JP2016074013A - 金型装置 - Google Patents

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Suguru Tokiwa
傑 常葉
健吾 岡山
Kengo Okayama
健吾 岡山
光明 澤田
Mitsuaki Sawada
光明 澤田
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Abstract

【課題】ワークの加工対象部から加工方向に延ばした仮想延長線上に、ワークの非加工領域が存在する場合でも、加工対象部への加工を可能にする。【解決手段】金型装置Mは、第1加工部12を有するダイ11(第1部材)と、第2加工部14を有し、第2加工部14が第1加工部12と対向する加工位置と、第2加工部14が第1加工部12と非対応となる退避位置との間で移動可能なパンチ13(第2部材)と、加工位置のパンチ13に対しダイ11とは反対側から当接可能な加圧部材16(第3部材)とを備える。加圧部材16は、両加工部12,14の対向方向と直交する仮想投影面(図示省略)上において、両加工部12,14の一部と非対応の領域のみに配されている。【選択図】図1

Description

本発明は、金型装置に関するものである。
特許文献1には、自動車のフューエルリッドを、ヒンジ部材を介してボディに回動可能に取り付けるためのヒンジ構造が開示されている。フューエルリッドのインナパネルには一対の筒部が形成され、ヒンジ部材にも、筒部が形成されている。フューエルリッドとヒンジ部材は、双方の筒部に挿通した連結ピンにより、回動可能に連結されている。
このような筒部を成形するための加工手段として、特許文献2に開示されているような金型装置を用いることができる。この金型装置を使えば、ダイに載置したインナパネルの一部を、パンチにより打圧して筒状に成形すると同時に、筒部内に連結ピンを収容することができる。
特開平09−315166号公報 特開平11−260983号公報
フューエルリッドとして、インナパネルから板状湾曲部を延出させ、その板状湾曲部の延出端部に一対の筒部を形成するものが考えられる。この場合、ヒンジ部材の筒部を、インナパネルの一対の筒部の間に配置しようとすると、インナパネルの筒部が、板状湾曲部とヒンジ部材とによって半周以上の範囲に亘り包囲される。このようにワークの非加工領域(板状湾曲部とヒンジ部材)が、加工対象部である筒部を半周以上の範囲に亘って包囲するものに対し、特許文献2に開示されているようなダイとパンチによる金型装置を用いて適用しようとしても、パンチの移動経路上に非加工領域が位置するので、適用できない。つまり、ワークの加工対象部から加工方向に延ばした仮想延長線上にワークの非加工領域が存在する場合には、通常の金型装置では加工対象部を加工することができない。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、ワークの加工対象部から加工方向に延ばした仮想延長線上に、ワークの非加工領域が存在する場合でも、加工対象部への加工を可能にすることを目的とする。
本発明の金型装置は、
第1加工部を有する第1部材と、
第2加工部を有し、前記第2加工部が前記第1加工部と対向する加工位置と、前記第2加工部が前記第1加工部と非対応となる退避位置との間で、前記両加工部の対向方向と交差する方向へ移動可能な第2部材と、
前記加工位置の前記第2部材に対し前記第1部材とは反対側から当接可能な第3部材とを備え、
前記第3部材は、前記両加工部の対向方向と直交する仮想投影面上において、前記両加工部の一部と非対応の領域のみ又は前記両加工部の全体と非対応の領域のみに配され、
前記第1部材と前記第3部材を接近方向へ相対移動させて前記第2部材を挟み付けることにより、前記第1加工部と前記第2加工部でワークの加工対象部を加工するようになっているところに特徴を有する。
第2部材における第3部材の当接領域は、両加工部の一部と非対応の範囲又は両加工部の全体と非対応の範囲に限定されているので、両加工部の少なくとも一部は、第3部材と非対応であり、且つ第3部材に隣接する空間と対応することになる。したがって、両加工部の少なくとも一部から加工方向(両加工部が対向する方向と平行な方向)に延ばした仮想延長線上に、ワークの非加工領域が存在していても、その非加工領域を第3部材に隣接する空間に配置すれば、加工対象部に加工を施すことができる。
実施例1の金型装置においてワークに加工を施した状態をあらわす一部切欠正面図 金型装置によるワークへの加工が完了してパンチ(第2部材)が退避位置へ退避した状態をあらわす一部切欠正面図 図1のX−X線断面図 図1のY−Y線断面図 ワークの斜視図
(1)本発明の金型装置は、前記第1部材は、前記第1加工部を上向きにした状態で固定して設けられ、前記第2部材は、前記第1部材の上方において前記第2加工部を下向きにした姿勢で水平方向に移動可能に設けられ、前記第3部材は前記第2部材の上方に配され、加工工程では、前記第3部材が下降して前記第2部材を前記第1部材側へ押圧するようになっていてもよい。
<実施例1>
以下、本発明を具体化した実施例1を図1〜図5を参照して説明する。本実施例1の金型装置Mによって加工されるワークWは、フューエルリッドを構成するものであり、金属製のインナパネル20と金属製のヒンジアーム31との2部品で構成されている。インナパネル20は、フューエルリッドを構成する蓋(図示省略)の内面に固定されるパネル本体部21と、パネル本体部21から片持ち状に延出したオーバーハング部22と、オーバーハング部22の延出端に形成された左右一対の略円弧状をなすパネル側筒状部30(請求項に記載の加工対象部)とから構成されている。
図3,4に示すように、オーバーハング部22は、パネル本体部21から直角に近い斜め角度で延出した第1板部23と、第1板部23の延出端から鈍角状に延出した第2板部24と、第2板部24の延出端から鈍角状に延出した第3板部25と、第3板部25の延出端から直角に近い斜め角度で延出した第4板部26と、第4板部26の延出端から直角に近い角度で延出した左右一対の第5板部29とから構成されている。
第4板部26の延出方向に沿った左右両側縁部のうち延出端側領域には、一対の拡幅部27が形成されている。第4板部26の延出端縁部のうち一対の拡幅部27の間の領域には、切欠部28が形成されている。一対の第5板部29は、第4板状部の延出端のうち一対の拡幅部27に連なり、パネル本体部21に接近する方向へ且つパネル本体部21と略平行なすように延出している。一対の第5板部29の延出端縁には、一対のパネル側筒状部30が互いに同軸状をなすように連なっている。
オーバーハング部22は全体として多角形状に屈曲している。パネル側筒状部30の軸線と平行にインナパネル20を見ると、オーバーハング部22は、パネル側筒状部30を概ね半周に亘って取り囲むような形態となっている。また、パネル側筒状部30の軸線と交差し、且つパネル本体部21と略直角する方向からインナパネル20を見ると、一対の拡幅部27と一対のパネル側筒状部30は、第1〜第4板部23〜26よりも幅方向(左右方向)外方へ張り出している。
ヒンジアーム31は、金属板材を曲げ加工して成形されており、アーム本体部32と、略円弧形をなす左右一対のヒンジ側筒状部37(請求項に記載の加工対象部)とから構成されている。アーム本体部32は、左右一対の取付孔34が形成されたアーム基端部33を有する。取付孔34に挿通したボルト(図示省略)により、ヒンジアーム31のアーム基端部33が自動車のボディ(図示省略)に固定されるようになっている。アーム本体部32は、アーム基端部33から片持ち状に延出した屈曲部35と、屈曲部35の延出端から延出したアーム先端部36とを有している。アーム先端部36の延出端縁には、左右一対のヒンジ側筒状部37が互いに同軸状をなすように連なっている。
インナパネル20とヒンジアーム31は、一対のパネル側筒状部30と一対のヒンジ側筒状部37に挿通したピン38により、ピン38を支点として相対的に揺動(回動)し得るように連結されている。即ち、ピン38の両端部に一対のパネル側筒状部30が相対変位不能に固着され、一対のヒンジ側筒状部37がピン38に対して相対回転可能に外嵌される。連結状態では、一対のパネル側筒状部30の内側に一対のヒンジ側筒状部37が挟まれるように位置し、この位置関係により、インナパネル20とヒンジアーム31の左右方向(両筒状部30,37の軸線と平行な方向)への相対移動(ガタ付き)が規制されている。一対のパネル側筒状部30と一対のヒンジ側筒状部37は、後述する金型装置Mにより一括して略円弧状に成形されると同時に、ピン38に連結される。ピン38は、インナパネル20及びヒンジアーム31とともに、フューエルリッドを構成する。
インナパネル20とヒンジアーム31を連結した状態では、一対のヒンジ側筒状部37が、一対のパネル側筒状部30の間に位置し、且つパネル側筒状部30と同軸状に位置する。また、インナパネル20とヒンジアーム31を接近させた状態では、アーム本体部32が、オーバーハング部22のうち第4板部26と第5板部29に対し接近して対向する位置関係となる。第5板部29とアーム先端部36が略平行をなす。この接近した状態を両筒状部30,37の軸線方向に見ると、図3,4に示すように、ヒンジ側筒状部37が、オーバーハング部22の全体とアーム本体部32の屈曲部35及びとアーム先端部36とにより、概ね半周に亘って包囲された状態となる。
そして、インナパネル20とヒンジアーム31が接近した状態をオーバーハング部22側から見ると、一対のパネル側筒状部30は、オーバーハング部22の両側縁よりも外方に位置するので目視できるのに対し、一対のヒンジ側筒状部37は、オーバーハング部22の陰に隠れるので目視できない。オーバーハング部22側から筒状部30,37を見る方向は、第5板部29とアーム先端部36の延出端部をカールさせて筒状部30,37を成形する際に、ダイ11とパンチ13が筒状部30,37を挟み付ける方向と平行な方向である。したがって、通常の金型では、オーバーハング部22やアーム部本体部が邪魔になるためにヒンジ側筒状部37を成形することはできない。
本実施例1の金型装置Mは、上記のワークWにおいても、パネル側筒状部30だけでなくヒンジ側筒状部37も成形することができる。以下、その構成を説明する。金型装置Mは、左右一対のダイ11(請求項に記載の第1部材)と、1つのパンチ13(請求項に記載の第2部材)と、加圧部材16(請求項に記載の第3部材)とを備えて構成されている。
左右一対のダイ11は、基台10の上に左右に間隔を空けた位置関係で固定して載置されている。一対のダイ11の上面には、一対の第1加工部12が上向きに個別に形成されている。左側に位置する第1加工部12は、左側のパネル側筒状部30の下面側領域と左側のヒンジ側筒状部37の下面側領域とを同時に成形するものである。また、右側に位置する第1加工部12は、右側のパネル側筒状部30の下面側領域と右側のヒンジ側筒状部37の下面側領域とを同時に成形する。
パンチ13は、左右方向に細長い形状をなし、ダイ11よりも上方に配されている。パンチ13の下面には、左右一対の第2加工部14が下向きに形成されている。左側に位置する第2加工部14は、左側のパネル側筒状部30の上面側領域と左側のヒンジ側筒状部37の上面側領域とを同時に成形するものである。また、右側に位置する第2加工部14は、右側のパネル側筒状部30の上面側領域と右側のヒンジ側筒状部37の上面側領域とを同時に成形する。
パンチ13は、図示しない駆動機構により、一対の第2加工部14を一対の第1加工部12と対向させる加工位置(図1を参照)と、一対の第2加工部14を一対の加工部と非対応となるように退避させた退避位置(図2を参照)との間で、左右方向に移動し得るようになっている。また、成形位置に移動したパンチ13は、図示しないガイド機構により姿勢を変化させることなく、下方へ平行移動し得るようになっている。
成形工程(加工工程)では、後述する加圧部材16からの押圧作用によってパンチ13が下降すると、第1加工部12と第2加工部14との間で第2板部24の延出端部とアーム先端部36の延出端部が挟み付けられ、パネル側筒状部30とヒンジ側筒状部37が略円弧状に成形されると同時に、パネル側筒状部30がピン38の両端部に固着される。
パンチ13の上面のうち第2加工部14の一部領域に対し、上下方向(つまり、第1加工部12と第2加工部14による打圧方向)に対応する領域は、左右一対の水平な受圧領域15となっている。この受圧領域15は、第2加工部14の一部のみと上下に対応している。換言すると、受圧領域15は、第2加工部14のうちパネル側筒状部30(打圧方向に見たときにオーバーハング部22によって隠れない加工対象部)を成形する領域のほぼ全体とは対応するが、第2加工部14のうちヒンジ側筒状部37(打圧方向に見たときにオーバーハング部22によって隠れる加工対象部)の全体とは非対応である。また、受圧領域15は、パンチ13上面のうちパネル側筒状部30を挟んでヒンジ側筒状部37とは反対側の領域と対応する領域も含んでいる。
左右一対の加圧部材16は、左右方向に所定の間隔を空けてパンチ13の上方に配されている。一対の加圧部材16は、ブロック状をなし、その上端部同士が連結部17を介して連結されている。成形工程では、加圧機構(図示省略)により、一対の加圧部材16が一体となって昇降駆動されるようになっている。一対の加圧部材16の下面は、水平な加圧面18となっている。両加工部12,14の対向方向と直交する水平な仮想投影面(図示省略)上において、加圧部材16と加圧面18は、両加工部12,14の一部とは非対応の領域のみ(受圧領域15と対応する領域のみ)に配されている。
即ち、パンチ13が成形位置にあるときに、加圧部材16と加圧面18は、パネル側筒状部30(打圧方向に見たときにオーバーハング部22によって隠れない加工対象部)のほぼ全領域とは対応するが、ヒンジ側筒状部37(打圧方向に見たときにオーバーハング部22によって隠れる加工対象部)の全体とは非対応である。このような加圧部材16の配置形態により、一対の加圧部材16の間には、左右一対のヒンジ側筒状部37と、その両ヒンジ側筒状部37の間の領域とに対応する収容スペース19が確保されている。収容スペース19は、一対のヒンジ側筒状部37の全体と対応するが、一対のパネル側筒状部30のほぼ全体とは非対応である。
次に、本実施例1の作用を説明する。ワークWを加工して筒状部30,37を成形する際には、パネルをダイ11と非対応の退避位置へ退避させるとともに、一対の加圧部材16を上方へ退避させておく。この状態で、インナパネル20とヒンジアーム31を、ダイ11の上面にセットして、所定の向きと姿勢に保持する。このとき、予め弧状に予備成形しておいた第5板部29の延出端部と、予め弧状に予備成形しておいたアーム本体部32のアーム先端部36を、左右に並べて第1加工部12の上面に載置する。また、オーバーハング部22(非加工領域)のうち第2板部24の延出端側の領域と第3板部25の基端側領域とが、収容スペース19内に収容される。
この状態から、退避位置のパンチ13を成形位置へスライドさせる。すると、パンチ13は、インナパネル20のオーバーハング部22と加工対象部(第5板部29の予備成形した延出端部と、アーム本体部32の予備成形したアーム先端部36)との間の空間に進入し、第2加工部14が、第1加工部12に載置されている加工対象部に対し上から対向するように位置する。
この後、加圧部材16を下降させると、左右一対の加圧面18が左右一対の受圧領域15を下向きに押圧し、加圧部材16とパンチ13が一体となって下降し、下降対象部が左右一対の第1加工部12と左右一対の第2加工部14との間で打圧される。これにより、一対のパネル側筒状部30が所定成形されるとともにピン38に固着され、同時に、一対のヒンジ側筒状部37が所定形状に成形されたピン38に外嵌される。以上により、ワークWに対する加工工程が完了する。この後は、加圧部材16を上昇させるとともに、パンチ13を退避位置へ移動し、加工済みのワークWを金型装置Mから取り出す。
上述のように本実施例1の金型装置Mは、第1加工部12を有するダイ11と、第2加工部14を有するパンチ13とを備え、第1加工部12と第2加工部14との間でワークWの加工対象部(パネル側筒状部30とヒンジ側筒状部37)を打圧して加工するものである。そして、この金型装置Mは、ワークWの加工対象部(ヒンジ側筒状部37)から加工方向(ダイ11とパンチ13とによる打圧方向と平行な方向)に延ばした仮想延長線(図示省略)上に、ワークWの非加工領域(オーバーハング部22)が存在する場合でも、加工対象部(ヒンジ側筒状部37)に加工を施すことが可能となっている。
このような加工を可能にする手段として、パンチ13は、第2加工部14が第1加工部12と対向する加工位置と、第2加工部14が第1加工部12と非対応となる退避位置との間で、両加工部12,14の対向方向と交差する方向へ移動可能としている。その上で、加圧部材16を設けている。加圧部材16は、加工位置のパンチ13をダイ11との間で挟むように(つまり、加工位置のパンチ13に対しダイ11とは反対側から当接可能なように)配され、加工位置のパンチ13に対しダイ11側へ押圧するように当接する。また、加圧部材16は、両加工部12,14の対向方向(パンチ13の打圧方向)と直交する仮想投影面上において、両加工部12,14の一部と非対応の領域のみに配されている。
そして、加圧部材16をダイ11に接近するように下降させ、加圧部材16とダイ11との間でパンチ13を挟み付けるながらパンチ13を下方へ押圧すると、第1加工部12と第2加工部14との間でワークWの加工対象部(パネル側筒状部30とヒンジ側筒状部37)が加工される。この構成によれば、パンチ13における加圧部材16の当接領域は、両加工部12,14の一部とは非対応の範囲(つまり、オーバーハング部22によって隠れないパネル側筒状部30とは対応する範囲)に限定される。
これにより、両加工部12,14の少なくとも一部(つまり、オーバーハング部22によって隠されるヒンジ側筒状部37)は、加圧部材16と非対応であり、且つ加圧部材16に隣接する収容スペース19と対応することになる。したがって、両加工部12,14の少なくとも一部(ヒンジ側筒状部37)から加工方向(上方)に延ばした仮想延長線(図示省略)上に、ワークWの非加工領域(オーバーハング部22)が存在していても、その非加工領域(オーバーハング部22)を加圧部材16に隣接する収容スペース19内に配置することにより、ヒンジ側筒状部37への加工が実現されている。
<他の実施例>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施例に限定されるものではなく、例えば次のような実施例も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)上記実施例1では、2つの第3部材(加圧部材)の間にワーク(インナパネルとヒンジアーム)の非加工領域(オーバーハング部)を収容するための収容スペースを設けたが、ワークの非加工領域を収容するスペースが、1つの第3部材の両側に配されていてもよい。
(2)上記実施例1では、第3部材(加圧部材)が、両加工部のうち加工対象部(ヒンジ側筒状部)を加工する領域とは非対応の領域において、第2部材(パンチ)に当接するようにしたが、第3部材の当接領域は、両加工部の全体と非対応の領域であってもよい。
(3)上記実施例1では、フューエルリッドのインナパネルの一部(オーバーハング部)が、ヒンジアームの加工対象部(ヒンジ側筒状部)に対する非加工領域となっているが、本発明は、インナパネルの一部が、インナパネルの加工対象部(パネル側筒状部)に対する非加工領域となっている場合や、ヒンジアームの一部が、インナパネルの加工対象部(パネル側筒状部)に対する非加工領域となっている場合や、ヒンジアームの一部が、ヒンジアームの加工対象部(ヒンジ側筒状部)に対する非加工領域となっている場合等にも適用できる。
(4)上記実施例1では、加工対象部(ヒンジ側筒状部)が、半周以上に亘って非加工領域(オーバーハングとヒンジ本体)で包囲される場合について説明したが、本発明は、非加工領域が加工対象部を包囲する範囲は、周方向において半周よりも小さい角度範囲である場合にも適用することができる。
(5)上記実施例1では、ワークがインナパネルとヒンジアームとの2部材によって構成されているが、本発明は、ワークが単一部品である場合にも適用することができる。
(6)上記実施例1では、ワークがフューエルリッドを構成する部材である場合について説明したが、本発明は、ワークがフューエルリッド以外の部材である場合にも適用することができる。
(7)上記実施例1では、加工対象部(パネル側筒状部及びヒンジ側筒状部)を筒状に曲げ成形する場合について説明したが、本発明は、加工対象部を筒状以外の形状に成形する場合や、加工対象部に穴空け加工を施す場合にも適用することができる。
(8)上記実施例1では、第1部材(ダイ)を固定して配置し、その上に第2部材(パンチ)を水平移動可能に配し、更にその上に第3部材(加圧部材)を昇降可能に配したが、第3部材を固定して配置し、その上に第2部材を水平移動可能に配し、更にその上に第1部材を昇降可能に配し、第1部材をパンチとして下降させてもよい。
M…金型装置
W…ワーク
11…ダイ(第1部材)
12…第1加工部
13…パンチ(第2部材)
14…第2加工部
16…加圧部材(第3部材)
30…パネル側筒状部(加工対象部)
37…ヒンジ側筒状部(加工対象部)

Claims (2)

  1. 第1加工部を有する第1部材と、
    第2加工部を有し、前記第2加工部が前記第1加工部と対向する加工位置と、前記第2加工部が前記第1加工部と非対応となる退避位置との間で、前記両加工部の対向方向と交差する方向へ移動可能な第2部材と、
    前記加工位置の前記第2部材に対し前記第1部材とは反対側から当接可能な第3部材とを備え、
    前記第3部材は、前記両加工部の対向方向と直交する仮想投影面上において、前記両加工部の一部と非対応の領域のみ又は前記両加工部の全体と非対応の領域のみに配され、
    前記第1部材と前記第3部材を接近方向へ相対移動させて前記第2部材を挟み付けることにより、前記第1加工部と前記第2加工部でワークの加工対象部を加工するようになっていることを特徴とする金型装置。
  2. 前記第1部材は、前記第1加工部を上向きにした状態で固定して設けられ、
    前記第2部材は、前記第1部材の上方において前記第2加工部を下向きにした姿勢で水平方向に移動可能に設けられ、
    前記第3部材は前記第2部材の上方に配され、
    加工工程では、前記第3部材が下降して前記第2部材を前記第1部材側へ押圧するようになっていることを特徴とする請求項1記載の金型装置。
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