配置されている。図1に示すように、各検知電極21には、非アクティブエリアAa2内に配置された取出配線23が接続されている。取出配線23には、表面検知電極21sに接続された表面取出配線23sと、裏面検知電極21rに接続された裏面取出配線23rと、が含まれる。なお、各検知電極21は導電性パターン20を含み、導電性パターン20は、図5および図6に示した例では金属導線25aからなる導電性メッシュ25によって形成されているが、図1では、各検知電極21が配置される領域を示している。
取出配線23は、検知電極21の各々に対し、接触位置の検出方法に応じて一つまたは二つ設けられている。各取出配線23は、対応する検知電極21に接続されて配線を形成している。取出配線23は、透明基材30の非アクティブエリアAa2内を、対応する検知電極21から透明基材30の端縁まで延びている。取出配線23は、図示しない外部接続配線(例えば、FPC)を介し、制御回路(図示せず)に接続される。
検知電極21は、外部導体がタッチパネル用電極基板11に接近した際に生じる、電磁的な変化または静電容量の変化を検知するために設けられるものである。図示された例では、検知電極21(21s、21r)は、金属材料が所定の線幅、及び、厚みで形成された金属導線25aからなる導電性メッシュ25から構成される。金属材料としては、例えば、銅、金、銀、白金、錫、アルミニウム、ニッケル等の高導電性金属、及びこれらを含む合金を用いることができる。
図5に示された例において、表面検知電極21sは、導電性パターン20をなす表面導電性メッシュ25sを含んでいる。表面導電性メッシュ25sは、多数の金属導線25aにより多数の開口領域26が画成されるメッシュ状の材料である。とりわけ、図示された例では、表面導電性メッシュ25sは、多数の金属導線25aで格子状のメッシュが形成され、これにより、多数の矩形の開口領域26が画成されている。
図6に示すように、表面導電性メッシュ25sは、二つの分岐点(合流点)27の間を延びて開口領域26を画成する導電性の接続要素28を多数含んでいる。とりわけ図示された例では、表面導電性メッシュ25sは、両端において分岐点27を形成する多数の接続要素28の集まりとして構成されている。すなわち、表面導電性メッシュ25sは、二つの分岐点27の間を延びる多数の接続要素28の集まりとして構成されている。そして、分岐点27において、接続要素28が接続されていくことにより、開口領域26が画成されている。言い換えると、接続要素28で囲繞、区画されて1つの開口領域26が画成されている。
可視光透過性を有した導電性メッシュ25は、その金属導線25aが視認されにくくなっていることが好ましい。その一方で、導電性メッシュ25に期待されるその導電性に起因した機能を十分に発揮し得るよう、導電性メッシュ25の面抵抗は十分に低くなっていることが好ましい。上述した用途として用いられる場合において、導電性メッシュ25が期待された機能を効果的に発現し且つ導電性メッシュ25が十分な透視性を有するようにする観点から、導電性メッシュ25を次のように設計することができる。まず、導電性メッシュ25の金属導線25aの線幅Wは、50μm以下、好ましくは30μm以下、より好ましくは15μm以下、さらに好ましくは10μm以下とすることができる。線幅Wの下限は、例えば、断線を回避する為に1μm以上、好ましくは3μm以上とすることができる。また、不透明な材料を用いて形成された導電性メッシュ25によって画成される一つの開口領域26の大きさを、50〜2000μmとすることができる。ここで一つの開口領域26の大きさとは、平面視における当該開口領域26の最大幅および最小幅の平均である。
以上のような導電性メッシュ25の金属導線25aは、例えば、蒸着法、スパッタリング法、箔の転写、塗工法等により、銅、金、銀、白金、錫、アルミニウム、ニッケル、または、これらの合金を含有する金属膜を透明基材30上に形成し、この金属膜を所望のパターンでエッチングする方法、あるいは、導電性インキ(例えば、アクリル樹脂、ポリエステル樹脂等の樹脂バインダー中に銅、金、銀、白金、錫、アルミニウム、ニッケル、または、これらの合金等の導電性金属粒子を分散させた導電性インキ)を透明基材30上に所望のパターンで印刷する方法等の従来既知の方法によって、透明基材30上に形成することができる。
次に、図7〜図12を参照して、導電性パターンシート10が組み込まれたタッチパネル用電極基板11の製造方法の一例について説明する。図7〜図12は、タッチパネル用電極基板11の製造方法の一例を順に示す断面図である。
まず、図7に示されているように、透明基材30上に、金属導線25aを有する導電性メッシュ25を含む導電性パターン20を形成する。透明基材30は、可視光線波長帯域の波長(380nm〜780nm)を透過する一般にいうところの透明である電気絶縁性の基板である。導電性パターン20は、金属膜を透明基材30上に形成し、この金属膜を所望のパターンでエッチングする方法、あるいは、導電性インキを透明基材30上に所望のパターンで印刷する方法等によって形成することができる。
次に、図8に示されているように、透明基材30および導電性パターン20上に視覚機能層40のベース層41を形成する。ベース層41は、例えば電離放射線硬化型の透明樹脂を、導電性パターン20が形成された透明基材30上に塗布し、電離放射線を照射して硬化させて形成することができる。また、これに限らず、半硬化状態の電離放射線硬化型透明樹脂シートを導電性パターン20が形成された透明基材30上に積層および圧着し、電離放射線を照射して硬化させて形成してもよい。
次に、図9に示されているように、ベース層41上に、後に光学機能層42となる樹脂層420を形成する。この樹脂層420としては、フォトリソグラフィー技術による現像後に、熱可塑性を有する樹脂材料が好ましい。このような樹脂材料としては、例えばノボラック系感光性樹脂が挙げられる。この樹脂層420は、例えば樹脂材料をベース層41上に塗布して形成してもよいし、シート状の樹脂材料をベース層41上に積層して形成してもよい。
ベース層41上に樹脂層420を形成した後、図10に示されているように、基材30のベース層41と反対側の面から紫外線等の電離放射線を基材30の全体に照射する。とりわけ、電離放射線が基材30の各位置に基材30の板面への法線方向に沿って入射するようにすることが好ましい。このとき、基材30を透過して導電性メッシュ25の開口領域26に入射した電離放射線は、開口領域26を通過して樹脂層420に照射される。これにより樹脂層420に露光部420aが形成される。一方、基材30を透過して導電性メッシュ25の金属導線25aに入射した電離放射線は、金属導線25aで反射・吸収され、樹脂層420に照射されることはない。したがって、電離放射線は、導電性メッシュ25をなす金属導線25aの反転パターンで樹脂層420に照射される。言い換えると、樹脂層420は、導電性メッシュ25をなす金属導線25aに対応したパターンで、電離放射線が照射されない非露光部420bを有している。
次に、樹脂層420の非露光部420bを溶解させ、露光部420aを溶解させない現像液を用いて、樹脂層420を現像する。すなわち、樹脂層420は、ネガ型の電離放射線硬化型樹脂として機能する。この現像により、図11に示されているように、樹脂層420の非露光部420bが導電性メッシュ25をなす金属導線25aに対応したパターンで除去され、露光部420aのみがベース層41上に残る。
次に、樹脂層420の露光部420aを、少なくとも露光部420aが軟化する温度まで加熱する。軟化した露光部420aは、非露光部420bが除去された空隙に向かって流動する。これにより、図12に示すように、露光部420aの樹脂層420のシート面に沿った縁部に傾斜面45aが形成される。とりわけ、図示された例では、軟化して流動した露光部420aは、隣接する複数の露光部420aの樹脂層420のシート面に沿った端部どうしが接触している。そして、樹脂層420のシート面への法線方向に対して互いに逆側に傾斜した2つの傾斜面45aによって、溝43が画成される。これにより、軟化して流動した露光部420aにより光学機能層42が形成される。以上により、図12に示すような導電性パターンシート10が作製される。
次に、図13を参照して、導電性パターンシート10の作用について説明する。
光学機能層42の屈折率と接合層51の屈折率とは異なっている。これにより、導電性パターンシート10の光学機能層42に観察者側と反対の側すなわち基材30側から入射した光は、光学機能層42と接合層51との界面で屈折して導電性パターンシート10の観察者側に出射する。とりわけ、図13に示されているように、光学機能層42内を、観察者側、且つ、金属導線25aの幅方向に平行な方向において光学機能層42の平坦面45bから傾斜面45a側へ向かって進んだ光L1は、傾斜面45aと接合層51との界面で屈折して接合層51へ出射する。光学機能層42から接合層51へ出射した光L2は、接合層51および透明カバー52を透過して、タッチパネル用電極基板11の観察者側の面から出射し、観察者から視認されるようになる。したがって、観察者が導電性パターンシート10の金属導線25a上となる位置を、視覚機能層40の金属導線25aと対向する側と反対側から導電性パターンシート10のシート面への法線方向に沿って観察すると、光L2を視認することになる。すなわち、観察者は、金属導線25a上に光を視認するので、金属導線25aを感知しにくくなる。
以上のような本実施の形態によれば、導電性パターンシート10は、金属導線25aを有する導電性パターン20と、前記導電性パターン20と積層された視覚機能層40と、を備え、前記視覚機能層40は、前記視覚機能層40のシート面への法線方向から観察した場合に前記導電性パターン20をなす前記金属導線25aに対応したパターンで線状に延びる溝43を形成された面45を含んでいる。このような導電性パターンシート10によれば、金属導線25aを、視覚機能層40の金属導線25aと対向する側と反対側から観察した際に、金属導線25aが視認されづらくなる。したがって、導電性パターンシート10において、導電性パターン20が視認されてしまうことが効果的に防止される。
また、本実施の形態によれば、導電性パターンシート10は、金属導線25aを有する導電性パターン20と、前記導電性パターン20と積層された視覚機能層40と、を備え、前記視覚機能層40は、前記視覚機能層40のシート面への法線方向から観察した場合に前記導電性パターン20をなす前記金属導線25aに沿って線状に延びる溝43を形成された面45を含んでいる。このような導電性パターンシート10によっても、金属導線25aを、視覚機能層40の金属導線25aと対向する側と反対側から観察した際に、金属導線25aが視認されづらくなる。したがって、導電性パターンシート10において、導電性パターン20が視認されてしまうことが効果的に防止される。
上述した本実施の形態に対して様々な変更を加えることが可能である。以下、図面を適宜参照しながら、変形例について説明する。以下の説明および以下の説明で用いる図面では、上述した実施の形態と同様に構成され得る部分について、上述の実施の形態における対応する部分に対して用いた符号と同一の符号を用いることとし、重複する説明を省略する。
図14に、導電性パターンシート10を有するタッチパネル用電極基板11の変形例を示す。上述した実施の形態では、視覚機能層40が、視覚機能層40のシート面への法線方向から観察した場合に導電性パターン20をなす金属導線25aに対応したパターンで線状に延びる溝43を形成された面45を含んでいたが、これに限らず、図14に示されているように、視覚機能層40が、視覚機能層40のシート面への法線方向から観察した場合に導電性パターン20をなす金属導線25aに対応したパターンで線状に延びる突条44を形成された面47を含む、または、視覚機能層40が、視覚機能層40のシート面への法線方向から観察した場合に導電性パターン20をなす金属導線25aに沿って線状に延びる突条44を形成された面47を含む、ものであってもよい。
図示された例において、視覚機能層40は、ベース層41と光学機能層42とを有している。突条44の頂部44aは、導電性パターン20をなす金属導線25aと視覚機能層40のシート面への法線方向に対面している。また、突条44は、視覚機能層40のシート面への法線方向に対して互いに逆側に傾斜した2つの傾斜面47a,47aによって画成されている。とりわけ、突条44の延伸方向に直交する断面において、各傾斜面47a,47aは視覚機能層40のシート面に対して0°より大きく90°未満の角度で傾斜している。また、突条44の延伸方向に直交する断面において、各傾斜面47a,47aが視覚機能層40のシート面に対してなす角度は、突条44の頂部44aに向けて漸次大きくなっている。
図14に示された例において、突条44の延伸方向に直交し、且つ、視覚機能層40のシート面に沿った方向における突条44の幅Wは、例えば5μm以上100μm以下とすることができる。視覚機能層40のベース層41の厚さTは、例えば3μm以上30μm以下とすることができる。視覚機能層40の光学機能層42の厚さTは、例えば5μm以上50μm以下とすることができる。また、視覚機能層40の全体の厚さTは、例えば8μm以上80μm以下とすることができる。
視覚機能層40の突条44が形成された面47は、傾斜面47aと、傾斜面47aに接続し且つ視覚機能層40のシート面と平行な平坦面47bと、によって形成されている。平坦面47bは、視覚機能層40の観察者側と反対側(入光側)から入射した光を、被覆層50を介して観察者側に透過させる。とりわけ、図示された例では、傾斜面47aと平坦面47bとの接続箇所が滑らかに連続しているので、視覚機能層40の入光側から視覚機能層40を透過して観察者に視認される映像等が、当該接続箇所で不連続となって視認されることを効果的に防止することができる。
本変形例における視覚機能層40は、図14に示されているように、1つの平坦面47bと、この平坦面47bの周囲に接続した傾斜面47aを有する単位要素48を複数含んでいる。とりわけ、複数の単位要素48は、視覚機能層40のシート面と平行な面上に配列されている。図示された例では、隣り合う2つの単位要素48は、傾斜面47aどうしが接するように配列されている。そして、隣り合う2つの単位要素48の各傾斜面47aの間に突条44が形成されている。すなわち、突条44は、隣り合う2つの単位要素48の繋ぎ目に形成されている。
複数の単位要素48は、少なくともその周縁部が突条44の延伸方向に直交する断面において視覚機能層40のシート面に対して傾斜した傾斜面47aとなっている凹面48bを含んでいる。とりわけ、突条44の延伸方向に直交する断面において、各傾斜面47a,47aは視覚機能層40のシート面に対して0°より大きく90°未満の角度で傾斜している。図示された例では、単位要素48の凹面48bは、周縁部をなす傾斜面47aと、傾斜面47aと接続し且つ視覚機能層40のシート面と平行な平坦面47bと、を含んでいる。また、単位要素48の周縁は、導電性パターン20をなす金属導線25aと視覚機能層40のシート面への法線方向に対面している、
視覚機能層40の屈折率と被覆層50の接合層51の屈折率とは、異なっていることが好ましい。とりわけ図示された例では、視覚機能層40の屈折率が接合層51の屈折率よりも低くすることができる。具体的には、視覚機能層40の屈折率は、例えば1.38以上1.5以下とすることができる。接合層51の屈折率は、例えば1.55以上1.85以下とすることができる。また、この場合、視覚機能層40の屈折率が接合層51の屈折率よりも0.15以上低くなっていることが好ましく、視覚機能層40と接合層51との屈折率差は、0.5以下であることが好ましい。
上述した実施の形態では、導電性パターン20および視覚機能層40は、それぞれ1層設けられていたが、これに限られない。上述した実施の形態の他の変形例を図15に示す。導電性パターン20を複数層有する場合には、図15に示されているように、各導電性パターン20に対応して、複数の視覚機能層40を設けてもよい。この場合、不可視化しようとする導電性パターン20の観察者側に各視覚機能層40を配置すればよい。例えば、表面検知電極21sおよび裏面検知電極21rがそれぞれ導電性パターン20を含んでいるようなタッチパネル用電極基板11に本変形例を適用すると、表面検知電極21sの導電性パターン20および裏面検知電極21rの導電性パターン20の両方について、観察者側から視認されることを効果的に防止することができる。
視覚機能層40における溝43または突条44は、上述の方法に限らず、他の方法で形成してもよい。例えば、金型に形成された微細な凹凸を樹脂材料上に転写する、いわゆるナノインプリント技術を用いて溝43または突条44を形成してもよい。
上述した実施の形態では、導電性パターンシート10をタッチパネル用電極基板11に適用した具体例について説明したが、これに限らず、電磁波を遮蔽する電磁波遮蔽材、可視光透過性を有したアンテナ、結露防止用の発熱電極等、導電性に関連した何らかの機能を発揮する導電性パターンを有する部材であれば、どのようなものにも用いることができる。
なお、以上において上述した実施の形態に対するいくつかの変形例を説明してきたが、当然に、複数の変形例を適宜組み合わせて適用することも可能である。
10 導電性パターンシート
11 タッチパネル用電極基板
20 導電性パターン
21 検知電極
23 取出配線
25 導電性メッシュ
25a 金属導線
26 開口領域
27 分岐点
28 接続要素
30 基材
40 視覚機能層
41 ベース層
42 光学機能層
43 溝
43a 最深部
44 突条
44a 頂部
45a 傾斜面
45b 平坦面
46 単位要素
46a 凸面
47a 傾斜面
47b 平坦面
48 単位要素
48a 凹面
50 被覆層
51 接合層
52 透明カバー
Aa1 アクティブエリア
Aa2 非アクティブエリア

Claims (13)

  1. 金属導線を有する導電性パターンと、
    前記導電性パターンと積層された視覚機能層と、を備え、
    前記視覚機能層は、前記視覚機能層のシート面への法線方向から観察した場合に前記導電性パターンをなす前記金属導線に対応したパターンで線状に延びる溝または突条を形成された面を含む、導電性パターンシート。
  2. 前記溝および前記突条は、前記シート面への法線方向に対して互いに逆側に傾斜した2つの傾斜面によって画成され、
    前記溝または前記突条の延伸方向に直交する断面において、各傾斜面が前記シート面に対してなす角度は、前記溝の最深部に向けて又は前記突条の頂部に向けて、漸次大きくなる、請求項1に記載の導電性パターンシート。
  3. 前記溝または突条を形成された面は、前記傾斜面と、前記傾斜面に接続し且つ前記シート面と平行な平坦面と、によって形成されている、請求項2に記載の導電性パターンシート。
  4. 前記溝の最深部または前記突条の頂部は、前記導電性パターンをなす前記金属導線と前記シート面への法線方向に対面している、請求項1〜3のいずれか一項に記載の導電性パターンシート。
  5. 前記視覚機能層は、前記シート面と平行な面上に配列された複数の単位要素を有し、
    前記溝および前記突条は、隣り合う2つの単位要素の繋ぎ目に形成されている、請求項1〜4のいずれか一項に記載の導電性パターンシート。
  6. 前記複数の単位要素は、少なくともその周縁部が前記溝または前記突条の延伸方向に直交する断面において前記シート面に対して傾斜した傾斜面となっている凸面又は凹面を含み、
    前記溝および前記突条は、隣接する単位要素の前記傾斜面の繋ぎ目に形成されている、請求項5に記載の導電性パターンシート。
  7. 前記溝または前記突条の延伸方向に直交する断面において、各傾斜面が前記シート面に対してなす角度は、前記単位要素の周縁に向けて、漸次大きくなる、請求項6に記載の導電性パターンシート。
  8. 前記単位要素の凸面又は凹面は、周縁部をなす前記傾斜面と、前記傾斜面と接続し且つ前記シート面と平行な平坦面と、を含む、請求項6または7に記載の導電性パターンシート。
  9. 前記単位要素の周縁は、前記導電性パターンをなす前記金属導線と前記シート面への法線方向に対面している、請求項5〜8のいずれか一項に記載の導電性パターンシート。
  10. 前記溝または突条を形成された面は、前記シート面への法線方向に沿って前記導電性パターンから離間している、請求項1〜9のいずれか一項に記載の導電性パターンシート。
  11. 前記視覚機能層の前記溝または突条を形成された面上を被覆する被覆層を、さらに備える、請求項1〜10のいずれか一項に記載の導電性パターンシート。
  12. 請求項1〜11のいずれか一項に記載の導電性パターンシートを備える、タッチパネル装置。
  13. 請求項1〜11のいずれか一項に記載の導電性パターンシートを備える、画像表示装置。
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