JP2016071689A - 端末装置とコンピュータプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】 ユーザの利便性が損なわれるのを抑制し得る技術を提供すること。
【解決手段】 端末装置TE3は、設定プログラムSPTをインストールすべき際(T122)、ユーザ情報UXに対応付けて履歴情報H1,H2がサーバSEに登録されている場合に、ユーザ情報UXをサーバSEに送信して、サーバSEから履歴情報H1,H2を受信する。履歴情報H1は、設定プログラムSPTのバージョン「Ver4.0」よりも古いバージョン「Ver3.0」に対応する設定画面SC1がユーザによって過去に利用されたことを示す。端末装置TE3は、サーバSEから履歴情報H1を受信する場合に、バージョン「Ver3.0」に対応する設定画面SC1を表示する(T152)。なお、端末装置TE3は、サーバSEから履歴情報H1を受信しない場合に、バージョン「Ver4.0」に対応する設定画面を表示する。
【選択図】図10

Description

本明細書では、機器に関する設定を実行するための設定画面を表示する技術に関する。
従来から、ユーザが、端末装置(例えばPC)を利用して、機器(例えば、プリンタ、スキャナ、多機能機等)に関する設定を実行するための技術が広く知られている。具体的には、端末装置は、上記の設定を実行するための設定プログラムをインストールし、設定プログラムに従って設定画面を表示する。そして、端末装置は、設定画面においてユーザから与えられる指示に応じて、機器に関する設定を実行する。なお、特許文献1には、クライアント・アプリケーションが、サーバからメニューボタンの情報をダウンロードして、当該メニューボタンを含む画面を表示することが開示されている。
特開2002−215573号公報
設定プログラムのバージョンが新しくなると、設定画面の内容も変わり得る。例えば、ユーザが設定プログラムの古いバージョンに慣れている状況を想定する。このような状況では、当該ユーザが設定プログラムの新しいバージョンを利用すべき場合に、当該新しいバージョンに対応する新しい設定画面に慣れるまでに時間がかかり得るので、ユーザの利便性が損なわれる可能性がある。本明細書では、ユーザの利便性が損なわれるのを抑制し得る技術を提供する。
本明細書によって開示される端末装置は、インストール部と、通信部と、決定部と、設定画面表示制御部と、を備える。インストール部は、対象機器に関する設定を実行するための対象設定プログラムを端末装置のメモリにインストールする。対象設定プログラムは、機器に関する設定を実行するための設定プログラムの複数個のバージョンに対応する複数個の設定画面を表わす複数個の画面データを含む。複数個の画面データは、対象設定プログラムのバージョンに対応する対象設定画面を表わす対象画面データと、対象機器とは異なる第1の機器に関する設定を実行するための第1の設定プログラムのバージョンに対応する第1の設定画面を表わす第1の画面データと、を含む。第1の設定プログラムのバージョンは、対象設定プログラムのバージョンよりも古い。通信部は、ユーザを識別するためのユーザ識別情報に対応付けて、ユーザによって過去に第1の設定画面が利用されたことを示す第1の履歴情報が、サーバに登録されている場合に、ユーザによって端末装置に入力されるユーザ識別情報をサーバに送信して、サーバから第1の履歴情報を受信する。決定部は、複数個の画面データの中から、対象機器に関する設定を実行するための特定の設定画面の表示に利用されるべき特定の画面データを決定する。設定画面表示制御部は、対象設定プログラムに従って、決定済みの特定の画面データを利用して、特定の設定画面を端末装置の表示部に表示させる。決定部は、第1の履歴情報がサーバに登録されていない場合に、対象画面データを特定の画面データとして決定し、サーバから第1の履歴情報が受信される場合に、第1の画面データを特定の画面データとして決定する。
上記の構成によると、端末装置は、ユーザによって過去に第1の設定画面が利用されたことを示す第1の履歴情報がサーバに登録されていない場合に、対象画面データを特定の画面データとして決定する。従って、端末装置は、インストールされた対象設定プログラムに従って、対象設定プログラムのバージョンに対応する対象設定画面を表示する。これにより、ユーザは、新しいバージョンに対応する対象設定画面を見ながら、対象機器に関する設定を実行し得る。また、端末装置は、サーバから第1の履歴情報を受信する場合に、第1の画面データを特定の画面データとして決定する。従って、端末装置は、インストールされた対象設定プログラムに従って、対象設定プログラムのバージョンよりも古い第1の設定プログラムのバージョンに対応する第1の設定画面を表示する。これにより、ユーザは、使い慣れている第1の設定画面を見ながら、対象機器に関する設定を実行し得る。このために、ユーザの利便性が損なわれるのを抑制し得る。
また、上記の端末装置を実現するための制御方法、コンピュータプログラム、及び、当該コンピュータプログラムを格納するコンピュータ読取可能記録媒体も、新規で有用である。また、上記の端末装置とサーバとを備える通信システムも、新規で有用である。
通信システムの構成を示す。 各端末装置への各プログラムのインストールの状況を示す。 メディア内の各プログラムを示す。 設定プログラムの各バージョンに対応する各設定画面を示す。 インストーラプログラムによって実現される処理のフローチャートを示す。 モデル名選択画面とログイン画面と登録画面とを示す。 設定プログラムによって実現される処理のフローチャートを示す。 表示バージョン決定処理のフローチャートを示す。 インストール済みのバージョンに対応する設定画面が表示されるケースAのシーケンス図を示す。 ユーザによって選択されるバージョンに対応する設定画面が表示されるケースBのシーケンス図を示す。 新たにインストールされるバージョンに対応する設定画面が表示されるケースCのシーケンス図を示す。
(通信システム2の構成;図1)
図1に示されるように、通信システム2は、複数個の端末装置TE1〜TE4と、複数個の周辺機器101〜103と、サーバSEと、を備える。各端末装置TE1等は、LAN(LocalArea Networkの略)4を介して、各周辺機器101等と通信可能である。また、各端末装置TE1等は、LAN4及びインターネット6を介して、サーバSEと通信可能である。
(各端末装置TE1〜TE4の構成)
各端末装置TE1〜TE4は、デスクトップPC(Personal Computerの略)、ノートPC、タブレットPC、携帯電話(例えばスマートフォン)、PDA等である。端末装置TE1,TE2は、LAN4に既に接続されている。端末装置TE3,TE4は、LAN4の管理者によって新たに購入されたデバイスであり、LAN4に新たに接続される。
端末装置TE1の構成を説明する。端末装置TE2〜TE4は、端末装置TE1と同様の構成を備える。端末装置TE1は、操作部10と、表示部12と、ネットワークインターフェイス14と、メディア挿入部16と、制御部20と、を備える。各部10〜20は、図示省略のバス線に接続されている。
操作部10は、キーボード及びマウスによって構成される。ユーザは、操作部10を操作することによって、端末装置TE1に様々な指示を入力することができる。表示部12は、様々な情報を表示するためのディスプレイである。ネットワークインターフェイス14は、LAN4に接続されている。メディア挿入部16には、CD、DVD等のメディアが挿入される。制御部20は、CPU22と、メモリ24と、を備える。CPU22は、メモリ24に記憶されているプログラムに従って、様々な処理を実行するプロセッサである。メモリ24は、ROM、RAM等によって構成される。
(各周辺機器101〜103の構成)
各周辺機器101〜103は、同じベンダによって販売される。コピー機101と多機能機102とは、LAN4に既に接続されている。スキャナ103は、LAN4の管理者によって新たに購入されたデバイスであり、LAN4に新たに接続される。コピー機101は、印刷機能、スキャン機能、コピー機能等を実行可能な機器であり、モデル名「M1」を有する。多機能機102は、印刷機能、スキャン機能、コピー機能、FAX機能等を実行可能な機器であり、モデル名「M2」を有する。スキャナ103は、スキャン機能を実行可能な機器であり、モデル名「M3」を有する。
(サーバSEの構成)
サーバSEは、各周辺機器101〜103のベンダによってインターネット6上に設置される。サーバSEは、ネットワークインターフェイス30と、制御部40と、を備える。各部30,40は、図示省略のバス線に接続されている。ネットワークインターフェイス30は、インターネット6に接続されている。制御部40は、CPU42と、メモリ44と、を備える。CPU42は、メモリ44に記憶されているプログラムに従って、様々な処理を実行するプロセッサである。メモリ44は、ROM、RAM等によって構成され、上記のプログラムに加えて、複数個のユーザ情報U1,U2等のそれぞれについて、当該ユーザ情報と、1個以上の履歴情報と、を対応付けて記憶する。
各ユーザ情報U1,U2は、ユーザを識別するためのユーザID(例えば「001」)と、当該ユーザの認証のためのパスワード(例えば「XXX」)と、を含む。各履歴情報は、周辺機器のモデル名(例えば「M1」)と、当該周辺機器に関する履歴名(例えば「Ver3.0」)と、を含む。履歴名は、周辺機器に関する設定を実行するための設定プログラムのバージョンを示す。
図1の例では、メモリ44において、ユーザ情報U1に対応付けて履歴情報(「M1」−「Ver3.0」)が登録されている。これは、ユーザ情報U1に対応するユーザが、モデル名「M1」を有するコピー機101に関する設定を実行するための設定プログラムのバージョン「Ver3.0」を利用した実績を有することを意味する。また、ユーザ情報U1に対応付けて履歴情報(「M2」−「Ver2.0」)が登録されている。これは、ユーザ情報U1に対応するユーザが、モデル名「M2」を有する多機能機102に関する設定を実行するための設定プログラムのバージョン「Ver2.0」を利用した実績を有することを意味する。なお、バージョンの値が大きい程、設定プログラムが新しいことを意味する。本実施例では、バージョン「Ver4.0」を有する設定プログラムが最も新しく、バージョン「Ver3.0」を有する設定プログラムが次に新しく、バージョン「Ver2.0」を有する設定プログラムが最も古い。
(各端末装置TE1〜TE4への各プログラムのインストールの状況;図2)
続いて、図2を参照して、各端末装置TE1〜TE4への各プログラムのインストールの状況を説明する。上述したように、端末装置TE1,TE2と周辺機器101,102とは、LAN4に既に接続されている。そして、端末装置TE1では、コピー機101に関するプログラムDP1,SP1が既にインストール済みであり(即ち、プログラムDP1,SP1がメモリ24に記憶されており)、端末装置TE2では、多機能機102に関するプログラムDP2,SP2が既にインストール済みである。一方、端末装置TE3,TE4は、LAN4の管理者によって新たに購入されたデバイスであるので、周辺機器に関するプログラムが未だにインストールされていない。
端末装置TE1では、コピー機101と共に出荷されたメディアから、各プログラムDP1,SP1がインストール済みである。各プログラムDP1,SP1には、コピー機101のモデル名「M1」が対応付けられている。ドライバプログラムDP1は、例えば印刷機能を実行させるための機能実行指示をコピー機101に送信するためのプログラムである。設定プログラムSP1は、バージョン「Ver3.0」を有しており、コピー機101に関する設定を実行するためのプログラムである。設定プログラムSP1は、バージョン「Ver3.0」に対応する設定画面(後述の図4のSC1参照)を表わす画面データSD1を含む。
端末装置TE2では、多機能機102と共に出荷されたメディアから、各プログラムDP2,SP2がインストール済みである。各プログラムDP2,SP2には、多機能機102のモデル名「M2」が対応付けられている。ドライバプログラムDP2は、例えば印刷機能を実行させるための機能実行指示を多機能機102に送信するためのプログラムである。設定プログラムSP2は、バージョン「Ver2.0」を有しており、多機能機102に関する設定を実行するためのプログラムである。設定プログラムSP2は、バージョン「Ver2.0」に対応する設定画面(後述の図4のSC2参照)を表わす画面データSD2を含む。
(スキャナ103と共に出荷されるメディアMD;図3)
続いて、図3を参照して、スキャナ103と共に出荷されるメディアMD内の各プログラムを説明する。メディアMDは、インストーラプログラムIPと、ドライバプログラムDPTと、設定プログラムSPTと、を含む。
インストーラプログラムIPは、各プログラムDPT,SPTを端末装置(例えばTE1)にインストールするためのプログラムである。ドライバプログラムDPTは、スキャン機能を実行させるための機能実行指示をスキャナ103に送信するためのプログラムである。設定プログラムSPTは、バージョン「Ver4.0」を有しており、スキャナ103に関する設定を実行するためのプログラムである。設定プログラムSPTは、バージョン「Ver4.0」に対応する設定画面(後述の図4のSCT参照)を表わす画面データSDTを含む。設定プログラムSPTは、画面データSDTのみならず、各画面データSD1,SD2も含む。即ち、設定プログラムSPTは、3個のバージョン(即ち、「Ver4.0」、「Ver3.0」、「Ver2.0」)に対応する3個の画面データSDT,SD1,SD2を含む。なお、各画面データSDT,SD1,SD2は、1個の画面のみを表示するためのデータであってもよいし、複数個の画面を切り替えながら表示するためのデータであってもよい。
(設定プログラムの各バージョンに対応する各設定画面;図4)
続いて、図4を参照して、設定プログラムSP1,SP2等の各バージョンに対応する各設定画面SC1,SC2,SCTの内容を説明する。画面データSD1(図2の端末装置TE1参照)は、「Ver3.0」に対応する設定画面SC1を表わす。設定画面SC1は、「Ver3.0」を示す領域50Aと、モデル名を選択するための領域52Aと、設定項目を選択するための領域54A,56Aと、を含む。
ユーザは、領域52Aにおいて、設定が実行されるべき対象の機器のモデル名を選択することができる。例えば、端末装置TE1では、設定プログラムSP1にモデル名「M1」が対応付けられている(図2参照)。このために、ユーザは、設定プログラムSP1に従って端末装置TE1で表示される設定画面SC1内の領域52Aにおいて、モデル名「M1」を選択することができる。この結果、ユーザは、モデル名「M1」を有するコピー機101に関する設定を実行することができる。
ユーザは、領域54Aに記述されている複数個の文字列(即ち、「スキャン設定」、「カスタム」等)の中から1個の文字列を選択することによって、当該文字列に対応する設定を実行することができる。図4では、領域54Aにおいて、「スキャン設定」が選択された例を示す。この場合、領域56Aには、「スキャン設定」に関する複数個の詳細な設定項目を示す複数個のアイコン(即ち、「Image」、「OCR」等)が表示される。
ユーザは、領域56A内の複数個のアイコンの中から1個のアイコンを選択することによって、当該アイコンに対応する設定を実行することができる。例えば、ユーザは、「Image」を示すアイコンを選択すれば、スキャン画像の解像度等に関する設定を実行することができ、「OCR」を示すアイコンを選択すれば、スキャン画像のOCR解析の有無等に関する設定を実行することができる。
また、画面データSD2(図2の端末装置TE2)は、「Ver2.0」に対応する設定画面SC2を表わす。設定画面SC2は、「Ver2.0」を示す領域50Bと、モデル名を選択するための領域52Bと、設定項目を選択するための領域54B,56Bと、を含む。設定画面SC2は、設定画面SC1と同じレイアウトを有する。即ち、設定画面SC2内での各領域50B〜56Bの各位置は、設定画面SC1内での各領域50A〜56Aの各位置に一致する。また、各領域52B,54Bの内容は、各領域52A,54Aの内容と同様である。ただし、領域56Bでは、「OCR」を示すアイコンと「E−Mail」を示すアイコンとの並び順が領域56Aとは異なる。
また、画面データSDT(図3のメディアMD参照)は、「Ver4.0」に対応する設定画面SCTを表わす。設定画面SCTは、「Ver4.0」を示す領域50Cと、モデル名を選択するための領域52Cと、設定項目を選択するための領域54C,56Cと、を含む。設定画面SCTは、設定画面SC1,SC2とは異なるレイアウトを有する。即ち、設定画面SCT内での領域56Cの位置は、例えば設定画面SC1内での領域56Aの位置に一致するが、各領域50C〜54Cの各位置は、各領域50A〜54Aの各位置とは異なる。また、領域54Cは、「スキャン設定」等に対応する複数個のアイコンを含んでおり、例えば設定画面SC1の領域54Aの内容(即ち「スキャン設定」等を示す文字列)とは異なる。領域56Cの内容は、領域56Aの内容と同じである。
(インストーラプログラム処理;図5)
続いて、図5を参照して、スキャナ103と共に出荷されるメディアMD内のインストーラプログラムIP(図3参照)によって実現される処理の内容を説明する。端末装置TE1のCPU22(図1参照)は、メディア挿入部16にメディアMDが挿入されることをトリガとして、インストーラプログラムIPに従って、図5の処理(即ちS2〜S40)を実行する。なお、端末装置TE2〜TE4でも図5の処理が実行され得るが、以下では、端末装置TE1のCPU22が図5の処理を実行する場合を例として説明する。
S2では、CPU22は、モデル名選択画面を表示部12に表示させる。図6に示されるように、モデル名選択画面SC4は、モデル名を選択するための領域60と、OKボタン62と、を含む。領域60には、メディアMD内のドライバプログラムDPTに対応する複数個のモデル名が選択的に表示される。ここで、「ドライバプログラムDPTに対応するモデル名」は、ドライバプログラムDPTによって送信される機能実行指示に応じて機能を実行可能な周辺機器のモデル名を意味する。ユーザは、操作部10を利用して、領域60において、当該複数個のモデル名の中から1個以上のモデル名(例えばスキャナ103のモデル名「M3」)を選択した後に、OKボタン62を選択する。なお、以下で表示される各画面においても、ユーザによって操作部10が利用されて端末装置TE1に指示が入力されるが、以下では、「操作部10を利用して」という説明を省略する。
図5のS10では、CPU22は、ログイン画面を表示部12に表示させる。図6に示されるように、ログイン画面SC5は、ユーザIDを入力するための領域70と、パスワードを入力するための領域72と、複数個のボタン74〜78と、を含む。端末装置TE1のユーザは、ユーザ情報(以下では「対象ユーザ情報」と呼ぶ)をサーバSEに登録済みである場合には、対象ユーザ情報に一致するユーザID及びパスワードを各領域70,72に入力して、ログインボタン74を選択する。また、ユーザは、対象ユーザ情報をサーバSEに未だに登録しておらず、対象ユーザ情報をサーバSEに新たに登録することを望む場合には、各領域70,72に情報を入力することなく、新規登録ボタン76を選択する。また、ユーザは、サーバSEへのログイン及びサーバSEへの対象ユーザ情報の登録を望まない場合には、各領域70,72に情報を入力することなく、キャンセルボタン78を選択する。
図5のS20では、CPU22は、ログイン画面SC5において、ログインボタン74が選択されたのか否かを判断する。CPU22は、ログインボタン74が選択された場合には、S20でYESと判断してS22に進み、新規登録ボタン76又はキャンセルボタン78が選択された場合には、S20でNOと判断してS30に進む。
S22では、CPU22は、ログイン画面SC5内の各領域70,72に入力された対象ユーザ情報を含むログイン指示をサーバSEに送信する。これにより、サーバSEは、対象ユーザ情報に対応付けて1個以上の履歴情報を登録済みである場合には、当該1個以上の履歴情報を端末装置TE1に送信する。また、サーバSEは、対象ユーザ情報がサーバSEに登録済みであるが、対象ユーザ情報に対応付けて1個の履歴情報もサーバSEに登録されていない場合には、対象ユーザ情報に対応する履歴情報が登録されてないことを示す所定の通知を端末装置TE1に送信する。
S24では、CPU22は、サーバSEから1個以上の履歴情報を受信したのか否かを判断する。CPU22は、サーバSEから1個以上の履歴情報を受信した場合には、S24でYESと判断してS26に進み、サーバSEから上記の所定の通知を受信した場合には、S24でNOと判断してS28に進む。
S26では、CPU22は、S22で送信された対象ユーザ情報と、S24で受信された1個以上の履歴情報と、をメモリ24に記憶させる。また、S28では、CPU22は、S22で送信された対象ユーザ情報をメモリ24に記憶させる。S26又はS28が終了すると、S40に進む。
また、S30では、CPU22は、ログイン画面SC5において、新規登録ボタン76が選択されたのか否かを判断する。CPU22は、新規登録ボタン76が選択された場合には、S30でYESと判断してS32に進み、キャンセルボタン78が選択された場合には、S30でNOと判断し、S32〜S36をスキップしてS40に進む。
S32では、CPU22は、登録画面を表示する。図6に示されるように、登録画面SC6は、ユーザIDを入力するための領域80と、パスワードを入力するための領域82と、モデル名を入力するための領域84と、複数個のボタン86〜88と、を含む。領域84には、ユーザによってモデル名が入力されなくても、図5のS2で選択された1個以上のモデル名が自動的に入力される。ユーザは、所望のユーザID及びパスワードを各領域80,82に入力し、その後、登録ボタン86を選択する。なお、ユーザは、サーバSEへの対象ユーザ情報の登録を望まない場合には、キャンセルボタン88を選択する。
図5のS34では、CPU22は、登録画面SC6において、登録ボタン86が選択されたのか否かを判断する。CPU22は、登録ボタン86が選択された場合には、S34でYESと判断してS36に進み、キャンセルボタン88が選択された場合には、S34でNOと判断してS10に戻る。
S36では、CPU22は、登録画面SC6内の各領域80〜82に入力された各情報を含む新規登録指示をサーバSEに送信する。これにより、サーバSEは、新規登録指示内の対象ユーザ情報を新たに登録する(即ちメモリ44に記憶する)と共に、新規登録指示内のモデル名を対象ユーザ情報に対応付けて登録する。また、S36では、さらに、CPU22は、サーバSEに送信された対象ユーザ情報をメモリ24に記憶させる。S36が終了すると、S40に進む。
S40では、CPU22は、メディアMD内のドライバプログラムDPT及び設定プログラムSPTをメモリ24にインストールする(即ちメモリ24に記憶させる)。また、CPU22は、各プログラムDPT,SPTに対応付けて、S2で選択された1個以上のモデル名(例えばモデル名「M3」)をメモリ24に記憶させる。S40が終了すると、図5の処理が終了する。
(設定プログラム処理;図7)
続いて、図7を参照して、図5のS40で端末装置TE1にインストールされた設定プログラムSPT(図3参照)によって実現される処理の内容を説明する。端末装置TE1のCPU22は、設定プログラムSPTを起動するための指示をユーザから受け付けることをトリガとして、設定プログラムSPTに従って、図7及び図8の処理(即ちS50〜S98、S100〜S150)を実行する。なお、端末装置TE2〜TE4でも、設定プログラムSPTがインストールされると、図7及び図8の処理が実行され得る。
S50では、CPU22は、設定プログラムSPTの今回の起動が、設定プログラムSPTの初回の起動であるのか否かを判断する。即ち、CPU22は、設定プログラムSPTが端末装置TE1にインストールされた後に、設定プログラムSPTが初めて起動されたのか否かを判断する。詳しくは後述するが、設定プログラムSPTの初回の起動時には、表示設定情報がメモリ24に記憶される(後述のS94参照)。CPU22は、表示設定情報がメモリ24に記憶されている場合には、初回の起動でないと判断して(S50でNO)、S60に進み、表示設定情報がメモリ24に記憶されていない場合には、初回の起動であると判断して(S50でYES)、S70に進む。
S60では、CPU22は、メモリ24内の表示設定情報が示すバージョンを表示バージョンとして決定する。ここで、「表示バージョン」は、設定プログラムSPTに従って表示されるべき設定画面のバージョンを意味し、本実施例では、「Ver2.0」、「Ver3.0」、及び、「Ver4.0」のいずれかである。S60が終了すると、S96に進む。
S70では、CPU22は、メモリ24内に1個以上の履歴情報が記憶されているのか否かを判断する。図5のインストーラプログラム処理において、S26が実行された場合には、メモリ24内に1個以上の履歴情報が記憶されている。この場合、CPU22は、S70でYESと判断し、S72をスキップしてS80に進む。一方、図5のS26が実行されなかった場合には、メモリ24内に1個の履歴情報も記憶されていない。この場合、CPU22は、S70でNOと判断して、S72に進む。
S72では、CPU22は、ログイン関連処理を実行する。ログイン関連処理は、図5のS10〜S36と同様である。従って、ログイン関連処理において、メモリ24内に1個以上の履歴情報が記憶され得る(S26)。S72が終了すると(即ち、図5のS26、S28、S30でNO、又は、S36が終了すると)、S80に進む。
S80では、CPU22は、表示バージョン決定処理(図8参照)を実行する。これにより、CPU22は、設定プログラムSPTに従って表示されるべき設定画面のバージョン(即ち表示バージョン)を決定する。
S90では、CPU22は、端末装置TE1のユーザの対象ユーザ情報がサーバSEに登録済みであるのか否かを判断する。対象ユーザ情報がサーバSEに登録済みである状況では、通常、図5のS26、S28、又は、S36において、対象ユーザ情報がメモリ24に記憶されている。CPU22は、メモリ24内に対象ユーザ情報が記憶されている場合には、S90でYESと判断してS92に進み、メモリ24内に対象ユーザ情報が記憶されていない場合には、S90でNOと判断し、S92をスキップしてS94に進む。
S92では、CPU22は、対象ユーザ情報に対応付けて新たな履歴情報をサーバSEに登録する。具体的には、CPU22は、以下の各情報を含む履歴登録指示をサーバSEに送信する。履歴登録指示は、メモリ24に記憶されている対象ユーザ情報と、設定プログラムSPTに対応付けてメモリ24に記憶されているモデル名(図5のS40参照)と、S80で決定された表示バージョン(即ち「Ver4.0」等)と、を含む。これにより、サーバSEは、対象ユーザ情報に対応付けて、当該モデル名と、当該表示バージョンを示す履歴名と、を含む新たな履歴情報を登録する。なお、図5のS36が実行済みである場合には、対象ユーザ情報に対応付けて、モデル名が既に登録されている。このような状況では、サーバSEは、図7のS92の履歴登録指示に応じて、当該モデル名と履歴名とを含む新たな履歴情報を登録する。
S94では、CPU22は、S80で決定された表示バージョン(即ち「Ver4.0」等)を示す表示設定情報をメモリ24に記憶させる。
S96では、CPU22は、S60又はS80で決定された表示バージョンに対応する設定画面を表示部12に表示させる。具体的には、CPU22は、まず、設定プログラムSPTに含まれる複数個の画面データSDT,SD1,SD2のうち、表示バージョンに対応する画面データを特定する。そして、CPU22は、特定済みの画面データを表示部12に送信する。これにより、表示バージョンに対応する設定画面(即ち図4の設定画面SC1,SC2,SCTのいずれか)が表示部12に表示される。
ユーザは、S96で表示される設定画面を見ながら、例えば、モデル名「M3」を有するスキャナ103に関する設定を実行することができる。この場合、S98では、CPU22は、当該設定を実行するための設定指示をスキャナ103に送信する。例えば、ユーザによってスキャン画像の解像度が指定された場合には、CPU22は、指定済みの解像度を含む設定指示をスキャナ103に送信して、指定済みの解像度をデフォルト解像度としてスキャナ103に設定する。これにより、その後、スキャナ103は、スキャン機能の実行を指示する機能実行指示を受信して、指定済みの解像度に従ったスキャンを実行し得る。また、例えば、ユーザによってOCR解析の実行が指定された場合には、CPU22は、OCR解析の実行を示す解析実行情報を含む設定指示をスキャナ103に送信して、解析実行情報をスキャナ103に設定する。これにより、その後、スキャナ103は、スキャン機能の実行を指示する機能実行指示を受信して、スキャン画像のOCR解析を実行し得る。S98が終了すると、図7の処理が終了する。
(表示バージョン決定処理;図8)
続いて、図8を参照して、図7のS80で実行される表示バージョン決定処理の内容を説明する。
S100では、CPU22は、「Ver4.0」よりも古いバージョンを有する1個以上の設定プログラム(以下では「旧設定プログラム」と呼ぶ)が端末装置TE1にインストール済みであるのか否かを判断する。CPU22は、「Ver2.0」を有する旧設定プログラム、及び/又は、「Ver3.0」を有する旧設定プログラムが、メモリ24に記憶されている場合には、S100でYESと判断してS110に進む。一方、CPU22は、1個の旧設定プログラムもメモリ24に記憶されていない場合には、S100でNOと判断してS120に進む。
S110では、CPU22は、メモリ24内の1個以上の旧設定プログラムの1個以上のバージョンのうちの最も新しいバージョンを表示バージョンとして決定する。例えば、「Ver2.0」を有する旧設定プログラムと、「Ver3.0」を有する旧設定プログラムと、がメモリ24に記憶されている場合には、CPU22は、「Ver3.0」を表示バージョンとして決定する。なお、変形例では、S110において、CPU22は、最も古いバージョンを表示バージョンとして決定してもよいし、2個以上のバージョンの中からランダムに選択されるバージョンを表示バージョンとして決定してもよい。S110が終了すると、図8の処理が終了する。
S120では、CPU22は、メモリ24内に1個以上の履歴情報が記憶されており、かつ、当該1個以上の履歴情報が「Ver4.0」よりも古いバージョンを含むのか否かを判断する。具体的には、CPU22は、メモリ24内に1個の履歴情報も記憶されていない場合には、S120でNOと判断してS150に進む。また、CPU22は、メモリ24内に1個以上の履歴情報が記憶されている場合には、以下の判断を実行する。即ち、CPU22は、1個以上の履歴情報内の1個以上の履歴名が「Ver4.0」のみを示す場合には、S120でNOと判断してS150に進む。一方、CPU22は、1個以上の履歴情報内の1個以上の履歴名が「Ver2.0」及び「Ver3.0」のうちの少なくとも一方を示す場合には、S120でYESと判断してS122に進む。
S122では、CPU22は、1個以上の履歴情報が「Ver4.0」よりも古い2個以上のバージョンを含むのか否かを判断する。具体的には、CPU22は、1個以上の履歴情報内の1個以上の履歴名が「Ver2.0」及び「Ver3.0」のうちの一方のみを示す場合には、S122でNOと判断してS130に進む。一方、CPU22は、メモリ24内に2個以上の履歴情報が記憶されており、かつ、2個以上の履歴名が「Ver2.0」及び「Ver3.0」の双方を示す場合には、S122でYESと判断してS140に進む。
S130では、CPU22は、1個以上の履歴情報内の1個以上の履歴名が「Ver2.0」を示す場合には、「Ver2.0」を表示バージョンとして決定する。また、CPU22は、1個以上の履歴情報内の1個以上の履歴名が「Ver3.0」を示す場合には、「Ver3.0」を表示バージョンとして決定する。S130が終了すると、図8の処理が終了する。
S140では、CPU22は、バージョン選択画面SC7を表示部12に表示させる。バージョン選択画面SC7は、「Ver2.0」及び「Ver3.0」の2個のバージョンを選択するための領域90と、OKボタン92と、を含む。ユーザは、領域90に含まれる「Ver2.0」及び「Ver3.0」のうちの一方を選択し、その後、OKボタン92を選択する。
S142では、CPU22は、バージョン選択画面SC7においてユーザによって選択されたバージョン(即ち「Ver2.0」又は「Ver3.0」)を表示バージョンとして決定する。S142が終了すると、図8の処理が終了する。
S150では、CPU22は、設定プログラムSPTのバージョンである「Ver4.0」(即ち最新のバージョン)を表示バージョンとして決定する。S150が終了すると、図8の処理が終了する。
(具体的なケース;図9〜図11)
続いて、図9〜図11を参照して、本実施例の具体的なケースを説明する。図9〜図11の各処理は、図5、図7、及び、図8のフローチャートの各処理に従って実現される。
(ケースA;図9)
図9のケースAでは、ユーザ情報UXに対応するユーザが端末装置TE1を利用する。サーバSEには、ユーザ情報UXが登録されていない。また、端末装置TE1には、「Ver3.0」を有する設定プログラムSP1がインストール済みである(図2の端末装置TE1参照)。即ち、ユーザは、端末装置TE1に表示される「Ver3.0」に対応する設定画面SC1(図4参照)を利用した実績を有する。上記の初期状態において、メディアMDが端末装置TE1に挿入される。これにより、端末装置TE1は、図5のインストーラプログラム処理を実行する。
T10では、端末装置TE1は、モデル名選択画面SC4(図6参照)を表示して(図5のS2)、モデル名「M3」の選択を受け付ける。T12では、端末装置TE1は、ログイン画面SC5(図6参照)を表示して(図5のS10)、新規登録ボタン76の選択を受け付ける(S20でNO、S30でYES)。これにより、端末装置TE1は、登録画面SC6(図6)の表示及びユーザ情報UXの入力を経て(S32、S34でYES)、ユーザ情報UXとモデル名「M3」とを含む新規登録指示をサーバSEに送信する(S36)。
T20では、サーバSEは、新規登録指示に応じて、ユーザ情報UXを新たに登録し、さらに、ユーザ情報UXに対応付けてモデル名「M3」を登録する。
T22では、端末装置TE1は、設定プログラムSPT及びドライバプログラムDPTをインストールする(S40)。これにより、図示省略しているが、端末装置TE1は、ドライバプログラムDPTに従って、LAN4を介して、機能実行指示をスキャナ103に送信することができる。
T30では、端末装置TE1は、ユーザの指示に応じて、設定プログラムSPTを初めて起動する。これにより、端末装置TE1は、図7の設定プログラム処理を実行する。T32では、端末装置TE1は、ログイン画面SC5(図6)を表示して(図7のS72内のS10)、ログインボタン74の選択を受け付ける(S72内のS20でYES)。これにより、端末装置TE1は、ユーザ情報UXを含むログイン指示をサーバSEに送信する(S72内のS22)。サーバSEには、ユーザ情報UXに対応付けて、履歴名を含む履歴情報が登録されていない。このために、端末装置TE1は、サーバSEから、ユーザ情報UXに対応する履歴情報が登録されてないことを示す所定の通知を受信する(S72内のS24でNO)。
T34では、端末装置TE1は、「Ver3.0」を有する設定プログラムSP1をインストール済みであるので、「Ver3.0」を表示バージョンとして決定する(図7のS80、図8のS100でYES、S110)。そして、端末装置TE1は、ユーザ情報UXとモデル名「M3」と表示バージョン「Ver3.0」とを含む履歴登録指示をサーバSEに送信する(図7のS92)。
T40では、サーバSEは、履歴登録指示に応じて、ユーザ情報UXに対応付けて、モデル名「M3」と履歴名「Ver3.0」とを含む履歴情報H0を登録する。
T50では、端末装置TE1は、表示バージョン「Ver3.0」を示す表示設定情報を記憶する(S94)。そして、T52では、端末装置TE1は、表示バージョン「Ver3.0」に対応する設定画面SC1を表示し(S96)、ユーザの指示に応じて、スキャナ103に関する設定を実行する(S98)。
その後、T60では、端末装置TE1は、ユーザの指示に応じて、設定プログラムSPTを再び起動する。これにより、端末装置TE1は、図7の設定プログラム処理を再び実行する。T50で表示バージョン「Ver3.0」を示す表示設定情報が記憶されたので、T62において、端末装置TE1は、表示設定情報が示す「Ver3.0」を表示バージョンとして決定する(図7のS50でNO、S60)。そして、T64では、端末装置TE1は、表示バージョン「Ver3.0」に対応する設定画面SC1を表示し(S96)、ユーザの指示に応じて、スキャナ103に関する設定を実行する(S98)。
(ケースAの効果)
上述したように、端末装置TE1には「Ver3.0」を有する設定プログラムSP1がインストール済みであり、ユーザが「Ver3.0」に対応する設定画面SC1(図4参照)を利用した実績を有する。このような状況において、仮に、「Ver4.0」を有する設定プログラムSPTが端末装置TE1にインストールされた後に、「Ver4.0」に対応する設定画面SCT(図4参照)が表示されると、ユーザが設定画面SCTに慣れるまでに時間がかかるので、ユーザの利便性が損なわれる。これに避けるために、本実施例では、端末装置TE1は、「Ver3.0」を有する設定プログラムSP1をインストール済みである場合には、「Ver4.0」を有する設定プログラムSPTを起動する際に、「Ver3.0」を表示バージョンとして決定する(T34)。そして、端末装置TE1は、設定プログラムSPTに従って、スキャナ103に関する設定を実行するための「Ver3.0」に対応する設定画面SC1を表示する(T52)。これにより、ユーザは、使い慣れている設定画面SC1を見ながら、スキャナ103に関する設定を実行することができる。このために、ユーザの利便性が損なわれるのを抑制することができる。
また、端末装置TE1は、「Ver3.0」を表示バージョンとして決定する場合に、「Ver3.0」を示す履歴名を含む履歴情報H0をサーバSEに登録する(T40)。これにより、例えば、ユーザが端末装置TE1とは異なる端末装置(例えばTE3等)をさらに利用する場合に、当該端末装置は、サーバSEから履歴情報を受信すれば、「Ver3.0」に対応する設定画面SC1を表示することができる。これにより、ユーザは、使い慣れている設定画面SC1を見ながら、スキャナ103に関する設定を実行することができる。このために、ユーザの利便性が損なわれるのを抑制することができる。
また、端末装置TE1は、設定プログラムSPTを初めて起動する際に、「Ver3.0」を示す表示設定情報を記憶する(T50)。そして、端末装置TE1は、設定プログラムSPTを再び起動する際に、表示設定情報に従って、「Ver3.0」に対応する設定画面SC1を表示する(T62,T64)。即ち、端末装置TE1は、表示設定情報を記憶することによって、設定プログラムSPTを起動する毎に、同じ設定画面SC1を表示することができる。このために、ユーザの利便性が損なわれるのを抑制することができる。また、端末装置TE1は、表示設定情報を記憶している場合には、S80の表示バージョン決定処理を実行せずに済むので(図7のS50でNO、S60)、端末装置TE1の処理負荷が軽減し得る。
なお、上記のケースAにおいて、仮に、端末装置TE1が、「Ver3.0」を有する設定プログラムSP1ではなく、「Ver2.0」を有する設定プログラムSP2をインストール済みである状況では、端末装置TE1は、「Ver2.0」を表示バージョンとして決定する。そして、端末装置TE1は、設定プログラムSPTに従って、スキャナ103に関する設定を実行するための「Ver2.0」に対応する設定画面SC2を表示する。これにより、ユーザは、使い慣れている設定画面SC2を見ながら、スキャナ103に関する設定を実行することができる。
(ケースB;図10)
図10のケースBでは、ユーザ情報UXに対応するユーザが端末装置TE3を利用する。端末装置TE3が新たに購入されたデバイスであるので、端末装置TE3にはいずれの設定プログラムも未だにインストールされていない。当該ユーザは、さらに、端末装置TE1及び端末装置TE2も利用する。端末装置TE1、端末装置TE2には、それぞれ、「Ver3.0」を有する設定プログラムSP1、「Ver2.0」を有する設定プログラムSP2がインストール済みである(図2参照)。即ち、ユーザは、端末装置TE1に表示される「Ver3.0」に対応する設定画面SC1(図4参照)を利用した実績を有する。また、ユーザは、端末装置TE2に表示される「Ver2.0」に対応する設定画面SC2(図4参照)を利用した実績を有する。そして、ユーザは、事前に、端末装置TE1又はTE2を利用して、ユーザ情報UXに対応付けて2個の履歴情報H1,H2をサーバSEに登録済みである。履歴情報H1は、コピー機101のモデル名「M1」と履歴名「Ver3.0」とを含む。履歴情報H2は、多機能機102のモデル名「M2」と履歴名「Ver2.0」とを含む。上記の初期状態において、メディアMDが端末装置TE3に挿入される。これにより、端末装置TE3は、図5のインストーラプログラム処理を実行する。
T110は、図9のT10と同様である。T112では、端末装置TE3は、ログイン画面SC5(図6参照)を表示して(図5のS10)、ログインボタン74の選択を受け付ける(S20でYES)。これにより、端末装置TE3は、ユーザ情報UXを含むログイン指示をサーバSEに送信する(S22)。サーバSEには、ユーザ情報UXに対応付けて、2個の履歴情報H1,H2が登録されている。このために、端末装置TE3は、サーバSEから2個の履歴情報H1,H2を受信する(S24でYES)。そして、T120では、端末装置TE3は、2個の履歴情報H1,H2を記憶する(S26)。T122は、図9のT22と同様である。
T130は、図9のT30と同様である。T132では、端末装置TE3は、「Ver2.0」又は「Ver3.0」を有する設定プログラムSP1,SP2をインストールしておらず(図8のS100でNO)、かつ、「Ver2.0」及び「Ver3.0」を示す2個の履歴情報H1,H2を記憶しているので(S120でYES、S122でYES)、バージョン選択画面SC7を表示する(S140)。
ケースB1では、端末装置TE3は、バージョン選択画面SC7において、「Ver3.0」の選択を受け付ける。この場合、T134では、端末装置TE3は、「Ver3.0」を表示バージョンとして決定する(図8のS142)。そして、端末装置TE3は、ユーザ情報UXとモデル名「M3」と表示バージョン「Ver3.0」とを含む履歴登録指示をサーバSEに送信して(図7のS92)、モデル名「M3」と履歴名「Ver3.0」とを含む履歴情報H3をサーバSEに登録する(T140)。T150及びT152は、図9のT50及びT52と同様である。
ケースB2では、端末装置TE3は、バージョン選択画面SC7において、「Ver2.0」の選択を受け付ける。この場合、T174では、端末装置TE3は、「Ver2.0」を表示バージョンとして決定する(図8のS142)。そして、端末装置TE3は、ユーザ情報UXとモデル名「M3」と表示バージョン「Ver2.0」とを含む履歴登録指示をサーバSEに送信して(図7のS92)、モデル名「M3」と履歴名「Ver2.0」とを含む履歴情報H4をサーバSEに登録する(T180)。
T190では、端末装置TE3は、表示バージョン「Ver2.0」を示す表示設定情報を記憶する(S94)。そして、T192では、端末装置TE3は、表示バージョン「Ver2.0」に対応する設定画面SC2を表示し(S96)、ユーザの指示に応じて、スキャナ103に関する設定を実行する(S98)。
(ケースBの効果)
上述したように、ユーザは、「Ver3.0」に対応する設定画面SC1及び「Ver2.0」に対応する設定画面SC2を利用した実績を有する。このような状況において、仮に、「Ver4.0」を有する設定プログラムSPTが端末装置TE3にインストールされた後に、「Ver4.0」に対応する設定画面SCT(図4参照)が表示されると、ユーザが設定画面SCTに慣れるまでに時間がかかるので、ユーザの利便性が損なわれる。これに避けるために、本実施例では、端末装置TE3は、「Ver4.0」を有する設定プログラムSPTを起動する際に、サーバSEから履歴情報H1,H2を受信して、バージョン選択画面SC7を表示する(T132)。そして、端末装置TE3は、ケースB1では、「Ver3.0」を表示バージョンとして決定し(T134)、ケースB2では、「Ver2.0」を表示バージョンとして決定する(T174)。従って、端末装置TE3は、ユーザの選択に応じた設定画面SC1又はSC2を表示することができる。これにより、ユーザは、使い慣れている設定画面SC1又はSC2を見ながら、スキャナ103に関する設定を実行することができる。このために、ユーザの利便性が損なわれるのを抑制することができる。
特に、本実施例では、履歴情報H1,H2を登録するためのサーバSEが設けられているので、以下の効果が得られる。例えば、図9のケースAでは、端末装置TE1がLAN4に接続済みであり、「Ver3.0」を有する設定プログラムSP1が端末装置TE1にインストール済みである。従って、端末装置TE1は、サーバSEから履歴情報を受信しなくても、端末装置TE3内の設定プログラムSP1に基づいて、ユーザが「Ver3.0」に対応する設定画面SC1を利用した実績を有することを知ることができる。このために、端末装置TE1は、「Ver3.0」を表示バージョンとして適切に決定することができる。これに対し、図10のケースBでは、端末装置TE3は、LAN4の管理者によって新たに購入されたデバイスであり、「Ver4.0」よりも古いバージョンを有する設定プログラムSP1,SP2をインストールしていない。従って、端末装置TE3は、端末装置TE3内の設定プログラムに基づいて、ユーザがいずれの設定画面を利用した実績を有するのかを知ることができない。ただし、端末装置TE3は、サーバSEから履歴情報H1,H2を受信することができるので、ユーザが、「Ver3.0」に対応する設定画面SC1と、「Ver2.0」に対応する設定画面SC2と、を利用した実績を有することを知ることができる。このために、端末装置TE3は、「Ver3.0」又は「Ver2.0」を表示バージョンとして適切に決定することができる。
なお、上記のケースBにおいて、仮に、ユーザ情報UXに対応付けて履歴情報H1のみがサーバSEに登録されている場合には、端末装置TE3は、バージョン選択画面SC7を表示することなく、「Ver3.0」を表示バージョンとして決定する(図8のS120でYES、S122でNO、S130)。そして、端末装置TE3は、設定プログラムSPTに従って、スキャナ103に関する設定を実行するための「Ver3.0」に対応する設定画面SC3を表示する。これにより、ユーザは、使い慣れている設定画面SC3を見ながら、スキャナ103に関する設定を実行することができる。
(ケースC;図11)
図11のケースCでは、ユーザ情報UXに対応するユーザが端末装置TE4を利用する。端末装置TE4が新たに購入されたデバイスであるので、端末装置TE4には設定プログラムが未だにインストールされていない。また、サーバSEには、ユーザ情報UXが登録されていない。上記の初期状態において、メディアMDが端末装置TE4に挿入される。これにより、端末装置TE4は、図5のインストーラプログラム処理を実行する。
T210〜T232は、図9のT10〜T32と同様である。また、ログイン指示及び所定の通知の通信が実行される点も、図9と同様である。T234では、端末装置TE4は、「Ver2.0」又は「Ver3.0」を有する設定プログラムSP1,SP2をインストールしておらず(図8のS100でNO)、かつ、「Ver2.0」又は「Ver3.0」を示す履歴情報を記憶していないので(S120でNO)、「Ver4.0」を表示バージョンとして決定する(S150)。そして、端末装置TE4は、ユーザ情報UXとモデル名「M3」と表示バージョン「Ver4.0」とを含む履歴登録指示をサーバSEに送信して(図7のS92)、モデル名「M3」と履歴名「Ver4.0」とを含む履歴情報H5をサーバSEに登録する。
T250では、端末装置TE4は、表示バージョン「Ver4.0」を示す表示設定情報を記憶する(S94)。そして、T252では、端末装置TE4は、表示バージョン「Ver4.0」に対応する設定画面SCTを表示し(S96)、ユーザの指示に応じて、スキャナ103に関する設定を実行する(S98)。
(ケースCの効果)
端末装置T4は、設定プログラムSP1,SP2をインストールしておらず、かつ、サーバSEに履歴情報が登録されていない場合に、「Ver4.0」を有する設定プログラムSPTを起動する際に、「Ver4.0」を表示バージョンとして決定する(T234)。そして、端末装置TE1は、設定プログラムSPTに従って、スキャナ103に関する設定を実行するための「Ver4.0」に対応する設定画面SCTを表示する(T252)。これにより、ユーザは、新しいバージョンに対応する設定画面SCTを見ながら、スキャナ103に関する設定を実行することができる。
(対応関係)
スキャナ103、コピー機101、多機能機102が、それぞれ、「対象機器」、「第1の機器」、「第2の機器」の一例である。設定プログラムSPT、設定プログラムSP1、設定プログラムSP2が、それぞれ、「対象設定プログラム」、「第1の設定プログラム」、「第2の設定プログラム」の一例である。設定画面SCT、設定画面SC1、設定画面SC2が、それぞれ、「対象設定画面」、「第1の設定画面」、「第2の設定画面」の一例である。画面データSDT、画面データSD1、画面データSD2が、それぞれ、「対象画面データ」、「第1の画面データ」、「第2の画面データ」の一例である。バージョン選択画面SC7が、「選択画面」の一例である。ユーザ情報UX、表示設定情報が、それぞれ、「ユーザ識別情報」、「表示関係情報」の一例である。履歴情報H1、履歴情報H2が、それぞれ、「第1の履歴情報」、「第2の履歴情報」の一例である。履歴情報H0,H3,H4,H5が、「特定の履歴情報」の一例である。
以上、本発明の具体例を詳細に説明したが、これらは例示にすぎず、特許請求の範囲を限定するものではない。特許請求の範囲に記載の技術には以上に例示した具体例を様々に変形、変更したものが含まれる。上記の実施例の変形例を以下に列挙する。
(変形例1)「対象機器」は、スキャナ103でなくてもよく、プリンタ、コピー機、FAX機、多機能機等の周辺機器であってもよいし、PC、サーバ等の情報処理機器であってもよい。同様に、「第1の機器」及び「第2の機器」は、他の周辺機器であってもよいし、情報処理機器であってもよい。
(変形例2)上記の実施例では、設定プログラムSPTによってスキャナ103等のスキャン設定(例えば、スキャン画像の解像度の設定、OCR解析の有無の設定等)が実行されることに着目している。ただし、設定プログラムSPTによって実行される設定は、スキャン設定に限られず、印刷設定、通信設定等の他の設定であってもよい。印刷設定は、例えば、印刷解像度の設定、色数の設定、用紙サイズの設定等を含んでいてもよい。通信設定は、例えば、IPアドレスの設定、サブネットマスクの設定等を含んでいてもよい。本変形例では、設定プログラムSP1及び設定プログラムSP2にも適用可能である。即ち、「設定」は、機器に関する設定であれば、どのような種類の設定であってもよい。
(変形例3)図8のS140において、CPU22は、「Ver4.0」を示す文字列がさらに記述されている領域90を含むバージョン選択画面SC7を表示部12に表示させてもよい。そして、S142では、CPU22は、ユーザによって「Ver4.0」が選択される場合に、「Ver4.0」を表示バージョンとして決定してもよい。即ち、「2個以上の設定画面」は、「第1の設定画面」と「第2の設定画面」と「対象設定画面」とを含んでいてもよい。
(変形例4)図8のS140が省略されてもよい。この場合、S142では、CPU22は、例えば、「Ver2.0」及び「Ver3.0」のうち、最も新しいバージョン「Ver3.0」を表示バージョンとして決定してもよいし、最も古いバージョン「Ver2.0」を表示バージョンとして決定してもよいし、ランダムに選択されるバージョンを表示バージョンとして決定してもよい。即ち、「端末装置」は、「選択画面表示制御部」を備えていなくてもよい。
(変形例5)図8のS100及びS110が省略されてもよい。即ち、CPU22は、例えば「Ver3.0」を有する設定プログラムSP1がインストール済みであり、かつ、サーバSEから履歴情報を受信しない場合には、「Ver4.0」を表示バージョンとして決定してもよい(S150)。即ち、「決定部」は、第1の設定プログラムがメモリにインストールされていても、対象画面データを特定の画面データとして決定してもよい。
(変形例6)図7のS90及びS92が省略されてもよい。即ち、ユーザは、設定プログラムSPTに従って、履歴情報をサーバSEに登録しなくてもよい。この場合、ユーザは、例えば、ユーザ自身の携帯端末を利用してサーバSEにアクセスし、履歴情報をサーバSEに登録してもよい。即ち、「端末装置」は、「登録部」を備えていなくてもよい。
(変形例7)図7のS50及びS94が省略されてもよい。即ち、CPU22は、設定プログラムSPTが起動される毎に、S80の表示バージョン決定処理を実行して、表示バージョンに対応する設定画面を表示部12に表示させてもよい。即ち、「端末装置」は、「記憶制御部」を備えていなくてもよい。
(変形例8)上記の実施例では、サーバSEから履歴情報を受信するための通信処理は、インストーラプログラムIPによっても実現されるし(図5のS22,S24)、ドライバプログラムDPTによっても実現される(図7のS72内の図5のS22,S24)。これに代えて、上記の通信処理は、インストーラプログラムIPのみによって実現されてもよいし(即ち図7のS72が省略されてもよいし)、ドライバプログラムDPTのみによって実現されてもよい(即ち図5のS10〜S36が省略されてもよい)。一般的に言うと、「通信処理」は、インストーラプログラム及び対象設定プログラムの少なくとも一方によって実現されればよい。
(変形例9)上記の実施例では、CPU22は、設定プログラムSPTが初めて起動される際に、図7のS80の表示バージョン決定処理(即ち図8)を実行する。これに代えて、CPU22は、例えば、図5のS40に続いて、インストーラプログラムIPに従って、表示バージョン決定処理を実行すると共に、決定済みの表示バージョンを示す表示設定情報をメモリ24に記憶させてもよい。この場合、図7の設定プログラム処理では、S50,S70〜S94を省略することができ、S60,S96,S98のみが実行されてもよい。本変形例では、「決定処理」は、インストーラプログラムによって実現される。一般的に言うと、「決定処理」は、インストーラプログラム及び対象設定プログラムの少なくとも一方によって実現されればよい。
(変形例10)上記の実施例では、端末装置(例えばTE1)のCPUがプログラムを実行することによって、図5、図7、及び、図8の各処理が実現される。これに代えて、これらの各処理のうちの少なくとも1つの処理は、論理回路等のハードウェアによって実現されてもよい。
また、本明細書または図面に説明した技術要素は、単独であるいは各種の組合せによって技術的有用性を発揮するものであり、出願時請求項記載の組合せに限定されるものではない。また、本明細書または図面に例示した技術は複数目的を同時に達成するものであり、そのうちの一つの目的を達成すること自体で技術的有用性を持つものである。
2:通信システム、TE1〜TE4:端末装置、サーバSE、101:コピー機、102:多機能機、103:スキャナ、MD:メディア、DP1,DP2,DPT:ドライバプログラム、SP1,SP2,SPT:設定プログラム、IP:インストーラプログラム、SDT,SD1,SD2:画面データ、H0〜H5:履歴情報、SC1,SC2,SCT:設定画面、U1,U2,UX:ユーザ情報

Claims (8)

  1. 端末装置であって、
    対象機器に関する設定を実行するための対象設定プログラムを前記端末装置のメモリにインストールするインストール部であって、
    前記対象設定プログラムは、機器に関する設定を実行するための設定プログラムの複数個のバージョンに対応する複数個の設定画面を表わす複数個の画面データを含み、
    前記複数個の画面データは、前記対象設定プログラムのバージョンに対応する対象設定画面を表わす対象画面データと、前記対象機器とは異なる第1の機器に関する設定を実行するための第1の設定プログラムのバージョンに対応する第1の設定画面を表わす第1の画面データと、を含み、
    前記第1の設定プログラムの前記バージョンは、前記対象設定プログラムの前記バージョンよりも古い、前記インストール部と、
    ユーザを識別するためのユーザ識別情報に対応付けて、前記ユーザによって過去に前記第1の設定画面が利用されたことを示す第1の履歴情報が、サーバに登録されている場合に、前記ユーザによって前記端末装置に入力される前記ユーザ識別情報を前記サーバに送信して、前記サーバから前記第1の履歴情報を受信する通信部と、
    前記複数個の画面データの中から、前記対象機器に関する前記設定を実行するための特定の設定画面の表示に利用されるべき特定の画面データを決定する決定部と、
    前記対象設定プログラムに従って、決定済みの前記特定の画面データを利用して、前記特定の設定画面を前記端末装置の表示部に表示させる設定画面表示制御部と、を備え、
    前記決定部は、
    前記第1の履歴情報が前記サーバに登録されていない場合に、前記対象画面データを前記特定の画面データとして決定し、
    前記サーバから前記第1の履歴情報が受信される場合に、前記第1の画面データを前記特定の画面データとして決定する、端末装置。
  2. 前記複数個の画面データは、さらに、前記対象機器及び前記第1の機器とは異なる第2の機器に関する設定を実行するための第2の設定プログラムのバージョンに対応する第2の設定画面を表わす第2の画面データを含み、
    前記第2の設定プログラムの前記バージョンは、前記第1の設定プログラムの前記バージョンよりも古く、
    前記通信部は、さらに、前記ユーザ識別情報に対応付けて、前記ユーザによって過去に前記第2の設定画面が利用されたことを示す第2の履歴情報が前記サーバに登録されている場合に、前記ユーザ識別情報を前記サーバに送信して、前記サーバから前記第2の履歴情報を受信し、
    前記決定部は、さらに、前記サーバから前記第2の履歴情報が受信される場合に、前記第2の画面データを前記特定の画面データとして決定する、請求項1に記載の端末装置。
  3. 前記端末装置は、さらに、
    前記サーバから前記第1の履歴情報と前記第2の履歴情報とが受信される場合に、前記第1の設定画面と前記第2の設定画面とを含む2個以上の設定画面の中から1個の設定画面を前記ユーザに選択させるための選択画面を前記表示部に表示させる選択画面表示制御部を備え、
    前記決定部は、
    前記サーバから前記第1の履歴情報と前記第2の履歴情報とが受信され、かつ、前記選択画面において前記ユーザによって前記第1の設定画面が選択される場合に、前記第1の画面データを前記特定の画面データとして決定し、
    前記サーバから前記第1の履歴情報と前記第2の履歴情報とが受信され、かつ、前記選択画面において前記ユーザによって前記第2の設定画面が選択される場合に、前記第2の画面データを前記特定の画面データとして決定する、請求項2に記載の端末装置。
  4. 前記決定部は、
    前記第1の履歴情報が前記サーバに登録されておらず、かつ、前記第1の設定プログラムが前記メモリにインストールされていない場合に、前記対象画面データを前記特定の画面データとして決定し、
    前記第1の履歴情報が前記サーバに登録されておらず、かつ、前記第1の設定プログラムが前記メモリにインストールされている場合に、前記第1の画面データを前記特定の画面データとして決定する、請求項1から3のいずれか一項に記載の端末装置。
  5. 前記端末装置は、さらに、
    前記複数個の画面データの中から前記特定の画面データが決定される場合に、前記ユーザ識別情報に対応付けて、前記ユーザによって前記特定の設定画面が利用されたことを示す特定の履歴情報を前記サーバに登録する登録部を備える、請求項1から4のいずれか一項に記載の端末装置。
  6. 前記端末装置は、さらに、
    前記対象設定プログラムが前記メモリにインストールされた後に、前記対象設定プログラムが初めて起動され、かつ、前記対象画面データが前記特定の画面データとして決定される場合に、前記対象画面データに関係する表示関係情報を前記メモリに記憶させ、
    前記対象設定プログラムが前記メモリにインストールされた後に、前記対象設定プログラムが初めて起動され、かつ、前記第1の画面データが前記特定の画面データとして決定される場合に、前記第1の画面データに関係する前記表示関係情報を前記メモリに記憶させる記憶制御部を備え、
    前記決定部は、さらに、
    前記対象設定プログラムが初めて起動された後に、前記対象設定プログラムが再び起動され、かつ、前記メモリ内の前記表示関係情報が前記対象画面データに関係する場合に、前記対象画面データを前記特定の画面データとして決定し、
    前記対象設定プログラムが初めて起動された後に、前記対象設定プログラムが再び起動され、かつ、前記メモリ内の前記表示関係情報が前記第1の画面データに関係する場合に、前記第1の画面データを前記特定の画面データとして決定する、請求項1から5のいずれか一項に記載の端末装置。
  7. 端末装置のためのコンピュータプログラムであって、
    前記端末装置に搭載されるコンピュータに、以下の各処理、即ち、
    対象機器に関する設定を実行するための対象設定プログラムを前記端末装置のメモリにインストールするインストール処理であって、
    前記対象設定プログラムは、機器に関する設定を実行するための設定プログラムの複数個のバージョンに対応する複数個の設定画面を表わす複数個の画面データを含み、
    前記複数個の画面データは、前記対象設定プログラムのバージョンに対応する対象設定画面を表わす対象画面データと、前記対象機器とは異なる第1の機器に関する設定を実行するための第1の設定プログラムのバージョンに対応する第1の設定画面を表わす第1の画面データと、を含み、
    前記第1の設定プログラムの前記バージョンは、前記対象設定プログラムの前記バージョンよりも古い、前記インストール処理と、
    ユーザを識別するためのユーザ識別情報に対応付けて、前記ユーザによって過去に前記第1の設定画面が利用されたことを示す第1の履歴情報が、サーバに登録されている場合に、前記ユーザによって前記端末装置に入力される前記ユーザ識別情報を前記サーバに送信して、前記サーバから前記第1の履歴情報を受信する通信処理と、
    前記複数個の画面データの中から、前記対象機器に関する前記設定を実行するための特定の設定画面の表示に利用されるべき特定の画面データを決定する決定処理と、
    前記対象設定プログラムに従って、決定済みの前記特定の画面データを利用して、前記特定の設定画面を前記端末装置の表示部に表示させる設定画面表示制御処理と、を実行させ、
    前記決定処理では、
    前記第1の履歴情報が前記サーバに登録されていない場合に、前記対象画面データを前記特定の画面データとして決定し、
    前記サーバから前記第1の履歴情報が受信される場合に、前記第1の画面データを前記特定の画面データとして決定する、コンピュータプログラム。
  8. 前記コンピュータプログラムは、前記対象設定プログラムと、インストーラプログラムと、を含み、
    前記インストール処理は、前記インストーラプログラムによって実現され、
    前記通信処理は、前記インストーラプログラム及び前記対象設定プログラムの少なくとも一方によって実現され、
    前記決定処理は、前記インストーラプログラム及び前記対象設定プログラムの少なくとも一方によって実現され、
    前記設定画面表示制御処理は、前記対象設定プログラムによって実現される、請求項7に記載のコンピュータプログラム。
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