JP2016075249A - 内燃機関の過給システム - Google Patents

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賢二 平岡
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祐介 今森
和郎 堀田
Kazuro Hotta
和郎 堀田
山本 高之
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高之 山本
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Abstract

【課題】ターボチャージャの応答性が高められる内燃機関の過給システムを提供する。
【解決手段】内燃機関の過給システムSは、内燃機関に空気を供給する給気通路2と、内燃機関から排出される排気ガス51の排気通路5と、給気通路2のコンプレッサ3Cおよび排気通路5のタービン3Tを含み、排気ガスのエネルギーでタービンを駆動させ、タービンと同軸のコンプレッサによって内燃機関に供給する空気を圧縮するターボチャージャ3と、コンプレッサの下流側において給気通路から分岐される蓄圧用通路44と、蓄圧用通路に接続され、コンプレッサで圧縮される圧縮空気24の流入によって蓄圧される高圧容器4と、高圧容器と前記給気通路とを接続する高圧供給通路42と、高圧供給通路に設けられる高圧供給弁43と、高圧供給弁を制御することで、高圧容器から給気通路へ送出される圧縮空気24の流量を調整するように構成される弁制御部8と、を備える。
【選択図】図1

Description

本開示は、ターボチャージャを備える内燃機関の過給システムに関する。
従来から、内燃機関(エンジン)の出力向上を目的として、ターボチャージャ(排気タービン過給機)を車両に搭載することが知られている。ターボチャージャは、排気ガスによってタービンホイールを回転駆動させ、このタービンホイールの回転によってコンプレッサを回転させてエンジン燃焼室内への空気を加圧し、給気量を増やすものである。そして、ターボチャージャによって、多くの燃料噴射量を必要とする高出力運転条件でも燃料を燃やすために必要な空気の量(給気量)を確保することができ、小型エンジンであっても高い出力を得ることができる。
しかし、ターボチャージャにはターボラグ(応答遅れ)の問題がある。すなわち、エンジン運転条件が変化し、排気ガスの流量が増えることに伴って排気エネルギーが増加しても、重量等による慣性のためにタービンの回転数はすぐには上昇しない。このため、タービンによって回転駆動されるコンプレッサの回転数の上昇も遅れるので、エンジンが出力アップの指令を受けてから過給圧は遅れて立ち上がることになる。そして、過給圧が遅れて立ち上がることにより燃料室内への給気量もそれまでは十分とはならず、給気量によって燃料噴射量が制限されるため、所望のエンジン出力もすぐには得ることができない。
このようなターボラグの問題を解決するために、特許文献1では、タービンロータの回転駆動を補助する補助手段をエンジンの排気系に設けている。具体的には、電動機やエンジンの出力軸に接続されたエアコンプレッサによりエアタンクに圧縮空気を蓄積しておき、タービンロータに向けられたノズルからこの圧縮空気を噴出させることで、タービンロータの回転駆動を補助している。
特開2006−105026号公報
しかしながら、特許文献1が開示する補助手段は、エアコンプレッサを新たに設ける必要があると共に、電動機やエアコンプレッサを駆動するためのエネルギーを余分に確保する必要がある。また、補助手段によるタービンロータの加圧により給気圧に比べて排気圧が高くなり、これによってポンピング損失が悪化し、過渡運転時の出力アップが一時的に妨げられる恐れがある。
上述の事情に鑑みて、本発明の少なくとも一実施形態は、ターボチャージャの応答性が高められる内燃機関の過給システムを提供することを目的とする。
(1)本発明の少なくとも一実施形態に係る内燃機関の過給システムは、
内燃機関の過給システムであって、
前記内燃機関に空気を供給するための給気通路と、
前記内燃機関から排出される排気ガスを排出するための排気通路と、
前記給気通路に設けられたコンプレッサおよび前記排気通路に設けられたタービンを含み、前記排気通路を流れる排気ガスのエネルギーによって前記タービンを駆動させ、前記タービンと同軸で接続されている前記コンプレッサによって前記内燃機関に供給する空気を圧縮するように構成されるターボチャージャと、
前記コンプレッサの下流側において前記給気通路から分岐される蓄圧用通路と、
前記蓄圧用通路に接続され、前記コンプレッサで圧縮される圧縮空気の流入によって蓄圧される高圧容器と、
前記高圧容器と前記給気通路とを接続する高圧供給通路と、
前記高圧供給通路に設けられる高圧供給弁と、
前記高圧供給弁を制御することで、前記高圧容器から前記給気通路へ送出される前記圧縮空気の流量を調整するように構成される弁制御部と、を備える。
上記(1)の構成によれば、ターボチャージャ(排気タービン過給機)のコンプレッサによってコンプレッサの下流側は高圧となるので、蓄圧用通路によってコンプレッサの下流側に接続される高圧容器は高圧の圧縮空気によって蓄圧される。そして、高圧供給弁が弁制御部により制御されることで、高圧容器から圧縮空気が給気通路に導入するよう制御される。このため、内燃機関の出力アップ時において、圧縮空気を高圧容器から給気通路に供給することで、ターボチャージャのターボラグを是正し、ターボチャージャの応答性を高めることができる。しかも、高圧容器は、排気通路ではなく給気通路に接続されるため、冷えた排気ガスが硫化物SOxと共に液化することによって、高圧容器が腐食されるおそれを回避することができる。
(2)幾つかの実施形態では、上記(1)の構成において、
前記高圧供給通路は、前記コンプレッサの上流側において前記給気通路に接続される。
上記(2)の構成によれば、高圧供給通路によって高圧容器とコンプレッサの上流側が接続されることで、高圧容器からの圧縮空気はコンプレッサの入口側において給気通路2に供給される。これによって、高圧の圧縮空気によってコンプレッサの回転駆動が加速される。このため、コンプレッサの回転駆動が要求される出力(目標出力)に見合った状態に達するまでの時間を短縮することができ、ターボチャージャのターボラグを是正し、ターボチャージャの応答性を高めることができる。
(3)幾つかの実施形態では、上記(1)〜(2)の構成において、
前記コンプレッサの下流側に接続される前記空気を冷却するためのインタークーラと、をさらに備え、
前記蓄圧用通路は、前記インタークーラと前記コンプレッサの間で前記給気通路から分岐される。
上記(3)の構成によれば、蓄圧用通路は、コンプレッサの下流側においてインタークーラの上流から分岐される。これによって、インタークーラによって圧力が低下される前の圧縮空気を高圧容器に導くことができ、高圧容器への蓄圧速度を速めることができる。このため、内燃機関に出力アップが要求される時に高圧容器への蓄圧が不足するような状況を防止し、ターボチャージャの応答性を高めることができる。
(4)幾つかの実施形態では、上記(1)〜(3)の構成において、
前記高圧容器の内部圧力を検知する内部圧力検知手段と、をさらに備え、
前記弁制御部は、
前記内燃機関の目標出力に対応する前記コンプレッサの下流側における目標給気圧を取得する目標給気圧取得部と、
前記内部圧力検知手段によって検知される前記内部圧力と前記目標給気圧取得部によって取得される前記目標給気圧とを比較し、前記目標給気圧が前記内部圧力よりも小さい場合には前記高圧供給弁の開度を開側に制御するよう指示し、前記内燃機関の出力が目標出力以上の場合には前記高圧供給弁の開度を閉側に制御するよう指示する弁制御実行部と、を備える。
上記(4)の構成によれば、コンプレッサ下流の目標給気圧と高圧容器の内部圧力の比較結果に従って高圧容器から給気通路に圧縮空気が供給される。すなわち、高圧容器の内部圧力が目標給気圧よりも小さい場合には高圧供給弁は閉じられている。これによって、効果の見込まれる場合に限って高圧容器からの圧縮空気の供給ができるので、蓄圧された圧力を浪費することを防止することができる。また、コンプレッサ下流に圧縮空気が供給される場合には、不要な圧縮空気を内燃機関に供給することが防止され、燃費を向上させることができる。
(5)幾つかの実施形態では、上記(1)〜(4)の構成において、
前記蓄圧用通路には、前記高圧容器から前記コンプレッサの下流側の給気通路に向けて前記圧縮空気が逆流することを防止するための逆止弁が設けられる。
上記(5)の構成によれば、コンプレッサの下流側の給気通路に圧力変化が生じる場合であっても、逆流制御弁によって高圧容器に十分な圧力を確実に簡易に蓄圧することができる。
(6)幾つかの実施形態では、上記(1)〜(4)の構成において、
前記高圧容器の内部圧力を検知する内部圧力検知手段と、
前記コンプレッサの下流側の給気圧を検知する給気圧検知手段と、
前記蓄圧用通路に設けられ、前記蓄圧用通路の開閉可能な電磁弁と、をさらに備え、
前記弁制御部は、前記内部圧力検知手段により検知される前記内部圧力と前記給気圧検知手段により検知される前記給気圧に基づいて、前記電磁弁の開閉を制御する。
上記(6)の構成によれば、蓄圧用通路に設けられる電磁弁の開閉が内部圧力と給気圧の状況に応じて制御されることにより、圧力状態に応じて蓄圧用通路を介した高圧容器と給気通路の圧縮空気の流通状態が制御される。このため、高圧容器の内部圧力やコンプレッサの下流側の給気圧に変化に即して、高圧容器に十分な圧力を確実に蓄圧することができる。
(7)幾つかの実施形態では、上記(6)の構成において、
前記電磁弁は、前記内部圧力が前記給気圧よりも小さい場合には開弁し、前記内部圧力が前記給気圧以上の場合には閉弁するように、前記弁制御部によって制御される。 上記(7)の構成によれば、高圧容器の内部圧力とコンプレッサの下流側の給気圧の比較に応じて電磁弁の開閉が制御される。これによって、高圧容器に十分な圧力を確実に蓄圧することができる。さらに、必要以上の圧縮空気を高圧容器に導くことが防止され、高圧容器に過度の圧力負荷をかけることがなく、高圧容器のコストや高圧容器による重量アップを低減することができる。
(8)幾つかの実施形態では、上記(6)〜(7)の構成において、
前記電磁弁は、前記内部圧力が前記給気圧よりも小さい場合において、前記電磁弁の開弁が禁止される禁止状態にない場合には開弁するように前記弁制御部によって制御される。
上記(8)の構成によれば、高圧容器の内部圧力が給気圧より小さい場合でも、電磁弁の開弁が禁止される禁止状態にない場合に限って、電磁弁は開弁される。禁止状態は、例えば、内燃機関への給気が優先される場合である。このため、コンプレッサからの圧縮空気の全てが内燃機関に給気されることで、ターボラグに対するターボチャージャの応答性を高めることができる。
本発明の少なくとも一実施形態によれば、ターボチャージャの応答性が高められる内燃機関の過給システムが提供される。
本発明の一実施形態に係る内燃機関の過給システムの構成を概略的に示す図である。 本発明の一実施形態に係る高圧容器からの圧縮空気による給気圧の時間推移を説明する図である。 本発明の一実施形態に係る高圧容器からの圧縮空気による空気過剰率の時間推移を説明する図である。 本発明の一実施形態に係る高圧容器からの圧縮空気による燃料噴射量の時間推移を説明する図である。 本発明の一実施形態に係る高圧容器からの圧縮空気による出力の時間推移を説明する図である。 本発明の一実施形態に係る出力アップ指令時の弁制御部による高圧供給弁の制御フロー図である。 本発明の一実施形態に係る弁制御部による高圧容器の蓄圧時における蓄圧用通路に設けられる電磁弁の制御フロー図である。
以下、添付図面を参照して本発明の幾つかの実施形態について説明する。ただし、実施形態として記載されている又は図面に示されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対的配置等は、本発明の範囲をこれに限定する趣旨ではなく、単なる説明例にすぎない。
例えば、「ある方向に」、「ある方向に沿って」、「平行」、「直交」、「中心」、「同心」或いは「同軸」等の相対的或いは絶対的な配置を表す表現は、厳密にそのような配置を表すのみならず、公差、若しくは、同じ機能が得られる程度の角度や距離をもって相対的に変位している状態も表すものとする。
例えば、「同一」、「等しい」及び「均質」等の物事が等しい状態であることを表す表現は、厳密に等しい状態を表すのみならず、公差、若しくは、同じ機能が得られる程度の差が存在している状態も表すものとする。
例えば、四角形状や円筒形状等の形状を表す表現は、幾何学的に厳密な意味での四角形状や円筒形状等の形状を表すのみならず、同じ効果が得られる範囲で、凹凸部や面取り部等を含む形状も表すものとする。
一方、一の構成要素を「備える」、「具える」、「具備する」、「含む」、又は、「有する」という表現は、他の構成要素の存在を除外する排他的な表現ではない。
図1は、本発明の一実施形態に係る内燃機関の過給システムの構成を概略的に示す図である。図1に示されるように、内燃機関の過給システムSは、ディーゼルエンジンなどの内燃機関であるエンジン1と、給気通路2、コンプレッサ3Cとタービン3Tを含むターボチャージャ3(排気タービン過給機)、高圧容器4、高圧供給通路42、高圧供給弁43、蓄圧用通路44、排気通路5、弁制御部8を備える。
エンジン1は、内部の燃焼室において燃料を燃焼することにより、発生する熱エネルギーを運動エネルギーに変換している。すなわち、給気通路2を介して車両外部からエンジン1内部のシリンダ内に空気21を吸入して圧縮し、圧縮工程が終わったところで燃料噴射ノズルからシリンダ内に燃料を噴射して燃焼させている。そして、燃焼によって発生する燃焼ガスは、排気通路5を介して車両外部に排出される。なお、コモンレールシステム12により燃料噴射を行っても良く、サプライポンプで高圧にされた燃料をレール内に蓄え、電子制御によってタイミングよく適切な燃料噴射量Qfが各シリンダに噴射される。
給気通路2は、エンジン1の各シリンダに空気21を導く(給気)ための通路であり、シリンダ毎に空気21を分けるためにエンジン1に接続される吸気マニホールドや給気管などにより構成されている。そして、給気通路2には、インタークーラ25、スロットルバルブ26やターボチャージャ3のコンプレッサ3Cなどが接続されており、空気21はこれらを通過しながらエンジン1に給気される。なお、給気通路2におけるターボチャージャ3の上流には、図示しないエアクリーナや空気21(新気)をエアクリーナボックスに取り込むための吸気ダクトが接続されても良い。
排気通路5は、エンジン1の各シリンダからの燃焼ガス(排気ガス51)を排出するための通路であり、各シリンダからの排気を束ねる排気マニホールドや、排気管などにより構成されている。また、排気通路5には、ターボチャージャ3のタービン3Tが接続されており、排気ガス51はこれらを通過しながら車両外部に排出される。なお、排気通路5には、ターボチャージャ3の下流において触媒などが接続されても良い。
また、排気通路5にはEGR通路6が設けられても良く、排気ガス51を給気通路2へ再循環させることで、燃焼温度を低下させ、NOxなどの排出量を低減させることができる。図1では、EGR通路6は排気通路5から分岐され、給気通路2のスロットルバルブ26の下流に接続されている。また、EGR通路6には、EGRクーラ62やEGR弁64が設けられており、再循環される排気ガス51(EGRガス61)の冷却やEGRガス61の環流量が調整可能となっている。なお、図1の例示では、EGR通路6はタービン3Tの上流とコンプレッサ3Cの下流に設けられているが(HPL−EGR)、LPL−EGRや、その他の態様によってEGR通路6の接続がなされていても良い。
上述の通り、コンプレッサ3Cが給気通路2に接続され、タービン3Tが排気通路5に接続されている。すなわち、ターボチャージャ3には、コンプレッサ3Cとタービン3Tがそれぞれ一本の軸31の両端に同軸で接続された形態で含まれている。そして、排気ガス51の流れによるエネルギーによってタービン3Tが回転駆動されると、軸31の他端に接続されたコンプレッサ3Cも回転駆動される。このように、コンプレッサ3Cが回転駆動されることで、コンプレッサ3Cの上流側(コンプレッサ入口通路22)からコンプレッサ3Cに流入する空気21は圧縮され、この圧縮された圧縮空気24がコンプレッサ3Cの下流側(コンプレッサ出口通路23)に送出される。
また、給気通路2を構成するコンプレッサ出口通路23には、給気通路2から分岐(図1の例示では、インタークーラ25の手前で分岐)する分岐通路である蓄圧用通路44が設けられている。そして、その分岐先において蓄圧用通路44は高圧容器4に接続されており、コンプレッサ出口通路23の側と高圧容器4の側の圧力差により、コンプレッサ3Cから送出される圧縮空気24は蓄圧用通路44を経て高圧容器4に流入するように構成されている。
このように、高圧容器4の内部は圧縮空気24が流入することで蓄圧され、コンプレッサ入口通路22側より高圧となる。その一方で、高圧容器4外部の給気通路2(図1の例示では、コンプレッサ入口通路22)にその高圧の圧縮空気24を供給するための高圧供給通路42も備えている。具体的には、高圧供給通路42は給気通路2から分岐されており、高圧供給通路42によって高圧容器4と給気通路2は接続されている。また、高圧供給通路42には高圧供給弁43が備えられており、高圧供給通路42を通過する圧縮空気24の流量を制御することが可能となっている。そして、高圧容器4の蓄圧の際には高圧供給弁43は閉じられており、高圧の圧縮空気24を給気通路2に供給する必要がある場合には高圧供給弁43は開側に制御される。このような高圧供給弁43の制御は、弁制御部8によって行われる。
弁制御部8は、高圧供給弁43の開度を制御することによって、高圧供給通路42から給気通路2に供給される圧縮空気24の流量を制御している。具体的には、高圧容器4の蓄圧の際には、高圧供給弁43は閉じられるよう制御されている。この時、コンプレッサ出口通路23側はコンプレッサ3Cによる圧縮空気24によって高圧となっており、その下流に接続される高圧容器4は相対的に低圧であるため、高圧容器4には圧縮空気24が流入し蓄圧されることになる。そして、エンジン1の出力アップ時には、高圧供給弁43が開かれるように制御されることで高圧容器4内部に蓄圧された圧縮空気24が給気通路2に供給される。この高圧容器4からの圧縮空気24は、ターボチャージャ3Cによって圧縮されてエンジン1側に流れることになる。
このような弁制御部8による高圧供給弁43の開度制御によって、出力アップ時などのエンジン運転状況の変化の際に、コンプレッサ3Cの回転数(回転速度)が、エンジン1の要求出力(目標出力Wt)に見合ったものに達するまでの時間間隔(ターボラグ)を、高圧容器4からの圧縮空気24によって下記の図2A〜Dに例示されるように是正される。なお、弁制御部8はECU(電子制御ユニット)であっても良い。また、エンジン1を制御するエンジン制御ECUなどの周知のECUに設けられても良く、新たなECUとして設けられても良い。
図2A〜Dは、幾つかの実施形態における、給気圧P(図2A)、空気過剰率λ(図2B)、燃料噴射量Qf(図2C)、出力W(図2D)の時間推移を説明する図である。
図2A〜Dにおいて、時刻T0においてエンジン1の出力アップが要求(出力アップ指令)される。出力アップ指令は、運転者などによりアクセルペダル9が踏みこまれることが契機となって、対応する出力指令がエンジン制御ECUから出されても良く、アクセルペダル9の操作量に応じてスロットルバルブ26の開度が設定され、これに応じた燃料が、コモンレールシステム12から燃料噴射装置によりエンジン1内部に噴射される。
そして、時刻T0における出力アップ指令によって、図2Cに示されるように、エンジン1内部に噴射される燃料噴射量Qfが増量されている。これに伴って空気に対する燃料の割合が増えるので、図2Bに示されるように、時刻T0において空気過剰率λ(空燃比)は低下している。ただし、空気過剰率λは、排ガス規制やエンジン性能などから下限値λlが設定されており、時刻T0において下限値λlに到達している。これは、ターボラグによって給気圧P(給気量)は要求出力(目標出力Wt)に見合う量(目標給気圧Pt)までは即座に上昇しないことによる。そして、空気過剰率λが下限値λlに達するまで燃料噴射量Qfが増量された後は、図2Cに示されるように、空気過剰率λの制約の下、燃料噴射量Qfを目標噴射量Qftに向けて即座に増量できない状態となっている。また、エンジン1の出力Wも、図2Dに示されるように、時刻T0において増量された燃料の分だけ増加するが、目標出力Wtまで達していない。
しかしながら、時刻T0において、高圧容器4に蓄えられた圧縮空気24が給気通路2に供給されることにより(圧縮空気あり時)、供給される圧縮空気24の分だけ給気量は増加されることになる。つまり、図2Aに示されるように、高圧容器4からの圧縮空気24の供給がない場合(圧縮空気なし時)に比べて給気圧Pは上昇される。このため、燃料噴射量Qfは時刻T0より後は、図2Cに示されるように、圧縮空気あり時の方が圧縮空気なし時に比べてより多くの燃料が増量されており、より早い時間(時刻T1)において目標噴射量Qftに到達している。さらに、給気量の増加に伴って排気ガス51の流量も増加するため、タービン3Tを駆動させる力が増し、コンプレッサ3Cの回転駆動が加速されることになる。
こうして、エンジン1の出力Wも、図2Dに示されるように、T0より後には、圧縮空気あり時の方が圧縮空気なし時に比べてより大幅に増加し、より早い時刻において目標出力Wtに到達している。具体的には、高圧容器4からの圧縮空気24の供給があることによって、エンジン1の出力Wは時刻T1において目標出力Wtに到達している。これに対し、圧縮空気なし時には、時刻T1よりもさらに進んだ時刻T2にエンジン1の出力Wは目標出力Wtに達している。
すなわち、圧縮空気なし時には(T2−T0)時間あったターボラグが、圧縮空気あり時には(T1−T0)に短縮されており(T1<T2)、(T2−T1)時間分のターボラグが是正されている。このように、エンジン1の出力アップ時において、圧縮空気24を高圧容器4から給気通路2に供給することで、ターボチャージャ3のターボラグを是正し、ターボチャージャ3の応答性を高めることができる。しかも、高圧容器は、排気通路ではなく給気通路に接続されるため、冷えた排気ガスが硫化物SOxと共に液化することによって、高圧容器が腐食されるおそれを回避することができる。また、高圧容器4内の高圧の圧縮空気24を使い切っても、ターボチャージャ3は既に回転駆動しているため、出力アップ後も、持続的に燃焼室内に高圧の圧縮空気24が送ることができる。
図1に示される実施形態では、高圧供給通路42は、コンプレッサ3Cの上流側であるコンプレッサ入口通路22に接続されおり、高圧容器4からの圧縮空気24はコンプレッサ3Cの入口側において給気通路2に供給される。これによって、高圧の圧縮空気24によってコンプレッサ3Cの回転駆動が加速される。このため、コンプレッサ3Cの回転駆動が目標出力に見合った状態に達するまでの時間を短縮することができ、ターボチャージャ3のターボラグを是正し、ターボチャージャ3の応答性を高めることができる。
また、他の幾つかの実施形態では、高圧供給通路42は、コンプレッサ3Cの下流側であるコンプレッサ出口通路23に接続されており、高圧容器4からの圧縮空気24はコンプレッサ3Cの出口側において給気通路2に供給される。このため、コンプレッサ3Cの回転駆動が、エンジン1に要求される出力(目標出力)に見合った状態に達する前であっても圧縮空気24をエンジン1に供給することができ、ターボチャージャ3のターボラグを是正し、ターボチャージャ3の応答性を高めることができる。
図1に示される実施形態では、蓄圧用通路44は、インタークーラ25とコンプレッサ3Cの間における給気通路2から分岐されている。空気21は、コンプレッサ3Cによって圧縮されることによって温度が上昇し、膨張しようとするが、膨張によって空気密度が低下し、給気される空気の実質的な量が減ることになる。これを回避するためにインタークーラは通過する空気(圧縮空気24)を冷却するために設けられている。そこで、蓄圧用通路44をインタークーラ25の手前に設けることで、インタークーラ25によって冷却される前のより高圧の圧縮空気24を高圧容器4に導くことができる。
これによって、高圧容器4への蓄圧速度を速めることができ、エンジン1に出力アップが要求される時に高圧容器4への蓄圧が不足するような状況を防止し、ターボチャージャ3の応答性を高めることができる。
なお、他の幾つかの実施形態では、蓄圧用通路44は、インタークーラ25の下流において給気通路2から分岐されても良い。冷却された後の圧縮空気24を高圧容器4内に蓄えることができるので、高圧容器4の内部で周囲温度まで冷却されることによる圧力低下を回避することができる。
幾つかの実施形態では、弁制御部8による高圧供給弁43の制御は、図1に示されるように高圧容器4の内部圧力46を検知する圧力センサなどの内部圧力検知手段85に基づいて行われる。すなわち、弁制御部8には、内部圧力検知手段85により検知される高圧容器4の内部圧力46が入力されており、図3に例示されるような制御フローが実行される。
図3は、幾つかの実施形態における、出力アップ指令時における弁制御部8の制御フローを示す図である。
ステップS31において、出力アップ指令の有無が弁制御部8によって監視されている。この際には高圧供給弁43は閉じられている。そして、出力アップ指令が入力されると、ステップS32において、弁制御部8は、目標出力Wtに対応する目標給気圧Ptを取得する(目標給気圧取得部)。なお、アクセルペダル9の操作量に基づいてエンジン1の目標出力Wtが設定されると共に、エンジン1に対する目標給気圧Ptが設定されても良く、他の方法でも良い。また、弁制御部8は、内部圧力検知手段85により高圧容器4の内部圧力46も取得する。
ステップS33において、取得された目標給気圧Ptと高圧容器4の内部圧力46が比較され、比較の結果、内部圧力46の方が大きい場合には、ステップS34において弁制御部8は高圧供給弁43を開く。なお、目標給気圧Ptに応じて高圧供給弁43の開度を決めても良い。これによって、高圧容器4に蓄えられている圧縮空気24が給気通路2に供給され、上述の通り、ターボラグの是正が行われる。
その後、ステップS35においてエンジン1の出力Wが監視されており、監視される出力Wが目標出力Wt以上の場合(出力Wが目標出力Wtに到達した場合)には、弁制御部8は高圧供給弁43を閉じるように制御し、制御フローを終了する。また、ステップS33において、高圧容器4の内部圧力46が目標給気圧Pt以下の場合には、上述のステップS34〜S37を実行することなく制御フローは終了する。
このような構成によれば、コンプレッサ3C下流の目標給気圧Ptと高圧容器4の内部圧力46の比較結果に従って高圧容器4から給気通路2に圧縮空気24が供給される。すなわち、高圧容器4の内部圧力46が目標給気圧Ptよりも小さい場合には高圧供給弁43は閉じられている。これによって、効果の見込まれる場合に限って高圧容器4からの圧縮空気24の供給ができるので、蓄圧された圧力を浪費することを防止することができる。また、コンプレッサ3C下流に圧縮空気24が供給される場合には、不要な圧縮空気24をエンジン1に供給することが防止され、燃費を向上させることができる。
他の幾つかの実施形態では、蓄圧用通路44には、図1に示されるように、高圧容器4からコンプレッサ出口通路23に向けて圧縮空気24が逆流することを防止するための逆流防止弁45が設けられている。そして、高圧容器4の内部圧力46の増加やコンプレッサ出口通路23側の圧力低下などにより、コンプレッサ出口通路23側の圧力が高圧容器4側よりも低くなる場合でも、逆流防止弁45によって、高圧容器4からコンプレッサ出口通路23に向けて圧縮空気24の流れは阻害され、高圧容器に十分な圧力を確実に蓄圧することができる。
幾つかの実施形態では、この逆流防止弁45は、逆止弁で構成されている。これによって、逆流制御弁によって高圧容器に十分な圧力を確実に簡易に蓄圧することができる。
また、他の幾つかの実施形態では、逆流防止弁45は、開閉可能な電磁弁で構成されている。そして、逆流防止弁45は、電磁弁である逆流防止弁45を高圧容器4の内部圧力46やコンプレッサ出口通路23側の圧力に基づいて弁制御部8によって制御されている。
すなわち、図1に示されるように、高圧容器4には、その内部圧力46を検知する圧力センサなどの内部圧力検知手段85が設けられており、給気通路2には、コンプレッサ出口通路23での給気圧Pを検知する圧力センサなどの給気圧検知手段86が設けられており、それぞれの検知結果が弁制御部8に入力される。
このような構成によれば、蓄圧用通路44に設けられる電磁弁の開閉が内部圧力46と給気圧Pの状況に応じて制御されることにより、圧力状態に応じて蓄圧用通路44を介した高圧容器4と給気通路2の圧縮空気24の流通状態が制御される。このため、高圧容器4の内部圧力46やコンプレッサの下流側の給気圧Pに変化に即して、高圧容器4に十分な圧力を確実に蓄圧することができる。
さらに、電磁弁である逆流防止弁45は、幾つかの実施形態では、弁制御部8によって図4に示されるように制御されている。
すなわち、図4は、幾つかの実施形態における、高圧容器4の蓄圧のための弁制御部8の制御フローを示す図である。
ステップS41において、弁制御部8は、コンプレッサ出口通路23における給気圧Pとおよび高圧容器4の内部圧力46を取得して監視している。この際には、電磁弁である逆流防止弁45は閉じられている。そして、ステップS42において取得された給気圧Pと内部圧力46を比較し、給気圧Pが内部圧力46よりも大きい場合には、次のステップS43に進む。なお、給気圧Pが内部圧力46以下の場合には、ステップS41での監視が継続される。
ステップS43では、電磁弁である逆流防止弁45の開弁が禁止状態にあるか判断される。禁止状態は、例えば、エンジン1の出力アップ指令を受けてから目標出力Wtに達するまでの間など、エンジン1への給気が優先される場合である。この場合には、電磁弁である逆流防止弁45は閉じられることで高圧容器4へ圧縮空気24が流入することが防止されており、コンプレッサ3Cからの圧縮空気24の全てがエンジン1に給気されることで、ターボラグに対するターボチャージャ3の応答性を高めることができる。そして、ステップS43において、電磁弁である逆流防止弁45の開弁が禁止状態にないと判断される場合には、ステップS44において弁制御部8は蓄圧用通路44を開くよう電磁弁である逆流防止弁45を制御する。逆に、電磁弁である逆流防止弁45の開弁が禁止状態にあると判断される場合には、ステップS41での監視に戻る。
ステップS44で電磁弁である逆流防止弁45が開かれた後、弁制御部8は、逆流防止弁45を閉じるタイミングを把握するために、ステップS45においてコンプレッサ出口通路23における給気圧Pおよび高圧容器4の内部圧力46を監視する。そして、ステップS46において給気圧Pが内部圧力46以下と判断される場合には、ステップS48において電磁弁である逆流防止弁45を閉じることで、高圧容器4側からコンプレッサ出口通路23側への圧縮空気24の逆流を防止している。
逆に、ステップS46において、コンプレッサ出口通路23における給気圧Pが高圧容器4の内部圧力46より大きいと判断される場合には、ステップS47において、電磁弁である逆流防止弁45の開弁が禁止状態にあるか判断される。そして、禁止状態である場合にも、ステップS48において電磁弁である逆流防止弁45を閉じ、禁止状態でない場合にはステップS45におけるコンプレッサ出口通路23における給気圧Pと高圧容器4の内部圧力46の監視に戻る。要するに、ステップ48における電磁弁である逆流防止弁45を閉じるのは、コンプレッサ出口通路23における給気圧Pが高圧容器4の内部圧力46以下と判断される場合か(ステップS46)、あるいは、電磁弁である逆流防止弁45の開弁が禁止状態にある場合(ステップS47)となる。
このように、電磁弁である逆流防止弁45は、高圧容器4の内部圧力46とコンプレッサ3Cの下流側の給気圧Pの比較に応じて開閉が制御される。これによって、高圧容器4に十分な圧力を確実に蓄圧することができる。さらに、必要以上の圧縮空気24を高圧容器4に導くことが防止され、高圧容器4に過度の圧力負荷をかけることがなく、高圧容器4のコストや高圧容器4による重量アップを低減することができる。
本発明は上述した実施形態に限定されることはなく、上述した実施形態に変形を加えた形態や、これらの形態を適宜組み合わせた形態も含む。
例えば、高圧供給弁43と蓄圧用通路44の逆流防止弁45を有する実施形態を組み合わせても良い。また、内部圧力検知手段85、給気圧検知手段86などによって検出される圧力で判断をしているが、これに変えて流量を検出する手段に基づいて制御を行っても良い。また、高圧供給弁43や逆流防止弁45、内部圧力検知手段85、給気圧検知手段86などと弁制御部8はCAN通信により接続されても良い。
また、本発明は、ディーゼルエンジンなどの内燃機関全般に適用できると共に、例えば、車両、船舶、発電用エンジンなどに適用できる。

S 内燃機関の過給システム

1 エンジン
12 コモンレールシステム
2 給気通路
21 空気(新気)
22 コンプレッサ入口通路
23 コンプレッサ出口通路
24 圧縮空気
25 インタークーラ
26 スロットルバルブ
3 ターボチャージャ
31 軸
3C コンプレッサ
3T タービン
4 高圧容器
42 高圧供給通路
43 高圧供給弁
44 蓄圧用通路
45 逆流防止弁
46 高圧容器の内部圧力
5 排気通路
51 排気ガス51
6 EGR通路
61 EGRガス
62 EGRクーラ
64 EGR弁
8 弁制御部
85 内部圧力検知手段
86 給気圧検知手段
9 アクセルペダル

W エンジンの出力
Wt エンジンの目標出力
Qf 燃料噴射量
Qft 目標噴射量
λ 空気過剰率
λl 空気過剰率の下限値
P 給気圧
Pt 目標給気圧

Claims (8)

  1. 内燃機関の過給システムであって、
    前記内燃機関に空気を供給するための給気通路と、
    前記内燃機関から排出される排気ガスを排出するための排気通路と、
    前記給気通路に設けられたコンプレッサおよび前記排気通路に設けられたタービンを含み、前記排気通路を流れる排気ガスのエネルギーによって前記タービンを駆動させ、前記タービンと同軸で接続されている前記コンプレッサによって前記内燃機関に供給する空気を圧縮するように構成されるターボチャージャと、
    前記コンプレッサの下流側において前記給気通路から分岐される蓄圧用通路と、
    前記蓄圧用通路に接続され、前記コンプレッサで圧縮される圧縮空気の流入によって蓄圧される高圧容器と、
    前記高圧容器と前記給気通路とを接続する高圧供給通路と、
    前記高圧供給通路に設けられる高圧供給弁と、
    前記高圧供給弁を制御することで、前記高圧容器から前記給気通路へ送出される前記圧縮空気の流量を調整するように構成される弁制御部と、を備える内燃機関の過給システム。
  2. 前記高圧供給通路は、前記コンプレッサの上流側において前記給気通路に接続されることを特徴とする請求項1に記載の内燃機関の過給システム。
  3. 前記コンプレッサの下流側に接続される前記空気を冷却するためのインタークーラと、をさらに備え、
    前記蓄圧用通路は、前記インタークーラと前記コンプレッサの間で前記給気通路から分岐されることを特徴とする請求項1または2に記載の内燃機関の過給システム。
  4. 前記高圧容器の内部圧力を検知する内部圧力検知手段と、をさらに備え、
    前記弁制御部は、
    前記内燃機関の目標出力に対応する前記コンプレッサの下流側における目標給気圧を取得する目標給気圧取得部と、
    前記内部圧力検知手段によって検知される前記内部圧力と前記目標給気圧取得部によって取得される前記目標給気圧とを比較し、前記目標給気圧が前記内部圧力よりも小さい場合には前記高圧供給弁の開度を開側に制御するよう指示し、前記内燃機関の出力が目標出力以上の場合には前記高圧供給弁の開度を閉側に制御するよう指示する弁制御実行部と、を備えることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の内燃機関の過給システム。
  5. 前記蓄圧用通路には、前記高圧容器から前記コンプレッサの下流側の給気通路に向けて前記圧縮空気が逆流することを防止するための逆止弁が設けられることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の内燃機関の過給システム。
  6. 前記高圧容器の内部圧力を検知する内部圧力検知手段と、
    前記コンプレッサの下流側の給気圧を検知する給気圧検知手段と、
    前記蓄圧用通路に設けられ、前記蓄圧用通路の開閉可能な電磁弁と、をさらに備え、
    前記弁制御部は、前記内部圧力検知手段により検知される前記内部圧力と前記給気圧検知手段により検知される前記給気圧に基づいて、前記電磁弁の開閉を制御することを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の内燃機関の過給システム。
  7. 前記電磁弁は、前記内部圧力が前記給気圧よりも小さい場合には開弁し、前記内部圧力が前記給気圧以上の場合には閉弁するように、前記弁制御部によって制御されることを特徴とする請求項6に記載の内燃機関の過給システム。
  8. 前記電磁弁は、前記内部圧力が前記給気圧よりも小さい場合において、前記電磁弁の開弁が禁止される禁止状態にない場合には開弁するように前記弁制御部によって制御されることを特徴とする請求項6または7に記載の内燃機関の過給システム。
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