JP2016071844A - 電子書籍データ生成装置及び電子書籍データ生成方法 - Google Patents

電子書籍データ生成装置及び電子書籍データ生成方法 Download PDF

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Abstract

【課題】一つの電子書籍を複数の電子書籍データに分解すると共にその分解された電子書籍データの中から選択した複数の電子書籍データを結合して、精度の高い新たな電子書籍データを簡単且つ効率的に生成することができる電子書籍データ生成装置及び電子書籍データ生成方法を提供する。【解決手段】分冊時及び合冊時に、起点配置側から始まっていない場合、及び、左右一対になっていない箇所が存在する場合、該当箇所にダミーページを挿入する。EPUB1、EPUB2、EPUB3の3つの電子書籍データ(合冊元の電子書籍データ)を合冊する場合、表紙補正として、それぞれの各表紙と対になる箇所にダミーページ(dmy1)を挿入し、それぞれの表紙は必ずダミーページと対になる。また、EPUB1については、最終ページL3が左右一対になっていないので、最終ページ補正として、L3の対となる右側箇所にはダミーページ(dmy2)を挿入する。【選択図】図7

Description

本発明は、情報端末で閲覧可能な電子書籍データを生成する電子書籍データ生成装置及び電子書籍データ生成方法に関する。
従来から、紙媒体によって供給されていた書籍又は雑誌等の印刷物を電子データ化して、電子書籍ビューワ(電子書籍を閲覧するための専用端末や電子書籍データを表示する専用ソフトウェア)により閲覧できるようにした電子書籍が存在する。
このような電子書籍には、例えば、複数の本や雑誌に含まれる記事を記事ごとにバラバラに電子化し、著作者とは別人である制作者が、その電子化した記事の中から任意に横断的に収集分類して独自の電子書棚を作成する技術も開示されている(特許文献1)。
特開2014−120147号公報
しかしながら、特許文献1では、ユーザが複数の記事をまとめて、単一の電子書籍データとして利用する際には、その新たな電子書籍データの生成が面倒であり、また、開き方向、大きさ、縦横比率等がそれぞれ異なる様々な記事を一つの新たな電子書籍データとしてまとめるにあたっては、見栄え良くレイアウトすることが難しいという問題があった。特に、見開きの2ページで一つの内容を構成している場合では、デザインが崩れたり、一つの画面上でその見開きページを見ることができなかったりと、見開きを保持することができないという問題があった。
本発明は、上記の課題に鑑みてなされたものであり、本発明の目的は、一つの電子書籍を複数の電子書籍データに分解すると共にその分解された電子書籍データの中から選択した複数の電子書籍データを結合して、精度の高い新たな電子書籍データを簡単且つ効率的に生成することができる電子書籍データ生成装置及び電子書籍データ生成方法を提供することにある。
前記課題は、本発明の電子書籍データ生成装置によれば、少なくとも演算部と記憶部とを有するコンピュータによって構成され、通信回線を介して接続した情報端末による閲覧可能な電子書籍データを生成する電子書籍データ生成装置であって、前記記憶部は、書籍又は雑誌を電子データ化したテキスト情報又は画像情報と、該テキスト情報又は画像情報の内容を識別するメタ情報とを含む電子書籍データを記憶し、前記電子書籍データ生成装置は、前記電子書籍データを前記メタ情報にしたがって所定単位のコンテンツごとに分解する分解手段と、前記分解手段により分解したコンテンツと他のコンテンツとを組み合わせて新たな電子書籍データを作成する結合手段と、を備えたことにより解決される。
また、本発明の電子書籍データ生成方法によれば、少なくとも演算部と記憶部とを有するコンピュータが通信回線を介して接続した情報端末による閲覧可能な電子書籍データを生成する電子書籍データ生成方法であって、前記コンピュータが、書籍又は雑誌を電子データ化したテキスト情報又は画像情報と、該テキスト情報又は画像情報の内容を識別するメタ情報とを含む電子書籍データを前記記憶部に記憶する記憶工程と、前記電子書籍データを前記メタ情報にしたがって所定単位のコンテンツごとに分解する分解工程と、分解したコンテンツと他のコンテンツとを組み合わせて新たな電子書籍データを作成する結合工程と、を行うことにより解決される。
これにより、例えば、一冊の書籍や雑誌等から成る一つの電子書籍を、テーマや特集等に沿って任意に分解したページごとに複数の電子書籍データ(コンテンツ)として提供することが可能となるので、ユーザは、元の電子書籍を丸々一冊購入する必要がなくなり、その電子書籍の中の必要なコンテンツのみを選択してリーズナブルに購入することができる。また、ユーザは、種々の電子書籍の中からそれぞれ必要なコンテンツのみを選択し、それらの複数のコンテンツ同士を自由に組み合わせて一つにまとめることにより、新たにオリジナルの電子書籍データを簡単に生成することができる。このように、ユーザは、複数のコンテンツをまとめた単一の電子書籍データを生成することにより、コンテンツごとに複数の電子書籍データ間を行き来するような手間もなく、一つの電子書籍として楽しむことができる。
また、本発明の電子書籍データ生成装置によれば、前記分解手段は、前記電子書籍データのページ開き方向ごとに左右いずれかのページを起点ページとして設定し、前記コンテンツの最初のページが前記起点ページ側にないときに、前記起点ページ側にダミーページを挿入すること、により解決される。また、前記分解手段は、前記コンテンツの連続するページにより構成される見開きページが左右一対になっていないときに、左右いずれかのページ側にダミーページを挿入すること、により解決される。
また、本発明の電子書籍データ生成方法によれば、前記分解工程は、前記電子書籍データのページ開き方向ごとに左右いずれかのページを起点ページとして設定し、前記コンテンツの最初のページが前記起点ページ側にないときに、前記起点ページ側にダミーページを挿入すること、により解決される。また、前記分解工程は、前記コンテンツの連続するページにより構成される見開きページが左右一対になっていないときに、左右いずれかのページ側にダミーページを挿入すること、により解決される。
このように、起点となる配置から順序良く左右一対になっているか否かを確認して、左右一対になっていない箇所にダミーページを挿入することにより、電子書籍を分解した後であっても、コンテンツごとに見開きページを保持することができる。そのため、例えば、写真が2ページにまたがる場合等、見開きの2ページで一つの内容を構成している場合であっても、紙媒体の場合と同様、デザインが崩れることなく、一つの画面上でその見開きページを閲覧することができる。
また、本発明の電子書籍データ生成装置によれば、前記結合手段は、前記コンテンツ同士の結合箇所であって、前のコンテンツの末尾箇所又は後のコンテンツの先頭箇所にダミーページを挿入すること、により解決される。また、前記結合手段は、ページ開き方向が左右異なる前記コンテンツ同士を結合するときに、一方のコンテンツにおいて連続するページの順番を組み替えること、により解決される。また、前記結合手段は、ページの大きさ又は縦横比率が異なる前記コンテンツ同士を結合するときに、前記テキスト情報又は画像情報を拡大又は縮小してページ中央に配置すると共に、各ページの左右又は上下部分に余白を挿入して前記コンテンツ同士の大きさ及び縦横比率を統一すること、により解決される。
また、本発明の電子書籍データ生成方法によれば、前記結合工程は、前記コンテンツ同士の結合箇所であって、前のコンテンツの末尾箇所又は後のコンテンツの先頭箇所にダミーページを挿入すること、により解決される。また、前記結合工程は、ページ開き方向が左右異なる前記コンテンツ同士を結合するときに、一方のコンテンツにおいて連続するページの順番を組み替えること、により解決される。
また、前記結合工程は、ページの大きさ又は縦横比率が異なる前記コンテンツ同士を結合するときに、前記テキスト情報又は画像情報を拡大又は縮小してページ中央に配置すると共に、各ページの左右又は上下部分に余白を挿入して前記コンテンツ同士の大きさ及び縦横比率を統一すること、により解決される。
このように、複数のコンテンツを結合して新たな電子書籍データを生成する際、コンテンツとコンテンツの結合箇所(つなぎ目)にダミーページを挿入することにより、それぞれのコンテンツの最終ページが対になっていない場合や最初のページが対になっていない場合であっても、新たな電子書籍データ全体として見開きページを保持して見やすく表示できる。そのため、例えば、写真が2ページにまたがる場合等、見開きの2ページで一つの内容を構成している場合であっても、紙媒体の場合と同様、デザインが崩れることなく、一つの画面上でその見開きページを閲覧することができる。特に、ページの配置が無視されて間を詰めて各ページが表示される見開き未対応の電子書籍ビューワであっても、見開きを維持して閲覧することができるので、電子書籍ビューワの種類が不問となり、種々の電子書籍ビューワで閲覧することができるので、ユーザの利便性も向上する。
また、開き方向が混在するコンテンツ同士を結合する際に、例えば先頭のコンテンツの開き方向に合せて、それと異なる開き方向のコンテンツのページの順番を降順に組み替えて結合することにより、元の電子書籍の開き方向に限定されず、開き方向が異なる種々のコンテンツを見やすく一つにまとめて新たな電子書籍データを生成することができる。
また、ページの大きさや縦横比率が異なるコンテンツ同士を結合する際に、テキストや画像等のコンテンツの内容を表示する部分について拡大又は縮小等の処理を施して中央に配置すると共に、左右又は上下部分に余白を挿入して縦横比率を調整することにより、元の電子書籍のサイズや縦横比率に限定されずに、サイズや縦横比が異なる種々のコンテンツ同士を見やすく一つにまとめて新たな電子書籍データを生成することができる。
本発明の電子書籍データ生成装置及び電子書籍データ生成方法によれば、一つの電子書籍を複数の電子書籍データに分解すると共にその分解された電子書籍データの中から選択した複数の電子書籍データを結合して、精度の高い新たな電子書籍データを簡単且つ効率的に生成することができる。
電子書籍データ生成システムの概略構成図である。 電子書籍データ生成装置のハードウェア構成を示すブロック図である。 電子書籍データ生成システムの機能の概要を示す図である。 ダミーページ挿入の一例を示す説明図である。 ダミーページ挿入の一例を示す説明図である。 ダミーページ挿入の一例を示す説明図である。 ダミーページ挿入の一例を示す説明図である。 ダミーページ挿入の一例を示す説明図である。 開き方向調整の一例を示す説明図である。 ページサイズ調整の一例を示す説明図である。 表紙設定の一例を示す説明図である。 入稿端末による入稿処理の流れを示すフローチャートである。 入稿端末による検証・分冊処理の詳細な流れを示すフローチャートである。 EPUBサーバによる入稿処理の流れを示すフローチャートである。 EPUBサーバによるDRM処理の流れを示すフローチャートである。 EPUBサーバによる合冊処理の流れを示すフローチャートである。 EPUBサーバによる合冊処理の流れを示すフローチャートである。 EPUBサーバによる検証・合冊処理の詳細な流れを示すフローチャートである。 電子書籍データ生成システムにおける画面遷移の一例を示す一覧図である。 電子書籍データ生成システムにおける表示画面の一例である。 電子書籍データ生成システムにおける表示画面の一例である。 電子書籍データ生成システムにおける表示画面の一例である。 電子書籍データ生成システムにおける表示画面の一例である。 電子書籍データ生成システムにおける表示画面の一例である。 電子書籍データ生成システムにおける表示画面の一例である。 電子書籍データ生成システムにおける表示画面の一例である。
以下、本発明の一実施形態(本実施形態)について図面を参照して説明する。
本実施形態は、一つの電子書籍を任意のコンテンツごとに分割してユーザに提供すると共に、種々の電子書籍から分割したコンテンツの中からユーザが選択した複数のコンテンツ同士を組み合わせて一つに結合することにより、ユーザ独自に新たに単一の電子書籍データを生成することができる電子書籍データ生成装置の発明に関するものである。
<本実施形態に係る電子書籍データ生成システムの構成>
まず、本実施形態に係る電子書籍データ生成装置(以下、本装置1)を含む電子書籍データ生成システムSの概略構成について説明する。
図1は、本装置1を含む電子書籍データ生成システムSの概略構成図である。図2は、本装置1のハードウェア構成を示した図である。
図1に示すように、本実施形態の電子書籍データ生成システムSは、入稿者(管理者)が操作する入稿端末2を含む本装置1と、ユーザが所持する情報端末3とがインターネットや3G、4G等の通信ネットワークNを介して通信可能に接続されることにより構成される。本装置1、入稿端末2及び情報端末3には、データの送受信を可能にするためのデータ送信部及び受信部がそれぞれ備えられており、互いにデータの送受信が可能となっている。
入稿端末2としては、汎用のPC等が利用可能であり、少なくとも電子書籍データをコンテンツごとに分解するツール(分解手段として機能するソフトウェア)と、電子書籍データを電子書籍データベース13に送信するツールとを実装している。また、入稿端末2のハードディスクドライブには、少なくとも入稿待ちの電子書籍データを保存しておくための入稿フォルダを備えている。
なお、本実施形態では、入稿端末2側にて電子書籍データの分解処理を行っているが、入稿端末2を本装置1の外部に置き、後述するEPUBサーバ11にて入稿端末2により入稿された電子書籍データの分解処理を行うこととしてもよい。
情報端末3は、少なくともデータ通信が可能であり、受信した電子書籍データを表示できるものであれば特に限定されるものではなく、電子書籍を閲覧するための専用端末の他、スマートフォン、タブレット端末及びPC等の各種デバイスが利用可能である。また、ユーザは、情報端末3を操作して電子書籍データの結合処理を本装置1に対して指示するため、そのための操作性に優れているものであればより好ましい。
本装置1は、入稿端末2の他、EPUBサーバ11、WEBサーバ12、電子書籍データベース(電子書籍DB)13、キューデータベース(キューDB)14、ユーザデータベース(ユーザDB)15、データベースサーバ16、Emailサーバ17とから構成され、本実施形態においては、クラウド上で複数のサーバ及びデータベースがその役割を分担している。
EPUBサーバ11は、ユーザが選択した電子書籍データ同士を結合する処理(結合手段)や、電子書籍データに対してソーシャルDRM処理等を行うサーバコンピュータである。なお、DRM処理とはデジタル著作権管理処理のことであり、本実施形態では、分冊後の電子書籍データ及び合冊後の電子書籍データの双方について、電子書籍を購入したユーザ個人を識別できる情報を埋め込むことにより行う。
WEBサーバ12は、情報端末3とHTTPによる通信を行い、通信ネットワークNを介して、情報端末3に対してHTMLや電子書籍データ等のオブジェクトの表示を提供するサービスプログラムが動作するサーバコンピュータである。
電子書籍データベース13は、いわゆるオンラインストレージであり、入稿端末2からアップロード(入稿)された電子書籍データを保存しておくためのデータベースである。換言すれば、クラウド上にある電子書籍プラットフォームの書庫の役割を担うものである。電子書籍データベース13には、EPUBフォルダを備えており、アップロードされた電子書籍データはそのEPUBフォルダに保存される。
キューデータベース14は、いわゆるメッセージキューであり、次の処理段階に移るのを待っているメッセージが一時的に保持されているデータベースである。
ユーザデータベース15は、いわゆるオンラインストレージであり、ユーザが購入した電子書籍データやユーザが自身で生成したオリジナルの電子書籍データを、ユーザごとに保存しておくためのデータベースである。換言すれば、クラウド上にある各ユーザ専用の本棚の役割を担うものである。
データベースサーバ16は、ユーザデータベース15を管理するデータベース管理システムが稼動しているサーバコンピュータである。
Emailサーバ17は、通信ネットワークNを介して、情報端末3や入稿端末2に対して電子メールを配送するためのサーバコンピュータである。
ここで、電子書籍データとは、書籍又は雑誌等を電子データ化したものであり、デジタルなテキスト情報や画像情報へ変換した電子ファイル(EPUB)である。電子書籍データとしては、電子書籍一冊全てのページのデータであってもよいし、テーマ等に沿ってコンテンツごとに分割した電子書籍の一部ページのデータであってもよい。
電子書籍データには、種々のフォーマット形式があるが、本実施形態では、例えばマルチデバイスに対応可能なEPUBファイルを利用している。EPUB形式の電子書籍データのファイル構造は、XHTML形式の情報内容が、指定の形でZIPによって圧縮された後、ファイル拡張子が「.epub」に変更されたものである。そのZIPコンテナの中には、EPUBのメディアタイプを記述した必須ファイルである「mimetype」の他、テキストや画像を示すファイル、出版物を構成するファイル情報や読み順に関する情報を定義したファイルや各種メタデータ等が含まれている。
また、電子書籍は、そのレイアウト形式により、固定レイアウト型とリフロー型とに分類されるが、本実施形態では、レイアウト(配置やデザイン)が維持されて崩れないタイプの固定レイアウト型の電子書籍である。固定レイアウト型の電子書籍では、レイアウトを固定して、ページ全体を文字、写真、絵等を全て含めて1枚の画像として表示するので、絵や写真等が豊富に使用されている表現力豊かなページ構成がなされている旅行情報誌等には特に好ましい。
なお、本実施形態において、以降、電子書籍データとEPUBとは同義とし、特に指定がない限り、電子書籍データと記した場合はEPUBを示すものとする。
また、図2に示すように、本装置1(例えば、EPUBサーバ11)のハードウェア構成は、制御やデータの計算・加工を行う演算部としてのCPU11a、読み出し専用の記憶装置としてのROM11b、メインメモリ(主記憶装置)としてのRAM11c、外部通信網を通じて情報端末3等の通信可能な機器とデータの送受信を行う通信用インターフェース(図2中、通信用I/Fと表記)11d、補助記憶装置としてのハードディスクドライブ11e(図2中、HDDと表記)、入力装置11f、及び、出力装置11gを構成要素として有する。なお、入稿端末2、WEBサーバ12、電子書籍データベース13、キューデータベース14、ユーザデータベース15、データベースサーバ16、Emailサーバ17も同様のハードウェア構成である。
本装置1には、各種プログラムが予めインストールされており、これらのプログラムがCPUによって読み出されて実行されることにより、電子書籍データ生成装置としての機能が発揮される。
なお、本装置1の機能は、本装置1を管理運営する電子書籍配信プラットフォーム事業者や電子書籍ストア事業者等と、電子書籍を入手したい需要者等のユーザとによって享受されることになるが、当該機能の利用者への提供方式としては、例えば、クラウドサービスやASP等の方式で利用可能である。
<本実施形態に係る電子書籍データ装置の機能>
本装置1は、上記構成により、一冊の書籍や雑誌等から成る一つの電子書籍をコンテンツごとに複数の電子書籍データに分解(分冊)して、各コンテンツに分解された電子書籍データの中から選択した複数の電子書籍データを単一の新たな電子書籍データとして結合(合冊)する処理、及びこれに付随する処理を実行する機能を備え、換言すると、当該機能を担う部分を有している。
図3は、電子書籍データ生成システムSの機能の概要を示す図である。具体的には、本装置1は、この図3に示すように、「EPUB−A」、「EPUB−B」、「EPUB−C」、「EPUB−D」等の複数の電子書籍データを結合することによって、単一の新たな電子書籍データである「EPUB−X」を生成する機能(まとめ機能)を有する。
なお、合冊元となる「EPUB−A」、「EPUB−B」、「EPUB−C」、「EPUB−D」等の各電子書籍データは、入稿端末2により一冊の電子書籍の中からテーマや特集等のコンテンツごとに分冊された電子書籍データであるが、そのまま元の一冊の電子書籍データであっても構わない。
これにより、例えば、複数の北海道を取り上げた雑誌や情報誌の中から札幌エリアのラーメン特集だけをまとめた電子書籍データ、複数の北海道情報誌の中から小樽部分だけをまとめた電子書籍データ等、種々の電子書籍の中からユーザが各自必要な情報を選択して、オリジナルの電子書籍データを生成することができ、ユーザは、それぞれ複数の電子書籍データの間を行き来することなく、一つの電子書籍として楽しむことができる。
特に、本実施形態では、分冊時及び合冊時に適宜ダミーページを挿入することに特徴を有する。
電子書籍データは、そのファイル内に含まれる読み順に関する情報を定義したファイル(.opf)によって見開き時のページ配置を指定しているが、電子書籍ビューワの中には、その見開き時のページ配置の指示に対応しているものと未対応のものが混在しているので、電子書籍ビューワの種類を問わず見開きを維持して表示するために、ダミーページが必要になる。
ダミーページとは、電子書籍データの見開き状態を保持することを目的として、ページ間又は結合したコンテンツ同士の間に挿入されるコンテンツファイルのことをいい、1対のXHTMLファイルとイメージファイルとにより構成されている。ダミーページは、以下のファイル命名規則で、ダミーページ用XHTMLとイメージファイルが作成される。例えば、分冊時には、XHTMLファイルとして「p−dmys001.xhtml(p−dmy+インデックス+.xhtml)」、イメージファイルとして「i−dmys001.jpg(i−dmys+インデックス+.jpg)」を作成する。合冊時には、XHTMLファイルとして「p−dmyb001.xhtml(p−dmy+インデックス+.xhtml)」、イメージファイルとして「i−dmyb001.jpg(i−dmys+インデックス+.jpg)」を作成する。なお、インデックスは、3桁0埋めとする。
図4、図5、図6は、電子書籍を分冊するときにダミーページを挿入する場合の一例を示す説明図である。
例えば、見開き時に図4(a)に示すように、「表紙、L1、L2・L3、L4・L5」と表示されることを期待して分割した電子書籍データにおいて、見開き未対応の電子書籍ビューワで表示した場合、従来の電子書籍データでは、図4(b)に示すように、「表紙、L1・L2、L3・L4、L5」と配置を無視されて間を詰めて表示される。そのため、L2・L3、L4・L5とでそれぞれ一つの見開きページを構成している場合、間が詰められることによって見開きページが崩れることになる。
一方、本実施形態では、図4(c)に示すように、分冊後の電子書籍データにおいて、ダミーページ(dmy1)を左右一対になっていないL1の片側に挿入することにより、配置を無視される電子書籍ビューワにおいても見開きを維持して表示することができる。なお、この例では、L1が右側のページとなるので、左側にダミーページを挿入しているが、左右反対であっても構わない。また、挿入するダミーページの数はいくつであっても構わない。
次に、ダミーページ挿入時において、本装置1にて実行される基本処理のルールについて説明する。
まず、電子書籍を分冊後、その電子書籍の開き方向を判別して、表紙を除く本文ページに対して、右開きの電子書籍の場合は右側のページ、左開きの電子書籍の場合は左側のページのように、起点となるページ(起点配置)を設定する。そして、本文ページがその起点配置から始まり、以降順序良く左右一対になっているか否かを確認する。起点配置側から始まっていない場合、及び、左右一対になっていない箇所が存在する場合、該当箇所にダミーページを挿入する。
例えば、分冊後の電子書籍データが左開きの場合、起点配置は左側となるが、図5(a)に示す電子書籍データは、1ページ目のL1が右側から始まっているため、L1と対となる左側箇所(起点ページ)にはダミーページ(dmy1)を挿入する。また、2ページ目のL2と3ページ目のL3とが左側、左側と左側のページが連続して左右一対になっていないため、L2と対となる右側箇所にはダミーページ(dmy2)を挿入する。なお、3ページ目と4ページ目のL3とL4は左右一対になっているので、ダミーページは挿入されずにそのままの構成となる。
一方、電子書籍データの最終ページが左右一対になっていない場合は、ダミーページを挿入しない。例えば、図5(b)に示す電子書籍データのように、最終ページのL5は左右一対になっていないが、電子書籍データの最終ページに該当するため、ダミーページは挿入せずにそのままの構成とする。
また、上記の通り、ダミーページ挿入時の基本処理のルールに沿ってダミーページが適宜挿入されるが、電子書籍を分冊した結果、その分冊時のページ指定方法により途中のページが抜けていたとしても、見開き状態を維持できる場合、すなわち、左右一対の関係になっている場合は、ダミーページは挿入しない。
例えば、図6(a)に示すような「表紙、L1・L2、L3・L4、L5・L6、L7・L8」とページが連続する分冊元の電子書籍(左開き)から、「表紙、L1、L2、L4、L5、L8」を指定して分冊する場合、図6(b)に示す分冊後の電子書籍データのように、L2とL4の配置が左側、左側と左側のページが連続して左右一対になっていため、L4と対になる右側箇所にはダミーページ(dmy1)が挿入されるが、L5とL8の間は途中のページ(L6、L7)が抜けているが、結局、L5とL8の配置が左右一対となっているため、ここにはダミーページは挿入せずにL8をそのまま詰めて表示する。
上記は電子書籍を分冊する際のダミーページの挿入について説明したが、以下、電子書籍データを合冊する際のダミーページの挿入について説明する。
電子書籍データを合冊する際も、基本的には、分冊時の基本処理のルールに沿って、ダミーページが挿入されることになるが、さらに、以下のような特徴的な処理ルールがある。
まず、原則として、合冊後の電子書籍データでは、分冊された各電子書籍データ(合冊元の電子書籍データ)の表紙が本文ページに組み込まれることになるので、合冊後の電子書籍データ全体で見開き状態を保つために、それぞれの各表紙と対になる箇所には必ずダミーページを挿入する(表紙補正)。ただし、合冊後の電子書籍データ全体の表紙として、合冊元の電子書籍データの表紙のいずれかを指定する場合は、その指定された表紙は本文ページから除外されることになるので、ダミーページを挿入する必要がなくなる。
また、合冊元の電子書籍データ単位で見開き時のビューポートサイズを保つために、合冊元の電子書籍データごとに最終ページが左右一対になっていない場合には、該当箇所にダミーページを挿入する(最終ページ補正)。すなわち、合冊時には、電子書籍データの最終ページが左右一対になっていない場合はダミーページを挿入しないという、分冊時に適用していた基本処理ルールが適用されない。ただし、全体の最後に組み込まれる合冊元の電子書籍データについては、その後に合冊される合冊元の電子書籍データについて考慮する必要がなくなるので、その最終ページが左右一対になっていない場合であってもダミーページは挿入されずにそのままの構成となる。
具体的な事例を以下に示す。図7、図8は、電子書籍を合冊するときにダミーページを挿入する場合の一例を示す説明図である。
例えば、図7に示すように、EPUB1「表紙、L1・L2、L3」、EPUB2「表紙、L1・L2、L3・L4」、EPUB3「表紙、L1・L2、L3」の3つの電子書籍データ(合冊元の電子書籍データ)を合冊する場合、ここでは、合冊後の電子書籍データについて表紙(TP表紙)を別途付けるため、合冊元の電子書籍データであるEPUB1、EPUB2、EPUB3のそれぞれの表紙が、合冊後の電子書籍データの本文ページに組み込まれることになる。そのため、上記の通り、表紙補正として、それぞれの各表紙と対になる箇所にダミーページ(dmy1)を挿入し、それぞれの表紙は必ずダミーページと対になる。また、EPUB1については、最終ページL3が左右一対になっていないので、最終ページ補正として、L3の対となる右側箇所にはダミーページ(dmy2)を挿入する。一方、EPUB3については、最後に合冊される電子書籍データであるので、最終ページが左右一対になっていない場合であってもダミーページは挿入せずにそのままの構成とする。
また、図8に示す例では、EPUB1「表紙、L1・L2、L3」、EPUB2「表紙、L1・L2、L3・L4」、EPUB3「表紙、L1・L2、L3」の3つの電子書籍データ(合冊元の電子書籍データ)を合冊するものであるが、ここでは、合冊後の電子書籍データの表紙として、全体の最初に合冊されるEPUB1の表紙(1−表紙)を指定している。そのため、そのEPUB1の表紙は本文ページに組み込まれずに除外されることになるので、EPUB1については表紙補正を実行しない。
なお、EPUB2とEPUB3の表紙については、図7と同様、それぞれの表紙と対になる左側箇所にダミーページ(dmy1)を挿入する。また、EPUB1については、最終ページL3が左右一対になっていないので、最終ページ補正として、L3の対となる右側箇所にはダミーページ(dmy2)を挿入する。一方、EPUB3については、最後に合冊される電子書籍データであるので、最終ページが左右一対になっていない場合であってもダミーページは挿入せずにそのままの構成とする。
また、本実施形態では、開き方向が混在する電子書籍データ同士を組み合わせる場合、開き方向を一方向に修正する処理を行う。
図9は、電子書籍データの合冊時にページの開き方向を調整する場合の一例を示す説明図である。
例えば、図9(a)のように、開き方向が全て同じ電子書籍データを合冊する場合は、そのままの順番通りに合冊する。このとき、見開き対応の電子書籍ビューワであれば、上段に示すように2ページずつ表示し、見開き未対応の電子書籍ビューワであれば、下段に示すように単ページ表示する。
一方、図9(b)のように、開き方向が混在する電子書籍データを合冊する場合は、開き方向は先頭の電子書籍データの開き方向(ここでは左開き)に依存し、その開き方向と異なる開き方向の電子書籍データについては、順序を入れ替えて合冊する。これにより、全体の開き方向が一方向になる。なお、順序を入れ替えたことにより見開きが崩れる場合は、単ページ表示のみの対応とする。
また、本実施形態では、ページの大きさや縦横比率が異なる電子書籍データ同士を組み合わせる場合、テキストや画像等のコンテンツの内容を表示する部分について拡大又は縮小等の処理を施して中央に配置すると共に、左右又は上下部分に余白を挿入して縦横比率を調整する処理を行う。
図10は、電子書籍データの合冊時にページサイズを調整する場合の一例を示す説明図である。
例えば、図10に示すように、EPUB−Aと、EPUB−Aより横比率が1/2倍のEPUB−Bと、EPUB−Aより横比率が2倍のEPUB−Cを合冊する場合、合冊後の電子書籍データの表紙については、そのテキスト又は画像を示す領域をページ中央に配置すると共に左右部分には余白を挿入することにより、合冊後の電子書籍データの表紙の幅は最大幅であるEPUB−Cの大きさに合せて調整する。
また、一部の電子書籍ビューワで閲覧する場合は、EPUB−A、EPUB−Bについても、表紙と同様、そのテキスト又は画像を示す領域(コンテンツ内容)をページ中央に配置すると共に左右部分には余白を挿入することにより、合冊後の電子書籍データの各ページの幅を最大幅であるEPUB−Cの大きさに合せて調整する。なお、このとき、ダミーページについても最大幅であるEPUB−Cの大きさに合せる。
また、本実施形態では、合冊した新たな電子書籍にオリジナルの表紙や名前(タイトル)の設定が可能である。
図11は、合冊した電子書籍についての表紙設定をする一例を示す説明図である。
例えば、表紙の一例として、以下の3パターンから全体の表紙を設定することができる。
一つは、図11(a)に示すように、合冊後の電子書籍データに含まれる個別の電子書籍データの表紙をそれぞれ本棚風デザインに並べて、合冊後の電子書籍データ全体の表紙にすることができる。このとき、合冊元となる電子書籍データが多数ある場合は、最初の1〜9冊目に設定した個別の電子書籍データの表紙が、左上からA〜C、D〜E、G〜H等のように最大9冊分まで順に並んで表示され、10冊目以降は表示されない。
また、図11(b)に示すように、合冊後の電子書籍データに含まれる個別の電子書籍データの表紙の中から任意の一つを選択して、合冊した電子書籍データ全体の表紙にすることができる。ここでは、例えば、「F」を選択している。
また、図11(c)に示すように、予め複数パターン用意されているオリジナルデザインの表紙から任意の一つを選択して、合冊後の電子書籍データ全体の表紙にすることができる。
<本実施形態に係る電子書籍データ生成方法>
次に、本実施形態に係る電子書籍データ生成方法について説明する。
本実施形態に係る電子書籍データ生成方法は、コンピュータとして機能する本装置1を用いることで実現され、換言すると、本装置1が実行する電子書籍データ生成処理では、本実施形態に係る電子書籍データ生成方法が適用されている。
以下、本実施形態に係る電子書籍データ生成方法の説明として、本装置1による処理の流れについて説明する。
上述したように、本装置1では、入稿端末2、EPUBサーバ11等、クラウド上で複数のサーバ及びデータベースがその役割を分担して各処理を実行しており、図12乃至図17は、その本装置1のCPUにより実行される電子書籍データ生成処理、すなわち、電子書籍の分冊、入稿、DRM処理、合冊までの一連の処理の流れをそれぞれ示すフローチャートである。
図12は、入稿端末2による入稿処理の流れを示すフローチャートである。図12に示す一連の処理は、入稿端末2のCPUによって実行される。
まず、入稿端末2の入稿フォルダ内に格納されている電子書籍データ(メタデータを含むEPUBファイル)を取得する(S101)。ここで取得する電子書籍データは、一冊の電子書籍の内容を全て含む電子書籍データである。
次に、その取得した電子書籍データの検証・分冊処理を実施する(S102)。この検証・分冊処理では、電子書籍データについて、見開き方向の確認、ダミーページの挿入、DRM処理、メタデータの紐付け等を行うが、この詳細については、図13にて後述する。
そして、検証・分冊処理を実施した電子書籍データを電子書籍データベース13にアップロード(入稿)し(S103)、キューデータベース14に対してキュー(入稿処理要求メッセージ)を登録して(S104)、入稿端末2での入稿処理を終了する。
図13は、入稿端末2による入稿処理の中の一つの処理として実行される検証・分冊処理の詳細な流れを示すフローチャートである。この検証・分冊処理は、入稿端末2のCPUによって実行される。
まず、入稿フォルダから取り出した分冊元となる電子書籍データをテーマや地域等で分類したコンテンツごとに分解する(S201)。
次に、分解後の電子書籍データの開き方向を確認して、起点ページ(起点配置)を設定する(S202)。例えば、この起点ページは、右開きの場合は右側、左開きの場合は左側とする。
そして、分解後の電子書籍データの最初のページはその起点ページから開始しているか否か判断し(S203)、起点ページから開始していない場合(S203:NO)、その起点ページにダミーページを挿入する(S204)。
さらに、起点ページにダミーページを挿入した後又は起点ページから開始している場合(S203:YES)、分解後の電子書籍データがそれぞれ順序良く左右一対になっているか否か判断し(S205)、見開きページが左右一対になっていない場合(S205:NO)、左右一対になっていない空きページ側の該当箇所にダミーページを挿入する(S206)。
そして、ダミーページを挿入した後又は見開きページが左右一対になっている場合(S205:YES)、分解後の電子書籍データを入稿フォルダに記憶して(S207)、検証・分冊処理を終了する。
図14は、EPUBサーバ11による入稿処理の流れを示すフローチャートである。図14に示す一連の処理は、EPUBサーバ11のCPU11aによって実行される。
まず、キューデータベース14からキュー(入稿処理要求メッセージ)を取得し(S301)、そのキューがあるか否か判断する(S302)。このとき、キューがない場合(S302:NO)は1分後に再度キューチェックを行う(S305)。
一方、キューがある場合(S302:YES)、すなわち、入稿端末2より入稿処理要求メッセージを受信している場合は、電子書籍データベース13に記憶されている該当する電子書籍データのメタデータを取得して(S303)、そのメタデータの読み込みを実行する(S304)。
そして、読み込んだメタデータの処理方法を判断し(S306)、処理方法が「新規・更新」の場合は、電子書籍データベース13から電子書籍データを取得し(S307)、表紙画像・立ち読み画像・プレビュー画像をそれぞれ作成し(S308)、それらの作成した表紙画像・立ち読み画像・プレビュー画像を電子書籍データベース13に格納する(S309)。そして、電子書籍データベース13のepubフォルダに対象の電子書籍データを移動し(S310)、その電子書籍データのメタデータ情報をWEBサーバ12へ送信する(S311)。
一方、読み込んだメタデータの処理方法が「削除」の場合は、電子書籍データベース13から該当する電子書籍データを削除したうえで(S312)、それらの表紙画像・立ち読み画像・プレビュー画像を電子書籍データベース13から削除する(S313)。
そして、上記一連の処理の後、入稿端末2には処理が完了した旨の通知メールを送信し(S314)、キューデータベース14から当該キューを削除して(S315)、EPUBサーバ11による入稿処理を終了する。
図15は、EPUBサーバ11におけるDRM処理の流れを示すフローチャートである。図15に示す一連の処理は、EPUBサーバ11のCPU11aによって実行される。
まず、キューデータベース14からキュー(EPUB生成要求メッセージ)を取得し(S401)、そのキューがあるか否か判断する(S402)。このとき、キューがない場合(S402:NO)は10秒後に再度キューチェックを行う(S404)。
一方、キューがある場合(S402:YES)、すなわち、EPUB生成要求メッセージを受信している場合は、電子書籍データベース13に記憶されている該当する電子書籍データに関するメタデータ等のデータを取得し(S403)、電子書籍データベース13から対象の電子書籍データを取得する(S405)。
そして、その電子書籍データにその電子書籍を購入したユーザのメールアドレスを挿入することにより、DRM処理を行う。具体的には、EPUBのXHTMLに暗号化したユーザのメールアドレスを挿入し(S406)、EPUBの最終ページにDRMページを追加挿入し(S407)、EPUBのOPFファイルにユーザのメールアドレスを挿入する(S408)。
また、マイページ用表紙画像を作成し(S409)、その作成したマイページ用表紙画像を電子書籍データベース13に格納し(S410)、ソーシャルDRM処理を行った電子書籍データを電子書籍データベース13に格納する(S411)。
そして、上記一連の処理の後、WEBサーバ12にソーシャルDRM処理が完了した旨を通知し(S412)、キューデータベース14から当該キューを削除して(S413)、EPUBサーバ11におけるDRM処理を終了する。
なお、ここでは、分冊後の電子書籍データ(合冊前の電子書籍データ)に対してDRM処理を行う例について説明したが、合冊後の電子書籍データに対しても、同様にDRM処理を行う。
図16は、EPUBサーバ11における合冊処理の流れを示すフローチャートである。図16に示す一連の処理は、EPUBサーバ11のCPU11aによって実行される。
まず、キューデータベース14からキュー(合冊EPUB要求メッセージ)を取得し(S501)、そのキューがあるか否か判断する(S502)。このとき、キューがない場合(S502:NO)は10秒後に再度キューチェックを行う(S504)。
一方、キューがある場合(S502:YES)、すなわち、合冊EPUB生成要求メッセージを受信している場合は、電子書籍データベース13に記憶されている該当する電子書籍データに関するメタデータ等のデータを取得し(S503)、電子書籍データベース13から合冊対象の電子書籍データを取得する(S505)。
次に、合冊元のコンテンツごとの電子書籍データから合冊先の新たな電子書籍データへEPUBファイルをコピーし(S506)、EPUBのXHTMLに暗号化したユーザのメールアドレスを挿入し(S507)、電子書籍データの検証・合冊処理を実施する(S508)。この検証・合冊処理では、電子書籍データについて、見開き方向の確認、ダミーページの挿入、ページ順番の組み替え、大きさや縦横比率の調整等を行うが、この詳細については、図17にて後述する。
そして、検証・合冊処理を実施した後、合冊対象となる全ての合冊元の電子書籍データからコピーが完了したか否かを判断し(S509)、全てのコピーが完了していない場合(S509:NO)は、上記S506の処理から再び繰り返す。
一方、全てのコピーが完了すると(S509:YES)、合冊後の電子書籍データの表紙種別について判断する(S510)。
上述の図11(b)のように合冊元電子書データの表紙から選択する場合は、合冊元電子書籍データから選択された表紙画像とXHTMLを取得し(S511)、上述の図11(c)のようにテンプレートから選択する場合は、EPUBサーバ11から表紙画像とXHTMLを取得し(S512)、各電子書籍データの表紙を複数まとめて表紙とする場合は、EPUBサーバ11から表紙用画像とXHTMLを取得し(S513)、合冊元の電子書籍データの表紙画像をまとめて、上述の図11(a)に示すような本棚風の合冊後の電子書籍データの表示用画像を作成する(S514)。
次に、合冊後の電子書籍データにEPUBファイルに含まれるそれぞれのファイルを挿入する。具体的には、DRMページを挿入し(S515)、mimetypeファイルを挿入し(S516)、DRM月のOPFファイルを挿入し(S517)、ナビゲーションファイルを挿入し(S518)、TOCファイルを挿入する(S519)。そして、マイページ用表紙画像を作成し(S520)、その作成したマイページ用表示画像を電子書籍データベース13へ格納し(S521)、合冊後の電子書籍データを電子書籍データベース13に格納する(S522)。
そして、上記一連の処理の後、WEBサーバ12に合冊EPUB生成処理が終了した旨を通知し(S523)、キューデータベース14から当該キューを削除して(S524)、EPUBサーバ11における合冊処理を終了する。
図17は、EPUBサーバ11における合冊処理の中の一つの処理として実行される検証・合冊処理の詳細な流れを示すフローチャートである。この検証・合冊処理は、EPUBサーバ11のCPU11aによって実行される。
まず、電子書籍データベースから取り出した合冊元となる電子書籍データを結合する(S601)。
次に、合冊後の電子書籍データの見開き状態を確認して、合冊元の電子書籍データの見開きページがそれぞれ維持されているか否かを判断する(S602)。なお、このとき、あわせて合冊元のそれぞれの電子書籍データの表紙が合冊後の電子書籍データの本文の中に組み込まれているか否かについても判断する。見開きページが維持されていない場合(S602:NO)、合冊元の電子書籍データ同士の結合箇所(つなぎ目)にいわゆる表紙補正としてダミーページを挿入する(S603)。
ダミーページを挿入して見開きページの表示を補正した後又はそもそも見開きページが維持されている場合(S602:YES)、次に、合冊元の電子書籍データの開き方向を確認して、それぞれの開き方向が同じか否か判断する(S604)。開き方向が異なる場合(S604:NO)、先頭に配置した合冊元の電子書籍データと開き方向が異なる合冊元の電子書籍データのページの順番を降順に組み替えて全体として開き方向を統一する(S605)。
ページの順番を組み替えて全体の開き方向を統一した後又はそもそも合冊前の電子書籍データの開き方向が全て同じ場合(S604:YES)、次に、合冊元の電子書籍データの縦横比率が同じか否か判断する(S606)。それぞれの合冊前の電子書籍データの縦横比率が同じではない場合(S606:NO)、テキストや画像等のコンテンツの内容を表示するページを中央に配置してその左右部分に余白を挿入する(S607)。
そして、縦横比率を調整した後又は縦横比率が同じ場合(S606:YES)、合冊後の電子書籍データを電子書籍データベース13に記憶して(S608)、検証・合冊処理を終了する。
<本実施形態に係る電子書籍データ生成画面>
次に、本実施形態に係る電子書籍データ生成方法について、情報端末3に表示されるユーザインターフェースである画面の遷移をもとに説明する。
図18は、電子書籍データ生成システムSにおける画面遷移の一例を示す一覧図である。
例えば、トップページから遷移する「書誌コンテンツ」の中には、各ジャンルや各エリアに紐づく電子書籍(書誌)の一覧を表示する「ジャンル別書誌一覧」、「エリア別書誌一覧」(不図示)、各出版社に紐づく電子書籍の一覧を表示する「出版社別一覧」(不図示)、エリアやジャンルの絞り込み検索条件を指定できる「エリア・ジャンル一覧」、その検索キーワードに基づいて電子書籍の検索結果を表示する「検索結果一覧」、季節の特集やキャンペーン等の一覧を表示する「特集ページ」に紐づく「特集一覧」、過去のお知らせ情報を一覧で表示する「お知らせ一覧」等が含まれる。また、「ジャンル別書誌一覧」や「特集ページ」に紐づいて、各電子書籍の詳細を表示する「書誌詳細」や、サンプルページを表示する「立ち読みViewer」等も存在する。
さらに、「ログイン画面」、「会員登録画面」、「パスワードリセット画面」、情報修正や退会処理を行うための「会員機能画面(マイページ)」、電子書籍を購入する「カート」や「カード情報入力」を含む「購入フロー」等により構成されている。
次に、ユーザ操作する情報端末3に表示される具体的な画面の一例を挙げて、ユーザ視点における購入した電子書籍の合冊(電子書籍データの生成方法)について説明する。
図19乃至図25は、本実施形態における電子書籍データ生成システムSにおいて情報端末3に表示される画面の一例である。
図19は、トップページ画面の一例である。
トップページ画面には、例えば、エリア、ジャンル、出版社等のカテゴリが表示されており、注目のタイトルを表示する「PICKUP」欄、特集・キャンペーンを表示する「FEATURE」欄、新着のタイトルを表示する「NEW ARRIVAL」欄、おすすめのタイトルを表示する「RECOMMEND」欄等から構成されている。また、ユーザの閲覧履歴や検索履歴から、ユーザごとに最近チェックしたものやおすすめの電子書籍を表示する。
それぞれの欄には、該当する種々の電子書籍について、表紙のサムネイル、タイトル、値段等が表示されている。また、「FEATURE」欄では、旅行記者や著名人などによる特集記事等も掲載されており、新しい旅行のスタイルや旅行の楽しみ方が提案されている。
なお、ここで表示される電子書籍は、コンテンツごとに分冊したものであってもよいし、一冊丸ごとであってもよい。
図20は、ユーザのマイページに紐づけられている購入履歴画面の一例である。
購入履歴画面では、ユーザが購入した電子書籍の表紙のサムネイル、タイトル、値段、購入日時等が表示されている。例えば、このユーザの場合、「沖縄本島西海岸リゾートエリアガイド・・・#007」「沖縄料理・・・#003」「那覇・首里エリアガイド・・・#001」の3冊の電子書籍を購入している。なお、これらの電子書籍は、新しく購入した順、古く購入した順等に適宜並べ替えることができる。
図21は、ユーザのマイページに紐づけられている本棚画面の一例である。
本棚画面では、ユーザが購入済みの電子書籍を表紙のサムネイルと共に陳列表示し、「ダウンロード」ボタンをクリック(タップ)することにより、該当する電子書籍を情報端末3にダウンロードすることができる。なお、これらの電子書籍は、新着順、50音順等に適宜並べ替えることができる。
また、右上に配置された「まとめ書誌作成」ボタンをクリックすると、複数の電子書籍を一冊の新たな電子書籍に合冊する画面(図22)に遷移する。
図22は、「まとめ書誌作成」ボタンをクリックして遷移したまとめ画面の一例である。
いわゆるまとめ機能では、(1)合冊する電子書籍の選択、(2)合冊後の新たな電子書籍の表紙の選択、(3)合冊後の電子書籍のタイトルの決定と、大別して3つの段階を経るが、この図22は、第1段階の画面である。
このまとめ画面では、ユーザが購入済みの電子書籍の表紙のサムネイル、タイトル、開き方向、ページ数が表示されている。表示されている電子書籍は本棚画面に表示されるものと同じであるが、ここではそれらの電子書籍をより便利に合冊するための項目があわせて表示されている。例えば、「沖縄本島西海岸リゾートエリアガイド・・・#007」は右開き、28ページ、「沖縄料理・・・#003」は右開き、12ページ、「那覇・首里エリアガイド・・・#001」は左開き、31ページと表示されており、これにより、ユーザは合冊しようとする各電子書籍の開き方向やページ数等を確認することによって、合冊後の新たな電子書籍についてイメージすることができる。
そして、電子書籍ごとに「選択」ボタンをクリックすることにより、合冊対象となる電子書籍を選択する。このとき、例えば、「選択」ボタンをクリックする順番等により、電子書籍の順番もユーザが任意に設定することができる。
図23は、合冊後の新たな電子書籍の表紙を選択する画面の一例である。この図23は、上記3つの段階のうち、第2段階の画面である。
この表紙選択画面では、選択した電子書籍の表紙を使用する「選択したタイトルの表紙から選ぶ」方法と、別途予め用意されている表紙から選択する「オリジナルの表紙から選ぶ」方法とがある。また、「選択したタイトルの表紙を選ぶ」には、複数の電子書籍の表紙を本棚風に並べた画像を新たな表紙とする方法と、各電子書籍の表紙の中から一つを選択してそれを新たな表紙とする方法とがある。
表紙を選択した後、「次はタイトルを入れよう!」ボタンをクリックして、次の第3段階の画面に移行する。
図24は、合冊後の新たな電子書籍のタイトルを決定する画面の一例である。この図24は、上記3つの段階のうち、第3段階の画面である。
このタイトル決定画面では、タイトル入力欄にテキストを入力することにより、合冊後の新たな電子書籍にユーザが任意のタイトルを付けることができる。例えば、タイトル入力欄は上段、中段、下段に分かれており(第2段階で選択した表紙によってはタイトル入力欄が1段のみとなる場合もある)、それぞれにつき最大20文字まで入力することができる。
テキストを入力してタイトルを決定した後、「まとめ書誌を作成する」ボタンをクリックすることにより、選択した個別の電子書籍を組み合わせて、新たな電子書籍を生成することができる。
図25は、まとめ機能により生成した新たな電子書籍を加えた本棚画面の一例である。
ここでは、図21の本棚画面に、まとめ機能により生成したユーザのオリジナルな新たな電子書籍「2014年10月1日〜4日今年も来たよ!のんびり沖縄リゾート」が加えられている。また、この電子書籍には、目立つように「まとめ」アイコンを表示する。なお、図21は、ダウンロード用の電子書籍データの作成中を示す「作成中」アイコンが表示されているが、電子書籍データの完成後は、「ダウンロード」ボタンに表示が変更する。
本実施形態における電子書籍データ生成システムSでは、例えば、旅行に関連する電子書籍を扱うものとし、複数の出版社・コンテンツ提供元と提携し、旅行ガイドブックや観光地を特集した雑誌、ご当地出版社が発行するローカル出版物等が、テーマ、エリア、特集等で抜粋したコンテンツごとのオリジナル版で購入することができる。さらに、購入した電子書籍(コンテンツ)をまとめて、自分だけのオリジナルガイドとなる新たな電子書籍を生成し、各自が好きなデバイスでその電子書籍を楽しむことができる。
特に、人気の主要旅行ガイドブックや雑誌とも提携することは勿論、入手が容易ではなくこれまで電子書籍化されたことのない雑誌や書籍も積極的に取り扱う。例えば、ご当地出版社が発行するローカル出版物も、コンテンツに多く含める。ご当地出版社発行の地元ならではの魅力ある雑誌や書籍の中には、初めて電子化となるコンテンツも多く、旅行者が読んでも楽しめる雑誌や書籍が多い。また、自治体が地域観光プロモーションとして制作した旅行ガイドブックも無料で提供する。
このように、これまでの旅行ガイドブックは、「一部の記事だけが欲しい」というユーザの要望に対応することができなかったり、定期雑誌で「特集や連載企画だけが読みたい」という声も多かったが、本実施形態では、雑誌や書籍等がエリアや特集ごとの抜粋版にて購入することができる。そのため、ユーザは、1冊まるごとではなく、欲しい記事だけをセレクトして購入することができる。また、1コンテンツあたりの価格は50円〜200円程(最多価格帯)に設定されているため購入しやすく、ユーザは、出版社や雑誌、書籍の枠を超えてより多くのコンテンツを横断的に楽しむことができる。
また、いわゆるまとめ機能により、購入した電子書籍ファイルを1つにまとめて、自分だけのオリジナルパッケージにすることができる。
また、著作権管理にソーシャルDRMを利用することにより、ユーザはPC、スマートフォン、タブレット等、電子書籍ビューワが限定されることなく、自由に楽しむことができる。
現在では、インターネットで様々な旅行情報を取得できる時代であるが、本実施形態における電子書籍データ生成システムSは、出版社やコンテンツ提供元がこだわりぬいて編集した記事の魅力を、そのままいつでも、どこでも楽しめる手段を提供することで、新しい旅の楽しみを発見し、その地域を訪れたくなる機会をさらに創出できる場となる。
上記の実施形態には、主として本発明の電子書籍データ生成装置及び電子書籍データ生成方法について説明した。しかし、上記の実施形態は、本発明の理解を容易にするための一例に過ぎず、本発明を限定するものではない。本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更、改良され得ると共に、本発明にはその等価物が含まれることはもちろんである。
1 本装置(電子書籍データ生成装置)
2 入稿端末
3 情報端末
11 EPUBサーバ
11a CPU
11b ROM
11c RAM
11d 通信用インターフェース
11e ハードディスクドライブ
11f 入力装置
11g 出力装置
12 WEBサーバ
13 電子書籍データベース
14 キューデータベース
15 ユーザデータベース
16 データベースサーバ
17 Emailサーバ
S 電子書籍データ生成システム
N 通信ネットワーク

Claims (12)

  1. 少なくとも演算部と記憶部とを有するコンピュータによって構成され、通信回線を介して接続した情報端末による閲覧可能な電子書籍データを生成する電子書籍データ生成装置であって、
    前記記憶部は、
    書籍又は雑誌を電子データ化したテキスト情報又は画像情報と、該テキスト情報又は画像情報の内容を識別するメタ情報とを含む電子書籍データを記憶し、
    前記電子書籍データ生成装置は、
    前記電子書籍データを前記メタ情報にしたがって所定単位のコンテンツごとに分解する分解手段と、
    前記分解手段により分解したコンテンツと他のコンテンツとを組み合わせて新たな電子書籍データを作成する結合手段と、
    を備えたことを特徴とする電子書籍データ生成装置。
  2. 前記分解手段は、前記電子書籍データのページ開き方向ごとに左右いずれかのページを起点ページとして設定し、前記コンテンツの最初のページが前記起点ページ側にないときに、前記起点ページ側にダミーページを挿入することを特徴とする請求項1に記載の電子書籍データ生成装置。
  3. 前記分解手段は、前記コンテンツの連続するページにより構成される見開きページが左右一対になっていないときに、左右いずれかのページ側にダミーページを挿入することを特徴とする請求項1又は2に記載の電子書籍データ生成装置。
  4. 前記結合手段は、前記コンテンツ同士の結合箇所であって、前のコンテンツの末尾箇所又は後のコンテンツの先頭箇所にダミーページを挿入することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の電子書籍データ生成装置。
  5. 前記結合手段は、ページ開き方向が左右異なる前記コンテンツ同士を結合するときに、一方のコンテンツにおいて連続するページの順番を組み替えることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の電子書籍データ生成装置。
  6. 前記結合手段は、ページの大きさ又は縦横比率が異なる前記コンテンツ同士を結合するときに、前記テキスト情報又は画像情報を拡大又は縮小してページ中央に配置すると共に、各ページの左右又は上下部分に余白を挿入して前記コンテンツ同士の大きさ及び縦横比率を統一することを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の電子書籍データ生成装置。
  7. 少なくとも演算部と記憶部とを有するコンピュータが通信回線を介して接続した情報端末による閲覧可能な電子書籍データを生成する電子書籍データ生成方法であって、
    前記コンピュータが、
    書籍又は雑誌を電子データ化したテキスト情報又は画像情報と、該テキスト情報又は画像情報の内容を識別するメタ情報とを含む電子書籍データを前記記憶部に記憶する記憶工程と、
    前記電子書籍データを前記メタ情報にしたがって所定単位のコンテンツごとに分解する分解工程と、
    分解したコンテンツと他のコンテンツとを組み合わせて新たな電子書籍データを作成する結合工程と、
    を行うことを特徴とする電子書籍データ生成方法。
  8. 前記分解工程は、前記電子書籍データのページ開き方向ごとに左右いずれかのページを起点ページとして設定し、前記コンテンツの最初のページが前記起点ページ側にないときに、前記起点ページ側にダミーページを挿入することを特徴とする請求項7に記載の電子書籍データ生成方法。
  9. 前記分解工程は、前記コンテンツの連続するページにより構成される見開きページが左右一対になっていないときに、左右いずれかのページ側にダミーページを挿入することを特徴とする請求項7又は8に記載の電子書籍データ生成方法。
  10. 前記結合工程は、前記コンテンツ同士の結合箇所であって、前のコンテンツの末尾箇所又は後のコンテンツの先頭箇所にダミーページを挿入することを特徴とする請求項7乃至9のいずれか1項に記載の電子書籍データ生成方法。
  11. 前記結合工程は、ページ開き方向が左右異なる前記コンテンツ同士を結合するときに、一方のコンテンツにおいて連続するページの順番を組み替えることを特徴とする請求項7乃至10のいずれか1項に記載の電子書籍データ生成方法。
  12. 前記結合工程は、ページの大きさ又は縦横比率が異なる前記コンテンツ同士を結合するときに、前記テキスト情報又は画像情報を拡大又は縮小してページ中央に配置すると共に、各ページの左右又は上下部分に余白を挿入して前記コンテンツ同士の大きさ及び縦横比率を統一することを特徴とする請求項7乃至11のいずれか1項に記載の電子書籍データ生成方法。

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