JP2016072859A - 通信システム、通信制御方法、携帯端末、及び携帯端末用プログラム - Google Patents

通信システム、通信制御方法、携帯端末、及び携帯端末用プログラム Download PDF

Info

Publication number
JP2016072859A
JP2016072859A JP2014201887A JP2014201887A JP2016072859A JP 2016072859 A JP2016072859 A JP 2016072859A JP 2014201887 A JP2014201887 A JP 2014201887A JP 2014201887 A JP2014201887 A JP 2014201887A JP 2016072859 A JP2016072859 A JP 2016072859A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
communication
unit
authentication information
power supply
authentication
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2014201887A
Other languages
English (en)
Inventor
雄一 天達
Yuichi Amadachi
雄一 天達
青野 隆
Takashi Aono
隆 青野
荒木 登
Noboru Araki
荒木  登
洋平 石田
Yohei Ishida
洋平 石田
大輔 磯田
Daisuke Isoda
大輔 磯田
小林 馨
Kaoru Kobayashi
馨 小林
智 三嶋
Satoshi Mishima
智 三嶋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Dai Nippon Printing Co Ltd
Original Assignee
Dai Nippon Printing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Dai Nippon Printing Co Ltd filed Critical Dai Nippon Printing Co Ltd
Priority to JP2014201887A priority Critical patent/JP2016072859A/ja
Publication of JP2016072859A publication Critical patent/JP2016072859A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02DCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES [ICT], I.E. INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES AIMING AT THE REDUCTION OF THEIR OWN ENERGY USE
    • Y02D30/00Reducing energy consumption in communication networks
    • Y02D30/70Reducing energy consumption in communication networks in wireless communication networks

Landscapes

  • Telephone Function (AREA)

Abstract

【課題】消費電力を低減することができる通信システムを提供する。【解決手段】認証情報を送信する携帯端末10と、携帯端末10から送信された認証情報を認証する認証装置20と、を備えた通信システム1であって、携帯端末10は、第1通信部11と、第2通信部12と、信号検知部と、電源部14と、制御部16と、を備え、制御部16は、前記信号検知部において通信開始信号を受信した場合、スリープ状態から復帰して、電源部14から第2通信部12へ電力を供給させると共に、第2通信部12を介して認証装置20との間で記憶媒体30に記憶された認証情報と同じ認証情報の送信を含む通信を開始させ、当該通信が終了した場合、スリープ状態へ移行して、電源部14から第2通信部12への電力の供給を停止させると共に、前記信号検知部において通信開始信号を受信するまでスリープ状態を維持することを特徴とする。【選択図】図1

Description

本発明は、通信システム、通信制御方法、携帯端末、及び携帯端末用プログラムに関する。
従来、近距離通信システムに用いられるICカード等の記憶媒体を、電界(人体)通信システムにも利用できるようにするため、記憶媒体から情報を読み取るリーダライタを、記憶媒体を取り付けるアダプタ本体に内蔵した携帯端末が提案されている(例えば、特許文献1,2参照)。
特許第5012830号公報 特許第5012831号公報
従来例の携帯端末では、ICカードがアダプタ本体に差し込まれて電源オンの状態となった後、ICカードがアダプタ本体から抜き取られて電源オフの状態となるまでの間、電界通信を行うトランシーバ等において電力が消費される。
本発明の目的は、消費電力を低減することができる通信システム、通信制御方法、携帯端末、及び携帯端末用プログラムを提供することにある。
本発明は、以下のような解決部により、前記課題を解決する。なお、理解を容易にするために、本発明の実施形態に対応する符号を付して説明するが、これに限定されるものではない。また、符号を付して説明した構成は、適宜改良してもよく。また、少なくとも一部を他の構成物に代替してもよい。
・第1の発明は、認証情報を送信する携帯端末(10)と、当該携帯端末から送信された認証情報を認証する認証装置(20)と、を備えた通信システム(1)であって、前記携帯端末は、認証情報を送信する記憶媒体との間で通信を行う第1通信部(11)と、人体を介して前記認証装置との間で通信を行う第2通信部(12)と、前記認証装置から送信された通信開始信号を検知する信号検知部と、電力を供給する電源部(14)と、前記第1通信部、前記第2通信部及び前記電源部を制御する制御部(16)と、を備え、前記制御部は、前記信号検知部において前記通信開始信号を受信した場合、スリープ状態から復帰して、前記電源部から前記第2通信部へ電力の供給を開始させると共に、前記第2通信部を介して前記認証装置との間で前記記憶媒体に記憶された前記認証情報と同じ認証情報の送信を含む通信を開始させ、前記認証装置との間で前記認証情報の送信を含む通信が終了した場合、スリープ状態へ移行して、前記電源部から前記第1通信部及び前記第2通信部への電力の供給を停止させると共に、前記信号検知部において前記通信開始信号を受信するまで前記スリープ状態を維持すること、を特徴とする通信システムである。
・第2の発明は、第1の発明の通信システム(1)において、前記認証情報を記憶する記憶部(13)を備え、前記制御部(16)は、前記第1通信部(11)を介して前記記憶媒体(30)から読み出した前記認証情報を前記記憶部に記憶させ、前記スリープ状態から復帰して、前記認証装置(20)との間で前記認証情報の送信を含む通信を行う場合、前記記憶部から読み出した前記認証情報を、前記第2通信部(12)を介して前記認証装置に送信させること、を特徴とする通信システムである。
・第3の発明は、第1の発明の通信システム(1)において、前記制御部(16)は、前記スリープ状態から復帰して、前記認証装置(20)との間で前記認証情報の送信を含む通信を行う場合、前記第1通信部(11)を介して前記記憶媒体(30)から読み出した前記認証情報を、前記第2通信部(12)を介して前記認証装置に送信させること、を特徴とする通信システムである。
・第4の発明は、第2の発明の通信システム(1)において、前記記憶媒体(30)を検知する記憶媒体検知部(15)を備え、前記制御部(16)は、前記記憶媒体検知部において前記記憶媒体が検知された場合、電源オンの状態へ移行して、前記電源部(14)からの電力の供給を開始させると共に、前記第1通信部(11)を介して前記記憶媒体から読み出した前記認証情報を前記記憶部(13)に記憶させた後、前記スリープ状態へ移行し、前記記憶媒体検知部において前記記憶媒体が検知されない場合、前記スリープ状態から復帰して、前記記憶部に記憶されている前記認証情報を削除させると共に、電源オフの状態へ移行して、前記電源部からの電力の供給を停止させること、を特徴とする通信システムである。
・第5の発明は、認証情報を送信する記憶媒体(30)との間で通信を行う第1通信部(11)と、人体を介して認証装置(20)との間で通信を行う第2通信部(12)と、前記認証装置から送信された通信開始信号を検知する信号検知部と、電力を供給する電源部(14)と、前記第1通信部、前記第2通信部及び前記電源部を制御する制御部(16)と、を備えた携帯端末(10)の通信制御方法であって、前記信号検知部において前記通信開始信号を受信した場合、スリープ状態から復帰して、前記電源部から前記第2通信部へ電力の供給を開始させると共に、前記第2通信部を介して前記認証装置との間で前記記憶媒体に記憶された前記認証情報と同じ認証情報の送信を含む通信を開始させるステップと、前記認証装置との間で前記認証情報の送信を含む通信が終了した場合、スリープ状態へ移行して、前記電源部から前記第1通信部及び前記第2通信部への電力の供給を停止させると共に、前記信号検知部において前記通信開始信号を受信するまで前記スリープ状態を維持するステップと、を備えること、を特徴とする通信制御方法である。
・第6の発明は、認証情報を送信する記憶媒体(30)との間で通信を行う第1通信部(11)と、人体を介して認証装置(20)との間で通信を行う第2通信部(12)と、前記認証装置から送信された通信開始信号を検知する信号検知部と、電力を供給する電源部(14)と、前記第1通信部、前記第2通信部及び前記電源部を制御する制御部(16)と、を備えた携帯端末(10)であって、前記制御部は、前記信号検知部において前記通信開始信号を受信した場合、スリープ状態から復帰して、前記電源部から前記第2通信部へ電力の供給を開始させると共に、前記第2通信部を介して前記認証装置との間で前記記憶媒体に記憶された前記認証情報と同じ認証情報の送信を含む通信を開始させ、前記認証装置との間で前記認証情報の送信を含む通信が終了した場合、スリープ状態へ移行して、前記電源部から前記第1通信部及び前記第2通信部への電力の供給を停止させると共に、前記信号検知部において前記通信開始信号を受信するまで前記スリープ状態を維持すること、を特徴とする携帯端末である。
・第7の発明は、認証情報を送信する携帯端末(10)として、認証情報を送信する記憶媒体(30)との間で通信を行う第1通信部(11)と、人体を介して認証装置(20)との間で通信を行う第2通信部(12)と、前記認証装置から送信された通信開始信号を検知する信号検知部と、電力を供給する電源部(14)と、前記第1通信部、前記第2通信部及び前記電源部を制御する制御部(16)と、を備えた携帯端末の携帯端末用プログラムであって、コンピュータを、前記信号検知部において前記通信開始信号を受信した場合、スリープ状態から復帰して、前記電源部から前記第2通信部へ電力の供給を開始させると共に、前記第2通信部を介して前記認証装置との間で前記記憶媒体に記憶された前記認証情報と同じ認証情報の送信を含む通信を開始させ、前記認証装置との間で前記認証情報の送信を含む通信が終了した場合、スリープ状態へ移行して、前記電源部から前記第1通信部及び前記第2通信部への電力の供給を停止させると共に、前記信号検知部において前記通信開始信号を受信するまで前記スリープ状態を維持する制御手段、として機能させることを特徴とする携帯端末用プログラムである。
本発明によれば、消費電力を低減することができる通信システム、通信制御方法、携帯端末、及び携帯端末用プログラムを提供することができる。
入室管理システム1の全体構成を示すブロック図である。 ICカード30が挿入されたカードホルダ10の外観図である。 ICカード30とカードホルダ10とを示す斜視図である。 入室管理システム1Aの全体構成図である。 入室管理システム1Bの全体構成図である。 カードホルダ10の端末側制御部16により実行されるID情報更新処理の手順を示すフローチャートである。 カードホルダ10の端末側制御部16により実行されるID情報読み出し処理の手順を示すフローチャートである。
以下、本発明に係る通信システムを、入室管理システムに適用した実施形態について説明する。
図1は、本実施形態における入室管理システム1の全体構成を示すブロック図である。図2は、ICカード30が挿入されたカードホルダ10の外観図である。図3は、ICカード30とカードホルダ10とを示す斜視図である。
図1に示すように、入室管理システム1は、カードホルダ10と、認証装置20と、から構成される。
まず、カードホルダ10の構成について説明する。
カードホルダ10は、入室管理システムの利用者が保持する携帯端末である。カードホルダ10は、図2に示すように、箱枠形状の筐体100により構成される。筐体100の内部には、後述するリーダライタ11等の電子部品が配置されている。筐体100は、ICカード30(後述)を保持可能な第1面101、及び第1面101とは反対側の第2面102とを有する。
筐体100において、第1面101の外周域には、挿入されたICカード30の側面を保持する複数の保持片103が設けられている。カードホルダ10の利用者は、図3に示すように、ICカード30を筐体100の一端側から第1面101に沿って矢印方向に挿入することにより、ICカード30をカードホルダ10に保持させることができる。なお、筐体100の第1面101には、スイッチ15(後述)の可動片15aが突出している。この可動片15aは、ICカード30をカードホルダ10に挿入すると、ICカード30により押圧され、第1面101の側に埋没する。
ICカード30は、ループアンテナ、ICチップ等(いずれも不図示)が内蔵されたICタグである。ループアンテナは、NFC(Near Field Communication)規格帯の電磁波により情報を送受信可能なアンテナである。ICチップは、ループアンテナを介して、筐体100に内蔵されたリーダライタ11(後述)との間で情報の送受信を行う。ICチップは、CPU、メモリ等(いずれも不図示)により構成される。ICチップのメモリには、ICカード30の利用者を識別するためのID情報(認証情報)が記憶されている。
ICカード30とリーダライタ11との間の通信は、例えば、NFC規格(ISO/IEC1802(NFC IP−1)、(ISO/IEC1481(NFC IP−2)に基づいて、13.56MHzの電磁波を利用して行われる。ICカード30とリーダライタ11との間の通信は、数mmから数十mm程度の距離で可能となる。ICカード30がカードホルダ10に保持されると、ICカード30とリーダライタ11との距離は、数mm程度となる。
また、図2に示すように、筐体100の第2面102には、信号電極121が配置されている。信号電極121は、電界通信において、利用者(人体)の近傍に変調電界を誘起する電極である。信号電極121は、平面視において、筐体100の第2面102をほぼ覆うように、略四角形に形成されている。信号電極121は、筐体100に内蔵された後述の端末側通信部12(不図示)と電気的に接続されている。
カードホルダ10は、図1に示すように、リーダライタ11(第1通信部)と、端末側通信部12(第2通信部)と、記憶部13と、電源部14と、スイッチ15(記憶媒体検知部)と、端末側制御部16と、を備える。
リーダライタ11は、ICカード30(後述)との間で非接触により情報を送受信する、NFC規格に対応したリーダライタである。ICカード30がカードホルダ10に保持されると、ICカード30とリーダライタ11との間で電磁誘導による情報の送受信が行われ、ICカード30のメモリに記憶されたID情報がリーダライタ11で読み取られる。リーダライタ11で読み取られたID情報は、記憶部13(後述)に記憶される。
端末側通信部12は、送信する情報に応じて変調された信号を信号電極121に供給して、人体の近傍に変調電界を誘起させ、後述する外部の認証装置20(不図示)に人体を介した電界通信により信号を送信する。また、端末側通信部12は、認証装置20から送信された信号(例えば、通信開始信号)により、人体の近傍に誘起された変調電界を信号電極121で受信し、外部の認証装置20から人体を介した電界通信により信号を受信する。端末側通信部12は、不図示の電界通信I/F(インターフェース)、電界通信制御ドライバ等により構成される。このうち、電界通信I/Fは、後述する認証装置20から送信される通信開始信号を検知する信号検知部として機能する。
記憶部13は、リーダライタ11を介してICカード30から読み取ったID情報、端末側制御部16で実行される各種のアプリケーションソフト等を記憶する。記憶部13には、アプリケーションソフトとして、例えば、携帯端末用プログラムが記憶される。
携帯端末用プログラムは、コンピュータとしての端末側制御部16を、認証装置20との間でID情報の送信を含む通信を行う場合、ICカード30に記憶されたID情報と同じID情報(記憶部13に記憶されたID情報)を、端末側通信部12を介して認証装置20に送信させ、認証装置20との間でID情報の送信を含む通信が終了した場合、スリープ状態へ移行して、電源部14から端末側通信部12への電力の供給を停止させると共に、信号検知部としての電界通信I/Fにおいて通信開始信号を受信するまでスリープ状態を維持し、スリープ状態の間に、電界通信I/Fにおいて通信開始信号を受信した場合、スリープ状態から復帰して、電源部14からリーダライタ11及び端末側通信部12へ電力の供給を開始させると共に、端末側通信部12を介して認証装置20との間でID情報の送信を含む通信を開始させる制御手段として機能させるためのプログラムである。
電源部14は、リーダライタ11、端末側通信部12、記憶部13、端末側制御部16等に電力を供給する。電源部14は、バッテリ本体、バッテリ制御ドライバ等(いずれも不図示)により構成される。
スイッチ15は、カードホルダ10にICカード30が挿入されたことを検知する電子部品である。スイッチ15は、プッシュスイッチにより構成される。スイッチ15は、可動片15aを備える。可動片15aは、筐体100の厚さ方向に移動自在に支持され、スイッチ15の電極接点(不図示)と連動している。
可動片15aは、図3に示すように、筐体100にICカード30が挿入されていない状態では、バネ(不図示)の付勢力により、第1面101から突出する。この状態で、可動片15aと連動する電極接点は、非導通状態となる。一方、可動片15aは、図2に示すように、筐体100にICカード30が挿入された状態では、ICカード30により押圧されるため、バネの付勢力に抗して第1面101に埋没する。この状態で、可動片15aと連動する電極接点は、導通状態となる。なお、可動片15aが第1面101から突出する状態で、可動片15aと連動する電極接点が導通状態となり、可動片15aが第1面101に埋没する状態で、可動片15aと連動する電極接点が非導通状態となる構成でもよい。
スイッチ15は、非導通状態又は導通状態に対応した検知信号を、端末側制御部16へ出力する。例えば、スイッチ15が非導通状態の場合、端末側制御部16へ出力される検知信号はH(High)レベルとなる。また、スイッチ15が導通状態の場合、端末側制御部16へ出力される検知信号はL(Low)レベルとなる。
端末側制御部16は、各ハードウェアと協働して、カードホルダ10の動作を統括的に制御する。端末側制御部16は、CPU、メモリ等により構成される。端末側制御部16は、記憶部13に記憶された携帯端末用プログラム等のアプリケーションプログラムに基づいて、後述するID情報更新処理、ID情報読み出し処理等を実行する。端末側制御部16において実行されるID情報更新処理及びID情報読み出し処理の概要は、以下の通りである。
(1)ID情報更新処理
端末側制御部16は、カードホルダ10にICカード30が挿入されると、電源オンの状態へ移行して、電源部14からの電力の供給を開始させる。そして、端末側制御部16は、リーダライタ11を介してICカード30からID情報の読み出しを実行し、読み出したID情報を記憶部13に記憶させる。その後、端末側制御部16は、スリープ状態へ移行して、電源部14から端末側通信部12への電力の供給を停止させる。
また、端末側制御部16は、カードホルダ10からICカード30が抜き取られると、スリープ状態から復帰して、記憶部13に記憶されているID情報を削除させる。そして、端末側制御部16は、電源オフの状態へ移行して、電源部14からの電力の供給を停止させる。
なお、リーダライタ11は、ICカード30からID情報を読み出す必要が生じた場合に、電源部14から電力が供給されることで起動する。また、リーダライタ11は、ICカード30から読み出したID情報が端末側通信部12により送信された後、電源部14からの電力の供給が遮断されることで停止する。リーダライタ11において、ICカード30からID情報を読み出す必要が生じるのは、スイッチ15において、ICカード30の挿入が検知された場合等である。
(2)ID情報読み出し処理
端末側制御部16は、電界通信I/F(端末側通信部12)において通信開始信号を受信した場合、スリープ状態から復帰して、電源部14から端末側通信部12へ電力の供給を開始させる。そして、端末側制御部16は、端末側通信部12を介して認証装置20との間でID情報の送信を含む通信を開始させる。本実施形態において、端末側制御部16は、認証装置20との間でID情報の送信を含む通信を行う場合に、記憶部13から読み出したID情報を、端末側通信部12を介して認証装置20に送信させる。
端末側制御部16は、認証装置20との間でID情報の送信を含む通信が終了した場合、スリープ状態へ移行して、電源部14から端末側通信部12へ電力の供給を停止させる。そして、端末側制御部16は、電界通信I/Fにおいて通信開始信号を受信するまで、スリープ状態を維持する。
次に、認証装置20について説明する。
認証装置20は、カードホルダ10から、人体を介した電界通信により取得したID情報に基づいて、ドアDの開錠、施錠を制御する。認証装置20は、図1に示すように、認証側通信部21と、記憶部22と、認証側制御部23と、ドア施錠管理部24と、を備える。
認証側通信部21は、利用者の人体を介した電界通信により、利用者の保持するカードホルダ10(端末側通信部12)との間で通信を行う。認証側通信部21は、例えば、ドアの前に敷かれたマットに内蔵される。後述するように、利用者がドアの前に敷かれたマットを踏むと、認証側通信部21の電極(不図示)を介して、カードホルダ10との間で、利用者Pの人体を介した電界通信による信号の送受信が開始される。この利用者Pの人体を介した電界通信により、カードホルダ10は、認証装置20から通信開始信号等を受信することができる。また、利用者Pの人体を介した電界通信により、カードホルダ10は、認証装置20へID情報等を送信することができる。
記憶部22は、ID情報を認証する際に参照するID情報テーブルのほか、認証側制御部23で実行されるオペレーティングシステム(OS)、アプリケーションプログラム、各種データ等を記憶する。
認証側制御部23は、各ハードウェアと協働して、認証装置20の動作を統括的に制御する。認証側制御部23は、CPU、メモリ等(いずれも不図示)により構成される。認証側制御部23は、記憶部22に記憶されたオペレーティングシステム(OS)、アプリケーションプログラム等に基づいて、後述するID情報の認証に関する処理を実行する。
認証側制御部23は、認証側通信部21を介して、定期的に通信開始信号を送信させる。通信開始信号とは、携帯端末であるカードホルダ10に対して、ID情報の送信を要求する信号である。
認証側制御部23は、認証側通信部21から受信したID情報の認証(正当性の検証)を行い、入室可と判定した場合には、ドアを開錠するための開錠信号をドア施錠管理部24に送信する。
ドア施錠管理部24は、ドアの開錠、施錠を管理する。ドア施錠管理部24は、認証側制御部23から開錠信号を受信すると、施錠されているドアの錠を解除する。
次に、入室管理システム1の具体例について説明する。ここでは、カードホルダ10から人体を介した電界通信によりID情報を取得する入室管理システム1Aと、カードホルダ10から非接触の近距離通信によりID情報を取得する入室管理システム1Bについて説明する。入室管理システムは、室内へ入室しようとする者の入室の可否を管理するシステムである。なお、以下の説明において、カードホルダ10は、筐体100にICカード30が挿入された状態で使用される。
まず、カードホルダ10から人体を介した電界通信によりID情報を取得する入室管理システム1Aについて説明する。図4は、入室管理システム1Aの全体構成図である。入室管理システム1Aは、図4に示すように、利用者Pが保持するカードホルダ10と、認証装置20と、から構成される。カードホルダ10、及び認証装置20の構成については説明を省略する。
図4に示すように、利用者PがドアDの前に敷かれたマットMを踏むと、認証装置20の認証側通信部21から発せられた通信開始信号が、利用者Pの人体を介した電界通信により、認証装置20からカードホルダ10へ送信される。これにより、マットMに内蔵された認証側通信部21とカードホルダ10(端末側通信部12)との間で、利用者Pの人体を介した電界通信により、ID情報の送信を含む通信が開始される。
認証側制御部23は、カードホルダ10から受信したID情報と、記憶部22に記憶されているID情報テーブルとを参照して、受信したID情報の認証を行う。認証側制御部23は、受信したID情報がID情報テーブルに登録されている場合には、入室可と判定する。一方、認証側制御部23は、受信したID情報がID情報テーブルに登録されていない場合には、入室不可と判定する。
認証側制御部23は、受信したID情報について、入室可と判定した場合には、ドアDを開錠するための開錠信号をドア施錠管理部24に送信する。ドア施錠管理部24は、認証側制御部23から開錠信号を受信すると、施錠されているドアDの錠を解除する。これにより、利用者Pは、開錠されたドアDを開けて、室内に入ることができる。また、ドア施錠管理部24は、認証側制御部23から開錠信号を受信しない場合には、ドアDの錠を解除することなく、施錠された状態を維持する。この場合、認証側制御部23は、利用者Pに対して、例えば、ブザー等の警告音により報知する。
次に、カードホルダ10から非接触の近距離通信によりID情報を取得する入室管理システム1Bについて説明する。入室管理システム1Bは、カードホルダ10と認証側通信部21との間の通信が、人体を介した電界通信ではなく、電磁誘導による非接触の近距離通信である点において、入室管理システム1Aと異なる。図5は、入室管理システム1Bの全体構成図である。入室管理システム1Bは、図5に示すように、利用者Pが保持するカードホルダ10と、認証装置20Aと、から構成される。
入室管理システム1Bにおいて、認証装置20Aの基本的な構成は、図1に示す認証装置20と同じである。入室管理システム1Bでは、認証側通信部21Aが、電磁誘導による情報の送受信を行うリーダライタである点において、図1に示す認証装置20の認証側通信部21と異なる。
本実施形態の入室管理システム1Bにおいて、認証装置20Aの認証側通信部21A(図1参照)は、利用者Pの保持するカードホルダ10のICカード30との間で電磁誘導により情報の送受信を行うリーダライタである。認証側通信部21Aで受信したID情報は、認証側制御部23へ送信される。認証側制御部23及びドア施錠管理部24におけるドアDの開錠、施錠の管理については説明を省略する。
図5に示すように、利用者Pが、カードホルダ10をドアDの前に配置された認証側通信部21Aにかざすと、カードホルダ10に挿入されたICカード30と認証側通信部21Aとの間で電磁誘導による情報の送受信が行われ、ICカード30のICチップ(メモリ)に記憶されたID情報が認証側通信部21Aに読み取られる。以後の処理は、図4に示す実施形態と同じであるため、説明を省略する。
以上のように、ICカード30が挿入されたカードホルダ10は、人体を介した電界通信により送信されたID情報に基づいて認証を行う入室管理システム1A、及び非接触の近距離通信により送信されたID情報に基づいて認証を行う入室管理システム1Bの両方に使用することができる。
次に、カードホルダ10の端末側制御部16により実行されるID情報更新処理について説明する。図6は、カードホルダ10の端末側制御部16により実行されるID情報更新処理の手順を示すフローチャートである。図6に示すID情報更新処理は、カードホルダ10にICカード30が挿入された場合、及びカードホルダ10からICカード30が抜き取られた場合に実行される。
図6に示すステップS(以下、「S」という)101において、端末側制御部16は、カードホルダ10にICカード30が挿入されたか否かを判定する。具体的には、端末側制御部16は、スイッチ15から出力される検知信号がLレベル(導通状態)か否かを判定する。S101の判定がYESであれば、処理はS102へ移行する。また、S101の判定がNOであれば、処理はS107へ移行する。
S102(S101:YES)において、端末側制御部16は、電源オンの状態に移行して、電源部14からの電力の供給を開始させる。
S103において、端末側制御部16は、リーダライタ11を介してICカード30からID情報の読み出しを実行する。
S104において、端末側制御部16は、ICカード30からID情報の読み出しに成功したか否かを判定する。S104の判定がYESであれば、処理はS105へ移行する。また、S104の判定がNOであれば、処理はS106へ移行する。
S105(S104:YES)において、端末側制御部16は、ICカード30から読み出したID情報を、記憶部13に記憶させる。
S106において、端末側制御部16は、電源部14を制御してスリープ状態へ移行して、電源部14から端末側制御部16及び記憶部13への電力の供給を停止させる。端末側制御部16は、S106の後、本フローチャートの処理を終了する。
一方、S107(S101:NO)において、端末側制御部16は、カードホルダ10からICカード30が抜き取られたか否かを判定する。具体的には、端末側制御部16は、スイッチ15から出力される検知信号がHレベル(非導通状態)か否かを判定する。S107の判定がYESであれば、処理はS108へ移行する。また、S107の判定がNOであれば、処理はS101へ戻る。
S108(S107:YES)において、端末側制御部16は、スリープ状態から復帰して、電源部14から端末側通信部12へ電力の供給を開始させる。
S109において、端末側制御部16は、記憶部13に記憶されているID情報を削除する。
S110において、端末側制御部16は、電源オフの状態に移行して、電源部14からの電力の供給を停止させる。端末側制御部16は、S110の後、本フローチャートの処理を終了する。
上述したID情報更新処理によれば、カードホルダ10は、ICカード30が挿入されると、電源オンの状態へ移行して、ICカード30から読み出したID情報を記憶部13に記憶する。その後、カードホルダ10は、スリープ状態へ移行する。また、カードホルダ10は、ICカード30が抜き取られると、スリープ状態から復帰して、記憶部13に記憶されているID情報を削除し、電源オフの状態へ移行する。
次に、カードホルダ10の端末側制御部16により実行されるID情報読み出し処理について説明する。図7は、カードホルダ10の端末側制御部16により実行されるID情報読み出し処理の手順を示すフローチャートである。図7に示すID情報読み出し処理は、認証装置20から通信開始信号を受信した場合に実行される。
図7に示すS201において、端末側制御部16は、通信開始信号を受信したか否かを判定する。本実施形態において、端末側制御部16は、電界通信I/F(不図示)が通信開始信号を受信した場合に、通信開始信号の受信を確認する。S201の判定がYESであれば、処理はS202へ移行する。また、S201の判定がNOであれば、処理はS201へ戻る。
S202(S201:YES)において、端末側制御部16は、スリープ状態から復帰して、電源部14から端末側通信部12へ電力の供給を開始させる。なお、カードホルダ10にICカード30が挿入されていない場合は、電源オフの状態となるため、電界通信I/Fで通信開始信号を受信しても、S202以降の処理は実行されない。
S203において、端末側制御部16は、記憶部13に記憶されているID情報を読み出す。
S204において、端末側制御部16は、認証装置20との間でID情報の送信を含む通信を開始する。この後、カードホルダ10と認証装置20との間でID情報の送信を含む各種メッセージ信号の送受信が行われる。
S205において、端末側制御部16は、認証装置20との間でID情報の送信を含む通信が終了したか否かを判定する。S205の判定がYESであれば、処理はS206へ移行する。また、S205の判定がNOであれば、処理はS205へ戻る。
S206(S205:YES)において、端末側制御部16は、スリープ状態へ移行し、電源部14から端末側通信部12へ電力の供給を停止させる。端末側制御部16は、S206の後、本フローチャートの処理を終了する。
上述したID情報読み出し処理によれば、カードホルダ10は、通信開始信号を受信すると、スリープ状態から復帰して、記憶部13から読み出したID情報を認証装置20へ送信する。そして、認証装置20との間でID情報の送信を含む通信が終了すると、カードホルダ10は、スリープ状態へ移行する。
上述した本実施形態の入室管理システム1によれば、以下のような効果を奏する。
(1)カードホルダ10の端末側制御部16は、認証装置20から送信された通信開始信号を受信した場合、スリープ状態から復帰して、認証装置20との間でID情報の送信を含む通信を開始する。また、カードホルダ10は、認証装置20との間でID情報の送信を含む通信が終了した場合、スリープ状態へ移行し、次に通信開始信号を受信するまでスリープ状態を維持する。これによれば、カードホルダ10が電源オンの状態であっても、認証装置20との間で通信していない間は、端末側通信部12等へ電力が供給されないスリープ状態へ移行するため、消費電力を低減することができる。
(2)カードホルダ10の端末側制御部16は、認証装置20との間でID情報の送信を含む通信を行う場合、記憶部13から読み出したID情報を、端末側通信部12を介して認証装置20に送信させる。そのため、ID情報をICカードからリーダライタ11を介して読み出す場合に比べて、消費電力を低減することができる。また、カードホルダ10において、ID情報の読み出しを開始してから認証装置20へ送信するまでの処理速度を向上させることができる。
(3)カードホルダ10の端末側制御部16は、カードホルダ10にICカード30が挿入された場合、電源オンの状態へ移行する。そのため、利用者は、電源スイッチ等を操作することなしに、カードホルダ10にICカード30を挿入するだけで、カードホルダ10を電源オンの状態にすることができる。また、カードホルダ10の端末側制御部16は、カードホルダ10にICカード30が挿入された場合、リーダライタ11を介してICカード30から読み出したID情報を記憶部13に記憶させる。そのため、利用者は、カードホルダ10にICカード30を挿入するだけで、ID情報をカードホルダ10に記憶させることができる。更に、カードホルダ10の端末側制御部16は、ICカード30から読み出したID情報を記憶部13に記憶させた後、スリープ状態へ移行する。そのため、カードホルダ10にICカード30を挿入してから、通信開始信号を受信するまでの間の消費電力を低減することができる。
(4)カードホルダ10の端末側制御部16は、カードホルダ10からICカード30が抜き取られた場合、記憶部13に記憶されているID情報を削除する。これによれば、カードホルダ10からICカード30が抜き取られた後に、カードホルダ10の内部にID情報が残らないため、セキュリティ性を高めることができる。また、カードホルダ10の端末側制御部16は、カードホルダ10からICカード30が抜き取られた場合、電源オフの状態へ移行する。そのため、次にカードホルダ10にICカード30が挿入されるまでの間の消費電力を低減することができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は、上述した実施形態に限定されるものではない。また、実施形態に記載した効果は、本発明から生じる最も好適な効果を列挙したに過ぎず、実施形態に記載したものに限定されない。なお、上述した実施形態及び後述する変形形態は、適宜に組み合わせて用いることもできるが、詳細な説明は省略する。
[変形形態]
(1)本実施形態では、通信開始信号を受信した場合に、記憶部13から読み出したID情報を認証装置20へ送信する例について説明した。これに限らず、通信開始信号を受信する度に、ICカード30から読み出したID情報を認証装置20へ送信するようにしてもよい。その場合は、図7に示すS203の処理を、リーダライタ11によりICカード30からID情報を読み出す処理に変更すればよい。
(2)本実施形態では、スイッチ15をカードホルダ10の電源スイッチとして機能させる例について説明した。これに限らず、カードホルダ10には専用の電源スイッチを設けた構成としてもよい。この場合、利用者は、カードホルダ10に設けられた専用の電源スイッチを操作することにより、カードホルダ10の電源をオン状態又はオフ状態に切り換えることができる。
(3)本実施形態では、カードホルダ10の筐体100に、1つのスイッチ15を設けた構成について説明した。これに限らず、スイッチ15を、筐体100の複数箇所に設けてもよい。また、本実施形態では、スイッチ15として、プッシュスイッチを用いた例について説明した。これに限らず、スイッチ15は、ICカード30を検知することができ、且つ筐体100に実装可能なものであれば、どのような構造のスイッチを用いてもよい。また、本実施形態では、スイッチ15(記憶媒体検知部)として、ICカード30の存在を物理的に検知するスイッチを用いた例について説明した。これに限らず、記憶媒体検知部として、光学センサを用いてもよいし、カードホルダ10へのICカード30の接近を検知する近接センサを用いてもよい。更に、プッシュスイッチ等の物理スイッチ、光学センサ、近接センサ等を適宜に組み合わせた構成としてもよい。
(4)本実施形態では、ICカード30から、非接触のリーダライタ11によりID情報を読み取る例について説明した(図4参照)。この例に限らず、ICカード30の代わりに、磁気カードを用いてもよい。この場合、カードホルダ10に挿入された磁気カード(磁気ストライプ)と、カードホルダ10に内蔵された磁気カードリーダの磁気ヘッドとを接触させることにより、磁気カードからID情報を読み取ることができる。
(5)本実施形態では、人体を介した電界通信によりID情報を取得する入室管理システム1Aにおいて、認証側通信部21をドアDの前に敷かれたマットMに内蔵した例について説明した。これに限らず、認証側通信部21をドアDの近傍の壁面に配置してもよいし、ドアノブに組み込んでもよい。この場合、カードホルダ10を携帯した利用者Pが送受信部に触れることにより、人体を介した電界通信による情報の送受信が可能となる。
(6)本実施形態では、カードホルダ10を入室管理システムで使用する例について説明した。これに限らず、商業施設、公共施設、特定管理施設等の入場者にカードホルダ10を保持させ、各施設の入口に送受信部を設置することにより、入場者の施設内への立ち入りを管理することができる。また、オフィスにおいて、従業員にカードホルダ10を携帯させると共に、オフィス内のOA機器(例えば、複合機)の近傍に送受信部を設置することにより、従業員によるOA機器の使用を管理することができる。
1 入室管理システム
10 カードホルダ
11 リーダライタ
12 電界通信部
13 記憶部
14 電源部
15 スイッチ
16 端末側制御部
20 認証装置
30 ICカード
100 筐体
121 信号電極

Claims (7)

  1. 認証情報を送信する携帯端末と、当該携帯端末から送信された認証情報を認証する認証装置と、を備えた通信システムであって、
    前記携帯端末は、
    認証情報を送信する記憶媒体との間で通信を行う第1通信部と、
    人体を介して前記認証装置との間で通信を行う第2通信部と、
    前記認証装置から送信された通信開始信号を検知する信号検知部と、
    電力を供給する電源部と、
    前記第1通信部、前記第2通信部及び前記電源部を制御する制御部と、を備え、
    前記制御部は、
    前記信号検知部において前記通信開始信号を受信した場合、スリープ状態から復帰して、前記電源部から前記第2通信部へ電力の供給を開始させると共に、前記第2通信部を介して前記認証装置との間で前記記憶媒体に記憶された前記認証情報と同じ認証情報の送信を含む通信を開始させ、
    前記認証装置との間で前記認証情報の送信を含む通信が終了した場合、スリープ状態へ移行して、前記電源部から前記第2通信部への電力の供給を停止させると共に、前記信号検知部において前記通信開始信号を受信するまで前記スリープ状態を維持すること、
    を特徴とする通信システム。
  2. 請求項1に記載の通信システムにおいて、
    前記認証情報を記憶する記憶部を備え、
    前記制御部は、
    前記第1通信部を介して前記記憶媒体から読み出した前記認証情報を前記記憶部に記憶させ、
    前記スリープ状態から復帰して、前記認証装置との間で前記認証情報の送信を含む通信を行う場合、前記記憶部から読み出した前記認証情報を、前記第2通信部を介して前記認証装置に送信させること、
    を特徴とする通信システム。
  3. 請求項1に記載の通信システムにおいて、
    前記制御部は、
    前記スリープ状態から復帰して、前記認証装置との間で前記認証情報の送信を含む通信を行う場合、前記第1通信部を介して前記記憶媒体から読み出した前記認証情報を、前記第2通信部を介して前記認証装置に送信させること、
    を特徴とする通信システム。
  4. 請求項2に記載の通信システムにおいて、
    前記記憶媒体を検知する記憶媒体検知部を備え、
    前記制御部は、
    前記記憶媒体検知部において前記記憶媒体が検知された場合、電源オンの状態へ移行して、前記電源部からの電力の供給を開始させると共に、前記第1通信部を介して前記記憶媒体から読み出した前記認証情報を前記記憶部に記憶させた後、前記スリープ状態へ移行し、
    前記記憶媒体検知部において前記記憶媒体が検知されない場合、前記スリープ状態から復帰して、前記記憶部に記憶されている前記認証情報を削除させると共に、電源オフの状態へ移行して、前記電源部からの電力の供給を停止させること、
    を特徴とする通信システム。
  5. 認証情報を送信する記憶媒体との間で通信を行う第1通信部と、人体を介して認証装置との間で通信を行う第2通信部と、前記認証装置から送信された通信開始信号を検知する信号検知部と、電力を供給する電源部と、前記第1通信部、前記第2通信部及び前記電源部を制御する制御部と、を備えた携帯端末の通信制御方法であって、
    前記信号検知部において前記通信開始信号を受信した場合、スリープ状態から復帰して、前記電源部から前記第2通信部へ電力の供給を開始させると共に、前記第2通信部を介して前記認証装置との間で前記記憶媒体に記憶された前記認証情報と同じ認証情報の送信を含む通信を開始させるステップと、
    前記認証装置との間で前記認証情報の送信を含む通信が終了した場合、スリープ状態へ移行して、前記電源部から前記第2通信部への電力の供給を停止させると共に、前記信号検知部において前記通信開始信号を受信するまで前記スリープ状態を維持するステップと、を備えること、
    を特徴とする通信制御方法。
  6. 認証情報を送信する記憶媒体との間で通信を行う第1通信部と、
    人体を介して認証装置との間で通信を行う第2通信部と、
    前記認証装置から送信された通信開始信号を検知する信号検知部と、
    電力を供給する電源部と、
    前記第1通信部、前記第2通信部及び前記電源部を制御する制御部と、を備えた携帯端末であって、
    前記制御部は、
    前記信号検知部において前記通信開始信号を受信した場合、スリープ状態から復帰して、前記電源部から前記第2通信部へ電力の供給を開始させると共に、前記第2通信部を介して前記認証装置との間で前記記憶媒体に記憶された前記認証情報と同じ認証情報の送信を含む通信を開始させ、
    前記認証装置との間で前記認証情報の送信を含む通信が終了した場合、スリープ状態へ移行して、前記電源部から前記第2通信部への電力の供給を停止させると共に、前記信号検知部において前記通信開始信号を受信するまで前記スリープ状態を維持すること、
    を特徴とする携帯端末。
  7. 認証情報を送信する携帯端末として、認証情報を送信する記憶媒体との間で通信を行う第1通信部と、人体を介して認証装置との間で通信を行う第2通信部と、前記認証装置から送信された通信開始信号を検知する信号検知部と、電力を供給する電源部と、前記第1通信部、前記第2通信部及び前記電源部を制御する制御部と、を備えた携帯端末の携帯端末用プログラムであって、
    コンピュータを、
    前記信号検知部において前記通信開始信号を受信した場合、スリープ状態から復帰して、前記電源部から前記第2通信部へ電力の供給を開始させると共に、前記第2通信部を介して前記認証装置との間で前記記憶媒体に記憶された前記認証情報と同じ認証情報の送信を含む通信を開始させ、
    前記認証装置との間で前記認証情報の送信を含む通信が終了した場合、スリープ状態へ移行して、前記電源部から前記第2通信部への電力の供給を停止させると共に、前記信号検知部において前記通信開始信号を受信するまで前記スリープ状態を維持する制御手段、
    として機能させることを特徴とする携帯端末用プログラム。
JP2014201887A 2014-09-30 2014-09-30 通信システム、通信制御方法、携帯端末、及び携帯端末用プログラム Pending JP2016072859A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014201887A JP2016072859A (ja) 2014-09-30 2014-09-30 通信システム、通信制御方法、携帯端末、及び携帯端末用プログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014201887A JP2016072859A (ja) 2014-09-30 2014-09-30 通信システム、通信制御方法、携帯端末、及び携帯端末用プログラム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2016072859A true JP2016072859A (ja) 2016-05-09

Family

ID=55867506

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014201887A Pending JP2016072859A (ja) 2014-09-30 2014-09-30 通信システム、通信制御方法、携帯端末、及び携帯端末用プログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2016072859A (ja)

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002009710A (ja) * 2000-06-26 2002-01-11 Matsushita Electric Works Ltd 信号伝送経路として人体を利用したデータ伝送システム
JP2009302714A (ja) * 2008-06-11 2009-12-24 Alps Electric Co Ltd 電界通信認証システムならびにそれに用いられる識別装置および被識別装置
JP2012022669A (ja) * 2010-06-14 2012-02-02 Nec Tokin Corp 携帯用通信装置および、これを用いたicカードシステム
JP5012830B2 (ja) * 2009-02-09 2012-08-29 日本電信電話株式会社 クリップ型アダプタ
JP2012191535A (ja) * 2011-03-14 2012-10-04 Omron Corp 人体通信端末

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002009710A (ja) * 2000-06-26 2002-01-11 Matsushita Electric Works Ltd 信号伝送経路として人体を利用したデータ伝送システム
JP2009302714A (ja) * 2008-06-11 2009-12-24 Alps Electric Co Ltd 電界通信認証システムならびにそれに用いられる識別装置および被識別装置
JP5012830B2 (ja) * 2009-02-09 2012-08-29 日本電信電話株式会社 クリップ型アダプタ
JP2012022669A (ja) * 2010-06-14 2012-02-02 Nec Tokin Corp 携帯用通信装置および、これを用いたicカードシステム
JP2012191535A (ja) * 2011-03-14 2012-10-04 Omron Corp 人体通信端末

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9670694B2 (en) Restricted range lockbox, access device and methods
EP2867870B1 (en) Wireless card reader with a wake-up circuit
US8912884B2 (en) Electronic key lockout control in lockbox system
JP4640451B2 (ja) 接触・非接触複合icカード、通信方法、プログラム及び通信システム
US9098734B2 (en) System and method for the presence recognition of a second portable data carrier by a first portable data carrier
US9696691B2 (en) Access key for a motor vehicle with near-field communication exchange capability
US20090266885A1 (en) Access control proximity card with actuation sensor
WO2011069312A1 (zh) 一种射频装置和射频读卡器以及相关通信系统和通信方法
CN111038445B (zh) 移动终端装置及车辆控制系统
KR101756238B1 (ko) 스마트 카드 및 그 제어 방법 및 휴대용 단말기 및 그 제어 방법
JP2006118122A (ja) 鍵管理システム
KR101593955B1 (ko) 스탬퍼, 그리고 단말 및 그 동작 방법
CN105956648A (zh) 一种指纹识别校园一卡通
WO2014137427A1 (en) Electronic key lockout control in lockbox system
JP6350039B2 (ja) 認証システム、認証情報管理方法、携帯端末、及び携帯端末用プログラム
JP2016072859A (ja) 通信システム、通信制御方法、携帯端末、及び携帯端末用プログラム
KR200402209Y1 (ko) 외부 전자기파로부터의 전력으로 동작하는 디지털 도어록킹 장치 및 방법
WO2022193700A1 (zh) 一种基于智能充电枪的即插即充系统
KR20180106459A (ko) 스마트카드 및 카드 기능 활성화 방법
CN109697838A (zh) 钥匙单元、锁定/解锁系统以及存储有程序的计算机可读存储介质
KR101576590B1 (ko) 휴대용 단말기와 카드형 인증장치를 포함하는 초절전·소형화 무선인증시스템
JP6413292B2 (ja) 記憶媒体ホルダ
JP2012185662A (ja) 情報端末および情報システム
JP2007280244A (ja) 非接触icカードリーダ
JP2006265924A (ja) 入退室管理システム

Legal Events

Date Code Title Description
RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20160928

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20170727

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20180615

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20180619

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180813

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20180904

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20190305