JP2016072158A - 電池用包装材料を巻き取るためのコア管 - Google Patents
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Abstract
重量の大きな電池用包装材料が巻き取られた場合にも、電池用包装材料の位置ずれが効果的に抑制されるコア管を提供する。
【解決手段】
少なくとも、基材層と、金属層と、シーラント層とがこの順に積層された積層フィルムからなる電池用包装材料を巻き取るための中空円柱形状のコア管であって、
前記コア管の熱膨張係数が2×10-5/℃以下である、コア管。
【選択図】なし
Description
項1. 少なくとも、基材層と、金属層と、シーラント層とがこの順に積層された積層フィルムからなる電池用包装材料を巻き取るための中空円柱形状のコア管であって、
前記コア管の熱膨張係数が2×10-5/℃以下である、コア管。
項2. 前記コア管に巻き取られる前記電池用包装材料の重量が、10Kg以上である、項1に記載のコア管。
項3. 前記コア管は、前記電池用包装材料が巻き取られた状態で、−10℃以下、または40℃以上の環境下に曝される、項1または2に記載のコア管。
項4. 前記コア管は、外径が70〜100mm、長さが30〜600mm、肉厚が3〜10mmである、項1〜3のいずれかに記載のコア管。
項5. 前記コア管が、ガラス繊維強化プラスチック及び紙の少なくとも一方により形成されている、項1〜4のいずれかに記載のコア管。
項6. 項1〜5のいずれかに記載のコア管に、少なくとも、基材層と、金属層と、シーラント層とがこの順に積層された積層フィルムからなる電池用包装材料が巻き取られてなる、電池用包装材料の巻取体。
項7. 前記電池用包装材料の重量が、10Kg以上である、項6に記載の巻取体。
本発明のコア管は、少なくとも、基材層と、金属層と、シーラント層とがこの順に積層された積層フィルムからなる電池用包装材料を巻き取るための中空円柱形状のコア管であって、コア管の熱膨張係数が2×10-5/℃以下であることを特徴とする。以下、図1〜6を参照しながら、本発明のコア管について詳述する。
本発明のコア管に巻き取られる電池用包装材料11は、例えば図4に示されるように、少なくとも、基材層1、金属層3、及びシーラント層4がこの順に積層された積層フィルムからなる。電池用包装材料を形成する積層フィルムは、コア管にロール状に巻き取られる。
[基材層1]
電池用包装材料において、基材層1は、電池を組み立てた時に、最外層に位置し、電池用包装材料の基材となる層である。基材層1を形成する素材については、絶縁性を備えるものであることを限度として特に制限されない。基材層1を形成する素材としては、例えば、ポリエステル、ポリアミド、エポキシ、アクリル、フッ素樹脂、ポリウレタン、珪素樹脂、フェノール、ポリエーテルイミド、ポリイミド、及びこれらの混合物や共重合物等が挙げられる。
電池用包装材料において、接着層2は、基材層1と金属層3との接着強度を高めることを目的として、必要に応じて設けられる層である。
電池用包装材料において、金属層3は、電池用包装材料の強度向上の他、電池内部に水蒸気、酸素、光などが侵入することを防止するためのバリア層として機能する層である。金属層3を構成する金属としては、具体的には、アルミニウム、ステンレス、チタンなどが挙げられ、好ましくはアルミニウムが挙げられる。金属層3は、金属箔や金属蒸着などにより形成することができ、金属箔により形成することが好ましく、アルミニウム箔により形成することがさらに好ましい。電池用包装材料の製造時に、金属層3にしわやピンホールが発生することを防止する観点からは、例えば、焼きなまし処理済みのアルミニウム(JIS A8021P−O、JIS A8079P−O)など軟質アルミニウム箔により形成することがより好ましい。
電池用包装材料においては、金属層3とシーラント層4を強固に接着させることなどを目的として、金属層3とシーラント層4との間に接着層5をさらに設けてもよい。
電池用包装材料において、シーラント層4は、電池を組み立てた時に、電池用包装材料の最内層を構成する層である。電池の組み立て時に、シーラント層4の表面同士を互いに接触させ、接触した部分を熱溶着して電池素子を密封することができる。
本発明の電池用包装材料の巻取体20は、例えば図3に示されるように、前述の電池用包装材料11が本発明のコア管10の周囲に巻き取られることにより構成されている。本発明の電池用包装材料の巻取体20においては、電池用包装材料11の基材層1が内側(コア管側)になるように巻き取られていてもよいし、シーラント層4が内側になるように巻き取られていてもよい。
本発明の巻取体の製造方法は、上記の各層が積層された積層フィルムからなる電池用包装材料が本発明のコア管に巻き取られたものが得られる限り、特に制限されないが、例えば、以下の方法を例示することができる。
本発明の電池用包装材料の巻取体は、電池用包装材料を巻き出し、適当な大きさにカットすることにより、正極、負極、電解質などの電池素子を密封して収容するための包装体として使用される。すなわち、当該巻取体から巻き出された電池用包装材料は、電池素子の形状に合わせて変形され、電池素子を収容する包装体とすることができる。
[電池用包装材料の製造]
延伸ナイロンフィルム(厚さ15μm)からなる基材層1の上に、アルミニウム箔(厚さ40μm)からなる金属層3をドライラミネーション法により積層させた。具体的には、アルミニウム箔の一方面に、2液型ウレタン接着剤(ポリオール化合物と芳香族イソシアネート系化合物)を塗布し、金属層3上に接着層2(厚さ3μm)を形成した。次いで、金属層3上の接着層2と基材層1を加圧加熱貼合した後、40℃で24時間のエージング処理を実施することにより、基材層1/接着層2/金属層3の積層体を調製した。次いで、前記積層体の金属層3側にシーラント層4を形成する樹脂成分(酸変性ポリプロピレン樹脂とプロピレン樹脂の混合樹脂)を溶融状態(250℃)で押し出しすることにより、金属層3上にシーラント層4(厚さ80μm)を積層させた。斯して、基材層1/接着層2/金属層3/シーラント層4が順に積層された積層フィルム(厚さ153μm、幅266mm、長さ600m)からなる帯状の電池用包装材料を得た。なお、基材層1を形成するPETとナイロンの積層体は、PETフィルム(厚さ12μm)とナイロンフィルムとを接着層2を形成する接着剤で接着したものである。
室温(25℃)、相対湿度50%の環境下において、市販のフィルム巻取機に、それぞれ表1に記載の材料により形成されたコア管(外径90.3mm、肉厚7.5mm、長さ266mm)をセットし、シーラント層がコア管側になるようして、上記で得られた電池用包装材料を一定張力で巻き取り、巻取体を得た。コア管に巻き取った電池用包装材料の重量は、それぞれ10〜40kg、肉厚は100〜350mmとした。各コア管の熱膨張係数などの詳細は、それぞれ以下の通りである。また、熱膨張係数は、前述の測定方法により測定した値である。
・クリーン紙管:高密度防塵紙、熱膨張係数1×10-5/℃
・ガラス繊維強化プラスチック管(FRP):ガラス繊維とポリエステル樹脂の複合体、熱膨張係数2×10-5/℃
・ポリエチレン管:高密度ポリエチレン(HDPE)、熱膨張係数13×10-5/℃
・ABS管:スチレン・ブタジエン・アクリロニトリル共重合体、熱膨張係数13×10-5/℃
得られた巻取体を、そのまま室温(25℃)、相対湿度50%の環境下で1日保管したものと、−10℃、相対湿度50%の環境下で1日保管したものを用意した。次に、巻取体を、それぞれ、図5に示されるようにして、コア管10のみを台30に載置し、電池用包装材料11のみの上から表1に記載の荷重を加えて、電池用包装材料11の位置ずれの有無を確認した。荷重を加えることによっても電池用包装材料11の位置がずれなかった場合を○、ずれた場合を×と評価した。25℃と−10℃の環境下における結果をそれぞれ表1及び表2に示す。
2…接着層
3…金属層
4…シーラント層
5…接着層
10…コア管
11…電池用包装材料
20…巻取体
30…台
Claims (7)
- 少なくとも、基材層と、金属層と、シーラント層とがこの順に積層された積層フィルムからなる電池用包装材料を巻き取るための中空円柱形状のコア管であって、
前記コア管の熱膨張係数が2×10-5/℃以下である、コア管。 - 前記コア管に巻き取られる前記電池用包装材料の重量が、10Kg以上である、請求項1に記載のコア管。
- 前記コア管は、前記電池用包装材料が巻き取られた状態で、−10℃以下、または40℃以上の環境下に曝される、請求項1または2に記載のコア管。
- 前記コア管は、外径が70〜100mm、長さが30〜600mm、肉厚が3〜10mmである、請求項1〜3のいずれかに記載のコア管。
- 前記コア管が、ガラス繊維強化プラスチック及び紙の少なくとも一方により形成されている、請求項1〜4のいずれかに記載のコア管。
- 請求項1〜5のいずれかに記載のコア管に、少なくとも、基材層と、金属層と、シーラント層とがこの順に積層された積層フィルムからなる電池用包装材料が巻き取られてなる、電池用包装材料の巻取体。
- 前記電池用包装材料の重量が、10Kg以上である、請求項6に記載の巻取体。
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JP2021068618A (ja) * | 2019-10-24 | 2021-04-30 | 積水化学工業株式会社 | コア、ロール状製品、ロール状製品引抜システム、およびロール状製品の引抜方法 |
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