JP2016072320A - Printed wiring board and method of manufacturing the same - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、各種電子・電気機器に使用されるプリント配線基板、特に端子部の導体パターンの高精細化を図った薄型の2層もしくは多層の両面プリント配線板及びその製造方法に関するものである。 The present invention relates to a printed wiring board used in various electronic / electrical devices, and more particularly to a thin double-layer or multilayer double-sided printed wiring board and a method for manufacturing the same, in which a conductor pattern of a terminal portion is made high definition.
従来のプリント配線板の製造方法、特に回路配線および端子部を構成するパターンの導体層を絶縁基材上に形成するための方法は、サブトラクティブ法、アディティブ法(フルアディティブ法、セミアディティブ法)に大別される。これらのうちでも、セミアディティブ法が、他の方法と比較して微細な導体パターンを精度良く形成することができるため、最近ではセミアディティブ法が多用されるようになっている。 Conventional printed wiring board manufacturing methods, particularly circuit wiring and the method for forming a conductor layer having a pattern constituting a terminal portion on an insulating base, are subtractive methods, additive methods (full additive method, semi-additive method). It is divided roughly into. Among these, since the semi-additive method can form a fine conductor pattern with higher accuracy than other methods, the semi-additive method has recently been frequently used.
セミアディティブ法は、基本的には、絶縁材料からなる基材上に、無電解めっきによって銅などの薄質な金属層(シード層)を形成し、その上に導体パターンを反転したパターンでめっきレジスト層を形成した後、電解めっきによってレジスト層非形成部分に銅などの導体層を形成し、その後にめっきレジスト層を剥離除去し、さらに電解めっきによる導体層が形成されていない部分のシード層をフラッシュエッチングによって除去するものである。 In the semi-additive method, basically, a thin metal layer (seed layer) such as copper is formed by electroless plating on a substrate made of an insulating material, and then plated with a pattern in which the conductor pattern is inverted. After the resist layer is formed, a conductor layer such as copper is formed on the resist layer non-formed portion by electrolytic plating, and then the plating resist layer is peeled and removed, and further, the seed layer where the conductor layer is not formed by electrolytic plating Is removed by flash etching.
ところで、最近では、プリント配線板について、従来よりもより一層の高精細化が求められると同時に、一層の薄型化が求められるようになっている。具体的には、2層構造のプリント配線板では、全体の厚み(但しはんだバンプを除く)は、0.060〜0.080mm程度、また3層以上のプリント配線板では、導体層数によって異なるが、例えば4層構造では、全体の厚みは、0.130〜0.150mm程度が求められるようになっている。このような薄型化を図ったプリント配線板は、いわゆるコア基板(高剛性の厚い基板)を持たない構成とするのが通常である。 By the way, recently, the printed wiring board is required to have higher definition than before, and at the same time, further thinner. Specifically, in a printed wiring board having a two-layer structure, the total thickness (excluding solder bumps) is about 0.060 to 0.080 mm, and in a printed wiring board having three or more layers, it varies depending on the number of conductor layers. However, for example, in a four-layer structure, the overall thickness is required to be about 0.130 to 0.150 mm. Such a thin printed wiring board is usually configured so as not to have a so-called core substrate (a high-rigidity thick substrate).
また一方、半導体チップなどの部品を搭載する両面プリント配線板においては、端子部として、搭載部品実装用はんだ(通常ははんだボール)を溶着するためのはんだ溶着用端子部を形成しておくのが通常である。このようなはんだ溶着用端子部を形成した両面プリント配線板において、上述のような薄型化を図った場合、従来の一般的な構造、製造方法では、種々の問題が生じている。 On the other hand, in a double-sided printed wiring board on which a component such as a semiconductor chip is mounted, a solder welding terminal portion for welding mounting component mounting solder (usually a solder ball) is formed as a terminal portion. It is normal. In the double-sided printed wiring board in which such solder-welded terminal portions are formed, when the above-described thinning is achieved, various problems have occurred in the conventional general structure and manufacturing method.
ここで、特に高精細化、薄型化を図った従来の両面プリント配線板の従来の代表的な例(ここでは一例として2層構造の例を示すの、端子部付近の状況を、図18、図19に模式的に示す。ここでは一例として2層構造の両面プリント配線板の例を示している。
なお図18は端子部付近の断面構造を、図19は図18に示される端子部付近を平面視した状況を示す。ここで、図18、図19に示されるプリント配線板1は、基本的には、全体として板状をなすものであり、ここではその一方の側の面(図18の上側の面)を、半導体チップなどの部品が搭載される側の面、すなわち部品実装側の面として、その面をプリント配線板1の第1面1aと称し、他方の側の面(図18の下側の面)を第2面1bと称する。
Here, a typical example of a conventional double-sided printed wiring board that is particularly high definition and thinned (here, an example of a two-layer structure is shown as an example, the situation in the vicinity of the terminal portion is shown in FIG. 19 schematically shows an example of a double-sided printed wiring board having a two-layer structure as an example.
18 shows a cross-sectional structure in the vicinity of the terminal portion, and FIG. 19 shows a situation in plan view of the vicinity of the terminal portion shown in FIG. Here, the printed wiring board 1 shown in FIG. 18 and FIG. 19 basically has a plate shape as a whole. Here, the surface on one side thereof (the upper surface in FIG. 18) A surface on which a component such as a semiconductor chip is mounted, that is, a surface on the component mounting side, is called the
図18、図19に示されるプリント配線板1は、絶縁材料からなる板状(層状)の基体2における一方の側(第1面1aの側)に第1面側絶縁層7Aが形成されるとともに、基体2における他方の側(第2面1bの側)に第2面側絶縁層7Bが形成されている。ここで、第1面側絶縁層7A及び第2面側絶縁層7Bは、いわゆるソルダレジストに相当するものであり、一般にはエポキシ樹脂やフェノール樹脂などの絶縁性樹脂に、絶縁性無機物質、例えばガラスクロス、シリカ、アルミナ、硫酸バリウムなどを配合した構成とされている。
In the printed wiring board 1 shown in FIGS. 18 and 19, the first surface
さらに基体2における第1面1aの側には、第1面側絶縁層7Aに埋め込まれかつ表面が上方空間に露呈する状態で、搭載部品実装用はんだ(通常ははんだボール)を溶着するためのはんだ溶着用端子部3A、3B、3Cが形成されている。また基体2における第2面1bの側には、第2面側絶縁層7Bに埋め込まれかつ表面が下方空間に露呈する状態で、マザーボードなどと接続するための接続用端子部4A、4B、4Cが形成されている。そして図示の例では、第1面1aの側のはんだ溶着用端子部3A、3B、3Cのうちのある端子部3Bと、第2面1bの側の接続用端子部4A、4B、4Cのうちの対応する端子部4Bとが、基体2を厚み方向に貫通する貫通導電部(面間導通部)5によって電気的に導通されている。なお、接続用端子部4A、4B、4Cは、一般には耐酸化性向上のために、銅からなる導電基材8aの表面に、保護用めっき層、例えばNiめっき層8b及びAuめっき層8cを形成した構成とされる。
Further, the mounting component mounting solder (usually solder balls) is welded on the
ここで、はんだ溶着用端子部3A、3B、3Cは、その表面が、第1面側絶縁層7Aの表面位置よりも窪んだ状態で形成されている。すなわち、プリント配線板1の第1面1aは、はんだ溶着用端子部3A、3B、3Cの箇所において凹部9Aが形成されていて、その凹部9Aの底面に、はんだ溶着用端子部3A、3B、3Cの表面が露呈していることになる。なお図示の例では、接続用端子部4A、4B、4Cも、その表面が、第2面側絶縁層7Bの表面位置よりも窪んだ状態となって、凹部9Bが形成され、その凹部9Bの底面に、接続用端子部4A、4B、4Cの表面が露呈している。
Here, the solder-welded
このような両面プリント配線板に半導体チップなどの部品を実装するためには、後に改めて説明する図23の(A)、(B)に示しているように、はんだボール10を、その一部が凹部9内に装入されるように、はんだ溶着用端子部3A、3B、3C上に載置し、加熱(いわゆるリフロー処理)を行って、はんだボールを溶融させ、端子部3A、3B、3Cの表面にはんだを溶着させる。この状態で、リフロー処理後のはんだは、その一部がプリント配線板1の第1面1aから突出し、いわゆるはんだバンプ10Aが形成される。したがって、そのはんだバンプ10Aに、半導体チップの接続端子部などを接合することが可能となる。
In order to mount a component such as a semiconductor chip on such a double-sided printed wiring board, as shown in FIGS. 23A and 23B, which will be described later, a part of the
このような図18、図19に示される従来の両面プリント配線板を製造するために従来適用されている方法について、図20〜図22を参照して説明する。 A conventional method for manufacturing the conventional double-sided printed wiring board shown in FIGS. 18 and 19 will be described with reference to FIGS.
図20(A)に示すように、予め両面銅張り積層板70を用意しておく。この両面銅張り積層板70は、絶縁樹脂からなる板状の主絶縁支持体71の両面に銅箔72A、72Bを貼り合わせて、主絶縁支持体71の一方の面に第1の内層導電層73Aを、他方の面に第2の内層導電層73Bを形成してなるものである。そして先ず図20(B)に示すように、第2の内層導電層73B(銅箔72B)の側から、所定の位置(図18の接続用端子部4Bとはんだ溶着用端子部3Bとの間を導通させる貫通導電部(面間導通部)となるべき位置)において、レーザ加工によって穴明け加工を行って、ビア74を形成する。このビア74は、第2の内層導電層73B(銅箔72B)から主絶縁支持体71を貫通して、第1の内層導電層73Aの内面(主絶縁支持体71との境界位置)にまで達するように形成される。
As shown in FIG. 20A, a double-sided copper-
次いで図20(C)に示すように、全体的に無電解銅めっきによってシード層75を形成する。ここで、ビア74の内側面にもシード層75が形成されるから、そのビア74の内側面は、第1の内層導電層73Aから第2の内層導電層73Bに至るまでの間が電気的に導通されることになる。
Next, as shown in FIG. 20C, a
さらに図20(D)に示すように、感光性樹脂からなるめっきレジスト76A、76Bを両面にラミネートした後、図20(E)に示すように、所定のパターンに露光現像する。この際、ビア74の部分が第2面側に露呈されるようにパターンを設定する。そして図21(A)に示すように電気銅めっき(パターンめっき)を行って、所定のパターンの第1の外層導電層77A及び第2の外層導電層77Bを形成する。このとき、ビア74の部分は、第2面側に露呈されるようにする。そして図21(B)に示すように、レジスト76A、76Bを剥離した後、図21(C)に示すように、第1の外層導電層77A及び第2の外層導電層77Bの形成部分(パターン部分)以外のシード層75、銅箔72A、および銅箔72Bを除去する。
Further, as shown in FIG. 20D, plating resists 76A and 76B made of a photosensitive resin are laminated on both surfaces, and then exposed and developed into a predetermined pattern as shown in FIG. 20E. At this time, the pattern is set so that the portion of the
この段階では、図21(C)に示しているように、主絶縁支持体71の一方の面に、第1の内層導電層73Aとシード層75と第1の外層導電層77Aとが一体化してなる所定のパターンの第1面側導電層80Aが形成されるとともに、主絶縁支持体71の他方の面に、第2の内層導電層73Bとシード層75と第2の外層導電層77Bとが一体化してなる所定のパターンの第2面側導電層80Bが形成された状態であって、しかも第1面側導電層80Aと第2面側導電層80Bとが、ビア74において導通した状態となっている。なお以下では、第1の内層導電層73Aとシード層75と第1の外層導電層77Aとは一体化しているため、それぞれ区別せずに、一括して第1面側導電層80Aと称し、また第2の内層導電層73Bとシード層75と第2の外層導電層77Bも同様に区別せずに、一括して第2面側導電層80Bと称することとする。
At this stage, as shown in FIG. 21C, the first inner
さらに、図21(D)に示すように、両面に感光性樹脂からなるソルダ―レジスト81A、81Bをラミネートし、図21(E)に示すように、所定のパターンで露光現像して、第1面側導電層80Aおよび第2面側導電層80Bにおける、最終的に外面側に露呈させる部位(端子部の表面となるべき部位)以外をソルダ―レジスト81A、81Bによって覆った状態、言い換えれば、第1面側導電層80Aおよび第2面側導電層80Bの表面の中央部(端子部の表面となるべき部位)を外面側に露呈させた態様で、第1面側導電層80Aおよび第2面側導電層80Bをソルダ―レジスト81A、81Bに埋め込んだ状態とする。
Further, as shown in FIG. 21 (D), solder resists 81A and 81B made of a photosensitive resin are laminated on both surfaces, and as shown in FIG. A state where the surface-side
次いで、主としてマザーボードに接続するための接続用端子部となるべき導電層の表面にNi/Auめっきを行う。
例えば、先ず図22(A)に示しているように、両面にめっきレジスト82A、82Bをラミネートし、次いで図22(B)に示すように露光現像して、例えば第1面側の全体をめっきレジスト82Aによって覆ったまま、第2面側の導電層80Bの表面を露出させる。その後、図22(C)、(D)に示すように、例えば電解めっきにより、Niめっき及びAuめっきをその順に行い、下地のNiめっき層83及び表面のAuめっき層84を形成する。その後、図22(E)に示すようにめっきレジスト82A、82Bを剥離、除去する。この状態で、各第1面側導電層80Aの表面における凹部9A内の部分は、第1面1aの側の溶着用端子部3A、3B、3Cを構成し、各第2面側導電層80Bの表面における凹部9B内の部分は、第2面1bの側の接続用端子部4A、4B、4Cを構成した状態となる。したがって図18、図19に示すような両面プリント配線板1が製造されたことになる。
Next, Ni / Au plating is performed on the surface of the conductive layer to be a connection terminal portion mainly for connection to the mother board.
For example, as shown in FIG. 22 (A), first, plating resists 82A and 82B are laminated on both surfaces, and then exposed and developed as shown in FIG. 22 (B). For example, the entire first surface side is plated. The surface of the
ここで、上述のようにして製造されたプリント配線板1を、製造工場から出荷する前の段階では、実際には、溶着用端子部3A、3B、3Cの表面にはんだボールを溶着して、いわゆるはんだバンプを形成しておくことが多い。またはんだバンプを形成していない段階で出荷された場合でも、出荷先の工場で、はんだバンプを形成するのが通常である。
上記のようにはんだボールを溶着させる過程について、図23を参照して説明する。
Here, in the stage before the printed wiring board 1 manufactured as described above is shipped from the manufacturing factory, the solder balls are actually welded to the surfaces of the
The process of welding the solder balls as described above will be described with reference to FIG.
図23(A)に示しているように、はんだ溶着用端子部3A、3B、3Cの表面に、それぞれはんだボール10を載置(マウント)する。このとき、はんだボール10の下部が凹部9A内に装入されることにより、そのはんだボール10の下部がはんだ溶着用端子部3A、3B、3Cの表面に接触した状態となる。その後、フラックスを基板表面(はんだを含む)に塗り、はんだの融点以上の温度に加熱して、はんだ溶着用端子部3A、3B、3Cの表面上ではんだを溶融させる。すなわちいわゆるリフロー処理を行う。これによってはんだは、溶着用端子部3A、3B、3Cの表面に溶着され、図23(B)に示しているように、プリント配線板1の第1面1aから突出するはんだバンプ10Aが形成される。
As shown in FIG. 23A, the
以上のような従来の高精細、薄型化された両面プリント配線板では、次のような問題があった。
すなわち、図23に示したように、はんだ溶着用端子部3A、3B、3Cにはんだボール10をマウントしてリフロー処理によって溶着させるにあたって、はんだボール10の径は、厳密には一定ではなく、ある程度のばらつきがあるのが通常である。そして、図24(A)に示しているように、はんだボール10の径が、はんだ溶着用端子部3A、3B、3Cが底面に露呈している凹部9Aの内径に対して適切である場合には、マウント時においてはんだボール10の下部がはんだ溶着用端子部3A、3B、3Cの表面に確実に接し、かつリフロー処理後のはんだバンプ10Aも、その上部が第1面側絶縁層7Aの表面位置(第1面1aの位置)から確実に突出した状態となり、そのため、はんだバンプを用いて部品を容易に実装することが可能となる。
The conventional high-definition and thin double-sided printed wiring board as described above has the following problems.
That is, as shown in FIG. 23, when the
しかしながら、図24(B)に示しているように、はんだボール10の径が、凹部9Aの内径に対し小さすぎる場合には、リフロー処理後のはんだバンプ10Aが、第1面側絶縁層7Aの表面位置(第1面1aの位置)から突出しない状態となり、そのため、はんだバンプを用いて部品を確実かつ安定して実装することが困難となる。
However, as shown in FIG. 24B, when the diameter of the
一方、図24(C)に示しているように、はんだボール10の径が、凹部9Aの内径に対し大き過ぎるすぎる場合には、マウント時にはんだボール10が、凹部9Aの肩部9aに引っかかって、凹部9Aの底面、すなわちはんだ溶着用端子部3A、3B、3Cの表面に接しない状態となってしまう。この場合、その後のリフロー処理開始までの間にはんだボール10が脱落してしまったり、たとえリフロー処理開始までの間に脱落しなかったとしても、はんだボール10がはんだ溶着用端子部3A、3B、3Cの表面に接しない状態でリフロー処理が行われてしまって、そのためはんだバンプ10Aがはんだ溶着用端子部3A、3B、3Cの表面に確実には溶着されていない状態となってしまう。その場合、製品ハンドリング時や搬送時にはんだバンプ10Aが脱落してしまうことがあり、また脱落しないまでも、またはんだ溶着用端子部3A、3B、3Cとの間の電気的導通が充分になされないことになってしまう。
On the other hand, as shown in FIG. 24C, when the diameter of the
さらに、従来の前述のような両面プリント配線板1においては、リフロー処理後のはんだバンプ10Aがはんだ溶着用端子部3A、3B、3Cの表面に確実に溶着されていて、しかもはんだバンプ10Aの上部が第1面側絶縁層7Aの表面位置(第1面1aの位置)から確実に突出した状態となっていた場合であっても、部品実装前や部品実装後の段階で、振動や衝撃などによってはんだバンプ10Aがその下側のはんだ溶着用端子部3A、3B、3Cごと、剥離もしくは脱落してしまうことがあった。すなわち凹部9Aの周囲の第1面側絶縁層(ソルダレジスト)7Aは、一般に軟質であるため、はんだ溶着用端子部3A、3B、3Cを保持する力は必ずしも大きくはなく、そのため大きな衝撃や振動が加われば、はんだ溶着用端子部3A、3B、3Cが主絶縁支持体71から離れて、はんだバンプ10Aとともに剥離もしくは脱落してしまう懸念があった。
Furthermore, in the conventional double-sided printed wiring board 1 as described above, the
また一方、プリント配線板の製造過程では、はんだボールのマウント、リフロー処理をおこなう以前の段階で、配線板内の配線の電気的導通状態を調べるために、端子部に検査用プローブピンの先端を当接させ、端子部から内部に電流を流すことが行われている。しかるに前述のような従来の両面プリント配線板では、その導通検査でも次のような問題があった。 On the other hand, in the printed wiring board manufacturing process, before the solder ball mounting and reflow processing, the tip of the probe pin for inspection is placed on the terminal to check the electrical continuity of the wiring in the wiring board. It is made to contact | abut and to send an electric current from a terminal part inside. However, the conventional double-sided printed wiring board as described above has the following problems even in the continuity test.
すなわち導通検査では、プリント配線板に対して検査用プローブピンを接近させ、その先端を端子部の表面に接触させる。この際、端子部の変形や損傷を避けるため、一般には比較的小さい接触圧でプローブピンを端子部に接触させる。ところが、実際の検査時においては、プローブピンは、プリント配線板に対し垂直な方向に正確に沿っているとは限らず、若干傾いた状態でプリント配線板に接近することも多い。その場合、図25に示しているように、傾斜したプローブピンPが、凹部9Aの肩部9aに衝突してしまって、プローブピンPの先端がはんだ溶着用端子部3A、3B、3Cの表面に接触せずに導通検査が行われてしまうことがある。そしてその場合は、誤って回路配線が断線していると判定されてしまう。したがって、導通検査の確実性に欠ける、という問題がある。
That is, in the continuity test, the probe pin for inspection is brought close to the printed wiring board, and its tip is brought into contact with the surface of the terminal portion. At this time, in order to avoid deformation and damage of the terminal portion, the probe pin is generally brought into contact with the terminal portion with a relatively small contact pressure. However, at the time of actual inspection, the probe pin is not always along the direction perpendicular to the printed wiring board and often approaches the printed wiring board in a slightly inclined state. In that case, as shown in FIG. 25, the inclined probe pin P collides with the
さらに、従来の高精細化、薄型化した両面プリント配線板、特にコアレスタイプの両面プリント配線板は、全体として極めて薄く、一般には0.2〜0.09mm程度、場合によっては0.085mm以下であるため、その剛性が低く、そのため全体に反り返ったり、撓んだり、波打ったりしやすく、その場合、出荷時や輸送時、あるいは搭載部品実装時においてトラブルが生じやすいという問題もあった。 Furthermore, conventional high-definition and thin double-sided printed wiring boards, especially coreless type double-sided printed wiring boards, are extremely thin as a whole, generally about 0.2 to 0.09 mm, and in some cases 0.085 mm or less. Therefore, its rigidity is low, and therefore, it is easy to warp, bend, and undulate as a whole. In that case, there is a problem that troubles are likely to occur during shipment, transportation, or mounting of mounted components.
また一方、図20〜図22に示した従来の高精細化、薄型化した両面プリント配線板の製造方法では、次のような問題があった。
すなわち、高精細化、薄型化した両面プリント配線板したプリント配線板の製造に当たっては、製造過程の中途の各段階の中間製品でも、全体の厚みが薄いため、いずれの製造段階でも、中間製品は全体として剛性が低くならざるを得ない。そのため、製造過程中のハンドリング時や搬送中に、撓んだり、反り返ったり、波打ちが生じやすい。その場合、中間製品の円滑なハンドリングや搬送に支障をきたしたりしやすい。したがって、製造中のトラブルによって、操業を一時的に停止する必要が生じて、生産性が低下しやすい。また、結果的に良品歩留まりも低下してしまう。
On the other hand, the conventional high-definition and thin double-sided printed wiring board manufacturing method shown in FIGS. 20 to 22 has the following problems.
In other words, when manufacturing printed wiring boards with high-definition and thin double-sided printed wiring boards, the intermediate products at each stage in the middle of the manufacturing process are thin. The rigidity as a whole must be low. For this reason, it is likely to bend, warp or undulate during handling or transport during the manufacturing process. In that case, it is easy to interfere with smooth handling and conveyance of the intermediate product. Therefore, it is necessary to temporarily stop the operation due to troubles during manufacture, and productivity tends to be lowered. As a result, the yield of non-defective products also decreases.
なお、プリント配線板の第1面に、はんだ溶着用端子部の箇所において凹部が形成されていて、その凹部の底面に、はんだ溶着用端子部の表面が露呈している両面プリント配線板、及びその製造法が示されている先行技術文献として、特許文献1を提示する。この特許文献1では、その実施例として、コア基板を持たないコアレスタイプの多層構造の両面プリント配線板が示されており、このような多層構造の場合も前記同様な問題があった。 A double-sided printed wiring board in which a concave portion is formed in the location of the solder welding terminal portion on the first surface of the printed wiring board, and the surface of the solder welding terminal portion is exposed on the bottom surface of the concave portion, and Patent Document 1 is presented as a prior art document showing the manufacturing method. In this patent document 1, as an example, a double-sided printed wiring board having a coreless type multilayer structure without a core substrate is shown, and there is a problem similar to the above in the case of such a multilayer structure.
本発明は以上の事情を背景としてなされたもので、高精細化、薄型化した両面プリント配線板として、適切なはんだパンプを確実に形成することができ、かつはんだバンプ形成後にそのはんだバンプがはんだ溶着用端子部ごと剥離あるいは脱落してしまうような事態が生じることを未然に防止でき、しかも導通試験も高精度で行い得るようにし、更に、より薄型化しても、反り返ったり、撓んだり、波打ったりすることのないプリント配線板を提供することを課題としている。
さらに、同じく高精細化、薄型化した両面プリント配線板の製造方法として、製造過程の中途で、中間製品が反り返ったり、撓んだり、波打ったりしてしまうことを防止し、これにより生産性を高めるとともに、良品歩留まりを高め得る製造方法を提供することをも課題としている。
The present invention has been made against the background described above, and as a double-sided printed wiring board with high definition and thinness, an appropriate solder bump can be reliably formed, and the solder bump is soldered after the solder bump is formed. It is possible to prevent the occurrence of a situation where the welding terminal part is peeled off or dropped out, and the continuity test can be performed with high accuracy, and even if it is made thinner, it is warped, bent, It is an object to provide a printed wiring board that does not wave.
Furthermore, as a manufacturing method for double-sided printed wiring boards with high definition and thinness, intermediate products are prevented from warping, bending, and undulation in the middle of the manufacturing process. It is also an object of the present invention to provide a manufacturing method that can improve the yield of non-defective products.
本発明の基本的な態様(第1の態様)によるプリント配線板は、
全体として板状をなす絶縁材料からなる基体における一方の板面の側に複数のはんだ溶着用端子部がそれぞれ前記一方の板面に露呈するように埋め込まれ、かつ前記基体における他方の板面の側に複数の接続用端子部が埋め込まれた両面プリント配線板において、
前記はんだ溶着用端子部は、前記基体の一方の板面の側に露呈する表面が、基体の表面と実質的に面一とされ、
かつ前記はんだ溶着用端子部は、基体の前記一方の板面と平行な断面の面積が、基体の前記他方の板面の側に向って拡大するように、基体内に埋め込まれた部分の側面がテーパー状に形成されていることを特徴とするものである。
The printed wiring board according to the basic aspect (first aspect) of the present invention is:
A plurality of soldering terminal portions are embedded on the side of one plate surface of the base made of an insulating material as a whole so as to be exposed on the one plate surface, and the other plate surface of the base is formed. In the double-sided printed wiring board in which a plurality of connection terminals are embedded on the side,
In the solder welding terminal portion, the surface exposed on the one plate surface side of the base body is substantially flush with the surface of the base body,
In addition, the solder welding terminal portion has a side surface of a portion embedded in the base so that an area of a cross section parallel to the one plate surface of the base increases toward the other plate surface of the base. Is formed in a tapered shape.
このような本発明の基本的な態様のプリント配線板によれば、はんだ溶着用端子部は、その表側の面が、前記板面(第1面)と実質的に面一とされているため、はんだバンプ形成のために、はんだ溶着用端子部にはんだボールを載置(マウント)してリフロー処理を行うにあたり、はんだボールの径にばらつきがあっても、はんだボールマウント時には、はんだボールを必ずはんだ溶着用端子部に接触させることができ、したがってリフロー処理後のはんだバンプとして、確実にはんだ溶着用端子部に溶着されたバンプを形成することができ、しかもリフロー処理後のはんだバンプは、必ず前記一方の板面(第1面)から突出した状態となる。 According to such a printed wiring board of the basic aspect of the present invention, the front surface of the solder-welded terminal portion is substantially flush with the plate surface (first surface). When solder balls are mounted (mounted) on the solder welding terminals for solder bump formation and reflow processing is performed, even if the solder ball diameter varies, the solder balls must be The solder bump can be brought into contact with the solder-welded terminal portion, and therefore, the solder bump after the reflow treatment can be surely formed on the solder-welded terminal portion. It will be in the state which protruded from said one board surface (1st surface).
さらに、上述のようにはんだ溶着用端子部は、その表側の面が、前記一方の板面(第1面)と実質的に面一とされているため、はんだボールの溶着以前の段階で導通試験を行うにあたり、端子部に導通試験装置のプローブピンを確実に接触させることができ、そのため導通試験の確実性、信頼性を高めることができる。 Further, as described above, the solder-welded terminal portion has a surface on the front side that is substantially flush with the one plate surface (first surface), so that it is conductive before the solder ball is welded. In performing the test, the probe pin of the continuity test apparatus can be reliably brought into contact with the terminal portion, and therefore the reliability and reliability of the continuity test can be improved.
また、はんだ溶着用端子部は、前記一方の板面と平行な断面の面積が、基体の内側に向って拡大するように、その側面がテーパー状に形成されているため、そのテーパー部分の下側で周囲の絶縁材層(一般にはソルダ―レジスト)に食い込んで保持された状態となっており、そのため衝撃や振動が加わっても、リフロー処理後のはんだバンプがはんだ溶着用端子部とともに剥離したり脱落したりしてしまうことを有効に防止することができる。 Further, since the side surface of the solder welding terminal portion is tapered so that the cross-sectional area parallel to the one plate surface increases toward the inside of the base, It is in a state where it is held in the surrounding insulating material layer (generally a solder resist) on the side, so that even if impact or vibration is applied, the solder bump after reflow treatment peels off together with the solder welding terminal part Can be effectively prevented from falling off.
また本発明の第2の態様によるプリント配線板は、前記第1の態様によるプリント配線板において、
前記基体の両面側に導体パターンが形成された両面プリント配線板であって、
前記基体の一方の側の面の導体パターンの複数の箇所が前記はんだ溶着用端子部とされ、
前記基体の他方の側の面の導体パターンの複数の箇所が前記接続用端子部とされ、
前記基体が、板状の主支持体と、その主支持体の一方の面の側に形成された第1面側絶縁層と、主支持体の他方の面の側に形成された第2面側絶縁層とからなり、
前記はんだ溶着用端子部が前記第1面側絶縁層に埋め込まれ、前記接続用端子部が前記第2面側絶縁層に埋め込まれていることを特徴とするものである。
The printed wiring board according to the second aspect of the present invention is the printed wiring board according to the first aspect,
A double-sided printed wiring board having a conductor pattern formed on both sides of the substrate,
A plurality of portions of the conductor pattern on one side of the base are the solder welding terminal portions,
A plurality of portions of the conductor pattern on the surface on the other side of the base are the connection terminal portions,
The base is a plate-like main support, a first surface-side insulating layer formed on one surface side of the main support, and a second surface formed on the other surface side of the main support. A side insulation layer,
The solder welding terminal portion is embedded in the first surface side insulating layer, and the connection terminal portion is embedded in the second surface side insulating layer.
また本発明の第3の態様によるプリント配線板は、前記第2の態様によるプリント配線板において、
前記第1面側絶縁層及び第2面側絶縁層は、それぞれ絶縁樹脂に60〜85wt%の無機物質を配合した構成とされ、しかも一方の絶縁層と他方の絶縁層の無機物質配合量との差が0〜5wt%の範囲内であることを特徴とするものである。
Moreover, the printed wiring board according to the third aspect of the present invention is the printed wiring board according to the second aspect,
Each of the first surface side insulating layer and the second surface side insulating layer has a structure in which 60 to 85 wt% of an inorganic substance is blended in an insulating resin, and the amount of inorganic material blended in one insulating layer and the other insulating layer is The difference is in the range of 0 to 5 wt%.
このような第3の態様のプリント配線板においては、第1面側絶縁層及び第2面側絶縁層に60〜85wt%という高濃度で無機物質を配合することによって、全体として剛性を高めることができ、しかも一方の絶縁層と他方の絶縁層の無機物質配合量との差が小さいため(ゼロでもよい)、反り返ったり、撓んだり、波打ったりすることを有効に防止することができる。 In such a printed wiring board of the third aspect, the rigidity is increased as a whole by blending the first surface side insulating layer and the second surface side insulating layer with an inorganic substance at a high concentration of 60 to 85 wt%. In addition, since the difference between the amount of the inorganic substance in one insulating layer and the other insulating layer is small (it may be zero), it is possible to effectively prevent warping, bending, and undulation. .
また本発明の第4の態様によるプリント配線板は、前記第1〜第3のいずれかの態様によるプリント配線板において、
前記はんだ溶着用端子部のうちのいずれか1以上のはんだ溶着用端子部と、前記接続用端子部のうちのいずれか1以上の接続用端子部とが、前記基体をその厚み方向に貫通する貫通導電部(面間導通部)によって電気的に導通されていることを特徴とするものである。
The printed wiring board according to the fourth aspect of the present invention is the printed wiring board according to any one of the first to third aspects,
Any one or more solder welding terminal portions of the solder welding terminal portions and any one or more connection terminal portions of the connection terminal portions penetrate the base in the thickness direction. It is electrically connected by a through conductive portion (inter-surface conductive portion).
さらに本発明の第5の態様によるプリント配線板は、前記第4の態様によるプリント配線板において、
前記貫通導電部(面間導通部)は、基体の前記一方の板面と平行な断面の面積が、第1面側導体層の側から第2面側導体層の側に向って拡大するように、その側面がテーパー状に形成されていることを特徴とするものである。
Furthermore, the printed wiring board according to the fifth aspect of the present invention is the printed wiring board according to the fourth aspect,
The penetrating conductive portion (inter-surface conductive portion) has a cross-sectional area parallel to the one plate surface of the base so as to expand from the first surface side conductor layer side toward the second surface side conductor layer side. Further, the side surface is formed in a taper shape.
このような第5の態様によるプリント配線板では、貫通導電部(面間導通部)もテーパー状に形成されているため、その貫通導電部(面間導通部)も周囲の絶縁層に食い込んでおり、またはんだ溶着用端子部は貫通導電部(面間導通部)と一体化しているのが通常であるから、はんだ溶着用端子部上のリフロー処理後のはんだバンプが、衝撃や振動によってはんだ溶着用端子部および貫通導電部(面間導通部)とともに剥離したり脱落したりしてしまうことを、より確実かつ有効に防止することができる。 In the printed wiring board according to the fifth aspect, since the through conductive portion (inter-surface conductive portion) is also formed in a tapered shape, the through conductive portion (inter-surface conductive portion) also bites into the surrounding insulating layer. Since the soldering terminal part is usually integrated with the through-conductive part (inter-surface conductive part), the solder bump after reflow treatment on the soldering terminal part is soldered by impact or vibration. It is possible to more surely and effectively prevent peeling and dropping together with the welding terminal portion and the through conductive portion (inter-surface conductive portion).
さらに本発明の第6の態様によるプリント配線板は、前記第2〜第5のいずれかの態様のプリント配線板における、前記主支持体の一方の面の側に形成された第1面側絶縁層と、主支持体の他方の面の側に形成された第2面側絶縁層との間の主支持体中に、1以上の内側導体層が板面と平行にかつ所定のパターンで形成されて、全体として導体層の層数が3以上の多層構造とされていることを特徴とするものである。 Furthermore, the printed wiring board according to the sixth aspect of the present invention is the first surface-side insulation formed on the one surface side of the main support in the printed wiring board according to any one of the second to fifth aspects. One or more inner conductor layers are formed in a predetermined pattern in parallel with the plate surface in the main support between the layer and the second surface side insulating layer formed on the other surface side of the main support As a whole, the number of conductor layers is a multilayer structure of 3 or more.
また以下に示す第7〜第11の各態様は、プリント配線板の製造方法の発明についての態様である。 Each of the seventh to eleventh aspects described below is an aspect of the invention of the method for manufacturing a printed wiring board.
すなわち本発明の第7の態様によるプリント配線板の製造方法は、
前記第2の態様のプリント配線板を製造するための製造方法であって、
予め用意された仮支持用金属板の片面に、最終的な製品のプリント配線板において第1面側絶縁層となるべき第1の絶縁樹脂層を形成する第1の絶縁樹脂層形成工程と、
前記第1の絶縁樹脂層における、前記はんだ溶着用端子部が形成されるべき箇所に、レーザ加工によって第1の開口部を形成する第1開口部形成工程と、
前記第1の絶縁樹脂層に導電金属によりパターンめっき行って、前記はんだ溶着用端子部となるべき部分を含みかつそのはんだ溶着用端子部となるべき部分が前記第1の開口部内に埋め込まれた第1面側導体層を形成する第1面側導体層形成工程と、
前記主支持体となるべき第3の絶縁樹脂層を、前記第1の絶縁樹脂層の表面および前記第1面側導体層の表面を覆うように形成する第3絶縁樹脂層形成工程と、
前記第3の絶縁樹脂層に導電金属によりパターンめっきを行って、前記接続用端子部となるべき部分を含む第2面側導体層を形成する第2面側導体層形成工程と、
前記第3の絶縁樹脂層の表面及び前記第2面側導体層を覆うように、第2面側絶縁層となるべき第2の絶縁樹脂層を形成する第2絶縁樹脂層形成工程と、
前記第2の絶縁樹脂層に、第2面側導体層における前記接続用端子部となるべき部分の表面が露出するように第2の開口部を形成する第2開口部形成工程と、
第1の絶縁樹脂層および第1面側導体層の表面を覆っている前記仮支持用金属板を除去する仮支持用金属板除去工程と、
を有し、
かつ前記第1開口部形成工程では、前記第1の開口部を、前記第1の絶縁樹脂層を厚み方向に貫通しかつ開口端から内側に向って絶縁樹脂の厚み方向に直交する開口断面積が縮小されるテーパー状に形成する、
ことを特徴とするものである。
That is, the method for manufacturing a printed wiring board according to the seventh aspect of the present invention includes:
A manufacturing method for manufacturing the printed wiring board of the second aspect,
A first insulating resin layer forming step of forming a first insulating resin layer to be a first surface side insulating layer in a printed wiring board of a final product on one side of a temporary supporting metal plate prepared in advance;
A first opening forming step of forming a first opening by laser processing at a position where the solder welding terminal portion is to be formed in the first insulating resin layer;
The first insulating resin layer is subjected to pattern plating with a conductive metal, and includes a portion to be the solder welding terminal portion, and the portion to be the solder welding terminal portion is embedded in the first opening. A first surface side conductor layer forming step of forming a first surface side conductor layer;
A third insulating resin layer forming step for forming a third insulating resin layer to be the main support so as to cover the surface of the first insulating resin layer and the surface of the first surface-side conductor layer;
A second surface side conductor layer forming step of performing pattern plating with a conductive metal on the third insulating resin layer to form a second surface side conductor layer including a portion to be the terminal portion for connection;
A second insulating resin layer forming step of forming a second insulating resin layer to be the second surface side insulating layer so as to cover the surface of the third insulating resin layer and the second surface side conductor layer;
A second opening forming step of forming a second opening in the second insulating resin layer so that a surface of a portion to be the connection terminal portion in the second surface side conductor layer is exposed;
A temporary support metal plate removing step of removing the temporary support metal plate covering the surfaces of the first insulating resin layer and the first surface side conductor layer;
Have
In the first opening forming step, the first opening is passed through the first insulating resin layer in the thickness direction, and the opening cross-sectional area perpendicular to the thickness direction of the insulating resin from the opening end toward the inside Forming a tapered shape that is reduced,
It is characterized by this.
このような第7の態様のプリント配線板の製造方法では、その製造過程の初期段階から、例えば銅板等の仮支持用金属板を用い、その仮支持用金属板をベースとして各層を積層、あるいは除去し、最終的な段階において仮支持用金属板を除去するまで、仮支持用金属板によって支持された状態で各工程の処理が行われる。そのため、製造過程の初期から最終的な段階まで、その間の中間製品の強度、剛性が、仮支持用金属板によって補償される。したがって、強度、剛性の不足に起因する各工程間での中間製品の反り返りや、撓み、波打ち等の変形を防止でき、そのため、中間製品の変形によって工程間の搬送や移載、ハンドリングなどに支障をきたすような事態が生じることを、未然に防止することができる。 In such a printed wiring board manufacturing method of the seventh aspect, from the initial stage of the manufacturing process, for example, a temporary support metal plate such as a copper plate is used, and each layer is laminated based on the temporary support metal plate, or The process of each process is performed in the state supported by the temporary support metal plate until it is removed and the temporary support metal plate is removed in the final stage. Therefore, from the initial stage to the final stage of the manufacturing process, the strength and rigidity of the intermediate product are compensated by the temporary support metal plate. Therefore, it is possible to prevent intermediate products from warping, bending, undulation, etc., between processes due to insufficient strength and rigidity. Therefore, deformation of the intermediate products hinders transportation, transfer, and handling between processes. It is possible to prevent the occurrence of such a situation.
また本発明の第8の態様によるプリント配線板の製造方法は、前記第7の態様のプリント配線板の製造方法において、
さらに、
前記第3絶縁樹脂層形成工程と前記第2面側導体層形成工程との間に、
前記第3の絶縁樹脂層における、製品のプリント配線板でのいずれかのはんだ溶着用端子部とそれに対応する接続用端子部との間の面間導通部となるべき箇所に、第3の絶縁樹脂層をその厚み方向に貫通する第3の開口部を形成する第3開口部形成工程を含み、
前記第2面側導体層形成においては、前記開口部に、導体金属が埋め込まれるようにパターンめっきを行う、
ことを特徴とするものである。
Moreover, the manufacturing method of the printed wiring board by the 8th aspect of this invention WHEREIN: In the manufacturing method of the printed wiring board of the said 7th aspect,
further,
Between the third insulating resin layer forming step and the second surface side conductor layer forming step,
In the third insulating resin layer, a third insulation is provided at a place to be an inter-surface conduction portion between any solder welding terminal portion on the printed wiring board of the product and the corresponding connection terminal portion. Including a third opening forming step of forming a third opening penetrating the resin layer in the thickness direction;
In the second surface side conductor layer formation, pattern plating is performed so that a conductor metal is embedded in the opening.
It is characterized by this.
また本発明の第9の態様によるプリント配線板の製造方法は、前記第8の態様のプリント配線板の製造方法において、
前記第3開口部形成工程では、レーザ加工によって前記第3の開口部を、基体の前記一方の板面と平行な断面での開口面積が、第1面側導体層の側から第2面側導体層の側に向って拡大するようにテーパー状に形成する、
ことを特徴とするものである。
A method for manufacturing a printed wiring board according to the ninth aspect of the present invention is the method for manufacturing a printed wiring board according to the eighth aspect,
In the third opening forming step, the opening area in the cross section parallel to the one plate surface of the base is changed from the first surface side conductor layer side to the second surface side by laser processing. It is formed in a taper shape so as to expand toward the conductor layer side.
It is characterized by this.
また本発明の第10の態様によるプリント配線板の製造方法は、前記第7〜第9のいずれかの態様のプリント配線板の製造方法において、
さらに、
前記第2開口部形成工程と前記仮支持用金属板除去工程との間に、
第2面側導体層における前記接続用端子部となるべき部分の表面に、保護用貴金属めっきを行う端子めっき工程を含む、
ことを特徴とするものである。
A method for manufacturing a printed wiring board according to a tenth aspect of the present invention is the method for manufacturing a printed wiring board according to any one of the seventh to ninth aspects.
further,
Between the second opening forming step and the temporary support metal plate removing step,
Including a terminal plating step of performing precious metal plating for protection on the surface of the portion to be the terminal portion for connection in the second surface side conductor layer,
It is characterized by this.
また本発明の第11の態様によるプリント配線板の製造方法は、前記第7〜第10のいずれかの態様のプリント配線板の製造方法において、
前記第1面側絶縁層及び第2面側絶縁層として、それぞれ絶縁樹脂に60〜85wt%の無機物質を配合した複合材料が用いられ、しかも一方の絶縁層の複合材料と他方の絶縁層の複合材料における無機物質配合量の差が0〜5wt%の範囲内とされる、
ことを特徴とするものである。
A printed wiring board manufacturing method according to an eleventh aspect of the present invention is the printed wiring board manufacturing method according to any of the seventh to tenth aspects,
As the first surface side insulating layer and the second surface side insulating layer, a composite material in which 60 to 85 wt% of an inorganic substance is mixed with an insulating resin is used, and the composite material of one insulating layer and the other insulating layer are used. The difference in the amount of inorganic substance in the composite material is in the range of 0 to 5 wt%.
It is characterized by this.
本発明のプリント配線基板においては、高精細化、薄型化した両面プリント配線板として、適切なはんだパンプを確実に形成することができ、かつはんだバンプ形成後にそのはんだバンプがはんだ溶着用端子部ごと剥離あるいは脱落してしまうような事態が生じることを未然に防止でき、しかも導通試験も高精度で行い得るようにし、更に、より薄質化しても、反り返ったり、撓んだり、波打ったりすることを確実に防止することができる。
さらに、同じく高精細化、薄型化した両面プリント配線板の製造方法として、製造過程の中途で、中間製品が反り返ったり、撓んだり、波打ったりしてしまうことを防止し、これにより生産性を高めるとともに、良品歩留まりを高めることができる。
In the printed wiring board of the present invention, an appropriate solder bump can be reliably formed as a high-definition and thin double-sided printed wiring board, and the solder bumps are formed together with the solder-welded terminal portions after the solder bumps are formed. It is possible to prevent the occurrence of a situation where peeling or dropping occurs, and the continuity test can be performed with high accuracy. Further, even if the thickness is further reduced, warping, bending, and undulation will occur. This can be surely prevented.
Furthermore, as a manufacturing method for double-sided printed wiring boards with high definition and thinness, intermediate products are prevented from warping, bending, and undulation in the middle of the manufacturing process. And the yield of non-defective products can be increased.
以下、本発明の実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。
先ず図1に本発明を2層プリント配線板に適用した第1の実施形態のプリント配線板の要部(端子部付近)の断面構造を原理的に示し、図2には、図1に示される第1の実施形態のプリント配線基板の端子部付近を平面視して示す。なおここでは、簡略化した原理的な例として2層プリント配線板の実施形態を示している。
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described in detail with reference to the drawings.
First, FIG. 1 shows in principle the cross-sectional structure of the main part (near the terminal part) of the printed wiring board of the first embodiment in which the present invention is applied to a two-layer printed wiring board. FIG. 1 shows a vicinity of a terminal portion of a printed wiring board according to a first embodiment. Here, an embodiment of a two-layer printed wiring board is shown as a simplified principle example.
図1、図2に示される第1の実施形態のプリント配線板51は、基本的には、全体として板状をなすものであり、ここではその一方の側の板面(図1の上側の面)を第1面51aとし、他方の側の板面(図1の下側の面)を第2面51bと称している。
このプリント配線板51は、絶縁材料からなる板状(層状)の基体52における一方の側(第1面51aの側)に、搭載部品実装用はんだ(通常ははんだボール)を溶着するためのはんだ溶着用端子部53A、53B、53Cが形成され、基体52における他方の側(第2面51bの側)に、マザーボードと接続するための接続用端子部54A、54B、54Cが形成されている。そして図示の例では、第1面51aの側の溶着用端子部53A、53B、53Cのうちのある端子部53Bと、第2面51bの側の接続用端子部54A、54B、54Cのうちの、前記溶着用端子部53Bに対応する位置の接続用端子部54Bとが、基体52を厚み方向に貫通する貫通導電部(面間導通部)55によって電気的に導通されている。
The printed
This printed
絶縁材料からなる前記基体52は、厚み方向中央部分を構成する比較的硬質な絶縁樹脂等からなる板状の主支持体56と、厚み方向の一方の側(第1面51aの側)の第1面側絶縁層57Aと、厚み方向の他方の側(第2面51bの側)の第2面側絶縁層57Bとが重層された構成となっている。したがって、第1面51a側の基体52の表面は、第1面側絶縁層57Aの表面に相当し、第2面51b側の基体52の表面は、第2面側絶縁層57Bの表面に相当する。
The
はんだ溶着用端子部53A、53B、53Cは、第1面側絶縁層57Aに埋め込まれ、かつその表面が、第1面51aと面一、したがって第1面側絶縁層57Aの表面と実質的に面一となるように形成されている。なおここで、実質的に面一とは、実際上は、第1面側絶縁層57Aの表面位置に対して、±0.005mm程度の範囲内での突出もしくは窪みは許容されるものとする。さらにはんだ溶着用端子部53A、53B、53Cは、その側面(第1面側絶縁層57Aとの境界面)53aが、テーパー状に形成されている。すなわち、表面から内側に向って径が拡大する方向のテーパーを有するように、言い換えれば、第1面51aと平行な面の断面積が、厚み方向に内側に向って(主支持体56に向って)拡大するようなテーパーを有するように作られている。そしてはんだ溶着用端子部53A、53B、53Cの内側端部53bは、テーパー部分の最大径よりも大きい径で、主支持体56に埋め込まれている。このように主支持体56に埋め込まれた溶着用端子部53A、53B、53Cの内側端部53bは、プリント配線板51内において第1面51a側の回路パターンを形成する部分(図示しない第1面側導電パターン部)に連続するのが通常である。
The solder
一方、接続用端子部54A、54B、54Cは、第2面側絶縁層57Bに埋め込まれており、その表面は、第2面側絶縁層57Bに形成された第2の開口部57Ba内に露呈されている。そして第2の開口部57Ba内の接続用端子部54A、54B、54Cの表面54aには、表面の酸化や腐食を防止するための保護用めっき層として、Niめっき層58B及びAuめっき層58Aが形成されている。なお接続用端子部54A、54B、54Cの内側基端部分54bは、第1の開口部57Ba内の露呈部分よりも大径とされている。この内側基端部分54bは、プリント配線板51内において第2面51b側の回路パターンを形成する部分(第2面側導電パターン部90;図2参照)に連続するのが通常である。
On the other hand, the connecting
ここで、はんだ溶着用端子部53A、53B、53Cの側面(第1面側絶縁層57Aとの境界面)53aが、第1面51aに対してなす角度θ、すなわち第1面側絶縁層57Aの表面に対してなす角度θ(以下この角度θを、テーパー角度と称する)は、30°〜80°の範囲内が好ましく、またより好ましくは、40°〜60°の範囲内とする。このような、はんだ溶着用端子部53A、53B、53Cの側面53aのテーパー角度θの望ましい範囲の設定理由については、後に改めて説明する。
Here, the angle θ formed by the side surface (the boundary surface with the first surface
また主支持体56は、従来から薄型両面プリント配線板の絶縁基材として用いられている絶縁材料と同様な材料によって構成されていればよく、その材質は特に限定されないが、一般には、エポキシ樹脂、フェノール樹脂などの絶縁性樹脂を用いることが好ましい。
第1面側絶縁層57Aおよび第2面側絶縁層57Bは、後述する製造方法で説明しているように、いわゆるソルダレジストに相当する層であり、従来から薄型両面プリント配線板におけるソルダレジストとして使用されている硬化性樹脂を用いてもよいが、本発明のプリント配線板の場合は、硬化性樹脂と無機物との複合材料を用い、かつその複合材料における無機物の含有量を60wt%以上、85wt%以下とすることが望ましい。また、第1面側絶縁層57Aの複合材料に含まれる無機物の含有量と第2面側絶縁層57Bの複合材料に含まれる無機物の含有量とは、その差が0〜5wt%の範囲内であることが望ましい。これらの複合材料における無機物の含有量およびその第1面側、第2面側の比率の望ましい範囲の設定理由については、後に改めて説明する。
Moreover, the
The first surface
第1面側絶縁層57A、第2面側絶縁層57Bの複合材料の硬化性樹脂は、熱硬化性、紫外線硬化性のいずれであってもよく、例えば熱硬化性樹脂として、エポキシ樹脂、フェノール樹脂など、また紫外線硬化型樹脂として、エポキシ樹脂をベースとする樹脂などを使用することができる。
The curable resin of the composite material of the first surface
また、第1面側絶縁層57A、第2面側絶縁層57Bの複合材料に含まれる無機物は、要は樹脂と複合されることによって強度向上を期待することができる材料であれば特に限定されないが、通常はガラスクロス、シリカ、アルミナ、硫酸バリウム、そのほか酸化チタン、水酸化アルミニウム、水酸化マグネシウム等のうちいずれか1種又は2種以上を用いればよい、なお無機物の形態は、クロス、繊維、粉末粒子のいずれであってもよい。
The inorganic material contained in the composite material of the first surface
なお、第1面側絶縁層57Aの複合材料の硬化性樹脂と、第2面側絶縁層57Bの複合材料の硬化性樹脂とは、コスト面からすれば同種の樹脂を用いることが望ましいが、必ずしも同種である必要はない。また第1面側絶縁層57Aの複合材料の無機物と、第2面側絶縁層57Bの複合材料の無機物とは、コスト面からすれば同種の材料を用いることが望ましいが、必ずしも同種である必要はない。また複合材料における無機物の含有量も、第1面側絶縁層57Aと第2面側絶縁層57Bとで必ずしも同一である必要はないが、既に述べたように、その差を0〜5wt%の範囲内とすることが望ましい。
The curable resin of the composite material of the first surface
上述のような図1、図2に示す実施形態のプリント配線板51を用い、そのはんだ溶着用端子部53A、53B、53Cにはんだボール10を溶着させる状況について、図12に模式的に示す。
図12(A)に示すように、はんだ溶着用端子部53A、53B、53Cの表面に、それぞれはんだボール10を載置(マウント)する。その後、はんだの融点以上の温度に加熱して、はんだ溶着用端子部53A、53B、53Cの表面上ではんだを溶融させる。すなわちいわゆるリフロー処理を行う。これによってはんだは、溶着用端子部53A、53B、53Cの表面に溶着され、図12(B)に示しているように、プリント配線板51の第1面51aから突出するはんだバンプ10Aが形成される。
FIG. 12 schematically shows a situation in which the
As shown in FIG. 12A, the
以上のような第1の実施形態のプリント配線板51においては、図18、図19に示した従来のプリント配線板1とは異なり、はんだ溶着用端子部53A、53B、53Cの表側の面が、第1面側絶縁層57Aの表面と実質的に同一の面とされている。そのため、はんだボール10をマウント、溶着させる際において、図18、図19に示した従来のプリント配線板1の場合のような問題が発生することを防止することができる。
In the printed
すなわち図18、図19に示した従来のプリント配線板1の場合は、はんだ溶着用端子部3A、3B、3Cの表側の面は、第1面側絶縁層7Aの表面位置から引っ込んでいて、その凹部9Aにはんだボール10の下部を装入して溶着するように構成されており、そのため、はんだボール10の径にばらつきがあれば、既に述べたような種々の問題(図24参照)があった。
That is, in the case of the conventional printed wiring board 1 shown in FIGS. 18 and 19, the front-side surfaces of the solder-welded
しかしながら本発明の第1の実施形態のプリント配線板51の場合、はんだボール10は凹部内に装入するのではなく、平坦な面(第1面側絶縁層7Aの表面との境界で段差のないはんだ溶着用端子部53A、53B、53Cの表面)に載置し、溶着させるため、はんだボール10の径が大きい場合でも、はんだボールマウント時に、確実にはんだボール10をはんだ溶着用端子部53A、53B、53Cの表面に接触させることができ、そのためはんだを溶着用端子部53A、53B、53Cの表面に確実に溶着させることができる。またはんだボール10の径が小さい場合でも、溶融後のはんだバンプ10Aを、第1面側絶縁層57Aの表面位置よりも上方に突出した状態で形成することができる。
However, in the case of the printed
また、第1の実施形態のプリント配線板51においては、はんだ溶着用端子部53A、53B、53Cの表面が第1面51aと面一となっていて、図25に示したような凹部9Aの肩部9aがないため、はんだボールのマウント以前の段階で、回路の導通試験を行う際に、プローブピンがその肩部に接触してしまうことがなく、したがって、確実にプローブピンの先端を、はんだ溶着用端子部53A、53B、53Cの表面に接触させて、導通試験の信頼性、確実性を高めることができる。
Moreover, in the printed
さらに、第1の実施形態のプリント配線板51においては、はんだ溶着用端子部53A、53B、53Cは、その側面(第1面側絶縁層57Aとの境界面)53aが、表面から内側に向って径が拡大する方向のテーパーを有するように、テーパー状に形成されている。さらに、はんだ溶着用端子部53A、53B、53Cの内側端部53bは、テーパー部分の最大径よりも大きい径で、主支持体56に食い込んだ状態で埋め込まれている。したがってはんだ溶着用端子部53A、53B、53Cは、第1面側絶縁層57A中に強固に保持されることになり、その結果、はんだ溶着用端子部53A、53B、53Cの表面に溶着されたはんだバンプ10Aも、はんだ溶着用端子部53A、53B、53Cとともに強固に保持される。
Furthermore, in the printed
ここで、はんだ溶着用端子部53A、53B、53Cのテーパー角度θが80°を越えれば、はんだ溶着用端子部53A、53B、53Cの側面が垂直方向に近くなって、テーパーによりはんだ溶着用端子部53A、53B、53Cを保持する効果が小さくなる。一方、はんだ溶着用端子部53A、53B、53Cのテーパー角度θが30°未満では、第1面側絶縁層57Aにおける、はんだ溶着用端子部53A、53B、53Cの表面付近を取り囲む部分の厚みが小さくなって、その部分の強度的な問題が生じるおそれがある。したがってテーパー角度θは、30°〜80°の範囲内が好ましく、またより好ましくは、40°〜60°の範囲内とする。
Here, when the taper angle θ of the solder welding
また第1面側絶縁層57Aおよび第2面側絶縁層57Bの材料として、硬化性樹脂と無機物との複合材料を用い、かつその複合材料における無機物の含有量を60wt%以上とすることによって、第1面側絶縁層57Aおよび第2面側絶縁層57Bの強度、剛性を高めることができる。但し、無機物の含有量が85wt%を越えれば、相対的に樹脂の割合が小さくなって、成形性が困難となり、基材ワレ(積層ボイド)が生じるおそれがある。したがって複合材料における無機物の含有量は、60wt%以上、85wt%以下とすることが望ましい。
Moreover, by using a composite material of a curable resin and an inorganic material as the material of the first surface
さらに、第1面側絶縁層57Aの複合材料に含まれる無機物の含有量と第2面側絶縁層57Bの複合材料に含まれる無機物の含有量との差を5wt%以下とすれば、第1面側絶縁層57Aと第2面側絶縁層57Bの剛性が同等となり、その結果、両面の剛性の差によるプリント配線板の反りの発生を低減することが可能となる。もちろん、第1面側絶縁層57Aの複合材料に含まれる無機物の含有量と第2面側絶縁層57Bの複合材料に含まれる無機物の含有量の差をゼロとすることが最も好ましい。
Furthermore, if the difference between the inorganic content contained in the composite material of the first surface
次に、本発明を2層プリント配線板に適用した第2の実施形態のプリント配線板の要部(端子部付近)の断面構造を図3に原理的に示し、図4には、図3に示される第2の実施形態のプリント配線基板の端子部付近を平面視して示す。 Next, FIG. 3 shows in principle the cross-sectional structure of the main part (near the terminal part) of the printed wiring board of the second embodiment in which the present invention is applied to a two-layer printed wiring board. FIG. FIG. 2 is a plan view showing the vicinity of a terminal portion of a printed wiring board according to a second embodiment shown in FIG.
図3、図4に示される第2の実施形態のプリント配線板51の場合は、第2面51b側の接続用端子部54A、54B、54Cのうち、接続用端子部54Aと接続用端子部54Bとが、その間を結ぶ導体層からなる第2面側回路パターン部90によって導通されている。そして接続用端子部54A、54Bおよび第2面側回路パターン部90の全体の表面に、Niめっき層58B及びAuめっき層58Aが形成されている。そのほかの部分については、図1、図2に示した第1の実施形態のプリント配線板と同様である。
In the case of the printed
次に図1、図2に示される第1の実施形態のプリント配線板を製造する方法の一例について、図5〜図11を参照して原理的に説明する。 Next, an example of a method for manufacturing the printed wiring board according to the first embodiment shown in FIGS. 1 and 2 will be described in principle with reference to FIGS.
図5〜図11に示す製造方法は、概略的には、次のS1〜S10の各工程を、その順に実施することとしている。
S1:予め用意された仮支持用金属板31の片面に、最終的な製品のプリント配線板において第1面側絶縁層57Aとなるべき第1の絶縁樹脂層32を形成する第1絶縁樹脂層形成工程。
S2:第1の絶縁樹脂層32における、はんだ溶着用端子部53A、53B、53Cが形成されるべき箇所に、レーザ加工によって第1の開口部33を形成する第1開口部形成工程。この第1開口部形成工程S2では、第1の開口部33を、第1の絶縁樹脂層32を厚み方向に貫通しかつ開口端から内側に向って絶縁樹脂の厚み方向に直交する開口断面積が縮小されるテーパー状に形成することとする。
S3:第1の絶縁樹脂層32に導電金属によりパターンめっき行って、はんだ溶着用端子部53A、53B、53Cとなるべき部分を含みかつそのはんだ溶着用端子部53A、53B、53Cとなるべき部分が第1の開口部33内に埋め込まれた第1面側導体層36を形成する第1面側導体層形成工程。
S4:主支持体となるべき第3の絶縁樹脂層37を、第1の絶縁樹脂層36の表面および第1面側導体層36の表面を覆うように形成する第3絶縁樹脂層形成工程。
S5:第3の絶縁樹脂層37における、製品のプリント配線板でのいずれかのはんだ溶着用端子部とそれに対応する接続用端子部との間の面間導通部55となるべき箇所に、第3の絶縁樹脂層37をその厚み方向に貫通する第3の開口部39を形成する第3開口部形成工程。なおこの第3開口部形成工程S5は必ずしも必須ではないが、面間導通部55を有するプリント配線板を得る場合には必要となる。またこの第3開口部形成工程S5では、レーザ加工によって第3の開口部39を、基体の一方の板面と平行な断面での開口面積が、第1面側導体層36の側から第2面側導体層42の側に向って拡大するようにテーパー状に形成することが望ましい。
S6:第3の絶縁樹脂層37に導電金属によりパターンめっきを行って、接続用端子部となるべき部分を含む第2面側導体層42を形成する第2面側導体層形成工程。なお、前述のように面間導通部55を有するプリント配線板を得るために第3開口部形成工程(J)を実施する場合、第2面側導体層形成工程S6においては、第3の開口部39に導体金属が埋め込まれるようにパターンめっきを行う。
S7:第3の絶縁樹脂層37の表面及び第2面側導体層42を覆うように、第2面側絶縁層57Bとなるべき第2の絶縁樹脂層43を形成する第2絶縁樹脂層形成工程。
S8:第2の絶縁樹脂層43に、第2面側導体層42における接続用端子部となるべき部分の表面が露出するように第2の開口部44を形成する第2開口部形成工程。
S9:第2面側導体層42における接続用端子部となるべき部分の表面に、保護用めっき層58A、58Bを形成する端子めっき工程。この端子めっき工程(S9)は必ずしも必須ではないが、接続用端子部の保護のために実施することが望ましい。
S10:第1の絶縁樹脂層32および第1面側導体層36の表面を覆っている前記仮支持用金属板31を除去する仮支持用金属板除去工程。
以下、各工程S1〜S10について、順を追ってさらに具体的に説明する。
In the manufacturing method shown in FIGS. 5 to 11, the following steps S1 to S10 are roughly performed in that order.
S1: A first insulating resin layer that forms a first insulating
S2: A first opening forming step in which the
S3: The first insulating
S4: A third insulating resin layer forming step for forming the third insulating
S5: In the third insulating
S6: A second surface-side conductor layer forming step of pattern-plating the third insulating
S7: Second insulating resin layer formation for forming the second insulating
S8: A second opening forming step of forming the
S9: A terminal plating step of forming
S10: A temporary support metal plate removing step of removing the temporary
Hereinafter, the steps S1 to S10 will be described more specifically in order.
<絶縁樹脂層形成工程S1>
予め図5(A)に示すように、仮支持用金属板31として、例えば銅板を用意しておく。この仮支持用金属板31は、最終的なプリント配線板の製品には残らないものであり、プリント配線板の製造工程中において、中間段階の製品(中間製品)を支持する役割を果たす。仮支持用金属板31は、剛性を有する金属からなるものであればよく、基本的にはその種類は問わないが、後の製造工程中において施す無電解銅めっきとの関係や、入手しやすさ、コストなどの面から銅板を用いることが好ましく、またその厚みも特に限定されないが、通常は、0.05〜0.4mm程度の範囲内が好ましい。
<Insulating resin layer forming step S1>
As shown in FIG. 5A in advance, for example, a copper plate is prepared as the temporary
このような仮支持用金属板31に対し、図5(B)に示すように、その一方の面に、第1の絶縁樹脂層32をラミネートまたは塗布する。この第1の絶縁樹脂層32は、最終的な製品のプリント配線板において第1面側絶縁層57Aとなるべき層であり、絶縁樹脂と無機物質との複合材料を用いる。そしてこの複合材料としては、前述のように絶縁樹脂と無機物質とを、無機物質の配合割合が60〜85wt%の範囲内となるように定めておくことが好ましい。
As shown in FIG. 5B, the first insulating
<第1開口部形成工程S2>
さらに図5(C)に示すように、レーザ加工によって第1の絶縁樹脂層32にその外面側から複数の開口部(第1の開口部)33を形成する。これらの第1の開口部33は、最終的な製品のプリント配線板におけるはんだ溶着用端子部53A、53B、53Cに相当する箇所に形成される。またこれらの第1の開口部33は、第1の絶縁樹脂層32の外面から内側に向って(仮支持用金属板31の板面に向って)その径が縮小するように、すなわち仮支持用金属板31の板面と平行な断面での開口面積が、仮支持用金属板31の板面に向かい縮小するように、その側面33Aがテーパー状に形成される。この際のテーパー角度は、前述のはんだ溶着用端子部53A、53B、53Cのテーパー角度θに相当する。したがって第1の開口部33の側面33Aのテーパー角度は、前述のように30°〜80°の範囲内、より好ましくは、40°〜60°の範囲内とする。
<First opening forming step S2>
Further, as shown in FIG. 5C, a plurality of openings (first openings) 33 are formed in the first insulating
次いで,その後の第1面側導体層形成工程S3の予備工程として、図5(D)に示すように、全体の外面に無電解金属めっき、例えば無電解銅めっきを施して、導電シード層34を形成する。この導電シード層34は、前記開口部33の内面をも覆った状態で形成され、したがって開口部33の側面33Aは、第1の絶縁樹脂層32の外面位置から内面位置までの間が電気的に導通された状態となる。
Next, as a preliminary step of the subsequent first-surface-side conductor layer forming step S3, as shown in FIG. 5D, the entire outer surface is subjected to electroless metal plating, for example, electroless copper plating, so that the
<第1面側導体層形成工程S3>
さらに、図5(E)に示すように、感光性樹脂からなるめっきレジスト35A、35Bを両面にラミネートした後、図5(F)に示すように、所定のパターンに露光現像し、図6(A)に示すように電気銅めっき(パターンめっき)を行って、所定のパターンの第1の導電層36を形成する。この第1の導電層36は、最終的な製品のプリント配線板において第1面51aの側の溶着用端子部53A〜53Cとなるべき層である。したがって、上記のパターンめっきは、最終的な製品のプリント配線板での溶着用端子部53A〜53Cのパターンで行う。そして図6(A)から(B)に示すように、レジスト35A、35Bを剥離した後、図6(B)から(C)に示すように、表面に露呈している導電シード層34、すなわち仮支持用金属板31の外面および絶縁樹脂層32の外面に露呈している箇所において導電シード層34を除去する。
<First surface side conductor layer forming step S3>
Furthermore, as shown in FIG. 5E, after plating resists 35A and 35B made of a photosensitive resin are laminated on both surfaces, as shown in FIG. As shown in A), electrolytic copper plating (pattern plating) is performed to form the first
<第3絶縁樹脂層形成工程S4>
続いて、図6(D)に示すように、第2面51b側の外面、すなわち第1の導電層36の表面及びその間の第1の絶縁樹脂層32の表面を覆うように、第3の絶縁樹脂層37を形成(ラミネート)する。なおこの際、第3の絶縁樹脂層37は、片面に銅箔38が貼着されたものを用いて、ラミネートするのが通常であるが、この銅箔38は必ずしも必要ではない。ここで、上記の絶縁樹脂層37は、最終的な製品のプリント配線板において、前述の主支持体56となるべき層である。したがってこの絶縁樹脂層37としては、前述のようにエポキシ樹脂、フェノール樹脂などの絶縁性樹脂を用いる。
<第3開口部形成工程S5>
そして図6(E)に示すように、第3の絶縁樹脂層37における所定の箇所(図1における、溶着用端子部53Bと接続用端子部54Bとを導通させるように厚み方向に貫通する貫通導電部(面間導通部)55に相当する箇所)に、レーザ加工によって穴明け加工を行って、ビア(第3の開口部)39を形成する。このビア39は、銅箔38から第3の絶縁樹脂層37を厚み方向に貫通するように形成される。
<Third insulating resin layer forming step S4>
Subsequently, as shown in FIG. 6D, a third surface is formed so as to cover the outer surface on the
<Third opening forming step S5>
Then, as shown in FIG. 6 (E), a predetermined portion in the third insulating resin layer 37 (penetration penetrating in the thickness direction so as to electrically connect the
さらに、次の第2面側導体層形成工程S6の前の予備工程として、図7(A)に示すように、全体的に無電解銅めっきによってシード層40を形成する。ここで、ビア39の内側面にもシード層40が形成されるから、そのビア39の内側面は、ビア39の開口端から第1の導電層36における溶着用端子部53Bとなるべき層までの間が電気的に導通されることになる。
Further, as a preliminary step before the next second surface side conductor layer forming step S6, as shown in FIG. 7A, the
<第2面側導体層形成工程S6>
次いで、図7(B)に示すように、感光性樹脂からなるめっきレジスト41A、41Bを両面にラミネートもしくは塗布した後、図7(C)に示すように、所定のパターンに露光現像し、図7(D)に示すように電気銅めっき(パターンめっき)を行って、所定のパターンの第2の導電層42を形成する。この第2の導電層42は、最終的な製品のプリント配線板において第2面51bの側の接続用端子部54A〜54Cとなるべき層である。したがって、上記のパターンめっきは、最終的な製品のプリント配線板での接続用端子部54A〜54Cのパターンで行う。
<Second surface side conductor layer forming step S6>
Next, as shown in FIG. 7B, after plating resists 41A and 41B made of a photosensitive resin are laminated or coated on both surfaces, the resist is exposed and developed into a predetermined pattern as shown in FIG. 7C. As shown in FIG. 7D, electrolytic copper plating (pattern plating) is performed to form the second
そして図7(D)から図8(A)に示すように、めっきレジスト41A、41Bを剥離した後、図8(A)から(B)に示すように、第2面51b側において第2の導電層42の間で第3の絶縁層37の表面を覆っているシード層40および銅箔38を除去する。
Then, as shown in FIGS. 7D to 8A, after the plating resists 41A and 41B are peeled off, as shown in FIGS. 8A to 8B, the
<第2絶縁樹脂層形成工程S7>
その後、図8(C)に示すように、第2面51bの側において第2の導電層42と第3の絶縁層37の全体を覆うように、第2の絶縁樹脂層(ソルダ―レジスト)43をラミネートもしくは塗布する。この第2の絶縁樹脂層43は、最終的な製品のプリント配線板において第2面側絶縁層57Bとなるべき層であり、絶縁樹脂と無機物質との複合材料を用いる。したがって第2の絶縁樹脂層43の複合材料としては、前述のように絶縁樹脂と無機物質とを、無機物質の配合割合が60〜85wt%の範囲内となるように定めておくことが好ましい。また同時に、第1面側絶縁層57Aとなるべき第1の絶縁樹脂層32の複合材料に含まれる無機物の含有量と、第2面側絶縁層57Bとなるべき第2の絶縁樹脂層(ソルダ―レジスト)43の複合材料に含まれる無機物の含有量との差が0〜5wt%の範囲内となるように定めることが望ましい。
<Second insulating resin layer forming step S7>
Thereafter, as shown in FIG. 8C, the second insulating resin layer (solder-resist) is formed so as to cover the second
<第2開口部形成工程S8>
次いで、図8(D)に示すように、導電層42における接続用端子部54A〜54Cとなるべき部分について、絶縁樹脂層(ソルダ―レジスト)43に第2の開口部44を形成し、その第2の開口部44により導電層42を第2面51bの側に露呈させる。ここで、上記のように第2の絶縁樹脂層(ソルダ―レジスト)43に第2の開口部44を形成する具体的方法は特に限定されないが、その絶縁樹脂層の材料に応じて、例えばレーザ加工を適用したり、あるいはパターン化した露光現像によって開口したりすれば良い。
<Second opening forming step S8>
Next, as shown in FIG. 8D, the
<端子めっき工程S9>
次いで、接続用端子部54A〜54Cとなるべき導電層42の表面に保護用めっき、例えばNi/Auめっきを行う。
例えば、先ず図9(A)に示しているように、両面にめっきレジスト45A、45Bをラミネートし、次いで図9(B)に示すように露光現像して、例えば第1面側の全体をめっきレジスト45Aによって覆ったまま、第2面51bの側の第2の導電層42の表面を露出させる。その後、図9(C)、(D)に示すように、例えば電解めっきにより、Niめっき及びAuめっきをその順に行い、下地のNiめっき層46及び表面のAuめっき層47を形成する。その後、めっきレジスト45A、45Bを剥離、除去して、図10(A)に示す状態とする。
<Terminal plating process S9>
Next, protective plating, for example, Ni / Au plating is performed on the surface of the
For example, first, as shown in FIG. 9A, plating resists 45A and 45B are laminated on both surfaces, and then exposed and developed as shown in FIG. 9B. For example, the entire first surface side is plated. The surface of the second
<仮支持用金属板除去工程S10>
その後、銅板からなる仮支持用金属板31の除去を行う。例えば、先ず図10(B)に示しているように、銅エッチング液に対し不溶性のアクリル樹脂などからなるマスク48を、第2面51bの側の全面にラミネートもしくは塗布する。すなわち第2の導電層42および第2の絶縁樹脂層(ソルダ―レジスト)43の表面を覆うようにラミネートする。
<Temporary Support Metal Plate Removal Step S10>
Thereafter, the temporary
そして図10(B)から(C)に示しているように、必要に応じて、ルーターなどによって、周辺の不要部分を切り落とす。さらに、図11(A)に示しているように、硫酸+過酸化水素等のエッチング液によって例えば銅板からなる仮支持用金属板31をエッチングし、除去する。その後、図11(A)から(B)に示しているように、マスク48を剥離、除去する。これによって、第1の導電層36が第1面51aの側に露呈される。なおその第1の導電層36の表面は、絶縁樹脂層32の表面と実質的に面一の状態となっている。
Then, as shown in FIGS. 10B to 10C, if necessary, unnecessary peripheral portions are cut off by a router or the like. Further, as shown in FIG. 11A, the temporary supporting
この図11(B)の段階で、図1、図2に示したプリント配線板が得られたことになる。すなわち、第1の導電層36は、第1面51aの側において第1の絶縁樹脂層32と面一なはんだ溶着用端子部53A、53B、53Cを構成し、第2の開口部44内に露呈している第2の導電層42は、第2面51bの側において接続用端子部54A、54B、54Cを構成する。
At the stage of FIG. 11B, the printed wiring board shown in FIGS. 1 and 2 is obtained. That is, the first
その後は、プリント配線板の出荷前、あるいはユーザー側において、既に図12(A)、頭12(B)を参照して説明したように、はんだ溶着用端子部53A、53B、53Cの表面(導電層42の表面)に、はんだボール10を溶着させる。
Thereafter, as described with reference to FIGS. 12A and 12B before the printed wiring board is shipped or on the user side, the surface (conductivity) of the solder-welded
上述のような実施形態のプリント配線板製造過程においては、初期段階(図5(A))から、銅板等の仮支持用金属板31を用い、その仮支持用金属板31をベースとして各層を積層、あるいは除去し、最終的に図10(C)から図11(A)に示す段階において仮支持用金属板31を除去するまで、仮支持用金属板31によって支持された状態で各工程の処理が行われる。そのため、製造過程の初期から最終的な段階まで、その間の中間製品の強度、剛性が、仮支持用金属板31によって補償される。したがって、強度、剛性の不足に起因する中間製品の反り返りや、撓み、波打ち等の変形を防止でき、そのため、中間製品の変形によって工程間の搬送や移載、ハンドリングなどに支障をきたすような事態が生じることを、未然に防止することができる。
In the printed wiring board manufacturing process of the embodiment as described above, the temporary
以上、図1、図2に示される第1の実施形態のプリント配線板についての具体的な製造方法の例を説明したが、図3、図4に示される第2の実施形態のプリント配線板についても、同様な製造方法によって製造することができる。すなわちその場合は、図7(B)〜図8(A)に示した第2面51bの側の接続用端子部54A、54B、54C形成のためのパターンめっき工程、すなわち第2面51bの側に所定のパターンで第2の導電層42を電気めっきする工程において、接続用端子部54Aとなるべき部分と接続用端子部54Bとなるべき部分との間に、これらが導体によって結ばれるようなパターンで電気めっきを行って、第2面側回路パターン部90となる部分を形成すればよい。その他の工程は、前述の第1の実施形態のプリント配線板の製造方法と同様であればよい。
The example of the specific manufacturing method for the printed wiring board according to the first embodiment shown in FIGS. 1 and 2 has been described above. The printed wiring board according to the second embodiment shown in FIGS. Can also be manufactured by the same manufacturing method. That is, in that case, the pattern plating step for forming the
さらに図13には、本発明の第3の実施形態のプリント配線板として、多層構造(この場合は、内側導体層数として4層とした構造)の実施形態のプリント配線板の一例を示す。なお前述の第1の実施形態のプリント配線板と同一の要素、部分については、図1と同じ符号を付し、その詳細な説明は省略する。 Further, FIG. 13 shows an example of a printed wiring board according to an embodiment having a multilayer structure (in this case, a structure having four inner conductor layers) as the printed wiring board according to the third embodiment of the present invention. The same elements and portions as those of the above-described printed wiring board of the first embodiment are denoted by the same reference numerals as those in FIG. 1, and detailed description thereof is omitted.
図13において、プリント配線板全体における一方の面の側(第1面51a側)に形成された第1面側絶縁層57Aと、プリント配線板における他方の面の側(第2面51b側)に形成された第2面側絶縁層57Bとの間の各主支持体56中に、2層の内側導体層59A、59Bが板面と平行にかつ所定のパターンで形成されている。なおこの例では、はんだ溶着用端子部53A、53B、53Cおよび接続用端子部54A、54B、54Cに対応する位置に2層の内側導体層59A、59Bが形成されているが、内側導体層59A、59Bの形成位置は、必ずしもはんだ溶着用端子部53A、53B、53Cおよび接続用端子部54A、54B、54Cに対応する位置に限られるものではない。
In FIG. 13, the first surface
さらに、図14(A)〜図16(D)にしたがって、第3の実施形態のプリント配線板(多層板)の製造工程の一例を説明する。
なお、前述の2層構造のプリント配線板の製造プロセス(図5(A)〜図11(B))のうち、図8(B)に示される工程、すなわちシード層40を除去する工程までは、第3の実施形態のプリント配線板(多層板)の製造工程でも同じである。そこで第3の実施形態のプリント配線板(多層板)の製造工程については、図8(B)に示される工程より前の工程の説明及び図示を省略する。すなわち、図14(A)に、図8(B)と同じ段階の状態を示し、それ以降の工程について説明する。
Furthermore, an example of the manufacturing process of the printed wiring board (multilayer board) of the third embodiment will be described with reference to FIGS. 14 (A) to 16 (D).
Of the manufacturing process of the printed wiring board having the two-layer structure described above (FIGS. 5A to 11B), the process shown in FIG. 8B, that is, the process of removing the
図14(A)には、図8(B)に示したと同様に、第2面51b側において第2の導電層42の間で第3の絶縁層37の表面を覆っているシード層40を除去した状態を示している。次いで、図14(B)に示すように、絶縁層91をラミネートする。この絶縁層91としては、図6(D)を参照して説明した2層構造プリント配線板の製造プロセスにおける第3の絶縁樹脂層37と同様に、片面に銅箔92が貼着されたものを用いて、ラミネートするのが通常であるが、この銅箔92は必ずしも必要ではない。
さらに図14(C)に示すように、必要に応じて、ルーターなどによって周辺の不要部分を切り落とす。
In FIG. 14A, the
Furthermore, as shown in FIG. 14C, unnecessary peripheral parts are cut off by a router or the like as necessary.
その後、図8(D)に示したと同様に、絶縁層91に開口部を形成し、さらにパターンめっきを行ない、以下同様の過程を繰り返して、図15(A)に示すような積層構造を得る。その後は、図15(B)以降に示すプロセスを適用するが、図15(B)以降に示すプロセスは、2層構造プリント配線板の製造プロセスにおける図9(A)以降の工程と実質的におなじであるから、その詳細は省略する。
このようして、多層構造のプリント配線板(図13、図16(D)参照)を得ることができる。
After that, as shown in FIG. 8D, an opening is formed in the insulating
In this way, a printed wiring board having a multilayer structure (see FIGS. 13 and 16D) can be obtained.
得られた多層構造のプリント配線板のプリント配線板のはんだ溶着用端子部53A、53B、53Cの表面(導電層36の表面)に、はんだボール10を溶着させて、はんだバンプ10Aを形成する状況を、図17に示す。その状況は、既に述べた2層構造のプリント配線板の場合と同様であるから、その説明は省略する。
A situation in which the
〔実験例〕
本発明のプリント配線板においては、前述のように第1面側絶縁層57Aおよび第2面側絶縁層57Bの材料として、硬化性樹脂と無機物との複合材料を用い、かつその複合材料における無機物の含有量を60wt%以上、85wt%以下とすることが望ましく、また第1面側絶縁層57Aの複合材料に含まれる無機物の含有量と第2面側絶縁層57Bの複合材料に含まれる無機物の含有量との差を5wt%以下とすることが望ましい。このような各絶縁層57A、57Bの複合材料中の無機物の含有量が及ぼす影響について、本発明者等は、次のような実験を行った。
[Experimental example]
In the printed wiring board of the present invention, as described above, a composite material of a curable resin and an inorganic material is used as the material of the first surface
各絶縁層57A、57Bの複合材料の樹脂として、エポキシ樹脂を用い、無機物としてはシリカを用いた。全体の厚みを0.095mm、第1面側絶縁層57Aの厚みを0.030mm、第2面側絶縁層57Bの厚みを0.030mmとして、無機物の配合量を種々変化させて2層構造のプリント配線板を製造した。製造終了後3日間放置して、板面に沿った方向の200mmの長さ当たりの反り量を調べたところ、表1に示す結果が得られた。
Epoxy resin was used as the resin of the composite material for each of the insulating
表1に示す結果から、各絶縁層に含まれる無機物の含有量を60wt%以上、85wt%以下とし、かつ第1面側絶縁層と第2面側絶縁層における無機物の含有量との差を5wt%以下とすることによって、反り量を小さい値に抑制し得ることが確認された。 From the results shown in Table 1, the inorganic content in each insulating layer is set to 60 wt% or more and 85 wt% or less, and the difference between the inorganic content in the first surface side insulating layer and the second surface side insulating layer is determined. It was confirmed that the amount of warpage can be suppressed to a small value by setting it to 5 wt% or less.
以上、本発明の好ましい実施形態、および実験例を説明したが、本発明はこれらの実施形態、実験例に限定されないことはもちろんである。本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、構成の付加、省略、置換、およびその他の変更が可能である。 The preferred embodiments and experimental examples of the present invention have been described above, but the present invention is not limited to these embodiments and experimental examples. Additions, omissions, substitutions, and other modifications can be made without departing from the spirit of the present invention.
10 はんだボール
10A はんだバンプ
31 仮支持用金属板
32 第1の絶縁樹脂層
33 第1の開口部
36 第1の導電層
37 第3の絶縁樹脂層
39 第3の開口部(ビア)
42 第2の導電層
43 第2の絶縁樹脂層(ソルダ―レジスト)
44 第2の開口部
51 プリント配線板
51a 第1面
51b 第2面
52 基体
53A、53B、53C はんだ溶着用端子部
54A、54B、54C 接続用端子部
55 貫通導電部(面間導通部)
56 主支持体
57A 第1面側絶縁層
57B 第2面側絶縁層
59A、59B 内側導体層
90 第2面側回路パターン部
10
42 Second
44
56
Claims (11)
前記はんだ溶着用端子部は、前記基体の一方の板面の側に露呈する表面が、基体の表面と実質的に面一とされ、
かつ前記はんだ溶着用端子部は、基体の前記一方の板面と平行な断面の面積が、基体の内側前記他方の板面の側に向って拡大するように、基体内に埋め込まれた部分の側面がテーパー状に形成されていることを特徴とするプリント配線板。 A plurality of soldering terminal portions are embedded on the side of one plate surface of the base made of an insulating material as a whole so as to be exposed on the one plate surface, and the other plate surface of the base is formed. In the double-sided printed wiring board in which a plurality of connection terminals are embedded on the side,
In the solder welding terminal portion, the surface exposed on the one plate surface side of the base body is substantially flush with the surface of the base body,
The solder welding terminal portion is a portion embedded in the base so that an area of a cross section parallel to the one plate surface of the base increases toward the other plate surface inside the base. A printed wiring board having a tapered side surface.
前記基体の両面側に導体パターンが形成された両面プリント配線板であって、
前記基体の一方の側の面の導体パターンの複数の箇所が前記はんだ溶着用端子部とされ、
前記基体の他方の側の面の導体パターンの複数の箇所が前記接続用端子部とされ、
前記基体が、板状の主支持体と、その主支持体の一方の面の側に形成された第1面側絶縁層と、主支持体の他方の面の側に形成された第2面側絶縁層とからなり、
前記はんだ溶着用端子部が前記第1面側絶縁層に埋め込まれ、前記接続用端子部が前記第2面側絶縁層に埋め込まれていることを特徴とするプリント配線板。 In the printed wiring board according to claim 1,
A double-sided printed wiring board having a conductor pattern formed on both sides of the substrate,
A plurality of portions of the conductor pattern on one side of the base are the solder welding terminal portions,
A plurality of portions of the conductor pattern on the surface on the other side of the base are the connection terminal portions,
The base is a plate-like main support, a first surface-side insulating layer formed on one surface side of the main support, and a second surface formed on the other surface side of the main support. A side insulation layer,
The printed wiring board, wherein the solder welding terminal portion is embedded in the first surface side insulating layer, and the connection terminal portion is embedded in the second surface side insulating layer.
前記第1面側絶縁層及び第2面側絶縁層は、それぞれ絶縁樹脂に60〜85wt%の無機物質を配合した構成とされ、しかも一方の絶縁層と他方の絶縁層の無機物質配合量との差が0〜5wt%の範囲内であることを特徴とするプリント配線板。 In the printed wiring board according to claim 2,
Each of the first surface side insulating layer and the second surface side insulating layer has a structure in which 60 to 85 wt% of an inorganic substance is blended in an insulating resin, and the amount of inorganic material blended in one insulating layer and the other insulating layer is The printed wiring board is characterized in that the difference is in the range of 0 to 5 wt%.
前記はんだ溶着用端子部のうちのいずれか1以上のはんだ溶着用端子部と、前記接続用端子部のうちのいずれか1以上の接続用端子部とが、前記基体をその厚み方向に貫通する貫通導電部(面間導通部)によって電気的に導通されていることを特徴とするプリント配線板。 In the printed wiring board according to any one of claims 1 to 3,
Any one or more solder welding terminal portions of the solder welding terminal portions and any one or more connection terminal portions of the connection terminal portions penetrate the base in the thickness direction. A printed wiring board characterized in that it is electrically connected by a through conductive portion (inter-surface conductive portion).
前記貫通導電部(面間導通部)は、基体の前記一方の板面と平行な断面の面積が、第1面側導体層の側から第2面側導体層の側に向って拡大するように、その側面がテーパー状に形成されていることを特徴とするプリント配線板。 In the printed wiring board according to claim 4,
The penetrating conductive portion (inter-surface conductive portion) has a cross-sectional area parallel to the one plate surface of the base so as to expand from the first surface side conductor layer side toward the second surface side conductor layer side. And a printed wiring board having a tapered side surface.
予め用意された仮支持用金属板の片面に、最終的な製品のプリント配線板において第1面側絶縁層となるべき第1の絶縁樹脂層を形成する第1の絶縁樹脂層形成工程と、
前記第1の絶縁樹脂層における、前記はんだ溶着用端子部が形成されるべき箇所に、レーザ加工によって第1の開口部を形成する第1開口部形成工程と、
前記第1の絶縁樹脂層に導電金属によりパターンめっき行って、前記はんだ溶着用端子部となるべき部分を含みかつそのはんだ溶着用端子部となるべき部分が前記第1の開口部内に埋め込まれた第1面側導体層を形成する第1面側導体層形成工程と、
前記主支持体となるべき第3の絶縁樹脂層を、前記第1の絶縁樹脂層の表面および前記第1面側導体層の表面を覆うように形成する第3絶縁樹脂層形成工程と、
前記第3の絶縁樹脂層に導電金属によりパターンめっきを行って、前記接続用端子部となるべき部分を含む第2面側導体層を形成する第2面側導体層形成工程と、
前記第3の絶縁樹脂層の表面及び前記第2面側導体層を覆うように、第2面側絶縁層となるべき第2の絶縁樹脂層を形成する第2絶縁樹脂層形成工程と、
前記第2の絶縁樹脂層に、第2面側導体層における前記接続用端子部となるべき部分の表面が露出するように第2の開口部を形成する第2開口部形成工程と、
第1の絶縁樹脂層および第1面側導体層の表面を覆っている前記仮支持用金属板を除去する仮支持用金属板除去工程と
を有し、
かつ前記第1開口部形成工程では、前記第1の開口部を、前記第1の絶縁樹脂層32を厚み方向に貫通しかつ開口端から内側に向って絶縁樹脂の厚み方向に直交する開口断面積が縮小されるテーパー状に形成する、
ことを特徴とするプリント配線板の製造方法。 A method of manufacturing a printed wiring board for manufacturing the printed wiring board according to claim 2,
A first insulating resin layer forming step of forming a first insulating resin layer to be a first surface side insulating layer in a printed wiring board of a final product on one side of a temporary supporting metal plate prepared in advance;
A first opening forming step of forming a first opening by laser processing at a position where the solder welding terminal portion is to be formed in the first insulating resin layer;
The first insulating resin layer is subjected to pattern plating with a conductive metal, and includes a portion to be the solder welding terminal portion, and the portion to be the solder welding terminal portion is embedded in the first opening. A first surface side conductor layer forming step of forming a first surface side conductor layer;
A third insulating resin layer forming step for forming a third insulating resin layer to be the main support so as to cover the surface of the first insulating resin layer and the surface of the first surface-side conductor layer;
A second surface side conductor layer forming step of performing pattern plating with a conductive metal on the third insulating resin layer to form a second surface side conductor layer including a portion to be the terminal portion for connection;
A second insulating resin layer forming step of forming a second insulating resin layer to be the second surface side insulating layer so as to cover the surface of the third insulating resin layer and the second surface side conductor layer;
A second opening forming step of forming a second opening in the second insulating resin layer so that a surface of a portion to be the connection terminal portion in the second surface side conductor layer is exposed;
A temporary support metal plate removing step of removing the temporary support metal plate covering the surfaces of the first insulating resin layer and the first surface side conductor layer;
In the first opening forming step, the first opening is cut through the first insulating resin layer 32 in the thickness direction and perpendicular to the thickness direction of the insulating resin from the opening end to the inside. Forming in a tapered shape that reduces the area,
A printed wiring board manufacturing method characterized by the above.
さらに、
前記第3絶縁樹脂層形成工程と前記第2面側導体層形成工程との間に、
前記第3の絶縁樹脂層における、製品のプリント配線板でのいずれかのはんだ溶着用端子部とそれに対応する接続用端子部との間の面間導通部となるべき箇所に、第3の絶縁樹脂層をその厚み方向に貫通する第3の開口部を形成する第3開口部形成工程を含み、
前記第2面側導体層形成工程においては、前記第3の開口部に、導体金属が埋め込まれるようにパターンめっきを行う、
ことを特徴とするプリント配線板の製造方法。 In the manufacturing method of the printed wiring board according to claim 7,
further,
Between the third insulating resin layer forming step and the second surface side conductor layer forming step,
In the third insulating resin layer, a third insulation is provided at a place to be an inter-surface conduction portion between any solder welding terminal portion on the printed wiring board of the product and the corresponding connection terminal portion. Including a third opening forming step of forming a third opening penetrating the resin layer in the thickness direction;
In the second surface side conductor layer forming step, pattern plating is performed so that a conductor metal is embedded in the third opening.
A printed wiring board manufacturing method characterized by the above.
前記第3開口部形成工程では、レーザ加工によって前記第3の開口部を、基体の前記一方の板面と平行な断面での開口面積が、第1面側導体層の側から第2面側導体層の側に向って拡大するようにテーパー状に形成する、
ことを特徴とするプリント配線板の製造方法。 In the manufacturing method of the printed wiring board according to claim 8,
In the third opening forming step, the opening area in the cross section parallel to the one plate surface of the base is changed from the first surface side conductor layer side to the second surface side by laser processing. It is formed in a taper shape so as to expand toward the conductor layer side.
A printed wiring board manufacturing method characterized by the above.
さらに、
前記第2開口部形成工程と前記仮支持用金属板除去工程との間に、
第2面側導体層における前記接続用端子部となるべき部分の表面に、保護用めっき層を形成する端子めっき工程を含む、
ことを特徴とするプリント配線板の製造方法。 In the manufacturing method of the printed wiring board according to any one of claims 7 to 9,
further,
Between the second opening forming step and the temporary support metal plate removing step,
Including a terminal plating step of forming a protective plating layer on the surface of the portion to be the connection terminal portion in the second surface side conductor layer,
A printed wiring board manufacturing method characterized by the above.
前記第1面側絶縁層及び第2面側絶縁層として、それぞれ絶縁樹脂に60〜85wt%の無機物質を配合した複合材料が用いられ、しかも一方の絶縁層の複合材料と他方の絶縁層の複合材料における無機物質配合量の差が0〜5wt%の範囲内とされる、
ことを特徴とするプリント配線板の製造方法。
In the manufacturing method of the printed wiring board according to any one of claims 7 to 10,
As the first surface side insulating layer and the second surface side insulating layer, a composite material in which 60 to 85 wt% of an inorganic substance is mixed with an insulating resin is used, and the composite material of one insulating layer and the other insulating layer are used. The difference in the amount of inorganic substance in the composite material is in the range of 0 to 5 wt%.
A printed wiring board manufacturing method characterized by the above.
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