JP2016074413A - 送風装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】上下方向に広範囲に広がる空気流を供給することが可能な送風装置を提供する。
【解決手段】吹出口121から吹き出された一次空気流F1を沿わせて流すガイド面GSは、第1ガイド面である複数の第1フラップ面142aと、車両後方側に向かって第1フラップ面142aよりも下方に傾斜する第2ガイド面である複数の第2フラップ面142bと、を有する。第1フラップ面142aと第2フラップ面142bとは、左右方向に交互に隣り合うように配置されている。
【選択図】図5

Description

本発明は、車両のキャビンに空気流を供給する送風装置に関する。
コアンダ効果を用いて車両のキャビンに空気流を供給する送風装置が知られている。
例えば、下記特許文献1には、キャビンの天井部に設けられる送風装置が記載されている。この送風装置は、車両左右方向に延びるダクトを備えており、このダクトには空気流を吹き出す第1の吹出口が形成されている。第1の吹出口から吹き出された空気流は、コアンダ効果によってダクトの外側面に沿って流れるとともに、周囲の空気を引き込んで合流しながら車両の後方側に向かう。この結果、空気流は、第1の吹出口から吹き出された際よりも流量が増加した状態で、キャビンに供給される。
また、下記特許文献1に記載された送風装置は、第1の吹出口とは別に、下方に空気流を吹き出す第2の吹出口を備えている。第2の吹出口は、第1の吹出口が吹き出す空気流に上方から合流するように空気流を吹き出す。この送風装置は、第1の吹出口と第2の吹出口のそれぞれから吹き出される空気流の流量のバランスを変更することにより、車両前後方向における空気流の向きの変更を行うことができる。
国際公開第2013/145172号
車両のキャビンに設けられる送風装置では、乗員の意に反して、乗員の身体に局所的に空気流が当たることを避けることが求められる。この点、上記特許文献1に記載された送風装置では、車両左右方向に延びるように形成された第1の吹出口から空気流を吹き出すため、車両左右方向においては広範囲に広がる空気流を吹き出すことができる。
しかしながら、上記特許文献1に記載された送風装置では、上下方向における空気流の広がりが十分なものではなかった。車両左右方向には比較的容易に吹出口を広げることができるものの、キャビンのスペースの制約から、吹出口を上下方向に広げることは難しい。このため、上記特許文献1に記載された送風装置では、上下方向に広範囲に広がる空気流を供給することができなかった。
本発明はこのような課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、上下方向に広範囲に広がる空気流を供給することが可能な送風装置を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明に係る送風装置は、車両(VH)のキャビン(VC)に空気流を供給する送風装置(10,10A,10B,10C)であって、空気流を発生させる送風機(112)と、送風機が発生させた空気流が内部に導入されるとともに、その外側面の少なくとも一部が空気流を沿わせて流すガイド面(GS)を構成するダクト(12,12C)と、ダクトに形成され、ダクトの内部の空気流をガイド面に沿わせて車両後方側に吹き出す吹出口(121)と、を備える。ガイド面は、複数の第1ガイド面(142a,142e,122Ca)と、車両後方側に向かって第1ガイド面よりも下方に傾斜する複数の第2ガイド面(142b,142c,142d,142f,122Cb)と、を有する。第1ガイド面と第2ガイド面とは、車両左右方向に交互に隣り合うように配置されている。
本発明に係る送風装置は、吹出口から車両後方側に吹き出された空気流は、第1ガイド面と、車両後方側に向かって第1ガイド面よりも下方に傾斜する第2ガイド面とに沿って流れる。このため、吹出口から吹き出された空気流は、第1ガイド面に沿って流れて車両の天井寄りの方向を指向する空気流と、第2ガイド面に沿って流れて斜め下方を指向する空気流とに分流する。このように、上下方向において空気流に異なる指向性を与える第1ガイド面と第2ガイド面とが、車両左右方向に交互に隣り合うように配置されることで、上下方向に広範囲に広がる空気流を供給することが可能となる。したがって、例えば、乗員の顔全体に広がるような空気流を供給し、乗員の意に反して、乗員の身体に局所的に空気流が当たることによる不快感を軽減することが可能となる。
また、本発明に係る送風装置は、車両(VH)のキャビン(VC)に空気流を供給する送風装置(10,10A,10B,10C)であって、空気流を発生させる送風機(112)と、送風機が発生させた空気流が内部に導入されるとともに、その外側面の少なくとも一部が空気流を沿わせて流すガイド面(GS)を構成するダクト(12,12C)と、を備える。ダクトには、ダクトの内部の空気流をガイド面に沿わせて第1方向に吹き出す吹出口(121)が形成される。ガイド面は、第1ガイド面(142a,142e,122Ca)と、第1方向に向かって第1ガイド面よりも第1方向とは異なる第2方向に傾斜する第2ガイド面(142b,142c,142d,142f,122Cb)と、を有する。第1ガイド面と第2ガイド面とは、第1方向及び第2方向とは異なる第3方向に隣り合うように配置されている。
本発明に係る送風装置は、吹出口からガイド面に沿わせて第1方向に吹き出された空気流は、第1ガイド面と、第1方向に向かって第1ガイド面よりも第2方向に傾斜する第2ガイド面とに沿って流れる。このように、空気流に異なる指向性を与える第1ガイド面と第2ガイド面とは、第3方向に隣り合うように配置される。ここで、第1方向、第2方向、及び第3方向は、互いに異なる方向である。
このように構成された送風装置を、第1方向が車両後方側となり、第2方向が下方となり、第3方向が車両左右方向となるように車両のキャビンに設けると、吹出口から吹き出された空気流は、第1ガイド面に沿って流れて車両の天井寄りの方向を指向する空気流と、第2ガイド面に沿って流れて斜め下方を指向する空気流とに分流する。これにより、上下方向に広範囲に広がる空気流を供給することが可能となる。したがって、例えば、乗員の顔全体に広がるような空気流を供給し、乗員の意に反して、乗員の身体に局所的に空気流が当たることによる不快感を軽減することが可能となる。
本発明によれば、上下方向に広範囲に広がる空気流を供給することが可能な送風装置を提供することができる。
第1実施形態に係る送風装置が設けられた車両を左方から見た模式図である。 図1の車両を上方から見た模式図である。 図1の送風装置を下方から見た模式図である。 図1の送風装置のダクトを後方かつ下方から見た斜視図である。 図4のV−V断面を示す断面図である。 比較例に係る送風装置が供給する空気流の流速分布を示す図である。 図1の送風装置が供給する空気流の流速分布を示す図である。 第1実施形態の変形例に係る送風装置が設けられた車両を左方から見た模式図である。 第2実施形態に係る送風装置のフラップを後方かつ下方から見た斜視図である。 第3実施形態に係る送風装置のフラップを後方かつ下方から見た斜視図である。 図10のXI−XI断面を示す断面図である。
以下、添付図面を参照しながら実施形態について説明する。説明の理解を容易にするため、各図面において同一の構成要素に対しては可能な限り同一の符号を付して、重複する説明は省略する。
まず、図1乃至図3を参照しながら、第1実施形態に係る送風装置10の概略について説明する。
送風装置10は、車両VHのキャビンVCの天井部VLに設けられる。送風装置10は、送風ユニット11と、2つのダクト12,12と、2つのフラップ14,14と、を備える。キャビンVCには、1列目〜3列目のシートS1,S2,S3が設けられている。送風装置10は、このシートS1,S2,S3のそれぞれに着席する乗員P1,P2,P3の頭部よりも上方に配置されている。
尚、以下の説明において、前後方向、左右方向、及び上下方向について説明するときは、送風装置10が車両VHのキャビンVCの天井部VLに設けられた状態において、それぞれ乗員P1,P2,P3が車両VHの前進方向を向いた場合の前後方向、左右方向、及び上下方向を意味するものとする。
送風装置10は、後述する吹出口121がガイド面GSに沿わせて空気流を吹き出す第1方向が後方側となるように配置されている。また、送風装置10は、吹出口121がガイド面GSに沿わせて空気流を吹き出す方向に向かって、後述する第2フラップ面142bが第1フラップ面142aよりも傾斜する第2方向が下方となるように配置されている。さらに、送風装置10は、第1フラップ面142aと第2フラップ面142bとが隣り合う第3方向が左右方向となるように配置されている。
送風ユニット11は、空気流を発生させる装置である。送風ユニット11は、ケース111と、送風機112と、分岐体113と、を有している。
ケース111は、上下方向の寸法が他方向の寸法に比べて小さい扁平形状に形成されている。ケース111は、左右方向においてキャビンVCの中央部に配置されている。ケース111の前端部には、ケース111の内外を連通する吸込口111aが形成されている。また、ケース111の後部の左右両側面には、ケース111の内外を連通する一対の吹出口111b,111bがそれぞれ形成されている。
送風機112は、空気流を発生させる電動送風機である。送風機112は、ケース111に収容されている。送風機112は、その内部に不図示の遠心式多翼ファンを有している。この遠心式多翼ファンが回転することにより、キャビンVCの空気がケース111の吸込口111aを介して吸い込まれ、送風機112の吹出口112aから後方側に吹き出される。
分岐体113は、前端部から後方側に延び、途中で左右に分岐して後端部まで延びる部材である。分岐体113は、ケース111に収容されている。分岐体113は、ケース111の内部において分岐流路113aを区画形成している。分岐体113は、前端部が送風機112の吹出口112aに接続されており、後端部がケース111の一対の吹出口111b,111bに接続されている。これにより、送風機112の吹出口112aから吹き出された空気流は、分岐流路113aに導入されて左右に分流し、ケース111の吹出口111b,111bに供給される。
ダクト12,12は、送風ユニット11の左右両側にそれぞれ設けられている。ダクト12は、左右方向に直線状に延びるように形成された中空の部材である。ダクト12は、ケース111側の端部がケース111の吹出口111bに接続されている。ダクト12の下側面122のうち前方寄りの部位には、吹出口121が形成されている。吹出口121は、左右方向の寸法が上下方向の寸法に比べて大きいスリット状に形成されている。これにより、送風機112が発生させた空気流は、ケース111の吹出口111bを介してダクト12の内部に導入され、ダクト12の吹出口121から吹き出される。尚、ダクト12,12は、左右方向に略対称に形成されているため、以下、左側のダクト12を例にとって説明する。
フラップ14は、ダクト12の外部の後方側に配置されている板状の部材である。フラップ14は、そのダクト12側の一端部が、後述する回動軸141によって支持されている。これにより、フラップ14は回動軸141を中心として回動自在で、任意の位置で静止することが可能とされている。
続いて、図4及び図5を参照しながら、送風装置10のダクト12及びフラップ14の詳細な構成について説明する。
吹出口121は、ダクト12の下側面122のうち、ダクト内流路128の下方の部位に形成されている。吹出口121は、ダクト内流路128の内外を連通している。ダクト12は、上下方向に互いに間隔を空けて配置される壁面123と壁面124とを有している。この壁面123と壁面124との間には、吹出口121と、入口125aから吹出口121まで延びる絞り流路125が形成されている。絞り流路125は、入口125aから吹出口121にかけて断面積が漸次小さくなっている。
ダクト内流路128には、複数のガイドベーン126が設けられている。ガイドベーン126は、その外側面に沿わせて空気流を流すことで、空気流の左右方向の流速成分を変化させる。
フラップ14は、その下側面142に、複数の第1フラップ面142a及び第2フラップ面142bを有している。第1フラップ面142a及び第2フラップ面142bは、いずれも矩形の平面で構成されている。第2フラップ面142bは、後方側に向かって、第1フラップ面142aよりも角度θbだけ下方に傾斜している。
フラップ14には、このような第1フラップ面142aと第2フラップ面142bとが、左右方向に交互に隣り合うように配置されている。複数の第1フラップ面142aの幅Waは、左右両端部のものを除いて互いに略同一となるように設定されている。また、第1フラップ面142aの幅Waは、第2フラップ面142bの幅Wbと略同一となるように設定されている。
次に、図4乃至図7を参照しながら、以上のように構成されたダクト12及びフラップ14によって供給される空気流について説明する。
ダクト内流路128に導入された空気流は、前方向及び左方向の流速成分を有している。この空気流がガイドベーン126の外側面に沿って流れると、その左方向の流速成分が低減する。これにより、空気流は、その向きを前後方向に略平行な方向に変えて、絞り流路125の入口125aに流入する。
入口125aに流入した空気流は、絞り流路125を吹出口121に向かって流れる。これにより、空気流の流速が高められる。ダクト内流路128の空気流は、前後方向に略平行な向きに入口125aに流入することから、慣性により、前後方向に略平行な向きのまま絞り流路125を通過し、吹出口121から後方側に吹き出される。したがって、吹出口121から後方側に吹き出される一次空気流F1の向きは、前後方向に略平行なものとなる。
吹出口121から後方側に吹き出された一次空気流F1は、まず、コアンダ効果によってダクト12の下側面122に沿って流れる。さらに、下側面122を通過した空気流は、次に、コアンダ効果によってフラップ14の下側面142に沿って流れる。すなわち、ダクト12の下側面122とフラップ14の下側面142とは、いずれも空気流を沿わせて流すガイド面GSを構成している。
吹出口121から一次空気流F1が吹き出されると、そのエジェクタ効果により、一次空気流F1の周囲の空気が引き込まれて二次空気流F2が形成される。この結果、ダクト12の吹出口121から吹き出された一次空気流F1は、二次空気流F2と合流し、その流量が増大しながら後方側に供給される。一次空気流F1は、フラップ14の下側面142に沿って流れることで、その前後方向の向きが変更される。
ここで、フラップ14の下側面142に沿って流れる空気流は、第1フラップ面142aと第2フラップ面142bとに沿って流れる。前述したように、第2フラップ面142bは、後方側に向かって第1フラップ面142aよりも角度θbだけ下方に傾斜している。これにより、下側面142に沿って流れる一次空気流F1は、第1フラップ面142aに沿って流れる空気流F1aと、第2フラップ面142bに沿って流れる空気流F1bとに分流する。空気流F1aがキャビンVCの天井部VL寄りの方向を指向するのに対し、空気流F1bは空気流F1aよりも下方を指向する。
この第1実施形態に係る送風装置10では、上下方向において空気流に異なる指向性を与える第1フラップ面142aと第2フラップ面142bとが、左右方向に隣り合うように配置されることで、上下方向に概ね角度θbにわたって広がる空気流を供給することが可能となる。したがって、例えば、乗員P2あるいは乗員P3の顔全体に広がるような空気流を供給することが可能となる。これにより、乗員P2あるいは乗員P3の意に反して、乗員P2あるいは乗員P3の目の位置などに、空気流が局所的に当たることによる不快感を軽減することが可能となる。
図1に示される乗員P3の顔P3F周辺における空気流の流速分布について、本発明者らが行った実験の結果を、図6及び図7を参照しながら説明する。本実験では、比較例に係る送風装置と、第1実施形態に係る送風装置10とを用意し、それぞれ吹出口121から同等の流量の空気流を吹き出した場合における流速を測定したものである。
図6は、比較例に係る送風装置が供給する空気流の、乗員P3の顔P3F周辺における流速分布を示している。この比較例に係る送風装置は、送風装置10のフラップ14の下側面142が、第1フラップ面142a及び第2フラップ面142bを有しておらず、平坦な面で構成されたものである。一方、図7は、第1実施形態に係る送風装置10が供給する空気流の、乗員P3の顔P3F周辺における流速分布を示している。
図6に矢印H6で示されるように、比較例に係る送風装置では、流速が0.6m/sから1.5m/sの空気流が、上下方向に比較的狭い範囲で分布した。この比較例に係る送風装置は、フラップ14の下側面142が平坦な面で構成されていることから、上下方向における空気流の広がりが比較的小さなものとなる。したがって、供給される空気流が乗員P3の顔P3Fの特定位置に局所的に当たり、不快感を与えるおそれがある。
一方、図7に矢印H7で示されるように、第1実施形態に係る送風装置10では、流速が0.6m/sから1.5m/sの空気流が、上下方向に比較的広い範囲で分布した。すなわち、第1実施形態に係る送風装置10では、吹出口121から吹き出された空気が、第1フラップ面142a及び第2フラップ面142bによって上下方向に広範囲に広がっていることがわかる。これにより、乗員P3の顔P3F全体に広がるような空気流を供給することが可能となる。
吹出口121から後方側に吹き出された空気流の指向性は、ダクト12の後方側に配置されたフラップ14に強く影響される。したがって、第1実施形態に係る送風装置10のように、第1フラップ面142aと第2フラップ面142bとをフラップ14の下側面142に形成することで、空気流をより確実に上下方向に広範囲に広げて供給することが可能となる。
続いて、第1実施形態の変形例に係る送風装置10Aについて、図8を参照しながら説明する。
送風装置10Aは、そのフラップ14Aの構成が、前述した第1実施形態に係る送風装置10のフラップ14の構成と異なる。したがって、第1実施形態と同一の構成については、適宜同一の符号を用いて説明を省略する。まず、フラップ14Aの構成について説明する。
フラップ14Aは、ダクト12の外部の後方側に配置されている板状の部材である。フラップ14Aは、そのダクト12側の一端部を、左右方向に略水平に延びる回動軸141によって支持されている。これにより、フラップ14Aは回動軸141を中心として回動自在で、任意の位置で静止することが可能とされている。
フラップ14Aは、前述した複数の第1フラップ面142a及び第2フラップ面142bの他に、複数の第3フラップ面142c及び第4フラップ面142dをその下側面142Aに有している。第3フラップ面142c及び第4フラップ面142dは、いずれも矩形の平面で構成されている。理解を容易にするため、図8では、第1フラップ面142a、第2フラップ面142b、第3フラップ面142c及び第4フラップ面142dが誇張して図示されている。
第3フラップ面142cは、後方側に向かって、第1フラップ面142aから角度θcだけ下方に傾斜している。また、第4フラップ面142dは、後方側に向かって、第1フラップ面142aから角度θdだけ下方に傾斜している。この角度θc,θdは、いずれも、前述した角度θbよりも大きい。また、角度θdは角度θcよりも大きい。
第1フラップ面142a及び第2フラップ面142bは、フラップ14Aのうち、左右方向においてキャビンVCの中央部寄りの部位に、左右方向に交互に隣り合うように配置されている。また、第3フラップ面142c及び第4フラップ面142dは、フラップ14Aのうち、左右方向においてキャビンVCの端部寄りの部位に、左右方向に交互に隣り合うように配置されている。
このように構成された送風装置10Aによれば、ダクト12の吹出口121のうち、左右方向においてキャビンVCの中央部寄りの部位から吹き出された一次空気流F1は、二次空気流F2を形成しながらダクト12の下側面122に沿って流れる。その後、これらの空気流は、フラップ14Aの第1フラップ面142a及び第2フラップ面142bに至る。
この空気流は、第1フラップ面142aに沿って流れる空気流と、第2フラップ面142bに沿って流れる空気流とに分流する。これにより、上下方向に概ね角度θbにわたって広がる空気流Fabが後方側に供給される。この空気流Fabは、3列目のシートS3に着席する乗員P3の顔P3Fの全体に当たるものとなる。
一方、ダクト12の吹出口121のうち、左右方向においてキャビンVCの端部寄りの部位から吹き出された一次空気流F1は、二次空気流F2を形成しながらダクト12の下側面122に沿って流れた後、フラップ14Aの第3フラップ面142c及び第4フラップ面142dに至る。
この空気流は、第3フラップ面142cに沿って流れる空気流と、第4フラップ面142dに沿って流れる空気流とに分流する。これにより、上下方向に概ね角度(θd−θc)にわたって広がる空気流Fcdが後方側に供給される。この空気流Fcdは、2列目のシートS2に着席する乗員P2の顔P2Fの全体に当たるものとなる。
このように、第1実施形態の変形例に係る送風装置10Aでは、送風装置10Aから比較的近い位置に居る乗員P2に対しては、傾斜角度が比較的大きい第3フラップ面142cと第4フラップ面142dとによって空気流を大きく下方に指向させて供給する。一方、送風装置10Aからの比較的離れた位置に居る乗員P3に対しては、第1フラップ面142aと、傾斜角度が比較的小さい及び第2フラップ面142bとによって空気流を緩やかに下方に指向させて供給する。これにより、送風装置10Aからの距離が異なる位置に居る乗員P2,P3のそれぞれに対して、適した範囲で上下方向に広がる空気流を同時に供給することが可能となる。
続いて、第2実施形態に係る送風装置10Bについて、図9を参照しながら説明する。図9は、送風装置10Bのうちフラップ14Bのみを示している。この第2実施形態に係る送風装置10Bは、そのフラップ14Bの構成が、前述した第1実施形態に係る送風装置10のフラップ14の構成と異なる。したがって、第1実施形態と同一の構成については、図示及び説明を省略する。まず、フラップ14Bの構成について説明する。
図9に示されるように、フラップ14Bは、第1回動軸144と、第2回動軸147と、を有している。
第1回動軸144は、左右方向を軸方向とする円筒状の部材である。第1回動軸144の外周面には、径方向に突出する板状の固定板145が2つ形成されている。2つの固定板145は、左右方向に互いに間隔を空けて形成されている。また、固定板145は、その下面が矩形の平面で構成された第5フラップ面142eとなっている。
第1回動軸144の外周面のうち、固定板145が形成されていない部位には、左右方向を長手方向とするスリット状の開口146が2つ形成されている。開口146は、第1回動軸144の内外を連通している。
第2回動軸147は、左右方向を軸方向とする円柱状の部材である。第2回動軸147の周面には、径方向に突出する板状の可動板148が2つ形成されている。2つの可動板148は、左右方向に互いに間隔を空けて形成されている。また、可動板148は、その下面が矩形の平面で構成された第6フラップ面142fとなっている。
第2回動軸147は、第1回動軸144の内部を挿通し、第2回動軸147と同軸となるように配置されている。また、第2回動軸147は、その2つの可動板148が、それぞれ第1回動軸144の開口146の内部に配置されている。これにより、固定板145と可動板148とが左右方向に交互に隣り合うように配置される。
このように構成されたフラップ14Bは、第2回動軸147の左右両端部がダクト12によって支持される。これにより、フラップ14Bは、回動自在で、任意の位置で静止することが可能とされている。フラップ14Bは、吹出口121から吹き出された空気流を固定板145及び可動板148の第5フラップ面142e及び第6フラップ面142fに沿わせて流すことで、その指向性を変更することができる。
また、第2回動軸147は、第1回動軸144に対しても回動自在となっている。第2回動軸147が第1回動軸144に対して回動することにより、可動板148は、開口146の内部において上下方向に移動可能に構成されている。すなわち、可動板148は、その第6フラップ面142fが第5フラップ面142eよりも下方に角度θfだけ傾斜するように配置される第1位置L1と、第6フラップ面142fが第5フラップ面142eと沿うように配置される第2位置L2との間で移動可能に構成されている。
このように構成されたフラップ14Bによれば、可動板148が第1位置L1に配置されている場合は、吹出口121から吹き出された空気流は、第5フラップ面142eと第6フラップ面142fとに沿って流れることで上下方向に分流する。したがって、上下方向に広範囲に広がる空気流を後方側に供給することができる。
一方、可動板148が第2位置L2に配置されている場合は、吹出口121から吹き出された空気流は、第5フラップ面142eと第6フラップ面142fとで上下方向に分流することなく、同一方向に流れる。したがって、後方側に供給される空気流は上下方向の広がりは小さなものとなる。
第2実施形態の変形例に係る送風装置のフラップ14Bによれば、可動板148を配置する位置を角度θfの範囲で適宜選択することにより、空気流の広がりを調整することが可能となる。例えば、図1に示される乗員P2あるいは乗員P3が、迅速に涼を得たい場合は、可動板148を第2位置L2に配置することで、その身体に局所的に空気流を当てることができる。そして、乗員P2あるいは乗員P3が十分に涼を得た後は、可動板148を第1位置L1に配置し、空気流を上下方向に広範囲に広げて、その顔P2Fあるいは顔P3Fの全体に当てることができる。
また、可動板148を移動させる第2回動軸147を、第1回動軸144の内部に挿通し、第1回動軸144と第2回動軸147とが同軸となるように配置されることで、フラップ14Bの小型化を図ることが可能となる。
続いて、第3実施形態の変形例に係る送風装置10Cについて、図10及び図11を参照しながら説明する。図10は、送風装置10Cが備える2つのダクト12C,12Cのうち、左側のダクト12Cのみを示している。この第3実施形態に係る送風装置10Cは、そのダクト12Cの構成が、前述した第1実施形態に係る送風装置10のダクト12の構成と異なる。したがって、前述した第1実施形態と同一の構成については、図示及び説明を省略する。
ダクト12Cは、左右方向に直線状に延びるように形成された中空の部材である。ダクト12Cは、図3に示されるケース111側の端部がケース111の吹出口111bに接続されている。ダクト12Cの下側面122Cのうち前方寄りの部位には、吹出口121が形成されている。吹出口121は、左右方向の寸法が上下方向の寸法に比べて大きいスリット状に形成されている。これにより、送風機112が発生させた空気流は、ケース111の吹出口111bを介してダクト12Cの内部に導入され、ダクト12Cの吹出口121から吹き出される。
ダクト12Cの下側面122Cのうち後方寄りの部位には、複数の第1ダクト面122Ca及び第2ダクト面122Cbを有している。第1ダクト面122Ca及び第2ダクト面122Cbは、いずれも矩形の平面で構成されている。第2ダクト面122Cbは、後方側に向かって、第1ダクト面122Caよりも角度θhだけ下方に傾斜している。ダクト12Cの下側面122Cには、このような第1ダクト面122Caと第2ダクト面122Cbとが、左右方向に隣り合うように配置されている。
吹出口121から後方側に吹き出された一次空気流F1Cは、まず、コアンダ効果によってダクト12Cの下側面122Cの前方寄りの部位に沿って流れる。空気流は、次に、コアンダ効果によって、第1ダクト面122Caと第2ダクト面122Cbとに沿って流れる。すなわち、第1ダクト面122Caと第2ダクト面122Cbとを含むダクト12Cの下側面122Cは、空気流を沿わせて流すガイド面GSを構成している。
吹出口121から一次空気流F1Cが吹き出されると、そのエジェクタ効果により、一次空気流F1Cの周囲の空気が引き込まれて二次空気流F2Cが形成される。この結果、ダクト12Cの吹出口121から吹き出された一次空気流F1Cは、二次空気流F2Cと合流し、その流量が増大しながら後方側に供給される。
前述したように、第2ダクト面122Cbは、後方側に向かって第1ダクト面122Caよりも角度θhだけ下方に傾斜している。これにより、下側面122Cに沿って流れる一次空気流F1Cは、第1ダクト面122Caに沿って流れる空気流F1Caと、第2ダクト面122Cbに沿って流れる空気流F1Cbとに分流する。空気流F1CaがキャビンVCの天井部VL寄りの方向を指向するのに対し、空気流F1Cbは空気流F1Caよりも下方を指向する。
この第3実施形態に係る送風装置10Cでは、上下方向において空気流に異なる指向性を与える第1ダクト面122Caと第2ダクト面122Cbとが、左右方向に隣り合うように配置されることで、上下方向に概ね角度θhにわたって広がる空気流を供給することが可能となる。したがって、例えば、乗員P2あるいは乗員P3の顔全体に広がるような空気流を供給することが可能となる。これにより、乗員P2あるいは乗員P3の意に反して、乗員P2あるいは乗員P3の目の位置など、空気流が局所的に当たることによる不快感を軽減することが可能となる。
また、この第3実施形態に係る送風装置10Cでは、第1ダクト面122Caと第2ダクト面122Cbとを、ダクト12Cの下側面122Cに形成している。これにより、ダクト12Cの外部にフラップを設けることなく、乗員P2あるいは乗員P3の顔全体に広がるような空気流を供給することが可能となる。
以上、具体例を参照しつつ実施の形態について説明した。しかし、本発明はこれらの具体例に限定されるものではない。すなわち、これら具体例に、当業者が適宜設計変更を加えたものも、本発明の特徴を備えている限り、本発明の範囲に包含される。例えば、前述した各具体例が備える各要素およびその配置、材料、条件、形状、サイズなどは、例示したものに限定されるわけではなく適宜変更することができる。また、前述した各実施の形態が備える各要素は、技術的に可能な限りにおいて組み合わせることができ、これらを組み合わせたものも本発明の特徴を含む限り本発明の範囲に包含される。
例えば、第1実施形態では、第1フラップ面と第2フラップ面とをいずれも複数設けている。また、第3実施形態では、第1ダクト面122Caと第2ダクト面122Cbとをいずれも複数設けている。しかしながら、本発明はこれらに限定されるものではない。すなわち、第1実施形態において、第1フラップ面と第2フラップ面とをそれぞれ1つずつ設けてもよい。また、第3実施形態においても、第1ダクト面122Caと第2ダクト面122Cbとをそれぞれ1つずつ設けてもよい。
また、第1実施形態では、第1フラップ面142aの幅Waは、第2フラップ面142bの幅Wbと略同一とされているが、本発明はこれに限定されるものではない。すなわち、これら幅Wa及び幅Wbを部位によって互いに異なるものとし、空気流の上下方向の広がりを適宜調整してもよい。
また、第1実施形態では、第1フラップ面142a及び第2フラップ面142bは、いずれも矩形の平面とされているが、本発明はこれに限定されるものではない。すなわち、第1フラップ面142a及び第2フラップ面142bをいずれも曲面で構成し、両者を滑らかに連結させ、フラップ14の後方側の端部が全体として波形状を呈するものとしてもよい。
10,10A,10B,10C:送風装置
12,12C :ダクト
14,14A,14B:フラップ
112:送風機
121:吹出口
122Ca:第1ダクト面(第1ガイド面)
122Cb:第2ダクト面(第2ガイド面)
142a:第1フラップ面(第1ガイド面)
142b:第2フラップ面(第2ガイド面、第1傾斜面)
142c:第3フラップ面(第2ガイド面、第2傾斜面)
142d:第4フラップ面(第2ガイド面、第2傾斜面)
142e:第5フラップ面(第1ガイド面)
142f:第6フラップ面(第2ガイド面)
GS :ガイド面

Claims (10)

  1. 車両(VH)のキャビン(VC)に空気流を供給する送風装置(10,10A,10B,10C)であって、
    空気流を発生させる送風機(112)と、
    前記送風機が発生させた空気流が内部に導入されるとともに、その外側面の少なくとも一部が空気流を沿わせて流すガイド面(GS)を構成するダクト(12,12C)と、
    前記ダクトに形成され、前記ダクトの内部の空気流を前記ガイド面に沿わせて車両後方側に吹き出す吹出口(121)と、を備え、
    前記ガイド面は、複数の第1ガイド面(142a,142e,122Ca)と、車両後方側に向かって前記第1ガイド面よりも下方に傾斜する複数の第2ガイド面(142b,142c,142d,142f,122Cb)と、を有し、
    前記第1ガイド面と前記第2ガイド面とは、車両左右方向に交互に隣り合うように配置されている送風装置。
  2. 前記ダクトの外部の車両後方側に設けられ、その外側面の少なくとも一部が前記ガイド面を構成するとともに、軸を中心として回動することで前記吹出口から吹き出された空気流の車両前後方向の流速成分を調整可能なフラップ(14,14A,14B)を備え、
    前記第1ガイド面及び前記第2ガイド面は、前記フラップに形成されている請求項1に記載の送風装置。
  3. 前記第2ガイド面は、前記第1ガイド面(142a)よりも下方に傾斜した第1傾斜面(142b)と、前記第1傾斜面よりもさらに下方に傾斜した第2傾斜面(142c,142d)と、を有している請求項1又は2に記載の送風装置。
  4. 前記第2ガイド面(142f)は、前記第1ガイド面(142e)よりも下方に傾斜するように配置される第1位置(L1)と、前記第1ガイド面と沿うように配置される第2位置(L2)との間で移動可能に構成されている請求項1乃至3のいずれか1項に記載の送風装置。
  5. 筒状に形成され、回動することで前記第1ガイド面を上下方向に移動させる第1回動軸(144)と、
    回動することで前記第2ガイド面を上下方向に移動させる第2回動軸(147)と、を有し、
    前記第2回動軸は、前記第1回動軸の内部に挿通され、前記第1回動軸と同軸となるように配置されている請求項4に記載の送風装置。
  6. 車両(VH)のキャビン(VC)に空気流を供給する送風装置(10,10A,10B,10C)であって、
    空気流を発生させる送風機(112)と、
    前記送風機が発生させた空気流が内部に導入されるとともに、その外側面の少なくとも一部が空気流を沿わせて流すガイド面(GS)を構成するダクト(12,12C)と、を備え、
    前記ダクトには、前記ダクトの内部の空気流を前記ガイド面に沿わせて第1方向に吹き出す吹出口(121)が形成され、
    前記ガイド面は、第1ガイド面(142a,142e,122Ca)と、前記第1方向に向かって前記第1ガイド面よりも前記第1方向とは異なる第2方向に傾斜する第2ガイド面(142b,142c,142d,142f,122Cb)と、を有し、
    前記第1ガイド面と前記第2ガイド面とは、前記第1方向及び前記第2方向とは異なる第3方向に隣り合うように配置されている送風装置。
  7. 前記ダクトの外部の前記第1方向側に設けられ、その外側面の少なくとも一部が前記ガイド面を構成するとともに、軸を中心として回動することで前記吹出口から吹き出された空気流の前記第1方向の流速成分を調整可能なフラップ(14,14A,14B)を備え、
    前記第1ガイド面及び前記第2ガイド面は、前記フラップに形成されている請求項6に記載の送風装置。
  8. 前記第2ガイド面は、前記第1ガイド面(142a)よりも前記第2方向に傾斜した第1傾斜面(142b)と、前記第1傾斜面よりもさらに前記第2方向に傾斜した第2傾斜面(142c,142d)と、を有している請求項6又は7に記載の送風装置。
  9. 前記第2ガイド面(142f)は、前記第1ガイド面(142e)よりも前記第2方向に傾斜するように配置される第1位置(L1)と、前記第1ガイド面と沿うように配置される第2位置(L2)との間で移動可能に構成されている請求項6乃至8のいずれか1項に記載の送風装置。
  10. 筒状に形成され、回動することで前記第1ガイド面を前記第2方向に移動させる第1回動軸(144)と、
    回動することで前記第2ガイド面を前記第2方向に移動させる第2回動軸(147)と、を有し、
    前記第2回動軸は、前記第1回動軸の内部に挿通され、前記第1回動軸と同軸となるように配置されている請求項9に記載の送風装置。
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