JP2016076505A - ダイボンダおよびダイボンダによる半導体ダイの破損検出方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】ダイボンダにおいて、破損した半導体ダイがボンディングされることを効果的に抑制し、ダイボンダにより製造する半導体装置の品質を向上させる。
【解決手段】半導体ダイ40を吸着するコレット20の吸着面画像とコレット20に吸着された半導体ダイ40の画像とを含む全体画像を撮像する裏面カメラ30と、裏面カメラ30によって取得した各画像を処理する画像処理部80と、を備えるダイボンダ100であって、画像処理部80は、コレット20の吸着面画像と半導体ダイ40の画像との明度差と、半導体ダイ40の基準画像とに基づいて全体画像中の半導体ダイ40の画像領域を画定する画像領域画定手段と、画像領域画定手段によって画定した半導体ダイの画像領域内を走査し、走査方向の明度の変化割合が所定の閾値以上であった場合に、半導体ダイの破損であると判断する破損検出手段と、を有する。
【選択図】図1
【解決手段】半導体ダイ40を吸着するコレット20の吸着面画像とコレット20に吸着された半導体ダイ40の画像とを含む全体画像を撮像する裏面カメラ30と、裏面カメラ30によって取得した各画像を処理する画像処理部80と、を備えるダイボンダ100であって、画像処理部80は、コレット20の吸着面画像と半導体ダイ40の画像との明度差と、半導体ダイ40の基準画像とに基づいて全体画像中の半導体ダイ40の画像領域を画定する画像領域画定手段と、画像領域画定手段によって画定した半導体ダイの画像領域内を走査し、走査方向の明度の変化割合が所定の閾値以上であった場合に、半導体ダイの破損であると判断する破損検出手段と、を有する。
【選択図】図1
Description
本発明は、ボンディングする半導体ダイのクラックや欠損等の破損を検出するダイボンダの構造と、ダイボンダによる半導体ダイの破損検出方法に関する。
半導体ダイをリードフレーム等の回路基板にボンディングする装置としてダイボンダが多く用いられている。ダイボンダは、ダイシング後のウェーハから半導体ダイをピックアップするピックアップステージと、ウェーハからピックアップした半導体ダイを回路基板にボンディングするボンディングステージとを備え、ボンディングツールであるコレットによって半導体ダイのピックアップとボンディングとを行うものである。より詳細には、コレットは、先端に半導体ダイを吸着してピックアップステージ上のウェーハから半導体ダイをピックアップし、半導体ダイをボンディングステージ上の回路基板のボンディング位置まで移送し、吸着した半導体ダイを回路基板のボンディング位置に押し付けて半導体ダイのボンディングを行う(例えば、特許文献1参照)。
ボンディングの際には、半導体ダイの位置と回路基板のボンディング位置とを正確に合わせるこが必要となることから、例えば、コレットによって半導体ダイをピックアップステージ上からボンディングステージ上まで移送する際に、コレット先端に吸着された半導体ダイの画像を取得し、半導体ダイのアライメントマークに基づいて半導体ダイと回路基板との相対位置のずれを補正する方法が提案されている(例えば、特許文献2参照)。
また、半導体ダイの移載ヘッドにL字状の連接部材を介してミラーと矩形状の貫通穴を有する基準部材を固定し、移載ヘッドにより半導体ダイを搬送する際に、半導体ダイを撮像した第1画像データと基準部品を撮像した第2画像データとを取得し、この2つの画像データを重ね合わせて、基準部品に対する半導体ダイの位置を検出し、検出結果に応じて半導体ダイの回路基板に搭載する位置を補正する方法が提案されている(例えば、特許文献3参照)。
ところで、特許文献1に記載されているように、ウェーハシートから半導体ダイを引き剥がして半導体ダイをピックアップする際には、半導体ダイを変形させるので、ピックアップの際に薄い半導体ダイが割れたりする場合があった。特許文献1には、ピックアップの際に半導体ダイが破損しないようなコレット、ピックアップ方法が記載されているが、ピックアップの際に半導体ダイが割れてしまった場合の対処については記載されていない。また、特許文献2,3には、ボンディングする前に、コレットに吸着固定された半導体ダイの位置を検出し、正確に回路基板の所定位置に半導体ダイをボンディングすることが記載されているが、コレットに吸着した半導体ダイに破損があった場合の対処については記載されていない。このため、特許文献1から3に記載された従来技術のダイボンダにおいては、ピックアップの際に半導体ダイが破損してもそのまま回路基板上にボンディングされてしまい、ダイボンダにより製造する半導体装置の不良を引き起こしてしまうという問題があった。
また、近年、半導体ダイの厚さが薄くなり、その厚さは15μmから50μm程度に薄膜化されている。このように薄い半導体ダイをコレットで吸着する際、半導体ダイの一部がコレットの吸着面から浮き上がったり、撓んだりしている場合がある。この場合、特許文献2,3に記載されたような方法で半導体ダイの画像を取得すると、半導体ダイの吸着面からの浮き上がりや撓みに応じて画像の明度が連続的に変化するため、画像から半導体ダイの損傷を判別することが困難となるという問題があった。
そこで、本発明は、ダイボンダにおいて、破損した半導体ダイがボンディングされることを効果的に抑制し、ダイボンダにより製造する半導体装置の品質を向上させることを目的とする。
本発明のダイボンダは、半導体ダイを吸着するコレットの吸着面画像とコレットに吸着された半導体ダイの画像とを含む全体画像を撮像するカメラと、カメラによって取得した各画像を処理する画像処理部と、を備えるダイボンダであって、画像処理部は、コレットの吸着面画像と半導体ダイの画像との明度差と、半導体ダイの基準画像とに基づいて全体画像中の半導体ダイの画像領域を画定する画像領域画定手段と、画像領域画定手段によって画定した半導体ダイの画像領域内を走査し、走査方向の明度の変化割合が所定の閾値以上であった場合に、半導体ダイの破損であると判断する破損検出手段と、を有すること、を特徴とする。
本発明のダイボンダにおいて、破損検出手段は、画像画定手段によって画定した半導体ダイの画像領域の内側に検査領域を設定し、検査領域内を走査すること、としても好適である。
本発明のダイボンダによる半導体ダイの破損検出方法は、半導体ダイを吸着するコレットの吸着面画像とコレットに吸着された半導体ダイの画像とを含む全体画像を撮像する画像取得工程と、コレットの吸着面画像と半導体ダイの画像との明度差と、半導体ダイの基準画像とに基づいて全体画像中の半導体ダイの画像領域を画定する画像領域画定工程と、画像画定工程によって画定した画像領域内を走査し、走査方向の明度の変化割合が所定の閾値以上であった場合に、半導体ダイの破損であると判断する半導体ダイの破損検出工程と、を有することを特徴とする。
本発明のダイボンダによる半導体ダイの破損検出方法において、破損検出工程は、画像画定工程によって画定した半導体ダイの画像領域の内側に検査領域を設定し、検査領域内を走査すること、としても好適である。
本発明は、ダイボンダにおいて、破損した半導体ダイがボンディングされることを効果的に抑制し、ダイボンダにより製造する半導体装置の品質を向上させることができるという効果を奏する。
以下、本発明の好適な実施形態について図面を参照しながら本発明の実施形態について説明する。図1に示すように、本実施形態のダイボンダ100は、ディスペンサセクション110と、ボンディングセクション120と、各セクション110,120を通して延びて回路基板14を搬送方向にガイドするガイドレール13と備えている。回路基板14はガイドレール13にガイドされてディスペンサセクション110に移送され、ディスペンサユニット19によって回路基板14における半導体ダイ40のボンディング位置15に接着剤が塗布される。接着剤が塗布された回路基板14は、ガイドレール13に沿ってボンディングセクション120のボンディングステージ12の上まで搬送される。ここで回路基板14は、ボンディングステージ12の上に吸着固定され、ボンディングステージ12の内部に配置されているヒータによって加熱される。
ボンディングセクション120は、ボンディングツールであるコレット20を動作させるボンディングヘッド10と、碁盤目状にダイシングされ、細かく切断された四角い半導体ダイ40が裏面のフィルムに張り付いた状態のウェーハ60を固定するピックアップステージ50とを備えている。ピックアップステージ50とボンディングステージ12との間には、コレット20に吸着された半導体ダイ40の裏面(下面)を撮像する裏面カメラ30が配置されている。
本実施形態のダイボンダ100は、裏面カメラ30によって取得した画像を処理する画像処理部80と、画像を表示するモニタ35とを備えている。画像処理部80は、内部にプログラムの実行等の情報処理および演算を行うCPU81と記憶部82と裏面カメラインタフェース87、モニタインタフェース89を含むコンピュータであり、CPU81と記憶部82と裏面カメラインタフェース87、モニタインタフェース89とはデータバス88で接続されている。裏面カメラインタフェース87は、裏面カメラ30との間を信号線91で接続され、モニタインタフェース89はモニタ35との間を信号線93で接続されており、裏面カメラ30で取得した画像データを画像処理部80に取り込むと共に、画像をモニタ35に表示することができるよう構成されている。記憶部82には、後で説明する画像取得プログラム83、画像領域画定プログラム84、破損検出プログラム85、画像データ86がそれぞれ格納されている。
また、本実施形態のダイボンダ100は、ディスペンサセクション110のディスペンサユニット19の動作及びボンディングセクション120のボンディングヘッド10の動作を制御する制御部90を備えている。制御部90は、画像処理部80と同様、内部にCPUと記憶部を含むコンピュータであり、画像処理部80、ディスペンサセクション110、ボンディングセクション120とデータバス92で接続されている。
図2を参照しながら、本実施形態のダイボンダ100の基本動作について説明する。図2(a)に示すように、ボンディングヘッド10に取り付けられたボンディングツールであるコレット20は、ピックアップステージ50において半導体ダイ40をピックアップする。そして、図2(b)に示すように、コレット20はボンディングヘッド10によって長手方向の中心線29が裏面カメラ30の中心となる位置に半導体ダイ40を移送する。コレット20が裏面カメラ30の上まで移動したら、裏面カメラ30は半導体ダイ40の下面(裏面)の画像を取得し、後で説明するように、半導体ダイ40にクラックなどの損傷がないかを検査する。半導体ダイ40に損傷がないと判断された場合には、図2(c)に示すように、コレット20は、ボンディングヘッド10によってボンディングステージ12の上まで移動され、コレット20に吸着した半導体ダイ40の位置と回路基板14における半導体ダイ40のボンディング位置15とを合わせた後、半導体ダイ40を回路基板14に押し付けてボンディングを行う。
図2(d)に示すように、コレット20は、表面に半導体ダイ40を吸着する吸着溝22が設けられているゴム製のコレット本体21と、コレット本体21が取り付けられている円板状で金属製のコレットホルダ23と、コレットホルダ23から伸びるシャフト24と、シャフト24が固定されるコレットシャンク25とを備えている。コレットシャンク25は、ボンディングヘッド10に取り付けられている。コレットホルダ23、シャフト24の中心にはコレット本体21の吸着溝22に連通する孔27が設けられており、図示しない真空装置に接続され、これにより、半導体ダイ40は、図2(d)においてコレット本体21の下側の面となっている吸着面26に半導体ダイ40を吸着固定する。
以上、図1、図2を参照して説明したダイボンダによって半導体ダイ40のクラックや欠損などの破損を検出する動作について説明する。破損検出をおこなうには、コレット20の吸着面26に吸着されている半導体ダイ40を撮像した際に、取得した画像の中の半導体ダイ40を示す領域あるいは画像の中の位置を画定することが必要となる。このため、実際のボンディングを行う前に、モデル半導体ダイを用いて基準画像を登録しておくことが必要である。以下、基準画像の登録動作について図3および、図5を参照しながら説明する。
図3のステップS101に示すように、図1に示す制御部90は、図2(a)に示すように、ボンディングヘッド10を動作させてボンディングヘッド10に取り付けられたコレット20をピックアップステージ50に移動させ、コレット20に図5に示すモデル半導体ダイ42を吸着させる。モデル半導体ダイ42は、実際にボンディングを行う図6以降に示す実半導体ダイ41と同一の形式、大きさの半導体ダイ40であって、事前に割れや欠け等の破損がないことを確認したものである。モデル半導体ダイ42をコレット20の吸着面26に吸着させる場合には、例えば、モデル半導体ダイ42をピックアップステージ50の上に配置した板の上におき、変形させずに吸着のみでピックアップし、ピックアップの際にモデル半導体ダイ42が破損することが無いようにすることが望ましい。
図3のステップS102に示すように、コレット20にモデル半導体ダイ42を吸着させたら図2(b)に示すように、コレット20を裏面カメラ30の上側に移動させ、図3のステップS103に示すように、裏面カメラ30によって図5に示すようにモデル半導体ダイ42、コレット本体21、コレットホルダ23を含む全体画像70を取得する。全体画像70は、裏面カメラ30の視野の画像であってよいし、モニタ35に表示される画像であってもよい。全体画像70において、ゴム製のコレット本体21は黒い画像として取得され、光が反射する金属平面であるモデル半導体42の表面とコレットホルダ23の面は白い画像として取得される。したがって、オペレータは、図5に示すように、全体画像70の中の明度差から容易に全体画像70の中のモデル半導体ダイ42の位置と領域とを目視によって判断することができる。
オペレータは、図3のステップS104に示すように、モニタ35に表示された全体画像70の中のモデル半導体ダイ42の輪郭にモデル半導体ダイ42と同様の形状、大きさ、つまり、モデル半導体ダイ42の設計寸法の外形形状と同様の形状のレクチル74(図5中で一点鎖線で示す枠線)を合わせ、モデル半導体ダイ42の領域をモニタ35の画面上で画定する(図3に示すモデル半導体ダイの画像領域工程)。次にオペレータは、モデル半導体ダイ42の左上の角部と右下の角部とにそれぞれ四角い基準画像枠73を配置し、そして、図3のステップS105に示すように、基準画像枠73の中に捉えられた基準画像45,46をそれぞれ左上基準画像45、右下基準画像46として登録する(基準画像登録)。図5に示すように、左上基準画像45は、画像の右下側にモデル半導体ダイ42の左上の角部が入り、右下基準画像46は、画像の左上にモデル半導体ダイ42の右下の角部が入っているものである。
各基準画像45,46の登録が終了したら、ダイボンダ100は、図4に示すフローチャートに従って、半導体ダイ40のボンディングを行っていく。以下の説明では、基準画像作成に使用したモデル半導体ダイ42と区別して、実半導体ダイ41として説明する。図2(a)から図2(b)に示すように、制御部90は、図4のステップS201に示すように、コレット20によってピックアップステージ50の上に吸着固定されているウェーハ60から1つの実半導体ダイ41を吸着させ、図4のステップS202に示すように、裏面カメラ30の上まで移動させる。画像処理部80は、画像取得プログラム83を実行し、図4のステップS203に示すように、裏面カメラ30によって図6に示すような全体画像70を取得する(画像取得工程)。先に説明したように、全体画像70において、ゴム製のコレット本体21は黒い画像として取得され、光が反射する金属平面である実半導体ダイ41の表面とコレットホルダ23の面は白い画像として取得される。画像処理部80は、画像領域画定プログラム84を実行し、図4のステップS204に示すように、画像処理部80は、先に取得した左上基準画像45の中の角部と全体画像70の明度分布とを対比してその中の画像が一致する場所を検索する。そして、図6に示すように、実半導体ダイ41の左上のコレット本体21との間の境界線44と左上基準画像45の角部の画像(明度分布)が合う位置を全体画像70の中の実半導体ダイ41の左上の角の位置であると認定する。また、先に取得した右下基準画像46の中の角部と全体画像70の中の境界線44が一致する場所を検索し、実半導体ダイ41の右下のコレット本体21との間の境界線44と右下基準画像46の角部の画像(明度分布)が合う位置を全体画像70の実半導体ダイ41の右下の角の位置であると認定する。そして、認定した各角部に位置に基づいて、図7に示すように、全体画像70の中の実半導体ダイ41の位置と領域(図7に示す白い実半導体ダイ41の領域)とを画定する(画像領域画定工程)。画定された実半導体ダイ41の領域は、左上の角部と右下の角部とによってその位置が画定され、モデル半導体ダイ42あるいは、設計寸法によってその領域のサイズが画定する。
次に、画像処理部80は、破損検出プログラム85を実行し、図4のステップS206、図8に示すように、画定した実半導体ダイ41の画像領域の周囲を除いた内側の部分を検査領域43として設定する。検査領域43は、実半導体ダイ41の輪郭内側にあり、例えば、実半導体ダイ41の画像領域の周囲から10ピクセル程度の領域を除外した領域である。
次に、画像処理部80は、図4のステップS207に示すように、図9に示す検査領域43の中を走査し、走査方向の明度の変化を取得して記憶部82の中に格納する。走査は、例えば、図9に示す矢印線75ように実半導体ダイ41の横方向に沿って、1ピクセルあるいは数ピクセルを1グループとして各ピクセルあるいはグループごとに明度を取得する。また、図9に示す矢印線76ように実半導体ダイ41の縦方向に走査して明度を取得する。図10に示すように、矢印線75で示す実半導体ダイ41の横方向の走査は、実半導体ダイ41の端面の位置P1から少し内側に入った検査領域43の一端の始点P2と実半導体ダイ41の反対側の端面の位置P5から少し内側に入った検査領域43の他端の終点P4との間で行われる。実半導体ダイ41の表面は滑らかで光を良く反射することから、通常は白い画像(明度が高い画像)であり、クラック48のない部分では、明度は急激に変化しない。そして、図4のステップS208に示すように、図10の位置P3に示すように、走査方向の明度が急速に低下したり、急速に上昇したりした場合のように、明度の走査方向の変化が閾値を超える程度に大きな場合には、図4のステップS209に示すようにクラック48があると判断し、コレット20が吸着している実半導体ダイ41にはクラック48が存在していると判断する。そして、図4のステップS210に示すように、画像処理部80は、ダイボンダ100を停止する信号を制御部90に出力すると、制御部90は、ダイボンダ100を停止させる。
本実施形態のように、検査領域43を実半導体ダイ41の画像領域の境界よりも少し内側にすることにより、画像領域のエッジにおける明度の差をクラックあるいは割れと認識してしまうような誤検出を低減し、正確に破損の検出を行うことができる。
図4のステップS208で、明度の変化が所定の閾値以上でない場合、例えば、図11に示すように、実半導体ダイ41がコレット20の吸着面26よりも少し浮き上がっているような状態でも、矢印線75で示す実半導体ダイ41の横方向の走査の際に、図11の位置P6から位置P4にかけて明度が緩やかに変化しているような部分では、クラックがあったと判断しないので、画像中の明度になだらかな変化がある場合には、破損があるとしてダイボンダ100を停止させることはなく、生産性の向上が図れるものである。そして、図4のステップS211に示すように、コレット20に吸着されているコレットに破損がないと判断すると、画像処理部80は、制御部90にボンディングの許可信号を送信する。制御部90は、図4のステップS212に示すように、この信号を受信するボンディングヘッド10、コレット20をボンディングステージ12の上まで移動させ、実半導体ダイ41の位置と回路基板14の半導体ダイのボンディング位置15とを合わせた上、図4のステップS213、図2(c)に示すように、実半導体ダイ41を回路基板14の上に押しつけてボンディングを行う。
以上、説明したように、本実施形態のダイボンダ100は、破損した実半導体ダイ41がボンディングされることを効果的に抑制し、ダイボンダ100により製造する半導体装置の品質を向上させることができるという効果を奏する。
10 ボンディングヘッド、12 ボンディングステージ、13 ガイドレール、14 回路基板、15 ボンディング位置、19 ディスペンサユニット、20 コレット、21 コレット本体、22 吸着溝、23 コレットホルダ、24 シャフト、25 コレットシャンク、26 吸着面、27 孔、29 中心線、30 裏面カメラ、35 モニタ、40 半導体ダイ、41 実半導体ダイ、42 モデル半導体ダイ、43 検査領域、44 境界線、45 左上基準画像、46 右下基準画像、48 クラック、50 ピックアップステージ、60 ウェーハ、70 全体画像、73 基準画像枠、74 レクチル、80 画像処理部、81 CPU、82 記憶部、83 画像取得プログラム、84 画像領域画定プログラム、85 破損検出プログラム、86 画像データ、87 裏面カメラインタフェース、88,92 データバス、89 モニタインタフェース、90 制御部、91,93 信号線、100 ダイボンダ、110 ディスペンサセクション、120 ボンディングセクション。
Claims (4)
- 半導体ダイを吸着するコレットの吸着面画像と前記コレットに吸着された半導体ダイの画像とを含む全体画像を撮像するカメラと、
カメラによって取得した各画像を処理する画像処理部と、を備えるダイボンダであって、
前記画像処理部は、
前記コレットの吸着面画像と半導体ダイの画像との明度差と、前記半導体ダイの基準画像とに基づいて前記全体画像中の前記半導体ダイの画像領域を画定する画像領域画定手段と、
前記画像領域画定手段によって画定した前記半導体ダイの前記画像領域内を走査し、走査方向の明度の変化割合が所定の閾値以上であった場合に、前記半導体ダイの破損であると判断する破損検出手段と、を有すること、
を特徴とするダイボンダ。 - 請求項1に記載のダイボンダであって、
前記破損検出手段は、前記画像画定手段によって画定した前記半導体ダイの画像領域の内側に検査領域を設定し、前記検査領域内を走査すること、
を特徴とするダイボンダ。 - ダイボンダによる半導体ダイの破損検出方法であって、
半導体ダイを吸着するコレットの吸着面画像と前記コレットに吸着された前記半導体ダイの画像とを含む全体画像を撮像する画像取得工程と、
前記コレットの吸着面画像と半導体ダイの画像との明度差と、前記半導体ダイの基準画像とに基づいて前記全体画像中の前記半導体ダイの画像領域を画定する画像領域画定工程と、
前記画像画定工程によって画定した前記画像領域内を走査し、走査方向の明度の変化割合が所定の閾値以上であった場合に、半導体ダイの破損であると判断する半導体ダイの破損検出工程と、
を有することを特徴とするダイボンダによる半導体ダイの破損検出方法。 - 請求項3に記載のダイボンダによる半導体ダイの破損検出方法であって、
前記破損検出工程は、前記画像画定工程によって画定した前記半導体ダイの画像領域の内側に検査領域を設定し、前記検査領域内を走査すること、
を特徴とするダイボンダによる半導体ダイの破損検出方法。
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