JP2016073342A - 生体刺激装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】照射面の温度を必要以上に上昇させることなく、光刺激による一定の施術効果を得ることができる生体刺激装置を提供する。【解決手段】本発明は、光源43からの光照射により生体を刺激する生体刺激装置である。この装置は、生体に接触する照射面45の温度を検知する温度センサー47と、温度センサー47からの検知出力を受けて、照射面45の温度が42℃以下となるように光源43の輝度を可変制御する輝度制御装置63と、を備える。輝度制御手段63は、光源43の輝度を下させる制御を行なったときに、その輝度の低下に応じて光源43からの照射時間を延長する構成を備えている。【選択図】図5

Description

本発明は、光源から生体に光を照射することで、その光の波長に応じた効能効果を得る生体刺激装置に関する。
人体に様々な波長の光を照射すると、その波長に応じた効能効果があることが多くの論文で実証されている。これを受けて、医療や美容の分野において様々な目的を有する施術機器が、光刺激の生体刺激装置として数多く開発されている。
例えば特許文献1では、LED(発光ダイオード)から赤色光または黄色光を出射して、生体である患者の繊維芽細胞を刺激する施術機器が開示されている。また別な特許文献2には、1乃至2種類の波長の光を、生体組織に刺激光として照射する考えが示されている。
特開2013−146528号公報 特開2012−95803号公報
上記背景技術において、一般的な小型LEDを光源として利用した低出力機器では、光源からの自己発熱をさほど問題にすることはなかったが、近年は光出力を増やして効率を上げるために、大電力のLEDが利用されるようになっている。しかし、発熱する光源の消費電力の大幅な増加により、生体に対する必要以上の温度上昇が想定されるため、生体を保護する必要が出てきている。
また、もう一つの課題として、機器の使用開始時には、照射面温度が外気温と同じになっており、照射面を地肌に直接接触させて使用する必要性から、その接触時における「冷やっ」とした冷感が、利用者を不快にさせていた。
本発明は、こうした各課題を解決するためになされたものであり、照射面の温度を必要以上に上昇させることなく、光刺激による一定の施術効果を得ることができる生体刺激装置を提供することを、その第1の目的とする。
また、本発明の第2の目的は、生体を照射面に接触させたときの不快感を解消することが可能な生体刺激装置を提供することにある。
請求項1の発明は、光源からの光照射により生体を刺激する生体刺激装置において、前記生体に接触する照射面の温度を検知する温度検知手段と、前記温度検知手段からの検知出力を受けて、前記照射面の温度が42℃以下となるように前記光源の輝度を可変制御し、前記光源の輝度を低下させる制御を行なったときに、その輝度の低下に応じて前記光源からの照射時間を延長する輝度制御手段と、を備えたことを特徴とする。
請求項2の発明は、前記温度検知手段を備えると共に、前記光源から前記照射面を通して光を照射する一乃至複数の光照射器と、前記光照射器と有線または無線で電気的に接続する操作器とを備え、前記温度検知手段からの検知出力を受けて、前記照射面の温度を常時監視し、その監視結果を出力する温度監視制御手段を前記操作器に備えたことを特徴とする。
請求項3の発明は、前記光源からの光照射により前記生体を刺激する前に、前記照射面を予熱できるように制御する予熱制御手段を備えたことを特徴とする。
請求項1の発明では、生体に接触する照射面の温度が、低温やけどを起こすとされる44℃よりも低い42℃を超えないように、輝度制御手段が光源の輝度を自動的に制御する。また、光源の輝度を低減させる制御が行われた場合は、施術効果にばらつきが出ないように、その低下した輝度の分を補って、光源から生体への照射時間を自動的に延長する。これにより、照射面の温度を必要以上に上昇させることなく、光源からの光刺激による一定の施術効果を得ることが可能になる。
請求項2の発明では、光照射器と電気的に接続した操作器側で、装置の使用中に照射面の温度を常時監視した結果が温度監視制御手段から出力され、表示や音声などで使用者に告知される。そのため、装置の誤動作や故障などで、照射面の温度が正しく制御できない状況になっても、温度監視制御手段からの出力により、使用者が異常発熱を認識することが可能となる。
請求項3の発明では、生体への光照射を行なう前に、冷感を感じない温度に照射面を予め加熱することで、使用者の生体地肌を照射面に接触させたときの不快感を解消することが可能となる。
本発明の好ましい一実施形態におけるワイヤード操作方式の生体刺激装置について、その外観構成を示す図である。 同上、双方向ワイヤレスリモコン方式の生体刺激装置について、その外観構成を示す図である。 同上、光源を予熱手段と兼用させた好ましいLED照射器の要部縦断面図である。 同上、予熱手段として専用の発熱体を設けた好ましいLED照射器の要部縦断面図である。 同上、ワイヤード操作方式の生体刺激装置について、その電気的構成を示すブロック図である。 同上、電源スイッチを操作した後のLED輝度と照射面の温度の時間に対する変化を示すグラフである。 本実施形態におけるLED輝度と照射面の温度の時間に対する変化を示すグラフである。 従来のLED輝度と照射面の温度の時間に対する変化を示すグラフである。
以下、添付図面を参照して、本発明における生体刺激装置の好適な実施形態について説明する。
先ず、図1および図2に基いて、装置の外観構成について説明する。これらの各図に共通して、1は操作器、2は光照射器としての移動自在なLED照射器、3は操作器1と各LED照射器2とを電気的に接続する通信手段である。ここでは、1台の操作器1にn台のLED照射器2−1〜2−nを接続したものを示しているが、LED照射器2の数は特に限定されない。したがって、nは自然数となる。
図1は、通信手段3が可撓性ケーブルなどの有線であって、操作器1が各LED照射器2を直接操作する本体操作器11となるワイヤード操作方式の生体刺激装置を示している。一方、図2は、通信手段3が無線であって、操作器1が各LED照射器2を遠隔操作するリモコン操作器12となる双方向ワイヤレスリモコン方式の生体刺激装置を示している。したがって、図2に示すリモコン操作器12と各LED照射器2には、通信手段3を通して無線での通信を可能にする送受信器(図示せず)がそれぞれ設けられる。本体操作器11とリモコン操作器12の外観構成は、何れも共通している。
操作器1の正面には、表示部21と操作部31がそれぞれ配設される。表示部21は、何れも7セグメントのLED表示器を組み合わせてなるタイマー表示体22や、輝度表示体23や、LED照射器温度表示体24の他に、複数個のLEDランプを並設した動作状況表示体25を主な構成要素としている。また、操作部31は表示部21の下方に配置され、何れも押釦式の電源スイッチ32と、タイマースイッチ33と、モード切替スイッチ34と、起動スイッチ35と、を主な構成要素としている。なお、表示部21はLED以外の各種表示器を採用してもよい。同様に、操作部31は押釦式以外の各種操作体を用いることができる。
図3は、好ましいLED照射器2の要部縦断面図である。ここでは第1のLED照射器2−1を代表例として示しているが、他のLED照射器2−2〜2−nも同一構成である。同図において、41は板状絶縁体の表面に微細な金属導体をパターン形成した配線基板、42は配線基板41の適所に実装されたLEDであり、ここではLED照射器2内に組み込まれた複数個のLED42を、生体に照射する光源43としている。
各LED42の照射方向には、LED照射器2の外部に露出した照射面45を形成する光透過パネル46が配設される。この光透過パネル46は、図示しないLED照射器2の外郭部材に装着される。ここでの照射面45は、生体地肌に接触する生体接触面となるもので、装置の使用中に各LED42から発した光が、光透過パネル46を通して照射面45に触れている生体に照射される構成となっている。
前記配線基板41には、LED42の他に、照射面45の温度を検知するための温度検知手段となる温度センサー47が実装される。温度センサー47は、LED42と共に、配線基板41と透過パネル46との間に形成したLED照射器2の内部空間48に配置されており、温度センサー47の感熱部は、光透過パネル46の照射面45に対向する内側面49に当接する。したがって、本実施形態の光透過パネル46は、単に光透過性を有するだけでなく、温度センサー47が照射面45の温度変化を速やかに検知できるように、LED照射器2の外郭部材よりも熱伝導率の高い部材で構成される。
本実施形態で使用するLED42の発光波長は、特に限定されない。例えば赤色の光だけを発するLED42や、赤色以外の光だけを発するLED42の他に、青色,赤色,緑色の光をそれぞれ発するLED42を組み合わせてフルカラーを実現してもよい。さらに、青色の光を発するLED42と蛍光体を組み合わせた疑似白色を実現することもできる。また、赤外線や紫外線を含むあらゆる波長の光を照射できるものであれば、光源43をLED42に限定する必要はない。但し本実施形態では、LED照射器2から発生する熱の抑制(出力調整)を主な目的としているので、光源43はその出力に対して所定の係数で熱が発生するような、いわゆる発熱光源が求められる。
図3に示す光源43は、生体刺激装置の使用開始前に事前発光して、その発熱により冷感を感じない温度(例えば、35℃〜37℃程度)に照射面45を予熱する予熱手段を兼用している。この場合、予熱時にLED照射器2からの漏光が使用者に影響を与えないように、LED照射器2を受電スタンドなどの収納器(図示せず)に収納したときに、少なくともLED照射器2の照射面45全体を収納器が覆うように構成するのが好ましい。これに対して、光源43とは別に、予熱専用の発熱体50を設けてもよい。図4は、そのようなLED照射器2の要部縦断面図を示している。同図において、発熱体50が付加されている以外は、図3に示すLED照射器2の構成と共通している。
発熱体50は例えば電熱素子などからなり、LED照射器2の内部空間48において、配線基板41の上部や光透過パネル46の近傍に設けられる。そして予熱時には、光源43と切替えて発熱体50を通電し、光源43による発光自体を停止させることで、LED照射器2からの漏光を防ぐことができる。代わりに、光源43と発熱体50を逐次切替えて交互に通断電させ、予熱中であることを光源43の点滅でわかり易く使用者に表示することも可能である。
図5は、上述したワイヤード操作方式の生体刺激装置について、その電気的構成を示したものである。ここでのLED照射器2は、第1のLED照射器2−1だけを示しているが、他のLED照射器2−2〜2−nも同一構成である。
LED照射器2に組み込まれた光源43は、複数のLED42を直列接続して構成される。また温度センサー47は、一個のLED照射器2に対して一つずつ設けられる。その理由は、図5に示すようにLED42を個別に制御しておらず、LED照射器2に配設した全てLED42を直列に接続しているからである。図5では、発熱体50とそれに関連する回路構成を破線としているが、これは図3で示したLED照明器2の構成では、不要であることを示している。
一方、本体操作器11は、光源43となる複数のLED42の直列回路に対して第1の電力を供給する第1電力供給手段51と、当該直列回路を流れる電流量を検知する電流検知手段52と、発熱体50に対して第2の電力を供給する第2電力供給手段53とを内部に備えている。
第1電力供給手段51は、何れも図示しないが、入力電圧を昇圧して得た直流電圧(例えば3.7Vから24V)を、複数のLED42の直列回路に印加する昇圧回路と、後述する制御手段61から与えられるPWM(パルス幅変調)制御信号のオン・オフ時間に応じて、当該直列回路に流れる電流を調整する電流調整手段と、により構成される。また、LED42の輝度を調整可能する調光手段としての電流調整手段の代わりに、PWM制御信号のオン・オフ時間に応じて、複数のLED42の直列回路に印加する電圧を可変調整する電圧調整手段を組み込んでもよい。何れの場合も、PWM制御信号のデューティー比に応じて、光源43の輝度が可変調整される。昇圧手段は、直列接続された複数のLED42を点灯させるに十分な直流電圧を供給できるように構成される。
第2電力供給手段53は、例えば制御手段61からの通断電制御信号を受けて、発熱体50への電力供給をオンまたはオフにするスイッチ手段(図示せず)などで構成される。なお、こうした第1電力供給手段51や第2電力供給手段53の構成はあくまでも一例で、光源43や発熱体50の消費電力を個々に可変調整できるのであれば、別の構成であっても構わない。
その他、本体操作器11の内部には、使用者のスイッチ操作に基づく操作部31からの各種指示信号を受けて、温度センサー47や電流検知手段52からの検知出力を取り込み、内蔵するタイマー手段の計時を利用した所定のタイミングで、第1電力供給手段51に第1制御信号となる例えばPWM制御信号を出力して、各LED42ひいては光源43の消費電力を制御したり、第2電力供給手段53に第2制御信号となる例えば通断電制御信号を出力して、発熱体50の消費電力を制御したり、表示部21に表示制御信号を出力して、表示部21の表示形態を制御する制御手段61を備えている。この制御手段61は、何れも図示しないが、上述したタイマー手段の他に、CPU(Central Processing Unit)のような制御処理装置や、記憶装置や、入出力装置などを備えて構成される。
制御手段61には、前記記憶装置からのプログラムを読み取ることで機能するソフトウェア構成として、予熱制御手段62と、輝度制御手段63と、温度監視制御手段64とをそれぞれ備えている。
予熱制御手段62は、本体操作器11の切状態から電源スイッチ32を押動操作した後、次に装置の使用開始を指示する起動スイッチ35を押動操作するまでの間に、照射面45の温度が外気温よりも高く体温に近づくように、予熱手段である光源43や発熱体50を通電して、照射面45への予熱を可能とするものである。より具体的には、予熱制御手段62は、電源スイッチ32を押動操作した後、光源43や発熱体50を一定時間通電して照射面45を予熱し、その一定時間内に温度センサー47からの検知出力により、照射面45が体温に近い設定温度である例えば37℃に達したと判断したら、そこで光源43や発熱体50への通電を停止して、照射面45の予熱を停止させ、37℃に達しなければ一定時間が経過するまで光源43や発熱体50への通電を継続して、そこで予熱を完了させるように構成される。
ここでの一定時間は、装置の工場出荷時に予め予熱制御手段62で設定(プリセット)され、使用者が後で本体操作体11の操作部31を操作することにより、何時でも設計変更できるようにするのが好ましい。一例として、一定時間すなわち予熱時間を「3分」,「5分」,「10分」の何れかに設定できるようにし、その設定した予熱時間内で、上述した予熱制御手段62による光源43や発熱体50への通電制御が行われるようにする。この場合、電源スイッチ32を操作してから予熱時間が経過した後、光源43や発熱体50を再度通電する再予熱は行なわない。
また、上記「3分」,「5分」,「10分」のような再予熱を行なわない第1の設定の他に、例えば「連続」のような再予熱を可能にする第2の設定ができるように、予熱制御手段62を構成することもできる。この場合、操作部31からの操作によって、第2の設定がなされたときには、照射面45の温度が第1の温度である37℃に上昇したら、光源43や発熱体50への通電をオフにし、照射面45の温度が第2の温度である35℃に低下したら、光源43や発熱体50への通電をオンにして、照射面45の再予熱を繰り返し行なう。こうした第2の設定を設けることで、電源スイッチ32を操作した後、照射面45に生体地肌を接するまでの時間が長くなったとしても、照射面45の温度を体温に近い状態で維持することが可能になる。
輝度制御手段63は、前述の起動スイッチ35を押動操作した後に、予熱制御手段62に引き続いて行なわれ、ここでは温度センサー47からの検知出力を取り込み、照射面45の温度が42℃以下となるようなデューティー比のPWM制御信号を第1電力供給手段51に送出して、光源43を構成する各LED42の輝度を制御するものである。
また、本実施形態の輝度制御手段63は、モード切替スイッチ34を押動操作する毎に、照射電力が一定となる第1のモードと、照射時間が一定となる第2のモードの何れかを選択的に設定できる構成になっている。第1のモードが設定された場合、輝度制御手段63は、電流検知手段52からの検知出力を所定時間毎に取り込んで、光源43の電流監視により積算照射電力を算出し、その積算照射電力が予め設定した予定照射電力になるまでPWM制御信号を送出して、光源43を所定の輝度で点灯させる。そのため、光源43を点灯させている途中で、照射面45の温度が42℃を超えないように、PWM制御信号のデューティー比を変化させて、光源43に流れる電流を規定値から別な値に減少させた場合には、内部で算出した積算照射電力が予定照射電力に達するまでの時間が延長する。ここで、光源43に流れる電流すなわち光源の消費電力と、光源43からの出力である輝度との間には一定の関係があるので、輝度制御手段63は温度センサー47からの検知出力を受けて、光源43の輝度を第1の値から第2の値に低下させる制御を行なったときに、その第1の値と前記第2の値の差分に応じて、光源43からの照射時間を延長する構成を備えているといえる。
一方、第2のモードが設定された場合、輝度制御手段63は、光源43に流れる電流を規定値から別な値に減少させた場合であっても、光源43からの照射時間が一定となるように制御する。この照射時間は、操作部31からの操作により任意に可変設定できる。本実施形態では、タイマースイッチ33を押動操作する毎に、照射時間が例えば5分から30分までの範囲で5分刻みに可変設定される。そして輝度制御手段63は、スタートスイッチとなる起動スイッチ35が押動操作されると、光源43を点灯させるためにPWM制御信号を送出すると共に、タイマー手段の計時を利用して、設定した照射時間に対する減算処理を開始する。この減算処理は、タイマー表示体22に残り時間として表示される。そして、タイマー手段の計時が照射時間に達したら、光源43を消灯させるためにPWM制御信号の送出を停止することで、光源43からの照射時間を一定にできる。なお、減算処理中に起動スイッチ35が押動操作された場合は、その減算処理を一時停止し、光源43も消灯する。その後、起動スイッチ35が再度押動操作されると、減算処理を再開すると共に、光源43も点灯復帰する。
このように、本実施形態の輝度制御手段63は、第1のモードの他に第2のモードを選択して設定できる構成となっているが、これは第1のモードで施術時間が延び、使用者によっては嫌がられるのを回避するためである。また、前記第1のモードでは、複数のLED照射器2−1〜2−nを用いた場合に、それぞれが別々の時刻で照射終了となる問題が発生する。これを避けるために、照射面45の温度が42℃にまで達した最初の例えばLED照射器2−1を基準にして、そのLED照射器2−1の延長した時刻(電流)に、他のLED照射器2−2〜2−nの時刻を合わせ、全てのLED照射器2−1〜2−nで照射終了時刻を一致させる終了時刻一致モードを、第3のモードとして更に選択的に設定できるようにしてもよい。
本実施形態では、上述した第1〜第3のモードの他に、例えば「連続モード」や「間歇照射モード」などの数種類のモードを、操作部31で設定できる構成となっている。例えば一定時間毎に繰り返し光源43から光照射を行える「間歇照射モード」では、照度(輝度)の立ち上がり方や立ち下がり方、その間隔がプリセットされている。また、操作部31のモード切替スイッチ34を押動操作する毎に、選択するモードが順次切替わるように構成される。
温度監視制御手段64は、電源スイッチ32を押動操作した後に、各LED照射器2−1〜2−nに搭載された温度センサー47からの各検知出力を所定時間毎に取り込むことで、各LED照射器2−1〜2−nにおける照射面45の温度を常時監視し、その監視結果を表示部21に表示制御信号として出力するものである。これを受けて表示部21は、各LED照射器2−1〜2−nにおける照射面45の温度を、LED照射器温度表示体24に個別に表示する。また、ここでの温度監視制御手段64による監視結果を、例えば音声信号として出力してもよく、要は照射面45の最新の温度を、利用者が何らかの出力で認識できればよい。
本実施形態における温度監視制御手段64は、照射面45の温度だけでなく、各LED照射器2−1〜2−nの光源43の輝度も常時監視して、その監視結果を表示部21に表示制御信号として出力する機能を有する。これは、各LED照射器2−1〜2−nに備えた電流検知手段52からの検知出力を所定時間毎に取り込むことで実現する。これにより表示部21では、各LED照射器2−1〜2−nの光源43の輝度が輝度表示体23に切替表示される。
なお、図5に示すワイヤード操作方式の生体刺激装置では、本体操作器1から通信手段3を通してLED照射器2の各部に必要な動作電圧を供給できるので、LED照射器2に電源装置を設ける必要はない。しかし、双方向ワイヤレスリモコン方式の生体刺激装置では、通信手段3を通しての電力供給が制限されるため、LED照射器2に充放電可能な電源装置を設けて、LED照射器2の各部に動作電圧を供給するのが好ましい。この場合、前述の受電スタンドにLED照射器2を収納したときに、受電スタンドを通して電源装置に充電用の電力を供給できる構成にする。また、図5に示す第1電力供給手段51や、電流検知手段52や、第2電力供給手段53を、操作器1側にではなくLED照射器2側に配置することで、通信手段3による小電力での通信を可能にする。このような配置構成は、ワイヤード操作方式の生体刺激装置にも適用できる。
次に、上記構成についてその作用を、図6〜図8のグラフを参照しながら説明する。これらの各図に共通して、上段の「LED輝度(消費電力)」のグラフは、各LED42の輝度すなわち消費電力について、特定の基準を100%とした場合の時間変化を示している。また、下段の「LED照射器表面温度」は、LED照射器2の照射面45の温度について、その温度変化を示している。なお、ここでは上述したワイヤード操作方式の生体刺激装置の動作について主に説明するが、双方向ワイヤレスリモコン方式の生体刺激装置の動作は、通信手段3による通信方式が異なるだけで、基本的には共通する。
図6は、本体操作器11に電源電圧を投入していない切状態から電源スイッチ32を押動操作した後のLED42の輝度と、照射面45の温度の時間変化を示している。同図において、時刻t0に電源スイッチ32を押動操作すると、本体操作器11に電源電圧が投入され、制御手段61などに所定の動作電圧が供給される。これを受けて制御手段61の予熱制御手段62は、照射面45を体温に近い温度にまで加温するために、第1電力供給手段51にPWM制御信号を出力して、光源43を構成する各LED42を点灯させ、そこからの発熱を利用して照射面45への予熱を開始させる。
予熱制御手段62には予熱時間が設定されており、予熱を開始してから予熱時間が経過するまでの間に、温度センサー47からの検知出力で得られた照射面45の温度が、体温に近い温度として設定した37℃にまで上昇したか否かを判断する。そして、時刻t1で照射面45の温度が37℃に達したと判断すると、予熱制御手段62は第1電力供給手段51へのPWM制御信号の送出を停止し、各LED42を消灯して照射面45への予熱を終了する。この後、照射面45の温度は緩やかに低下するものの、暫くの間は体温に近い温度を維持するので、そこで使用のためにLED照射器2を動かして、照射面45に生体地肌を接触させても、装置の装着時の体温との温度差による不快感を解消できる。
なお、周囲環境により例えば外気温がかなり低い状況では、設定した予熱時間になっても、照射面45が37℃に達することなく予熱が終了する場合がある。本実施形態ではそうした状況を想定して、予熱時間を設定変更できる構成にしてあるので、周囲環境の変化に拘らず、照射面45を体温に近い状態にまで予熱することが可能となる。また、設定した予熱時間の後は、照射面45の温度に拘らず再予熱を行なわないが、代わりに次に起動スイッチ35を押すまでの間に、照射面45の温度が体温に35℃に低下したら、LED42を再び点灯させて再予熱を可能にする構成を予熱制御手段62に組み込めば、予熱を開始した後に、どの時点で照射面45に生体地肌を接触させた場合でも、装置の装着時の体温との温度差による不快感を確実に解消できる。
また、照射面45を予熱する予熱手段として、LED42の代わりに発熱体50を用いても構わない。この場合、予熱制御手段62は第1電力供給手段51にPWM制御信号を送出するのではなく、第2電力供給手段53に通断電制御信号を送出する。予熱時にLED42が点灯せず、代わりに通電オンした発熱体50からの熱で、照射面45を体温に近い温度に加温するので、LED照射器2を収納器にわざわざ収納しなくても、LED42からの漏光が使用者に影響を与えるのを防止できる。
さらに別な例として、LED42と発熱体50を逐次切替えて交互に通断電させてもよく、通断電の切替わり時に同時に通電させる期間を設けてもよい。その場合は、予熱中であることをLED42の点滅でわかり易く使用者に表示することが可能となる。また、LED42と発熱体50との併用で、照射面45を速やかに加温するのに十分な熱を、これらのLED42と発熱体50から供給できる効果もある。
こうして、生体を照射面45に接触させることに前後して、装置の使用開始を指示する起動スイッチ35を時刻t2に押動操作すると、予熱制御手段62に代わる輝度制御手段63が、光源43から生体への光照射による施術を開始させるために、第1電力供給手段51に対してPWM制御信号を出力し、光源43を構成する各LED42を点灯させる。このときのLED42の輝度は、予め設定した第1の値となる。
輝度制御手段63は、光源43から光を照射している間に、温度センサー47からの検知出力で得られた照射面45の温度が、低温やけどを起こすとされる44℃よりも低い42℃を超えないように、各LED42の輝度を制御する。図6に示す例では、時刻t3で照射面45の温度が42℃に達した時点で、それ以上の温度にならないように、第1電力供給手段51に送出するPWM制御信号のデューティー比を変化させる。これにより、LED42の輝度はそれまでの第1の値から予め設定した別な第2の値に低減すると共に、照射面45の温度は42℃に制限される。
また輝度制御手段63は、照射電力が一定となる第1のモードが設定された状態で、電流検知手段52からの検知出力を所定時間毎に取り込んで、そこから得られるLED42の電流量に基づき、消費電力の積算量となる積算照射電力を算出する。そして、この積算消費電力が予め設定した予定照射電力になるまでは、第1電力供給手段51にPWM制御信号を送出し続け、積算照射電力が予定照射電力に達した時刻t4に、第1電力供給手段51へのPWM制御信号の送出を停止して、光源43からの光照射による施術を終了する。
つまり第1のモードでは、照射面45の温度が42℃を超えないように各LED42の輝度を制御しながら、光源43からの照射電力の積算量が一定となるように、LED42の照射時間が調整される。そのため、照射面45の温度を必要以上に上昇させることなく、照射面45に触れる生体を保護することができ、また光源43からの光刺激による一定の施術効果を得ることが可能となる。図6に示す例では、LED42の輝度が第1の値のまま継続して照射される場合の施術時間がT0であるのに対して、LED42の輝度が第1の値から第2の値に低減したときの施術時間は、それよりも時間T1が延長される。この延長時間T1は、第1の値と第2の値との差が大きくなる程増加する。
比較のために、本実施形態と従来例のそれぞれについて、起動スイッチ35を操作した後のLED42の輝度と照射面45の温度の時間変化を、図7と図8に示す。前述のように、本実施形態の輝度制御手段63は、照射面45の温度が42℃を超えないように各LED42の輝度を制御しながら、光源43からの照射電力の積算量が一定となるように、LED42の照射時間を調整する。これに対して従来の装置は、LED42の照射時間(図8に示す時刻t2から時刻t4に至る時間)は一定で、その間に照射面45の温度が42℃を超えた場合でも、LED42の輝度は低減されない。そのため、図8に示す時間Txでは、生体に接触する照射面45の温度が42℃を超えて、過度に昇温した状態(「温度過昇」)が継続する。
その他、図6や図7には示していないが、本実施形態の輝度制御手段63は、第1のモードに代わって、照射時間を一定にする第2のモードも設定できる。第2のモードでも、照射面45の温度が42℃を超えないように各LED42の輝度を制御して、照射面45に触れる生体を保護するが、照射時間はタイマースイッチ33の操作により、使用者が例えば5分〜30分の範囲で任意に可変設定できる。これにより、第1のモードだけでは施術時間が延び、使用者によっては嫌がられるのを回避でき、設定した好みの施術時間で生体に光を照射することが可能となる。
さらに、複数のLED照射器2−1〜2−nを用いる場合、輝度制御手段63は第1のモードで、照射面45の温度が42℃にまで達した最初の例えばLED照射器2−1を基準にして、そのLED照射器2−1の照射終了時刻に、他のLED照射器2−2〜2−nの照射終了時刻を一致させる構成を備えるのが望ましい。こうすれば、それぞれのLED照射器2−1〜2−nでばらつきがあっても、全てのLED照射器2−1〜2−nで同じ時刻に光源43からの照射を終了させることができる。
上述した電源スイッチ32を押動操作した後の一連の動作で、温度監視制御手段64は、LED照射器2−1〜2−nに搭載された温度センサー47からの各検知出力を所定時間毎に取り込み、そこから得られた照射面45の最新の温度を、全てのLED照射器2−1〜2−nについて常時監視する。この監視結果は、温度監視制御手段64から表示部21に表示制御信号として出力され、LED照射器温度表示体24には、各LED照射器2−1〜2−nにおける照射面45の温度が個別に表示される。こうして、本体操作器11側で常時施術温度に相当する照射面45の最新の温度を監視できるようにすることで、装置が正しく制御されていない時(誤動作や故障)の対策に備えることができる。
また温度監視制御手段64は、照射面45の温度が制御不能な異常である判断した場合に、その異常を起こした特定の例えばLED照射器2−1に対して、本体操作器11との通信を残しつつ、他の回路(例えば、第1電力供給手段51を構成する昇圧手段や電流調整手段)をシャットダウンして、アラーム信号を送出する。このアラーム信号を例えば表示部21に出力することで、動作状況表示体25にアラーム表示させることができる。代わりに、ブザーなどの鳴動手段に出力して、アラーム報知させてもよい。何れの場合も、使用者が装置の異常状態を認識でき、また異常状態のLED照射器2−1への電流供給を直ちに遮断して、安全性を高めることができる。
以上のように本実施形態は、光源43からの光照射により生体を刺激する生体刺激装置において、生体に接触する照射面45の温度を検知する温度検知手段としての温度センサー47と、温度センサー47からの検知出力を受けて、照射面45の温度が42℃以下となるように光源43の輝度を可変制御し、光源43の輝度を第1の値から第2の値に低下させる制御を行なったときに、その輝度の低下に相当する第1の値と第2の値の差分に応じて、光源43からの照射時間を延長する輝度制御手段63と、を備えている。
この場合、生体に接触する照射面45の温度が、低温やけどを起こすとされる44℃よりも低い42℃を超えないように、輝度制御手段63が光源43の輝度を自動的に制御する。また、光源43の輝度を第1の値から第2の値に低減させる制御が行われた場合は、施術効果にばらつきが出ないように、その低下した輝度の分を補って、光源43から生体への照射時間を自動的に延長する。これにより、照射面45の温度を必要以上に上昇させることなく、光源43からの光刺激による一定の施術効果を得ることが可能になる。
また本実施形態では、温度センサー47を備えると共に、光源43から照射面45を通して光を照射する一乃至複数の光照射器としてのLED照射器2と、このLED照射器2と有線または無線で電気的に接続する操作器1とを備え、温度センサー47からの検知出力を受けて、LED照射器2の照射面45の温度を常時監視し、その監視結果を例えば表示部21に出力する温度監視制御手段64を、操作器1の制御手段61に備えている。
この場合、LED照射器2と電気的に接続した操作器1側で、装置の使用中に照射面45の温度を常時監視した結果が温度監視制御手段64から出力され、例えば表示や音声などで使用者に告知される。そのため、装置の誤動作や故障などで、照射面45の温度が正しく制御できない状況になっても、温度監視制御手段64からの出力により、使用者が異常発熱を認識することが可能となる。
また本実施形態では、光源43からの光照射により生体を刺激する前に、LED照射器2の照射面45を予熱できるように、予熱手段である光源43や発熱50を制御する予熱制御手段62を備えている。
この場合、生体への光照射を行なう前に、冷感を感じない温度に光源43や発熱50が照射面45を予め加熱することで、使用者の生体地肌を照射面45に接触させたときの不快感を解消することが可能となる。
その他、輝度制御手段63に関し、本実施形態では、モード切替手段であるモード切替スイッチ34を操作すると、照射電力が一定となる第1のモードと、照射時間が一定となる第2のモードの何れかを設定できる構成になっており、第1のモードに設定すると、光源43の輝度を低下させる制御を行なったときに、その輝度の低下に応じて、光源43からの照射時間を延長するのに対し、第2のモードに設定すると、照射面45の温度が42℃以下となるように光源43の輝度を可変制御しつつ、設定された照射時間で光源43からの光の照射を終了するように構成される。
この場合、モード切替スイッチ34により第1のモードだけでなく、第2のモードも設定できることから、どちらのモードでも照射面45に触れる生体を保護しながら、第1のモードだけでは施術時間が延び、使用者によっては嫌がられるのを、第2のモードによって回避することが可能になる。
また本実施形態では、照射時間設定手段であるタイマースイッチ33を操作すると、前記第2のモードにおける照射時間を可変して設定できる構成になっている。
そのため、タイマースイッチ33を操作すれば、第2のモードを設定した状態で、使用者は設定した好みの施術時間で生体に光を照射することが可能となる。
また本実施形態は、複数のLED照射器2−1〜2−nを備えた構成であって、輝度制御手段63は第1のモードで、照射面45の温度が42℃にまで達した最初の例えばLED照射器2−1を基準にして、そのLED照射器2−1の照射終了時刻に、他のLED照射器2−2〜2−nの照射終了時刻を一致させる構成を備えている。
この場合、それぞれのLED照射器2−1〜2−nでばらつきがあっても、全てのLED照射器2−1〜2−nで同時刻に光源43からの照射を終了させることが可能となる。
また温度監視制御手段64に関し、本実施形態では、照射面45の温度が制御不能な異常である判断した場合に、その異常を起こした特定の例えばLED照射器2−1に対して、本体操作器11との通信を残して、照射面の温度の監視を続ける一方で、LED照射器2−1への電力供給を遮断して、アラーム信号を送出する構成を備えている。
これにより、使用者が装置の異常状態を認識でき、また異常状態のLED照射器2−1への電流供給を直ちに遮断して、安全性を高めることができる。
また予熱制御手段62に関し、本実施形態では、予熱を開始してから予熱時間が経過するまでの間に、温度センサー47からの検知出力で得られた照射面45の温度が、第1の温度である例えば37℃にまで上昇したら、予熱手段である光源43や発熱体50への通電を停止して、照射面45への予熱を終了し、照射面45の温度が37℃に上昇しなければ、予熱時間が経過した時点で、光源43や発熱体50への通電を停止して、照射面45への予熱を終了する第1の設定を可能にした構成を有している。
この場合、第1の設定により、照射面45が所望の第1の温度に達したら、そこで光源43や発熱体50への通電を停止して、無駄な電力消費を避けると共に、周囲環境により照射面45の温度上昇が鈍い場合でも、予熱時間が経過するまで照射面45への予熱を継続することで、使用者の生体地肌を照射面45に接触させたときの不快感を極力解消することが可能となる。
また本実施形態では、予熱時間設定手段である操作部31を操作すると、前記予熱時間を可変して設定できる構成になっている。
そのため、操作部31を操作すれば、使用者は電源スイッチ32を操作した後に、設定した好みの予熱時間で照射面45を予熱することが可能となる。
また本実施形態の予熱制御手段62は、上述した再予熱を行なわない第1の設定の他に、照射面45の温度が第1の温度である例えば37℃に上昇したら、予熱手段である光源43や発熱体50への通電をオフにし、照射面45の温度が第2の温度である例えば35℃に低下したら、光源43や発熱体50への通電をオンにする第2の設定を可能にする構成をさらに備えている。
この場合、第2の設定により、照射面45の温度変化に応じて、照射面45の再予熱を繰り返し行なうことが可能となり、電源スイッチ32を操作した後、照射面45に生体地肌を接するまでの時間が長くなったとしても、照射面45の温度を体温に近い状態で維持して、使用者の生体地肌を照射面45に接触させたときの不快感を確実に解消することが可能となる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、当該実施形態はあくまでも例として提示したに過ぎず、発明の範囲を限定することを意図していない。ここに提示したれ実施形態は、その他の様々な形態で実施可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置換、変更が可能である。例えば、本実施形態における第1の値や第2の値を任意に設定変更できるようにしてもよい。
2 LED照射器(光照射器)
43 光源
45 照射面
47 温度センサー(温度検知手段)
62 予熱制御手段
63 輝度制御手段
64 温度監視制御手段

Claims (3)

  1. 光源からの光照射により生体を刺激する生体刺激装置において、
    前記生体に接触する照射面の温度を検知する温度検知手段と、
    前記温度検知手段からの検知出力を受けて、前記照射面の温度が42℃以下となるように前記光源の輝度を可変制御し、前記光源の輝度を低下させる制御を行なったときに、その輝度の低下に応じて前記光源からの照射時間を延長する輝度制御手段と、を備えたことを特徴とする生体刺激装置。
  2. 前記温度検知手段を備えると共に、前記光源から前記照射面を通して光を照射する一乃至複数の光照射器と、
    前記光照射器と有線または無線で電気的に接続する操作器とを備え、
    前記温度検知手段からの検知出力を受けて、前記照射面の温度を常時監視し、その監視結果を出力する温度監視制御手段を前記操作器に備えたことを特徴とする請求項1記載の生体刺激装置。
  3. 前記光源からの光照射により前記生体を刺激する前に、前記照射面を予熱できるように制御する予熱制御手段を備えたことを特徴とする請求項1または2記載の生体刺激装置。
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