JP2016072262A - 光電変換モジュール - Google Patents

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Abstract

【課題】 配線導体の剥離や断線を低減し、信頼性の高い光電変換モジュールを提供する。
【解決手段】 光電変換モジュール101は、一主面を有する基板1と、前記一主面上に配置された光電変換部11と、光電変換部11の外周部上に配置され、光電変換部11の外辺に沿って延びる配線導体9と、前記一主面の配線導体9よりも外周側の部位上に配置され、配線導体9に沿って延びる第1壁部材81と、光電変換部11、配線導体9および第1壁部材81を封止する封止部材12とを具備する。
【選択図】 図1

Description

本発明は光電変換部で発電した電力を取り出すための配線導体を具備する光電変換モジュールに関する。
近年、エネルギー問題や環境問題の深刻化に伴い、光エネルギーを電気エネルギーに変換する太陽光発電が注目を集めている。
この太陽光発電に使用される光電変換モジュールでは、該光電変換モジュールに設けられた光電変換部から得られた電気がリード線等の配線導体で取り出される。この配線導体は、光電変換モジュールの非受光面に配置された端子ボックスの内部に導出されている(例えば、特許文献1参照)。このような光電変換モジュールでは、端子ボックスを介して、光電変換モジュールで発電した電気出力が外部の回路等に導出される。
特開2010−056251号公報
光電変換モジュールは、太陽光等の熱によって配線導体近傍で熱応力が生じやすい。このような熱応力によって、配線導体が剥離したり断線したりし、光電変換モジュールの信頼性が低下する場合があった。
本発明はこのような問題点に鑑みなされたものであり、その目的は配線導体の剥離や断線を低減し、信頼性の高い光電変換モジュールを提供することにある。
本発明の一態様に係る光電変換モジュールは、一主面を有する基板と、前記一主面上に配置された光電変換部と、前記光電変換部の外周部上に配置され、前記光電変換部の外辺に沿って延びる配線導体と、前記一主面の前記配線導体よりも外周側の部位上に配置され、前記配線導体に沿って延びる第1壁部材と、前記光電変換部、前記配線導体および前記第1壁部材を封止する封止部材とを具備する。
本発明の一態様に係る光電変換モジュールによれば、光電変換モジュールの信頼性が向上する。
第1実施形態に係る光電変換モジュ−ルの斜視図である。 図1に示した光電変換モジュ−ルの平面図である。 図2のA−A線における光電変換モジュ−ルの断面図である。 図1の光電変換モジュールにおける光電変換部の要部拡大斜視図である。 図1の光電変換モジュールにおける光電変換部の要部拡断面図である。 第2実施形態に係る光電変換モジュールの平面図である。 図6のB−B線における光電変換モジュールの断面図である。
本発明の一態様に係る光電変換モジュ−ルについて、図面を参照しつつ説明する。なお、各図には、後述する光電変換セルの配列方向をX軸とする右手系のXYZ座標を付している。
<第1実施形態に係る光電変換モジュール>
図1〜図5は、第1実施形態に係る光電変換モジュール101の構成を示している。なお、図1、図2、図4および図5は、光電変換部の構成を見やすくするため、封止部材を省略している。さらに、図4および図5は、半導体層の構成を見やすくするため、配線導体および第1壁部材を省略している。
図1は、光電変換モジュ−ル101の斜視図であり、図2は、図1に示した光電変換モジュ−ル101の平面図であり、図3は、図2のA−A線における光電変換モジュ−ル101の断面図である。また、図4は、図1の光電変換モジュール101における光電変換部11の要部拡大斜視図であり、図5はその断面図である。
光電変換モジュール101は、基板1と、光電変換部11と、配線導体9と、第1壁部材81と、封止部材12とを備えている。
基板1は、光電変換部11を支持する機能を有している。また、基板1の材質としては、厚さ1〜3mm程度の青板ガラス(ソーダライムガラス)または硼珪酸ガラス等が挙げられる。なお、基板1の材質としてはこれに限定されず、他のガラス、セラミックス、樹脂および金属等が用いられてもよい。また、基板1の形状は、例えば矩形状、円形状等の平板状であればよい。
光電変換部11は、光電変換を行なう部位であり、基板1の一主面上に設けられている。本実施形態では、光電変換部11が図4および図5で示す構成である例を示すが、これに限定されるものではない。
光電変換部11は、発電の出力を高めるという観点から、複数の光電変換セル10が互いに電気的に接続され、基板1上で集積化されていてもよい。
各光電変換セル10は、下部電極層2と、半導体層Sとが積層されている。半導体層Sは光電変換を行なう層であり、本実施形態では半導体層Sは、第1の半導体層3と、第1の半導体層3とは異なる導電型の第2の半導体層4と、上部電極層5とを備えた光電変換セル10が複数個、X軸方向に直列接続されて成る。各光電変換セル10は、さらに半導体層S上に集電電極7を有している。隣接する光電変換セル10において、一方の光電変換セル10の上部電極層5が集電電極7および接続導体6を介して隣接する他方の光電変換セル10の下部電極層2に接続されている。
下部電極層2は、一方向(X方向)に互いに間隔をあけて基板1の一主面上に複数配置されている。なお、下部電極3の個数については、図4に示したものに限られない。このような下部電極層2は、モリブデン(Mo)、アルミニウム(Al)、チタン(Ti)、タンタル(Ta)または金(Au)等の金属またはこれらの合金を含む薄膜であればよい。また、これらの金属が積層されてなる構造体であってもよい。この下部電極層2は、例えば、基板1上にスパッタリング法または蒸着法等を利用して、厚さ0.2〜1μm程度に形成すればよい。
第1の半導体層3は、下部電極層2上に配置されている。第1の半導体層3は、例えば、アモルファスシリコンや化合物半導体等が用いられる。化合物半導体としては、例えば
、I−III−VI化合物やI−II−IV−VI族化合物半導体、II−VI族化合物半導体等がある
I−III−VI化合物半導体とは、I−B族元素(11族元素ともいう)、III−B族元素
(13族元素ともいう)およびVI−B族元素(16族元素ともいう)の化合物半導体である。そして、このようなI−III−VI化合物半導体は、カルコパイライト構造を有し、カルコパイライト系化合物半導体とも呼ばれる(CIS系化合物半導体ともいう)。I−III−VI化合物半導体としては、例えば、二セレン化銅インジウム(CuInSe)、二セレン化銅インジウム・ガリウム(Cu(In,Ga)Se)、二セレン・イオウ化銅インジウム・ガリウム(Cu(In,Ga)(Se,S))、二イオウ化銅インジウム・ガリウム(Cu(In,Ga)S)または薄膜の二セレン・イオウ化銅インジウム・ガリウム層を表面層として有する二セレン化銅インジウム・ガリウム等の多元化合物半導体薄膜がある。
また、I−II−IV−VI族化合物半導体とは、I−B族元素、II−B族元素(12族元素ともいう)、IV−B族元素(14族元素ともいう)およびVI−B族元素の化合物半導体である。I−II−IV−VI族化合物としては、例えば、CuZnSnS等がある。
また、II−VI族化合物半導体とは、II−B族元素およびVI−B族元素の化合物半導体である。II−VI族化合物半導体としては、例えば、CdTe等がある。
第1の半導体層3は、例えばスパッタリング法、蒸着法等といった真空プロセスによって形成される。また、第1の半導体層3は、塗布法あるいは印刷法と称されるプロセスによっても形成される。塗布法あるいは印刷法では、例えば、第1の半導体層3に主として含まれる元素の錯体溶液が下部電極層2の上に塗布され、その後、乾燥および加熱処理が行われる。
第2の半導体層4は、第1の半導体層3の+Z側の主面の上に、例えば5〜200nmの厚さで設けられており、第1の半導体層3の導電型とは異なる導電型を有する半導体を主に含む。なお、導電型が異なる半導体とは、伝導担体(キャリア)が異なる半導体である。例えば、第1の半導体層3がp型であれば、第2の半導体層4はn型であり、その逆であってもよい。また、第1の半導体層3と第2の半導体層4と界面に、i型等の他の半導体層が介在していてもよい。
第2の半導体層4は、第1の半導体層3の表面部に他の元素がドープされて成るものであってもよく、第1の半導体層3とは異なる化合物がヘテロ接合されて成るものであってもよい。
上部電極層5は、第2の半導体層4の+Z側の主面の上に設けられており、例えば、第2の半導体層4と同じ導電型を有する透光性の導電層である。この上部電極層5は、第1の半導体層3および第2の半導体層4において生じたキャリアを取り出す電極として働く。上部電極層5は、第2の半導体層4よりも低い電気抵抗率を有する材料を主に含む。
上部電極層5は、禁制帯幅が広く且つ透光性で低電気抵抗の材料を主に含んでいる。このような材料としては、例えば酸化亜鉛(ZnO)、酸化亜鉛の化合物、錫が含まれた酸化インジウム(ITO)および酸化錫(SnO)等の金属酸化物半導体等が挙げられる。酸化亜鉛の化合物は、アルミニウム(Al)、ボロン(B)、ガリウム(Ga)、インジウム(In)およびフッ素(F)のうちの何れか1つの元素等が含まれたものである。
上部電極層5は、スパッタリング法、蒸着法または化学的気相成長(CVD)法等によ
って形成され得る。上部電極層5の厚さは、例えば、0.05〜3.0μmである。ここで、上部電極層5が、1Ω・cm未満の抵抗率と、50Ω/□以下のシート抵抗とを有していれば、上部電極層5を介して第1の半導体層3および第2の半導体層4からキャリアが良好に取り出され得る。
上部電極層5は、その厚みが0.05〜0.5μmであれば、透光性導電層6における光透過性が高められると同時に、光電変換によって生じた電流が良好に伝送され得る。さらに、上部電極層5の絶対屈折率と第2の半導体層4の絶対屈折率とが略同一であれば、上部電極層5と第2の半導体層4との界面で光が反射することで生じる入射光のロスが低減され得る。
集電電極7は、上部電極層5の+Z側の主面(一主面とも言う)の上に、上部電極層5の端部から接続導体6にかけて線状に設けられている。そして、例えば、光電変換セル10の上部電極層5によって集められたキャリアは、集電電極7によってさらに集められ、接続導体6を介して隣接する光電変換セル10に伝達され得る。
この集電電極7が設けられることで、上部電極層5における導電性が補われるため、上部電極層5の薄層化が可能となる。これにより、キャリアの取り出し効率の確保と、上部電極層5における光透過性の向上とが両立し得る。なお、集電電極7が、例えば、銀等の導電性が優れた金属を主に含んでいれば、光電変換セル10における変換効率が向上し得る。なお、集電電極7に含まれる金属としては、例えば銅、アルミニウム(Al)およびニッケル(Ni)等が挙げられる。
また、集電電極7の幅は、50〜400μmであれば、隣接する光電変換セル10間における良好な導電が確保されつつ、第1の半導体層3への光の入射量の低下が低減され得る。1つの光電変換セル10に複数の集電電極6が設けられる場合、該複数の集電電極6の間隔は、例えば、2.5mm程度であればよい。
接続導体6は、第1の半導体層3および第2の半導体層4を分離する分離溝内に配置されている。この接続導体6は、集電電極7と電気的に接続している。また、接続導体6は、隣の光電変換セル10から延伸されている下部電極層2に接続している。これにより接続導体6は、隣接する光電変換セル10のうち、一方の光電変換セル10の上部電極層5と、他方の光電変換セル10の下部電極層2とを電気的に接続できる。
接続導体6は、集電電極7と同様の材質、方法で作製してもよい。そのため、接続導体6は、集電電極7の形成と同時に行なってもよい。また、接続導体6は、上部電極層5を延伸したものであってもよい。
そして、本実施形態において、複数の下部電極層2群のうち、X軸方向の両端に位置するものは、半導体層Sよりも外側(基板1の外周側)に延出された出力電極8を有している。出力電極8は、光電変換部11の+X側の端部に、第1の半導体層3に電気的に接続された出力電極8Bを有している。また、出力電極8は、光電変換部11の−X側の端部に、第2の半導体層4に電気的に接続された出力電極8Aを有している。これら出力電極8A、8Bは、半導体層Sの光電変換によって生じた電力を取り出すための電極として機能する。
出力電極8としては、下部電極層2で挙げた種々の材料が用いられ得る。光電変換モジュール101において、出力電極8と下部電極層2とは同じ材料であってもよく、異なっていてもよい。
配線導体9は、光電変換部11の外周部上に配置され、光電変換部11の外辺に沿って延びている。図1〜図3においては、配線導体9は、X軸方向の両側にそれぞれY軸方向に延びる配線導体9A、9Bを有している。つまり、配線導体9Aは出力電極8Aに電気的に接続されており、配線導体9Bは出力電極8Bに電気的に接続されている。
配線導体9は、銀(Ag)、銅(Cu)、アルミニウム(Al)等の導電体であり、厚みが0.3〜2mm程度、幅が2〜6mm程度の帯状である。配線導体9は出力電極8に、半田付けや導電性接着剤による接着、溶接等によって電気的に接続されている。
配線導体9は、光電変換部11で発電された電力を光電変換モジュール101の外部に取り出すための導電路として機能する。配線導体9の光電変換モジュール101の外部への導出方法としては、例えば、図1および図2に示すように、配線導体9の端部を、基板1の一主面からその反対側の主面にかけて基板1を貫通する貫通孔1aを介して外部へ導出してもよい。あるいは、配線導体9の端部を基板1の一主面の外周から外部に導出させてもよい。
第1壁部材81は、基板1の一主面における配線導体9よりも外周側の部位、つまり、配線導体9の半導体層Sとは反対側における基板1の一主面上に配置されている。そして、第1壁部材81は、配線導体9に沿って帯状に延びている。図1〜図3においては、第1壁部材9は、配線導体9Aに沿って延びる第1壁部材81Aと、配線導体9Bに沿って延びる配線導体81Bとを有している。第1壁部材9は、基板1の一主面上に直接、設けられていてもよく、図1〜図3に示すように、基板1の一主面上に出力電極8を介して設けられていてもよい。
このような構成によって、配線導体9の剥離や断線を低減し、信頼性の高い光電変換モジュール101とすることができる。つまり、太陽光の熱等によって封止部材12の膨張や収縮が生じたとしても、配線導体9の近傍に位置する第1壁部材81が配線導体9の膨張や収縮を抑止することによって、配線導体9に熱応力が生じるのを有効に低減することができる。
第1壁部材81は、封止部材12よりも線膨張係数の低い材料であればよく、第1壁部材81の線膨張係数は封止部材12の線膨張係数の0.01〜0.5倍程度であればよい
。また、第1壁部材81は絶縁材料でもよく、導電材料でもよい。第1壁部材81が出力電極8上に接続されている場合、出力電流の損失をより低減するという観点からは、第1壁部材81が導電材料であってもよい。特に、長期にわたってより安定した出力を得るという観点からは、導電材料から成る第1壁部材81が配線導体9と接触していてもよい。この場合、配線導体9が仮に熱応力等で切断したとしても導電性の第1壁部材81によって電気抵抗値が高くなるのを低減できる。
第1壁部材81が導電材料の場合、第1壁部材81としては、Ag、Cu、Al等が用いられる。特に、製造工程を簡略化するという観点からは、集電電極7を導電ペーストを用いて作製するとともに第1壁部材81も同じ導電ペーストを用いて作製してもよい。
第1壁部材81の上面の基板1の一主面からの高さをL1とし、配線導体9の上面の基板1の一主面からの高さをL2としたときに、L1はL2の0.5〜1.5倍程度であればよい。また、第1壁部材81の幅(X軸方向の幅)は1000〜5000μm程度であればよい。このような構成によって、封止部材12の膨張および収縮による応力が配線導体9に加わるのを有効に低減できる。
封止部材12は、図3に示すように、基板1の一主面上に配設されており、光電変換部
11、配線導体9および第1壁部材81を封止している。このような封止部材12としては、例えば共重合したエチレンビニルアセテート(EVA)を主成分とする樹脂やポリビニルブチラール(PVB)を主成分とする樹脂等が挙げられる。
封止部材12の上にはさらに保護基板(図示せず)が設けられていてもよい。保護基板が設けられている場合、光電変換部11および配線導体9を保護する機能がさらに向上する。保護基板としてはガラス等が用いられ得る。
<第2実施形態に係る光電変換モジュール>
本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の範囲内で多くの修正及び変更を加えることができる。例えば、上記第1実施形態に係る光電変換モジュール101では第1壁部材81が配線導体9の外側に設けられていたが、図6および図7に示すように、出力電極8の半導体層Sと配線導体9との間の部位上にも第2壁部材82をさらに有していてもよい。図6および図7は第2壁部材82をさらに有する第2実施形態に係る光電変換モジュール102の一例である。なお、図6および図7において、第1実施形態に係る光電変換モジュール101と同じ構成のものには同じ符号を付しており、詳細な説明は省略する。
光電変換モジュール102において、第2壁部材82は、出力電極8A上に設けられた第2壁部材82Aと、出力電極8B上に設けられた第2壁部材82Bとを有している。このような構成によって、配線導体9をX軸方向の両側から保護することができ、封止部材12からの応力をより低減して、信頼性をより高めることができる。
第2壁部材82は、第1壁部材81と同様に、封止部材12よりも線膨張係数の低い材料であればよく、第2壁部材82の線膨張係数は封止部材12の熱膨張係数の0.01〜0.5倍程度であればよい。また、第2壁部材82は絶縁材料でもよく、導電材料でもよい。出力電流の損失をより低減するという観点からは、第2壁部材82が導電材料であってもよい。特に、長期にわたってより安定した出力を得るという観点からは、導電材料から成る第2壁部材82が配線導体9と接触していてもよい。この場合、配線導体9が仮に熱応力等で切断したとしても導電性の第2壁部材82によって電気抵抗値が高くなるのを低減できる。
第2壁部材82が導電材料の場合、第2壁部材82としては、Ag、Cu、Al等が用いられる。特に、製造工程を簡略化するという観点からは、集電電極7を導電ペーストを用いて作製するとともに第1壁部材81および第2壁部材82も同じ導電ペーストを用いて作製してもよい。
第1壁部材81および第2壁部材82は、製造工程を簡略化するという観点からは、導電ペーストを用いて帯状の膜を形成した後、レーザスクライブ加工やメカニカルスクライブ加工で中央部を除去して、平行に延びる2本の帯状体とすることで作製してもよい。あるいは、第1壁部材81および第2壁部材82は、導電ペーストを用いて、スクリーン印刷によって、平行に延びる2本の帯状体とすることで作製してもよい。
第2壁部材82の上面の基板1の一主面からの高さをL3とし、配線導体9の上面の基板1の一主面からの高さをL2としたときに、L3はL2の0.5〜1.5倍程度であればよい。また、第2壁部材82の幅(X軸方向の幅)は1000〜5000μm程度であればよい。このような構成によって、封止部材12の膨張および収縮による応力が配線導体9に加わるのを有効に低減できる。
101、102:光電変換モジュ−ル
11:光電変換部
1:基板
S:半導体層
8(8A、8B):出力電極
9(9A、9B):配線導体
81(81A、81B):第1壁部材
82(82A、82B):第2壁部材
12:封止部材

Claims (7)

  1. 一主面を有する基板と、
    前記一主面上に配置された光電変換部と、
    前記光電変換部の外周部上に配置され、前記光電変換部の外辺に沿って延びる配線導体と、
    前記一主面の前記配線導体よりも外周側の部位上に配置され、前記配線導体に沿って延びる第1壁部材と、
    前記光電変換部、前記配線導体および前記第1壁部材を封止する封止部材と
    を具備する光電変換モジュール。
  2. 前記光電変換部は下部電極層と半導体層とが積層されて成り、前記下部電極層は前記半導体層よりも外側に延出された出力電極を有しており、前記配線導体および前記第1壁部材は前記出力電極上に配置されている、請求項1に記載の光電変換モジュール。
  3. 前記出力電極の前記半導体層と前記配線導体との間の部位上に第2壁部材をさらに有している、請求項2に記載の光電変換モジュール。
  4. 前記第1壁部材は導電材料から成る、請求項1乃至3のいずれかに記載の光電変換モジュール。
  5. 前記第1壁部材は前記配線導体と接触している、請求項4に記載の光電変換モジュール。
  6. 前記第2壁部材は導電材料から成る、請求項1乃至5のいずれかに記載の光電変換モジュール。
  7. 前記第2壁部材は前記配線導体と接触している、請求項6に記載の光電変換モジュール。
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