JP2016074865A - 剥離層形成用塗布組成物及び当該塗布組成物により形成された剥離層を有する壁装材 - Google Patents

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石切山 幹雄
Mikio Ishikiriyama
幹雄 石切山
友介 古澤
Yusuke Furusawa
友介 古澤
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Abstract

【課題】壁装材の裏面に、低コストで加工性が良く、優れた離型性を有する剥離層を形成させる剥離層形成用塗布組成物及び当該剥離層を有する壁装材の提供。【解決手段】(a)ゴムラテックス及び/又は(b)ポリオレフィン系エマルジョンと、(c)シリコ−ン樹脂エマルジョンと、(d)ワックスエマルジョンとを含有してなる剥離層形成用塗布組成物を壁装材の裏打基材1上に塗工することにより、優れた剥離性、スベリ性及び適度な防湿性を備えた剥離層3を有する壁装材。【選択図】図1

Description

本発明は、内装材料として用いられる壁紙等の壁装材に剥離層を形成させるための塗布組成物及び当該塗布組成物により形成された剥離層を有する壁装材に関するものである。より詳しくは、本発明は、壁装材の裏打基材、例えば、パルプ紙(普通紙)、無機質紙、不織布等の裏面に剥離層を形成させることにより、リフォ−ム等で貼り替える際に簡単に剥離することができる壁装材を製造する為の剥離層形成用塗布組成物及び当該塗布組成物により形成された剥離層を有する壁装材に関するものである。
従来、国内の壁装材として用いられる壁紙は、「JIS A6922:2010壁紙施工用及び建具用でん粉系接着剤」に準じたでん粉系接着剤(以下、単に、でん粉系接着剤という。)を裏打ち紙の裏面に塗布して石膏ボ−ド等の下地基材に貼られるのが一般的である。このような壁紙をリフォ−ムや模様替え等で新たな壁紙に貼り替える場合は、既に貼着されている壁紙を剥離することになるが、剥離作業を容易にするために、剥がした際裏打ち紙が層間で剥離し、その片割れが下地基材に薄層で残るように改善した、いわゆるピ−ルアップ性を有する裏打ち紙が使用されている。
しかしながら、壁紙を剥がす際に、壁紙の一部が壁面に残ったり、壁面に不均一な凹凸を形成したりして、きれいに剥がれない場合が多くみられ、さらに、壁紙の貼り替え時に防火施工が必要な場合は、剥離の際に下地基材に残った裏打ち紙の薄層を完全に剥がす必要があり、壁紙の使用条件によっては剥離が難しかったり、下地基材を傷つけたりして、剥離に多大な手間と費用がかかるという問題がある。
そこで、これらの問題を解決するために特開平7−300800公報、あるいは、特開平8−232197公報では、壁紙の装飾面の反対側の接着面に、高分子材料と固体可塑剤よりなる感熱剥離層を設けた壁紙や、壁紙の貼着面側に、ワックスを含有する少なくとも50〜120℃の感熱剥離層を設けた壁紙が提案されているが、壁紙を剥がす際に表面から感熱剥離層の融点以上の加熱が連続的に必要となり、かえって従来の剥離作業より手間と費用がかかるという問題が予測され、しかも、実際の現場で壁面に50℃以上の連続加熱が可能であるか疑問視される。
また、特開2005−154968公報には、壁紙用裏打ち紙としてパルプ成分と合成樹脂成分との混抄紙を用い、メチルセルロ−ス系接着剤を裏打ち紙の裏面又は壁面に塗布して施工し、剥がす際に壁面からの剥離が接着層で剥離することを特徴とした発明が提案されており、さらに、特開2013−181249公報には、壁紙装飾側層と壁面貼り付け層とからなる2層構造の壁紙裏打ち用不織布で、各層にパルプ繊維と繊維状バインダ−と有機繊維を含み、2層構造でありながら不織布の層間で剥離が起こらず、壁紙を剥がす際にも壁面に壁紙が残らないという効果を高めた壁紙用裏打ち不織布に関する発明が提案されているが、実際には次のような問題点がある。
(1)当該特開2005−154968公報及び特開2013−181249公報で使用される合成樹脂成分、繊維状バインダ−、有機繊維は、壁紙用裏打ち用に用いる繊維としては線維長が長く、表面に毛羽立ちが発生し、ビニル壁紙製造時ペ−スト塗料を塗布する際、ピンホ−ル、ブツ、陥没などの不良現象が発生しやすい。
(2)当該特開2005−154968公報及び特開2013−181249公報で製造される壁紙は、日本国内で一般的に使用されているでん粉系接着剤で貼着した場合には剥がれず、特殊なメチルセルロ−ス系接着剤を石膏ボ−ド等の壁面基材に塗布するという国内では特殊な施工方法で貼着しないと剥がれないという問題がある。
(3)壁紙用裏打ち基材としては、従来のパルプ紙と比べて単価が数倍高く、汎用価格帯の商品にならない。
(4)使用する接着剤や施工方法が国内向けには特殊で普及し難い。
特開平7−300800公報、特開平8−232197公報、特開2005−154968公報、特開2013−181249公報
本発明は、このような従来技術における問題に着目してなされたもので、従来の標準的な施工方法で貼着しても簡単に剥がせる壁装材を提供するものである。
すなわち、本発明の目的は、国内で一般的に用いられているでん粉系接着剤を壁紙等の壁装材の裏打基材側に塗布して壁面に貼着する、いわゆる標準施工法を用いることが可能であり、しかも、裏打基材の種類を問わず加工が容易で安価な剥離層形成用塗布組成物及び剥離層を有する壁装材を提供しようとするものである。
本発明の他の目的や新規な特徴については本件明細書及び図面の記載からも明らかになるであろう。
本発明者らは、上記の課題を解決するために鋭意検討を重ねた結果、特定のゴムラテックス又はポリオレフィン系エマルジョン、又はゴムラテックスとポリオレフィン系エマルジョンとの混合物に、シリコ−ン樹脂エマルジョンとワックスエマルジョンとを配合する組成物が、離型性、スベリ性及び適度な防湿性を備えた皮膜を形成することができ、前記課題を解決しうることを知見し、さらに研究を重ねて本発明を完成した。
すなわち、本発明は、
(1)(a)ゴムラテックス及び/又は(b)ポリオレフィン系エマルジョンと、(c)シリコ−ン樹脂エマルジョンと、(d)ワックスエマルジョンとを含有してなる剥離層形成用塗布組成物、
(2)当該(a)ゴムラテックスが、天然ゴムラテックス、変性天然ゴムラテックス、合成ゴムラテックス及びそれらの混合物からなる群から選択される少なくとも1種のゴムラテックスである(1)に記載の剥離層形成用塗布組成物、
(3)当該(b)ポリオレフィン系エマルジョンが、ポリプロピレンエマルジョン、ポリエチレンエマルジョン及びエチレン−プロピレン共重合エマルジョンからなる群から選択される少なくとも1種のエマルジョンである前記(1)又は(2)に記載の剥離層形成用塗布組成物、
(4)前記(a)ゴムラテックス又は(b)ポリオレフィン系エマルジョンの単独系における固形分配合量は、剥離層形成用塗布組成物100質量部に対して(a)ゴムラテックスが20〜50質量部、(b)ポリオレフィン系エマルジョンが6〜27質量部であり、一方、(a)ゴムラテックス/(b)ポリオレフィン系エマルジョンの混合系における総固形分配合量は、剥離層形成用塗布組成物100質量部に対して9〜45質量部であり、かつ(a)ゴムラテックスの固形分配合量は6〜42質量部、(b)ポリオレフィン系エマルジョンの固形分配合量は3〜18質量部の範囲内である前記(1)〜(3)のいずれか一項に記載の剥離層形成用塗布組成物、
(5)剥離層形成用塗布組成物100質量部に対して、前記(c)シリコ−ン樹脂エマルジョンの固形分配合量が0.5〜10質量部であり、前記(d)ワックスエマルジョンの固形分配合量が2〜16質量部である前記(1)〜(4)のいずれか一項に記載の剥離層形成用塗布組成物、
(6)裏打基材の裏面に剥離層が形成されてなる壁装材であって、前記剥離層は、前記(1)〜(5)のいずれか一項に記載の剥離層形成用塗布組成物によって形成されたものであることを特徴とする剥離層を有する壁装材に係るものである。
本発明の剥離層形成用塗布組成物は、加工性が良く、裏打基材に塗布することにより、安価で優れた剥離層を有する壁装材(該壁装材)を提供することができ、得られた該壁装材は、剥離性が良く通常の標準施工法にも対応できるため特殊な作業を必要とせず、リフォ−ムや模様替え時の貼り替えに、作業時間の短縮化、貼り映えなどに顕著な効果がある。
以下、本発明の構成を詳細に説明する。
本発明に使用する(a)ゴムラテックスとは、天然ゴムラテックス、変性天然ゴムラテックス、合成ゴムラテックスであり、これらのゴムラテックス単独、もしくは混合物が使用できる。天然ゴムラテックスとは、ゴム樹から採集した新鮮ラテックスに保存剤を添加して凝固を防ぎ、その後、遠心分離法により濃縮し、貯蔵して安定化された濃縮ラテックスのことである。この天然ゴムラテックスを加硫やグラフト重合させたものが変性天然ゴムラテックスであるが、グラフト重合型天然ゴムラテックスは、剥離性が悪く本発明の使用には好ましくない。従って、本発明には、天然ゴムラテックス又は変性天然ゴムラテックスの加硫タイプの使用が好ましく、さらには、保存剤としてのアンモニア等の添加量を極力少なくした低刺激性の天然ゴムラテックスや、これを用いて加硫させた変性天然ゴムラテックスが好適である。
合成ゴムラテックスとしては、イソプレンゴム(IR)、スチレン−ブタジエンゴム(SBR)、アクリロニトリル−ブタジエンゴム(NBR)、メチルメタクリレ−ト−ブタジエンゴム(MBR),ウレタン(UR)ラテックス等が挙げられる。好ましくは、最も天然ゴムに近い分子構造をもったイソプレンゴム(IR)であるが、天然ゴムラテックスに比べてコストが高いので天然ゴムラテックスと併用して用いるのがより好ましい。
本発明においては、上記(a)ゴムラテックスとして市販品を用いてもよく、その具体例としては、天然ゴムラテックスが、レヂテックス社製のURACOL、変性天然ゴムラテックスが、レヂテックス社製のPC−ULE(加硫タイプ)等が挙げられ、合成ゴムラテックスとしては、日本ゼオン社製のNipol IR2200等が挙げられる。
このような(a)ゴムラテックスは、形成される剥離層に皮膜性を付与させる為に用いられる。前述の通り、天然ゴムラテックス、変性天然ゴムラテックス、合成ゴムラテックス単独及びこれらの混合物からなる群から選択される少なくとも1種のラテックスを選択できるが、機械的安定性、環境への配慮、単価等を考慮して天然ゴムラテックス及び/又は変性天然ゴムラテックスを選定するのが好ましく、更には、機械的安定性の優れた加硫タイプの変性天然ゴムラテックスを選定するのが好ましい。当該(a)ゴムラテックスを単独で使用する場合の固形分配合量は、剥離層形成用塗布組成物100質量部に対して20〜50質量部、好ましくは30〜40質量部の範囲である。当該(a)ゴムラテックスの固形分配合量が20質量部未満では剥離性が悪くなり、50質量部を超えると塗布組成物(塗料)の機械的安定性が悪く、生産性に影響を及ぼし、更に形成される剥離層面のスベリ性が低下し、壁装材の取り扱い性が悪くなる。
本発明に用いられる(b)ポリオレフィン系エマルジョンは、特に限定されず、従来公知のポリオレフィン系エマルジョンを用いることができる。当該(b)ポリオレフィン系エマルジョンとしては、例えば、親水基導入のポリオレフィンが、水中に分散されたもの等が挙げられる。上記親水基としては、例えば、カルボキシル基、スルホン酸基、リン酸基、ヒドロキシル基、アミノ基などが挙げられる。また、当該(b)ポリオレフィン系エマルジョンとして、ポリオレフィンが乳化分散剤により水中に分散されたものも用いることができる。当該(b)ポリオレフィン系エマルジョンとしては、具体的には、例えば、ポリプロピレンエマルジョン、ポリエチレンエマルジョン及びエチレン−プロピレン共重合体エマルジョンが好適に挙げられる。これらは単独で用いても良く、2種以上併用してもよい。
上記ポリプロピレン、ポリエチレン及びエチレン−プロピレン共重合体としては、融点が90〜150℃であるものが好ましく、また、質量平均分子量が1,000〜1,000,000であるものが好ましい。尚、本明細書において、融点とは、JIS K2207に規定される軟化点試験方法(環球法)によって測定された値をいう。
本発明においては、上記(b)ポリオレフィン系エマルジョンとして市販品を用いてもよく、その具体例としては、ポリプロピレンエマルジョンが、丸芳化学社製のPPエマルジョン、東洋紡社製のHARDLEN−NZ;ポリエチレンエマルジョンが、ジョンソンポリマ−社製のJW−150、成瀬化学社製のPE401等があげられ、更に、エチレン−プロピレン共重合体エマルジョンとしては、レヂテックス社製のHS等が挙げられる。
これらの(b)ポリオレフィン系エマルジョンは、前記の(a)ゴムラテックスと同様に形成される剥離層に皮膜性を付与させる為に用いられる。前述の通りポリプロピレンエマルジョン、ポリエチレンエマルジョン及びエチレン−プロピレン共重合体エマルジョンからなる群から選択された少なくとも1種のエマルジョンを選択できるが、当該(a)ゴムラテックスとの相性、機械的安定性、離型性、単価等を考慮して選定するのが好ましい。当該(b)ポリオレフィン系エマルジョンを単独で使用する場合の固形分配合量は、剥離層形成用塗布組成物100質量部に対して6〜27質量部、好ましくは9〜15質量部の範囲である。当該(b)ポリオレフィン系エマルジョンの固形分配合量が6質量部未満では、皮膜性が劣り剥離性が悪くなり、27質量部を超えると、単価が高くなるだけでなく、併用するシリコ−ン樹脂エマルジョンやワックスエマルジョンの配合量が減り剥離性に影響を及ぼすことになる。
本発明においては、(a)ゴムラテックスと(b)ポリオレフィン系エマルジョンを混合して用いることもできる。(a)ゴムラテックスは、固形分が高く皮膜性に優れ、単価は安いが機械的安定性と皮膜のスベリ性が劣る。逆に、(b)ポリオレフィン系エマルジョンは、機械的安定性と皮膜のスベリ性は優れるが、単価が高いという欠点がある。本発明では、(a)ゴムラテックスと(b)ポリオレフィン系エマルジョンのそれぞれの長所を生かした混合配合の場合、それらの総固形分配合量は、剥離層形成用塗布組成物100質量部に対して9〜45質量部であり、かつ、その際の(a)ゴムラテックスの固形分配合量は6〜42質量部、(b)ポリオレフィン系エマルジョンの配合量は3〜18質量部の範囲内で設計するのが好ましい。更に好ましくは、その際の総固形分配合量は12〜27質量部であり、(a)ゴムラテックスの固形分配合量は、6〜18質量部であり、(b)ポリオレフィン系エマルジョンの固形分配合量は6〜9質量部である。当該(a)ゴムラテックスと(b)ポリオレフィン系エマルジョンとの混合系の総固形分配合量が9質量部未満では、剥離性が悪く、同総固形分配合量が45質量部を超えると、単価が高くなるだけでなく、塗料が増粘しゲル化が発生しやすくなる。
本発明の(c)シリコ−ン樹脂エマルジョンは、ジメチルシリコ−ンオイル、各種変性シリコ−ンオイル、シリコ−ンレジン、シリコ−ンのエラストマ−パウダ−、皮膜形成性シリコ−ン等を界面活性剤を用いて水に分散させたもので、形成させる剥離層にスベリ性や離型性を発現させるために使用される。当該(c)シリコ−ン樹脂エマルジョンとしては、スベリ性や離型性に優れたジメチルシリコ−ンエマルジョン、変性シリコ−ンエマルジョン、皮膜形成性シリコ−ンエマルジョン等が好ましく、1種単独で使用することも、あるいは2種以上混合して用いることもできる。
本発明においては、上記(c)シリコ−ン樹脂エマルジョンとして市販品を用いてもよく、その具体例としては、ジメチルシリコ−ンエマルジョンが、信越化学工業社製のKM−740T、東レダウコ−ニング社製のSM−490EX;変性シリコ−ンエマルジョンが、信越化学工業社製のX−52−8046、東レダウコ−ニング社製のSM−7002EX;皮膜形成性シリコ−ンエマルジョンが、信越化学工業社製のKM−2002T、東レダウコ−ニング社製のIE−7170等が挙げられる。
本発明の剥離層形成用塗布組成物100質量部中における当該(c)シリコ−ン樹脂エマルジョンの固形分配合量は、0.5〜10質量部であり、好ましくは2〜6質量部である。固形分配合量が0.5質量部未満では、離型性やスベリ性が悪くなり、10質量部を超えると、塗料の濡れ性が悪く、均一な剥離層の形成が出来にくくなる。
本発明には、前記(c)シリコ−ン樹脂エマルジョンと併用して(d)ワックスエマルジョンを用いる。(d)ワックスエマルジョンは、主に、形成される剥離層に防湿性を与える目的で使用されるが、同時に高価な(c)シリコ−ン樹脂エマルジョンの持つ離型性とスベリ性を補い、コストを下げる目的としても必要な成分である。当該(d)ワックスエマルジョンは、ワックス成分(これに類似するものも包含する。)を分散質とするエマルジョンであり、分散質となるワックス成分は、ポロプロピレンワックス、ポリエチレンワックス、パラフィンワックス、マイクロクリスタリンワックスやマレイン化石油樹脂などの変性ワックス成分など公知のワックス成分などを単独使用してもよく、2種以上混合して使用してもよい。中でも、パラフィンワックスは、防湿性やスベリ性が良好で、コスト面でも好ましい。
当該(d)ワックスエマルジョンに用いられるワックス成分の質量平均分子量は30000以下が好ましく、更には20000以下である。かかる質量平均分子量が30000を超えると表面平滑性の向上があまり見られないことがあり好ましくない。また、ワックスの融点は40〜120℃が好ましく、融点が40℃未満だと剥離層表面でワックス層の形成が出来ずに防湿性が悪化し、120℃を超えた場合は、製造時の乾燥温度を高くする必要があったり、生産スピ−ドが遅くなったりと生産性が悪くなり好ましくない。
当該(d)ワックスエマルジョンは、剥離層形成用塗布組成物100質量部に対して、固形分配合量は、2〜16質量部であり、好ましくは4〜8質量部である。当該(d)ワックスエマルジョンの固形分配合量が2質量部未満では、壁装材に形成される剥離層に防湿性が発現できず、16質量部を超えると、剥離層の表面にワックス成分が粉状に付着して粉落ちが発生するだけでなく、防湿性が高くなりすぎて壁装材を施工する際フクレ等の問題が発生する。
本発明の剥離層形成用塗布組成物には、必要に応じて、分散剤、表面調整剤、消泡剤、増粘剤、保水材、防腐剤等を添加できる。具体的には、分散剤は、(c)シリコ−ン樹脂エマルジョンや(d)ワックスエマルジョンの分散性を向上させるもので、用いる分散剤には特に制限はなく、ノニオン性、アニオン性、カチオン性又は両性の界面活性剤、アクリル共重合物が挙げられる。表面調整剤は、剥離層形成用塗布組成物の濡れ性を向上させるもので、変性シリコ−ン系、アセチレン系、アクリル系表面調整剤等から適宜選定される。増粘剤は、壁装材に剥離層を形成させる場合、コ−ティング方法により剥離層形成用塗布組成物に適度な粘度を持たせる為に使用する。増粘剤としては、ポリエ−テル系、ウレタン変性ポリエ−テル系、変性ポリアクリル酸系、ポリビニルアルコ−ル(PVA)、カゼイン、スタ−チ、メチルセルロ−ス(MC)、カルボキシメチルセルロ−ス(CMC)等が挙げられる。また、防腐剤として、MIT(メチルイソチアゾリン)、BIT(ベンゾイソチアゾリン)、トリアジン等が挙げられる。
本発明の剥離層形成用塗布(塗料)組成物は、剥離層を有する壁装材を製造するために、壁装材の裏打基材の裏面全面に塗布(塗工)される。裏打基材としては、パルプ紙(普通紙)、無機質紙、不織布等平滑性のある基材であれば何でもよい。塗工装置としては、特に制限はなく、ロ−ルコ−タ−、ブレ−ドコ−タ−、エア−ナイフコ−タ−、グラビアコ−タ−、ロ−タリ−スクリ−ン等による公知の方法で行うことが出来るが、グラビアコ−タ−が装置的にも作業的にも好ましい。本発明の剥離層形成用塗布組成物は、あらかじめ裏打基材の裏面に塗布乾燥して剥離層を形成させておくこともできるが、壁装材を製造する加工条件(加熱条件、加工装置の形態等)により剥離層形成用塗布組成物や加工条件の選択範囲が狭くなるため、すでに壁装材として製造された後の裏打基材面に塗布することが好ましく、裏打基材がほぼ平滑であればどんな種類の壁装材にも剥離層を形成させることができる。
本発明の剥離層形成用塗布組成物の塗工量(wet換算)は、好ましくは5〜25g/mさらに好ましくは、10〜18g/mである。当該塗工量が5g/m未満であると剥離性に劣り、25g/mを超えると、コストアップとなるだけでなく防湿性が強すぎて壁装材の施工時にフクレ等の問題が発生する。また、本発明の剥離層形成用塗布組成物は、すでに製造された壁装材の裏打基材面に塗布するという推奨方法の場合、塗工後に、壁装材の形状が崩れない条件で乾燥することが必要である。例えば、ビニル壁紙のような熱可塑性樹脂で形成された壁装材では、塗布量によっても異なるが、ビニル層の形状が崩れない温度条件、好ましくは70℃〜90℃で、乾燥時間5〜30秒である。
本発明の剥離層形成用塗布組成物は、剥離性に優れ、加工性がよく安価に剥離層を形成させることができるため、壁紙などの壁装材の剥離層形成用としては好適である。また、本発明で製造された剥離層を有する壁装材は、壁紙で通常使用されているでん粉系接着剤を用い、でん粉系接着剤を壁紙の裏打紙側に塗布する、いわゆる標準施工法により貼着しても簡単に剥がすことができる壁装材である。
以下、図面を参照して本発明を説明する。図1は、本発明の剥離層を有する壁装材(以下該壁装材)の側断面図であり、裏打基材1の表面に塩化ビニル層等の化粧層2が設けられ、裏打基材1の裏面に剥離層3が設けられている。
前記裏打基材1は、パルプ紙(普通紙)、無機質紙、不織布等平滑性のあるシ−ト状の基材であり、平滑であれば材質は特に制限されない。前記化粧層2としては、特に限定するものではないが、裏打基材1上に、塩化ビニル樹脂層やオレフィン樹脂層等を積層し、必要に応じて模様を印刷により設けたもの、エンボスして立体感を出したものなどが挙げられる。また、前記剥離層3は、前述の通り本発明による剥離層形成用塗布組成物が裏打基材1の裏面全面に塗布乾燥されて形成されたものである。
図2(A)は、本発明の該壁装材において、剥離層3上に接着剤4を塗布して下地基材5に貼着された側断面図である。前記接着剤4としては、主に、でん粉系接着剤が挙げられるが、特にこれに限定されるものではなく、メチルセルロ-ス系接着剤、ゼラチン系接着剤など水溶性接着剤が適当である。また、この他に、接着剤4が剥離層3を浸透して裏打基材1に到達しないという条件を備えた接着剤であれば適用することが可能である。
図2(B)は、下地基材5に貼着された本発明の該壁装材が、剥離層3と接着剤4との界面で剥がれる状態を示した側断面図である。このように、本発明で得られた該壁装材は、剥離する際に、形成された剥離層3と接着剤4との界面で剥がれるように設計されており、下地基材5に層間剥離した裏打基材1の薄層が残らず、平滑な下地基材を再現させることができるものである。
以下、実施例を挙げ、本発明を具体的に説明するが、以下の実施例に限定されるものではない。尚、実施例において、「部」はすべて質量基準である。
(I)壁装材1の製造例
坪量75g/mのパルプ紙(普通紙)を裏打基材とし、この裏打基材に発泡剤を含む塩化ビニル樹脂を塗工して発泡させた後、これにエンボス加工を施して壁装材1を得た。
(II)壁装材2の製造例
特開2005−154968公報に基づく裏打基材として、坪量85g/mのパルプ成分とポリエステル繊維の混抄紙(以下該混抄紙)を用い、この裏打基材に発泡剤を含む塩化ビニル樹脂を塗工して発泡させた後、これにエンボス加工を施して壁装材2を得た。この際、該混抄紙の毛羽立ちにより意匠上問題となるブツやピンホ−ルが発生した。
(III)剥離層形成用塗布組成物に用意した主要成分と補助成分例
剥離層形成用塗布組成物の主要成分(I)として、(a)ゴムラテックス:変性天然ゴムラテックス〔レヂテックス社製PC−ULE、固形分60%〕、(b)ポリオレフィン系エマルジョン:ポリプロピレンエマルジョン〔丸芳化学社製のポリプロピレンエマルジョン、固形分30%〕、主要成分(II)として、(c)シリコ−ン樹脂エマルジョン:ジメチルシリコ−ンエマルジョン〔信越化学工業社製のKM−740T、固形分38%〕、(d)ワックスエマルジョン:パラフィンワックスエマルジョン〔日本精蝋社製のEMUSTAR-1155、固形分40%、融点69℃〕を用意した。さらに、補助成分として、分散剤:アクリル共重合物〔ビックケミ−・ジャパン社製Disperbyk-2015〕、表面調整剤:変性シリコ−ン系〔ビックケミ−・ジャパン社製BYK-349〕、消泡剤:疎水性シリカ〔サンノプコ社製SNデフォ−マ−113〕、増粘剤:ウレタン変性ポリエ−テル系〔サンノプコ社製SNシックナ−612〕を用意した。
実施例1
水17.6部に主要成分(II)としてジメチルシリコ−ンエマルジョン(KM−740T)6部とパラフィンワックスエマルジョン(EMUSTAR-1155)15部を添加し、さらに、分散剤としてアクリル共重合物(Disperbyk-2015)を0.5部添加した後、ホモミキサ−にて充分撹拌した。続いて、主要成分(I)として変性天然ゴムラテックス(PC−ULE)を60部、表面調整剤として変性シリコ−ン系(BYK-349)を0.5部、消泡剤として疎水性シリカ(SNデフォ−マ−113)を0.2部、増粘剤としてウレタン変性ポリエ−テル系(SNシックナ−612)を0.2部添加し、更に、ホモミキサ−にて撹拌・調整して剥離層形成用塗布組成物(塗料組成物)を得た。得られた塗料組成物の主要成分(I)の変性天然ゴムラテックス固形分量は36部、粘度250mPa・s/25℃であった。当該塗料組成物を前記製造例で得られた壁装材1の裏打基材の上に、グラビア印刷機にて12g/m・wetになるよう塗布し、80℃の熱風乾燥機で15秒乾燥させて剥離層を有する壁装材(以下該壁装材)を得た。この際、当該塗料組成物の機械安定性は良好であり、該壁装材の剥離層のスベリ性も良好であった。このようにして得られた該壁装材の剥離層上に、でん粉系接着剤〔ヤヨイ化学工業社製ル−アマイルド〕を150g/m塗布し、下地基材の石膏ボ−ド〔吉野石膏社タイガ−ボ−ド〕上に貼着した。施工後のフクレの発生もなく1週間経過後、該壁装材の接着状態が安定したところで剥がしたところ、該壁装材は裏打基材の薄層が下地基材に残ることなく、容易に剥がすことができた。結果は表1に示す。尚、評価方法を後記する。
実施例2〜5
実施例1と同様に、表1に記載の配合割合により当該塗料組成物を得た。得られた当該塗料組成物の主要成分(1)の総固形分量と粘度は、表1に示す通りであった。続いて、実施例1と同条件で該壁装材を製造し、同様に評価した。その結果は表1に示す通りであり、実施例4はやや剥離が重い状態であったが、他はすべて良好であった。尚、実施例4は、本発明で最も低コスト処方であり、実施例5は最も高コスト処方である。
実施例6
実施例1と同様に、表1に記載の配合割合により当該塗料組成物を得た。得られた当該塗料組成物の主要成分(1)の総固形分量と粘度は、表1に示す通りであった。続いて、前記壁装材2の裏打基材の上に実施例1と同条件で該壁装材を製造し、同様に評価した。その結果は、表1に示す通り良好であった。
比較例1
水32.6部に実施例1の主要成分(II)から(d)ワックスエマルジョンを除き、他の主要成分及び補助成分を実施例1と同様に配合して当該塗料組成物を得た。得られた当該塗料組成物の主要成分(I)の変性天然ゴムラテックス固形分量は36部、粘度230mPa・s/25℃であった。続いて、実施例1と同条件で該壁装材を製造し、同様に評価した。その結果は、表2に示す通り、剥離性は良くなく、部分的に裏打基材の薄層が下地基材に残っていた。(d)ワックスエマルジョンを除いたことにより剥離性が悪くなったと推測される。
比較例2
水48.6部に実施例1の主要成分(II)から(c)シリコ−ン樹脂エマルジョンを除き、他の主要成分及び補助成分を実施例1と同様に配合して、当該塗料組成物を得た。得られた当該塗料組成物の主要成分(I)のポリプロピレンエマルジョン固形分量は12部、粘度250mPa・s/25℃であった。続いて、実施例1と同条件で該壁装材を製造し、同様に評価した。その結果は、表2に示す通り、剥離性は良くなく、部分的に裏打基材の薄層が下地基材に残っていた。(c)シリコ−ン樹脂エマルジョンを除いたことにより剥離性が悪くなったと推測される。
比較例3
剥離層のない前記壁装材2の裏打基材上に、実施例1で用いたでん粉系接着剤を塗布し、実施例1と同様に評価した。その結果、表2に示す通り剥離性が悪く、層間剥離した下地基材の薄層が下地基材前面に残っていた。
評価方法
(1)剥離層のスベリ性
20cm×20cmの試験体を25℃、50%の恒温恒湿槽に2時間放置した後、取り出し、指触にてスベリ性を評価する。
○:スベリ性が良い。
△:ややスベリ性がある。
×:スベリ性が悪い。
(2)剥離層形成用塗布組成物の機械的安定性
JIS K6392(NBR 合成ラテックスの試験方法)に規定される「マロン式機械的安定度試験装置」を使用し、荷重15kg、回転数1,000回転にて10分間処理した後のラテックス中の凝固分を測定する。
○:凝固物が0.1%未満。
△:凝固物が、0.1%以上〜1%未満。
×:凝固物が、1%以上。
(3)壁装材の剥離性
幅45cm×長さ60cmの試験体にJIS A6922に準ずるでん粉系接着剤〔ヤヨイ化学工業社製ル−アマイルド〕を150g/m塗布し、90
cm×90cmの石膏ボ−ド(下地基材)に貼着する。1週間経過後、試験体を45cm幅で剥がし、剥離性と下地基材の状態を評価する。
○ :剥離性が良く、裏打基材が下地基材に残らない。
○△:やや剥離性は重いが、裏打基材は下地基材に残らない。
△ :剥離性は良いが、下地基材に接着剤跡が残る。
△×:剥離性がやや悪く、部分的に裏打基材が下地基材に残る。
× :剥離性が悪く、裏打基材が下地基材全面に残る。
(4)フクレの発生
幅90cm×長さ170cmの試験体にJIS A6922に準ずるでん粉系接着剤〔ヤヨイ化学工業社製ル−アマイルド〕を150g/m塗布し、90cm×180cmの石膏ボ−ド(下地基材)に貼着した直後から1週間経過後のフクレの発生状況を目視で確認する。
○:フクレが発生していない。
△:部分的にフクレが発生している。
×:フクレが全面に発生している。
Figure 2016074865
Figure 2016074865







図1は、本発明の剥離層を有する壁装材の側断面図である。 図2(A)は、本発明の剥離層を有する壁装材が、接着剤を介して下地基材に貼着した状態を示す側断面図、図2(B)は、下地基材に貼着された本発明の剥離層を有する壁装材が、剥離層と接着剤の界面で剥がれた状態を示す側断面図である。
1:裏打基材
2:化粧層
3:剥離層
4:接着剤
5:下地基材

Claims (6)

  1. (a)ゴムラテックス及び/又は(b)ポリオレフィン系エマルジョンと、(c)シリコ−ン樹脂エマルジョンと、(d)ワックスエマルジョンとを含有してなることを特徴とする剥離層形成用塗布組成物。
  2. (a)ゴムラテックスが、天然ゴムラテックス、変性天然ゴムラテックス、合成ゴムラテックス及びそれらの混合物からなる群から選択された少なくとも1種のゴムラテックスであることを特徴とする、請求項1に記載の剥離層形成用塗布組成物。
  3. (b)ポリオレフィン系エマルジョンが、ポリプロピレンエマルジョン、ポリエチレンエマルジョン及びエチレン−プロピレン共重合エマルジョンからなる群から選択された少なくとも1種のエマルジョンであることを特徴とする、請求項1又は2に記載の剥離層形成用塗布組成物。
  4. (a)ゴムラテックス又は(b)ポリオレフィン系エマルジョンの単独系における固形分配合量は、剥離層形成用塗布組成物100質量部に対して(a)ゴムラテックスが20〜50質量部、(b)ポリオレフィン系エマルジョンが6〜27質量部であり、(a)ゴムラテックス/(b)ポリオレフィン系エマルジョンの混合系における総固形分配合量は、剥離層形成用塗布組成物100質量部に対して9〜45質量部であり、かつ(a)ゴムラテックスの固形分配合量は6〜42質量部、(b)ポリオレフィン系エマルジョンの固形分配合量は3〜18質量部の範囲内であることを特徴とする、請求項1〜3のいずれか一項に記載の剥離層形成用塗布組成物。
  5. 剥離層形成用塗布組成物100質量部に対して、(c)シリコ−ン樹脂エマルジョンの固形分配合量が0.5〜10質量部であり、(d)ワックスエマルジョンの固形分配合量が2〜16質量部であることを特徴とする、請求項1〜4のいずれか一項に記載の剥離層形成用塗布組成物。
  6. 裏打基材の裏面に剥離層が形成されてなる壁装材であって、前記剥離層は、請求項1〜5のいずれか一項に記載の剥離層形成用塗布組成物によって形成されたものであることを特徴とする剥離層を有する壁装材。
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